JP6924398B2 - コロニー検出システム - Google Patents

コロニー検出システム Download PDF

Info

Publication number
JP6924398B2
JP6924398B2 JP2017014735A JP2017014735A JP6924398B2 JP 6924398 B2 JP6924398 B2 JP 6924398B2 JP 2017014735 A JP2017014735 A JP 2017014735A JP 2017014735 A JP2017014735 A JP 2017014735A JP 6924398 B2 JP6924398 B2 JP 6924398B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
sample
colonies
data
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017014735A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018121547A (ja
Inventor
瀬 達 彦 岩
瀬 達 彦 岩
中 健太郎 竹
中 健太郎 竹
谷 幸 司 小
谷 幸 司 小
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2017014735A priority Critical patent/JP6924398B2/ja
Publication of JP2018121547A publication Critical patent/JP2018121547A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6924398B2 publication Critical patent/JP6924398B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Description

本開示は、培養された微生物の集合体であるコロニーの数をカウントするコロニー検出システムに関する。
食品に微生物が混入すると、人体に悪影響を及ぼすことがある。微生物は環境条件によって急激に繁殖するおそれがあり、食中毒などの大規模な健康被害を引き起こすこともありうる。
食品に混入した微生物を検出するシステムとして、食品から採取した微生物をシャーレやフィルム上で培養し、培養された微生物の集合体であるコロニーの数をカウントする検出システムが提案されている。
特開2011−212013号公報
弁当や総菜などの多数の加工食品に微生物が混入しているか否かを短時間で検査するには、フィルム等の培地媒体を多数用意して、各培地媒体に微生物を培養させた培養面を撮像部等で高速に読み取って画像解析を行う手法が取られる。
検査すべき微生物の種類は検体ごとに異なる可能性があり、また、同一の検体であっても、複数の微生物の検査を行う場合がある。さらに、検体の製造工場や製造ライン、製造日、検査した日時、検体の保存条件、検体を構成する原材料などによって、微生物の繁殖の度合に違いが生じるおそれがある。
このように、コロニーの数をカウントするにあたって、留意すべき種々の条件があり、これらを統合的に取り扱うことができれば、コロニーのカウント数を多面的に分析でき、食品の安全性を向上させることができる。
しかしながら、従来は、コロニーの数をカウントする際に留意すべき種々の条件を統合的に取り扱う手法がなく、必ずしもコロニーのカウント数を有効活用していたとは言えない。
本開示は、コロニーのカウント数を有効活用することができるコロニー検出システムを提供するものである。
上記の課題を解決するために、本開示の一態様では、
検体に含まれる特定の微生物を培養し、培養された前記特定の微生物の集合体であるコロニーを顕在化させる培地媒体と、
前記培地媒体の培養面を撮像する撮像部と、
前記撮像部で撮像された画像に基づいて、前記培地媒体で培養された前記コロニーの数をカウントするコロニーカウント部と、
前記検体を特定する第1情報と、前記培地媒体で培養する前記特定の微生物の種類を特定する第2情報と、前記コロニーカウント部でカウントされたコロニーの数と、を関連づけた中間処理データを生成する中間処理実行部と、
前記中間処理データを記憶する中間処理データ記憶部と、を備える、コロニー検出システムが提供される。
前記コロニーカウント部は、複数の前記検体のそれぞれに対して前記複数の培地媒体にて前記コロニーの数をそれぞれカウントし、
前記中間処理実行部は、前記複数の検体のそれぞれごとに、前記第1情報と、前記第2情報と、前記複数の培地媒体のそれぞれにてカウントされたコロニーの数と、を関連付けた前記中間処理データを生成してもよい。
前記培地媒体の一部に設けられ、前記検体の種類を識別する識別コードと、
前記撮像部で撮像された画像中から前記識別コードを認識して前記第1情報を特定する画像認識部と、を備えてもよい。
前記画像認識部にて特定された前記第1情報を表示する第1表示領域と、前記撮像部で撮像された前記培養面を表示する第2表示領域と、を表示部に表示させる表示制御部と、を備えてもよい。
前記中間処理実行部は、前記検体の希釈倍率を特定する第3情報と、前記検体の培養前の保存条件に関する第4情報と、同一種類の複数の前記検体を同一の条件で培養およびカウントする場合の前記複数の検体を識別する第5情報と、前記検体の製造場所を特定する第6情報と、前記培地媒体に前記検体を培養する作業に関与した人間を特定する第7情報と、前記コロニーの数をカウントする作業に関与した人間を特定する第8情報と、の少なくとも一つを含む前記中間処理データを生成してもよい。
前記中間処理実行部は、前記検体の培養温度を特定する第9情報と、前記検体を希釈する希釈液の種類を特定する第10情報と、前記培地媒体の製造ロットを特定する第11情報と、前記培地媒体の製造メーカを特定する第12情報と、前記検体の加工条件を特定する第13情報と、前記培地媒体で培養する時間を特定する第14情報と、前記検体の製造時刻を特定する第15情報と、前記検体の名称を特定する第16情報と、前記検体の原材料名を特定する第17情報との少なくとも一つを含む前記中間処理データを生成してもよい。
前記複数の検体のそれぞれごとに、前記第1情報乃至前記第17情報の少なくとも一つに基づいて前記コロニーの数を集計した集計データを生成するデータ加工部を備えてもよい。
前記データ加工部は、前記複数の検体のそれぞれごとに、前記コロニーの数を閾値と比較した判定結果を含む前記集計データを生成してもよい。
前記集計データを含む検査結果データを出力する、検査結果出力部を備えてもよい。
前記データ加工部は、前記検体についての前記コロニーの数と、前記検体に含まれる複数の原材料のそれぞれについて前記コロニーカウント部にてカウントされたコロニーの数と、を関連づけた前記集計データを出力してもよい。
前記データ加工部は、前記検体を製造する複数の製造ラインのそれぞれごとに、前記コロニーカウント部にてカウントされたコロニーの数を対比させた前記集計データを出力してもよい。
前記データ加工部は、同一種類の前記検体について、異なる複数の日付で前記コロニーカウント部にてカウントされた前記コロニーの数を対比させた前記集計データを出力してもよい。
前記中間処理実行部は、同一の前記検体に対して、同一の前記培地媒体を用いて、異なる複数の日付で検査して得られたコロニーの数を含む前記中間処理データを生成し、
前記データ加工部は、前記中間処理データに基づいて、同一の前記検体に対して、同一の前記培地媒体を用いて、異なる複数の日付で検査して得られたコロニーの数を含む前記集計データを出力してもよい。
前記中間処理実行部は、前記検体の製造、流通、販売および消費工程を識別する第18情報と、前記検体のそれぞれ異なる製造、流通、販売および消費工程にて前記コロニーカウント部にてカウントされた前記コロニーの数と、を含む前記中間処理データを生成し、
前記データ加工部は、前記中間処理データに基づいて、前記検体のそれぞれ異なる製造、流通、販売および消費工程における前記コロニーの数を対比させた前記集計データを出力してもよい。
前記データ加工部は、前記コロニーカウント部が前記複数の培地媒体にて前記コロニーの数をそれぞれカウントした場合には、前記複数の培地媒体のうちの2つの培地媒体同士の前記コロニーの数の相関関係を含む前記集計データを生成してもよい。
前記第1情報として用いられ前記検体を特定する識別コードを生成するとともに、前記識別コードと、前記検体を特定する名称との関連付けを行う識別情報生成部を備え、
前記検査結果データは、前記検体名称を含んでもよい。
前記識別情報生成部は、前記第1情報および前記第2情報を含めて前記中間処理データに含まれる各情報を表すコード情報を含む前記識別コードを生成してもよい。
本開示によれば、コロニーのカウント数を有効活用することができる。
コロニー検出システムの概略構成を示す機能ブロック図。 培地シートの平面図。 表示部の表示画面の表示例を示す図。 中間処理データのデータ構成の一例を示す図。 製品コードの一例を示す図。 製品コードの各ビットを説明する図。 本実施形態によるコロニー検出システムの処理手順の一例を示すフローチャート。 図6のステップS9で生成される集計データの第1例を示す図。 図6のステップS9で生成される集計データの第2例を示す図。 図6のステップS9で生成される集計データの第3例を示す図。 図6のステップS9で生成される集計データの第4例を示す図。 図6のステップS9で生成される集計データの第5例を示す図。 図6のステップS9で生成される集計データの第6例を示す図。 図6のステップS9で生成される集計データの第7例を示す図。 図6のステップS9で生成される集計データの第8例を示す図。 図6のステップS9で生成される集計データの第9例を示す図。 図6のステップS9で生成される集計データの第10例を示す図。 図6のステップS9で生成される集計データの第11例を示す図。 図6のステップS9で生成される集計データの第12例を示す図。 図6のステップS9で生成される集計データの第13例を示す図。 図6のステップS9で生成される集計データの第14例を示す図。 図6のステップS9で生成される集計データの第15例を示す図。 検査結果データの第1例を示す図。 検査結果データの第1例を示す図。 検査結果データの第1例を示す図。 検査結果データの第1例を示す図。 図22A〜図22Dの検査結果データを生成するためにデータ加工部26が事前に生成した集計データを示す図。 検査結果データの第2例を示す図。 図23Aの検査結果データを生成するためにデータ加工部が事前に生成した集計データを示す図。 検査結果データの第3例を示す図。 検査結果データの第3例を示す図。 検査結果データの第3例を示す図。 検査結果データの第3例を示す図。 検査結果データの第3例を示す図。 図24A〜図24Eの検査結果データを生成するためにデータ加工部が事前に生成した集計データを示す図。 検査結果データの第4例を示す図。 検査結果データの第4例を示す図。 図25Aおよび図25Bの検査結果データを生成するためにデータ加工部が事前に生成した集計データを示す図。 検査結果データの第5例を示す図。 図26Aの検査結果データを生成するためにデータ加工部が事前に生成した集計データを示す図。 検査結果データの第6例を示す図。 図27Aの検査結果データを生成するためにデータ加工部が事前に生成した集計データを示す図。 検査結果データの第7例を示す図。 図28Aの検査結果データを生成するためにデータ加工部が事前に生成した集計データを示す図。 検査結果データの第8例を示す図。 図29Aの検査結果データを生成するためにデータ加工部が事前に生成した集計データを示す図。 検査日報の第1例を示す図。 図30Aの検査日報を生成するためにデータ加工部が事前に生成した集計データを示す図。 検査日報の第2例を示す図。 図31Aの検査日報を生成するためにデータ加工部が事前に生成した集計データを示す図。 各製造工場ごとに中間処理データを生成する場合のデータの流れを示すブロック図。 各製造工場にてカウントしたカウント数を一箇所に集約させて複数の製造工場分の中間処理データをまとめて生成する場合のデータの流れを示すブロック図。
以下、本開示の実施の形態について、詳細に説明する。図1はコロニー検出システム1の概略構成を示す機能ブロック図である。本実施形態は、培地媒体上に培養された微生物のコロニーの数をカウントするものである。ここで、コロニーとは、培地媒体上に培養された特定の微生物の集合体である。微生物の具体的な種類は問わないが、本実施形態では主に、食品に混入する各種の微生物を念頭に置いており、具体的には、大腸菌や黄色ブドウ球菌などである。培地媒体とは、微生物を培養可能な培地であり、フィルム状の培地シートでもよいし、シャーレなどでもよい。後述するように、大量の培地媒体の画像を短時間で読み取ってコロニー数のカウントを自動で行う場合には、培地シートを用いるのが望ましい。以下では、培地媒体として培地シートを用いる例を主に説明する。
図1のコロニー検出システム1は、必須の構成要件として、培地シート2と、撮像部3と、コロニーカウント部4と、中間処理実行部5と、中間処理データ記憶部6とを備えている。
作業者は、培地シート2の培養面に、検体を希釈した希釈液を滴下して、予め定めた培養時間だけ、検体に含まれる微生物を培地シート2にて培養する。培地シート2の具体的な構成材料は後述する。検体とは、微生物が混入する可能性のある種々の食品などである。
撮像部3は、予め定めた培養時間が経過した後に、培地シート2の培養面を撮像する。撮像部3は、市販の光学スキャナを適用することができる。特に、ADF(Auto Document Feeder)機能を有する光学スキャナを用いると、複数の培地シート2の培養面を連続的に読み取ることができ、効率的な読取作業が可能となる。
コロニーカウント部4は、撮像部3で撮像された画像に基づいて、培地シート2で培養されたコロニーの数をカウントする。本実施形態は、コロニーの数を自動的にカウントすることを念頭に置いているが、その詳細な処理は後述する。
中間処理実行部5は、検体を特定する第1情報と、培地シート2で培養する特定の微生物の種類を特定する第2情報と、コロニーカウント部4でカウントされたコロニーの数と、を関連づけた中間処理データを生成する。生成された中間処理データは、中間処理データ記憶部6に記憶される。中間処理データに含まれる情報は、必ずしも、第1情報、第2情報およびコロニーの数に限定されるものではない。後述するように、中間処理データには、他にも種々の情報を含めることができる。本実施形態は、中間処理データを用いて、コロニーのカウント数を有効活用することを念頭に置いている。
まず、培地シート2について説明する。図2は培地シート2の平面図である。図2の培地シート2は、基材層11と、基材層11の中心部付近の円形枠12内に積層される培養層13と、基材層11および培養層13の上面全体を覆う透明な保護層14とを有する。基材層11の材料は、プラスチックフィルムや紙などである。プラスチックフィルムの具体例としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリエステル、ポリカーボネート等の樹脂フィルムを用いることができる。基材層11は、樹脂と紙の多層構造であってもよい。
培養層13の材料は、微生物の種類に応じて異なる。基材層11の表面には、培養層13がどの微生物の培養を行うものであるかを示す識別コードが印刷されている。図2の例では、識別コードとしてQRコード(登録商標)15が印刷されている。QRコード15の代わりに、バーコード等の識別コードが印刷されていてもよい。
保護層14は、基材層11の上面全体を覆っており、培養層13への異物の混入を防止する。保護層14は、透明であるため、保護層14を付けたままで、撮像部3にて培養面を撮像することができる。
図1のコロニー検出システム1は、表示部21と、表示制御部22と、画像認識部23と、入力部24と、識別情報生成部25と、データ加工部26と、検査結果出力部27の少なくとも一つを有していてもよい。
表示制御部22は、撮像部3で撮像された培地シート2の培養面の撮像画像を表示部21に表示する制御を行う。図3は表示部21の表示画面の表示例を示す図である。図3の表示画面には、第1表示領域31と、第2表示領域32と、第3表示領域33とが設けられている。画像認識部23は、撮像部3で撮像された撮像画像に対して画像認識を行って、コロニーの検出を行う。また、画像認識部23は、必要に応じて、撮像画像から検体の識別コード等を自動認識する処理を行ってもよい。
第1表示領域31には、撮像部3で撮像された画像に関する種々の情報が表示されている。例えば、第1表示領域31には、撮像部3で撮像を行った読取日時を入力する欄31aと、培地シート2で培養を開始した日である検査日を入力する欄31bと、培地シート2の種類(培地)を入力する欄31cと、培地シート2のシリアル番号(S/N)を入力する欄31dと、中間処理データのファイル名(設定ファイル)を入力する欄31eと、カウントされたコロニー数を入力する欄31fと、コメント欄31gと、登録ボタン31hなどが設けられている。第1表示領域31に表示される各種の情報は、図3に限定されない。
図3の培地シート2には、その基材層11に培地シート2のシリアル番号を表すQRコード15が印刷されている。したがって、撮像部3で撮像された画像からQRコード15を抽出して画像認識を行うことで、QRコード15に対応するシリアル番号を第1表示領域31内のS/Nの欄に自動入力することができる。
コメント欄31gには、培地シート2に滴下した検体の情報などが入力される。コメント欄31gには、キーボードの入力部24を介して、作業者が直接、種々の情報を入力することができる。また、培地シート2に、検体を特定するバーコード2aなどの識別コードが設けられている場合は、撮像画像から識別コードを抽出して画像認識により、コメント欄31gに検体の識別コードを自動入力し、また培地シート2に識別コードの代わりに文字情報が設けられている場合は、OCR(Optical Character Recognition)機能を利用して自動読み取りを行った文字情報をコメント欄31gに自動入力してもよい。ここで、検体の識別コードとは、例えば、ある食品の製品コードである。以下では、検体の識別コードを製品コードと呼ぶこともある。
第2表示領域32には、撮像部3で撮像された画像そのものが表示される。第3表示領域33には、第2表示領域32の撮像画像からコロニーを自動検出して、検出されたコロニーを枠で囲んだ画像が表示される。図3の例では、第3表示領域33内に8個の枠があるため、第1表示領域31内のコロニー数は8となる。
図1のコロニー検出システム1内に必要に応じて設けられる識別情報生成部25は、検体の識別コード(第1情報)を自動生成するとともに、検体の名称である第16情報との関連付けを行う。
データ加工部26は、複数の検体のそれぞれごとに、中間処理データ内の少なくとも一部の情報に基づいて、コロニーの数を集計した集計データを生成する。集計データの具体例については、後述する。中間処理データの中に複数の検体についての各種情報が含まれている場合には、データ加工部26は、複数の検体のそれぞれごとに、コロニーの数を閾値と比較した判定結果を含む集計データを生成する。
検査結果出力部27は、集計データを含む検査結果データを出力する。検査結果データの具体例は後述するが、例えば、検査日報である。
図1に示したコロニー検出システム1は、一つ以上のハードウェア機器により構成可能である。具体的な一例としては、撮像部3と画像認識部23は光学スキャナで構成し、コロニーカウント部4、中間処理実行部5、中間処理データ記憶部6、データ加工部26、検査結果出力部27、表示制御部22、入力部24、および識別情報生成部25はパーソナルコンピュータまたはサーバ装置で構成してもよい。一台のパーソナルコンピュータまたはサーバ装置で構成する代わりに、ネットワーク接続された複数のパーソナルコンピュータまたはサーバ装置で構成してもよい。
図4は中間処理データのデータ構成の一例を示す図である。上述したように、中間処理データは、検体を特定する第1情報と、培地シート2で培養する特定の微生物の種類を特定する第2情報と、コロニーカウント部4でカウントされたコロニーの数とを必須項目として有する。これらの情報は最重要の情報である。それ以外に、中間処理データは、第3情報〜第8情報の少なくとも一つを含んでいてもよい。
第3情報は、検体の希釈倍率を特定する情報である。第4情報は、検体の培養前の保存条件に関する情報である。第5情報は、同一種類の複数の検体を同一の条件で培養およびカウントする場合の複数の検体を識別する情報である。この情報はn数とも呼ばれる。第6情報は、検体の製造場所を特定する情報である。製造場所とは、検体を製造した地域でもよいし、製造工場でもよいし、製造工場の中の特定の製造ラインでもよい。第7情報は、培地シート2に検体を培養する作業に関与した人間(検査作業者)を特定する情報である。第7情報は検査作業者の個人名でもよいし、検査作業者を特定する識別番号でもよい。第8情報は、コロニーの数をカウントする作業に関与した人間(取込作業者)を特定する情報である。第8情報は、取込作業者の個人名でもよいし、取込作業者を特定する識別番号でもよい。
第3情報〜第8情報は、第1情報、第2情報およびコロニーの数の次に重要であるが、第3情報〜第8情報よりは重要度は低いものの、第9情報〜第17情報の少なくとも一つが中間処理データに含まれていてもよい。
第9情報は、検体の培養温度を特定する情報である。第10情報は、検体を希釈する希釈液の種類を特定する情報である。第11情報は、培地シート2の製造ロットを特定する情報である。第12情報は、培地シート2の製造メーカを特定する情報である。第13情報は、検体の加工条件を特定する情報である。第14情報は、培地シート2で培養する時間を特定する情報である。第15情報は、検体の製造時刻を特定する情報である。第16情報は、検体の名称すなわち製品名を特定する情報である。第17情報は、検体の原材料名を特定する情報である。
図4に示した第3情報〜第17情報は、必須の情報ではないため、必ずしも中間処理データに含まれている必要はない。また、第1情報〜第17情報とコロニー数以外の情報が中間処理データに含まれていてもよい。
このように、図4の中間処理データは、第1情報〜第17情報と、コロニーの数とを関連付けたデータであるが、第3情報〜第17情報を設けるか否かは任意であり、また、第1情報〜第17情報以外の情報との関連付けを行ってもよい。
なお、図4の中間処理データにおける第1情報〜第17情報とコロニーの数の並び順は任意であり、図4に示したものに限定されない。
図5Aおよび図5Bは識別情報生成部25が生成する識別コードのコード情報を詳細に説明する図であり、図5Aは識別コードすなわち製品コードの一例を示し、図5Bは製品コードの各ビットを説明している。識別情報生成部25は、第1情報〜第17情報を特定した識別コードを自動的に生成する。図5Aの例の識別コードすなわち製品コードは、17ビットのコード情報であり、各ビットが第1情報〜第17情報のいずれかを特定する情報になっている。各ビットは例えば16進数の値であり、0〜Fの数値で表される。Fは15を表す。各ビットごとに選択数が異なるため、各ビットごとに選択可能な数値範囲が設定される。図5Aに示した各数値は、一例にすぎず、任意に設定可能である。
図5Aの識別コードは、上位ビットから下位ビットにかけて、第2情報、第11情報、第12情報、第9情報、第14情報、第10情報、第3情報、第5情報、第4情報、第7情報、第8情報、第6情報、第16情報、第17情報、第13情報、第15情報の順に並べているが、これらの情報の並び順は、図5Aに示したものに限定されない。
図5Aおよび図5Bの例では、検体の識別コードすなわち製品コードを表す第1情報は、0〜9、A〜Zまでの36個の選択可能な数値・アルファベットを有する。培地シート2の種類を表す第2情報は、ACを選択する数値0、CCを選択する数値1、ECを選択する数値2、SAを選択する数値3、YMを選択する数値4、EBを選択する数値5、LBを選択する数値6、SLを選択する数値7、LSMを選択する数値8、ACRを選択する数値9、HETを選択する数値A、VPを選択する数値Bを有する。ここで、ACは一般生菌測定用培地、CCは大腸菌群測定用培地、ECは大腸菌および大腸菌群測定用培地、SAは黄色ブドウ球菌測定用培地、YMはカビ・酵母測定用培地、EBは腸内細菌科菌群測定用培地、LBは乳酸菌測定用培地、SLはサルモネラ測定用培地、LSMはリステリアモノサイトゲネス測定用培地、ACRは一般生菌測定用迅速培地、HETは従属栄養細菌測定用培地、VPは腸炎ビブリオ測定用培地である。また、第2情報は、寒天培地などの種類を表しても良く、SPCを選択する数値C、VRBを選択する数値D、EMBを選択する数値E、MSEYを選択する数値F、PDAを選択する数値G、VRBGを選択する数値Hを有する。SPCは標準寒天培地、VRBはバイオレットレッドバイル寒天培地、EMBはエオシン メチレンブルー寒天培地、MSEYは卵黄加マンニット食塩寒天培地、PDAはポテトデキストロース寒天培地、VRBGはバイオレットレッドバイルグルコース寒天培地である。
図5Bの第3情報は、9種類の希釈倍率のいずれかを選択する数値1〜9を有する。第4情報は、検体の培養前の保存条件として、製造直後を表す数値0と、35℃で24時間保存後を表す数値1と、35℃で48時間保存後を表す数値2と、35℃で120時間保存後を表す数値3とを有する。第5情報は、同一種類の複数の検体を同一の条件で培養およびカウントする場合の各検体を識別するn数1〜5を選択する数値0〜4を有する。第6情報は、検体の製造場所を選択する数値0〜4を有する。なお、第6情報の製造場所は、地名である以外に、製造工場名や製造ライン名であってもよい。第7情報は、5人の検査作業者AAAA,BBBB,CCCC,DDDD,EEEEのいずれかを選択する数値0〜4を有する。第8情報は、5人の取込作業者FFFF,GGGG,HHHH,IIII,JJJJのいずれかを選択する数値0〜4を有する。
第9情報は、検体の培養温度30℃、32℃、35℃、42℃のいずれかを選択する数値0〜4を有する。第10情報は、検体を希釈する希釈液である生理食塩水を選択する数値0、リン酸緩衝生理食塩水を選択する数値1、バターフィールドリン酸緩衝液を選択する数値2を有する。第11情報は、培地シート2の4つの製造ロットAC12、BD34、EG56、FH78のいずれかを選択する数値0〜3を有する。第12情報は、培地シート2の4つの製造メーカAAA、BBB、CCC、DDDのいずれかを選択する数値0〜3を有する。第13情報は、検体の加工条件として、無しを選択する数値0、加熱70℃を5分を選択する数値1、加熱100℃を10分を選択する数値2、加熱121℃を30分を選択する数値3、冷蔵1日を選択する数値4、冷蔵2日を選択する数値5、−15℃冷凍1日を選択する数値6、−15℃冷凍2日を選択する数値7、−40℃冷凍1日を選択する数値8、−40℃冷凍2日を選択する数値9を有する。第14情報は、培地シート2で培養する時間として、24時間を選択する数値0、48時間を選択する数値1、72時間を選択する数値2、120時間を選択する数値3を有する。第15情報は、検体の製造時刻として、情報なしを選択する数値1、午前9時を選択する数値2、午後0時を選択する数値3、午後6時を選択する数値4、午前0時を選択する数値5を有する。第16情報は、検体の名称として、肉じゃがを選択する数値0と、鯖の味噌煮を選択する数値1を有する。第17情報は、検体の原材料名であり、第16情報として肉じゃがを選択した場合は、肉じゃがを選択する数値0、豚肉を選択する数値1、じゃがいもを選択する数値2、しらたきを選択する数値3、たまねぎを選択する数値4を有する。また、第16情報として鯖の味噌煮を選択した場合は、第17情報は、鯖の味噌煮を選択する数値0と、鯖を選択する数値1と、味噌を選択する数値2、生姜を選択する数値3、インゲンを選択する数値4を有する。
図5Aに示すように、中間処理データに含まれる第1情報〜第17情報を、製品コードの各ビットに割り当てることにより、計17ビットの製品コードによって第1情報〜第17情報の内容を表現することができる。すなわち、中間処理データに蓄積された第1情報〜第17情報をわずか17ビットの製品コードで検出可能となる。したがって、製品コードと対応するコロニー数を読み出すだけで、検体の製造条件や検査条件、保存条件、検体の情報などを把握できる。なお、製品コードによっては、第1情報〜第17情報のうちの一部の情報しか必要としない場合がある。この場合、必要としない情報に対応するビットを予め定めた特定の数値あるいは特定の記号(例えば「*」など)に設定すればよい。
図5Aは製品コードの一例であり、第1情報〜第17情報のビットの並びの順序や各ビットの値が意味する情報は任意に変更しても構わない。
中間処理データは、データ加工部26にて種々の集計を行う際に利用できる。特に、図5Aに示したように、第1情報〜第17情報を含む製品コードを識別情報生成部25が生成した場合には、データ加工部26は、製品コードと、対応するコロニー数とによって、種々の集計を行うことができ、集計の処理手順を簡略化できる。
図6は本実施形態によるコロニー検出システム1の処理手順の一例を示すフローチャートである。まず、検査作業者は、微生物の混入を検査する対象となる検体を所定の希釈液を用いて所定の希釈倍率で希釈する(ステップS1)。次に、検査作業者は、検査したい微生物の種類に応じた培地シート2上に、希釈した検体を含む液体を滴下して、予め定めた培養時間だけ微生物の培養を行う(ステップS2)。同一の検体について、異なる複数種類の微生物の混入を検査したい場合は、複数種類の培地シート2を用意して、上述したステップS1とS2の処理を繰り返す。
予め定めた培養時間が経過するまで待機し(ステップS3)、培養時間が経過すると、取込作業者は、培養済の培地シート2を撮像部3にて撮像する(ステップS4)。表示制御部22は、撮像画像を表示部21に表示し、画像認識部23は、撮像画像に製品コードのバーコード等がある場合には、画像認識により検体の製品コードを特定して、コメント欄31gに自動入力する(ステップS5)。培地シート2に検体の製品コードがない場合は、取込作業者が入力部24を介して、製品コード等を入力してもよい。また、製品コード以外の任意の情報を、取込作業者が入力部24を介してコメント欄31gに入力してもよい。
培養時間は、必ずしもすべての種類の培地シート2で同じとは限らない。同一の検体について、複数種類の培地シート2で培養を行う場合、各培地シート2ごとに定められた培養時間が経過した後に、上述したステップS4とS5の処理を行う必要がある。
次に、画像認識部23は、撮像画像に含まれるコロニーを自動認識して、図3の第3表示領域33のように、各コロニーに枠33aを配置する(ステップS6)。次に、コロニーカウント部4は、枠33aの数をカウントしてコロニー数をカウントする(ステップS7)。
次に、中間処理実行部5は、図4に示すようなデータ構造の中間処理データを生成する(ステップS8)。中間処理データを生成するにあたって、第1情報〜第17情報が自動で取得できない場合は、入力部24を介して取込作業者に入力させてもよい。事前に、識別情報生成部25が図5Aに示すような製品コードを生成した場合には、この製品コードを取得して、各ビットの数値から第1情報〜第17情報を検出して、中間処理データに組み込んでもよい。
中間処理データが完成すると、データ加工部26は、必要に応じて、集計データを生成する(ステップS9)。集計データの具体例は後述する。ステップS9の処理は必須ではなく、また集計データで集計する内容も任意である。
次に、検査結果出力部27は、必要に応じて、集計データに基づいて検査結果データを生成して出力する(ステップS10)。ステップS10の処理も必須ではなく、必要が生じたときに行えばよい。検査結果データの具体例は後述する。
図7は図6のステップS9で生成される集計データの第1例を示す図である。図7の集計データは、2つの検体について、培地シート2の種類別に、コロニー数を集計した例を示している。2つの検体は、肉じゃがと鯖の味噌煮である。加工品である肉じゃがと鯖の味噌煮のコロニー数だけでなく、例えば肉じゃがに含まれる原材料である豚肉、じゃがいも、しらたき、およびタマネギについても、調理前の状態で、各培地シート2で培養して、コロニー数をカウントした結果を示している。図5Aのような製品コードが付けられていれば、図7のアスタリスク「*」の位置のビットの値により分類することで、図7のような集計データを簡易に生成できる。
図8は図6のステップS9で生成される集計データの第2例を示す図である。図8では、肉じゃがと鯖の味噌煮の製造ロット別のコロニー数を集計した結果を示している。より具体的には、肉じゃがと鯖の味噌煮のそれぞれについて、培地シート2の種類別に、複数の製造ロットでのコロニー数を示している。図5Aのような製品コードが付けられていれば、図8のアスタリスク「*」の位置のビットの値により分類することで、図8のような集計データを簡易に生成できる。
図9は図6のステップS9で生成される集計データの第3例を示す図である。図9は、肉じゃがと鯖の味噌煮のそれぞれについて、培地シート2のメーカ別に、各培地シート2で検出されたコロニー数の集計結果を示している。図5Aのような製品コードが付けられていれば、図9のアスタリスク「*」の位置のビットの値により分類することで、図9のような集計データを簡易に生成できる。
図10は図6のステップS9で生成される集計データの第4例を示す図である。図10は、肉じゃがと鯖の味噌煮のそれぞれについて、培養温度別に、各培地シート2で検出されたコロニー数の集計結果を示している。図5Aのような製品コードが付けられていれば、図10のアスタリスク「*」の位置のビットの値により分類することで、図10のような集計データを簡易に生成できる。
図11は図6のステップS9で生成される集計データの第5例を示す図である。図11は、肉じゃがと鯖の味噌煮のそれぞれについて、培養時間別に、各培地シート2で検出されたコロニー数の集計結果を示している。図5Aのような製品コードが付けられていれば、図11のアスタリスク「*」の位置のビットの値により分類することで、図11のような集計データを簡易に生成できる。
図12は図6のステップS9で生成される集計データの第6例を示す図である。図12は、肉じゃがと鯖の味噌煮のそれぞれについて、検体を希釈する希釈液別に、各培地シート2で検出されたコロニー数の集計結果を示している。図5Aのような製品コードが付けられていれば、図12のアスタリスク「*」の位置のビットの値により分類することで、図12のような集計データを簡易に生成できる。
図13は図6のステップS9で生成される集計データの第7例を示す図である。図13は、肉じゃがと鯖の味噌煮のそれぞれについて、検体の保存条件別に、各培地シート2で検出されたコロニー数の集計結果を示している。図5Aのような製品コードが付けられていれば、図13のアスタリスク「*」の位置のビットの値により分類することで、図13のような集計データを簡易に生成できる。
図14は図6のステップS9で生成される集計データの第8例を示す図である。図14は、肉じゃがと鯖の味噌煮のそれぞれについて、検体の製造工場別に、各培地シート2で検出されたコロニー数の集計結果を示している。図5Aのような製品コードが付けられていれば、図14のアスタリスク「*」の位置のビットの値により分類することで、図14のような集計データを簡易に生成できる。
図15は図6のステップS9で生成される集計データの第9例を示す図である。図15は、肉じゃがと鯖の味噌煮のそれぞれについて、検体の製造ライン別に、各培地シート2で検出されたコロニー数の集計結果を示している。図5Aのような製品コードが付けられていれば、図15のアスタリスク「*」の位置のビットの値により分類することで、図15のような集計データを簡易に生成できる。
図16は図6のステップS9で生成される集計データの第10例を示す図である。図16は、肉じゃがと鯖の味噌煮のそれぞれについて、検体の加工条件別に、各培地シート2で検出されたコロニー数の集計結果を示している。図5Aのような製品コードが付けられていれば、図16のアスタリスク「*」の位置のビットの値により分類することで、図16のような集計データを簡易に生成できる。
図17は図6のステップS9で生成される集計データの第11例を示す図である。図17は、肉じゃがと鯖の味噌煮のそれぞれについて、検体の製造時刻別に、各培地シート2で検出されたコロニー数の集計結果を示している。図5Aのような製品コードが付けられていれば、図17のアスタリスク「*」の位置のビットの値により分類することで、図17のような集計データを簡易に生成できる。
図18は図6のステップS9で生成される集計データの第12例を示す図である。図18は、肉じゃがと鯖の味噌煮のそれぞれについて、検体の検査日別に、各培地シート2で検出されたコロニー数の集計結果を示している。ここで、検査日とは、培地シート2で検体の培養を開始した日である。図5Aのような製品コードが付けられていれば、図18のアスタリスク「*」の位置のビットの値により分類することで、図18のような集計データを簡易に生成できる。
図19は図6のステップS9で生成される集計データの第13例を示す図である。図19は、肉じゃがの各製造工場別に、1ヶ月分の各日ごとのコロニー数の集計結果を示している。図19では、コロニー数が所定の閾値(例えば85)を超えると、何らかの警告処理を行う例を示している。ここで、警告処理とは、集計結果のリストを表示部21に表示する際に、所定の閾値を超えたコロニー数を目立ちやすい色で表示させて、注意を喚起したり、音声等により、コロニー数が閾値を超えたことを取込作業者に報知してもよい。図5Aのような製品コードが付けられていれば、図19のアスタリスク「*」の位置のビットの値により分類することで、図19のような集計データを簡易に生成できる。
図20は図6のステップS9で生成される集計データの第14例を示す図である。図20は、肉じゃがの各製造ライン別に、1ヶ月分の各日ごとのコロニー数の集計結果を示している。図20では、コロニー数が所定の閾値(例えば80)を超えると、何らかの警告処理を行う例を示している。ここで、警告処理とは、集計結果のリストを表示部21に表示する際に、所定の閾値を超えたコロニー数を目立ちやすい色で表示させて、注意を喚起したり、音声等により、コロニー数が閾値を超えたことを取込作業者に報知してもよい。図5Aのような製品コードが付けられていれば、図20のアスタリスク「*」の位置のビットの値により分類することで、図20のような集計データを簡易に生成できる。
図21は図6のステップS9で生成される集計データの第15例を示す図である。図21は、各検体ごとに、異なる2種類の培地シート2で検出されたコロニー数同士を対比させた結果を示している。より具体的には、図21は、各検体ごとに、AC用の培地シート2で検出されたコロニー数とSPC用の培地シート2で検出されたコロニー数とを対比させている。対比する2種類の培地シート2は任意である。図5Aのような製品コードが付けられていれば、図21のアスタリスク「*」の位置のビットの値により分類することで、図21のような集計データを簡易に生成できる。
上述した図7〜図21の集計データは一例であり、データ加工部26は、中間処理データを用いて任意の集計データを生成してもよい。
検査結果出力部27は、中間処理データと集計データに基づいて、種々の態様の検査結果データを生成して出力する。例えば、図22A〜図22Dは検査結果データの第1例を示す図、図22Eは図22A〜図22Dの検査結果データを生成するためにデータ加工部26が事前に生成した集計データを示す図である。
図22A〜図22Dは、肉じゃがの各原材料ごとに、AC、CC、EC、SA用の培地シート2を用いてコロニー数をカウントした結果を棒グラフで表したものである。図22Eからわかるように、コロニー数の閾値を一律100にしており、100を超えるコロニー数については、注意喚起を惹きやすい色等で棒グラフを表示している。図22A〜図22Dの棒グラフは、例えば表示部21に表示される。あるいは、紙に印刷してもよい。
図22Eの集計データでは、1種類の閾値しか設けていないが、2種類以上の閾値を設けて、3種類以上の色で棒グラフを表示してもよい。これにより、複数の注意(警告)レベルを含む検査結果データを生成できる。
図23Aは検査結果データの第2例を示す図、図23Bは図23Aの検査結果データを生成するためにデータ加工部26が事前に生成した集計データを示す図である。図23Bでは、コロニー数の閾値を一律100にしており、100を超えるコロニー数については、注意喚起を惹きやすい色等で棒グラフを表示している。図23Aと図23Bにおいても、複数の閾値を設けて、段階的な警告処理を行ってもよい。
図24A〜図24Eは検査結果データの第3例を示す図である。図24Fは図24A〜図24Eの検査結果データを生成するためにデータ加工部26が事前に生成した集計データを示す図である。図24A〜図24Eは、検体である肉じゃがの集計データの一部を抽出して折れ線グラフで表したものである。より具体的には、図24Aは1ヶ月分の各日ごとに、複数の製造工場の各製造ライン別に、コロニー数を集計して折れ線グラフにしたものである。図24Aは、製造ラインごとに折れ線グラフを作成しているが、他の情報(例えば、検体ごとや検査作業者)ごとに折れ線グラフを作成してもよい。図24Bは1ヶ月分の各日ごとに、同一の製造工場の各製造ライン別に、コロニー数を集計して折れ線グラフにしたものである。図24Cは1ヶ月分の各日ごとに、各製造工場の同一ライン別に、コロニー数を集計して折れ線グラフにしたものである。図24Dは1ヶ月分の各日ごとに、各製造工場の各ライン別に、コロニー数を集計して折れ線グラフにしたものである。図24Eは1ヶ月分の各曜日ごとに、コロニー数を集計して折れ線グラフにしたものである。
図25Aおよび図25Bは検査結果データの第4例を示す図、図25Cは図25Aおよび図25Bの検査結果データを生成するためにデータ加工部26が事前に生成した集計データを示す図である。図25Aは肉じゃがの各年ごとのコロニー数の推移を示す折れ線グラフ、図25Bは肉じゃがの各月ごとのコロニー数の推移を示す折れ線グラフである。コロニー数が所定の閾値を超えると、折れ線グラフ上の位置がわかるような態様で表示するのが望ましい。
図26Aは検査結果データの第5例を示す図、図26Bは図26Aの検査結果データを生成するためにデータ加工部26が事前に生成した集計データを示す図である。図26Aは検体である肉じゃがの保存評価を折れ線グラフで表したものである。すなわち、図26Aは、肉じゃがを1週間保存し、各日ごとにコロニー数をカウントして比較したものである。閾値は一律100としている。7日後にコロニー数が100を超えたため、警告表示を行って、注意を喚起している。
図27Aは検査結果データの第6例を示す図、図27Bは図27Aの検査結果データを生成するためにデータ加工部26が事前に生成した集計データを示す図である。図27Aは検体である肉じゃがの工程管理を折れ線グラフで表したものである。すなわち、図27Aは、肉じゃがの原材料の生産日、加工日、流通日、小売り日、調理・消費日のそれぞれについて、コロニー数をカウントして比較したものである。各工程ごとに、閾値1と2を設けて、閾値1以上で閾値2未満の場合と、閾値2以上の場合とで、警告表示の内容を変える例を示している。図27Aのような集計データを生成するには、図4に示す中間処理データの中に、検体の製造、流通、販売および消費工程を識別する第18情報を含めておき、データ加工部26は、第18情報を参照することで、検体の製造、流通、販売および消費工程のそれぞれについて、コロニー数をカウントして比較した折れ線グラフを生成できる。
図28Aは検査結果データの第7例を示す図、図28Bは図28Aの検査結果データを生成するためにデータ加工部26が事前に生成した集計データを示す図である。図28Aは異なる種類の培地シート2でのコロニー数同士の相関性を表すグラフである。このグラフの横軸はAC用の培地シート2でのコロニー数、縦軸はSPC用の培地シート2でのコロニー数を示している。
図29Aは検査結果データの第8例を示す図、図29Bは図29Aの検査結果データを生成するためにデータ加工部26が事前に生成した集計データを示す図である。図29Bでは、11/1〜11/5の間に検査された肉じゃが、おにぎり、からあげのそれぞれについて、AC用の培地シート2を用いてコロニー数をカウントした結果を集計したものである。図29Aは、図29Bの集計データを一つの表にまとめた検査結果データを示している。この表には、閾値1が500、閾値2が1000であり、コロニー数が閾値1以上で閾値2未満のサンプル数が記入されている。サンプル数が3未満なら合格、サンプル数が3以上で5以下なら条件付き合格、サンプル数が6以上なら不合格と判定している。
図22A〜図29Aは検査結果データの一例であり、検査結果データは上述したものに限定されない。検査結果データの一つに、検査日報がある。検査日報のデータ形式は、任意であるが、本実施形態は、種々の情報を含む中間処理データを有するため、任意のデータ形式の検査日報も容易に生成することができる。
図30Aは検査日報の第1例を示す図、図30Bは図30Aの検査日報を生成するためにデータ加工部26が事前に生成した集計データを示す図である。図30Bの集計データは、複数の検体のそれぞれごとに、異なる複数種類の培地シート2でのコロニー数と、希釈倍率と、製造ラインとを含んでいる。図30Bの集計データは、複数の検体の製造直後のデータである。
図30Aの検査日報は、検体の識別コードである製品コードと、検体の名称である製品名と、製造ラインと、AC用の培地シート2での3通りの希釈倍率でのコロニー数と、CC用の培地シート2での2通りの希釈倍率でのコロニー数と、EC用の培地シート2での2通りの希釈倍率でのコロニー数と、SA用の培地シート2での2通りの希釈倍率でのコロニー数と、判定結果とを対応づけたものである。データ加工部26は中間処理データに基づいて図30Bの集計データを生成し、検査結果出力部27は図30Bの集計データに基づいて、図30Aの検査日報を生成する。図30Aの検査日報では、コロニー数が閾値を超えた箇所をマーキングし、判定結果をNGとしている。
図31Aは検査日報の第2例を示す図、図31Bは図31Aの検査日報を生成するためにデータ加工部26が事前に生成した集計データを示す図である。図31Bの集計データは、図30Bの集計データに加えて、所定の期間だけ検体を保存した後にカウントされた各培地シート2でのコロニー数と、希釈倍率と、製造ラインとを含んでいる。
図31Aの検査日報は、所定の期間だけ検体を保存した後の各培地シート2ごとのコロニー数のデータを含んでいる。判定結果は、複数の検体の製造直後のコロニー数と、複数の検体を製造してから所定の期間だけ保存した後のコロニー数とを考慮に入れている。
同一種類の検体を複数の製造工場で製造する場合、各製造工場ごとにコロニー数をカウントして、各製造工場ごとに中間処理データを生成してもよいし、複数の製造工場ごとにカウントしたコロニー数の情報を1箇所に集約させて、複数の製造工場分の中間処理データをまとめて生成してもよい。
図32は各製造工場ごとに中間処理データを生成する場合のデータの流れを示すブロック図である。図33は各製造工場にてカウントしたカウント数を一箇所に集約させて複数の製造工場分の中間処理データをまとめて生成する場合のデータの流れを示すブロック図である。
図32は各製造工場ごとに中間処理データを生成するため、各製造工場ごとに図1に示したコロニー検出システム1を設ける必要がある。これに対して、図33では、コロニー数を含む出力ファイルを各製造工場から出力して、例えばネットワーク上の第1サーバ装置40に蓄積し、定期的にデータサーバ装置から各製造工場ごとの出力ファイルを統合して中間処理データを生成する中間処理実行部5を有する第2サーバ装置41を設けている。なお、第1サーバ装置40と第2サーバ装置41は統合してもよい。図33の場合、すべての製造工場のコロニー数等を含む中間処理データを生成するため、一つの中間処理データだけで、すべての製造工場で製造した全検体の検査を分析できる。
このように、本実施形態は、各検体の製造条件、検査条件、保存条件、および培地シート2でのコロニー数などを関連づけた中間処理データを生成するため、中間処理データを用いて種々のデータ処理を行うことができ、コロニー数の分析をよりきめ細かくかつ迅速に行うことができる。コロニー数のカウントを依頼した各顧客ごとに、検査日報の書式は異なっているが、本実施形態の中間処理データを用いれば、どのような書式の検査日報であっても、短時間で生成できる。よって、従来は手作業で作成していた検査日報をソフトウェア処理にて自動生成でき、作業者の手間を省くことができる。
また、培地媒体として培地シート2を用いることで、多数の培地シート2を連続的かつ高速に光学スキャナで読み取ることができる。培地シート2に検体の識別コードをバーコード等で印刷しておけば、画像認識により検体の識別コードを自動的に取得でき、検査作業者や取込作業者が手作業で識別コードを入力する必要がなくなる。
上述した実施形態で説明したコロニー検出システム1の少なくとも一部は、ハードウェアで構成してもよいし、ソフトウェアで構成してもよい。ソフトウェアで構成する場合には、コロニー検出システム1の少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させてもよい。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でもよい。
また、コロニー検出システム1の少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布してもよい。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布してもよい。
本発明の態様は、上述した個々の実施形態に限定されるものではなく、当業者が想到しうる種々の変形も含むものであり、本発明の効果も上述した内容に限定されない。すなわち、特許請求の範囲に規定された内容およびその均等物から導き出される本発明の概念的な思想と趣旨を逸脱しない範囲で種々の追加、変更および部分的削除が可能である。
1 コロニー検出システム、2 培地シート、3 撮像部、4 コロニーカウント部、5 中間処理実行部、6 中間処理データ記憶部、11 基材層、12 円形枠、13 培養層、14 保護層、15 QRコード、31 第1表示領域、32 第2表示領域、33 第3表示領域

Claims (15)

  1. 検体に含まれる特定の微生物を培養し、培養された前記特定の微生物の集合体であるコロニーを顕在化させる培地媒体と、
    前記培地媒体の培養面を撮像する撮像部と、
    前記撮像部で撮像された画像に基づいて、前記培地媒体で培養された前記コロニーの数をカウントするコロニーカウント部と、
    前記検体を特定する第1情報と、前記培地媒体で培養する前記特定の微生物の種類を特定する第2情報と、前記コロニーカウント部でカウントされたコロニーの数と、を関連づけた中間処理データを生成する中間処理実行部と、
    前記中間処理データを記憶する中間処理データ記憶部と、
    前記培地媒体の一部に設けられ、前記検体の種類を識別する識別コードと、
    前記撮像部で撮像された画像中から前記識別コードを認識して前記第1情報を特定する画像認識部と、
    前記画像認識部にて特定された前記第1情報を表示する第1表示領域と、前記撮像部で撮像された前記培養面の撮像画像を表示する第2表示領域と、前記培養面に含まれる前記コロニーを枠で囲んだ画像を前記撮像画像に合成表示する第3表示領域と、を表示部に表示させる表示制御部と、を備え、
    前記コロニーカウント部でカウントされる前記コロニーの数は、前記第3表示領域に合成表示される前記の数に等しい、コロニー検出システム。
  2. 前記コロニーカウント部は、複数の前記検体のそれぞれに対して複数の前記培地媒体にて前記コロニーの数をそれぞれカウントし、
    前記中間処理実行部は、前記複数の検体のそれぞれごとに、前記第1情報と、前記第2情報と、前記複数の培地媒体のそれぞれにてカウントされたコロニーの数と、を関連付けた前記中間処理データを生成する、請求項1に記載のコロニー検出システム。
  3. 前記中間処理実行部は、前記検体の希釈倍率を特定する第3情報と、前記検体の培養前の保存条件に関する第4情報と、同一種類の複数の前記検体を同一の条件で培養およびカウントする場合の前記複数の検体を識別する第5情報と、前記検体の製造場所を特定する第6情報と、前記培地媒体に前記検体を培養する作業に関与した人間を特定する第7情報と、前記コロニーの数をカウントする作業に関与した人間を特定する第8情報と、の少なくとも一つを含む前記中間処理データを生成する、請求項1又は2に記載のコロニー検出システム。
  4. 前記中間処理実行部は、前記検体の培養温度を特定する第9情報と、前記検体を希釈する希釈液の種類を特定する第10情報と、前記培地媒体の製造ロットを特定する第11情報と、前記培地媒体の製造メーカを特定する第12情報と、前記検体の加工条件を特定する第13情報と、前記培地媒体で培養する時間を特定する第14情報と、前記検体の製造時刻を特定する第15情報と、前記検体の名称を特定する第16情報と、前記検体の原材料名を特定する第17情報との少なくとも一つを含む前記中間処理データを生成する、請求項3に記載のコロニー検出システム。
  5. 前記複数の検体のそれぞれごとに、前記第1情報乃至前記第17情報の少なくとも一つに基づいて前記コロニーの数を集計した集計データを生成するデータ加工部を備える、請求項4に記載のコロニー検出システム。
  6. 前記データ加工部は、前記複数の検体のそれぞれごとに、前記コロニーの数を閾値と比較した判定結果を含む前記集計データを生成する、請求項5に記載のコロニー検出システム。
  7. 前記集計データを含む検査結果データを出力する、検査結果出力部を備える、請求項5または6に記載のコロニー検出システム。
  8. 前記第1情報として用いられ前記検体を特定する識別コードを生成するとともに、前記識別コードと、前記検体を特定する名称との関連付けを行う識別情報生成部を備え、
    前記検査結果データは、検体名称を含む、請求項7に記載のコロニー検出システム。
  9. 前記識別情報生成部は、前記第1情報および前記第2情報を含めて前記中間処理データに含まれる各情報を表すコード情報を含む前記識別コードを生成する、請求項8に記載のコロニー検出システム。
  10. 前記データ加工部は、前記検体についての前記コロニーの数と、前記検体に含まれる複数の原材料のそれぞれについて前記コロニーカウント部にてカウントされたコロニーの数と、を関連づけた前記集計データを出力する、請求項5乃至9のいずれか一項に記載のコロニー検出システム。
  11. 前記データ加工部は、前記検体を製造する複数の製造ラインのそれぞれごとに、前記コロニーカウント部にてカウントされたコロニーの数を対比させた前記集計データを出力する、請求項5乃至9のいずれか一項に記載のコロニー検出システム。
  12. 前記データ加工部は、同一種類の前記検体について、異なる複数の日付で前記コロニーカウント部にてカウントされた前記コロニーの数を対比させた前記集計データを出力する、請求項5乃至9のいずれか一項に記載のコロニー検出システム。
  13. 前記中間処理実行部は、同一の前記検体に対して、同一の前記培地媒体を用いて、異なる複数の日付で検査して得られたコロニーの数を含む前記中間処理データを生成し、
    前記データ加工部は、前記中間処理データに基づいて、同一の前記検体に対して、同一の前記培地媒体を用いて、異なる複数の日付で検査して得られたコロニーの数を含む前記集計データを出力する、請求項5乃至9のいずれか一項に記載のコロニー検出システム。
  14. 前記中間処理実行部は、前記検体の製造、流通、販売および消費工程を識別する第18情報と、前記検体のそれぞれ異なる製造、流通、販売および消費工程にて前記コロニーカウント部にてカウントされた前記コロニーの数と、を含む前記中間処理データを生成し、
    前記データ加工部は、前記中間処理データに基づいて、前記検体のそれぞれ異なる製造、流通、販売および消費工程における前記コロニーの数を対比させた前記集計データを出力する、請求項5乃至9のいずれか一項に記載のコロニー検出システム。
  15. 前記データ加工部は、前記コロニーカウント部が前記複数の培地媒体にて前記コロニーの数をそれぞれカウントした場合には、前記複数の培地媒体のうちの2つの培地媒体同士の前記コロニーの数の相関関係を含む前記集計データを生成する、請求項5乃至9のいずれか一項に記載のコロニー検出システム。
JP2017014735A 2017-01-30 2017-01-30 コロニー検出システム Active JP6924398B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017014735A JP6924398B2 (ja) 2017-01-30 2017-01-30 コロニー検出システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017014735A JP6924398B2 (ja) 2017-01-30 2017-01-30 コロニー検出システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018121547A JP2018121547A (ja) 2018-08-09
JP6924398B2 true JP6924398B2 (ja) 2021-08-25

Family

ID=63108703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017014735A Active JP6924398B2 (ja) 2017-01-30 2017-01-30 コロニー検出システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6924398B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013039010A1 (ja) * 2011-09-15 2013-03-21 株式会社エルメックス 微生物検査装置
JP5796679B2 (ja) * 2012-06-04 2015-10-21 大日本印刷株式会社 衛生管理システム、プログラム及びフィルム型培地
JPWO2015040678A1 (ja) * 2013-09-17 2017-03-02 富士通株式会社 コロニー検査プログラム、コロニー検査装置およびコロニー検査方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018121547A (ja) 2018-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
George et al. Food quality traceability prototype for restaurants using blockchain and food quality data index
Aung et al. Traceability in a food supply chain: Safety and quality perspectives
Lim et al. Statistical Process Control (SPC) in the food industry–A systematic review and future research agenda
Roccato et al. Analysis of domestic refrigerator temperatures and home storage time distributions for shelf-life studies and food safety risk assessment
Mortimore et al. HACCP: A practical approach
Sharma et al. Sustainable innovations in the food industry through artificial intelligence and big data analytics
Buzby et al. Estimated fresh produce shrink and food loss in US supermarkets
Mortimore et al. Haccp
García et al. Quality and defect inspection of green coffee beans using a computer vision system
Nychas et al. Data science in the food industry
Westerlund et al. An exploration of blockchain-based traceability in food supply chains: On the benefits of distributed digital records from farm to fork
Tello et al. Application of 2D and 3D image technologies to characterise morphological attributes of grapevine clusters
Fernandez et al. Fostering awareness on environmentally sustainable technological solutions for the post-harvest food supply chain
Kuiper et al. Food and feed safety assessment: The importance of proper sampling
Kheiralipour et al. Development of an intelligent imaging system for ripeness determination of wild pistachios
Fengou et al. Estimation of the microbiological quality of meat using rapid and non-invasive spectroscopic sensors
Charlebois et al. A review of Canadian and international food safety systems: Issues and recommendations for the future
Figorilli et al. Olive fruit selection through ai algorithms and RGB imaging
WO2015045012A1 (ja) コロニー検査プログラム、コロニー検査装置およびコロニー検査方法
Spetale et al. LocAnalyzer: A computer vision method to count locules in tomato fruits
ZAINUDDIN et al. Retail halal control points–which control process can be applied digitally?
JP6924398B2 (ja) コロニー検出システム
Rathore et al. Implementation of quality by design toward processing of food products
Damdam et al. IoT-Enabled Electronic Nose System for Beef Quality Monitoring and Spoilage Detection
Wahab et al. A framework for effective food supply chain safety controls

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201002

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210319

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210517

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210702

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210715

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6924398

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150