JPH10285204A - 相互接続イーサネットおよび1394ネットワーク - Google Patents

相互接続イーサネットおよび1394ネットワーク

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JPH10285204A
JPH10285204A JP10086686A JP8668698A JPH10285204A JP H10285204 A JPH10285204 A JP H10285204A JP 10086686 A JP10086686 A JP 10086686A JP 8668698 A JP8668698 A JP 8668698A JP H10285204 A JPH10285204 A JP H10285204A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イーサネット(Ethernet)ネットワークと13
94ネットワークの相互接続が容易に行えるネットワー
ク構成が求められている。 【解決手段】 第1の1394ネットワーク媒体および
それとは別の型の第2のネットワーク媒体(例えば、イ
ーサネットネットワーク)は、それぞれ対応する複数の
ホストコンピュータ(H1からH3およびH5からH
7)に結合されている。そのネットワーク構成は、さら
に、第1のネットワーク媒体と第2のネットワーク媒体
の両方に結合されたリンク層ゲートウェイコンピュータ
(H4)を有する。そのリンク層ゲートウェイコンピュ
ータは、第1のネットワーク媒体に結合された送信元か
らのデータパケットを、第2のネットワーク媒体に結合
された送信先に通信するように動作し得る。さらに、第
2のネットワーク媒体に結合された送信元からのデータ
パケットを、第1のネットワーク媒体に結合された送信
先に通信するように動作し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータおよ
びコンピュータネットワークに係り、特に、イーサネッ
ト(Ethernet)ネットワークと1394ネットワークの相
互接続に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、データ通信は近代コンピューティ
ングの主要部をなしており、広範囲のネットワークにつ
いて利用されている。このデータ通信は、ビジネス、科
学、個人用、または純粋に娯楽用等の様々な用途に使用
される。ユーザ間でデータをやり取りするための様々な
媒体もまた増えてきている。そのような媒体として、ワ
イドエリアネットワーク(WAN)の他にローカルエリ
アネットワーク(LAN)がある。
【0003】LANまたはWANの定義の間にはほとん
ど明確かつ公式な決まりはないが、LANは、例えば、
狭い領域、ビル、共同ビル内等のかなり局所的なデータ
通信に対するものであり、一方WANは、国家間あるい
は世界に渡るかなり遠距離のデータ通信に対するもので
あると、一般的に受け止められている。いずれにせよ、
データ通信ネットワークの存在は、現在では非常に一般
的であり、近い将来生活の一手段となるであろう。イン
ターネットワークデータ通信の採用および普及によっ
て、過去数年に渡って、様々な型のネットワークが発展
し、インターネットワーク通信、すなわち、2以上のネ
ットワークに接続されたホストコンピュータ間の通信を
可能にさせてきた。これらのネットワークは、ほとんど
の場合異種の機構であリ、ネットワークレベルにおい
て、一方のネットワークが、他方のネットワークとは異
なる様々な働きをする。従って、異なる型のネットワー
ク上にあるホストコンピュータの間で通信を行えるよう
に、様々な政府機関や組織が規格技術を創り出してい
る。ここで、ホストレベルにあるそのような通信は、同
種のネットワークを形成するようになる。これらの通信
技術は、プロトコルとして知られ、ネットワーク媒体内
ではなく、各ホスト内で実施されることが多い。さら
に、そのようなプロトコルは、プロトコルハンドリング
が、ホストのアプリケーションレベルとそれぞれのネッ
トワークへのホストの物理的接続との間で生ずるよう
に、順序良く配置されている。いずれにしても、プロト
コルは、詳細なネットワークハードウェアをユーザから
見えない状態において、異なる型のネットワーク上のコ
ンピュータをそれらの型のネットワークとは独立に互い
に通信を行うことができるようにさせる。
【0004】1つのかなり普及しているネットワークプ
ロトコルとして、TCP/IPが知られている。ここ
で、この名前は、プロトコルにおいて使用される2つの
規格の組み合わせである。第1のプロトコルは、輸送制
御プロトコルの略語であるTCPである。第2のプロト
コルは、インターネットワークプロトコルの略語である
IPである。TCP/IPの名前は、これら2つの規格
を組み合わせたものであるが、実際に、これらの規格
は、TCPプロトコルがアプリケーションレベルに極め
て近く、IPプロトコルが物理的ネットワーク接続レベ
ルに極めて近いように、順序付けられたレベルで実装さ
れる。また、TCP/IPはよく知られており、そのプ
ロトコルは、情報パケットが異なる型のネットワークに
沿って送信され、受信されるようにさせる。TCP/I
Pに関する詳細な情報として、読者は、ダグラスE.カ
マー著“TCP/IPによるインターネット運用”第3
版、第I巻−第III 巻、1995、プレンティスホール
発行等の数多くの現代のそして商業的に利用可能な出版
物を見つけることができる。この文献は、本明細書に包
含される。
【0005】別の従来技術によれば、IPを用いてイン
ターネットワーク通信を可能とさせるためのある技術で
は、いわゆるルータを使用している。ルータは、2つの
異なるネットワークに物理的に接続されるコンピュータ
であって、一方のネットワーク上の送信元ホストコンピ
ュータから情報パケットを受信し、それを他方のネット
ワーク上の送信先ホストコンピュータに通信するもので
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ルータの使用
は、様々な複雑さをもたらすことに留意すべきである。
このプロセスは、技術的に知られているサブネッティン
グを用いて行われる。例えば、ルータの機能を使用する
ために、各ネットワーク上の各ホストコンピュータは、
インターネットワーク通信が望まれる時にルータのIP
レベルと通信を行うように、特にIPレベルで構成され
る。換言すれば、ホストコンピュータがインターネット
ワーク情報パケットを送信先ホストコンピュータに通信
しようとする場合には、そのホストコンピュータは送信
先ホストコンピュータのIP情報を含むように情報パケ
ットを形成し、さらにこの情報をルータのIP情報でカ
プセル化する。次に、ルータがそのカプセル化されたパ
ケットを受信すると、マルチレベルのIP情報から、そ
のパケットが最終的に別のネットワーク上の送信先ホス
トコンピュータに向けられているということを認識す
る。従って、ルータは、IPレベルにおいてさらに追加
の動作を行うことを要求される。例えば、そのルータ
は、パケットから外部IP情報を剥ぎ取り、それによっ
て送信先ホストコンピュータに関連するIP情報を残す
ように動作する。しかし、この剥ぎ取り動作は、検査合
計または情報パケットと共に含まれる他の適切な証明情
報を変化させることに留意されるべきである。従って、
ルータは、検査合計を再計算することをさらに要求し、
送信先ホストコンピュータ上にそのパケットを送る前
に、パケットに新たな値を含ませる。これらの複雑さに
加えて、ルータの機能は、通信のIPレベルにあるの
で、典型的には、コンピュータが上述の機能を実行する
ことを、コンピュータのオペレーティングシステムに含
ませる必要がある。しかし、オペレーティングシステム
の幾つかは、そのような機能を含んでいない。従って、
ルータ機能を与えるために、一層複雑なそして度々非常
に高価なオペレーティングシステムが必要とされるか、
またはIPを拡張してさらにルータ機能を含ませるため
に、そのオペレーティングシステムを書き換えるための
ソフトウェアプロバイダーが必要とされる。従って、い
わゆる当業者は、これらの複雑さと共にルータによって
実行されるインターネットワーク通信から起こる様々な
他の複雑さを理解するであろう。
【0007】上述事項に鑑みて、更なる型のネットワー
クが創造され、一般に普及したとき、そのようなネット
ワークと既存のネットワークとの間にインターネットワ
ーク構成を与える必要が生ずる。本発明の実施例は、そ
のようなニーズに関係するものであり、以下に詳細に説
明されるように、特にイーサネット(Ethernet)および
1394ネットワークとの関連を生ずるものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】一実施例においては、ネ
ットワーク構成が与えられている。ネットワーク構成
は、第2のネットワーク媒体のほかに1394ネットワ
ークである第1のネットワーク媒体を有する。第1およ
び第2のネットワーク媒体は、それぞれ対応する複数の
ホストコンピュータに結合されている。そのネットワー
ク構成は、さらに、第1のネットワーク媒体と第2のネ
ットワーク媒体の両方に結合されたリンク層ゲートウェ
イコンピュータを有する。リンク層ゲートウェイコンピ
ュータは、第1のネットワーク媒体に結合された複数個
のホストコンピュータの1つから選択された送信元ホス
トコンピュータからのデータパケットを、第2のネット
ワーク媒体に結合された複数個のホストコンピュータの
1つから選択された送信先ホストコンピュータに通信す
るように動作し得る。さらに、そのリンク層ゲートウェ
イコンピュータは、第2のネットワーク媒体に結合され
た複数個のホストコンピュータの1つから選択された送
信元ホストコンピュータからのデータパケットを、第1
のネットワーク媒体に結合された複数個のホストコンピ
ュータの1つから選択された送信先ホストコンピュータ
に通信するように動作し得る。他の回路、システム、お
よび方法もまた開示され、請求されている。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施例に係るコン
ピュータインターネットワーク構成10を示している。
インターネットワーク構成10は、2つの独立したコン
ピュータネットワークを含む。特に、本実施例では、イ
ンターネットワーク構成10は、イーサネット通信網と
IEEE1394通信網(以下、1394ネットワーク
と称す)を含む。これらの種類のネットワークは、従来
から公知のものである。イーサネット技術は、1970
年代初頭に開発され、世界中のネットワークで広く普及
しているものとなっている。さらに、イーサネット技術
は、イーサネット信号を通信するのに用いられる通信媒
体(例えば、同軸ケーブル、細線イーサネットケーブ
ル、ツイストペアケーブルなど)の違いや、イーサネッ
ト通信媒体とネットワークに接続されるホストコンピュ
ータとのインターフェースとの間の電気的接続方式の違
いによって、様々な形で実現されている。1394ネッ
トワークは、1990年代に発表されたIEEE規格に
基づくものであり、バスに接続されたコンピュータのほ
か、音響機器、映像機器あるいはオーディオビジュアル
機器(例えば、ビデオカセット録画装置、カメラ、マイ
ク、表示装置など)のような様々な機器の通信を想定し
た高速シリアルバスを指向したものである。
【0010】図1の各ネットワークは、多数のホストコ
ンピュータに接続されている。例えば、イーサネット
は、H1からH4の4つのホストコンピュータに接続さ
れ、1394ネットワークは、H4からH7の4つのホ
ストコンピュータに接続されている。ここで重要なこと
は、より明確に以下で説明する理由のために、ホストコ
ンピュータH4は、ネットワーク構成10のこれら2つ
のネットワークの両者に接続されているということであ
る。他のホストコンピュータは、各々、2つのネットワ
ークのいずれか一方にのみ接続されている。さらに、図
1に示したホストコンピュータの数は、一例であり、イ
ーサネットまたは1394ネットワークに接続されるホ
ストコンピュータの数は、この数以外の組み合わせであ
ってもよい。1394ネットワークについては、上記の
音響/映像機器のようなコンピュータ以外の機器も、ネ
ットワークに接続することができる。
【0011】インターネットワーク構成10は、特定の
構成の全体を表すか、あるいは、様々な種類のネットワ
ーク構成の一部もしくは広域に及ぶ構成であってもよ
い。例えば、インターネットワーク構成10の全体が、
会議室のような単一の部屋の中に収まるものであっても
よい。従って、以下に述べる技術によって、ユーザは自
分のホストコンピュータをインターネットワーク構成の
いずれかのネットワークに接続して、会議室内のネット
ワーク通信に加わることができる。さらに、2つの異な
る種類のネットワークによって、ユーザは、2つのネッ
トワーク構成のどちらに自分のホストコンピュータを接
続するかについて選択することができる。例えば、ユー
ザのホストコンピュータは、イーサネットとのみ接続で
きるハードウェア(例えば、インターフェース装置)か
ら構成されている場合もある。従って、以下説明する詳
細図からわかるように、ユーザは、自分のホストコンピ
ュータをインターネットワーク構成10のイーサネット
に接続することができ、これにより、1394ネットワ
ークとそこに接続されている機器と通信することが可能
となる。いずれにせよ、図1の柔軟な構成は、小規模な
ネットワーク環境のほか、大規模なLANにも適用する
ことができる。さらに、インターネットワーク構成10
に含まれる2つのネットワークの一方あるいは両方は、
建屋全体から建屋の間、さらに、遠方に至る範囲にまで
拡張することができ、本実施例は、WANの分野でも適
用することができる。
【0012】図2は、インターネットワーク構成10で
のホストコンピュータH1からH3、H5からH7にお
けるデータ通信の階層構成を表すブロック図である。本
図の階層構成は、従来技術において既知のものである。
図1に示した本発明の実施例および図2以降で述べる特
徴について説明する背景を与えるため、まず、図2に示
すデータ通信の階層構成の3つのレベルについて説明す
る。
【0013】データ通信の階層構成の最下レベルには、
ネットワークインターフェース回路が配置され、これ
は、通常、コンピュータカードとして形成され、図2で
は、NICと略記する。NICは、ホストコンピュータ
のマザーボードバスと対応するネットワーク媒体との間
のハードウェアインターフェースを表し、リンク層と称
されるものである。NICは、ハードウェア実アドレス
をもっている。例えば、イーサネットでは、各々のNI
Cには、ユニークな48ビットの数値が、イーサネット
アドレスとして割り当てられる。言い換えるならば、イ
ーサネットNICの製造者は、このアドレスを物理的な
ハードウェアに割り当て、このハードウェアは、以降、
この独特な数値を保持して、他のイーサネット物理アド
レスと区別される。他の例として、1394ネットワー
クでは、各NICは、1394ネットワークのリセット
時にハードウェアの物理アドレスに割り当てられる物理
層を表わす。ハードウェア物理アドレスは、1394ネ
ットワークの分野では、しばしば、ノードIDとして参
照される。1394ネットワークのリセットによって、
ネットワークが起動される。この動作は、その後、機器
が1394ネットワークに追加された任意の時点で、つ
ねに繰り返される。すなわち、1394ネットワーク
は、新たな機器をネットワークに追加する際には、ネッ
トワークを停止する必要のない、“ホットプラグ”が可
能である。機器のホットプラグインの動作によって、1
394ネットワークに接続された各NICには、ハード
ウェア物理アドレスが割り当てられる。更に、通常、N
ICは、ホストコンピュータ内の通信の最上位レベルに
到達できるデータを、ネットワーク上を流れる情報をフ
ィルタして選択することができる。すなわち、いくつか
のネットワークでは、ネットワーク上を流れるデータパ
ケットは、ネットワークに接続された機器の一つのNI
Cに対応したハードウェア物理アドレスなどの、なんら
かのコード型を有している。従って、(データパケット
に含まれる)物理アドレスに一致したアドレスをもつN
ICは、そのデータパケットを、最上位レベルを通し、
NICを搭載したホストコンピュータのデータ通信の次
の上位レベルに到達させる。NICでのこの種の制御
は、プログラム化が可能である。さらに、ネットワーク
を流れるある型のデータパケットでは、一つ以上のホス
トコンピュータのNICが、対応するパケットを、各ホ
ストコンピュータでの最上位レベルの一段下のデータ通
信レベルに到達させるようなコードを、パケットに含ま
せることが可能である。例えば、ネットワーク上の通信
は、すべてのホストコンピュータが通信データを受信で
きるようにネットワークを動作させる時には、しばし
ば、“ブロードキャスト通信”と呼ばれる。従って、通
常、ネットワーク上の各ホストコンピュータのNIC
が、ブロードキャスト通信パケットを、各ホストコンピ
ュータでの最上位レベルの一段下のデータ通信レベルに
到達させるように、ブロードキャスト通信は、必要な型
のコードを含むものになっている。さらに、物理アドレ
スと対応コードへのNICの応答動作についての他の例
は、公知の技術である。
【0014】図2に示したデータ通信階層構造の中間レ
ベルには、ホストコンピュータのオペレーティングシス
テムに共通に組み込まれたプロトコルハンドラーが配置
されている。例えば、マイクロソフト社により供給され
ているウインドウズ95(Windows 95)オペレーティン
グシステムは、図2に示すプロトコルハンドラーを含ん
でいる。特に、このプロトコルハンドラーは、インター
ネットプロトコル“IP”および伝送制御プロトコル
“TCP”を含んでいる。各プロトコルについては、発
明の背景にて前述したところである。図2には図示して
はいないが、発明の背景にて説明したように、IPおよ
びTCP規格では、通常、TCPプロトコルはアプリケ
ーションレベルに近く、またIPプロトコルは物理ネッ
トワーク接続レベルに近くなるよう、順序づけられたレ
ベルで実装される。この順序づけにより、ネットワーク
から受信される情報のパケットは、まず始めに、IP規
格に従って検証され、次に、図2に示したTCP規格の
ような、IP規格を包括する規格に従って検証される。
また、他の方法として、本発明の実施例の趣旨を逸脱す
ることなく、TCP以外の規格を図2に用いることもで
きる。例えば、データパケットが送信先によって受信さ
れることを保証することが望ましい場合や、データブロ
ックの正確な伝送と受信を保証するために、サイズの大
きなデータブロックを独立したパケットに分割するよう
な場合には、TCPを用いることが望ましい。しかし、
他の方法として、データパケットの所定の送信先で実際
にデータパケットを実際に受信したことを保証する必要
のない場合や、送信先となる単一のホストコンピュータ
上で動作する一つ以上のアプリケーションプログラムに
データパケットを送信することが望ましい場合には、公
知の“UDP”を用いることも可能である。また、UD
Pは、しばしば、TCPの代替としてではなく、TCP
の拡張として扱われる場合がある。このような場合に
は、TCP、UDPあるいは、付加的なプロトコルは、
IP規格と関連して動作するデータハンドリングの付加
的な層を表わすものとなる。
【0015】図2に示したデータ通信階層構造の最上位
レベルの説明に進む前に、「各ホストコンピュータは、
ハードウェア物理アドレス(以下、“HPA”と称す)
に対応したNICとIPとを含む」という概念を導入し
たことを申し添えておく。実際、後で詳細するようにI
P規格に準拠したコンピュータは割り当てられたIPア
ドレス(以下、“IPA”)を有することは、公知であ
る。従って、各ホストコンピュータは、関連づけられた
HPAとIPAを有する。以下の説明を簡単にするた
め、下記の表1に示すように、インターネットワーク構
成10の各ホストコンピュータにIPAとHPAの名称
を任意に割り当てるものとする。
【0016】
【表1】
【0017】表1において、便宜上、ホストコンピュー
タの引用数値を、そのコンピュータのIPAおよびHP
Aの識別記号に付している。例えば、表1の第1のコン
ピュータは、引用数値”1”を用い、これによりIPA
の値はIPA1とし、HPAの値はHPA1としてい
る。この便宜上の記述の仕方は、以下、様々な例に共通
に用いることにする。
【0018】図2において、図示したデータ通信階層構
成の最上位レベルは、通常、インターネットワーク業務
に用いられるアプリケーションプログラムである。例え
ば、インターネットワーク業務のために、電子メール、
ファイル転送、遠隔ログインといった様々なアプリケー
ションプログラムが普及している。これらのアプリケー
ションプログラムは、一例である。更に、図2は、単一
のアプリケーションプログラムについてのみ図示してい
るが、複数のアプリケーションプログラムを、マイクロ
ソフト社のウインドウズ95オペレーティングシステム
により提供されるようなマルチタスク環境をもつコンピ
ュータで実行することも可能である。このような環境で
動作するアプリケーションは、TCP/IPのようなプ
ロトコルによって、他のアプリケーションと通信するこ
とができる。これらのプロトコルによって、プログラム
の違いや通信しあうホストコンピュータのハードウェア
の差によらずに、異なる製造者により作成されたアプリ
ケーション同士が、相互に通信できるものとなる。
【0019】ホストコンピュータH1からH3、H5か
らH7のいずれかのデータ通信階層構成の第3のレベル
については、各々のコンピュータのこれらのレベル間で
双方向で結合するようになっている。従って、その対応
するネットワークと通信するアプリケーションプログラ
ムについては、データパケットは、TCPプロトコルか
その通信レベルのほかのプロトコルに従って編成され、
更に、ホストコンピュータのIPに従って組織化され、
最後に、もし適切と判断される場合には、ネットワーク
媒体の上でパケットを通信するNICによって変更され
る。反対に、もしパケットがネットワーク上でホストコ
ンピュータにより受信されたならば、パケットは、ま
ず、NICレベルで解析され、次にIPレベルで解析さ
れ、更に、もしNICレベルおよびIPレベルを通過し
たならばTCP(あるいは他のプロトコル)レベルでの
解析が進められ、最終的に、パケットは、アプリケーシ
ョンプログラムに到達する。
【0020】図2に示したホストコンピュータ階層構成
の従来技術について前述したが、図3は、本発明の実施
例による、インターネットワーク構成10中のホストコ
ンピュータH4のデータ通信の階層構成を示すものであ
る。ある点では、図3の階層構成は、図2の構成とよく
似ているが、図3の構成では、2つの異なるネットワー
クへの接続が可能なようになっている点が違う。例え
ば、図3の階層構成の最下位レベルでは、ホストコンピ
ュータH4は2つのNICを含み、一方はイーサネット
に接続するもので“ イーサネットNIC”と呼び、他
方は1394ネットワークに接続するもので“1394
NIC”と呼ぶ。階層構成の中間レベルでは、イーサネ
ットNICと1394NICが、それぞれ疎方向で対応
するプロトコルハンドラーに接続されており、各々のプ
ロトコルハンドラーは、ホストコンピュータのオペレー
ティングシステムに組み込まれているものである。更
に、これらのプロトコルハンドラーは、IP規格を含む
ことが望ましい。更に、各々のプロトコルハンドラー
は、実質的にIP規格の上位規格となる少なくとも一つ
の付加的な規格を含むものとなっており、図3に示した
例では、この付加的な規格をTCPとして構成してい
る。更に、TCP規格以外の規格(例えば、UDP他)
も、本発明の実施例の趣旨を逸脱しない範囲で、図3の
構成に用いることができる。いずれにせよ、2つの異な
るネットワークに対応するためには、オペレーティング
システムのIPプロトコルハンドラーが、イーサネット
データパケットあるいは1394データパケットのプロ
トコルを正しく扱えることが前提となる。図3の階層構
成の最上位では、各プロトコルハンドラーが双方向で一
つ以上のアプリケーションプログラムと結合している。
更に、図2の場合には、これらのプログラムは、ネット
ワーク構成を通してデータパケットを通信しあうプログ
ラムの種類を表している。
【0021】前述の図3中のブロックのほかに、ホスト
コンピュータH4は、更に、イーサネットおよび139
4プロトコルと同一の階層レベルに位置するリンク層プ
ロトコルを含んでいる。この階層的な構成要素の編成順
序とリンク層の動作については、図4および図5を引用
してのリンク層プロトコルの動作手順の説明からより理
解が深まるものとなる。しかし、この点については、本
発明の実施例においては、リンク層プロトコルはホスト
コンピュータのオペレーティングシステムの一部ではな
く、従って、オペレーティングシステムプロトコルとは
独立して動作するものとなる。この方式は、多くの利点
を生み出すことになる。例えば、後述の機能は、ホスト
コンピュータのオペレーティングシステムを書き直した
り、複雑化する必要なく、実現できることが挙げられ
る。更に、リンク層プロトコルは、オペレーティングシ
ステムのベンダーに依存することなく、提供できるもの
となる。例えば、一実施例として、後述のリンク層プロ
トコルの機能は、Windows95オペレーティング
システムを組み合わせることによって、オペレーティン
グシステムの性能を改善しつつもオペレーティングシス
テムになんら変更を加える必要のない形で実現すること
が可能となる。他の例については、本技術分野に精通し
た者であれば、容易に思い付くことができる。
【0022】ホストコンピュータH4のリンク層プロト
コルについて概説したが、図4および図5に示される処
理ステップを詳説する前に、リンク層プロトコルの全体
的な機能と図1に示したインターネットワーク構成10
と関連した点について説明する。図1に示すように、本
実施例では、ホストコンピュータH4は2つの異なる種
類のネットワーク、すなわちイーサネットと1394ネ
ットワークに接続していることを再確認してほしい。よ
り詳細には後述するところによるものではあるが、ホス
トコンピュータH4のリンク層プロトコルによって、こ
れら2つのインターネットワークでデータパケットを通
信することが可能となる。すなわち、一方のネットワー
クのホストコンピュータは、リンク層プロトコルを介し
て、他方のネットワークのホストコンピュータとデータ
パケットを通信することができる。例えば、ホストコン
ピュータH4のリンク層プロトコルによって、イーサネ
ットに接続されたホストコンピュータH1は、1394
ネットワークに接続されたホストコンピュータH6とデ
ータパケットを通信できる。この視点に立って、図3に
示したレベル間の接続がある場合の例を考えてみる。本
例をホストコンピュータH1がデータパケットを送信す
ると、すぐにそのパケットは、ホストコンピュータH4
のイーサネットNICによってイーサネットから受信さ
れる。しかし、以下に詳述されるように、イーサネット
からパケットを受信した時、ホストコンピュータH4の
リンク層プロトコルは、そのパケットは1394ネット
ワーク上のホストコンピュータ、すなわち、本例では、
ホストコンピュータH6に向けたものであることを検出
する。この検出結果に対応して、ホストコンピュータH
4のリンク層プロトコルは、データパケットを1394
NICに転送する。リンク層プロトコルは、ホストコン
ピュータH4のアプリケーションプログラムとは結合し
ていないため、このように転送されるパケットは、ホス
トコンピュータH4のプログラムには到達しないものと
なる。1394NICがパケットを受信した直後、13
94NICはデータパケットを1394ネットワークに
送出する。その後、ホストコンピュータH6がデータパ
ケットを受信し、データパケットに含まれるデータおよ
びプロトコル制御手順に対して適切な方法でホストコン
ピュータが応答する。上述したイーサネットから139
4ネットワークへのデータ通信は、一例に過ぎず、他に
もインターネットワーク構成上を同一方向に送出するも
のや、1394ネットワーク側からイーサネットへデー
タ通信するものが可能である。後者の例として、ホスト
コンピュータH4のリンク層プロトコルを用いて、13
94ネットワークに接続したホストコンピュータH5
が、イーサネットに接続したホストコンピュータH2と
データパケットを通信することも可能である。更に、本
例を考えると、まず、ホストコンピュータH5がデータ
パケットを送信した直後に、ホストコンピュータH4の
1394NICによって1394ネットワークからパケ
ットを受信する。次に、ホストコンピュータH4のリン
ク層プロトコルが、データパケットはイーサネットのホ
ストコンピュータ、本例では、ホストコンピュータH2
に向けて送出されたものであることを検出する。この検
出結果に対応して、ホストコンピュータH4のリンク層
プロトコルが、データパケットをホストコンピュータH
4のイーサネットNICに向けて送る。ここでは、ホス
トコンピュータH4のアプリケーションプログラムに
は、データパケットは一切到達しない。ホストコンピュ
ータH4のイーサネットNICがデータパケットを受信
すると、イーサネットNICはそのデータパケットをイ
ーサネットワークに送出する。その後、ホストコンピュ
ータH2は、データパケットを受信し、データパケット
に含まれるデータおよびプロトコル制御手順に対して適
切な方法で応答する。
【0023】図4および図5は、一般的に記号20で記
した方法のフローチャートを示し、ホストコンピュータ
H4のリンク層プロトコルの動作の詳細なステップを含
むものである。これらの各ステップを詳説する前に、前
述の表1が、インターネットワーク構成10の中の各ホ
ストコンピュータに対応したものとしてのIPAの考え
方を導入したことを確認する。この考えの導入によっ
て、本実施例では、リンク層プロトコルは、図4および
図5の処理ステップを実行する前に、1394ネットワ
ークに接続されたホストコンピュータの各々のIPAを
認識することが望ましい。従って、これらのIPAは、
より明確に後述する理由によって、リンク層プロトコル
からアクセスできるようなIPAテーブルに格納されて
いることが望ましい。このIPAテーブルは、多様な方
法によって作成することができる。例えば、ある方法で
は、なんらかのソフトウェアインターフェースを介し
て、1394ネットワークに接続されたホストコンピュ
ータのIPAを、ホストコンピュータH4のIPAテー
ブルに手作業で入力することも可能である。他の例で
は、1394ネットワークのリセット処理が行われたタ
イミングで、何らかの種類の問い合わせ機能を実行し、
それによって1394ネットワークに接続されたホスト
コンピュータが、リンク層プロトコルを有するホストコ
ンピュータに、そのIPAを通知するやりかたもある。
いずれにせよ、IPAテーブル中のデータが利用できる
ことが前提となって、リンク層プロトコルは、以下に説
明する様々な方法によって実行できるものとなる。
【0024】図4および図5の方法20では、ステップ
22から処理が開始され、そこでは、リンク層プロトコ
ルが、イーサネットあるいは1394ネットワークの一
つから、データパケットを受信する。方法20は、ホス
トコンピュータH4の公知のプロトコル、すなわち、イ
ーサネットTCP/IPあるいは1394TCP/IP
のプロトコルの動作を表わすものでも、その動作に影響
を与えるものでもない。従って、ステップ22で示され
るように、リンク層プロトコルが、イーサネットあるい
は1394ネットワークの一つから、データパケットを
受信する間には、イーサネットTCP/IPあるいは1
394TCP/IPのプロトコルは、そのデータパケッ
トを同様に受信し、以下の例で概説する公知の方法のよ
うに、そのデータパケットに対して応答する。
【0025】ステップ24は、受信されたデータパケッ
トが、IP規格のもとで公知のアドレス解決プロトコル
“ARP”要求のようなアドレスペアリング要求である
か否かを判定する。もしそうであるならば、方法20は
ステップ26に進む。そうでない場合には、発行された
パケットはアドレスペアリング要求ではないため、方法
20はステップ28に進む。
【0026】ステップ26を詳述する前に、一般的なア
ドレスペアリング要求の例である、ARP要求について
概説する。イーサネットや他のネットワークの種類で用
いられるようなIP規格のもとでは、ARP要求は、同
一のネットワークに接続する送信先ホストコンピュータ
(データの送信先)を決定するために、送信先ホストコ
ンピュータをそのIPAによって指定する要求として、
送信元ホストコンピュータ(データの送信元)により発
行される。従って、もし、送信元ホストコンピュータ
が、同一のネットワーク上の送信先ホストコンピュータ
のHPAを確認しようとする場合には、送信元ホストコ
ンピュータは、ARP要求をネットワーク上にブロード
キャスト(同報通信)する。ここでARP要求は、指定
する送信先ホストコンピュータの送信先IPAを含んで
いる。ここで、“ブロードキャスト要求”とは、ARP
要求の場合、各NICによって要求が対応するIPプロ
トコルハンドラーに渡されることを意味している。しか
し、公知の技術では、ARP要求に含まれる送信先IP
Aと一致するIPAを有するホストコンピュータのみ
が、その要求に応答する。例えば、ホストコンピュータ
H1がARPをホストコンピュータH3に発行する場合
を考える。ホストコンピュータH2、H3およびH4の
各々はブロードキャスト応答を受け取り、各々のコンピ
ュータの対応するイーサネットNICは、その要求をそ
れらの対応するプロトコルハンドラーに結合するが、ホ
ストコンピュータH3はそのIPAばARP要求に含ま
れる送信先IPAと一致すると判定するため、ホストコ
ンピュータH3のIPプロトコルハンドラーのみがその
要求に応答する。この応答では、ホストコンピュータH
3のIPプロトコルハンドラーは、要求と同じ送信先I
PAを返すが、同様にそのHPAの値、HPA3も返
す。すなわち、ホストコンピュータH3は、ARP要求
に応答して、アドレスペアを与える。このアドレスペア
は、送信先IPAとホストコンピュータH3noHPA
とを含むものである。ホストコンピュータH1がARP
要求を発行したことにより、ホストコンピュータH1
は、アドレスペアを受信し、それをアドレスペアテーブ
ルに格納し、以降、テーブルの内容がリセットされるま
では、IPA3として発行されたIPAの値は、ホスト
コンピュータH3のHPA3に対応するものとして保持
される。
【0027】上記の、アドレスペアリング要求(例え
ば、ARP)についての導入説明は、単一のネットワー
クの範囲のものであった。しかし、ホストコンピュータ
H4のリンク層は、2つの相互結合したネットワークか
ら構成されていることに注意する。従って、ステップ2
6とそれ以降のステップでは、インターネットワーク構
成10中のイーサネットあるいは1394ネットワーク
のいずれか一方の送信元ホストコンピュータから、アド
レスペアリング要求が発行される可能性について考慮す
る。ここでは、送信先ホストコンピュータは、送信元ホ
ストコンピュータとは反対側のネットワークに位置して
いる。例えば、イーサネット上のホストコンピュータ
が、1394ネットワークに含まれるホストコンピュー
タのIPAを含むARP要求を発行することも可能であ
る。また他の例では、1394ネットワーク上のホスト
コンピュータが、イーサネットに含まれるホストコンピ
ュータのIPAを含むARP要求を発行することも可能
である。この後者の例では、1394という用語は、こ
の要求を記述するARPを必ずしも伴うものでなく、現
在整備中の1394規格の元手は、ある種類の類似のア
ドレスペアリング要求を用いて、1394ネットワーク
上のホストコンピュータが、同じ1394ネットワーク
上の他の機器にアドレスペアリング要求を発行できるこ
とは明確である。
【0028】次に、ステップ26では、アドレスペアリ
ング要求によって指定された、送信先ホストコンピュー
タのIPAが、ホストコンピュータH4のIPAと一致
するかを判定する。もし、IPAが一致すれば、方法2
0は、次の処理をステップ30に進め、一方、もし一致
しなければ、方法20は、次の処理をステップ32に進
める。これらの分岐先の各処理を、以下に説明する。
【0029】送信先IPAがホストコンピュータH4n
oIPAと一致することにより選択されたステップ30
は、単に、アドレスペアリング要求を無視するものであ
る。すなわち、方法20は、図3に示したリンク層プロ
トコルの動作であり、リンク層プロトコルは、図3に示
した2つのTCP/IPプロトコルブロックと同一のレ
ベルで動作する。この構成のもとでは、ステップ30が
選択され実行されると、イーサネットで受信さたアドレ
スペアリング要求は、ホストコンピュータH4のIPA
と一致することを確認されると、図3のイーサネットT
CP/IPプロトコルによって処理される。従って、独
立したリンク層プロトコルが要求に応答する必要はな
く、従って、リンク層プロトコルはイーサネットTCP
/IPの動作とは交渉をもたないことが事実上好ましい
ことになる。従って、リンク層プロトコルの動作の実施
例としては、ステップ30の処理結果は、図3のイーサ
ネットTCP/IPプロトコルが、アドレスペアリング
要求に応答できるようにすることである。ステップ30
の処理後、リンク層プロトコルが次のデータパケットを
受信し、適切な方法で応答するように、方法20は処理
をステップ22に戻す。
【0030】ステップ32は、送信先ホストコンピュー
タのIPAが、ホストコンピュータH4のIPAと一致
しない時に選択される。この選択の結果、ステップ32
は、アドレスペアリング要求を送信した送信元ホストコ
ンピュータがどのネットワークに接続しているかを識別
する。特に、ホストコンピュータH4は、各々が異なる
ネットワークに接続した独立したNICを含んでいる
(すなわち、一つがイーサネットに接続し、一つが13
94ネットワークに接続する)ことに注目する。従っ
て、ステップ32は、どのNICがアドレスペアリング
要求を受信したかを決定することにより実行することが
できる。このNICを特定することにより、送信元ホス
トコンピュータが、対応するNICに接続されたネット
ワークに接続していることを検出することができる。す
なわち、もし1394NICがアドレスペアリング要求
を受信したならば、送信元ホストコンピュータは、13
94ネットワークに接続したものであるということが判
明する。一方、もしイーサネットNICがアドレスペア
リング要求を受信したならば、送信元ホストコンピュー
タは、イーサネットに接続したものであるということが
判明する。従って、この判定の結果は以下のようにな
る。もし、送信元ホストコンピュータがイーサネット上
にあるならば、方法20は、その処理をステップ32か
らステップ34に進める。一方、もし送信元ホストコン
ピュータが1394ネットワーク上にあるならば、方法
20は、その処理をステップ32からステップ36に進
める。これらの分岐先の各処理を、以下に説明する。
【0031】ステップ34は、イーサネット上のホスト
コンピュータがアドレスペアリング要求を発行したこと
により選択され、送信先ホストコンピュータもまた同一
のイーサネット上にあるものかどうかを判定する。ま
た、ステップ34は、上述のステップ32での処理と同
様に、ホストコンピュータH4のリンク層プロトコルに
よりそのIPAテーブルを用いて処理される。ステップ
34での判定の結果、もし送信先ホストコンピュータも
またイーサネット上にあるならば、方法20は、その処
理をステップ34からステップ38に進める。一方、も
し送信先ホストコンピュータがイーサネット上にないな
らば、方法20は、その処理をステップ34からステッ
プ40に進める。
【0032】ステップ38が選択されるのは、アドレス
ペアリング要求を発行した送信元ホストコンピュータと
送信先ホストコンピュータの両方が、ともに同一のネッ
トワーク上(すなわち、イントラネット通信上)にある
場合であり、ステップ38がステップ34の次に選択さ
れた際には、この同一と判定されたネットワークはイー
サネットとなっている場合である。これに対して、ステ
ップ38では、アドレスペアリング要求を無視する。特
に、ホストコンピュータH4のリンク層プロトコルは、
アドレスペアリング要求を受信したものの、イーサネッ
ト上の実際の送信先ホストコンピュータは、その要求を
受信し、その要求に応答すべきであった。従って、リン
ク層プロトコルに要求を無視させることにより、その要
求への応答は、公知の技術と同様に、意図した送信先ホ
ストコンピュータによって処理されることができる。更
に、このような本実施例の特徴によって、後述するイン
ターネットワーク機能は、イントラネット通信を用いよ
うとした時に、各々独立したネットワークに対して干渉
や障害を及ぼすことがなくなる。いずれにせよ、ステッ
プ38が終了すると、方法20は、次のデータパケット
を受信し、適切な方法で応答するように、処理をステッ
プ22に戻す。
【0033】ステップ40が選択されるのは、リンク層
プロトコルがアドレスペアリング要求を受信した場合で
あり、ここでは、アドレスペアリング要求の発行元ホス
トコンピュータがイーサネット上に接続され、一方、ア
ドレスペアリング要求の送信先ホストコンピュータが1
394ネットワークに接続されている(すなわち、イン
ターネットワーク通信)。この場合、ホストコンピュー
タH4のリンク層プロトコルは、次のように、2つの異
なるネットワークホストコンピュータとの間で要求を通
信するように動作する。一つの応答動作として、ステッ
プ40で、リンク層プロトコルはアドレスペアリングを
もつ要求に応答する。ここで、ペアリングには、送信先
ホストコンピュータのIPAと、それと比較されるHP
Aとが含まれている。しかし、要求に対して返信される
HPAは、1394ネットワーク上の送信先ホストコン
ピュータのHPAではなく、ホストコンピュータH4の
HPAである。この点について、動作を例証しながら説
明する。イーサネットのホストコンピュータH1が、1
394ネットワーク上のホストコンピュータH6にAR
P要求を発行したものと想定する。すなわち、ホストコ
ンピュータH1は、IPA6の送信先IPAを有するA
RPを発行したものとする。したがって、この想定のも
とでは、方法20の処理により、ステップ34に到達す
ることが、容易に分かる。これに反して、リンク層プロ
トコルは、ホストコンピュータH1に返答することによ
り、ステップ40の第1の動作を行う。このH1への返
答には、送信元ホストコンピュータのIPA(本例で
は、IPA1)と送信先ホストコンピュータのIPA
(本例では、IPA6)を含むが、HPAについては、
ホストコンピュータH6のHPAではなく、ホストコン
ピュータH4のHPA(本例では、HPA4)を含む。
従って、この返答を受信すると、送信元ホストコンピュ
ータH1は、受信したアドレスペアをアドレスペアテー
ブルに格納し、そのアドレスペアテーブルを参照しての
通信では、IPA6とHPA4を対応づけて活用できる
ものとなる。従って、アドレスペアリングは、一つのホ
ストコンピュータに関連づけられたHPAと、それとは
異なるホストコンピュータに関連づけられたIPAとを
有することになる。従って、リンク層(すなわち、HP
A)は、パケットがインターネットワーク通信を意図し
たものと後にアドレスペアリングから検出した時に、問
題となる。図3のプロトコルが、リンク層プロトコルと
なることは、以下、詳説することより判明する。次に、
リンク層プロトコルの、第2の動作について説明する。
この動作は、インターネットワーク構成での送信先ホス
トコンピュータに情報を転送するものである。特に、リ
ンク層プロトコルは、送信先ホストコンピュータのアド
レスペアリングテーブルに書き込むための、アドレスペ
アリングを送信先ホストコンピュータに転送する。特
に、このアドレスペアリングは、ARPを発行した送信
元ホストコンピュータのIPAを含み、その送信元ホス
トコンピュータのIPAとペアとなるのは、ホストコン
ピュータH1のHPAではなくホストコンピュータH4
のHPAである。従って、上記の例では、このアドレス
ペアには、IPA1とHPA4が含まれ、この情報を受
け取ると、ホストコンピュータH6は、このペアをアド
レスペアリングテーブルに書き込む。従って、ひとつの
ホストコンピュータのIPアドレスは、それとは異なる
ホストコンピュータのHPA(すなわち、リンク層アド
レス)とペアになる。リンク層プロトコルによって通信
される2つのアドレスペアの各々の目的と利点は、ステ
ップ28およびそれ以降の処理ステップについての説明
で明確にしてゆく。
【0034】前述したように、ステップ32の次に、1
394ネットワークに接続した送信元ホストコンピュー
タが、ホストコンピュータH4以外の送信先ホストコン
ピュータに対して、アドレスペアリング要求を発行した
時に、ステップ36に進む。ステップ36では、ステッ
プ34と同様の判定を行うが、ここではイーサネットで
はなく1394ネットワークに基く判定となっている。
従って、ステップ36は、送信先ホストコンピュータも
また同一の1394ネットワーク上にあるか否かを判定
するものであり、このステップは、ホストコンピュータ
H4のリンク層プロトコルにより、そのIPAテーブル
を参照して、ステップ32と同様のやりかたで処理され
る。判定がなされ、もし、送信先ホストコンピュータも
また1394ネットワークの上にあるならば、方法20
は、次にステップ38に処理を進め、上述したように、
そこでは、異なるホストコンピュータすなわち、この場
合は、1394ネットワーク上の他のホストコンピュー
タ)が要求に応答するようにするため、要求を無視す
る。一方、もし、送信先ホストコンピュータが、139
4ネットワークの上にないならば、方法20は、ステッ
プ36からステップ40に処理を進める。従って、13
94ネットワーク上の送信元ホストコンピュータと、イ
ーサネット上の送信先ホストコンピュータの間での、イ
ンターネットワークアドレスペア要求については、リン
ク層プロトコルが、ステップ40での2つの動作を実行
する。その後、方法20は、次のデータパケットを受信
し、適切な方法で応答するように、ステップ22に処理
を戻す。
【0035】ここまでは、ステップ24で検出された、
アドレスペアリング要求を含むデータパケットに関する
処理ステップについて説明してきた。以下では、方法2
0での、異なる種類のデータパケットの取り扱いについ
て説明する。先に進むまえに、これまで説明してきたス
テップを概説する。一般的に、ステップ24で、インタ
ーネットワーク構成10中のいずれかのネットワーク上
で、リンク層プロトコルがアドレスペアリング要求を検
出した場合には、次にステップ26に処理を進めるよう
に方法20は構成されている。ステップ34および36
は、アドレスペアリング要求が、イントラネットワーク
のものであるか、インターネットワークのものであるか
を判定する。もし、要求が、イントラネットワークのも
のである場合には、リンク層プロトコルは、要求は、独
立したTCP/IPプロトコルハンドラー(ホストコン
ピュータH4あるいは異なるホストコンピュータのいず
れかのプロトコルハンドラー)によって処理されるとい
う想定のもとに、要求を無視する。一方、要求がインタ
ーネットワークのものである場合には、リンク層プロト
コルは、アドレスペアをもつ送信元ホストコンピュータ
に返信応答する。ここで返信されるアドレスペアは、要
求から得られた送信先ホストコンピュータのIPAを含
み、さらに、実際の送信先ホストコンピュータのHPA
ではなく、ホストコンピュータH4のHPAを含むもの
となっている。さらに、リンク層プロトコルは、送信先
ホストコンピュータにアドレスペアを転送する。ここで
転送されるアドレスペアは、要求から得られた送信元ホ
ストコンピュータのIPAを含み、さらに、送信元ホス
トコンピュータのHPAではなくホストコンピュータH
4のHPAを含むものとなっている。
【0036】ステップ28では、データパケットが、I
P規格のもとで知られているIP通信パケットを含むか
否かを判定する。一般的に、IP通信は、送信元ホスト
コンピュータのIPAと、送信先ホストコンピュータの
IPAと、データブロックと、TCP/IP規準あるい
は他の適用可能なIP規格に含まれるIP規格に従った
他のフォーマット情報とを含んでいる。もし、データパ
ケットが、IP通信を含んでいる場合には、公知の媒体
アクセス制御(MAC)規格に従って、IP通信を伴う
送信先ホストコンピュータのHPAが存在することにな
る。したがって、このMAC層でのIP通信は、とも
に、以前に発行されたARPあるいはそれ相当のアドレ
スペアリング要求により取得されたアドレスペアリング
を含むものになる。いずれにせよ、ステップ28の処理
の結果、もしデータパケットがIP通信ならば、方法2
0は、次にステップ42の処理に進む。一方、もし発行
されたパケットがIP通信でなければ、方法20は、次
にステップ44の処理に進む。これらの分岐先の各処理
を、以下に説明する。
【0037】ステップ42は、一般的に、上記のステッ
プ26と同様に処理が行われるが、ここでは、受信した
IP通信に関して処理が行われる。すなわち、ステップ
42は、IP通信によって特定された送信先ホストコン
ピュータのIPAが、リンク層プロトコルを持つホスト
コンピュータ(すなわち、ホストコンピュータH4)の
IPAと一致するか否かを判定する。もし、これらが一
致した場合には、方法20は、ステップ42の次にステ
ップ30に処理を進め、その反対に、これらが一致しな
い場合には、方法20は、ステップ42の次にステップ
46に処理を進める。これらの分岐先の各処理を、以下
に説明する。これらの分岐先の各処理を説明する前に、
NICの動作は、またステップ42(またはステップ2
8)の処理を含むものであり、実際に、次の補助的なス
テップの一部を実行するものである。特に、ステップ4
2は、リンク層0のプロトコルのレベルの情報の評価結
果に基くものであり、図3からは、このレベルは、NI
Cの動作よりも一段上のレベルである。従って、ステッ
プ42あるいは以下のステップの判断を実行するための
情報を受け取るリンク層プロトコルについては、潜在的
なNICによって、その情報がリンク層プロトコルに到
達できるようにすることが必要となる。特に、IP通信
は、送信先ホストコンピュータのHPAを含むMAC層
によって行われるものである。従って、もし、IP通信
で発行されたHPAが、リンク層プロトコルを含むホス
トコンピュータ(すなわち、図3の例においてはホスト
コンピュータH4)のHPAに一致しなければ、そのホ
ストコンピュータのNICにより、IP通信がリンク層
プロトコルに到達しないように仕掛けられ、ステップ4
2には進まない。反対に、必要となる情報がリンク層プ
ロトコルに到達するように、NICにより伝えられると
想定すると、リンク層プロトコルは、上記のようにステ
ップ42を実行するように動作する。
【0038】方法20が、その処理をステップ42から
ステップ30に進めると、その動作は、上記で詳説した
ステップ30に関するものに相当し、処理が行われる。
ステップ30においては、リンク層プロトコルは、本例
では、IP通信である現在のデータパケットを無視する
ものとなっている。実際、図3の構成によって、ステッ
プ42の次にステップ30に処理が進んだ時には、ホス
トコンピュータH4のIPAを識別したデータパケット
が、図3に示したイーサネットTCP/IPプロトコル
あるいは1394TCP/IPプロトコルのいずれかに
よって与えられる。したがって、独立したリンク層プロ
トコルは、IP通信に応答する必要はなく、実際、リン
ク層プロトコルは、正常なTCP/IPプロトコルの動
作とは干渉しないようにすることが望ましい。その後、
方法20は、次のデータパケットを受信し、適切な方法
で応答するように、その処理をステップ22に戻す。
【0039】ステップ46に進むのは、IP通信が、リ
ンク層プロトコルを含むホストコンピュータ(すなわ
ち、ホストコンピュータH4)のIPAと一致しない送
信先ホストコンピュータのIPAを含む時である。ステ
ップ46は、上記で述べたステップ32と同様に動作す
る。しかし、ステップ46では、どのネットワークが、
IP通信を送信した送信元ホストコンピュータに接続し
ているかを識別する処理を行う。特に、2つのNICの
どちらがIP通信を受信したかに基き、ホストコンピュ
ータH4のリンク層プロトコルは、送信元ホストコンピ
ュータが2つのネットワークのどちらに接続しているか
を判断する。その後、この判断結果に基づき、以下の処
理を行う。もし、送信元ホストコンピュータが、イーサ
ネットに接続されているならば、方法20は、ステップ
46の次にステップ48に処理を進める。もし、送信元
ホストコンピュータが、1394ネットワークに接続さ
れているならば、方法20は、ステップ46の次にステ
ップ50に処理を進める。これらの分岐先の各処理を、
以下に説明する。
【0040】ステップ48は、一般的に、上記のステッ
プ34と同様の動作を行うが、ここでは、受信されたI
P通信に伴う処理を行う。すなわち、イーサネットホス
トコンピュータがIP通信を発行したことによって選択
されたステップ48は、送信先ホストコンピュータもま
たイーサネット上に接続されているか否かを判定する。
この判定処理は、ステップ42と同様に、IPAテーブ
ルを参照して、ホストコンピュータH4のリンク層プロ
トコルによって行われる。判定処理の結果、もし、送信
先ホストコンピュータもまたイーサネット上にあるなら
ば、方法20は、ステップ48の次に、前述のステップ
38に処理を進める。反対に、送信先ホストコンピュー
タがイーサネット上にないならば、方法20は、ステッ
プ48の次に、ステップ52に処理を進める。
【0041】以上より、IP通信の送信元ホストコンピ
ュータと送信先ホストコンピュータの両方が同一のネッ
トワークに接続している(すなわち、イントラネット通
信)場合、ステップ38は、ステップ48の次に選択さ
れ、また、ステップ38がステップ48の次に選択され
る際には、その同一ネットワークとは、イーサネットで
あることがわかる。上述したように、ステップ38で
は、リンク層プロトコルは、IP通信を無視する。その
理由は、ホストコンピュータH4のリンク層プロトコル
がIP通信を受信したとしても、実際には、イーサネッ
ト上の送信先ホストコンピュータがそのIP通信を受信
すべきであり、これに適切に応答すべきであるためであ
る。その後、方法20は、次のデータパケットを受信
し、適切な方法で応答するように、処理をステップ22
に戻す。
【0042】上述したようにステップ38の効果に加
え、ステップ38は、IP通信中のHPAに関連したN
ICの動作によって、暗示されたり、事実上は行われる
必要のないステップを含んでいる。特に、ステップ38
がステップ48の次に選択され実行されるのは、IP通
信が、リンク層プロトコルを持つホストコンピュータ
(すなわち、ホストコンピュータH4)のIPAと一致
しない送信先IPAを含む時であり、さらに、イーサネ
ットに接続するホストコンピュータ間の通信がイントラ
ネット通信である場合である。従って、IP通信を伴う
送信先ホストコンピュータのHPAは、ホストコンピュ
ータH4以外のホストコンピュータに対応するものとな
る。従って、イーサネットに接続する各ホストコンピュ
ータのイーサネットNICは、上記のように動作するな
らば、ホストコンピュータH4のリンク層プロトコル
は、IP通信を受信しないようにすることが可能とな
る。すなわち、IP通信を伴う送信先ホストコンピュー
タのHPAは、ホストコンピュータH4以外のホストコ
ンピュータに対応するために、その他のホストコンピュ
ータのIPプロトコルのみがIP通信を受信できるよう
にする必要があり、従って、リンク層プロトコルは、応
答する必要がなくなる。しかし、何らかの理由で、ホス
トコンピュータH4のNICがIP通信を受信した場合
には、ステップ48からステップ38への処理の流れ
は、ホストコンピュータH4がIP通信に応答しないよ
うにするために好ましい方法を与えることとなる。
【0043】次に、ステップ52は、リンク層プロトコ
ルがIP通信を受信した場合に、選択され実行される。
ここでは、IP通信の送信元ホストコンピュータは、イ
ーサネットに接続しているが、その通信の送信先ホスト
コンピュータは、1394ネットワーク(すなわち、イ
ンターネットワーク通信)に接続している。この場合、
ホストコンピュータH4のリンク層プロトコルは、イー
サネットから受信したIP通信を1394ネットワーク
に通信するように動作する。更に、リンク層プロトコル
は、通信が適切な送信先ホストコンピュータによって受
信されるよう、IP通信の送信先HPAを変更する。更
に、ステップ52が選択され実行されるのは、IP通信
中のIPAがインターネットワーク通信を表わしている
場合であり、この時、IP通信を伴うHPAは、リンク
層プロトコルを含むコンピュータ(すなわち、ホストコ
ンピュータH4)のHPAを指している。例えば、ホス
トコンピュータH1がIP通信をホストコンピュータH
7に通信することを想定する。ある早期の段階で、ホス
トコンピュータH1は、アドレスペアリング要求を、ホ
ストコンピュータH7に対応したIPA7に発行する必
要がある。この要求に応答して、ステップ24、26、
32、34および40に基づき、ホストコンピュータH
1は、そのIPAテーブルにIPA7とHPA4を組に
するデータ(すなわち、HPAは、リンク層プロトコル
を有するコンピュータを示す)を生成しなければならな
い。従って、もしホストコンピュータH4が、単にIP
通信とそれに付随するHPAを、1394ネットワーク
に転送するならば、そのNICは、HPA7の値をもつ
HPAに対応するが、IP通信を伴うHPA4の値をも
つHPAには対応しないため、送信先ホストコンピュー
タH7は応答しない。従って、本実施例では、リンク層
プロトコルは、IP通信のHPAを、送信先ホストコン
ピュータに対応するHPAに入れ替える。ここで、リン
ク層プロトコルは、送信先ホストコンピュータのIPA
とHPAとの間の一致を生成する。従って、IP通信と
新たに得られたHPAは、1394ネットワークに送出
された時には、送信先ホストコンピュータのリンク層
(すなわち、NIC)は、適切に、この通信に応答す
る。本発明のプロトコルに関連し、リンク層を用いるこ
とへの効果は、明確である。実際、この点に関しては、
リンク層ゲートウェイとしてリンク層プロトコルを含む
コンピュータ(例えば、ホストコンピュータH4)、す
なわち、本実施例のリンク層に関連した技術を用い、適
切なデータパケットをインターネットワークで通信する
ことができるコンピュータについて記述することが有効
である。本例にては、リンク層プロトコルは、HPA4
の値を、ホストコンピュータH7に対応したHPA7の
値で置き換える。HPAについて新たに用いられる値
は、ホストコンピュータH4が、事前に、送信先ホスト
コンピュータへのそれ自身のアドレスペアリング要求を
処理している限り、リンク層プロトコルにたいして有効
なものとなる。すなわち、もしホストH4が、以前に、
アドレスペアリング要求をホストコンピュータH7に送
出していたならば、ホストコンピュータH4は、HPA
7をもつIPA7に対応したアドレスペアリングテーブ
ルに情報を有しているはずである。この情報に従い、ま
たステップ52でのリンク層プロトコルによる置き換え
操作に戻り、上記のようにHPAの値を変更した後に、
リンク層プロトコルはIP通信と新しいHPAを139
4NICに送信し、1394ネットワークに到達するよ
うにする。その後、方法20は、次のデータパケットを
受信し、適切な方法で応答するように、その処理をステ
ップ22に戻す。
【0044】ステップ52によって、処理されリンク層
プロトコルにより転送されたIP通信は、実際には、反
対方向、すなわち、1394ネットワークからイーサネ
ットへの異なるIP通信となる。例として、ホストコン
ピュータH1からホストコンピュータH7へのIP通信
の送信について取り上げる。通信を受信した際には、ホ
ストコンピュータH7には、IP通信をホストコンピュ
ータH1に送ることが望まれる。ステップ50とステッ
プ54について後で詳述するように、本実施例によるリ
ンク層プロトコルは、この動作も可能としている。
【0045】ステップ46では、送信元ホストコンピュ
ータが1394ネットワークにあると判定された場合
に、次の処理としてステップ50に進む。従って、上記
のように、H7からH1へIP通信がなされた場合に
は、ステップ46の次にステップ50に進む。ステップ
50は、ステップ48と同様の処理を実行するが、ここ
では、イーサネットではなく1394ネットワークにつ
いて判定がなされる。
【0046】従って、ステップ50は、送信先ホストコ
ンピュータが送信元ホストコンピュータと同一のネット
ワークに存在するか、すなわち、送信先ホストコンピュ
ータが1394ネットワーク上に存在しているか否かを
判定する。この判定処理は、ホストコンピュータH4に
よって、IPAテーブルを参照してリンク層プロトコル
により行われる。もし、送信先ホストコンピュータもま
た1394ネットワーク上に存在するならば、方法20
は、ステップ50の次に前述のステップ38に処理を進
める。もし、送信先ホストコンピュータが1394ネッ
トワーク上に存在しないならば、方法20は、ステップ
50の次にステップ54に処理を進める。
【0047】上記より、ステップ50からステップ38
に処理が進められるのは、IP通信の送信元ホストコン
ピュータとその送信先ホストコンピュータが、1394
ネットワークの上でイントラネット通信を形成している
時である。ステップ38については、上述したように、
1394ネットワーク上の実際の送信先ホストコンピュ
ータもまたIP通信を受信し適切に応答しているため、
リンク層プロトコルは、IP通信を無視する。従って、
方法20は、次のデータパケットを受信し、適切な方法
で応答するように、その処理をステップ22に戻す。更
に、ステップ38は、1394イントラネットIP通信
を伴うHPAに関連したNICの動作によって、暗示さ
れたり、実際には実行する必要のないものである。特
に、ステップ38は、IP通信が、リンク層プロトコル
をもつホストコンピュータ(すなわち、ホストコンピュ
ータH4)のIPAと一致しない送信先IPAを含む時
に、さらに、通信が、1394ネットワーク内のホスト
コンピュータ間でのイントラネット通信である時に、ス
テップ50の次に選択され実行される。従って、IP通
信を伴う送信先HPAは、ホストコンピュータH4以外
のホストコンピュータに対応する。従って、もし、13
94ネットワークに接続するホストコンピュータの13
94NICが、各NICに対応するHPAを含む情報を
受信するだけの動作をするならば、ホストコンピュータ
H4のリンク層プロトコルは、IP通信を受信しないよ
うにすることが可能となる。すなわち、IP通信を伴う
送信先HPAは、ホストコンピュータH4以外のホスト
コンピュータに対応するため、H4以外のホストコンピ
ュータのIPプロトコルのみがIP通信を受信し、した
がって、リンク層プロトコルは応答する必要がなくな
る。しかし、何らかの理由で、ホストコンピュータH4
のNICがIP通信を受信した場合には、ステップ50
からステップ38への処理フローによって、ホストコン
ピュータH4がIP通信に応答しないようにすることが
できる。
【0048】ステップ54は、上記の、1394ネット
ワーク上の送信元ホストコンピュータであるH7が、イ
ーサネット上の送信先ホストコンピュータであるH1に
対して、IP通信を行う例(すなわち、1394ネット
ワークからイーサネットへのインターネットワーク通
信)で選択され実行されるものとなる。この場合は、ホ
ストコンピュータH4のリンク層プロトコルは、IP通
信を1394ネットワークからイーサネットに対して通
信する。更に、リンク層プロトコルは、IP通信に伴う
送信先HPAを変更し、通信が適切な送信先ホストコン
ピュータで受信できるようにする。特に、IP通信を伴
うHPAは、リンク層ゲートウェイコンピュータのHP
Aを示している。従って、ホストコンピュータH7がホ
ストコンピュータH1に対してIP通信を送信する上記
の例では、以前の段階で、ホストコンピュータH7が、
ホストコンピュータH1に対応するIPA1に対して、
アドレスペアリング要求を発行していなければならな
い。さらに、ステップ24、26、32、34および4
0に基き、ホストコンピュータH7は、HPA4(すな
わち、リンク層ゲートウェイアコンピュータを表わすH
PA)とIPA1とを関連づけるテーブルの情報を生成
しなければならない。このように、もしホストコンピュ
ータH4が、単に、IP通信とそのオリジナルのHPA
をイーサネット上に転送するのであれば、その送信先ホ
ストコンピュータのNICはHPA4の値を識別できな
くなるため、送信先ホストコンピュータH1は、応答し
なくなる。従って、本実施例では、リンク層プロトコル
が、IP通信を伴ったHPAを、IP通信中の送信先I
PAにより指定される送信先ホストコンピュータに対応
したHPAで置き換えるものとしている。このように、
本例では、リンク層プロトコルは、HPA4の値を、ホ
ストコンピュータH1に対応したHPA1の値と入れ替
える。上記のようにHPAの値を変更した後に、リンク
層プロトコルは、ホストコンピュータH4のイーサネッ
トNICに、IP通信を送信し、イーサネットNICが
IP通信をイーサネットへ転送できるようにする。その
後、方法20は、次のデータパケットを受信し、適切な
方法で応答するように、ステップ22に処理を戻す。
【0049】図4および図5の処理ステップを完了する
と、方法20は、ステップ24にて、データパケットが
アドレスペアリング要求であるか否かを判定し、さら
に、ステップ28にて、データパケットが、IP通信で
あるか否かを判定する。しかし、もし、データパケット
が、上記2種類のどちらの通信でもない場合には、方法
20は、次に処理をステップ44に進める。例えば、デ
ータパケットが、IPプロトコル以外のプロトコルに基
くものである場合には、ステップ44に進む。最後に、
ステップ44は、付加的なステップであり、データパケ
ットがアドレスペアリング要求でもIP通信でもない場
合の例外的処理のために取ってある予備である。
【0050】以上の実施例より、異なるネットワークに
接続されたホストコンピュータの間の通信を提供するこ
とができる。ここでは、これらのネットワークがとも
に、2つのインターネットワークでデータパケットを通
信できるリンク層プロトコルを実装した、リンク層ゲー
トウェイコンピュータに接続している。本実施例では、
2つの相互に接続しあうネットワークのうち、一方は1
394ネットワークである。実際、1394規格は、パ
ーソナルコンピュータの分野で汎用のバス仕様となる見
通しである。このような場合には、本発明は、このよう
なコンピュータに簡単に実装できるため、大変有利であ
る。これらの他のネットワークも本実施例による技術を
用いて同様の方法で相互接続が可能であり、同様の発明
効果を達成することができようが、この他の相互に接続
しあうネットワークとしては、イーサネットが好まし
い。また、本実施例を以上のように詳説してきたが、様
々な置き換え、修正および代替についても、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲であれば、可能である。例えば、上
記では、リンク層プロトコルを構成するため、コンピュ
ータ内でIPプロトコルを提供する好適なオペレーティ
ングシステムとして、ウインドウズ95オペレーティン
グシステムを記載したが、他のオペレーティングシステ
ムも適用することが可能である。本技術分野で精通した
者であれば、他の例についても容易に思い付くことが可
能である。
【0051】以下の説明に関して、さらに以下の項を開
示する。 (1)1394ネットワーク媒体である第1のネットワ
ーク媒体と、上記第1のネットワーク媒体に結合された
複数個のホストコンピュータと、第2のネットワーク媒
体と、上記第2のネットワーク媒体に結合された複数個
のホストコンピュータと、上記第1のネットワーク媒体
に結合されかつ上記第2のネットワーク媒体にも結合さ
れたりンク層ゲートウェイコンピュータとから構成され
るネットワーク構成であって、上記リンク層ゲートウェ
イコンピュータは、第1のネットワーク媒体に結合され
た複数個のホストコンピュータの1つから選択された送
信元ホストコンピュータからのデータパケットを、第2
のネットワーク媒体に結合された複数個のホストコンピ
ュータの1つから選択された送信先ホストコンピュータ
に通信するように動作可能であり、上記リンク層ゲート
ウェイコンピユータは、第2のネットワーク媒体に結合
された複数個のホストコンピュータの1つから選択され
た送信元ホストコンピュータからのデータパケットを、
第1のネットワーク媒体に結合された複数個のホストコ
ンピュータの1つから選択された送信先ホストコンピュ
ータに通信するように動作可能であることを特徴とする
ネットワーク構成。
【0052】(2)第1項に記載のネットワーク構成に
おいて、上記第2のネットワーク媒体がローカルエリア
ネットワークであることを特徴とするネットワーク構
成。 (3)第1項に記載のネットワーク構成において、上記
第2のネットワーク媒体がワイドエリアネットワークで
あることを特徴とするネットワーク構成。 (4)第1項に記載のネットワーク構成において、上記
第2のネットワーク媒体がイーサネットネットワークか
ら構成されていることを特徴とするネットワーク構成。 (5)第1項に記載のネットワーク構成において、上記
リンク層ゲートウェイコンピュータが、上記第1のネッ
トワーク媒体に結合された第1のネットワークインター
フェース回路と、上記第2のネットワーク媒体に結合さ
れた第2のネットワークインターフエース回路から構成
されていることを特徴とするネットワーク構成。
【0053】(6)第5項に記載のネットワーク構成に
おいて、上記リンク層ゲートウェイコンピュータは、上
記第1および第2のネットワークインターフェース回路
のそれぞれと通信を行うように結合されたIPプロトコ
ルハンドラーを実行するようにプログラムされ、上記リ
ンク層ゲートウェイコンピュータは、割り当てられたI
Pアドレスを有し、データパケットを受信する第1およ
び第2のネットワークインターフェース回路のいずれか
に応答して、上記IPプロトコルハンドラーが、受信デ
ータパケット内の送信先IPアドレスを評価し、さらに
上記送信先IPアドレスが上記リンク層ゲートウェイコ
ンピュータの割り当てアドレスに対応する場合に、上記
IPプロトコルハンドラーが、上記受信データパケット
に応答することを特徴とするネットワーク構成。 (7)第6項に記載のネットワーク構成において、上記
IPプロトコルハンドラーが、ウインドウズ95プロト
コルハンドラーから構成されていることを特徴とするネ
ットワーク構成。 (8)第6項に記載のネットワーク構成において、上記
リンク層ゲートウェイコンピュータが、上記IPプロト
コルハンドラーと通信を行うように結合されたアプリケ
ーションプログラムを実行するようにプログラムされて
いることを特徴とするネットワーク構成。 (9)第6項に記載のネットワーク構成において、上記
リンク層ゲートウェイコンピュータが、上記第1および
第2のネットワークインターフェース回路のいずれかと
通信を行うように結合されたリンク層プロトコルハンド
ラーを実行するようにプログラムされ、IP通信から構
成されるデータパケットを受信する第1および第2のネ
ットワークインターフェース回路のいずれかに応答し
て、上記リンク層プロトコルハンドラーが、受信データ
パケット内の送信先IPアドレスを評価し、さらに上記
送信先IPアドレスが上記リンク層ゲートウェイコンピ
ュータの割り当てアドレスに対応しないという決定に応
答して、リンク層プロトコルハンドラーは、上記受信デ
ータパケットを送信した送信元ホストコンピュータおよ
び上記送信先IPアドレスによって指定された送信先ホ
ストコンピュータが、上記第1のネットワーク媒体また
は第2のネットワーク媒体のいずれかと同一のネットワ
ーク媒体上にないかどうかを判定することを特徴とする
ネットワーク構成。 (10)第9項に記載のネットワーク構成において、上
記IPプロトコルハンドラーがリンク層プロトコルハン
ドラーと独立していることを特徴とするネットワーク構
成。
【0054】(11)第9項に記載のネットワーク構成
において、上記受信データパケットを送信した送信元ホ
ストコンピュータおよび上記送信先IPアドレスによっ
て指定された送信先ホストコンピュータが、上記第1の
ネットワーク媒体または第2のネットワーク媒体のいず
れかと同一のネットワーク媒体上にないという判定に応
答して、上記リンク層プロトコルが、送信元ホストコン
ピュータに接続されたネットワーク媒体から送信先ホス
トコンピュータに接続されたネットワーク媒体に受信デ
ータパケットを通信することを特徴とするネットワーク
構成。 (12)第11項に記載のネットワーク構成において、
上記受信データパケットは、さらにハードウェア物理ア
ドレスを備え、上記送信先ホストコンピュータは、上記
第1のネットワーク媒体または第2のネットワーク媒体
のいずれか1つに結合されたネットワークインターフェ
ース回路を備え、上記送信先ホストコンピュータのネッ
トワークインターフェース回路は、送信先ハードウェア
物理アドレスに応答し、さらに送信元ホストコンピュー
タに接続されたネットワーク媒体から送信先ホストコン
ピュータに接続されたネットワーク媒体に受信データパ
ケットを通信する前に、リンク層プロトコルハンドラー
がハードウェア物理アドレスを変化させ、送信先ハード
ウェア物理アドレスに適合させることを特徴とするネッ
トワーク構成。 (13)第6項に記載のネットワーク構成において、上
記リンク層ゲートウェイコンピュータが、上記第1およ
び第2のネットワークインターフェース回路のそれぞれ
と通信を行うように結合されたりンク層プロトコルハン
ドラーを実行するようにプログラムされ、アドレスペア
リング通信から構成されるデータパケットを受信する第
1および第2のネットワークインターフェース回路のい
ずれかに応答して、上記リンク層プロトコルハンドラー
が、受信データパケット内の送信先IPアドレスを評価
し、さらに上記送信先IPアドレスが上記リンク層ゲー
トウェイコンピュータの割り当てアドレスに対応しない
という判定に応答して、上記リンク層プロトコルハンド
ラーは、上記受信データパケットを送信した送信元ホス
トコンピュータおよび上記送信先IPアドレスによって
指定された送信先ホストコンピュータが、上記第1のネ
ットワーク媒体または第2のネットワーク媒体のいずれ
かと同一のネットワーク媒体上にないかどうかを判定す
ることを特徴とするネットワーク構成。
【0055】(14)第13項に記載のネットワーク構
成において、上記受信データパケットを送信した送信元
ホストコンピュータおよび上記送信先IPアドレスによ
って指定された送信先ホストコンピュータが、上記第1
のネットワーク媒体または第2のネットワーク媒体のい
ずれかと同一のネットワーク媒体上にないという判定に
応答して、上記リンク層プロトコルが、受信データパケ
ットを送信した送信元ホストコンピュータに対して返送
データパケットを通信し、返送データパケットは、アド
レスペアリングから構成され、さらに上記アドレスペア
リングは、第1のネットワークインターフェース回路ま
たは第2のネットワークインターフェース回路の選択さ
れた回路に対応するハードウェア物理アドレスおよび送
信先IPアドレスから構成され、上記選択されたネット
ワークインターフェース回路が、受信データパケットを
送信した送信元ホストコンピュータと同一のネットワー
ク媒体に結合されていることを特徴とするネットワーク
構成。 (15)第13項に記載のネットワーク構成において、
上記受信データパケットを送信した送信元ホストコンピ
ュータおよび上記送信先IPアドレスによって指定され
た送信先ホストコンピュータが、上記第1のネットワー
ク媒体または第2のネットワーク媒体のいずれかと同一
のネットワーク媒体上にないという判定に応答して、上
記リンク層プロトコルが、送信先IPアドレスによって
指定された送信元ホストコンピュータに対してアドレス
ペアリングデータパケットを通信し、上記アドレスペア
リングデータパケットが、上記受信データパケットを送
信した送信元ホストコンピュータに対応する送信元IP
アドレスおよび第1のネットワークインターフェース回
路または第2のネットワークインターフェース回路の選
択された回路に対応するハードウェア物理アドレスから
構成され、上記選択されたネットワークインターフェー
ス回路が、送信先ホストコンピュータと同一のネットワ
ーク媒体に結合されていることを特徴とするネットワー
ク構成。
【0056】(16)第13項に記載のネットワーク構
成において、上記受信データパケットを送信した送信元
ホストコンピュータおよび上記送信先IPアドレスによ
って指定された送信先ホストコンピュータが、上記第1
のネットワーク媒体または第2のネットワーク媒体のい
ずれかと同一のネットワーク媒体上にないという判定に
応答して、上記リンク層プロトコルが、受信データパケ
ットを送信した送信元ホストコンピュータに対して返送
データパケットを通信し、返送データパケットは、アド
レスペアリングから構成され、さらに上記アドレスペア
リングは、第1のネットワークインターフェース回路ま
たは第2のネットワークインターフェース回路の選択さ
れた回路に対応するハードウェア物理アドレスおよび送
信先IPアドレスから構成され、上記選択されたネット
ワークインターフェース回路が、受信データパケットを
送信した送信元ホストコンピュータと同一のネットワー
ク媒体に結合されており、上記受信データパケットを送
信した送信元ホストコンピュータおよび上記送信先IP
アドレスによって指定された送信先ホストコンピュータ
が、上記第1のネットワーク媒体または第2のネットワ
ーク媒体のいずれかと同一のネットワーク媒体上にない
という判定に応答して、上記リンク層プロトコルが、送
信先IPアドレスによって指定された送信元ホストコン
ピュータに対してアドレスペアリングデータパケットを
通信し、上記アドレスペアリングデータパケットが、上
記受信データパケットを送信した送信元ホストコンピュ
ータに対応する送信元IPアドレスおよび第1のネット
ワークインターフェース回路または第2のネットワーク
インターフェース回路の選択された回路に対応するハー
ドウェア物理アドレスから構成され、上記選択されたネ
ットワークインターフェース回路が、送信先ホストコン
ピュータと同一のネットワーク媒体に結合されているこ
とを特徴とするネットワーク構成。
【0057】(17)リンク層ゲートウェイコンピュー
タによって使用されかつ読み出される際に、上記リンク
層ゲートウェイコンピュータが複数の動作を行うように
構成されたコンピュータ読み出し可能メモリであって、
上記複数の動作が、第1のネットワークインターフェー
ス回路または第2のネットワークインタ一フェース回路
のいずれかからデータパケットを受信するステップと、
上記送信元ホストコンピュータが上記第2のネットワー
ク媒体に接続されている場合に、上記第1のネットワー
ク媒体に結合された複数個のホストコンピュータの1つ
である送信先ホストコンピュータに対して、データパケ
ットを通信するステップと、上記送信元ホストコンピュ
ータが上記第1のネットワーク媒体に接続されている場
合に、上記第2のネットワーク媒体に結合された複数個
のホストコンピュータの1つである送信先ホストコンピ
ュータに対して、データパケットを通信するステップか
ら構成され、上記データパケットが、第1のネットワー
ク媒体に結合された複数個のホストコンピュータの1つ
または第2のネットワーク媒体に結合された複数個のホ
ストコンピュータの1つである送信元ホストコンピュー
タによって発っせられ、上記リンク層ゲートウェイコン
ピュータが、さらに第1および第2のネットワーク媒体
に結合され、上記第1ネットワーク媒体が1394ネッ
トワークであることを特徴とするコンピュータ読み出し
可能メモリ。 (18)第17項に記載のコンピュータ読み出し可能メ
モリにおいて、上記第2のネットワーク媒体がローカル
エリアネットワークであることを特徴とするコンピュー
タ読み出し可能メモリ。 (19)第17項に記載のコンピュータ読み出し可能メ
モリにおいて、上記第2のネットワーク媒体がワイドエ
リアネットワークであることを特徴とするコンピュータ
読み出し可能メモリ。 (20)第17項に記載のコンピュータ読み出し可能メ
モリにおいて、上記第2のネットワーク媒体がイーサネ
ットネットワークであることを特徴とするコンピュータ
読み出し可能メモリ。
【0058】(21)第17項に記載のコンピュータ読
み出し可能メモリにおいて、上記複数の動作が、さらに
第1および第2のネットワークインターフェース回路の
それぞれと通信を行うように結合されたIPプロトコル
ハンドラーを実行するステップを有し、上記リンク層ゲ
ートウェイコンピュータが第1のネットワークインター
フェース回路を介して第1のネットワーク媒体に結合さ
れ、かつ上記リンク層ゲートウェイコンピュータが第2
のネットワークインターフェース回路を介して第2のネ
ットワーク媒体に結合され、IPプロトコルハンドラー
を実行する上記動作が、データパケットを受信する第1
および第2のネットワークインターフェース回路のいず
れかに応答して、受信データパケット内の送信先IPア
ドレスを評価するステップと、送信先IPアドレスがリ
ンク層ゲートウェイコンピュータの割り当てアドレスに
対応する場合に、上記データパケットに応答するステッ
プを有することを特徴とするコンピュータ読み出し可能
メモリ。 (22)第21項に記載のコンピュータ読み出し可能メ
モリにおいて、IPプロトコルハンドラーを実行する上
記動作が、ウインドウズ95のIPプロトコルハンドラ
ーを実行することであることを特徴とするコンピュータ
読み出し可能メモリ。 (23)第17項に記載のコンピュータ読み出し可能メ
モリにおいて、上記複数の動作が、さらに、第1および
第2のネットワークインターフェース回路のそれぞれと
通信を行うように結合されたリンク層プロトコルハンド
ラーを実行するステップを有し、上記リンク層ゲートウ
ェイコンピュータが第1のネットワークインターフェー
ス回路を介して第1のネットワーク媒体に結合され、か
つ上記リンク層ゲートウェイコンピュータが第2のネッ
トワークインターフェース回路を介して第2のネットワ
ーク媒体に結合され、リンク層プロトコルハンドラーを
実行する上記動作が、IP通信から成るデータパケット
を受信する第1および第2のネットワークインターフェ
ース回路のいずれかに応答して、受信データパケット内
の送信先IPアドレスを評価するステップと、送信先I
Pアドレスがリンク層ゲートウェイコンピュータの割り
当てアドレスに対応するかどうかを判定するステップ
と、送信先IPアドレスがリンク層ゲートウェイコンピ
ュータの割り当てアドレスに対応しないという判定に応
答して、上記受信データパケットを送信した送信元ホス
トコンピュータおよび送信先IPアドレスによって指定
された送信先ホストコンピュータが、上記第1のネット
ワーク媒体または第2のネットワーク媒体のいずれかと
同一のネットワーク媒体上にないかどうかを判定するス
テップからなることを特徴とするコンピュータ読み出し
可能メモリ。
【0059】(24)第23項に記載のコンピュータ読
み出し可能メモリにおいて、IPプロトコルの上記動作
が、リンク層プロトコルの上記動作と独立していること
を特徴とするコンピュータ読み出し可能メモリ。 (25)第23項に記載のコンピュータ読み出し可能メ
モリにおいて、リンク層プロトコルハンドラーを実行す
る上記動作が、さらに、上記受信データパケットを送信
した送信元ホストコンピュータおよび上記送信先IPア
ドレスによって指定された送信先ホストコンピュータ
が、上記第1のネットワーク媒体または第2のネットワ
ーク媒体のいずれかと同一のネットワーク媒体上にない
という判定に応答して、送信元ホストコンピュータに接
続されたネットワーク媒体から送信先ホストコンピュー
タに接続されたネットワーク媒体に受信データパケット
を通信するステップを備えていることを特徴とするコン
ピュータ読み出し可能メモリ。 (26)第25項に記載のコンピュータ読み出し可能メ
モリにおいて、リンク層プロトコルハンドラーを実行す
る上記動作が、さらに、送信元ホストコンピュー夕に接
続されたネットワーク媒体から送信先ホストコンピュー
タに接続されたネットワーク媒体に受信データパケット
を通信する前に、上記リンク層ゲートウェイコンピュー
タに対応する第1のハードウェア物理アドレスからのデ
ータパケットのハードウェア物理アドレスを、送信先ホ
ストコンピュータを第1のネットワーク媒体または第2
のネットワーク媒体のいずれか一方に結合させるネット
ワークインターフェースに対応する送信先ハードウェア
物理アドレスと一致する第2のハードウェア物理アドレ
スに変換するステップを備えていることを特徴とするコ
ンピュータ読み出し可能メモリ。
【0060】(27)第17項に記載のコンピュータ読
み出し可能メモリにおいて、上記複数の動作が、さら
に、第1および第2のネットワークインターフェース回
路のそれぞれと通信を行うように結合されたIPプロト
コルハンドラーを実行するステップを有し、上記リンク
層ゲートウェイコンピュータが第1のネットワークイン
ターフェース回路を介して第1のネットワーク媒体に結
合され、かつ上記リンク層ゲートウェイコンピュータが
第2のネットワークインターフェース回路を介して第2
のネットワーク媒体に結合され、リンク層プロトコルハ
ンドラーを実行する上記動作が、アドレスペアリング通
信から成るデータパケットを受信する第1および第2の
ネットワークインターフェース回路のいずれかに応答し
て、受信データパケット内の送信先IPアドレスを評価
するステップと、送信先IPアドレスがリンク層ゲート
ウェイコンピュータの割り当てアドレスに対応するかど
うかを判定するステップと、送信先IPアドレスがリン
ク層ゲートウェイコンピュータの割り当てアドレスに対
応しないという判定に応答して、上記受信データパケッ
トを送信した送信元ホストコンピュータおよび送信先I
Pアドレスによって指定された送信先ホストコンピュー
タが、上記第1のネットワーク媒体または第2のネット
ワーク媒体のいずれかと同一のネットワーク媒体上にな
いかどうかを判定するステップからなることを特徴とす
るコンピュータ読み出し可能メモリ。 (28)第27項に記載のコンピュータ読み出し可能メ
モリにおいて、上記複数の動作が、さらに、上記受信デ
ータパケットを送信した送信元ホストコンピュータおよ
び上記送信先IPアドレスによって指定された送信先ホ
ストコンピュータが、上記第1のネットワーク媒体また
は第2のネットワーク媒体のいずれかと同一のネットワ
ーク媒体上にないという判定に応答して、受信データパ
ケットを送信した送信元ホストコンピュータに対して返
送データパケットを通信するステップを有し、返送デー
タパケットは、アドレスぺアリングから構成され、さら
に上記アドレスぺアリングが、第1のネットワークイン
ターフェース回路または第2のネットワークインターフ
ェース回路の選択された回路に対応するハードウェア物
理アドレスおよび送信先IPアドレスから構成され、上
記選択されたネットワークインターフェース回路が、受
信データパケットを送信した送信元ホストコンピュータ
と同一のネットワーク媒体に結合されていることを特徴
とするネットワーク構成。
【0061】(29)第27項に記載のコンピュータ読
み出し可能メモリにおいて、上記複数の動作が、さら
に、上記受信データパケットを送信した送信元ホストコ
ンピュータおよび上記送信先IPアドレスによって指定
された送信先ホストコンピュータが、上記第1のネット
ワーク媒体または第2のネットワーク媒体のいずれかと
同一のネットワーク媒体上にないという判定に応答し
て、送信先IPアドレスによって指定された送信元ホス
トコンピュータに対してアドレスぺアリングデータパケ
ットを通信し、上記アドレスぺアリングデータパケット
が、上記受信データパケットを送信した送信元ホストコ
ンピュータに対応する送信元IPアドレスおよび第1の
ネットワークインターフェース回路または第2のネット
ワークインターフェース回路の選択された回路に対応す
るハードウェア物理アドレスから構成され、上記選択さ
れたネットワークインターフェース回路が、送信先ホス
トコンピュータと同一のネットワーク媒体に結合されて
いることを特徴とするネットワーク構成。 (30) 第2のネットワーク媒体のほかに1394ネッ
トワークである第1のネットワークを有するネットワー
ク構成(10)。第1および第2のネットワーク媒体
は、それぞれ対応する複数のホストコンピュータ(H1
からH3およびH5からH7)に結合されている。その
ネットワーク構成は、さらに、第1のネットワーク媒体
と第2のネットワーク媒体の両方に結合されたリンク層
ゲートウェイコンピュータ(H4)を有する。そのリン
ク層ゲートウェイコンピュータは、第1のネットワーク
媒体に結合された複数個のホストコンピュータの1つか
ら選択された送信元ホストコンピュータからのデータパ
ケットを、第2のネットワーク媒体に結合された複数個
のホストコンピュータの1つから選択された送信先ホス
トコンピュータに通信するように動作し得る。さらに、
そのリンク層ゲートウェイコンピュータは、第2のネッ
トワーク媒体に結合された複数個のホストコンピュータ
の1つから選択された送信元ホストコンピュータからの
データパケットを、第1のネットワーク媒体に結合され
た複数個のホストコンピュータの1つから選択された送
信先ホストコンピュータに通信するように動作し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、第2のネットワークに通信するように
結合された第1のネットワークを有するインターネット
ワーク構成を示す図である。ここで、インターネットワ
ーク通信は、2つのネットワークのそれぞれに対するネ
ットワークインターフェースカードを有するリンク層ゲ
ートウェイコンピュータを介している。
【図2】図2は、ホストコンピュータにおけるデータ通
信の従来の階層を表わしている。ここで、その階層は、
ネットワークに結合されたネットワークインターフェー
スカード、 そのネットワークインターフェースカードに
結合されたTCP/IPプロトコルレベル、 およびTC
P/IPプロトコルレベルに結合されたアプリケーショ
ンプログラムを有する。
【図3】図3は、図1のリンク層ゲートウェイコンピュ
ータにおけるデータ通信の階層を示す図である。
【図4】図4は、図3のリンク層ゲートウェイコンピュ
ータのリンク層プロトコルの動作方法を示す図である。
【図5】図5は、図3のリンク層ゲートウェイコンピュ
ータのリンク層プロトコルの動作方法を示す図である。
【符号の説明】
10 ネットワーク構成 H1からH7 ホストコンピュータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1394ネットワーク媒体である第1の
    ネットワーク媒体と、 上記第1のネットワーク媒体に結合された複数個のホス
    トコンピュータと、 第2のネットワーク媒体と、 上記第2のネットワーク媒体に結合された複数個のホス
    トコンピュータと、 上記第1のネットワーク媒体に結合されかつ上記第2の
    ネットワーク媒体にも結合されたリンク層ゲートウェイ
    コンピュータとから構成されるネットワーク構成であっ
    て、 上記リンク層ゲートウェイコンピュータは、第1のネッ
    トワーク媒体に結合された複数個のホストコンピュータ
    の1つから選択された送信元ホストコンピュータからの
    データパケットを、第2のネットワーク媒体に結合され
    た複数個のホストコンピュータの1つから選択された送
    信先ホストコンピュータに通信するように動作可能であ
    り、 上記リンク層ゲートウェイコンピユータは、第2のネッ
    トワーク媒体に結合された複数個のホストコンピュータ
    の1つから選択された送信元ホストコンピュータからの
    データパケットを、第1のネットワーク媒体に結合され
    た複数個のホストコンピュータの1つから選択された送
    信先ホストコンピュータに通信するように動作可能であ
    ることを特徴とするネットワーク構成。
JP10086686A 1997-03-31 1998-03-31 相互接続イーサネットおよび1394ネットワーク Pending JPH10285204A (ja)

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