JPH10283078A - マイクロコンピュータ - Google Patents

マイクロコンピュータ

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JPH10283078A
JPH10283078A JP9082744A JP8274497A JPH10283078A JP H10283078 A JPH10283078 A JP H10283078A JP 9082744 A JP9082744 A JP 9082744A JP 8274497 A JP8274497 A JP 8274497A JP H10283078 A JPH10283078 A JP H10283078A
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JP
Japan
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terminal
register
flip
control
microcomputer
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JP9082744A
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English (en)
Inventor
Kazuya Tajima
和也 田島
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内蔵周辺回路の多数のコントロールレジスタ
に対する初期設定を能率的に行うことができるマイクロ
コンピュータを提供する。 【解決手段】 マイクロコンピュータ(1)の周辺回路
(6,7)に含まれるコントロールレジスタ(60,7
0)はセット端子(S)とリセット端子(R)を有する
多数のフリップフロップから成る。コントロールレジス
タを初期設定するための制御データが中央処理装置
(2)によって設定されるレジスタ(5)を設け、前記
レジスタに対する制御データの設定に呼応して論理手段
(20)がオートセット信号(AUTS)をアサートし
たとき、これに同期して前記レジスタの制御データを複
数個のコントロールレジスタの各フリップフロップのセ
ット端子とリセット端子に一括して割り振る信号経路1
3を設けて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロコンピュ
ータに係り、特にマイクロコンピュータが内蔵する周辺
回路のコントロールレジスタを初期設定する技術に関
し、例えば機器組み込み制御用途のシングルチップマイ
クロコンピュータに適用して有効な技術に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】周辺回路を中央処理装置と同一の半導体
基板に搭載したマイクロコンピュータにおいて、周辺回
路の動作はコントロールレジスタに初期設定される内容
に従って決定される。このとき、コントロールレジスタ
に対する初期設定は、従来、中央処理装置がレジスタア
クセスを行って1個1個初期設定していた。多数のコン
トロールレジスタに初期設定を行うために中央処理装置
は多くのレジスタライト命令若しくはデータ転送命令を
実行しなければならない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、マイク
ロコンピュータの高機能化によって多くの周辺回路を内
蔵する場合、従来のようにコントロールレジスタを1個
1個初期設定していたのでは、その処理に多くの時間が
費やされ、また、中央処理装置の動作プログラムをRO
Mによって内蔵する場合には初期設定のための命令記述
が増えることによってプログラムの容量も無視し得ない
程増大することが予想される。
【0004】本発明の目的は、内蔵周辺回路の多数のコ
ントロールレジスタに対する初期設定を能率的に行うこ
とができるマイクロコンピュータを提供することにあ
る。
【0005】本発明の別の目的は、内蔵周辺回路の多数
のコントロールレジスタを初期設定するために必要な中
央処理装置の命令実行数を少なくできるマイクロコンピ
ュータを提供することにある。
【0006】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0008】すなわち、内部バスに共通接続された中央
処理装置と複数個の周辺回路とを1個の半導体基板に含
んで成るマイクロコンピュータは、前記周辺回路はその
動作を決定するための情報が初期設定されるコントロー
ルレジスタを含む。コントロールレジスタはセット端子
とリセット端子を有する複数個のフリップフロップを有
する。前記中央処理装置によってアクセスされ、前記コ
ントロールレジスタを初期設定するための制御データが
設定されるレジスタ手段を設け、中央処理装置による前
記レジスタ手段に対するライトアクセスに呼応してオー
トセット信号をアサートする論理手段と、前記オートセ
ット信号のアサートに同期して前記レジスタ手段の制御
データに従って前記複数個のコントロールレジスタの各
フリップフロップのセット端子とリセット端子に初期設
定信号を並列的に供給する一括初期化回路とを設けて成
る。
【0009】上記した手段によれば、前記レジスタ手段
に対する中央処理装置のアクセスに同期して、複数個の
コントロールレジスタの各フリップフロップのセット状
態又はリセット状態が一括して決定される。中央処理装
置は個々のコントロールレジスタを1個1個アクセスす
ることを要しない。これにより、内蔵周辺回路の多数の
コントロールレジスタに対する初期設定を能率的に行う
ことができ、また、コントロールレジスタの初期設定に
要する命令実行数を少なくでき、中央処理装置のプログ
ラムの容量を小さくすることに寄与する。
【0010】前記コントロールレジスタの一括初期化回
路は、前記レジスタ手段の所定の1ビットを前記各々の
フリップフロップのセット端子又はリセット端子に割り
振る配線経路を有して構成できる。これは、コントロー
ルレジスタに対する一括初期設定の内容を可変にできな
いが、組み込み機器制御用途のような限定的な制御用途
では支障はなく、逆に、レジスタ初期化回路の構成を極
めて簡素化できる。尚、コントロールレジスタが中央処
理装置により個々にアクセス可能にもなっているとき
は、一括初期設定以外の初期設定状態が必要な場合には
個別的に対応できる。
【0011】一括初期設定内容を可変できるようにする
には、前記一括初期化回路は、前記レジスタ手段の値を
デコードして前記各々のフリップフロップのセット端子
及びリセット端子の状態を決定する構成を採用すればよ
い。例えば、前記各々のフリップフロップのセット端子
及びリセット端子の状態を決定するための複数組の情報
が格納された不揮発性記憶手段と、前記レジスタ手段の
制御データをデコードして前記不揮発性記憶手段から出
力する情報を決定するデコード手段とによって、前記一
括初期化回路を構成する。
【0012】前記レジスタ手段を不要にするにはリセッ
ト動作に同期してコントロールレジスタの一括初期設定
を行うことができる。すなわち、リセット動作に同期し
て外部から初期化用のデータを取り込む。外部リセット
端子から指示されるリセット動作に同期してオートセッ
ト信号をアサートする論理手段と、この論理手段からオ
ートセット信号がアサートされるのに同期して所定の外
部端子の値に従って前記複数個のコントロールレジスタ
の各フリップフロップのセット端子とリセット端子に初
期設定信号を並列的に供給する一括初期化回路とを設け
てマイクロコンピュータを構成する。
【0013】
【発明の実施の形態】図1には本発明の一例に係るマイ
クロコンピュータのブロック図が示される。マイクロコ
ンピュータ1は、中央処理装置(CPU)2、RAM
(Random Access Memory)3、ROM(Read Only Memo
ry)4、ユーザレジスタ(UREG)5、シリアル・コ
ミュニケーション・インタフェース(SCI)6、タイ
マ(TMR)7及び外部バスインタフェース(IF)8
を有し、それらは内部アドレスバス9及び内部データバ
ス10に共通接続され、公知の半導体集積回路製造技術
によって単結晶シリコンのような1個の半導体基板に形
成されている。
【0014】前記ROM4は中央処理装置2の動作プロ
グラムや定数データ等を保有する。中央処理装置2は、
前記ROM4から命令をフェッチし、フェッチした命令
を解読して内部制御情報を生成する命令制御部と、前記
制御信号に従ってアドレス演算やデータ演算などを行う
演算部等を有する。RAM3は中央処理装置2の作業領
域又はデータの一時記憶領域とされる。前記SCI6及
びTMR7はマイクロコンピュータ1の周辺回路の一例
であり、夫々はコントロールレジスタ(CREG1,C
REG2)60,70を有する。SCI6及びTMR7
の動作態様はコントロールレジスタ60,70の初期設
定内容に従って決定される。図1には2本のコントロー
ルレジスタが代表的に示されているが、実際には図示を
省略するその他のコントロールレジスタが内蔵されてい
る。
【0015】図2にはコントロールレジスタ60,70
の一例が示されている。図2をも参照しながら、前記コ
ントロールレジスタ60,70を初期設定するための構
成について説明する。
【0016】コントロールレジスタ60,70は、セッ
ト端子S、リセット端子R、データ出力端子Q,データ
入力端子D,クロック端子C有する複数個のフリップフ
ロップFFによって構成される。フリップフロップFF
は例えばエッジトリガ型のセット・リセット機能付きの
D型フリップフロップによって構成される。すなわち、
クロック端子Cに供給されるクロック信号の立ち上がり
変化に同期してセット端子Sがハイレベルにされるとセ
ット状態にされ、セット状態において出力端子Qはハイ
レベルを出力する。また、クロック端子Cに供給される
クロック信号の立ち上がり変化に同期してリセット端子
Rがハイレベルにされるとリセット状態にされ、リセッ
ト状態において出力端子Qはローレベルを出力する。ま
た、クロック端子Cに供給されるクロック信号の立ち上
がり変化に同期してデータ入力端子Dのデータをラッチ
する。
【0017】コントロールレジスタ60を構成するフリ
ップフロップFFの出力端子QはSCI6の図示を省略
する制御ロジックに結合され、コントロールレジスタ7
0を構成するフリップフロップFFの出力端子QはTM
R7の図示を省略する制御ロジックに結合される。
【0018】コントロールレジスタ60,70のデータ
入力端子Dは入力制御ゲート回路61,71の出力端子
に結合され、入力制御ゲート回路61,71の入力端子
は前記内部データバス10に結合される。入力制御ゲー
ト回路61,71は、レジスタ選択信号RSEL1,R
SEL2がアサートされることによって内部データバス
10の値を出力する。レジスタ選択信号RSEL1,R
SEL2がネゲートされているとき、入力制御ゲート回
路61,71の出力端子は高出力インピーダンス状態に
制御される。前記コントロールレジスタ60,71には
中央処理装置によってアクセスされるアドレスが割り当
てられている。レジスタ選択信号RSEL1,RSEL
2は、図示しないレジスタ選択回路が出力する。レジス
タ選択回路は、内部アドレスバス9のアドレス信号をデ
コードし、コントロールレジスタ60,70に割り当て
られているアドレス信号が供給されたとき対応されるレ
ジスタ選択信号RSEL1,RSEL2をアサートす
る。
【0019】前記ユーザレジスタ5は、特に制限されな
いが、前記コントロールレジスタ60,70を一括初期
設定するための制御データが中央処理装置2によって設
定されるレジスタ手段である。中央処理装置2が前記ユ
ーザレジスタ5をライトアクセスして前記制御データを
セットするとき、論理回路20はオートセット信号AU
TSをアサートする。論理回路20はユーザレジスタ5
に対するライトアクセスを検出することによって、所定
のタイミングでオートセット信号AUTSをアサートす
る。この例では、オートセット信号AUTSのアサート
はローレベルからハイレベルへの変化とされる。オート
セット信号AUTSのアサートタイミングは、ユーザレ
ジスタ5に対する制御データ書き込み完了後とされる。
【0020】この例では、コントロールレジスタ60,
70の一括制御には制御データの内の1ビットASDT
iを用いる。この制御データASDTiと前記オートセ
ット信号AOUSはアンドゲート11に供給される。ア
ンドゲート11の出力は配線経路13を介して各々のフ
リップフロップFFのセット端子S又はリセット端子R
に結合される。この構成から明らかなように、有意の制
御データASDTiはハイレベルのデータである。ま
た、前記オートセット信号AUTSとライト信号RWR
はオアゲート12を介して前記コントロールレジスタ6
0,70各フリップフロップFFのクロック端子に共通
に与えられる。
【0021】図2の構成から明らかなように、コントロ
ールレジスタ60,70を夫々構成する一連のフリップ
フロップFFに初期設定すべき論理値に応じて制御デー
タASDRiをセット端子Sに供給するのかリセット端
子Rに供給するのかが、予じめ配線経路13によって固
定的に決定されている。中央処理装置2がユーザレジス
タ5に制御データをライトすると、制御データASDT
iがハイレベルにされ、且つオートセット信号AUTS
が立ち上がり変化される。これにより、配線経路13に
ハイレベルの制御データASDTiが供給され、全ての
フリップフロップFFのクロック端子Cに立ち上がりク
ロック変化が与えられるので、各々のフリップフロップ
FFのセット端子S及びリセと端子Rと配線経路13と
の接続状態に応じて全てのコントロールレジスタ60,
70は一括して初期設定される。
【0022】コントロールレジスタ60,70に対する
一括初期設定の内容は可変にできないが、必要に応じて
中央処理装置2はコントロールレジスタ60,70を個
別にアクセスして任意に初期設定を行うこともできる。
このときは、フリップフロップFFのクロック端子Cに
はオアゲート12を介して書き込み信号RWRのパルス
が与えられ、入力制御ゲート回路61,71を介して内
部データバス10から書き込みデータが与えられる。コ
ントロールレジスタ60,70に一括初期化される内容
は、SCI6,TMR7において最も代表的若しくは利
用頻度の多い一つの初期状態とされることになる。
【0023】図1に示されるマクロコンピュータ1によ
れば、前記ユーザレジスタ5に対する中央処理装置2の
アクセスに同期して、複数個のコントロールレジスタ6
0,70の各フリップフロップFFのセット状態又はリ
セット状態を一括して決定することができるから、中央
処理装置2は個々のコントロールレジスタ60,70を
1個1個アクセスしなくてもそれらを一括して代表的な
初期状態の設定することができる。これにより、内蔵周
辺回路6,7の多数のコントロールレジスタ60,70
に対する初期設定を能率的に行うことができ、また、コ
ントロールレジスタ60,70の初期設定に要する命令
実行数を少なくでき、中央処理装置2のプログラムの容
量を小さくすることも可能になる。したがってプログラ
ムROM4の記憶容量も小さくすることができる。特
に、1ビットの制御データASDTiを前記各々のフリ
ップフロップFFのセット端子S又はリセット端子Rに
供給する配線経路13を用いるから、コントロールレジ
スタの一括初期化のための回路構成を極めて簡素化でき
る。但し、コントロールレジスタ60,70に対する一
括初期設定の内容を可変にできないが、組み込み機器制
御用途のような限定的な制御用途では支障はなく、ま
た、コントロールレジスタ60,70は中央処理装置2
により個々にアクセス可能にされているので、どのよう
な用途にも対応可能であることは保証されている。
【0024】図3にはマイクロコンピュータの別の例が
示される。図1との相違点はコントロールレジスタ6
0,70に対する一括初期化のための回路構成である。
即ち、一括初期設定内容を可変できるようにする一括初
期化回路14を設けたものである。一括初期化回路14
にはユーザレジスタ5にセットされた複数ビットの制御
データASDT0〜ASDTnと、前記オートセット信
号AUTSが供給され、各々のフリップフロップのセッ
ト端子Sとリセット端子Rにはセット信号とリセット信
号を個別に供給する。図3において図1と同一機能を有
する回路ブロック及び信号には同じ参照符号を付してそ
の詳細な説明を省略する。
【0025】図4には前記一括初期化回路14の詳細な
一例が示される。前記一括初期化回路14は、不揮発性
記憶回路140、141とデコーダ142によって構成
される。不揮発性記憶回路140は、コントロールレジ
スタ60の各々のフリップフロップFFのセット端子S
及びリセット端子Rの状態を決定するための複数組の情
報を保有し、不揮発性記憶回路141は、コントロール
レジスタ70の各々のフリップフロップFFのセット端
子S及びリセット端子Rの状態を決定するための複数組
の情報を保有する。不揮発性記憶回路140,141
は、例えば、ワード線WLとビット線BLの交差位置に
マスクROM用のメモリセル(例えばソースが接地され
たnチャンネル型トランジスタのドレインがビット線に
接続されているか否かに応じて情報を記憶するメモリセ
ル)MCが配置された所謂縦型のROM回路によって構
成される。図4において黒丸で示されたメモリセルはド
レインがビット線に結合されている。各々のフリップフ
ロップFFのセット端子Sとリセット端子R毎に1本の
ビット線BLが割り当てられている。センスアンプ回路
140S,141Sは各々のビット線BLに対応して設
けられた図示を省略する電流センス型のセンスアンを有
する。前記電流センス型センスアンプの出力端子が対応
するフリップフロップFFのセット端子S、リセット端
子Rに結合されている。
【0026】前記センスアンプ回路140S,141S
は前記オートセット信号AUTSのアサート状態(ハイ
レベル状態)で活性化され、各センスアンプはメモリセ
ルのデータに応じてハイレベル又はローレベルを出力す
る。センスアンプ回路140S,141Sの非活性状態
では各センスアンプはローレベル出力状態に固定され
る。
【0027】デコーダ142は、前記ユーザレジスタ5
の制御データASDT0〜ASDTnをデコードして、
不揮発性記憶回路140,141の前記ワード線WLの
選択信号を形成する。
【0028】図4の構成から明らかなように、図3のマ
イクロコンピュータ1Aによれば、ユーザレジスタ5に
設定する制御データASDT0〜ASDTnに応じて、
コントロールレジスタ60,70に対する一括初期化状
態を可変にすることができる。
【0029】図5にはリセット動作に同期して制御デー
タ外部から取り込んでコントロールレジスタの一括初期
化を行うマイクロコンピュータ1Bの例が示される。
【0030】図1との相違点は制御データASDTiを
外部端子17から取り込み、一括初期化動作をマイクロ
コンピュータ1Bのリセット動作に同期して行う点であ
る。即ち、論理回路20Bは、リセット端子16に供給
されるリセット信号RESETにより、マイクロコンピ
ュータ1Bにリセット動作が指示されたとき、一定のタ
イミングで前記オートセット信号AUTSをアサートす
る。このとき、外部端子17にハイレベルの信号が与え
られることにより、図1の場合と同様に、配線経路13
(図2参照)の接続態様に従ってコントロールレジスタ
60,70を一括初期化することができる。その他の構
成は図1と同様であるから、それと同一機能を有する回
路ブロック及び信号には同一の参照符号を付してその詳
細な説明を省略する。
【0031】図5のマイクロコンピュータ1Bによれ
ば、図1と同様にコントロールレジスタ60,70に一
括初期化を能率的に行うことができ簡素化できる。
【0032】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づいて具体的に説明したが、本発明はそれに限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲にお
いて種々変更可能であることは言うまでもない。
【0033】マイクロコンピュータに内蔵される周辺回
路の種類や数、個々の周辺回路に内蔵されるコントロー
ルレジスタの数などは上記の例に限定されず適宜変更可
能である。ユーザレジスタ5に対するライトアクセスを
検出した後所定のタイミングでオートセット信号をアサ
ートする論理回路20は、中央処理装置の内部に配置さ
れることに限定されず、マイクロコンピュータのどこに
配置してもよい。また、不揮発性記憶回路は電気的に書
き換え可能な不揮発性メモリセルを用いて構成してもよ
い。また、本発明のマイクロコンピュータは機器組み込
み制御用途に限定されず汎用データ処理用のマイクロコ
ンピュータにも適用することができる。
【0034】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0035】すなわち、内蔵周辺回路の多数のコントロ
ールレジスタに対する初期設定を能率的に行うことがで
き、また、コントロールレジスタの初期設定に要する命
令実行数を少なくでき、中央処理装置のプログラムの容
量を小さくすることに寄与できる。
【0036】前記コントロールレジスタの一括初期化に
1ビットの制御データを配線経路を用いて多数のフリッ
プフロップのセット端子とリセット端子に振り分ける構
成の初期化回路を採用することにより、その初期化回路
の構成を極めて簡単にすることができる。
【0037】制御データをデコードし、これによって不
揮発性記憶回路から並列的に読出された情報で各々のフ
リップフロップのセット端子及びリセット端子の状態を
決定する構成を採用すれば、一括初期設定の内容を可変
できるようになる。
【0038】リセット動作に同期して制御データ外部か
ら取り込んでコントロールレジスタの一括初期化を行う
ようにすることにより、一括初期化のための制御データ
を格納するレジスタ手段を不要にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係るマイクロコンピュータのブ
ロック図である。
【図2】コントロールレジスタの一例を示すブロック図
である。
【図3】コントロールレジスタの一括初期化を不揮発性
記憶回路を用いて行うマイクロコンピュータのブロック
図である。
【図4】図4のマイクロコンピュータに採用される一括
初期化回路の一例ブロック図である。
【図5】リセット動作に同期して制御データ外部から取
り込んでコントロールレジスタの一括初期化を行うマイ
クロコンピュータのブロック図である。
【符号の説明】 1,1A,1B マイクロコンピュータ 2 中央処理装置 4 ROM 5 ユーザレジスタ 6 シリアル・コミュニケーション・インタフェース 7 タイマ 20,20B 論理化回路 60 コントロールレジスタ 70 コントロールレジスタ FF フリップフロップ S セット端子 R リセット端子 Q データ出力端子 D データ入力端子 C クロック端子 13 配線経路 AUTS オートセット信号 ASDTi,ASDT0〜ASDTn 14 一括初期化回路 140,141 不揮発性記憶回路 142 デコーダ 16 リセット端子 17 初期化制御データの外部入力端子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部バスに共通接続された中央処理装置
    と複数個の周辺回路とを1個の半導体基板に含んで成る
    マイクロコンピュータであって、前記周辺回路はその動
    作を決定するための情報が初期設定されるコントロール
    レジスタを含み、コントロールレジスタはセット端子と
    リセット端子を有する複数個のフリップフロップを含
    み、前記中央処理装置によってアクセスされ、前記コン
    トロールレジスタを初期設定するための制御データが設
    定されるレジスタ手段を設け、中央処理装置による前記
    レジスタ手段に対するライトアクセスに呼応してオート
    セット信号をアサートする論理手段と、前記オートセッ
    ト信号のアサートに同期して前記レジスタ手段の制御デ
    ータに従って前記複数個のコントロールレジスタの各フ
    リップフロップのセット端子とリセット端子に初期設定
    信号を並列的に供給する一括初期化回路とを設けて成る
    ものであることを特徴とするマイクロコンピュータ。
  2. 【請求項2】 前記一括初期化回路は、前記レジスタ手
    段の所定の1ビットを前記各々のフリップフロップのセ
    ット端子又はリセット端子に割り振る配線経路を有して
    成るものであることを特徴とする請求項1記載のマイク
    ロコンピュータ。
  3. 【請求項3】 前記一括初期化回路は、前記レジスタ手
    段に設定された制御データをデコードして前記各々のフ
    リップフロップのセット端子及びリセット端子の状態を
    決定するものであることを特徴とする請求項1記載のマ
    イクロコンピュータ。
  4. 【請求項4】 前記一括初期化回路は、前記各々のフリ
    ップフロップのセット端子及びリセット端子の状態を決
    定するための複数組の情報が格納された不揮発性記憶手
    段と、前記レジスタ手段に設定された制御データをデコ
    ードして前記不揮発性記憶手段から出力する情報を決定
    するデコード手段とを有して成るものであることを特徴
    とする請求項3記載のマイクロコンピュータ。
  5. 【請求項5】 内部バスに共通接続された中央処理装置
    と複数個の周辺回路とを1個の半導体基板に含んで成る
    マイクロコンピュータであって、前記周辺回路はその動
    作を決定するための情報が初期設定されるコントロール
    レジスタを含み、コントロールレジスタはセット端子と
    リセット端子を有する複数個のフリップフロップを含
    み、外部リセット端子から指示されるリセット動作に同
    期してオートセット信号をアサートする論理手段と、こ
    の論理手段からオートセット信号がアサートされるのに
    同期して前記所定の外部端子から供給される値に従って
    前記コントロールレジスタの各フリップフロップのセッ
    ト端子とリセット端子に初期設定信号を並列的に供給す
    る一括初期化回路とを設けて成るものであることを特徴
    とするマイクロコンピュータ。
  6. 【請求項6】 前記一括初期化回路は、前記所定の外部
    端子から供給される1ビットを前記各々のフリップフロ
    ップのセット端子又はリセット端子に供給する配線経路
    を有して成るものであることを特徴とする請求項5記載
    のマイクロコンピュータ。
JP9082744A 1997-04-01 1997-04-01 マイクロコンピュータ Withdrawn JPH10283078A (ja)

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