JPH10300064A - 燃焼器用消音装置 - Google Patents

燃焼器用消音装置

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JPH10300064A
JPH10300064A JP11742997A JP11742997A JPH10300064A JP H10300064 A JPH10300064 A JP H10300064A JP 11742997 A JP11742997 A JP 11742997A JP 11742997 A JP11742997 A JP 11742997A JP H10300064 A JPH10300064 A JP H10300064A
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淳 土井
Masaharu Saikai
正治 西海
Shigeo Nakatani
茂雄 中谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の排煙路に設けることができるととも
に、騒音低減効果が高い燃焼器用消音装置を提供するこ
とである。 【解決手段】 消音排気筒6は、内部に吸音材60が充
填されており、吸音材60を貫通して設けられ、上部の
排気口7と下部の排気集合部5に上下端が連通する排気
通路61が配設されており、該排気通路61と略平行に
延びる盲穴として形成された共鳴室9が吸音材60内に
形成されている。共鳴室9は、パンチングメタル11で
形成され、その下端に排気集合部5に連通する共鳴孔1
0が穿設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼器の燃焼音を
低減させる燃焼器用消音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、オイル燃焼器を用いた給湯器に
おいては、燃焼ガスが熱交換器を有する缶体で熱交換し
た後、排気集合部から煙道を経て排気口より排出される
ものであり、燃焼音が大きいという問題があった。そこ
で、燃焼音を低減させるための手段が提案されている。
例えば、排気集合部及び煙道の周壁に、グラスウールを
充填するものもあるが、グラスウール繊維が飛散して作
業環境に悪影響を与えるという問題があり、この問題を
解決するために、吸音プラスチックで形成した排気ガイ
ドを排気通路に設けるものが知られている。
【0003】また、実開平3−56030号公報に記載
されたものは、熱交換器を有する缶体の上部に下方燃料
噴射型オイル燃焼器が下向きに配置され、缶体の下部に
排気集合部が配置され、排気集合部の上部に缶体と並ん
で煙道が立設され、煙道の上端に排気口が立設されてい
る下方燃料噴射型オイル燃焼器を用いた逆燃式の給湯器
において、排気集合部内に共鳴空間を複数個形成して、
所定周波数域の燃焼音を共振させることにより、外部に
洩れる燃焼音を低減させるものである。さらに、実開平
7−32345号公報に記載されたものは、繊維状物か
ら成る環状吸音材を複数枚重ねて設け、その内孔に共振
筒を挿入してその外面を環状吸音材の内孔に接触させる
とともに、少なくとも1枚の環状吸音材の内孔の径を、
他のものよりも大きくして、該環状吸音材の内孔と共振
筒の外面との間に環状の空間を形成することにより、環
状吸音材の吸音作用に加え、共振筒の振動による共振作
用によって消音効果を得るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の燃焼器用消音装置においては、以下に述べるような
問題があった。吸音プラスチック等の吸音材を用いたも
のは、吸音効果が吸音材の材質、大きさによる消音効果
が定まるとともに、消音特性を向上させるには吸音材の
材質を改善し、サイズを大きくしなくてはならず、従来
の燃焼器の消音特性を向上させることが困難であるとい
う問題があった。また、吸音材を用いたものは、騒音の
高周波成分に対する吸音特性は優れているが、低周波成
分に対する吸音特性が劣るという問題があった。さら
に、共鳴室を設けたものは、吸音特性が優れている周波
数の帯域が狭いという問題があった。
【0005】本発明の目的は、従来の排煙路に設けるこ
とができるとともに、騒音低減効果が高い燃焼器用消音
装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の燃焼器用消音装置は、周壁に吸音材が配設さ
れ、吸音材を貫通する排気通路を有する消音排気筒にお
いて、排気通路に略平行に延びる共鳴室を吸音材の内部
に設け、該共鳴室の下端に排気通路に連通する共鳴孔を
設けたことにより、消音排気筒を従来の排気筒と同じ寸
法とすることができる。また、周波数の高い帯域で消音
効果の高い吸音材と、周波数の低い帯域で消音効果の高
い共鳴室とを設けたことにより、広い帯域での消音効果
を得ることができる。また、共鳴室の内壁を多孔板で形
成することにより、共鳴室内を吸音材で内張りしたもの
と同様の効果を有して吸音効率を高めることができる。
さらに、周壁に吸音材が配設され、吸音材を貫通する排
気通路を有する消音排気筒において、排気筒の外側に、
大きさの異なる複数の共鳴室を設け、各共鳴室が、それ
ぞれ排気通路に連通する共鳴孔を設けることにより、各
共鳴室が吸音効果を示す周波数帯域はそれぞれ異なり、
且つ狭いものであるが、複数の大きさが異なる共鳴室が
配設されていることにより、より広い周波数帯域での高
い吸音効果を得ることができる。また、各共鳴室に開口
する共鳴孔の大きさ、個数を変化させることでさらに広
い周波数帯域の吸音効果を得ることができる。さらに、
消音排気筒の外側に複数の共鳴室を設けることにより、
共鳴室の側の寸法のみが大きくなるが、それに直交する
方向には寸法が変わらないものであるから、従来構造の
排気筒の寸法を大きく変えることなく、共鳴効果を高め
ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図を参照して本発明の実施例を説
明する。図3において、本発明を適用する給湯器の一例
について説明する。燃焼ファン2を有する下方燃料噴射
型オイル燃焼器1が、缶体3の上端に下方に向けて配設
され、該缶体3には螺旋状の水管4が配設されている。
缶体3の下端には箱状の排気集合部5が連通して配設さ
れ、排気集合部5の上部に缶体3と並んで消音排気筒6
が立設され、消音排気筒6の上端に排気口7が開設され
ている。
【0008】図4に示すように、排気集合部5の周壁に
は消音断熱材51が配設され、排気集合部5の内部には
缶体3の燃焼ガス通路に対向して未燃焼オイルや水滴を
受ける受けパン8が設けられており、受けパン8の上部
に複数の孔が穿設された分流板80が配設され、受けパ
ン8の周壁には排気通孔81が穿設されている。この構
成により、燃焼ガス中の未燃焼オイルや水滴を除去して
排出することができる。
【0009】図1において、消音排気筒6は、内部に吸
音材60が充填されており、吸音材60を貫通して設け
られ、上部の排気口7と下部の排気集合部5に上下端が
連通する排気通路61が配設されており、該排気通路6
1と略平行に延びる盲穴として形成された共鳴室9が吸
音材60内に形成されている。共鳴室9は、パンチング
メタル11で形成され、その下端に排気集合部5に連通
する共鳴孔10が穿設されている。
【0010】この構成によると、共鳴室9は、周囲に吸
音材60が配置されるとともに、パンチングメタル11
で形成されているから、共鳴室9内を吸音材で内張りし
たものと同様の効果を有して吸音効率を高めることがで
きる。また、周波数の高い帯域で消音効果の高い吸音材
60と、周波数の低い帯域で消音効果の高い共鳴室9と
を設けたことにより、広い帯域での消音効果を得ること
ができる。また、共鳴室9は、排気通路61と略平行に
形成されるとともに、下端に排気集合部5に連通する共
鳴孔10が穿設されているから、消音排気筒6を従来の
排気筒と同じ寸法とすることができる。
【0011】図2を参照して異なる実施例について説明
する。消音排気筒6は、内部に吸音材60が充填されて
おり、吸音材60を貫通して設けられ、上部の排気口7
と下部の排気集合部5に上下端が連通する排気通路61
が配設されており、消音排気筒6の外側に、排気通路6
1と平行に複数の大きさが異なる共鳴室12A〜12E
が、消音排気筒6に沿って配設され、各共鳴室12A〜
12Eに排気通路61にそれぞれ連通する共鳴孔13A
〜13Eが開通される。
【0012】この構成によると、各共鳴室が吸音効果を
示す周波数帯域はそれぞれ異なり、且つ狭いものである
が、複数の大きさが異なる共鳴室12A〜12Eが配設
されていることにより、より広い周波数帯域での高い吸
音効果を得ることができる。また、各共鳴室に開口する
共鳴孔の大きさ、個数を変化させることでさらに広い周
波数帯域の吸音効果を得ることができる。さらに、消音
排気筒6の外側に複数の共鳴室を設けることにより、共
鳴室の側の寸法のみが大きくなるが、それに直交する方
向には寸法が変わらないものであるから、従来構造の排
気筒の寸法を大きく変えることなく、共鳴効果を高める
ことができる。
【0013】なお、上記実施例としては、逆燃式の給湯
器に適用したものについてのみ述べているが、燃焼器を
下方に配置したものであっても良く、また、ガス燃焼器
であっても良いものである。
【0014】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
から次に述べる効果を奏する。周壁に吸音材が配設さ
れ、吸音材を貫通する排気通路を有する消音排気筒にお
いて、排気通路に略平行に延びる共鳴室を吸音材の内部
に設け、該共鳴室の下端に排気通路に連通する共鳴孔を
設けたことにより、消音排気筒を従来の排気筒と同じ寸
法とすることができる。また、周波数の高い帯域で消音
効果の高い吸音材と、周波数の低い帯域で消音効果の高
い共鳴室とを設けたことにより、広い帯域での消音効果
を得ることができる。また、共鳴室の内壁を多孔板で形
成することにより、共鳴室内を吸音材で内張りしたもの
と同様の効果を有して吸音効率を高めることができる。
さらに、周壁に吸音材が配設され、吸音材を貫通する排
気通路を有する消音排気筒において、排気筒の外側に、
大きさの異なる複数の共鳴室を設け、各共鳴室が、それ
ぞれ排気通路に連通する共鳴孔を設けることにより、各
共鳴室が吸音効果を示す周波数帯域はそれぞれ異なり、
且つ狭いものであるが、複数の大きさが異なる共鳴室が
配設されていることにより、より広い周波数帯域での高
い吸音効果を得ることができる。また、各共鳴室に開口
する共鳴孔の大きさ、個数を変化させることでさらに広
い周波数帯域の吸音効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す図3のI−I線断面図
である。
【図2】 本発明の異なる実施例を示す断面図である。
【図3】 本発明を適用する給湯器の概略構成図であ
る。
【図4】 本発明を適用する給湯器の要部拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 下方燃料噴射型オイル燃焼器、2 燃焼ファン、3
缶体、4 水管 5 排気集合部、6 消音排気筒、7 排気口、8 吸
音材、9 共鳴室 10 共鳴孔、11 パンチングメタル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周壁に吸音材が配設され、吸音材を貫通
    する排気通路を有する消音排気筒において、排気通路に
    略平行に延びる共鳴室を吸音材の内部に設け、該共鳴室
    の下端に排気通路に連通する共鳴孔を設けたことを特徴
    とする燃焼器用消音装置。
  2. 【請求項2】 共鳴室の内壁を多孔板で形成することを
    特徴とする請求項1記載の燃焼器用消音装置。
  3. 【請求項3】 周壁に吸音材が配設され、吸音材を貫通
    する排気通路を有する消音排気筒において、排気筒の外
    側に、大きさの異なる複数の共鳴室を設け、各共鳴室
    が、それぞれ排気通路に連通する共鳴孔を設けることを
    特徴とする燃焼器用消音装置。
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