JPH1030093A - 原油の新々分解法 - Google Patents
原油の新々分解法Info
- Publication number
- JPH1030093A JPH1030093A JP23963996A JP23963996A JPH1030093A JP H1030093 A JPH1030093 A JP H1030093A JP 23963996 A JP23963996 A JP 23963996A JP 23963996 A JP23963996 A JP 23963996A JP H1030093 A JPH1030093 A JP H1030093A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crude oil
- ammonia
- sulfur
- catalyst
- compounds
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Fertilizers (AREA)
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】原油中の硫黄、金属化合物等をとり除き、それ
を肥料源する。 【解決手段】原油を脱塩した後大量のアンモニアと接触
させ、硫黄化合物、金属化合物をアンモニア塩や錯塩混
合物としてアンモニア側に移す。この時触媒は鉄系、ル
テニウム系のもの等を使用するが、熱交、Reacto
r、配管等が炭素鋼やアロイを使用しているので使用は
任意である。原油との分離は水洗塔にて行いアンモニア
水側に導く、この時これら不純物は結果的にアンモニ
ア、Fe、水、ミネラル、硫黄、重質HCを含むことに
なり、良好な肥料源になり砂漠緑化用として地下に敷設
するのに都合がよく、草炭等とまぜると更に効果的であ
る。
を肥料源する。 【解決手段】原油を脱塩した後大量のアンモニアと接触
させ、硫黄化合物、金属化合物をアンモニア塩や錯塩混
合物としてアンモニア側に移す。この時触媒は鉄系、ル
テニウム系のもの等を使用するが、熱交、Reacto
r、配管等が炭素鋼やアロイを使用しているので使用は
任意である。原油との分離は水洗塔にて行いアンモニア
水側に導く、この時これら不純物は結果的にアンモニ
ア、Fe、水、ミネラル、硫黄、重質HCを含むことに
なり、良好な肥料源になり砂漠緑化用として地下に敷設
するのに都合がよく、草炭等とまぜると更に効果的であ
る。
Description
原油の分解は通常では脱塩後原油常圧蒸留塔に通す方法
を経過して各種の分解方法に導く方法と水素下で原油を
処理する方法が提案されているがいずれの方法において
も原油中の各種の化合物、特に硫黄、メタル、等を含ん
だ化合物が分解用の触媒や燃焼時の環境問題に大きな影
響を与えている。これらの不純物を事前にとり去るのが
本方法であり、触媒を使用する、しないは任意である。
本方法はアンモニアを大量に入れることにより、原油の
分解を目指すが既存の方法ではPH調整用に若干のアン
モニアを入れるケースはあるがアルカリ度が低いとか臭
いの問題で使用されなくなってきている。本方法は従来
のPH調整用、例えばアラビアンライトでは46g/m
3でPH7以上に保つがこれは100,000BPSD
規模で7.69/bhlとして760kgに相当するが
本法はこれの数倍から約10倍以上液体アンモニアを入
れて、原油の脱硫と分解をさせようとするのが本方式で
ある。原油には数%含まれる硫黄分は100,000B
PSDで3%のとき3,000BPSD即ち500m3
であり、比重1として500tonにもなる。これを落
として、分解させるにはアンモニアとしてもそれだけ大
量に必要になる訳である。一方、金属類はアンモニアと
は錯塩を作ることが知られており原油中の炭化水素とポ
リフィンを作っていると考えられる金属類をアンモニア
水側に移動させ、とり除くのも本方法の特徴の一つであ
る。ヘドロ類は解離して減少する。一般に原油の処理は
酸性のなのでカセイソーダ等入れて中和しつつ機器の腐
食の防いではいるが化学的に処理する目的でアンモニア
を使用するのは本方法が始てである。理由はこのアンモ
ニア側に移ったヘドロに近い金属、硫黄化合物の処理が
大変なためであり、今迄は放置されてきたヘドロ対策に
もなるがこれらのヘドロ類をまとめて処理する一原油の
洗浄方法でもある。アンモニア側に出てきたヘドロ類は
貴重な肥料源として、利用することを考えて出されたの
が本方法である。しかも難性S Conpondを除去
しうる。 実施例、 180℃から400℃まで昇温させるが望ま
しくは250℃にて反応させる。アンモニアの一部はN
2とH2になり、これの水添作用を利用するがこの時は
鉄、ルテニウム系の触媒を使用したら、S−conpo
ndo)は半減し、しかもFe、V、Ni等の重化合物
が錯塩としてとり除けた、量的には少なかったが・・・
この時出来たヘドロ状アンモニア、硫黄、金属化合物は
草炭にまぜて肥料として肥こしたところ良好な結果をえ
た。 温度 250℃、圧力30k/G S−Conpondoは半減し、Niは特に激的に減っ
た。
を経過して各種の分解方法に導く方法と水素下で原油を
処理する方法が提案されているがいずれの方法において
も原油中の各種の化合物、特に硫黄、メタル、等を含ん
だ化合物が分解用の触媒や燃焼時の環境問題に大きな影
響を与えている。これらの不純物を事前にとり去るのが
本方法であり、触媒を使用する、しないは任意である。
本方法はアンモニアを大量に入れることにより、原油の
分解を目指すが既存の方法ではPH調整用に若干のアン
モニアを入れるケースはあるがアルカリ度が低いとか臭
いの問題で使用されなくなってきている。本方法は従来
のPH調整用、例えばアラビアンライトでは46g/m
3でPH7以上に保つがこれは100,000BPSD
規模で7.69/bhlとして760kgに相当するが
本法はこれの数倍から約10倍以上液体アンモニアを入
れて、原油の脱硫と分解をさせようとするのが本方式で
ある。原油には数%含まれる硫黄分は100,000B
PSDで3%のとき3,000BPSD即ち500m3
であり、比重1として500tonにもなる。これを落
として、分解させるにはアンモニアとしてもそれだけ大
量に必要になる訳である。一方、金属類はアンモニアと
は錯塩を作ることが知られており原油中の炭化水素とポ
リフィンを作っていると考えられる金属類をアンモニア
水側に移動させ、とり除くのも本方法の特徴の一つであ
る。ヘドロ類は解離して減少する。一般に原油の処理は
酸性のなのでカセイソーダ等入れて中和しつつ機器の腐
食の防いではいるが化学的に処理する目的でアンモニア
を使用するのは本方法が始てである。理由はこのアンモ
ニア側に移ったヘドロに近い金属、硫黄化合物の処理が
大変なためであり、今迄は放置されてきたヘドロ対策に
もなるがこれらのヘドロ類をまとめて処理する一原油の
洗浄方法でもある。アンモニア側に出てきたヘドロ類は
貴重な肥料源として、利用することを考えて出されたの
が本方法である。しかも難性S Conpondを除去
しうる。 実施例、 180℃から400℃まで昇温させるが望ま
しくは250℃にて反応させる。アンモニアの一部はN
2とH2になり、これの水添作用を利用するがこの時は
鉄、ルテニウム系の触媒を使用したら、S−conpo
ndo)は半減し、しかもFe、V、Ni等の重化合物
が錯塩としてとり除けた、量的には少なかったが・・・
この時出来たヘドロ状アンモニア、硫黄、金属化合物は
草炭にまぜて肥料として肥こしたところ良好な結果をえ
た。 温度 250℃、圧力30k/G S−Conpondoは半減し、Niは特に激的に減っ
た。
【0001】発明の属する技術分野 石油精製、分解
方法
方法
【0002】従来の技術 なし
【0003】〔発明が解決しようとする課題〕原油の洗
浄、アルカリ化、脱硫、脱金属、ヘドロ処理とその肥料
化と砂漠化防止技術の開発、と産油国との友好促進。
浄、アルカリ化、脱硫、脱金属、ヘドロ処理とその肥料
化と砂漠化防止技術の開発、と産油国との友好促進。
【0004】〔発明の解決しようとする手段〕アンモニ
アで原油を化学的に処理すること。
アで原油を化学的に処理すること。
【0005】〔発明の実施の形態〕テスト(小規模)
【0006】〔実施例〕例示した。
【0007】〔発明の効果〕0003にのべたものと一
致した。
致した。
原油は昇圧され、アンモニアとともに反応塔Aに入
り吸着、分解され、水で水洗塔Bで洗浄されクリーン
な原油になる。このとき原油のPHは中性からアルカ
リよりになっていた。この原油を常圧蒸留塔に通す場
合、若干のアンモニア水は問題にならない。他の装置に
通す場合も同様である。
り吸着、分解され、水で水洗塔Bで洗浄されクリーン
な原油になる。このとき原油のPHは中性からアルカ
リよりになっていた。この原油を常圧蒸留塔に通す場
合、若干のアンモニア水は問題にならない。他の装置に
通す場合も同様である。
Claims (1)
- 【請求項1】原油の分解法として、原油、特に脱塩後の
原油に大量のアンモニアを交ぜ、原油中の硫黄化合物、
金属化合物をとり除き、かつ分解する方法でかつ該化合
物を肥料源として利用する原油の新々分解方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23963996A JPH1030093A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 原油の新々分解法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23963996A JPH1030093A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 原油の新々分解法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1030093A true JPH1030093A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=17047713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23963996A Pending JPH1030093A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 原油の新々分解法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1030093A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102671912A (zh) * | 2012-04-20 | 2012-09-19 | 宁波中一石化科技有限公司 | 一种含硫醇钠碱渣的氧化再生装置及方法 |
CN104119946A (zh) * | 2014-07-08 | 2014-10-29 | 宁夏宝塔石化科技实业发展有限公司 | 一种催化裂化烟气脱硫及酸性气处理工艺 |
EA034277B1 (ru) * | 2018-07-09 | 2020-01-24 | Акционерное общество "Газпромнефть-Омский НПЗ" | Способ очистки углеводородной фракции от серосодержащих соединений |
-
1996
- 1996-07-15 JP JP23963996A patent/JPH1030093A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102671912A (zh) * | 2012-04-20 | 2012-09-19 | 宁波中一石化科技有限公司 | 一种含硫醇钠碱渣的氧化再生装置及方法 |
CN102671912B (zh) * | 2012-04-20 | 2014-05-14 | 宁波中一石化科技有限公司 | 一种含硫醇钠碱渣的氧化再生装置及方法 |
CN104119946A (zh) * | 2014-07-08 | 2014-10-29 | 宁夏宝塔石化科技实业发展有限公司 | 一种催化裂化烟气脱硫及酸性气处理工艺 |
CN104119946B (zh) * | 2014-07-08 | 2016-07-06 | 宁夏宝塔石化科技实业发展有限公司 | 一种催化裂化烟气脱硫及酸性气处理工艺 |
EA034277B1 (ru) * | 2018-07-09 | 2020-01-24 | Акционерное общество "Газпромнефть-Омский НПЗ" | Способ очистки углеводородной фракции от серосодержащих соединений |
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