JPH10295081A - コンデンサ直列体の分圧回路 - Google Patents

コンデンサ直列体の分圧回路

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JPH10295081A
JPH10295081A JP9031169A JP3116997A JPH10295081A JP H10295081 A JPH10295081 A JP H10295081A JP 9031169 A JP9031169 A JP 9031169A JP 3116997 A JP3116997 A JP 3116997A JP H10295081 A JPH10295081 A JP H10295081A
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capacitor
resistor
transistor
electrolytic capacitor
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Takuya Hatakeyama
卓也 畠山
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Toyo Electric Manufacturing Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電解コンデンサ耐電圧を低く設定し直流平滑
回路の小型化が可能な電解コンデンサ直列回路の提供 【構成】一端が電解コンデンサ直列体の正負極に接続さ
れた抵抗、各抵抗の一端にコレクタ端子が接続されエミ
ッタ端子が電解コンデンサ直列体の中点に接続されたト
ランジスタコンプリメンタル接続体、および電解コンデ
ンサ直列体の正極と負極間に接続されその中点がトラン
ジスタコンプリメンタル接続体のベース端子に接続され
た抵抗直列体よりなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータ駆動用イン
バータや無停電電源装置などの電力変換回路において使
用される、直列接続されたコンデンサ直列体の分圧回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】モータ駆動用インバータや無停電電源装
置などの電力変換装置においては、交流入力をコンバー
タ回路によって整流し直流に変換した後、インバータ回
路によって再び所望の交流に変換して出力することが行
われる。この際、コンバータ回路にて整流した後にコン
デンサを接続して脈動電圧の少ない直流に平滑するが、
直流平滑には概して大きな静電容量のコンデンサが必要
であり、一般的には小型で静電容量の大きい電解コンデ
ンサが使用される。コンバータ回路で整流した後の直流
電圧は、交流入力の相数や電圧に依存するが、おおよそ
交流入力電圧の1.3倍程度となる。大電力の電力変換
回路においては、交流入力電圧として3相400Vが使
用されることがあり、この場合の直流電圧は500V以
上になる。
【0003】一方、電解コンデンサの耐電圧は、定格電
圧450Vサージ過電圧500V程度までのものが性能
的に実用的であり、前述のように直流電圧が500V以
上になる場合は、適当な耐電圧の電解コンデンサを直列
にして使用することが行われる。電解コンデンサに電圧
が印加されると、主に内部の誘電体が要因となり、漏れ
電流が流れる。簡略には図4に示すように、電解コンデ
ンサ1はコンデンサ成分2と並列抵抗成分3をもつ等価
回路と考えることができる。(実際にはコンデンサと直
列の小さな抵抗成分を持つが、本件の動作説明上は無視
できるので、並列抵抗成分のみを示す)
【0004】ところで、大容量の電力変換装置に使われ
る高耐電圧で高静電容量の電解コンデンサの漏れ電流
は、常温(20℃程度)で定格電圧印加時に最大5mA
程度あり、その個体差は数倍あると言われている。 ま
た温度上昇によっても比例的に増加する。すなわち、図
4に示した並列抵抗成分3に個体差があり、しかも温度
によって大きく変化する。このような特性を持つ電解コ
ンデンサを電力変換回路において直列接続して使用する
場合、並列抵抗成分の偏差によって個々の電解コンデン
サの分担電圧がアンバランスになる。そこで、直列接続
された電解コンデンサ個々に並列に分圧抵抗を接続し、
漏れ電流に起因する内部の並列抵抗成分の偏差を補正す
ることが行われる。
【0005】図5は、電解コンデンサ1a、1bを直列
接続した場合を示し、2a、2bはコンデンサ成分、3
a、3bは内部の並列抵抗成分、3j、3kは並列抵抗
成分3a、3bの偏差を補正するためにコンデンサの外
部に並列接続した分圧抵抗である。付加される分圧抵抗
3j、3kは、一般に直列接続された電解コンデンサの
並列抵抗成分3a、3bの偏差がどのようになっている
かは不明であるので、抵抗値を等しく設定する。図5に
おいて並列抵抗成分3a、3bのうち、3aが大きいと
してその抵抗値をRx、一方3bをRm、また分圧抵抗
3j、3kの抵抗値はRpとする。RxとRpおよびR
mとRpの並列合成抵抗値をRc1、Rc2とすると、 Rc1=Rx×Rp/(Rx+Rp)、Rc2=Rm×
Rp/(Rm+Rp) となり、個々の電解コンデンサ1a、1bの分担電圧は
Rc1とRc2の比で決定される。
【0006】ここで、並列抵抗成分の偏差は、RxがR
mのα倍であるものとし、また並列抵抗成分の大きい電
解コンデンサ1aの分担電圧を電解コンデンサ1bのβ
倍に抑えることにした場合、Rx=α×Rm、Rc1=
β×Rc2で表され、これを上記Rc1、Rc2に代入
することにより、必要となる分圧抵抗3j、3kの抵抗
値Rpは、次式の通りになる。 Rp=α(β−1)×Rm/(α−β)・・・・・・・・・・・・・・・(1)
【0007】たとえば、耐電圧定格400V、サージ電
圧450Vの電解コンデンサを2直列にして、直流60
0Vの回路に適用する場合について計算してみる。電解
コンデンサの漏れ電流を、温度上昇等考慮して定格電圧
印加時に10mAであるとした場合、その並列抵抗成分
は400V/10mAで40kΩとなり、これをRmと
する。これに対して漏れ電流の偏差は3倍程度あること
を想定しα=3とし、Rxを40kΩ×3より120k
Ωとする。また、分担電圧は、一方が定格耐電圧である
400Vまで許容するとして一方は200Vになると考
え、β=400/200=2とする。この場合、上式よ
りRpは3×Rm、すなわち120kΩとなる。この
時、印加電圧の大きい分圧抵抗3jの発熱は1.33
W、一方の分圧抵抗3kの発熱は0.33Wであり発熱
による合計損失は1.7Wとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】近年、装置の小型化が
非常に重要視されており、電解コンデンサを使用した電
力変換回路についても例外ではない。その一環として、
インバータ回路等の小型化も必至であり、電解コンデン
サを含めた個々の部品の小型化が重要になってきてい
る。一般に、電解コンデンサは外形が同じならば耐電圧
が低いほど静電容量を大きくすることができ、寿命を決
定するリプル電流耐量も大きくできるので、電解コンデ
ンサの小型化を図るためには、耐電圧を下げることが重
要である。したがって、前述したようにインバータ回路
等で電解コンデンサを直列接続して使用する場合におい
ても、個々の電解コンデンサの耐電圧を極力低いものを
選択使用することが行われる。
【0009】ところが、印加電圧に対して電解コンデン
サの耐電圧に余裕がないと、電解コンデンサ内部の等価
的な並列抵抗成分の個体差による分担電圧のアンバラン
スが大きな課題となる。この分担電圧アンバランスを抑
制するためには、電解コンデンサの外部に並列接続する
分圧抵抗の抵抗値を小さくし、電解コンデンサの並列抵
抗成分の偏差の影響を補正する必要がある。耐電圧の低
い電解コンデンサを使用するものとして、従来技術で説
明した計算を行い比較してみる。定格電圧350V、サ
ージ電圧400Vの電解コンデンサを2直列にして、直
流600Vの回路に適用する場合を想定し、前述と同様
電解コンデンサの漏れ電流は10mAで並列抵抗成分を
350V/10mA=35kΩとし、これをRmとす
る。漏れ電流の偏差も同様に3倍程度あるものとしα=
3と設定する。
【0010】また、分担電圧は、一方が定格耐電圧であ
る350Vまで許容するとして一方は250Vになると
考え、β=350/250=1.4とする。(1)式よ
り、Rpは0.75×Rmすなわち26.3kΩとな
る。このとき、印加電圧の高い電解コンデンサの分圧抵
抗3jの発熱は4.6W、一方の分圧抵抗3kの発熱は
2.4Wで合計7Wとなり、前述の計算と比較すると電
解コンデンサの耐電圧を50V下げたことにより、分圧
抵抗値を下げることが必要となり、その損失は約4倍に
増加する。このように、電解コンデンサの耐電圧を下げ
て使用する場合、分圧抵抗値を下げる必要があり、これ
に伴い、分圧抵抗回路での発熱が大きくなるため、許容
損失が大きい大型の抵抗を使用することとなり、電解コ
ンデンサを小型化したこととは相反した大型抵抗の追
加、抵抗発熱による損失の増加を生じる。また、大容量
の電力変換装置で電解コンデンサを多数使用する時に
は、特にこの問題が顕著となってくる。
【0011】また、電解コンデンサは、大きい静電容量
を確保できるものの、静電容量の許容誤差は±20%が
標準的である。そこで、耐電圧に余裕の少ない場合、電
源電圧変動や負荷変動などに伴い生じる電圧変動時に、
電解コンデンサの静電容量の許容誤差により起きる分担
電圧のアンバランスも問題となる。これについて、電圧
印加されていない状態から電解コンデンサを充電する、
いわゆる初期充電時の例で説明する。
【0012】電力変換装置において、コンバータ回路で
交流を直流に変換し電解コンデンサを初期充電する際、
電解コンデンサのインピーダンスは充電当初非常に小さ
いため、初期充電用の低抵抗を介して充電電流を抑制す
ることが行われる。上記のように充電抵抗は低抵抗で、
それに比べ分圧抵抗の抵抗値は発熱損失低減のため極力
大きく設定される。したがって、初期充電抵抗値と電解
コンデンサの静電容量によって決まる時定数は、分圧抵
抗と電解コンデンサで決まるそれよりも大きくなる。一
般的には、電解コンデンサ静電容量は数千μFで、初期
充電抵抗が数Ω〜数10Ωに対し、分圧抵抗は数kΩ〜
数10kΩ程度が選定され、充電抵抗とコンデンサで決
まる時定数が数十ms程度であるのに対し、分圧抵抗と
コンデンサで決まる時定数は数十秒程度と非常に大きな
差が生じる。
【0013】図6にコンデンサ初期充電時の等価回路
を、また図7に動作波形図を示す。図6は、図5の回路
に直流電源5、充電抵抗3n、投入スイッチ6、を追加
したものであり、図5と同一部分には同一符号を付して
いる。また、電解コンデンサ1a、1bのコンデンサ成
分は2aが小さく、2bが大きいものとし、内部の並列
抵抗成分3a、3bおよび分圧抵抗3j、3kはそれぞ
れ等しいものとする。投入スイッチ6を入れ、直流電圧
5の電圧2Eを印加すると、電解コンデンサ1a、1b
の直列体の電圧は図7の(イ)のように上昇するが、こ
の時、静電容量の小さい1aの分担電圧は(ロ)、一方
の1bは(ハ)のようになる。上述のようにこの充電時
定数は短いので、初期充電終了当初(Tsの時点)の電
圧バランスは電解コンデンサの静電容量値で決まり、静
電容量の小さいコンデンサ1aの分担電圧は大きくな
り、コンデンサ1bの電圧は小さくなる。続いて、電解
コンデンサと分圧抵抗によって決まる時定数で、緩やか
に分担電圧が均等化されるようになる。
【0014】充電初期の分担電圧アンバランスは、電解
コンデンサの静電容量誤差±20%つまり、一方が1.
2に対して他方が0.8の比になることを考慮しなけれ
ばならない。したがって、図7の例では(ロ)のピーク
電圧は1.2Eとなる。この際、定格電圧を越える時間
が非常に短いのであれば、電解コンデンサのサージ耐電
圧を越えない範囲内で設計することも可能であるが、前
述したようにバランス状態になるには、数十秒といった
長時間を要するため定格電圧を上げる必要が生じてく
る。以上のように、静電容量が±20%程度のバラツキ
があるため、従来方法では耐電圧の低い電解コンデンサ
を選定することが難しく、このようなことから回路の小
型化を妨げる要因となっていた。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、本発明では請求項1に記載の如く、NPNトラン
ジスタのコレクタを第一の抵抗を介して第一のコンデン
サの正極に接続し、該NPNトランジスタのエミッタは
前記第一のコンデンサの負極に接続し、前記第一のコン
デンサの正極と前記NPNトランジスタのベース間に第
二の抵抗を接続し、PNPトランジスタのコレクタは第
三の抵抗を介して第二のコンデンサの負極に接続し、該
PNPトランジスタのエミッタは前記第二のコンデンサ
の正極に接続し、前記第二のコンデンサの負極と前記P
NPトランジスタのベース間に第四の抵抗を接続し、前
記NPNトランジスタのエミッタと前記PNPトランジ
スタのエミッタを接続し、前記NPNトランジスタのベ
ースと前記PNPトランジスタのベースを接続して構成
する。請求項2に記載のとおり、上記構成を複数組備え
ることも可能である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。図1は、電解コンデンサ1a、1bの
2直列の回路に、本発明を適用した例であり、NPNト
ランジスタ4aのコレクタを抵抗3eを介してコンデン
サ1aの正極に接続し、NPNトランジスタ4aのエミ
ッタはコンデンサ1aの負極に接続し、コンデンサ1a
の正極とNPNトランジスタ4aのベース間に抵抗3g
を接続する。PNPトランジスタ4bのコレクタは、抵
抗3fを介してコンデンサ1bの負極に接続し、PNP
トランジスタ4bのエミッタはコンデンサ1bの正極に
接続し、コンデンサ1bの負極とPNPトランジスタ4
bのベース間に抵抗3hを接続する。さらに、NPNト
ランジスタ4aとPNPトランジスタ4bのエミッタ同
志、ベース同志を接続する。エミッタ同志の接続点を
(a)、ベース同志の接続点を(b)とする。
【0017】ここで、図1の電解コンデンサの直列体内
部の並列抵抗成分3a、3bは図5と同様3aが大きく
(その抵抗値をRx)、3bが小さい(その抵抗値をR
m)場合、電解コンデンサの負極から見た(a)点の電
位は、印加電圧の1/2より小さくなり、一方(b)点
の電位は、抵抗3gと3hにより印加電圧の1/2とな
っている。(a)点はトランジスタ4a、4bのエミッ
タ端子、(b)はトランジスタ4a、4bのベース端子
となっているので、この場合NPNトランジスタ4aに
ベース電流が供給され導通する。トランジスタの動作が
理想的なスイッチ動作とした場合の等価回路を図2に示
す。トランジスタ4aの導通により、抵抗3aと3eが
並列回路を構成するので、電解コンデンサの分担電圧を
等しくすることは、抵抗3aと3eの合成抵抗値と抵抗
3bの抵抗値を等しくすることである。つまり抵抗3e
の抵抗値をRfとして、 Rx×Rf/(Rx+Rf)=Rm が成り立ち、ここで図の電解コンデンサの内部抵抗偏差
をαつまりRx=αRmとした場合、必要なRfの値は Rf=α×Rm/(α−1) となり、RfはRm以下の値にする必要はない。
【0018】ここで、前述例にならって印加電圧600
V、Rm=35kΩ、α=3として計算してみると、必
要なRfは52.5kΩでその発熱は1.7Wとなる。
また、図1の抵抗3fはトランジスタ4bが導通してい
ないため、回路から切り離され発熱を生じない。そし
て、(b)点の電位は分圧電圧の基準となるため、抵抗
3gと3hはある程度の精度が必要となるが、ベース電
流を供給するだけなので高抵抗値とすることができる。
したがって、前述例に比較して、抵抗での発熱損失をほ
ぼ1/4にすることが可能である。無論、電解コンデン
サの抵抗偏差の関係が反転した場合には、図1の(a)
点の電位が(b)点の電位よりも高くなり、今度はPN
Pトランジスタ4bにベース電流が供給されて導通し、
上記と同様に動作をすることは明らかである。
【0019】また、本実施例による分圧回路によれば、
図1の分圧用抵抗の抵抗値Rfを損失を増加させること
なく、分圧用抵抗値を小さく設定することが可能で、ア
ンバランス補正動作を急速におこなうことができる。分
圧抵抗値を小さく設定した状態で、たとえば初期充電時
等に電解コンデンサの静電容量偏差による分担電圧アン
バランスを生じた際、図1に示した(a)点と(b)点
は短時間に電位差が大きくなりトランジスタ4aあるい
は4bのベースに供給される電流も大きくなる。したが
って、トランジスタのコレクタに流れる電流つまり分圧
抵抗3eあるいは3fに流れる電流も分圧用抵抗が小さ
く設定されているが故に大きくなり、電解コンデンサの
分担電圧アンバランス状態を急速に補正する。
【0020】電解コンデンサの分担電圧アンバランスが
解消されるにつれ(a)点と(b)点の電位差もなくな
り、トランジスタのベース電流が減少するとともに、コ
レクタ電流も低下し、最終的には電解コンデンサの並列
抵抗成分偏差による差分のみが分圧用抵抗ならびにトラ
ンジスタを流れる。この時電解コンデンサ印加電圧はバ
ランスしており、分圧回路の印加電圧は、分圧用抵抗に
は上記の差電流による電圧降下分のみかかり残りがトラ
ンジスタに印加される。したがって、トランジスタを含
んだ分圧回路での損失は図2で示した回路の分圧用抵抗
と等しくなり、損失が増大することはない。
【0021】次に、請求項2についての実施例を図3示
す。図3は複数の電解コンデンサ直列体に対し、図1に
よる分圧回路を電解コンデンサ直列体と一対にして付加
したものである。図中、1a1〜1a3、1b1〜1b
3は電解コンデンサ、2a1〜2a3、2b1〜2b3
はコンデンサ成分、3a1〜3a3、3b1〜3b3は
並列抵抗成分、3e1〜3e3、3f1〜3f3、3g
1〜3g3、3h1〜3h3は分圧抵抗、4a1〜4a
3、4b1〜4b3はトランジスタである。個々の分圧
回路動作については図1にて説明したものと何ら変わり
はないので、その有用性は明白である。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば簡略な電気回路を付加す
るだけで、電解コンデンサ直列体の電圧バランスを図る
ための分圧用抵抗値を大きく設定することができ、分圧
抵抗の発熱を抑制し小型のものにしながらも、耐電圧の
低い電解コンデンサを使用することが可能となる。ま
た、分圧抵抗の抵抗値を回路損失を増大することなく小
さくすることもできるで、初期充電時等に生じる静電容
量誤差による分圧アンバランスを急速に補正することが
可能で、電解コンデンサのサージ耐電圧領域を使用する
ことを考慮した設計をおこなうことも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の請求項1を説明するための回路
図である。
【図2】図2は本発明の請求項1を説明するための等価
回路図である。
【図3】図3は本発明の請求項2を説明するための回路
図である。
【図4】図4は従来例を説明するための回路図である。
【図5】図5は従来例を説明するための回路図である。
【図6】図6は従来例の問題点を説明するための回路図
である。
【図7】図7は従来例の問題点を説明するための波形図
である。
【符号の説明】
1,1a,1b・・・・電解コンデンサ 2,2a,2b・・・・コンデンサ成分 3,3a,3b・・・・並列抵抗成分 3e,3f,3g,3h,3j,3k,3n・・・・抵
抗 4a,4b・・・・トランジスタ 5・・・・直流電源 6・・・・投入スイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NPNトランジスタのコレクタは第一の
    抵抗を介して第一のコンデンサの正極に接続し、該NP
    Nトランジスタのエミッタは前記第一のコンデンサの負
    極に接続し、前記第一のコンデンサの正極と前記NPN
    トランジスタのベース間に第二の抵抗を接続し、PNP
    トランジスタのコレクタは第三の抵抗を介して第二のコ
    ンデンサの負極に接続し、該PNPトランジスタのエミ
    ッタは前記第二のコンデンサの正極に接続し、前記第二
    のコンデンサの負極と前記PNPトランジスタのベース
    間に第四の抵抗を接続し、前記NPNトランジスタのエ
    ミッタと前記PNPトランジスタのエミッタを接続し、
    前記NPNトランジスタのベースと前記PNPトランジ
    スタのベースを接続して構成したことを特徴とするコン
    デンサ直列体の分圧回路。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンデンサ直列体の分圧
    回路を複数組直列接続して構成したコンデンサ直列体の
    分圧回路。
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