JPH10300746A - 食材検査方法 - Google Patents

食材検査方法

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JPH10300746A
JPH10300746A JP10430997A JP10430997A JPH10300746A JP H10300746 A JPH10300746 A JP H10300746A JP 10430997 A JP10430997 A JP 10430997A JP 10430997 A JP10430997 A JP 10430997A JP H10300746 A JPH10300746 A JP H10300746A
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JP
Japan
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sheet
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Application number
JP10430997A
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English (en)
Inventor
Akihiro Ando
昭宏 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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Publication date
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  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】調理場所での食材等の保管が不要になるととも
に、病原菌の有無を早期に判断でき、食中毒が発生した
際には迅速に対応することができる食材検査方法を提供
する。 【解決手段】試料を接種する培養部と、培養部に接種し
た試料の情報を記録する記録部とを備えたシート状の検
査シート1を使用し、検査シート1の培養部に食材もし
くは調理過程で作られる中間物、又は最終調理物を上記
試料として接種するとともに、各試料の情報を記録部に
記録する採取工程と、上記採取工程で作成された検査シ
ート1の各試料を培養する培養工程(培養室6)と、培
養工程で培養された検査シート1の培養部をカメラ8で
画像処理するとともに、検査シート1の記録部の記録情
報を読取装置9で読み取り、これら情報を処理部10に
取り込んで分析処理する情報処理工程とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食中毒の対応策と
して調理場等で保管される食材等を検査するための食材
検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、学校給食や病院食などの調理場所
で調理する場合には、食中毒が発生したときの対応策と
して、調理を行う食材、調理過程で作られる中間物、最
終調理物をその調理場所において一定期間保管してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来では、食材、中間物及び最終調理物を所定量保管する
必要があることから、一回の調理で保管する量が多く、
これらを一定期間保管するには大きな保管スペースが必
要になる。このため、各調理場所では、複数台の冷蔵庫
もしくは大型の冷蔵庫が必要になり、これを設置する設
置スペースを確保しなければならず、保管が大変である
という問題があった。
【0004】また、食中毒が発生してから保管した食材
等を分析するため、迅速な対応が図れないという問題も
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
食材検査方法は、試料を接種する培養部と、培養部に接
種した試料の情報を記録する記録部とを備えたシート状
の検査シートを使用し、当該検査シートの培養部に食材
もしくは調理過程で作られる中間物、又は最終調理物を
上記試料として接種するとともに、各試料の情報を記録
部に記録する採取工程と、上記採取工程で作成された検
査シートの各試料を培養する培養工程と、培養工程で培
養された検査シートの培養部を画像処理するとともに、
画像処理したデータを検査シートの記録部の記録情報と
ともに取り込み、分析処理する情報処理工程とを備えた
ものである。
【0006】本発明の請求項2記載の食材検査方法は、
前記検査シートの記録部は、各試料の情報を文字により
表示する文字表示部と、各試料の情報をバーコードで表
示するバーコード表示部とを備え、バーコード表示部に
は、予め試料の情報が表示されている。
【0007】本発明の請求項3記載の食材検査方法は、
前記採取工程及び前記培養工程、並びに前記情報処理工
程の画像処理及び記録情報の取り込みを食材の調理を行
う調理場所で行い、このデータを処理施設に送信して分
析処理する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0009】図1は、検査シートを示している。
【0010】検査シート1は、調理しようとする食材、
これら食材を調理する各過程で作られる中間物や最終調
理物を試料として保存するためのもので、上記各試料を
接種する培養部2と、培養部2に接種した各試料の情報
を記録する記録部3とを備えており、シート状に形成さ
れている。
【0011】培養部2は、接種された各試料の病原菌を
培養する部位であり、剥離可能な保護カバー21で保護
されている。
【0012】記録部3は、各試料の情報を文字により表
示する文字表示部31と、バーコード表示部32とから
構成されている。
【0013】記録部3へは、例えば調理日時、献
立、食材、工程、調理場所などが記録される。
【0014】上述したバーコードを用いる場合には、上
記各情報がバーコードで表示された状態で調理場所に検
査シート1が搬入される。学校給食などの場合には、予
め数週間分の献立が決まっているため、この献立に従っ
て予め作成が可能だからである。
【0015】なお、記録部3への記録は、バーコードに
限らず、磁気テープもしくはこれに準ずるような随時書
き込み可能な方式のものでもよい。
【0016】よって、学校、病院などの調理場所で調理
する際には、調理工程に従って食材や中間物、最終調理
物を試料として各検査シート1の培養部2に接種して保
存する。つまり、一回の調理で約10数枚程度(献立に
よっては増減することは、言うまでもない。)の検査シ
ート1が使用されることになる。
【0017】なお、上記試料は、培養部2で培養するの
に十分な大きさ(量)のものであればよい。例えば、液
状またはゲル状のものは約1ml接種し、固形のものは
ホモナイズした後に約1ml接種する。
【0018】このように各試料を保存した複数枚の検査
シート1は、分析センターなどの処理施設に回収され、
処理施設で各検査シート1を分析処理する。
【0019】詳しくは、各検査シート1を培養工程で培
養した後に、情報処理工程に搬送して各検査シート1の
培養部2をカメラによってそれぞれスキャニングして処
理される。
【0020】処理施設への検査シート1の回収は、各学
校等を回収車で順次回収する方式や、各学校等が宅配や
郵便で送付する方式などで行われる。
【0021】検査シート1は複数枚を上下に重合わせて
保管でき、図2に示すような専用の回収カセット5に複
数段に重合わせた状態で回収すると便利である。
【0022】前記培養工程では、図3に示す培養室6に
各検査シート1を所定の温度で所定時間放置し、試料に
病原菌がある場合には、この病原菌が培養されることに
なる。培養室6では、例えば、35℃の状態で48時間
放置して培養する。
【0023】この培養室6には、大量の検査シート1が
培養可能な棚61が設けられている。
【0024】培養室6への検査シート1の搬入及び搬出
は、前記回収カセット5に詰め込んだ複数枚の検査シー
ト1を図4に示す専用のパレット7に配置し、この状態
で行われる。なお培養は、検査シートを複数枚重合わせ
た状態でも可能である。
【0025】前記情報処理工程では、図3に示すよう
に、培養工程から搬出されたパレット7上の培養済みの
各検査シート1の培養部2を設置されたカメラ8でスキ
ャニングするとともに、検査シート1の記録部3に記録
されたバーコードを読取装置9で読み込む。
【0026】読取装置9は、パレット7上に配置された
検査シート1のバーコードの位置が4方向どこに配置さ
れた状態でも情報の読み取りができるように構成するの
が好ましい。
【0027】培養工程での各検査シート1の搬出入及び
情報処理工程での各検査シート1の処理は、ロボットや
搬送装置などを使用して自動的に行うのが好ましい。
【0028】また、情報処理工程においては、カメラ8
及び読取装置9を縦横水平方向に移動可能に構成し、培
養工程から搬出されたパレット7上の複数枚の検査シー
ト1を処理するか、もしくはパレット7上の複数枚の検
査シート1を順次固定されたカメラ8及び読取装置9に
搬送して処理する。
【0029】このようして各検査シート1から取り込ん
だ画像等の情報は、コンピュータ等の処理部10で処理
してデータベース化され、各検査シート1について病原
菌の有無、汚染の段階等を判断する。
【0030】また、不要になった検査シート1は焼却処
分する。但し、病原菌が発見されてその詳しい種類を特
定する必要がある場合などには、その検査シート1のみ
回収する。
【0031】このように各調理場所で調理される食材、
中間物及び最終調理物を検査シート1を使用し、データ
として処理することで、調理場所では、食材等の保管が
不要になるとともに、病原菌の有無を早期に判断でき、
迅速に対応することができる。
【0032】また、各調理場所において、前記培養工程
での培養、情報処理工程での画像処理及び記録情報の読
み取りを行う設備があれば、これらを各調理場所で行
い、その情報のみを処理施設に送信し、処理施設で一括
して分析処理することもできる。
【0033】なお、本実施の形態のように、検査シート
1に予めバーコードを表示する必要は必ずしもなく、調
理場所において検査シート1に貼り付けてもよい。ま
た、記録部3が磁気テープのような随時書き込みが可能
なものであれば、調理場所において直接書き込むように
してもよい。
【0034】また、回収車で検査シート1を回収する場
合には、培養室6を車載とし、回収のための走行中に培
養を開始してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、各
調理場所で調理される食材、中間物及び最終調理物を検
査シートを使用して処理し、データ化することで、調理
場所では、食材等の保管が不要になるとともに、病原菌
の有無を早期に判断でき、食中毒が発生した際には迅速
に対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】検査シートを示す斜視図である。
【図2】検査シートを回収する回収カセットを示す斜視
図である。
【図3】培養工程及び情報処理工程を示す図である。
【図4】検査シートを収容するパレットを示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 検査シート 2 培養部 3 記録部 31 文字表示部 32 バーコード表示部 6 培養室 8 カメラ 9 読取装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料を接種する培養部と、培養部に接種
    した試料の情報を記録する記録部とを備えたシート状の
    検査シートを使用し、当該検査シートの培養部に食材も
    しくは調理過程で作られる中間物、又は最終調理物を上
    記試料として接種するとともに、各試料の情報を記録部
    に記録する採取工程と、 上記採取工程で作成された検査シートの各試料を培養す
    る培養工程と、 培養工程で培養された検査シートの培養部を画像処理す
    るとともに、画像処理したデータを検査シートの記録部
    の記録情報とともに取り込み、分析処理する情報処理工
    程とを備えたことを特徴とする食材検査方法。
  2. 【請求項2】 前記検査シートの記録部は、各試料の情
    報を文字により表示する文字表示部と、各試料の情報を
    バーコードで表示するバーコード表示部とを備え、バー
    コード表示部には、予め試料の情報が表示された請求項
    1記載の食材検査方法。
  3. 【請求項3】 前記採取工程及び前記培養工程、並びに
    前記情報処理工程の画像処理及び記録情報の取り込みを
    食材の調理を行う調理場所で行い、このデータを処理施
    設に送信して分析処理する請求項1又は2記載の食材検
    査方法。
JP10430997A 1997-04-22 1997-04-22 食材検査方法 Pending JPH10300746A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014103865A (ja) * 2012-11-26 2014-06-09 Dainippon Printing Co Ltd 微生物培養具
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