JPH10291299A - 印刷機のインキ洗浄方法 - Google Patents
印刷機のインキ洗浄方法Info
- Publication number
- JPH10291299A JPH10291299A JP11604397A JP11604397A JPH10291299A JP H10291299 A JPH10291299 A JP H10291299A JP 11604397 A JP11604397 A JP 11604397A JP 11604397 A JP11604397 A JP 11604397A JP H10291299 A JPH10291299 A JP H10291299A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- washing
- color
- cleaning
- printing station
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 最適の洗浄モードを自動的に選択して、洗浄
液の節減を図るとともに作業時間の短縮を図る。 【構成】 各個の印刷ステーションにおけるインキの
色、インキの供給量、総印刷枚数の情報に基づき、階層
化された洗浄液モードを選択して、その印刷ステーショ
ンにおける洗浄作業を行なう印刷機のインキ洗浄方法で
ある。
液の節減を図るとともに作業時間の短縮を図る。 【構成】 各個の印刷ステーションにおけるインキの
色、インキの供給量、総印刷枚数の情報に基づき、階層
化された洗浄液モードを選択して、その印刷ステーショ
ンにおける洗浄作業を行なう印刷機のインキ洗浄方法で
ある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、多色刷印刷機に関し、
特に、その洗浄方法に関する。
特に、その洗浄方法に関する。
【０００２】
【発明の背景】印刷機、特に多色刷印刷機にあっては、
イエロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）、ブラ
ック（Ｋ）といった色別の印刷ステーションにおいて、
順次印刷が行なわれる。そして、各色の印刷ステーショ
ンを構成するブランケット胴、圧胴といった胴群や、イ
ンキの転移、付着を行なう多数のインキローラー群は、
１ロットの印刷が終了した後、必ず洗浄されて、印刷条
件の異なる次ロットの印刷作業に移行する。
イエロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）、ブラ
ック（Ｋ）といった色別の印刷ステーションにおいて、
順次印刷が行なわれる。そして、各色の印刷ステーショ
ンを構成するブランケット胴、圧胴といった胴群や、イ
ンキの転移、付着を行なう多数のインキローラー群は、
１ロットの印刷が終了した後、必ず洗浄されて、印刷条
件の異なる次ロットの印刷作業に移行する。
【０００３】
【従来の技術】洗浄の対象となる胴群やインキローラ群
についての洗浄装置そのものは、例えば特開平４−２２
９２７３号公報等に開示されており、多種多様のものが
既に十分知られている。しかし、実際の洗浄方法に関し
ては、従来、適当に洗浄時間、洗浄液量等を決めて作業
を行なっており、また、洗浄後の視認検査により、必要
に応じて洗浄作業を繰り返していた。
についての洗浄装置そのものは、例えば特開平４−２２
９２７３号公報等に開示されており、多種多様のものが
既に十分知られている。しかし、実際の洗浄方法に関し
ては、従来、適当に洗浄時間、洗浄液量等を決めて作業
を行なっており、また、洗浄後の視認検査により、必要
に応じて洗浄作業を繰り返していた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】インキは、その色によ
って、粘度等の化学的性質が異なるので、これに従い、
必要とされる洗浄時間、洗浄液量等の諸元に差異が生じ
る。また、印刷される絵柄（文字物、ベタ物、等）によ
って、版面へのインキ供給量が相異するので、洗浄作業
の内容にも差が生じる。更に、当該ロットの総印刷枚数
によっても、例えばローラの温度上昇による乳化の促
進、インキのへばりつきといった様々な状態変化が生じ
るので、洗浄作業を加減することが必要となる。
って、粘度等の化学的性質が異なるので、これに従い、
必要とされる洗浄時間、洗浄液量等の諸元に差異が生じ
る。また、印刷される絵柄（文字物、ベタ物、等）によ
って、版面へのインキ供給量が相異するので、洗浄作業
の内容にも差が生じる。更に、当該ロットの総印刷枚数
によっても、例えばローラの温度上昇による乳化の促
進、インキのへばりつきといった様々な状態変化が生じ
るので、洗浄作業を加減することが必要となる。
【０００５】本発明は、上記しい問題に鑑みてなされ、
進歩したインキ洗浄方法を提供するもので、その目的
は、最適の洗浄モードを自動的に選択して、洗浄液の節
減を図るとともに、作業時間の短縮を図ることにある。
進歩したインキ洗浄方法を提供するもので、その目的
は、最適の洗浄モードを自動的に選択して、洗浄液の節
減を図るとともに、作業時間の短縮を図ることにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そしてこのために、本発
明に係るインキ洗浄方法は、各個の印刷ステーションに
おけるインキの色、インキの供給量、総印刷枚数の情報
に基づき、階層化された洗浄モードを選択して、その印
刷ステーションにおける洗浄作業を行なうことを特徴と
する。
明に係るインキ洗浄方法は、各個の印刷ステーションに
おけるインキの色、インキの供給量、総印刷枚数の情報
に基づき、階層化された洗浄モードを選択して、その印
刷ステーションにおける洗浄作業を行なうことを特徴と
する。
【０００７】
【作用】個別の印刷ステーションの具体的な印刷条件に
即応して、必要とされる洗浄作業内容が実行されること
となるので、洗浄結果も良好となるばかりでなく、洗浄
液の節減や作業時間の短縮を実現できる。
即応して、必要とされる洗浄作業内容が実行されること
となるので、洗浄結果も良好となるばかりでなく、洗浄
液の節減や作業時間の短縮を実現できる。
【０００８】
【実施例】以下、図面を参照しつつ、本発明の実施例を
説明する。前記したように、本発明に係るインキ洗浄方
法において洗浄の対象となるのは、各印刷ステーション
毎のブランケット胴や圧胴といった胴群及びインキの分
裂、転移を繰り返す多数のインキローラ群である。ま
た、洗浄装置そのものは、既に多種多様のものが存在す
るが、一般的なものは洗浄液や洗浄液かきとりナイフを
用いている。そして、具体的な洗浄作業の内容を階層化
した洗浄モードとしては、図１に示すように、洗浄液放
出時間（秒）やその回数、そして洗浄液かきとりナイフ
の着時間（秒）といった作業内容を、例えば段階に設定
して、これらの階層化された洗浄モードを、以下のよう
にして選択する。
説明する。前記したように、本発明に係るインキ洗浄方
法において洗浄の対象となるのは、各印刷ステーション
毎のブランケット胴や圧胴といった胴群及びインキの分
裂、転移を繰り返す多数のインキローラ群である。ま
た、洗浄装置そのものは、既に多種多様のものが存在す
るが、一般的なものは洗浄液や洗浄液かきとりナイフを
用いている。そして、具体的な洗浄作業の内容を階層化
した洗浄モードとしては、図１に示すように、洗浄液放
出時間（秒）やその回数、そして洗浄液かきとりナイフ
の着時間（秒）といった作業内容を、例えば段階に設定
して、これらの階層化された洗浄モードを、以下のよう
にして選択する。
【０００９】すなわち、オペレータは、図２に示すよう
に、多色刷印刷機械を制御するオペレーションコンソー
ルにおいて、印刷ステーション毎のインキの色、その色
のインキの供給量、そして総印刷枚数といったデータを
入力する（ステップ１（Ｓ−１））。
に、多色刷印刷機械を制御するオペレーションコンソー
ルにおいて、印刷ステーション毎のインキの色、その色
のインキの供給量、そして総印刷枚数といったデータを
入力する（ステップ１（Ｓ−１））。
【００１０】洗浄作業を決定するのに何故インキの色が
問題となるのかと言えば、Ｙ・Ｍ・Ｃ・Ｋの各色のイン
キによって、その粘度や顔料そして化学的組成が異な
り、従って、必要とされる洗浄液量等に大きな差異が生
じてくるからである。
問題となるのかと言えば、Ｙ・Ｍ・Ｃ・Ｋの各色のイン
キによって、その粘度や顔料そして化学的組成が異な
り、従って、必要とされる洗浄液量等に大きな差異が生
じてくるからである。
【００１１】当該印刷ステーションにおけるインキの供
給量によって洗浄内容が変化するのは、容易に理解され
るであろう。インキ供給量は、色分解された各色の刷版
の絵柄によって決定されるので、刷版の絵柄面積率測定
装置による測定データをインキ供給量の入力にそのまま
利用することとしてもよい。
給量によって洗浄内容が変化するのは、容易に理解され
るであろう。インキ供給量は、色分解された各色の刷版
の絵柄によって決定されるので、刷版の絵柄面積率測定
装置による測定データをインキ供給量の入力にそのまま
利用することとしてもよい。
【００１２】更に、１ロットの印刷作業における総印刷
枚数が問題となる理由は、前述の通り、例えばインキの
へばりつきといった状態変化が生じるからである。
枚数が問題となる理由は、前述の通り、例えばインキの
へばりつきといった状態変化が生じるからである。
【００１３】入力されたデータは、コンピュータにより
処理され、対応する洗浄モードが選択される（ステップ
２（Ｓ−２））。データ処理の一例としては、例えば総
印刷枚数の場合、それを定数で除して、１０段階に分割
することが考えられる。最終的にインキの色、インキの
供給量、そして総印刷枚数といったデータが総合的に考
量されて、階層化された洗浄モードが選択、特定され
る。
処理され、対応する洗浄モードが選択される（ステップ
２（Ｓ−２））。データ処理の一例としては、例えば総
印刷枚数の場合、それを定数で除して、１０段階に分割
することが考えられる。最終的にインキの色、インキの
供給量、そして総印刷枚数といったデータが総合的に考
量されて、階層化された洗浄モードが選択、特定され
る。
【００１４】そして最後に、個別の胴群等に付設された
洗浄装置において、指示の通りの洗浄作業が実行される
のである（ステップ３（Ｓ−３））。
洗浄装置において、指示の通りの洗浄作業が実行される
のである（ステップ３（Ｓ−３））。
【００１５】
【発明の効果】本発明に係るインキ洗浄方法によれば、
各印刷ステーション毎の個別の状況に即応して、洗浄作
業内容が自動的に実行されるので、洗浄作業の改善、効
率化に大きく資することができる。
各印刷ステーション毎の個別の状況に即応して、洗浄作
業内容が自動的に実行されるので、洗浄作業の改善、効
率化に大きく資することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】階層化された洗浄モードの一例を示す表であ
る。
る。
【図２】本発明に係るインキ洗浄方法の作業フローチャ
ートである。
ートである。
Claims (1)
- 【請求項１】 複数の印刷ステーションを有する多色刷
印刷機のためのインキ洗浄方法であって、該印刷ステー
ションにおけるインキの色、インキの供給量、総印刷枚
数の情報に基づき、階層化された洗浄モードを選択し
て、該印刷ステーションにおける洗浄作業を行なうこと
とする印刷機のインキ洗浄方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11604397A JPH10291299A (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | 印刷機のインキ洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11604397A JPH10291299A (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | 印刷機のインキ洗浄方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10291299A true JPH10291299A (ja) | 1998-11-04 |
Family
ID=14677309
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11604397A Pending JPH10291299A (ja) | 1997-04-21 | 1997-04-21 | 印刷機のインキ洗浄方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10291299A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007223183A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Dainippon Printing Co Ltd | ブランケット洗浄のタイミングを制御して洗浄するブランケット洗浄装置およびブランケット洗浄方法 |
| JP2014124825A (ja) * | 2012-12-26 | 2014-07-07 | Dainippon Printing Co Ltd | ブランケット胴洗浄装置、ブランケット胴洗浄方法及びオフセット印刷機 |
-
1997
- 1997-04-21 JP JP11604397A patent/JPH10291299A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007223183A (ja) * | 2006-02-24 | 2007-09-06 | Dainippon Printing Co Ltd | ブランケット洗浄のタイミングを制御して洗浄するブランケット洗浄装置およびブランケット洗浄方法 |
| JP2014124825A (ja) * | 2012-12-26 | 2014-07-07 | Dainippon Printing Co Ltd | ブランケット胴洗浄装置、ブランケット胴洗浄方法及びオフセット印刷機 |
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