JPH1028586A - アビポックスウイルスの非必須領域、それを用いた組み換えアビポックスウイルス及びワクチン - Google Patents

アビポックスウイルスの非必須領域、それを用いた組み換えアビポックスウイルス及びワクチン

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JPH1028586A
JPH1028586A JP8207797A JP20779796A JPH1028586A JP H1028586 A JPH1028586 A JP H1028586A JP 8207797 A JP8207797 A JP 8207797A JP 20779796 A JP20779796 A JP 20779796A JP H1028586 A JPH1028586 A JP H1028586A
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virus
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avipoxvirus
vaccine
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Takanori Sato
隆則 佐藤
Hisashi Okuda
尚志 奥田
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
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    • C12N2710/00011Details
    • C12N2710/24011Poxviridae
    • C12N2710/24022New viral proteins or individual genes, new structural or functional aspects of known viral proteins or genes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組み換えアビポックス作製用の新規な非必須
領域を提供する。 【解決手段】 アビポックスウイルスの増殖に非必須な
ゲノム領域であって、当該領域に大腸菌由来のβ−ガラ
クトシダーゼ遺伝子がワクシニアウイルス7.5Kプロ
モーターとともに挿入された組み換えアビポックスウイ
ルスの鶏体内での増殖性が前記β−ガラクトシダーゼ遺
伝子挿入前のウイルスの鶏体内での増殖性と比して実質
的に低下していない組み換えアビポックスウイルスが得
られるゲノム領域。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、アビポックスウイルス
(以下、APVという)の組み換え体及びそれから成る
ワクチンに関し、さらに詳しくは、外来遺伝子が挿入さ
れているが増殖性が低下していないAPV組み換え体及
びそれから成るワクチンに関する。
【0002】
【従来の技術】現在の養鶏分野においては、種鶏、産卵
鶏、及び肉用鶏の別を問わず、ワクチネーションによる
疾病予防は衛生管理の柱である。しかしながらワクチネ
ーションのプログラムは実に過密であり、これに要する
人手、時間ならびに経費は大きな問題となっている。こ
の解決策として、近年、組み換えDNA技術により、病
原体より免疫誘導に必要なタンパク質をコードする遺伝
子のみを取り出し、これを含む組み換えウイルスを構築
することが可能となった。このような組み換えウイルス
を組み換え生ワクチンとして接種することにより、挿入
した遺伝子がコードする抗原タンパク質に対する免疫を
誘導することが可能である。ポックスウイルスに属する
APVはそのような組み換えウイルスの構築に用いるの
に好適なウイルスである。ファウルポックスウイルス
(以下、FPV)や鳩痘ポックスウイルス(PPV)に
代表されるこれらウイルスは、大きなゲノムDNAを持
ち、その多くの領域がウイルス増殖に非必須であり、同
一ウイルスのこれらの非必須な領域に複数の抗原遺伝子
を挿入することができる。このような組み換えウイルス
ワクチンを鶏に接種すると液性免疫、細胞性免疫を誘導
できる。この方法は、従来、鶏痘に対する生ワクチンと
して使用されてきた弱毒化したFPVまたはPPVに遺
伝子工学的手法を用いて外来遺伝子を挿入した組み換え
APVとして応用されてきた。弱毒化されたワクチン株
を親株として用いる理由は、無視しえる程の確率でしか
起こらないが、万が一、鶏体内で挿入された遺伝子が脱
落する場合でも強毒株にならないよう配慮している為で
ある。
【0003】外来遺伝子として、鶏病ウイルスであるニ
ューキャッスル病ウイルス(以下、NDV)の抗原をコ
ードした遺伝子(以下、抗原遺伝子という)、マレック
病ウイルスの抗原遺伝子、鶏インフルエンザウイルスの
抗原遺伝子を挿入した組み換えAPVが構築され、実験
的にSPF鶏に接種して、ワクチン効果が確認されてい
る(Boursnell et al.,Virolo
gy,178,297−300,1990;Nazer
ian et al.,J.Virol.,66,14
09−1413,1992;Taylor et a
l.,Vaccine,6,504−508,198
8)。このように組み換えAPVは、目的に応じて種々
の外来抗原遺伝子を挿入することができ、また同時に複
数の抗原遺伝子を挿入できるので1回接種で複数の病原
体に対して有効な多価ワクチンが可能になり、その結
果、前述の過密なワクチンプログラム問題の解決策と成
りうると有望視されている。
【0004】しかしながら、親ウイルスとして弱毒化さ
れたウイルス(ワクチン株のウイルスなど)を用いた組
み換えAPVウイルスには弱点があった。元来、外来遺
伝子が挿入された組み換え体は、親ウイルスよりも鶏体
内での増殖が低下する。一方、弱毒化された親ウイルス
は、それ自体増殖性がきわめて低いものである。従っ
て、弱毒化された親ウイルスに、外来遺伝子を挿入すれ
ば、当然得られた組み換えAPVの増殖性は低下する。
このため、弱毒ウイルスを親ウイルスとしたワクチン
は、実際に生体内で十分な効果が得られないことが多か
った。この外来遺伝子挿入による弱毒化現象は他の組み
換えウイルスにおいても知られている現象である。AP
Vと同じポックスウイルス科に属するワクシニアウイル
ス(以下、VV)でも外来遺伝子挿入によって弱毒化す
ることが報告されている(Journal of Vi
rology 66巻 2617〜2630頁(199
2))。また、本発明者らは本願の実施例にも示す如
く、APVにおいても、外来遺伝子を挿入すると殆どの
場合に弱毒化することを経験した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、外来遺
伝子が挿入されても鶏での増殖性が低下しない組み換え
体を作る方法を開発すべく鋭意研究した結果、外来遺伝
子の挿入によっても増殖低下を起こさない挿入部位の同
定に成功し、これに外来遺伝子を挿入することで弱毒化
しない組み換え体が作れることを見い出し、本発明を完
成するに到った。
【0006】
【課題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、アビポックスウイルスの増殖に非必須なゲノム領域
(以下、単に非必須領域という)であって、当該領域に
大腸菌由来のβ−ガラクトシダーゼ(EC3.2.1.
23)遺伝子(lacZ)がVVの7.5Kプロモータ
ーとともに挿入された組み換えアビポックスウイルスの
鶏体内での増殖性が挿入前のウイルス(以下、親ウイル
スという)の鶏体内での増殖性と比して実質的に低下し
ていない組み換えアビポックスウイルスが得られるゲノ
ム領域が提供され、また、当該ゲノム領域に外来遺伝子
を組み込んだ組み換えアビポックスウイルスが提供さ
れ、さらに、当該組み換えアビポックスウイルスを有効
成分とするワクチンが提供される。
【0007】(1)非必須領域 本発明の非必須領域は、大腸菌由来のβ−ガラクトシダ
ーゼ遺伝子をVV7.5Kプロモーターとともに挿入し
てもAPVの増殖性を実質的に低下させない領域であ
り、ここでいう実質的に低下しないとは、β−ガラクト
シダーゼ遺伝子挿入前のAPVの増殖性に対して挿入後
の組み換えAPVの増殖性が、通常90%以上110%
以下、好ましくは95%以上105%以下であるAPV
ゲノム領域であれば特に限定されない。また、鶏体内で
の増殖性はAPVの増殖に伴い形成されるポックサイズ
から算出されるものであり、ポックサイズが小さくなる
ほど増殖性は低下したと判断される。ここで用いるβ−
ガラクトシダーゼはジーン・バンク(Gene Ban
k)のアクセション番号(Accession#)V0
0296で公知の配列のものである。
【0008】本発明においてポックサイズは、親ウイル
ス(外来遺伝子挿入前のAPV)または組み換えAPV
を鶏の翼膜に接種し、接種後3日おきにデジタルノギス
を用いて各個体のポックの縦・横・高さを測定し、これ
らの積として算出される値である。親ウイルスのポック
サイズを100としたとき、組み換えAPVのポックサ
イズが90%以上110%以下、好ましくは95%以上
105%以下であるものが本発明の非必須領域である。
本発明の非必須領域は、例えば特開平1−168279
号公報に記載のショットガンクローング法などの方法で
得られたゲノム領域に、β−ガラクトシダーゼ遺伝子を
VV7.5Kプロモーターとともに挿入し、APVに相
同組み換えを起こさせて得られる組み換えAPVの増殖
性が低下しない領域を選択することにより得られる。
【0009】より具体的には、本発明の非必須領域は、
以下のような工程で得ることが出来る。(a)APVゲ
ノムDNAを制限酵素で切断し、ベクターにクローニン
グして、複数のクローンを得、(b)各クローンのAP
VゲノムDNA断片内に、VV7.5Kプロモーターと
ともにβ−ガラクトシダーゼ遺伝子を挿入し、(c)A
PVを感染させた細胞に(b)で作製した各ベクターを
トランスフェクションし、(d)各組換え体を純化し、
(e)純化した各組み換え体および組み換え体の親株を
それぞれ同量、鶏に接種して接種後3週間にわたって発
痘の大きさを測定し、(f)発痘の大きさが前述の条件
を満足する組み換え体を選択することによって、その組
み換え体を作製するのに使用した(a)のベクターが本
発明の非必須領域をクローニングしたものである。
【0010】本発明の非必須領域の具体例としては、配
列番号1で示された鶏胎化鳩痘中野株(NP株)ゲノム
由来のEcoRI−5Kb断片が例示され、この非必須
領域に、β−ガラクトシダーゼ遺伝子がVV7.5Kプ
ロモーターとともに挿入された組み換えAPVの増殖性
は親ウイルスと変わらない。
【0011】(2)組み換えAPV 本発明の組み換えAPVは、APVの増殖に非必須なゲ
ノム領域(本発明の非必須領域)に外来遺伝子が挿入さ
れた組み換えAPVであり、例えば、以下のように調製
される。ベクターにクローニングされたAPVの非必須
であり、かつ外来遺伝子が挿入されても生体内での増殖
低下が起こらないゲノム領域に、APVで機能するプロ
モーターとともに他の病原体の抗原遺伝子を組み込む。
APV感染細胞に該ベクターを導入することにより、相
同組み換えを起こさせ、その結果生じたAPVを選択、
純化する。
【0012】(アビポックスウイルス)本発明で用いる
APVは、鳥類に感染するものである限りいかなるウイ
ルスでもよいが、鶏、七面鳥、アヒルなどの家禽類の細
胞中で増殖可能な、例えばフォウルポックスウイルス
(FPV)、ピジョンポックスウイルス(PPV)、カ
ナリーポックスウイルス、七面鳥ポックスウイルス、ク
エルポックスウイルス等が例示される。その具体例とし
ては、FPVではATCC VR−251、ATCCV
R−250、ATCC VR−229、ATCC VR
−229、ATCCVR−249、ATCC VR−2
88、 西ヶ原株、泗水株、CEVA株、CEVAワク
チン株由来のウイルスのうち、鶏胚繊維芽細胞(CE
F)に感染したとき大きいプラークを形成するものなど
のごとき狭義のFPVや、鶏胎化鳩痘中野株(NP株)
等のごとき狭義のFPVと近縁のウイルスであって鶏痘
生ワクチン株として使用されるウイルスなどが例示され
る。これらは、寄託機関、市販ワクチンとしてあるいは
アメリカン・タイプ・カルチャー・コレクションなどの
機関から入手できる。
【0013】(非必須領域を含有するベクター)本発明
の組み換え用ベクターの構築に用いられるウイルスの非
必須領域をクローニングするためのベクターは、特に限
定されない。例えば、pBR322、pBR325、p
UC7、pUC8、pUC18等のプラスミド、λファ
ージ、M13ファージなどのファージ、pHC79等の
コスミドなどのベクターを適当な制限酵素で処理して、
前述した本発明の非必須領域を組み込めばよい。
【0014】(マーカー遺伝子)本発明で用いるマーカ
ー遺伝子は組み換え体の選択や純化の際にその発現が容
易に検出されるものであれば特に限定されないが、例え
ば、大腸菌由来のlacZ遺伝子などが例示される。
【0015】(抗原遺伝子)本発明でAPVに組み込む
抗原遺伝子は、特に限定されない。APV中で転写、翻
訳されて抗原タンパク質として発現されるものであれば
よく、例えば、NDVのHNタンパク質をコードする遺
伝子(Millerら、J.Gen.Virol.、6
7、1917−1927(1986))、Fタンパク質
をコードする遺伝子(McGinnesら、Virus
Res.,5、343−356(1986))、マレ
ック病ウイルスの糖タンパク質gBをコードする遺伝子
(Rossら、J.Gen.Virol.、70、17
89−1804(1988))、伝染性ファブリキウス
嚢病ウイルスの構造タンパクVP2をコードする遺伝子
(Baylissら、J.Gen.Virol.、7
1、1303−1312(1990))等の感染防御に
関与した抗原をコードした遺伝子が好ましい。
【0016】(組み換え用ベクター)本発明で用いる組
み換え用ベクターは、外来遺伝子が挿入されても生体内
での増殖低下が起こらないゲノム領域に抗原遺伝子とそ
れを支配するプロモーターが挿入されたものである。前
述の非必須領域を含有するベクターの非必須領域中に前
述の抗原遺伝子及びそれを支配するプロモーターを挿入
すればよい。さらに、組み換えAPVの純化などの効率
化のために大腸菌由来のlacZ遺伝子などのマーカー
遺伝子をプロモーターとともに組み込んでもよい。
【0017】(プロモーター)本発明で用いるプロモー
ターは、組み換えAPV感染宿主中でプロモーターとし
て機能するものであれば、特に限定されない。例えば、
VVの7.5Kポリペプチドや、11Kポリペプチド、
チミジンキナーゼをコードするVV遺伝子のプロモータ
ーなどが例示されるほか、プロモーターとして機能する
限りにおいては、一部を削除するなどの改変したもので
あってもよく、また合成されたものでもよい。
【0018】(組み換えウイルスの作製方法)組み換え
APVの作製方法は特に限定されず、常法にしたがって
行えばよい。すなわち、あらかじめ、APVを感染させ
た細胞に、例えば、リン酸カルシウム共沈法等により組
み換えベクターが導入されることにより、ベクターと感
染細胞中のウイルスゲノムDNAとの間で相同組み換え
が起こり、組み換えAPVが構築される。得られた組み
換えAPVは、イーグルMEMなどの培地で培養された
宿主細胞に感染させ、組み込んだ抗原遺伝子をプローブ
とするハイブリダイゼーション法や、抗原遺伝子と共に
組み込んだマーカー遺伝子の発現等の方法により生育し
てくるプラークの中から候補株を純化し、組み込んだ抗
原遺伝子のコードするポリペプチドに対する抗体を使用
したイムノアッセイ等の方法により、目的の組み換えウ
イルスであることを確認すればよい。例えば、マーカー
遺伝子としてlacZ遺伝子が組み込まれている組み換
えAPVの場合、β-ガラクトシダーゼを発現する。よ
って、その基質の1つであるBluo−gal(GIB
CO−BRL社製)存在下で青いプラークを形成するの
で、その性質を利用して選択、純化することができる。
宿主細胞としては、用いるAPVが感染し、増殖するこ
とが可能なものであれば特に限定されず、例えば、FP
Vを用いた場合は、CEF細胞や、発育鶏卵しょう尿膜
細胞等が挙げられる。
【0019】(3)ワクチン 本発明を利用する生ワクチンは、上述した本発明の組み
換えAPVを1種類以上含有し、これが有効成分となっ
ているワクチンである。即ち、本発明の組み換えAPV
を単独、または2種類以上混合または併用して用いるこ
とができる。さらにこのほか、本発明のワクチンと他の
ワクチンとを組み合わせてもよい。ここで、組み合わせ
可能な他のワクチンとしては、たとえば特開平2−15
7381号公報や特開平3−27284号公報記載の抗
NDVワクチンとなる組み換えアビポックスウイルスや
特開平6−78764号公報や米国特許出願第08/4
99,474号明細書に記載されている抗MDVワクチ
ンとなる組み換えアビポックスウイルスなどの組み換え
ワクチン、抗MDVワクチンとして用いられる七面鳥ヘ
ルペスウイルスワクチンなどが例示される。また、組み
換えAPV以外にも薬理学的に問題のないキャリアー、
例えば生理食塩水、安定剤などを含んでいてもよい。
【0020】ワクチンの調製方法は特に限定されない。
例えば、本発明で組み換えAPVが生育することのでき
る細胞を、本発明の組み換えAPVで感染し、組み換え
APVが増殖するまで培養する。その後、細胞を回収し
破砕する。この細胞破砕物を遠心分離機によって遠心分
離チューブ中で沈殿物と高力価の組み換えAPVを含ん
だ上清とに分離する。本質的に宿主細胞を含まず、細胞
培養培地と組み換えAPVを含んだこの遠心上清は、そ
のままワクチンとして使用できる。また、薬理学的に受
けいられる生理食塩水などのようなもので、希釈して使
用してもよい。遠心上清を凍結乾燥することにより凍結
乾燥ワクチンとしても利用できる。本発明のワクチン
は、ワクチン中の組み換えAPVが家禽に感染して防御
免疫を引き起こすような方法であれば、どのような方法
で家禽に投与してもよい。例えば、翼膜穿刺や、皮膚に
引っかき傷をつけてワクチンを接種したり、注射針やそ
の他の器具で家禽の皮下にワクチン接種することができ
る。また、ワクチンを家禽の飲み水に懸濁したり、飼料
の固形物に混入して、経口接種させることも可能であ
る。さらに、エアロゾルやスプレーなどによるワクチン
を吸入させる方法、静脈内接種法、筋肉中接種法、腹腔
内接種法等を用いることもできる。接種量は、例えば、
鶏の場合、1羽あたり通常10〜106プラーク形成単
位(PFU)であり、好ましくは102〜104PFUで
ある。注射する場合には、この量を生理食塩水等の薬理
学的に受け入れられる液体で希釈して0.1ml程度に
すればよい。
【0021】本発明の組み換えAPVは鶏体内での増殖
性が低下しないため、移行抗体保有鶏に対しても、きわ
めて優れたワクチン効果を持続的に発揮することが出来
る。例えば、本発明のAPVであって、外来遺伝子とし
てNDV(ニューカッスル病ウイルス)由来の遺伝子、
好ましくはHN遺伝子およびF遺伝子を挿入した、ニュ
ーキャッスル病ウイルスに対する抗体を産生することが
できる組み換えAPVは、ニューキャッスル病ウイルス
の赤血球凝集抑制抗体価が少なくとも4以上である3日
齢の雛鶏から成る当該価平均が16以上32以下である
鶏群に、前記組み換えウイルスを1×104プラーク・
フォーミング・ユニットを接種し、接種から3週間後に
強毒ニューカッスル病ウイルス佐藤株3×104プラー
ク・フォーミング・ユミットを鶏腿筋肉に接種し、その
2週間後の被攻撃鶏の生存率が80%、好ましくは90
%以上のワクチン性能を発揮する。特に非必須領域とし
て鶏胎化鳩痘中野株(NP株)由来のゲノム断片である
配列番号1記載のEcoRI断片中、第964番目の制
限酵素CalI切断部位や第3694番目と第4270
番目の制限酵素HpaI切断部位の間にNDV由来の遺
伝子、好ましくはHN遺伝子およびF遺伝子を挿入した
組み換えAPV(APVは鶏胎化鳩痘中野株(NP株)
が望ましい)では、優れた効果を示す。尚、ここで赤血
球凝集阻止抗体(NDV−HI抗体)価は、常法により
測定されるものであり、具体的には「鶏のワクチン」第
2版、発行元:(株)木香書房、平成4年発行、282
頁「ニューカッスル病診断用赤血球凝集抗原」の項に記
載された方法である。
【0022】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。 (実施例1)APVゲノムDNA断片を挿入したプラス
ミドの調製 特開平1−168279号公報記載の実施例1に記載さ
れた方法に従って鶏痘生ワクチン株であるNP株のゲノ
ムDNA1μgを取得した。これを0.5μgずつ二つ
に分けてそれぞれ制限酵素EcoRIまたはHindI
IIで切断し、0.8%アガロースゲル電気泳動で2K
bp〜7KbのDNA断片を回収した。0.5μgのp
UC18(ファルマシア社)を同じく制限酵素EcoR
IまたはHindIIIで切断した後、アルカリフォス
ファターゼ処理により5’−末端のリン酸を除去し、そ
の後フェノール・クロロホルム(1:1)で抽出しエタ
ノールで沈殿させて、開裂pUC18を回収した。これ
と先ほど調製した、EcoRIまたはHindIIIで
切断したNP株のゲノムDNAをリガーゼにより連結
し、コンピテントな大腸菌TG1を形質転換し、X−G
alとアンピシリン存在下のLB寒天培地で15時間、
37℃で培養した。白色のコロニー60個を選択し、ア
ンピシリン存在下のLB液体培地で培養した後、ビルン
ボイムとドーリーの方法[Nucleic Acid
Research、7巻、1513頁〜、(197
9)]でプラスミドを抽出し、それぞれEcoRIまた
はHindIIIで切断してゲノムDNA断片の挿入を
確認し、pNP01〜pNP60と命名した。
【0023】(実施例2) 実施例1で得たプラスミド
のAPVゲノムDNA断片内にlacZ遺伝子をプロモ
ーターとともに挿入した組換え用プラスミドの調製 pUC18にはClaI、EcoRV、HpaIの制限
酵素切断部位が存在しないので、pNP01からpNP
60を上記制限酵素で切断し、いずれかの制限酵素によ
ってクローニングされたゲノムDNAのどこか1ヶ所で
切断されるものが容易に選択できた。それらは、pNP
03、pNP04、pNP25、pNP26、pNP2
9、pNP32、pNP35、pNP36、pNP38
の9種類であった。これをそれぞれ、1ヶ所で切断され
ることがわかった制限酵素で切断し、ClaIで切断し
たプラスミドのみはDNAポリメラーゼで切断末端を平
滑にした。その後、アルカリフォスファターゼ処理によ
り5’−末端のリン酸を除去し、フェノール・クロロホ
ルム(1:1)で抽出しエタノールで沈殿させて、開裂
プラスミドを回収した。特開平1−168279号公報
の実施例3に記載されたpNZ76から同じく特開平1
−168279号公報の実施例4に記載されている方法
で、プロモーターとともにlacZ遺伝子が平滑末端の
形で得られるので、リガーゼを用いてこれを先に回収し
た開裂プラスミドと連結し、大腸菌TG1を形質転換し
た。アンピシリン存在下のLB寒天培地に出現したコロ
ニーをアンピシリン存在下のLB液体培地で培養した
後、ビルンボイムとドーリーの方法でプラスミドを抽出
し、lacZ遺伝子が挿入されたプラスミドを選択し
た。こうして上記9種のプラスミドにそれぞれlacZ
遺伝子が挿入された組換え用プラスミドが得られ、それ
らをpNP1003、pNP1004、pNP102
5、pNP1026、pNP1029、pNP103
2、pNP1035、pNP1036、pNP1038
と命名した。
【0024】(実施例3) lacZ遺伝子を発現する
組換えAPVの作製と純化 単層になったCEF細胞にNP株を0.1の感染多重度
で感染させ、3時間後、これらの細胞をトリプシン処理
で剥がし、細胞懸濁液とした。これを遠心分離で細胞を
分離しSaline G(0.14M NaCl、0.
5mM KCl、1.1mM Na2HPO4、0.5m
M MgCl2・6H2O、0.011%グルコース)で
2×107個/mlの濃度に懸濁し、実施例2で作製し
た組み換え用プラスミドの数に分注した。この各懸濁液
にそれぞれ1種類の組み換え用プラスミド10μgずつ
加え、この混合物を室温において、ジーンパルサー(B
io−Rad社)3.0KV/cm、0.4msec条
件下でエレクトロポレーションした。プラスミドを導入
した細胞を、その後37℃で72時間培養し、3回の凍
結融解によって細胞を溶解した。放出された組み換えウ
イルスを次のように選別した。溶解した細胞から放出さ
れた子孫ウイルスを含んだ溶解液の10倍段階希釈液を
CEF細胞に感染させ、生育培地を含んだ10mlの寒
天培地を重層した。室温中で寒天を固めた後、典型的な
APVのプラークが出現するまで37℃で培養した。プ
ラークが大きくなる約1週間後に、Bluo−galを
600μg/ml含んだ別の寒天培地をそれぞれの培養
プレートに重層し、さらに24時間37℃で培養した。
プレートから青色プラークを抜き取り、含まれているウ
イルスを回収した。形成する全てのプラークがBluo
−galで青く染まるまで、同じ方法でさらに組み換え
ウイルスの純化を行った。通常この過程は4〜6回で終
了する。こうして純化された組換えウイルスをそれぞ
れ、fNP1003、fNP1004、fNP102
5、fNP1026、fNP1029、fNP103
2、fNP1035、fNP1036、fNP1038
と命名した。
【0025】(実施例4) 実施例3で作製した組み換
え体の鶏免疫実験と弱毒化していない組換え体の選択 組み換えAPVおよび対照としてNP株(親ウイルス)
の104PFUを、それぞれ各群10羽ずつ4日齢のS
PF鶏の翼膜に穿刺針で接種した。接種後3、7、9、
11、14、17、21日目に各個体の発痘(ポック)
サイズを測定し、各群ごとの平均を算出した。ポックサ
イズは、デジタルノギスを用いて縦、横、高さを測定
し、その3つから計算した体積をポックサイズとした。
その各群の発痘の平均値の推移を図1に示す。図1から
明らかな様に、fNP1035のみが親株と同様な発痘
の推移を示し、弱毒化していないことが判明した。一
方、他の組み換え体のポックサイズは、親株と比較する
と小さく、これらの組み換え体は弱毒化していることが
わかった。
【0026】(実施例5) 実施例4で選択した組み換
え体の挿入部位クローン(pNP35)の解析 (1)制限酵素地図の作成 実施例4で選択された組換え体fNP1035を作製し
た組換え用プラスミドは、pNP35の非必須領域を挿
入部位とした。そこでこのpNP35の詳細な制限酵素
地図を以下のように作製した。fNP35を制限酵素H
indIII、BglII、HpaI、SacI、Ec
oRI、ClaIをそれぞれ単独で用いて切断、または
二つの制限酵素で二重切断し、アガロースゲル電気泳動
を行い、切断されて出現するバンドの数と本数を調べ
た。二重切断の組み合わせを変えることで、上記制限酵
素の切断部位が図2(図2の(a)列)に示す位置であ
ることがわかった。
【0027】(2)塩基配列分析 図2(図2の(b)列)に示すEcoRI−5Kbp断
片中のサブクローンをそれぞれ常法に従いpUC18に
クローニングした。また、pNP35の欠失変異クロー
ンをHenikoffの方法(Gene,28巻、35
7頁〜(1984))に従って取得した。取得した欠失
変異クローンを図2(図2の(c)列)に示す。図2の
(b)列で示したクローンの塩基配列を塩基配列解析キ
ット(ABIPRISM Dye Terminato
r Cycle Sequencing Ready
Reaction Kit)とABI全自動シークエン
サーで解読した。その解析データを配列番号1に記載す
る。
【0028】(参考例1) 組み換え体fNZ6927
RLの作製 (1)fNZ6927RL作製用プラスミドpNZ69
27RLの構築 比較対照として用いる組み換え体fNZ6927RLを
作製する為のプラスミドpNZ6927RLは、大腸菌
由来のlacZ遺伝子に鳩痘由来のプロモーターP17
を接続したプラスミド、pNZ1729R(Yanag
idaら、J.Virol.、66、1402−140
8(1992))を元にして、pNZ98(特開平3−
27284号公報)のVVの7.5Kプロモーターと連
結したNDVのF遺伝子と、pNZ87(特開平1−1
57381号公報)のVVの7.5Kプロモーターを連
結したNDVのHN遺伝子を挿入して作製した。
【0029】(2)fNZ6927RLの作製と純化 組み換え用ベクターとしてpNZ6927RLを用いる
こと以外は実施例3に記載したのと同一方法で組み換え
体fNZ6927RLを作製・純化した。
【0030】(実施例6) 組み換え体fNP6935
の作製 (1)pNP35にNDVのHNとF遺伝子を挿入した
組み換え用プラスミドpNP6935の構築 pNP6935はpNP35をClaIで切断後、DN
Aポリメラーゼで切断末端を平滑にし、アルカリフォス
ファターゼ処理により5’−末端のリン酸を除去し、フ
ェノール・クロロホルム(1:1)で抽出しエタノール
で沈殿させて開裂プラスミドを回収した。比較例1
(1)のpNZ6927RLをHindIIIで切断
し、DNAポリメラーゼで切断末端を平滑にし、アガロ
ースゲルから約7.5KbpのlacZ遺伝子とNDV
のHNとF遺伝子を含むDNA断片を回収した。先に回
収した開裂プラスミドとこのDNA断片をライゲースで
連結し、常法に従ってプラスミドpNP6935を取得
した。このプラスミドとpNZ6927RLは外来遺伝
子が同一で、非必須挿入領域が異なるのみである。
【0031】(2)組み換え体fNP6935の作製と
純化 組み換え用ベクターにpNP6935を用いること以外
は実施例3と同じ方法で、組み換え体fNP6935を
作製・純化した。fNP6935とfNZ6927RL
の両組み換え体は、それぞれサザンハイブリダイゼーシ
ョン法により解析され、NDVのF、HN遺伝子とla
cZ遺伝子が予想通りの位置にあることが確認された。
【0032】(実施例7) 実施例6と比較例1で得ら
れた組み換え体を免疫した鶏の発痘サイズと強毒NDV
による攻撃試験 ニューキャッスル病ウイルスの赤血球凝集抑制抗体価が
少なくとも4以上の移行抗体を有する生後3日齢の鶏の
雛を50羽用意した。これらの雛の赤血球凝集抑制抗体
価の平均値は24.3であった。これらの鶏をそれぞれ
14、14、13、9羽づつの群に分けた。そのうち、
14羽の群ふたつ(接種群)については、上記実施例で
得た組み換えアビポックスウイルスfNZ6934とf
NZ6927RL(いずれも1×104プラーク・フォ
ーミング・ユミット(PFU))を穿刺針で翼膜に接種
した。13羽の群(採血群)の雛については心臓から全
採血して、その血清を4℃で保存した。また、9羽の群
(非接種群)は、何も接種せず、接種群と共に、鶏アイ
ソレーター内で3週間飼育した。3週間の飼育中、接種
群と非接種群の計3群の雛のポックサイズを実施例4と
同様の方法で測定し、3週間後の24日齢に3×104
PFUの強毒ニューカッスル病ウイルス佐藤株を腿の筋
肉中に接種(攻撃)し、その後2週間観察して耐過した
ものを感染防御と見なした。
【0033】また、免疫1週間後、2週間後、攻撃直前
に鶏から血液を部分採取し、免疫時に採血群より採血さ
れた血液と共に、その血清中に存在するNDVに対する
NDV−HI価を常法(「鶏のワクチン」第2版、発行
元:(株)木香書房、平成4年発行、282頁「ニュー
カッスル病診断用赤血球凝集抗原」の項に記載された方
法)に従って測定した。各群の鶏の発痘サイズの平均の
推移を図3に示す。また、NDV−HI抗体価の平均値
の推移とNDV攻撃試験の結果を表1に示す。図3と表
1より明らかなように、本発明の組み換え体であるfN
P6935は、fNZ6927RLよりも発痘サイズが
大きく、NDV攻撃試験の成績もHI抗体の誘導も共に
fNZ6927RLよりも優れたワクチンであることが
証明された。特に本発明の組み換え体を接種した群で
は、被攻撃鶏の90%以上が生存し、本発明の組み換え
体が極めて高い生存率を示す有効、かつ実用的なワクチ
ンであることが判った。
【0034】
【表1】
【0035】(実施例8)pNP35のHpaI領域に
外来遺伝子が挿入された組み換え体の作製 図1のpNP35の非必須領域中に2ヶ所存在する制限
酵素HpaI切断部位の中に外来遺伝子を挿入した組み
換え体が得られるかどうか調べる為に、pNP35をH
paIで切断し、アルカリフォスファターゼ処理により
5’−末端のリン酸を除去し、その後フェノール・クロ
ロホルム(1:1)で抽出しエタノールで沈殿させて、
開裂pNP35を回収した。実施例2で記載したように
lacZ遺伝子をこの回収したpNZ35に連結し、p
NP1035−Hを作製した。このプラスミドを用いて
実施例3と同様にして組み換え体fNP1035−Hを
作製・純化した。実施例4と同様にしてSPF鶏に接種
してその発痘サイズを親ウイルスであるNP株と比較し
たところ、fNP1035と同様に、発痘の推移はNP
株と同様であった。このことは、pNP35の非必須領
域の挿入部位としては、ClaI以外に、HpaIも使
用できることを示しており、配列番号1に示された非必
須領域が外来遺伝子が挿入されても生体内での増殖低下
が起こらないゲノム領域として有用であることが再確認
された。
【0036】
【発明の効果】かくして本発明によれば、外来遺伝子が
挿入されても生体内での増殖低下が起こらないゲノム領
域に外来遺伝子が挿入された組み換えAPVが得られ、
この組み換えAPVは移行抗体を保有する鶏に対しても
有効なワクチンとして機能する。
【0037】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:5055 配列の型:核酸 鎖の数:1本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:genomic DNA 起源 生物名:鳩痘ウイルス 株名:NP株(鶏痘生ワクチン株) 配列 GAATTCTAGA TATTTCAGTA TTGCCATTTT CTATAGCGCA GTGCAAAAGA GAACACCCAT 60 ATTCATTAAT CATATTCGGG TCCGAGTCAT TGTCTTTTAA AGCTTTAATA ACATCAGAAA 120 CACAGCCAGA TTCGATAGCC TCAAATACCT CCATGTTGTG TAATATTAGT AGTATCCGTG 180 TATGTACACC GGATGTACCA AGCGATATAA AAATGATTAA AATTTCAATT TTTATTTAAC 240 ATTAGGATGT CTATTTCATA ATCCCGTTAT TAGTAGTTAG TGGTTAGTAA GTACCATATT 300 ACTACTAATA AGATAAAAAA TAAAACTGCT GATGTACAGT TTATACCCAT AATGAAATTA 360 TTTATAAAAT CCTCAGCCAT GGAAATAATG AAATGATACA ACCAATTCAT ATACAATGTT 420 TATTTATAGG ATCTATTATG AATTAATATT TTTTTACTTT TTAACTAAAC GCGATTTAAT 480 AAATCTACTA TAGTATCAAT ATTATTTCAA ATAATAAAAA AATATTATAC GGTTAGTAAT 540 GTACTTTAAT GTATACCAAA ATAAAATCTA ATAGAGTAAT GTCTTTTTAA TTTCATATAT 600 ATCATTAGGA TTTATACATT TAATTGGGTA TTCAGTTCCA TAACCTCTAT AATTATCATC 660 AGTAGCCTTA AACATTTCTT CTTTATTAAC ATACTTACAT TTATTGGTAT CGTTCATGTT 720 AGATTTCAAA TCGTCAGTAT ATACTAAAGG TGCCATTGCC AAACAGAACT CTTCTTGGGA 780 TAGTTCATCT ACATAAAATT TACCATCGCT GTCTACCATA CCAAGAAATT CATTTCTTGT 840 AGTATATTGG ATACATCCAG AAACATACTC TATATCAGAA TTTAAACATC CTATGAATAT 900 ATTCATTATA ATACATGATG TCATAAACTT ACATTTAGTG TCGTAATCGA ACACCTTTAA 960 TATCGATTCC GGAGTAGTTT TAGTTCCATT TACCTGCATG AATACCATGC TATCAGTAAC 1020 TGGAGTTACT GTATTAAAGC ATGATTTGAT TTCACTACTT ATTTCACGTA GTATAACCAT 1080 TATTGTAAAG TGTAGTAGTT ATATATTATT CTGTAATAAG GAATTAATTT GCTAGTTGGG 1140 TTATAAAACG TTCTAGATAA ATCTATTAAT AATTCATTTT TATATATGTT ACTCGGAAGA 1200 AATTACTATT TACTAGTTAA TTATAGAATA GATAAGTCTT AATAATTTAC TTTTAGTATT 1260 ACTCGGAAGA AATTACTATA GTTGACTGTA TAAACATTAT AAGAAAGAAT AAATTCAAAA 1320 ATATTTATAA AATAAATATT CTACCATCTT CCGTAAACAT CTTTATATTC TGTTACTAGG 1380 TATTCTTTTC CTACATATCT TACAGGAAAT TCTCTGGCGT GTGTATCATT AAGCCAATAT 1440 CTACAATATG GAATTTCGAC ATGGCCGATG ACACTTTCGT TTACCTTTAT ACTTGTGTAT 1500 CTGTAATCCA CCACATTTTG TGTGAAGCCC TGCGGTCTTT CGTATGACAT TACACCTCCT 1560 GTTACTATAC CGGTTACTCT CCATCTAGGA TTGCCGTAAT TACTTCCTAC GAAGCAAGTT 1620 ATCTTGGTTT CGTTTTCATG TTTTTCTAGT AGATAGGTTA TACCTTCTTT TTTAATTTCG 1680 ATACATCTTT GATACGTTTC CTCTTTCCCA GAAGCAGTAA GTAGTACACA GGTAAAGCAC 1740 AAACTTTGAG GACCTGTTTT TTTAACTGTA AAAGTAGAAG TATCTCCACT AACAGTTACT 1800 TCATATATAT CTCTATAAGG ACTAGGAACA TAATTGAAAG CGTTAAGTCC GTTACCTCCT 1860 ACCTGCTCTT GGGCTACCAT AATCCCATCG CTGCCTCTCC AAGTAGCTCT TGATATTCCT 1920 TCTCCGTATT CGGTTCTGCA TTGTAATTTT ACAGGGCTAC CCGGTACACC TTCTTCTCCA 1980 TAGATATTTT TCAAGCTAAA TGCTATTATA GTAATTGCTA GAAATAAATA ATTAGCCTTC 2040 ATCTTGATTG CTTTATATTA AACACTGGAT AATGTACGAG GATCACATAT AGTAGTTAAT 2100 ATACTTATTC ACTTTTTAAT TAAAAATGTA TTAATCTTAA AAAAATATCA AAAATTAAAC 2160 CAACCACCTC TTATAACGAG ATTTCTGTCC AGGTTCCATC AAAGATGATC CAGAGATCAG 2220 AACCACAGAA AGGTCCTGTA ATTTTTCATC GTAAGAAGTC ATAGATGCTA CATAATCTCT 2280 ACTTAGACCC AAGTAACTTA CCGTAAATAT TACTGTAGTA GTACAATCAG TGTAATTTGT 2340 ATTTGCTACT ATTTTTTTAC ATTCATTATC TTTCGAATAT TCTACCAATA CTTGAATATC 2400 TTCGTTCAAC TTCACACCAC CTGCTCTAAC ATCTACTTTT ACTTCGTGGT CTTCTATAGT 2460 TCTAGTCCTA TTTATTATAA AATCAATCAA ATCTTTATCT ACATTATCTA TAACATACGC 2520 ATCTACGTGA GGCATTACTC TGAGTTCTAT ACCGTGTCTG TAACTCTCTG TTCCGTTGTA 2580 ATAGAAGATA CATCTATAGC GACCTTCGTC ATTTCTGGAT GACCTTTTAG GAAGTTCAAC 2640 ATTATATTCT TTAACTGGAT CGTTACAATA GCATATACTG TCTTCTCCGG CATCATGTAT 2700 GTCAATAGTT GCCTTAAACG CGTTATTTTT CATGTTTCCT TTTACTACAA TCAGTTTAGT 2760 AGCGTGTCTG TCAGGTGGTA GAAGACAAGT CAAATTAACC ATTACATCGT TATGTACTAC 2820 CATAGTATAA GATCGACATT GTAGGAAGGT AGCCAATAAG AATAAAGAAA CTACGTACAC 2880 TTTTCCAGCC ATTATTTTTT TTACCAACTA CTAATAATGC TACACTAGTG TTAGTGTTAT 2940 ATTTATGTTT TTTCCTAATA ATATCTGGAA ATCGTTTTAA GATCTTCCAT AGATAAATTT 3000 GACAATATTA CTCTATGTAT CTCAGGAGAT AGTAGACACC ATCTGCTGCT ATGATCTTTA 3060 CTAGCGTATT CATTGATGAT CGATAACGTC AAGTCTATAG CTGTCTTCCT TTTTTCCATG 3120 TATTTTATAT GCTTCTTAAT AAAACAACGA AATATCCTTA TATTTTTAAG ATCTATCCTT 3180 CGTATACGTT TTATAGAATT AGTTAGACCA TCCAGTTTAT CTAATATCAG AACATCGTAC 3240 AAGGATATTT TCTTATCACC CGTATAAAAT ACATTGTCTT TCATAATGGA CAGTTCGTGT 3300 TCTATTTCAT CCTTTAATGC TTTGGTTTCT TTATAGTTGT TTACAAATCT CATATTACGT 3360 ATAAAACCTT GTTTCTTCTT TATAGAAGAG TCGTTTATCA CAGAAAAGTA TAAATATATT 3420 ACAGCAATGA ACACAGCAGG ATTATTACGG GCTTTATGAA TAGTGATGGG AGTATGAAAT 3480 CTATTCATAA AACACATATC CGCTCCGTGT TCTAACAGTA CGCGAGTACA TTCTTCACAC 3540 TTATTACGTA TAGCGTAAGT TAGTGCTGTA TTTTTATCAT AATCTGTTTG ATTAACGTCA 3600 GCTCCATTAG CTAATAAGTA TTTCATATTA CTTACTTTAC TTTCTCTAGA ACAAATCATT 3660 AAAGGTGTTA TCCCGTAATT ATCTAGTTTC GTTAACGTTA GCTCCGTTTT TTAGTAATAT 3720 CTTTATATTA CTAATCCTAG AGTACATACA GGCTAAATGT ATAGGTGTTT TACCGTATCT 3780 ATTTCTTACA TTAACATCAG CACCTTTATT AACAAGTAGT CTAGTAAGCC TAGAAGTATT 3840 TATAGAAACA GCCGCGTGTA TAGGGTACAT ATTACAAGCA TCGCATGATA CGTTTATATC 3900 CTTTATCTTC TTTAGCAGTT TTCTTGTAAT AGGTAAATTC CTTAATTCGT ATATACACAT 3960 GCAGAGTATA GAAATAGGTA GATAATGAAT AGGTAAACTA AGTATGTATG AGATAATACT 4020 ATAATACCTC TTACATATCG CTTCCATCAG TATATCGTTA CAACATCTTA TTTGAGCTCC 4080 GTGTTTAACT AGAATATTGA ATAATCTTAC ACCGTGTTTA CTAGACATTA TAGCGTATTT 4140 TAACATTGTA TATACATCTC CTATATCTGG ATCTGCGCCG TGGTTTAATA ATAAATTTAC 4200 CAGAGTAACA TTTTCTTGTT CTACAGCATG ATATAATGCA GTATGCGTGT TTTCGCATAT 4260 ACCCGTGTTA ACATCAACTC CTGCATCAAT GAATAACTTT ACTATTTTAG GACTATTAGT 4320 TTTAACGGCT TCTAAGAAAT AATCTTCTAA CATTGTATCT GTATCTACTA ATAAATTATT 4380 AGTTATAAAA TATTCTACTA GTTCTGTATT TCTAGCTCTA ATTGCGCACT TAATAGTAAT 4440 GTTTCGCATA TAATATAAAC TTGGATGTTT AGTTTCTTCC CATAGAATTT GACATAGGGG 4500 TATAGTACTA AAATATGAAT ATCCTGTAGC ATAACCGTTT TTAACACAAT ATGAACTACC 4560 CTTGTAAGAA TCTAATACGT AAGATCTACA CGCCATTTTC AAATCAGCGC CATGTTTTAT 4620 CAAAAGTTTT AGTATTTCTG TATATTTTTC TATATTATTT GCAGATGTTA GTAGACGCCT 4680 TATTCTTTTT TCGGGTTTAA CCGTTTTATT ATCATTATAT AACATCATCC TACCCCCTGC 4740 TAACACTATA GCTATGTTAA TGGGATGAGA TTTTATAGTT TCACCACCGT TAATAACCGC 4800 ACCGTTACCT AATAACATTT TTATTATATC TATATTCGAA TGTTCTATAG CAATATGTAA 4860 AGCAAGTAGT CTATTGCTAT CGTACATAAT TATTATGTCT TTATCTTCTT CTATCAATAC 4920 ACGAAGCCTG TCTACATTAT TTTCTTTTAA GATATTATGT AATGATAGCA AACGATCTGT 4980 AGCGTTGTGT CTGTAAACTA GCTTCATTTT TTCTGGAGTT ATACAAAGAT ACAGTGATTT 5040 TTAATATATG AATTC..... 5055
【0038】
【図面の簡単な説明】
【図1】lacZ遺伝子を発現する様々な組み換え体を
接種したSPF鶏での発痘サイズの推移を示したグラフ
である。
【図2】pNP35の非必須領域の制限酵素地図、サブ
クローン図、および欠失変異クローン図を示した説明図
である。
【図3】組み換え体で免疫したニューカッスル病に対す
る移行抗体保有鶏の発痘サイズの推移を示したグラフで
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(C12N 15/09 ZNA C12R 1:92)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アビポックスウイルスの増殖に非必須な
    ゲノム領域であって、当該領域に大腸菌由来のβ−ガラ
    クトシダーゼ遺伝子がワクシニアウイルス7.5Kプロ
    モーターとともに挿入された組み換えアビポックスウイ
    ルスの鶏体内での増殖性が前記β−ガラクトシダーゼ遺
    伝子挿入前のウイルスの鶏体内での増殖性と比して実質
    的に低下していない組み換えアビポックスウイルスが得
    られるゲノム領域。
  2. 【請求項2】 アビポックスウイルスの増殖に非必須な
    ゲノム領域であって、当該領域に大腸菌由来のβ−ガラ
    クトシダーゼ遺伝子がワクシニアウイルス7.5Kプロ
    モーターとともに挿入された組み換えアビポックスウイ
    ルスの鶏体内での増殖性が前記β−ガラクトシダーゼ遺
    伝子挿入前のウイルスの鶏体内での増殖性を100とし
    たとき、その90%以上である組み換えアビポックスウ
    イルスが得られるゲノム領域。
  3. 【請求項3】 アビポックスウイルスの増殖に非必須な
    ゲノム領域が、配列番号1に示されたEcoRI断片で
    ある請求項1または2のいずれかに記載されたゲノム領
    域。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載されたア
    ビポックスウイルスの増殖に非必須なゲノム領域に、外
    来遺伝子を挿入した組み換えアビポックスウイルス。
  5. 【請求項5】 アビポックスウイルスが鶏痘ワクチン株
    であるところの請求項5記載の組み換えアビポックスウ
    イルス。
  6. 【請求項6】 アビポックスウイルスが鶏痘ワクチンの
    鳩痘中野株であるところの請求項4または5記載の組み
    換えアビポックスウイルス。
  7. 【請求項7】 外来遺伝子が、鳥類の病原体の抗原タン
    パク質をコードする遺伝子である請求項4〜6のいずれ
    かに記載された組み換えアビポックスウイルス。
  8. 【請求項8】 外来遺伝子がニューキャッスル病ウイル
    スの抗原タンパク質をコードした遺伝子である請求項7
    記載の組み換えアビポックスウイルス。
  9. 【請求項9】 外来遺伝子がニューキャッスル病ウイル
    スのF抗原とHN抗原をコードした遺伝子である請求項
    8記載の組み換えアビポックスウイルス。
  10. 【請求項10】 請求項4〜9のいずれかに記載された
    組み換えアビポックスウイルスを有効成分とするワクチ
    ン。
  11. 【請求項11】 ニューキャッスル病ウイルスに対する
    抗体を産生する組み換えウイルスを有効成分とする抗ニ
    ューキャッスル病ワクチンであって、 ニューキャッスル病ウイルスの赤血球凝集抑制抗体価
    が少なくとも4以上である3日齢の雛鶏から成る当該価
    平均が16以上32以下である鶏群に、 前記組み換えウイルスを1×104プラーク・フォー
    ミング・ユニットを接種し、 接種から3週間後に強毒ニューカッスル病ウイルス佐
    藤株3×104プラーク・フォーミング・ユミットを鶏
    腿筋肉に接種し、 その2週間後の被攻撃鶏の生存率が80以上%である
    ことを特徴とする抗ニューキャッスル病ワクチン。
  12. 【請求項12】 組み換えウイルスが請求項9記載の組
    み換えアビポックスウイルスである請求項11記載の抗
    ニューキャッスル病ワクチン。
  13. 【請求項13】 アビポックスウイルスゲノムを任意に
    切断し、得られたゲノム領域に大腸菌由来のβ−ガラク
    トシダーゼ遺伝子がワクシニアウイルス7.5Kプロモ
    ーターとともに挿入されたベクターを用いて組み換えア
    ビポックスウイルスを作製し、当該組み換えアビポック
    スウイルスを鶏に接種し、接種鶏体内での当該組み換え
    アビポックスウイルスの増殖性を指標として、前記β−
    ガラクトシダーゼ遺伝子挿入前のウイルスの鶏体内での
    増殖性と比して実質的に低下していない組み換えアビポ
    ックスウイルスを与える組み換えアビポックスウイルス
    の増殖に非必須なゲノム領域の選択方法。 【0001】
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