JPH1028998A - 汚泥ケーキの造粒方法 - Google Patents

汚泥ケーキの造粒方法

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JPH1028998A
JPH1028998A JP8203058A JP20305896A JPH1028998A JP H1028998 A JPH1028998 A JP H1028998A JP 8203058 A JP8203058 A JP 8203058A JP 20305896 A JP20305896 A JP 20305896A JP H1028998 A JPH1028998 A JP H1028998A
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JP
Japan
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cake
dried
sludge
crusher
hopper
Prior art date
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Pending
Application number
JP8203058A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenzo Sugaya
謙三 菅谷
Toshiji Kashiide
敏次 樫出
Nobuyuki Yamaji
宣行 山地
Kazuoki Baba
一起 馬場
Masayuki Okahara
正行 岡原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishigaki Co Ltd
Original Assignee
Ishigaki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚泥の乾燥造粒方法において、高含水率の汚
泥ケーキを効率よく乾燥造粒することができる方法を提
供する。 【解決手段】 高含水率の脱水ケーキを乾燥造粒するに
当って、脱水直後の高含水ケーキに乾燥造粒した乾燥ケ
ーキの一部を高含水ケーキ中に返送添加するようにし
た。乾燥ケーキを添加するので、破砕機や乾燥機に送ら
れる過程で高含水の脱水ケーキに充分混合される。すな
わち、高含水ケーキであっても、破砕機や乾燥機内で混
練されることなく、均一な含水率の乾燥造粒ケーキを得
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、浄水場等で発生
する汚泥ケーキの造粒方法の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、浄水場等で大量に発生する汚泥ケ
ーキを乾燥して減量し、埋立て投棄したり、また、造粒
乾燥して園芸土等に用いることはよく知られている。特
開平6−90617、特開平7−59459はその例で
ある。
【0003】特開平6−90617は、脱水汚泥ケーキ
を乾燥造粒したのち、さらに、焼成して有害物質の溶出
を防止したものであり、特開平7−59459は、所望
の粒度および含水率の焼結土を得るために、一次乾燥と
二次乾燥をするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、従来方法
では脱水汚泥ケーキの含水率が高いと脱水機から破砕機
へのケーキの搬送時や破砕機内および乾燥機内等でケー
キを混練することとなり、円滑なケーキの搬送ができ
ず、破砕機や乾燥装置内でも所望の水分や粒度のケーキ
を得ることはできない。
【0005】すなわち、高水分(70%程度)のケーキ
の場合には、フィーダーで送る場合にケーキを練ること
となり、フィーダーから出るケーキは団子塊となって、
これを破砕造粒することは困難で、これを次段の乾燥機
に円滑に供給できず、乾燥機内でも均一に乾燥すること
はできない。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述のよう
な課題を解決し得るものであって、その要旨とするとこ
ろは、脱水機から出た高含水ケーキを破砕造粒して乾燥
し、次いで、分級して所定の粒度の造粒ケーキを得るよ
うにした汚泥ケーキの造粒方法において、乾燥機から出
た乾燥ケーキの一部を脱水機後段の破砕機に投入前の脱
水ケーキに混合するようにしたものである。
【0007】上記高含水脱水ケーキとは、含水率70%
程度のケーキを指し、このような高い水分のケーキは、
例えば、スクリューフィーダーを用いて搬送すると混練
されて団子塊状となり、破砕がむつかしいが、この発明
によるとこのような含水率の脱水ケーキであっても乾燥
ケーキを返送混合して処理することができるようにした
ものである。
【0008】また、このように混練されて団子塊となり
易い脱水ケーキに対しては、上記返送ケーキの混合を充
分にするため、混合時間を長くとることが効果的であ
り、このため返送汚泥の脱水ケーキへの添加は、脱水機
から出た直後の脱水ケーキに添加することが望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明に係る方法は、脱水機か
ら出た脱水ケーキに、乾燥した汚泥を返送混合するの
で、高含水の脱水ケーキであっても、含水率を下げるこ
とができる。従って、スクリューフィーダー等で搬送し
ても混練され詰る等のトラブルがなく、また、破砕機や
造粒機、乾燥機内でもトラブルなく処理されて均一、均
質の粒度の乾燥ケーキを得ることができる。
【0010】特に、この発明では、乾燥ケーキの返送が
脱水直後の脱水ケーキに添加されるので、破砕機への搬
送時間を長くとることができ、充分混合されて含水率を
下げることができ、例えば密封チューブ中をスクリュー
フィーダーで搬送しても詰ることがない。さらに、上述
のようにして得られた乾燥ケーキは、団子塊がなく、分
級機として篩機を用いても篩が目詰りしにくく、その駆
動力も小さいもので足りる。以下、図面に基づいて、こ
の発明を具体的に説明する。
【0011】
【実施例】図1は、この発明に係る汚泥ケーキの造粒方
法のフローシート図であり、符号1は脱水ケーキのホッ
パー、2は、破砕機3への脱水ケーキの供給コンベア、
4は、乾燥機5への破砕ケーキの投入フィーダー、6
は、乾燥ケーキを篩機7に搬送するためのコンベアーで
ある。。
【0012】次に、符号8、9、10は、ふるい分けた
乾燥ケーキをそれぞれ貯溜するホッパーで粗粒、中粒、
細粒に分級して貯溜するようにしている。符号11は、
脱水ケーキに返送添加する乾燥ケーキを貯溜するホッパ
ーであり、図例では乾燥ケーキを篩機7および細粒のホ
ッパー10から採るようにしている。符号12は、この
乾燥ケーキの返送用のコンベアーであり、その先端を脱
水ケーキのホッパー1および脱水ケーキの破砕機3への
供給コンベアー2の始端部に連結している。
【0013】上述のようなフローシートに基づく脱水ケ
ーキの造粒方法では、脱水ケーキは、破砕機3で破砕さ
れた後、乾燥機5に送られ、ここで乾燥されたのち、篩
機7で粗粒、中粒、細粒に分級されて、乾燥ケーキとし
て系外に取出される。これと同時に乾燥ケーキの一部が
返送ホッパー11内に取出され、コンベアー12を経て
脱水ケーキのホッパー1および供給コンベアー2の始端
に返送される。
【0014】そして、この返送された乾燥ケーキによっ
て、脱水ケーキの水分が低減され、脱水ケーキが高い水
分であっても円滑に搬送され、また、破砕機3および乾
燥機5内でも団子状に混練されることなく、造粒および
乾燥が行なわれる。
【0015】すなわち、従来装置では、含水率が70%
を越える脱水ケーキの場合、ホッパー1、供給コンベア
ー2破砕機3およびフィーダー4を通過する間に、脱水
ケーキが団子状に混練され、搬送管に詰る等のトラブル
を生ずるともに、この団子状の脱水ケーキが、破砕機3
や乾燥機内5でも均一な破砕や乾燥が困難であったので
あるが、発明に係る方法では、これらの難点を解決した
ものである。
【0016】特に、この発明に係る方法では、返送され
る乾燥汚泥の返送箇所が、脱水ケーキのホッパー1およ
び破砕機3への供給コンベアー2の始端部であるので、
脱水ケーキとの混合時間が長く、均一に混合されて含水
率を下げることができ、搬送中のトラブルおよび破砕機
3で団子状に混練されるのを防止することができるもの
であるる
【0017】このようにして、破砕乾燥された乾燥ケー
キは、篩機7へとコンベアー6内を円滑に送られ、篩機
7でも目詰りを生ぜしめることなく、効率のよい分級を
することができる。上述のような乾燥ケーキの返送法に
より、某浄水場の浄水汚泥の造粒乾燥試験結果は、表1
の通りであった。
【0018】
【表1】
【0019】表1によれば、脱水ケーキ283kg/h
に対して、約3分の1量の乾燥ケーキを脱水機の後段の
脱水汚泥に返送添加することによって、水分約30%の
乾燥ケーキが得られたことを示している。
【0020】
【発明の効果】このように、この発明に係る方法によれ
ば、高水分の脱水ケーキであっても、乾燥ケーキの返送
によって含水率をを下げて、円滑に搬送および破砕造粒
することができるものである。すなわち、搬送中にケー
キが混練されることがなく、また、破砕、造粒、乾燥、
分級の各処理工程でも、従来方法に比較して均一、均質
に処理が可能なるものである。特に、図例のように、返
送する乾燥汚泥を細粒ケーキとすると、脱水ケーキと混
合し易しく、一定粒度以上の乾燥ケーキが得られて高い
効率で乾燥造粒が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る汚泥ケーキの造粒方法のフロー
シート図である。
【符号の説明】
1 ホッパー 3 破砕機 5 乾燥機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱水機から出た高含水ケーキを破砕造粒
    して乾燥し、次いで、分級して所定の粒度の造粒ケーキ
    を得るようにした汚泥ケーキの造粒方法において、乾燥
    機5から出た乾燥ケーキの一部を脱水機後段の破砕機3
    に投入前の脱水ケーキに混合することを特長とする汚泥
    ケーキの造粒方法。
  2. 【請求項2】 上記脱水機からのケーキが水分70%
    (重量比)程度である請求項1記載の汚泥ケーキの造粒
    方法。
  3. 【請求項3】 上記脱水機からのケーキに混合される乾
    燥汚泥が乾燥機5から定量抜き出されて破砕されたもの
    であり、その破砕ケーキが脱水機からのケーキのホッパ
    ー1に設けたフィーダーで送り出される定量の脱水ケー
    キに混合されることを特長とする請求項1記載の汚泥ケ
    ーキの造粒方法。
JP8203058A 1996-07-12 1996-07-12 汚泥ケーキの造粒方法 Pending JPH1028998A (ja)

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JP8203058A JPH1028998A (ja) 1996-07-12 1996-07-12 汚泥ケーキの造粒方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007127386A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Mitsubishi Materials Techno Corp 被処理粉体の前処理方法および被処理焼却灰の前処理方法
WO2009094868A1 (en) * 2008-01-25 2009-08-06 Guangzhou Pude Environmental Protection Equipment, Ltd. A method for drying sludge
WO2011094904A1 (zh) * 2010-02-05 2011-08-11 广州普得环保设备有限公司 一种污泥风干装置

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