JPH10298115A - 炭化水素原料装入物からのエチレン製造法 - Google Patents

炭化水素原料装入物からのエチレン製造法

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JPH10298115A
JPH10298115A JP10106101A JP10610198A JPH10298115A JP H10298115 A JPH10298115 A JP H10298115A JP 10106101 A JP10106101 A JP 10106101A JP 10610198 A JP10610198 A JP 10610198A JP H10298115 A JPH10298115 A JP H10298115A
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separation
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ethylene
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JP10106101A
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Johann-Peter Wimmer
ペーター ヴィンマー ヨハン
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Linde GmbH
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    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G9/00Thermal non-catalytic cracking, in the absence of hydrogen, of hydrocarbon oils
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転開始の際に粗原料ガスの燃焼作業を伴う
ことなく短時間で使用に適合する製品流を生成可能な環
境にやさしいエチレン製造法を提供する。 【解決手段】 炭化水素原料装入物からエチレンを製造
する方法において、炭化水素原料装入物を燃焼分解にか
け、得られた粗原料ガスを水洗浄冷却、圧縮および乾燥
予備冷却を経て分離処理に付すことによりC2マイナス
流とC3プラス流に分離し、C2マイナス流はC2水素
化を経て導き、C3プラス流はC3/C4分離によりC
3流とC4プラス流に分離する。運転開始時には一時的
に系外エチレンおよび/または系外C3を粗原料ガス圧
縮器に導入し、別にC2水素化からの出口流とC3/C
4分離からのC3流を一緒にして再循環流として圧縮器
の入口側に還流する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は炭化水素原料装入物
からのエチレン製造法に関し、更に詳しくは、主要プロ
セス系内で炭化水素装入物を分解し、得られた粗原料ガ
スを水洗浄による冷却、圧縮、そして乾燥と冷却に付
し、その後これを分離工程に導き、この分離工程で予備
冷却された粗原料ガスを分離してC2マイナス流とC3
プラス流を生成せしめ、前記C2マイナス流はC2水素
化処理に付すと共に前記C3プラス流はC3/C4分離
工程でC3流およびC4プラス流に分離してC3製品流
を取り出す形式のエチレン製造法に関するものである。
【0002】尚、本明細書において、Cn(n=2,
3,4または5)は、n個の炭化水素原子を含む炭化水
素を表し、Cnマイナス或いはCnプラスは、n個以下
或いはn個以上の炭化水素原子を含む炭化水素を意味す
る。
【0003】
【従来の技術】従来より、エチレンプラントの運転開始
のために必要な最小量の粗原料ガスは炭化水素原料装入
物の分解によって得ていた。この最小量(プラント負荷
容量の約60%)に達するまでは、粗原料ガス、そして
その後は過剰となる粗原料ガス(粗原料ガス圧縮段の運
転開始後、プラントの分離工程の冷却段までの間は存在
する)も、その分解のための燃焼ガスとして使用できる
よりも少量のガス量になるまで燃やして処分していた。
今日まで運転コストを最小にするために、運転開始後、
仕様に適合する製品が製造開始されるまでの時間を短縮
する試みが種々なされてきたが、その殆どは上記の燃焼
作業のみを減らすものでしかなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の課題
は、粗原料ガスの燃焼を伴うことなく分離工程の早期稼
働を可能とする環境にやさしいエチレン製造法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この課題は、本発明によ
れば、請求項1の特徴を備えた方法、即ち、炭化水素原
料装入物からエチレンを製造する際に、一連のプロセス
系内で炭化水素原料装入物を分解処理し、得られた粗原
料ガスを水洗浄による冷却工程、圧縮工程、乾燥および
予備冷却工程を経て分離工程に導き、分離工程では予備
冷却された粗原料ガスのC2/C3分離を行ってC2マ
イナス流とC3プラス流に分離し、得られたC2マイナ
ス流はC2水素化工程を経てC3プラス流と共にC3/
C4分離によりC3流とC4プラス流とに分離するエチ
レン製造法において、運転開始に際し、プロセス系外か
ら系外エチレンおよび/または系外C3を前記圧縮工程
に導き、別にC2水素化工程からの出口流およびC3/
C4分離からのC3流を一緒にして第1の再循環流とし
て前記圧縮工程の入側に還流することを特徴とする方法
によって解決される。
【0006】請求項1に従属する各請求項の対象は、本
発明の好ましい実施態様に関するものである。即ち、本
発明の一つの実施態様によれば、系外C3は、プロパ
ン、プロピレンまたは両者の混合物を含んでいる。
【0007】本発明の別の一つの実施態様では、C4プ
ラス流をC4/C5分離工程に導いてC4製品流を得る
と共にC5プラス流を生成せしめ、このC5プラス流
を、前記圧縮工程で生じてベンジン安定化を経て導かれ
る粗ベンジンと共に、炭化水素原料装入物に混入する工
程を更に含んでいる。
【0008】本発明の更に別の実施態様では、運転開始
の最初の段階で、系外エチレンをガス状態で前記圧縮工
程に導き、その圧縮段の低圧側での冷却工程から、圧縮
段の高圧側における乾燥予備冷却工程、C2/C3分離
工程、C2水素化工程および深冷C1/C2分離工程に
至るまでの主要プロセス系が前記系外エチレンで満たさ
れたときに圧縮工程を作動開始し、そのときの圧縮圧は
20〜30バールの間に調節する。
【0009】本発明の更に別の実施態様では、運転開始
の第2段階で、前記冷却工程と前記深冷C1/C2分離
工程を主要プロセス系から分け、C2水素化工程からの
出口流れを第1再循環流として前記圧縮工程の入側に還
流し、系外C3をガス状態で前記圧縮工程に導き、系外
C3と一部のC2を凝縮して液状態でC2/C3分離工
程に導き、分離されたC2を含まないC3流れを液状態
でC3/C4分離工程に導いてC3製品流が生成するま
で気化し、このC3流を前記C2水素化工程からの出口
流れと共に第1の再循環流として前記圧縮工程の入側に
還流する。
【0010】本発明の更に別の実施態様では、運転開始
の第3段階で、炭化水素原料装入物を分解工程に装入
し、生成した粗原料ガスを主要プロセス系に導入するこ
とによって付加的なC2マイナス流をC2/C3分離工
程に導き、C3/C4分離工程から取り出される仕様に
適合しないC3製品流を中間貯蔵する一方で液状C4プ
ラス流をC4/C5分離に導き、C4/C5分離からC
4製品流と液状C5プラス製品流を取り出す一方で、前
記圧縮工程で生じて安定化処理工程を経て導かれるベン
ジンフラクションを前記液状C5プラス製品流の少なく
とも一部と一緒に第2再循環流として炭化水素原料装入
物に合流させて分解工程の入り側へ供給することにより
分解のための装入物を実質的に増加せしめ、以てC2水
素化工程の安定運転を開始させる。
【0011】本発明の更に別の実施態様では、運転開始
の第4段階で、C2水素化工程からの出口流れが仕様に
適合した直後にC2マイナス流をエチレン冷媒による深
冷工程に付し、この深冷による凝縮物をC1/C2分離
に導き、この分離によるガス状製品流を前記分解処理に
おける燃焼ガスとして利用する一方、前記分離による液
状製品流をそれが無メタン状態になるやいなやその間に
冷却されたC2分離工程に導入し、C2分離工程から仕
様に適合したエチレン製品流を取り出す。
【0012】本発明の更に別の実施態様では、運転開始
の最終段階で、深冷C1/C2分離工程における温度低
下により深冷C1/C2分離工程からの水素流が予め定
められた純度になったときに、メタン生成工程、C3水
素化工程、C3ストリッピング工程、およびC3分離工
程の運転を開始してプロピレン製品流を生成し、またベ
ンジン水素化処理工程および分画化工程を始動させて仕
様に適合するベンジン製品流を得ると共に、その間には
第2の再循環流として炭化水素原料装入物へ環流される
ベンジンの流量を低下させ、最終的にベンジン環流を停
止させる。
【0013】本発明の主な特徴は、プロセスの運転開始
に際して、一時的に系外のエチレンおよび/または系外
のC3を圧縮工程に導入し、別にC2水素化工程からの
出口流れおよびC3/C4分離からのC3流を一緒にし
て第1の再循環流として圧縮工程の入側に還流する点に
ある。
【0014】このような系外からのガス、場合によって
はより高次の炭化水素の供給は、第1の再循環流と共
に、分離工程の早期稼働を可能にし、それに続いて燃焼
作業なしに粗原料ガスを漸次混合することを可能にす
る。
【0015】炭化水素原料装入物としては、ナフサ、改
質石油、石油成分、または石油成分の任意の混合物など
を使用可能である。
【0016】運転開始時に供給される系外C3として
は、プロパン、プロピレンまたは両者の混合物などを使
用可能である。
【0017】好適にはC4プラス流をC4/C5分離工
程に送ることができ、これによってC4製品流を得ると
共に、分離されたC5プラス流を、粗原料ガス圧縮時に
生成してベンジン安定化工程を経て導かれる粗ベンジン
と共に、運転開始時に炭化水素原料装入物に混入するこ
とができる。
【0018】更に好適には、プロセスの運転開始の第1
段階で系外エチレンをガス状態で圧縮工程に導くことに
より、その圧縮段の低圧側での冷却から、圧縮工程の下
流側(高圧側)における乾燥予備冷却工程、C2/C3
分離工程、C2水素化工程および深冷C1/C2分離工
程に至るまでの主要プロセス系を系外エチレンで満た
し、しかる後、圧縮を開始する。この場合、最終圧縮圧
は20〜30バールの間に調節する。
【0019】運転開始の第2段階では、好ましくは冷却
工程および深冷C1/C2分離工程を主要プロセス系か
ら分離しておき、C2水素化工程からの出口流を第1再
循環流として圧縮工程の入側に還流し、系外C3をガス
状態で圧縮工程に導くことにより、この冷媒で乾燥予備
冷却工程を運転する。冷却された系外C3およびC2の
一部は凝縮するので、これを液状態でC2/C3分離工
程に導く。そこで生じるC2を含まないC3は液状態で
C3/C4分離工程に導き、そこでC3製品流が得られ
るまで気化して、その一部は、前記のC2水素化工程か
らの出口流と共に第1の再循環流として圧縮工程の入側
に還流する。
【0020】運転開始の第3段階では、好ましくは分解
処理用の第1分離炉(燃焼室)に炭化水素原料装入物を
導入し、分解によって発生する粗原料ガスを主要プロセ
ス系に送る。それによってC2/C3分離工程から生じ
る付加的なC2マイナス流がC2水素化工程を経て流
れ、その水素化された非凝縮ガスの一部は燃料ガスとし
て付帯システムへ分岐し、また別にC3/C4分離工程
から仕様に完全には適合しないC3製品流が生じるの
で、これは中間的に貯蔵する。C3/C4分離工程から
生じる液状C4プラス流はC4/C5分離工程に導き、
そこで生じるC4製品流は外部へ取り出し、液状C5プ
ラス製品流はは、圧縮の際に生じて安定化処理工程を経
て導かれるベンジンフラクションと共に、第2の再循環
流として、分解炉へ送り込まれる炭化水素原料装入物に
合流させる。このようにして分解すべき装入物を実質的
に増加することができ、C2水素化工程の安定運転が確
実になる。
【0021】運転開始の第4段階では、C2水素化工程
から流出する出口流れが仕様に適合した直後にC2マイ
ナス流をエチレン冷媒による深冷工程に送り込む。この
深冷による凝縮物はC1/C2分離工程に導き、分離で
得られるガス状製品流は分解処理の燃焼ガスとして用
い、また液状製品流は、それがメタンを含まなくなった
ら直ちに、その間に冷却されているC2分離工程に導入
する。これによりC2分離工程から仕様に適合したエチ
レン製品流が得られる。
【0022】運転開始の最終段階では、深冷C1/C2
分離工程における温度低下に伴って深冷C1/C2分離
工程からの水素流の純度が高くなり、これが予め定めら
れた純度に達したときに、メタン生成工程、C3水素化
工程、C3ストリッピング工程、およびC3分離工程を
始動させてプロピレン製品流を生成させると共に、ベン
ジン水素化工程およびベンジン分画化工程を始動させて
仕様に適合するベンジン製品流を生成させる。この間に
第2の再循環流として炭化水素原料装入物の流れに合流
させるベンジン還流の流量を減少させ、最終的には環流
を停止させても良い。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の好適な実施形態を図面を
参照して詳細に説明すると、図1は、本発明によるエチ
レン製造法の簡単なブロック図、図2は、運転開始に際
しての各段階における各工程の運転状況を示す要部のブ
ロック図であり、図1及び2で同一符号は同一又は相当
部分を示す。
【0024】図1において、炭化水素原料装入物として
のナフサ装入物(1)は、分解工程(2)に導入されて
燃焼分解される。こうして得られた粗原料ガス(3)
は、水洗浄冷却工程(4)、圧縮工程(5)及び乾燥・
予備冷却工程(6)を経てC2/C3分離工程(7)に
おいてC2マイナス流(8)とC3プラス流(9)に分
離され、C3プラス流(9)はC3/C4分離工程(1
0)でC3流(11)とC4プラス流(12)とに、そ
してC4プラス流はC4/C5分離工程(13)でC4
製品(14)とC5プラス流(15)とに分離される。
【0025】C5プラス流(15)は第1のベンジン流
であり、これは、圧縮工程(5)における圧縮時に生じ
てベンジン安定化処理工程(17)を経て導かれる第2
のベンジン流(16)と一緒に、ベンジン流(18)と
して先ずベンジン水素化工程(19)、次いでベンジン
分画化工程(20)に導かれ、それによりベンジン製品
流(21)となって外部に導出される。
【0026】一方、C3/C4分離工程(10)からの
C3流(11)は、C3水素化工程(22)、C3スト
リッピング工程(23)およびC3分離工程(24)を
順に経て処理され、それによってプロピレン製品流(2
5)となって外部へ導出される。
【0027】エチレンの製造のために、前記C2/C3
分離工程(7)からのC2マイナス流(8)は、C2水
素化工程(26)、深冷C1/C2分離工程(27)、
C2分離工程(28)およびエチレン循環工程(29)
を順に経て処理され、それによりエチレン製品(30)
となって外部へ導出される。
【0028】尚、図示の例においては、製品流として明
記されていない他のプロセス流、例えばC2分離工程
(28)、C3分離工程(24)及びベンジン分画化工
程(20)において純粋製品の製造時に副生されるよう
なプロセス流(破線で示す)は一つの流れ(31)にま
とめられて分解工程(2)における分解炉の加熱に利用
される。
【0029】C1/C2分離工程(27)の深冷却で生
じる水素流(32)はメタン生成工程(33)を介して
C3水素化工程(22)およびベンジン水素化工程(1
9)のために用いられ、深冷却で凝縮しないその他のガ
ス(34)は付帯燃焼ガスシステム(35)に導かれ
る。
【0030】本発明による方法に従ってプラントの運転
を開始する際には、本プロセス系の外部から供給される
系外のエチレン(36)と系外のプロピレン(37)、
並びにC3/C4分離工程(10)からの流れ(39)
と共に圧縮工程(5)の入側に入る第1の再循環流(4
0)を形成するC2水素化工程(26)からの出口流
(38)が重要であり、その他にC4/C5分離工程
(13)からの第1ベンジン流(42)およびベンジン
安定化処理工程(17)からの第2ベンジン流(43)
を一緒にした第2の再循環流(41)も重要である。
【0031】尚、図示の方法は、補助装置として蒸気シ
ステム(44)およびプロセス蒸気システム(45)を
含み、また冷気発生のためのプロピレン循環系(46)
も含んでいる。
【0032】図1で説明した本発明の実施形態に基づ
き、さらに略図化された図2を参照して、燃焼作業を不
要とする段階的な運転開始時の操作を以下に詳細に説明
する。尚、図2において平行線が引かれたブロックは運
転圧がかかっており、格子線が引かれたブロックは運転
中であることを示している。
【0033】運転開始のための前提は、必要とされる高
圧蒸気(例えば工場網からの)、即ち、分解の廃熱では
まかなえない、または未だまかなえない分だけ供給する
ことである。従来の技術的状況下にある方法におけるよ
うに、 冷媒循環(プロピレン循環(46)、C2分離
(28)を含むエチレン循環)、冷却のための冷却油/
冷却水循環、 および水洗浄冷却(4)並びにプロセス蒸
気システム(45)が先に運転を開始する。図2の幾つ
かの操作段階で分解炉はプロセス蒸気で待機温度にまで
加熱される。その後に運転開始の個々の操作段階が続
く。
【0034】1.運転開始第1段階(図2a) プロセス系外部から系外エチレンガス(36)を圧縮工
程(5)へ供給し、それより前段側の水洗浄(4)によ
る冷却から後段側の予備冷却(6)の入口までを含む粗
原料ガス経路(4、5)をゲージ圧力約1.5バールま
で加圧する。
【0035】次いで、系外エチレン(36)を定常的に
追加供給し、圧縮圧が約26バールに調節された条件下
で圧縮工程(5)を始動する。
【0036】その後、粗原料ガス経路(6、7、26、
27)の加圧側をC1/C2分離工程(27)の深冷却
も含めて系外エチレンで26バールまで加圧する。
【0037】プロセス系外部から系外エチレン(36)
に相応の圧力が加えられている場合は、粗原料ガス経路
の加圧段階は圧縮器の運転開始前に行うこともできる。
【0038】2.運転開始第2段階(図2b) C1/C2分離工程(27)の深冷却を補充し、またC
2水素化工程(26)の出口からの第1の再循環流(4
0)に合流して圧縮工程(5)の低圧部に戻る流れ(3
8)を調節する。再循環量は、C2水素化工程(26)
の必要最小量に従う。
【0039】次の段階は、再循環流(40)によって圧
縮工程(5)の吸込み側に行く流れ(39)の調節およ
び予備冷却工程(6)の冷却処理である。そのために、
圧縮工程(5)に系外からガス状のプロピレン(37)
を供給する。それに続いて予備冷却工程(6)の個々の
凝縮器に次々に冷媒を導入する。プロピレンおよびエチ
レンの一部は凝縮し、C2/C3分離工程(7)へ流入
する。
【0040】C2/C3分離工程(7)の運転を開始
し、その分離塔の頭頂部にはC3がなく(即ち殆どがC
2)、底部の溜り部にはC2がない(即ち殆どがC3)
状態となるように調節する。
【0041】分離されたC3は液状でC3/C4分離
(10)に行き、そこで気化し、ガス状で再循環流(4
0)に合流して圧縮工程(5)の吸込み側に還流する。
【0042】したがって、再循環運転においては深冷C
1/C2分離工程(27)の前までに実質的な分離処理
(6、7、10)があり、分解工程(2)の炉から出る
粗原料ガス(3)を受け取る準備ができている。
【0043】3.運転開始第3段階(図2c) 先ず分解工程(2)に炭化水素原料装入物、ここではナ
フサ装入物(1)を導入する。
【0044】分解ガス(図1の分解工程(2)からの粗
原料ガスに相当する)は水洗浄工程(4)による冷却お
よび圧縮工程(5)による圧縮を受け、予備冷却工程
(6)においてそれぞれのフラクションに分離される。
C2/C3分離工程(7)の分離塔頭頂部ガスはC3を
実質的に含んでおらず、従ってこのC2ガスはC2水素
化工程(26)に送る。
【0045】C2マイナス製品流の一部はC2水素化工
程(26)の後、流れ(34)として付帯の燃焼ガスシ
ステム(図1の35)に送る。
【0046】C2/C3分離工程(7)の分離塔底部に
集められたC3プラス流(9)はC3/C4分離工程
(10)で分離し、そこで生じるC3の一部は流れ(3
9)により再循環流(40)に合流して圧縮工程(5)
に還流し、前記C3の製品流部分(11)は仕様に適合
しないプロピレン製品(25)として図示しないタンク
に中間貯蔵する。一方、この分離工程で生じるC4プラ
ス(12)はC4/C5分離工程(13)に送る。
【0047】C4/C5分離工程(13)の分離塔底部
に溜る製品流(C5)の一部とベンジン安定化工程(1
7)からのベンジンフラクションの一部は、流れ(4
2)および(43)として分解工程(2)の分解炉へ導
入されるナフサ装入物(1)に合流させる。またC4流
は製品流(14)として外部に導出する。
【0048】このようにして、分解工程(2)の分解炉
への装入物は今や非常に増加し、C2水素化工程(2
6)の安定運転が保証されるまでになる。
【0049】4.運転開始第4段階(図2d) C2水素化工程(26)から出る流れは、それが仕様に
適合するようになるや直ちにC2マイナス流として深冷
C1/C2分離工程(27)に導入し、この切換によっ
て深冷却用凝縮器にエチレン冷媒が導入される。
【0050】深冷却で生じる凝縮物はC1/C2分離工
程(27)で分離し、一方、凝縮されなかったガスは流
れ(34)として付帯の燃焼ガスシステム(35)に送
り、インポート燃焼ガスの代わりとして利用する。C1
/C2分離工程(27)の分離塔底部に溜る製品流は、
それが仕様に適合する純度になったら直ちにC2分離工
程(28)に送る。この切換時にはC2分離工程(2
8)およびエチレン循環系(図1の29)は既に運転状
態にあるから、切換と同時に仕様に適合するエチレン製
品流(30)が生成され、外部へ導出される。
【0051】5.運転開始の最終段階(図2e) 深冷C1/C2分離工程(27)における温度の低下に
伴って、メタンおよび水素の製品純度が改善される。
【0052】仕様に適合する水素が得られるようになる
と直ちにメタン生成工程(33)からの流れの水素化処
理(22および19)を伴った運転モードでC3流系統
(22,23,24)およびベンジン系統(19,2
0)が稼働する。
【0053】分解工程(2)へ環流されるベンジンフラ
クション流れ(42)および(43)の流量を調節し、
これによって仕様に適合したC3プラス製品流(C4製
品流14、ベンジン製品流21、プロピレン製品流2
5)が導出されるようになるとプラントの負荷容量が上
昇し、効率が向上する。
【0054】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明によるエチ
レン製造法では、運転開始に際してプロセス系外から導
入した系外エチレンおよび系外C3ガスを圧縮し、系内
で生じるC2およびC3流を圧縮の入側に環流して始動
させるので、運転開始の個々の段階を全て制御された状
態で推移させることにより全ての運転開始操作は粗原料
ガスの燃焼作業なしに行うことができ、運転開始から使
用に適合した製品流が製造されるようになるまでの時間
も従来法に劣らず短縮できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるエチレン製造法の簡単なブロック
図である。
【図2】運転開始に際しての各段階における各工程の運
転状況を示す要部のブロック図である。
【符号の説明】
1:ナフサ装入物(炭化水素原料装入物) 2:分解工程 3:粗原料ガス 4:水洗浄冷却工程 5:圧縮行程 6:乾燥・予備冷却工程 7:C2/C3分離工程 8:C2マイナス流 9:C3プラス流 10:C3/C4分離工程 11:C3流 12:C4プラス流 13:C4/C5分離工程 14:C4製品流 15:C5プラス流(第1ベンジン流れ) 16:第2ベンジン流 17:ベンジン安定化処理工程 18:ベンジン流れ 19:ベンジン水素化工程 20:ベンジン分画化工程 21:ベンジン製品流 22:C3水素化工程 23:C3ストリッピング工程 24:C3分離工程 25:プロピレン製品流 26:C2水素化工程 27:深冷C1/C2分離工程 28:C2分離工程 29:エチレン循環系 30:エチレン製品流 31:その他のプロセス流(副生流) 32:水素流 33:メタン生成工程 34:非凝縮ガス流 35:付帯燃焼ガスシステム 36:系外エチレン 37:系外C3 38:水素化工程出口流 39:C3流 40:第1再循環流 41:第2再循環流 42:ベンジン流 43:ベンジン流 44:蒸気システム 45:プロセス蒸気システム 46:プロピレン循環系

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一連のプロセス系内で炭化水素原料装入
    物を分解処理し、得られた粗原料ガスを水洗浄による冷
    却工程、圧縮工程、乾燥および予備冷却工程を経て分離
    工程に導き、分離工程では予備冷却された粗原料ガスの
    C2/C3分離を行ってC2マイナス流とC3プラス流
    に分離し、得られたC2マイナス流はC2水素化工程を
    経てC3プラス流と共にC3/C4分離によりC3流と
    C4プラス流とに分離するエチレン製造法において、 運転開始に際し、プロセス系外から系外エチレンおよび
    /または系外C3を前記圧縮工程に導き、別にC2水素
    化工程からの出口流およびC3/C4分離からのC3流
    を一緒にして第1の再循環流として前記圧縮工程の入側
    に還流することを特徴とする炭化水素原料装入物からの
    エチレン製造法。
  2. 【請求項2】 系外C3が、プロパン、プロピレンまた
    は両者の混合物を含むことを特徴とする請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】 C4プラス流をC4/C5分離工程に導
    いてC4製品流を得ると共にC5プラス流を生成せし
    め、このC5プラス流を、前記圧縮工程で生じてベンジ
    ン安定化を経て導かれる粗ベンジンと共に、炭化水素原
    料装入物に混入する工程を更に含むことを特徴とする請
    求項1または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 運転開始の最初の段階で、系外エチレン
    をガス状態で前記圧縮工程に導き、その圧縮段の低圧側
    での冷却工程から、圧縮段の高圧側における乾燥予備冷
    却工程、C2/C3分離工程、C2水素化工程および深
    冷C1/C2分離工程に至るまでの主要プロセス系が前
    記系外エチレンで満たされたときに圧縮工程を作動開始
    し、そのときの圧縮圧を20〜30バールの間に調節す
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載
    の方法。
  5. 【請求項5】 運転開始の第2段階で、前記冷却工程と
    前記深冷C1/C2分離工程を主要プロセス系から分
    け、C2水素化工程からの出口流れを第1再循環流とし
    て前記圧縮工程の入側に還流し、系外C3をガス状態で
    前記圧縮工程に導き、系外C3と一部のC2を凝縮して
    液状態でC2/C3分離工程に導き、分離されたC2を
    含まないC3流れを液状態でC3/C4分離工程に導い
    てC3製品流が生成するまで気化し、このC3流を前記
    C2水素化工程からの出口流れと共に第1の再循環流と
    して前記圧縮工程の入側に還流することを特徴とする請
    求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 【請求項6】 運転開始の第3段階で、炭化水素原料装
    入物を分解工程に装入し、生成した粗原料ガスを主要プ
    ロセス系に導入することによって付加的なC2マイナス
    流をC2/C3分離工程に導き、C3/C4分離工程か
    ら取り出される仕様に適合しないC3製品流を中間貯蔵
    する一方で液状C4プラス流をC4/C5分離に導き、
    C4/C5分離からC4製品流と液状C5プラス製品流
    を取り出す一方で、前記圧縮工程で生じて安定化処理工
    程を経て導かれるベンジンフラクションを前記液状C5
    プラス製品流の少なくとも一部と一緒に第2再循環流と
    して炭化水素原料装入物に合流させて分解工程の入り側
    へ供給することにより分解のための装入物を実質的に増
    加せしめ、以てC2水素化工程の安定運転を開始させる
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の
    方法。
  7. 【請求項7】 運転開始の第4段階で、C2水素化工程
    からの出口流れが仕様に適合した直後にC2マイナス流
    をエチレン冷媒による深冷工程に付し、この深冷による
    凝縮物をC1/C2分離に導き、この分離によるガス状
    製品流を前記分解処理における燃焼ガスとして利用する
    一方、前記分離による液状製品流をそれが無メタン状態
    になるやいなやその間に冷却されたC2分離工程に導入
    し、C2分離工程から仕様に適合したエチレン製品流を
    取り出すことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項
    に記載の方法。
  8. 【請求項8】 運転開始の最終段階で、深冷C1/C2
    分離工程における温度低下により深冷C1/C2分離工
    程からの水素流が予め定められた純度になったときに、
    メタン生成工程、C3水素化工程、C3ストリッピング
    工程、およびC3分離工程の運転を開始してプロピレン
    製品流を生成し、またベンジン水素化処理工程および分
    画化工程を始動させて仕様に適合するベンジン製品流を
    得ると共に、その間には第2の再循環流として炭化水素
    原料装入物へ環流されるベンジンの流量を低下させ、最
    終的にベンジン環流を停止させることを特徴とする請求
    項1〜7のいずれか1項に記載の方法。
JP10106101A 1997-04-17 1998-04-16 炭化水素原料装入物からのエチレン製造法 Pending JPH10298115A (ja)

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