JPH10307020A - 地盤変状監視用の多段スイッチング変位計 - Google Patents

地盤変状監視用の多段スイッチング変位計

Info

Publication number
JPH10307020A
JPH10307020A JP13283597A JP13283597A JPH10307020A JP H10307020 A JPH10307020 A JP H10307020A JP 13283597 A JP13283597 A JP 13283597A JP 13283597 A JP13283597 A JP 13283597A JP H10307020 A JPH10307020 A JP H10307020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ground
wire
rotary cylinder
magnetic piece
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP13283597A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3737870B2 (ja
Inventor
Yukio Oi
幸雄 大井
Noriaki Sugawara
紀明 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oyo Corp
Original Assignee
Oyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oyo Corp filed Critical Oyo Corp
Priority to JP13283597A priority Critical patent/JP3737870B2/ja
Publication of JPH10307020A publication Critical patent/JPH10307020A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3737870B2 publication Critical patent/JP3737870B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
  • Switches That Are Operated By Magnetic Or Electric Fields (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 客観的に感度よく地盤変状の監視を行うこと
ができ、機構的にも単純でメンテナンスが殆ど不要であ
り、誘雷などにも強い構造とする。遠くから素早く地盤
変状の有無を監視できる地盤変状監視システムに適した
ものとする。 【解決手段】 回転自在に支承した回転シリンダ14
と、それに巻き付けられ監視すべき地盤面に沿って張設
して地盤の変状に応じて変位するワイヤ26と、ワイヤ
の繰り出しに対して回転反力を付与する定荷重バネ38
と、回転シリンダと一体で回転する磁性片固定リング4
2及びその外周面に取り付けた鉄片40と、円周状に多
数配列された近接スイッチ50とを具備し、鉄片の接近
に応答して近接スイッチが作動することでワイヤの動き
を検知する地盤変状監視用の多段スイッチング変位計で
ある。電磁転倒式表示器を具備する地盤変状監視ポスト
と組み合わせることで地盤変位監視システムを構成でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地盤の変状を検知
する多段スイッチング変位計に関し、更に詳しく述べる
と、地盤の表面に張り渡したワイヤの動きによって伝達
される地盤の変状を、該ワイヤの動きに連動して回転す
る磁性片と円周状に配列した多数の近接スイッチとの組
み合わせにより検知する多段スイッチング変位計及びそ
れを用いた地盤変状監視システムに関するものである。
この装置は、特に長大斜面の変状の有無を効率的に監視
するのに有用である。
【0002】
【従来の技術】高速道路をはじめ、ダムや宅地造成な
ど、最近のこれらの工事では長大な切土斜面が建設され
ることが多くなっている。例えば、山間地を通る道路な
どでは、長大な斜面が連続して多数建設されるケースも
しばしば見られる。これらは、当然のことながら、地す
べりなどの地盤の変状を起こさないように細心の注意を
払って建設されるが、万一のことを考えて監視を怠るこ
とはできない。
【0003】地すべり等の地盤の変状を監視する技術と
して、地表面に基準点と測定点を設定し、それらの間に
ワイヤを張設し、該ワイヤの長さ方向変位を測定するこ
とにより2点間の地表面水平相対変位を求める地盤変位
測定システムがある。測定点には、ワイヤに一定の張力
を付与すると共に、その長さ方向の変位を測定できる変
位計が設けられる。
【0004】ここで張力付与機構としては、ワイヤを案
内するプーリとワイヤ端部に取り付けた重りとを組み合
わせて重りによってワイヤに一定の張力を付与する機
構、あるいはワイヤを巻き付ける回転シリンダに繰り込
み方向の回転力を付与する定荷重バネを取り付けてワイ
ヤに張力を付与する機構などがある。ワイヤ長さ方向の
変位を測定する機構としては、前記回転シリンダやプー
リの回転を回転ポテンショメータで検出する構成が採ら
れている。このような従来技術は、例えば特開平1−2
06207号公報に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】回転ポテンショメータ
による測定は、微小な地盤変位の測定を高精度で行うよ
うな場合には適している。しかし、精密で且つ複雑な測
定系を必要とし、システムが高価となる。またトランジ
スタやICなどの電子回路を組み込むために、常時電流
が流れ、ある程度の電力消費は避けられず、電池の交換
などメンテナンスの負担が大きくなる。また誘雷などに
より破損する恐れもある。これらのことから、従来シス
テムを多くの場所に設置することは経済的に極めて不利
である。
【0006】そのため現状では、このような多数の長大
斜面の地すべり監視は、多大な労力をもって人手に頼っ
ているのが実情である。例えば、道路の斜面などでは、
監視員が車で巡回して斜面を目視観察し、必要に応じて
斜面に登って状況を調査する作業が行われている。しか
し、このような方法は監視員の経験を必要とし、誰でも
が客観的に感度よく監視することは困難である。
【0007】例えば長大な道路沿いの斜面の変状を監視
するような場合には、必ずしも張設したワイヤについて
数mm乃至十数mm程度の微小な変位を正確に検知する必要
はなく、むしろ数十mm乃至百数十mm程度の大きな変状を
確実に検知できれば十分なことも多い。しかし、そのよ
うな用途に適した変位計は未だ開発されていない。
【0008】本発明の目的は、客観的で感度よく地盤変
状の監視を行うことができ、機構的にも単純でメンテナ
ンスが殆ど不要であり、誘雷などにも強い変位計を提供
することである。本発明の他の目的は、乾電池のみでも
長期間にわたって動作し、斜面などに近づかなくても遠
くから素早く地盤変状の有無を監視できる経済性に優れ
た地盤変状監視システムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、回転自在に支
承されている回転シリンダと、一端が該回転シリンダに
固定されて巻き付けられ監視すべき地盤面に沿って張り
渡されて地盤の変状に応じて繰り出し・繰り込まれるワ
イヤと、先端が前記回転シリンダの外周面に固定されて
前記ワイヤの繰り出しに対して反力を付与する定荷重バ
ネと、前記回転シリンダと一体で回転する磁性片固定リ
ング及び該磁性片固定リングの外周面に取り付けた磁性
片と、磁性片固定リングの外円周に沿って配列された多
数の近接スイッチとを具備し、磁性片の接近に応答して
近接スイッチが作動することでワイヤの繰り出し・繰り
込み量を検知するようにした地盤変状監視用の多段スイ
ッチング変位計である。
【0010】また本発明は、このような地盤変状監視用
の多段スイッチング変位計と、該多段スイッチング変位
計の近接スイッチ出力に応答してスイッチングした近接
スイッチを表示する電磁転倒式表示器を具備する地盤変
状監視ポストとを組み合わせた地盤変状監視システムで
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】監視すべき斜面に沿ってワイヤを
張設する。多段スイッチング変位計を斜面の不動点と見
なせる箇所に設置し、斜面に適宜の間隔をおいてアイボ
ルト状のアンカーを打ち込み、そのリング部を通してワ
イヤを伸展し、先端を固定杭などに固定する。地盤が変
形してワイヤの繰り出し・繰り込み量が変化すると、回
転シリンダが回転し、それに伴って磁性片固定リングも
回転し、その磁性片の回転位置によって対応する近接ス
イッチが作動することで前記ワイヤの繰り出し・繰り込
み量、ひいては地盤の変形量を検知できる。
【0012】ここで定荷重バネは、バネボビンに巻き付
けられて中心軸に対して対称的に2組配設し、それら定
荷重バネの先端を回転シリンダの外周面に、中心軸に対
して対称位置に固定することが好ましい。これによって
回転シリンダに均等に回転反力を付与できる。また磁性
片固定リングに密接するようにほぼ同一外径の初期位置
調整リングを配置し、それらの一方を回転シリンダに対
してキー溝とキーによって結合一体化し、他方を回転シ
リンダに対して回転可能にすると共に、磁性片固定リン
グか初期位置調整リングのいずれか一方に円弧状長穴を
設け、ボルトで他方に固定することで相対的な回転位置
関係を可変自在とする磁性片初期位置調整機構を設ける
のが望ましい。ワイヤを張設した初期状態では、磁性片
と近接スイッチとの相対的位置関係が不定であるが、こ
の磁性片初期位置調整機構によって両者の相対的位置関
係を所望の状態に調整できる。
【0013】
【実施例】図1〜図4は本発明に係る地盤変状監視用の
多段スイッチング変位計の一実施例を示しており、図1
は一部破断側面図、図2は正面図、図3は背面図、図4
は図1のA−A矢視図である。また、図5はそれを用い
た地盤変状監視システムの概略構成を、図6は実際の使
用状態の一例を、それぞれ示している。
【0014】断面U型の組立ベース10の両側壁から軸
受プレート12a,12bを立設して、外周に回転シリ
ンダ14を嵌装した中心軸16を挿通し、両端の貫通穴
18にそれぞれ割ピン20を差し込むことで前記回転シ
リンダを14を回転自在に且つ軸方向の移動を規制した
状態で支承する。回転シリンダ14と軸受プレート12
a,12bとの間には滑りリング22を介装しておく。
回転シリンダ14は、一端近傍に円周溝24が形成され
ていて、それがワイヤ26の巻付け部となる。ワイヤ2
6は、後述するように、監視すべき地盤に沿って張設さ
れるものであって、その基端部が圧着端子状のワイヤ止
め28によって前記円周溝24の位置で回転シリンダ1
4に固定されている。従って、ワイヤ26の繰り出し・
繰り込みに応じて、回転シリンダ14が回転する構成で
ある。なお、ワイヤ26を地盤に沿って張設するのに都
合がよいように、組立ベース10にガイドプーリ30を
設けてワイヤ26を水平に引き出せるようにしてある。
【0015】軸受プレート12bの裏面には細長矩形状
のバネ固定板32を固着し、そのバネ固定板32の両端
部にそれぞれバネ軸34を設け、バネボビン36を取り
付ける。該バネボビン36には反力用の定荷重バネ38
を巻き付け、先端は前記回転シリンダ14の外周面に固
定する。両方の定荷重バネ38は中心軸16に対して対
称的に(ここでは上下に)配設されており、回転シリン
ダ14に対する固定も中心軸に対して対称位置で行われ
る。これによって回転シリンダ14にはバランスよく回
転反力が作用する。
【0016】外周面に1個の鉄片(磁性片)40をネジ
止めした鉄片固定リング42を、回転シリンダ14の外
周に取り付けて該回転シリンダ14と一体に回転するよ
うに構成する。また組立ベース10の底部から近接スイ
ッチ固定板44を立設する。この近接スイッチ固定板4
4は、中央に円形開口部46を有し、回転シリンダ14
等の回転を妨げないような形状である。その円形開口部
46の周縁に、多数のL型の近接スイッチ固定台48を
設けて、それぞれ近接スイッチ50を前記鉄片固定リン
グ42の外周面に近接対向するように取り付ける。ここ
では等間隔で14個の近接スイッチ50を配列してい
る。
【0017】この実施例では磁性体初期位置調整機構を
設けている。鉄片固定リング42に密接するように、回
転シリンダ14の外周に同外径の初期位置調整リング5
2を配置し、該初期位置調整リング52と回転シリンダ
14にそれぞれキー溝54を形成しておき、キー56を
挿入することで結合一体化する。鉄片固定リング42は
回転シリンダ14に対して回転可能にしておく。初期位
置調整リング52には2箇所に円弧状長穴58を設け、
鉄片固定リング42にはボルト穴を設けて、ボルト60
を挿通することで両者を固定できるようにする(図4参
照)。即ち、ボルト60を緩めれば円弧状長穴58の形
成範囲内で相対的な回転角度関係を調整することがで
き、角度調整した状態でボルト60を締め付けること
で、鉄片固定リング42は回転シリンダ14と一体に回
転できるようになる。なお、初期位置調整リング52及
び鉄片固定リング42は、回転シリンダ14の径方向の
穴に挿入した割ピン62によって、軸方向の移動が規制
されている。この機構は、ワイヤ26を張設した時に鉄
片40を各近接スイッチ50に対して所定の位置にくる
ように調整するためのものである。
【0018】ワイヤ26を巻き付ける円周溝24の内
径、鉄片40を取り付ける鉄片固定リング42の外径、
及び近接スイッチ50の配列角度などによって、ワイヤ
26の動きに対する検出感度が決まる。ここでは、ワイ
ヤ26の動き約10mmに対して次の近接スイッチがオン
するように設定してあり、14個の近接スイッチを等間
隔で配列しているため、合計約140mmのワイヤの動き
を約10mm毎に検知できることになる。
【0019】なお図1において、軸受プレート12aを
貫通して回転シリンダ14の端部に差し込まれているボ
ルト64は仮固定用である。これは、ワイヤ26を張設
するなどの設置作業が完了するまで回転シリンダ14に
反力が加わるのを防ぎ、作業を容易に行えるようにする
ためのものである。勿論、監視を開始する時点では、こ
のボルト64は取り外すことになる。
【0020】図5に示すように、多段スイッチング変位
計70を設置し、監視を必要とする斜面71に固定杭7
2を打ち込んで、該固定杭72に変位伝達用のワイヤ2
6の先端を取り付けて該ワイヤ26を地盤に沿って張設
する。多段スイッチング変位計70には地盤変状監視ポ
スト74を組み合わせ、多芯信号ケーブル73で接続す
る。地盤変状監視ポスト74は、電磁転倒式表示器76
とリレーボックス77と電池78を具備する構成であ
り、多段スイッチング変位計70の近接スイッチ出力に
よってリレーが働き、電磁転倒式表示器76の表示素子
が転倒して表示色が変化し、その表示色によってどのま
で近接スイッチが働いたか、言い換えればワイヤ26が
どれだけ動いたかを表示する。リレーボックス77は、
電流パルスの発生と電源のオン・オフを制御するもので
あり、鉄片の近接により近接スイッチがオンになると、
リレーボックス77では電源がオンとなり、電流パルス
が発生し、次いで電源をオフにするという一連の動作が
行われる。そして前記電流パルスによって表示素子を転
倒させて表示状態を変化させる。この表示状態は、電源
がオフになっても保持されるため、電力消費は極めて少
ない。
【0021】回転シリンダ14は定荷重バネ38によっ
て常に一方向に回転反力がかかった状態であり、それに
よってワイヤ26に張力が付与されている。地盤に変状
が生じると、ワイヤ26が動き(繰り出しあるいは繰り
込み)、それに追従して回転シリンダ14が回転し、鉄
片40も回動する。その鉄片40が近接スイッチ50の
下に来ると、スイッチが入る。これがリレーボックス7
7に入力し、電磁転倒式表示器76の表示を変える。電
磁転倒式表示器76は、表示素子が転倒して色が変わる
といった単純な構造なので、遠くからの識別も容易であ
る。ワイヤ26は、斜面の形状などにもよるが、その長
さが数十〜数百mになるため、気温の変化による線膨張
係数を最小限に抑える必要からアンバー線を用いるのが
よい。
【0022】地盤変状監視システムの実際の設置状況の
一例を図6に示す。監視したい斜面の形状にもよるが、
ここでは3台の多段スイッチング変位計70を不動点
(切土斜面から外れた地点)に設置し、ワイヤ26を斜
面71の横方向に平行に張設している。降雪や強風など
を考慮し、斜面に適宜の間隔をおいてアイボルト状のア
ンカー80を打ち込み、そのリング部を通してワイヤ2
6を伸展することで、該ワイヤ26の経路を定め、先端
を固定杭72などに固定する。地盤変状監視ポスト74
は、3台の多段スイッチング変位計70に対して共通で
1台、目視し易い場所(例えば道路際など)に設置し、
3系列(1台当たり1行)のマトリックス表示となって
いる。切土斜面をパトロールする際、車に乗ったままで
も表示を十分に認識できるため、地盤変状が生じている
か否か、地盤変状が生じている場合にどの程度の変状な
のかを瞬時に判断できる。
【0023】
【発明の効果】本発明は上記のように、ワイヤの動きを
磁性片の回転に変換し、その磁性片の回転位置を多数配
列した近接スイッチで検出するように構成されているの
で、機構が単純でメンテナンスが殆ど不要であり、トラ
ンジスタなどの電子回路を用いていないので誘雷などに
より破損する恐れもない。
【0024】また本発明は電磁転倒式表示器を有する地
盤変状監視ポストを多段スイッチング変位計と組み合わ
せた地盤変状監視システムであるので、電力消費は表示
が切り替わるときのみであり、単1乾電池1本のみでも
長期間にわたって動作する。また表示が簡単なため、斜
面に近づかなくても遠くから地盤変状の有無を知ること
ができ、監視、点検の労力を大幅に節約できる。更に、
単なる目視観察よりは客観的な、感度のよい監視が行え
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多段スイッチング変位計の一実施
例を示す半断面側面図。
【図2】その正面図。
【図3】その背面図。
【図4】図1のA−A矢視図。
【図5】本発明に係る地盤変状監視システムの構成図。
【図6】地盤変状監視システムの設置状況の説明図。
【符号の説明】
12a,12b 軸受プレート 14 回転シリンダ 16 中心軸 26 ワイヤ 32 バネ固定板 38 定荷重バネ 40 鉄片 42 鉄片固定リング 44 近接スイッチ固定板 50 近接スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G01D 21/00 G01D 21/00 D H01H 36/00 301 H01H 36/00 301Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に支承されている回転シリンダ
    と、一端が該回転シリンダに固定されて巻き付けられ監
    視すべき地盤面に沿って張り渡されて地盤の変状に応じ
    て繰り出し又は繰り込まれるワイヤと、先端が前記回転
    シリンダの外周面に固定されて前記ワイヤの繰り出しに
    対して反力を付与する定荷重バネと、前記回転シリンダ
    と一体で回転する磁性片固定リング及び該磁性片固定リ
    ングの外周面に取り付けた磁性片と、磁性片固定リング
    の外円周に沿って配列された多数の近接スイッチとを具
    備し、磁性片の接近に応答して近接スイッチが作動する
    ことでワイヤの繰り出し・繰り込み量を検知するように
    したことを特徴とする地盤変状監視用の多段スイッチン
    グ変位計。
  2. 【請求項2】 定荷重バネは、基端側がバネボビンに巻
    き付けられて、中心軸に対して対称的に2組配設され、
    それら定荷重バネの先端が回転シリンダに中心軸に対し
    て対称位置に固定されている請求項1記載の地盤変状監
    視用の多段スイッチング変位計。
  3. 【請求項3】 磁性片固定リングに密接するようにほぼ
    同一外径の初期位置調整リングを配置し、それらの一方
    を回転シリンダに対してキー溝とキーで結合一体化し、
    他方を回転シリンダに対して回転可能にすると共に、磁
    性片固定リングか初期位置調整リングのいずれか一方に
    円弧状長穴を設け、ボルトで他方に固定可能とすること
    で相対的な回転位置関係を可変自在とする磁性片初期位
    置調整機構を設けた請求項1記載の地盤変状監視用の多
    段スイッチング変位計。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3記載の地盤変状監視用の
    多段スイッチング変位計と、該多段スイッチング変位計
    の近接スイッチ出力に応答してスイッチングした近接ス
    イッチを表示する電磁転倒式表示器を具備する地盤変状
    監視ポストとを組み合わせた地盤変状監視システム。
JP13283597A 1997-05-07 1997-05-07 地盤変状監視用の多段スイッチング変位計 Expired - Fee Related JP3737870B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13283597A JP3737870B2 (ja) 1997-05-07 1997-05-07 地盤変状監視用の多段スイッチング変位計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13283597A JP3737870B2 (ja) 1997-05-07 1997-05-07 地盤変状監視用の多段スイッチング変位計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10307020A true JPH10307020A (ja) 1998-11-17
JP3737870B2 JP3737870B2 (ja) 2006-01-25

Family

ID=15090646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13283597A Expired - Fee Related JP3737870B2 (ja) 1997-05-07 1997-05-07 地盤変状監視用の多段スイッチング変位計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3737870B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000321099A (ja) * 1999-05-10 2000-11-24 Sho Bond Constr Co Ltd 落石等の監視装置
CN103471655A (zh) * 2013-09-09 2013-12-25 山河智能装备股份有限公司 一种立柱倾斜度的保护装置
CN113884052A (zh) * 2021-09-26 2022-01-04 国能大渡河流域水电开发有限公司 基于活动式测斜仪的大坝边坡测斜智能测控装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000321099A (ja) * 1999-05-10 2000-11-24 Sho Bond Constr Co Ltd 落石等の監視装置
CN103471655A (zh) * 2013-09-09 2013-12-25 山河智能装备股份有限公司 一种立柱倾斜度的保护装置
CN113884052A (zh) * 2021-09-26 2022-01-04 国能大渡河流域水电开发有限公司 基于活动式测斜仪的大坝边坡测斜智能测控装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3737870B2 (ja) 2006-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10401169B2 (en) Enhanced power transmission tower condition monitoring system for overhead power systems
EP2225810B1 (en) Method for detection of charge originating from lightning
CN105952442B (zh) 一种可调轮距的分体式测斜仪
BRPI0215984B1 (pt) método para medir propriedades características de um pneu para rodas de veículo
US8680997B2 (en) Taut wire fence system
KR20120018093A (ko) 풍력 터빈 블레이드의 인하 도선용 측정 시스템
US6900641B2 (en) Switch testing apparatus
US4500873A (en) Testing device for an intrusion detection system
CN109556770A (zh) 一种智能锚栓和带有该智能锚栓的钢板支撑结构
US9064400B2 (en) Fencing
JPH10307020A (ja) 地盤変状監視用の多段スイッチング変位計
KR20150032395A (ko) 풍력발전기 운전 중 지반거동과 구조물 이상변위에 대한 감시 장치
CN107063448B (zh) 一种模拟光伏支架振动频率的装置及测试方法
JPH09257527A (ja) 地滑り計測装置
CN110671989B (zh) 一种基于桥梁顶升智能双位移传感器的控制系统
JP3766199B2 (ja) 地殻変動検知装置
AU2017225333A1 (en) Monitoring the structural health of columns and like structures
KR100522935B1 (ko) 광역 지반 변위계측 및 경보 장치
CN113267107B (zh) 一种断路器位移传感器
KR102105985B1 (ko) 크랙 게이지 장치
US20120179401A1 (en) Intrusion detection system with location capability
EP3358331B1 (de) Einrichtung zum erfassen von veränderungen des räumlichen abstandes zwischen zwei stationär verankerten messpunkten
JP4647888B2 (ja) 地盤、岩盤等の変位量の観察方法
KR200317261Y1 (ko) 광역 지반 변위계측 및 경보 장치
JPH0821750A (ja) 地すべり計

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040402

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050629

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20050712

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050905

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051004

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051028

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 3

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081104

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111104

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111104

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121104

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees