JPH10296104A - 空き缶等廃品自動クラッシャー - Google Patents

空き缶等廃品自動クラッシャー

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JPH10296104A
JPH10296104A JP12337697A JP12337697A JPH10296104A JP H10296104 A JPH10296104 A JP H10296104A JP 12337697 A JP12337697 A JP 12337697A JP 12337697 A JP12337697 A JP 12337697A JP H10296104 A JPH10296104 A JP H10296104A
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drum
waste
outer drum
crusher
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Kinzo Matsunaga
金造 松永
Motojiro Matsunaga
元次郎 松永
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の空き缶等のクラッシャーは連続処理が事
実上不可能であるために能率が悪く、消費電力が多く、
機械的被労が激しく、処理できる空き缶等廃品のサイズ
や投入の向きが制約されていた。 【解決手段】外側ドラム43と、この外側ドラムの中に
あって外側ドラムには偏心して位置することで狭小な間
隙47を形成する内側ドラム45とを備え、これらドラ
ムを同時に同じ方向へ回転させ、投入された空き缶等廃
品は上記間隙に引き込まれてここで潰される。また、前
記間隙の出口49bと対応したところに排出シュート7
5を設け、ドラムの軸を排出シュートのある側が下がる
ように傾斜させた。従って、空き缶等の潰しを連続且つ
高速で行うことができ、サイズや投入時の向きが制約さ
れず、電力消費が少なく、構造が簡単で機械的消耗が少
なく、処理が済んだ空き缶等を自動的に排出できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空き缶等の廃品を
原動機の駆動力によって潰したり砕いたりするための空
き缶等廃品自動クラッシャーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、リサイクル資源としての空き缶
等の廃品を回収する際、一般的には、廃品の体積を小さ
くするために、それを潰したり砕いたりすることが行わ
れる。このような潰し等を行うための装置には、従来よ
り、家庭用から業務用に至るまで様々な方式のものが提
案されているが、モータ等の原動機を駆動源とする自動
式のものにあっては、潰し動作を担う動作部材をモータ
で動作するカム機構等により直線的に往復運動をさせる
タイプのものが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の装置に要求さ
れる性能としては、小型にして処理能率が良く、処理で
きる廃品のサイズ幅が広く、故障が少なく、電力消費も
少なくて済むこと等を挙げることができる。この点、従
来の空き缶等廃品自動クラッシャーは、潰しを行う動作
部材が往復運動するので、連続的に処理することが事実
上不可能であり、従って、処理能率が悪く、また、機械
的摩耗が激しく、処理能力の割に消費電力を多く必要と
するという問題があった。
【0004】また、従来の方式による場合は、通常、潰
された空き缶等を処理部から排出するための特別な排出
手段が必要になるので、その分、装置が複雑且つ大型化
し、処理能率を上げるためには更に大型化しなければな
らないという問題があった。その上、従来のこの種の装
置にあっては、処理できる空き缶等廃品のサイズが狭い
範囲で特定されていたため、汎用性に乏しく、更に、投
入する際の向きについても制約のあることが多かったの
で、投入に手間がかかるという問題があった。
【0005】近時においては、空き缶等のリサイクル資
源の回収が有料化されて来ており、このような状況にあ
って、廃品の回収コストをできるだけ安くするために、
処理能率の高い空き缶等廃品自動クラッシャーの開発が
強く要望されている。
【0006】本発明は上記した従来の問題点に鑑みて為
されたものであり、空き缶等廃品の潰しを連続して且つ
高速で行うことができ、処理できる空き缶等廃品のサイ
ズが広く且つ投入時の向きを殆ど選ぶことが無く、しか
も、電力消費が少なくて済み、構造が簡単で機械的消耗
が極めて少ない空き缶等廃品自動クラッシャーを提供す
ることを目的とする。また、本発明は、処理が済んだ空
き缶等廃品を、特別な排出手段を用いること無く自動的
に排出することができる空き缶等廃品自動クラッシャー
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1の発明にあっては、円筒状をした外側ドラ
ムの内側に内側ドラムを設け、この内側ドラムは外側ド
ラムの軸とは偏心して位置することで外側ドラムの内周
面との間に狭小な間隙を形成し、これら2つのドラムを
駆動手段によって同時に同じ方向へ回転させ、外側ドラ
ムと内側ドラムとの間の空間に空き缶等廃品を投入する
ための投入経路を設けたものである。従って、外側ドラ
ムと内側ドラムとの間の空間に投入された空き缶等廃品
は、ドラムの回転作用によって間隙に引き込まれて潰さ
れることになり、この潰しは連続して行うことができ
る。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載した空
き缶等廃品自動クラッシャーにおいて、前記間隙の出口
と対応したところに排出経路を設け、ドラムの軸を前記
排出経路が設けられた側が下がるように傾斜させたもの
である。このようにすることによって、間隙で潰された
空き缶等廃品は、自重で排出経路に落ちて行くことにな
る。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
した空き缶等廃品自動クラッシャーにおいて、ドラムを
回転自在に支持した支持手段を変位させることで間隙の
大きさを調節する間隙調節手段を設けたものであり、こ
れにより、処理できる空き缶等廃品のサイズを幅広い範
囲で選択することができる。
【0010】請求項4の発明は、請求項1から3に記載
した空き缶等廃品自動クラッシャーのいずれかにおい
て、内側ドラムの外周面及び/又は外側ドラムの内周面
に凹部又は凸部を設けることにより、空き缶等廃品の間
隙への引き込み動作がより安定に行われるようにした。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態に係
る廃品クラッシャー1を図面に従って説明する。3は廃
品クラッシャー1のキャビネットを示す。キャビネット
3は縦長の箱型を為し、このキャビネット3内に後述す
る2つのドラムと、これら2つのドラムを回転させるた
めの駆動機構等が設けられている。キャビネット3の底
板5の下面における4つの隅角部にはキャスター7が取
り付けられていて、それにより、廃品クラッシャー1を
随時移動し得るようにしてある。
【0012】キャビネット3の天板9における前端部
(図1における右斜め下方へ向かう方向を前側とし、同
図における左稍下方へ向かう方向を左側とする。以下の
説明において向きを言うときは、この方向によるものと
する。)の中間より稍左寄りの位置には左右方向に長い
長方形状をした投入口11が形成され、空き缶13等の
廃品はこの投入口11から投入するようになっている。
また、キャビネット3の前側板15における右下端部寄
りの位置には横長の排出口17が形成されており、キャ
ビネット3内で処理された空き缶13等はこの排出口1
7を経てキャビネット3外へ排出される。
【0013】キャビネット3の内部には支持躯体19が
前後2つ設けられている。この支持躯体19はチャンネ
ル形鋼製の水平な梁21と、梁21の中間部から下に向
かって延びた脚壁23とから成る略T字形をしており、
前後の支持躯体19は互いに対称を為している。梁21
はキャビネット3の上下方向における中間部より稍上の
位置に配置され、その左右両端がキャビネット3の左右
両側板25に固定されている。脚壁23の下端部は底板
5に固定されている。そして、これら支持躯体19は、
図3を見て分かるように、垂直面に対して5°程度の角
度で前倒れに傾斜した姿勢になっている。
【0014】梁21の左右両端部上面にはブラケット2
7が上方へ向けて突出するように設けられ、このブラケ
ット27の上端部には縦に長い長孔27aが形成されて
いる。これら長孔27aには軸方向が前後方向へ延びる
ローラ支持軸29が通され、このローラ支持軸29のう
ちブラケット27より内側へ突出した部分に段付きロー
ラ31が回転自在に支持されている。段付きローラ31
はそのフランジ31aが互いに外側に位置する向きで設
けられている。長孔27aに対するローラ支持軸29の
位置はローラ支持軸29に螺合されている図示しないナ
ットを締め付けることで行う。前後の脚壁23の上端部
には軸受33が、下端部には別の軸受35がそれぞれ取
り付けられている。
【0015】37は上側回転軸を示し、この上側回転軸
37の両端部は上側前後2つの軸受33に支持されてい
る。39は下側回転軸を示し、この下側回転軸39の両
端部は下側前後2つの軸受35に支持され、上側回転軸
37と平行に設けられている。これら上下の回転軸3
7、39は支持躯体19の姿勢が前倒れに傾斜している
のに伴って前下がりに傾いている。41は下側回転軸3
9に支持された下受けローラを示す。この下受けローラ
41は円柱状外周面を有し、その軸心部を貫通した孔の
両端にボールベアリング42が設けられていて、このボ
ールベアリング42に下側回転軸39が挿通されること
で下側回転軸39に回転自在に支持される。この下受け
ローラ41は下側回転軸39が前倒れに傾いているのに
伴って前下がりに傾いている。
【0016】43は外側ドラムを示す。この外側ドラム
43は直径の大きさの割に軸方向長さが短い円筒形をし
ており、その直径はキャビネット3の横幅より稍小さ
く、軸方向長さは前後の支持躯体19の間の間隔より稍
小さくなっている。そして、この外側ドラム43はその
軸心の真下の位置において前記下受けローラ41の外周
面に着座すると共に、その外周面43aの軸心より上の
左右両端における位置に前記段付きローラ31が接触す
ることで回転自在に支持され、軸方向での位置は段付き
ローラ31のフランジ31aによって規定される。従っ
て、この外側ドラム43はその軸が前下がりに傾斜した
姿勢になる。前記した上側回転軸37は外側ドラム43
の軸心より下方へ大きく寄ったところに位置する(図2
参照)。
【0017】45は外側ドラム43の中に配置された内
側ドラムを示す。この内側ドラム45は両端が閉塞され
た円筒状をしており、その外周面45aの径は外側ドラ
ム43の内周面43bの径の略10分の6程度で、軸方
向長さは外側ドラム43の軸方向長さと同じになってい
る。そして、この内側ドラム45の軸心部を前記上側回
転軸37が貫通し、これら上側回転軸37と内側ドラム
45とは図示しない固定手段により固定されている。従
って、内側ドラム45は外側ドラム43の中に回転自在
に設けられると共に、外側ドラム43に対しては下方へ
大きく偏心している。
【0018】この偏心によって、これらドラム43、4
5の軸心の下方位置において、外側ドラム43の内周面
43bと内側ドラム45の外周面45aとで間隙47が
形成される。そして、外側ドラム43と内側ドラム45
との間の空間であるドラム内空間49のうち、間隙47
が前方から見た時計回り方向へ向かって略楔形に開いた
部分が間隙入口49aとなり、間隙47が反時計回り方
向に向かって略楔形に開いた部分が間隙出口49bとな
る。
【0019】この実施の形態においては、間隙47の垂
直幅の基準寸法を略10ミリメートルに設定してある
が、この寸法は、内側ドラム45の外側ドラム43に対
する偏心量を変えることである程度調節できる。具体的
には、上側回転軸37を支持している軸受33の位置を
上下方向へ変位させることで行う。このため、軸受33
を脚壁23に固定しているボルトは脚壁23に形成され
た縦長の孔を通してナットで固定されている。内側ドラ
ム45の外周面45aは、多数の凹部51を形成するこ
とで摩擦係数を高くされている。
【0020】外側ドラム43の外周面43aの前端部に
は平歯を有した円環状ギア53が外嵌状に固定されてい
る。55は大径なスプロケットホィールを示し、このス
プロケットホィール55の中心部は前記上側回転軸37
のうち内側ドラム45の手前の部位に固定されている。
57は減速機構付きのモータを示し、このモータ57は
底板5の左端部上面に固定され、そのロータシャフト5
8には、駆動スプロケット59が固定されている。前記
下側回転軸39のうち下受けローラ41と前側の支持躯
体19との間の部分には、駆動ギア61と小径な従動ス
プロケット63が固定され、駆動ギア61は上記円環状
ギア53と噛合されている。65は中間スプロケットを
示し、この中間スプロケット65は前側の支持躯体19
の脚壁23の下端部背面側に回転自在に支持されてい
る。
【0021】67はチェーンを示し、このチェーン67
は駆動スプロケット59−中間スプロケット65−スプ
ロケットホィール55−従動スプロケット63−駆動ス
プロケット59にこの順で無端状に巻き付けられてい
る。モータ57のロータシャフト58は前方から見て反
時計回り方向へ回転される。従って、モータ57が回転
すると、チェーン67が走行してスプロケットホィール
55を反時計回り方向へ、従動スプロケット63を時計
回り方向へそれぞれ回転させる。これにより、内側ドラ
ム45が反時計回り方向へ回転され、従動スプロケット
63と一体的に回転する駆動ギア61が外側ドラム43
を反時計回り方向へ回転させる。即ち、外側ドラム43
と内側ドラム45はいずれも反時計回り方向へ回転す
る。
【0022】69はテンションスプロケットを示す。こ
のテンションスプロケット69は底板5の上面に固定さ
れたブラケット71に回転自在に支持されており、走行
チェーン67を上に向けて軽く押圧することで走行チェ
ーン67に適度なテンションを与える。尚、間隙47を
調節するために軸受33を移動させるときは、テンショ
ンスプロケット69によるチェーン67の張りを緩め
る。
【0023】73は投入シュートを示す。この投入シュ
ート73は、前記投入口11から下方へ延びるように設
けられ、キャビネット3の前側板15における一部と、
前側の梁21に支持された左右の側板73aと、底板7
3b等から形成されており、底板73bは後ろ下がりに
傾斜してドラム内空間49のうち前記間隙入口49aの
略上方に臨んでいる。75は排出シュートを示す。この
排出シュート75は前下がりに傾斜した姿勢で設けら
れ、その前端は前記排出口17に達し、後端部は間隙出
口49bの下に臨んでいる。
【0024】77は後側の落下防止板を示し、この落下
防止板77は投入シュート73と対向する位置にあって
後側の梁21に固定されており、ドラム内空間49に投
入された空き缶13等がこの空間から後ろにこぼれるの
を防止する。79は前側の落下防止板を示し、この落下
防止板79は間隙入口49aの前面を塞ぐように設けら
れ、ドラム内空間49に投入された空き缶13等がこの
空間49から前にこぼれるのを防止する。
【0025】81はキャビネット3の左側板25に取り
付けられたスイッチボックスを示し、前記モータ57と
接続された起動ボタンおよび停止ボタンを有し、起動ボ
タンを押すとモータ57が回転し、停止ボタンを押すと
モータ57の回転が停止する。廃品クラッシャー1は以
上のように構成されている。
【0026】次に、廃品クラッシャー1の動作を説明す
る。廃品クラッシャー1の使用に先立ってモータ57を
起動させる。これにより、外側ドラム43と内側ドラム
45が回転する。この状態から、投入口11に空き缶1
3等の廃品を投入する。すると、この空き缶13等は投
入シュート73を通ってドラム内空間49内に投入され
た後、図4に示すように、間隙入口49aに落ち、ここ
からはドラム43、45の回転作用によって間隙47に
引き込まれ、ここで外側ドラム43の内周面43bと内
側ドラム45の外周面45aとによってプレスされるこ
とで偏平な形状に潰される。この場合、前記したように
内側ドラム45の外周面45aには多数の凹部51が形
成されているため、ドラム43、45の回転作用が空き
缶13等を間隙47に確実に引込む。
【0027】そして、間隙47を通った空き缶13等は
間隙出口49bに出てくる。そして、外側ドラム43は
前傾姿勢になっているので、間隙出口49bに出て来た
空き缶13等は、直ぐに又はこの辺りで何回か上昇と落
下を繰り返した後、自重によって外側ドラム43の内周
面43bから排出シュート75に落下し、この排出シュ
ート75を滑って排出口17からキャビネット3外へ排
出される。
【0028】尚、この廃品クラッシャー1におけるモー
タ回路の電流を、空き缶13を投入しない空運転の場合
と、清涼飲料水用の標準的サイズの空き缶を連続投入し
た場合とで比較測定した結果、前者の場合が約2.2ア
ンペアであったのに対し、後者の場合は4.0アンペア
程度であった。
【0029】以上、本発明の実施の形態について詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設
計の変更などがあっても本発明に含まれる。例えば、実
施の形態においては、間隙を調節するのに内側ドラムを
変位させるようにしたが、この調節は、外側ドラムを変
位させるようにしても良い。また、実施の形態において
は、内側ドラムだけに凹部を設けたが、この凹部は凸部
であっても良く、場合によっては、外側ドラムの内周面
に凹部あるいは凸部を設けるか、又は、内外両ドラムに
凹部あるいは凸部を設けるようにしても良い。
【0030】更に、実施の形態においては、原動機とし
てモータを用いたが、場合によっては小型のガソリンエ
ンジンを用いることも考えられ、原動機の駆動力をドラ
ムに伝達する伝達系の構成がチェーンを用いた方式に限
られるもので無いことは勿論である。そして、本発明
は、空き缶に限らず、空き瓶やペットボトルその他各種
の廃品を潰したり砕いたりするための廃品自動クラッシ
ャーとして広く適用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明空き缶等廃品自動
クラッシャーにあっては、投入された空き缶等廃品は、
外側ドラムと内側ドラムの回転作用によってこれら2つ
のドラムの間の間隙に自動的に引き込まれ、ここで潰さ
れることになる。従って、空き缶等廃品の引込みと潰し
を連続して行うことができるので、大量の空き缶等廃品
の潰し作業を高速で処理することができる。また、間隙
の入口はドラムの回転方向と反対側に向かって開いた略
楔形を呈するので、投入された空き缶等廃品の間隙への
引込みは、サイズが大きい場合は間隙より遠い位置で行
われサイズが小さい場合は間隙により近い位置で行われ
るという違いがあるだけで、サイズを問わず確実に実行
される。従って、極端に大きいものを除き、投入できる
廃品のサイズが幅広く、且つ、投入の向きが制約される
ことも無い。
【0032】しかも、本発明においては、2つのドラム
だけで空き缶等廃品の送りと潰しの2つの動作を果たす
ので、構造が非常に簡単で済む。そして、潰し動作の運
動方向は一方向のみであるから、運動エネルギーに無駄
が出ない。従って、駆動力が小さくて済むためにモータ
等の原動機が小型のもので足りると共に、機械的被労が
極めて少ない。
【0033】請求項2の発明によれば、ドラムの軸は排
出経路が設けられた側が下がるように傾斜しているの
で、間隙を通った空き缶等廃品は、その自重で排出経路
に落ちて行くことになる。従って、特別な排出手段を用
いる必要が無いので、その分、構造を更に簡単にするこ
とができる。
【0034】請求項3の発明によれば、ドラムの間隙の
大きさは間隙調節手段によって調節することができるの
で、処理できる空き缶等廃品のサイズ幅をより広げるこ
とができる。
【0035】請求項4の発明によれば、空き缶等廃品を
間隙に引き込む動作は、内側ドラムの外周面及び/又は
外側ドラムの内周面に設けた凹部又は凸部によって、よ
り安定に行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る廃品クラッシャーを
一部切り欠いて示す斜視図である。
【図2】図1に示す廃品クラッシャーをキャビネットの
前側板を外した状態で示す正面図である。
【図3】図1に示す廃品クラッシャーの要部を一部切り
欠いて示す拡大側面図である。
【図4】図1に示す廃品クラッシャーの動作を説明する
ための要部拡大垂直断面図である。
【符号の説明】
1 空き缶等廃品自動クラッシャー 11、73 投入経路 13 空き缶 17、75 排出経路 33 間隙調節手段 43 外側ドラム 43b 内周面 45 内側ドラム 45a 外周面 47 間隙 49b 出口 51 凹部 57、59、61、63、65、67 駆動手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外側ドラムと、前記外側ドラムの内側に設
    けられこの外側ドラムの軸とは偏心して位置することで
    外側ドラムの内周面との間に狭小な間隙を形成する内側
    ドラムと、これら2つのドラムを同時に同じ方向へ回転
    させるための駆動手段と、外側ドラムと内側ドラムとの
    間の空間に空き缶等廃品を投入するための投入経路とを
    備えたことを特徴とする空き缶等廃品自動クラッシャ
    ー。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した空き缶等廃品自動クラ
    ッシャーにおいて、前記間隙の出口と対応したところに
    排出経路を設け、ドラムの軸を前記排出経路が設けられ
    た側が下がるように傾斜させたことを特徴とする空き缶
    等廃品自動クラッシャー。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載した空き缶等廃品自
    動クラッシャーにおいて、ドラムを回転自在に支持した
    支持手段を変位させることで間隙の大きさを調節する間
    隙調節手段を設けたことを特徴とする空き缶等廃品自動
    クラッシャー。
  4. 【請求項4】請求項1から3に記載した空き缶等廃品自
    動クラッシャーのいずれかにおいて、内側ドラムの外周
    面及び/又は外側ドラムの内周面に凹部又は凸部を設け
    たことを特徴とする空き缶等廃品自動クラッシャー。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001046904A (ja) * 1999-08-09 2001-02-20 Kitagawa Iron Works Co Ltd 擂潰装置の擂潰部構造
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