JPH10287892A - 焼結含油軸受油組成物 - Google Patents

焼結含油軸受油組成物

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JPH10287892A
JPH10287892A JP9373797A JP9373797A JPH10287892A JP H10287892 A JPH10287892 A JP H10287892A JP 9373797 A JP9373797 A JP 9373797A JP 9373797 A JP9373797 A JP 9373797A JP H10287892 A JPH10287892 A JP H10287892A
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JP
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oil
weight
base oil
olefin
composition
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JP9373797A
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Katsumi Nagano
克己 長野
Keiji Okuyama
啓治 奥山
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Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
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Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 油膜形成能力が高く、使用温度範囲が広く、
潤滑性が優れ、長寿命の焼結含油軸受油組成物を提供す
る。 【解決手段】 アルキルナフタレン50〜99.9重量
%と、ポリα−オレフィン水素化物又はエチレン−α−
オレフィン共重合体水素化物50〜0.1重量%からな
る基油に対し、リン酸エステル0.1〜10重量%を配
合してなる焼結含油軸受油組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工業的に使用され
ている焼結含油軸受の油膜形成能力を高め、軸受寿命の
延長を図るための焼結含油軸受油組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】高速、軽荷重用として含油軸受は、給油
を必要としない特長から小型モータの普及と共に自動
車、音響機器、事務機器、家電製品、農業機械などあら
ゆる分野に広く使われている。各種機器の高性能化に伴
い、含油軸受に求められる性能も高度化、多様化され、
その解決には高度な潤滑技術が要求されるようになって
きた。各軸受メーカはこれまで材質面で種々改善に努め
てきたが、最近は軸受の金属材質よりも潤滑油の特性を
重視している。その背景は、油潤滑とはいえ含油軸受が
流体潤滑よりも境界潤滑に近い状態で使用されることに
ある。そのため、軸受性能は含油される潤滑油の特性に
大きく依存し、油膜形成能力の高い潤滑油が要望されて
いる。
【0003】また、含油軸受用潤滑油に対する要求特性
の一般傾向は、電流値が低く(消費電力が少ない)、馴
染みが早く、経時変化せず(油膜形成能力が高い)、低
温から高温の広範囲で使用でき(−40〜120℃)、
高速に耐えられ(30,000rpm程度)、低速に耐
えられる(60〜180rpm)などである。
【0004】従来の含油軸受用潤滑油としては、パラフ
ィン系、ナフテン系の各種鉱油や、ジエステル、ポリオ
ールエステル、ポリα−オレフィン水素化物等の合成油
が特性に応じて使用されているが、含油軸受用の専用潤
滑油はなく、市販の油圧作動油やエンジン油等を転用し
ているのが現状である。
【0005】一般に、鉱油系潤滑油には、鉱油系基油に
酸化防止剤、防錆剤、耐摩耗剤、消泡剤、金属不活性剤
などが配合され、必要に応じて清浄分散剤、粘度指数向
上剤、流動点降下剤等の添加剤が配合されている。
【0006】低温から高温の広範囲で使用できる潤滑油
については、現在自動車用エンジン油やATFとしての
用途の多いポリα−オレフィン水素化物が良好な低温特
性と蒸発損失の少なさから適切な基油である。これに対
し、鉱油を基油に用いると、鉱油中のパラフィン分が低
温下でワックスとして析出して電流値を高めたり、高温
下においても不純物や不純物と反応した添加剤がスラッ
ジとして析出して軸の摩耗を促進し電流値を高めること
がある。不純物を含有せず、スラッジの溶解力が高いこ
とから、合成油の使用が好ましい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、油膜
形成能力が高く、使用温度範囲が広く、潤滑性が優れ、
長寿命の焼結含油軸受油組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ア
ルキルナフタレン50〜99.9重量%と、ポリα−オ
レフィン水素化物又はエチレン−α−オレフィン共重合
体水素化物50〜0.1重量%からなる基油に対し、リ
ン酸エステル0.1〜10重量%を配合してなる焼結含
油軸受油組成物である。
【0009】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明の焼結含油軸受油組成物には、基油としてアルキル
ナフタレンと、ポリα−オレフィン水素化物又はエチレ
ン−α−オレフィン共重合体水素化物との混合物を用い
る。
【0010】まず、本発明において基油の一成分として
用いるアルキルナフタレンは、ナフタレン環上に1個以
上のアルキル基を有するものであり、好ましくはアルキ
ル基の炭素数の合計が5〜25程度のモノ、ジ又はトリ
アルキルナフタレンであり、より好ましくは低級アルキ
ル基と高級アルキル基の両方を有するものである。低級
アルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基などが挙げられ、特にメチル基が好
ましい。また、高級アルキル基は、特に制限されるもの
ではなく、直鎖アルキル基又は分枝アルキル基であって
もよいが、粘度指数と潤滑性が優れている直鎖アルキル
基を有するものが好ましい。このようなアルキルナフタ
レンは、例えば特開平8−302371号公報に記載さ
れている、ナフタレン環上にメチル基1個と炭素数10
〜24の第2級アルキル基を有するジアルキルナフタレ
ン又はその混合物が挙げられる。実用的には、公知のも
の、特に市販されているものが入手の容易さの点で有利
である。
【0011】また、本発明において基油の一成分として
用いるポリα−オレフィン水素化物(以下、PAOとい
う)は、通常平均分子量が200〜1600、好ましく
は400〜800のものである。このようなPAOは、
デセン−1、イソブデン等をルイス酸コンプレックス又
は酸化アルミニウム触媒等で重合させて得られた重合物
を水素化することにより得られる。PAOを基油に用い
ることで、耐熱性の向上が図れ、なおかつ油から生じる
スラッジの量を極端に抑えることができる。
【0012】本発明の基油には、上記PAOの一部又は
全部に代えてエチレン−α−オレフィン共重合体水素化
物(以下、PEAOという)を用いてもよい。このよう
なPEAOは、例えばエチレンと1−デセン、イソブテ
ン等のα−オレフィンをルイス酸触媒等で重合させて得
られた重合物を水素化することにより得られる。PEA
Oの数平均分子量は、通常200〜4000、好ましく
は1000〜2000である。
【0013】このPAO及びPEAOとアルキルナフタ
レンの配合割合は、前者が0.1〜50重量%、好まし
くは2〜40重量%で、後者が50〜99.9重量%、
好ましくは60〜98重量%である。PAO及びPEA
Oの配合割合が0.1重量%より少ないと耐熱性を向上
させることができず、50重量%を超えると基油中のア
ルキルナフタレンの比率が低下し、油膜形成率が低下す
る。
【0014】本発明の焼結含油軸受油組成物おいては、
上記の基油に下記一般式(1)で表されるリン酸エステ
ルを配合する。このリン酸エステルとしては、例えばリ
ン酸トリオクチル(以下、TOPという)やリン酸トリ
クレジル(以下、TCPという)等のリン酸トリエステ
ルや、リン酸モノオクチルエステル、リン酸ジオクチル
エステル等の酸性リン酸エステルなどを挙げることがで
きるが、好ましくは酸性リン酸エステルである。このリ
ン酸エステルは、基油のアルキルナフタレンと併用する
ことにより、油膜形成能力を増大させることができる。
【化1】 (式中、R1 〜R3 は同一又は異なってもよい水素原
子、炭素数1〜12のアルキル基、アルキレン基若しく
はアルコキシ置換アルキル基、又は炭素数6〜12のア
リール基若しくはアルキル置換アリール基を示し、少な
くとも1つは水素原子ではない)
【0015】このリン酸エステルの基油に対する配合割
合は、0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜3重量
%である。リン酸エステルの配合割合が0.1重量%よ
り少ないと油膜形成能力を増大させることができず、1
0重量%を超えると油膜形成能力の向上効果の増大が低
下する。
【0016】本発明の焼結含油軸受油組成物は、上記し
たとおり、アルキルナフタレンと、PAO又はPEAO
からなる基油に、リン酸エステルを配合してなるもので
あるが、必要に応じて、この組成物に各種の添加剤を配
合することができる。これらの添加剤は1種のみを配合
してもよいが、2種以上を配合してもよい。
【0017】本発明で基油の1成分として用いるアルキ
ルナフタレンは側鎖を有し、ナフタレン環が屈曲性のな
い部分を有しているため、粘度指数が低下する。これに
対しては粘度指数向上剤を配合することで改善できる。
粘度指数向上剤としては、例えばポリメタクリレート系
のものや、ポリブテン(ポリイソブチレン)系のものな
どが挙げられる。ポリメタクリレート系の平均分子量は
20,000〜1,500,000程度である。粘度指
数向上効果とせん断安定性との関係から平均分子量は2
0,000〜50,000が好ましい。また、ポリブテ
ン系の平均分子量は5,000〜300,000程度が
よい。粘度指数向上剤の配合割合は、基油100重量部
に対し1〜30重量部、好ましくは1〜5重量部の範囲
がよい。
【0018】また、本発明の組成物には、金属不活性剤
を配合することができる。金属不活性剤としては、ベン
ゾトリアゾール及びその誘導体が代表的なものである
が、その他イミダゾリン、ピリジン誘導体がある。これ
らは、少なくともN−CN結合を有する化合物中に効果
のあるものが多く、金属表面に不活性皮膜を作る作用と
酸化防止作用を有する。これら以外では、N−C−S結
合を有する化合物もあるが、基油への溶解性及び揮発性
などからベンゾトリアゾール誘導体などが有効である。
金属不活性剤の配合割合は、基油100重量部に対し
0.05〜5重量部の範囲がよい。
【0019】さらに、本発明の組成物には、防錆剤を配
合することができる。防錆剤としては、スルフォネート
やラノリン誘導体が代表的なものであるが、格納や湿潤
環境下に適した防錆剤としては、アミンフォスフェート
とジノニルナフタレンスルフォン酸バリウム中性塩を混
合したものが好ましい。防錆剤の配合量は、基油100
重量部に対し0.05〜5重量部の範囲がよい。
【0020】さらに、本発明の組成物には、酸化防止剤
を配合することができる。酸化防止剤としては、遊離基
連鎖反応停止剤として働くフェノール系、アミン系酸化
防止剤や、過酸化物分解剤として働く硫黄系酸化防止剤
からなる群から選ばれる1種又は2種以上の酸化防止剤
を単独又は混合して用いることができるが、好ましくは
アミン系とフェノール系を併用するのがよい。フェノー
ル系酸化防止剤としては、例えば2,6−ジ−t−ブチ
ルフェノール、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−
t−ブチルフェノール)、2,6−ジ−t−ブチル−4
−エチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−n
−ブチルフェノールなどが挙げられる。蒸発特性及び基
油との相溶性の点から、4,4’−メチレンビス(2,
6−ジ−t−ブチルフェノール)が好適である。また、
アミン系酸化防止剤としては、例えばジオクチルジフェ
ニルアミン、フェニル−α−ナフチルアミンなどがあげ
られ、蒸発特性及び基油との相溶性の点から、ジオクチ
ルジフェニルアミンが好適である。酸化防止剤の配合割
合は、基油100重量部に対しアミン系酸化防止剤1〜
5重量部、フェノール系酸化防止剤1〜5重量部が好ま
しい。
【0021】上記の添加剤を配合する場合、本発明の組
成物における各成分の配合割合は、基油100重量部に
対し、リン酸エステル0.1〜10重量部、粘度指数向
上剤1〜30重量部、金属不活性剤0.05〜5重量
部、防錆剤0.05〜5重量部及び酸化防止剤0.1〜
10重量部の範囲とすることがよい。そして、組成物の
動粘度を100cSt以下とすることが好ましい。動粘
度が100cStを超えるとモータのトルクに悪影響を
与える。
【0022】
【実施例】以下の実施例及び比較例で用いた各成分の略
号は次のとおりである。また、配合割合は重量部で示さ
れている。 AN :アルキルナフタレン(松村石油社製:耐酸化
安定性合成潤滑油ナフタレン環上にメチル基1個と炭素
数10〜24の第2級アルキル基1個が置換した構造を
有するジアルキルナフタレン化合物又はその混合物を主
成分とするジアルキルナフタレン化合物) PAO5:ポリ−α−オレフィン水素化物(新日鐵化学
社製:シンフルード501 炭素数30:96重量%、
炭素数40:4重量%) HC100:エチレン−α−オレフィン共重合体水素化
物(三井石油化学工業社製:ルーカントHC100) AP :オクチルアシッドフォフェート(大八化学社
製:AP−8 モノエステル−ジエステル混合物) TP :リン酸トリオクチル(大八化学社製:TO
P) PE :トリメチロールプロパン/カプリル酸カプリ
ン酸混合エステル(HATCOL社製:H2937) A707:ポリメタクリレート(三洋化成社製:アクル
ーブ707) L57 :ジオクチルジフェニルアミン(チバガイギー
社製:イルガノックスL57) E702:4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−t−
ブチルフェノール)(エチル社製:エチル702) Ba :ジノニルナフタレンスルフォン酸バリウム中
性塩(キングインダストリーズ社製:NA−SUL B
SN) TL :アミンフォスフェート(テキサコ社製:TL
−1074) I39 :金属不活性剤(ベンゾトリアゾール誘導体)
(チバガイギー社製:イルガメット39)
【0023】実施例1〜4、比較例1〜5 表1に示す各成分を配合して実施例1〜4及び比較例1
〜5の焼結含油軸受油組成物(以下、潤滑油という)を
調製した。これらの潤滑油について、旧ASTM D2
783−88に記載されている試験機を用いて評価を行
った。試験条件は、回転数9000rpm、負荷荷重1
0kg(平均圧力:14,650kg/cm2 、すべり
速度:3.46m/sec)で、測定項目として、摩耗
痕径(mm)と電気抵抗法による油膜形成率の測定を実
施した(評価時間:30分)。蒸発量は、旧ASTM
D972(204℃、6.5h)に準拠して行った。防
錆試験は、JIS K2246湿潤試験方法に準拠して
実施し、焼結含油軸受に試料を含油させて300時間後
の錆の発生有無を確認した。各成分の配合割合を表1
に、試験結果を表2に示す。なお、表1中の「Bal」
は、全体を100として、数値表示したもの以外の残り
がそのものであることを表している。また、表2中の発
錆状況とは、湿潤試験における軸受外観の状態であり、
少しでも発錆が認められた場合は「あり」とした。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】表2から明らかなように、油膜形成率はリ
ン酸エステルの存在下でアルキルナフタレンの配合割合
が多いほど良好な値を示す。アルキルナフタレンを含ま
ないか配合量が少ない合成炭化水素系潤滑油にリン酸エ
ステルを配合しても、摩耗痕径は小さくなるものの油膜
形成には顕著な効果が認められない。リン酸エステルは
耐摩耗防止剤として既に公知であるが、アルキルナフタ
レンに配合することで油膜形成率を特に高速時で大幅に
向上した例は知られていない。実施例1〜4の潤滑油
は、比較例2のPAOにリン酸エステルを配合したもの
に比べて、摩耗痕径が大きくなるが、摩耗痕には条痕な
どの接触した痕跡は認められない。リン酸エステルは、
オクチルアシッドフォスフェートであってもリン酸トリ
オクチルであっても高い油膜形成能力が認められるが、
オクチルアシッドフォスフェートの方がやや良好な結果
を示す(実施例1、2参照)。また、比較例5に示すよ
うにリン酸エステルを配合しないと基油が実施例と同じ
であっても、油膜形成能力が得られない。
【0027】
【発明の効果】本発明の焼結含油軸受油組成物は、アル
キルナフタレンとPAO又はPEAOとを配合してなる
基油に、リン酸エステルを配合することによって、油膜
形成能力等の諸特性を向上させることができる。したが
って、焼結含油軸受などの非常に簡易な構造であっても
良好な特性を得ることができ、今後、高速化と小型化が
さらに進む様々な焼結含油軸受の実現性及び信頼性を向
上させることができる。さらに、本発明の焼結含油軸受
油組成物に、粘度指数向上剤、金属不活性剤、防錆剤及
び酸化防止剤等を配合することによって、特に蒸発量、
防錆性などを一層向上させることができる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年7月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】さらに、本発明の組成物には、酸化防止剤
を配合することができる。酸化防止剤としては、遊離基
連鎖反応停止剤として働くフェノール系、アミン系酸化
防止剤や、過酸化物分解剤として働く硫黄系酸化防止剤
からなる群から選ばれる1種又は2種以上の酸化防止剤
を単独又は混合して用いることができるが、好ましくは
アミン系とフェノール系を併用するのがよい。フェノー
ル系酸化防止剤としては、例えば2,6−ジ−t−ブチ
ルフェノール、4,4’−メチレンビス(2,6−ジ−
t−ブチルフェノール)、2,6−ジ−t−ブチル−4
−エチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−4−n
−ブチルフェノールなどが挙げられる。蒸発特性及び基
油との相溶性の点から、4,4’−メチレンビス(2,
6−ジ−t−ブチルフェノール)が好適である。また、
アミン系酸化防止剤としては、例えばジオクチルジフェ
ニルアミン、フェニル−α−ナフチルアミンなどがあげ
られ、蒸発特性及び基油との相溶性の点から、ジオクチ
ルジフェニルアミンが好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C10M 137:04) C10N 30:02 30:06 30:10 30:12 30:14 40:02 80:00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルキルナフタレン50〜99.9重量
    %と、ポリα−オレフィン水素化物又はエチレン−α−
    オレフィン共重合体水素化物50〜0.1重量%からな
    る基油に対し、リン酸エステル0.1〜10重量%を配
    合してなる焼結含油軸受油組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の焼結含油軸受油組成物
    に、粘度指数向上剤、金属不活性剤、防錆剤及び蒸発抑
    制剤としての酸化防止剤からなる群から選ばれる1種又
    は2種以上の添加剤を配合してなる請求項1記載の焼結
    含油軸受油組成物。
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