JPH10286260A - 焼灼止血装置 - Google Patents

焼灼止血装置

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JPH10286260A
JPH10286260A JP9097498A JP9749897A JPH10286260A JP H10286260 A JPH10286260 A JP H10286260A JP 9097498 A JP9097498 A JP 9097498A JP 9749897 A JP9749897 A JP 9749897A JP H10286260 A JPH10286260 A JP H10286260A
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JP
Japan
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probe
heat generation
power
zener diode
heat
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JP9097498A
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English (en)
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Masanori Atomachi
昌紀 後町
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でプローブの劣化が少なくかつ正
常な組織の焼灼のおそれを防止する。 【解決手段】 焼灼止血装置は、体腔内に挿入するプロ
ーブの先端部に、発熱体として自身のインピーダンスに
温度係数を有する素子からなるツェナーダイオード1を
有し、電源部2から供給される電力によりツェナーダイ
オード1を発熱させて焼灼止血処置を行う。使用時に
は、電力検出部3で電源部2より出力される電力を検出
し、電力検出部3の検出値を基に制御部4によって電源
部2の出力を制御することにより、ツェナーダイオード
1の発熱量が制御される。制御部4は、電力検出部3の
出力を基に空中発熱判定手段5によって空中発熱状態で
あるか否かを判定し、この判定結果を基に、空中発熱時
には発熱停止手段6によって強制的に発熱動作を停止さ
せる制御信号を電源部2に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発熱体を備えた焼
灼プローブにより治療処置を行う焼灼止血装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、細長の挿入部を体腔内に挿入する
ことによって、体表面からの切開を必要としないで体腔
内の診断あるいは治療処置ができる内視鏡が広く使われ
ている。この内視鏡は、一般に観察手段の他に各種処置
具を挿通する中空のチャンネルが設けられており、この
チャンネル内を挿通される(体腔内目的部位の症状等に
応じた)処置具により術者の目視観察下で種々の治療処
置、例えば焼灼止血プローブを用いて潰瘍等の止血を行
えるようになっている。
【0003】焼灼止血装置の例としては、特開昭59−
207142号公報において、焼灼器の温度が制御可能
な組付け温度検出器を備え、適切な温度で加熱すること
を可能とした装置が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な止血治療を行う際は、生体の運動や粘膜による滑りな
どから、スコープやプローブを長時間固定することは困
難な作業となる。このような場合に、プローブが生体組
織から完全に離れて空中にて発熱体が発熱動作を継続す
ることがあり、これがプローブの早期劣化の原因となっ
たり、また再びプローブが生体組織に接触して正常な組
織を焼灼してしまうおそれがあった。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、簡単な構成でプローブの劣化が少なくかつ正常な組
織の焼灼のおそれを防止することが可能な焼灼止血装置
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による焼灼止血装
置は、体腔内に挿入される細長のプローブを有し、この
プローブの先端部に配設した加熱手段により対象部位の
焼灼止血処置を行う焼灼止血装置において、前記加熱手
段として自身のインピーダンスに温度係数を有する発熱
体と、前記発熱体に電力を供給する電力供給手段と、前
記発熱体の発熱中にプローブが生体組織と接触している
か否かを検知するプローブ接触検知手段と、前記プロー
ブ接触検知手段の検知結果に基づき空中発熱であるかを
判定して空中発熱状態のときは強制的に発熱動作を停止
する発熱制御手段と、を備えたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明の実施形態における
主要部の概念的構成を示す概念図であり、この図を基に
本実施形態の特徴部分の構成及び作用を述べる。
【0008】焼灼止血装置は、体腔内の目的部位へ挿入
するプローブの先端部に、発熱体として自身のインピー
ダンスに温度係数を有する素子からなるツェナーダイオ
ード1を有し、電力供給手段としての電源部2から供給
される電力によりツェナーダイオード1を発熱させるこ
とにより焼灼止血処置を行えるようになっている。ま
た、電源部2より出力される電力を検出してプローブが
生体組織に接触しているか否かを検知するプローブ接触
検知手段としての電力検出部3と、電力検出部3による
検出値を基に電源部2を制御する発熱制御手段としての
制御部4とを有し、ツェナーダイオード1の発熱量が制
御される構成となっている。制御部4は、電力検出部3
の出力を基に空中発熱状態であるか否かを判定する空中
発熱判定手段5と、空中発熱判定手段5の判定結果を基
に空中発熱時には強制的に発熱動作を停止する発熱停止
手段6とを有している。
【0009】ツェナーダイオード1のツェナー電圧は、
通常ツェナーダイオード1自身の温度係数により温度上
昇と共に上昇する。この特性により、電源部2から定電
圧をツェナーダイオード1に印加すると、温度上昇にと
もないツェナーダイオード1を流れる電流値は減少して
いく。このため、見かけ上は温度上昇にともない電源部
2からの供給電力が減少するので、プローブの先端部は
放熱量と発熱量が釣り合う温度に一定に保たれる。
【0010】発熱体としては、ツェナーダイオードのよ
うに発熱体自身のインピーダンスに温度係数を有するも
のであればよく、他には白金、ニッケル等の金属系測温
抵抗体が挙げられる。
【0011】上述したように、プローブの先端部の温度
(放熱量と発熱量のバランス状態に依存する)は発熱体
に供給する電流値により擬似的にモニタリングすること
ができる。焼灼止血装置が使用される環境下で最も放熱
性が悪いのは空中発熱の状態である。従って、制御部4
において空中発熱時の電流値を基にしきい値を設定する
ことで、空中発熱判定手段5によって検出した電流値と
前記しきい値の関係から空中発熱であるかどうかを判断
することが可能となり、空中発熱時は発熱停止手段6に
よって強制的に発熱動作を停止させることが実現でき
る。
【0012】本実施形態では、発熱体自身のインピーダ
ンスが温度係数を持つような発熱体を設け、プローブの
温度によって発熱体に流れる電流が変化する特性を利用
し、空中発熱か否かを検知して、空中発熱時は強制的に
発熱動作を停止するよう構成しているので、空中発熱に
よるプローブの劣化を防止すると共に、空中にてフリー
となったプローブが目的外の組織に接触することで正常
な組織を焼灼してしまう危険性が少ない焼灼止血装置を
提供することが可能となる。
【0013】次に、本発明の実施形態の構成をより詳し
く説明する。図2ないし図5は本発明の第1実施形態に
係り、図2は焼灼止血装置の外観構成を示す斜視図、図
3は焼灼プローブの先端部の構成を示す断面図、図4は
図3のA−A線断面図、図5は第1実施形態の制御系の
構成を示すブロック図である。
【0014】図2に示すように、本実施形態の焼灼止血
装置11は、前面に操作パネル12を設けた本体部13
と、この本体部13に対して電気コネクタ14及び送水
コネクタ15にて着脱自在に接続される焼灼プローブ装
置16と、前記本体部13に対してケーブル17に設け
たコネクタ18にて着脱自在に装着されるフットスイッ
チ19と、本体部13の側面部に着脱自在に取り付けら
れる洗浄水タンク20とを有して構成されている。フッ
トスイッチ19には、送水用スイッチ19aと加熱用ス
イッチ19bとが設けてある。
【0015】焼灼プローブ装置16は、細長で可撓性を
有するシース21と、該シース21の先端に接続された
焼灼プローブ22と、シース21の基部側に設けられた
電気コネクタ14及び送水コネクタ15とからなり、シ
ース21及びその先端の焼灼プローブ22は図示しない
内視鏡の処置具チャンネル内などに挿通でき、このチャ
ンネルを経て焼灼プローブ22を体腔内に導入できるよ
うになっている。
【0016】図3に示すように、シース21内には通電
用の同軸ケーブル31が軸方向中心に挿通されており、
この同軸ケーブル31を通じて先端の焼灼プローブ22
内に配設された発熱素子であるツェナーダイオード32
に電力が供給されるようになっている。また、シース2
1内の同軸ケーブル31外周部には、焼灼プローブ22
外周に形成した複数のノズル33,33,…(図4参
照)に洗浄水を圧送してノズル33より送水するための
送水管路34が形成されている。送水時には、送水管路
34を通じて洗浄水がプローブ先端へ送られ、この洗浄
水はノズル33,33,…によってジェット状に外部へ
噴出される。
【0017】焼灼プローブ22は、先端に半球面を有す
るキャップ36が略円柱状の先端部本体37に外嵌固着
した構造となっており、先端部本体37の後端部にシー
ス21が外嵌して固定されている。焼灼プローブ22内
において、同軸ケーブル31の芯線38の先端部外周に
は送電コイル39が設けられて芯線38と電気的に接続
されている。前記ツェナーダイオード32の一方の面
は、この送電コイル39の先端と圧接しており、同軸ケ
ーブル31の芯線38に導通するようになっている。ツ
ェナーダイオード32の他方の面は、キャップ36内部
先端の凹部に半田40を介して電気的、熱的に接触させ
てあり、キャップ36の後端側の筒部41及び先端部本
体37を介して同軸ケーブル31の外線42と導通して
いる。この構成により、同軸ケーブル31の芯線38か
ら外線42の間が電気的に接続され、ツェナーダイオー
ド32に電流を流せるようになっている。
【0018】先端部本体37の中心部には貫通孔43が
設けられ、この貫通孔43内に同軸ケーブル31の先端
側が挿通されている。貫通孔43の前端側の拡径部には
コイルスプリング44が格納され、コイルスプリング4
4の前方には先端がツェナーダイオード32に当接し送
電コイル39の外周を覆うように例えば硝子チューブ等
からなる絶縁チューブ45が配設されている。コイルス
プリング44の付勢力によって、絶縁チューブ45を前
方に押圧してツェナーダイオード32を半田40に圧接
するような構造となっている。
【0019】また、キャップ36の外表面には、非粘着
コーティング46が施されており、焼灼止血処置後の生
体組織への貼り付き、及びそれによる再出血を防止でき
るようにしている。
【0020】次に、図5を参照して焼灼止血装置の制御
系の構成、及びこの制御系による発熱制御について説明
する。
【0021】装置本体側(本体部13)には、ツェナー
ダイオード32に発熱用の電力を供給する定電圧源51
と、ツェナーダイオード32に流れる電流を検出する電
流検出部52と、電流検出部52の検出値としきい値と
を比較する比較部53と、比較部53の比較結果を基に
発熱制御を行う制御部54とが設けられている。プロー
ブ側(焼灼プローブ装置16)には、ツェナーダイオー
ド32と共に前記しきい値を設定するトリマ55が設け
られている。
【0022】使用者がフットスイッチ19の加熱用スイ
ッチ19bを操作すると、既知の定電圧源51によりツ
ェナーダイオード32に所定の電圧Vが印加されてツェ
ナーダイオード32が発熱する。ツェナーダイオード3
2に流れる電流値は電流検出部52により検出され、こ
の検出値は比較部53に入力されてしきい値と比較され
る。前記しきい値は、個体間のばらつきを抑えるため、
プローブに内蔵されたトリマ55にてプローブ毎に調節
した値であり、空中発熱時に比較部53の出力信号が変
化するように設定する。
【0023】比較部53からの出力信号は、CPU等か
らなる制御部54に入力され、この比較結果の信号に基
づき、制御部54は定電圧源51を出力制御する。前記
比較部53の比較結果により空中発熱時であると判定さ
れた場合には、ツェナーダイオード32に給電しないよ
う定電圧源51の出力を止めて強制的に発熱動作を停止
する。また、一旦この強制発熱停止機能が作動した後で
も、再び加熱用スイッチ19bを操作すれば発熱動作を
再開することができるように、リセット機能を有するよ
う制御部54を構成しておく。
【0024】この第1実施形態によれば、ツェナーダイ
オード32の温度によるツェナー電圧の推移を利用し
て、電力の変動から空中発熱を検知でき、かつ空中発熱
の場合は発熱動作を強制的に停止させるよう構成してい
るため、空中発熱の温度上昇によるツェナーダイオード
32の劣化・破壊を防止するばかりか、生体運動やスコ
ープの動きなどから発熱中のプローブが組織から離れた
際に、熱くなったプローブが正常な組織に接触して焼灼
してしまうおそれを防ぐことが可能となる。
【0025】図6は本発明の第2実施形態に係る焼灼止
血装置の制御系の構成を示すブロック図である。
【0026】第2実施形態では、発熱体として、第1実
施形態のツェナーダイオードの代わりに、白金やニッケ
ルなどインピーダンスに温度係数を有する金属系測温抵
抗体61を設けた例を示す。
【0027】装置本体側には、金属系測温抵抗体61に
発熱用の電力を供給する電源部62と、金属系測温抵抗
体61に給電される電力を計測する電力計測部63と、
電力計測部63の出力信号を基に金属系測温抵抗体61
の抵抗値を算出してこの抵抗値が一定になるよう発熱制
御を行う制御部64とが設けられている。
【0028】使用者がフットスイッチ19の加熱用スイ
ッチ19bを操作すると、電源部62より金属系測温抵
抗体61に電力が供給されて金属系測温抵抗体61が発
熱する。金属系測温抵抗体61に給電される電力は電力
計測部63で計測され、制御部64は電力計測部63の
出力信号を基に金属系測温抵抗体61の抵抗値を算出
し、前記抵抗値が一定になるよう電源部62を出力制御
する。
【0029】また、制御部64は電力計測部63の出力
信号があらかじめ設定された値以下になった場合に空中
発熱状態であると判断し、電源部62の出力を止めて強
制的に発熱動作を停止する。また、第1実施形態と同様
に、一旦強制発熱停止機能が作動した後でも、再び加熱
用スイッチ19bを操作すれば発熱動作を再開すること
ができるように、リセット機能を有するよう制御部64
を構成しておく。
【0030】この第2実施形態によれば、発熱体として
ばらつきが少ない金属系測温抵抗体を用いているので、
第1実施形態のようにトリマ55を設ける必要がなくな
り、第1実施形態と比較してより簡単なプローブ構成に
より、第1実施形態同様のプローブの劣化防止と正常組
織の焼灼の防止を実現できる。
【0031】また、またこの第2実施形態では、金属系
測温抵抗体の抵抗値を一定にするよう制御すればプロー
ブの定温制御が可能であるので、更にその設定抵抗値を
制御部にて段階的または無段階で設定できるようにする
ことで使用者がプローブの発熱温度を任意に設定するこ
とが実現できる。これにより、これまで焼灼能力過不足
により適用できなかった症例に本構成の装置を使用する
ことも可能となる。
【0032】ところで、上記各実施形態に用いた焼灼プ
ローブは様々な形状にすることができる。焼灼プローブ
の先端部の他の構成例を図7に示す。
【0033】プローブ71は、2つに分割された開閉可
能な先端部72a,72bを有し、この先端部72a,
72bは回動軸73でプローブ基部74に回動可能に軸
支されている。先端部72a,72bは、プローブ71
内の図示しない可動機構がプローブ71の手元側まで挿
通された開閉ワイヤ75に接続され、開閉ワイヤ75を
進退させることにより図中破線及び矢印で示すように開
閉できるようになっている。
【0034】発熱体76は、先端部72a,72bの内
部またはプローブ基部74の先端内部に設置され、この
発熱体76に接続されたケーブル77によって電力が供
給されるようになっている。なお、特に発熱体76をプ
ローブ基部74に設置する場合は、発熱体76より発生
した熱が効果的に先端部72a,72bに伝達されるよ
う発熱体76から先端部72a,72bに至る熱伝達経
路を熱効率の良いもので構成する。
【0035】図7の構成では、破線で示すように先端部
72a,72bを約180度に開いて生体組織に接触さ
せることにより、1回の焼灼でより広範囲にわたって焼
灼止血処置を行うことができるし、また、先端部72
a,72bで生体組織を挟みながら焼灼することで、例
えば血管性出血など通常のプローブでは止血し難い症例
でも止血処置を行うことが可能となる。
【0036】なお、上記各実施形態では、加熱用スイッ
チを1回押すと自動的に設定した熱量を発熱するような
構成になっているが、加熱用スイッチを押している間だ
け発熱するようにし、プローブが空中発熱を起こした場
合は発熱動作を停止することなく警告音などで使用者に
注意を促すようにしてもよい。この場合、使用者の判断
で発熱動作を停止できるので、空中発熱時だけでなくプ
ローブが横に滑って対象部位からずれてしまった場合等
においても発熱を強制停止することが可能となる。
【0037】以上述べたように上記各実施形態によれ
ば、自身のインピーダンスに温度係数を有する発熱体を
用いて、この発熱体のインピーダンスと発熱体への供給
電力との関係から、プローブが空中発熱していることを
検知して一定時間空中発熱が続いたときは強制的に発熱
動作を停止させる機能を持たせたことにより、簡単な構
成でプローブの劣化が少なくかつ正常な組織の焼灼のお
それが少ない焼灼止血装置を提供できる。
【0038】[付記] (1) 体腔内に挿入される細長のプローブを有し、こ
のプローブの先端部に配設した加熱手段により対象部位
の焼灼止血処置を行う焼灼止血装置において、前記加熱
手段として自身のインピーダンスに温度係数を有する発
熱体と、前記発熱体に電力を供給する電力供給手段と、
前記発熱体の発熱中にプローブが生体組織と接触してい
るか否かを検知するプローブ接触検知手段と、前記プロ
ーブ接触検知手段の検知結果に基づき空中発熱であるか
を判定して空中発熱状態のときは強制的に発熱動作を停
止する発熱制御手段と、を備えたことを特徴とする焼灼
止血装置。
【0039】(2) 前記プローブ接触検知手段は、前
記発熱体に給電される電力値を検出する電力検出手段
と、この検出された電力値を所定値と比較する比較手段
と、を有してなることを特徴とする付記1に記載の焼灼
止血装置。
【0040】(3) 前記発熱体はツェナーダイオード
からなる付記1に記載の焼灼止血装置。
【0041】(4) 前記発熱体は金属系測温抵抗体か
らなる付記1に記載の焼灼止血装置。
【0042】(5) 前記発熱制御手段は、前記プロー
ブ接触検知手段からの空中発熱状態を示す検知信号を受
けると前記電力供給手段に発熱停止の制御信号を出力す
ることを特徴とする付記1に記載の焼灼止血装置。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、簡
単な構成でプローブの劣化が少なくかつ正常な組織の焼
灼のおそれを防止することが可能な焼灼止血装置を提供
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における主要部の概念的構成
を示す概念図
【図2】焼灼止血装置の外観構成を示す斜視図
【図3】焼灼プローブの先端部の構成を示す断面図
【図4】図3のA−A線断面図
【図5】第1実施形態に係る焼灼止血装置の制御系の構
成を示すブロック図
【図6】第2実施形態に係る焼灼止血装置の制御系の構
成を示すブロック図
【図7】焼灼プローブの先端部の他の構成例を示す斜視
【符号の説明】
1,32…ツェナーダイオード 2…電源部 3…電力検出部 4…制御部 5…空中発熱判定手段 6…発熱停止手段 13…本体部 16…焼灼プローブ装置 19b…加熱用スイッチ 21…シース 22…焼灼プローブ 31…同軸ケーブル 51…定電圧源 52…電流検出部 53…比較部 54…制御部 55…トリマ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 体腔内に挿入される細長のプローブを有
    し、このプローブの先端部に配設した加熱手段により対
    象部位の焼灼止血処置を行う焼灼止血装置において、 前記加熱手段として自身のインピーダンスに温度係数を
    有する発熱体と、 前記発熱体に電力を供給する電力供給手段と、 前記発熱体の発熱中にプローブが生体組織と接触してい
    るか否かを検知するプローブ接触検知手段と、 前記プローブ接触検知手段の検知結果に基づき空中発熱
    であるかを判定して空中発熱状態のときは強制的に発熱
    動作を停止する発熱制御手段と、 を備えたことを特徴とする焼灼止血装置。
JP9097498A 1997-04-15 1997-04-15 焼灼止血装置 Withdrawn JPH10286260A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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