JPH10294518A - 光結合器 - Google Patents

光結合器

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JPH10294518A
JPH10294518A JP9103069A JP10306997A JPH10294518A JP H10294518 A JPH10294518 A JP H10294518A JP 9103069 A JP9103069 A JP 9103069A JP 10306997 A JP10306997 A JP 10306997A JP H10294518 A JPH10294518 A JP H10294518A
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light
optical coupler
combining
film
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Takashi Shibuya
隆 渋谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘電体多層膜に要求される条件を緩和し、安
価で入手性の良い誘電体多層膜を用いて偏光合成及び波
長合成を行い、高出力を得ることができる光結合器を提
供すること。 【解決手段】 本発明の光結合器101においては、P
偏光・波長λ1の第1の励起光とP偏光・波長λ2の第
2の励起光とを波長合成して、P偏光の第1の出力光を
出力するための第1の波長合成手段1と、S偏光・波長
λ1の第3の励起光とS偏光・波長λ2の第4の励起光
とを波長合成して、S偏光の第2の出力光を出力するた
めの第2の波長合成手段と2、第1の波長合成手段1に
より出力される第1の出力光と、第2の波長合成手段2
により出力される第2の出力光とを受けて、偏光合成す
るための偏光合成手段11とを備えることとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信に用いられ
る光結合器に関し、特に光ファイバアンプに適用される
励起光の合成を行う光結合器に関する。
【0002】
【従来の技術】光通信における長距離化を達成するため
の手段の一つに送信側の光源の高出力化がある。この高
出力化のための方法の一つとして、光ファイバ増幅器を
用いて送信パワーを増幅することが行われている。尚、
光ファイバ増幅器を用いた送信側における光源の増幅に
ついては、例えば、「光増幅器とその応用(石尾他著、
オーム社、1992年、p.184)」に記載されてい
る。
【0003】光ファイバアンプの出力を高出力にするた
めには、励起光源を高出力化することが必要である。
【0004】このように光ファイバの励起光源を高出力
化するための手段の一つとして、特開平4−25825
号公報(以下、従来例1と呼ぶ。)に開示されている光
結合器を備えた光ファイバ増幅器が挙げられる。従来例
1の光ファイバ増幅器の備える光結合器は、図16に示
されるように、2つの励起光源65及び66の夫々から
の光を偏波保存光ファイバを介して第1の偏光合成器1
4で合成すると共に、励起光源65及び66とは波長の
異なる2つの励起光源67及び68を偏波保存光ファイ
バを介して第2の偏光合成器15により合成し、更に、
第1及び第2の偏光合成器14及び15からの光出力を
波長合成器51により合成するためのものである。この
ような光結合器を備える従来例1の光ファイバ増幅器
は、信号光を増幅するための励起光源として光結合器か
らの出力光を用いることができることから光ファイバア
ンプ全体としての出力を高出力にすることができること
としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来例1の光結合器は、以下に示すような問題点を有
するものであった。
【0006】即ち、従来例1における図16にも示され
ているように、エルビウムがドープされた光ファイバE
DFを用いて構成されるエルビウムドープ光ファイバア
ップは、最も一般的な光ファイバアンプである。また、
このエルビウムドープ光ファイバアンプにおける励起光
波長帯域は、1450nm〜1500nmであり、一
方、信号光の波長帯域は、1550nmである。従っ
て、エルビウムドープ光ファイバに高出力の励起光を導
出するために複数の励起光を合成する場合、当該複数の
励起光は、それぞれ、例えば、波長1460nm又は1
490nmのものに選択される。
【0007】また、偏光合成及び波長合成を行うための
最も一般的な方法として、誘電体多層膜を用いる方法が
ある。一般的に偏光合成膜については、P偏光に関する
透過率波長特性とS偏光に関する透過率波長特性とが極
力離れている方が良い。ここで、P偏光とは、誘電体多
層膜の直交ベクトルと入射光の方向ベクトルとを含むよ
うな平面上に偏光方向がある光を言い、S偏光とは、P
偏光と直交する偏光方向を有する光を言う。逆に、波長
合成膜については、P偏光及びS偏光の透過率波長特性
が極力一致している方が良い。
【0008】しかしながら、一般に、誘電体多層膜で
は、入射角が0度以外の場合においては、P偏光及びS
偏光の透過率波長特性は異なるものであり、一致させる
若しくはその特性差を小さくすることが困難である。特
に、入射角が大きくなると、P偏光とS偏光に関する特
性差が大きくなる。
【0009】このような点を踏まえた上で、従来例1に
ついて考察すると、従来例1における偏光合成器は、図
4に示されるような特性を有していれば良い一方で、従
来例1における波長合成器は、例えば、P偏光及びS偏
光の双方に関して、波長1460nmの光を実質的に1
00%透過させると共に、波長1490nmの光を実質
的に100%反射するために、図17に示されるような
特性を有する必要がある。即ち、従来例1における波長
合成器には、透過率が100%から透過率が0%に変化
する波長の範囲が狭く、急峻な波長特性を有する誘電体
多層膜が要求されることになる。誘電体多層膜において
急峻な波長特性を得るためには、前述の通り、蒸着する
誘電体の層数を多くする必要があり、また、このような
条件をみたす誘電体多層膜を安定的に製造するために
は、蒸着条件の安定的制御が可能な特殊な設備を設ける
ことが必要となる。即ち、従来例1において要求される
誘電体多層膜は、高価であり、入手が困難であるという
欠点がある。
【0010】そこで、本発明は、誘電体多層膜に要求さ
れる条件を緩和し、安価で入手性の良い誘電体多層膜を
用いて偏光合成及び波長合成を行い、高出力を得ること
ができる光結合器を提供することを目的とする。
【0011】尚、4つの励起光を合成するための光結合
器の他の例として、特開昭63−115145号公報
(以下、従来例2)及び特開昭64−18132号公報
(以下、従来例3)に開示されているものが挙げられ
る。
【0012】従来例2は、図18に示されるように、2
つの偏光合成器14及び15と波長合成器51との両機
能を一体化したものを構成要素としており、また、従来
例3は、図19に示されるように、2つの波長合成器5
2及び53と偏光合成器16の両機能を一体化したもの
を構成要素としている。
【0013】しかしながら、従来例2及び従来例3のい
ずれも、形態は異なるものの、上述した誘電体多層膜に
関する条件を何等考慮していないものである。即ち、従
来例2及び従来例3は、双方とも、理想的な誘電体多層
膜による波長合成及び偏光合成としては有効であるもの
の、実際に使用される誘電体多層膜の波長特性等につい
ては有効な発明であるとは言い難いものである。
【0014】従って、従来例2及び従来例3は、実際に
使用される誘電体多層膜の波長特性に関する条件を緩和
するという本発明の目的を、その示唆さえもしていない
ことから、当然のごとく達成することはできないもので
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、以下に示す構成を備える手段を提供
することとした。
【0016】即ち、本発明によれば、第1の光結合器と
して、第1の直線偏光方向及び第1の波長を有する第1
の励起光と、前記第1の直線偏光方向及び第2の波長を
有する第2の励起光とを波長合成して、前記第1の直線
偏光方向を有する第1の出力光を出力するための第1の
波長合成手段と、前記第1の直線偏光方向に対して偏光
方向の直交する第2の直線偏光方向及び前記第1の波長
を有する第3の励起光と、前記第2の直線偏光方向及び
前記第2の波長を有する第4の励起光を波長合成して、
前記第2の直線偏光方向を有する第2の出力光を出力す
るための第2の波長合成手段と、前記第1の波長合成手
段により出力される前記第1の出力光と、前記第2の波
長合成手段により出力される前記第2の出力光とを受け
て、偏光合成するための偏光合成手段とを備えているこ
とを特徴とする光結合器が得られる。
【0017】また、本発明によれば、第2の光結合器と
して、前記第1の光結合器において、前記第1の波長合
成手段は、前記第1の直線偏光方向の光であって、前記
第1及び第2の波長を有する光を波長合成することがで
きる一方で、前記第2の直線偏光方向の光であって、前
記第1及び第2の波長を有する光に関しては、十分に波
長合成を行うことができない特性を有するものであり、
前記第2の波長合成手段は、前記第2の直線偏光方向の
光であって、前記第1及び第2の波長を有する光を波長
合成することができる一方で、前記第1の直線偏光方向
の光であって、前記第1及び第2の波長を有する光に関
しては、十分に波長合成を行うことができない特性を有
するものであることを特徴とする光結合器が得られる。
【0018】更に、本発明によれば、第3の光結合器と
して、前記第1又は第2のいずれかの光結合器におい
て、前記第1及び第2の波長合成手段は、夫々、前記第
1及び第2の波長の内、長波長を有する一方を透過させ
ると共に、他方を反射させる長波長透過型の特性、短波
長を有する一方を透過させると共に、他方を反射させる
短波長透過型の特性、又は透過させることができる所定
の波長領域に前記第1若しくは第2の波長のいずれか一
方のみを含む帯域通過型の特性の内のいずれか一つの特
性を備えることを特徴とする光結合器が得られる。
【0019】また、本発明によれば、第4の光結合器と
して、前記第1乃至第3のいずれかの光結合器におい
て、前記第1及び第2の波長合成手段、並びに前記偏光
合成手段は、誘電体多層膜を蒸着したガラス板を備えて
いることを特徴とする光結合器が得られる。
【0020】また、本発明によれば、第5の光結合器と
して、前記第1乃至第3のいずれかの光結合器におい
て、前記第1及び第2の波長合成手段は、誘電体多層膜
を蒸着したプリズムを備えていることを特徴とする光結
合器が得られる。
【0021】更に、本発明によれば、第6の光結合器と
して、前記第1乃至第3のいずれかの光結合器におい
て、前記第1及び第2の波長合成手段は、誘電体多層膜
を蒸着したガラスブロックと他のガラスブロックとを屈
折率整合の接着剤により貼り合わせて構成されるプリズ
ムを備えていることを特徴とする光結合器が得られる。
【0022】また、本発明によれば、第7の光結合器と
して、前記第1乃至第6のいずれかの光結合器におい
て、前記第1及び第2の波長が、夫々、1450乃至1
500nmの範囲内にあることを特徴とする光結合器が
得られる。
【0023】更に、本発明によれば、第8の光結合器と
して、前記第7の光結合器において、前記第1の波長は
1460nm近傍のものであり、前記第1の波長は14
90nm近傍のものであることを特徴とする光結合器が
得られる。
【0024】また、本発明によれば、第9の光結合器と
して、前記第1乃至第8のいずれかの光結合器におい
て、信号光を入力するための信号光入力用端子と、前記
偏光合成手段から出力される偏光合成された光と前記信
号光とを波長合成するための第3の波長合成手段とを更
に備えることを特徴とする光結合器が得られる。
【0025】更に、本発明によれば、第10の光結合器
として、前記第9の光結合器において、前記第1及び第
2の波長は、夫々、1450乃至1500nmの範囲内
のものであり、前記信号光は、1550nm帯域の波長
を有する光であることを特徴とする光結合器が得られ
る。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、本実施の形態について図
面を用いて説明する。
【0027】(第1の実施の形態)本発明の第1の実施
の形態の光結合器101は、図1に示されるように、偏
光面保存光ファイバからなる第1乃至第4の光入力端子
21乃至24と、第1及び第2の波長合成膜1及び2
と、偏光合成膜11と、シングルモード光ファイバから
なる光出力端子25とを備えている。尚、偏光面保存光
ファイバとは、偏光主軸方向の直線偏光を伝送するため
のものである。
【0028】第1の波長合成膜1は、図2に示されるよ
うな透過率波長特性を有し、入射角45度で、波長λ1
(P偏光)の入射光と波長λ2(P偏光)の入射光とを
合成する機能を有する誘電体多層膜である。詳しくは、
図2から理解されるように、波長λ1(P偏光)の光
は、実質的に100%透過させると共に、波長λ2(P
偏光)の光は、実質的に100%反射する特性を有して
いる。その一方で、S偏光の光については、波長λ1に
おいて十分に透過させることができないという特性を有
している。即ち、第1の波長合成膜1は、入射される光
がP偏光の場合のみ、波長λ1の入射光と波長λ2の入
射光との波長合成手段としての役割を十分に果たすこと
ができるものであると理解される。従って、第1の光入
力端子21から波長λ2(P偏光)の入射光が入射さ
れ、且つ、第2の光入力端子22から波長λ1(P偏
光)の入射光が入射されると、第1の波長合成膜1は、
それら2つの入射光を波長合成して、偏光合成膜11に
対してP偏光の光を出力することとなる。尚、第1の波
長合成膜1のように、短い波長の入射光を透過させ、長
い波長の入射光を反射させることを短波長透過型である
という。
【0029】第2の波長合成膜2は、図3に示されるよ
うな透過率波長特性を有し、入射角45度で、波長λ1
(S偏光)の入射光と波長λ2(S偏光)の入射光とを
合成する機能を有する誘電体多層膜である。詳しくは、
図3から理解されるように、波長λ1(S偏光)の光
は、実質的に100%透過させると共に、波長λ2(S
偏光)の光は、実質的に100%反射する特性を有して
いる。その一方で、P偏光の光については、波長λ2に
おいて十分に反射させることができないという特性を有
している。即ち、第2の波長合成膜2は、入射される光
がS偏光の場合のみ、波長λ1の入射光と波長λ2の入
射光との波長合成手段としての役割を十分に果たすこと
ができるものであると理解される。従って、第3の光入
力端子23から波長λ2(S偏光)の入射光が入射さ
れ、且つ、第4の光入力端子24から波長λ1(S偏
光)の入射光が入射されると、第2の波長合成膜2は、
それら2つの入射光を波長合成して、偏光合成膜11に
対してS偏光の光を出力することとなる。尚、第2の波
長合成膜2も第1の波長合成膜1と同様に、短波長透過
型の波長合成膜である。
【0030】偏光合成膜11は、図4に示されるような
透過率波長特性を有し、入射角45度で、約1450〜
1500nmの範囲内にあるP偏光の入射光とS偏光の
入射光とを偏光合成する機能を有する誘電体多層膜であ
る。詳しくは、図4から理解されるように、約1450
〜1500nmの範囲内において、P偏光の光は、実質
的に100%透過させる一方で、S偏光の光は、実質的
に100%反射する特性を有している。従って、偏光合
成膜11は、第1の波長合成膜1により波長合成して得
られるP偏光の光と、第2の波長合成膜2により波長合
成して得られるS偏光の光とを変更合成して光出力端子
25に対して、合計4つの入射光を合成して得られる出
射光を出力することができる。
【0031】このような構成を備える本実施の形態の光
結合器101において、第1及び第2の波長合成膜1及
び2は、図2及び図3から理解されるように、P偏光又
はS偏光のみに対して波長合成手段として有効であれば
良いことから、従来例1のように急峻な透過率波長特性
を必要とされない。その一方で、光結合器101から出
力される光は、4つの入射光を合成して得られるもので
ある。
【0032】即ち、本実施の形態によれば、安価で入手
性の良い誘電体多層膜を用いて、高出力を得ることがで
きる光結合器が得られる。
【0033】(第2の実施の形態)次に、本発明の第1
の実施の形態をより具体的にしたものとして、第2の実
施の形態として、図5乃至図7を用いて説明する。
【0034】本実施の形態の光結合器102は、図5に
示されるように、偏光面保存光ファイバからなる第1乃
至第4の光入力端子21乃至24と、第1乃至第4の光
入力端子21乃至24に応じて設けられる第1乃至第4
のレンズ31乃至34と、第1及び第2の波長合成膜1
及び2と、偏光合成膜11と、シングルモード光ファイ
バからなる光出力端子25と、光出力端子25に応じて
設けられる第5のレンズ35とを備えている。
【0035】第1乃至第5のレンズ31乃至35は、夫
々、入射された光をコリメート光にするためのコリメー
トレンズである。
【0036】第1の波長合成膜1は、図6に示されるよ
うに、入射角45度において、λ1=1460nmの入
射光と、λ2=1490nmの入射光とに対して、P偏
光の場合にのみ有効な短波長透過型の波長合成手段であ
る。詳しくは、第1の波長合成膜1は、図6から理解さ
れるように、入射角45度において、波長1460nm
でP偏光の光に関しては95%以上の透過率を有すると
共に、波長1490nmでP偏光の光に関しては1%以
下の透過率を有するものであり、また、波長1460n
mでS偏光の光に関しては60%程度の透過率を有する
ものである。従って、λ1=1460nm及びλ2=1
490nmの入射光とに関して、入射光がP偏光のもの
である場合のみに、十分な波長合成を行えるものであ
る。
【0037】一方、第2の波長合成膜2は、図7に示さ
れるように、入射角45度において、λ1=1460n
mの入射光と、λ2=1490nmの入射光とに対し
て、S偏光の場合にのみ有効な短波長透過型の波長合成
手段である。詳しくは、第2の波長合成膜2は、図7か
ら理解されるように、入射角45度において、波長14
60nmでS偏光の光に関しては95%の透過率を有す
ると共に、波長1490nmでS偏光の光に関しては1
%以下の透過率を有するものであり、また、波長149
0nmでP偏光の光に関しては40%程度の透過率を有
するものである。従って、λ1=1460nm及びλ2
=1490nmの入射光とに関して、入射光がS偏光の
ものである場合のみに、十分な波長合成を行えるもので
ある。
【0038】偏光合成膜11は、第1の実施の形態と同
様、図4に示されるような透過率波長特性を有するもの
である。
【0039】尚、第1及び第2の波長合成膜1及び2並
びに偏光合成膜11は、ガラス基板に対して誘電体を多
層に蒸着することにより形成されるものであり、夫々、
入射角45度において、上述した所望の特性を有するよ
うに設計・作成したものである。第1及び第2の波長合
成膜としては、例えば、石英ガラスなどの基板の上にシ
リカやチタニアなど誘電体の薄い膜を多層に重ねて構成
されるものが挙げられる。従来例1において必要とされ
るような波長特性を得ようとする場合、誘電体の層数を
多くする必要があるため安定的に安価で製造することが
困難であるのに対し、本実施の形態の波長合成膜は、そ
の要求される波長特性から、必要とされる層数を軽減す
ることができる。
【0040】このような構成を備える本実施の形態の光
結合器102は、第1の光入力端子21から波長149
0nm(P偏光)の第1の励起光を、第2の光入力端子
22から波長1460nm(P偏光)の第2の励起光
を、第3の光入力端子23から波長1490nm(S偏
光)の第3の励起光を、第4の光入力端子24から波長
1460nm(S偏光)の第4の励起光を、夫々入射さ
れると、次のようにして第1乃至第4の4つの励起光を
合成して光出力端子25から出射することになる。即
ち、第1の波長合成膜1は、第1のレンズ31を介して
入射された第1の励起光を反射すると共に、第2のレン
ズ32を介して入射された第2の励起光を透過させるこ
とにより、第1及び第2の励起光を波長合成して偏光合
成膜11に対してP偏光の合成光を出力する。第2の波
長合成膜2は、第3のレンズ33を介して入射された第
3の励起光を反射すると共に、第4のレンズ34を介し
て入射された第4の励起光を透過させることにより、第
3及び第4の励起光を波長合成して偏光合成膜11に対
してS偏光の合成光を出力する。偏光合成膜11は、第
1の波長合成膜1から受けたP偏光の合成光を透過させ
ると共に、第2の波長合成膜2から受けたS偏光の合成
光を反射することにより、第1及び第4の励起光を合成
した光を第5のレンズ35を介して光出力端子25に対
して出力する。
【0041】(第3の実施の形態)次に、本発明の第3
の実施の形態の光結合器103について、図8乃至図1
0を用いて説明する。本実施の形態の光結合器103に
おいては、前述の第1及び第2の実施の形態と異なり、
後述するように、2つの波長合成膜として、長波長を透
過させると共に短波長を反射させる特性を有するものを
使用している。
【0042】本実施の形態の光結合器103は、図8に
示されるように、偏光面保存光ファイバからなる第1な
いし第4の光入力端子21乃至24と、第1乃至第4の
光入力端子21乃至24に応じて設けられる第1乃至第
4のレンズ31乃至34と、第1及び第2の長波長透過
型波長合成膜3及び4と、偏光合成膜11と、シングル
モード光ファイバからなる光出力端子25と、光出力端
子25に応じて設けられる第5のレンズ35とを備えて
いる。
【0043】第1乃至第5のレンズ31乃至35は、第
2の実施の形態と同様、夫々、入射された光をコリメー
ト光にするためのコリメートレンズである。
【0044】第1の長波長透過型波長合成膜3は、その
名の通り、長波長透過型の波長合成手段であり、図9に
示されるように、入射角45度において、λ1=146
0nmの入射光と、λ2=1490nmの入射光とに対
して、P偏光の場合にのみ有効なものである。詳しく
は、第1の長波長透過型波長合成膜3は、図9から理解
されるように、入射角45度において、波長1460n
mでP偏光の光に関しては、1%以下の透過率を有する
と共に、波長1490nmでP偏光の光に関しては95
%以上の透過率を有するものであり、波長1490nm
でS偏光の光に関しては、40%程度の透過率を有する
ものである。従って、第1の長波長透過型波長合成膜3
は、入射光がP偏光のものである場合のみに、波長14
60nmでほぼ100%反射すると共に、波長1490
nmでほぼ100%透過させることにより、波長合成を
有効に行うことができるものである。
【0045】一方、第2の長波長透過型波長合成膜4
は、その名の通り、長波長透過型の波長合成手段であ
り、図10に示されるように、入射角45度において、
λ1=1460nmの入射光と、λ2=1490nmの
入射光とに対して、S偏光の場合にのみ有効なものであ
る。詳しくは、第1の長波長透過型波長合成膜3は、図
10から理解されるように、入射角45度において、波
長1460nmでS偏光の光に関しては、1%以下の透
過率を有すると共に、波長1490nmでS偏光の光に
関しては95%以上の透過率を有するものであり、波長
1460nmでP偏光の光に関しては、40%程度の透
過率を有するものである。従って、第2の長波長透過型
波長合成膜4は、入射光がS偏光のものである場合のみ
に、波長1460nmでほぼ100%反射すると共に、
波長1490nmでほぼ100%透過させることによ
り、波長合成を有効に行うことができるものである。
【0046】偏光合成膜11は、第1及び第2の実施の
形態と同様、図4に示されるような透過率波長特性を有
するものである。
【0047】このような構成を備える本実施の形態の光
結合器103は、第1の光入力端子21から波長146
0nm(P偏光)の第1の励起光を、第2の光入力端子
22から波長1490nm(P偏光)の第2の励起光
を、第3の光入力端子23から波長1460nm(S偏
光)の第3の励起光を、第4の光入力端子24から波長
1490nm(S偏光)の第4の励起光を、夫々入射さ
れると、次のようにして第1乃至第4の4つの励起光を
合成して光出力端子25から出射することになる。即
ち、第1の長波長透過型波長合成膜3は、第1のレンズ
31を介して入射された第1の励起光を反射すると共
に、第2のレンズ32を介して入射された第2の励起光
を透過させることにより、第1及び第2の励起光を波長
合成して偏光合成膜11に対してP偏光の合成光を出力
する。第2の長波長透過型波長合成膜4は、第3のレン
ズ33を介して入射された第3の励起光を反射すると共
に、第4のレンズ34を介して入射された第4の励起光
を透過させることにより、第3及び第4の励起光を波長
合成して偏光合成膜11に対してS偏光の合成光を出力
する。偏光合成膜11は、第1の長波長透過型波長合成
膜3から受けたP偏光の合成光を透過させると共に、第
2の長波長透過型波長合成膜4から受けたS偏光の合成
光を反射することにより、第1及び第4の励起光を合成
した光を第5のレンズ35を介して光出力端子25に対
して出力する。
【0048】(第4の実施の形態)次に本発明の第4の
実施の形態の光結合器104について、図11を用いて
説明する。
【0049】本実施の形態の光結合器104は、図8及
び図11を比較すると理解されるように、前述の第2の
実施の形態における光結合器102に対して、信号光
(波長λS)と偏光合成膜11からの出射光とを波長合
成するための波長合成手段を付加したものである。
【0050】詳しくは、本実施の形態の光結合器104
は、図11に示されるように、偏光面保存光ファイバか
らなる第1乃至第4の光入力端子21乃至24と、第1
乃至第4の光入力端子21乃至24に応じて設けられる
第1乃至第4のレンズ31乃至34と、第1及び第2の
波長合成膜1及び2と、偏光合成膜11と、信号光を入
力するための信号光入力用光ファイバ26と、信号光入
力用光ファイバ26に応じて設けられるレンズ36と、
偏光合成膜11からの出射光とレンズ36を介して入射
される信号光とを波長合成するための波長合成膜9と、
波長合成膜9にて波長合成された光を出力するための光
出力端子27と、光出力端子27に応じて設けられたレ
ンズ37とを備えている。光出力端子27から出力され
る光は、例えばエルビウムがドープされた光ファイバ
(EDF)などに導入される。
【0051】波長合成膜9は、入射角45度において、
波長1500nmで1%以下の透過率(即ち、99%以
上の反射率)、及び波長1550nmで95%以上の透
過率の波長特性を有する誘電体多層膜である。
【0052】(第5の実施の形態)本発明の第5の実施
の形態の光結合器105は、図12に示されるように、
図5又は図8における波長合成膜1若しくは長波長透過
型波長合成膜3又は波長合成膜2若しくは長波長透過型
波長合成膜4と偏光合成膜11とに代えて、2つの波長
合成器41及び42と、偏光合成器12とを備えるもの
である。
【0053】本実施の形態において、2つの波長合成器
41及び42は、ガラスブロックに誘電体多層膜を蒸着
し、更に屈折率整合のための接着剤を用いて別のガラス
ブロックと貼り合わせて構成した複合プリズムとしての
波長合成器である。
【0054】また、本実施の形態において、偏光合成器
12は、ガラスブロックに誘電体多層膜を蒸着し、更に
屈折率整合のための接着剤を用いて別のガラスブロック
と貼り合わせて構成した複合プリズムとしての偏光合成
器である。
【0055】(第6の実施の形態)本発明の第6の実施
の形態の光結合器106は、図13に示されるように、
図5又は図8における波長合成膜1若しくは長波長透過
型波長合成膜3又は波長合成膜2若しくは長波長透過型
波長合成膜4と偏光合成膜11とに代えて、2つの波長
合成膜5及び6と、偏光合成器13とを備えるものであ
る。
【0056】本実施の形態において、2つの波長合成膜
5及び6は、短波長透過型若しくは長波長透過型のいず
れかの特性を有するものであり、特定の入射角におい
て、夫々、P偏光又はS偏光の入射光に関し、例えば、
波長1460nmの光を反射(透過)させると共に、波
長1490nmの光を透過(反射)させるような透過率
波長特性を有するものである。
【0057】また、本実施の形態において、偏光合成器
13は、ガラスブロックに誘電体多層膜を蒸着し、更に
屈折率整合のための接着剤を用いて別のガラスブロック
と貼り合わせて構成した複合プリズムとしての偏光合成
器である。
【0058】(第7の実施の形態)本発明の第7の実施
の形態の光結合器107は、図14に示されるように、
図5又は図8における波長合成膜1若しくは長波長透過
型波長合成膜3又は波長合成膜2若しくは長波長透過型
波長合成膜4と偏光合成膜11とに代えて、2つの波長
合成器43及び44と、偏光合成器12とを備えるもの
である。
【0059】本実施の形態において、2つの波長合成器
43及び44は、ガラスブロックに誘電体多層膜を蒸着
したプリズムとしての波長合成器であり、夫々、P偏光
又はS偏光の入射光に関して、例えば、波長1460n
mの光を反射(透過)させると共に、波長1490nm
の光を透過(反射)させるような透過率波長特性を有す
るものである。
【0060】また、本実施の形態において、偏光合成器
12は、第5の実施の形態における偏光合成器12と同
じものである。
【0061】(第8の実施の形態)本発明の第8の実施
の形態の光結合器108は、図15に示されるように、
図5又は図8における波長合成膜1若しくは長波長透過
型波長合成膜3又は波長合成膜2若しくは長波長透過型
波長合成膜4と偏光合成膜11とに代えて、2つの波長
合成器45及び46と、偏光合成器13とを備えるもの
である。
【0062】本実施の形態において、2つの波長合成器
45及び46は、ガラスブロックに誘電体多層膜を蒸着
し、更に屈折率整合のための接着剤を用いて別のガラス
ブロックと貼り合わせて構成した複合プリズムとしての
波長合成器であり、夫々、P偏光又はS偏光の入射光に
関して、例えば、波長1460nmの光を反射(透過)
させると共に、波長1490nmの光を透過(反射)さ
せるような透過率波長特性を有するものである。
【0063】また、本実施の形態において、偏光合成器
13は、第6の実施の形態における偏光合成器13と同
じものである。
【0064】尚、上述した本発明の第1乃至第8の実施
の形態においては、波長合成膜若しくは波長合成器と、
偏光合成膜若しくは偏光合成器とについて、夫々個別部
品として説明してきたが、本発明の概念に従って波長合
成及び変更合成を行えるものであれば良く、例えば、波
長合成器と偏光合成器とを一体化した複合プリズムを用
いることとしても良い。
【0065】また、上述した本発明の第1乃至第8の実
施の形態においては、波長合成膜若しくは波長合成器と
して、短波長透過型若しくは長波長透過型のいずれかの
場合について説明してきたが、S偏光又はP偏光の入射
光に関して、λ1、λ2の2波長の光について透過又は
反射の特性をみたすものであれば帯域通過型の波長合成
膜若しくは波長合成器、即ちいわゆるバンドパスフィル
タであっても良い。
【0066】更に、本発明の光結合器は、例えば、エル
ビウムドープ光ファイバと共に、光ファイバアンプを構
成することができることは言うまでもない。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
2つの波長合成手段と1つの偏光合成手段とを備え、一
の波長合成手段に関してはP偏光を波長合成することが
できる波長特性を有し、他の波長合成手段に関してはS
偏光を波長合成することができる波長特性を有すること
のみを夫々の波長合成手段に関する条件としたことか
ら、急峻な波長特性が要求されることがなく、安価で入
手性の良い誘電体多層膜を備える波長合成手段を用いる
ことができる。
【0068】また、本発明によれば、安価で入手性のよ
い誘電体多層膜を用いた上で、4つの励起光を合成し、
高出力の励起光を出力することのできる光結合器を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の光結合器の構成を
示す図である。
【図2】図1における第1の波長合成膜1の透過率波長
特性を示す図である。
【図3】図1における第2の波長合成膜2の透過率波長
特性を示す図である。
【図4】図1における偏光合成膜11の透過率波長特性
を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態の光結合器の構成を
示す図である。
【図6】図5における第1の波長合成膜1の透過率波長
特性を示す図である。
【図7】図5における第2の波長合成膜2の透過率波長
特性を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態の光結合器の構成を
示す図である。
【図9】図8における第1の長波長透過型波長合成膜3
の透過率波長特性を示す図である。
【図10】図8における第2の長波長透過型波長合成膜
4の透過率波長特性を示す図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態の光結合器の構成
を示す図である。
【図12】本発明の第5の実施の形態の光結合器の構成
を示す図である。
【図13】本発明の第6の実施の形態の光結合器の構成
を示す図である。
【図14】本発明の第7の実施の形態の光結合器の構成
を示す図である。
【図15】本発明の第8の実施の形態の光結合器の構成
を示す図である。
【図16】従来例1の光結合器を備える光ファイバアン
プの構成を示す図である。
【図17】従来例1の波長合成器において要求される透
過率波長特性を示す図である。
【図18】従来例2の光結合器の構成を示す図である。
【図19】従来例3の光結合器の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 波長合成膜 2 波長合成膜 3 長波長透過型波長合成膜 4 長波長透過型波長合成膜 5 波長合成膜 6 波長合成膜 9 波長合成膜 11 偏光合成膜 12 偏光合成器 13 偏光合成器 21 光入力端子 22 光入力端子 23 光入力端子 24 光入力端子 25 光出力端子 26 信号光入力用光ファイバ 27 光出力端子 31 レンズ 32 レンズ 33 レンズ 34 レンズ 35 レンズ 36 レンズ 37 レンズ 41 波長合成器 42 波長合成器 43 波長合成器 44 波長合成器 45 波長合成器 46 波長合成器

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の直線偏光方向及び第1の波長を有
    する第1の励起光と、前記第1の直線偏光方向及び第2
    の波長を有する第2の励起光とを波長合成して、前記第
    1の直線偏光方向を有する第1の出力光を出力するため
    の第1の波長合成手段と、 前記第1の直線偏光方向に対して偏光方向の直交する第
    2の直線偏光方向及び前記第1の波長を有する第3の励
    起光と、前記第2の直線偏光方向及び前記第2の波長を
    有する第4の励起光を波長合成して、前記第2の直線偏
    光方向を有する第2の出力光を出力するための第2の波
    長合成手段と、 前記第1の波長合成手段により出力される前記第1の出
    力光と、前記第2の波長合成手段により出力される前記
    第2の出力光とを受けて、偏光合成するための偏光合成
    手段とを備えていることを特徴とする光結合器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光結合器において、 前記第1の波長合成手段は、前記第1の直線偏光方向の
    光であって、前記第1及び第2の波長を有する光を波長
    合成することができる一方で、前記第2の直線偏光方向
    の光であって、前記第1及び第2の波長を有する光に関
    しては、十分に波長合成を行うことができない特性を有
    するものであり、 前記第2の波長合成手段は、前記第2の直線偏光方向の
    光であって、前記第1及び第2の波長を有する光を波長
    合成することができる一方で、前記第1の直線偏光方向
    の光であって、前記第1及び第2の波長を有する光に関
    しては、十分に波長合成を行うことができない特性を有
    するものであることを特徴とする光結合器。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2のいずれかに記載
    の光結合器において、 前記第1及び第2の波長合成手段は、夫々、前記第1及
    び第2の波長の内、長波長を有する一方を透過させると
    共に、他方を反射させる長波長透過型の特性、短波長を
    有する一方を透過させると共に、他方を反射させる短波
    長透過型の特性、又は透過させることができる所定の波
    長領域に前記第1若しくは第2の波長のいずれか一方の
    みを含む帯域通過型の特性の内のいずれか一つの特性を
    備えることを特徴とする光結合器。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の光結合器において、 前記第1及び第2の波長合成手段、並びに前記偏光合成
    手段は、誘電体多層膜を蒸着したガラス板を備えている
    ことを特徴とする光結合器。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の光結合器において、 前記第1及び第2の波長合成手段は、誘電体多層膜を蒸
    着したプリズムを備えていることを特徴とする光結合
    器。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載
    の光結合器において、 前記第1及び第2の波長合成手段は、誘電体多層膜を蒸
    着したガラスブロックと他のガラスブロックとを屈折率
    整合の接着剤により貼り合わせて構成されるプリズムを
    備えていることを特徴とする光結合器。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    の光結合器において、 前記第1及び第2の波長が、夫々、1450乃至150
    0nmの範囲内にあることを特徴とする光結合器。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の光結合器において、 前記第1の波長は1460nm近傍のものであり、前記
    第1の波長は1490nm近傍のものであることを特徴
    とする光結合器。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載
    の光結合器において、 信号光を入力するための信号光入力用端子と、 前記偏光合成手段から出力される偏光合成された光と前
    記信号光とを波長合成するための第3の波長合成手段と
    を更に備えることを特徴とする光結合器。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の光結合器において、 前記第1及び第2の波長は、夫々、1450乃至150
    0nmの範囲内のものであり、 前記信号光は、1550nm帯域の波長を有する光であ
    ることを特徴とする光結合器。
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