JPH10303765A - 中間周波数を使用しないタイプの無線受信機における妨害直流成分シフトを抑制する装置、及び対応の抑制方法 - Google Patents

中間周波数を使用しないタイプの無線受信機における妨害直流成分シフトを抑制する装置、及び対応の抑制方法

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JPH10303765A
JPH10303765A JP10062895A JP6289598A JPH10303765A JP H10303765 A JPH10303765 A JP H10303765A JP 10062895 A JP10062895 A JP 10062895A JP 6289598 A JP6289598 A JP 6289598A JP H10303765 A JPH10303765 A JP H10303765A
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JP10062895A
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Helene Vogel
エレーヌ・ボゲル
Michel Galligo
ミシエル・ガリゴ
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Alcatel Lucent SAS
Original Assignee
Alcatel Alsthom Compagnie Generale dElectricite
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L25/00Baseband systems
    • H04L25/02Details ; arrangements for supplying electrical power along data transmission lines
    • H04L25/06Dc level restoring means; Bias distortion correction ; Decision circuits providing symbol by symbol detection
    • H04L25/061Dc level restoring means; Bias distortion correction ; Decision circuits providing symbol by symbol detection providing hard decisions only; arrangements for tracking or suppressing unwanted low frequency components, e.g. removal of dc offset
    • H04L25/062Setting decision thresholds using feedforward techniques only

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  • Noise Elimination (AREA)
  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 中間周波数を使用しない直接変換型の無線受
信機のための直流成分シフトを防止する装置を提供す
る。 【解決手段】 受信したバーストの電力を得られる有効
信号の電力に関して正規化する手段(10)と、各受信
バーストの直流成分の値と時間的位置の特性を決定する
手段(8)と、正規化した後に、得られたベースバンド
信号から各バーストについて決定されたシフト特性を減
じる補正手段(9)とを含む。本発明は、特にデジタル
セルラ無線ネットワークの無線移動端末に適用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線受信機、特に
中間周波数を使用しないタイプの無線受信機を、受信信
号に影響を及ぼす可能性のある妨害直流成分シフトから
保護するための抑制装置及びこのような装置を含む無線
機器に関する。
【0002】本発明は、バースト妨害により発生する直
流成分シフトにより受信が妨害される可能性のあるデジ
タルセルラ無線ネットワークで使用される受信機に適用
可能である。本発明はまた、抑制方法にも関する。
【0003】
【従来の技術】受信機内で中間周波数を使用せず、受信
無線周波数信号からベースバンド信号に直接変換するこ
とにより、無線受信機、特に移動無線電話ネットワーク
の無線通信端末に装備される無線受信機を簡略化するこ
とが可能である。これにより、中間周波数を使用する場
合に必要であったこれらの受信機の要素を取り除くこと
が可能である。
【0004】中間周波数の使用を避けるための解決方法
が文献EP−A−0474615に記載されているが、
これは、搬送波がf=Acosωt+φのタイプの受信
信号内に含まれる所望の信号を、受信信号にcosωt
のローカル信号とsinωtのローカル信号とを乗じる
ことにより抽出するものである。ωは、受信信号及び二
つのローカル信号について同一の値を有する。
【0005】これら二つの乗算の結果は、それぞれ同相
信号成分I及び直角位相成分Qに対応する。これらは、
ゼロ周波数に近い差成分と、受信信号の搬送の周波数の
二倍に近い和成分とをそれぞれ含む。ローパスフィルタ
により、受信信号の所望の部分を得るために、信号要素
I及びQのゼロ周波数成分と呼ばれる成分のみを保持す
ることができる。
【0006】この技術を使用する受信機に生じる問題の
一つは、妨害又は雑音がベースバンドにおける直流成分
シフトを生じさせる可能性があり、このシフトが、受信
機の出力に得られる所望の信号を劣化させ、その結果、
所望の信号の電力が雑音直流成分の電力よりもはるかに
低くなることである。
【0007】これは、雑音源が受信端末が受信しなけれ
ばならない有効信号に直流成分のシフト又は「オフセッ
ト」を加える際、もし雑音源がバーストを発生する、即
ち時分割多重接続無線移動ネットワークにおけるように
時分割する搬送波を送信するような場合にGMSタイプ
のデジタル無線ネットワークに起こり得る。この場合、
直流成分のシフトは必ずしも受信信号全体を妨害すると
は限らず、この受信信号の同相成分Iと直角位相成分Q
に異なる作用を及ぼす。
【0008】従って、受信信号を正しく復調するために
は、受信信号の各成分に影響を及ぼす妨害シフトの特性
を決定し、受信信号を使用する前にこれらの成分を補正
できるようにするために上記問題を考慮することが必要
である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明は、それ
ぞれが同一数「m」個のサンプルから成る、「バース
ト」と呼ばれる一連の信号要素の形態で時間多重化され
た状態で送信される無線周波数信号の受信に影響を及ぼ
す妨害直流成分シフトを抑制する装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の一特徴によれ
ば、装置は、連続して受信したバーストの電力を得られ
る所望の信号の電力に関して正規化する手段と、バース
トの同一整数m/n個のサンプルと連続するバーストか
ら累積により得られる一セグメント当りの平均値とを含
むバーストのセグメントについて直流成分の瞬時値を決
定する手段と、一セグメント当りの平均値と瞬時値とに
基づく計算により、各受信バーストの直流成分の値と位
置の特性を決定する手段とを有しており、各シフトは、
該シフトが劣化させるバーストに対し、少くとも次のバ
ーストに対する次のシフトとほぼ同じ時間位置を有する
ものと仮定され、該装値は更に、正規化した後に、得ら
れたベースバンド信号から各バーストについて決定され
たシフト特性を減じる補正手段を含む。
【0011】本発明の一特徴によれば、装置は、受信し
た無線信号からゼロ周波数の同相成分I及び直角位相成
分Qについて直流成分の瞬時値を決定する手段と、前記
同相成分と直角位相成分とについて受信バーストの一成
分セグメント当りの平均累積値を決定する手段とを有
し、該平均累積値を決定する手段はこのために、前記セ
グメントについて得られ測定寄与係数により重み付けさ
れた瞬時値と、消失係数により重み付けされた同一の信
号の先行の受信バーストについて得られた累積値とを加
算し、前記消失係数と測定寄与係数との和は1に等し
い。
【0012】本発明の一特徴によれば、装置は、直流成
分シフトにより生じる遷移の前又は後の直流成分の値に
基づき、各受信バーストについて一ビット以内の精度で
直流成分シフトを決定する手段を有しており、バースト
の同相成分又は直角位相成分において、前記値は、該バ
ーストの最小誤差に対応するセグメントについて最小誤
差セグメントの「n」個のビットについて決定された直
流成分シフトに対応する中間値に基づき決定される。
【0013】本発明の一特徴によれば、装置は、一ビッ
トの精度でバーストについて決定されたシフト位置に基
づき、該バーストの同相成分及び直角位相成分に影響を
及ぼす妨害直流成分シフトを抑制するために該バースト
について決定される直流成分の値「dch」と「dc
b」との差及び「dcqh」と「dcqb」との差を考
慮する補正手段を含む。
【0014】本発明は、受信無線周波数の信号から、二
つのベースバンド成分、即ち、同相成分Iと直角位相成
分Qを供給し、それぞれが同一数「m」個のサンプルか
ら成る、「バースト」と呼ばれる一連の信号要素の形態
で時間多重化されて送信される信号を受信するように構
成される、中間周波数を使用しないタイプの無線受信機
も提供する。
【0015】本発明の一特徴によれば、この受信機は、
上記の妨害直流成分シフトを抑制する装置を有し、その
少くとも一部がデジタル信号処理プロセッサの内部であ
って、受信機が受信する無線周波数信号に基づくベース
バンド信号の同相成分Iと直角位相成分Qを供給する無
線変換段の下流側に配置される。
【0016】本発明はさらに、それぞれが同一数「m」
個のサンプルからなり、「バースト」と呼ばれる一連の
信号要素の形態で時間多重化されて送信される無線周波
数信号の受信に影響を及ぼす妨害直流成分シフトを抑制
する方法も提供する。
【0017】本発明の一特徴によれば、この方法は、 − 連続して受信したバーストの電力を得られる所望の
信号の電力に関して正規化する少なくとも一つの段階
と、バーストの同一整数m/n個のサンプルと連続する
バーストに基づく累積により得られる一セグメント当り
の平均値とを含むバーストのセグメントについて直流成
分の瞬時値を決定する段階と、 − 一セグメント当りの瞬時値と平均値とに基づく計算
により、各受信バーストについて、直流成分シフトの値
と位置の特性を決定する段階とを有し、各シフトは、該
シフトが劣化させるバーストに対し、少くとも次のバー
ストに対する次のシフトとほぼ同じ時間位置を有するも
のと仮定され、該方法は更に、 − 正規化した後に、得られたベースバンド信号から各
バーストについて決定されたシフト特性を減じることに
より信号を補正する段階を含む。
【0018】本発明とその諸特徴、及び利点は、添付の
図を参照して行う以下の記載により明らかになろう。
【0019】
【発明の実施の形態】図1に示す受信機1は中間周波数
を使用しない直接変換タイプのものであり、例えば、G
SM型デジタルセルラ無線ネットワークの無線移動端末
のような、図示しないトランシーバに含まれる。この受
信機1は、アンテナ3が捕捉した無線信号を受け取り、
これから、前述した方法で未処理の信号中のベースバン
ド成分I及びQを抽出する変換段2を具備する。
【0020】これらの成分は、本発明による直流成分の
シフトを除去する装置4に供給される。この装置は例え
ば、未処理の信号の同相及び直角位相成分を処理しこれ
から所望の情報を抽出する、デジタル信号処理プロセッ
サ5内に含まれる。また、該装置の少なくとも一部をデ
ジタル信号処理プロセッサの上流側に置くこともでき
る。
【0021】抽出された情報はインターフェース6に送
られ、適当なフォーマットに変換され、受信機に組み込
まれたあるいは受信機に接続される不図示の情報処理装
置又は変換装置に送られる。
【0022】デジタル信号処理プロセッサ5は、受信機
の変換段2から受け取るベースバンド信号の成分I及び
Qに基づき、除去装置4により供給される所望の信号S
Uを処理し、インタフェース6に送信することの可能な
少なくとも一つの装置7を含む。
【0023】この装置7は、除去装置4と同様、ハード
ウェア及び/又はソフウェアにより構成される。該装置
及び変換インタフェース6は、本発明の直接の対象では
ないのでこれ以上説明しない。変換インタフェースにつ
いても同様である。
【0024】除去装置4は、受信した所望の信号の成分
I及びQに影響を及ぼす妨害シフトの特性を決定する手
段8を含む。除去装置はまた、シフトの特性決定手段に
対してサーボ制御されるシフト補正手段9も含む。除去
装置は更に、特に電力決定手段により制御され、決定手
段8による推定の後、シフト補正手段9により供給され
る受信信号の成分I及びQに作用する電力正規化手段1
0を含む。
【0025】手段8は、電波により連続的に送信される
信号バースト又は要素に基づき変換段2が生成する同相
成分I及び直角位相成分Qを考慮し、受信した無線信号
に影響を及ぼす妨害シフトの特性を決定する。
【0026】本発明による装置が決定する特性の一つ
は、シフトを含むバーストに対するシフトの位置「po
s」である。
【0027】他の決定される二つの特性は、それぞれ、
受信信号の同相成分I及び直角位相成分Qについて得ら
れる二つの残留直流電圧の値であり、一方はバーストの
開始からシフトまで、他方はこのシフトからバーストの
終了まで、即ち、グラフで表せば、一方はシフトの左側
であり、他方はその右側である。図4は、妨害バースト
により発生するような、妨害電圧シフトが出現している
間のバーストの例を示す。
【0028】受信したバーストの直流成分の値は、バー
ストの連続する「m」個のサンプルを「n」個のグルー
プ毎に総計することにより推定される。例えば、各バー
ストがm=156個のサンプルからなる場合、nは例え
ば4に選択されるが、y軸に示した値はここでは任意で
ある。したがって各バーストは、「m/n」個の直流成
分の値「dci」で表される。各値は、図2のグラフに
示すように、バーストの「n」個のビットの連続するセ
グメントのうちの一つについてそれぞれ決定される。図
2から理解されるように、ノイズが存在するため、得ら
れた結果を直接利用することはできない。考えられる適
用例では、シフトにより劣化するバーストに対する直流
成分のシフトの位置及び振幅は、信号要素の送信フレー
ムの速度と比べ、きわめて緩慢に変化する。
【0029】従って、同一の信号について、連続して受
信した一連のバースト内の同一のランクを有するセグメ
ントの直流成分の累積値を利用する手段が設けられる。
これは、一連の所与の数の信号バーストについて決定さ
れる各セグメントに関して得られる直流成分値「dc
i」をメモリに記憶することを含む。バースト毎に決定
されるm/n個のセグメントのうちのランク「k」の各
セグメントについて累積により得られる値は、ここで
は、 tds_dci(k) = A*tds_dci'(k) + B*dci_inst(k) の式(1)に書き換えられる。この式において、所与の
セグメントについての最新の推定「tds_dci」
は、同一のセグメントについて先に決定された累積推定
と該セグメントについての最新の瞬時値「dci_in
st」とから得られる。
【0030】「A」は、測定の消失係数(facteu
r d’oubli)であり、Bは測定の寄与係数(f
acteur de prise en compt
e)である。これらの係数A及びBは、例えばA=0.
9、B=0.1というように、その和が1になるように
選択される。
【0031】これにより、各セグメントについて累積に
よって得られる直流成分「dci」が安定化される「m
/n」個のバーストセグメントの組についての直流成分
の値の表Tを作ることができる。
【0032】このような安定化の二つの例を図3及び図
4に示す。これらの図は、妨害バーストにより乱された
信号の連続する10個「z1」のバースト及び連続する
50個「z2」のバーストをそれぞれ考慮した後に得ら
れる結果を示すグラフである。グラフには、妨害により
発生する直流成分のシフトの位置が示してあり、考慮さ
れる受信信号のバースト数が増えれば精度も向上する。
【0033】直流成分のシフトの位置「pos」のは、
値「tds_dci」に関する式(1)によりセグメン
トについて得られるシフトの推定と、バースト内で生じ
得るm/n個のシフト位置について得られる推定との間
の最小自乗誤差を推定することにより上記の表Tから推
定される。この目的のため、
【0034】
【数3】
【0035】の値を基にして二つの推定が行われる。
【0036】値「dcb」は、バースト内の直流成分の
シフトにより生じる遷移が出現する前に該バースト内で
観察される直流成分の値に相当する。
【0037】値「dch」は、バースト内に遷移が出現
した後に該バースト内で観察される直流成分の値に相当
する。最小自乗誤差は、
【0038】
【数4】
【0039】の式を適用することにより得られる。
【0040】各バーストについて選択される位置の値
「pos」は、誤差が最小である位置の値、すなわち、
累積値「tds_dci」に最も近い値である。
【0041】図5及び図6のグラフは、結果が図3及び
図4に示される操作について既に考慮されている信号の
それぞれ10個及び50個の連続するバーストの処理ア
ルゴリズムの初期化から得られる位置推定の結果を示す
図である。
【0042】次に、選択された「n」個のビットのセグ
メントについて、一ビット位置以内の直流成分のシフト
の正確な位置の推定が行われる。この推定は、値「dc
b」及び「dch」、ならびに選択セグメントの「n」
個のビットについての直流成分のシフトに相当する中間
値「dci_int」を基にして行われ、この中間値
は、 dci_int=Δ_pos*dcb+(n−Δ_po
s)*dch の式によって与えられる。
【0043】ここで「Δ_pos」は、セグメントの
「n」個のビット位置のうちの一つについての正確な位
置とおおよその位置との差、すなわち Δ_pos=(dc_int−dch)/(dcb−d
ch) に相当する。
【0044】係数「pos」を知れば、補正の必要な現
在バースト内の上記位置を規定することが可能になり、
また、係数「dcb」及び「dch」を知れば、単に差
を求めることにより上記操作で考慮される成分について
実行すべき補正の値を確立することができる。上記で
は、この成分は、信号の同相成分Iであると仮定してい
る。
【0045】本発明の第一変形形態では、受信信号のも
う一方の成分、即ち、ここでは直角位相成分Qについて
実行すべき補正は、同相成分Iについて既に説明した方
法で実行される。
【0046】より経済的な第二変形形態では、直角位相
Q、あるいは場合によっては同相Iの成分に対して実行
すべき補正は、他方の成分についてすでに決定された位
置「pos」を考慮することができる。同相成分Iにつ
いて位置「pos」が決定されている前記の例では、同
相成分Iに関する対応の値「dcb」及び「dch」に
ついての方法と同じ方法により、直角成分Qに関する値
「dcqb」及び「dcqh」の計算が行われる。この
ために以下の式を用いる。
【0047】
【数5】
【0048】適用すべき補正を導く二つの値は、受信信
号の複数の連続するバーストについて直流成分のシフト
の値を平均化することにより推定される。
【0049】これら二つの平均値dcqb_mem(バ
ーストp)及びdcqh_mem(バーストp)は、バ
ースト「p」について以下に示すように先行の受信バー
ストについて考慮される値及び現在バーストについて得
られた瞬時値の関数として、計算される。
【0050】dcqb_mem (burst p) = A*dcqb_mem (burst
p-1) + B*dcqb_inst 及び dcqh_mem (burst p) = A*dcqh_mem (burst p-1) + B*dc
qh_inst が得られる。
【0051】ここでは、測定の消失係数A及び寄与係数
Bは、上に規定した係数と同一であると仮定する。消失
係数に関して設定される値は、実行するアルゴリズムの
収束速度及びその安定性、従って、測定結果についてア
ルゴリズムが行うスムージングに作用することを可能に
する。
【0052】dcqb_mem(バーストp)及びdc
qh_mem(バーストp)を知れば、差を求めること
により、信号のバーストについて実行すべき補正、より
正確には、上に規定した位置「pos」から、受信信号
の直角位相成分Qについて実行すべき補正を決定するこ
とができる。消失係数に関して設定される値は、実行さ
れるアルゴリズムの収束速度及びその安定性、従って、
測定結果についてアルゴリズムが行うスムージングに作
用することを可能にする。ビット誤り率「BER」は急
速に実質的にゼロになり、例えば、連続する20個程度
のバーストを受信した後は、50%から1%に低下す
る。
【0053】また、受信信号の同相及び直角位相成分を
上記方法で補正した後、これら成分にバースト毎に第二
の正規化を施す。
【0054】これにより、特に、受信有効信号と比べ振
幅が大きい直流成分のシフトがある場合、受信機が受信
する信号の復調品質を向上させることができる。受信機
の自動利得制御は、上記のようにして決定される受信信
号中の有効信号のエネルギーの決定の結果を使用するよ
うに構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】中間周波数を使用しないタイプの無線受信機内
で本発明による方法を実行する装置の原理を示すブロッ
ク図である。
【図2】バーストの「m/n」個のセグメントについて
の直流成分「dci_inst」の瞬時値の分布例を示
すグラフである。
【図3】同一信号の複数の連続する「z1」個のバース
トを考慮した後、バーストの「m/n」個のセグメント
について得られる直流成分の値「tds_dci」の推
定の分布例を示すグラフである。
【図4】同一信号の複数の連続する「z2」個のバース
トを考慮した後、バーストの「m/n」個のセグメント
について得られる直流成分の値「tds_dci」の推
定の分布例を示すグラフである。
【図5】同一信号の複数の連続する「z1」個のバース
ト「z1」を考慮した後、バーストの「m/n」個のセ
グメントについて得られる最小二乗誤差の分布例を示す
グラフである。
【図6】同一信号の複数の連続する「z2」個のバース
ト「z2」を考慮した後、バーストの「m/n」個のセ
グメントについて得られる最小二乗誤差の分布例を示す
グラフである。
【符号の説明】
1 受信機 2 変換段 3 アンテナ 4 直流成分シフト除去装置 5 デジタル信号処理プロセッサ 6 変換インタフェース 8 妨害シフト特性決定手段 9 シフト補正手段 10 電力正規化手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ミシエル・ガリゴ フランス国、75003・パリ、リユ・ドユ・ ブール・ラベ・7

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の数「m」個のサンプルからそれぞ
    れ成る、「バースト」と呼ばれる一連の信号要素の形に
    時間多重化された状態で送信される無線周波数信号の受
    信に影響を及ぼす妨害直流成分シフトを抑制する装置で
    あって、連続して受信したバーストの電力を得られる所
    望の信号の電力に関して正規化する手段(10)と、バ
    ーストの同一整数m/n個のサンプルと連続するバース
    トに基づき累積により得られる一セグメント当りの平均
    値とを含むバーストのセグメントの直流成分の瞬時値を
    決定する手段と、一セグメント当りの平均値と瞬時値と
    に基づく計算により、各受信バーストの直流成分の値と
    位置の特性を決定する手段(8)とを有しており、各シ
    フトは、該シフトが劣化させるバーストに対し、少くと
    も次のバーストに対する次のシフトとほぼ同じ時間位置
    を有するものと仮定され、該装置は更に、正規化した後
    に、得られたベースバンド信号から各バーストについて
    決定されたシフト特性を減じる補正手段(9)を含むこ
    とを特徴とする妨害シフト抑制装置。
  2. 【請求項2】 受信した無線信号のゼロ周波数の同相成
    分I及び直角位相成分Qについて直流成分の瞬時値を決
    定する手段(8)と、前記同相成分と直角位相成分とに
    ついて受信バーストの一成分セグメント当りの平均累積
    値を決定する手段とを有し、該平均累積値を決定する手
    段はこのために、前記セグメントについて得られ測定寄
    与係数により重み付けされた瞬時値と消失係数により重
    み付けされた同一の信号の先行の受信バーストについて
    得られた累積値とを加算し、前記消失係数と測定寄与係
    数との和が1に等しいことを特徴とする請求項1に記載
    の装置。
  3. 【請求項3】 一バーストセグメント当りの平均値及び
    瞬時値の計算により、各受信バーストについて、直流成
    分の特性を決定する手段(8)を有しており、該手段は、
    バースト内の直流成分のシフトにより生じる遷移が出現
    する前に直流成分の値「dcb」又は「dcqb」を決
    定し且つ該バースト内で遷移が出現した後に直流成分の
    値「dch」又は「dcqh」を決定する手段を含む手
    段を含み、 受信信号の同相成分Iについては 【数1】 であり、該受信信号の直角位相成分Qについては 【数2】 であることを特徴とする請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 選択された成分、即ち、同相成分又は直
    角位相成分についてのバーストの各セグメントの最小自
    乗誤差の推定に基づき、同相成分又は直角位相成分のバ
    ーストのセグメントについて決定された最小誤差を考慮
    することにより、各受信バーストの直流成分のシフトの
    位置を決定する手段(8)を含むことを特徴とする請求
    項3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 直流成分シフトにより生じる遷移の前又
    は後の直流成分の値に基づき、各受信バーストについて
    一ビット以内の精度で直流成分シフトを決定する手段
    (8)を有しており、バーストの同相成分又は直角位相
    成分において、前記値は、該バーストの最小誤差に対応
    するセグメントについて、最小誤差セグメントの「n」
    個のビットについて決定された直流成分シフトに対応す
    る中間値に基づき決定されることを特徴とする請求項4
    に記載の装置。
  6. 【請求項6】 一ビットの精度でバーストについて決定
    されたシフト位置に基づき該バーストの同相成分及び直
    角位相成分に影響を及ぼす妨害直流成分シフトを抑制す
    るために該バーストについて決定される直流成分の値
    「dch」と「dcb」との差及び「dcqh」と「d
    cqb」との差を考慮する補正手段(9)を含むことを
    特徴とする請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 受信した無線周波数の信号に基づき、二
    つのベースバンド成分、すなわち同相成分Iと直角位相
    成分Qを供給し、特に、それぞれが同一数「m」個のサ
    ンプルから成る、「バースト」と呼ばれる一連の信号要
    素の形態で時間多重化されて送信される信号を受信する
    ように構成される、中間周波数を使用しないタイプの無
    線受信機であって、請求項1から6のいずれか一項に記
    載の妨害直流成分シフトを抑制する装置(1)を含んで
    おり、該装置は、その少くとも一部がデジタル信号処理
    プロセッサ(5)の内部に配置されるか又は該プロセッ
    サの上流と、受信機が受信する無線周波数信号に基づく
    ベースバンド信号の同相成分Iと直角位相成分Qとを供
    給する無線変換段(2)の下流側との間に配置されるこ
    とを特徴とする無線受信機。
  8. 【請求項8】 それぞれが同一数「m」個のサンプルか
    らなり、「バースト」と呼ばれる一連の信号要素の形態
    で時間多重化されて送信される無線周波数信号の受信に
    影響を及ぼす妨害直流成分シフトを抑制する方法であっ
    て、 連続して受信したバーストの電力を得られる所望の信号
    の電力に関して正規化する少なくとも一つの段階と、 バーストの同一整数m/n個のサンプルと連続するバー
    ストに基づく累積により得られる一セグメント当りの平
    均値とを含む該バーストのセグメントについて直流成分
    の瞬時値を決定する段階と、 一セグメント当りの瞬時値と平均値とに基づく計算によ
    り、各受信バーストについて、直流成分シフトの値と位
    置の特性を決定する段階とを有し、各シフトは、該シフト
    が劣化させるバーストに対し、少くとも次のバーストに
    対する次のシフトとほぼ同じ時間位置を有するものと仮
    定され、該方法は更に、 正規化した後に、得られたベースバンド信号から各バー
    ストについて決定されたシフト特性を減じることにより
    信号を補正する段階を含むことを特徴とする方法。
JP10062895A 1997-03-13 1998-03-13 中間周波数を使用しないタイプの無線受信機における妨害直流成分シフトを抑制する装置、及び対応の抑制方法 Pending JPH10303765A (ja)

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