JPH10303878A - 遊技機の暗号化通信システム - Google Patents

遊技機の暗号化通信システム

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JPH10303878A
JPH10303878A JP9106508A JP10650897A JPH10303878A JP H10303878 A JPH10303878 A JP H10303878A JP 9106508 A JP9106508 A JP 9106508A JP 10650897 A JP10650897 A JP 10650897A JP H10303878 A JPH10303878 A JP H10303878A
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JP
Japan
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circuit
key code
communication
chip
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JP9106508A
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Nobumasa Imai
信正 今井
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L II TEC KK
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L II TEC KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】パチンコ機などの制御用チップの認証や出玉情
報の通信を行うシステムにおいて、ノイズにより拡張キ
ーコードを喪失した場合でも、再度、初期状態から拡張
キーコードの選択と通信を続行できるようにする。 【解決手段】各遊技機の照合判定用通信チップ1とホス
トコンピュータ6とは、それぞれキーコードの送信のた
めの基本キーコードK0と複数の拡張キーコードK1,K2,
…,Knとを内部にもつ。通信状態が異常であると判断さ
れると、チップを初期状態に戻すリセットコマンドが暗
号化されずに送られ、それによりチップは拡張キーコー
ドをリセットして基本キーコードに切り替える。ホスト
コンピュータはチップが初期状態に戻った旨の送信を受
けると拡張キーコードの選択操作を行って得られた選択
データjをK0で暗号化して送信する。チップはこれを受
信してホストコンピュータと同一の拡張キーコードKjを
選択し、暗号通信を続行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機、
回胴式遊技機等の制御基板に組み込まれた遊技機制御用
のマイクロコンピュータチップが正規のものであるか否
を判定すると共に遊技機の制御基板から送信される遊技
機の各種情報(出玉情報、大当たり情報等)を取り込む
機能を有する通信チップとホール等の各遊技機の出玉情
報等を管理するホストコンピュータとを通信回線を介し
て通信するシステムにおいて通信情報が第三者に読み取
れず、かつ通信の時におけるノイズ等により通信のため
の拡張キーコードが喪失された場合にも、再度初期状態
から拡張キーコードの選択及び通信が行えるように構成
した遊技機の暗号化通信システムである。
【0002】
【従来の技術】従来の遊技機制御基板に組み込まれたマ
イクロコンピュータチップ(以下チップという)の制御
プログラムチェックは、型式試験申請された時点で第三
者検査機関が様々な角度からその内容の検討が慎重に行
われるが、試験合格後は検査機関による管理を離れ、型
式試験合格の認定を受けたプログラムが搭載された遊技
機は遊技機メーカーが第三者監督機関に対して検定申請
し、この検定に合格した製品が遊技場へ出荷されてい
る。そしてこの合格したチップのプログラムが改変され
ないように内蔵又は外部ROMの内容についてセキュリ
ティチェックするように構成されたものが発明されてい
る(特開平6−165863号,特開平6−32783
1号)。さらに外部装置により制御基板に組み込まれた
チップが正規のものか照合判定を行い、その結果を外部
へ通信できるように構成された照合回路付のものも発明
されている(特願平08−183885号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の通信方式における暗号化通信では共通の暗号化ア
ルゴリズムとキーコードを共有することにより、暗号化
・復号化を行っているが、暗号化アルゴリズムは固定せ
ざるを得ないためにキーコードが解読されてしまうと通
信情報を改変することができるという不都合がある。そ
のため、暗号化アルゴリズム自体は変更せずに、暗号化
に使用するキーコードを複数に拡張し、主局からの指示
により拡張された複数のキーコードから1個を選択した
状態で暗号化通信を行う方法も発明されている(特開平
6−216897号)。しかしながら、遊技機に関する
環境は劣悪であるあるためにせっかく主局から使用する
キーコードに関する情報を送信しても、従局側でノイズ
等による機器のプログラムの暴走等により拡張されたキ
ーコードの選択番号情報が喪失したり、メモリーに格納
された選択キーコードが喪失したりする恐れがあり、か
かる場合には正常な暗号化通信を行うことができないと
いう不都合がある。そこで、本発明はかかる遊技機特有
の劣悪環境においても、双方向通信において正常な暗号
化通信を行うことが可能な遊技機の暗号化通信システム
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、遊技
機を制御するためのプログラムが搭載された遊技機制御
用のマイクロコンピュータチップが正規のものか否かを
判定すると共に前記マイクロコンピュータチップから送
信される大当たり情報等の遊技機情報を記憶する内部処
理手段と、該内部処理手段の出力情報を内部処理手段に
より選択されたキーコードに基づき暗号化する暗号化回
路と、前記暗号化回路の出力情報を外部へ通信するため
の送信回路と、外部から送信された情報を受信する受信
回路と、該受信回路で受信した情報を内部処理手段によ
り選択されたキーコードに基づき復号化する復号化回路
と、外部から受信回路を介して送信されたリセットコマ
ンドを監視すると共に該リセットコマンドを検知した時
に暗号化・復号化処理を初期状態に戻すためにリセット
するリセットコマンド監視回路とからなる各遊技機に装
着される照合判定用通信チップと、前記照合判定用通信
チップに対して通信に使用するキーコードに関する選択
データ及び各種コマンドを所定のキーコードに基づき暗
号化する暗号化回路と、暗号化回路で暗号化された選択
データ及び各種コマンドを送信する送信回路と、照合判
定用通信チップから送信された情報を受信する受信回路
と、該受信回路で受信した情報を所定のキーコードに基
づき復号化する復号化回路と、該復号化回路で復号化さ
れた情報が正しいものか否かを判定する通信電文判定回
路と、該通信電文判定回路で正常と判定された情報を格
納すると共にキーコードに関する選択データ及び各種コ
マンドを暗号化回路に送信する内部処理手段と、前記通
信電文判定回路で異常と判定された場合に前記送信回路
を介して前記照合判定用通信チップに対してリセットコ
マンドを発生すると共に暗号化・復号化処理を選択キー
コードから基本キーコードの初期状態に戻すためのリセ
ットコマンド発生回路とを有するホストコンピュータと
からなり、前記照合判定用通信チップ及びホストコンピ
ュータの内部処理手段に通信に使用するためのキーコー
ドを送信するために基本キーコードK0と、通信確認後に
使用する複数の拡張キーコードK1,K2,K3,…Kn-1,Knが格
納されており、ホストコンピュータ側の内部処理手段に
キーコード選択手段及びキーコード選択番号発生手段が
設置され、照合判定用通信チップの内部処理手段にキー
コード選択手段が設置された遊技機の暗号化通信システ
ムにより本目的を達成する。
【0005】
【作用】本発明にかかる通信システムでは、初期状態で
は暗号化及び復号回路のキーコードは全て基本キーコー
ドK0に設定されている。そしてホストコンピュータ側か
ら確認しようとする照合判定用通信チップに対して、使
用する拡張キーコードK1,K2,K3,…Kn-1,Knに関する選択
データの選択が内部処理手段で行われ、該選択データは
基本キーコードK0に基づき暗号化回路で暗号化され、送
信回路を介して当該照合判定用通信チップの受信回路に
向けて送信される。送信された拡張キーコードの選択デ
ータは、基本キーコードK0に基づき復号化回路で復号化
され、復号化された選択データに基づき内部処理手段の
キーコード選択手段が該内部処理手段内に格納された複
数の拡張キーコードの中から抽出し、復号化回路及び暗
号化回路のキーコードKiとして使用するためにバッファ
ーメモリー等に格納する。
【0006】その結果、ホストコンピュータから送信さ
れたコマンドは正常通信状態において正しく暗号化・復
号化されてホストコンピュータに返信される。その結果
ホストコンピュータは正しく通信が行われているか否に
ついて通信電文判定回路において判定することができ
る。その結果ホストコンピュータの内部処理手段から発
信される各種コマンドが照合判定用通信チップに送信さ
れ、該チップの内部処理手段に格納された遊技機に関す
る情報が送信回路を介して暗号化情報としてホストコン
ピュータに対して送信されることになる。
【0007】しかし、通信最中又は通信手順の確認中等
に照合判定用通信チップ側の劣悪環境(ノイズ等)等に
よりホストコンピュータからの選択データiがうまく受
信出来なかったり、受信後の内部処理手段における拡張
キーコードK1,K2,K3,…Kn-1,Knの選択の段階等でキーコ
ードKiをうまく選択出来なかったり、選択後に遊技機及
びチップ内に組み込まれたプログラムの暴走等によりバ
ッファーメモリーに格納された選択キーコードKiを喪失
したりする場合がある。かかる場合には、ホストコンピ
ュータ側から発せられたコマンドが正しく復号化処理さ
れなかったり、暗号化キーコードKiを喪失しているため
に情報が送信されなかったりする。
【0008】かかる状況を通信電文判定回路がチェック
を行い、通信状態が異常であるとしてリセットコマンド
発生回路に異常状態が送信される。リセットコマンド発
生回路では、照合判定用通信チップが何らかの状態で拡
張キーコードK1,K2,K3,…Kn-1,Knをうまく選択出来なか
ったと判断し、照合判定用通信チップを初期状態に戻す
ためのリセットコマンドが暗号化回路を経ず送信回路を
介して該チップの受信回路に向けて送信される。
【0009】チップの受信回路で受信したリセットコマ
ンドは、その出力側でリセットコマンド監視回路が常時
監視しているために、ホストコンピュータからリセット
命令が発せられたと判断し、内部処理手段のキーコード
選択回路が初期状態に戻すべく復号化回路及び暗号化回
路における拡張キーコードKiをリセットして基本キーコ
ードK0に切り替える。
【0010】そして、照合判定用通信チップから初期状
態に戻った旨送信回路を介してホストコンピュータに向
けて送信され、再びホストコンピュータは拡張キーコー
ドの選択操作を行い新しい選択データjを作成する。
尚、リセットの際に選択回路を作動させる場合で説明し
たが、これに限定されずホストコンピュータの電源投入
時に内部処理手段の選択番号発生回路を作動させて選択
データiを作成し、この選択データを内部処理手段にホ
ストコンピュータの電源OFF時まで保持させておくこ
とも考えられる。
【0011】作成された選択データjは、暗号化回路に
おいて基本キーコードK0に基づき暗号化され、送信回路
を介してチップの受信回路に向けて送信される。送信さ
れた選択データjは受信回路で受信され、復号化回路で
基本キーコードK0に基づいて復号化されホストから送信
された選択データjとして内部処理手段に送信され、内
部処理手段のキーコード選択手段は拡張キーコードK1,K
2,K3,…K n-1,Knの中からホストコンピュータと同一のも
のを選択し、暗号化回路及び復号化回路のキーコードを
Kjに切り替える。そして再びホストコンピュータ側の内
部処理手段から発せられる各種コマンドに基づきチップ
内の内部処理手段に格納された各種情報をホストコンピ
ュータに向けて暗号化情報として送信することになる。
その結果、ホストコンピュータから発信されたコマンド
に基づき照合判定用通信チップの内部処理手段に格納さ
れた所望のデータが、ホストコンピュータに向けて送信
されることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示された実施例
に従って詳細に説明する。図1は、本発明にかかる通信
システムのブロック図を示すものであり、1は遊技機に
装着されたマイクロコンピュータチップが正規のもので
あるか否を照合すると共に遊技機に関する情報をホスト
コンピュータに対して送信するための照合判定用通信チ
ップであり、該通信チップは通信回路2と、通信回路で
受信した情報を所定のキーコード(K0又はK1,K2,K3,…K
n-1,Kn)に基づき復号化するための復号化回路3と、チ
ップに格納された送信データ(選択番号及び各種コマン
ド)を所定のキーコードに基づき暗号化する暗号化回路
4と、基本キーコードK0、複数の拡張キーコードK1,K2,
K3,…Kn-1,Knが格納された内部処理手段5とからなり、
暗号化回路4により暗号化された情報は通信回路2を介
してホストコンピュータに向けて送信するように構成さ
れている。
【0013】6は、ホストコンピュータ側に設置された
通信部を示すもので該通信部6は、照合判定用通信チッ
プ1の通信回路2と接続された通信回路8と、通信回路
8で受信した情報を所定のキーコードに基づき復号化す
る復号化回路10と、ホストコンピュータから送信する
選択データ(又は各種コマンド)を所定のキーコードに
基づき暗号化する暗号化回路11と、基本キーコード
K0、複数の拡張キーコードK1,K2,K3,…Kn-1,Kn並びに拡
張キーコードの選択番号発生手段としての乱数発生回路
12を有する内部処理手段14とからなり、暗号化回路
11により暗号化される内部処理手段14から発信され
る情報(選択データ又は各種コマンド)は、通信回路8
を介して照合判定用通信チップ1の通信回路2に向けて
送信される。
【0014】尚、本実施例では、初期状態においては、
基本キーコードK0を両者共使用しており、内部処理手段
14のキーコード選択番号発生手段12によりデータ通
信に使用すべき拡張キーコードに関する選択データを発
生し、発生された選択データ(選択番号でも良い)に基
づき選択手段23がキーコードKiを選択し、このキーコ
ードKiをバッファーメモリー32に格納する。またその
選択データは基本キーコードK0に基づき暗号化回路11
により暗号化されて照合判定用通信チップ1の通信回路
2に向けて送信され、送信された情報をチップ1の復号
化回路3が基本キーコードK0に基づき復号化し、内部処
理手段5の選択手段7が内部処理手段5に格納された拡
張キーコードK1,K2,K3,…Kn-1,Knの中からホストコンピ
ュータと同一のキーコードKiを選択し、暗号化回路4及
び復号化回路3のキーコードとして使用するバッファー
メモリー30に格納される。
【0015】次に図2に示すものは、前記ホストコンピ
ュータ側の通信部及び照合判定用通信チップ1側におけ
る通信回路2,8及び照合判定用通信チップ1における
キーコードKiが何らかの要因で正しく対応しなかった場
合に回復させるための具体的手段を示すブロック図であ
り、16は、照合判定用通信チップ1側における通信回
路2の受信回路であり、受信回路16の出力側は復号化
回路3と接続されており、該復号化回路3は内部処理手
段5に格納された基本キーコードK0(初期状態のみ)又
は拡張キーコードK1,K2,K3,…Kn-1,Knに基づき復号化を
行う。受信回路16の出力側はリセットコマンド監視回
路18と接続されており、該リセットコマンド監視回路
18はホストコンピュータから送信されるリセットコマ
ンドを監視するように構成されている。復号化回路3
は、内部処理手段5と接続されており、該内部処理手段
5に格納された遊技機に関する情報は暗号化回路4に送
信される。暗号化回路4は、所定のキーコードKiに基づ
き内部処理手段5から送信された遊技機に関する情報を
暗号化し、これを通信回路2の送信回路20に送る。
【0016】ホストコンピュータ側の通信部6は、通信
回路8の受信回路22と、該受信回路22で受信した情
報を所定のキーコード(基本キーコードK0又は拡張キー
コードKi)に基づき復号化する復号化回路10と接続さ
れ、復号化回路10は、通信電文判定回路24と接続さ
れている。通信電文判定回路24は、照合判定用通信チ
ップ1から送信されたデータが正しく送信されたもので
あるか否かの判定を行うものであり、正常である場合は
内部処理手段14にデータを送信し、内部処理手段14
は照合判定用通信チップ1に対して各種コマンドを送信
する。また異常であると判定した時には、リセットコマ
ンド発生回路26に対してリセットコマンドを送信させ
ると共に暗号化回路11及び復号化回路10におけるバ
ッファーメモリー32の拡張キーコードKiを基本キーコ
ードK0に切り替える。
【0017】リセットコマンド発生回路26から発信さ
れたリセットコマンドは、暗号化回路11を介さず送信
回路28に直接送信され、該送信回路28は照合判定用
通信チップ1の受信回路16に向けて送信するように構
成されている。尚、ホストコンピュータのリセットコマ
ンド発生回路26及びリセットコマンド監視回路18に
同一の暗号化アルゴリズムと暗号化用の特殊キーコード
Ksを組み込んでおくように構成しても良い。
【0018】以上述べた構成において本実施例にかかる
通信システムでは、初期状態においてホストコンピュー
タ側から確認しようとする照合判定用通信チップ1に対
して、使用する拡張キーコードK1,K2,K3,…Kn-1,Knに関
する選択データが内部処理手段14の選択番号発生回路
12で発生し、発生した選択データは基本キーコードK0
に基づき暗号化回路11で暗号化され、送信回路28を
介して当該照合判定用通信チップ1の受信回路16に向
けて送信される。送信された拡張キーコードに関する選
択データは、基本キーコードK0に基づき復号化回路3で
復号化され、復号化された選択データiに基づき内部処
理手段5に格納された複数の拡張キーコードの中からキ
ーコード選択手段7が選択を行いバッファーメモリー3
0に当該選択拡張キーコードKiを格納すると共にホスト
コンピュータに対して肯定応答がなされる。そしてこの
拡張キーコードKiは復号化回路3及び暗号化回路4のキ
ーコードとして使用されることになる。
【0019】その結果、ホストコンピュータの内部処理
手段14から送信された各種コマンドは、正常通信状態
において正しく暗号化・復号化されてホストコンピュー
タに返信されることから、ホストコンピュータ側は正し
く通信が行われているか否について通信電文判定回路2
4において判定することができる。判定の結果正しいと
判断された情報は内部処理手段14内に格納される。そ
の結果照合判定用通信チップ1に格納された遊技機に関
する情報がホストコンピュータに対して暗号化情報とし
て送信されることになる。
【0020】しかし、通信の最中又は通信手順の確認中
等に劣悪環境(ノイズ等)等によりホストコンピュータ
からの選択データが照合判定用通信チップにおいてうま
く受信出来なかったり、受信後の内部処理手段5におけ
るキーコードの選択の段階等でキーコードKiをうまく選
択出来なかったり、選択後に予期せぬプログラムの暴走
等によりバッファーメモリー30に格納されたキーコー
ドKiが喪失したりする場合がある。
【0021】かかる場合には、ホストコンピュータ側か
ら発せられた各種コマンドが正しく復号化処理されなか
ったり、暗号化キーコードを喪失しているために照合判
定用通信チップ1から内部処理手段5に格納された情報
が送信されなかったりする異常応答となる(図3)。か
かる場合に通信回路22は図3に示すように複数回照合
判定用通信チップ1に対してコマンド送信(リトライ)
を行うが、複数回に渡り異常応答がなされた場合にリト
ライアウトとしてかかる状況を通信電文判定回路24が
チェックを行い、通信状態が異常であるとしてリセット
コマンド発生回路26に向けて異常である旨が送信され
る。
【0022】リセットコマンド発生回路26では、照合
判定用通信チップ1が何らかの状態でキーコードKiをう
まく選択出来なかったと判断し、照合判定用通信チップ
1を初期状態に戻すためにリセットコマンドを暗号化回
路11を介さずチップ1の受信回路16に向けて送信す
る。チップの受信回路16で受信したリセットコマンド
は、常時チップ1のリセットコマンド監視回路18が監
視しているために、ホストコンピュータからリセットコ
マンドが発せられたと判断し、復号化回路及び暗号化回
路における拡張キーコードをリセットして初期状態の基
本キーコードK0に切り替える。
【0023】そして、照合判定用通信チップ1から初期
状態に戻った旨送信回路20を介してホストコンピュー
タに向けて肯定応答が送信され(図4)、再びホストコ
ンピュータは内部処理手段14の選択番号発生手段を作
動させて拡張キーコード選択データの抽出を行い選択デ
ータjを作成する。作成されたキーコード選択データj
は、暗号化回路11において基本キーコードK0に基づき
暗号化され、送信回路28を介してチップ1に向けてキ
ーコード選択データ(番号)が送信される。
【0024】送信されたキーコード選択データは受信回
路16で受信され、復号化回路3で基本キーコードK0
基づき復号化されるため、内部処理手段5のキーコード
選択手段7が格納された拡張キーコードK1,K2,K3,…K
n-1,Knの中からホストコンピュータと同一のものを選択
し、暗号化回路4及び復号化回路3の拡張キーコードを
Kiに切り替えた状態でホストコンピュータに向けて切り
替えた旨の肯定応答が送信されることになる。その結
果、ホストコンピュータの内部処理手段14から発信さ
れた各種コマンドに基づき照合判定用通信チップ1の内
部処理手段5に格納された所望のデータが、ホストコン
ピュータに向けて送信されることになる。
【0025】尚照合判定用通信チップを遊技機に組み込
まれた制御用チップと別個のもので構成する場合につい
て説明したが、該通信チップと制御用のチップとを同一
のチップで構成した場合にも適用できることはいうまで
もない。また、ホストコンピュータの電源がOFFにな
るまでは、内部処理手段14のキーコード選択番号発生
手段12を動作させない方式のものでは、ホストコンピ
ュータの内部処理手段14に格納されている一度選択さ
れた選択データを照合用通信チップ1の初期化後に送信
するようにすれば同等の効果を得られる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように本発明にかかる通信シ
ステムでは、複数の拡張キーコードの中から随時選択
し、その拡張キーコードを用いて暗号化通信を行うよう
に構成しているために通信最中において第三者に情報を
察知されにくいと共に遊技機が設置されている劣悪な環
境下で使用されている結果発生ノイズやプログラムの暴
走等の要因により相互通信のために必要な拡張キーコー
ドが喪失した状態においても、ホストコンピュータ側で
異常応答状態を検出し、再度初期状態からやりなおすよ
うに構成されているので、通信に対する信頼性の高いも
のを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる暗号化通信システムを示すブ
ロック図である。
【図2】 本発明にかかる暗号化通信システムにおける
通信回復手段の具体例を示すブロック図である。
【図3】 ホストコンピュータと照合判定用通信チップ
と暗号化通信における正常通信と異常通信のシーケンス
を示すタイムチャートである。
【図4】 ホストコンピュータと照合判定用通信チップ
と暗号化通信における選択番号喪失状態からの復帰のシ
ーケンスを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 照合判定用通信チップ 2,8 通信回路 3,10 復号化回路 4,11 暗号化回路 5,14 内部処理手段 6 通信部 7,23 選択手段 12 選択番号発生手段 16,22 受信回路 18 リセットコマンド監視回路 20,28 送信回路 24 通信電文判定回路 26 リセットコマンド発生回路 30,32 バッファーメモリー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機を制御するためのプログラムが搭
    載された遊技機制御用のマイクロコンピュータチップが
    正規のものか否かを判定すると共に前記マイクロコンピ
    ュータチップから送信される大当たり情報等の遊技機情
    報を記憶する内部処理手段と、該内部処理手段の出力情
    報を内部処理手段により選択されたキーコードに基づき
    暗号化する暗号化回路と、前記暗号化回路の出力情報を
    外部へ通信するための送信回路と、外部から送信された
    情報を受信する受信回路と、該受信回路で受信した情報
    を内部処理手段により選択されたキーコードに基づき復
    号化する復号化回路と、外部から受信回路を介して送信
    されたリセットコマンドを監視すると共に該リセットコ
    マンドを検知した時に暗号化・復号化処理を初期状態に
    戻すためにリセットするリセットコマンド監視回路とか
    らなる各遊技機に装着される照合判定用通信チップと、 前記照合判定用通信チップに対して通信に使用するキー
    コードに関する選択データ及び各種コマンドを所定のキ
    ーコードに基づき暗号化する暗号化回路と、暗号化回路
    で暗号化された選択データ及び各種コマンドを送信する
    送信回路と、照合判定用通信チップから送信された情報
    を受信する受信回路と、該受信回路で受信した情報を所
    定のキーコードに基づき復号化する復号化回路と、該復
    号化回路で復号化された情報が正しいものか否かを判定
    する通信電文判定回路と、該通信電文判定回路で正常と
    判定された情報を格納すると共にキーコードに関する選
    択データ及び各種コマンドを暗号化回路に送信する内部
    処理手段と、前記通信電文判定回路で異常と判定された
    場合に前記送信回路を介して前記照合判定用通信チップ
    に対してリセットコマンドを発生すると共に暗号化・復
    号化処理を選択キーコードから基本キーコードの初期状
    態に戻すためのリセットコマンド発生回路とを有するホ
    ストコンピュータとからなり、 前記照合判定用通信チップ及びホストコンピュータの内
    部処理手段に通信に使用するためのキーコードを送信す
    るために基本キーコードK0と、複数の拡張キーコード
    K1,K2,K3,…Kn-1,Knが格納されており、ホストコンピュ
    ータ側の内部処理手段にキーコード選択手段及びキーコ
    ード選択番号発生手段が設置され、照合判定用通信チッ
    プの内部処理手段にキーコード選択手段が設置されてい
    ることを特徴とする遊技機の暗号化通信システム。
  2. 【請求項2】 前記キーコード選択番号発生手段が乱数
    発生回路で構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の遊技機の暗号化通信システム。
JP9106508A 1997-04-23 1997-04-23 遊技機の暗号化通信システム Pending JPH10303878A (ja)

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