JPH10300599A - 風圧検知装置 - Google Patents

風圧検知装置

Info

Publication number
JPH10300599A
JPH10300599A JP10434297A JP10434297A JPH10300599A JP H10300599 A JPH10300599 A JP H10300599A JP 10434297 A JP10434297 A JP 10434297A JP 10434297 A JP10434297 A JP 10434297A JP H10300599 A JPH10300599 A JP H10300599A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wind
wind pressure
building
receiving plate
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10434297A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoharu Yatsuhashi
元治 八橋
Kazuhiko Torii
和彦 鳥井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP10434297A priority Critical patent/JPH10300599A/ja
Publication of JPH10300599A publication Critical patent/JPH10300599A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Measuring Fluid Pressure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基礎上の構造物に対して種々の方向から吹き
付ける風による構造物に対する風圧を、風見鶏等を不要
にして回転部を有することなく検知できる。 【解決手段】一方向からの風による風圧を検知する4個
の風圧検知部10(10F、10B、10L、10R)
を、検知方向を平面視でそれぞれ異なる方向の前・後・
左・右に向けて建築物12に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風圧検知装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば構造物の免震構造においては、免
震支持体を基礎と構造物との間に介在させることによ
り、地震による構造物の振動を軽減させているが、強風
時などの風圧で構造物の水平方向の変位が生じる場合が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記風力による水平方
向の変位は、強風時に特に問題となるため、出願人は既
に特願平8−72441号(未公知)で、強風時の風速
(風圧)が一定以上になったことを検知して、下側孔部
および上側孔部に停止棒を挿入し、水平方向の揺れを防
止する対策を講じている。
【0004】しかしながら、風は常に一定方向から吹い
てくるものではなく、その方向が変化するものであるの
で、建築物にはいろいろな方向からの風が吹き当たると
いえる。したがって、この種々の方向からの風により建
築物に作用する風圧を精度良く検知する必要が有る。
【0005】これに対して、図5の比較例に示すよう
に、回転して先端部a1が風の吹いてくる方向を向く回
転する風見鶏aを用い、この先端部a1に1個の風圧検
知装置bを検出端b1を先端に向けて取付けた状態で風
見鶏aを建築物dに設け、該検知装置bの検出端b1を
常に風の吹いてくる方向に相対させることが考えられる
(未公知)。
【0006】しかるに、上記のような風見鶏aを用いる
のでは、変化する風の方向にしたがって回転する回転部
cが必要であるので、前記検知装置bから電気信号を取
り出すのにもこの回転部cを経由する必要がある。回転
部cは自由に回転させるので、単なるリード線により接
続することは困難であり、ロータリー接点等の特殊な技
術が必要になる。このようなロータリー接点等の特殊技
術を用いたのでは、構造が複雑でコストが高く、しか
も、電気的接触部分が摺動するため、故障が発生しやす
くメンテナンスが頻繁に必要になり、メンテナンスコス
トも高くなるという問題点が生じる。
【0007】本発明は、前記従来の問題点を解消するべ
くなされたものであって、基礎上の構造物に対して種々
の方向から吹き付ける風による構造物に対する風圧を、
風見鶏等を不要にして回転部を有することなく検知でき
る風圧検知装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため次の構成を有する。請求項1の発明は、一方
向からの風による風圧を検知する風圧検知部を2個以
上、検知方向を平面視でそれぞれ異なる方向に固定して
向けて構造物に設けたことを特徴とする風圧検知装置で
ある。
【0009】請求項2の発明は、風圧検知部は、風上方
向に付勢されると共に風下方向に移動可能な受風板と、
該受風板が付勢力に抗して風力により風下方向に所定量
以上移動したときに該受風板の変位を検知して動作する
スイッチとを有することを特徴とする請求項1に記載の
風圧検知装置である。
【0010】請求項3の発明は、構造物上部よりも上方
に延ばした支持台部に風圧検知部を設けたことを特徴と
する請求項1または2に記載の風圧検知装置である。
【0011】請求項1の発明によれば、一方向からの風
による風圧を検知する風圧検知部を2個以上を用い、こ
れら風圧検知部を、構造物に平面視でそれぞれ異なる方
向に固定して向けて設けて風圧を検知するので、基礎上
の構造物に対して種々の方向から吹き付ける風による構
造物に対する風圧を、それぞれ一方向からの風による風
圧を検知する簡単な構成の風圧検知部で検知することが
できる。したがって、それぞれの風圧検知部は前記比較
例に示したような風見鶏等を不要にして回転部を有する
ことなく検知できる。
【0012】請求項2の発明によれば、風が発生して風
圧が受風板に加わると、受風板が付勢力に抗して風下方
向に移動し、風圧がさらに大きくなって受風板が風下方
向に所定量またはそれ以上移動すると前記スイッチが受
風板の変位を検知して動作する。したがって、受風板に
かかる付勢力および受風板の受風面積の大きさを所定風
圧が加わったときに受風板がスイッチを動作させるよう
に設定すれば、所定の風圧に対しての風圧の大小に応じ
た接点信号を当該スイッチにより得ることができる。よ
って、受風板とスイッチ等という簡単かつ安価に風圧検
知部を構成できる。
【0013】請求項3の発明によれば、支持台部は、構
造物上部よりも上方に延びているので、建築物の側面に
風圧検知部を設けるのが困難な場合に屋根の上方に風圧
検知部を位置させることができ、取り付けの自由度が高
い。また、一か所の支持台部周囲にまとめて複数の風圧
検知部を設けことができ、設置が簡単に行える。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1、図2は、本発明の一実施形
態にかかる風圧検知装置の説明図である。この風圧検知
装置は、一方向からの風による風圧を検知する4個(2
個以上の例)の風圧検知部10(10F、10B、10
L、10R)を、検知方向を平面視でそれぞれ異なる方
向の前・後・左・右に向けて建築物(構造物の一例)1
2に設けたものである。
【0015】風圧検知部10は、詳細には、図3に示す
ように、風上方向に付勢されると共に風下方向に移動可
能な受風板14と、該受風板14が付勢力に抗して風力
により風下方向に所定量以上移動したときに該受風板1
4の変位を検知して動作するスイッチ16とを有する。
なお、このスイッチ16は、図3に示すように、例えば
ヒンジレバータイプのマイクロスイッチを用いており、
取付板18に固定された箱状のスイッチ本体16aと、
このスイッチ本体16aに回動自在に設けられた金属製
で板状のヒンジレバー16bと、このヒンジレバー16
bの回動により接点が開閉して接点信号を発生する押釦
16cとを有する。なお、マイクロスイッチは、防水性
に優れたシールスイッチタイプが好ましい。
【0016】受風板14は、ヒンジレバー16bの前面
に固定されていて、風の方向に沿ってヒンジレバー16
bと一体的に揺動可能であり、かつ、主にヒンジレバー
16bのバネ力により風上方向に常時付勢されている。
したがって、このスイッチ16および受風板14によれ
ば、受風板14がスイッチ16から受けるバネ力(ヒン
ジレバー16bのバネ力と押釦16cのバネ力との和)
に抗して風力により風下方向に所定量D(図3参照)移
動したときには、ヒンジレバー16bが押釦16cを押
してスイッチ16をONにする。
【0017】前記風圧検知部10(10F、10B、1
0L、10R)は、建築物12の前・後・左・右側面部
12F、12B、12L、12Rに設けている。
【0018】前記実施形態の風圧検知装置によれば、一
方向からの風による風圧を検知する4個の風圧検知部1
0(10F、10B、10L、10R)を設け、これら
風圧検知部10を、建築物12に平面視でそれぞれ異な
る方向(前後左右)に固定して向けて設け、それぞれで
風圧を検知するので、どの方向から風が吹いて来てもい
ずれかの風圧検知部10(10F、10B、10L、1
0R)で建築物にかかる風圧を検知できる。
【0019】以上のように、基礎上の建築物12に対し
て種々の方向から吹き付ける風により建築物12にかか
る風圧を、それぞれ一方向からの風による風圧を検知す
る簡単な構成の風圧検知部10を2個以上用いて検知す
ることができる。それぞれの風圧検知部10(10
1、10B1、10L1、10R1)は前記比較例に示し
たような風見鶏等を不要にして回転部を有することなく
検知できるものである。また、風圧検知部10(10
F、10B、10L、10R)は4カ所のそれぞれに設
けているので、建築物12に対する前後左右の4方向か
ら吹いてくる風のいずれの風圧をも検知できる。もちろ
ん、本発明の風圧検知部はこのように4個設けることに
限定されず、風圧検知部は2個以上設ければよい。すな
わち、風圧検知方向を増やしたい場合は、風圧検知部の
数を増やせばよく(例えば風圧検知部を8個にして前、
後、左、右の他、右前、右後、左前、左後の各方向に向
けて設置して、きめ細かく種々の方向からの風に対処で
きるようにする)、また、ある方向について不要ならば
風圧検知部の数を減らせばよい(前後方向からの風に対
処すればよい場合は、前後2カ所に設ければよい)。
【0020】また、風が発生して風圧が受風板14に加
わると、受風板14が付勢力に抗して風下方向に移動
し、風圧がさらに大きくなって受風板14が風下方向に
所定量またはそれ以上移動すると前記スイッチ16が受
風板14の変位を検知して動作する。
【0021】したがって、受風板14にかかる付勢力お
よび受風板14の受風面積の大きさを所定風圧が加わっ
たときに受風板14がスイッチ16を動作させるように
設定すれば、所定の風圧に対しての風圧の大小に応じた
接点信号を当該スイッチ16により得ることができる。
よって、受風板14とスイッチ16等という簡単かつ安
価に風圧検知部10を構成できる。
【0022】なお、本発明は上記の実施形態に限定され
ず、図2の二点鎖線で示す第2実施形態のように、建築
物12の屋根付近などの上部12aと共に該上部12a
よりも上方に延ばして建築物12に取り付けた2個の支
持部20(20R1、20L1)にそれぞれの風圧検知部
10(10F2、10B2、10L2、10R2)を取付
け、あるいは上部12aから延ばした4個の支持部20
(20F2、20B2、20L2、20R2)上端部にそれ
ぞれの風圧検知部10(10F3、10B3、10L3
10R3)を設けることができる。
【0023】この第2実施形態の構成によれば、建築物
12の側壁面部に風圧検知装置を設けにくい場合や、建
築物12上部12aあるいは上方に位置させたい場合に
簡便に対応できる。
【0024】また、図4に示す第3実施形態のように、
単体の支持台部22を前記建築物上部12aよりも上方
に延ばして建築物12に取り付け、その支持台部22上
端部22aにそれぞれの前・後・左・右面部にそれぞれ
の風圧検知部10(10F、10B、10L、10R)
を設けることもできる。この第3実施形態の構成によれ
ば、支持台部22に各風圧検知部10(10F、10
B、10L、10R)をセットした状態で建築物12に
取り付けることができるため、取り付け工程が簡単にな
り、かつ、そのセットした状態をユニット化することも
できるので、取り扱いが簡便にできる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したとおり、請求項1の発明に
よれば、それぞれの風圧検知部は、回転部を有する風見
鶏などを不要にするのて、単なるリード線により接続す
ることができ、ロータリー接点等の特殊な技術が不要に
なる。したがって、構造が簡単でコストが低く、しか
も、電気的接触部分がないため、故障が発生しにくくメ
ンテナンスが少なくなるので、メンテナンスコストが低
くなる。請求項2の発明によれば、受風板とスイッチ等
という簡単かつ安価に風圧検知部を構成できる。請求項
3の発明によれば、建築物の側面に風圧検知部を設ける
のが困難な場合に屋根の上方に風圧検知部を位置させる
ことができ、取り付けの自由度が高い。また、一か所の
支持台部周囲にまとめて複数の風圧検知部を設けること
ができ、設置が簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる風圧検知装置の平面
視説明図である。
【図2】第1実施形態および第2実施形態の風圧検知部
の取付け説明図である。
【図3】実施形態にかかる風圧検知部の詳細図であり、
(a)は側面図、(b)は平面図である。
【図4】第3実施形態の説明図である。
【図5】比較例の説明図である。
【符号の説明】
10(10F、10B、10L、10R) 風圧検知部 12 建築物 14 受風板 16 スイッチ 20 支持部 22 支持台部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方向からの風による風圧を検知する風
    圧検知部を2個以上、検知方向を平面視でそれぞれ異な
    る方向に固定して向けて構造物に設けたことを特徴とす
    る風圧検知装置。
  2. 【請求項2】 風圧検知部は、風上方向に付勢されると
    共に風下方向に移動可能な受風板と、該受風板が付勢力
    に抗して風力により風下方向に所定量以上移動したとき
    に該受風板の変位を検知して動作するスイッチとを有す
    ることを特徴とする請求項1に記載の風圧検知装置。
  3. 【請求項3】 構造物上部よりも上方に延ばした支持台
    部に風圧検知部を設けたことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の風圧検知装置。
JP10434297A 1997-04-22 1997-04-22 風圧検知装置 Pending JPH10300599A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10434297A JPH10300599A (ja) 1997-04-22 1997-04-22 風圧検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10434297A JPH10300599A (ja) 1997-04-22 1997-04-22 風圧検知装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10300599A true JPH10300599A (ja) 1998-11-13

Family

ID=14378248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10434297A Pending JPH10300599A (ja) 1997-04-22 1997-04-22 風圧検知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10300599A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100724752B1 (ko) 2005-11-09 2007-06-07 (주)대우건설 축소모형의 국부 풍압 측정구조 및 이를 이용한 구조물의국부 풍압 측정장치
US7998450B2 (en) 2008-03-28 2011-08-16 Hanwha Chemical Corporation Continuous methods and apparatus of functionalizing carbon nanotube
CN102778321A (zh) * 2011-04-13 2012-11-14 梁承德 双向风压检测设备

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100724752B1 (ko) 2005-11-09 2007-06-07 (주)대우건설 축소모형의 국부 풍압 측정구조 및 이를 이용한 구조물의국부 풍압 측정장치
US7998450B2 (en) 2008-03-28 2011-08-16 Hanwha Chemical Corporation Continuous methods and apparatus of functionalizing carbon nanotube
CN102778321A (zh) * 2011-04-13 2012-11-14 梁承德 双向风压检测设备

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7259647B2 (en) Method of using reed switch apparatus to control one or more devices
KR101952278B1 (ko) 리모트 터널 관리시스템
KR960001756A (ko) 개선된 검출 회로를 갖는 마이크로 메캐니컬 가속도계
CN108594863B (zh) 一种正负180°转台的限位结构及方法
JPH10300599A (ja) 風圧検知装置
US7987706B2 (en) Tire air-pressure sensor
US20040036598A1 (en) Security system and danger sensor for monitoring danger parameters
WO2021254212A1 (zh) 一种上壳体组件及其平衡车
KR20100074451A (ko) 통풍형 방음벽
GB2058460A (en) Vibration sensing device
KR102407969B1 (ko) 태양광 발전 시스템용 제어장치 및 이를 구비한 태양광 발전 시스템
CN215671711U (zh) 一种安全防夹机构及应用其的底梁平移门
JP3538732B2 (ja) リミットスイッチのアクチュエータ機構
WO2018070823A1 (ko) 창문 방범 센서 장치
CN215671976U (zh) 一种具有安全防夹机构的平移伸缩门
JPH10300598A (ja) 風圧検知装置
JP4439677B2 (ja) 空調用吹出装置
CN2859792Y (zh) 滚珠振动开关
CN219497144U (zh) 一种火灾探测器用报警装置
CN220933112U (zh) 一种局部放电信号采集装置
CN219870152U (zh) 一种门窗检测仪
JP2006337194A (ja) 加速度検出装置
JP4336843B2 (ja) 監視カメラ用傾斜検知ユニット
CN210031604U (zh) 闸机结构
JP3026542U (ja) 振動検出スイッチ