JPH10287071A - 非接触データキャリア - Google Patents

非接触データキャリア

Info

Publication number
JPH10287071A
JPH10287071A JP9919097A JP9919097A JPH10287071A JP H10287071 A JPH10287071 A JP H10287071A JP 9919097 A JP9919097 A JP 9919097A JP 9919097 A JP9919097 A JP 9919097A JP H10287071 A JPH10287071 A JP H10287071A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
data carrier
contact data
internal component
exterior
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP9919097A
Other languages
English (en)
Inventor
Jun Furuhashi
潤 古橋
Tokuo Kurokawa
徳雄 黒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Chemical Corp
Original Assignee
Toshiba Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Chemical Corp filed Critical Toshiba Chemical Corp
Priority to JP9919097A priority Critical patent/JPH10287071A/ja
Publication of JPH10287071A publication Critical patent/JPH10287071A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部部品の樹脂封止体をさらに外装樹脂によ
り包囲した構造の非接触データキャリアをカード状に形
成した場合、外装用樹脂の厚みは、内部部品に厚みをと
られて非常に薄いものとなる。このため、内部部品封止
体の色が外装用樹脂を透過してカード表面に浮き出てし
まい、外装用樹脂表面の印刷物に色ムラが生じてしまう
という問題があった。 【解決手段】 この薄型非接触データキャリアは、回路
基板1及び送受信用アンテナ2からなる内部部品を樹脂
により封止し、さらにこの内部部品封止体3を、これと
ほぼ同一色の外装樹脂4によって封止してなるものであ
る。このように内部部品の封止用樹脂と外装用樹脂の色
をほぼ同一としたことで、内部部品封止体3が外装用樹
脂4を透過して見えたとしても目立たず、外装用樹脂4
の表面の印刷物に色ムラ等が生じることがなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICチップ及びア
ンテナを主な内部部品として持ち、非接触で外部装置と
の間で情報の交信を行う非接触データキャリアに係り、
特にIDカードやクレジットカードのような薄型の非接
触データキャリアに関する。
【0002】
【従来の技術】データキャリアシステムは、非接触デー
タキャリアと呼ばれる応答器とホスト側に接続される質
問器とで構成され、これら応答器と質問器の間で、磁
気、誘導電磁界、マイクロ波(電波)等の伝送媒体を介
して非接触で情報の交信を行うものである。
【0003】このデータキャリアシステムは、応答器を
様々な個体に取り付け、その個体に関する情報を質問器
により遠隔的に読み取ってホストに提供し、個体に関す
る情報処理を実現する。また、このデータキャリアシス
テムの応答器は、IDカードやクレジットカードといっ
たカード分野への利用も可能であり、情報の読取りを非
接触で行うことが可能なため、従来の磁気ストライプを
用いたものに比較して耐久性に優れる、大量の情報を扱
うことができる、読取エラー頻度が低減する、などの多
くの利点を持つ。
【0004】非接触データキャリアシステムの情報伝送
方式には電磁結合方式、電磁誘導方式、マイクロ波方
式、光通信方式等がある。これらの方式の中で、電磁結
合方式、マイクロ波方式によるものは、質問器からの伝
送信号のエネルギーを応答器の駆動電力として用いるこ
とができる。このため、電池を駆動源とする場合のよう
に、電池の寿命が近づいてきたことによる応答能力の劣
化や使用限界に至る心配がないという利点を有してい
る。
【0005】図4にデータキャリアシステムの一般的な
全体構成を示す。質問器10は、質問器10の全体制御
を行う主制御部11と、ホスト装置とのデータの入出力
を制御するインターフェース部12と、非接触データキ
ャリア20より受信したタグ情報等を蓄積する読み出し
/書き込み可能なRAM等の記憶部13と、送信情報を
パラレル信号からシリアル信号に変換し、且つ応答器2
0からの受信信号をシリアル信号からパラレル信号に変
換する信号変換部14と、送信信号を例えばASK(Am
plitude Shift Keying)方式、FSK(Frequency Shif
t Keying)方式等で伝送用の信号に変調する変調部15
と、受信信号を復調する復調部16と、送信アンテナ1
7と、受信アンテナ18とを備えて構成される。
【0006】非接触データキャリアである応答器20
は、この応答器20の全体制御を行う主制御部21と、
タグ情報を蓄積するEEPROM等の電源バックアップ
不要な記憶部22と、送信情報をパラレル信号からシリ
アル信号に変換し、且つ質問器10からの受信信号をシ
リアル信号からパラレル信号に変換する信号変換部23
と、送信信号をASK方式、FSK方式等で伝送用の信
号に変調する変調部24と、受信信号を復調する復調部
25と、送信アンテナ26と、受信アンテナ27とを備
えて構成される。
【0007】このデータキャリアシステムの基本的な交
信手順について説明すると、質問器10は、まず応答器
20に対するタグ情報読取りのための質問信号を発信す
る。応答器20は該質問信号の受信可能な範囲に入ると
これを受信して、記憶部22に記憶されているタグ情報
を応答信号として発信する。この応答信号を質問器10
が受信、解読して、タグ識別情報としてホスト装置に送
る。
【0008】非接触データキャリアを構成するアンテ
ナ、ICチップ等の内部部品はこれを外部環境や曲げ等
の外力から保護するための樹脂製の外装部によって覆わ
れる。すなわち、このような非接触データキャリア特に
カード形状の薄型非接触データキャリアは、予め内部部
品を熱硬化性樹脂で所定の形状に封止したものを、それ
を嵌め込むスペースを設けた熱可塑性の外装用樹脂板に
セットしてプレスにより一体化するか、内部部品が入る
凹部を設けた熱可塑性の外装用樹脂板の凹部に内部部品
を入れた後、凹部に液状の熱硬化性樹脂を注いて内部部
品を封止し、外装用樹脂で蓋をしてプレスで一体化する
ことによって製造される。
【0009】また、このようなカード形状の非接触デー
タキャリアを作製する場合、カード表面の印刷物は、予
め外装用樹脂に印刷しておくか、一体化した後外装用樹
脂に印刷するかのいずれかの方法により得られる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カード
全体の厚みをISO規格で定められる0.76mmにし
ようとする場合、外装用樹脂の厚みは、内部部品に厚み
をとられることから非常に薄いものとなる。このため、
内部部品封止体の色が外装用樹脂を透過してカード表面
に浮き出てしまい、外装用樹脂表面の印刷物に色ムラが
生じてしまうという問題があった。
【0011】本発明はこのような課題を解決するための
もので、内部部品封止体が外装用樹脂表面から目立た
ず、外装用樹脂表面の印刷物に色ムラが生じることのな
い美観性に優れた非接触データキャリアの提供を目的と
している。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の非接触データキ
ャリアは、上記目的を達成するために、記憶素子を含む
回路部品及び外部機器との間で非接触で信号を送受信す
るためのアンテナからなる内部部品を樹脂により封止
し、この樹脂による前記内部部品の封止体を前記合成樹
脂とほぼ同一色の外装用樹脂により包囲してなることを
特徴とするものである。
【0013】この発明によれば、内部部品封止樹脂と外
装用樹脂の色をほぼ同一としたことで、内部部品封止体
が外装用樹脂を透過して見えたとしても目立たなくなる
と共に、外装用樹脂の表面の印刷物に色ムラ等が生じな
くなり、特に薄型例えばカード形状の非接触データキャ
リアとして美観性に優れた製品を実現することが可能と
なる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基づいて説明する。
【0015】図1は本発明に係る薄型非接触データキャ
リアの構成を示す斜視図、図2はその断面図である。
【0016】これらの図に示すように、この薄型非接触
データキャリアは、回路基板1及び送受信用アンテナ2
からなる内部部品を樹脂により封止し、さらにこの内部
部品封止体3を、これとほぼ同一色の外装樹脂4によっ
て封止してなるものである。回路基板1としては、例え
ばエポキシ基板の表面に銅製の回路パターンと端子部を
形成し、これにICチップをはんだ付けしたものが用い
られる。送受信アンテナ2としては例えば銅製のコイル
が用いられている。
【0017】内部部品封止用の樹脂としては、エポキシ
樹脂、シリコーン樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹
脂、塩化ビニール樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹
脂、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合樹
脂、ポリスチレン樹脂等の熱可塑性樹脂が挙げられる。
【0018】外装用の樹脂としては、塩化ビニール樹
脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、アクリロニトリ
ル・ブタジエン・スチレン共重合樹脂、ポリスチレン樹
脂等が挙げられる。
【0019】内部部品1、2を上記樹脂により封止する
方法としては、樹脂シートの間に内部部品を配置し、熱
プレスによって上記各樹脂シート間に内部部品を埋め込
む方法等が挙げられる。
【0020】内部部品封止体3をこれとほぼ同一色の外
装樹脂4により封止する方法としては、前記の内部部品
封止方法と同様に、樹脂シートの間に内部部品封止体3
を配置し、熱プレスによってこれらを貼り合わせて一体
化する方法、或いは図3に示すように、内部部品が入る
凹部6を設けた外装用樹脂シート5aの凹部6に内部部
品封止体3を入れ、もう一枚の外装用樹脂シート5bで
蓋をした後、熱プレスにより一体化する方法等を挙げる
ことができる。更には、外装用樹脂シート5aの凹部6
に内部部品1、2を入れた後、凹部6に液状の熱硬化性
樹脂を注いで凹部6を埋めると共に内部部品1、2を封
止し、もう一枚の外装用樹脂シート5bで蓋をした後、
熱プレスにより一体化してもよい。
【0021】熱プレスによって内部部品封止体と外装用
樹脂は圧着・一体化されるので、熱プレスは内部部品封
止体と外装用樹脂とを接合する方法としても最適な方法
と言える。熱プレス以外の接合方法として、内部部品封
止体と外装用樹脂とを接着層、接着剤を用いて接合する
方法、超音波溶着、高周波溶着等により界面を溶かして
接合する方法等が挙げられる。接着層、接着剤を用いる
場合、これらは透明或いは外装用樹脂とほぼ同一色のも
のを用いることが要求される。
【0022】かくして本実施形態によれば、内部部品の
封止用樹脂と外装用樹脂をほぼ同一色としたことで、内
部部品封止体3が外装用樹脂4を透過して見えたとして
も目立たなくなり、外装用樹脂4の表面の印刷物に色ム
ラ等が生じることがなくなって、美観性の高い薄型カー
ド形状の非接触データキャリアを実現することができ
る。
【0023】なお、内部部品の封止用樹脂と外装用樹脂
の色は完全に同一であることが最も理想とするところで
あるが、これら内部部品の封止用樹脂と外装用樹脂の色
は、外装用樹脂4の表面の印刷物の色ムラが目立たない
範囲で若干の色調の相違を許容するものであることは言
うまでもない。
【0024】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。
【0025】(実施例1)まず、ICチップを実装した
平面寸法6mm×6mm、厚さ0.3mmの回路基板
と、直径35mm、厚さ0.4mmのループ状に巻かれ
たアンテナとを電気的に接合して薄型非接触データキャ
リアの内部部品を作製した。
【0026】次に、内部部品を容器に入れ、そこに白色
の液状エポキシ樹脂を液深さ0.5mmになるように注
ぎ、加熱硬化させた後、アンテナを切断しないように直
径40mmの大きさに打ち抜き、厚さ0.5mmの内部
部品封止体を作製した。
【0027】次に、厚さ0.5mmの白色の塩化ビニー
ルシートに直径40mmの穴を開け、その穴に内部部品
封止体をはめ込み、その上下に厚さ0.13mmの白色
塩化ビニールシートをひき、熱プレスを用い140℃で
加熱しながら圧力をかけ、両者を接合して厚さ0.76
mmの薄型非接触データキャリアを完成した。
【0028】(実施例2)実施例1と同様にして作製し
た薄型非接触データキャリアの内部部品を、2枚の厚さ
0.25mmの白色の塩化ビニール樹脂シートの間に挟
み、熱プレスを用い170℃で加熱しながら圧力をか
け、塩化ビニール樹脂中に内部部品を埋め込み、厚さ
0.5mmの内部部品封止体を作製した。
【0029】次に、内部部品封止体を、外装部として2
枚の厚さ0.13mmの同じく白色の塩化ビニールシー
トの間に挟み、熱プレスを用い1400℃で加熱しなが
ら圧力をかけ、両者を接合して厚さ0.76mmの薄型
非接触データキャリアを完成した。
【0030】実施例1、実施例2で作製した薄型非接触
データキャリアは、印刷を施す前から表面の色ムラが無
く、当然の事ながら印刷を行った後でも色ムラ等は判別
不能であった。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の非接触デ
ータキャリアによれば、内部部品封止樹脂と外装用樹脂
がほぼ同一色の樹脂でできていることから、内部部品封
止体が外装用樹脂を透過して見えたとしても目立たず、
外装用樹脂の表面の印刷物に色ムラ等が生じなくなり、
特に薄型例えばカード形状の非接触データキャリアとし
て美観性に優れた製品を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である薄型非接触データキ
ャリアの構成を示す斜視図
【図2】図1の薄型非接触データキャリアの断面図
【図3】本発明の他の実施形態である薄型非接触データ
キャリアの構成を示す断面図
【図4】データキャリアシステムの一般的な全体構成を
示すブロック図
【符号の説明】
1………回路基板 2………送受信用アンテナ 3………内部部品封止体 4………外装樹脂

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶素子を含む回路部品及び外部機器と
    の間で非接触で信号を送受信するためのアンテナからな
    る内部部品を樹脂により封止し、この樹脂による前記内
    部部品の封止体を前記樹脂とほぼ同一色の外装用樹脂に
    より包囲してなることを特徴とする非接触データキャリ
    ア。
JP9919097A 1997-04-16 1997-04-16 非接触データキャリア Withdrawn JPH10287071A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9919097A JPH10287071A (ja) 1997-04-16 1997-04-16 非接触データキャリア

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9919097A JPH10287071A (ja) 1997-04-16 1997-04-16 非接触データキャリア

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10287071A true JPH10287071A (ja) 1998-10-27

Family

ID=14240737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9919097A Withdrawn JPH10287071A (ja) 1997-04-16 1997-04-16 非接触データキャリア

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10287071A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002024783A (ja) * 2000-07-03 2002-01-25 Kobayashi Kirokushi Co Ltd Rfタグ
KR20050088577A (ko) * 2004-03-02 2005-09-07 삼성에스디아이 주식회사 이차 전지

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002024783A (ja) * 2000-07-03 2002-01-25 Kobayashi Kirokushi Co Ltd Rfタグ
KR20050088577A (ko) * 2004-03-02 2005-09-07 삼성에스디아이 주식회사 이차 전지

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3853930B2 (ja) 非接触データキャリアパッケージおよびその製造方法
US6190942B1 (en) Method and connection arrangement for producing a smart card
JPH1125244A (ja) 非接触データキャリアパッケージ
US6851618B2 (en) Contactless or hybrid contact-contactless smart card with reinforced connection of the electronic module
CA2245134C (en) Layered structure for a transponder tag
US7355517B2 (en) Panel
US20110011939A1 (en) Contact-less and dual interface inlays and methods for producing the same
KR20030025287A (ko) 섬유질 재료로된 안테나 지지물 및 칩 지지물을 갖춘비접촉 칩카드
JP2006298144A (ja) パネルおよびパネルの製造方法
US20060208906A1 (en) Interlayer film member for panel, panel and electronic tag
JPH10289297A (ja) 非接触データキャリアと非接触データキャリアシステム
JPH10287071A (ja) 非接触データキャリア
JP2000048147A (ja) ラベル状の非接触データキャリアとその製造方法
JPH1141154A (ja) データキャリア及びその製造方法
JPH1125245A (ja) 非接触データキャリアパッケージ
JPH1145317A (ja) 非接触データキャリアパッケージ
JPH10181267A (ja) 非接触データキャリア及びその製造方法
JPH1026933A (ja) 電子タグ及びその製造方法
JPH1026934A (ja) 電子タグ及びその製造方法
JPH09197965A (ja) 電子タグの製造方法
JPH10211782A (ja) 非接触データキャリア及びその製造方法
JPH09297535A (ja) 電子タグとその製造方法
JPH1131207A (ja) 非接触型icカードとその非常時読出方法
JPH10236042A (ja) 非接触データキャリアの製造方法
JP2000222550A (ja) 非接触データキャリア及び非接触データキャリアの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040706