JPH10304887A - 新規g−タンパク質結合性レセプター(htadx50) - Google Patents

新規g−タンパク質結合性レセプター(htadx50)

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JPH10304887A
JPH10304887A JP10051208A JP5120898A JPH10304887A JP H10304887 A JPH10304887 A JP H10304887A JP 10051208 A JP10051208 A JP 10051208A JP 5120898 A JP5120898 A JP 5120898A JP H10304887 A JPH10304887 A JP H10304887A
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htadx50
polypeptide
receptor
nucleotide sequence
polynucleotide
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Derk J Bergsma
ダーク・ジェイ・バーグスマ
Catherine E Ellis
キャサリン・イー・エリス
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SmithKline Beecham Corp
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    • A61K48/00Medicinal preparations containing genetic material which is inserted into cells of the living body to treat genetic diseases; Gene therapy

Abstract

(57)【要約】 【課題】 多くの生物学的機能に関与すると考えられて
いるHTADX50の同定および解析が必要とされている。 【解決手段】 本発明は、配列番号2のポリペプチドま
たはそれらの関連するフラグメントをコードするヌクレ
オチド配列と少なくとも80%の同一性を有するヌクレ
オチド配列;または該ヌクレオチド配列と相補的なヌク
レオチド配列を含む単離されたポリヌクレオチドを提供
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規に同定された
ポリヌクレオチド、それらにコードされるポリペプチ
ド、該ポリヌクレオチドおよびポリペプチドの使用、お
よびそれらの製造に関するものである。特に、本発明の
ポリヌクレオチドおよびポリペプチドは、G−タンパク
質結合性(7-TM)レセプター(以下、HTADX50という)に関
連する。本発明はまた、該ポリぺヌクレオチドおよびポ
リペプチド作用の阻害または活性化に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】多く
の医学的に重要な生物学的プロセスにおいて、G-タンパ
ク質および/またはセカンドメッセンジャー(たとえば
cAMP)を含むシグナルトランスダクションパスウェイ
に関係するタンパク質が媒介することは、よく確立され
ている(Lefkowitz, Nature, 1991, 351:353-354)。これ
らのタンパク質は、G-タンパク質を伴うパスウェイ中に
おいて関連するタンパク質またはPPGタンパク質である
とされている。これらのタンパク質の例には、GPCレセ
プター、たとえばアドレナリン作動薬およびドーパミン
に対するレセプター(Kobilka, B. K., ら、Proc. Natl
Acad. Sci., USA, 1987, 84:46-50; Kobilka, B. K.,
ら、Science, 1987, 238:650-656; Bunzow, J. R.,
ら、 Nature, 1988, 336:783-787)、G-タンパク質その
物、エフェクタータンパク質(たとえば、ホスホリパー
ゼC、アデニルシクラーゼ、ホスホジエステラーゼ)、
アクチュエータータンパク質(たとえば、プロテインキ
ナーゼAおよびプロテインキナーゼC)(Simon, M. I.,
ら、Science, 1991, 252:802-808)が含まれる。
【0003】たとえば、シグナルトランスダクションの
一形態において、ホルモン結合の結果が、細胞内の酵
素、アデニレートシクラーゼの活性化である。ホルモン
による酵素活性化は、ヌクレオチドGTPの存在に依存
する。GTPはまた、ホルモン結合に影響する。G-タン
パク質は、ホルモンレセプターをアデニレートシクラー
ゼに結合する。G-タンパク質は、ホルモンレセプターに
よって活性化されると、GTPを結合GDPと交換することが
判明した。次いで、GTP−保持体が、活性化アデニレー
トシクラーゼと結合する。G-タンパク質それ自体によっ
て触媒されるGTPのGDPへの加水分解は、G-タンパク質を
その基底不活性体へ戻す。このように、G-タンパク質
は、レセプターからエフェクターへシグナルを中継する
中間体として、および、シグナルの存続期間をコントロ
ールする時計としての2つの役割を担う。
【0004】G-タンパク質結合レセプターの膜タンパク
質遺伝子スーパーファミリーは、7つの推定される膜貫
通ドメインを有することで特徴付けられる。ドメイン
は、細胞外または細胞質ループによって結合される膜貫
通a−ヘリックスを表わすものと考えられている。G-タ
ンパク質結合レセプターには、ホルモン、ウイルス、成
長因子、神経レセプターなどの、生物学的に活性なレセ
プターが幅広く含まれる。G-タンパク質結合レセプター
(他に7TMレセプターとして知られる)は、約20から
30アミノ酸のこれらの7つの保存された疎水性鎖を含
むこと、少なくとも8つの異なる親水性ループに結合す
ることで特徴付けられる。結合レセプターのG-タンパク
質ファミリーには、精神病および神経学的疾患の治療に
用いられる神経弛緩薬に結合するドーパミンレセプター
が含まれる。このファミリーの他の例には、これに限定
されるものではないが、カルシトニン、アドレナリン作
動薬、エンドセリン、cAMP、アデノシン、ムスカリン
作用薬、アセチルコリン、セロトニン、ヒスタミン、ト
ロンビン、キニン、卵胞刺激ホルモン、オプシン、内皮
細胞分化遺伝子−1、ロドプシン、オドラント、サイト
メガロウイルスレセプターが含まれる。
【0005】ほとんどのG-タンパク質結合レセプター
は、機能的タンパク構造を安定化すると考えられている
ジスルフィド結合を形成する、最初の2つの細胞外ルー
プのそれぞれに保存される1個のシステイン残基を有す
る。7つの膜貫通領域は、TM1、TM2、TM3、TM4、TM5、
TM6およびTM7と名づけられている。TM3は、シグナルト
ランスダクションに関係することが示されている。シス
テイン残基のリン酸化および脂質化(パルミチレーショ
ンまたはファルネシレーション)は、いつくかのG-タン
パク質結合レセプターのシグナルトランスダクションに
影響を与え得る。ほとんどのG-タンパク質結合レセプタ
ーは、第3の細胞質ループおよび/またはカルボキシ末
端内に潜在的なリン酸化部位を含む。b−アドレノレセ
プターのようないくつかのG-タンパク結合レセプターに
対し、プロテインキナーゼAおよび/または特異的レセ
プターキナーゼによるリン酸化は、レセプター脱感作を
媒介する。
【0006】いくつかのレセプターに対し、G-タンパク
質結合レセプターのリガンド結合部位は、いくつかのG-
タンパク質結合レセプター膜貫通ドメインによって形成
される親水性ソケットを含み、該ソケットはG-タンパク
質結合レセプターの疎水性領域に囲まれていると考えら
れている。各G-タンパク質結合レセプター膜貫通ヘリッ
クスの親水性面は、内側に向き、極性のリガンド結合部
位を形成していると考えられている。TM3は、TM3アス
パラギン酸残基のようなリガンド結合部位を有するた
め、いくつかのG-タンパク質結合レセプターに関係する
ことが示されている。TM5のセリン、TM6のアスパラギ
ン、TM6またはTM7のフェニルアラニンまたはチロシンも
またリガンド結合に関係すると考えられている。
【0007】G-タンパク質結合レセプターは、細胞内で
ヘテロトリマーG-タンパク質により、様々な細胞内酵
素、イオンチャンネル、トランスポーターと結合するこ
とができる(Johnsonら、Endoc. Rev., 1989,10:317-3
31参照)。異なるG-タンパク質a−サブユニットは、細
胞内の様々な生物学的機能を調節するために優先的に特
定のエフェクターを刺激する。G-タンパク質結合レセプ
ターの細胞質残基のリン酸化は、いくつかのG-タンパク
質結合レセプターのG-タンパク質結合を調節するための
重要なメカニズムであることが示されている。G-タンパ
ク質結合レセプターは、哺乳動物宿主中の様々な部位に
おいて見出されている。
【0008】過去15年にわたり、7膜貫通(7transmem
brane、7TM)レセプターを標的にした350近くの
治療薬が成功裏に市場で流出している。このことは、こ
れらのレセプターが、治療標的として確立され、証明さ
れた歴史を有することを示す。明らかに、とりわけ、細
菌、真菌、原生動物およびウイルス感染のような感染
症、特にHIV-1またはHIV-2によって引き起こされる感染
症;痛み;癌;食欲不振;病的飢餓;喘息;パーキンソ
ン病;急性心不全;低血圧;高血圧;尿閉;骨粗鬆症;
狭心症;心筋梗塞;潰瘍;喘息;アレルギー;良性前立
腺肥大;不安、精神分裂病、躁鬱病、せん妄、痴呆、重
症精神薄弱を含む精神病および神経学的疾患、ハンチン
トン病またはジルドラツレット症候群のようなジスキネ
ジーを含むが、これに限定されるものではない、機能不
全または疾患の予防、改善または修正において役割をに
なう、さらなるレセプターの同定および特徴付けが必要
とされている。
【0009】
【発明の概要】一つの態様において、本発明は、HTADX5
0ポリペプチドおよび組換え体、およびこれらの製造方
法に関する。本発明の他の態様は、該HTADX50ポリペプ
チドおよびポリヌクレオチドの使用の方法に関する。そ
のような使用には、とりわけ、細菌、真菌、原生動物お
よびウイルス感染のような感染症、特にHIV-1またはHIV
-2によって引き起こされる感染症;痛み;癌;食欲不振
症;病的飢餓;喘息;パーキンソン病;急性心不全;低
血圧;高血圧;尿閉;骨粗鬆症;狭心症;心筋梗塞;潰
瘍;喘息;アレルギー;良性前立腺肥大;不安、精神分
裂病、躁鬱病、せん妄、痴呆、重症精神薄弱を含む精神
病および神経学的疾患、ハンチントン病またはジルドラ
ツレット症候群のようなジスキネジーの治療が含まれ
る。さらに他の態様において、本発明は、本発明により
提供される物質を用いてアゴニストおよびアンタゴニス
トを同定する方法、および、同定された化合物によりHT
ADX50のインバランスに関連する状態の治療方法に関す
る。またさらに他の本発明の態様は、不適当なHTADX50
活性またはレベルに関連する疾患を検出するための診断
アッセイに関する。
【0010】
【発明の詳説】定義 以下の説明は、本明細書において汎用される特定の用語
の理解を容易にするために示すものである。「HTADX50
レセプター」は、一般に、配列番号2に示されるアミノ
酸配列、または、受託番号ATCC98283でATCCに寄託され
ているプラスミド中のcDNAインサートまたはその対立
変異体によりコードされる成熟ポリペプチドのアミノ酸
配列を有するポリペプチドを意味する。「レセプター活
」または「レセプターの生物学的活性」は、該HTADX5
0レセプターの、同様な活性または改良された活性また
は望ましくない副作用の減少したこれらの活性を含む、
代謝的または生理学的機能を意味する。また、該HTADX5
0レセプターの抗原性および免疫原性活性を含む。「HTA
DX50ポリペプチド」は、HTADX50レセプター配列に十分
に類似するアミノ酸配列を有し、好ましくは、少なくと
も一つのレセプターの生物学的活性を有するポリペプチ
ドを意味する。
【0011】「HTADX50遺伝子」は、配列番号1に示され
るヌクレオチド配列、または、受託番号ATCC98283でATC
Cに寄託されているプラスミド中のcDNAインサートまた
はその対立変異体および/またはそれらの相補体に含ま
れるような成熟タンパク質をコードするヌクレオチド配
列を有するポリヌクレオチドを意味する。「HTADX50ポ
リヌクレオチド」は、HTADX50ポリペプチドまたはその
フラグメントをコードするヌクレオチド配列、または、
配列番号2のポリペプチドまたはその対応するフラグメ
ントをコードするヌクレオチド配列に対し、少なくとも
60.1%の同一性を有するヌクレオチド配列、また
は、配列番号1または受託番号ATCC98283でATCCに寄託さ
れているプラスミド中のcDNAインサートに含まれるヌ
クレオチド配列と増幅にまたはプローブまたはマーカー
としての用途に使用できる条件下でハイブリダイズする
ために十分な同一性を有するヌクレオチド配列を有する
ヌクレオチドを意味する。
【0012】ここでいう「抗体」には、ポリクローナル
およびモノクローナル抗体、キメラ、単鎖、ヒト化抗体
ならびにFabまたは他のイムノグロブリン発現ライブラ
リーの生成物を含め、Fabフラグメントを包含する。
単離」とは、「人工的に」天然の状態から変化させら
れたことを意味する。「単離」組成物または物質が天然
において生じた場合、その本来の環境から変化または除
去あるいはその両方が行われたことを意味する。例え
ば、生体に天然に存在するポリヌクレオチドまたはポリ
ペプチドは、「単離」されていないが、その天然状態で
共存する物質から分離された同じポリヌクレオチドまた
はポリペプチドは、本明細書に用いる用語としての「単
離」がなされている。を意味することもできる。
【0013】「ポリヌクレオチド」は、一般に、修飾さ
れていないRNAもしくはDNA、または修飾されたR
NAもしくはDNAであってよい、いずれのポリリボヌ
クレオチドまたはポリデオキシリボヌクレオチドをも意
味する。「ポリヌクレオチド」は、限定されるものでは
ないが、とりわけ一本鎖および二本鎖DNA、一本鎖お
よび二本鎖領域の混合物であるDNA、一本鎖および二
本鎖RNA、ならびに一本鎖および二本鎖領域の混合物
であるRNA、一本鎖もしくはより典型的には二本鎖も
しくは、または一本鎖および二本鎖領域の混合物であっ
てもよいDNAおよびRNAを含むハイブリッド分子を
意味する。加えて、「ポリヌクレオチド」は、RNAも
しくはDNAまたはRNAとDNAの両方を有してなる
三本鎖領域を意味する。「ポリヌクレオチド」なる用語
はまた、一つまたはそれ以上の修飾した塩基を含むDN
AまたはRNA、および安定性または他の理由で骨格が
修飾されたDNAまたはRNAを包含する。「修飾された」塩
基には、たとえば、トリチル化塩基およびイノシン等の
普通でない塩基を包含する。様々な修飾がDNAおよびRNA
になされている;それゆえ、「ポリヌクレオチド」なる
用語は、典型的に天然に見出されるようなポリヌクレオ
チドのこのような化学的、酵素的または代謝的に修飾し
た形態、ならびにウイルス、細胞に特徴的なDNAおよ
びRNAの化学的形態を包含する。「ポリヌクレオチ
ド」は、また、しばしばオリゴヌクレオチドと呼ばれる
比較的短いポリヌクレオチドをも包含する。
【0014】「ポリペプチド」は、ペプチド結合または
修飾されたペプチド結合、すなわちペプチドイソステル
(isosteres)により互いに結合している2個またはそ
れ以上のアミノ酸を有してなるペプチドまたはタンパク
質を意味する。「ポリペプチド」は、通常ペプチド、オ
リゴペプチドおよびオリゴマーとも称される短鎖、およ
び一般的にタンパク質と称される長鎖の両方を意味す
る。ポリペプチドは、20の遺伝子にコードされるアミ
ノ酸以外のアミノ酸を含有し得る。「ポリペプチド」に
は、翻訳後プロセシングのような自然の工程により、ま
たは、当業者に周知の化学的修飾技術により、修飾され
たアミノ酸配列が含まれる。そのような修飾は、基礎的
なテキストおよびさらに詳細な論文ならびに多数の研究
文献にも詳しく記載されている。修飾はペプチド骨格、
アミノ酸側鎖およびアミノまたはカルボキシル末端を含
め、ポリペプチドのあらゆる部位で起こり得る。同じ型
の修飾が所定のポリペプチドにおいていくつかの部位で
同じまたは異なる頻度で存在することは、明らかであろ
う。また、所定のポリペプチドは、多くの修飾の型を含
み得る。ポリペプチドはユビキチン化の結果分岐してい
てもよく、分岐のあるまたは分岐のない環状となっても
よい。環状、分岐および分岐した環状ポリペプチドは、
翻訳後の天然のプロセスにより、または合成的な方法で
合成できる。修飾には、アセチル化、アシル化、ADP
−リボシル化、アミド化、フラビンの共有結合、ヘム部
分の共有結合、ヌクレオチドまたはヌクレオチド誘導体
の共有結合、脂質または脂質誘導体の共有結合、ホスホ
チジルイノシトールの共有結合、交差結合、環化、ジス
ルフィド結合形成、脱メチル化、共有交差結合形成、シ
スチン形成、ピログルタミン酸塩形成、ホルミル化、ガ
ンマ−カルボキシル化、糖鎖形成、GPIアンカー形
成、ヒドロキシル化、ヨード化、メチル化、ミリストイ
ル化、酸化、タンパク質分解プロセッシング、リン酸
化、プレニル化、ラセミ化、セレノイル化、硫酸化、ア
ルギニル化などの転移RNA媒介のタンパク質へのアミ
ノ酸付加、およびユビキチン化がある。かかる修飾は当
業者に周知であり、科学文献に非常に詳細に記載されて
いる。例えばProteins-Structure and Molecular Prope
rties、第2版、T.E.Creighton、W.H.Freeman and Compa
ny、ニューヨーク(1993)および、Posttranslational
Covalent Modification of Proteins、B.C.Johnson編、
アカデミック・プレス、ニューヨーク(1983)のWold,
F.,Posttranslational Protein Modifications :Persp
ective and Prospects、1〜12頁;Seifterら、"Analysi
s for protein modification and nonprotein cofactor
s"、Meth.Enzymol.182:626-646(1990)およびRattan
ら、"Protein Synthesis:Posttranslational Modifica
tions and Aging"、Ann.N.Y.Acad.Sci.663:48-62(199
2)参照。
【0015】本明細書で用いる場合、「変種」なる用語
は、対照標準のポリヌクレオチドまたはポリペプチドと
は各々異なるが、本質的な特性を保持しているポリヌク
レオチドまたはポリペプチドである。ポリヌクレオチド
の典型的な変種は、ヌクレオチド配列において別の対照
標準のポリヌクレオチドと異なる。変種のヌクレオチド
配列中の変化は、対照標準のポリヌクレオチドにコード
されるポリヌクレオチドのアミノ酸配列を変化させるか
または変化させない。ヌクレオチドの変化は、以下に論
じるように、対照標準配列によりコードされるポリペプ
チドにおけるアミノ酸置換、付加、欠失、融合および切
断をもたらす。ポリペプチドの典型的な変種は、別の対
照標準のポリペプチドとはアミノ酸配列において異なっ
ている。一般に、相違は対照標準ポリペプチドと変種の
配列が、全体的に非常に類似しており、多くの領域で同
一であるものに限られる。変種および対照標準のポリペ
プチドは、1またはそれ以上の置換、付加、欠失(いず
れかの組み合わせで生じていてもよい)により、アミノ
酸配列にて異なっていてもよい。置換されたまたは挿入
されたアミノ酸残基は、ゲノムコードによりコードされ
るものであってもなくてもよい。ポリヌクレオチドまた
はポリペプチドの変種は、対立変異のように天然に起こ
り得る、または、天然には起こり得ないと知られる変種
であり得る。ポリヌクレオチドおよびポリペプチドの天
然に起こらない変種は変異原技術または直接合成により
作ることができる。
【0016】「同一性」は、ヌクレオチド配列またはア
ミノ酸配列の同一性の度合いである。概して、配列は、
最大の対合を与えるように並べられる。「同一性」それ
自体は、技術的に認識された意味を有し、知られた方法
により計算できる。たとえば、(COMPUTATIONAL MOLECU
LAR BIOLOGY,Lesk,A.M.編, Oxford University Pres
s,New York(1988);BIOCOMPUTING:INFORMATICS AND
GENOME PROJECTS, Smith,D.W.編, Academic Press, Ne
w York(1993);COMPUTER ANALYSIS OF SEQUENCEDAT
A,PART I,Griffin,A.M.およびGriffin,H.G.編,Human
a Press, New Jersey(1994);SEQUENCE ANALYSIS IN
MOLECULAR BIOLOGY,von Heinje, G.,Academic Press
(1987);およびSEQUENCE ANALYSIS PRIMER,Gribsko
v,M.およびDevereux,J.編, M Stockton Press,New Yor
k(1991))参照。2つのポリヌクレオチドまたはポリ
ペプチド配列の間の同一性を測定するための多くの方法
が存在し、「同一性」なる用語は当業者によく知られて
いる(Carillo,H.およびLipton,D.,SIAM J.Applied Ma
th. 48:1073(1988))。2つの配列間の同一性または
類似性を決定するために通常用いられる方法は、これに
限定されないが、Guide toHuge Computers,Martin J.B
ishop編,Academic Press,San Diego(1994)およびCa
rillo,H.および Lipton,D.,SIAM J.Applied Math. 4
8:1073(1988)に開示されている方法を包含する。同
一性および類似性を決定する方法はコンピュータープロ
グラムに書き込まれている。2つの配列間の同一性およ
び類似性を決定する好ましいコンピュータープログラム
の方法は、これに限定されないが、GCGプログラム・
パッケージ(Devereux,J.ら、Nucleic Acids Research
12(1):387(1984))、BLASTP, BLASTNおよびFASTA
(Atschul,S.F.ら、J.Molec.Biol.,215:403(199
0))を包含する。
【0017】寄託材料 本発明は、トロンビンレセプターに対するアミノ酸配列
の同一性により関連付けられる、新規なHTADX50レセプ
ターのポリペプチドおよびポリヌクレオチドに関する。
本発明は、特に、図1−2(配列番号1および2)に示
されるヌクレオチドおよびアミノ酸配列を有するHTADX5
0物質、受託番号ATCC98283でATCCに寄託されるヒト
cDNAのHTADX50ヌクレオチド配列およびそれでコードさ
れるアミノ酸配列に関する。ヒトHTADX50cDNAを含む寄
託株をアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション
(ATCC、アメリカ合衆国、メリーランド20852、ロ
ックビル、パーク・ローン・ドライブ12301)に199
6年12月20日に寄託し、ATCC受託番号ATCC98283が付され
た。寄託材料(クローン)は、寄託の際に、「pCMVSPOR
THTADX50」と称される、pCMVSPORT-1(Life Technologi
es, Gaithersburg, Maryland)を含み、さらに完全長のH
TADX50cDNAを有するDH10Bである。寄託材料に含まれる
ポリヌクレオチドのヌクレオチド配列、ならびにそれに
よりコードされるポリペプチドのアミノ酸配列は、本明
細書における配列の記載とのいずれの不一致をも調節す
るものである。寄託は、特許手続き上の微生物寄託の国
際承認に関するブタベスト条約下で行われている。特許
が発行されると何ら制限または条件もなく株は分譲され
る。寄託株は、当業者の便宜のためにのみ提供され、3
5U.S.C.112条のもとに要求されるような寄託
が実施可能用件であることを承認するものではない。
【0018】本発明のポリペプチド 本発明のHTADX50ポリペプチドは配列番号2(特に成熟ポ
リペプチド)ならびにHTADX50ポリペプチドおよび配列
番号2のポリペプチドまたは関連する部分に対し少なく
とも80%の同一性を有するポリペプチド、より好ましく
は配列番号2に対し少なくとも85%の同一性、さらに好ま
しくは配列番号2に対し少なくとも90%の同一性、これよ
りもさらに好ましくは、配列番号2に対し少なくとも95%
の同一性を有するポリペプチドを含む。HTADX50ポリペ
プチドは、「成熟」タンパク質の形状または融合タンパ
ク質のような大きなタンパク質の一部であり得る。しば
しば、分泌もしくはリーダー配列、プロ−配列、多数の
ヒスチジン残基のような精製の助けとなる配列を含む付
加的なアミノ酸配列、または、組換え体生成の間の安定
性のための付加的配列を含むことが有利である。
【0019】HTADX50ポリペプチドの生物学的に活性な
フラグメントもまた本発明に包含される。フラグメント
は、HTADX50ポリペプチドのアミノ酸配列の全部ではな
く、一部がまったく同一のアミノ酸配列を有するポリペ
プチドである。HTADX50ポリペプチドに関して、フラグ
メントは、「自立している」、または一部もしくは領域
を形成するより大きなポリペプチド内に含まれていても
よく、さらに好ましくは、単一の連続した領域を形成す
る。本発明のポリペプチドフラグメントの代表例とし
て、たとえば、アミノ酸番号が約1−20、21−4
0、41−60、61−80、81−100、101か
らHTADX50ポリペプチドの末端までのフラグメントが挙
げられる。この関係において「約」とは、その片端また
は両端で、特記された数よりも数個、5、4、3、2ま
たは1個だけアミノ酸が多いまたは少ない範囲を包含す
る。
【0020】好ましいフラグメントは、たとえば、アミ
ノ末端を含む一連の残基もしくはカルボキシル末端を含
む一連の残基の欠失、または一方がアミノ末端を含み、
もう一方がカルボキシル末端を含む二種の連続した一連
の残基の欠失した、HTADX50ポリペプチドのアミノ酸配
列を有する末端切断されたポリペプチドがある。また、
好ましいフラグメントは、アルファ−ヘリックスおよび
アルファ−ヘリックス−形成領域、ベータ−シートおよ
びベータ−シート−形成領域、ターンおよびターン−形
成領域、コイルおよびコイル−形成−領域、親水性領
域、疎水性領域、アルファ両親媒性領域、ベータ両親媒
性領域、可変領域、界面−形成領域、基質結合領域、お
よび高抗原インデックス領域を含むフラグメントのよう
な構造的または機能的性質によって特徴付けられる。生
物学的に活性なフラグメントは、類似活性もしくは改善
された活性を有するもの、または望ましくない活性を減
じたものを含め、レセプター活性を媒介するものであ
る。また、動物、特にヒトにおいて抗原的または免疫原
的であるものの含まれる。
【0021】それゆえ、本発明のポリペプチドには、配
列番号2に記載されるアミノ酸配列に対し少なくとも8
0%の同一性を有するアミノ酸配列を有するポリペプチ
ド、配列番号2の対応するフラグメントに対し少なくと
も80%の同一性を有するそのフラグメントが含まれ
る。好ましくは、これらすべてのポリペプチドは、抗原
的活性を含むレセプターの生物学的活性を保持する。こ
のグループには、定義された配列およびフラグメントの
変種が含まれる。好ましい変種には、保存的アミノ酸置
換−すなわち、残基を特性の類似した別のアミノ酸で置
換したもの−により対照標準と異なる変種がある。典型
的には、Ala、Val、LeuおよびIle間;Se
rおよびThr間、酸性残基AspおよびGlu間、A
snおよびGln間、塩基性残基LysおよびArg
間;芳香族残基Phe、Tyr間での置換である。特に
好ましい変種は、わずかな、5〜10、1〜5、1〜2
個のアミノ酸残基が、いずれかの組み合わせで置換、欠
失または付加したものである。本発明のHTADX50ポリペ
プチドは、適当な方法によって調製できる。そのような
ポリペプチドには、単離された天然のポリペプチド、組
換え的に作られたポリペプチド、合成的に作れらたポリ
ペプチド、またはこれらの方法を組み合わせて作られた
ポリペプチドが含まれる。そのようなポリペプチドを調
製する手段は、当業者においてよく理解されている。
【0022】本発明のポリヌクレオチド 本発明の他の態様は、HTADX50ポリペプチドをコードす
るポリヌクレオチドおよびこれに密接に関連するポリヌ
クレオチドである。本発明のHTADX50レセプターは、寄
託クローンにおいてヒトHTADX50をコードするcDNAの配
列決定の結果から示されるように、G-タンパク質結合レ
セプターの他のタンパク質に構造的に関連する。該cDN
A配列は、推定分子量37.1kDaの330のタンパク質をコー
ドするオープンリーディングフレームを含む。図1−2
(配列番号2)のHTADX50はトロンビンレセプターと293
アミノ酸残基において約28%の同一性(FASTA使用)を
有する(Cell 64: 1057-1069, 1991)。さらに、このポ
リペプチドは、血小板活性化因子レセプター (306アミ
ノ酸残基において26.1%、Biochem. Biophys. Res. Comm
um. 180(1):1050111(1991)) およびATPレセプター(3
07アミノ酸において24.1%、FEBS Letters 342(2):219-
2) と相同性を有する。図1−2(配列番号1)のHTADX5
0遺伝子は、ヒトB-細胞レセプターと972核酸残基にお
いて約60.1%の同一性(FASTA使用)を有する(J. Immunol.
150(11):5013-5024(1993))。さらに、このレセプター
は、インターロイキン−8レセプターと相同性を有する
(303bpにおいて55.8%の同一性、Genomics 16(1):248-
251(1993))。
【0023】HTADX50レセプターをコードする本発明の
ポリヌクレオチドは、ヒト肺の細胞中のmRNA由来のcDN
Aライブラリーから標準的なクローニング、スクリーニ
ングを用いて、発現配列タグ(expressed sequence ta
g, EST)解析によって、単離することができる(Adams,
M. D.ら、Science(1991)252:1651-1656; Adams, M. D.
ら、Nature, (1992)355:632-634; Adams, M. D. ら、Na
rure (1995)377 Supp:3-174)。本発明のポリヌクレオチ
ドは、ゲノムDNAライブラリのような天然物源から得る
こともでき、また、よく知られ商業的に利用可能な手法
を用いて合成することもできる。かくして、HTADX50ポ
リペプチドをコードするヌクレオチド配列は、図1−2
(配列番号1)におけるコーディング配列とその完全長
にわたり同一であり、または、配列番号2のポリペプチ
ドをコードするこのヌクレオチド配列の縮重形であり、
または配列番号2のポリペプチドをコードするヌクレオ
チド配列と高度に同一であり得る。好ましくは、本発明
のポリヌクレオチドは、HTADX50ポリペプチドをコード
するヌクレオチド配列と高度に同一の、少なくとも60.1
%の同一性、または、図1−2(配列番号1)に示されるコ
ードするヌクレオチド配列と少なくとも60.1%の同一
性、または、配列番号2のポリペプチドをコードするヌ
クレオチド配列と少なくとも60.1%の同一性を有するヌ
クレオチド配列を含む。
【0024】本発明のポリヌクレオチドがHTADX50ポリ
ペプチドの組換え体生成に用いられる場合、ポリヌクレ
オチドは、それ自体、成熟ポリペプチドまたはそのフラ
グメントのコーディング配列を含むものであってもよ
く;リーディングフレーム中に、リーダーまたは分泌配
列、プレ、プロ、またはプレプロタンパク質配列をコー
ドするコーディング配列、また他の融合タンパク質部分
などの他のコーディング配列を伴った、成熟ポリペプチ
ドまたはフラグメントのコーディング配列を含むもので
あってもよい。たとえば、融合ポリペプチドの精製を促
すマーカー配列がコードされていてもよい。本発明のこ
の態様のある具体例において、マーカー配列はpQEベ
クター[キアゲン・インコーポレーティッド(Qiagen,
Inc.)]より得られ、Gentzら、Proc.Natl.Acad.Sci.,U
SA,86:821-824(1989)に記載されるように、ヘキサ−
ヒスチジンペプチドであるか、またはHAタグである。
また、ポリヌクレオチドは、非コーディング5′および
3′配列、たとえば、転写された非翻訳配列、スプライ
シングおよびポリアデニレーションシグナル、リボソー
ム結合部位、mRNAを安定化する配列を含有していて
もよい。
【0025】本発明の特に好ましい具体例は、図1−2
(配列番号2)に示されるアミノ酸配列を有するHTADX50ポ
リペプチドをコードするポリヌクレオチドまたはその変
種である。さらに好ましい具体例は、図1−2(配列番
号2)のHTADX50レセプターのアミノ酸配列において、
わずかな、5〜10、1〜5、1〜3、2または1のア
ミノ酸残基がいずれかの組み合わせで置換、欠失または
付加されているアミノ酸配列を有する、HTADX50レセプ
ターの変種をコードするポリヌクレオチドである。本発
明のさらに好ましい具体例は、図1−2(配列番号2)
に示すアミノ酸配列を有するHTADX50ポリペプチドをコ
ードするポリヌクレオチドおよびかかるポリヌクレオチ
ドに相補的なポリヌクレオチドに対して全長にわたって
少なくとも60.1%同一のポリヌクレオチドである。寄託
クローンのヒトcDNAのHTADX50ポリペプチドをコードす
るポリヌクレオチドに対して全長にわたって少なくとも
60.1%同一である領域を有するポリヌクレオチド、およ
びそれらに相補的なポリヌクレオチドが最も好ましい。
この点において、その同じものに対して全長にわたって
少なくとも80%の同一性を有するポリヌクレオチドが
とりわけ好ましく、中でも少なくとも90%の同一性を
有するものが特に好ましい。さらには、少なくとも97
%の同一性を有するものがより好ましく、少なくとも9
8−99%であるのが特に好ましく、少なくとも99%
であるのがもっとも好ましい。
【0026】本発明はさらに本明細書で前記した配列に
ハイブリダイズするポリヌクレオチドに関する。この点
において、本発明は、特に、ストリンジェントな条件下
で本明細書で前記したポリヌクレオチドにハイブリダイ
ズするポリヌクレオチドに関する。本明細書で用いる
「ストリンジェントな条件」なる用語は、ハイブリダイ
ゼーションが配列間で少なくとも95%、好ましくは少
なくとも97%の同一性がある場合にのみ起こることを
意味する。配列番号1において含まれるヌクレオチド配
列または受託番号ATCC98283でATCCに寄託されるプラス
ミド中のcDNAインサートと実質的に同一である本発明
のポリヌクレオチドを、cDNAおよびゲノムDNAに対する
ハイブリダイゼーションプローブとして用い、HTADX50
レセプターをコードする完全長cDNAおよびゲノムク
ローンを単離し、ならびにHTADX50遺伝子に対して高度
な配列類似性を有する他の遺伝子のcDNAおよびゲノ
ムクローンを単離することができる。そのようなハイブ
リダイゼーションの手法は、当業者においてよく知られ
ている。典型的には、これらのヌクレオチド配列は、対
照のヌクレオチド配列に対し、70%同一、好ましくは80
%同一、より好ましくは90%同一である。一般に、該プロ
ーブは、少なくとも15のヌクレオチドを含む。好ましく
は、そのようなプローブは、少なくとも30のヌクレオチ
ドを有し、少なくとも50のヌクレオチドを有する。特に
好ましいプローブは、30から50の範囲のヌクレオチドで
ある。本発明のポリヌクレオチドおよびポリペプチド
は、動物およびヒトの疾患の治療および診断の発見に対
する研究試薬または材料とすることができる。
【0027】ベクター、宿主細胞、発現 本発明はまた、本発明のポリヌクレオチドまたは複数の
ポリヌクレオチドを有してなるベクター、本発明のベク
ターで遺伝子操作される宿主細胞および組換え技術によ
る本発明のポリペプチドの製造にも関する。細胞−フリ
ートランケーションシステムにより、本発明のDNA構築
物由来のRNAを用いてそのようなタンパク質を合成する
ことができる。組換え体生成のため、宿主細胞は、遺伝
子操作して、発現系または本発明のポリヌクレオチドの
部分を組み込みことができる。ポリヌクレオチドの宿主
細胞への導入は、リン酸カルシウムトランスフェクショ
ン、DEAE−デキストラン媒介トランスフェクショ
ン、トランスベクション、マイクロインジェクション、
陽イオン脂質媒介トランスフェクション、エレクトロポ
レーション、トランスダクション、スクレープ・ローデ
ィング、弾道導入、感染などのような多くの標準的実験
室マニュアル、例えば、Davisら、Basic Methods in Mo
lecular Biology,(1986)およびSambrookら、Molecul
ar Cloning;A Laboratory Manual、第2版;コールド
・スプリング・ハーバー・ラボラトリー・プレス、コー
ルド・スプリング・ハーバー、ニューヨーク(1989)に
記載されている方法によって行うことができる。
【0028】適当な宿主の代表例は、細菌細胞、例えば
ストレプトコッカス(レンサ球菌)、スタフィロコッカ
ス(ブドウ球菌)、イー・コリ(大腸菌)、ストレプト
マイセスおよびバシラス・サチリス細胞;真菌細胞、例
えば酵母細胞およびアスペルギルス細胞;昆虫細胞、例
えばドロソフィラS2およびスポドプテラSf9細胞;
動物細胞、例えばCHO、COS、HeLa、C127、
3T3、BHK、293およびボーウェス(Bows)黒色
腫細胞;ならびに植物細胞を包含する。非常に多くの種
類の発現システムを用いることができる。そのようなシ
ステムには、とりわけ染色体、エピソームおよびウイル
ス由来のシステム、例えば細菌プラスミド由来、バクテ
リオファージ由来、トランスポゾン由来、酵母エピソー
ム由来、挿入エレメント由来、酵母染色体エレメント由
来、例えばバキュロウイルス、SV40などのパポーウ
イルス、ワクシニアウイルス、アデノウイルス、ニワト
リポックスウイルス、偽狂犬病ウイルスおよびレトロウ
イルス等のウイルス由来のベクター、ならびにコスミド
およびファージミド(phagemids)のプラスミドおよび
バクテリオファージ遺伝的エレメント由来のベクターの
ごとき、その組み合わせに由来するベクターが含まれ
る。発現システムは、発現を媒介ならびに引き起こすコ
ントロール領域を含む。一般に、宿主においてポリペプ
チドを生成するために、ポリヌクレオチドを、保持、伸
長または発現するのに適したいかなるシステムまたはベ
クターが、使用できる。適当なヌクレオチド配列は、例
えば、Sambrookら、Molecular Cloning;A Laboratory
Manual(supra)に記載されている方法などの種々の周知
かつ慣用的技法により発現システムに挿入できる。
【0029】翻訳タンパク質を、小胞体内腔、周辺腔ま
たは細胞外環境へ分泌するために、適当な分泌シグナル
が発現するポリペプチドに組み込まれていてもよい。こ
れらのシグナルはポリペプチドに内在性であってもよ
く、または異種シグナルであってもよい。スクリーニン
グアッセイにおける使用のためにHTADX50ポリペプチド
を発現させる場合は、一般に、ポリペプチドを細胞表面
に生成させるのが好ましい。この場合、細胞をスクリー
ニングアッセイにおける使用の前に収集してもよい。HT
ADX50ポリペプチドが培地中に分泌されるならば、培地
を回収し、ポリペプチドを回収し精製することができ
る;細胞内に生成されるならば、まず細胞を溶解し、ポ
リペプチドの回収しなければならない。HTADX50ポリペ
プチドは、硫酸アンモニウムまたはエタノール沈殿、酸
抽出、陰イオンまたは陽イオン交換クロマトグラフィ
ー、ホスホセルロースクロマトグラフィー、疎水相互作
用クロマトグラフィー、アフィニティークロマトグラフ
ィー、ヒドロキシルアパタイトクロマトグラフィーおよ
びレクチンクロマトグラフィーを含む、周知方法によ
り、組換え細胞培養物から回収かつ精製できる。最も好
ましくは、高性能液体クロマトグラフィーを精製に用い
る。ポリペプチドが単離および/または精製中に変性す
る場合、タンパク質を再生するための周知の技術を用
い、再び活性な構造とすることができる。
【0030】診断アッセイ 本発明はまた、診断用試薬としてのHTADX50ポリヌクレ
オチドの使用にも関する。機能不全に関連するHTADX50
遺伝子の変異形の検出は、HTADX50の過少発現、過剰発
現または発現の変化によりもたらされる疾患の診断また
は疾患に対する感受性を特定することのできる診断手段
を提供する。HTADX50遺伝子において変異を有する個体
を様々な方法によりDNAレベルで検出できる。診断用の
核酸は感染した対象の細胞、例えば、血液、唾液、組織
生検または倍検材料から入手できる。ゲノムDNAは検
出に直接使用してもよく、または分析前にPCRまたは
他の増幅手段を用いて酵素的に増幅させてもよい。RN
AまたはcDNAもまた同様に用いることができる。正
常な遺伝子型と比較し、増幅産物の大きさの変化により
欠失および挿入を検出できる。点突然変異は増幅したD
NAを標識したHTADX50ヌクレオチド配列にハイブリダ
イズすることにより同定できる。完全に対合する配列
は、RNase消化により、または融解温度の差異によ
り、誤対合二重らせんと区別できる。DNA配列の差異
は、変性剤を含むまたは含まないゲル中のDNAフラグ
メントの電気泳動度の変化により、または直接DNA配列
決定により検出できる。例えばMeyersら、Science,23
0:1242(1985)参照。特異的な位置での配列の変化はま
た、RNaseおよびS1保護などのヌクレアーゼ保護ア
ッセイまたは化学的切断法によって明らかにすることが
できる。例えば、Cottonら、Proc.Natl.Acad.Sci.,US
A,85:4397-4401(1985)参照。
【0031】診断アッセイにより、記述された方法によ
りHTADX50遺伝子の変異を検出することで、細菌、真
菌、原生動物およびウイルス感染のような感染症、特に
HIV-1またはHIV-2によって引き起こされる感染症;痛
み;癌;食欲不振;病的飢餓;喘息;パーキンソン病;
急性心不全;低血圧;高血圧;尿閉;骨粗鬆症;狭心
症;心筋梗塞;潰瘍;喘息;アレルギー;良性前立腺肥
大;不安、精神分裂病、躁鬱病、せん妄、痴呆、重症精
神薄弱を含む精神病および神経学的疾患、ハンチントン
病またはジルドラツレット症候群のようなジスキネジー
の疑いを診断または測定する方法が提供される。
【0032】加えて、細菌、真菌、原生動物およびウイ
ルス感染のような感染症、特にHIV-1またはHIV-2によっ
て引き起こされる感染症;痛み;癌;食欲不振;病的飢
餓;喘息;パーキンソン病;急性心不全;低血圧;高血
圧;尿閉;骨粗鬆症;狭心症;心筋梗塞;潰瘍;喘息;
アレルギー;良性前立腺肥大;不安、精神分裂病、躁鬱
病、せん妄、痴呆、重症精神薄弱を含む精神病および神
経学的疾患、ハンチントン病またはジルドラツレット症
候群のようなジスキネジーは、対象由来のサンプルから
HTADX50ポリペプチドまたはHTADX50mRNAの異常に減少し
たまたは増加したレベルを測定することを含む方法によ
り診断することができる。減少したまたは増加した発現
は、例えば、PCR、RT−PCR、RNase保護、ノ
ーザンブロッティングおよび他のハイブリダイゼーショ
ンなどのポリヌクレオチドの定量について当該分野にて
周知の方法を用いて測定することができる。宿主由来の
サンプル中のHTADX50レセプターのようなタンパク質の
レベルを測定するために用いることができるアッセイ技
法は当業者に周知である。かかるアッセイ方法には、ラ
ジオイムノアッセイ、競合結合アッセイ、ウエスタンブ
ロット分析およびELISAアッセイが包含される。
【0033】染色体アッセイ 本発明のヌクレオチド配列は染色体同定においても利用
できる。配列は、個々のヒト染色体上の特定の位置を特
異的に標的とし、ハイブリダイズしうる。本発明により
関連する配列を染色体にマッピングすることは、遺伝子
関連の疾患とこれらの配列とを関連付ける重要な第一工
程である。一度配列が正確な染色体位置にマップされる
と、染色体上の配列の物理的な位置を遺伝子地図データ
と関連付けることができる。そのようなデータは、たと
えば V. McKusick, Mendelian Inheritance in Man(Joh
ns Hopkins University Welch Medical Library から
オンラインで利用可能)中に見出される。同じ染色体領
域にマップされる遺伝子と疾患との関係は、次いで連鎖
解析(物理的な隣接遺伝子の同時遺伝)により同定され
る。cDNAまたは遺伝子配列における影響を受けている
個体および影響を受けていない個体間の相違もまた決定
される。変異が影響を受けている個体のいくらかまたは
すべてにおいて観察され、正常な個体においては観察さ
れない場合、変異は、疾患の原因である可能性がある。
【0034】抗体 本発明のポリペプチド、そのフラグメントまたはそのア
ナログ、またはそれらを発現する細胞は、HTADX50に対
し免疫特異的な抗体を生成する免疫原として用いること
ができる。「免疫特異的」なる用語は、該抗体が、先行
技術における他の関連するポリペプチドに対する親和性
よりも本発明のポリペプチドに対する親和性が非常に大
きいことを意味する。HTADX50ポリペプチドに対して得
られる抗体は、ポリペプチドまたはエピトープを有する
フラグメント、アナログまたは細胞を、動物、好ましく
はヒト以外の動物に投与することにより通常の手法を用
いて得ることができる。モノクローナル抗体を調製する
には、連続的細胞系培養により産生される抗体を提供す
るいずれの技術をも用いることができる。例えば、ハイ
ブリドーマ法(Kohler,G.およびMilstein,C.,Nature,
256:495-497(1975))、トリオーマ法、ヒトB−細胞
ハイブリドーマ法(Kozborら、Immunology Today,4:7
2(1983))およびEBV−ハイブリドーマ法(Cole
ら、MONOCLONAL ANTIBODIES AND CANCER THERAPY,77-9
6頁、Alan R.Liss,Inc,(1985))が挙げられる。
【0035】また、単鎖抗体の製造について記載されて
いる方法(米国特許第4,946,778号)を用いて、
本発明のポリペプチドに対する単鎖抗体を製造すること
ができる。また、トランスジェニックマウス、または他
の哺乳動物を含む他の生物を用いて、ヒト化抗体を発現
させてもよい。前記の抗体を用いて、ポリペプチドを発
現するクローンを単離もしくは同定し、または、アフィ
ニティクロマトグラフィーによりポリペプチドを精製す
ることができる。HTADX50ポリペプチドに対する抗体を
用いて、とりわけ、細菌、真菌、原生動物およびウイル
ス感染のような感染症、特にHIV-1またはHIV-2によって
引き起こされる感染症;痛み;癌;食欲不振;病的飢
餓;喘息;パーキンソン病;急性心不全;低血圧;高血
圧;尿閉;骨粗鬆症;狭心症;心筋梗塞;潰瘍;喘息;
アレルギー;良性前立腺肥大;不安、精神分裂病、躁鬱
病、せん妄、痴呆、重症精神薄弱を含む精神病および神
経学的疾患、ハンチントン病またはジルドラツレット症
候群のようなジスキネジーを治療することができる。
【0036】ワクチン 本発明の別の態様は、哺乳動物における免疫学的応答を
誘起する方法であって、抗体および/またはT細胞免疫
応答をを生成するのに適当なHTADX50ポリペプチド、ま
たはそのフラグメントを哺乳動物に接種し、該動物をと
りわけ、細菌、真菌、原生動物およびウイルス感染のよ
うな感染症、特にHIV-1またはHIV-2によって引き起こさ
れる感染症;痛み;癌;食欲不振;病的飢餓;喘息;パ
ーキンソン病;急性心不全;低血圧;高血圧;尿閉;骨
粗鬆症;狭心症;心筋梗塞;潰瘍;喘息;アレルギー;
良性前立腺肥大;不安、精神分裂病、躁鬱病、せん妄、
痴呆、重症精神薄弱を含む精神病および神経学的疾患、
ハンチントン病またはジルドラツレット症候群のような
ジスキネジーから保護することからなる方法に関する。
本発明のまた別の態様は、哺乳動物にて免疫学的応答を
誘起する方法であって、免疫学的応答を誘起させるため
にHTADX50ポリペプチドをインビボで直接発現させるベ
クターによりHTADX50遺伝子を送達し、抗体を生成し、
該動物を疾患から保護する方法に関する。
【0037】本発明のさらなる態様は、哺乳動物宿主中
に導入した場合、その哺乳類動物中でHTADX50ポリペプ
チドに対する免疫学的応答を誘起する免疫学的/ワクチ
ン組成物であって、HTADX50ポリペプチドまたはHTADX50
遺伝子を含んでなる組成物に関する。ワクチン処方には
さらに適当な担体が含まれていてもよい。HTADX50ポリ
ペプチドは胃で分解するため、非経口的(皮下、筋肉
内、静脈内または皮内などの注射が含まれる)に投与す
るのが好ましい。非経口投与に適した処方は、抗酸化
剤、緩衝液、静菌剤およびその処方を個体の血液と等張
にする溶質を含有してもよい水性または非水性滅菌注射
液;および懸濁化剤または増粘剤を含有していてもよい
水性または非水性滅菌懸濁液を包含する。処方は単位投
与または複数回投与用容器、例えば密封したアンプルお
よびバイアルに入れてよく、使用直前に滅菌液体担体を
添加するだけでよい凍結乾燥状態で貯蔵することができ
る。ワクチン処方はまた、処方の免疫原性を高めるアジ
ュバント系、例えば水中油系または当該分野で公知の他
の系を含んでいてもよい。投与量はワクチンの比活性に
依存し、慣用的実験操作により容易に決定できる。
【0038】スクリーニングアッセイ 本発明のHTADX50を用いて、本発明のレセプターと結合
し、そのレセプターポリペプチドを活性化(アゴニスト)
また活性を阻害する(アンタゴニスト)化合物をスクリー
ニングすることができる。それゆえ、本発明のポリペプ
チドを用いて、たとえば細胞、無細胞調製物、化学的ラ
イブラリー、および天然物の混合物中の小さな分子基質
とリガンドとの結合を評価することができる。これらの
基質およびリガンドは天然の基質およびリガンドであっ
てもよく、構造または機能を模倣したものであってもよ
い。たとえば、Coliganら、Current Protocols in Immu
nology 1(2):Chapter 5(1991) 参照。
【0039】HTADX50タンパク質は、哺乳類動物宿主中
に見出され、多くの病理学を含む多くの生物学的機能に
関与する。したがって、一方では、HTADX50を刺激する
化合物または薬物、他方では、HTADX50の機能を阻害す
る化合物または薬物の発見が望まれている。一般に、ア
ゴニストは、細菌、真菌、原生動物およびウイルス感染
のような感染症、特にHIV-1またはHIV-2によって引き起
こされる感染症;痛み;癌;食欲不振;病的飢餓;喘
息;パーキンソン病;急性心不全;低血圧;高血圧;尿
閉;骨粗鬆症;狭心症;心筋梗塞;潰瘍;喘息;アレル
ギー;良性前立腺肥大;不安、精神分裂病、躁鬱病、せ
ん妄、痴呆、重症精神薄弱を含む精神病および神経学的
疾患、ハンチントン病またはジルドラツレット症候群の
ようなジスキネジーのような状態の治療的および予防的
目的に用いられる。アンタゴニストは、細菌、真菌、原
生動物およびウイルス感染のような感染症、特にHIV-1
またはHIV-2によって引き起こされる感染症;痛み;
癌;食欲不振;病的飢餓;喘息;パーキンソン病;急性
心不全;低血圧;高血圧;尿閉;骨粗鬆症;狭心症;心
筋梗塞;潰瘍;喘息;アレルギー;良性前立腺肥大;不
安、精神分裂病、躁鬱病、せん妄、痴呆、重症精神薄弱
を含む精神病および神経学的疾患、ハンチントン病また
はジルドラツレット症候群のようなジスキネジーのよう
な状態のさまざまな治療および予防の目的で用いられ
る。一般に、そのようなスクリーニング工程には、本発
明のレセプターポリペプチドをその表面に発現する適当
な細胞を用意することが含まれる。該細胞には、哺乳動
物、酵母、ショウジョウバエ、イー.コリ(E.coli)か
らの細胞が含まれる。ついで、レセプターを発現する細
胞(または発現されたレセプターを含む細胞膜)を試験化
合物と接触させ、結合、機能的応答の刺激または阻害を
観察する。
【0040】一つのスクリーニング方法は、レセプター
活性化により引き起こされる細胞外pHまたは細胞内カ
ルシウムの変化を測定するシステムにおける本発明のレ
セプターを発現する細胞(たとえば、トランスフェクト
されたCHO細胞)の使用を包含する。この方法において、
化合物を本発明のレセプターポリペプチドを発現する細
胞と接触させる。ついで、セカンドメッセンジャー応
答、たとえば、シグナルトランスダクション、pH変化
またはカルシウムレベルの変化を測定し、潜在的化合物
がレセプターを活性化または阻害するかどうかを決定す
る。他の方法は、レセプター媒介cAMPおよび/または
アデニレートシクラーゼ蓄積の阻害または刺激を決定す
ることによるレセプター阻害剤についてのスクリーニン
グを包含する。該方法は、真核細胞を本発明のレセプタ
ーでトランスフェクトし、細胞表面にレセプターを発現
させることが含まれる。ついで細胞を本発明のレセプタ
ーの存在下で候補アンタゴニストに曝す。その後、cAM
P蓄積の量を測定する。潜在的なアンタゴニストがレセ
プターと結合し、レセプター結合を阻害するならば、レ
セプター媒介cAMPまたはアデレートシクラーゼ活性の
レベルは減少または増加するであろう。本発明のレセプ
ターに対するアゴニストまたはアンタゴニストを検出す
る他の方法として米国特許第5,482,835号に記載される
酵母ベースの方法がある。
【0041】アッセイは候補化合物と直接的または間接
的に結合する標識を用いて、または、標識された競合体
との競合を含むアッセイにおいて、レセプターを保持す
る細胞への付着を検出することで候補化合物の結合を簡
単にテストすることができる。さらに、これらのアッセ
イは、レセプターをその表面に保持する細胞に適当な検
出システムを用いて、候補化合物が、レセプターの活性
により生成されるシグナルを引き起こすかどうかをテス
トすることができる。活性化の阻害剤は、一般に、公知
のアゴニストの存在下でアッセイされ、候補化合物の存
在によるアゴニストの活性化の効果が観察される。その
ようなスクリーニングアッセイ行うための標準的な方法
は、当業者においてよく理解されている。潜在的なHTAD
X50レセプターアンタゴニストの例として、抗体、また
はある場合には、HTADX50レセプターのリガンドに密接
に関連するオリゴヌクレオチドまたはタンパク質、たと
えば、レセプターに結合するが応答を誘起せず、レセプ
ターの活性を妨害する、リガンドのフラグメントまたは
小さな分子がある。
【0042】予防および治療の方法 本発明は、HTADX50レセプター活性の過剰および不十分
な量の両方に関連する異常な状態を治療する方法を提供
する。HTADX50レセプターの活性が過剰であるとき、い
くつかの解決方法が利用できる。一つの方法は、リガン
ドのHTADX50レセプターへの結合をブロックすることに
より、またはセカンドシグナルを阻害することにより、
活性化を阻害するのに効果的な量で、上記に述べた阻害
化合物(アンタゴニスト)を医薬上許容される担体ととも
に、対象に投与し、異常な状態を緩和することを含む。
他の方法では、内在HTADX50レセプターと競合してリガ
ンドと結合する能力を有するHTADX50レセプターの可溶
性体を投与する。そのような競合剤の典型的な具体例に
は、HTADX50ポリペプチドのフラグメントが含まれる。
さらに別のアプローチでは、内在HTADX50レセプターを
コードする遺伝子の発現を発現ブロック法を用いて阻害
することができる。公知のそのような方法には、内部で
作られるまたは別に投与されるアンチセンス配列の使用
が含まれる。たとえば、O'Connor, J Neurochem (1991)
56:560 in Oligodeoxynucleotides asAntisence Inhib
itors of Gene Expression, CRC Press, Boca Raton, F
L(1988)参照。別法として遺伝子とトリプルヘリックス
を形成するオリゴヌクレオチドが供給される。たとえ
ば、Lee ら、Nucleic Acids Res (1979) 6:3073; Coone
y ら、Science(1988)241:456; Dervan ら、Science(199
1)251:1360等参照。これらのオリゴマーは、それ自体投
与でき、または関連するオリゴマーをインビボで発現さ
せることができる。
【0043】HTADX50およびその活性の過少発現に関連
する異常な状態を治療するためにもいくつかの方法が利
用できる。一つの方法は、HTADX50レセプターを活性化
する化合物、すなわち、上記のアゴニスト、の治療上有
効な量を、医薬上許容される担体と組み合わせて、異常
な状態を緩和するために、対象に投与することからな
る。別法として、遺伝子治療が対象の関連する細胞によ
るHTADX50の内在性生成に効果を有する。たとえば、本
発明のポリヌクレオチドを上記したような複製欠損レト
ロウイルスベクター中での発現のために操作してもよ
い。ついで、レトロウイルス発現構築物を単離し、本発
明のポリペプチドをコードするRNAを含有するレトロ
ウイルスプラスミドベクターで形質導入したパッケージ
ング細胞中に導入し、そのパッケージング細胞が問題の
遺伝子を含有する感染性ウイルス粒子を産生するように
してもよい。これらの産生細胞を、インビボでの細胞の
操作およびインビボでのポリペプチドの発現のために対
象に投与してもよい。遺伝子治療の総説は、たとえば、
Chapter 20, Gene Therapy and other Molecular Genet
ic-based Therapeutic Approaches,(およびそこに引用
される参考文献)in HumanMolecular Genetics, T Strac
han and A P Read, BIOS Scientific PublishersLtd(19
96) 参照。
【0044】処方および投与 HTADX50ポリペプチドの可溶性体のようなペプチド、お
よびアゴニストおよびアンタゴニストペプチドまたは小
さな分子は、適当な医薬担体との組み合わせで処方され
る。そのような処方は、治療上効果的な量のポリペプチ
ドまたは化合物、および、医薬上許容される担体または
賦形剤を含有する。そのような担体には、食塩水、緩衝
食塩水、デキストロース、水、グリセロール、エタノー
ルおよびその組み合わせが含まれるが、これに限定され
るものではない。処方は投与方法に適していなければな
らず、当業者においてよく知られている。本発明はさら
に、1またはそれ以上の前記した本発明の組成物を充填
した1またはそれ以上の容器からなる医薬パックおよび
キットに関する。
【0045】本発明のポリペプチドおよび他の化合物を
単独で、あるいは治療化合物などの他の化合物と組み合
わせて用いてもよい。医薬組成物の全身系投与の好まし
い形態は、典型的には静脈注射による注射を包含する。
皮下、筋肉内、腹腔内のような他の注入の経路も用いら
れる。全身系投与の他の方法は、胆汁塩またはフシジン
酸のような浸透剤または他の界面活性剤を用いる、経粘
膜、経皮投与を包含する。加えて、腸溶または被包性処
方に適切に処方されると、経口投与も可能である。これ
らの化合物はまた、軟膏、パスタ、ゲルなどにより、局
所および/または限局的に投与することもできる。必要
とされる用量範囲は、ペプチドの選択、投与の経路、処
方の種類、対象の状態、顧問医師の判断による。しかし
ながら、適当な用量は、対象1kgあたり0.1−10
0μgの範囲である。しかしながら、使用可能な種々の
化合物および種々の投与経路の効果の違いを考慮する
と、必要とされる用量の広い変動が予想される。たとえ
ば、経口投与では、静脈注射による投与よりも多い用量
が必要とされるであろう。これらの用量レベルの多様性
は、当業者においてよく知られる最適化のための標準的
な経験的な方法で調節できる。また、治療に用いられる
ポリペプチドは、上記した「遺伝子治療」としばしばいわ
れる治療方法では、対象中に内在的に生成され得る。か
くして、たとえば、対象由来の細胞をたとえばレトロウ
イルスプラスミドベクターを用いてエクスビボでポリペ
プチドをコードするようにDNAまたはRNAのようなポリヌ
クレオチドで操作する。ついで、細胞を対象に導入す
る。
【0046】
【実施例】実施例は、別に詳細に記載するもの以外は、
当業者に周知で慣用される標準法を用いて実施する。実
施例が説明されるが、本発明を限定するものではない。
【0047】実施例1 HTADX50またはヒトゲノムサイエンスランダムcDNAデー
タベースからの発現配列タグ(Expressed Sequence Tag,
EST)535929を、まず、ヒト活性化T−細胞cDNAライブ
ラリーから同定した。縮重されていないタンパク質のデ
ータベース(NonRedundant Protein database)をBLAST
Xアルゴリズムに付すことにより、このESTが、7つの膜
貫通におよぶ、G-タンパク質結合レセプターをコードす
る可能性のあることを見出した。このESTクローンを、
さらに配列決定し、遺伝子のアミノ末端を欠いているこ
とを見出した。それゆえ、Life Technologies, Gaither
sburug, MDからのGene Trapper 技法を用いて遺伝子の
欠損部分を単離した。5'プライマー、5'GCTTCGGACCTTAC
AACGTG3'(配列番号3)および3'プライマー、5'CTTCCCA
GCTCCTGTGTAAC3'(配列番号4)を設計し、合成し、Lif
e Technologiesより入手可能な9つの異なるヒトプラス
ミドcDNAライブラリーをスクリーニングし、どのライ
ブラリーがHTADX50のcDNAを含むのかを決定した。ヒト
肺は、HTADX50のcDNAを含むことが見出され、前述した
5’プライマーを用いて、Gene Trapperの方法に従っ
て、正確にHTADX50の完全長のcDNAを得た。
【0048】実施例2:哺乳動物細胞発現 本発明のレセプターは、ヒト胎児腎293[human embryoni
c kidney 293(HEK293)]細胞または付着dhfr CHO細胞の
いずれにおいても発現される。レセプター発現を最大に
するために、典型的には、すべての5’および3’非翻
訳領域(UTR)をpCDNまたはpCDNA3ベクターに挿入する
前にレセプターcDNAから除去する。細胞をリポフェク
チンにより個々のレセプターcDNAでトランスフェクト
し、400mg/mlのG418の存在下で選択する。選択して3週
間経過後、個々のクローンを採集し、さらに解析するた
めに広げる。ベクターのみでトランスフェクトしたHEK2
93またはCHO細胞を負の対照として用いる。個々のレセ
プターを安定に発現する細胞ラインを単離するため、典
型的には、約24個のクローンを選択し、ノーザンブロッ
ト解析により解析する。一般に、解析されたG418-耐性
クローンの約50%においてレセプターmRNAが検出可
能である。
【0049】実施例3:結合および機能的アッセイのた
めのリガンドバンク 200以上の推定されるレセプターリガンドのバンクをス
クリーニングのために組み立てた。バンクは、ヒト7膜
貫通(7TM)レセプター経由で作用することが知られる
トラスミッター、ホルモンおよびケモカインと;ヒト7
TMレセプターについてのアゴニスト、すなわち、哺乳動
物のカウンターパートがいまだ同定されていない哺乳動
物以外の、生物学的に活性なペプチドであるかもしれな
い天然の化合物と;天然には見られないが7TMレセプタ
ーを未知のリガンドで活性化する化合物とからなる。こ
のバンクを用いて、最初、機能的(すなわち、カルシウ
ム、cAMP、マイクロフィジオメーター、卵母細胞、エ
レクトロフィジオロジー、など、下記参照)ならびに結
合アッセイを用いて、公知のリガンドに対するレセプタ
ーをスクリーンする。
【0050】実施例4:リガント結合アッセイ リガンド結合アッセイは、レセプター薬理学を確認する
ための直接的な方法を提供し、高処理のフォーマットに
適用できる。レセプター用に精製されたリガンドを、結
合研究のために高特異的活性(50-2000Ci/mmol)で放射
性標識する。ついで、放射性標識の過程がリガンドのそ
のレセプターに対する活性を減少させないことを決定す
る。緩衝液、イオン、pHおよびヌクレオチドのような
他のモデュレーターのアッセイ条件を最適化し、作動可
能なシグナルを膜および全細胞の両方のレセプター源に
ついてのノイズ比に固定する。これらのアッセイのた
め、特異的レセプター結合が結合放射活性の全量マイナ
ス過剰な非標識競合リガンドの存在下で測定した放射活
性で定義する。可能ならば、一つ以上の競合リガンドを
残りの非特異的結合を決めるために用いる。
【0051】実施例5:アフリカツメガエル卵母細胞に
おける機能的アッセイ 本発明のレセプターcDNAをコードする直鎖状プラスミド
鋳型からキャップされたRNAトランスクリプトを標準的
な手法に従いインビトロでRNAポリメラーゼを用いて合
成する。インビトロトランスクリプトを最終濃度0.2mg/
mlで水に懸濁した。卵巣葉を成体のメスヒキガエルから
除去し、ステージVの小嚢のない卵母細胞を得て、RNAト
ランスクリプト(10ng/卵母細胞)をマイクロ注入装置
を用いて50nlのボーラス中に注入する。2つの電極電圧
クランプをアゴニスト暴露に対するレスポンス中の個々
のアフリカツメガエル卵母細胞からの電流を測定するた
めに用いる。記録を室温でCa2+の存在しないBarth's培
地中で行う。アフリカツメガエルシステムを、リガンド
の活性化について、公知のリガンドおよび組織/細胞抽
出物をスクリーンするために使用できる。
【0052】実施例6:マイクロフィジオメトリックア
ッセイ セカンダリーメッセンジャーシステムの幅広い様々な活
性化の結果、細胞から少量の酸の流出が起こる。酸形成
は、大部分が、細胞内シグナルプロセスに燃料を供給す
るために必要な代謝活性の増加の結果である。細胞周囲
の培地中のpH変化は、大変小さいが、CYTOSENSORマイ
クロフィジオメーター(Molecular Devices Ltd., Menl
o Park, CA)により、検出可能である。それゆえ、CYTOS
ENSORにより、本発明のG-タンパク質結合レセプターの
ようなエネルギーを使う細胞内シグナルパスウェイと関
連するレセプターの活性化を検出することができる。
【0053】実施例7:抽出物/細胞上澄スクリーニン
グ 多数の哺乳類動物レセプターがいまだ同起源の活性リガ
ンド(アゴニスト)がないままに存在している。それゆ
え、これらのレセプターに対する活性リガンドは今日ま
でに同定されているリガンドバンク中に含まれていな
い。したがって、本発明の7TMレセプターもまた、組織
抽出物に対し、機能的にスクリーン(カルシウム、cAM
P、マイクロフィジオメーター、卵母細胞エレクトロフ
ィジオロジー、などの機能的スクリーンを用いて)さ
れ、天然のリガンドが同定される。続けて、正の機能的
応答を起こす抽出物を活性リガンドが単離同定されるま
で細分画できる。
【0054】実施例8:カルシウムおよびcAMP機能的
アッセイ HEK293細胞において発現される7TMレセプターは、PLC
およびカルシウム移動の活性化および/またはcAMP刺
激または阻害に機能的に関連することが示される。レセ
プター−トランスフェクトされたまたはベクター対照細
胞中のHEK細胞における基礎カルシウムレベルは、通常
値の100nMから200nMの範囲であることが観察された。組
換えレセプターを発現するHEK293細胞をfura 2でロー
ドし、一日のうちに>150の選択されたリガンドまた
は組織/細胞抽出物をカルシウム移動を誘起するアゴニ
ストに関し評価する。同様に、組換えレセプターを発現
するHEK293細胞を標準的なcAMP定量アッセイを用いcA
MP生成の刺激または阻害に関し評価する。一時的なカル
シウムまたはcAMP変動を示すアゴニストを応答がレセ
プターを発現するトランスフェクトされた細胞に特定的
なものであることを決定するため、ベクター対照細胞に
おいて試験する。
【0055】
【配列表】
(1)一般的情報: (i)出願人:エリス,キャサリン バーグスマ,ダーク (ii)発明の名称: 新規G−タンパク質結合性レセ
プター(HTADX50) (iii)配列の数:4 (iv)連絡先: (A)名称:スミスクライン・ビーチャム・コーポレイ
ション (B)通り名:スウェードランド・ロード709番 (C)都市名:キング・オブ・プルシア (D)州名:ペンシルベニア州 (E)国名:アメリカ合衆国 (F)郵便番号:19406 (v)コンピューター・リーダブル・フォーム: (A)媒体形態:ディスク (B)コンピューター:IBM コンパチブル (C)オペレーティングシステム:DOS (D)ソフトウェア:ウィンドウズ用 Fast SEQ バー
ジョン2.0 現出願データ: (A)出願番号: (B)出願日:1997年1月24日 (C)分類: (vi)先の出願データ (A)出願番号: (B)出願日: (viii)代理人等の情報: (A)氏名:ハン,ウィリアム・ティ (B)登録番号:34,344 (C)代理人等における処理番号:ATG50048 (ix)テレコミュニケーションの情報: (A)電話番号:610−270−5219 (B)テレファックス番号:610−270−4026 (C)テレックス:
【0056】(2) 配列番号1の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:2260 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列の記載:配列番号1: GGAATTCCCG GGTCGACCCA CGCGTCCGCA TGGACAGAAG CAGGGGCTAA AGCTCTGTTC 60 CTCTCTCCTG GAAGCTTGCA GACCTCCCTT CAGAACCAAT CCCAAGAAGC CACCTATCCG 120 GAACAACACA AGGCAAGGCA GCTAGTGTAG TGCTTGTGCT CTGGGAAGAG AGGCCAGGAT 180 CAGGTTTGAG GGGAAGGTTC TGGGAGACTG GAGGAAGGAT GTCAGAACCA AATGGAAGAC 240 TCATACCCAG AGACAGGAGC TAGTGTGAGG AGCAAGGAAA CAGCCAGGAA ATCAAGGCTG 300 GAGAGTGGAC AGAGGGACAG GACCTGGGTT GGGGCCAGCA AGGGTGACAC CCCAAGTGGA 360 AACTGAGTTA CCCCGTGAAG AAGATGAGTT CTATTTATGG TCAGAATGCC ACGCTCAAGG 420 GCCAGTGAAG GCCTGTGGGC TTTTCTGAAT ATTTCTCTAA GGTCTTCTAG GGACAAGCCT 480 TCCTCCTAAG GCTAGTGCTG GTTCATCCTT CTTCCCCTCC ACCCTCCTCT AAGCCTCCCA 540 GCTTCCCCTT TTCTTTTCTT TTTTTTTTTT TTTAGACGGA GTTTTTGCTC TTACCGCCCA 600 GGGTGGAGTG CAATGGCGCA ATCTTGACTC ACTGCAACCT CTGCTTCCCG GTTCAAGCGA 660 TTCTCCTGCC TCAGCCTACC AAGTAGCTGG GATTACAGGA TGCTGCCGGA CTGGAAGAGC 720 TCCTTGATCC TCATGGCTTA CATCATCATC TTCCTCACTG GCCTCCCTGC CAACCTCCTG 780 GCCCTGCGGG CCTTTGTGGG GCGGATCCGC CAGCCCCAGC CTGCACCTGT GCACATCCTC 840 CTGCTGAGCC TGACGCTGGC CGACCTCCTC CTGCTGCTGC TGCTGCCCTT CAAGATCATC 900 GAGGCTGCGT CGAACTTCCG CTGGTACCTG CCCAAGGTCG TCTGCGCCCT CACGAGTTTT 960 GGCTTCTACA GCAGCATCTA CTGCAGCACG TGGCTCCTGG CGGGCATCAG CATCGAGCGC 1020 TACCTGGGAG TGGCTTTCCC CGTGCAGTAC AAGCTCTCCC GCCGGCCTCT GTATGGAGTG 1080 ATTGCAGCTC TGGTGGCCTG GGTTATGTCC TTTGGTCACT GCACCATCGT GATCATCGTT 1140 CAATACTTGA ACACGACTGA GCAGGTCAGA AGTGGCAATG AAATTACCTG CTACGAGAAC 1200 TTCACCGATA ACCAGTTGGA CGTGGTGCTG CCCGTGCGGC TGGAGCTGTG CCTGGTGCTC 1260 TTCTTCATCC CCATGGCAGT CACCATCTTC TGCTACTGGC GTTTTGTGTG GATCATGCTC 1320 TCCCAGCCCC TTGTGGGGGC CCAGAGGCGG CGCCGAGCCG TGGGGCTGGC TGTGGTGACG 1380 CTGCTCAATT TCCTGGTGTG CTTCGGACCT TACAACGTGT CCCACCTGGT GGGGTATCAC 1440 CAGAGAAAAA GCCCCTGGTG GCGGTCAATA GCCGTGGTGT TCAGTTCACT CAACGCCAGT 1500 CTGGACCCCC TGCTCTTCTA TTTCTCTTCT TCAGTGGTGC GCAGGGCATT TGGGAGAGGG 1560 CTGCAGGTGC TGCGGAATCA GGGCTCCTCC CTGTTGGGAC GCAGAGGCAA AGACACAGCA 1620 GAGGGGACAA ATGAGGACAG GGGTGTGGGT CAAGGAGAAG GGATGCCAAG TTCGGACTTC 1680 ACTACAGAGT AGCAGTTTCC CTGGACCTTC AGAGGTCGCC TGGGTTACAC AGGAGCTGGG 1740 AAGCCTGGGA GAGGCGGAGC AGGAAGGCTC CCATCCAGAT TCAGAAATCC TTAGACCCAG 1800 CCCAGGACTG CGACTTTGAA AAAAATGCCT TTCACCAGCT TGGTATCCCT TCCTGACTGA 1860 ATTGTCCTAC TCAAAGGAGC ATAAGTCAGA GATGCACGAA GAAGTAGTTA GGTATAGAAG 1920 CACCTGCCGG GTGTGGTGGC TCATGCCTAT AATCCCAGAA CTTTGGGAGG CTGAGGCAGG 1980 TGGATCACTT GAGGTCGGGA GATTGAGAAC ATCCTGGTCA ACATGGGAAA ACCCCGTCTC 2040 TACTAAAAAT ACAAAAAAAT TAGCTGGGCA TGGTGGCACA TGCCTATAAT CCCAGCTACT 2100 CTGGAGGCTG AGGCAGGAGA ATCCTTGAAC CCGGGAGTTG GAGGTTGCAG TGAGCTGAGA 2160 TCACGCCACT GCACTCCAGC CTAGCGACAG AGCAAGACTC CATTTAAAAA AAAAAAAAAA 2220 GGGCGGCCGC TCTAGAGGAT CCCTCGAGGG GCCCAAGCTT 2260
【0057】(2) 配列番号2の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:330 (B)配列の型:アミノ酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (xi)配列の記載:配列番号2: Met Leu Pro Asp Trp Lys Ser Ser Leu Ile Leu Met Ala Tyr Ile Ile 1 5 10 15 Ile Phe Leu Thr Gly Leu Pro Ala Asn Leu Leu Ala Leu Arg Ala Phe 20 25 30 Val Gly Arg Ile Arg Gln Pro Gln Pro Ala Pro Val His Ile Leu Leu 35 40 45 Leu Ser Leu Thr Leu Ala Asp Leu Leu Leu Leu Leu Leu Leu Pro Phe 50 55 60 Lys Ile Ile Glu Ala Ala Ser Asn Phe Arg Trp Tyr Leu Pro Lys Val 65 70 75 80 Val Cys Ala Leu Thr Ser Phe Gly Phe Tyr Ser Ser Ile Tyr Cys Ser 85 90 95 Thr Trp Leu Leu Ala Gly Ile Ser Ile Glu Arg Tyr Leu Gly Val Ala 100 105 110 Phe Pro Val Gln Tyr Lys Leu Ser Arg Arg Pro Leu Tyr Gly Val Ile 115 120 125 Ala Ala Leu Val Ala Trp Val Met Ser Phe Gly His Cys Thr Ile Val 130 135 140 Ile Ile Val Gln Tyr Leu Asn Thr Thr Glu Gln Val Arg Ser Gly Asn 145 150 155 160 Glu Ile Thr Cys Tyr Glu Asn Phe Thr Asp Asn Gln Leu Asp Val Val 165 170 175 Leu Pro Val Arg Leu Glu Leu Cys Leu Val Leu Phe Phe Ile Pro Met 180 185 190 Ala Val Thr Ile Phe Cys Tyr Trp Arg Phe Val Trp Ile Met Leu Ser 195 200 205 Gln Pro Leu Val Gly Ala Gln Arg Arg Arg Arg Ala Val Gly Leu Ala 210 215 220 Val Val Thr Leu Leu Asn Phe Leu Val Cys Phe Gly Pro Tyr Asn Val 225 230 235 240 Ser His Leu Val Gly Tyr His Gln Arg Lys Ser Pro Trp Trp Arg Ser 245 250 255 Ile Ala Val Val Phe Ser Ser Leu Asn Ala Ser Leu Asp Pro Leu Leu 260 265 270 Phe Tyr Phe Ser Ser Ser Val Val Arg Arg Ala Phe Gly Arg Gly Leu 275 280 285 Gln Val Leu Arg Asn Gln Gly Ser Ser Leu Leu Gly Arg Arg Gly Lys 290 295 300 Asp Thr Ala Glu Gly Thr Asn Glu Asp Arg Gly Val Gly Gln Gly Glu 305 310 315 320 Gly Met Pro Ser Ser Asp Phe Thr Thr Glu 325 330
【0058】(2) 配列番号3の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:20 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:その他 (xi)配列の記載:配列番号3: GCTTCGGACC TTACAACGTG 20
【0059】(2) 配列番号4の情報: (i)配列の特徴: (A)配列の長さ:20 (B)配列の型:核酸 (C)鎖の数:一本鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)配列の種類:その他 (xi)配列の記載:配列番号4: CTTCCCAGCT CCTGTGTAAC 20
【図面の簡単な説明】
【図1】 ヒトHTADX50のヌクレオチドおよび推定アミ
ノ酸配列を表わす。配列番号1および2。
【図2】 ヒトHTADX50のヌクレオチドおよび推定アミ
ノ酸配列を表わす。配列番号1および2。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI A61K 48/00 ABF A61K 48/00 ABN ABN ACD ACD ADX ADX C07K 14/705 C07K 14/705 C12P 21/02 C C12N 5/10 C12Q 1/02 C12P 21/02 1/68 A C12Q 1/02 A61K 37/02 AAA 1/68 C12N 5/00 B //(C12N 5/10 C12R 1:91) (72)発明者 キャサリン・イー・エリス アメリカ合衆国08028ニュージャージー州 グラスボロー、フォーダム・プレイス831 番

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列番号2のポリペプチドまたはそれら
    の対応するフラグメントをコードするヌクレオチド配列
    と少なくとも80%の同一性を有するヌクレオチド配
    列;または該ヌクレオチド配列と相補的なヌクレオチド
    配列を含む単離されたポリヌクレオチド。
  2. 【請求項2】 DNAまたはRNAである請求項1記載
    のポリヌクレオチド。
  3. 【請求項3】 ヌクレオチド配列が配列番号1に含まれ
    るヌクレオチド配列と少なくとも80%同一である請求
    項1記載のポリヌクレオチド。
  4. 【請求項4】 ヌクレオチド配列が配列番号1に含まれ
    る請求項3記載のポリヌクレオチド。
  5. 【請求項5】 コードするヌクレオチド配列が配列番号
    2のポリペプチドまたはそのフラグメントをコードする
    請求項1記載のポリヌクレオチド。
  6. 【請求項6】 請求項3記載のポリヌクレオチドの少な
    くとも15の連続するヌクレオチドを含むポリヌクレオチ
    ドプローブまたはプライマー。
  7. 【請求項7】 発現システムを含むDNAまたはRNA
    分子であって、該発現システムが、適合する宿主細胞中
    に存在する場合、HTADX50または配列番号2のポリペプチ
    ドまたは該フラグメントをコードするヌクレオチド配列
    と少なくとも80%の同一性を有するそのフラグメント
    の生成能を有するDNAまたはRNA分子。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の発現システムを含む宿主
    細胞。
  9. 【請求項9】 HTADX50ポリペプチドまたはそのフラグ
    メントを生産する方法であって、請求項8記載の宿主を
    該ポリペプチドまたはフラグメントの生産に十分な条件
    下で培養することからなる方法。
  10. 【請求項10】 該ポリペプチドまたはフラグメントが
    該細胞の表面で発現される請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の方法により生産され
    た細胞。
  12. 【請求項12】 さらに、培養物からポリペプチドまた
    はフラグメントを回収することを含む請求項9記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 HTADX50ポリぺプチドまたはそのフラ
    グメントを産生する細胞を生成する方法であって、宿主
    細胞が適当な培養条件下においてHTADX50ポリペプチド
    またはフラグメントを生成するように、請求項7記載の
    発現システムで宿主細胞をトランスフォームまたはトラ
    ンスフェクトすることからなる方法。
  14. 【請求項14】 HTADX50ポリペプチドまたは配列番号2
    に含まれるアミノ酸配列と少なくとも80%の同一性を
    有するアミノ酸配列を含むそのフラグメント。
  15. 【請求項15】 配列番号2のアミノ酸配列を含む請求
    項14記載のポリペプチドまたはそのフラグメント。
  16. 【請求項16】 請求項12記載の方法により生成され
    たHTADX50ポリペプチドまたはフラグメント。
  17. 【請求項17】 (a)受託番号ATCC98283でAT
    CCに寄託されているcDNAインサートにより発現さ
    れるのと同じ成熟ポリペプチドをコードするヌクレオチ
    ド配列と少なくとも80%の同一性を有するヌクレオチ
    ド配列;(b)(a)のヌクレオチド配列と相補的なヌ
    クレオチド配列;および(c)(a)または(b)のヌ
    クレオチド配列の少なくとも15の連続するヌクレオチド
    を含むヌクレオチド配列;からなる群から選択されるヌ
    クレオチド配列を含む単離されたHTADX50ポリヌクレオ
    チド。
  18. 【請求項18】 請求項14記載のHTADX50ポリペプチ
    ドに対し免疫特異的である抗体。
  19. 【請求項19】 HTADX50レセプター活性を増強する必
    要のある対象の治療の方法であって、(a)対象に、治
    療上有効な量の該レセプターに対するアゴニストを投与
    すること;および/または(b)インビボで該レセプタ
    ー活性を生成するような形態にてHTADX50ポリヌクレオ
    チドを対象に提供すること;からなる方法。
  20. 【請求項20】 HTADX50レセプター活性を阻害する必
    要のある対象を治療する方法であって、(a)対象に、
    治療上有効な量の該レセプターに対するアンタゴニスト
    を投与すること;および/または(b)該レセプターを
    コードするヌクレオチド配列の発現を阻害する核酸分子
    を対象に投与すること;および/または(c)そのリガ
    ンドに対し該レセプターと競合するポリペプチドの治療
    上有効な量を対象に投与すること;からなる方法。
  21. 【請求項21】 対象におけるHTADX50レセプターの発
    現または活性に関連する、対象の疾患または疾患に対す
    る感受性を診断する方法であって、(a)該対象のゲノ
    ム中の該HTADX50レセプターをコードするヌクレオチド
    配列における変異の有無を測定すること;および/また
    は(b)該対象由来の試料中におけるHTADX50レセプタ
    ー発現の存在または量を分析すること;からなる方法。
  22. 【請求項22】 HTADX50レセプターに結合する化合物
    を同定する方法であって、(a)請求項11に記載される
    細胞を候補化合物と接触させること;および(b)該候
    補化合物の該細胞への結合能力を評価すること;からな
    る方法。
  23. 【請求項23】 さらに、候補化合物が細胞表面におけ
    るHTADX50ポリペプチドの活性化によるシグナルの生成
    に効果を有するかどうかを決定すること(該シグナルの
    生成に効果を有する候補化合物はアゴニストであると同
    定される)を含む請求項22記載の方法。
  24. 【請求項24】 請求項23記載の方法によって同定さ
    れるアゴニスト。
  25. 【請求項25】 さらに、該細胞を該HTADX50レセプタ
    ーに対する公知のアゴニストと接触させること;および
    該アゴニストにより生成されるシグナルが該候補化合物
    の存在下で減少するかどうかを決定すること(該シグナ
    ルを減少させる候補化合物は、該HTADX50レセプターに
    対するアンタゴニストであると同定される);を含む請
    求項22記載の方法。
  26. 【請求項26】 請求項25記載の方法によって同定さ
    れるアンタゴニスト。
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