JPH10303283A - 基板収容器内の基板検出装置及びその装置を備えた基板搬入搬出装置並びにその基板搬入搬出装置を備えた基板処理装置 - Google Patents

基板収容器内の基板検出装置及びその装置を備えた基板搬入搬出装置並びにその基板搬入搬出装置を備えた基板処理装置

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JPH10303283A
JPH10303283A JP10935297A JP10935297A JPH10303283A JP H10303283 A JPH10303283 A JP H10303283A JP 10935297 A JP10935297 A JP 10935297A JP 10935297 A JP10935297 A JP 10935297A JP H10303283 A JPH10303283 A JP H10303283A
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雅夫 辻
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保夫 今西
Masami Otani
正美 大谷
Akihiko Morita
彰彦 森田
Masaki Iwami
優樹 岩見
Joichi Nishimura
讓一 西村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板を汚染せず、基板収容器の周囲に障害物
があっても基板収容器内の基板の収容状態を検出する。 【解決手段】 基板収容器1内の基板Wの収容状態をC
CDカメラ3で撮影して画像メモリ4に記憶する。画像
解析部5はCCDカメラ3で撮影され画像メモリ4に記
憶された画像情報を解析して基板収容器1内の基板Wの
収容状態を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚の基板を収
容可能な基板収容器内の基板の収容状態を検出する基板
収容器内の基板検出装置及びその装置を備えた基板搬入
搬出装置並びにその基板搬入搬出装置を備えた基板処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、基板製造の各工程を行う各種の
基板処理装置はクリーンルーム内に設置され、各基板処
理装置間の基板の搬送は、クリーンルーム内において、
複数枚の基板が収容可能な基板収容器に収容された状態
で行われている。そして、各基板処理装置は基板搬入搬
出装置を備えており、基板搬入搬出装置には基板収容器
内の基板の収容状態を検出する基板検出装置を備えてい
る。
【0003】各工程の基板処理装置では、前工程の基板
処理を終えた基板が収容された基板収容器が基板搬入搬
出装置の載置台の載置部に載置されると、基板搬入搬出
装置に備えられた基板検出装置によってその基板収容器
内の基板の収容状態が検出され、その検出結果を基に基
板収容器内の基板が1枚ずつ取り出されて、基板処理装
置内の基板処理部で所定の基板処理が施され、処理後の
基板が基板収容器内に収容される。所定枚数の処理後の
基板が基板収容器に収容されると、その基板収容器が後
工程の基板処理装置へと搬送されていく。
【0004】従来のこの種の基板検出装置としては、例
えば、特開平3−297156号公報に示すものが用い
られている。
【0005】この公報に開示された従来装置は、載置部
に固定設置された基板収容器に沿って光センサを昇降移
動させることによって基板収容器内の基板の収容状態
(基板収容器の各溝内の基板の有無)を検出するように
構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の構成では、基板収容器内の基
板近傍において光センサが昇降移動されるので、光セン
サの昇降移動時に昇降駆動部から発生するパーティクル
が基板に付着し易く基板を汚染する原因となっていた。
このような不都合は、今後パターンの微細化が益々要求
される半導体製造においては特に問題である。
【0007】また、基板収容器は基板の取り出し・収納
が可能なように少なくとも1側面が開口されているの
で、基板の搬送中や、載置部に載置された状態では、基
板収容器内の基板はクリーンルーム内の雰囲気に晒され
ている。クリーンルーム内は清浄な雰囲気に管理されて
いるが、近年のパターンの微細化に伴い、これまでのク
リーンルーム内の雰囲気の清浄度でも基板の汚染が問題
となりつつあり、クリーンルーム内の雰囲気の清浄度を
より高めることが要求されてきているが、クリーンルー
ム内全体の雰囲気の清浄度を高めるためには、設備が大
掛かりとなり、膨大な費用が発生することになる。
【0008】そのため、上記のような不都合を解決する
ために、図17(a)に示すように、基板収容器100
を遮蔽容器101に収容して、基板収容器100内の基
板Wを外部雰囲気(クリーンルーム内の雰囲気)に晒す
ことなく基板Wを搬送し、図17(b)に示すように、
基板搬入搬出装置200の載置部201においても、基
板搬入搬出装置200内の雰囲気IFにのみ晒されるよ
うに遮蔽容器101の蓋102をはずしてその開口10
3から基板Wの取り出し・収納を行うとともに、基板収
容器100の他の周囲を遮蔽容器101で覆って基板W
が外部雰囲気OFに晒されないように構成した装置が考
案されている。このように構成することで、基板搬入搬
出装置200を含む基板処理装置内部だけを高清浄度の
雰囲気に維持すればよいので、クリーンルーム内全体の
雰囲気の清浄度を高めるのに比べてコストを低減するこ
とができる。しかしながら、図17の方式の場合、基板
搬入搬出装置200の載置部201において、基板収容
器100の周囲は、基板Wの取り出し・収容用の開口1
03以外が遮蔽容器101に覆われているので、遮蔽容
器101が障害になって光センサを基板収容器100に
沿って昇降移動させることができず、従来の基板検出装
置を用いることができない。そのため、図17の方式の
装置において基板Wの収納状態を検出し得る基板検出装
置が望まれている。
【0009】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、基板を汚染することなく、また、基板
収容器の周囲に障害物があっても基板収容器内の基板の
収容状態を検出することができる基板収容器内の基板検
出装置及びその装置を備えた基板搬入搬出装置並びにそ
の基板搬入搬出装置を備えた基板処理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、複数枚の基板を収容可能
な基板収容器内の基板の収容状態を検出する基板収容器
内の基板検出装置であって、前記基板収容器内の基板の
収容状態を撮影する撮影手段と、前記撮影手段によって
撮影された画像情報を解析して前記基板収容器内の基板
の収容状態を検出する画像解析手段と、を備えたことを
特徴とするものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、複数枚の基板を
収容可能な基板収容器を載置する載置部を備えた載置台
と、前記基板収容器内の基板の取り出しと前記基板収容
器への基板の収納を行う基板搬送手段と、前記基板搬送
手段の動作を制御する制御手段と、を備えた基板搬入搬
出装置において、上記請求項1に記載の基板収容器内の
基板検出装置を備え、前記制御手段は、前記画像解析手
段により検出された前記基板収容器内の基板の収容状態
を基に前記基板搬送手段の動作を制御するように構成し
たことを特徴とするものである。
【0012】請求項3に記載の発明は、上記請求項2に
記載の基板搬入搬出装置において、外部雰囲気から遮蔽
した状態で前記基板収容器を内部に収容する遮蔽容器
と、外部雰囲気から遮蔽された状態で、前記載置部に載
置された遮蔽容器内の前記基板収容器に対する前記基板
搬送手段による基板の取り出し・収納を許容するように
前記遮蔽容器の遮蔽状態を解除する遮蔽解除手段と、遮
蔽状態が解除された前記遮蔽容器を再び遮蔽状態に戻す
遮蔽手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0013】請求項4に記載の発明は、上記請求項2ま
たは3に記載の基板搬入搬出装置において、前記載置台
には複数個の載置部が備えられており、各載置部に対応
する個別の前記撮影手段を設置したことを特徴とするも
のである。
【0014】請求項5に記載の発明は、上記請求項2ま
たは3に記載の基板搬入搬出装置において、前記載置台
には複数個の載置部が備えられており、少なくとも1個
の撮影手段を複数個の載置部の撮影位置間で移動させる
移動手段を備えたことを特徴とするものである。
【0015】請求項6に記載の発明は、上記請求項2ま
たは3に記載の基板搬入搬出装置において、前記載置台
には複数個の載置部が備えられており、少なくとも1個
の撮影手段は、複数個の載置部の基板収容器内の基板の
収容状態を1つの画像情報として撮影することを特徴と
するものである。
【0016】請求項7に記載の発明は、上記請求項2な
いし6のいずれかに記載の基板搬入搬出装置と、基板収
容器から取り出された基板に所定の基板処理を施す1ま
たは複数個の基板処理部と、を備えたことを特徴とする
ものである。
【0017】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。すなわち、撮影手段により基板収容器内の基板の収
容状態が撮影され、画像解析手段が撮影手段によって撮
影された画像情報を解析して基板収容器内の基板の収容
状態を検出する。従って、基板近傍で部材を移動させる
ことなく基板収容器内の基板の収容状態を検出すること
ができ、また、基板収容器の周囲に遮蔽容器などがあっ
ても、基板の取り出し・収容用の開口などから基板収容
器内の基板の収容状態を撮影することで、基板収容器内
の基板の収容状態を検出することができる。
【0018】請求項2に記載の発明に係る基板搬入搬出
装置は、請求項1に記載の基板検出装置を備えており、
撮影手段は、載置台の載置部に載置された基板収容器内
の基板の収容状態を撮影し、画像解析部は撮影された画
像情報を解析してその基板収容器内の基板の収容状態を
検出する。この検出結果を基に、制御手段は基板搬送手
段の動作を制御し、基板搬送手段により、その基板収容
器内からの基板の取り出しや、その基板収容器への基板
の収納が行われる。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、クリーン
ルーム内の基板の搬送は、基板を収容した基板収容器が
遮蔽容器内に収容されて外部雰囲気(クリーンルーム内
の雰囲気)から遮蔽された状態で行われる。そして、基
板収容器を収容した遮蔽容器が載置台の載置部に載置さ
れると、遮蔽解除手段により、外部雰囲気から遮蔽され
た状態で、その遮蔽容器内の基板収容器に対する基板搬
送手段による基板の取り出し・収納を許容するように遮
蔽容器の遮蔽状態が解除される。この状態で、撮影手段
により基板収容器内の基板の収容状態が撮影され、画像
解析手段によりその基板収容器内の基板の収容状態が検
出される。この検出結果を基に、制御手段は基板搬送手
段の動作を制御し、基板搬送手段により、その基板収容
器内からの基板の取り出しや、その基板収容器への基板
の収納が行われ、所定枚数の基板が基板収容器内に収容
されると、遮蔽手段により、遮蔽状態が解除された遮蔽
容器が再び遮蔽状態に戻され、その遮蔽容器ごと基板を
収容した基板収容器が外部雰囲気から遮蔽されて後工程
へと搬送される。
【0020】請求項4に記載の発明は、載置台には複数
個の載置部が備えられていて、各載置部に対応して個別
に設置された撮影手段により、各載置部に載置された基
板収容器(各載置部に載置され、遮蔽状態が解除された
遮蔽容器内の基板収容器)内の基板の収容状態がそれぞ
れ撮影され、各載置部の基板収容器内の基板の収容状態
が画像解析手段により検出される。また、各撮影手段は
固定設置され、撮影手段を移動する必要がないので、撮
影手段を移動させることによるパーティクルの発生自体
を軽減することができ、基板の汚染防止に寄与する。
【0021】請求項5に記載の発明では、載置台には複
数個の載置部が備えられていて、装置内に備えられる1
または複数個の撮影手段の少なくとも1個の撮影手段
は、移動手段により複数個の載置部の撮影位置間で移動
され、1個の撮影手段が複数個の載置部の基板収容器内
の基板の収容状態を撮影する。従って、撮影手段の個数
を載置部の個数よりも少なくすることができる。なお、
撮影手段は基板収容器から離れた位置から撮影するの
で、移動手段を基板収容器から離して設けることがで
き、移動手段からのパーティクルが基板を汚染するよう
な不都合を回避することができる。
【0022】請求項6に記載の発明では、載置台には複
数個の載置部が備えられていて、装置内に備えられる1
または複数個の撮影手段の少なくとも1個の撮影手段
は、複数個の載置部の基板収容器内の基板の収容状態を
1つの画像情報として撮影するので、1個の撮影手段が
複数個の載置部の基板収容器内の基板の収容状態を撮影
することができ、撮影手段の個数を載置部の個数よりも
少なくすることができる。また、撮影手段を移動する必
要もないので、撮影手段を移動させることによるパーテ
ィクルの発生自体を無くすことができ、基板の汚染防止
に寄与する。
【0023】請求項7に記載の発明に係る基板処理装置
は、請求項2ないし6のいずれかに記載の基板搬入搬出
装置を備えていて、基板収容器から取り出された基板に
基板処理部で所定の基板処理が施され、基板処理を終え
た処理済の基板が基板収容器に収容される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は基板収容器の一例の構成を
示す平面図と正面図であり、図2は本発明の一実施例に
係る基板収容器内の基板検出装置の構成を示すブロック
図である。
【0025】基板収容器1は、内部に多段の溝1aが刻
設されていて、各溝1aにそれぞれ基板Wを水平姿勢で
収容できるように構成されている。この基板収容器1は
少なくとも正面が開口されていて、そこから基板Wの取
り出しと収容が行えるようになっている。
【0026】この基板収容器1内の基板Wの収容状態
(各溝1aの基板Wの有無)を検出する基板検出装置2
は、撮影手段としてのCCDカメラ3や、画像メモリ
4、画像解析手段としての画像解析部5などで構成され
ている。CCDカメラ3は所定の撮影位置に位置して基
板収容器1内の基板Wの収容状態を撮影し、撮影された
画像は画像メモリ4に記憶される。撮影位置は、各溝1
aに収容される基板Wが識別可能に撮影できる位置であ
り、好ましくは基板収容器1の正面を基板収容器1の正
面前方から撮影する位置であるが、各溝1aに収容され
る基板Wが識別可能に撮影できれば、基板収容器1の正
面に対して斜め側方や斜め上方、斜め下方、斜め横上
方、斜め横下方から基板収容器1の正面を撮影する位置
などであってもよい。また、上記撮影位置からの撮影時
の条件(CCDカメラ3のレンズ倍率や焦点、露出な
ど)は、所望の視野(全ての溝1aに収容される基板W
が撮影できる視野)でボケのない所望の明るさの画像が
撮影できるように予め実験的に決めておく。
【0027】画像解析部5はCPUで構成されていて、
CCDカメラ3で撮影され画像メモリ4に記憶された画
像の濃度データなどを解析して基板収容器1内の基板W
の収容状態(各溝1aの基板Wの有無)を検出する。上
記したように撮影位置や撮影条件が予め決まっているの
で、撮影された画像上での各溝1aに収容される基板W
の撮影位置は予め決まっており、また、その位置に基板
Wが写されているときの濃度と写されていないときの濃
度も予め実験的に求めておけるので、各溝1aに収容さ
れる基板Wの撮影位置の濃度データにより、各溝1aの
基板Wの有無を検出することができる。また、同じ撮影
位置から同じ撮影条件で全ての溝1aに基板Wが収容さ
れている状態を予め撮影しておき、これを基準画像とし
てこの基準画像と撮影された画像とのマッチングをとり
各溝1aの基板Wの有無を検出(例えば、基準画像と撮
影された画像との差分をとって基板Wが無い部分の濃度
を浮き上がらせて、基板Wが収容されていない溝1aを
特定して各溝1aの基板Wの有無を検出)するようにし
てもよい。
【0028】検出結果は、例えば検出結果メモリ6に記
憶する。検出結果メモリ6は、例えば基板収容器1の各
溝1aに上から順に(下から順でもよい)溝Noを付けて
各溝Noの溝1aの基板Wの有無を示す符号(「1」が基
板Wが有、「0」が基板Wが無)を記憶するように構成
される。
【0029】この基板検出装置2によれば、CCDカメ
ラ3で基板収容器1から離れた撮影位置から基板収容器
1内の基板Wの収容状態を撮影することで、基板収容器
1内の基板Wの収容状態を検出することができるので、
基板収容器1に収容された基板Wの近傍において、光セ
ンサを昇降移動させるなど部材を移動させる必要がな
く、基板Wの収容状態の検出中に基板Wを汚染するのを
防止することができる。
【0030】次に、上記基板検出装置2が適用される基
板搬入搬出装置の構成を図3、図4を参照して説明す
る。図3は本発明の第1実施例に係る基板搬入搬出装置
の構成を示す平断面図であり、図4はその縦断面図であ
る。
【0031】この基板搬入搬出装置10は、基板収容器
1を載置する1個以上(図では4個)の載置部11を備
えた載置台12や、基板収容器1内の基板Wの取り出し
や基板収容器1への基板Wの収容などを行う、本発明に
おける基板搬送手段に相当する基板搬送機構13、上記
基板検出装置2、コントローラ14などを備えて構成さ
れている。
【0032】各載置部11には、基板収容器1が載置さ
れたことを検出するリミットセンサや光センサなどで構
成される図示しないセンサが固定設置されている。この
センサの出力はコントローラ14に与えられている。ま
た、各載置部11に対応して各々の載置部11に載置さ
れた基板収容器1内の基板Wの収容状態を個別に撮影す
るための4個のCCDカメラ3が所定の撮影位置に固定
設置されている。
【0033】なお、この基板搬入搬出装置10の場合、
CCDカメラ3を載置部11の個数と同じ個数(4個)
備え、各々の載置部11に載置された基板収容器1内の
基板Wの収容状態を対応するCCDカメラ3で個別に撮
影するので、図5に示すように、基板検出装置2は各C
CDカメラ3で撮影された画像を個別に記憶するために
画像メモリ4を4フレーム分備え、検出結果メモリ6も
4フレーム分備えている。また、図5(a)に示すよう
に、各フレームの画像メモリ4に記憶された画像の解析
を1個の画像解析部(CPU)5で行うように構成して
もよいし、図5(b)に示すように、4個の画像解析部
(CPU)5を備えて、各フレームの画像メモリ4に記
憶された画像の解析を各々の画像解析部(CPU)5で
個別に行うように構成してもよい。
【0034】基板搬送機構13は、基板Wを保持するア
ーム13aを備えている。アーム13aは平面視で、図
3に示すように「I」の字型の形状であってもよいし、
図6に示すように「U」の字型の形状であってもよい。
このアーム13aは、基板Wの下面を点接触で支持する
複数本の支持ピン13aaと、搬送中の基板Wの脱落や
位置ズレなどを防止するために基板Wの水平方向への移
動を規制する複数個の水平規制部材13abを備えてい
る。
【0035】アーム13aは、水平方向への伸縮が可能
なようにアーム支持台13bに支持されている。このア
ーム13aの伸縮駆動は、ベルト駆動機構などの周知の
1軸方向駆動機構13cで実現されている。アーム支持
台13bは、昇降駆動部13dによって昇降可能に構成
されている。この昇降駆動部13dはボールネジなどの
周知の1軸方向駆動機構で実現されている。昇降駆動部
13dは、Y方向移動部13eによって搬送路15に沿
ってY方向に移動可能に構成されている。このY方向移
動部13eはボールネジなどの周知の1軸方向駆動機構
で実現されている。
【0036】上記構成の基板搬送機構13は、Y方向移
動部13eによるY方向の移動によってアーム13aを
所望の載置部11の前に移動させ、昇降駆動部13dに
よる昇降によってアーム13aをその載置部11に載置
された基板収容器1の所望の溝1aに対する基板Wの取
り出し・収容高さに位置させ、アーム13aの伸長によ
ってアーム13aが基板収容器1内に進入し、微小量の
昇降の後、アーム13aの収縮によってその基板収容器
1のその溝1aに対する基板Wの取り出し・収容が行わ
れる。
【0037】上記基板搬送機構13の動作は、CPUで
構成されるコントローラ14によって制御される。な
お、コントローラ14と基板検出装置2の画像解析部5
とを同じCPUで構成してもよいし、別個のCPUで構
成してもよい。
【0038】基板搬送機構13の搬送路15の上方には
ファン16とフィルター17が設けられ、清浄な空気が
搬送路15の上方から下方へと流され、基板搬送機構1
3の駆動部などから発生するパーティクルが舞い上がっ
て基板Wに付着させるのを抑制するように構成されてい
る。
【0039】次に、上記構成の基板搬入搬出装置10の
動作を説明する。載置部11に基板収容器1が載置され
ると、その載置部11のセンサがその載置部11に基板
収容器1が載置されたことを検出し、コントローラ14
に通知する。コントローラ14は、センサからの通知を
受けると、その載置部11に対応するCCDカメラ3に
よる撮影指示を与える。これにより、CCDカメラ3は
その載置部11に載置された基板収容器1内の基板Wの
収容状態を撮影し画像メモリ4の対応するフレームに記
憶する。なお、基板収容器1内の基板Wの収容状態を撮
影の際には、基板搬送機構13は邪魔にならない位置に
退避されている。画像の撮影を終えると、画像解析部5
がCCDカメラ3で撮影され画像メモリ4に記憶された
画像を解析して基板収容器1内の基板Wの収容状態を検
出し、検出結果を検出結果メモリ6の対応するフレーム
に記憶し、基板Wの検出が終了したことをコントローラ
14に通知する。コントローラ14は、検出結果メモリ
6に記憶された検出結果を基に基板搬送機構13を制御
して、基板Wの存在する位置に移動させ、その基板収容
器1からの基板Wの取り出しを行わせる。取り出された
基板Wは、例えば所定の基板処理を受け、処理済の基板
Wは、コントローラ14に制御されて基板搬送機構13
によって基板収容器1に収容されていく。
【0040】次に、基板搬入搬出装置の第2実施例を図
7ないし図10を参照して説明する。図7は本発明の第
2実施例に係る基板搬入搬出装置の構成を示す斜視図で
あり、図8はその平断面図、図9はその縦断面図、図1
0は遮蔽容器の遮蔽状態が解除された状態を示す縦断面
図である。なお、第1実施例と共通する部分は図3ない
し図6と同一符号を付してその詳述は省略する。
【0041】この第2実施例に係る基板搬入搬出装置1
0は、外囲21に覆われていて、載置台12の1個以上
(図では4個)の載置部11が外囲21の外に設けられ
ている。外囲21の側面には各載置部11に対応する箇
所に開口22が設けられている。この開口22は、基板
収容器1に対する基板Wの取り出し・収容が行われると
き以外の通常時はシャッター部材23により閉じられて
いて、外囲21内が外部雰囲気(基板搬入搬出装置10
が設置されるクリーンルーム内の雰囲気:以下、特に断
らないとき外部雰囲気はクリーンルーム内の雰囲気を指
す)から遮蔽されている。
【0042】各載置部11には、基板Wを収容した基板
収容器1を内部に収容した遮蔽容器30が載置される。
遮蔽容器30の蓋31は適宜のロック機構により着脱自
在になっている。複数個の基板搬入搬出装置10間の基
板Wの搬送は、蓋31が遮蔽容器30にロックされて内
部の基板収容器1(基板W)が、外部雰囲気から遮蔽さ
れた状態で行われる。また、図10に示すように、基板
収容器1に対する基板Wの取り出し・収容を行うため
に、ロックが解除され、蓋31が遮蔽容器30から外さ
れて遮蔽容器30の遮蔽状態が解除された状態において
は、開口22部分は遮蔽容器30によって塞がれる結
果、外囲21内や基板収容器1(基板W)は外部雰囲気
から遮蔽された状態となる。
【0043】遮蔽容器30の蓋31のロック機構は、例
えば、図11に示す構成で実現できる。図11に示すロ
ック機構は、蓋31に埋設されたロック部材32の基端
部に歯車33が刻設され、この歯車33が、蓋31に回
転可能に埋設されたピニオン34に歯合されていて、ピ
ニオン34を回転させることでロック部材32を図の矢
印方向に移動させてロック状態をその解除状態とで切り
換えられるように構成されている。
【0044】外囲21内には、基板搬送機構13やCC
Dカメラ3、シャッター開閉機構24などを備えてい
る。基板搬送機構13は上記第1実施例装置のものと同
様の構成であるのでここでの説明は省略する。
【0045】CCDカメラ3は、上記第1実施例装置と
同様に載置部11の個数と同じ4個備えていて、各々の
載置部11に載置された遮蔽容器30内部の基板収容器
1内の基板Wの収容状態を対応するCCDカメラ3で個
別に撮影するように構成しているが、この第2実施例で
は、各CCDカメラ3は、図10に示すように遮蔽容器
30の蓋31が外されて遮蔽容器30の遮蔽状態が解除
された状態で、開口部22から遮蔽容器30内部の基板
収容器1内の基板Wの収容状態を撮影する。従って、各
CCDカメラ3は、開口部22から遮蔽容器30内部の
基板収容器1内の基板Wの収容状態を撮影し得る撮影位
置に固定設置されている。その他の基板検出装置2の構
成は第1実施例に備えたものと同様(図5参照)である
のでここでの説明は省略する。
【0046】シャッター開閉機構24は、シャッター部
材23を昇降する昇降駆動部24aと、昇降駆動部24
aをX方向に移動させるX方向移動部24bなどで構成
されている。昇降駆動部24aやX方向移動部24b
は、ベルト駆動機構やボールネジなどの周知の1軸方向
駆動機構で構成されている。また、シャッター部材23
には蓋31と連結する連結部材や、蓋31のロック機構
のロックとその解除を行うロック/解除機構を具備して
いる。例えば、図11のロック機構の場合には、図12
に示すように、ピニオン34の2個の孔34a(図11
参照)に嵌入されて蓋31と連結される2本のピン状の
連結部材23aをシャッター部材23に備え、このピン
状の連結部材23aがピニオン34の孔34aに嵌入さ
れて蓋31と連結された状態で、ピン状の連結部材23
aをモーター23bで正逆回転させることでピニオン3
4を正逆回転させてロック機構のロックとその解除を行
うことができる。
【0047】シャッター開閉機構24は、シャッター部
材23と蓋31が連結されロックが解除されると、蓋3
1を連結したシャッター部材23をX方向に後退させた
後、下降させることで、図10の一点鎖線の矢印に示す
ように蓋31を遮蔽容器30から外して遮蔽容器30の
遮蔽状態を解除する。また、遮蔽状態が解除された遮蔽
容器30を再び遮蔽状態に戻す場合は、上記遮蔽容器3
0の遮蔽状態を解除する場合と略逆の動作で行うことが
できる。
【0048】なお、上記シャッター部材23と蓋31と
の連結や、蓋31のロックとその解除、および、シャッ
ター機構24の動作は、コントローラ14によって制御
される。
【0049】また、基板搬送機構13の搬送路15の上
方にはファン16とフィルター17が設けられるととも
に、搬送機構15の下方から排気されていて、清浄な空
気が搬送路15の上方から下方へと流され、基板搬送機
構13の駆動部などから発生するパーティクルが舞い上
がって基板Wに付着させるのを抑制するとともに、外囲
21内が清浄な雰囲気に維持されるように構成されてい
る。
【0050】さらに、外囲21内はモジュールライトが
点灯されており、CCDカメラ3による撮影も十分な明
るさのもとで行えるようになっている。
【0051】この第2実施例装置の動作は、載置部11
に遮蔽容器30が載置されたことがセンサで検出される
と、コントローラ14は、その遮蔽容器30の遮蔽状態
を解除させてから、その載置部11に対応するCCDカ
メラ3に、その載置部11に載置された遮蔽容器30内
部の基板収容器1内の基板Wの収容状態を開口22を介
して撮影させることと、処理済の基板Wを基板収容器1
に所定枚数収容させた後、遮蔽容器30を再び遮蔽状態
に戻すこと以外は、基本的に上記第1実施例装置の動作
を同様である。
【0052】この第2実施例装置によれば、基板搬入搬
出装置10間の基板Wの搬送においては、基板収容器1
(基板W)は遮蔽容器30内に収容されて外部雰囲気か
ら遮蔽され、また、基板収容器1に対する基板Wの取り
出し・収容時も基板Wは外部雰囲気と遮断されるので、
基板Wは常時外部雰囲気から遮断することができる。従
って、基板搬入搬出装置10の外囲21内や後述する処
理ユニット部内の雰囲気を高清浄度に管理すれば基板W
の雰囲気からの汚染を防止でき、クリーンルーム全体の
雰囲気を高清浄度に管理するのに比べてコスト低減を図
れ、かつ、基板収容器1内の基板Wの収容状態も何ら支
障無く検出することができる。
【0053】次に、基板搬入搬出装置の第3実施例を図
13を参照して説明する。この第3実施例に係る基板搬
入搬出装置10は、遮蔽容器30の底板35にロック機
構を備えて遮蔽容器30に対して着脱自在に構成し、載
置部11に昇降板40を設けてこの昇降板40を昇降自
在に構成して、遮蔽容器30の底板35のロックを外し
て昇降板40とともに下降させることで、基板収容器1
を遮蔽容器30から取り出して遮蔽容器30の遮蔽状態
を解除し、逆の動作で基板収容器1を遮蔽容器30内に
収容するとともに底板35を遮蔽容器30にロックして
遮蔽状態が解除された遮蔽容器30を再び遮蔽状態に戻
すように構成したことを特徴とする。
【0054】底板35のロック機構のロックとその解除
を行うロック/解除機構は昇降板40に設けられる。昇
降板40の昇降を行う昇降駆動部41は、ベルト駆動機
構やボールネジなどの周知の1軸方向駆動機構で実現す
ることができる。
【0055】また、CCDカメラ3による撮影は、遮蔽
容器30の遮蔽状態が解除され、基板収容器1が下降さ
れた位置において行われ、その位置に対応した撮影位置
にCCDカメラ3が固定設置されている。
【0056】その他の構成や動作は上記第2実施例と同
様であるのでここでの詳述は省略する。
【0057】上記各実施例に係る基板搬入搬出装置10
では、CCDカメラ3を載置部11の個数と同じ個数備
え、各々の載置部11に載置された(遮蔽容器30内部
の)基板収容器1内の基板Wの収容状態を、対応するC
CDカメラ3で個別に撮影するように構成したが、以下
のように構成してもよい。
【0058】まず、図14に示すようにCCDカメラ3
をY方向に移動させるY方向移動機構50を載置台12
と対向する側に設け、CCDカメラ3を複数個の載置部
11の撮影位置間で移動自在に構成し、1台のCCDカ
メラ3で複数個の載置部11に載置された(遮蔽容器3
0内部の)基板収容器1内の基板Wの収容状態を撮影可
能に構成する。なお、Y方向移動機構50は本発明にお
ける移動手段に相当するもので、例えば、図14(c)
に示すようにベルト50aやモーター50bなどを備え
るベルト駆動機構などの周知の1軸方向移動機構で構成
される。また、各載置部11の撮影位置に正確に位置さ
せるために、例えば、Y方向移動機構50を構成するモ
ーター51をステッピングモーターで構成している。こ
のように構成することで、基板搬入搬出装置10に備え
るCCDカメラ3の個数を載置部11の個数よりも少な
く(最低で、図14(a)のように1個に)でき、コス
ト低減を図ることができる。なお、図14の構成の場
合、CCDカメラ3を移動させる新たな駆動部を備える
ことになるが、この駆動部は基板収容器1から離れてお
り、また、搬送路15の上方から下方へと流れている清
浄な空気によってその駆動部から発生するパーティクル
は下降されるので、基板Wが汚染されるような不都合は
ない。
【0059】図15に示すように、固定設置された1台
のCCDカメラ3で複数個の載置部11に載置された
(遮蔽容器30内部の)基板収容器1内の基板Wの収容
状態を1枚の画像情報として撮影するように構成する。
この場合、撮影された画像には複数個分の基板収容器1
が撮影されるが、この画像上で各基板収容器1が写され
ている位置は予め決まっているので、画像解析部5はこ
の画像情報から所望の基板収容器1内の基板Wの収容状
態を検出することができる。このように構成すること
で、基板搬入搬出装置10に備えるCCDカメラ3の個
数を載置部11の個数よりも少なく(最低で、図15
(a)(b)のように1個に)でき、コスト低減を図る
ことができるとともに、CCDカメラ3は固定設置され
るので、それを移動させる駆動部を設ける必要がなく、
基板搬入搬出装置10内に不要なパーテイクルの発生を
低減でき、基板Wの汚染防止に寄与する。
【0060】なお、必要に応じて、上記各実施例のよう
に載置部11とCCDカメラ3とを1対1に対応させる
構成と、上記図14の構成と、図15の構成を適宜に組
み合わせるように構成してもよい。
【0061】次に、上記各実施例またはその変形例に係
る基板搬入搬出装置10を備えた基板処理装置の構成を
説明する。図16は本発明の一実施例に係る基板処理装
置全体の構成を概念的に示す平面図である。
【0062】この種の基板処理装置60は、基板搬入搬
出装置10と処理ユニット部70とを備えている。この
基板処理装置60はクリーンルーム内に設置されてい
る。
【0063】処理ユニット部70は1個以上の基板処理
部71を備えていて、内部は清浄な雰囲気に管理されて
いる。例えば、洗浄工程を行う基板処理装置60の場合
は、洗浄処理部など(基板の表裏面の洗浄を行う場合に
は表面洗浄処理部、裏面洗浄処理部、基板の表裏面を反
転する反転処理部など)の基板処理部71が備えられ
る。レジスト塗布処理工程を行う基板処理装置60の場
合は、レジスト塗布処理部(スピンコーター)や熱処理
部(加熱処理部および冷却処理部)などの基板処理部7
1が備えられる。現像処理工程を行う基板処理装置60
の場合は、現像処理部(スピンデベロッパー)や熱処理
部などの基板処理部71が備えられる。さらに、露光処
理前後のレジスト処理を行う基板処理装置60の場合
は、レジスト塗布処理部や現像処理部、熱処理部、エッ
ジ露光部などの基板処理部71が備えられる。
【0064】図16(a)に示す処理ユニット部70
は、基板搬送ロボット80を備えていて、各基板処理部
71は基板搬送ロボット80の搬送路TRを挟んで対向
配置されている。基板搬送ロボット80は、基板Wを保
持するアーム81(通常は2本以上有する)がアーム支
持台82に対して伸縮自在に設けられているとともに、
アーム支持台82が鉛直方向(図の紙面に垂直な方向)
の軸芯回りでの旋回、鉛直方向への昇降、搬送路TRに
沿ったX方向への移動がそれぞれ可能なように構成さ
れ、処理ユニット部70内での基板Wの搬送や各基板処
理部71に対する基板Wの搬入搬出などが行えるように
なっている。この構成の基板処理装置60は、基板搬送
機構13が基板収容器1から基板Wを1枚ずつ取り出し
て順次基板搬送ロボット80に引き渡し、基板搬送ロボ
ット80は受け取った基板Wを所定の処理手順に従って
順次各基板処理部71へと搬送・搬入搬出を行って、一
連の基板処理を施していき、所定の処理を終えた処理済
の基板Wは基板搬送ロボット80から基板搬送機構13
へと順次引き渡され、基板搬送機構13は受け取った処
理済の基板Wを基板収容器1へ収容するように動作す
る。基板搬送機構13と基板搬送機構80との間での基
板Wの受け渡しは、例えば鉛直方向(図の紙面に垂直な
方向)に立設された複数本の受け渡しピン83を介して
行われる。
【0065】図16(b)に示す処理ユニット部70
は、基板搬送ロボット80を備えずに、各基板処理部7
1への基板Wの搬送や各基板処理部71に対する基板W
の搬入搬出は基板搬送機構13が行うように構成したも
のである。この構成の場合は、基板収容器1に対する基
板Wの取り出し・収容と、各基板処理部71に対する基
板Wの搬入搬出をが可能なように、基板搬送機構13は
アーム13aの形状が図6に示すように「U」の字型の
ものが用いられる。
【0066】なお、本発明に係る基板処理装置60は、
基板搬入搬出装置10と1個以上の基板処理部71を備
えるものであれば、図16の構成に限定されず、例え
ば、基板搬入搬出装置10内に基板処理部71を設けた
装置構成などであってもよい。
【0067】また、本発明に係る基板検出装置2は、上
記基板搬入搬出装置10以外でも、基板収容器1内の基
板Wの収容状態を検出する必要がある場合にも適用する
ことができる。
【0068】また、本発明に係る基板搬入搬出装置10
は、上記基板処理部71を備えた基板処理装置60以外
でも、基板収容器1から基板Wを取り出すとともに、基
板収容器1に基板Wを収容する必要がある場合にも適用
することができる。
【0069】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、基板収容器内の基板の収容状
態を撮影し、得られた画像情報を解析して基板収容器内
の基板の収容状態を検出するように構成したので、基板
近傍で部材を移動させることなく、基板収容器内の基板
の収容状態を検出することができ、基板の収容状態の検
出中に基板を汚染するのを防止することができる。
【0070】また、請求項3に記載の発明のように、基
板収容器を遮蔽容器内に収容して基板を搬送するととも
に、載置部においても外部雰囲気から遮蔽された状態で
基板の取り出し・収納を行うような装置においても、基
板の収容状態の検出を行うことができる。
【0071】請求項2に記載の発明によれば、基板の収
容状態の検出中に基板を汚染するのを防止した基板搬入
搬出装置を実現することができる。
【0072】請求項3に記載の発明によれば、基板の収
容状態の検出中に基板を汚染するのを防止し、かつ、基
板の収容状態が検出可能で、コスト高を招かずにクリー
ンルーム内の雰囲気からの基板の汚染を防止することも
できる基板搬入搬出装置を実現することができる。
【0073】請求項4に記載の発明によれば、複数個の
基板収容器(遮蔽容器)が載置可能な基板搬入搬出装置
において、各載置部に対応する個別の撮影手段を設置し
たので、各基板収容器内の基板の収容状態を個別に撮影
して、各基板収容器内の基板の収容状態を検出すること
ができる。また、撮影手段を移動させる必要がないの
で、装置内でのパーティクルの発生要因を減らせること
ができ、基板の汚染をより低減することができる。さら
に、各基板収容器内の基板の収容状態を同時に撮影する
こともでき、基板の収容状態の検出を速やかに行うこと
も可能となる。
【0074】請求項5に記載の発明によれば、複数個の
基板収容器(遮蔽容器)が載置可能な基板搬入搬出装置
において、少なくとも1個の撮影手段を複数個の載置部
の撮影位置間で移動させる移動手段を備えたので、1個
の撮影手段で複数個の載置部の基板収容器内の基板の収
容状態を撮影することができ、装置に備える撮影手段の
個数を載置部の個数よりも少なくすることができ、コス
ト低減を図ることができる。
【0075】請求項6に記載の発明によれば、複数個の
基板収容器(遮蔽容器)が載置可能な基板搬入搬出装置
において、少なくとも1個の撮影手段は、複数個の載置
部の基板収容器内の基板の収容状態を1つの画像情報と
して撮影するので、1個の撮影手段で複数個の載置部の
基板収容器内の基板の収容状態を撮影することができ、
装置に備える撮影手段の個数を載置部の個数よりも少な
くすることができ、コスト低減を図ることができる。ま
た、撮影手段を移動させる必要がないので、装置内での
パーティクルの発生要因を減らせることができ、基板の
汚染をより低減することができる。
【0076】請求項7に記載の発明によれば、基板を汚
染することなく基板収容器内の基板の収容状態を検出
し、その検出結果に基づき、基板収容器から基板を1枚
ずつ取り出して順次基板処理部で所定の基板処理を施
し、処理済の基板を基板収容器に収容することができる
基板処理装置を実現することができる。また、基板の収
容状態が検出可能で、コスト高を招かずにクリーンルー
ム内の雰囲気からの基板の汚染を防止することもできる
基板搬入搬出装置を備えた基板処理装置を実現すること
もできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】基板収容器の一例の構成を示す平面図と正面図
である。
【図2】本発明の一実施例に係る基板収容器内の基板検
出装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る基板搬入搬出装置の
構成を示す平断面図である。
【図4】第1実施例に係る基板搬入搬出装置の縦断面図
である。
【図5】第1実施例に係る基板搬入搬出装置に備えた基
板収容器内の基板検出装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図6】基板搬送機構のアームの形状の一例を示す平面
図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る基板搬入搬出装置の
構成を示す斜視図である。
【図8】第2実施例に係る基板搬入搬出装置の構成を示
す平断面図である。
【図9】第2実施例に係る基板搬入搬出装置の構成を示
す縦断面図である。
【図10】第2実施例に係る基板搬入搬出装置におい
て、遮蔽容器の遮蔽状態が解除された状態を示す縦断面
図である。
【図11】ロック機構の一例の構成を示す縦断面図であ
る。
【図12】ロック機構に対するロック/解除機構の一例
の構成を示す縦断面図である。
【図13】本発明の第3実施例に係る基板搬入搬出装置
の構成を示す縦断面図である。
【図14】基板搬入搬出装置に備える基板収容器内の基
板検出装置の変形例の構成を示す平面図と斜視図であ
る。
【図15】基板搬入搬出装置に備える基板収容器内の基
板検出装置の他の変形例の構成を示す平面図である。
【図16】本発明の一実施例に係る基板処理装置全体の
構成を概念的に示す平面図である。
【図17】従来技術の課題を説明するための図である。
【符号の説明】
1:基板収容器 2:基板収容器内の基板検出装置 3:CCDカメラ 5:画像解析部 10:基板搬入搬出装置 11:載置部 12:載置台 13:基板搬送機構 14:コントローラ 24:シャッター開閉機構 30:遮蔽部材 50:Y方向移動機構 60:基板処理装置 71:基板処理部 W:基板
フロントページの続き (72)発明者 大谷 正美 京都府京都市伏見区羽束師古川町322 大 日本スクリーン製造株式会社洛西事業所内 (72)発明者 森田 彰彦 京都府京都市伏見区羽束師古川町322 大 日本スクリーン製造株式会社洛西事業所内 (72)発明者 岩見 優樹 京都府京都市伏見区羽束師古川町322 大 日本スクリーン製造株式会社洛西事業所内 (72)発明者 西村 讓一 京都府京都市伏見区羽束師古川町322 大 日本スクリーン製造株式会社洛西事業所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の基板を収容可能な基板収容器内
    の基板の収容状態を検出する基板収容器内の基板検出装
    置であって、 前記基板収容器内の基板の収容状態を撮影する撮影手段
    と、 前記撮影手段によって撮影された画像情報を解析して前
    記基板収容器内の基板の収容状態を検出する画像解析手
    段と、 を備えたことを特徴とする基板収容器内の基板検出装
    置。
  2. 【請求項2】 複数枚の基板を収容可能な基板収容器を
    載置する載置部を備えた載置台と、 前記基板収容器内の基板の取り出しと前記基板収容器へ
    の基板の収納を行う基板搬送手段と、 前記基板搬送手段の動作を制御する制御手段と、 を備えた基板搬入搬出装置において、 請求項1に記載の基板収容器内の基板検出装置を備え、 前記制御手段は、前記画像解析手段により検出された前
    記基板収容器内の基板の収容状態を基に前記基板搬送手
    段の動作を制御するように構成したことを特徴とする基
    板搬入搬出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の基板搬入搬出装置にお
    いて、 外部雰囲気から遮蔽した状態で前記基板収容器を内部に
    収容する遮蔽容器と、 外部雰囲気から遮蔽された状態で、前記載置部に載置さ
    れた遮蔽容器内の前記基板収容器に対する前記基板搬送
    手段による基板の取り出し・収納を許容するように前記
    遮蔽容器の遮蔽状態を解除する遮蔽解除手段と、 遮蔽状態が解除された前記遮蔽容器を再び遮蔽状態に戻
    す遮蔽手段と、 を備えたことを特徴とする基板搬入搬出装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3に記載の基板搬入搬出
    装置において、 前記載置台には複数個の載置部が備えられており、各載
    置部に対応する個別の前記撮影手段を設置したことを特
    徴とする基板搬入搬出装置。
  5. 【請求項5】 請求項2または3に記載の基板搬入搬出
    装置において、 前記載置台には複数個の載置部が備えられており、少な
    くとも1個の撮影手段を複数個の載置部の撮影位置間で
    移動させる移動手段を備えたことを特徴とする基板搬入
    搬出装置。
  6. 【請求項6】 請求項2または3に記載の基板搬入搬出
    装置において、 前記載置台には複数個の載置部が備えられており、少な
    くとも1個の撮影手段は、複数個の載置部の基板収容器
    内の基板の収容状態を1つの画像情報として撮影するこ
    とを特徴とする基板搬入搬出装置。
  7. 【請求項7】 請求項2ないし6のいずれかに記載の基
    板搬入搬出装置と、 基板収容器から取り出された基板に所定の基板処理を施
    す1または複数個の基板処理部と、 を備えたことを特徴とする基板処理装置。
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