JPH10295917A - パチンコ遊技者用空気清浄装置付呼出しランプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現在、パチンコ遊技場室内には大型の空気清
浄機が設備され、ホール内全体の空気清浄には対応して
いるものの、遊技者一人一人には対応しきれず、隣の遊
技者が吸ったタバコの煙が空調機の風に流され、禁煙者
にとっては大変不快な思いをしていた。 【解決手段】 モータ２によって回転するシロッコファ
ン等のファン３および前記モータによって回転する放熱
用ファン２ｆを有するファンユニットＡと、放電線およ
び電極板とからなり、集塵粒子を帯電させて吸着捕集す
るイオナイザユニットＢと、前記ファンユニットおよび
イオナイザユニットとが収納され、かつ、呼び出しラン
プの点滅制御回路等が組み込まれた制御ボード１７が内
蔵されたパチンコ機の上部に取付けられる呼び出しラン
プケース１１とを具備し、前記制御ボードが内蔵された
空間の放熱を前記放熱ファンによって行うようにしたパ
チンコ遊技者用空気清浄装置付呼出しランプである。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はパチンコ機の上方に
取付けて、各パチンコ機で遊技している人が吸うタバコ
の煙や浮遊する埃等を吸引し、遊技場内の空気を清浄化
するようにしたパチンコ遊技者用空気清浄装置付呼出し
ランプに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、パチンコ遊技場には女性客が多数
出入りするようになり、それにつれてタバコの煙が衣服
や髪に付き、嫌な匂いに対するエチケットの問題が浮上
してきた。また、混雑時にはタバコの煙のみならず、ほ
こり等の有害物質も浮遊しており、この有害物質に対す
る空調設備の在り方が問題となっている。

【０００３】さらに、近年におけるパチンコ遊技機には
多量のＩＣ部品が使用されているが、このＩＣ部品は静
電気に対して弱く誤動作することが知られている。パチ
ンコ遊技機においてはパチンコ玉同志が擦ることにより
静電気が発生するが、この静電気が前記ＩＣ部品に作用
して誤動作をしてしまうといった問題もあった。

【０００４】従来のパチンコ遊技場における空調設備と
しては、エアコン等の空調機で店内の温度を調整して空
気を循環させ、さらに、大型の空気清浄機を天井の数カ
所に設置して店内の空気を清浄にし、さらに、自然換気
量の不十分さを補うために、換気扇で汚れた空気を屋外
に排出するという単純な空調設備が一般的であった。

【０００５】また、大型の空気清浄機においても、広範
囲（大型の空気清浄機１台に対して２０〜５０人の遊技
者に対応している）には対応しているものの、遊技者一
人一人には対応しきれず、そのため、多数の遊技者が同
時にタバコを吸うと、その煙が一時的にもホール全体に
充満し、遊技者より目が痛いといった苦情が寄せられて
いた。さらに、パチンコ遊技場内では隣会うパチンコ台
が近接しているため、隣の遊技者が吸うタバコの煙が直
接空調機の風に流され、禁煙者にとっては大変不快な思
いをしていた。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】そこで、パチンコ機の
上方に位置する幕板飾りあるいは幕板に取付けられる呼
び出しランプケース内に空気清浄装置を取付けたもの
が、実開平４−９２２８７号として開示されている。し
かし、この出願の空気清浄装置にあっては、吸引口がラ
ンプケースの上方、排出口が下方に設置されているた
め、遊技者の頭上より遊技者に対し風が吹くかたちとな
り、タバコの煙を左右または後ろに撒き散らし、回りの
遊技者が不愉快な思いをすることとなる。

【０００７】本発明は前記した問題点を解決せんとする
もので、その目的とするところは、各パチンコ機の上方
に設置されるランプケース内にファンユニットを設置し
たことにより、遊技者からのタバコの煙等の汚染空気を
直接吸引して排気し、個々の遊技者まわりの空気を浄化
し周囲の環境を改善でき、かつ、イオナイザユニットを
組み込むことによりタバコの煙等の粉塵粒子をより効率
よく浄化できると共に空気中の静電気を減少させＩＣ部
品の誤動作を防止できるパチンコ遊技者用空気清浄装置
付呼出しランプを提供せんとするにある。

【０００８】また、外気を吸引し空気清浄を行うための
モータの回転力を利用して、ランプケース内に組み込ま
れている各種制御用のボードを冷却するようにしたの
で、制御ボードの発熱による故障を防止でき、さらに、
悪戯等によってイオナイザユニットに針金のような細い
棒を差し込めないような構造にしたため、感電するよう
なことがないパチンコ遊技者用空気清浄装置付呼出しラ
ンプを提供せんとするにある。

【０００９】さらに、大当たり時に自動的あるいはスイ
ッチ操作により、大当たりを表示する表示板が起立する
ことにより、店員の労力を軽減できると共に、顧客に対
して驚きを与えることができ、かつ、表示板に照明を内
蔵して点滅動作をさせることにより、美観を起こさせる
ことができるパチンコ遊技者用空気清浄装置付呼出しラ
ンプを提供せんとするにある。

【００１０】

【課題を解決するための手段】本発明のパチンコ遊技者
用空気清浄装置付呼出しランプは前記した目的を達成せ
んとするもので、その手段は、モータによって回転する
シロッコファン等のファンおよび前記モータによって回
転する放熱用ファンを有するファンユニットと、放電線
および電極板とからなり、集塵粒子を帯電させて吸着捕
集するイオナイザユニットと、前記ファンユニットおよ
びイオナイザユニットとが収納され、かつ、呼び出しラ
ンプの点滅制御回路等が組み込まれた制御ボードが内蔵
されたパチンコ機の上部に取付けられる呼び出しランプ
ケースとを具備し、前記制御ボードが内蔵された空間の
放熱を前記放熱用ファンによって行うようにしたもので
ある。

【００１１】また、モータによって回転するシロッコフ
ァン等のファンを有するファンユニットと、放電線およ
び電極板とからなり、集塵粒子を帯電させて吸着捕集す
るイオナイザユニットと、前記ファンユニットおよびイ
オナイザユニットとが収納されたパチンコ機の上部に取
付けられる呼び出しランプケースとを具備し、前記呼び
出しランプケースの前記イオナイザユニットの外気導入
側に、複数の外気案内路を有すると共に各案内路に対向
して配置された遮蔽部とを有し外気の流路を方向転換さ
せる空気導入部を設け、針金のような細い棒を故意にイ
オナイザユニット内部に差し込めないよう形成したもの
である。

【００１２】さらに、前記ファンユニット、前記イオナ
イザユニットの両方あるいは何れか一方は、前記ランプ
ケースに対して着脱自在に形成することが望ましく、ま
た、前記ランプケース内に、パチンコ機よりの大当たり
信号あるいは操作スイッチを操作することにより、大当
たりが発生したことを起立して表示する表示板を有する
表示ユニットを組み込んでもよく、さらに、また、前記
表示ユニットの表示板は、ランプケースと平行に収容さ
れており、起立時には水平に上昇し、上昇終了後に垂直
方向に回動してパチンコ機と直交するように表示される
ことが望ましいものである。

【００１３】

【発明の実施の形態】以下、本発明に係るパチンコ遊技
者用空気清浄装置付呼出しランプの実施の形態を図面と
共に説明する。本発明はパチンコ機の上方に取付け、汚
染された外気を吸引し清浄化した空気を排出するもので
あり、ランプケース１は第１ケース１１と第２ケース１
２および中間ケース１３とから構成され、第１ケース１
１にはファンユニットＡと、イオナイザユニット（静電
式空気清浄装置）Ｂを収容する凹部１１ａが形成されて
いる。

【００１４】また、前記凹部１１ａの左右には大当たり
時に点灯するランプ１４の収容室１１ｂ，１１ｃが形成
され、かつ、一方のランプ収容室１１ｂには前記ファン
ユニットＡに直流電圧を供給する直流電圧回路１５およ
びイオナイザユニットＢに高電圧を供給するための高電
圧回路１６が取付けられ、また、ランプ収容室１１ｃに
はランプ１４を点滅制御するための回路および後述する
表示ユニットＣのモータ５１を制御するためのモータ制
御回路が組み込まれた制御ボード１７が取付けられてい
る。なお、１１ｂ₁ ，１１ｂ₂ ，１１ｃ₁ ，１１ｃ₂ は
前記ランプ収容室１１ｂ，１１ｃを構成する壁面に形成
された外気導入切欠部である。

【００１５】前記第１ケース１１には前記直流電圧回路
１５と電気的に接続された弾性を有するファンユニット
用の電極１５ａが前面に突出して設けられると共に、前
記高電圧回路１６と電気的に接続された弾性を有するイ
オナイザユニット用の負電極１６ａが前面に突出して設
けられている。また、前記ランプ収容室１１ｂ側には、
イオナイザユニット用の正電極１６ｃが取付板１６ｂを
介して取付けられている。なお、取付板１６ｂは収容室
１１ｂの壁面に構成されたガイド溝１１ｂ₃ に対して着
脱自在に取付けられる。

【００１６】次に前記したファンユニットＡの詳細につ
いて図３、図４と共に説明するに、３１は２分割された
ファンケースにして、それぞれのファンケース３１の上
面には吹出口３１ａが形成されると共に側面にモータ収
容部３１ｂが形成され、かつ、他の側面には軸受け部３
１ｃが形成されている。また、モータ収容部３１ｂには
電極３１ｄが形成されている。なお、３１ｅはファンユ
ニットＡを抜き差しする場合の摘みである。

【００１７】３はシロッコファンにして、一端にモータ
２の回転軸２ａと係合する係合軸３ｃが、他端には軸受
部材４ｂに嵌合されたベアリングに軸受けされる回転軸
３ｄが取付けられている。前記モータ２はステータが取
付けられたケース（図示せず）の外周に カバー状のフ
ライホイール２ｂが前記回転軸２ａの後端に軸支され、
該回転軸２ａの回転に伴ってフライホイール２ｂも回転
するものである。

【００１８】また、前記モータ２の前記ケースには電源
を供給するためのプリント基板２ｃが固定され、このプ
リント基板２ｃから電源供給用のリード２ｄが導出され
ている。さらに、プリント基板２ｃには円盤状の固定板
２ｅが固定され、この固定板２ｅを利用してモータ２を
前記ファンケース３１に取付けるようになっている。ま
た、前記したフライホイール２ｂには爪部２ｆ₁ によっ
てキャップ部２ｆ₂ が嵌合された放熱用ファン２ｆが固
定されている。

【００１９】このように構成したシロッコファン３は、
軸受部材４ｂを２分割されたファンケース３１の一方に
軸受部材４ｂに嵌め込み、また、モータ２のリード２ｄ
を前記電極３１ｄに半田付け固定した後に、該モータ２
をモータ収容部３１ｂ内に前記固定板２ｅを利用して固
定すると共にファンケース３１同志をネジ止めすること
により、ファンユニットＡの組立は終了する。

【００２０】そして、前記シロッコファン３の係合軸３
ｃをモータ２の回転軸２ａに係合した後、ファンケース
３１同士をネジ止めすることにより、ファンユニットＡ
の組み立ては終了する。このファンユニットＡにおける
電極３１ｄは、前記第１ケース１１および中間ケース１
３を合体させた状態で上方から挿入すると、ファンユニ
ット用の電極１５ａと接続されてモータ２に給電されて
シロッコファン３と、放熱用ファン２ｆが回転し、シロ
ッコファン３によって外気が下方から吸引され、かつ、
放熱用ファン２ｆによって外気導入切欠部１１ｃ₁ ，１
１ｃ₂ から吸引された外気は排出口３１ｆを介して外部
に排出される。

【００２１】次に、イオナイザユニットＢの詳細を図１
と共に説明する。このイオナイザユニットＢは、金属製
のケース４１と、該ケース４１内にタングステン線等か
らなる複数本の放電線と、該放電線を挟むように対向配
置された前記放電線より１枚多い負電極板と、前記ケー
ス４１の側面に取付けられたＵ字状の電極取付部材４２
と、該電極取付部４２の中央に取付けられた正電極４３
とから構成されている。

【００２２】そして、前記負電極板は負電極となる前記
ケース４１と電気的に接続され、また、前記放電線は正
電極４３に電気的に接続されている。従って、このイオ
ナイザユニットＢにおける負電極であるケース４１は、
前記第１ケース１１および中間ケース１３を合体させた
状態で下方から挿入すると、イオナイザユニット用の負
電極１６ａと接続され、また、正電極４３はイオナイザ
ユニット用の正電極１６ｃと接続されるので、コロナ放
電が行われマイナスイオンが発生する。

【００２３】なお、４１ａはケース１１の下面から突出
した引き出し用の摘みであり、また、６はイオナイザユ
ニットＢの上面に載置されるフィルタ、４４は芳香剤を
含浸させた芳香シート、４５は前記フィルタ６と芳香シ
ート４４をイオナイザユニットＢの上面に固定するため
の押さえ板にして、前記ケース４１の左右上面から突出
した突起４１ｂに嵌合することにより取付けられる。ま
た、前記フィルタ６に代えて活性炭を含むフィルタとな
し、イオナイザユニットＢから発生するイオン臭を除去
するようにしてもよい。

【００２４】４６はイオナイザユニットＢをケース４１
に装着した後に、該ケース４１の下面に装着する支持枠
にして、ケース４１に固定される固定枠４６ａと、該固
定枠４６ａに装着される遮蔽枠４６ｂとより構成されて
いる。前記固定枠４６ａには外気案内路ｇを形成する仕
切り板４６ａ₁ が多数枚形成され、一枚おきの仕切り板
４６ａ₁ には膨出部４６ａ₂ が形成されている。

【００２５】また、前記遮蔽枠４６ｂには前記仕切り板
４６ａ₁ によって形成された外気案内路ｇと対向した位
置に孔を有する三角形状の遮断部４６ｂ₁ が仕切り板４
６ａ ₁ と間隔を隔てて形成されている（図５参照）。

【００２６】従って、前記ファンユニットＡによって吸
引される外気は外気案内路ｇを通過すると遮断部４６ｂ
₁ に当たって方向転換されイオナイザユニットＢに吸引
される。このように外気を方向転換して通過させるよう
にしたのは、悪戯等によって針金などの金属線を固定枠
４６ａの下側から挿入して、高電圧で動作しているイオ
ナイザユニットＢ内に入り込み感電しないように、外気
案内路ｇから金属線を挿入しても先端が遮蔽部４６ｂ₁
の孔内に入り込み、その結果、イオナイザユニットＢへ
の金属線の侵入が防止できるようにした。

【００２７】次に、表示ユニットＣの詳細を図６と共に
説明する。この表示ユニットＣは、モータ５１と、該モ
ータ５１の回転軸に固定された歯車５２と、該モータ５
１および歯車５２を収容するボックス５３と、該ボック
ス５３の外周に沿ってガイド板５３ａによって上下動自
在に案内され、かつ、前記歯車５２が噛合される長孔５
４ａが形成されると共に、下端に湾曲係合片５４ｂが突
出固定された移動ベルト５４と、長手方向に沿って直線
状長孔５５ａと上方において９０度湾曲した湾曲孔５５
ｂが形成されたガイドポール５５と、該ガイドポール５
５に上下動自在に嵌挿されるポール５６ａと該ポール５
６ａに対して直角的に形成されたスタート等の文字を形
成する発光ダイオード５６ｆが取付けられた表示板５６
ｂとからなる表示部材５６とより構成されている。

【００２８】また、前記ポール５６ａの下方には、前記
ガイドポール５５の孔５５ａ，５５ｂに臨むガイド軸５
６ｃが突出して形成されると共に、前記移動ベルト５４
に形成された湾曲係合片５４ｂが入り込む溝５６ｄが形
成され、さらに、ポール５６ａには、該ポール５６ａが
下降した時に前記ガイドポール５５の下端に取付けられ
たスイッチ５５ｃを操作する操作突起５６ｅが形成さ
れ、この操作突起５６ｅがスイッチ５５ｃを操作するこ
とにより、モータ５１への通電を遮断する。

【００２９】また、前記ガイド板５３ａにもスイッチ５
３ｂが取付けられ、前記移動ベルト５４の湾曲係合片５
４ｂが上昇した位置で操作され、モータ５１への通電を
遮断する。なお、前記表示板５６ｂ内の発光ダイオード
５６ｆからのリード線はガイドポール５５内に導かれ、
該ガイドポール５５の下端から外部に導出されているの
で、前記スイッチ５３ｂが前記湾曲係合片５４ｂによっ
て操作されると点滅しスタート等の文字を表示する。

【００３０】このように構成された表示ユニットＣにお
けるボックス５３は前記第１ケース１１の前記ファンユ
ニットＡおよびイオナイザユニットＢを収容する前面を
覆う中間ケース１３に固定され、また、ガイドポール５
５も前記ボックス５３に近接して固定されている。この
時、移動ベルト５４の湾曲係合片５４ｂに対してポール
５６ａの溝５６ｄが係合されるように取付ける。

【００３１】そして、この固定されたガイドポール５５
にポール５６ａを嵌挿すると共に該ガイドポール５５の
孔５５ａ側からガイド軸５６ｃをポール５６ａにネジ込
み固定する。この状態において、表示板５６ｂは中間ケ
ース１３と平行状態となるものである。

【００３２】次に、前記した表示ユニットＣの動作につ
いて説明する。図７の状態である表示板５６ｂが下降し
ている状態において、モータ５１に通電すると移動ベル
ト５４が歯車５２によって上方に移動する。この時、湾
曲係合片５４ｂがポール５６ａの溝５６ｄに係合されて
いるので、該ポール５６ａは上昇され、従って、表示板
５６ｂが平行状態を保ちながら上昇する。

【００３３】そして、ガイド軸５６ｃがガイドポール５
５の湾曲孔５５ｂに達すると、該湾曲孔５５ｂによって
ガイド軸５６ｃが回転し、その結果、ポール５６ａが９
０度回転して、表示板５６ｂを中間ケース１３に対して
９０度回転して、大当たりであることを表示する。な
お、前記表示板５６ｂの９０度回転と同時に発光ダイオ
ード５６ｆによる点滅表示も同時に行われる（図８）。

【００３４】この表示板５６ｂが図８のように９０度回
転した位置において、湾曲係合片５４ｂがスイッチ５３
ｂに当接するので、モータ５１への通電は遮断され、表
示板５６ｂの上昇と回転は停止される。また、この表示
状態において、大当たりが終了する等して表示を降下さ
せる場合には、モータ５１を逆回転させ移動ベルト５４
を下降させることにより、前記した動作とは逆の動作に
よって図７の状態に戻る。そして、スイッチ５５ｃが操
作突起５６ｅによって操作されるとモータ５１への通電
は停止される。

【００３５】なお、表示ユニットＣを駆動させるか否か
は、中間ケース１３の上面に形成されたスイッチ４７を
操作することによって行ってもよく、また、パチンコ機
からの大当たり出力によって行ってもよい。また、図２
において１３ａは台番号を照明するためのランプであ
り、また、１３ｂは店員を呼び出すための呼出しスイッ
チである。さらに、前記呼出しスイッチ１３ｂが取付け
られている情報表示パネルには、公知のスタート回数表
示部、大当たり回数表示部、および前記回数表示部の本
日分、前日分および前々日分を切り換えるための情報選
択ボタンが設置されている。

【００３６】前記した表示ユニットＣを中間ケース１３
に組み込んだ状態で、第２ケース（中央板と左右板に３
分割されている）をネジ止めによって一体化し、この一
体化した中間ケース１３を第１ケース１１に取付けるこ
とにより、第１ケース１１の中央部にはファンユニット
ＡとイオナイザユニットＢを収容するための空間ができ
た状態で一体化される。

【００３７】従って、第１ケース１１と中間ケース１３
との間に形成された空間の上方にファンユニットＡを挿
入し、下方よりイオナイザユニットＢを挿入することに
より、イオナイザユニットＢの上方にファンユニットＡ
が位置することとなるので、ファンユニットＡで外気を
下方から吸引することで、イオナイザユニットＢで清浄
化することができる。

【００３８】また、ファンユニットＡを駆動することに
より、外気の吸引と同時に放熱用ファン２ｆが回転する
ことにより収容室１１ｃ内に外気導入切欠部１１ｃ₁ ，
１１ｃ₂ を介して外気が導入されるので、呼出しランプ
１４の点滅を制御する回路、および前記表示ユニットＣ
のモータ５１を制御する回路が組み込まれたボード１７
を冷却することができ、各回路の誤動作等を防止するこ
とができる。

【００３９】さらに、中間ケース１３には安全スイッチ
１３ｃが取付けられており、前記支持枠４６をケースに
取付けることにより、係合片４６ｃが安全スイッチ１３
ｃをオン状態として電源の供給を可能とし、かつ、支持
枠４６を外すと安全スイッチ１３ｃがオフ状態となって
電源の供給を遮断するので、高圧が供給れれているイオ
ナイザユニットＢの装着あるいは取り外し時が安全に行
える。なお、図９において、１７は第１ケース１１の配
線部分を覆う裏蓋である。

【００４０】このように構成した実施の形態にあって
は、ファンユニットＡとイオナイザユニットＢをユニッ
ト化したことにより、該ファンユニットＡおよびイオナ
イザユニットＢが故障したときの交換、あるいは、清掃
のための脱着が簡単に行えるので清掃作業が簡単に行え
るものである。

【００４１】

【発明の効果】本発明は前記したように、パチンコ機の
上方にファンユニットとイオナイザユニットを取付け、
かつ、ファンユニットのモータの回転力を利用して放熱
用ファンを回転させ、これにより各種の制御を行うため
の制御ボードが収容されている収容室内に外気を採り入
れ制御ボードの冷却を行うようにしたので、制御ボード
が高熱によって誤動作することがないものである。

【００４２】また、イオナイザユニットの下面に配置さ
れる支持枠に、複数の外気案内路を有すると共に各案内
路に対向して配置された遮蔽部とを有し外気の流路を方
向転換させる空気導入部を形成したので、悪戯等によっ
て金属線を挿入しても、高電圧で動作しているイオナイ
ザユニット内に達することがなく、従って、感電するの
を防止することができる。

【００４３】さらに、パチンコ遊技者が排出するタバコ
の煙等を直接吸引するようにしたので、近隣の人にタバ
コの煙が回り込むようなことがないと共に、個々の遊技
者のまわりの空気を浄化し、かつ、イオナイザユニット
を組み込むことにより、タバコの煙等の粉塵粒子を効率
よくフィルタに付着させることができ、より室内の空気
を清浄化することができると共に、空気中の静電気を減
少させ、ＩＣ部品等の誤動作を防ぐことができる。

【００４４】また、ランプケース内に大当たりを表示す
る表示装置を組み込み、大当たりが発生した時に自動的
に、あるいは手動によって表示できるので、従来、店員
が行っていたスタート等の文字が表示された札を、大当
たりのたびにホルダーに挟む作業を省くことができ、か
つ、表示板は無表示状態ではランプケースと平行に、表
示状態では起立し９０°回転して垂直で表示されるの
で、ランプケースが大きくならない等の効果を有するも
のである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態を示す空気清浄装置の分解
斜視図である。

【図２】同上の表示装置をケース内に組み込む状態の斜
視図である。

【図３】ファンユニットにおけるシロッコファンの斜視
図である。

【図４】ファンユニットの分解斜視図である。

【図５】支持枠の断面図である。

【図６】表示装置の分解斜視図である。

【図７】表示装置をケース内に組み込んだ状態の全体の
斜視図てある。

【図８】同上の表示装置の表示板による表示状態を示す
斜視図である。

【図９】全体の背面図である。

【符号の説明】

Ａ ファンユニット Ｂ イオナイザユニット Ｃ 表示ユニット １ ランプケース ２ モータ ２ｆ 放熱用ファン ３ シロッコファン ３１ｄ 制御ボード ４６ 支持枠 ｇ 外気案内路 ４６ｂ₁ 遮蔽部 ５６ｂ 表示板

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 モータによって回転するシロッコファン
   等のファンおよび前記モータによって回転する放熱用フ
   ァンを有するファンユニットと、放電線および電極板と
   からなり、集塵粒子を帯電させて吸着捕集するイオナイ
   ザユニットと、前記ファンユニットおよびイオナイザユ
   ニットとが収納され、かつ、呼び出しランプの点滅制御
   回路等が組み込まれた制御ボードが内蔵されたパチンコ
   機の上部に取付けられる呼び出しランプケースとを具備
   し、前記制御ボードが内蔵された空間の放熱を前記放熱
   用ファンによって行うようにしたことを特徴とするパチ
   ンコ遊技者用空気清浄装置付呼出しランプ。
2. 【請求項２】 モータによって回転するシロッコファン
   等のファンを有するファンユニットと、放電線および電
   極板とからなり、集塵粒子を帯電させて吸着捕集するイ
   オナイザユニットと、前記ファンユニットおよびイオナ
   イザユニットとが収納されたパチンコ機の上部に取付け
   られる呼び出しランプケースとを具備し、前記呼び出し
   ランプケースの前記イオナイザユニットの外気導入側
   に、複数の外気案内路を有すると共に各案内路に対向し
   て配置された遮蔽部とを有し外気の流路を方向転換させ
   る空気導入部を形成したことを特徴とするパチンコ遊技
   者用空気清浄装置付呼出しランプ。
3. 【請求項３】 前記ファンユニット、前記イオナイザユ
   ニットの両方あるいは何れか一方は、前記ランプケース
   に対して着脱自在に形成されていることを特徴とする請
   求項１および２記載のパチンコ遊技者用空気清浄装置付
   呼出しランプ。
4. 【請求項４】 前記ランプケース内に、パチンコ機より
   の大当たり信号あるいは操作スイッチを操作することに
   より、大当たりが発生したことを起立して表示する表示
   板を有する表示ユニットを組み込んだことを特徴とする
   請求項１および２記載のパチンコ遊技者用空気清浄装置
   付呼出しランプ。
5. 【請求項５】 前記表示ユニットの表示板は、ランプケ
   ースと平行に収容されており、起立時には水平に上昇
   し、上昇終了後に垂直方向に回動してパチンコ機と直交
   するように表示されることを特徴とする請求項４記載の
   パチンコ遊技者用空気清浄装置付呼出しランプ。