JPH10294932A - デジタル画像撮影装置 - Google Patents

デジタル画像撮影装置

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JPH10294932A
JPH10294932A JP10002797A JP10002797A JPH10294932A JP H10294932 A JPH10294932 A JP H10294932A JP 10002797 A JP10002797 A JP 10002797A JP 10002797 A JP10002797 A JP 10002797A JP H10294932 A JPH10294932 A JP H10294932A
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秀和 松本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の目的はデジタル画像撮影装置に関し、
特に巡視作業等で撮影する位置が事前に指定されている
場所での撮影を自動的に行うデジタル画像撮影装置を提
供することにある。 【解決手段】撮影予定場所の一覧を格納したデータベー
スと、現在位置を計測するDGPS(Differential Glo
bal Positioning System)と、前記データベースと前記
DGPSの位置情報から前記データベースに記録されている
位置の範囲内に入ったことを識別する手段と、デジタル
的に画像を撮影する手段と、撮影された画像を記録する
手段とを備え、撮影場所の範囲内に入ったと判断された
場合に前記撮影手段で撮影した画像を前記記録手段に記
録する。 【効果】本発明によれば、巡視箇所の撮影を自動化する
ことが可能となる。また、撮影の位置が正確に分かって
いなくても、機器や地点の名称で指定することにより撮
影場所の設定を行うことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は監視作業や巡視作業
等で現場の様子を撮影する撮影装置に係わり、特に電子
的な手段で現場の状況を撮影し、撮影した画像をデジタ
ルデータに変換して記録する巡視用画像撮影装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】広範囲にわたる巡視対象箇所を巡視員が
逐次巡回して点検を行う巡視作業を行うに際し、従来は
点検巡視箇所を逐一目視作業によって異常の検出を行っ
ていた。このため、巡視場所の確認や点検結果の記録及
び結果の整理等の作業のために多くの人手と時間がかか
っていた。
【0003】巡視箇所を写真フィルムに撮影して、撮影
した写真から現場の状況を判断する方法は、巡視結果の
記録を正確に残す面で巡視作業への適用に対して優れて
いるが、写真の現像や撮影したフィルムの分類に手間が
かかるなどの点で問題があった。
【0004】近年、位置を測定することができるGlobal
Positioning Sysrem(GPS)受信機が自動車用のナビ
ゲーションシステムとして普及しつつある。このGPS
受信機と一般の銀塩フィルムを使うスチルカメラと組み
合わせたGPSスチルカメラがある。前記GPSスチル
カメラは撮影した位置情報を撮影した写真フィルムに感
光記録することにより、撮影した位置をフィルム上に記
録する。前記GPSスチルカメラは撮影した位置を撮影
した画像と一緒にフィルム上に記録するうえでは有効で
あるが、その効果は結果の記録の面に限定される。ま
た、銀塩写真のフィルム上に記録されるため、記録でき
る情報や検索方法には限界がある。また、撮影場所を事
前に設定して、その場所に到達した場合の撮影の判断は
人が介在する必要があった。これら技術として、特開平
8−95146号,特開平8−240854 号が知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記従
来方法の欠点に鑑みなされたものであり、その目的とす
るところは、予め設定されている巡視箇所をユーザの操
作を介さずに自動的に撮影する画像撮影装置を提供する
ことにある。
【0006】本発明の別の目的は、巡視箇所の正確な位
置をユーザは知らなくても撮影対象の機器の名称、ある
いは機器に付けられている識別番号をもとに撮影場所の
正確な位置設定を、実際の撮影を行う以前に行うことが
できる画像撮影装置を提供することにある。
【0007】本発明の更に別の目的は、撮影した巡視箇
所の画像や巡視結果記録をユーザの操作を介さずに自動
的に分類,整理することにより、後での巡視記録の検索
を容易にできる画像撮影装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の第1の目的は、撮
影予定場所の位置を格納した撮影位置データベースと、
現在位置を計算する(Differential Global Positionin
g System)(DGPS)受信機と、前記DGPS受信機か
ら出力される現在位置と前記データベースに記録されて
いる撮影場所とを比較して撮影の範囲に入ったと判定す
る手段と、撮影素子で撮影した画像をデジタル変換して
記録する手段とを備える画像撮影装置を移動させ、前記
判定手段は撮影範囲にあると判断した場合に、前記撮像
素子で撮影した画像をデジタル変換して記録することに
より達成される。
【0009】複数の撮影予定場所を前記撮影位置データ
ベースに設定しておくことにより、該画像撮影装置の移
動に従って連続的に複数の場所を撮影して記録する。
【0010】単独のGPS受信機による測位では、計測
の精度は色々な条件で低くなるので、一般的には精度が
100m程度である。位置の情報から、撮影箇所を特定
する場合、この精度では、不十分であるため、より精度
の高いDGPSを利用する。DGPSは、基準局から計
測上の誤差情報を受け取って補正するので、精度を3〜
10m程度まで向上させることができる。この程度の精
度であれば、ある程度の大きさの機器に対しては、場所
の特定が可能である。
【0011】上記の第2の目的は、巡視対象となる機器
の名称,識別番号等を格納する巡視データベースに、該
機器の正確な位置情報を保持することにより、該巡視デ
ータベースから機器の名称、あるいは識別番号を使って
撮影場所の正確位置を、前記撮影位置データベースに取
り込むことにより達成される。
【0012】上記の第3の目的は、前記巡視データベー
スに記録されている巡視対象の機器のフィールドに、巡
視の結果として撮影した画像,時刻、その他巡視時点で
入力した付帯情報を追加記録しておくことにより、検索
時点で機器の名称,識別番号から、巡視時に撮影した画
像やその他の付帯情報を呼び出して参照することができ
ることにより達成される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を図面を使って以
下詳細に説明する。
【0014】単独のGPS受信機で計測できる位置の精
度は、種々の条件で変動するがおおむね100mと言わ
れている。撮影位置の許容範囲を決める場合、測位の精
度が影響するが、カーナビゲーションのようにおおよそ
の位置の測定であれば、単独のGPS受信機による測位
で十分であるが、巡視や監視の用途では撮影位置に関し
てより正確な位置情報が必要であるので、単独のGPS
測位では不十分である。測位の精度を上げるには、DG
PSと呼ばれる正確な位置が分かっている基準局から補
正情報をもらって精度を向上させる方法、あるいは干渉
測位法と呼ばれる高精度のGPS測位方法がある。撮影
許容範囲と測位の精度から適当な方式を選択すれば良い
が、リアルタイムで測位できるDGPS方式が便利であ
るので、以下の説明では、DGPSを用いて実施する例
を説明する。
【0015】図1は、本発明を実施するハードウェアの
構成の一実施例を示すブロック図であり、光学レンズ1
0,撮像素子20,A/D(アナログ/デジタル)変換
器30,画像圧縮回路40,GPSアンテナ45,FM
アンテナ46,DGPS受信機50,FM受信機55,
ファイル装置60,カメラ制御回路80,ディスプレイ
駆動回路90,ディスプレイ100,周辺機器インタフ
ェース回路110,キーボード120,ポインティング
デバイス130を主な要素として構成される。
【0016】光学レンズ10は、撮影対象の画像を撮像
素子20上に結像させるものであり、光学カメラでは一
般的に使用されるものである。
【0017】撮像素子20は、前記光学レンズ10を通
して入射した光線を信号に変換して画像信号として取り
出す。撮像素子としては例えばCCD素子などの一般的
なものである。
【0018】A/D変換器30は前記撮像素子20から
取り出されるアナログの画像データをデジタルデータに
変換する。
【0019】画像圧縮回路40は、前記A/D変換器3
0でデジタルデータに変換された画像データを受け取
り、画像の劣化が少ないJ−PEG圧縮アルゴリズムで
画像データを圧縮する。圧縮アルゴリズムとしては、J
−PEG圧縮アルゴリズム以外にも多数の方式が提案さ
れているが、本発明の理解には必要がないので詳細は省
略する。
【0020】FM受信機55は、一般のFM放送の電波
に重畳して送信される予定のDGPS誤差補正信号を、FM
アンテナ46を介して受信し、受信したデータをDGP
S受信機50に入力する。なお、前記DGPS誤差補正
信号は本発明の執筆時点ではまだ放送開始されていない
が、今後開始される予定である。
【0021】DGPS受信機50は、GPSアンテナ4
5で受信した複数の衛星から電波を受信して、前記誤差
補正用FM受信機55から得られる補正情報をもとに、
現在の正確な位置を計算して出力する。
【0022】ファイル装置60は、プログラムやデータ
を記憶する不揮発性のメモリ装置であり、ファイル装置
60の具体的な例としては、ハードディスク装置、ある
いはフラッシュメモリを用いる。ファイル装置60内
に、本装置の実行を制御するプログラム62,撮影位置
データベース70,巡視データベース65などを格納す
る。
【0023】カメラ制御回路80は、本発明となる装置
全体の動作を制御する。
【0024】キーボード120やポインティングデバイ
ス130から入力された利用者のキー入力操作やポイン
ティング操作は周辺機器インタフェース回路110を介
して、カメラ制御回路80に伝達される。そのほか、情
報を表示するディスプレイ100、及び前記ディスプレ
イ100に表示するためのディスプレイ駆動回路90を
主な要素として構成される。
【0025】図2は、巡視データベース65の構成要素
を示す図である。レコードは、巡視対象となる機器、あ
るいは場所/地点毎に設けられ、各レコードには、機器
/場所/地点の名称(k−name)701,識別番号(k
−id)702,位置情報(po)703,巡視予定日(s−
date)704,巡視実施日(a−date)705,巡視者
(per)706,巡視結果(res)707,撮影画像(im
g)708,測位結果(pok)709,文字メモ(tmem)7
10,イメージメモ(imemo)711のフィールドから
なる。
【0026】機器/地点(場所)の名称(k−name)7
01,識別番号(k−id)702,位置情報(po)70
3のフィールドはデータベースの生成時に内容が設定さ
れる。巡視実施日(a−date)705,巡視者(per)7
06,巡視結果(res)707,撮影画像(img)708,
測位結果(pok)709,文字メモ(tmem)710,イメ
ージメモ(imemo)711の各フィールドは、巡視実施終
了後に記録される。撮影により生成される画像はフィー
ルド708に直接入りきらないので、画像ファイル74
0に格納され、該画像ファイル740へのポインタがフ
ィールド708に記録される。
【0027】図3は、撮影位置データベース70の構成
要素を示す図である。レコードは、巡視で撮影対象とな
る機器/地点毎に設けられる。各レコードには、機器/
地点(場所)の名称(k−name)721,識別番号(k
−id)722,位置情報(po)723,撮影済みマーク
(mark)724の各フィールドが設けられる。機器/地
点(場所)の名称(k−name)721,識別番号(k−
id)722、及び位置情報(po)723は、前記巡視デ
ータベース65の当該する同一名称のフィールドと同一
の内容である。前記撮影位置データベース70には、撮
影する予定の機器/地点を前記巡視データベース65か
ら選択して撮影位置データベース70の当該フィールド
に前記巡視データベースから内容をコピー記録して、撮
影位置の判断に用いる。
【0028】ユーザは、巡視を実施する前に、以下の操
作を行うことにより、撮影位置データベース70の内容
を設定する。巡視で撮影する対象の機器/地点の計画を
策定し、該計画に従って、前記巡視データベース65の
機器/地点のフィールド(k−name)701から巡視箇
所を順次選択することにより、当該するレコードの機器
/地点の名称(k−name)701,識別番号(k−id)
702,位置情報(po)703が前記撮影位置データベー
ス70の各フィールド、即ち機器/地点の名称(k−na
me)721,識別番号(k−id)722,位置情報(p
o)723に記録される。この操作によって、撮影位置
データベース70の設定が完了する。
【0029】ここでは、鉄道線路沿線上に設けられた撮
影位置を列車の走行に合わせて自動撮影する場合の実施
例について説明する。前述した巡視データベース65か
ら撮影対象を選択して撮影位置データベース70に設定
する操作を行うことにより、撮影位置の準備を行う。撮
影位置は、線路の沿線に沿って設定されている。図4に
示すように、列車200上に本発明になる装置5が搭載
されている。図4の構成では、列車200の走行に従っ
て、現在位置が変化する。列車200の位置は、前記D
GPS受信機50によって正確に計算されるので、線路
210上の列車200の進行に従って前記位置情報は刻
々と更新される。この状態の場合に、以下の手順に従っ
て前記撮影位置データベース70に設定されていた位置
で撮影がユーザの手を介さずに自動的に行われる。
【0030】以下、図5により、撮影の処理の流れを詳
細に説明する。
【0031】以下の処理を、前記撮影位置を記録した撮
影位置データベース70に記録されている撮影位置フィ
ールド(po)723をX(i)(i=1 to n)として、X
(i)に関してi=1からnまで繰り返し行う。ここで、
nは撮影位置データベース70に記録されているレコー
ド数である。
【0032】STEP−1:iに初期値「1」を代入す
る。
【0033】STEP−2:撮影位置X(i)を撮影位置
データベース70のフィールド(po)723から取り出
す。
【0034】STEP−3:撮影位置の判断 撮影位置情報X(i)と、前記DGPS受信機50から出
力される位置情報Yを比較して、撮影範囲距離Zの範囲
内に含まれるか否かを判断する。撮影範囲内に入ってい
る場合には、次のステップへ進む。そうでない場合に
は、範囲内に入るまで待つ。ここで、距離Zは、DGP
S受信機50で測定できる位置の精度から決定される。
一般的なGPSの精度は100mであるが、ここでは、
精度の良いDGPS受信機を前提としているのでZの値
を10m程度に想定する。
【0035】なお、ここで、X(i),Yのそれぞれは、
3次元の情報であるので、X(i)とYとの比較は、3次
元ベクトルでの距離の計算を前提としている。
【0036】STEP−4:画像データの記録 撮像素子20から得られる画像データを画像圧縮回路4
0を介してJ−PEG圧縮を行い、前記巡視データベー
ス65の当該するレコードのフィールド(img)708に
生成された画像ファイル740へのポインタを記録す
る。なお、レコードの決定にあたっては、撮影位置デー
タベース70のフィールド(po)723と同じレコード
内のフィールド(k−id)722の内容を用いて、同一
のk−idを持つ巡視データベース65のレコードを選択
することにより、撮影画像を巡視データベースに反映さ
せることができる。同時に、DGPS受信機50で測位
した位置情報と時刻データを巡視データベース65の同
一レコード内の対応するフィールド(pok)709,(a
−date)705に記録する。
【0037】STEP−5:ユーザ付加情報の記録 STEP−4で格納した画像に対して、利用者が独自に
付加情報を設定することができる。設定する付加情報
は、キーボード120を介して入力される文字コード
列、あるいはポインティングデバイス130を介して入
力されるフリーハンドのイメージ画像である。ユーザ入
力されたこれらの情報は、STEP−4で画像を格納し
た巡視データベース65上の同一のレコード内の当該す
るフィールド(tmem)710,(imemo)711に格納
される。
【0038】STEP−6:“i”の値に“1”を加え
る。即ち、「i=i+1」の演算を行い、次のレコード
の撮影に移る。
【0039】STEP−7:次の撮影指定範囲に入るの
をチェックする。
【0040】i>n、即ち、撮影位置データベース70
内の全てのレコードの撮影が完了となったら撮影を終了
する。i<=nならば完了していないので、STEP−
2に戻る。
【0041】本実施例の効果 以上の説明からも明らかなように、本実施例によれば、
撮影位置が正確に分かっていなくても、撮影対象の機器
/地点を名称あるいは識別子で指示するだけで、該当す
る位置で自動的に画像を記録することが可能となる。更
に撮影した画像及び付加情報を撮影対象の機器/地点に
付加情報とし追加,記録することが可能となるため、巡
視結果の分類,整理が簡単になる効果がある。
【0042】高速道路の沿線に沿って、巡視を行う場合
も、鉄道の沿線巡視と同様に、道筋が決まっていること
がほとんであるので、鉄道のシステムと同様な方法で、
記録が可能である。
【0043】しかし、一般の道路網に沿って巡視経路が
設定される場合には状況が異なる。前述した鉄道や高速
道路への応用の面では、巡視箇所が線上に配置されるの
で、各巡視箇所への到達の順番が固定であるのに対し
て、巡視箇所が面状に広がっている場合には、到達する
順番が不定である。以下、面状に巡視箇所が分散してい
る場合に対応する実施例を説明する。面状に巡視箇所が
分散する例は多い。電柱などの電力系統の設備,一般道
路網とそれらの道路網沿線の設備等の巡視を行う場合
は、その一例である。
【0044】本発明の別の実施例では、自動車に本発明
による装置を積載して、一般道路のような走行する道筋
が面状に広がりを持つ場合の例を説明する。本発明の撮
影装置5を自動車300に搭載して、巡視対象の道路3
10を走行することにより、列車の場合と同様に事前に
設定しておいた撮影位置の範囲に入ると画像を撮影す
る。
【0045】巡視箇所が面状に分布している場合には、
各巡視箇所への到達順序が一義には決まらない。同じ箇
所を何度も通過することがある。従って、各位置毎に撮
影済みであるか否かを識別する手段が必要である。本実
施例では、撮影終了の場所にはチェックマークを付加し
て2重撮影を防ぐ。以下、本実施例での動作フローを図
7を用いて説明する。
【0046】STEP−1:初期化 撮影位置データベース70の撮影済みマークフィールド
(mark)724をC(i)(i=1 ton n)として、C
(i)を全レコードに対してクリア(「0」をセットす
る)する。
【0047】STEP−2:撮影位置の判断 撮影済みマークフィールド724が「0」の全てのX
(i)に関して 1)撮影位置情報X(i)の値を撮影位置データベース7
0のiに対応するレコード内のフィールド(po)723
から取り出す。
【0048】2)取り出したX(i)の値と、前記DGP
S受信機50から出力される位置情報Yを比較して、撮
影範囲距離Zの範囲内に含まれるか否かを判断する。Z
の範囲内にあるX(i)が存在すれば、STEP−3へ。
【0049】3)Zの範囲内にあるX(i)を検出できな
かった場合、一定の時間間隔を置いて、STEP−2を
最初から再実行する。
【0050】ここで、Zの値はDGSPの測位精度から
10mとする。
【0051】なお、ここでX(i),Yのそれぞれは、3
次元の情報であるので、X(i)とYとの比較は、3次元
ベクトルでの距離の計算を前提としている。
【0052】STEP−3:画像データの記録 撮像素子20から得られる画像データを画像圧縮回路4
0を介してJ−PEG圧縮を行い、前記巡視データベー
ス65の当該するレコードのフィールド(img)708に
生成された画像ファイル740へのポインタを記録す
る。なお、レコードの決定にあたっては、撮影位置デー
タベース70のフィールド(po)723と同じレコード
内のフィールド(k−id)722の内容を用いて、同一
のk−idを持つ巡視データベース65のレコードを選択
することにより、撮影画像を巡視データベースに反映さ
せることができる。同時に、DGPS受信機50で測位
した位置情報と時刻データを巡視データベース65の同
一レコード内の対応するフィールド(pok)709,(a
−date)705に記録する。
【0053】STEP−4:ユーザ付加情報の記録 STEP−3で格納した画像に対して、利用者が独自に
付加情報を設定することができる。設定する付加情報
は、キーボード120を介して入力される文字コード
列、あるいはポインティングデバイス130を介して入
力されるフリーハンドのイメージ画像である。ユーザ入
力されたこれらの情報は、STEP−4で画像を格納し
た巡視データベース65上の同一のレコード内の当該す
るフィールド(tmem)710,(imemo)711に格納
される。
【0054】STEP−5:該当するXiの撮影済みマ
ークフィールド724をセット(「1」をセット)する。
【0055】STEP−6:全てのXiの撮影済みマー
クが「1」にセットされている場合は、撮影を終了す
る。撮影済みマークが「0」であるXiが存在する場合
には、STEP−2に戻る。
【0056】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、撮影場所を予め設定しておけば、列車や自動車の移
動とともに撮影指定箇所に到達次第、自動的に撮影が行
われるので、巡視箇所の撮影を自動化することが可能と
なる。また、撮影の位置が正確に分かっていなくても、
機器や地点の名称で指定することにより撮影場所の設定
を行うことが可能となる。更に、撮影した画像及び巡視
の結果得られた情報をデータベースに自動的に反映する
ことが可能となるので、ユーザ自身の分類,整理の手間
を省略することが可能となる。
【0057】さらに本実施例によれば、巡視箇所が面状
に広がっている場合にも、巡視箇所の画像を自動的に撮
影することが可能となり、かつ、撮影した画像を巡視デ
ータベースに自動的に分類して格納することが可能とな
る。また、本発明品を航空機に搭載して、空中での撮影
作業に利用すれば、予め設定した地点での航空写真を自
動的に撮影することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するハードウェア構成を示すブロ
ック図。
【図2】データベースの構成図。
【図3】データベースの構成図。
【図4】鉄道の巡視システムの模式図。
【図5】本発明の一実施例の動作を説明するフロー図。
【図6】道路の巡視システムの模式図。
【図7】本発明の別の実施例の動作を示すフロー図。
【符号の説明】
10…光学レンズ、20…撮影素子、30…A/D(ア
ナログ/デジタル)変換器、40…画像圧縮回路、45
…GPSアンテナ、46…FMアンテナ、50…DGP
S受信機、55…FM受信機、60…ファイル装置、6
5…巡視データベース、70…撮影位置データベース、
80…カメラ制御回路、90…ディスプレイ駆動回路、
100…ディスプレイ、110…周辺機器インタフェー
ス回路、120…キーボード、130…ポインティング
デバイス。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタルデータで画像を記録するデジタル
    画像撮影装置であって、撮影予定位置を設定する撮影予
    定位置設定手段と、現在の位置を計測する位置計測手段
    と、該位置計測手段と該撮影予定位置設定手段に記録さ
    れている位置を比較して、撮影許容範囲内に入ったこと
    を検出する撮影許容範囲検出手段と、撮影した画像を該
    画像に付加する関連情報とともに撮影結果を記録する撮
    影結果記録手段とを備え、該撮影許容範囲検出手段が該
    撮影予定位置設定手段に記録されている位置に対して、
    撮影許容範囲内に現在位置が到達したと判断した場合に
    画像と関連情報を該撮影結果記録手段に記録することを
    特徴とするデジタル画像撮影装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の該位置計測手段として、
    衛星から電波を受信して位置を計測するとともに、基準
    局からの誤差補正情報を取得して、前記衛星からの電波
    の情報から求められる計測情報に補正を行うDGPS
    (Differential Global Positioning System)受信機を
    用いることを特徴とするデジタル画像撮影装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の該撮影結果記録手段に
    は、撮影対象の機器あるいは地点の名称と、それらの正
    確な位置を記録するフィールドを有する第1のデータベ
    ース手段を備え、該撮影予定位置設定手段には、該第1
    のデータベース手段から撮影対象の機器あるいは地点の
    名称を選択することで該当する位置を第2のデータベー
    ス手段に記載する手段を備えることにより、位置を直接
    指定することなしに撮影予定位置の正確な位置を設定で
    きることを特徴とするデジタル画像撮影装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の該第1のデータベース手
    段には、撮影対象の機器あるいは地点を特定するための
    第1の識別子を記録するフィールド,撮影した画像を記
    録するフィールド,該画像に関連する情報を記録するフ
    ィールドとを備え、該第2のデータベース手段には、該
    第1のデータベース手段に記録されている第1の識別子
    と共通の第2の識別子を備え、該第2の識別子で特定さ
    れる位置で撮影された画像及び該画像に関連する情報を
    該第1のデータベース手段の中の該第1の識別子と一致
    するレコード上に、該画像及び関連情報を記録すること
    を特徴とするデジタル画像撮影装置。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の該第2のデータベース手
    段には、予定位置の撮影の完了をチェックするチェック
    フラックを示すフィールドを備え、該撮影予定位置設定
    手段で指定される撮影位置を撮影後に該チェックフラッ
    クを立てることによって、ランダムに撮影予定位置に到
    達して撮影することを特徴とするデジタル画像撮影装
    置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかに記載のデジ
    タル画像撮影装置を列車に積載して、路線沿線上の撮影
    予定位置を該撮影予定位置手段に設定することにより、
    路線沿線上の所定の箇所の画像を列車の走行に併せて自
    動的に撮影することを特徴とする鉄道線路沿線巡視シス
    テム。
  7. 【請求項7】請求項1ないし5のいずれかに記載のデジ
    タル画像撮影装置を自動車に積載して、道路上の撮影予
    定位置を該撮影予定位置手段に設定することにより、路
    線沿線上の所定の箇所の画像を自動車の走行に併せて自
    動的に撮影することを特徴とする道路巡視システム。
  8. 【請求項8】請求項1ないし5のいずれかに記載のデジ
    タル画像撮影装置を航空機に積載して、撮影予定位置を
    該撮影予定位置手段に設定することにより、上空から地
    上の所定の箇所の画像を航空機の飛行に併せて自動的に
    撮影することを特徴とする航空写真撮影システム。
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