JPH10296797A - ディスク成形体、ディスク成形体成形装置、ディスク成形体製造方法、光ディスク、及び光ディスク製造方法 - Google Patents

ディスク成形体、ディスク成形体成形装置、ディスク成形体製造方法、光ディスク、及び光ディスク製造方法

Info

Publication number
JPH10296797A
JPH10296797A JP9112399A JP11239997A JPH10296797A JP H10296797 A JPH10296797 A JP H10296797A JP 9112399 A JP9112399 A JP 9112399A JP 11239997 A JP11239997 A JP 11239997A JP H10296797 A JPH10296797 A JP H10296797A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
disk
molded body
adhesive
optical
optical disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9112399A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3963522B2 (ja
Inventor
Yuichi Nakajima
雄一 中嶋
Yoshio Maruyama
義雄 丸山
Takaaki Higashida
隆亮 東田
Shinji Kadoriku
晋二 角陸
Hiroshi Yuya
博 油谷
Yoshihiko Misawa
義彦 三沢
Norihide Higaki
典秀 檜垣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11239997A priority Critical patent/JP3963522B2/ja
Publication of JPH10296797A publication Critical patent/JPH10296797A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3963522B2 publication Critical patent/JP3963522B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/263Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/263Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
    • B29C2045/2659Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs for making substrates for laminated disks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/263Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
    • B29C2045/2667Particular inner or outer peripheral portions of the substrate

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスクの品質の向上、歩留りの向上、製
造コストの低減を達成する、ディスク成形体、ディスク
成形体の成形装置、ディスク成形体の製造方法、光ディ
スク、及び光ディスク製造方法を提供する。 【解決手段】 ディスク成形体の成形装置の金型に、該
金型の空隙部5を流れる樹脂材の流動幅を広げて流速を
下げる凹部252,253を設けることで、成形体にお
ける複屈折特性を向上させ、光ディスクの品質の向上、
歩留りの向上、製造コストの低減を図る。上記成形装置
にて成形される成形体101には上記凹部に対応して突
出部104,105が形成される。上記突出部を有する
成形体を接着剤にて貼り合わせて光ディスクを製造する
とき、上記突出部は当該光ディスクからの接着剤のはみ
出しを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク用のデ
ィスク成形体、該ディスク成形体の成形装置、上記ディ
スク成形体の製造方法、上記ディスク成形体を貼り合わ
せてなる光ディスク、該光ディスクの製造方法に関す
る。上記成形される光ディスクとしては、特に、DVD
(Digital Versatile Disc)のように、2枚の成形体を
貼り合せて製造されるタイプに関し、上記光ディスク製
造方法は、このような貼り合せタイプの光ディスクの製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスクは各業界から非常に注
目されている。中でも、記憶容量の飛躍的な増大、及び
記憶する情報のデジタル化が要求される昨今、この大容
量化及びデジタル化に対応するために上記DVD等が市
場に登場しつつある。上記DVDとして製造される光デ
ィスクは、成形した2枚の成形体を貼り合せることによ
り製造されている。このような貼り合せタイプの光ディ
スクにおいて、従来の上記成形体とその成形方法、及び
成形体の貼り合せ方法の一例について、以下に図を参照
しながら説明する。
【0003】従来より、ディスク成形体は図16に示す
ような成形装置1にて成形される。尚、当該成形装置1
は、中心軸4を中心に同心円状の構造を有する。上記成
形装置1は、型開き可能であり型閉めしたときにディス
ク成形体を成形するための空隙部5を形成する2つの金
型2及び金型10を備え、金型2には成形されるディス
ク成形体へ情報を刻むためのスタンパ3が固定され、金
型10にはディスク成形体を成形するための樹脂材を注
入するためのスプル6が形成されている。又、金型2側
には、成形されるディスク成形体の中央部分にゲートカ
ッター11が中心軸4に沿って移動可能に取り付けら
れ、さらに上記ディスク成形体の中心部分には、中心軸
4に沿ってゲートカッター11に対して摺動可能なエジ
ェクトロッド7が設けられている。尚、ディスク成形体
の成形時においては、エジェクトロッド7は、図示する
ように、ゲートカッター11内に引き込まれており、そ
れによりゲートカッター11との間にてスラグウエル1
3と呼ばれる凹部を形成している。
【0004】このような成形装置1を使用したディスク
成形体の成形は以下のように行われる。金型2にスタン
パ3を取り付けた後、金型2と金型10とを閉じたとき
に両者の間に形成された、ディスク成形体を形成する部
分である空隙部5へスプル6を介して樹脂材が充填さ
れ、スタンパ3に刻まれた凹凸8が上記樹脂材に転写さ
れる。上記凹凸8の転写後、充填した樹脂材の冷却が行
われ、冷却後、金型2,10の型開きが行われる。そし
て上記型開き完了後、エジェクトロッド7によりスプル
6に存在する樹脂材と空隙部5によって成形されディス
ク成形体となる成形体との突き上げを行い、金型2から
上記成形体を剥離させる。エジェクト動作終了後、取り
出し機により上記成形体を成形装置1の外部に移送す
る。
【0005】このようにして成形された上記成形体は、
図17に示すような断面形状にてなり、このような2枚
の成形体20,20が以下に説明する貼り合せ方法によ
り、接着剤を用いて貼り合される。この貼り合せの際、
はみでた上記接着剤を溜める為に、上記成形体20に
は、上記スタンパ3の凹凸8が転写された、上記成形体
20における記録部21よりも内周側にて、記録面22
には凹部23が環状に形成されるとともに、上記成形体
20の外周側端部には傾斜部24を設けてある。図17
に示すような成形体20における従来の貼り合せ方法を
説明する。図18に示すように、2枚の上記成形体2
0,20について、互いの記録面22,22を対向さ
せ、かつ位置決めピン31にて同心軸上に配置して、そ
の隙間にディスペンサー32のノズル先端33を持って
いく。そして各成形体20,20を軸回りに同方向に回
転させて、上記ノズル先端23から成形体20,20の
上記記録部21よりも内周側に接着剤を注入した後、デ
ィスペンサー32を取り除く。そして、各成形体20,
20をその厚み方向に押圧するとともに、上記位置決め
ピン31の内部に形成された吸引パイプ34を介して吸
引装置35にて成形体20,20の中央部から上記接着
剤を吸引し、成形体20,20の内周部に均一に上記接
着剤を拡散させる。このとき、余分な接着剤は上記凹部
23に捕獲される。次に成形体20,20を上記軸回り
に同方向に高速回転させ、上記内周部に拡散させた上記
接着剤を成形体20,20の外周側へ拡散させる。その
後、成形体20,20の記録面22,22に広がった上
記接着剤を紫外線照射により硬化させて2枚の成形体2
0,20の貼り合せを完了する。尚、図18では、各成
形体20,20の記録部21の図示を省略している。
又、上記説明では、貼り合される2枚のそれぞれの成形
体20,20に記録部21が形成される場合を例に採っ
たが、2枚の内のいずれか一方の成形体のみに記録部2
1が形成されている場合もある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の構成では以下の問題点が生じる。即ち、成
形体20に凹部23を形成するため、成形装置1には、
図16に示すように、スタンパ3の凹凸8よりも内周側
に突起9が設けられている。上述のようにスプル6から
空隙部5に射出された上記樹脂材は、成形される成形体
20の内周側から外周側に向けて流れるが、上記突起9
が設けられていることで、該突起9の配置位置12では
樹脂材の流路が狭められ、上記樹脂材の流速が上がる。
これにより複屈折特性が悪化し、光ディスクの品質が低
下することから、品質面から成形体20の凹部23は、
形成しない、若しくは可能な限り浅い方が望ましい。
又、成形体20,20の貼り合せ行程では、上述のよう
に成形体20,20を高速回転させてスピンコートによ
り接着剤を塗布する際、成形体20の外周部から上記接
着剤が飛び散り、飛び散った接着剤がディスク成形体の
表面に付着する為にクリーン度が悪化し、光ディスクの
歩留りが低下したり、接着材層の厚みがばらつく為に光
ディスクの品質が低下するという問題がある。又、貼り
合わせる成形体20,20における回転中心軸がずれる
という問題もあった。このように従来の成形装置、ディ
スク成形体の製造方法においては、ディスク成形体の歩
留り、品質が低下する等の重大な問題点を有していた。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたも
ので、光ディスクの品質の向上、歩留りの向上、及び製
造コストの低減を達成する、ディスク成形体、ディスク
成形体の成形装置、ディスク成形体の製造方法、光ディ
スク、及び光ディスク製造方法を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1態様のディ
スク成形体は、金型内の空隙部に樹脂材を射出すること
で円板状に成形されて該円板表面に情報記録部が形成さ
れる光ディスク用のディスク成形体であって、上記情報
記録部よりも内周側及び外周側の少なくとも一方には、
上記空隙部への樹脂材射出のときに上記空隙部内を流れ
る樹脂材の流動幅を広げ上記樹脂材の流速を下げること
で光ディスクにおける複屈折特性を向上させるために上
記金型に設けた凹部にて成形され、上記円板表面より当
該ディスク成形体の厚み方向に突出する突出部を備えた
ことを特徴とする。
【0008】本発明の第2態様のディスク成形体の製造
方法は、金型内の空隙部に樹脂材を射出することで円板
状に成形されて該円板表面に情報記録部が形成される光
ディスク用のディスク成形体の製造方法であって、上記
空隙部への樹脂材射出のときに、上記情報記録部よりも
内周側及び外周側の少なくとも一方において、上記空隙
部内を流れる樹脂材の流動幅を広げて上記樹脂材の流速
を下げた後、再び上記流動幅を元に戻して上記流速を上
げて、成形されるディスク成形体における複屈折特性を
向上させることを特徴とする。
【0009】本発明の第3態様の光ディスクは、円板状
に成形された2枚のディスク成形体についてそれぞれの
円板表面を対向させ、かつ各ディスク成形体の各回転中
心軸を一致させた状態にて接着剤で上記2枚のディスク
成形体を接着して形成される光ディスクであって、上記
2枚のディスク成形体の少なくとも1枚において、上記
円板表面に形成された情報記録部よりも内周側及び外周
側の少なくとも一方には、上記円板表面より当該ディス
ク成形体の厚み方向に突出して、上記接着の際に上記接
着剤が光ディスクの内周面及び外周面の少なくとも一方
からはみ出すのを防止する突出部を備えたことを特徴と
する。
【0010】本発明の第4態様のディスク成形体の成形
装置は、上記第1態様のディスク成形体及び上記第3態
様の光ディスクを構成するディスク成形体を成形するた
めの金型を備えたことを特徴とする。
【0011】本発明の第5態様の光ディスク製造方法
は、円板状に成形された2枚のディスク成形体について
それぞれの円板表面を対向させ、かつ各ディスク成形体
の各回転中心軸を一致させた状態にて接着剤で上記2枚
のディスク成形体を接着して光ディスクを製造する光デ
ィスクの製造方法であって、上記2枚のディスク成形体
の間に上記接着剤を注入した後、当該接着剤の注入箇所
よりも当該光ディスクの内周側へ上記接着剤を拡散する
とき、及び上記注入箇所よりも当該光ディスクの外周側
へ上記接着剤を拡散するときの少なくとも一工程におい
て、上記2枚のディスク成形体の少なくとも1枚におけ
る情報記録部よりも内周側及び外周側の少なくとも一方
に形成された、上記円板表面より当該ディスク成形体の
厚み方向に突出した突出部にて、上記接着剤の拡散工程
に対応して上記接着剤が当該光ディスクの内周面及び外
周面の少なくとも一方からはみ出すのを防止して、上記
2枚のディスク成形体の接着を行うことを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態である、ディ
スク成形体、該ディスク成形体を2枚貼り合わせてなる
光ディスク、上記ディスク成形体の成形装置、上記ディ
スク成形体の製造方法、上記光ディスクの製造方法につ
いて、図を参照しながら以下に説明する。尚、各図にお
いて同じ構成部分については同じ符号を付している。
又、以下の説明では、貼り合わせる2枚の成形体の両方
に記録部が形成されているタイプを例にとるが、上記2
枚の内、いずれか一方のみに上記記録部が形成されてい
るタイプについても本実施形態は適用可能である。ま
ず、上記ディスク成形体の成形装置、製造方法、及び該
成形装置にて成形される上記ディスク成形体について説
明する。図10に示すように本実施形態におけるディス
ク成形体成形装置251の基本的な構成は、上述した従
来の成形装置1の構成と変わりはない。即ち、ディスク
成形体成形装置251においても、中心軸4を中心に同
心円状の構造を有し、型開き可能であり型閉めしたとき
には上記ディスク成形体を成形するための空隙部5を形
成する2つの金型2及び金型10を備える。さらに、金
型2にはスタンパ3が固定され、金型10にはスプル6
が形成されている。又、エジェクトロッド7が設けら
れ、スラグウエル13が形成されている。
【0013】一方、上記成形装置1とディスク成形体成
形装置251とは以下の点で相違する。即ち、スタンパ
3における記録領域257よりも中心軸4側には、成形
装置1と同様にゲートカッター255が設けられるが、
ゲートカッター255の空隙部5に面する表面255a
には、中心軸4に沿って表面255aからゲートカッタ
ー255の内部へ延在する、直径寸法が異なる第1凹部
252及び第2凹部253が中心軸4を中心として同心
円状で、周方向に連続して形成される。尚、図13から
図15は凹部のみを図示した平面図であり、上記第1凹
部252及び第2凹部253は図14に示すように形成
されている。又、第1凹部252及び第2凹部253
は、ディスク成形体の直径方向において例えば上記記録
領域257よりも中心軸4側の領域内の任意の位置のよ
うに、記録領域257以外の領域に形成することができ
る。
【0014】上記第1凹部252及び第2凹部253を
備えたディスク成形体成形装置251により形成される
ディスク成形体としては、図1に示すディスク成形体1
01が相当する。ディスク成形体101では、記録部1
02よりも内周側に、上記第1凹部252にて成形され
た第1突出部104と、上記第2凹部253にて成形さ
れた第2突出部105とが当該ディスク成形体101の
厚み方向に突出して形成される。
【0015】本実施形態では、2つの凹部252,25
3を形成したが、図13に示すように一つの凹部を形成
してもよいし、若しくは3以上の凹部を形成することも
できる。さらに、複数の凹部を形成する場合には、各凹
部は、成形されるディスク成形体の周方向に連続して形
成される必要はなく、図15に示すように上記周方向に
沿って複数に分割されてもよい。この場合、図15に示
す凹部261は3つに分割されており、すき間262が
形成される。しかしながら、上記ディスク成形体の直径
方向においてすき間262に対応する部分には、凹部2
63が形成されている。このように、凹部を分割して形
成するときには、上記ディスク成形体の直径方向におい
て少なくとも一つの凹部が存在するように各凹部を形成
する必要がある。
【0016】又、ディスク成形体成形装置251では、
第1凹部252及び第2凹部253における深さ寸法は
同一としたが、異ならせてもよい。例えば、後述の図4
に示すディスク成形体106を形成するために、中心軸
4に近い第1凹部252の深さを第2凹部253の深さ
よりも大きくしてもよい。尚、ディスク成形体を貼り合
わすときに上記接着剤が光ディスクの内周面及び外周面
からはみ出すのを防止するという観点においては、上記
ディスク成形体106であって図3のII部分に相当する
拡大図である図4に示すように、光ディスクの直径方向
に沿って上記内周面及び外周面のそれぞれに最も近い各
凹部の深さを他の凹部の深さに比べて大きくするのが好
ましい。
【0017】さらに又、本実施形態では、スタンパ3に
おける記録領域257よりも内周側に凹部を形成した
が、図2に示すディスク成形体111を成形するための
成形装置であって、図11に示すディスク成形体成形装
置271のように、上記記録領域257よりも外周側部
分に、一若しくは複数の凹部272,273を中心軸4
に同心円状にそれぞれ形成することもできる。尚、上記
凹部272,273は、スタンパ3に形成される。又、
図5に示すディスク成形体121を成形するために、上
記凹部252,253を形成せず、上記凹部272,2
73のみを形成してもよい。これらの各種の成形装置に
より、図2に示すディスク成形体111では、突出部1
04,105に加えてさらに、記録部102よりも外周
側に、凹部272にて突出部112が形成され、凹部2
73にて突出部113が当該ディスク成形体111の厚
み方向に突出して形成される。又、図5に示すディスク
成形体121では、上記突出部112,113のみが形
成されている。
【0018】このような凹部252,253,272,
273は以下の作用をする。即ち、図12は、図10に
示すV部分の拡大図であり、図示する矢印の向きはディ
スク成形体の成形の際における樹脂材の流動方向を示
し、矢印の長さはせん断応力の大きさを示す。例えば、
「光ディスク基板成形における残留応力・ひずみの制
御」(成形加工.第二巻.第4号.1990、吉井正樹
他、著)に開示されるように、上記せん断応力が大きい
と、光ディスクにおける複屈折特性が悪くなることはよ
く知られている。空隙部5へ充填中の樹脂材に上記せん
断応力が作用すると、上記樹脂材の分子が流れ方向に配
向し、歪みが発生する。このような分子配向やせん断歪
みの一部は、充填後の冷却過程において緩和されるが、
緩和されない分子配向、せん断歪みは、ガラス転移点以
下でそのまま凍結されてしまい、複屈折特性を悪化させ
る原因となる。よって複屈折特性の悪化を防止するため
には上記せん断応力を低くすればよい。樹脂材の充填中
に発生する上記せん断応力を低くするためには、二次元
ポアズイユ流れの観点から、樹脂材の粘度を低下させる
か、金型内の厚さ方向の流速の勾配を小さくするのが効
果的である。上記樹脂材の粘度は、温度によって決定さ
れるため、他の成形条件との関係から任意には決定でき
ない。一方、金型内周部の厚みは変更可能であり、上記
厚みを厚くすることで流速の勾配を小さくすることがで
き、せん断応力を小さくすることができる。そこで、例
えば凹部252,253を形成することで、成形される
ディスク成形体における平均的な厚み寸法VIに比べて上
記樹脂材の流動幅を広げることができ、上記樹脂材にか
かるせん断応力を小さくすることができる。したがっ
て、凹部252,253を設けたディスク成形体成形装
置251にて成形されるディスク成形体101や、凹部
252,253,272,273を設けたディスク成形
体成形装置271にて成形されるディスク成形体111
においては、複屈折特性を良化させることができる。よ
って、光ディスクの品質の向上、歩留りの向上、製造コ
ストの低減を図ることができる。
【0019】尚、一旦広がった上記流動幅は、上記凹部
252,253以外の箇所では再び狭くなる。よって狭
くなった箇所では上記せん断応力は上記凹部252,2
53における上記せん断応力に比べて大きくなるが、上
記樹脂材がディスク成形体の外周側方向へ進むにつれて
その流速も遅くなることから、図12に示すように上記
せん断応力も徐々に小さくなる。又、空隙部5において
ディスク成形体の外周側に対応する部分では、上記樹脂
材がディスク成形体の周方向及び内周側方向に流れるの
で、上記樹脂材の分子の配向性が崩れ異方性が生じる。
よって、上記凹部272,273のようにディスク成形
体の外周側に対応する部分に凹部を設けることで、上記
外周側部分における上記樹脂材の流速を遅くし、上記複
屈折特性を良化させることができる。尚、上述のディス
ク成形体成形装置251,271にてディスク成形体を
成形する動作は、従来の成形装置1における動作と同じ
であるので、ここでの説明は省略する。
【0020】次に、上述したようなディスク成形体成形
装置にて成形されたディスク成形体を使用して製造され
る光ディスク、及びその製造方法について説明する。図
3には、上述のディスク成形体成形装置251を用いて
成形されたディスク成形体101と、突出部104,1
05に相当する突出部を有しないディスク成形体131
とがそれぞれの記録部102,132を対向させ、かつ
それぞれの回転中心軸を一致させた状態で接着剤191
にて貼り合わせた光ディスク141を示している。又、
ディスク成形体101とディスク成形体131との貼り
合わせ動作、即ち光ディスクの製造動作は、図18を参
照して説明した従来の動作に同様である。即ち、光ディ
スク141では、ディスペンサー32のノズル先端33
から接着剤191がディスク成形体101とディスク成
形体131との隙間内であって突出部105よりも外周
側に注入される。その後、ディスク成形体101及びデ
ィスク成形体131を互いに押しあて、位置決めピン3
1内の吸引パイプ34を介して吸引が行われる。該吸引
により上記接着剤191は当該光ディスク141の内周
側へ拡散してくるが、突出部105及び突出部104に
てその拡散が制限される。よって光ディスク141の内
周面に接着剤191がはみ出すことを防止することがで
きる。よって、はみ出した接着剤が光ディスクに付着す
ることを防止でき、光ディスクの品質の向上、歩留りの
向上、及び製造コストの低減を図ることができる。尚、
当該光ディスク141のように、複数の突出部が形成さ
れたディスク成形体101を使用することで、接着剤1
91がたとえ突出部105を越えたとしても突出部10
4にてその拡散を止めることができ、単一の突出部を設
ける場合に比べて有利である。
【0021】又、図5には、ディスク成形体の外周側に
突出部112,113を形成したディスク成形体121
と、上記ディスク成形体131とがそれぞれの記録部1
22,132を対向させ、かつそれぞれの回転中心軸を
一致させた状態で接着剤191にて貼り合わせた光ディ
スク143を示している。該光ディスク143の場合も
上述の光ディスク141の場合と同様に、光ディスク外
への接着剤191の飛散を防止することができる。即
ち、接着剤191は、ディスペンサー32のノズル先端
33からディスク成形体121とディスク成形体131
との隙間内であって突出部112よりも内周側に注入さ
れる。その後、ディスク成形体121及びディスク成形
体131を互いに押しあてた後、スピンコートにより、
接着剤191は当該光ディスク143の外周側へ拡散し
ていくが、図6に示すように、突出部112及び突出部
113にて上記拡散は制限され、接着剤191が当該光
ディスク143の外周面144からはみ出すことを防止
することができる。よって、はみ出した接着剤が光ディ
スクに付着することを防止でき、光ディスクの品質の向
上、歩留りの向上、及び製造コストの低減を図ることが
できる。
【0022】又、上述したディスク成形体成形装置27
1にて成形されたディスク成形体111を使用して、図
7に示すような光ディスク145を形成することもでき
る。光ディスク145では、内、外周の両側に突出部1
04,105,112,113を設けているので、上述
した光ディスク141及び光ディスク143の両方の効
果を奏することができる。
【0023】又、上述の光ディスク141,143,1
45において、ディスク成形体の貼り合せ面に注入した
接着剤191から遠い方の突出部を、該突出部が対向す
るディスク成形体に当接させることにより、接着剤19
1層の厚みを安定させることができる。例えば、図4に
示す光ディスクを例に採ると、接着剤191よりも遠い
方の突出部107を、該突出部107が対向するディス
ク成形体131に当接させることで、接着剤191層の
厚さを安定させることができる。尚、接着剤191に近
い方の突出部は余分な接着剤が乗り越えることができる
ように接着剤191から遠い方の突出部に比べてその高
さを低くするのが好ましい。
【0024】又、上述の光ディスク141,143,1
45では、片方のディスク成形体101,121,11
1のみが突出部を有しているが、同一の突出量にてなる
突出部をそれぞれが有するディスク成形体を貼り合わせ
て光ディスクを製造してもよい。尚、貼り合わせるとき
に、各ディスク成形体に形成された突出部どうしが当接
しないように、各ディスク成形体における突出部は形成
されている。このように、貼り合わせる各ディスク成形
体において、同一の高さにてなる突出部が形成されてい
ることで、貼り合わせた際には両ディスク成形体間の隙
間を均一にすることができる。又、貼り合わせる各ディ
スク成形体が互いに同一高さの突出部を有する場合、一
方のディスク成形体には、内周側に突出部を形成し、他
方のディスク成形体には外周部に突出部を形成して、
内、外周部の両方にて両ディスク成形体の隙間を保持す
るようにしてもよい。このときには、さらに接着層の厚
みをより安定させることができる。このように上記隙間
に注入された接着剤層の厚みを安定させることができ
る。したがって、光ディスクに対するレーザ光の透過が
安定し情報の読み取り精度を向上させることができ、光
ディスクの品質の向上、歩留りの向上、及び製造コスト
の低減を図ることができる。
【0025】又、貼り合わせる両方のディスク成形体が
それぞれ突出部を有するタイプの光ディスクにおいて
は、両ディスク成形体におけるそれぞれの回転中心軸を
一致させるように係合する突出部を上記両ディスク成形
体にそれぞれ形成することができる。即ち、図8及び図
9に示すように、光ディスク146を構成する一方のデ
ィスク成形体151には突出部152,153が形成さ
れており、他方のディスク成形体161には上記突出部
152に係合して、ディスク成形体151における回転
中心軸とディスク成形体161における回転中心軸とを
一致させる突出部162,163が形成されている。よ
って、ディスク成形体151の突出部152と、ディス
ク成形体161の突出部162,163とを係合させる
ことで、ディスク成形体151の回転中心軸とディスク
成形体161の回転中心軸とを一致させることができ
る。成形によって形成される突出部152,153,1
62,163の中心軸4に対する形成位置精度は、図1
8を参照して説明した従来の位置決めピン31自体の精
度、及び位置決めピン31とディスク成形体の内周面と
の隙間精度に比べて非常に高い。よって、光ディスク1
46のように、突出部を利用した回転中心軸合わせの方
が、位置決めピン31を使用した従来の位置決め方法に
比べて、貼り合わせる二枚のディスク成形体の同軸度を
向上させることができる。よって、位置決めピン31の
直径における高い精度が必要とされなくなり、設備コス
トが抑えられる。
【0026】又、それぞれのディスク成形体において、
接着剤191に近接して位置する突出部どうしの隙間、
即ち、光ディスク146ではディスク成形体151の突
出部153と、ディスク成形体161の突出部163と
の隙間155を調整することで接着剤191のはみ出し
を制限することができる。即ち、図9に示すように、突
出部153を越えて来た接着剤191を受け入れ可能な
程度に上記隙間155をあけておくことで、光ディスク
146の内周面147への接着剤191のはみ出しを制
限することができる。
【0027】又、図4を参照して説明したように、例え
ばディスク成形体161の突出部162をディスク成形
体151に当接させたり、又はディスク成形体151の
突出部152をディスク成形体161に当接させかつ上
記突出部162をディスク成形体151に当接させるこ
とで、ディスク成形体151とディスク成形体161と
の隙間における接着剤191の厚みを安定させることが
できる。
【0028】尚、光ディスク146を構成するディスク
成形体151,161も、例えば図10に示すようなデ
ィスク成形体成形装置にてそれぞれ成形される。又、光
ディスク146では、内周側に突出部を形成している
が、外周側に突出部を形成してもよい。又、光ディスク
146では、各ディスク成形体151,161には、そ
れぞれ2つずつ突出部が形成されているが、これに限定
されるものではなく、各ディスク成形体には、各ディス
ク成形体の各回転中心軸を一致させるように互いに係合
する、少なくとも一つずつの突出部が形成されていれば
よい。
【0029】又、上述の実施形態における突出部は、す
べて矩形状の断面形状にてなるが、もちろんこれに限定
されるものではない。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の第1態様の
ディスク成形体、及び第2態様の当該ディスク成形体の
製造方法によれば、当該ディスク成形体を成形する金型
に凹部を設け上記金型内を流れる樹脂材の流速を下げた
ので、成形されるディスク成形体においては複屈折特性
が向上される。よって、光ディスクの品質を向上させる
ことができ、歩留りの向上、及び製造コストの低減を図
ることができる。
【0031】又、本発明の第3態様の光ディスク、及び
第5態様の光ディスクの製造方法によれば、光ディスク
を構成するディスク成形体には突出部を設けたことよ
り、2枚の上記ディスク成形体を貼り合わせるときに使
用する接着剤は上記突出部を越えることができず、当該
光ディスクの内周面及び外周面の少なくとも一方に、上
記接着剤がはみ出すのを防止することができる。よっ
て、光ディスクの品質を向上させることができ、歩留り
の向上、及び製造コストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態であるディスク成形体の
断面図である。
【図2】 図1に示すディスク成形体の変形例における
断面図である。
【図3】 図1に示すディスク成形体を用いた光ディス
クの断面図である。
【図4】 図3に示す光ディスクの変形例における断面
図である。
【図5】 図3に示す光ディスクの他の変形例における
断面図である。
【図6】 図5に示すIII部の拡大図である。
【図7】 図2に示すディスク成形体を用いた光ディス
クの断面図である。
【図8】 本発明の一実施形態である光ディスクの断面
図である。
【図9】 図8に示すIV部の拡大図である。
【図10】 図1に示すディスク成形体を成形するため
の成形装置の断面図である。
【図11】 図2に示すディスク成形体を成形するため
の成形装置の断面図である。
【図12】 図10及び図11に示す成形装置に備わる
空隙部における樹脂材の流動方向及びせん断応力分布を
示す図である。
【図13】 図10及び図11に示す成形装置に備わる
凹部の平面形状を示す平面図である。
【図14】 図13に示す平面形状の他の例を示す平面
図である。
【図15】 図13に示す平面形状の別の例を示す平面
図である。
【図16】 従来のディスク成形体を成形するための成
形装置の断面図である。
【図17】 従来のディスク成形体の断面図である。
【図18】 従来の光ディスクを製造する際における接
着工程の状態を示す図である。
【符号の説明】
5…空隙部、101…ディスク成形体、104,105
…突出部、111…ディスク成形体、112,113…
突出部、141…光ディスク、142…内周面、143
…光ディスク、144…外周面、145,146…光デ
ィスク、152,153…突出部、162,163…突
出部、191…接着剤、251…ディスク成形体成形装
置、252,253…凹部、271…ディスク成形体成
形装置、272,273…凹部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 角陸 晋二 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 油谷 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 三沢 義彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 檜垣 典秀 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金型内の空隙部(5)に樹脂材を射出す
    ることで円板状に成形されて該円板表面に情報記録部
    (21)が形成される光ディスク用のディスク成形体で
    あって、 上記情報記録部よりも内周側及び外周側の少なくとも一
    方には、上記空隙部への樹脂材射出のときに上記空隙部
    内を流れる樹脂材の流動幅を広げ上記樹脂材の流速を下
    げることで光ディスクにおける複屈折特性を向上させる
    ために上記金型に設けた凹部にて成形され、上記円板表
    面より当該ディスク成形体の厚み方向に突出する突出部
    (104,105,112,113)を備えたことを特
    徴とする光ディスクのディスク成形体。
  2. 【請求項2】 上記突出部は、上記内周側にて一又は同
    心円状に複数形成される、請求項1記載のディスク成形
    体。
  3. 【請求項3】 金型内の空隙部(5)に樹脂材を射出す
    ることで円板状に成形されて該円板表面に情報記録部
    (21)が形成される光ディスク用のディスク成形体の
    製造方法であって、 上記空隙部への樹脂材射出のときに、上記情報記録部よ
    りも内周側及び外周側の少なくとも一方において、上記
    空隙部内を流れる樹脂材の流動幅を広げて上記樹脂材の
    流速を下げた後、再び上記流動幅を元に戻して上記流速
    を上げて、成形されるディスク成形体における複屈折特
    性を向上させることを特徴とする光ディスクのディスク
    成形体の製造方法。
  4. 【請求項4】 円板状に成形された2枚のディスク成形
    体についてそれぞれの円板表面を対向させ、かつ各ディ
    スク成形体の各回転中心軸を一致させた状態にて接着剤
    で上記2枚のディスク成形体を接着して形成される光デ
    ィスクであって、 上記2枚のディスク成形体の少なくとも1枚において、
    上記円板表面に形成された情報記録部よりも内周側及び
    外周側の少なくとも一方には、上記円板表面より当該デ
    ィスク成形体の厚み方向に突出して、上記接着の際に上
    記接着剤が光ディスクの内周面(142)及び外周面
    (144)の少なくとも一方からはみ出すのを防止する
    突出部(104,105,112,113)を備えたこ
    とを特徴とする光ディスク。
  5. 【請求項5】 上記突出部は、当該光ディスクにおける
    複屈折特性の向上を図る機能を有する、請求項4記載の
    光ディスク。
  6. 【請求項6】 上記突出部は、上記内周側にて一又は同
    心円状に複数形成される、請求項4又は5記載の光ディ
    スク。
  7. 【請求項7】 上記突出部は、さらに、当該光ディスク
    の全周にわたり上記円板表面から均一の高さにて形成さ
    れ、上記2枚のディスク成形体を接着するときに対向す
    る上記円板表面に当接させることで上記2枚のディスク
    成形体間の隙間を均一にして上記接着剤の厚みを均一に
    する、請求項4ないし6のいずれかに記載の光ディス
    ク。
  8. 【請求項8】 上記突出部は、上記2枚のディスク成形
    体の一方のディスク成形体に形成される第1突出部(1
    52)と、他方のディスク成形体に形成され、上記第1
    突出部に係合して上記一方のディスク成形体の回転中心
    軸と他方のディスク成形体の回転中心軸とを一致させる
    第2突出部(162,163)と、を備えた、請求項4
    ないし7のいずれかに記載の光ディスク。
  9. 【請求項9】 上記請求項1ないし8のいずれかに記載
    のディスク成形体を形成するための金型を備えたことを
    特徴とするディスク成形体成形装置。
  10. 【請求項10】 円板状に成形された2枚のディスク成
    形体についてそれぞれの円板表面を対向させ、かつ各デ
    ィスク成形体の各回転中心軸を一致させた状態にて接着
    剤で上記2枚のディスク成形体を接着して光ディスクを
    製造する光ディスクの製造方法であって、 上記2枚のディスク成形体の間に上記接着剤を注入した
    後、当該接着剤の注入箇所よりも当該光ディスクの内周
    側へ上記接着剤を拡散するとき、及び上記注入箇所より
    も当該光ディスクの外周側へ上記接着剤を拡散するとき
    の少なくとも一工程において、上記2枚のディスク成形
    体の少なくとも1枚における情報記録部よりも内周側及
    び外周側の少なくとも一方に形成された、上記円板表面
    より当該ディスク成形体の厚み方向に突出した突出部
    (104,105,112,113)にて、上記接着剤
    の拡散工程に対応して上記接着剤が当該光ディスクの内
    周面(142)及び外周面(144)の少なくとも一方
    からはみ出すのを防止して、上記2枚のディスク成形体
    の接着を行うことを特徴とする光ディスクの製造方法。
  11. 【請求項11】 上記2枚のディスク成形体の間に上記
    接着剤を注入した後、及び上記接着剤の注入前の少なく
    とも一方にて、上記突出部に対向する上記円板表面に上
    記突出部を当接させて上記2枚のディスク成形体間の隙
    間を均一にし上記接着剤の厚みを均一にする、請求項1
    0記載の光ディスクの製造方法。
  12. 【請求項12】 上記突出部は、上記2枚のディスク成
    形体の一方のディスク成形体に形成される第1突出部
    (152)と、他方のディスク成形体に形成される第2
    突出部(162,163)とを備え、上記2枚のディス
    ク成形体の間に上記接着剤を注入した後、及び上記接着
    剤の注入前の少なくとも一方にて、上記第1突出部と上
    記第2突出部とを係合させて上記一方のディスク成形体
    の回転中心軸と他方のディスク成形体の回転中心軸とを
    一致させる、請求項10又は11の光ディスクの製造方
    法。
JP11239997A 1997-04-30 1997-04-30 光ディスク及び光ディスク製造方法 Expired - Fee Related JP3963522B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11239997A JP3963522B2 (ja) 1997-04-30 1997-04-30 光ディスク及び光ディスク製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11239997A JP3963522B2 (ja) 1997-04-30 1997-04-30 光ディスク及び光ディスク製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10296797A true JPH10296797A (ja) 1998-11-10
JP3963522B2 JP3963522B2 (ja) 2007-08-22

Family

ID=14585694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11239997A Expired - Fee Related JP3963522B2 (ja) 1997-04-30 1997-04-30 光ディスク及び光ディスク製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3963522B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6994900B2 (en) 2003-08-21 2006-02-07 Kabushiki Kaisha Meiki Seisakusho Optical disk and method for manufacturing disk substrate for optical disk
EP3132910A1 (en) * 2010-12-15 2017-02-22 Canon Kabushiki Kaisha Resin molded article, method for manufacturing the same, and printer

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6994900B2 (en) 2003-08-21 2006-02-07 Kabushiki Kaisha Meiki Seisakusho Optical disk and method for manufacturing disk substrate for optical disk
EP3132910A1 (en) * 2010-12-15 2017-02-22 Canon Kabushiki Kaisha Resin molded article, method for manufacturing the same, and printer
US10252453B2 (en) 2010-12-15 2019-04-09 Canon Kabushiki Kaisha Resin molded article, method for manufacturing the same, and printer

Also Published As

Publication number Publication date
JP3963522B2 (ja) 2007-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4184091B2 (ja) 射出成形方法
JPH078514B2 (ja) 光ディスク用プラスチック基板の射出成形法
EP1192034B1 (en) Method of forming an optical disk with reduced edge wedge
JPH10296797A (ja) ディスク成形体、ディスク成形体成形装置、ディスク成形体製造方法、光ディスク、及び光ディスク製造方法
JPS62135334A (ja) 光情報記録用デイスク基板の製造方法及びその製造装置
JPH1186352A (ja) 薄物ディスク基板の成形方法およびその成形用金型
JPH028567B2 (ja)
JPS609721A (ja) 高密度情報記録担体用プラスチツクデイスクの射出成形用金型組立体
JP2002074756A (ja) 光ディスク、その製造方法及びディスク成形体成形用金型
JPH10235682A (ja) 射出成形装置
JP2014162012A (ja) 微細構造体成形方法及び微細構造体成形金型
JP4079541B2 (ja) ディスク基板
JP2003053786A (ja) 樹脂基板成型用射出成形装置
JP4670196B2 (ja) 射出成形装置および射出成形方法
JP2002326256A (ja) 光ディスク基板の製造方法及び装置
JP3383387B2 (ja) 光ディスク用基板及びこの光ディスク用基板の成形用金型
JP2003048234A (ja) 光ディスク成形金型及び成形基板並びに光ディスク
JPH0531777A (ja) 光デイスク基板の成形方法
JP4098592B2 (ja) 光記録媒体、光記録媒体の成形用金型、および光記録媒体用の基板
JPS63205833A (ja) 光デイスク基板の製造方法
JP2525065B2 (ja) 光デイスク基板の成形方法
JPH08281692A (ja) 成形品の製造方法及びその成形装置
JP2002347093A (ja) 射出成形金型
KR20000009059A (ko) 광디스크용 기판의 사출금형
JPH10302330A (ja) 光ディスク成形装置、光ディスク成形方法、及び光ディスク

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040330

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040330

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050801

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050809

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050913

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070424

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070522

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100601

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110601

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees