JPH1029326A - 印字ヘッド - Google Patents
印字ヘッドInfo
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- JPH1029326A JPH1029326A JP18458796A JP18458796A JPH1029326A JP H1029326 A JPH1029326 A JP H1029326A JP 18458796 A JP18458796 A JP 18458796A JP 18458796 A JP18458796 A JP 18458796A JP H1029326 A JPH1029326 A JP H1029326A
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- JP
- Japan
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- armature
- stopper
- print head
- printing
- rigid body
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 隣接するアーマチュアの影響を最小限に抑え
アーマチュアのリバウンドを確実に阻止し、高速印字を
可能にした印字ヘッドを提供することを目的としてい
る。 【解決手段】 複数個のアーマチュア4と、複数個のア
ーマチュア4をガイドするアーマチュアガイド2と、各
アーマチュア4に個別に対応した複数個の舌状に延伸形
成され、隣接する各部位が各々分離独立して形成された
舌状当接部15aを有するストッパ15と、各舌状当接
部15aに個別に対応した複数個の剛体16と、個別に
対応した複数個の弾性体17が積層して組込まれ、ノー
ズ13にスプリング20等と共に、クランプ21により
クランプされた印字ヘッド。
アーマチュアのリバウンドを確実に阻止し、高速印字を
可能にした印字ヘッドを提供することを目的としてい
る。 【解決手段】 複数個のアーマチュア4と、複数個のア
ーマチュア4をガイドするアーマチュアガイド2と、各
アーマチュア4に個別に対応した複数個の舌状に延伸形
成され、隣接する各部位が各々分離独立して形成された
舌状当接部15aを有するストッパ15と、各舌状当接
部15aに個別に対応した複数個の剛体16と、個別に
対応した複数個の弾性体17が積層して組込まれ、ノー
ズ13にスプリング20等と共に、クランプ21により
クランプされた印字ヘッド。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁的に駆動され
るアーマチュアにろう付けされたワイヤーによって印字
媒体上に文字等の印字を行う印字装置の印字ヘッドに関
するものである。
るアーマチュアにろう付けされたワイヤーによって印字
媒体上に文字等の印字を行う印字装置の印字ヘッドに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】ラインプリンタ,ワイヤードットプリン
タなどのインパクト型の印字装置において、近年その印
字速度の高速化が要求されている。そしてこの種の印字
装置では一般的に印字マグネットによってアーマチュア
を吸引し、このアーマチュアの印字マグネットへの吸引
動作により印字動作に関与する印字ワイヤー等の部材を
駆動させて印字媒体上に所望の文字等を印字するよう構
成されている。
タなどのインパクト型の印字装置において、近年その印
字速度の高速化が要求されている。そしてこの種の印字
装置では一般的に印字マグネットによってアーマチュア
を吸引し、このアーマチュアの印字マグネットへの吸引
動作により印字動作に関与する印字ワイヤー等の部材を
駆動させて印字媒体上に所望の文字等を印字するよう構
成されている。
【0003】図5は従来の印字ヘッドの組み立て分解図
である。又、図6は従来の印字ヘッドのストッパの上面
図である。図7は従来の印字ヘッドの復帰衝突時のアー
マチュアとストッパの動作(変位)を表すグラフであ
る。図5において、1はヨーク、2はアーマチュア4を
ガイドするアーマチュアガイド、3はアーマチュア4の
先端にろう付けされた印字ワイヤー、5は印字位置から
待機位置に復帰したアーマチュア4を所定位置に停止さ
せる(規制する)ストッパである。6はアーマチュア4
が衝突した際のストッパ5の衝撃を緩和するための剛体
で、アーマチュア4と等価質量以上の一定の質量を有し
ている。7は剛体6をストッパ5側に圧接するための弾
性部材、9は弾性部材7および剛体6をスプリング8を
介してストッパ5に位置決めするよう覆うカバーであ
る。11はクランプスプリング10を介して、弾性部材
7,剛体6,ストッパ5,アーマチュアガイド2等をノ
ーズ13にクランプするクランプで、このクランプ11
によって印字ヘッドが一体的に構成されている。8はス
トッパ5に設けられた穴に挿入され、アーマチュア4に
1対1に対応しアーマチュア4をコア1aおよびコイル
22による吸引力に対向する方向に押圧しているスプリ
ングである。
である。又、図6は従来の印字ヘッドのストッパの上面
図である。図7は従来の印字ヘッドの復帰衝突時のアー
マチュアとストッパの動作(変位)を表すグラフであ
る。図5において、1はヨーク、2はアーマチュア4を
ガイドするアーマチュアガイド、3はアーマチュア4の
先端にろう付けされた印字ワイヤー、5は印字位置から
待機位置に復帰したアーマチュア4を所定位置に停止さ
せる(規制する)ストッパである。6はアーマチュア4
が衝突した際のストッパ5の衝撃を緩和するための剛体
で、アーマチュア4と等価質量以上の一定の質量を有し
ている。7は剛体6をストッパ5側に圧接するための弾
性部材、9は弾性部材7および剛体6をスプリング8を
介してストッパ5に位置決めするよう覆うカバーであ
る。11はクランプスプリング10を介して、弾性部材
7,剛体6,ストッパ5,アーマチュアガイド2等をノ
ーズ13にクランプするクランプで、このクランプ11
によって印字ヘッドが一体的に構成されている。8はス
トッパ5に設けられた穴に挿入され、アーマチュア4に
1対1に対応しアーマチュア4をコア1aおよびコイル
22による吸引力に対向する方向に押圧しているスプリ
ングである。
【0004】以上のように構成された従来の印字ヘッド
の動作について以下に説明する。印字ヘッドが印字を行
う場合、印字データにもとづき必要な印字ワイヤー3に
対応するアーマチュア4に対向するヨーク1のコア1a
に巻かれたコイル22に通電することによりコア1aに
電磁力が発生し、アーマチュア4が吸引され印字ワイヤ
ー3の先端がノーズ13の先端部から所定長さだけ突出
し印字用紙をインクリボン(図示せず)を介して打撃す
ることにより1ドットの印字を行う。このように同時に
複数の印字ワイヤー3を打撃することにより1文字の縦
ラインを可視化する。この印字ヘッドを印字行方向に移
動させながら印字動作を行う事で文字等の印字を行う。
ここで、印字ワイヤー3の動作に話を戻すと、印字用紙
への打撃が終了した印字ワイヤー3は、コイル22への
通電が解除されコア1aによる吸引が無いため、スプリ
ング8の押圧力によりアーマチュア4がヨーク1の支点
部1bを支点として回動することにより復帰動作に移
る。復帰時アーマチュア4の印字ワイヤー3をろう付け
していない側の端部はストッパ5に衝突し減衰する。ア
ーマチュア4とストッパ5のリバウンド減衰振幅hは時
間の経過に対して図7で示すような変位を示している。
の動作について以下に説明する。印字ヘッドが印字を行
う場合、印字データにもとづき必要な印字ワイヤー3に
対応するアーマチュア4に対向するヨーク1のコア1a
に巻かれたコイル22に通電することによりコア1aに
電磁力が発生し、アーマチュア4が吸引され印字ワイヤ
ー3の先端がノーズ13の先端部から所定長さだけ突出
し印字用紙をインクリボン(図示せず)を介して打撃す
ることにより1ドットの印字を行う。このように同時に
複数の印字ワイヤー3を打撃することにより1文字の縦
ラインを可視化する。この印字ヘッドを印字行方向に移
動させながら印字動作を行う事で文字等の印字を行う。
ここで、印字ワイヤー3の動作に話を戻すと、印字用紙
への打撃が終了した印字ワイヤー3は、コイル22への
通電が解除されコア1aによる吸引が無いため、スプリ
ング8の押圧力によりアーマチュア4がヨーク1の支点
部1bを支点として回動することにより復帰動作に移
る。復帰時アーマチュア4の印字ワイヤー3をろう付け
していない側の端部はストッパ5に衝突し減衰する。ア
ーマチュア4とストッパ5のリバウンド減衰振幅hは時
間の経過に対して図7で示すような変位を示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来こ
れらのストッパ5,剛体6,弾性部材7は、各アーマチ
ュア4ごとに対応して分割されておらず、それぞれ一体
型であったため、アーマチュア4が印字後復帰する際、
隣接するアーマチュア4の衝撃による影響を受け図7に
示したようにアーマチュア4のリバウンド振幅hが大き
くなってしまい、次の作動待機状態にすばやく移行され
ず、高速印字を行い得ないばかりでなく、ときにはその
アーマチュア4にリバウンドにより印字ワイヤー3が作
動位置に突出して、誤った印字が行われるおそれがあっ
た。また、ストッパ5が一体型であり、ほとんど固定状
態であったため、ストッパ5と衝突した後のアーマチュ
ア4のリバウンド振幅hを低減させる制御が困難という
問題点を有していた。
れらのストッパ5,剛体6,弾性部材7は、各アーマチ
ュア4ごとに対応して分割されておらず、それぞれ一体
型であったため、アーマチュア4が印字後復帰する際、
隣接するアーマチュア4の衝撃による影響を受け図7に
示したようにアーマチュア4のリバウンド振幅hが大き
くなってしまい、次の作動待機状態にすばやく移行され
ず、高速印字を行い得ないばかりでなく、ときにはその
アーマチュア4にリバウンドにより印字ワイヤー3が作
動位置に突出して、誤った印字が行われるおそれがあっ
た。また、ストッパ5が一体型であり、ほとんど固定状
態であったため、ストッパ5と衝突した後のアーマチュ
ア4のリバウンド振幅hを低減させる制御が困難という
問題点を有していた。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、従来技術での欠陥を解消して、隣接するアーマチュ
アの影響を最小限に抑えアーマチュアのリバウンドを確
実に阻止し高速印字を可能にした印字ヘッドを提供する
ことを目的としている。
で、従来技術での欠陥を解消して、隣接するアーマチュ
アの影響を最小限に抑えアーマチュアのリバウンドを確
実に阻止し高速印字を可能にした印字ヘッドを提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、アーマチュアの印字後復帰の際にアーマチ
ュアに当接しアーマチュアの動きを規制するストッパを
有し、ストッパのアーマチュアが衝突する部位を各々の
アーマチュアごとに単独で可動可能にしたもので、この
構成により隣接するアーマチュアの影響を最小限に抑え
アーマチュアのリバウンドを確実に阻止し、高速印字を
可能にした印字ヘッドを得ることができるものである。
に本発明は、アーマチュアの印字後復帰の際にアーマチ
ュアに当接しアーマチュアの動きを規制するストッパを
有し、ストッパのアーマチュアが衝突する部位を各々の
アーマチュアごとに単独で可動可能にしたもので、この
構成により隣接するアーマチュアの影響を最小限に抑え
アーマチュアのリバウンドを確実に阻止し、高速印字を
可能にした印字ヘッドを得ることができるものである。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、電磁的に駆動される複数のアーマチュアによって印
字ワイヤーを印字用紙に打撃して印字を行うワイヤード
ットプリンタ用の印字ヘッドであって、アーマチュアの
印字後復帰の際にアーマチュアに当接しアーマチュアの
動きを規制するストッパを有し、ストッパのアーマチュ
アが衝突する部位を各々のアーマチュアごとに単独で可
動可能にしたもので、また、請求項2に記載の発明は、
請求項1記載の発明において、ストッパのアーマチュア
との当接部をアーマチュアと類似形状にしたもので、ま
た、請求項3に記載の発明は、請求項1記載の発明にお
いて、ストッパのアーマチュアが衝突する側とは反対側
に配設した剛体と、剛体をストッパに圧接する弾性部材
とを有し、ストッパと衝突した後のアーマチュアのリバ
ウンド周期がストッパ衝突面の減衰周期の整数倍となら
ないよう剛体の質量と弾性部材のばね定数を設定したも
ので、また、請求項4に記載の発明は、請求項3の発明
において、アーマチュア,ストッパ,剛体のはねかえり
係数および剛体の質量を、ストッパと衝突した後のアー
マチュアのリバウンド振幅が低減するよう設定したもの
で、また、請求項5に記載の発明は、請求項1から4の
うちのいずれか1項に記載の発明において、弾性部材が
コイルばねであり、これにより、隣接するアーマチュア
の影響を最小限に抑えアーマチュアのリバウンド振幅を
低減した印字ヘッドを得ることができるという作用を有
する。
は、電磁的に駆動される複数のアーマチュアによって印
字ワイヤーを印字用紙に打撃して印字を行うワイヤード
ットプリンタ用の印字ヘッドであって、アーマチュアの
印字後復帰の際にアーマチュアに当接しアーマチュアの
動きを規制するストッパを有し、ストッパのアーマチュ
アが衝突する部位を各々のアーマチュアごとに単独で可
動可能にしたもので、また、請求項2に記載の発明は、
請求項1記載の発明において、ストッパのアーマチュア
との当接部をアーマチュアと類似形状にしたもので、ま
た、請求項3に記載の発明は、請求項1記載の発明にお
いて、ストッパのアーマチュアが衝突する側とは反対側
に配設した剛体と、剛体をストッパに圧接する弾性部材
とを有し、ストッパと衝突した後のアーマチュアのリバ
ウンド周期がストッパ衝突面の減衰周期の整数倍となら
ないよう剛体の質量と弾性部材のばね定数を設定したも
ので、また、請求項4に記載の発明は、請求項3の発明
において、アーマチュア,ストッパ,剛体のはねかえり
係数および剛体の質量を、ストッパと衝突した後のアー
マチュアのリバウンド振幅が低減するよう設定したもの
で、また、請求項5に記載の発明は、請求項1から4の
うちのいずれか1項に記載の発明において、弾性部材が
コイルばねであり、これにより、隣接するアーマチュア
の影響を最小限に抑えアーマチュアのリバウンド振幅を
低減した印字ヘッドを得ることができるという作用を有
する。
【0009】以下、本発明の実施の形態について説明す
る。図1は本発明の一実施の形態における印字ヘッドの
組み立て分解図、図2は本発明の一実施の形態における
印字ヘッドのストッパの上面図である。図3は本発明の
一実施の形態における印字ヘッドの構成を示す側面図、
図4は本発明の一実施の形態における印字ヘッドのアー
マチュア及びストッパの動作(変位)を示すグラフであ
る。これら図面にそって以下説明を行う。ここで、従来
技術と同一の構成については同一番号を付し、説明を省
略する。
る。図1は本発明の一実施の形態における印字ヘッドの
組み立て分解図、図2は本発明の一実施の形態における
印字ヘッドのストッパの上面図である。図3は本発明の
一実施の形態における印字ヘッドの構成を示す側面図、
図4は本発明の一実施の形態における印字ヘッドのアー
マチュア及びストッパの動作(変位)を示すグラフであ
る。これら図面にそって以下説明を行う。ここで、従来
技術と同一の構成については同一番号を付し、説明を省
略する。
【0010】図1において、15はアーマチュア4に対
して1対1に対応する内側に舌状に延伸したアーマチュ
ア4と類似形状の舌状当接部15aを有するストッパで
舌状当接部15aは、隣接する舌状当接部15aとはス
リットを以って各々分離独立した構成となっている。1
6はストッパ15の各舌状当接部15aの衝突面に個別
に対応し舌状当接部15aと類似形状をした複数個の特
定の質量を有する剛体である。17は各剛体16に個別
に対応した複数個の弾性体で、コイルスプリングが好適
である。18は弾性体17側に配置されたスプリングホ
ルダで、弾性体17をストッパ15側に位置決めするよ
うカバーしている。剛体16はアーマチュアガイド2に
よって位置決めされている。19はスプリングホルダ1
8を覆うカバー、21はスプリングホルダ18および剛
体16をスプリング20を介してストッパ15に位置決
めするクランプである。クランプ21の脚部にはヨーク
1に固着され印字ワイヤー3の移動をガイドするノーズ
13の係止部13aと係合し印字ヘッド構成部品をクラ
ンプする係部21aが形成されている。ヨーク1には略
円形をなし中央部に開口部と、その外側にアーマチュア
ガイド2を介しストッパ15を所定位置に位置決めする
部材1cと、印字ワイヤー3を係止(ろう付け)した複
数個のアーマチュア4を巻き付けられたコイル22への
通電による電磁力により吸引する複数個のコア1aと、
アーマチュア4の駆動支点を支える複数個の支点部1b
が一体で形成されている。ヨーク1のアーマチュア4を
吸引する側の端面(1a,1b,1c)は同時に同一平
面上に研磨されている。図1に示すように、複数個のア
ーマチュア4と、複数個のアーマチュア4をガイドする
アーマチュアガイド2と、各アーマチュア4に個別に対
応した複数個の舌状当接部15aを有するストッパ15
と、ストッパ15の各舌状当接部15aに個別に対応し
た複数個の質量を有する剛体16と、各剛体16に個別
に対応した複数個の弾性体17と、スプリング8と、ヨ
ーク1に接着されたノーズ13と、ストッパ15およ
び、弾性体17側に配置されたスプリングホルダ18
と、カバー19と、スプリング20とが、クランプ21
により一体的に印字ヘッドとして組み立てられている。
して1対1に対応する内側に舌状に延伸したアーマチュ
ア4と類似形状の舌状当接部15aを有するストッパで
舌状当接部15aは、隣接する舌状当接部15aとはス
リットを以って各々分離独立した構成となっている。1
6はストッパ15の各舌状当接部15aの衝突面に個別
に対応し舌状当接部15aと類似形状をした複数個の特
定の質量を有する剛体である。17は各剛体16に個別
に対応した複数個の弾性体で、コイルスプリングが好適
である。18は弾性体17側に配置されたスプリングホ
ルダで、弾性体17をストッパ15側に位置決めするよ
うカバーしている。剛体16はアーマチュアガイド2に
よって位置決めされている。19はスプリングホルダ1
8を覆うカバー、21はスプリングホルダ18および剛
体16をスプリング20を介してストッパ15に位置決
めするクランプである。クランプ21の脚部にはヨーク
1に固着され印字ワイヤー3の移動をガイドするノーズ
13の係止部13aと係合し印字ヘッド構成部品をクラ
ンプする係部21aが形成されている。ヨーク1には略
円形をなし中央部に開口部と、その外側にアーマチュア
ガイド2を介しストッパ15を所定位置に位置決めする
部材1cと、印字ワイヤー3を係止(ろう付け)した複
数個のアーマチュア4を巻き付けられたコイル22への
通電による電磁力により吸引する複数個のコア1aと、
アーマチュア4の駆動支点を支える複数個の支点部1b
が一体で形成されている。ヨーク1のアーマチュア4を
吸引する側の端面(1a,1b,1c)は同時に同一平
面上に研磨されている。図1に示すように、複数個のア
ーマチュア4と、複数個のアーマチュア4をガイドする
アーマチュアガイド2と、各アーマチュア4に個別に対
応した複数個の舌状当接部15aを有するストッパ15
と、ストッパ15の各舌状当接部15aに個別に対応し
た複数個の質量を有する剛体16と、各剛体16に個別
に対応した複数個の弾性体17と、スプリング8と、ヨ
ーク1に接着されたノーズ13と、ストッパ15およ
び、弾性体17側に配置されたスプリングホルダ18
と、カバー19と、スプリング20とが、クランプ21
により一体的に印字ヘッドとして組み立てられている。
【0011】次に、以上のように組み立てられた印字ヘ
ッドについて、その動作を説明する。
ッドについて、その動作を説明する。
【0012】平時、アーマチュア4は図3に示す如く、
スプリング8の反発力によってヨーク1の支点部1bを
支点としてコア1aから離れた位置で保持されている。
ここで、印字データに基づき印字ヘッドが印字動作を開
始すると、対象となる(印字する)印字ワイヤー3を駆
動するべく、対象の印字ワイヤー3が取り付けられてい
るアーマチュア4に対向するコア1aに巻き付けられて
いるコイル22に電流を流すことによりコア1aとアー
マチュア4間に磁力が発生し、アーマチュア4がコア1
a側にスプリング8の反発力に抗して吸引される。これ
により、アーマチュア4に係止されている印字ワイヤー
3がヘッド先端ガイド23より突出し、インクリボン2
4を介して用紙25をプラテン26に打撃することで用
紙25に印字を行う。
スプリング8の反発力によってヨーク1の支点部1bを
支点としてコア1aから離れた位置で保持されている。
ここで、印字データに基づき印字ヘッドが印字動作を開
始すると、対象となる(印字する)印字ワイヤー3を駆
動するべく、対象の印字ワイヤー3が取り付けられてい
るアーマチュア4に対向するコア1aに巻き付けられて
いるコイル22に電流を流すことによりコア1aとアー
マチュア4間に磁力が発生し、アーマチュア4がコア1
a側にスプリング8の反発力に抗して吸引される。これ
により、アーマチュア4に係止されている印字ワイヤー
3がヘッド先端ガイド23より突出し、インクリボン2
4を介して用紙25をプラテン26に打撃することで用
紙25に印字を行う。
【0013】印字動作後の復帰動作において、アーマチ
ュア4は打撃によるプラテン26からの反力とスプリン
グ8の復帰力によりストッパ15の舌状当接部15aと
衝突する。その際、ストッパ15はアーマチュアガイド
2と特定の質量を有する剛体16ではさまれ弾性体17
(ここではスプリング)によりヨーク1に押し付けられ
ているため、弾性体17方向に自由に動くことができ
る。
ュア4は打撃によるプラテン26からの反力とスプリン
グ8の復帰力によりストッパ15の舌状当接部15aと
衝突する。その際、ストッパ15はアーマチュアガイド
2と特定の質量を有する剛体16ではさまれ弾性体17
(ここではスプリング)によりヨーク1に押し付けられ
ているため、弾性体17方向に自由に動くことができ
る。
【0014】ここで、各構成部材は図4のグラフ1に示
したようにアーマチュア4の復帰時のリバウンド振幅H
を極力低減させるようストッパ15と衝突した後のアー
マチュア4,ストッパ15,剛体16のはねかえり係
数、および、剛体16の質量を設定し且つ、アーマチュ
ア4のリバウンド周期Tと舌状当接部15aの周期TS
が整数倍にならないように、剛体16の質量と弾性体1
7のばね定数を設定している。
したようにアーマチュア4の復帰時のリバウンド振幅H
を極力低減させるようストッパ15と衝突した後のアー
マチュア4,ストッパ15,剛体16のはねかえり係
数、および、剛体16の質量を設定し且つ、アーマチュ
ア4のリバウンド周期Tと舌状当接部15aの周期TS
が整数倍にならないように、剛体16の質量と弾性体1
7のばね定数を設定している。
【0015】これによりアーマチュア4の復帰後のリバ
ウンド振幅Hの低減を実現でき、アーマチュア4を次の
作動待機状態にすばやく移行でき、高速印字を可能にし
且つ、印字品質を向上させることができる。
ウンド振幅Hの低減を実現でき、アーマチュア4を次の
作動待機状態にすばやく移行でき、高速印字を可能にし
且つ、印字品質を向上させることができる。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明は、アーマチュアの
印字後復帰の際にアーマチュアに当接しアーマチュアの
動きを規制するストッパを有し、ストッパのアーマチュ
アが衝突する部位を各々のアーマチュアごとに単独で可
動可能にしたことにより、隣接するアーマチュアの影響
を最小限に抑えアーマチュアのリバウンドを確実に阻止
することができ、印字速度、印字品質を向上させること
ができるという効果を奏することができるものである。
印字後復帰の際にアーマチュアに当接しアーマチュアの
動きを規制するストッパを有し、ストッパのアーマチュ
アが衝突する部位を各々のアーマチュアごとに単独で可
動可能にしたことにより、隣接するアーマチュアの影響
を最小限に抑えアーマチュアのリバウンドを確実に阻止
することができ、印字速度、印字品質を向上させること
ができるという効果を奏することができるものである。
【図1】本発明の一実施の形態における印字ヘッドの組
み立て分解図
み立て分解図
【図2】本発明の一実施の形態における印字ヘッドのス
トッパの上面図
トッパの上面図
【図3】本発明の一実施の形態における印字ヘッドの構
成を示す側面図
成を示す側面図
【図4】本発明の一実施の形態における印字ヘッドのア
ーマチュア及びストッパの動作(変位)を示すグラフ
ーマチュア及びストッパの動作(変位)を示すグラフ
【図5】従来の印字ヘッドの組み立て分解図
【図6】従来の印字ヘッドのストッパの上面図
【図7】従来の印字ヘッドの復帰衝突時のアーマチュア
とストッパの動作(変位)を表すグラフ
とストッパの動作(変位)を表すグラフ
1 ヨーク 1a コア 1b 支点部 1c 部材 2 アーマチュアガイド 3 印字ワイヤー 4 アーマチュア 8 スプリング 13 ノーズ 15 ストッパ 16 剛体 17 弾性体 18 スプリングホルダ 19 カバー 20 スプリング 21 クランプ
Claims (5)
- 【請求項1】電磁的に駆動される複数のアーマチュアに
よって印字ワイヤーを印字用紙に打撃して印字を行うワ
イヤードットプリンタ用の印字ヘッドであって、前記ア
ーマチュアの印字後復帰の際に前記アーマチュアに当接
し前記アーマチュアの動きを規制するストッパを有し、
前記ストッパの前記アーマチュアが衝突する部位を各々
の前記アーマチュアごとに単独で可動可能にしたことを
特徴とする印字ヘッド。 - 【請求項2】前記ストッパの前記アーマチュアとの当接
部を前記アーマチュアと類似形状としたことを特徴とす
る請求項1記載の印字ヘッド。 - 【請求項3】前記ストッパの前記アーマチュアが衝突す
る側とは反対側に配設した剛体と、前記剛体を前記スト
ッパに圧接する弾性部材を有し、前記ストッパと衝突し
た後の前記アーマチュアのリバウンド周期が前記ストッ
パ衝突面の減衰周期の整数倍とならないよう前記剛体の
質量と弾性部材のばね定数を設定したことを特徴とする
請求項2記載の印字ヘッド。 - 【請求項4】前記アーマチュア,前記ストッパ,前記剛
体のはねかえり係数および剛体の質量を、前記ストッパ
と衝突した後の前記アーマチュアのリバウンド振幅が低
減するよう設定したことを特徴とする請求項3記載の印
字ヘッド。 - 【請求項5】前記弾性部材がコイルばねであることを特
徴とする請求項1から4のうちのいずれか1項記載の印
字ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18458796A JPH1029326A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 印字ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18458796A JPH1029326A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 印字ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1029326A true JPH1029326A (ja) | 1998-02-03 |
Family
ID=16155824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18458796A Pending JPH1029326A (ja) | 1996-07-15 | 1996-07-15 | 印字ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1029326A (ja) |
-
1996
- 1996-07-15 JP JP18458796A patent/JPH1029326A/ja active Pending
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