JPH10283288A - インターネット端末装置およびインターネット中継装置 - Google Patents

インターネット端末装置およびインターネット中継装置

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JPH10283288A
JPH10283288A JP9083629A JP8362997A JPH10283288A JP H10283288 A JPH10283288 A JP H10283288A JP 9083629 A JP9083629 A JP 9083629A JP 8362997 A JP8362997 A JP 8362997A JP H10283288 A JPH10283288 A JP H10283288A
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JP
Japan
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data
internet
unit
transmission
encoding
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JP9083629A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Hayashida
秀敏 林田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP9083629A priority Critical patent/JPH10283288A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネットとの間で送受信するデータの
伝送速度が低い場合に送信データを圧縮してデータ伝送
に必要な時間を短縮すること。 【解決手段】 ユーザの指示を入力する入力部102
と、データ形式を変換するモデム103と、PSTNを
介してアナログデータを送受信する回線インタフェース
部104と、回線インタフェース部を介して送受信され
るアナログデータの伝送速度を測定する速度測定部10
5と、ディジタルデータを圧縮・復元して送信ファイル
のサイズを小さくする符号化部106と、送信ファイル
や受信ファイルを保存する蓄積部109と、システム全
体の制御と通信プロトコルの制御とを行い、通信開始時
に速度測定部で測定したデータの伝送速度がしきい値以
下の場合には符号化部に送信データの圧縮・復元を指示
する制御部110とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用者がインター
ネットとの間でデータを送受信するためのインターネッ
ト端末装置およびそのインターネット端末装置とインタ
ーネットとの間に配置されてインターネット端末装置と
通信を行うインターネット中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットでは、TCP/IP(Transmis
sion Control Protocol/Internet Pr-otocol)により、
光ファイバからアナログ公衆回線までのさまざまな媒体
を介して、Gopher(ゴファ)、www(world Wide Web)
などの情報検索・提供システム、インターネットテレフ
ォニーを用いたリアルタイム通信、各種マルチメディア
コンテンツをMIME(Multi-purpose Internet Mail Exte
nsion)形式で送受信する電子メールなど、さまざまな
アプリケーションが使われている。
【0003】インターネットは数多くのネットワークが
相互に接続することで形成される。商用あるいは学術の
用途では、ネットワークサービスプロバイダー(NSP)
あるいはインターネットサービスプロバイダー(ISP)
と呼ばれる多くの企業または非営利組織が組織や個人の
エンドユーザにインターネットへの接続を提供してい
る。実際のネットワークを構成するルータなどの機器や
アナログ、ディジタルの各種回線は実証的に相互運用性
が検証され、淘汰されている。
【0004】インターネットに接続したホストコンピュ
ータはディジタルデータをパケット化して送受信する。
パケットは多くのルータやネットワークを経由して目的
地に送り届けられることになるが、このときルータ同士
は経路制御プロトコルによって宛先の情報を交換し合
い、インターネットに接続するすべてのホストコンピュ
ータが直接、対等にデータを送受信することを可能にし
ている。
【0005】インターネットへの接続は、ISPとエン
ドユーザとを専用線を用いて常時接続する形態(専用線
IP接続)が基本であるが、利用コストが高額であるた
め個人での利用は難しい。そのため、ISPとエンドユ
ーザとの間をPSTN(公衆交換電話網)やISDNの
電話回線を用いて必要な間だけ接続する形態(ダイヤル
アップIP接続)が広く用いられている。そして、最近
では、ネットワークコンピュータ(NC)と呼ばれるダ
イヤルアップIP接続でのインターネット利用に最適化
された低価格のインターネット端末装置が出現してい
る。以下、PSTN対応の従来のインターネット端末装
置について説明する。
【0006】図9は従来のインターネット端末装置を示
すブロック図である。図9において、301はインター
ネット端末装置、302は入力部、303はモデム、3
04は回線インタフェース部(回線I/F)、305は
データ解釈・作成部、306は表示・出力部、307は
蓄積部、308は制御部である。
【0007】図9のインターネット端末装置の各構成に
ついて説明する。入力部302は、マウスやキーパッド
などのポインティングデバイスやキーボードによって構
成され、文字やコマンドを入力するのに用いられる。
【0008】モデム303は、PSTNで高速にデータ
送受信を行うため、インターネット端末装置301内の
ディジタル信号をアナログ電話回線の伝送帯域の信号に
変換することによって、ブロードバンド伝送を行うもの
である。この場合、データ伝送速度として、14.4kbpsの
v.33規格や、28.8kbpsのv.34、33.6kbpsのv.34bisなど
が用いられる。
【0009】回線インタフェース部304は、PSTN
とモデム303との接続や切断を行うインタフェースで
ある。
【0010】データ解釈・作成部305は、一般にブラ
ウザと呼ばれるソフトを使用して、http(Hyper Te
xt Trans Protocol)、gopher、ftp(File Tr
ansf-er Protocol)などのさまざまなプロトコルのもと
に送受信されるデータの内容を解釈し、文書、画像等の
情報が適正に表示されるように出力する。
【0011】表示・出力部306は、ブラウン管、LC
Dなどのディスプレイおよびプリンタインタフェースで
構成され、HTML(Hyper Text Markup Language)文
書や電子メール文書を出力、表示するものである。コス
トダウンや小型化を考慮し、表示・出力部306を省略
し、NTSC−TVへのインタフェースのみにすること
もある。
【0012】蓄積部307は、送信するファイル(送信
ファイル)や受信したファイル(受信ファイル)を保存
するためのもので、ハードディスクやフロッピーディス
クが用いられることが多い。コストダウンを図る場合、
省略されることがある。
【0013】制御部308は、インターネット端末装置
301全体を制御するもので、コントローラであるCP
Uと、プログラムやデータを格納するROMやRAMの
メモリとで構成される。制御部308中のプログラムは
PPP(Point to Point Pro-tocol)の制御も行うこと
が多い。
【0014】以上のように構成されたインターネット端
末装置301におけるデータ伝送手順を図10を用いて
説明する。図10は図9のインターネット端末装置30
1におけるデータ伝送手順を示すフローチャートであ
る。
【0015】インターネット端末装置301は電源オン
により動作を開始する。まず使用者がISPとの接続を
入力部302を介して指示、つまりISPへダイヤルす
ると(S301)、制御部308は、モデム303とI
SPのモデムとの電気的接続を確立し(S302)、通
信プロトコル、データ伝送速度などの初期設定を行い、
インターネットへの接続を完了する(S303)。
【0016】この後、使用者は、URL(Uniform Reso
urce Locator)によって表記されるさまざまな形式の情
報をアクセスすることや、POP(Post Office Protoc
ol)プロトコルを解するサーバーを介して電子メールの
やり取りをすることができ(S304)、指示されたU
RLあるいはメールアドレスに対応するサーバーのIP
アドレスをDNS(Domain Name System)と呼ばれるサ
ーバーから取得した後(S305)、サーバーに対しコ
ネクションを要求する(S306)。制御部308は、
ステップ304で指示されたURLあるいはメールアド
レスに対応するサーバーとのコネクションを確立すると
(S307)、情報の送信を要求し(S308)、テキ
スト、イメージなどのデータをモデム303、回線イン
タフェース部304を介して送信する(S309)。
【0017】次に、制御部308は、使用者が他にアク
セスしたいURLやメールアドレス等のサイトがあるか
否かを判定する(S310)。アクセスしたいサイトが
あると判定したときには、ステップ304〜309の動
作を繰り返す。アクセスしたいサイトが無いと判定した
ときには、制御部308は、インターネットへのアクセ
ス終了を指示し(S311)、電話回線を切断する(S
312)。最後に、インターネット端末装置301の電
源がオフされる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インタ
ーネットには14.4kbps以下のモデムによるアナログ電話
回線により構成される部分が多く、ひとつのホストコン
ピュータに多くのユーザが同時に接続することもあり、
上記従来のインターネット端末装置では、データ伝送速
度が低くなり、その結果、情報の検索に必要以上の時間
がかかり、ユーザは不自由を強いられることになるとい
う問題点を有していた。
【0019】また、一方ではマルチメディアのコンテン
ツが大衆的なものになっており、文字情報だけでなく画
像、音声、動画の送受信が多くなるにつれ、ネットワー
ク上を行き交うデータ量が増え、既存の設備ではインタ
ーネットアプリケーションが利用できなくなることもあ
るという問題点を有していた。
【0020】このインターネット端末装置では、情報の
検索に必要以上の時間がかかることが防止され、インタ
ーネットアプリケーションが利用不可能になることが防
止されることが要求されている。
【0021】本発明は、インターネットとの間で送受信
するデータの伝送速度が低い場合に送信データを圧縮し
てデータ伝送に必要な時間を短縮することができるイン
ターネット端末装置、および、そのインターネット端末
装置と通信可能なインターネット中継装置を提供するこ
とを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のインターネット端末装置は、ユーザの指示を
入力する入力部と、ディジタルからアナログまたはアナ
ログからディジタルというようにデータ形式を変換する
モデムと、PSTNを介してアナログデータを送受信す
る回線インタフェース部と、回線インタフェース部を介
して送受信されるアナログデータの伝送速度を測定する
速度測定部と、ディジタルデータを圧縮・復元して送信
ファイルのサイズを小さくする符号化部と、送信ファイ
ルや受信ファイルを保存する蓄積部と、システム全体の
制御と通信プロトコルの制御とを行い、通信開始時に速
度測定部で測定したデータの伝送速度がしきい値以下の
場合には符号化部に送信データの圧縮・復元を指示する
制御部とを有する構成を備えている。
【0023】これにより、インターネットとの間で送受
信するデータの伝送速度が低い場合に送信データを圧縮
してデータ伝送に必要な時間を短縮することができるイ
ンターネット端末装置が得られる。
【0024】この課題を解決するための本発明のインタ
ーネット中継装置は、インターネット端末装置とPST
Nを介して通信するインターネット中継装置であって、
ディジタルからアナログまたはアナログからディジタル
というようにデータ形式を変換するモデムと、PSTN
を介してアナログデータを送受信する回線インタフェー
ス部と、専用線IP接続によって常時インターネットに
接続するための専用線インタフェース部と、ディジタル
データを圧縮・復元して送信ファイルのサイズを小さく
する符号化部とを有する構成を備えている。
【0025】これにより、本発明のインターネット端末
装置と通信可能なインターネット中継装置が得られる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ユーザの指示を入力する入力部と、ディジタルから
アナログまたはアナログからディジタルというようにデ
ータ形式を変換するモデムと、PSTNを介してアナロ
グデータを送受信する回線インタフェース部と、回線イ
ンタフェース部を介して送受信されるアナログデータの
伝送速度を測定する速度測定部と、ディジタルデータを
圧縮・復元して送信ファイルのサイズを小さくする符号
化部と、送信ファイルや受信ファイルを保存する蓄積部
と、システム全体の制御と通信プロトコルの制御とを行
い、通信開始時に速度測定部で測定したデータの伝送速
度がしきい値以下の場合には符号化部に送信データの圧
縮・復元を指示する制御部とを有することとしたもので
あり、インターネットとの間で送受信するデータの伝送
速度が低い場合には送信データが圧縮され、短い時間で
データ送信が終了するという作用を有する。
【0027】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、符号化部は、送受信データが文字情報
か画像情報かを識別するデータ識別部を有し、データ識
別部における識別結果に応じた符号化アルゴリズムを適
用することとしたものであり、文字情報に対しては符号
化の前後で情報の欠落が発生しない可逆性のアルゴリズ
ムが用いられ、画像情報に対しては符号化に際して歪み
が生じるものの高い圧縮率が得られる不可逆性のアルゴ
リズムが用いられ得るという作用を有する。
【0028】請求項3に記載の発明は、インターネット
端末装置とPSTNを介して通信するインターネット中
継装置であって、ディジタルからアナログまたはアナロ
グからディジタルというようにデータ形式を変換するモ
デムと、PSTNを介してアナログデータを送受信する
回線インタフェース部と、専用線IP接続によって常時
インターネットに接続するための専用線インタフェース
部と、ディジタルデータを圧縮・復元して送信ファイル
のサイズを小さくする符号化部とを有することとしたも
のであり、回線インターネット部、PSTNを介して本
発明のインターネット端末装置と通信を行うという作用
を有する。
【0029】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、符号化部は、送受信データが文字情報
か画像情報かを識別するデータ識別部を有し、データ識
別部における識別結果に応じた符号化アルゴリズムを適
用することとしたものであり、文字情報に対しては符号
化の前後で情報の欠落が発生しない可逆性のアルゴリズ
ムが用いられ、画像情報に対しては符号化に際して歪み
が生じるものの高い圧縮率が得られる不可逆性のアルゴ
リズムが用いられ得るという作用を有する。
【0030】以下、本発明の実施の形態について、図1
〜図8を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は、本発明の実施の形態1による
インターネット端末装置を示すブロック図である。図1
のインターネット端末装置は、PSTNを通じて必要な
時間だけISPのインターネット中継装置と接続し、低
価格でインターネットを利用するダイヤルアップIP接
続の形態に対応するものである。インターネット端末装
置とインターネット中継装置との間のプロトコルはPP
Pが用いられる。
【0031】図1において、入力部102、モデム10
3、回線インタフェース部(回線I/F)104、デー
タ解釈・作成部107、表示・出力部108、蓄積部1
09、制御部110は、図1の入力部302、モデム3
03、回線インタフェース部(回線I/F)304、デ
ータ解釈・作成部305、表示・出力部306、蓄積部
307、制御部308に相当するものなので、説明は省
略する。101は本実施の形態によるインタフェース端
末装置、105は速度測定部、106は符号化部であ
る。
【0032】次に、速度測定部105、符号化部106
の機能等について説明する。速度測定部105は、モデ
ム103が実際に通信しているデータ伝送速度を測定す
る。
【0033】符号化部106は、順次入力されるデータ
ストリングの冗長性を取り除き、長さの短いデータスト
リングに変換して出力することによって、送信ファイル
のサイズを小さくするものであり、制御部110と同一
の汎用マイクロプロセッサを利用する。なお、データ解
釈・作成部107も、制御部110と同一の汎用マイク
ロプロセッサを利用する。
【0034】図2は、図1のインターネット端末装置1
とPSTNを介して通信可能なインターネット中継装置
を示すブロック図である。図2において、121はイン
ターネット中継装置、122は回線インタフェース部
(回線I/F)、123はモデム、124は専用線イン
タフェース部(専用線I/F)、125は符号化部、1
26は制御部である。
【0035】次に、インターネット中継装置121の各
構成の機能について説明する。回線インタフェース部1
22はPSTNとモデム123との接続や切断を行うイ
ンタフェースである。
【0036】モデム123は、PSTNで高速にデータ
送受信を行うため、インターネット中継装置121内の
ディジタル信号をアナログ電話回線の伝送帯域の信号に
変換することによってブロードバンド伝送を行うもので
ある。データ伝送速度として、14.4kbpsのv.33規格や、
28.8kbpsのv.34、33.6kbpsのv.34bisなどが用いられ
る。
【0037】専用線インタフェース部124は、専用線
IP接続によって常時インターネット中継装置121と
インターネットを接続し、インターネット上のさまざま
なサービスを利用可能にする。
【0038】符号化部125は、順次入力されるデータ
ストリングの冗長性を取り除き、長さの短いデータスト
リングに変換して出力することによって、送信ファイル
のサイズを小さくするものであり、後述する制御部12
6と同一の汎用マイクロプロセッサを利用する。符号化
部125で用いるアルゴリズムは、インターネット端末
装置101の符号化部106と同一のものである。
【0039】制御部126は、インターネット中継装置
121全体を制御するもので、コントローラであるCP
Uと、プログラムやデータを格納するROMやRAMの
メモリとで構成される。制御部126中のプログラム
は、TCP/IPおよびPPPの制御も行う。
【0040】図3は、インターネット端末装置101、
PSTN、インターネット中継装置121およびインタ
ーネットの接続形態を示す接続形態図である。図3にお
いて、1はPSTN、2はインターネットである。エン
ドユーザが所有するインターネット端末装置101は、
PSTN1を通じて、ISPが所有するインターネット
中継装置121とダイヤルアップIP接続することによ
ってインターネット2にアクセスする。インターネット
中継装置121は、専用線IP接続によって常時インタ
ーネット2に接続している。エンドユーザは必要な間だ
けインターネット2に接続し、低価格でIP接続を実現
することができる。
【0041】次に、以上のように構成されたインターネ
ット端末装置101とインターネット中継装置121と
におけるデータ通信手順を図4を用いて説明する。図4
は本実施の形態におけるインターネット端末装置101
とインターネット中継装置121の動作を示すフローチ
ャートである。
【0042】インターネット端末装置101、インター
ネット中継装置121は電源オンにより動作を開始す
る。まずインターネット端末装置101の使用者がイン
ターネット中継装置121を所有するISPとの接続を
入力部102を介して指示、つまりISPにダイヤルす
ると(S101)、制御部110、126は、モデム1
03とモデム123との電気的接続を確立し(S10
2)、通信プロトコル、データ伝送速度などの初期設定
を行い、インターネット端末装置101のインターネッ
ト2への接続を完了する(S103)。
【0043】この後、インターネット端末装置101の
使用者は、URLによって表記されるさまざまな形式の
情報をアクセスすることや、POPプロトコルを解する
サーバーを介して電子メールのやり取りをすることがで
き(S104)、指示されたURLあるいはメールアド
レスに対応するサーバーのIPアドレスをDNSと呼ば
れるサーバーから取得した後(S105)、サーバーに
対しコネクションを要求する(S106)。制御部11
0は、ステップ104で指示されたURLあるいはメー
ルアドレスに対応するサーバーとのコネクションを確立
すると(S107)、速度測定部105で測定したモデ
ム103のデータ伝送速度がしきい値より小さいか否か
を判定し(S108)、しきい値より小さいと判定した
場合は、符号化部106、125に送信するファイルを
符号化するように設定し(S109)、データの通信を
要求する(S110)。次に、インターネット端末装置
101の符号化部106とインターネット中継装置12
1の符号化部125はそれぞれ、送信するファイルを符
号化(S111)した後、回線インタフェース部10
1、122を介してデータ通信を行い(S112)、受
信したファイルを復号化する(S113)。
【0044】制御部110、126は、ステップ108
でモデム103のデータ伝送速度がしきい値以上である
と判定した場合は、符号化部106、125を動作させ
ることなくデータ通信を要求し(S114)、テキス
ト、イメージなどのデータファイルを回線インタフェー
ス部104、122を介して送信する(S115)。
【0045】次に、制御部110は、インタフェース端
末装置101の使用者が他にアクセスしたいURLやメ
ールアドレス等のサイトがあるか否かを判定する(S1
16)。アクセスしたいサイトがあると判定したときに
は、ステップ104〜115の動作を繰り返す。アクセ
スしたいサイトが無いと判定したときには、制御部11
0は、インターネットへのアクセス終了を指示し(S1
17)、電話回線を切断する(S118)。最後に、イ
ンターネット端末装置101の電源がオフされる。
【0046】以上のように本実施の形態によれば、イン
ターネット2上の各サーバーとの通信開始時に速度測定
部105が測定したデータ伝送速度がしきい値より小さ
いと制御部110が判定した場合、制御部110は、符
号化部106、125に送信データの圧縮・復元を指示
することにより、インターネットとの間で送受信するデ
ータの伝送速度が低い場合に送信ファイルの符号化によ
り送信データを圧縮してデータ伝送に必要な時間を短縮
することができるので、ユーザのインターネット使用上
の不自由を解消することができ、またインターネットア
プリケーションが利用不可となることを防止することが
できる。
【0047】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
よるインターネット端末装置とインターネット中継装置
は実施の形態1とは符号化部の構成が異なるのみであ
り、符号化部以外の構成は実施の形態1と同様である。
図5は本実施の形態2によるインターネット端末装置の
符号化部を示す構成図、図6は本実施の形態2によるイ
ンターネット中継装置の符号化部を示す構成図である。
図5、図6において、201、211はデータ識別部2
02、212を有する符号化部である。本実施の形態2
による符号化部201、211は、LZW(Lempel Ziv
Welch)符号化とJPEG(JointPhoto-graph coding
Experts Group)符号化の2つのアルゴリズムをサポー
トしている。データ識別部202、212は、インター
ネット端末装置101とインターネット中継装置121
との間で通信されているデータフォーマットを識別す
る。データがテキスト、GIF(Graphics Interchange
Format)画像などであるときは可逆性のLZW符号化
アルゴリズムを用いることによって符号化の前後で情報
の欠落が発生しないようにし、JPEG画像に対しては
再度JPEG符号化を行うことにより高い圧縮率を得る
ことができる。
【0048】次に、以上のように構成されたインターネ
ット端末装置101とインターネット中継装置121と
におけるデータ通信手順を図7、図8を用いて説明す
る。図7、図8は本実施の形態2におけるインターネッ
ト端末装置101とインターネット中継装置121の動
作を示すフローチャートである。なお、図7のステップ
101〜118は図4のステップ101〜118と同じ
ものであり、その説明は省略する。したがって、図8の
フローについてのみ説明する。
【0049】図8において、制御部110は、ステップ
104で指示されたURLあるいはメールアドレスに対
応するサーバーとのコネクションを確立すると(S10
7、図7)、速度測定部105で測定したモデム103
のデータ伝送速度がしきい値より小さいか否かを判定し
(S108、図7)、しきい値より小さいと判定した場
合は、符号化部201、211に送信するファイルを符
号化するように設定し(S201)、データの通信を要
求する(S202)。次に、インターネット端末装置1
01の符号化部201のデータ識別部202とインター
ネット中継装置121の符号化部211のデータ識別部
212はそれぞれ、送信するファイルがJPEG画像フ
ァイルであるか否かを識別し(S203)、JPEG画
像ファイルであると識別したときは符号化部201、2
11はJPEG画像ファイルに対してJPEG符号化を
行い(S204)、それ以外のGIF画像、テキストな
どのデータに対してはLZW符号化を行う(S20
5)。次に、制御部110、126は、回線インタフェ
ース部101、122を介して符号化したデータを順次
送信する(S206)。
【0050】データ識別部202、212は受信したフ
ァイルについてもデータフォーマットを識別し(S20
7)、JPEG画像ファイルであると識別したときは符
号化部201、211はJPEG画像ファイルに対して
JPEG復号化を行い(S208)、それ以外のGIF
画像、テキストなどのデータに対してはLZW復号化を
行う(S209)。
【0051】以上のように本実施の形態2によれば、符
号化部201、211がデータ識別部202、212を
有し、データ識別部202、212は、送受信するデー
タが文字データ、GIF画像データであるかJPEG画
像データであるかを判定し、それぞれに対して異なる符
号化アルゴリズム、すなわちLZW符号化アルゴリズム
またはJPEG符号化アルゴリズムを適用することによ
り、文字データ、GIF画像データに対しては符号化の
前後で情報の欠落が発生しない可逆性のアルゴリズムを
用い、JPEG画像データに対しては符号化に際して歪
みが生じるものの高い圧縮率が得られる不可逆性アルゴ
リズムを用いるようにすることができるので、送信デー
タに応じて高い圧縮率を達成することができ、データ送
信に要する時間を更に短くすることができる。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明のインターネット端
末装置によれば、インターネットとの間で送受信するデ
ータの伝送速度が低い場合には送信ファイルの符号化に
より送信データを圧縮してデータ伝送に必要な時間を短
縮することができるので、ユーザのインターネット使用
上の不自由を解消することができ、またインターネット
アプリケーションが利用不可となることを防止すること
ができるという有利な効果が得られる。
【0053】また、本発明のインターネット中継装置に
よれば、ディジタルからアナログまたはアナログからデ
ィジタルというようにデータ形式を変換するモデムと、
PSTNを介してアナログデータを送受信する回線イン
タフェース部と、専用線IP接続によって常時インター
ネットに接続するための専用線インタフェース部と、デ
ィジタルデータを圧縮・復元して送信ファイルのサイズ
を小さくする符号化部とを有することにより、回線イン
ターネット部、PSTNを介して本発明のインターネッ
ト端末装置と通信を行うことができるという有利な効果
が得られる。
【0054】さらに、符号化部は、送受信データが文字
情報か画像情報かを識別するデータ識別部を有し、デー
タ識別部における識別結果に応じた符号化アルゴリズム
を適用することにより、文字情報に対しては符号化の前
後で情報の欠落が発生しない可逆性のアルゴリズムを用
い、画像情報に対しては符号化に際して歪みが生じるも
のの高い圧縮率が得られる不可逆性のアルゴリズムを用
いるようにすることができるので、送信データに応じて
高い圧縮率を達成することができ、データ送信に要する
時間を更に短くすることができるという有利な効果が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるインターネット端
末装置を示すブロック図
【図2】図1のインターネット端末装置と通信可能なイ
ンターネット中継装置を示すブロック図
【図3】インターネット端末装置、PSTN、インター
ネット中継装置およびインターネットの接続形態を示す
接続形態図
【図4】本発明の実施の形態1におけるインターネット
端末装置とインターネット中継装置の動作を示すフロー
チャート
【図5】本発明の実施の形態2によるインターネット端
末装置の符号化部を示す構成図
【図6】本発明の実施の形態2によるインターネット中
継装置の符号化部を示す構成図
【図7】本発明の実施の形態2におけるインターネット
端末装置とインターネット中継装置の動作を示すフロー
チャート
【図8】本発明の実施の形態2におけるインターネット
端末装置とインターネット中継装置の動作を示すフロー
チャート
【図9】従来のインターネット端末装置を示すブロック
【図10】図9のインターネット端末装置の動作を示す
フローチャート
【符号の説明】
1 PSTN 2 インターネット 101 インターネット端末装置 102 入力部 103、123 モデム 104、122 回線インタフェース部 105 速度測定部 106、125、201、211 符号化部 107 データ解釈・作成部 108 表示・出力部 109 蓄積部 110、126 制御部 121 インターネット中継装置 124 専用線インタフェース部 202、212 データ識別部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザの指示を入力する入力部と、ディジ
    タルからアナログまたはアナログからディジタルという
    ようにデータ形式を変換するモデムと、PSTNを介し
    てアナログデータを送受信する回線インタフェース部
    と、前記回線インタフェース部を介して送受信されるア
    ナログデータの伝送速度を測定する速度測定部と、ディ
    ジタルデータを圧縮・復元して送信ファイルのサイズを
    小さくする符号化部と、送信ファイルや受信ファイルを
    保存する蓄積部と、システム全体の制御と通信プロトコ
    ルの制御とを行い、通信開始時に前記速度測定部で測定
    したデータの伝送速度がしきい値以下の場合には前記符
    号化部に送信データの圧縮・復元を指示する制御部とを
    有することを特徴とするインターネット端末装置。
  2. 【請求項2】前記符号化部は、送受信データが文字情報
    か画像情報かを識別するデータ識別部を有し、前記デー
    タ識別部における識別結果に応じた符号化アルゴリズム
    を適用することを特徴とする請求項1に記載のインター
    ネット端末装置。
  3. 【請求項3】インターネット端末装置とPSTNを介し
    て通信するインターネット中継装置であって、ディジタ
    ルからアナログまたはアナログからディジタルというよ
    うにデータ形式を変換するモデムと、PSTNを介して
    アナログデータを送受信する回線インタフェース部と、
    専用線IP接続によって常時インターネットに接続する
    ための専用線インタフェース部と、ディジタルデータを
    圧縮・復元して送信ファイルのサイズを小さくする符号
    化部とを有することを特徴とするインターネット中継装
    置。
  4. 【請求項4】前記符号化部は、送受信データが文字情報
    か画像情報かを識別するデータ識別部を有し、前記デー
    タ識別部における識別結果に応じた符号化アルゴリズム
    を適用することを特徴とする請求項3に記載のインター
    ネット中継装置。
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