JPH10301683A - 記憶サブシステム - Google Patents

記憶サブシステム

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Publication number
JPH10301683A
JPH10301683A JP9108576A JP10857697A JPH10301683A JP H10301683 A JPH10301683 A JP H10301683A JP 9108576 A JP9108576 A JP 9108576A JP 10857697 A JP10857697 A JP 10857697A JP H10301683 A JPH10301683 A JP H10301683A
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JP
Japan
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drive
interface
connector
scsi
slot
Prior art date
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Application number
JP9108576A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Tsunoda
仁 角田
Yasuo Inoue
靖雄 井上
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2個のインターフェースポートを持つドライ
ブを有するディスクアレイサブシステムにおいて、障害
の原因になっているドライブの特定を、データ復元処理
が開始されないように、短時間で行なう。 【解決手段】 2個のインターフェースポートを持つド
ライブをバックパネルに直接接続するとき、ドライブの
各ポート間にショートまたはオープンタイプのコネクタ
を設置し、インターフェース障害が発生したら、ショー
トタイプのコネクタの場合は終端ボードを挿入し、オー
プンタイプのコネクタの場合はショートボードを抜き終
端ボードを挿入することでドライブのインターフェース
障害が発生している方のポートのみの接続を切断し、障
害が解除されているかを調べることで障害の原因となっ
ているドライブを特定する。障害の原因となっているド
ライブを特定する方法としてバイナリサーチを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はコンピュ−タシステ
ムに係り、特に高性能な入出力動作を可能とするディス
クサブシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】現在のコンピュータシステムにおいて
は、CPU等の上位側が必要とするデ−タは2次記憶装
置に格納され、CPUが必要とする時に応じ2次記憶装
置に対してデ−タの書込み、読みだしを行っている。こ
の2次記憶装置としては一般に不揮発な記憶媒体が使用
され、代表的なものとして磁気ディスク装置(以下ドラ
イブとする)、光ディスクなどがあげられる。
【0003】近年高度情報化に伴い、記憶するデータ容
量が大幅に増加し、小スペースで大容量な2次記憶装置
が要求されるようになり、2次記憶装置に対しドライブ
の高密度実装が必要となってきた。特開平4ー2059
88では複数のドライブをバックパネルに直接接続する
ことで、従来大きなスペースを必要としていたドライブ
とバックパネル間の接続ケーブルを無くしてドライブの
実装効率を高める方法について開示している。
【0004】また、特開平6ー12855ではドライブ
間のインターフェース障害に備え、ドライブに2個のイ
ンターフェースポートを持たせることで、もし、あるド
ライブ間のインターフェースに障害が発生した場合は、
もう一方のインターフェースを使用してドライブへのア
クセスを可能にし、2次記憶装置の信頼性を向上させる
方法について開示している。
【0005】コンピュータシステムにおいては2次記憶
装置に対し高性能化への要求が高まってきた。その一つ
の解としてディスクアレイが考えられている。
【0006】「D.Patterson,G.Gibson,and R.H.Kartz;A
Case for Redundant Arrays of Inexpensive Disks(RA
ID),in ACM SIGMOD Conference,Chicago,IL,(June198
8)」において、全く同じデータを別のドライブに二重化
して格納するミラーリングを行う(レベル1)と、データ
を分割して並列に処理を行うディスクアレイ(レベル
3)と、データを分散して独立に扱うディスクアレイ
(レベル4,5)について,その性能および信頼性の検討
結果が報告されている。レベル4はレベル5において論
理グループを構成するドライブに分散しているパリティ
を,1台のパリティのみを格納するドライブにまとめた
ものである。現在この論文に書かれている方式が最も一
般的なディスクアレイと考えられている。
【0007】ここで,レベル3,レベル4,レベル5につ
いて簡単に説明しておく。レベル3は,ドライブに格納
するデータ#1として,例えば「0010101010
11・・・・・」を想定し,データ#1とパリティを格
納するためのドライブとしてドライブ#1〜#5が設け
られた場合,ドライブ#1に‘0’,ドライブ#2に
‘0’,ドライブ#3に‘1’,ドライブ#4に‘0’を
順次格納し,格納された‘0010’に対するパリティ
をドライブ#5に格納する。そして,次に同様にして
‘1’、‘0’、‘1’、‘0’を順次ドライブ#1〜
#4に格納し,そのパリティを#5に格納してゆく。
【0008】レベル4は,データとパリティを格納する
ためのドライブとしてドライブ#1〜#5が設けられた
場合,データ#1、#5、・・・がドライブ#1に,デー
タ#2、#6、・・・がドライブ#2に,データ#3、
#7、・・・がドライブ#3に,データ#4、#8、・
・・がドライブ#4に格納される。そして,例えば,デー
タ#1が「01・・・」,データ#2が「00・・・」,
データ#3が「11・・・」,データ#4が「00・・
・」であるとすると,各データの先頭ビット‘001
0’に対するパリティをパリティ専用として指定された
ドライブ#5の先頭ビットとして格納し,以下同様にし
て,各データの2番目のビット‘1010’に対するパ
リティをドライブ#5の2番目のビットとして格納して
ゆく。そして,データ#5〜#8のデータ組に対するパ
リティデータをドライブ#5に2番目のパリティデータ
として格納するようにしてゆく。
【0009】レベル5は,レベル4のようなパリティ専
用のドライブを決めず,データ#1をドライブ#1,デー
タ#2をドライブ#2,データ#3をドライブ#3,デー
タ4をドライブ#4に格納し,データ#1〜#4のデー
タ組に対するパリティデータP1234をドライブ#5に格
納し,次いで,データ#5をドライブ#2,データ#6を
ドライブ#3,データ#7をドライブ#4,データ8をド
ライブ#5に格納し,データ#5〜#8のデータ組に対
するパリティデータP5678をドライブ#1に格納し,次い
で,データ#9をドライブ#1,データ#10をドライブ
#3,データ#11をドライブ#4,データ12をドライ
ブ#5に格納し,データ#9〜#12のデータ組に対す
るパリティデータP9101112をドライブ#2に格納する
ようにしてゆく。
【0010】上記の文献に記載されたタイプのディスク
アレイでは、大型大容量のドライブを多数の比較的容量
の小さなドライブで構成し、データを分散して格納して
あるため、読み出し/書込み要求が増加してもディスク
アレイの複数のドライブで分散して処理することが可能
となり、読み出し/書込み要求がまたされることが減少
する。
【0011】このパリティによりデータを格納したドラ
イブに障害が発生した場合、その障害ドライブ内のデー
タを復元することが可能となる。ディスクアレイではデ
ータからパリティを作成しデータと同様にドライブに格
納しておく。この時、パリティは、パリティの作成に関
与したデータとは別のドライブに格納される。一般にド
ライブに障害が発生した場合は、このパリティと残りの
データから障害が発生したドライブ内のデータを復元
し、スペアのドライブに格納していき、障害が発生した
ドライブを正常なドライブに交換したらスペアのドライ
ブから交換した正常なドライブに復元したデータを書き
戻す。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】特開平6ー12855
で開示している2個のインターフェースポートを持つド
ライブを、特開平4ー205988で開示している様な
バックパネルに直接接続させる。この様なシステムにお
いて、もし、インターフェースの信号がハイまたはロー
に固定されるような障害が発生した場合、もう一方のイ
ンターフェースによりドライブへのアクセスは可能だ
が、このインターフェースにも障害が発生するとドライ
ブへのアクセスができないという致命的な状態になる。
このため、一本のインターフェースが正常に動作してい
る間に、インターフェース障害の原因となっているドラ
イブを特定し、正常なドライブに交換しなければならな
い。
【0013】一般にインターフェース障害では、バック
パネル上の信号線が物理的に切断またはショートするよ
うなことが原因になる可能性は低く、大部分はドライブ
のインターフェース回路に障害が発生する場合が多い。
【0014】バックパネル#1に接続されているドライ
ブ#1に格納されているデータ、バックパネル#2に接
続されているドライブ#2に格納されているデータ、バ
ックパネル#3に接続されているドライブ#3に格納さ
れているデータ、バックパネル#4に接続されているド
ライブ#4に格納されているデータからパリティを作成
し、バックパネル#5に接続されているドライブ#5に
格納し(このドライブ#1、2、3、4、5のドライブ
の集合を論理グループとする)ディスクアレイ構成す
る。
【0015】このディスクアレイにおいてインターフェ
ース障害が発生した場合、インターフェース障害の原因
となっているドライブを特定するため、バックパネル#
1に接続されているドライブ#1をバックパネル#1か
ら切り離す。バックパネル#1からドライブ#1を切り
離すと構造的に2個のインターフェースポートが両方と
もバックパネル#1から切り離されてしまうためドライ
ブ#1へのアクセスはできなくなり、この時ディスクア
レイの制御を行なうディスクアレイコントローラではド
ライブ#1に障害が発生しアクセスできないと認識し、
ドライブ#2、ドライブ#3、ドライブ#4のデータと
ドライブ#5のパリティからドライブ#1のデータを復
元し、スペアのドライブに復元したデータを格納する処
理が開始されてしまう。ドライブ#1をバックパネル#
1から切り離してもインターフェース障害が解消され
ず、ドライブ#1がインターフェース障害の原因ではな
かった場合、ドライブ#1をバックパネル#1に再び接
続する。
【0016】しかし、ディスクアレイコントローラでは
データを復元し、スペアのドライブに復元したデータを
格納する処理が一端開始されてしまうと、ドライブ#1
をバックパネル#1に接続しても、障害が発生したドラ
イブ#1を正常なドライブに交換したと認識するのみ
で、途中で処理を終了することはできない。このためバ
ックパネル#1からドライブ#1を切り離すとドライブ
#1内のデータを復元してスペアドライブに格納し、ド
ライブ#1の全データの復元が完了したらスペアドライ
ブからドライブ#1にデータを書き戻す処理を実行す
る。この復元処理には非常に長い時間を必要とする。し
かも、インターフェース障害が発生したドライブを特定
するまで、この処理を各ドライブに対して実行していく
と、この特定処理に莫大な時間がかかってしまう問題が
発生した。
【0017】
【課題を解決するための手段】そこで、インターフェー
ス障害が発生した場合、バックパネルからドライブは切
り離さず、障害が発生しているインターフェースのみを
切り離す。具体的には、バックパネル上の信号線上にお
いて、ドライブ間にコネクタを設ける。もしこのコネク
タがショートタイプならば、このコネクタに終端ボード
を差し込むことで、実際にドライブを切り離さなくて
も、障害が発生したインターフェースのみを切り離すこ
とが可能となる。この切り離されたドライブへはもう一
方のインターフェースからアクセス可能なため、ディス
クアレイコントローラからはドライブに障害が発生した
ようには見えず、復元処理は実行されない。
【0018】また、ドライブ間に設けられたコネクタが
オープンタイプならば、正常時において全てのドライブ
間のコネクタにショートボードを差し込んでおき、イン
ターフェース障害が発生した場合は、このショートボー
ドを抜き終端ボードを挿入することで実際にドライブを
切り離さなくても、障害が発生したインターフェースの
みを切り離すことが可能となる。また、別の方法として
各ドライブにインターフェースを切り離すスイッチを持
たせ、保守用のプロセッサやディスクアレイコントロー
ラ内のディスクアレイ制御用プロセッサ等の外部からの
指示により、ドライブ自身でインターフェースから切り
離す方法もある。さらに、バックパネルには電源のみを
配線し、各ドライブのフロント面において信号線をケー
ブルにより接続し、インターフェース障害が発生した場
合は、フロント面の信号線のケーブルをつなぎ換えるこ
とで、実際にドライブを切り離さなくても、障害が発生
したインターフェースのみを切り離すことを可能とする
方法もある。
【0019】上記のような手段を使用してインターフェ
ース障害を引き起こしているドライブを特定する際にバ
イナリサーチ方法を適用すると、特定の手間が大幅に削
減できる。バイナリサーチ方法とは、端から1台づつド
ライブを調べていくのではなく、まず、バックパネル上
の中央においてインターフェースを2つのグループに切
り離し、インターフェース障害を発生しているドライブ
が含まれているグループを特定する。次に同様にインタ
ーフェース障害が発生されているドライブが含まれてい
ると特定されたグループにおいても、グループの中央で
インターフェースを2つのグループに切り離し、インタ
ーフェース障害を発生してているドライブが含まれてい
るグループを特定する。この作業を繰り返すことでイン
ターフェース障害を発生させているドライブを短時間か
つ少ない工数で特定することが可能となる。
【0020】本発明によればバックパネルに直接ドライ
ブを接続し、しかも、各ドライブは2個のインターフェ
ースポートを持つディスクアレイにおいて、1方のイン
ターフェースにインターフェース障害が発生した場合、
バックパネルからドライブを引き離さずに障害が発生し
ているインターフェースのみを切り離すことが可能とな
るため、この切り離されたドライブへはもう一方のイン
ターフェースからアクセス可能となり、ディスクアレイ
コントローラからはドライブに障害が発生したようには
見えず、復元処理は実行されない。
【0021】また、バイナリサーチ方法を行なうことに
よりインターフェース障害を発生させているドライブを
短時間かつ少ない工数で特定することが可能となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
〈実施例1〉図1は、本実施例のハードウェア構成を示
し、1はホストのCPU、2は本発明であるディスクア
レイサブシステム、3はHOST CPU1とディスク
アレイサブシステム2を結ぶ外部バスである。
【0023】ディスクアレイサブシステム2は図1に示
すようにディスクアレイ制御を行うCPU4と、CPU
4用のメモリ5とCPU4上で動作するマイクロプログ
ラムが格納されているROM6と、ディスクアレイサブ
システム2とHOST CPU1との間のインターフェ
ース制御およびキャッシュメモリ9とのデータ転送制御
を行うインターフェース回路(IF回路)8と各ドライ
ブ12とのインターフェース制御を行うSCSIコント
ローラ10が、ディスクアレイサブシステム2内の内部
バス7に接続されている。また、電源220には各ドラ
イブ12への電源線50が接続されている。各ドライブ
12はSCSIバス13とSCSIバス14の2本のイ
ンターフェースとでSCSIコントローラ10に接続さ
れ、また電源線50で電源220に接続されている。
【0024】この実施例では論理グループ1はドライブ
#1、n+1、2n+1、…m+1、論理グループ2は
ドライブ#2、n+2、2n+2…m+2、論理グルー
プ3はドライブ#3、n+3、2n+3…m+3で構成
され、論理グループnまである。各論理グループ11は
(m×n)/n台のドライブで構成されている。論理グ
ループ11とは、ディスクアレイを構成するデータとパ
リティが格納されているドライブ12の集合である。例
えば、図1の論理グループ1においてドライブ#1のデ
ータ1、ドライブ#n+1のデータ#2、ドライブ#2
n+1のデータ3…のデータからドライブ#m+1のパ
リティ1が作成される。
【0025】論理グループ11において、あるドライブ
12に障害が発生した場合、障害が発生したドライブ1
2内のデータは論理グループ11内の正常なドライブ1
2内のデータとパリティから復元することが可能であ
る。論理グループ11を構成するドライブ数に制限が無
いことは明らかである。また、ディスクアレイサブシス
テム2を構成する論理グループ11の数に制限が無いこ
とは明らかである。各論理グループ11を構成するドラ
イブ12はバックパネルに直接接続されている。例え
ば、ドライブ#1、ドライブ#2、ドライブ#3、…ド
ライブ#nは1枚のバックパネルに直接接続されてお
り、また、ドライブ#n+1、ドライブ#n+2、ドラ
イブ#n+3、…ドライブ#2nは別の1枚のバックパ
ネルに直接接続されており、ドライブ#2n+1、ドラ
イブ#2n+2、ドライブ#2n+3、…ドライブ#3
nは別の1枚のバックパネルに直接接続されており、同
様にn台毎のドライブが1枚のバックパネルに直接接続
され、ドライブ#m+1、ドライブ#m+2、ドライブ
#m+3、…ドライブ#m+nは別の1枚のバックパネ
ルに直接接続されている。この実施例では上述したよう
に1例として、ドライブ12が直接接続されるバックパ
ネルはn台のドライブ12毎に複数で構成されている
が、バックパネル上に直接接続されるドライブ12の数
には制限がない。例えばドライブ#1からドライブ#2
nを1枚のバックパネルに直接接続しても構わないし、
ドライブ#1からドライブ#m+nの全ドライブ12を
1枚のバックパネルに直接接続しても構わない。
【0026】なお、一例としてこの実施例では論理グル
ープ#nをスペアドライブの領域に割り当て、ドライブ
障害時には障害が発生したドライブ12内のデータを復
元し、論理グループ#nのスペアドライブ12に格納
し、障害ドライブ12を正常なドライブ12に交換した
後は、スペアドライブ12から交換した正常なドライブ
12に復元したデータを書き戻す。
【0027】CPU4はROM6に格納されているディ
スクアレイサブシステム2を制御するマイクロプログラ
ムを起動時に自動的にCPU用メモリ5に格納する。H
OST CPU1から発行された読み出しまたは書き込
み要求は外部バス3を介してIF回路8に転送され、I
F回路8に転送された読み出しまたは書き込み要求はC
PU4において解読される。もし、HOST CPU1
から発行された読み出しまたは書き込み要求されたデー
タがキャッシュメモリ9内に存在する場合、読み出し時
はIF回路8はキャッシュメモリ9から当該データを読
み出して、外部バス3を経由してHOST CPU1へ
転送する。書き込み時は逆にHOSTCPU1から当該
データを外部バス3を経由してIF回路8はキャッシュ
メモリ9内の当該データを更新する。
【0028】一方、HOST CPU1から発行された
読み出しまたは書き込み要求されたデータがキャッシュ
メモリ9内に存在しない場合は、読みだし時はCPU4
は当該データが格納されているドライブ12が接続され
ているSCSIコントローラ10に対し、当該ドライブ
12から当該データを読みだすように指示する。SCS
Iコントローラ10から当該データの読みだし指示を受
けたドライブ12では、シーク、回転待ちを行ない当該
データの読みだしを行なう。当該ドライブ12から読み
だされた当該データはSCSIバスを通ってSCSIコ
ントローラ10に送られ、I/F回路8によりHOST
CPU1へ送られる。書き込み時はHOST CPU
1から送られてきたデータを外部バス3を経由してI/
F回路8によりキャッシュメモリ9内に一端格納し、C
PU4はこの時点でHOST CPU1に対し書き込み
処理の終了を報告し、後の適当な時にCPU4は当該デ
ータを格納するドライブ12が接続されているSCSI
コントローラ10に対し当該ドライブ12に書き込みを
行なうように指示する。SCSIコントローラ10から
書き込み指示を受けたドライブ12では、シーク、回転
待ちを行ない、当該データの書き込みが可能になった
ら、I/F回路8によりキャッシュメモリ9から当該デ
ータを読みだしてSCSIコントローラ10に送り、S
CSIコントローラ10ではSCSIバスを介して当該
データをドライブ12に送りドライブ12に書き込む。
このようにSCSIコントローラ10はCPU4からの
指示に従って、SCSIの処理手順に従って、当該ドラ
イブ12内に対し当該データの読み出しまたは書き込処
理を行う。
【0029】図2はドライブ12の外観を示す。ドライ
ブ12には2個のSCSIインターフェースポート1
5、16があり、電源ポート17が同一面上に設置され
ている。インターフェースポート15はSCSIバス1
3に接続され、インターフェースポート16はSCSI
バス14に接続されSCSIコントローラ10間とのデ
ータ及びコマンドのやり取りを行なう。また、電源ポー
ト17は電源線50に接続されドライブ12への電源供
給を行なう。
【0030】図3はバックパネル18の構成例を示す。
N0.1からNo.15の全スロットにはSCSIコネ
クタ19、SCSIコネクタ20が設置されており、N
o.1のスロットのSCSIコネクタ19、SCSIコ
ネクタ20にドライブ12には終端抵抗ボード24がさ
さっており、No.2のスロットのSCSIコネクタ1
9、SCSIコネクタ20にはドライブ12が接続さ
れ、No.3のスロットのSCSIコネクタ19、SC
SIコネクタ20にはドライブ12は接続されず、N
o.4のスロットのSCSIコネクタ19、SCSIコ
ネクタ20にはドライブ12が接続され、No.5のス
ロットのSCSIコネクタ19、SCSIコネクタ20
にはドライブ12が接続されない。
【0031】このようにバックパネル18上ではドライ
ブ12が接続されているSCSIコネクタ19、SCS
Iコネクタ20の間にドライブ12が接続されていない
SCSIコネクタ19、SCSIコネクタ20が配置さ
れている。No.15のスロットはSCSIコントロー
ラ10とバックパネル18を接続するSCSIケーブル
25、26が接続される。なお、ドライブ12が接続さ
れるスロットには電源コネクタ21が設置されている。
ドライブ12はSCSIインターフェースポート16を
パックパネル18上のSCSIコネクタ19に、SCS
Iインターフェースポート15をパックパネル18上の
SCSIコネクタ20に直接接続し、ドライブ12の電
源ポート17はパックパネル18上の電源コネクタ21
に直接接続する。SCSIコネクタ19、SCSIコネ
クタ20にはショートタイプとオープンタイプがある。
ショートタイプのコネクタはボードがささっていない状
態ではコネクタ内で信号線がショートしている物で、オ
ープンタイプのコネクタはボードがささっていない状態
ではコネクタ内で信号線が接続されない物である。ま
ず、オープンタイプのSCSIコネクタの場合について
説明する。
【0032】図4はSCSIコネクタ19、20がオー
プンタイプの時のバックパネル18を正面(ドライブ1
2が接続されている面)から見た図である。この図から
解かるようにドライブ12とオープンタイプのSCSI
コネクタ19、20が交互に設置されており、SCSI
コネクタ19、20にはショートボード22、23がさ
し込まれている。NO.15のスロットのSCSIコネ
クタ19、20はSCSIコントローラ10とバックパ
ネル18を接続するSCSIケーブル25、26が接続
される。図5はバックパネル18を背面から見た図でS
CSIコネクタ19にはSCSIバス13、SCSIコ
ネクタ20にはSCSIバス14が張られている。ま
た、電源コネクタ21には電源線50が張られ、ドライ
ブ12が差し込まれるスロットのみに設置されている。
このようなバックパネル18においてSCSIバス13
のインターフェースに障害が発生したとする。本発明で
はインターフェース障害の原因となっているドライブ1
2を特定するのにバイナリサーチ方式で行なう。以下に
その手順を説明する。
【0033】図6はインターフェース障害の原因となっ
ているドライブ12を特定する手順を示すフローチャー
トである。まず、図4に示したバックパネル18のスロ
ットにおいて、ほぼ中央のスロットであるNo.9のス
ロットのSCSIコネクタ19にささっているショート
ボード22を抜き終端ボードを挿入する(ステップ6
0)。これによりNO.2、4、6、8、のスロットに
差し込まれているドライブ#7、6、5、4はSCSI
コントローラ10からは切り離されてしまう。このよう
な状態にしてインターフェース障害が解除されているか
を判定する(ステップ61)。もし、障害が解除されて
いればNO.2、4、6、8、のスロットに差し込まれ
ているドライブ#7、6、5、4の中に、インターフェ
ース障害の原因になっているドライブ12が存在するこ
とになる。
【0034】そこで、次にNo.9のスロットのSCS
Iコネクタ19にささっている終端ボードを抜きショー
トボード22を挿入し、NO.2、4、6、8、のスロ
ットに差し込まれているドライブ#7、6、5、4の中
の中央のスロットであるNo.5のスロットにささって
いるショートボード22を抜き終端ボードを挿入する
(ステップ62)。先と同様にこのような状態にしてイ
ンターフェース障害が解除されているかを判定する(ス
テップ63)。もし、障害が解除されていればNO.
2、4のスロットに差し込まれているドライブ#7、6
の中に、インターフェース障害の原因になっているドラ
イブ12が存在することになる。 次にNo.5のスロ
ットのSCSIコネクタ19にささっている終端ボード
を抜きショートボード22を挿入し、No.3のスロッ
トにささっているショートボード22を抜き終端ボード
を挿入する(ステップ64)。先と同様にこのような状
態にしてインターフェース障害が解除されているかを判
定する(ステップ65)。もし、障害が解除されていれ
ばNO.2のスロットに差し込まれているドライブ#7
がインターフェース障害の原因になっていることにな
り、インターフェース障害の原因になっているドライブ
12の特定が完了する(ステップ66)。また、障害が
解除されていなければNO.4のスロットに差し込まれ
ているドライブ#6がインターフェース障害の原因にな
っていることになり、インターフェース障害の原因にな
っているドライブ12の特定が完了する(ステップ6
7)。
【0035】一方、ステップ63のインターフェース障
害が解除されているかの判定において障害が解除されて
いない場合はNO.6、8のスロットに差し込まれてい
るドライブ#5、4の中に、インターフェース障害の原
因になっているドライブ12が存在することになる。次
に、No.5のスロットのSCSIコネクタ19にささ
っている終端ボードを抜きショートボード22を挿入
し、No.7のスロットにささっているショートボード
22を抜き終端ボードを挿入する(ステップ68)。先
と同様にこのような状態にしてインターフェース障害が
解除されているかを判定する(ステップ69)。もし、
障害が解除されていればNO.6のスロットに差し込ま
れているドライブ#5がインターフェース障害の原因に
なっていることになり、インターフェース障害の原因に
なっているドライブ12の特定が完了する(ステップ7
0)。また、障害が解除されていなければNO.8のス
ロットに差し込まれているドライブ#4がインターフェ
ース障害の原因になっていることになり、インターフェ
ース障害の原因になっているドライブ12の特定が完了
する(ステップ71)。
【0036】さらに、ステップ61のインターフェース
障害が解除されているかの判定において障害が解除され
ていない場合はNO.10、12、14のスロットに差
し込まれているドライブ#3、2、1の中に、インター
フェース障害の原因になっているドライブ12が存在す
ることになる。次に、No.9のスロットのSCSIコ
ネクタ19にささっている終端ボードを抜きショートボ
ード22を挿入し、No.11のスロットにささってい
るショートボード22を抜き終端ボードを挿入する(ス
テップ72)。先と同様にこのような状態にしてインタ
ーフェース障害が解除されているかを判定する(ステッ
プ73)。もし、障害が解除されていればNO.10の
スロットに差し込まれているドライブ#3がインターフ
ェース障害の原因になっていることになり、インターフ
ェース障害の原因になっているドライブ12の特定が完
了する(ステップ74)。障害が解除されていなければ
NO.12、14のスロットに差し込まれているドライ
ブ#2、1の中に、インターフェース障害の原因になっ
ているドライブ12が存在することになる。
【0037】次に、No.11のスロットのSCSIコ
ネクタ19にささっている終端ボードを抜きショートボ
ード22を挿入し、No.13のスロットにささってい
るショートボード22を抜き終端ボードを挿入する(ス
テップ75)。先と同様にこのような状態にしてインタ
ーフェース障害が解除されているかを判定する(ステッ
プ76)。もし、障害が解除されていればNO.12の
スロットに差し込まれているドライブ#2がインターフ
ェース障害の原因になっていることになり、インターフ
ェース障害の原因になっているドライブ12の特定が完
了する(ステップ77)。また、障害が解除されていな
ければNO.14のスロットに差し込まれているドライ
ブ#1がインターフェース障害の原因になっていること
になり、インターフェース障害の原因になっているドラ
イブ12の特定が完了する(ステップ78)。
【0038】本発明によるディスクアレイサブシステム
では、以上のようなバイナリサーチ方法でインターフェ
ース障害の原因となっているドライブ12を特定するこ
とにより、特定処理の工数および時間を短縮させること
を可能とすることが特徴である。
【0039】一方、SCSIコネクタ19、20がショ
ートタイプの時はコネクタに何もささらない状態でSC
SIバス13は接続されているため、オープンタイプの
ようにショートボード22はささっておらず、見かけ上
は何もささっていない。オープンタイプにおいては上述
したように、ショートボード22を抜いて終端ボードを
差し込むことによりドライブ12を切り離していたが、
ショートタイプの時は終端ボードを差し込むだけでドラ
イブ12を切り離す事が可能である。このドライブ12
を切り離す手段が異なるだけで、インターフェース障害
の原因となっているドライブ12を特定するバイナリサ
ーチ方法はオープンタイプもショートタイプも同じであ
る。
【0040】本実施例はバックパネル18に2個のイン
ターフェースポートを持つドライブ12を直接接続する
ディスクアレイにおいて、バックパネル18上において
ドライブ12を接続するSCSIコネクタ19、20間
に、ドライブ12を切り離すためにショートボード22
または終端ボードを差し込むSCSIコネクタ19、2
0を設けることを特徴とする。また、インターフェース
障害の原因となっているドライブ12を特定をバイナリ
サーチ方法により効率的かつ短時間で行なうことを特徴
とする。
【0041】〈実施例2〉実施例1で示したように、イ
ンターフェース障害の原因となっているドライブ12を
特定するには、SCSIバス13またはSCSIバス1
4からドライブ12を切り離し、インターフェース障害
が解除されたかを調べる動作を繰り返していく。そこ
で、本実施例ではSCSIバス13またはSCSIバス
14からドライブ12を切り離すスイッチを各ドライブ
12に装着し、インターフェース障害が発生し障害の原
因となっているドライブ12を特定する際は、保守用の
PC52からLAN経由でディスクアレイサブシステム
2内のLANコントローラ51に指示を出し、LANコ
ントローラ51経由で指示を受けたCPU4はドライブ
12自身がSCSIバス13またはSCSIバス14か
らドライブ12を切り離すように指示を出す。
【0042】図7は、本実施例で説明するコネクタスイ
ッチ28、31を装着したドライブ12の外観図であ
る。図7に示すようにドライブ12のSCSIインター
フェースポート15にコネクタスイッチ28が装着さ
れ、SCSIインターフェースポート16にコネクタス
イッチ31が装着されている。各ドライブ12はコネク
タスイッチ28、31を介して実施例1と同様にバック
パネル18上のSCSIコネクタ19、20に接続され
る。本実施例では各ドライブ12がこのコネクタスイッ
チ28、31によりSCSIバス13、14から切り離
されるため、実施例1のようにバックパネル18にショ
ートボード22または終端ボードを差し込むSCSIコ
ネクタ19、20を設ける必要はない。
【0043】図8は、コネクタスイッチ28、31とド
ライブ12の回路構成を示す。ドライブ12にはSCS
Iインターフェースとのインターフェース制御を行なう
2個のI/F制御回路34、35があり、コネクタ1
5、16を介しコネクタスイッチ28、31とコネクタ
セレクタ36に接続されている。コネクタセレクタ36
はコネクタ15、コネクタ16のどちらのコネクタを使
用するかを選択する回路である。コネクタ15、16と
I/F制御回路34、35を通ってきた信号はR/W回
路37によりディスクに書き込むシリアルな信号に変換
され、ヘッド38によりディスクに書き込まれる。逆に
ヘッド38によりディスクから読みだされた信号は、R
/W回路37によりSCSIインターフェースの信号に
変換され、コネクタセレクタ36は使用可能な(現在使
用されていないまたは障害が発生していない)SCSI
バスに接続されているコネクタを選択し、そのコネクタ
に接続されているI/F制御回路に信号を送り、当該コ
ネクタからコネクタスイッチに信号を送る。また、電源
回路210は電源線50により電源220に接続されて
おり、ドライブ12内のディスクを回転させるモータ2
11やヘッド38を移動させるアクチュエータ212に
電力を供給し、また、I/F制御回路34、35やコネ
クタセレクタ36、R/W回路37にも電力を供給して
いる。
【0044】コネクタスイッチ28、31は同一の構成
である。コネクタスイッチ28、31はスイッチ29、
32とドライブセレクタ30、33により構成される。
インターフェース信号線39、41はスイッチ29、3
2を介してドライブ12のコネクタ15、16に接続さ
れる。ドライブ選択線40、42と切断フラグ230は
ドライブセレクタ30、33に接続される。インターフ
ェース信号線39とドライブ選択線40と切断フラグ2
30によりSCSIバス13を構成し、インターフェー
ス信号線41とドライブ選択線42と切断フラグ230
によりSCSIバス14を構成する。
【0045】ドライブ12はCPU4がSCSIコント
ローラ10に対し指示したドライブ選択線40、42に
より選択された場合、ドライブセレクタ30、33は切
断フラグ230により、スイッチ29、32にインター
フェース信号線39、41を終端し、コネクタ15、1
6との間の接続を切断するか、逆に終端され接続が切断
されている状態のインターフェース信号線39、41を
接続の状態に戻す。ドライブ選択線40、42と切断フ
ラグ230はSCSIコントローラ10に接続されてお
り、ドライブ12の選択および切断、接続はCPU4の
指示によりSCSIコントローラ10が信号を変える事
により行なわれる。
【0046】図9はバックパネル18に接続されている
ドライブ12のスロット番号とドライブ番号とドライブ
選択線40、42の信号の対応を示す。図9の対応に対
し、切断フラグ230によりインターフェース信号線3
9、41を接続の状態を決定する。本実施例ではドライ
ブ選択線40、42は3ビットにしている。接続ドライ
ブ12数を増加させた場合、ドライブ選択線40、42
も増える。各ドライブ12では予めバックパネル18上
の接続されているスロット番号を自分のアドレスとして
登録されており、CPU4がSCSIコントローラに対
しドライブ選択線40、またはドライブ選択線42に設
定を指示した信号と同じで、切断フラグ230がオン
(1)の時、インターフェース信号線39または41が
スイッチ29または32により終端され、コネクタ15
または16との間の接続が切断される。逆に切断フラグ
230がオフ(0)の時はインターフェース信号線39
または41がスイッチ29または32により接続され、
コネクタ15または16との間が接続される。
【0047】図10は本実施例において(1)はバック
パネル18を正面(ドライブが接続されている面)か
ら、(2)は背後(ドライブが接続されていない面)か
ら見たものである。例えばCPU4がインターフェース
障害の原因となっているドライブ12を特定するため、
ドライブ選択線40またはドライブ選択線42を001
に設定し切断フラグ230をオン(1)にした場合、N
o.8のスロットに接続されているドライブ#1が選択
され接続が切断される。ドライブ選択線40またはドラ
イブ選択線42を010に設定し切断フラグ230をオ
ン(1)にした場合、No.7のスロットに接続されて
いるドライブ#2が選択され接続が切断される。ドライ
ブ選択線40またはドライブ選択線42を011に設定
し切断フラグ230をオン(1)にした場合、No.6
のスロットに接続されているドライブ#3が選択され接
続が切断される。ドライブ選択線40またはドライブ選
択線42を100に設定し切断フラグ230をオン
(1)にした場合、No.5のスロットに接続されてい
るドライブ#4が選択され接続が切断される。ドライブ
選択線40またはドライブ選択線42を101に設定し
切断フラグ230をオン(1)にした場合、No.4の
スロットに接続されているドライブ#5が選択され接続
が切断される。ドライブ選択線40またはドライブ選択
線42を110に設定し切断フラグ230をオン(1)
にした場合、No.3のスロットに接続されているドラ
イブ#6が選択され接続が切断される。ドライブ選択線
40またはドライブ選択線42を111に設定し切断フ
ラグ230をオン(1)にした場合、No.2のスロッ
トに接続されているドライブ#7が選択され接続が切断
される。逆に切断フラグ230がオフ(0)の場合は選
択されたドライブ12が接続される。
【0048】図10(2)よりインターフェース信号線
39、41とドライブ選択線40、42と切断フラグ2
30と電源線50はバックパネル18上を図のよう平行
に這わされている。バックパネル18上の電源線50と
ドライブ12は電源コネクタ21により接続され、電源
コネクタ21を介して電源線50からドライブ12に電
力を供給する。NO.9のスロットのSCSIコネクタ
19、SCSIコネクタ20とドライブ選択線コネクタ
43はSCSIコントローラ10とSCSIバス13、
14により接続されている。この実施例においても実施
例1と同様にインターフェース障害の原因となっている
ドライブ12を特定するにはバイナリサーチ方式で行な
う。
【0049】図11、12はインターフェース障害の原
因となっているドライブ12を特定する手順を示すフロ
ーチャートである。以下の説明ではインターフェース信
号線39にインターフェース障害が発生したとする。イ
ンターフェース信号線41においても同様な事が言える
のは明らかである。まず、図10においてCPU4はS
CSIコントローラ10に対し、ドライブ信号線40の
信号を100に設定し、切断フラグ230をオン(1)
にし、バックパネル18のほぼ中央のスロットであるN
o.5のスロットのSCSIコネクタ19にささってい
るドライブ#4を選択し、ドライブ#4においてはスイ
ッチ29によりインターフェース信号線39が終端さ
れ、コネクタ15との間の接続が切断される(ステップ
100)。これによりNO.2、3、4、5のスロット
に差し込まれているドライブ#7、6、5、4はSCS
Iコントローラ10からは切り離されてしまう。このよ
うな状態にしてインターフェース障害が解除されている
かを判定する(ステップ101)。もし、障害が解除さ
れていればNO.2、3、4、5のスロットに差し込ま
れているドライブ#7、6、5、4の中に、インターフ
ェース障害の原因になっているドライブ12が存在する
ことになる。
【0050】そこで、次にCPU4はSCSIコントロ
ーラ10に対し、ドライブ信号線40の信号を100に
設定し、切断フラグ230をオフ(0)にすると、N
o.5のスロットのSCSIコネクタ19にささってい
るドライブ#4において、スイッチ29によりインター
フェース信号線39の終端を接続にし、CPU4はSC
SIコントローラ10に対し、ドライブ信号線40の信
号を110に設定し、切断フラグ230をオン(1)に
し、NO.2、3、4のスロットに差し込まれているド
ライブ12の中の中央のスロットであるNo.3のスロ
ットにささっているドライブ#6において、スイッチ2
9、32によりインターフェース信号線39が終端さ
れ、コネクタ15との間の接続が切断される(ステップ
102)。これによりNO.2、3のスロットに差し込
まれているドライブ#7、6はSCSIコントローラ1
0からは切り離されてしまう。このような状態にしてイ
ンターフェース障害が解除されているかを判定する(ス
テップ103)。もし、障害が解除されていればNO.
2、3のスロットに差し込まれているドライブ#7、6
がインターフェース障害の原因になっていることにな
る。
【0051】そこで、次にCPU4はSCSIコントロ
ーラ10に対し、ドライブ信号線40の信号を110に
設定し、切断フラグ230をオフ(0)にすると、N
o.3のスロットのSCSIコネクタ19にささってい
るドライブ#6において、スイッチ29によりインター
フェース信号線39の終端を接続にし、CPU4はSC
SIコントローラ10に対し、ドライブ信号線40の信
号を111に設定し、切断フラグ230をオン(1)に
し、NO.2のスロットにささっているドライブ#7に
おいて、スイッチ29によりインターフェース信号線3
9が終端され、コネクタ15との間の接続が切断される
(ステップ104)。これによりNO.2のスロットに
差し込まれているドライブ#7はSCSIコントローラ
10からは切り離されてしまう。このような状態にして
インターフェース障害が解除されているかを判定する
(ステップ105)。もし、障害が解除されればNO.
2のスロットに差し込まれているドライブ#7がインタ
ーフェース障害の原因になっているドライブ12と特定
することがことが可能になる(ステップ106)。も
し、障害が解除されなければNO.3のスロットに差し
込まれているドライブ#6がインターフェース障害の原
因になっているドライブ12と特定することがことが可
能になる(ステップ107)。
【0052】一方、ステップ103において、もし、障
害が解除されなければNO.4、5のスロットに差し込
まれているドライブ#5、4がインターフェース障害の
原因になっていることになる。そこで、次にCPU4は
SCSIコントローラ10に対し、ドライブ信号線40
の信号を110に設定し、切断フラグ230をオフ
(0)にすると、No.3のスロットのSCSIコネク
タ19にささっているドライブ#6において、スイッチ
29によりインターフェース信号線39の終端を接続に
し、CPU4はSCSIコントローラ10に対し、ドラ
イブ信号線40の信号を101に設定し、切断フラグ2
30をオン(1)にしNO.4のスロットにささってい
るドライブ#5において、スイッチ29によりインター
フェース信号線39が終端され、コネクタ15との間の
接続が切断される(ステップ108)。これによりN
O.4のスロットに差し込まれているドライブ#5はS
CSIコントローラ10からは切り離されてしまう。こ
のような状態にしてインターフェース障害が解除されて
いるかを判定する(ステップ109)。もし、障害が解
除されればNO.4のスロットに差し込まれているドラ
イブ#5がインターフェース障害の原因になっているド
ライブ12と特定することがことが可能になる(ステッ
プ110)。もし、障害が解除されなければNO.5の
スロットに差し込まれているドライブ#4がインターフ
ェース障害の原因になっているドライブ12と特定する
ことがことが可能になる(ステップ111)。
【0053】一方、ステップ101において、もし、障
害が解除されなければNO.6、7、8のスロットに差
し込まれているドライブ#3、2、1がインターフェー
ス障害の原因になっていることになる。そこで、図12
に示すように、次にCPU4はSCSIコントローラ1
0に対し、ドライブ信号線40の信号を100に設定
し、切断フラグ230をオフ(0)にすると、No.5
のスロットのSCSIコネクタ19にささっているドラ
イブ#4において、スイッチ29によりインターフェー
ス信号線39の終端を接続にし、CPU4はSCSIコ
ントローラ10に対し、ドライブ信号線40の信号を0
10に設定し、切断フラグ230をオン(1)にし、N
O.7のスロットにささっているドライブ#2におい
て、スイッチ29によりインターフェース信号線39が
終端され、コネクタ15との間の接続が切断される(ス
テップ112)。これによりNO.2、3、4、5、
6、7のスロットに差し込まれているドライブ#7、
6、5、4、3、2はSCSIコントローラ10からは
切り離されてしまう。このような状態にしてインターフ
ェース障害が解除されているかを判定する(ステップ1
13)。NO.2、3、4、5のスロットに差し込まれ
ているドライブ#7、6、5、4はステップ100及び
ステップ101でインターフェース障害の原因になって
いないことが明らかになっているため、もし、障害が解
除されればNO.6、7のスロットに差し込まれている
ドライブ#3、2がインターフェース障害の原因になっ
ていることになる。
【0054】そこで、次にCPU4はSCSIコントロ
ーラ10に対し、ドライブ信号線40の信号を010に
設定し、切断フラグ230をオフ(0)にすると、N
o.7のスロットのSCSIコネクタ19にささってい
るドライブ#2において、スイッチ29によりインター
フェース信号線39の終端を接続にし、CPU4はSC
SIコントローラ10に対し、ドライブ信号線40の信
号を011に設定し、切断フラグ230をオン(1)に
し、NO.6のスロットにささっているドライブ#3に
おいて、スイッチ29によりインターフェース信号線3
9が終端され、コネクタ15、16との間の接続が切断
される(ステップ114)。これによりNO.2、3、
4、5、6のスロットに差し込まれているドライブ#
7、6、5、4、3はSCSIコントローラ10からは
切り離されてしまう。このような状態にしてインターフ
ェース障害が解除されているかを判定する(ステップ1
15)。NO.2、3、4、5のスロットに差し込まれ
ているドライブ#7、6、5、4はステップ100及び
ステップ101でインターフェース障害の原因になって
いないことが明らかになっているため、もし、障害が解
除されればNO.6のスロットに差し込まれているドラ
イブ#3がインターフェース障害の原因になっているド
ライブ#3と特定することがことが可能になる(ステッ
プ116)。もし、障害が解除されなければNO.7の
スロットに差し込まれているドライブ#2がインターフ
ェース障害の原因になっているドライブ12と特定する
ことがことが可能になる(ステップ117)。一方、ス
テップ113において、もし、障害が解除されなければ
NO.8のスロットに差し込まれているドライブ#1が
インターフェース障害の原因になっているドライブ12
と特定することがことが可能になる(ステップ11
8)。
【0055】本発明によるディスクアレイサブシステム
では、以上のようなバイナリサーチ方法でインターフェ
ース障害の原因となっているドライブ12を特定するこ
とにより、特定処理の工数および時間を短縮させること
を可能とすることが特徴である。
【0056】本実施例はバックパネル18に2個のイン
ターフェースポートを持つドライブ12を直接接続する
ディスクアレイにおいて、各ドライブ12の各コネクタ
15、16とバックパネル18上のSCSIコネクタ1
9、20間に、インターフェース信号線39、41とド
ライブ12を切り離すためのコネクタスイッチ28、3
1を設けた。この変形例として図13に示すようにコネ
クタスイッチ28、31をドライブ12内に内蔵させる
事も可能である。コネクタスイッチ28、31をドライ
ブ12内に内蔵させても、以上説明してきたようなコネ
クタスイッチ28、31をドライブ12に外付けした場
合と全く動作は同じである。
【0057】この実施例では、CPU4がSCSIコン
トローラ10に対しドライブ選択線40または42の切
り替えを指示し、切断フラグ230により切断か接続か
を指示し、ドライブセレクタ30または33によりコネ
クタスイッチ28または31の切り替えを行なうことで
ドライブ12の切り離しおよび接続を行なうことを特徴
とする。また、インターフェース障害の原因となってい
るドライブ12の特定をバイナリサーチ方法により効率
的かつ短時間で行なうことを特徴とする。
【0058】〈実施例3〉本実施例ではバックパネル1
8には電源線50のみを配線し、シリアルインターフェ
ース信号線84はバックパネル18に面している面の反
対の面に設置されている。これによりインターフェース
障害の原因になっているドライブ12を特定する際に、
ドライブ12とインターフェースの接続を切り離す場合
は、直接ドライブ12に接続されているケーブルを差し
替えることで可能になる。本実施例では同軸ケーブルを
用いるシリアルインターフェースとする。
【0059】図14は本実施例のシリアルインターフェ
ースのドライブ12の外観図を示しており、(1)はシ
リアルインターフェースポート82、83が設置されて
いる面から見た図で、(2)は(1)の反対の面から見
た図で電源ポート17が設置されている。本実施例では
この図に示した様に各ドライブ12ではシリアルインタ
ーフェース信号線84が接続されるシリアルインターフ
ェースポート82、83と、電源線50が接続される電
源ポート17が、別の面になっていることが特徴であ
る。図15は図14で示したドライブ12の内部ブロッ
ク図を示している。図8、13とは異なりドライブ12
には同軸ケーブルコネクタ240が設置され、この同軸
ケーブルコネクタ240ににはシリアルインターフェー
ス信号線84が接続され、ドライブ12にはシリアル信
号の形でデータの読みだしおよび書き込みが行なわれ
る。また、電源線50は同軸ケーブルコネクタ240が
設置されている面の反対の面から出ている。ドライブ1
2内の各ブロックの機能はパラレル信号がシリアル信号
になっただけで、基本的には図8、13と同じである。
【0060】図16は、本実施例においてバックパネル
18を正面(ドライブ12が差し込まれている面)から
見た図である。No.1、2、3、4、5、6、7のス
ロットにはドライブ12が差し込まれており、各ドライ
ブ12には入力(IN)と出力(OUT)の2個の端子
からなるシリアルインターフェースポート82とシリア
ルインターフェースポート83の2ポートが設置されて
いる。外部シリアルインターフェースポート80、81
はバックパネル18上のドライブ12群のシリアルイン
ターフェース信号線84とSCSIコントローラ10を
接続する外部ケーブル221、222が接続される。シ
リアルインターフェース信号線84は同軸ケーブルでシ
リアルインターフェースポート82、83および外部シ
リアルインターフェースポート80、81に接続されて
おり、接続ならびに切り離しは自由にできる。
【0061】図16に示すように外部ケーブル221、
222は外部シリアルインターフェースポート80、8
1のIN、OUTの端子に接続される。正常時において
は、外部シリアルインターフェースポート80、81で
はINに外部ケーブル221、222によりSCSIコ
ントローラ10と接続され、また、この外部シリアルイ
ンターフェースポート80、81のINとNO.7のス
ロットに差し込まれたドライブ#1のシリアルインター
フェースポート82、83のINがシリアルインターフ
ェース信号線84により接続され、NO.7のスロット
に差し込まれたドライブ#1のシリアルインターフェー
スポート82、83のOUTとNO.6のスロットに差
し込まれたドライブ#2のシリアルインターフェースポ
ート82、83のINがシリアルインターフェース信号
線84により接続され、NO.6のスロットに差し込ま
れたドライブ#2のシリアルインターフェースポート8
2、83のOUTとNO.5のスロットに差し込まれた
ドライブ#3のシリアルインターフェースポート82、
83のINがシリアルインターフェース信号線84によ
り接続され、NO.5のスロットに差し込まれたドライ
ブ#3のシリアルインターフェースポート82、83の
OUTとNO.4のスロットに差し込まれたドライブ#
4のシリアルインターフェースポート82、83のIN
がシリアルインターフェース信号線84により接続さ
れ、NO.4のスロットに差し込まれたドライブ#4の
シリアルインターフェースポート82、83のOUTと
NO.3のスロットに差し込まれたドライブ#5のシリ
アルインターフェースポート82、83のINがシリア
ルインターフェース信号線84により接続され、NO.
3のスロットに差し込まれたドライブ#5のシリアルイ
ンターフェースポート82、83のOUTとNO.2の
スロットに差し込まれたドライブ#6のシリアルインタ
ーフェースポート82、83のINがシリアルインター
フェース信号線84により接続され、NO.2のスロッ
トに差し込まれたドライブ#6のシリアルインターフェ
ースポート82、83のOUTとNO.1のスロットに
差し込まれたドライブ#7のシリアルインターフェース
ポート82、83のINがシリアルインターフェース信
号線84により接続され、NO.1のスロットに差し込
まれたドライブ#7のシリアルインターフェースポート
82、83のOUTと外部シリアルインターフェースポ
ート80、81のOUTがシリアルインターフェース信
号線84により接続され、外部シリアルインターフェー
スポート80、81のOUTは外部ケーブル221、2
22によりSCSIコントローラ10に接続され、ルー
プを構成する。各シリアルインターフェースポート8
2、83および外部シリアルインターフェースポート8
0、81へのシリアルインターフェース信号線84の抜
き差しは自由にできるものとする。
【0062】図17はバックパネル18を背面(ドライ
ブ12が差し込まれていない面)から見た図で、図5や
図10のようにSCSIコネクタ19やSCSIバス1
3は無く、電源コネクタ21に電源線50が張られてい
るのみで、ドライブ12はバックパネル18に電源コネ
クタ21で接続される。
【0063】本実施例においても実施例1、2と同様に
インターフェース障害の原因となっているドライブ12
を特定するにはバイナリサーチ方式で行なう。以下にそ
の手順を説明する。
【0064】図18はインターフェース障害の原因とな
っているドライブ12を特定する手順を示すフローチャ
ートである。以下の説明では図16において上段のイン
ターフェースループにインターフェース障害が発生した
ものとする。尚、下段においても全く同じであることは
明らかである。まず、図16においてバックパネル18
の中央のスロットであるNo.4のスロットに接続され
ているドライブ#4において、シリアルインターフェー
スポート82のOUTの端子にささっているシリアルイ
ンターフェース信号線84を外し、NO.1のスロット
に接続されているドライブ#7のシリアルインターフェ
ースポート82のOUTの端子にささっているシリアル
インターフェース信号線84を外し、ドライブ#4のシ
リアルインターフェースポート82のOUTの端子に接
続する(ステップ84)。これによりNO.1、2、3
のスロットに差し込まれているドライブ#7、6、5は
SCSIコントローラ10からは切り離されてしまう。
このような状態にしてインターフェース障害が解除され
ているかを判定する(ステップ85)。もし、障害が解
除されていればNO.1、2、3のスロットに差し込ま
れているドライブ#7、6、5の中に、インターフェー
ス障害の原因になっているドライブ12が存在すること
になる。
【0065】そこで、次にドライブ#4のシリアルイン
ターフェースポート82のOUTと外部シリアルインタ
ーフェースポート80のOUTを接続しているシリアル
インターフェース信号線84において、ドライブ#4の
シリアルインターフェースポート82のOUTの端子に
差し込まれている方を外し、ステップ84において外さ
れたNO.3のスロットに差し込まれているドライブ#
5のシリアルインターフェースポート82のINの端子
とNo.4のスロットに接続されているドライブ#4の
シリアルインターフェースポート82のOUTの端子を
シリアルインターフェース信号線84により再び接続
し、NO.2のスロットに差し込まれているドライブ#
6において、シリアルインターフェースポート82のO
UTの端子にささっているシリアルインターフェース信
号線84を外し、外部シリアルインターフェースポート
80のOUTの端子に接続されているシリアルインター
フェース信号線84をドライブ#6のシリアルインター
フェースポート82のOUTの端子に接続する(ステッ
プ86)。これによりNO.1のスロットに差し込まれ
ているドライブ#7はSCSIコントローラ10からは
切り離されてしまう。このような状態にしてインターフ
ェース障害が解除されているかを判定する(ステップ8
7)。もし、障害が解除されていればNO.1のスロッ
トに差し込まれているドライブ#7がインターフェース
障害の原因になっていると特定することがことが可能に
なる(ステップ88)。
【0066】もし、障害が解除されなければ、ドライブ
#6のシリアルインターフェースポート82のOUTと
外部シリアルインターフェースポート80のOUTを接
続しているシリアルインターフェース信号線84におい
て、ドライブ#6のシリアルインターフェースポート8
2のOUTの端子に差し込まれている方を外し、ステッ
プ86において外されたNO.1のスロットに差し込ま
れているドライブ#7のシリアルインターフェースポー
ト82のINの端子とNo.2のスロットに接続されて
いるドライブ#6のシリアルインターフェースポート8
2のOUTの端子をシリアルインターフェース信号線8
4により再び接続し、NO.3のスロットに差し込まれ
ているドライブ#5において、シリアルインターフェー
スポート82のOUTの端子にささっているシリアルイ
ンターフェース信号線84を外し、外部シリアルインタ
ーフェースポート80のOUTの端子に接続されている
シリアルインターフェース信号線84をドライブ#5の
シリアルインターフェースポート82のOUTの端子に
接続する(ステップ89)。これによりNO.1、2の
スロットに差し込まれているドライブ#7、6はSCS
Iコントローラ10からは切り離されてしまう。このよ
うな状態にしてインターフェース障害が解除されている
かを判定する(ステップ90)。もし、障害が解除され
ていればNO.2のスロットに差し込まれているドライ
ブ#6がインターフェース障害の原因になっていると特
定することがことが可能になる(ステップ91)。も
し、障害が解除されなければNO.3のスロットに差し
込まれているドライブ#5がインターフェース障害の原
因になっているドライブ12と特定することがことが可
能になる(ステップ92)。
【0067】ステップ85においてインターフェース障
害が解除されない場合はNO.4、5、6、7のスロッ
トに差し込まれているドライブ#4、3、2、1の中
に、インターフェース障害の原因になっているドライブ
12が存在することになる。そこで、次にドライブ#4
のシリアルインターフェースポート82のOUTと外部
シリアルインターフェースポート80のOUTを接続し
ているシリアルインターフェース信号線84において、
ドライブ#4のシリアルインターフェースポート82の
OUTの端子に差し込まれている方を外し、ステップ8
4において外されたNO.3のスロットに差し込まれて
いるドライブ#5のシリアルインターフェースポート8
2のINの端子とNo.4のスロットに接続されている
ドライブ#4のシリアルインターフェースポート82の
OUTの端子をシリアルインターフェース信号線84に
より再び接続し、NO.5のスロットに差し込まれてい
るドライブ#3において、シリアルインターフェースポ
ート82のOUTの端子にささっているシリアルインタ
ーフェース信号線84を外し、外部シリアルインターフ
ェースポート80のOUTの端子に接続されているシリ
アルインターフェース信号線84をドライブ#3のシリ
アルインターフェースポート82のOUTの端子に接続
する(ステップ93)。これによりNO.1、2、3、
4のスロットに差し込まれているドライブ12はSCS
Iコントローラ10からは切り離されてしまう。このよ
うな状態にしてインターフェース障害が解除されている
かを判定する(ステップ94)。
【0068】もし、障害が解除されていればNO.4の
スロットに差し込まれているドライブ#4がインターフ
ェース障害の原因になっていると特定することが可能に
なる(ステップ95)。もし、障害が解除されなけれ
ば、ドライブ#3のシリアルインターフェースポート8
2のOUTと外部シリアルインターフェースポート80
のOUTを接続しているシリアルインターフェース信号
線84において、ドライブ#3のシリアルインターフェ
ースポート82のOUTの端子に差し込まれている方を
外し、ステップ93において外されたNO.4のスロッ
トに差し込まれているドライブ#4のシリアルインター
フェースポート82のINの端子とNo.5のスロット
に接続されているドライブ#3のシリアルインターフェ
ースポート82のOUTの端子をシリアルインターフェ
ース信号線84により再び接続し、NO.7のスロット
に差し込まれているドライブ#1において、シリアルイ
ンターフェースポート82のOUTの端子にささってい
るシリアルインターフェース信号線84を外し、外部シ
リアルインターフェースポート80のOUTの端子に接
続されているシリアルインターフェース信号線84をド
ライブ#1のシリアルインターフェースポート82のO
UTの端子に接続する(ステップ96)。これによりN
O.1、2、3、4、5、6のスロットに差し込まれて
いるドライブ#7、6、5、4、3、2はSCSIコン
トローラ10からは切り離されてしまう。このような状
態にしてインターフェース障害が解除されているかを判
定する(ステップ97)。もし、障害が解除されていれ
ばNO.6のスロットに差し込まれているドライブ#2
がインターフェース障害の原因になっていると特定する
ことが可能になる(ステップ98)。もし、障害が解除
されなければNO.7のスロットに差し込まれているド
ライブ#1がインターフェース障害の原因になっている
ドライブ12と特定することがことが可能になる(ステ
ップ99)。
【0069】本発明による磁気ディスクサブシステムで
は、以上のようなバイナリサーチ方法でインターフェー
ス障害の原因となっているドライブ12を特定すること
により、特定処理の工数および時間を短縮させることを
可能とすることが特徴である。
【0070】以上、磁気ディスク装置を用いたシステム
を実施例として説明したが、本発明は光ディスク装置を
用いたシステムにおいても同様な効果を発揮することが
可能である。
【0071】
【発明の効果】2個のポートを持つドライブをバックパ
ネルに直接接続するディスクアレイにおいて、バックパ
ネル上でインターフェース障害が発生し、障害の原因と
なっているドライブを特定する際に、従来ではバックパ
ネルからドライブを抜いてしまうため、ドライブの2個
のポート共にSCSIバスから切り離されてしまう。こ
れによりCPUがドライブ障害が発生したと認識しデー
タ復元処理を開始してしまい、障害の原因になっている
ドライブの特定に長時間必要としていた。本発明では2
個のポートともにバックパネルから外れることがないた
め、データ復元処理は開始されず、短時間で障害の原因
になっているドライブの特定を行なえ、しかも、バイナ
リサーチ方式により少ない工数で障害の原因になってい
るドライブの特定を行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による記憶サブシステムの構成を示す図
である。
【図2】本発明の実施例1のドライブの外観を示す図で
ある。
【図3】本発明の実施例1のバックパネルに対するドラ
イブ及びボードの接続について説明する図である。
【図4】本発明の実施例1のバックパネルを正面から見
た図である。
【図5】本発明の実施例1のバックパネルの背面を示す
図である。
【図6】本発明の実施例1におけるバイナリサーチを示
すフローチャートである。
【図7】本発明の実施例2のドライブの外観を示す図で
ある。
【図8】本発明の実施例2のドライブの構成を示すブロ
ック図(1)である。
【図9】本発明の実施例2のドライブ番号とドライブ選
択線の信号との対応を示す図である。
【図10】本発明の実施例2のバックパネルの(1)正
面と(2)背面を示す図である。
【図11】本発明の実施例2におけるバイナリサーチを
示すフローチャート(1)である。
【図12】本発明の実施例2におけるバイナリサーチを
示すフローチャート(2)である。
【図13】本発明の実施例2のドライブの構成を示すブ
ロック図(2)である。
【図14】本発明の実施例3のドライブの外観を示す図
である。
【図15】本発明の実施例3のドライブの構成を示すブ
ロック図である。
【図16】本発明の実施例3のバックパネルを正面から
見た図である。
【図17】本発明の実施例3のバックパネルを背面から
見た図である。
【図18】本発明の実施例3におけるバイナリサーチを
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 HOST CPU 2 ディスクアレイ
サブシステム 3 外部バス 4 CPU 5 CPU用メモリ 6 ROM 7 内部バス 8 インターフェー
ス回路 9 キャッシュメモリ 10 SCSIコント
ローラ 11 論理グループ 12 ドライブ 13 SCSIバス 15 SCSIイン
ターフェースポート 17 電源ポート 18 バックパネル 19 SCSIコネクタ 21 電源コネクタ 22 ショートボード 24 終端抵抗ボー
ド 25 SCSIケーブル 28 コネクタスイ
ッチ 29 スイッチ 30 ドライブセレ
クタ 34 I/F制御回路 36 コネクタセレ
クタ 37 R/W回路 38 ヘッド 39 インターフェース信号線 40 ドライブ選択
線 43 ドライブ選択線コネクタ 50 電源線 51 LANコントローラ 52 保守用PC 80 外部シリアルインターフェースポート 82 シリアルインターフェースポート 84 シリアルインターフェース信号線 220 電源 210 電源回路 211 モータ 212 アクチュエ
ータ 230 切断フラグ 240 同軸ケーブ
ルコネクタ

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報を格納し、複数のインタフェースポー
    トを有するドライブと、前記複数のドライブのインタフ
    ェースポートに接続されるインタフェースバスと、前記
    インタフェースバスに接続され、該インタフェースバス
    上のデータ転送を制御するインタフェースコントローラ
    とを有する記憶サブシステムであって、 前記インタフェースバスは基板上に配設され、前記イン
    タフェースポートに接続するための複数の第一のコネク
    タと、前記インタフェースバスの接続を切断するための
    第二のコネクタを有することを特徴とする記憶サブシス
    テム。
  2. 【請求項2】前記基板上には、前記第一のコネクタと前
    記第二のコネクタが交互に配置されていることを特徴と
    する請求項1記載の記憶サブシステム。
  3. 【請求項3】前記第二のコネクタは、ボードが接続され
    ているときにインタフェースバスが接続されるオープン
    タイプのコネクタであることを特徴とする請求項2記載
    の記憶サブシステム。
  4. 【請求項4】前記第二のコネクタによりインタフェース
    バスを切断する場合、該コネクタのボードを抜き、該イ
    ンタフェースバスを終端するボードを差し込むことを特
    徴とする請求項3記載の記サブシステム。
  5. 【請求項5】前記第二のコネクタは、ボードが接続され
    ているときにインタフェースバスが切断されるショート
    タイプのコネクタであることを特徴とする請求項2記載
    の記憶サブシステム。
  6. 【請求項6】前記第二のコネクタによりインタフェース
    バスを切断する場合、該インタフェースバスを終端する
    ボードを差し込むことを特徴とする請求項5記載の記サ
    ブシステム。
  7. 【請求項7】情報を格納し、複数のインタフェースポー
    トを有するドライブと、前記複数のドライブのインタフ
    ェースポートに接続されるインタフェースバスと、前記
    インタフェースバスに接続され、該インタフェースバス
    上のデータ転送を制御するインタフェースコントローラ
    と、前記インタフェースコントローラを制御する制御部
    とを有する記憶サブシステムであって、 前記インタフェースポートと前記インタフェースバスと
    の接続を切断または接続するための手段を有することを
    特徴とする記憶サブシステム。
  8. 【請求項8】前記インタフェースポートと前記インタフ
    ェースバスとの接続を切断または接続するための手段
    は、前記インタフェースポートとインタフェースバスと
    の間に設けられたスイッチであることを特徴とする請求
    項7記載の記憶サブシステム。
  9. 【請求項9】前記スイッチによる前記インターフェース
    ポートと前記インタフェースバスとの切断または接続
    は、前記制御部の指示により前記インタフェースコント
    ローラが行うことを特徴とする請求項8記載の記憶サブ
    システム。
  10. 【請求項10】前記インタフェースポートと前記インタ
    フェースバスとの接続を切断または接続するための手段
    は、前記インタフェースポートに設けられたスイッチで
    あることを特徴とする請求項7記載の記憶サブシステ
    ム。
  11. 【請求項11】前記スイッチによる前記インターフェー
    スポートと前記インタフェースバスとの切断または接続
    は、前記制御部の指示により前記インタフェースコント
    ローラが行うことを特徴とする請求項10記載の記憶サ
    ブシステム。
  12. 【請求項12】情報を格納し、複数のインタフェースポ
    ートを有するドライブと、前記複数のドライブのインタ
    フェースポートに接続されるインタフェースバスと、前
    記インタフェースバスに接続され、該インタフェースバ
    ス上のデータ転送を制御するインタフェースコントロー
    ラと、前記インタフェースコントローラを制御する制御
    部とを有する記憶サブシステムであって、 前記インタフェースバスを、前記インタフェースポート
    から挿抜自在にしたことを特徴とする記憶サブシステ
    ム。
  13. 【請求項13】前記記憶サブシステムはさらに前記ドラ
    イブに電力を供給する電源線を有し、前記ドライブは、
    前記インタフェースポートを有する面の他の面で前記電
    源ラインと接続されることを特徴とする請求項12記載
    の記憶サブシステム。
  14. 【請求項14】前記電源ラインは、前記ドライブが接続
    されるバックパネルに配設され、前記インタフェースポ
    ートは前記ドライブのバックパネルに面している面の反
    対の面に接続されることを特徴とする請求項14記載の
    記憶サブシステム。
JP9108576A 1997-04-25 1997-04-25 記憶サブシステム Pending JPH10301683A (ja)

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JP9108576A JPH10301683A (ja) 1997-04-25 1997-04-25 記憶サブシステム

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006260236A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Hitachi Ltd 記憶制御システム及び記憶制御方法
JP2010049716A (ja) * 2009-12-01 2010-03-04 Fujitsu Ltd データストレージシステム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006260236A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Hitachi Ltd 記憶制御システム及び記憶制御方法
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