JPH10295666A - 磁気共鳴断層撮影装置 - Google Patents
磁気共鳴断層撮影装置Info
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- JPH10295666A JPH10295666A JP9113773A JP11377397A JPH10295666A JP H10295666 A JPH10295666 A JP H10295666A JP 9113773 A JP9113773 A JP 9113773A JP 11377397 A JP11377397 A JP 11377397A JP H10295666 A JPH10295666 A JP H10295666A
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- JP
- Japan
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- coil
- opening
- relay connector
- connector
- gantry
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ガントリの開口部の底部中心へRFコイルを容
易にセットできるようにする。 【解決手段】 この発明のMRI装置では、中継コネク
タ7とRFコイル6が案内溝8に沿ってガントリ1の開
口部1aの奥側へ押し込まれ、中継コネクタ7が押込停
止突起9に当たって停止すると共にRFコイル6は開口
部1aの底部中心へセットされる。RFコイル6を取り
出す際は、RFコイル6と中継コネクタ7が案内溝8に
沿って開口部1aの前縁側へ引き出され、中継コネクタ
7が引出停止突起10に当たって停止した後も、RFコ
イル6はなお引き出され、中継コネクタ7からRFコイ
ル6が自然に外れてRFコイル6だけが取り出される。
易にセットできるようにする。 【解決手段】 この発明のMRI装置では、中継コネク
タ7とRFコイル6が案内溝8に沿ってガントリ1の開
口部1aの奥側へ押し込まれ、中継コネクタ7が押込停
止突起9に当たって停止すると共にRFコイル6は開口
部1aの底部中心へセットされる。RFコイル6を取り
出す際は、RFコイル6と中継コネクタ7が案内溝8に
沿って開口部1aの前縁側へ引き出され、中継コネクタ
7が引出停止突起10に当たって停止した後も、RFコ
イル6はなお引き出され、中継コネクタ7からRFコイ
ル6が自然に外れてRFコイル6だけが取り出される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、核磁気共鳴(Nu
clear Magnetic Resonance:略称NMR)現象を利用し
て被検体(患者)の断層撮影を行う磁気共鳴断層撮影装
置(以下、適宜「MRI装置」と略記する)に係り、特
に、MRI装置のガントリの開口部の底部中心へRFコ
イルをセットする際の操作者の負担軽減を実現するため
の技術に関する。
clear Magnetic Resonance:略称NMR)現象を利用し
て被検体(患者)の断層撮影を行う磁気共鳴断層撮影装
置(以下、適宜「MRI装置」と略記する)に係り、特
に、MRI装置のガントリの開口部の底部中心へRFコ
イルをセットする際の操作者の負担軽減を実現するため
の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のMRI装置は、図15に示すよう
に、その中央に形成された開口部100aに静磁場を発
生させるガントリ100と、被検体Mを載置する天板1
01と、天板101を支持して昇降させるとともに、ガ
ントリ100の開口部100aに対して天板101を進
退移動させるベッド102を備えている他、ガントリ1
00の開口部100aの底部中心にセットされて、被検
体Mの撮影部位から放出される核磁気共鳴信号(NMR
信号)を検出するRFコイル103を備えている。図1
5において、開口部100aの底部中心にセットされて
使用されるRFコイル103は脊髄用のRFコイル(ス
パンコイル)である。なお、MRI装置では、通常、脊
髄用のRFコイル103の他に、撮影部位に応じて頭部
用のコイルや膝用のコイル(ニーコイル)など脊髄用コ
イルと異なるタイプのRFコイルも用いられる。
に、その中央に形成された開口部100aに静磁場を発
生させるガントリ100と、被検体Mを載置する天板1
01と、天板101を支持して昇降させるとともに、ガ
ントリ100の開口部100aに対して天板101を進
退移動させるベッド102を備えている他、ガントリ1
00の開口部100aの底部中心にセットされて、被検
体Mの撮影部位から放出される核磁気共鳴信号(NMR
信号)を検出するRFコイル103を備えている。図1
5において、開口部100aの底部中心にセットされて
使用されるRFコイル103は脊髄用のRFコイル(ス
パンコイル)である。なお、MRI装置では、通常、脊
髄用のRFコイル103の他に、撮影部位に応じて頭部
用のコイルや膝用のコイル(ニーコイル)など脊髄用コ
イルと異なるタイプのRFコイルも用いられる。
【0003】さらに、MRI装置は、RFコイル103
で検出されたNMR信号を処理する信号処理部104を
備えるとともに、RFコイル103と信号処理部104
の間を接続するケーブル105を備えていて、RFコイ
ル103で検出されたNMR信号がケーブル105を通
して信号処理部104へ送られる。ケーブル105の先
端には中継コネクタ106が取り付けられており、撮影
の際は、オペレータ(操作者)が、中継コネクタ106
とRFコイル103のコネクタ(図示省略)を接続して
から、開口部100aの底部中心へRFコイル103が
ちょうど位置するようにセットする。なお、RFコイル
103を他のRFコイルに変更する際には、オペレータ
が、RFコイル103を中継コネクタ106から外し、
代わりに新たなRFコイルのコネクタを接続することに
なる。
で検出されたNMR信号を処理する信号処理部104を
備えるとともに、RFコイル103と信号処理部104
の間を接続するケーブル105を備えていて、RFコイ
ル103で検出されたNMR信号がケーブル105を通
して信号処理部104へ送られる。ケーブル105の先
端には中継コネクタ106が取り付けられており、撮影
の際は、オペレータ(操作者)が、中継コネクタ106
とRFコイル103のコネクタ(図示省略)を接続して
から、開口部100aの底部中心へRFコイル103が
ちょうど位置するようにセットする。なお、RFコイル
103を他のRFコイルに変更する際には、オペレータ
が、RFコイル103を中継コネクタ106から外し、
代わりに新たなRFコイルのコネクタを接続することに
なる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のMRI装置の場合、ガントリ100の開口部100
aの底部中心へ脊椎用のRFコイル103をセットする
作業がオペレータにとっては相当の負担であるという問
題がある。RFコイル103のコネクタを中継コネクタ
106と接続したり、RFコイル103を開口部100
aの底部中心にきちっと位置合わせしてセットする際、
オペレータはガントリ100の開口部(トンネル)10
0aの内側深く上半身を差し込んだ不自然な姿勢を長く
強いられることになる。
来のMRI装置の場合、ガントリ100の開口部100
aの底部中心へ脊椎用のRFコイル103をセットする
作業がオペレータにとっては相当の負担であるという問
題がある。RFコイル103のコネクタを中継コネクタ
106と接続したり、RFコイル103を開口部100
aの底部中心にきちっと位置合わせしてセットする際、
オペレータはガントリ100の開口部(トンネル)10
0aの内側深く上半身を差し込んだ不自然な姿勢を長く
強いられることになる。
【0005】この発明は、上記問題点に鑑み、ガントリ
の開口部における底部中心へNMR信号検出用のRFコ
イルを容易にセットすることのできる磁気共鳴断層撮影
装置を提供することを課題とする。
の開口部における底部中心へNMR信号検出用のRFコ
イルを容易にセットすることのできる磁気共鳴断層撮影
装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、請求項1の発明に係る磁気共鳴断層撮影装置は、静
磁場を発生させるガントリの開口部の底部中心にセット
され、励起された被検体内の原子核スピンが基の状態に
戻る際に放出する核磁気共鳴信号(NMR信号)を検出
するRFコイルと、ガントリの外側に設けられ、RFコ
イルで検出されたNMR信号を処理する信号処理部とを
備えるとともに、被検体が載置される天板がガントリの
開口部へ進入したり、開口部から退出できるように弛み
を持たせた状態でRFコイルと信号処理部との間に接続
され、かつRFコイル側のコネクタに接続される中継コ
ネクタが、その先端に取り付けられているケーブルを備
えている磁気共鳴断層撮影装置において、ガントリの開
口部の底部の前縁側と奥側の間をRFコイルとの接続側
が開口部の底部前縁側となる向きを保ちながら押し込み
又は引出しに伴って往復水平移動させられる中継コネク
タの前記往復水平移動の際のガイドとなるコネクタ案内
構造と、開口部の底部の前縁側と奥側の間を中継コネク
タとRFコイル側のコネクタが合致した状態で中継コネ
クタとの接触を保ちながら押し込み又は引出しに伴って
往復水平移動させられるRFコイルの前記往復水平移動
の際のガイドとなるコイル案内構造とが、開口部の底部
に設けられているとともに、ガントリの開口部の奥側へ
水平移動して来た中継コネクタを受け止めて、この中継
コネクタに接続されたRFコイルを開口部の底部中心に
セットする押込停止手段が、開口部の底部奥側に設けら
れている。
め、請求項1の発明に係る磁気共鳴断層撮影装置は、静
磁場を発生させるガントリの開口部の底部中心にセット
され、励起された被検体内の原子核スピンが基の状態に
戻る際に放出する核磁気共鳴信号(NMR信号)を検出
するRFコイルと、ガントリの外側に設けられ、RFコ
イルで検出されたNMR信号を処理する信号処理部とを
備えるとともに、被検体が載置される天板がガントリの
開口部へ進入したり、開口部から退出できるように弛み
を持たせた状態でRFコイルと信号処理部との間に接続
され、かつRFコイル側のコネクタに接続される中継コ
ネクタが、その先端に取り付けられているケーブルを備
えている磁気共鳴断層撮影装置において、ガントリの開
口部の底部の前縁側と奥側の間をRFコイルとの接続側
が開口部の底部前縁側となる向きを保ちながら押し込み
又は引出しに伴って往復水平移動させられる中継コネク
タの前記往復水平移動の際のガイドとなるコネクタ案内
構造と、開口部の底部の前縁側と奥側の間を中継コネク
タとRFコイル側のコネクタが合致した状態で中継コネ
クタとの接触を保ちながら押し込み又は引出しに伴って
往復水平移動させられるRFコイルの前記往復水平移動
の際のガイドとなるコイル案内構造とが、開口部の底部
に設けられているとともに、ガントリの開口部の奥側へ
水平移動して来た中継コネクタを受け止めて、この中継
コネクタに接続されたRFコイルを開口部の底部中心に
セットする押込停止手段が、開口部の底部奥側に設けら
れている。
【0007】〔作用〕この発明のMRI装置におけるガ
ントリの開口部の底部中心へRFコイルをセットする際
の作用は次のとおりである。請求項1のMRI装置にお
いて、RFコイルをガントリの内へセットする場合、先
ずガントリの開口部の底部に設けられたコネクタ案内構
造のガイドに沿って中継コネクタ7を引き出して開口部
の前縁から少し奥側よりの位置に中継コネクタを位置さ
せるとともに、ガントリの開口部の底部に設けられたコ
イル案内構造に合わせてRFコイルを中継コネクタより
も手前の開口部の底部前縁のところ部分へ置けば、RF
コイル側のコネクタが中継コネクタとちょうど合致した
状態となる。
ントリの開口部の底部中心へRFコイルをセットする際
の作用は次のとおりである。請求項1のMRI装置にお
いて、RFコイルをガントリの内へセットする場合、先
ずガントリの開口部の底部に設けられたコネクタ案内構
造のガイドに沿って中継コネクタ7を引き出して開口部
の前縁から少し奥側よりの位置に中継コネクタを位置さ
せるとともに、ガントリの開口部の底部に設けられたコ
イル案内構造に合わせてRFコイルを中継コネクタより
も手前の開口部の底部前縁のところ部分へ置けば、RF
コイル側のコネクタが中継コネクタとちょうど合致した
状態となる。
【0008】続いて、RFコイルを開口部の奥側へ押し
込むと、RFコイル側のコネクタが中継コネクタと合致
した状態でRFコイルがコイル案内構造にガイドされて
開口部の奥へ水平移動すると同時に、中継コネクタもR
Fコイルに押されながらコネクタ案内構造にガイドされ
て開口部の奥へ水平移動してゆく。中継コネクタは開口
部の奥の方へ進んでゆくが、どこまでも移動できるわけ
ではなくガントリの開口部の底部奥側に設けられた押込
停止手段に当たって受け止められる。停止した中継コネ
クタに押し込み接続されたRFコイルは、開口部の底部
中心にちょうどセットされる。こうなるように押込停止
手段による中継コネクタのストップ位置が設定されてい
るのである。
込むと、RFコイル側のコネクタが中継コネクタと合致
した状態でRFコイルがコイル案内構造にガイドされて
開口部の奥へ水平移動すると同時に、中継コネクタもR
Fコイルに押されながらコネクタ案内構造にガイドされ
て開口部の奥へ水平移動してゆく。中継コネクタは開口
部の奥の方へ進んでゆくが、どこまでも移動できるわけ
ではなくガントリの開口部の底部奥側に設けられた押込
停止手段に当たって受け止められる。停止した中継コネ
クタに押し込み接続されたRFコイルは、開口部の底部
中心にちょうどセットされる。こうなるように押込停止
手段による中継コネクタのストップ位置が設定されてい
るのである。
【0009】したがって、請求項1のMRI装置では、
オペレータは開口部の前縁の方へ引き出された中継コイ
ルの手前に、RFコイルをコイル案内構造に合うように
置き奥へ押し込む程度の簡単な作業により、RFコイル
をガントリの開口部の底部中心へセットすることができ
ることになる。なお、RFコイルをガントリの開口部か
ら取り出す時は、RFコイルを開口部の前縁側へ引き出
す。この時、RFコイルに接続された中継コネクタも一
緒に開口部の前縁側に引き出されてくるので、後は開口
部の前縁のところでRFコイルと中継コネクタの接続を
外すだけであり、やはり至極容易なことである。
オペレータは開口部の前縁の方へ引き出された中継コイ
ルの手前に、RFコイルをコイル案内構造に合うように
置き奥へ押し込む程度の簡単な作業により、RFコイル
をガントリの開口部の底部中心へセットすることができ
ることになる。なお、RFコイルをガントリの開口部か
ら取り出す時は、RFコイルを開口部の前縁側へ引き出
す。この時、RFコイルに接続された中継コネクタも一
緒に開口部の前縁側に引き出されてくるので、後は開口
部の前縁のところでRFコイルと中継コネクタの接続を
外すだけであり、やはり至極容易なことである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例を図面
を参照しながら説明する。図1は実施例に係るMRI装
置の要部構成をあらわす概略図、図2は実施例装置の中
継コネクタおよびコネクタ案内用の溝まわりの構成を示
す部分斜視図、図3は実施例装置のRFコイルおよびコ
イル案内用の溝まわりの構成を示す部分斜視図、図4は
伏せ姿勢の中継コネクタを示す側面図、図5はRFコイ
ルを溝に嵌めて置いた状況を示す側面図、図6はRFコ
イルのセット操作を示す部分正面図、図7は自立姿勢に
ある中継コネクタを示す正面図、図8は自立姿勢にある
中継コネクタを示す側面図である。
を参照しながら説明する。図1は実施例に係るMRI装
置の要部構成をあらわす概略図、図2は実施例装置の中
継コネクタおよびコネクタ案内用の溝まわりの構成を示
す部分斜視図、図3は実施例装置のRFコイルおよびコ
イル案内用の溝まわりの構成を示す部分斜視図、図4は
伏せ姿勢の中継コネクタを示す側面図、図5はRFコイ
ルを溝に嵌めて置いた状況を示す側面図、図6はRFコ
イルのセット操作を示す部分正面図、図7は自立姿勢に
ある中継コネクタを示す正面図、図8は自立姿勢にある
中継コネクタを示す側面図である。
【0011】実施例のMRI装置は、図1に示すよう
に、その中央に略円形状の開口部(トンネル)1aが形
成されたガントリ1と、被検体Mを載置する天板2と、
天板2を支持して昇降させるとともにガントリ1の開口
部1aに対して天板2を進退移動させるベッド3とを備
えている装置であり、以下、各部の構成を具体的に説明
してゆく。
に、その中央に略円形状の開口部(トンネル)1aが形
成されたガントリ1と、被検体Mを載置する天板2と、
天板2を支持して昇降させるとともにガントリ1の開口
部1aに対して天板2を進退移動させるベッド3とを備
えている装置であり、以下、各部の構成を具体的に説明
してゆく。
【0012】ガントリ1には、その開口部1aに均一な
静磁場を発生させるための静磁場発生用磁石(図示省
略)や傾斜磁場コイル(図示省略)等が備えられてい
る。また、ガントリ1の開口部1aの被検体Mの挿入口
側(前縁側)下部のところに、開口部1aの内にセット
された脊椎用のRFコイル6で検出されるNMR信号を
処理する信号処理部4が設けられている。この信号処理
部4から引き出されたケーブル5は、ガントリ1の内部
に導かれ、開口部1aの底部側に設けられた導出口1b
から導出させる。導出されたケーブル5の先端は、天板
2の移動に必要な弛みを持たせて、プラグタイプの中継
コネクタ7に接続されている。ケーブル5の弛み部分
は、図1に示すように、移動する天板2と開口部1aの
底部との間に導かれる構成となっているので,ケーブル
5の弛み部分が、天板2の移動の妨げとなったり、被検
体Mにからみついたりする心配はない。
静磁場を発生させるための静磁場発生用磁石(図示省
略)や傾斜磁場コイル(図示省略)等が備えられてい
る。また、ガントリ1の開口部1aの被検体Mの挿入口
側(前縁側)下部のところに、開口部1aの内にセット
された脊椎用のRFコイル6で検出されるNMR信号を
処理する信号処理部4が設けられている。この信号処理
部4から引き出されたケーブル5は、ガントリ1の内部
に導かれ、開口部1aの底部側に設けられた導出口1b
から導出させる。導出されたケーブル5の先端は、天板
2の移動に必要な弛みを持たせて、プラグタイプの中継
コネクタ7に接続されている。ケーブル5の弛み部分
は、図1に示すように、移動する天板2と開口部1aの
底部との間に導かれる構成となっているので,ケーブル
5の弛み部分が、天板2の移動の妨げとなったり、被検
体Mにからみついたりする心配はない。
【0013】脊椎用のRFコイル6は、開口部1aの
(図1の中に一点鎖線CNで示す)底部中心にRFコイ
ル6の感度中心が位置するようセットされてNMR信号
の検出をおこなう。RFコイル6は、図3に示すよう
に、ソケットタイプのコネクタ6aが先端側(開口部1
aの奥側)の端面に設けられており、図1に示すよう
に、このコネクタ6aと中継コネクタ7とが接続される
ことにより、RFコイル6で検出されるNMR信号がケ
ーブル5を経て信号処理部4へ伝送される。信号処理部
4へ伝送されたNMR信号は、さらに制御コンソール
(図示省略)側の画像再構成部へ送られた後、最終的に
断層像として表示されることになる。また、この信号処
理部4は使用されるRFコイルの種類を示すコイル識別
信号なども制御コンソールへ送出される。
(図1の中に一点鎖線CNで示す)底部中心にRFコイ
ル6の感度中心が位置するようセットされてNMR信号
の検出をおこなう。RFコイル6は、図3に示すよう
に、ソケットタイプのコネクタ6aが先端側(開口部1
aの奥側)の端面に設けられており、図1に示すよう
に、このコネクタ6aと中継コネクタ7とが接続される
ことにより、RFコイル6で検出されるNMR信号がケ
ーブル5を経て信号処理部4へ伝送される。信号処理部
4へ伝送されたNMR信号は、さらに制御コンソール
(図示省略)側の画像再構成部へ送られた後、最終的に
断層像として表示されることになる。また、この信号処
理部4は使用されるRFコイルの種類を示すコイル識別
信号なども制御コンソールへ送出される。
【0014】続いて、この発明の特徴的として、ガント
リ1の開口部1aの底部に設けられたRFコイル6およ
び中継コネクタ7の両方のガイド機能を兼ねる案内溝
(案内構造)8と、案内溝(案内構造)8に設けられた
押込停止突起9および引出停止突起10まわりの構成を
詳しく説明する。図1〜図3に示すように、ガントリ1
の開口部1aの底部には、RFコイル6および中継コネ
クタ7の押し込み又は引出しによる往復水平移動の際の
ガイドとなる案内構8が、底部中央を天板2の進行方向
に沿って続くように形成されている。この案内溝8の下
部両側のそれぞれに係止凹条8aが案内溝8の略全長に
わたって形成されている。
リ1の開口部1aの底部に設けられたRFコイル6およ
び中継コネクタ7の両方のガイド機能を兼ねる案内溝
(案内構造)8と、案内溝(案内構造)8に設けられた
押込停止突起9および引出停止突起10まわりの構成を
詳しく説明する。図1〜図3に示すように、ガントリ1
の開口部1aの底部には、RFコイル6および中継コネ
クタ7の押し込み又は引出しによる往復水平移動の際の
ガイドとなる案内構8が、底部中央を天板2の進行方向
に沿って続くように形成されている。この案内溝8の下
部両側のそれぞれに係止凹条8aが案内溝8の略全長に
わたって形成されている。
【0015】中継コネクタ7は、図2に示すように、R
Fコイル6のコネクタ6aと接続される受け部7aを前
端側(開口部1aの底部前縁側)の面に有しており、中
継コネクタ7の前端側を持ち上げ可能に通常は伏せ姿勢
(水平姿勢)となっているよう支持している支持片11
が後側(開口部1aの底部前奥側)に設けられている。
伏せ姿勢にある中継コネクタ7の背面7bは進入してく
る天板2の裏面よりも低くなる。また、支持片11の両
側下部それぞれに外側へ水平に突出する係止凸部(ラン
ナー)11aが設けられていて、係止凸部11aが案内
溝8の係止凹条8aに入り込んで係止することで中継コ
ネクタ7が案内溝8と係合している。
Fコイル6のコネクタ6aと接続される受け部7aを前
端側(開口部1aの底部前縁側)の面に有しており、中
継コネクタ7の前端側を持ち上げ可能に通常は伏せ姿勢
(水平姿勢)となっているよう支持している支持片11
が後側(開口部1aの底部前奥側)に設けられている。
伏せ姿勢にある中継コネクタ7の背面7bは進入してく
る天板2の裏面よりも低くなる。また、支持片11の両
側下部それぞれに外側へ水平に突出する係止凸部(ラン
ナー)11aが設けられていて、係止凸部11aが案内
溝8の係止凹条8aに入り込んで係止することで中継コ
ネクタ7が案内溝8と係合している。
【0016】係止凸部11aは係止凹条8aに係合した
まま案内溝8aの長手方向に沿って動けるよう構成され
ているので、案内溝8は、開口部1aの底部奥側と前縁
側を中継コネクタ7が矢印Aで示すように往復水平移動
する際のガイドの役割を果たせるのである。また、中継
コネクタ7の後部に設けられた係合ピン12は、支持片
11の上部に設けられた孔に挿通されていて、係合ピン
12を支軸として中継コネクタ7が(例えば、図2の中
の右側において一点鎖線で示すように)上向きに回動さ
せられるよう構成されている。
まま案内溝8aの長手方向に沿って動けるよう構成され
ているので、案内溝8は、開口部1aの底部奥側と前縁
側を中継コネクタ7が矢印Aで示すように往復水平移動
する際のガイドの役割を果たせるのである。また、中継
コネクタ7の後部に設けられた係合ピン12は、支持片
11の上部に設けられた孔に挿通されていて、係合ピン
12を支軸として中継コネクタ7が(例えば、図2の中
の右側において一点鎖線で示すように)上向きに回動さ
せられるよう構成されている。
【0017】一方、開口部1aの底部奥側では、案内溝
8の内に、図1および図2に示すように、底部奥側へ移
動して来た中継コネクタ7の端面を受け止めて中継コネ
クタ7をストップさせる押込停止突起(押込停止手段)
9が立設されている。そして、この押込停止突起9の位
置は、押込停止突起9でストップさせられた中継コネク
タ7に接続しているRFコイル6が開口部1aの底部中
心に丁度セットされるよう定められている。
8の内に、図1および図2に示すように、底部奥側へ移
動して来た中継コネクタ7の端面を受け止めて中継コネ
クタ7をストップさせる押込停止突起(押込停止手段)
9が立設されている。そして、この押込停止突起9の位
置は、押込停止突起9でストップさせられた中継コネク
タ7に接続しているRFコイル6が開口部1aの底部中
心に丁度セットされるよう定められている。
【0018】他方、開口部1aの前縁から一定距離奥側
へ入った位置では、案内溝8の内に、図2および図4に
示すように、開口部1aの前縁側に引き出されてきた中
継コネクタ7の当たり部13を受け止めて中継コネクタ
7をストップさせる引出停止突起(引出停止手段)10
が立設されている。この引出停止突起10の位置は、引
出停止突起10でストップさせられた中継コネクタ7の
手前側へ、図3に示すように、RFコイル6を置けるだ
けの寸法的余裕があるよう定められている。
へ入った位置では、案内溝8の内に、図2および図4に
示すように、開口部1aの前縁側に引き出されてきた中
継コネクタ7の当たり部13を受け止めて中継コネクタ
7をストップさせる引出停止突起(引出停止手段)10
が立設されている。この引出停止突起10の位置は、引
出停止突起10でストップさせられた中継コネクタ7の
手前側へ、図3に示すように、RFコイル6を置けるだ
けの寸法的余裕があるよう定められている。
【0019】したがって、中継コネクタ7は、伏せ姿勢
を保ったままであれば、案内溝8に沿って水平移動する
場合、奥側は押込停止突起9までしか移動できず、また
前縁側は引出停止突起10までしか移動できない。な
お、RFコイル6がガントリ1の内の所定の位置にセッ
トされた場合、ガントリ1の内に進入してくる天板2の
裏面よりも低くなるようRFコイル6の高さが設定され
ていることは当然である。
を保ったままであれば、案内溝8に沿って水平移動する
場合、奥側は押込停止突起9までしか移動できず、また
前縁側は引出停止突起10までしか移動できない。な
お、RFコイル6がガントリ1の内の所定の位置にセッ
トされた場合、ガントリ1の内に進入してくる天板2の
裏面よりも低くなるようRFコイル6の高さが設定され
ていることは当然である。
【0020】また、図1〜図3に示すように、ガントリ
1の開口部1aの底部前縁には、幅方向に沿って昇り段
部20が設けられている。案内溝8は昇り段部20の前
端面を突き抜けて形成されているとともに、RFコイル
6の下面側には脚片21が設けられている。そして、図
3に示すように、脚片21の全幅寸法は脚片21が溝8
と丁度嵌合するよう選定され、脚片21の高さ寸法はR
Fコイル6の下面を昇り段部20に当たるように置いた
時に脚片21がちょうど案内溝8の底に当たるよう選定
されている。また、昇り段部20の高さ寸法やRFコイ
ル6の脚片21の位置は、RFコイル6の下面を昇り段
部20に当たるように置いた時に、RFコイル6のコネ
クタ6aの位置と中継コネクタ7の受け部7aが合致す
るよう選定されてもいる。
1の開口部1aの底部前縁には、幅方向に沿って昇り段
部20が設けられている。案内溝8は昇り段部20の前
端面を突き抜けて形成されているとともに、RFコイル
6の下面側には脚片21が設けられている。そして、図
3に示すように、脚片21の全幅寸法は脚片21が溝8
と丁度嵌合するよう選定され、脚片21の高さ寸法はR
Fコイル6の下面を昇り段部20に当たるように置いた
時に脚片21がちょうど案内溝8の底に当たるよう選定
されている。また、昇り段部20の高さ寸法やRFコイ
ル6の脚片21の位置は、RFコイル6の下面を昇り段
部20に当たるように置いた時に、RFコイル6のコネ
クタ6aの位置と中継コネクタ7の受け部7aが合致す
るよう選定されてもいる。
【0021】RFコイル6の尾端側(開口部1aの底部
前縁側)には、RFコイル6を移動させる時に掴まれる
把手22が設けられている。脚片21は案内溝8aに嵌
まり込んだまま案内溝8の長手方向に沿って動けるよう
構成されているので、案内溝8は、オペレータが把手2
2を掴んでRFコイル6を開口部1aの底部奥側と前縁
側を往復水平移動させる際のガイドとなる。なお、図3
および図5に示すように、RFコイル6の脚片21の下
部側に、引出停止突起10よりやや大き目の凹溝21a
が先端面から尾端面に渡って形成されているので、RF
コイル6は引出停止突起10に当たってストップさせら
れることなく、ガントリ1の奥側へ移動することができ
る。
前縁側)には、RFコイル6を移動させる時に掴まれる
把手22が設けられている。脚片21は案内溝8aに嵌
まり込んだまま案内溝8の長手方向に沿って動けるよう
構成されているので、案内溝8は、オペレータが把手2
2を掴んでRFコイル6を開口部1aの底部奥側と前縁
側を往復水平移動させる際のガイドとなる。なお、図3
および図5に示すように、RFコイル6の脚片21の下
部側に、引出停止突起10よりやや大き目の凹溝21a
が先端面から尾端面に渡って形成されているので、RF
コイル6は引出停止突起10に当たってストップさせら
れることなく、ガントリ1の奥側へ移動することができ
る。
【0022】次に、以上の構成を有するMRI装置によ
り被検体Mの脊椎の断層画像を得る時の撮影動作を、図
面を参照しながら説明する。最初、図6(a)に示すよ
うに、中継コネクタ7の当たり部13が引出停止突起1
0に当たってストップする位置へ中継コネクタ7をセッ
トする。また、RFコイル6は、中継コネクタ7の手前
側において、脊椎用のRFコイル6の下面が昇り段部2
0の上面に当たるととにも脚片21が案内溝8に嵌まり
込むようRFコイル6を据え置く。そして、オペレータ
がRFコイル6の把手22を掴んでRFコイル6を開口
部1aの奥側へ押し込む。
り被検体Mの脊椎の断層画像を得る時の撮影動作を、図
面を参照しながら説明する。最初、図6(a)に示すよ
うに、中継コネクタ7の当たり部13が引出停止突起1
0に当たってストップする位置へ中継コネクタ7をセッ
トする。また、RFコイル6は、中継コネクタ7の手前
側において、脊椎用のRFコイル6の下面が昇り段部2
0の上面に当たるととにも脚片21が案内溝8に嵌まり
込むようRFコイル6を据え置く。そして、オペレータ
がRFコイル6の把手22を掴んでRFコイル6を開口
部1aの奥側へ押し込む。
【0023】RFコイル6は、先ず中継コネクタ7に当
たった後、中継コネクタ7を押し込みながら、中継コネ
クタ7と一緒にガントリ1の奥側へ案内溝8に沿って水
平移動してゆく。そして、図6(b)に示すように、中
継コネクタ7の後端が押込停止突起9に当たると中継コ
ネクタ7の移動が止まる。その後、さらにRFコイル6
が少し奥側へ押し込まれると、図6(c)に示すよう
に、RFコイル6のコネクタ6aと中継コネクタ7が完
全に接続されると同時に、ガントリ1の開口部1aの底
部中心にRFコイル6がセットされる。
たった後、中継コネクタ7を押し込みながら、中継コネ
クタ7と一緒にガントリ1の奥側へ案内溝8に沿って水
平移動してゆく。そして、図6(b)に示すように、中
継コネクタ7の後端が押込停止突起9に当たると中継コ
ネクタ7の移動が止まる。その後、さらにRFコイル6
が少し奥側へ押し込まれると、図6(c)に示すよう
に、RFコイル6のコネクタ6aと中継コネクタ7が完
全に接続されると同時に、ガントリ1の開口部1aの底
部中心にRFコイル6がセットされる。
【0024】RFコイル6のセットが終われば、図1に
一点鎖線で示すように、被検体Mが載置された天板2を
前進させる。そして、静磁場発生用磁石で発生させた静
磁場に、傾斜磁場コイルで断層画像解析用の位置情報等
を付与するための線形磁場を重畳させるとともに、制御
コンソールの高周波パルス発生部(図示省略)で高周波
パルスを発生して被検体M内に核磁気共鳴を励起し、そ
の後発生するNMR信号をRFコイル6で受信する。受
信されたNMR信号は中継コネクタ7からケーブル5を
通り、信号処理部4を経て画像再構成部へ送られ、最終
的に、被検体Mの脊椎部位の断層画像が表示される。
一点鎖線で示すように、被検体Mが載置された天板2を
前進させる。そして、静磁場発生用磁石で発生させた静
磁場に、傾斜磁場コイルで断層画像解析用の位置情報等
を付与するための線形磁場を重畳させるとともに、制御
コンソールの高周波パルス発生部(図示省略)で高周波
パルスを発生して被検体M内に核磁気共鳴を励起し、そ
の後発生するNMR信号をRFコイル6で受信する。受
信されたNMR信号は中継コネクタ7からケーブル5を
通り、信号処理部4を経て画像再構成部へ送られ、最終
的に、被検体Mの脊椎部位の断層画像が表示される。
【0025】撮影が済めば、天板2を後退させて、図1
に実線で示す状態に復帰させる。そして、RFコイル6
を取り出す必要がある時は、オペレータが把手22を掴
んでRFコイル6を開口部1aの前縁側へ引き出す。そ
うすると、RFコイル6に接続された中継コネクタ7も
一緒に案内溝8に沿って引き出されてくる。中継コネク
タ7の方は、図6(a)に示すように、中継コネクタ7
の当たり部13が引出停止突起10に当たるところまで
来たらストップするが、RFコイル6の方はなお引き出
される結果、RFコイル6は自然に中継コネクタ7から
外れて、RFコイル6だけが取り出されることになる。
に実線で示す状態に復帰させる。そして、RFコイル6
を取り出す必要がある時は、オペレータが把手22を掴
んでRFコイル6を開口部1aの前縁側へ引き出す。そ
うすると、RFコイル6に接続された中継コネクタ7も
一緒に案内溝8に沿って引き出されてくる。中継コネク
タ7の方は、図6(a)に示すように、中継コネクタ7
の当たり部13が引出停止突起10に当たるところまで
来たらストップするが、RFコイル6の方はなお引き出
される結果、RFコイル6は自然に中継コネクタ7から
外れて、RFコイル6だけが取り出されることになる。
【0026】以上のように、実施例のMRI装置だと、
中継コイル7の手前のところにRFコイル6を脚片21
が案内溝8に嵌まるように置きRFコイル6を奥へ押し
込む程度の簡単な作業でRFコイル6をガントリ1の開
口部1aの底部中心にセットすることができ、オペレー
タが無理な姿勢を強いられることがない。また、RFコ
イル6をガントリ1から取り出す際、中継コネクタは引
出停止突起10のところでストップさせられた後も、R
Fコイル6はなお引き出され、中継コネクタ7との接続
が自然に外れ、RFコイル6だけが取り出されて便利で
ある。
中継コイル7の手前のところにRFコイル6を脚片21
が案内溝8に嵌まるように置きRFコイル6を奥へ押し
込む程度の簡単な作業でRFコイル6をガントリ1の開
口部1aの底部中心にセットすることができ、オペレー
タが無理な姿勢を強いられることがない。また、RFコ
イル6をガントリ1から取り出す際、中継コネクタは引
出停止突起10のところでストップさせられた後も、R
Fコイル6はなお引き出され、中継コネクタ7との接続
が自然に外れ、RFコイル6だけが取り出されて便利で
ある。
【0027】続いて、この実施例のMRI装置における
他の特徴的な構成について説明する。この実施例装置
は、ガントリ1の開口部1aの底部にセットされて使わ
れる脊椎用のRFコイル6の以外に、頭部用のコイルや
膝用のコイルなど天板2の上にセットされて使われるタ
イプのRFコイルと中継コネクタとの接続を容易なもの
とする新規な構成も具備している。
他の特徴的な構成について説明する。この実施例装置
は、ガントリ1の開口部1aの底部にセットされて使わ
れる脊椎用のRFコイル6の以外に、頭部用のコイルや
膝用のコイルなど天板2の上にセットされて使われるタ
イプのRFコイルと中継コネクタとの接続を容易なもの
とする新規な構成も具備している。
【0028】図2ないし図7や図8に示すように、実施
例装置の中継コネクタ7の腹側に、姿勢変換用突部14
が設けられている。姿勢変換用突部14は、横からみれ
ば、図7に示すように逆立ちした山状の形となっている
が、下から見れば、後斜面の座り面14aと前斜面の乗
上げ面14bは略平らな形になっている。そして、中継
コネクタ7が昇り段部20の上にある場合は、座り面1
4aが昇り段部20の上面と全面的に接して中継コネク
タ7を姿勢変換用突部14が下から支えて、RFコイル
側コネクタと接続される受け部7aが持ち上がる向きで
もって中継コネクタ7に自立姿勢をとらせる。
例装置の中継コネクタ7の腹側に、姿勢変換用突部14
が設けられている。姿勢変換用突部14は、横からみれ
ば、図7に示すように逆立ちした山状の形となっている
が、下から見れば、後斜面の座り面14aと前斜面の乗
上げ面14bは略平らな形になっている。そして、中継
コネクタ7が昇り段部20の上にある場合は、座り面1
4aが昇り段部20の上面と全面的に接して中継コネク
タ7を姿勢変換用突部14が下から支えて、RFコイル
側コネクタと接続される受け部7aが持ち上がる向きで
もって中継コネクタ7に自立姿勢をとらせる。
【0029】また、図2や図4に示すように、中継コネ
クタ7が昇り段部20より一段下がった奥側にある場
合、(前述したとおり)中継コネクタ7は自然と水平状
態となって伏せ姿勢となる。なお、昇り段部20の手前
に設けられた引出停止突起10が中継コネクタ7の移動
の妨げとなるはずであるが、これは次のようにして回避
されている。中継コネクタ7の前端側を掴んで持ち上げ
立姿勢をとらせることにより、当たり部13や姿勢変換
用突部14が引出停止突起10に当たらずに突起10を
乗り越せるように構成されているるとともに、支持片1
1に大きめの切り欠11bを予め形成してあることによ
り、支持片11が引出停止突起10に当たらず素通りで
きるよう構成されているのである。
クタ7が昇り段部20より一段下がった奥側にある場
合、(前述したとおり)中継コネクタ7は自然と水平状
態となって伏せ姿勢となる。なお、昇り段部20の手前
に設けられた引出停止突起10が中継コネクタ7の移動
の妨げとなるはずであるが、これは次のようにして回避
されている。中継コネクタ7の前端側を掴んで持ち上げ
立姿勢をとらせることにより、当たり部13や姿勢変換
用突部14が引出停止突起10に当たらずに突起10を
乗り越せるように構成されているるとともに、支持片1
1に大きめの切り欠11bを予め形成してあることによ
り、支持片11が引出停止突起10に当たらず素通りで
きるよう構成されているのである。
【0030】したがって、中継コネクタ7が昇り段部2
0より奥にある場合は、中継コネクタ7の前側は持ち上
げられずに伏せ姿勢をとり続けているけれども、中継コ
ネクタ7を開口部1aの前縁側に引出し移動させると、
昇り段部20の後端の傾斜部23まで来たところで、姿
勢変換用突部14の乗上げ面14bが傾斜部23の表面
に乗りあげ始める。さらに中継コネクタ7を引出し続け
ると、徐々に上向きなりながら、図7に示すように、や
がて支持片11の係止凸部11aが案内溝8の係止凹条
8aの前端に突き当たると同時に、昇り段部20の上ま
で乗り上げて座り面14aを下に自立姿勢となる。
0より奥にある場合は、中継コネクタ7の前側は持ち上
げられずに伏せ姿勢をとり続けているけれども、中継コ
ネクタ7を開口部1aの前縁側に引出し移動させると、
昇り段部20の後端の傾斜部23まで来たところで、姿
勢変換用突部14の乗上げ面14bが傾斜部23の表面
に乗りあげ始める。さらに中継コネクタ7を引出し続け
ると、徐々に上向きなりながら、図7に示すように、や
がて支持片11の係止凸部11aが案内溝8の係止凹条
8aの前端に突き当たると同時に、昇り段部20の上ま
で乗り上げて座り面14aを下に自立姿勢となる。
【0031】逆に、自立姿勢にある中継コネクタ7を奥
側へ押し込んで移動させると、昇り段部20の後端の傾
斜部23より徐々に下向きとなり、傾斜部23を越え、
姿勢変換用突部14が傾斜部23から離れた時点から後
は中継コネクタ7は伏せ姿勢となる。これらのために、
案内溝8の係止凹条8aは開口部1aの底部前縁まで突
き抜けずに底部前縁の僅か手前のところで終わるよう形
成されいてるとともに、姿勢変換用突部14が案内溝8
に落ち込まずに傾斜部23に当たるよう、姿勢変換用突
部14の幅が案内溝8の幅より長く設定されている。な
お、中継コネクタ7自体や姿勢変換用突部14、支持片
11および係合ピン12などガントリ1の開口部1aに
持ち込まれる部材は、いずれも、樹脂などの非磁性材製
あるいはステンレスなどの弱磁性材製である。
側へ押し込んで移動させると、昇り段部20の後端の傾
斜部23より徐々に下向きとなり、傾斜部23を越え、
姿勢変換用突部14が傾斜部23から離れた時点から後
は中継コネクタ7は伏せ姿勢となる。これらのために、
案内溝8の係止凹条8aは開口部1aの底部前縁まで突
き抜けずに底部前縁の僅か手前のところで終わるよう形
成されいてるとともに、姿勢変換用突部14が案内溝8
に落ち込まずに傾斜部23に当たるよう、姿勢変換用突
部14の幅が案内溝8の幅より長く設定されている。な
お、中継コネクタ7自体や姿勢変換用突部14、支持片
11および係合ピン12などガントリ1の開口部1aに
持ち込まれる部材は、いずれも、樹脂などの非磁性材製
あるいはステンレスなどの弱磁性材製である。
【0032】さらに、実施例装置の場合、天板2と中継
コネクタ7の間には、次のような自動着脱用の係合構造
が設けられている。中継コネクタ7の前部には、中央に
貫通孔16が開いているとともに先端が少し上に折れ曲
がっている係止板15が前方へ突き出るように取り付け
られている。一方、天板2の上面前縁付近には、円錐形
の頭部を有する係止ピン17が貫通孔16と対応する位
置に立設されている。そして、昇り段部20の上で中継
コネクタ7が自立姿勢をとっている状態で、天板2が下
からまっすぐ上昇して来ると、図2や図7に示すよう
に、天板2の係止ピン17が貫通孔16に入り込むこと
で係合が掛かり、逆に、昇り段部20の上で自立姿勢を
とっている中継コネクタ7と天板2が係合している状態
で、図9に示すように、天板2が真っ直ぐ下降してゆく
と、係止ピン17が貫通孔16から抜け出して係合が外
れる構成になっている。
コネクタ7の間には、次のような自動着脱用の係合構造
が設けられている。中継コネクタ7の前部には、中央に
貫通孔16が開いているとともに先端が少し上に折れ曲
がっている係止板15が前方へ突き出るように取り付け
られている。一方、天板2の上面前縁付近には、円錐形
の頭部を有する係止ピン17が貫通孔16と対応する位
置に立設されている。そして、昇り段部20の上で中継
コネクタ7が自立姿勢をとっている状態で、天板2が下
からまっすぐ上昇して来ると、図2や図7に示すよう
に、天板2の係止ピン17が貫通孔16に入り込むこと
で係合が掛かり、逆に、昇り段部20の上で自立姿勢を
とっている中継コネクタ7と天板2が係合している状態
で、図9に示すように、天板2が真っ直ぐ下降してゆく
と、係止ピン17が貫通孔16から抜け出して係合が外
れる構成になっている。
【0033】次に、以上の構成を有するMRI装置によ
り被検体Mの頭部の断層画像を得る時の撮影動作を、図
面を参照しながら説明する。頭部撮影の場合、天板2の
上に着脱可能にセットされる図10に示すような頭部用
のRFコイル26を使用する。頭部用のRFコイル26
は、一対のリング状の支持部材26aと、両支持部材2
6aを連結する複数本の連結部材26bとによって、開
口部26cを有する鳥籠状に構成されている。このRF
コイル26は、天板2の側に設けられたヘッドレスト2
4に着脱可能にセットされる。また、ガントリ1に対抗
する側の支持部材26aから引き出されたケーブル26
dの先端は中継コネクタ7と接続されるコネクタ25へ
結合されている。
り被検体Mの頭部の断層画像を得る時の撮影動作を、図
面を参照しながら説明する。頭部撮影の場合、天板2の
上に着脱可能にセットされる図10に示すような頭部用
のRFコイル26を使用する。頭部用のRFコイル26
は、一対のリング状の支持部材26aと、両支持部材2
6aを連結する複数本の連結部材26bとによって、開
口部26cを有する鳥籠状に構成されている。このRF
コイル26は、天板2の側に設けられたヘッドレスト2
4に着脱可能にセットされる。また、ガントリ1に対抗
する側の支持部材26aから引き出されたケーブル26
dの先端は中継コネクタ7と接続されるコネクタ25へ
結合されている。
【0034】撮影にあったては、先ず、中継コネクタ7
には昇り段部20の上で自立姿勢を取らせる。一方、被
検体Mを天板2の上に載せてRFコイル26をセットし
た後、天板2を上昇させることにより、図2に一点鎖線
で示すように、中継コネクタ7の貫通孔16に天板2の
係止ピン17が入り込んで係合が自動的に掛かる。次
に、図11に実線で示すように、中継コネクタ7にRF
コイル26のコネクタ25を結合した後、天板2を前進
させて、図11に一点鎖線で示すように、ガントリ1の
開口部1aの所定の位置まで前進させる。中継コネクタ
7は天板2に係合したまま天板2と一緒にガントリ1の
開口部1aの内へ移動してゆく。
には昇り段部20の上で自立姿勢を取らせる。一方、被
検体Mを天板2の上に載せてRFコイル26をセットし
た後、天板2を上昇させることにより、図2に一点鎖線
で示すように、中継コネクタ7の貫通孔16に天板2の
係止ピン17が入り込んで係合が自動的に掛かる。次
に、図11に実線で示すように、中継コネクタ7にRF
コイル26のコネクタ25を結合した後、天板2を前進
させて、図11に一点鎖線で示すように、ガントリ1の
開口部1aの所定の位置まで前進させる。中継コネクタ
7は天板2に係合したまま天板2と一緒にガントリ1の
開口部1aの内へ移動してゆく。
【0035】そして、静磁場発生用磁石で発生させた静
磁場に、傾斜磁場コイルで断層画像解析用の位置情報等
を付与するための線形磁場を重畳させる。続いて、制御
コンソールの高周波パルス発生部(図示省略)で高周波
パルスを発生して被検体M内に核磁気共鳴を励起し、そ
の後発生するNMR信号をRFコイル26で受信する。
NMR信号は中継コネクタ7からケーブル5を通り、信
号処理部4から画像再構成部へ送られ、最終的に、被検
体Mの頭部の断層画像が作成される。
磁場に、傾斜磁場コイルで断層画像解析用の位置情報等
を付与するための線形磁場を重畳させる。続いて、制御
コンソールの高周波パルス発生部(図示省略)で高周波
パルスを発生して被検体M内に核磁気共鳴を励起し、そ
の後発生するNMR信号をRFコイル26で受信する。
NMR信号は中継コネクタ7からケーブル5を通り、信
号処理部4から画像再構成部へ送られ、最終的に、被検
体Mの頭部の断層画像が作成される。
【0036】撮影に必要な操作が済めば、天板2を後退
させて、図11に実線で示す状態に復帰させる。勿論、
中継コネクタ7は天板2に係合したまま引き出されて天
板2と一緒にガントリ1の開口部1aの入口まで戻って
くる。中継コネクタ7からRFコイル26のコネクタ2
5を外した後、天板2を下降させる。図9に示すよう
に、天板2が真っ直ぐ下降していくにつれ係止ピン17
が貫通孔16から抜け出し、係合が自動的に外れる。所
定の位置まで降下した天板2から被検体Mを降ろせば終
了である。
させて、図11に実線で示す状態に復帰させる。勿論、
中継コネクタ7は天板2に係合したまま引き出されて天
板2と一緒にガントリ1の開口部1aの入口まで戻って
くる。中継コネクタ7からRFコイル26のコネクタ2
5を外した後、天板2を下降させる。図9に示すよう
に、天板2が真っ直ぐ下降していくにつれ係止ピン17
が貫通孔16から抜け出し、係合が自動的に外れる。所
定の位置まで降下した天板2から被検体Mを降ろせば終
了である。
【0037】中継コネクタ7の取り扱いとしては、操作
者がRFコイル26のコネクタ25を着脱するだけの簡
単なものである。コネクタ25の着脱作業も、中継コネ
クタ7の受け部7aが上向きであるから容易である。従
来は、中継コネクタに付設されたフックを天板に付設さ
れた金具に引っかけて中継コネクタの受け口を上向きに
して、中継コネクタとRFコイル側のコネクタを接続す
るとともに、天板から被検体を下ろす際、中継コネクタ
のケーブルを傷付けないよう中継コネクタをいちいち天
板から取り外さなければならず非常に面倒であったので
ある。なお、RFコイルとして、頭部用のRFコイルと
類似の鳥籠状に構成された膝用のRFコイルが使われる
場合、被検体Mの頭と足の位置を逆にするとともに、足
をRFコイルの開口部に通すようにセットする以外は、
上の頭部用のRFコイルを使う場合と同じである。
者がRFコイル26のコネクタ25を着脱するだけの簡
単なものである。コネクタ25の着脱作業も、中継コネ
クタ7の受け部7aが上向きであるから容易である。従
来は、中継コネクタに付設されたフックを天板に付設さ
れた金具に引っかけて中継コネクタの受け口を上向きに
して、中継コネクタとRFコイル側のコネクタを接続す
るとともに、天板から被検体を下ろす際、中継コネクタ
のケーブルを傷付けないよう中継コネクタをいちいち天
板から取り外さなければならず非常に面倒であったので
ある。なお、RFコイルとして、頭部用のRFコイルと
類似の鳥籠状に構成された膝用のRFコイルが使われる
場合、被検体Mの頭と足の位置を逆にするとともに、足
をRFコイルの開口部に通すようにセットする以外は、
上の頭部用のRFコイルを使う場合と同じである。
【0038】この発明は上記実施の形態に限られること
はなく、下記のように変形実施することができる。 (1)実施例装置のRFコイル6と中継コネクタ7を、
より接続し易いものにするため、図12(a),(b)
に示すように、RFコイル6の端面両側にガイドピン2
7を設けるとともに中継コネクタ7の対応位置にガイド
孔28を設け、図12(c)に示すように、接続の際に
ガイドピン27がガイド孔28に嵌まり込むことがガイ
ドとなり、RFコイル6と中継コネクタ7の適切な接続
が確実かつ容易におこなわれるよう構成したものが変形
例として挙げられる。
はなく、下記のように変形実施することができる。 (1)実施例装置のRFコイル6と中継コネクタ7を、
より接続し易いものにするため、図12(a),(b)
に示すように、RFコイル6の端面両側にガイドピン2
7を設けるとともに中継コネクタ7の対応位置にガイド
孔28を設け、図12(c)に示すように、接続の際に
ガイドピン27がガイド孔28に嵌まり込むことがガイ
ドとなり、RFコイル6と中継コネクタ7の適切な接続
が確実かつ容易におこなわれるよう構成したものが変形
例として挙げられる。
【0039】(2)この発明のMRI装置のRFコイル
6と中継コネクタ7の接続が確実に保たれるようにする
ため、RFコイル6と中継コネクタ7の間に、図13お
よび図14に示すような機械的係合構造を設けたもの
が、変形例して挙げられる。図13(a)に示すよう
に、RFコイル6の側面には、係合用の突起31を先端
に設けた揺動レバー30が吊り下げ用の圧縮バネ32と
支点用の止めピン33で取り付けられている。圧縮バネ
32は一端がRFコイル6の上端に結合され、他端が揺
動レバー30の上辺に結合されていて、揺動レバー30
が止めピン33を支点として突起31を上下に振らせる
ような移動が可能なように構成されている。一方、中継
コネクタ7の側面には、揺動レバー30の突起31を受
け入れる係合用の凸部34が設けられている。
6と中継コネクタ7の接続が確実に保たれるようにする
ため、RFコイル6と中継コネクタ7の間に、図13お
よび図14に示すような機械的係合構造を設けたもの
が、変形例して挙げられる。図13(a)に示すよう
に、RFコイル6の側面には、係合用の突起31を先端
に設けた揺動レバー30が吊り下げ用の圧縮バネ32と
支点用の止めピン33で取り付けられている。圧縮バネ
32は一端がRFコイル6の上端に結合され、他端が揺
動レバー30の上辺に結合されていて、揺動レバー30
が止めピン33を支点として突起31を上下に振らせる
ような移動が可能なように構成されている。一方、中継
コネクタ7の側面には、揺動レバー30の突起31を受
け入れる係合用の凸部34が設けられている。
【0040】図13(b)に示すように、RFコイル6
を中継コネクタ7の方に移動させると先ず突起32が凸
部34の前端に当たって乗り上げる。さらにRFコイル
6を中継コネクタ7の方に移動させると突起32が凸部
34を乗り越えるとともに圧縮バネ32が揺動レバー3
0を押し下げ、図13(c)に示すように、突起32が
凸部34に係止して機械的係合が掛かり、RFコイル6
と中継コネクタ7が連結状態となる。
を中継コネクタ7の方に移動させると先ず突起32が凸
部34の前端に当たって乗り上げる。さらにRFコイル
6を中継コネクタ7の方に移動させると突起32が凸部
34を乗り越えるとともに圧縮バネ32が揺動レバー3
0を押し下げ、図13(c)に示すように、突起32が
凸部34に係止して機械的係合が掛かり、RFコイル6
と中継コネクタ7が連結状態となる。
【0041】逆に、ガントリ1の開口部1aの奥からR
Fコイル6を引き出す際は、当然、図14(a)に示す
ように、連結された中継コネクタ7も一緒に引き出され
てくる。しかし、ガントリ1の開口部1aの段部20に
は、係合解除用の当たり面35が設けられていて、揺動
レバー30の下辺が当たり面35に接触すると、図14
(b)に示すように、突起32が持ち上がりるよう揺動
レバー30が移動し、突起32が凸部34から離れる。
さらにRFコイル6を引き出すと、図14(b)に示す
ように、突起32が凸部34から完全に抜け出し機械的
係合が外れて、RFコイル6と中継コネクタ7の連結が
解消される。
Fコイル6を引き出す際は、当然、図14(a)に示す
ように、連結された中継コネクタ7も一緒に引き出され
てくる。しかし、ガントリ1の開口部1aの段部20に
は、係合解除用の当たり面35が設けられていて、揺動
レバー30の下辺が当たり面35に接触すると、図14
(b)に示すように、突起32が持ち上がりるよう揺動
レバー30が移動し、突起32が凸部34から離れる。
さらにRFコイル6を引き出すと、図14(b)に示す
ように、突起32が凸部34から完全に抜け出し機械的
係合が外れて、RFコイル6と中継コネクタ7の連結が
解消される。
【0042】この変形例の場合、RFコイル6と中継コ
ネクタ7とが連結され接続がしっかりと維持される上、
RFコイル6の取り出しの際、中継コネクタ7だけがガ
ントリ1の奥に取り残されるといった心配もなくなる。
なお、RFコイル6と中継コネクタ7の間の機械的係合
構造は、RFコイル6と中継コネクタ7の両側面に設け
られていてもよいし、一方の側面だけに設けられている
ようであってもよい。
ネクタ7とが連結され接続がしっかりと維持される上、
RFコイル6の取り出しの際、中継コネクタ7だけがガ
ントリ1の奥に取り残されるといった心配もなくなる。
なお、RFコイル6と中継コネクタ7の間の機械的係合
構造は、RFコイル6と中継コネクタ7の両側面に設け
られていてもよいし、一方の側面だけに設けられている
ようであってもよい。
【0043】(3)実施例装置の場合、案内溝8が中継
コネクタ7のガイド機能とRFコイルのガイド機能の両
方を兼ねる構成であったが、中継コネクタの水平移動の
際のガイドとなるコネクタ案内構造と、RFコイルの水
平移動の際のガイドとなるコイル案内構造とが、それぞ
れ個別に設けられているものが、変形例として挙げられ
る。
コネクタ7のガイド機能とRFコイルのガイド機能の両
方を兼ねる構成であったが、中継コネクタの水平移動の
際のガイドとなるコネクタ案内構造と、RFコイルの水
平移動の際のガイドとなるコイル案内構造とが、それぞ
れ個別に設けられているものが、変形例として挙げられ
る。
【0044】(4)実施例装置の場合、RFコイルや中
継コネクタの移動の際のガイドを案内溝でおこなう構成
であったが、RFコイルや中継コネクタのガイド用の構
成は、案内溝に限られるものではない。
継コネクタの移動の際のガイドを案内溝でおこなう構成
であったが、RFコイルや中継コネクタのガイド用の構
成は、案内溝に限られるものではない。
【0045】(5)実施例装置の場合、引出停止突起1
0が中継コネクタ7の水平移動をストプさせる構成であ
ったが、引出停止突起10が設けられていない他は実施
例と同じ構成であるものも、変形例として挙げられる。
0が中継コネクタ7の水平移動をストプさせる構成であ
ったが、引出停止突起10が設けられていない他は実施
例と同じ構成であるものも、変形例として挙げられる。
【0046】(6)実施例装置の場合、中継コネクタ7
の水平移動をストップさせるための押込停止手段および
引出停止手段が案内溝8に設けた突起9,10であった
けれども、中継コネクタ7の水平移動をストップさせる
ための構成は、何も突起に限られるものではない。
の水平移動をストップさせるための押込停止手段および
引出停止手段が案内溝8に設けた突起9,10であった
けれども、中継コネクタ7の水平移動をストップさせる
ための構成は、何も突起に限られるものではない。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明の磁気共鳴断層撮影装置
によれば、操作者は、開口部の前縁の方へ引き出された
中継コネクタの手前のところにRFコイルをコイル案内
構造に合わせて置き、RFコイルを中継コネクタと一緒
に奥へ押し込む程度の簡単な作業により、RFコイルを
ガントリの開口部の底部中心に容易セットすることがで
きるようになり、操作者が無理な姿勢を強いられること
もないので、操作者の負担軽減が実現される。
によれば、操作者は、開口部の前縁の方へ引き出された
中継コネクタの手前のところにRFコイルをコイル案内
構造に合わせて置き、RFコイルを中継コネクタと一緒
に奥へ押し込む程度の簡単な作業により、RFコイルを
ガントリの開口部の底部中心に容易セットすることがで
きるようになり、操作者が無理な姿勢を強いられること
もないので、操作者の負担軽減が実現される。
【図1】実施例に係るMRI装置の要部構成をあらわす
概略図である。
概略図である。
【図2】実施例装置の中継コネクタと案内溝まわりを示
す部分斜視図である。
す部分斜視図である。
【図3】実施例装置のRFコイルと案内溝まわりを示す
部分斜視図である。
部分斜視図である。
【図4】伏せ姿勢にある中継コネクタを示す側面図であ
る。
る。
【図5】脊椎用のRFコイルの脚片を案内溝に嵌めて置
いた状況を示す側面図である。
いた状況を示す側面図である。
【図6】脊椎用のRFコイルのセット操作を示す部分正
面図である。
面図である。
【図7】自立姿勢にある中継コネクタを示す正面図であ
る。
る。
【図8】自立姿勢にある中継コネクタを示す側面図であ
る。
る。
【図9】中継コネクタと天板の係合が解けた状態を示す
正面図である。
正面図である。
【図10】頭部用のRFコイルを示す斜視図である。
【図11】実施例装置の頭部用のRFコイル使用時の撮
影状況を示す概略図である。
影状況を示す概略図である。
【図12】変形例のRFコイルおよび中継コネクタの概
略構成を示す説明図である。
略構成を示す説明図である。
【図13】他の変形例のRFコイルと中継コネクタの連
結動作を示す説明図である。
結動作を示す説明図である。
【図14】他の変形例のRFコイルと中継コネクタの連
結解除動作を示す説明図である。
結解除動作を示す説明図である。
【図15】従来のMRI装置の要部構成をあらわす概略
図である。
図である。
1…ガントリ 1a…開口部 2…天板 4…信号処理部 5…ケーブル 6…脊椎用のRFコイル 7…中継コネクタ 8…ガイド用の案内溝 9…押込停止突起 10…引出停止突起 30…揺動レバー 31…係合用の突起 34…係合用の凸部 35…係合解除用の当たり面
Claims (1)
- 【請求項1】 静磁場を発生させるガントリの開口部の
底部中心にセットされ、励起された被検体内の原子核ス
ピンが基の状態に戻る際に放出する核磁気共鳴信号(N
MR信号)を検出するRFコイルと、ガントリの外側に
設けられ、RFコイルで検出されたNMR信号を処理す
る信号処理部とを備えるとともに、被検体が載置される
天板がガントリの開口部へ進入したり、開口部から退出
できるように弛みを持たせた状態でRFコイルと信号処
理部との間に接続され、かつRFコイル側のコネクタに
接続される中継コネクタが、その先端に取り付けられて
いるケーブルを備えている磁気共鳴断層撮影装置におい
て、ガントリの開口部の底部の前縁側と奥側の間をRF
コイルとの接続側が開口部の底部前縁側となる向きを保
ちながら押し込み又は引出しに伴って往復水平移動させ
られる中継コネクタの前記往復水平移動の際のガイドと
なるコネクタ案内構造と、開口部の底部の前縁側と奥側
の間を中継コネクタとRFコイル側のコネクタが合致し
た状態で中継コネクタとの接触を保ちながら押し込み又
は引出しに伴って往復水平移動させられるRFコイルの
前記往復水平移動の際のガイドとなるコイル案内構造と
が、開口部の底部に設けられているとともに、ガントリ
の開口部の奥側へ水平移動して来た中継コネクタを受け
止めて、この中継コネクタに接続されたRFコイルを開
口部の底部中心にセットする押込停止手段が、開口部の
底部奥側に設けられていることを特徴とする磁気共鳴断
層撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9113773A JPH10295666A (ja) | 1997-05-01 | 1997-05-01 | 磁気共鳴断層撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9113773A JPH10295666A (ja) | 1997-05-01 | 1997-05-01 | 磁気共鳴断層撮影装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10295666A true JPH10295666A (ja) | 1998-11-10 |
Family
ID=14620766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9113773A Pending JPH10295666A (ja) | 1997-05-01 | 1997-05-01 | 磁気共鳴断層撮影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10295666A (ja) |
-
1997
- 1997-05-01 JP JP9113773A patent/JPH10295666A/ja active Pending
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