JPH10292508A - 換気口自動開閉装置 - Google Patents
換気口自動開閉装置Info
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- JPH10292508A JPH10292508A JP9116239A JP11623997A JPH10292508A JP H10292508 A JPH10292508 A JP H10292508A JP 9116239 A JP9116239 A JP 9116239A JP 11623997 A JP11623997 A JP 11623997A JP H10292508 A JPH10292508 A JP H10292508A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 住宅における換気口の自動開閉装置。
【解決手段】 断熱性換気板の回転軸と同一軸上で換
気板と一体に回動する歯車と歯合する突起部を等間隔で
多数有する棒状体の一端に温度で伸縮変形する形状記憶
材を、他端にコイルバネをそれぞれ接合し、これらの両
端部を固定してある。換気板の回転軸と、当該換気板
の回転軸に直交する面上に設けたペアと固定溝内を往復
動する移動片に設けたペアを連結したリンクでスライダ
クランク機構を構成し、移動片に温度で伸縮変形する形
状記憶材とコイルバネを対向して接続し、これらの両端
部を固定してある。回転軸を有する換気板の裏面部と
固定溝内を往復動する移動片を滑車を介してワイヤ−で
連結し、移動片に温度で伸縮変形する形状記憶材を接続
してその先端部を固定し、換気板に換気口閉鎖用のコイ
ルバネを取付けてある。 【効果】 夏の換気と冬の断熱を自動的におこなうこと
ができる。
気板と一体に回動する歯車と歯合する突起部を等間隔で
多数有する棒状体の一端に温度で伸縮変形する形状記憶
材を、他端にコイルバネをそれぞれ接合し、これらの両
端部を固定してある。換気板の回転軸と、当該換気板
の回転軸に直交する面上に設けたペアと固定溝内を往復
動する移動片に設けたペアを連結したリンクでスライダ
クランク機構を構成し、移動片に温度で伸縮変形する形
状記憶材とコイルバネを対向して接続し、これらの両端
部を固定してある。回転軸を有する換気板の裏面部と
固定溝内を往復動する移動片を滑車を介してワイヤ−で
連結し、移動片に温度で伸縮変形する形状記憶材を接続
してその先端部を固定し、換気板に換気口閉鎖用のコイ
ルバネを取付けてある。 【効果】 夏の換気と冬の断熱を自動的におこなうこと
ができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は高気密、高断熱住宅
における夏の換気と冬の断熱を自動的におこなうことが
できる換気口に関する。
における夏の換気と冬の断熱を自動的におこなうことが
できる換気口に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、建築物の換気用に基礎部ならびに
小屋裏に換気口が設けられているが、開口部に対して格
子を設けたものが多い。このような開口式の換気口では
夏季の換気はよくても、冬季における断熱が悪く、高気
密、高断熱住宅には不適である。なお、最近、基礎部に
対し手動式で換気口を開閉する方式のものもみうけられ
るが、煩雑であり、的確に使用されるか否か疑問があ
る。また、形状記憶材を利用して自動的に開閉する換気
口も多数開発されているが、構造が複雑であり、ピッチ
バネを使用した押出し方式のものでは耐久性に問題があ
る。
小屋裏に換気口が設けられているが、開口部に対して格
子を設けたものが多い。このような開口式の換気口では
夏季の換気はよくても、冬季における断熱が悪く、高気
密、高断熱住宅には不適である。なお、最近、基礎部に
対し手動式で換気口を開閉する方式のものもみうけられ
るが、煩雑であり、的確に使用されるか否か疑問があ
る。また、形状記憶材を利用して自動的に開閉する換気
口も多数開発されているが、構造が複雑であり、ピッチ
バネを使用した押出し方式のものでは耐久性に問題があ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は高気密、高断
熱住宅における夏の換気と冬の断熱を自動的におこなう
ことができる換気装置を提供せんとするものである。
熱住宅における夏の換気と冬の断熱を自動的におこなう
ことができる換気装置を提供せんとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】ここにおいて本発明者
は、第一に換気口に取付け用の断熱性換気板の回転軸と
同一軸上で当該換気板と一体に回動する歯車と歯合する
突起部を等間隔で多数有する棒状体の一端に温度で伸縮
変形する形状記憶材を、他端にコイルバネをそれぞれ接
合し、これらの両端部を固定してある建築物の換気口自
動開閉装置を、第二に換気口に取付け用の断熱性換気板
の回転軸と、当該換気板の回転軸に直交する面上に設け
たペアと固定溝内を往復動する移動片に設けたペアを連
結したリンクでスライダクランク機構を構成し、移動片
に温度で伸縮変形する形状記憶材とコイルバネを対向し
て接続し、これらの両端部を固定してある建築物の換気
口自動開閉装置を、第三に回転軸を有する換気口に取付
け用の断熱性換気板の裏面部と固定溝内を往復動する移
動片を滑車を介してワイヤ−で連結し、移動片に温度で
伸縮変形する形状記憶材を接続してその先端部を固定
し、当該換気板に換気口閉鎖用のコイルバネを取付けて
ある建築物の換気口自動開閉装置をそれぞれ見出し、第
四にこれらの換気口自動開閉装置において、換気板の先
端部に換気扇に通電させるためのスイッチ押圧用突起を
圧縮バネを介して設けてあるものを見出すにいたった。
は、第一に換気口に取付け用の断熱性換気板の回転軸と
同一軸上で当該換気板と一体に回動する歯車と歯合する
突起部を等間隔で多数有する棒状体の一端に温度で伸縮
変形する形状記憶材を、他端にコイルバネをそれぞれ接
合し、これらの両端部を固定してある建築物の換気口自
動開閉装置を、第二に換気口に取付け用の断熱性換気板
の回転軸と、当該換気板の回転軸に直交する面上に設け
たペアと固定溝内を往復動する移動片に設けたペアを連
結したリンクでスライダクランク機構を構成し、移動片
に温度で伸縮変形する形状記憶材とコイルバネを対向し
て接続し、これらの両端部を固定してある建築物の換気
口自動開閉装置を、第三に回転軸を有する換気口に取付
け用の断熱性換気板の裏面部と固定溝内を往復動する移
動片を滑車を介してワイヤ−で連結し、移動片に温度で
伸縮変形する形状記憶材を接続してその先端部を固定
し、当該換気板に換気口閉鎖用のコイルバネを取付けて
ある建築物の換気口自動開閉装置をそれぞれ見出し、第
四にこれらの換気口自動開閉装置において、換気板の先
端部に換気扇に通電させるためのスイッチ押圧用突起を
圧縮バネを介して設けてあるものを見出すにいたった。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明において使用する換気口に
取付け用の断熱性換気板は、断熱性を得るためポリウレ
タン等の合成樹脂発泡体を用いて構成し、その形状は円
形や四角形等をとることができる。。また、換気口の自
動開閉装置は合成樹脂等の枠体内に組込むようにしてあ
り、取付け作業を容易にしてある。枠体に対し、断熱性
換気板の回転軸は軸止ないし軸支する。なお、換気板は
１枚あるいは２枚の使用が適当であり、その開閉はヨコ
方向の回転によることを原則とするが、タテ方向の回転
で構成することも可能である。
取付け用の断熱性換気板は、断熱性を得るためポリウレ
タン等の合成樹脂発泡体を用いて構成し、その形状は円
形や四角形等をとることができる。。また、換気口の自
動開閉装置は合成樹脂等の枠体内に組込むようにしてあ
り、取付け作業を容易にしてある。枠体に対し、断熱性
換気板の回転軸は軸止ないし軸支する。なお、換気板は
１枚あるいは２枚の使用が適当であり、その開閉はヨコ
方向の回転によることを原則とするが、タテ方向の回転
で構成することも可能である。
【０００６】本発明において使用する、温度により伸縮
変形する形状記憶材は、耐久性を考慮して密着バネを使
用することにしてある。したがって、本発明において使
用する形状記憶材は、５〜１０℃の寒冷時において軟化
して弾性力を失い、形状を崩すものを選択使用する。２
０〜３０℃の暑い時期においてはバネ間が収縮して密着
し、この間、引張力が生ずる。
変形する形状記憶材は、耐久性を考慮して密着バネを使
用することにしてある。したがって、本発明において使
用する形状記憶材は、５〜１０℃の寒冷時において軟化
して弾性力を失い、形状を崩すものを選択使用する。２
０〜３０℃の暑い時期においてはバネ間が収縮して密着
し、この間、引張力が生ずる。
【０００７】本発明では所定温度以上において形状記憶
材の引張力を利用し、所定温度以下においてはバイアス
バネと称されるコイルバネの引張力を利用する場合があ
り、温度変化に応じて往復動が形成されるようにしてあ
る。このため、コイルバネの引張力は収縮時の形状記憶
材の引張力より劣るようにしてあるが、形状記憶材の引
張力が作用する場合、コイルバネがそれを緩衝する程度
に設定してある。なお、形状記憶材が内蔵されている部
分は換気口の先端に設置し、外気温を感知しやすくして
おく。また、換気口の外表面には金網を付け、昆虫等の
小動物やゴミ類が入るのを防ぎ、換気口自動開閉装置を
保全する。
材の引張力を利用し、所定温度以下においてはバイアス
バネと称されるコイルバネの引張力を利用する場合があ
り、温度変化に応じて往復動が形成されるようにしてあ
る。このため、コイルバネの引張力は収縮時の形状記憶
材の引張力より劣るようにしてあるが、形状記憶材の引
張力が作用する場合、コイルバネがそれを緩衝する程度
に設定してある。なお、形状記憶材が内蔵されている部
分は換気口の先端に設置し、外気温を感知しやすくして
おく。また、換気口の外表面には金網を付け、昆虫等の
小動物やゴミ類が入るのを防ぎ、換気口自動開閉装置を
保全する。
【０００８】第一の発明において、突起部を等間隔で多
数有する棒状体が冬季は後方に、夏季は手前に移動す
る。この移動に伴い、歯車が回転し、歯車と一体の換気
板が閉鎖、開放する。ただし、閉鎖の際はコイルバネの
終止位置を設定する代わり、換気板の閉鎖位置にストッ
パ−を設置しておく。なお、突起部を等間隔で多数有す
る棒状体にはラックも包含するので、歯車との関係はい
わゆるラックとピニオンの関係に相当する。
数有する棒状体が冬季は後方に、夏季は手前に移動す
る。この移動に伴い、歯車が回転し、歯車と一体の換気
板が閉鎖、開放する。ただし、閉鎖の際はコイルバネの
終止位置を設定する代わり、換気板の閉鎖位置にストッ
パ−を設置しておく。なお、突起部を等間隔で多数有す
る棒状体にはラックも包含するので、歯車との関係はい
わゆるラックとピニオンの関係に相当する。
【０００９】換気板が１枚である場合は、換気板の回転
軸を換気板の中心方向、通常はタテ方向に設ける。換気
板が２枚である場合は、回転軸を換気板の隣接部、すな
わち、全体の中心部に寄せて設ける。この場合、歯車は
それぞれに用いるが、突起部を多数有する棒状体は一本
で足りる。換気板が２枚の場合は、換気口の左右を広く
とりやすい。
軸を換気板の中心方向、通常はタテ方向に設ける。換気
板が２枚である場合は、回転軸を換気板の隣接部、すな
わち、全体の中心部に寄せて設ける。この場合、歯車は
それぞれに用いるが、突起部を多数有する棒状体は一本
で足りる。換気板が２枚の場合は、換気口の左右を広く
とりやすい。
【００１０】第二の発明において、換気口に取付け用の
断熱性換気板の回転軸と、当該換気板の回転軸に直交す
る面上に設けたペアと固定溝内を往復動する移動片に設
けたペアを連結したリンクでスライダクランク機構を構
成し、回転軸が固定されているので、移動片の固定溝内
における往復動により換気板の回転軸に直交する面上に
設けたペアが円運動をするのにともない、いわば半径を
形成する換気板が角度９０度の両端位置で換気口を閉
鎖、開口することになる。
断熱性換気板の回転軸と、当該換気板の回転軸に直交す
る面上に設けたペアと固定溝内を往復動する移動片に設
けたペアを連結したリンクでスライダクランク機構を構
成し、回転軸が固定されているので、移動片の固定溝内
における往復動により換気板の回転軸に直交する面上に
設けたペアが円運動をするのにともない、いわば半径を
形成する換気板が角度９０度の両端位置で換気口を閉
鎖、開口することになる。
【００１１】移動片の往復動を外気温度の変化に対応さ
せるため、移動片に温度で伸縮変形する形状記憶材とコ
イルバネを対向して接続している。換気板は通常１枚あ
るいは２枚で構成することができる。また、換気板の開
閉方向はヨコ方向が適当である。
せるため、移動片に温度で伸縮変形する形状記憶材とコ
イルバネを対向して接続している。換気板は通常１枚あ
るいは２枚で構成することができる。また、換気板の開
閉方向はヨコ方向が適当である。
【００１２】第三の発明において、回転軸を有する換気
口に取付け用の断熱性換気板の裏面部と固定溝内を往復
動する移動片を滑車を介してワイヤ−で連結し、移動片
に温度で伸縮変形する形状記憶材を接続し、換気板の回
転軸近辺に換気口閉鎖用のねじりバネを取付けてある。
口に取付け用の断熱性換気板の裏面部と固定溝内を往復
動する移動片を滑車を介してワイヤ−で連結し、移動片
に温度で伸縮変形する形状記憶材を接続し、換気板の回
転軸近辺に換気口閉鎖用のねじりバネを取付けてある。
【００１３】その結果、冬季は形状記憶材の密着バネが
軟化しているので、ねじりバネが拡開して換気板が換気
口を閉鎖するかたちをとる。その際、換気板の閉鎖位置
はストッパ−で確定させる。夏季は形状記憶材の密着バ
ネが極限まで収縮し、引張力を発揮してねじりバネを閉
じるので、換気板が換気口を開口する。このように作動
するよう各部を調整しておく必要がある。換気板は１枚
あるいは２枚使用すれば足りる。
軟化しているので、ねじりバネが拡開して換気板が換気
口を閉鎖するかたちをとる。その際、換気板の閉鎖位置
はストッパ−で確定させる。夏季は形状記憶材の密着バ
ネが極限まで収縮し、引張力を発揮してねじりバネを閉
じるので、換気板が換気口を開口する。このように作動
するよう各部を調整しておく必要がある。換気板は１枚
あるいは２枚使用すれば足りる。
【００１４】なお、以上の換気口自動開閉装置におい
て、換気口が所定の高温に達し、完全に開口した際に自
動的に換気扇を作動させたい場合は、換気板の先端部に
換気扇に通電させるためのスイッチ押圧用の突起を圧縮
バネを介して設けておくとよい。圧縮バネは換気口が所
定の高温に達し、形状記憶材が所定位置に収縮した場合
にはじめて、その間スイッチ押圧用の突起が作動するよ
うに、突起の押圧を抑制するものである。したがって、
圧縮バネはたとえば突起を囲むように、その外側に設定
すれば効果がある。
て、換気口が所定の高温に達し、完全に開口した際に自
動的に換気扇を作動させたい場合は、換気板の先端部に
換気扇に通電させるためのスイッチ押圧用の突起を圧縮
バネを介して設けておくとよい。圧縮バネは換気口が所
定の高温に達し、形状記憶材が所定位置に収縮した場合
にはじめて、その間スイッチ押圧用の突起が作動するよ
うに、突起の押圧を抑制するものである。したがって、
圧縮バネはたとえば突起を囲むように、その外側に設定
すれば効果がある。
【００１５】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。 （その１）棒状移動体の往復動によるもの 図１および図２に換気板１が１枚による場合を図示して
ある。換気口は円形をなしている。円筒状の枠内の断面
の直径相当部に換気板１の回転軸２があり、回転軸２と
同軸で、換気板１の上端面付近に歯車３が設けられてい
る。歯車３と歯合するように環状の突起部を等間隔で多
数有する棒状体、すなわち棒状移動体４を設置する。棒
状移動体４の前方に密着バネによる形状記憶材１２を内
蔵したシリンダ−Ａ、後方に引張バネ１３を内蔵したシ
リンダ−Ｂがあり、それぞれ固定されている。シリンダ
−Ａには棒状移動体４の軸部が出入し、シリンダ−Ｂに
は棒状移動体４の突起部が出入しうるようにしてある。
形状記憶材は５℃以下で軟化して換気板１が閉じ、２５
℃以上で収縮して換気板１が開く状態になるものを使用
する。なお、３０℃に達して換気板がさらに開ききって
いる間、換気板の突起１４が付属の圧縮バネを押して換
気扇のスイッチを押すにいたるようにする。また、換気
板１が閉じる位置を設定するためストッパ−１１を付け
ておく。
説明する。 （その１）棒状移動体の往復動によるもの 図１および図２に換気板１が１枚による場合を図示して
ある。換気口は円形をなしている。円筒状の枠内の断面
の直径相当部に換気板１の回転軸２があり、回転軸２と
同軸で、換気板１の上端面付近に歯車３が設けられてい
る。歯車３と歯合するように環状の突起部を等間隔で多
数有する棒状体、すなわち棒状移動体４を設置する。棒
状移動体４の前方に密着バネによる形状記憶材１２を内
蔵したシリンダ−Ａ、後方に引張バネ１３を内蔵したシ
リンダ−Ｂがあり、それぞれ固定されている。シリンダ
−Ａには棒状移動体４の軸部が出入し、シリンダ−Ｂに
は棒状移動体４の突起部が出入しうるようにしてある。
形状記憶材は５℃以下で軟化して換気板１が閉じ、２５
℃以上で収縮して換気板１が開く状態になるものを使用
する。なお、３０℃に達して換気板がさらに開ききって
いる間、換気板の突起１４が付属の圧縮バネを押して換
気扇のスイッチを押すにいたるようにする。また、換気
板１が閉じる位置を設定するためストッパ−１１を付け
ておく。
【００１６】図３および図４に換気板１を２枚使用した
場合を示す。この場合、棒状移動体４は各換気板１の共
用としてある。
場合を示す。この場合、棒状移動体４は各換気板１の共
用としてある。
【００１７】（その２）往復スライダクランク機構によ
るもの 図５および図６に換気板１が２枚による場合を図示して
ある。換気口は円形をなし、換気板１もこれに準じたバ
タフライ形状をとる。換気板１の回転軸２と、換気板１
の端面部上に設けたペア５と固定溝内を往復動する移動
片（図示省略）に設けたペア５を連結したリンク６でス
ライダクランク機構を構成し、１個の固定溝で２組のス
ライダクランク機構を形成している。移動片の手前側に
温度で伸縮変形する形状記憶材１２を、後側に引張バネ
１３を対向して接続してある。形状記憶材１２と引張バ
ネ１３の温度変化に対する形状変化は前述の場合と同様
であり、それらに応じて移動片が往復動をし、換気板１
が開閉する。ストッパ−１１を使用して、換気板１が閉
鎖時の位置決めをする。換気口には金網を付ける。
るもの 図５および図６に換気板１が２枚による場合を図示して
ある。換気口は円形をなし、換気板１もこれに準じたバ
タフライ形状をとる。換気板１の回転軸２と、換気板１
の端面部上に設けたペア５と固定溝内を往復動する移動
片（図示省略）に設けたペア５を連結したリンク６でス
ライダクランク機構を構成し、１個の固定溝で２組のス
ライダクランク機構を形成している。移動片の手前側に
温度で伸縮変形する形状記憶材１２を、後側に引張バネ
１３を対向して接続してある。形状記憶材１２と引張バ
ネ１３の温度変化に対する形状変化は前述の場合と同様
であり、それらに応じて移動片が往復動をし、換気板１
が開閉する。ストッパ−１１を使用して、換気板１が閉
鎖時の位置決めをする。換気口には金網を付ける。
【００１８】（その３）ねじりバネと開口用ワイヤ−に
よるもの 図７に、ヨコ長四角形の換気口に対して使用する、タテ
方向に開閉する換気板１の構造を示す。回転軸１をヨコ
方向に設け、換気板１の裏面部の１箇所と固定溝内を往
復動する移動片７を滑車８を介してワイヤ−９で連結
し、移動片７の手前に温度で伸縮変形する形状記憶材１
２を接続し、換気板１に換気口閉鎖用のねじりバネ１０
を取付けてある。
よるもの 図７に、ヨコ長四角形の換気口に対して使用する、タテ
方向に開閉する換気板１の構造を示す。回転軸１をヨコ
方向に設け、換気板１の裏面部の１箇所と固定溝内を往
復動する移動片７を滑車８を介してワイヤ−９で連結
し、移動片７の手前に温度で伸縮変形する形状記憶材１
２を接続し、換気板１に換気口閉鎖用のねじりバネ１０
を取付けてある。
【００１９】この装置により、冬季は形状記憶材１２が
軟化するので、ねじりバネ１０が作動して換気板１が閉
鎖する。この際、換気板１の閉鎖位置はストッパ−１１
で決めておく。一方、夏季は形状記憶材１２がねじりバ
ネ１０に打ち勝って収縮するので、ワイヤ−９が引張ら
れ、換気板１が開く。ワイヤ−９は鋼線を撚合わせたも
のが適当である。換気口には金網を付ける。
軟化するので、ねじりバネ１０が作動して換気板１が閉
鎖する。この際、換気板１の閉鎖位置はストッパ−１１
で決めておく。一方、夏季は形状記憶材１２がねじりバ
ネ１０に打ち勝って収縮するので、ワイヤ−９が引張ら
れ、換気板１が開く。ワイヤ−９は鋼線を撚合わせたも
のが適当である。換気口には金網を付ける。
【００２０】
【発明の効果】本発明の換気口自動開閉装置を用い、従
来方式の建築物において、夏季、床下用の換気口から換
気扇で湿った空気を外に出し、床下の湿気止めができ
る。小屋裏が可成りの高温となり熱帯夜を招く際は、換
気口から換気扇で熱気を排出して温度を下げることがで
きる。部屋においても、熱気を放出して換気することが
できる。冬季，断熱性換気板で換気口を閉鎖することに
より、冷気の進入を防ぐことができる。いわゆるエアサ
イクル方式による空気の循環を利用した組立て耐寒ハウ
スの場合、冬季は換気口を閉鎖して高断熱を維持し、夏
季は暑さ対策として、小屋裏は換気口を開けて自然換気
をはかるが、高温になる際は、換気量不足を換気扇で解
消することができる。夏季は床の換気口を開くことによ
り、冷気の取入れ口とすることができる。
来方式の建築物において、夏季、床下用の換気口から換
気扇で湿った空気を外に出し、床下の湿気止めができ
る。小屋裏が可成りの高温となり熱帯夜を招く際は、換
気口から換気扇で熱気を排出して温度を下げることがで
きる。部屋においても、熱気を放出して換気することが
できる。冬季，断熱性換気板で換気口を閉鎖することに
より、冷気の進入を防ぐことができる。いわゆるエアサ
イクル方式による空気の循環を利用した組立て耐寒ハウ
スの場合、冬季は換気口を閉鎖して高断熱を維持し、夏
季は暑さ対策として、小屋裏は換気口を開けて自然換気
をはかるが、高温になる際は、換気量不足を換気扇で解
消することができる。夏季は床の換気口を開くことによ
り、冷気の取入れ口とすることができる。
【図１】 棒状移動体の往復動により１枚の換気板を開
閉する換気口自動開閉装置の平面図による説明図であ
る。
閉する換気口自動開閉装置の平面図による説明図であ
る。
【図２】 棒状移動体の往復動により１枚の換気板を開
閉する換気口自動開閉装置の正面図による説明図であ
る。
閉する換気口自動開閉装置の正面図による説明図であ
る。
【図３】 棒状移動体の往復動により２枚の換気板を開
閉する換気口自動開閉装置の平面図による説明図であ
る。
閉する換気口自動開閉装置の平面図による説明図であ
る。
【図４】 棒状移動体の往復動により２枚の換気板を開
閉する換気口自動開閉装置の正面図による説明図であ
る。
閉する換気口自動開閉装置の正面図による説明図であ
る。
【図５】 往復スライダクランク機構により２枚の換気
板を開閉する換気口自動開閉装置の平面図による説明図
である。
板を開閉する換気口自動開閉装置の平面図による説明図
である。
【図６】 往復スライダクランク機構により２枚の換気
板を開閉する換気口自動開閉装置の正面図による説明図
である。
板を開閉する換気口自動開閉装置の正面図による説明図
である。
【図７】 ねじりバネと開口用ワイヤ−により１枚の換
気板を開閉する換気口自動開閉装置の側面図による説明
図である。
気板を開閉する換気口自動開閉装置の側面図による説明
図である。
【図８】 図７における部分拡大説明図である。
１ 換気板 ２ 回転軸 ３ 歯車 ４ 棒状移動体 ５ ペア ６ リンク ７ 移動片 ８ 滑車 ９ ワイヤ− １０ ねじりバネ １１ ストッパ− １２ 形状記憶材 １３ 引張バネ １４ 突起 １５ 圧縮バネ
Claims (4)
- 【請求項１】 換気口に取付け用の断熱性換気板の回転
軸と同一軸上で当該換気板と一体に回動する歯車と歯合
する突起部を等間隔で多数有する棒状体の一端に温度で
伸縮変形する形状記憶材を、他端にコイルバネをそれぞ
れ接合し、これらの両端部を固定してある建築物の換気
口自動開閉装置。 - 【請求項２】 換気口に取付け用の断熱性換気板の回転
軸と、当該換気板の回転軸に直交する面上に設けたペア
と固定溝内を往復動する移動片に設けたペアを連結した
リンクでスライダクランク機構を構成し、移動片に温度
で伸縮変形する形状記憶材とコイルバネを対向して接続
し、これらの両端部を固定してある建築物の換気口自動
開閉装置。 - 【請求項３】 回転軸を有する換気口に取付け用の断熱
性換気板の裏面部と固定溝内を往復動する移動片を滑車
を介してワイヤ−で連結し、移動片に温度で伸縮変形す
る形状記憶材を接続してその先端部を固定し、当該換気
板に換気口閉鎖用のコイルバネを取付けてある建築物の
換気口自動開閉装置。 - 【請求項４】 換気板の先端部に換気扇に通電させるた
めのスイッチ押圧用突起を圧縮バネを介して設けてある
請求項１、２又は３記載の建築物の換気口自動開閉装
置。
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|---|---|---|---|
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Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP11623997A JP3789595B2 (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 換気口自動開閉装置 |
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| JP11623997A Expired - Fee Related JP3789595B2 (ja) | 1997-04-18 | 1997-04-18 | 換気口自動開閉装置 |
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| JP (1) | JP3789595B2 (ja) |
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1997
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