JPH10282471A - アクティブマトリックス型液晶パネルとその駆動方法 - Google Patents

アクティブマトリックス型液晶パネルとその駆動方法

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JPH10282471A
JPH10282471A JP8642497A JP8642497A JPH10282471A JP H10282471 A JPH10282471 A JP H10282471A JP 8642497 A JP8642497 A JP 8642497A JP 8642497 A JP8642497 A JP 8642497A JP H10282471 A JPH10282471 A JP H10282471A
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JP
Japan
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voltage
liquid crystal
switching element
crystal panel
pixel electrode
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JP8642497A
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English (en)
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Sumihisa Oishi
純久 大石
Tsutomu Furuhashi
勉 古橋
Hiroshi Kurihara
博司 栗原
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レベルシフト電圧ΔVpの表示位置による差を減
少せしめ、これによってゲート線方向の表示むらの少な
いTFT液晶パネルを実現する。 【解決手段】液晶パネル101のゲート線103−1〜
2n上に、ゲート信号の立ち下がり時において電荷の放
出を行なうために、2n個のTFTで構成したディスチ
ャージ回路109を設け,このディスチャージ回路10
9において、画素内のTFTをオン状態からオフ状態と
すると同時に、ディスチャージ回路109内のTFTを
オフ状態からオン状態とすることによって立下り時間の
画素位置による差を減少せしめるか,あるいは、異なる
対向電極の電圧をゲート線と交差する方向に対して与え
ることで液晶印加電圧を一定とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルに係わ
り、特に高精細で画面サイズが大きなアクティブマトリ
ックス型液晶パネルに対して、表示位置によるむらの少
ない画面を提供することができるアクティブマトリック
ス型液晶パネルとその駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアクティブマトリックス型液晶パ
ネルとして、各画素電極にTFT(Thin Film Transist
or)を配置したTFT液晶パネルの構成とその駆動方法
は、例えば産業図書“カラー液晶ディスプレイ”p14
8〜p151や月刊LCDインテリジェンス‘96.7
月号のp124〜p127に記載されている。以下図1
3〜図15を用いてこれを説明する。
【0003】図13は従来のTFT液晶パネルおよびそ
の駆動回路の構成を示す図である。本図において、13
01はm×nドットで構成されたTFT液晶パネル、1
302−1、1302−2、1302−3、…、130
2−mはm本からなるデータ線、1303−1、130
3−2、…、1303−nはn本からなるゲート線、1
304は対向電極、1305は補助電極である。130
6は各画素に配置されたTFTであり、i行j列のTF
T1306に対しては、そのゲート電極はi行目のゲー
ト線1303−iと接続しており、そのドレイン電極は
j列目のデータ線1302−jと接続している。
【0004】さらに、ソース電極は対向電極1304と
の間に液晶層を誘電材料とする液晶容量1307を、補
助電極1305との間に補助容量1308を形成してい
る。
【0005】さらに、1309は電源回路、1310は
データ電圧生成用電圧線、1311はゲート電圧生成用
電圧線である。1312はデータドライバ、1313は
表示データ、1314はデータドライバ制御信号であ
る。データドライバ1312は図示しない外部システム
から入力される表示データ1313とデータドライバ制
御信号1314を基に電圧線1310の電圧値からデー
タ電圧を生成し、生成したデータ電圧Vx(j)をデータ線
1302−jに対して出力する。1315はゲートドラ
イバ、1316はゲートドライバ制御信号である。ゲー
トドライバ1315もまたデータドライバ1312と同
様に、ゲートドライバ制御信号1316を基に電圧線1
311の電圧値からゲート電圧を生成し、生成したゲー
ト電圧Vy(i)をゲート線1303−iに対して出力す
る。
【0006】図14は従来例のTFT液晶パネルの駆動
タイミングを示す図である。Vx(j)はj列目のデータ線
1302−jの電圧波形であり、-Vsh≦Vx(j)≦-Vsl、
及び、+Vsl≦Vx(j)≦+Vshなる電圧範囲を取る。Vy(i-
1)、Vy(i)はそれぞれi−1行目、i行目のゲート線1
303−(i−1)、1303−iの電圧波形であり、
Vgl≦Vy(i)≦Vghなる電圧範囲を取る。Vcomは対向電極
1304の電圧値である。
【0007】図15は図13の駆動タイミングに対する
液晶容量間の差電圧を示す図である。Vp(i、j)はi行j
列のTFTのソース電極の電圧であり、Vceはデータ電
圧の中心電圧であり、即ち(+Vsh-Vsh)/2なる電圧であ
る。
【0008】以上の構成で示されるTFT液晶パネルの
動作を次に説明する。
【0009】TFT1306は、そのゲート電圧がVgh
となるときオン状態となり、Vglとなるときオフ状態と
なる。そこでi−1行j列の画素にデータの書き込みを
行う場合は、図14に示すように、i−1行目のゲート
線1303−(i−1)の電圧値をVy(i-1)=Vghとす
る。これによってi−1行目のTFT1306が全てオ
ン状態となり、各列のデータ線に与えられるデータ電圧
Vx(j)に従い、ソース電極の電圧をVp(i-1、j)=Vx(j)と
することでデータが書き込まれる。次にVy(i-1)=Vglと
すれば、当該行のTFT1306がオン状態からオフ状
態となることで画素容量の電荷が保持されるとととも
に、同じタイミングにおいてi行目のゲート線1303
−iの電圧値をVy(i)=Vghとし、i行目のTFT130
6のソース電極に対してデータ電圧Vx(j)の書き込みを
行なう。液晶容量1307と補助容量1308からなる
画素容量に書き込まれたi行目のデータ電圧Vx(j)は次に
ゲート電圧がVy(i)=Vghとなるまで保持される。ここ
で、+Vsl≦Vx(j)≦+Vshなる範囲であるとき、Vx(j)は対
向電圧Vcomに対して正であるため、正極性となり、-Vsh
≦Vx(j)≦-Vslなる範囲であるとき、Vx(j)は対向電圧Vc
omに対して負であるため、負極性となる。
【0010】液晶パネルに対しては、直流成分による液
晶の焼き付きを防ぐため、TFTのゲート電極がオン状
態となる毎に極性反転を行なう。以上の動作を各行に対
して順次行なうことで、各画素電極に対して電荷の書き
込み、保持動作を行なう。液晶パネルの各画素は、この
保持されたソース電極の保持電圧Vp(i、j)と対向電極の
電圧Vcomの差電圧に応じて入射光の透過率が変化し、表
示を決定する。
【0011】ここでソース電極の保持電圧Vp(i、j)を詳
細に観察した場合、図15に示すように、ゲート電圧の
立ち下がり時に、TFTのゲート・ソース間寄生容量等
に起因して、以下の数1で与えられるレベルシフト電圧
ΔVpを生じる。
【0012】
【数1】
【0013】但し、数1においてClcは液晶容量値、Cst
は補助容量値、TFTのCgsはゲート・ソース間寄生容
量値であり、ΔVgはゲート線立ち下がりにおける差電圧
であり、すなわち、ΔVg=Vgh-Vglである。このΔVpに
よって、Vp(i、j)の中心電圧は、TFTがオン状態にお
いて保持された電圧Vx(j)よりもΔVpだけ低電圧側にシ
フトすることとなる。液晶はVp(i、j)とVcomの差電圧に
従い表示が決定されるため、対向電極の電圧VcomをVce
−ΔVp近辺に設定することで、対向電極から見た画素電
極の電圧が正負対称となるように設定して駆動する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】液晶パネルの解像度は
年々高精細化が進んでおり、現在ではデータ線3000
本、ゲート線1000本以上の解像度を有するものが開
発されている。また、画面サイズにおいても、対角15
インチ以上となる液晶パネルの開発が進んでいる。ここ
で従来のTFTにアモーファスSiを用いた液晶パネル
においては、データ線、ゲート線の一方から電圧を与え
るため、高精細化や大画面化を図った場合、ゲート線の
配線抵抗と画素容量によって、図15で示したデータ線
X(1)上のTFTのゲート電圧の立ち下がりタイミング
と、X(m)上のゲート電圧の立ち下がりタイミングとが異
なっており、表示品質が劣化するという欠点がある。こ
れを図16を用いて更に詳細に説明する。図16は従来
例による画素の位置によるΔVpの差を示す図である。
【0015】ゲート線に対しては図13左方向から図説
しない外部回路を介して電圧を与える。このためゲート
線に対しては、X(1)側から右方向の時定数とX(m)側から
右方向の時定数が大きく異なる。従って、TFTのゲー
ト電圧がしきい値近辺となる時間がX(1)側とX(m)側では
異なり、ゲート電圧の立ち下がりに起因するドレイン・
ソース間の電荷移動量に差を生じる。以上の結果、画面
サイズが大きくなれば上記数1で示したレベルシフト電
圧ΔVpは、以下の数2で与えられることとなる。
【0016】
【数2】
【0017】ここでΔVg(ω)はゲート線立ち下がり時の
差電圧であり、立ち下がりにおける周波数の関数とな
る。このΔVg(ω)によって、液晶パネルの両端を比較し
た場合、ωが高いX(1)側の画素電極とωが低いX(m)側の
画素電極では、X(m)側の画素電極の方が電荷移動量が大
きいことから、図16に示すように、ΔVp(X1)>ΔVp(X
m)となる。但しΔVp(X1)はX(1)側の画素に対するレベル
シフト電圧ΔVp、ΔVp(Xm)はX(m)側の画素に対するレベ
ルシフト電圧ΔVpを示す。
【0018】以上の結果から、画素の位置によってΔVp
が異なることとなる。これに対して、対向電極の電圧値V
comは一定であるため、画素容量間の差電圧が画素位置に
よって異なり、これが左右の表示むらとして見えるとい
う課題があった。
【0019】本発明の目的は、ΔVpの画素位置による差
電圧を減少させ、大画面においても左右の表示むらの少
ないアクティブマトリックス型液晶パネルおよびその駆
動方法を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明を適用した液晶パネルの第一の態様において
は、ゲート信号の立ち下がり時において各ゲート線に対
して電荷の放出を行なうためのスイッチング素子を備え
たディスチャージ回路を設ける。このディスチャージ回
路は、例えば当該液晶パネルの画素構造と同じアモーフ
ァスSi−TFTで構成され、TFT液晶パネルの基板
上に作成する。これによって液晶パネル内に簡単な回路
を設けるだけで、液晶パネル上の画素位置の違いによる
立下り時間の差を少なくすることができる。
【0021】また、前記目的を達成するために、本発明
を適用した液晶パネルの第2の態様においては、対向電
極に対して、データ線のX(1)側とX(m)側に2本の入力端
子を設け、各端子に対してX(1)側およびX(m)側のΔVpの
差電圧と等しい差電圧をもって対向電極の電圧値Vcomを
与える。これによって、ΔVpがX(1)側とX(m)側とで異な
る場合においても、画素容量の電極間の差電圧を一定と
することができるため、表示むらを押さえることが可能
となる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第一の実施形態を
図1〜3を用いて説明する。
【0023】図1は第一の実施形態における液晶パネル
およびその駆動系の構成を示す図である。本実施形態の
アクティブマトリックス型液晶パネルは、m×2nドッ
トで構成されたTFT液晶パネル101と、m本からな
るデータ線102−1、102−2、102−3、…、
103−mと、2n本からなるゲート線103−1、1
03−2、…、103−2nと、対向電極104と、補
助電極105とを備える。ここで、106は各画素に配
置されたTFTであり、i行j列の画素のTFT106
に対して、そのゲート電極はi行のゲート線103−i
と接続しており、ドレイン電極はj列のデータ線102
−jと接続している。さらにソース電極と対向電極10
4との間に液晶容量107を、補助電極105との間に
補助容量108を形成している。
【0024】本実施形態ではさらに、上記構成の液晶パ
ネルの駆動系として、電源回路112と、データ電圧生
成用電圧線113と、ゲート電圧線114aと、ディス
チャージ信号生成用電圧線114bと、データドライバ
115と、ゲートドライバ118とを備えている。ま
た、116は表示データ、117はデータドライバ制御
信号、119はゲートドライバ制御信号である。以上の
構成は従来の構成と同じであり、データドライバ115
とゲートドライバ118の動作も、従来の液晶パネルと
同じである。
【0025】本実施形態の液晶パネルは、さらに、その
特徴的構成の1つとして、2n本からなるゲート線と接
続しているディスチャージ回路109と、ディスチャー
ジ信号生成回路120とを備えている。110−1、1
10−2はディスチャージ信号線であり、111はディ
スチャージ線である。ディスチャージ信号生成回路12
0は、ゲートドライバ制御信号119を基に、以下の図
3のタイミング図で示すディスチャージ信号Vdis1,Vdis
2を生成し、ディスチャージ信号線110―1、110
―2に出力する。
【0026】ディスチャージ回路109は、例えば図2
に示すように、TFT201−1、201−2、…、2
01−nと、TFT202−1、202−2、…、20
2−nとからなる2n個のTFTで構成される。本例で
は、奇数行目のゲート線に対してはTFT201−iが
対応し、偶数行目のゲート線に対してはTFT202−
iが対応する。ディスチャージ回路109における各T
FTのドレイン電極は、これに対応する行のゲート線と
接続され、ソース電極はディスチャージ線111と接続
される。また、TFTのゲート電極は、奇数行目のTF
T201−iについてはディスチャージ信号線110−
1と接続され、偶数行目のTFT202−iについては
ディスチャージ信号線110−2と接続されている。
【0027】本実施形態の液晶パネルに対する駆動タイ
ミングの一例を図3に示す。なお、ここでの駆動タイミ
ングは従来の駆動タイミングを基にしたものである。ゲ
ート線、データ線及び対向電極線の電圧の名称等は図1
4に用いたものと同じであり、それらに関する詳細説明
は省略する。又、Vdis1はディスチャージ信号線110
−1の電圧値であり、 Vdis2はディスチャージ信号線1
10−2の電圧値である。
【0028】以上の図面を基に第一の実施形態の動作に
ついて詳細に説明する。
【0029】2i−1行目のTFT106にデータを書
き込むため、該当するゲート線103−(2i−1)に
Vy(2i-1)=Vghなる電圧を与え、TFT106をオン状
態とする。このとき、ディスチャージ回路109におい
て、図3に示すように2i−1行目を含む奇数行目のT
FT201−iに対してはディスチャージ信号線110
−1の電圧をVdis1=Vglとすることでオフ状態とする。
これによって、奇数行目のゲート線の電圧値は、図1に
おいてゲート線の左端から印加した電圧、即ちデータの
書き込みを行なうべき2i−1行目のゲート線103−
(2i−1)においてはVghとなり、その他の奇数行目
においてはVglとなる。
【0030】逆に、偶数行目に対してはディスチャージ
信号線110−2の電圧をVdis2=VghとすることでTF
T202−iをオン状態とする。このとき、ディスチャ
ージ回路109におけるTFTのソース電極をVglと同
電圧であるため、当該ゲート線の電圧はTFTがオン状
態においてもVglとなる。
【0031】2i−1行目の画素電極に対する充電が完
了すると、当該行の画素容量の電荷を保持するため、Vy
(2i-1)=Vglとし、TFT106をオン状態からオフ状
態とする。これによって画素容量に書き込まれたデータ
電圧は次にゲート電圧がVy(2i-1)=Vghとなるまで保持
される。このときゲート線の電圧がVghからVglに立ち下
がるのと同時にディスチャージ信号線110−1の電圧
をVglからVghとする。これによって2i−1行目のゲー
ト線の電荷はディスチャージ回路109からも放電する
ことができ、これによって、X(m)側のゲート線において
も立下り時間を短くすることができる。
【0032】以上の2i−1行目のTFT106をオン
状態からオフ状態とする動作と同時に2i行目のTFT
106をオフ状態からオン状態とする。このとき2i行
目のゲート線の電圧をVglからVghに立ち上げるが、これ
と同時に、ディスチャージ回路109においては2i行
目を含む偶数行目のTFT202−iをオフ状態とする
ために、ディスチャージ信号110−2の電圧をVghか
らVglとする。これによって2i行目のディスチャージ
回路109からは放電されることはない。又、2i行目
以外の偶数行目のゲート線の印加電圧はVglであり、デ
ィスチャージ回路109におけるTFT202−iのソ
ース電極と等しいため、TFT202−iがオン状態で
あるかオフ状態であるかに関係なく、Vglとなる。
【0033】以上の動作を各行に対して順次行なうこと
で、ゲート線の立下り時間におけるX(1)側とX(m)側の差
を減少させることが可能となり、これによって、上記数
2で示したレベルシフト電圧ΔVpの表示位置による差
を、減少せしめることができる。
【0034】又、上記ディスチャージ回路109におけ
るTFTは放電を行なうのみであるため、アモーファス
Siで十分である。従って、TFT液晶パネルと同一基
板上に構成することができる。このため、液晶パネルの
価格上昇を招くことがない。さらに、液晶パネルの内部
にディスチャージ回路109を設けることができるた
め、液晶パネルの表示領域の周辺部分である、いわゆる
額縁部分のサイズが大きくなることもない。
【0035】以上、本発明の第一の実施形態を説明して
きたが、その効果を確認するためにモデルを作成し、シ
ミュレーションを行なった。その結果を図4〜図7を用
いて説明する。
【0036】図4はシミュレーションに用いた1画素の
モデルを示す図であり、401はTFT、402は液晶
容量、403は補助容量である。404はゲート・ソー
ス間寄生容量であり、シミュレーションにおいてはアモ
ーファスSi−TFTの代わりにn−MOSを用いてお
り、TFTのゲート・ソース間寄生容量と特性を一致さ
せるために接続してある。ここで、405はデータ線抵
抗、406はゲート線抵抗、407はデータ線−ゲート
線間容量、408は隣接するデータ線間容量、409は
隣接するゲート線間容量である。
【0037】図5はシミュレーションに用いた1画素分
の素子サイズを示す表である。
【0038】以上で構成される1画素に対して、ゲート
方向に対しては1280×3画素、データ方向に対して
は1024画素で構成することで、1280×3×10
24画素で構成されるマトリックス型TFT液晶パネル
をモデルとした。
【0039】図6はシミュレーションに用いた印加電圧
を示す表であり、データ電圧Vx(j)は10Vで固定と
し、ゲート電圧の立ち下がり時間は100nsとした。ま
た、ディスチャージ信号については上記第一の実施形態
に従うように、ゲート電圧と同位相とし、立ち下がり、
立ち上がり時間を共に100nsとした。
【0040】以上のように構築したモデルに基づき、デ
ィスチャージ回路なしの場合とディスチャージ回路あり
の場合のモデルを作成し、解析プログラムにアナログシ
ミュレーションソフトであるSPICE(Simulation Pr
ogram for Integrated Circuits Emphasis)を用いてシ
ミュレーションを行なった。図7はその結果を示す表で
あり、ゲート線2行目(Y(2))における、データ線1列
目(X(1))、データ線1920列目(X(1920))、デー
タ線3840列目(X(3840))に対して、ゲート線立ち
下がりのスルーレートdVg/dt、及びΔVpを示してあ
る。
【0041】図7に示す結果からわかるように、ディス
チャージ回路109を設けることによって、液晶パネル
中の表示位置の違いに対するスルーレートdVg/dtの差
が少なくなり、これによってレベルシフト電圧ΔVpの差
が10mVから6mVに減少している。
【0042】以上のように、本発明によれば、TFT液
晶パネルにおいて構成内容が比較的簡単なディスチャー
ジ回路を付加するだけで、レベルシフト電圧の左右の差
電圧を減少させ、これによって起因する左右の表示むら
を減少せしめることが可能となる。
【0043】なお、上記第一の実施形態では、従来の液
晶駆動タイミングに基づいた駆動方法を用いたが、本実
施形態において用いることができる駆動方法はこれに限
定されるものではなく、ディスチャージ回路のオン、オ
フ制御タイミングと液晶パネルの駆動タイミングとが上
述した関係を満足できるものであれば、他の駆動方法を
用いても構わない。
【0044】次に、本発明を適用した液晶パネルの第二
の実施形態について説明する。
【0045】上記図7のシミュレーション結果から、上
記第一の実施形態における液晶パネルでのゲート線立ち
下がりにおけるスルーレートは、ディスチャージ回路な
しのときと比べて半分程度となっている。この点を考慮
して、上記第一の実施形態とは異なる駆動タイミングに
よる実施形態を第二の実施形態として、図8、図9、及
び従来技術の説明で用いた図16を用いて説明する。
【0046】本実施形態における液晶駆動タイミングを
図8に示す。本図において各信号の名称、及び機能等は
上記図3で示したものと同一であり、詳細な説明は省略
する。但し、図8においては2i−1行目のゲート線が
立ち下がる前に、2i行目のゲート線を立ち上げてあ
る。図9は本実施形態におけるTFTの電極電圧を示す
図である。
【0047】以上の図面に基づき、第二の実施形態につ
いて説明する。
【0048】上記第一の実施形態におけるシミュレーシ
ョン結果から、ディスチャージ回路を設けることでゲー
ト線立ち下がりにおけるスルーレートの最小値は12.
4V/μsから33.2V/μsとなり、即ち25Vから0V
まで立ち下がるのに要する時間は2.00μsから1.
34μsとなる。このことは逆にゲート線に対しては、
立ち上がり時間をそのままとし、立下り時間を0.66
μs遅くしたとしても、どの画素に対してもデータ線の
電圧Vx(j)を保持できる、ということになる。言い換え
れば、ホールド時間が確保できることを意味する。
【0049】1280×3×1024画素で構成された
液晶パネルをフレーム周波数75Hzで駆動した場合、1
水平走査期間は13μsとなる。これに対し、実際の駆
動では、該画素の保持すべきデータ電圧Vx(j)が入力さ
れるまでの期間、即ち図9におけるΔTr、及び全ての表
示位置に対するゲート線が立ち下がるまでの期間、即ち
図9におけるΔTfを要するため、実質的な画素容量への
充電時間は、13−(ΔTr +ΔTf )となり、シミュレ
ーション結果からΔTf=2.0μsである。
【0050】従来はゲート線とデータ線の信号周波数は
同じであり、位相が異なるのみであるから、実質的な画
素容量への充電時間は、上記液晶パネルにおいてTFT
のしきい値電圧を5Vとしても13−(2.0+2.0×20/2
5)=9.4μsしかない。これに対して、ディスチャー
ジ回路を設ければ、立下り時間を遅くすることができ、
これによって充電時間を13−(2.0+1.34×20/25)=
9.9μsと長くすることが可能となる。
【0051】この場合、ディスチャージ信号は、Vghな
る電圧が印加されているゲート線においてはディスチャ
ージ回路から放電させないため、図8に示すように、2
i−1行目のゲート線がVy(2i-1)=Vghなる期間におい
てはディスチャージ信号Vdis1の電圧をVglとし、2i行
目のゲート線がVy(2i)=Vghなる期間においてはディス
チャージ信号Vdis2の電圧をVglとする。従って、ディス
チャージ信号Vdis1、Vdis2のディユーティ比はともに5
0%よりも小さくなる。
【0052】以上の駆動タイミングを採用することで、
上記第一の実施形態の効果に加えて、実質的な画素容量
への充電期間を従来よりも長くすることができ、逆に高
精細化によって1水平走査期間が短くなった場合や、ゲ
ート線の時定数が大きな場合においても安定して充電す
ることが可能となる。
【0053】次に、本発明を適用した液晶パネルの第三
の実施形態について説明する。
【0054】ここでは本発明の第三の実施形態として、
上記第一の実施形態とは異なる駆動方法に対するディス
チャージ回路の使用方法を図10、11を用いて説明す
る。本実施形態における駆動方式は対向電極交流化駆動
方式と呼ばれるもので、データ側と共に対向電極も交流
化を行なう駆動方式である。
【0055】本実施形態における液晶パネルおよびその
駆動系の構成を図10に示す。本図において、1001
はm×2nドットで構成されたTFT液晶パネル、10
02−1、1002−2、1002−3、…、1002
−mはm本からなるデータ線、1003−1、1003
−2、1003−3、…、1003−2nは2n本から
なるゲート線、1004は対向電極である。1005は
各画素に配置されたTFTであり、i行j列のTFT1
005に対しては、そのゲート電極はi行目のゲート線
1003−iと接続しており、ドレイン電極はj列目の
データ線1002−jと接続している。さらに,ソース
電極と対向電極1004との間に液晶容量1006を形
成し、1行上のゲート線との間に補助容量1007を形
成している。1003−0は1行目の補助容量に対する
補助電極である。
【0056】また、1008はディスチャージ回路であ
り、2n本からなるゲート線と接続している。このディ
スチャージ回路1008の構成は上記第一の実施形態の
ものと同じである。1009−1、1009−2はディ
スチャージ信号線であり、1010はディスチャージ線
である。
【0057】即ち、本実施形態と上記第一の実施形態と
は、補助容量の一方の接続端子が異なっている。
【0058】さらに、図10において、1011は電源
回路、1012はデータ電圧生成用電圧線、1013a
はゲート電圧線、1013bはディスチャージ信号生成
用電圧線である。1014はデータドライバ、1015
は表示データ、1016はデータドライバ制御信号であ
り、1017はゲートドライバ、1018はゲートドラ
イバ制御信号である。データドライバ1016とゲート
ドライバ1017の機能は従来技術と同じである。
【0059】図11は本実施形態における液晶パネルの
駆動タイミングを示すタイミング図であり、 ゲート
線、データ線及び対向電極線の電圧名称等は上記図2の
場合と同じである。Vfdはディスチャージ線1010の
電圧を示す。
【0060】以上の図面に基づき、第三の実施形態を説
明する。
【0061】対向電極交流化方式では、2i−1行目の
走査期間中に対しては、ゲート線1003−(2i−
1)の電圧をVghとすることによって2i−1行目のT
FT1005をオン状態とし、データ電圧Vx(j)が液晶
容量と補助容量とからなる画素容量に書き込まれる。こ
のとき、ディスチャージ信号線1009−1はディスチ
ャージ回路1008における奇数行目のゲート線に対応
したTFT201−iをオフ状態とするため、Vdis1=V
glとする。さらにディスチャージ線1009−2はディ
スチャージ回路1008における偶数行目のゲート線に
対応したTFT202−iをオン状態とするため、Vdis
2=Vghとする。このときディスチャージ線1010の電
圧は走査を行なっていないゲート線の電圧、即ちゲート
線1003−2i以外のゲート線の電圧であるVglh又は
Vgllとする。次にゲート線1003−(2i−1)の電
圧がVglh又はVgllとなるとTFT1005がオフ状態と
なり、TFTのソース電極に書き込まれた電圧が保持さ
れる。同時にディスチャージ信号線1009−1と10
09−2の位相が反転され、ディスチャージ回路100
8における奇数行目のTFT201−iはオン状態とな
り、偶数行目のTFT202−iはオフ状態となる。
【0062】以上の構成によれば、本実施形態において
もデータ線のX(1)側とX(m)側の立下り時間の差を少なく
することができる。
【0063】又、図11に示すようにディスチャージ線
1010の電圧は、TFTをオフ状態とするゲート線の
電圧と等しくなるように交流化を行なっている。これに
よってディスチャージ回路を設けた場合においても画素
容量間の差電圧を一定に保つことができ、これによって
表示品質が劣化することない。
【0064】以上のように、本実施形態によれば、対向
電極交流化駆動方式においてもディスチャージ回路を付
加することによってゲート線の立下り時間の差を少なく
することができ、表示の左右むらを減少せしめることが
可能となる。
【0065】尚、補助容量の一方の端子位置が上記第一
の実施形態と異なるが、これはいずれの液晶パネルを用
いても同じ結果を得ることができる。
【0066】また、本実施形態と上記第二の実施形態を
組み合わせて、即ち対向電極交流化駆動方式においてデ
ィスチャージ回路を設けるとともに、ゲート線の立ち上
がり時間を前行の立ち下がり時間よりも速めることで
も、実質的な画素電極への書き込み時間を長くできるこ
とは言うまでもない。
【0067】次に、本発明を適用した液晶パネルの第四
の実施形態について説明する。
【0068】本実施形態においては、対向電極を液晶パ
ネルの外部に対して、データ線のX(1)側とX(m)側から2
本引き出すとともに、この対向電極への印加電圧におい
ては、X(1)側とX(m)側で印加電圧に差を与える。本実施
形態を図12を用いて更に詳細に説明する。
【0069】図12に本実施形態の液晶パネル及びその
駆動系の構成を示す。本実施形態の液晶パネルはm×n
ドットで構成されたTFT液晶パネル1201と、m本
のデータ線1202−1、1202−2、1202−
3、…、1202−mと、n本のゲート線1203−
1、1203−2、1203−3、…、1203−n
と、X(1)側の対向電極1204−1と、X(m)側の対向電
極1204−2とを備える。ここで、1205は各画素
に配置されたTFTであり、i行j列のTFT1205
に対して、そのゲート電極はi行目のゲート線1203
−iと接続しており、ドレイン電極はj列のデータ線1
202−jと接続している。さらにソース電極と各画素
上の対向電極1204との間に液晶容量1206を形成
し、1行上のゲート線との間に補助容量1207を形成
している。1203−0は1行目の補助容量1207に
対する補助電極である。
【0070】本実施形態では、液晶パネルの駆動系とし
て、正転アンプ1208−1、1208−2と、抵抗1
209−1、1209−2と、電源回路1210と、デ
ータ電圧生成用電圧線1211、ゲート電圧1212
と、データドライバ1213と、ゲートドライバ121
6とを備える。また、1214は表示データ、1215
はデータドライバ制御信号、1217はゲートドライバ
制御信号である。データドライバ1213とゲートドラ
イバ1216の機能等は上記第一の実施形態と同じもの
である。
【0071】以上の図面に基づき、第四の実施形態を説
明する。
【0072】上記図16に示すように、2本の対向電極
の電圧においては、データ線のX(1)側とX(m)側に対して
電圧を印加されることとなり、従って、液晶パネル内に
おいてはゲート線1203−iと平行して電圧が降下す
ることとなる。
【0073】X(1)側の対向電極1204−1、1204
−2の電圧値をそれぞれVcom(X1)、Vcom(Xm)、抵抗12
09−1、1209−2の抵抗値をそれぞれR1、R2とす
ると、抵抗による電圧降下によって、次の数3の関係が
成立する。
【0074】
【数3】
【0075】従って、レベルシフト電圧ΔVp(1)、ΔVp
(m)との間に以下の数4の関係を持てば、X(1)側とX(m)
側でレベルシフト電圧が異なる場合においても、液晶パ
ネル内の対向電極の抵抗値によって画素電極の差電圧は
一定となり、これによって液晶の透過率を一定とするこ
とができる。
【0076】
【数4】
【0077】この場合の駆動方式は、例えば従来例の説
明に用いた上記図14の駆動タイミングや、上記第三の
実施形態に用いた上記図11の液晶駆動タイミングにお
いてディスチャージ回路に関する信号を除いたもので駆
動することができる。
【0078】尚、図12においては、X(m)側の対向電極
の電圧は、X(1)側の対向電極電圧と接地電圧を分圧した
ものを用いたが、特に接地電圧に限定するものではな
く、X(1)側の対向電極電圧よりも低電圧かつ安定してい
る電圧値であればよい。
【0079】更に、X(1)側とX(m)側の電圧を従属させて
生成する必要はなく、それぞれ独立して電圧を生成する
構成としてもよい。
【0080】以上のように、X(1)側とX(m)側で対向電極
に差電圧を与えるとともに、その差電圧をX(1)側とX(m)
側のレベルシフト電圧ΔVpの差電圧と等しくすることで
液晶パネルの左右むらを減少せしめることが可能とな
る。
【0081】
【発明の効果】本発明を適用した上記第一の実施形態〜
第三の実施形態においては、TFT液晶パネル内に対し
て簡単な回路を設けるだけで、画素位置によって異なる
ゲート線の立ち下がり時間の差を小さくすることができ
る。これによって液晶パネルにおいて高精細化や大画面
化を図った場合においても、ゲート・ソース間突入電流
によるレベルシフト電圧ΔVpの画素の位置における差を
小さくでき、表示むらを少なくすることができる。さら
にはゲート線の立ち下がり時間の差を小さくできること
から、実質的な液晶容量への書き込み時間を長くするこ
とができ、十分な書き込み時間を確保することが可能と
なる。
【0082】さらに、本発明を適用した上記第四の実施
形態においては、対向電極に対して左右で異なる電圧を
与えることで、TFTのソース電極と対向電極間の差電
圧を表示位置に係わらず一定とすることができ、左右方
向での表示むらを減少させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一の実施形態における液晶パネルの構成を示
すブロック図。
【図2】ディスチャージ回路の構成を示すブロック図。
【図3】第一の実施形態における液晶パネルの駆動タイ
ミングを示すタイミングチャート。
【図4】液晶パネルの1画素のモデルを示すブロック
図。
【図5】シミュレーションに用いた1画素分の素子サイ
ズを示す図表。
【図6】シミュレーションに用いた印加電圧を示す図
表。
【図7】シミュレーション結果を示す図表。
【図8】第二の実施形態における液晶パネルの駆動タイ
ミングを示すタイミングチャート。
【図9】第二の実施形態におけるTFTの電極電圧の時
間変化を示す説明図。
【図10】第三の実施形態における液晶パネルの構成を
示すブロック図。
【図11】第三の実施形態における液晶パネルの駆動タ
イミングを示すタイミングチャート。
【図12】第四の実施形態における液晶パネルの構成を
示すブロック図。
【図13】従来の液晶パネルの構成を示すブロック図。
【図14】従来例の液晶パネルの駆動タイミングを示す
タイミングチャート。
【図15】ソース電極の保持電圧の時間変化を示す説明
図。
【図16】画素の位置によるΔVpの差の時間変化を示す
説明図。
【符号の説明】
101…TFT液晶パネル、102−1〜102−m…
データ線、103−1〜103−2n…ゲート線、10
4…対向電極、105…補助電極、106…TFT、1
07…液晶容量、108…補助容量、109…ディスチ
ャージ回路、110−1、110−2…ディスチャージ
信号線、111…ディスチャージ線、112…電源回
路、113…データ電圧生成用電圧線、114a…ゲー
ト電圧線、114b…ディスチャージ信号生成用電圧
線、115…データドライバ、116…表示データ、1
17…データドライバ制御信号、118…ゲートドライ
バ、119…ゲートドライバ制御信号、120…ディス
チャージ信号生成回路、201−n…TFT、202−
n…TFT、401…TFT、402…液晶容量、40
3…補助容量、404…ゲート・ソース間寄生容量、4
05…データ線抵抗、406…ゲート線抵抗、407…
データ線−ゲート線間容量、408…隣接するデータ線
間容量、409…隣接するゲート線間容量、1001…
TFT液晶パネル、1002−1〜1002−m…デー
タ線、1003−1〜1003−2n…ゲート線、10
04…対向電極、1005…TFT、1006…液晶容
量、1007…補助容量、1008…ディスチャージ回
路、1009−1、1009−2…ディスチャージ信号
線、1010…ディスチャージ線、1011…電源回
路、1012…データ電圧生成用電圧線、1013a…
ゲート電圧線、114b…ディスチャージ信号生成用電
圧線、1014…データドライバ、1015…表示デー
タ、1016…データドライバ制御信号、1017…ゲ
ートドライバ、1018…ゲートドライバ制御信号、1
019…ディスチャージ信号生成回路、1201… T
FT液晶パネル、1202−1〜1602−m…データ
線、1203−0…補助電極、1203−1〜1203
−n…ゲート線、1204−1…X(1)側の対向電極、1
204−2… X(m)側の対向電極、1205…TFT、
1206…液晶容量、1207…補助容量、1208−
1、1208−2…正転アンプ、1209−1、120
9−2…抵抗、1210…電源回路、1211…データ
電圧生成用電圧線、1212…ゲート電圧線、1213
…データドライバ、1214…表示データ、1215…
データドライバ制御信号、1216…ゲートドライバ、
1217…ゲートドライバ制御信号、1218…ディス
チャージ信号生成回路、1301…TFT液晶パネル、
1302−1〜1302−m…データ線、1303−1
〜1303−n…ゲート線、1304…対向電極、13
05…補助電極、1306…TFT、1307…液晶容
量、1308…補助容量、1309…電源回路、131
0…データ電圧の電圧線、1311…ゲート電圧の電圧
線、1312…データドライバ、1313…表示デー
タ、1314…データドライバ制御信号、1315…ゲ
ートドライバ、1316…ゲートドライバ制御信号。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】m本のデータ線とn本のゲート線がマトリ
    ックス状に交差し、前記交差部分には第1のスイッチン
    グ素子と画素電極と液晶と対向電極を有し、前記データ
    線と前記ゲート線に対しては外部から電圧が印加され、
    前記第1のスイッチング素子は前記ゲート線の電圧値に
    従いオン、オフの制御を受け、前記第1のスイッチング
    素子のオン期間には前記データ線の電圧値が該交差部分
    の画素電極に書き込まれ、オフ期間には画素電極に書き
    込まれた電圧値が保持されることで、前記画素電極と前
    記対向電極の差電圧に従い、光の透過率が制御されるア
    クティブマトリックス型液晶パネルにおいて、 前記m本のゲート線の各々に対して、第2のスイッチン
    グ素子を少なくとも一つ有し、 前記第2のスイッチング素子の一端は対応しているゲー
    ト線と接続され、他端は前記第1のスイッチング素子が
    オフとなる電圧レベルとなるように接地されていること
    を特徴とするアクティブマトリックス型液晶パネル。
  2. 【請求項2】請求項1記載のアクティブマトリックス型
    液晶パネルにおいて、 前記第1のスイッチング素子および前記第2のスイッチ
    ング素子は共にアモーファスSi−TFTで構成される
    ことを特徴とするアクティブマトリックス型液晶パネ
    ル。
  3. 【請求項3】m本のデータ線とn本のゲート線がマトリ
    ックス状に交差し、前記交差部分には第1のスイッチン
    グ素子と画素電極と液晶と対向電極を有し、前記データ
    線と前記ゲート線に対しては外部から電圧が印加され、
    前記第1のスイッチング素子は前記ゲート線の電圧値に
    従いオン、オフの制御を受け、前記第1のスイッチング
    素子のオン期間には前記データ線の電圧値が該交差部分
    の画素電極に書き込まれ、オフ期間には画素電極に書き
    込まれた電圧値が保持されることで、前記画素電極と前
    記対向電極の差電圧に従い、光の透過率が制御されるア
    クティブマトリックス型液晶パネルにおいて、 前記m本のゲート線の各々に対して、第2のスイッチン
    グ素子を少なくとも一つ有し、前記第2のスイッチング
    素子の一端は対応しているゲート線と接続され、他端は
    前記第1のスイッチング素子がオフとなる電圧レベルと
    なるように接地されていることを特徴とするアクティブ
    マトリックス型液晶パネルの駆動方法であって、 前記第1のスイッチング素子がオンからオフとなる前記
    ゲート線の電圧変化のタイミングと同期して、当該第1
    のスイッチング素子に対応する前記第2のスイッチング
    素子をオフからオンとすることを特徴とするアクティブ
    マトリックス型液晶パネルの駆動方法。
  4. 【請求項4】請求項3記載のアクティブマトリックス型
    液晶パネルの駆動方法において、 i行目の前記第1のスイッチング素子をオンからオフと
    する前記ゲート線の電圧変化のタイミングよりも前に、
    i+1行目の前記第1のスイッチング素子をオフからオ
    ンとし、当該i+1行目の前記第1のスイッチング素子
    に対応する前記第2のスイッチング素子をオンからオフ
    とすることを特徴とするアクティブマトリックス型液晶
    パネルの駆動方法。
  5. 【請求項5】m本のデータ線とn本のゲート線がマトリ
    ックス状に交差し、前記交差部分には第1のスイッチン
    グ素子と画素電極と液晶と対向電極を有し、前記データ
    線と前記ゲート線に対しては外部から電圧が印加され、
    前記第1のスイッチング素子は前記ゲート線の電圧値に
    従いオン、オフの制御を受け、前記第1のスイッチング
    素子のオン期間には前記データ線の電圧値が該交差部分
    の画素電極に書き込まれ、オフ期間には画素電極に書き
    込まれた電圧値が保持されることで、前記画素電極と前
    記対向電極の差電圧に従い、光の透過率が制御されるア
    クティブマトリックス型液晶パネルにおいて、 前記m本のゲート線の各々に対して、第2のスイッチン
    グ素子を少なくとも一つ有し、前記第2のスイッチング
    素子の一端は対応しているゲート線と接続され、他端は
    前記第1のスイッチング素子がオフとなる電圧レベルと
    なるように接地されていることを特徴とするアクティブ
    マトリックス型液晶パネルの駆動方法であって、 前記m本のゲート線に対応するm個の前記第2のスイッ
    チング素子は、少なくとも2つの群に分割され、 前記各群に含まれている第2のスイッチング素子のオ
    ン、オフは、各群毎に設けられた制御信号線を介して制
    御されることを特徴とするアクティブマトリックス型液
    晶パネルの駆動方法。
  6. 【請求項6】m本のデータ線とn本のゲート線がマトリ
    ックス状に交差し、前記交差部分にはスイッチング素子
    と画素電極と液晶と対向電極を有し、前記データ線とゲ
    ート線に対しては外部から電圧を印加され、スイッチン
    グ素子は前記ゲート線の電圧値に従いオン、オフの制御
    を受け、前記スイッチング素子のオン期間においては前
    記データ線の電圧値が該交差部分の画素電極に書き込ま
    れ、オフ期間においては画素電極に書き込まれた電圧値
    が保持されることで、画素電極と前記対向電極の差電圧
    に従い、光の透過率が制御されるアクティブマトリック
    ス型液晶パネルの駆動方法において、 前記ゲート線の一端に対しては前記スイッチング素子の
    オン、オフの制御電圧を印加するものであって、 前記ゲート線の一端からの印加電圧が前記スイッチング
    素子のオンの制御電圧であるときは他端を開放とし、オ
    フの制御電圧であるときは他端からも前記オフの制御電
    圧を印加し、 前記一端から印加する前記オフの制御電圧が変動する場
    合には、それと同期して他端からの印加電圧を変動させ
    ることを特徴とするアクティブマトリックス型液晶パネ
    ルの駆動方法。
  7. 【請求項7】m本のデータ線とn本のゲート線がマトリ
    ックス状に交差し、前記交差部分にはスイッチング素子
    と画素電極と液晶と対向電極を有し、前記データ線とゲ
    ート線に対しては外部から電圧を印加され、スイッチン
    グ素子は前記ゲート線の電圧値に従いオン、オフの制御
    を受け、前記スイッチング素子のオン期間においては前
    記データ線の電圧値が該交差部分の画素電極に書き込ま
    れ、オフ期間においては画素電極に書き込まれた電圧値
    が保持されることで、画素電極と前記対向電極の差電圧
    に従い、光の透過率が制御されるアクティブマトリック
    ス型液晶パネルにおいて、 前記対向電極の印加電圧の入力端子を少なくとも2つ設
    け、前記ゲート線と交差する方向に対して、当該入力端
    子の一方を前記m本からなるデータ線の一端に配置し、
    他方をデータ線の異なる一端に配置することを特徴とす
    るアクティブマトリックス型液晶パネル。
  8. 【請求項8】m本のデータ線とn本のゲート線がマトリ
    ックス状に交差し、前記交差部分にはスイッチング素子
    と画素電極と液晶と対向電極を有し、前記データ線とゲ
    ート線に対しては外部から電圧を印加され、スイッチン
    グ素子は前記ゲート線の電圧値に従いオン、オフの制御
    を受け、前記スイッチング素子のオン期間においては前
    記データ線の電圧値が該交差部分の画素電極に書き込ま
    れ、オフ期間においては画素電極に書き込まれた電圧値
    が保持されることで、画素電極と前記対向電極の差電圧
    に従い、光の透過率が制御されるアクティブマトリック
    ス型液晶パネルにおいて、 前記対向電極の印加電圧の入力端子を少なくとも2つ設
    け、前記ゲート線と交差する方向に対して、当該入力端
    子の一方を前記m本からなるデータ線の一端に配置し、
    他方をデータ線の異なる一端に配置することを特徴とす
    るアクティブマトリックス型液晶パネルの駆動方法であ
    って、 前記両端の2つの対向電極の入力端子の印加電圧の差電
    圧は、各入力端子に最も近い画素電極における、前記ス
    イッチング素子がオン状態からオフ状態となるときの画
    素電極のレベルシフト電圧の差電圧と略一致することを
    特徴とするアクティブマトリックス型液晶パネルの駆動
    方法。
  9. 【請求項9】m本のデータ線とn本のゲート線がマトリ
    ックス状に交差し、前記交差部分にはスイッチング素子
    と画素電極と液晶と対向電極を有し、前記データ線と前
    記ゲート線に対しては外部から電圧が印加され、前記ス
    イッチング素子は前記ゲート線の電圧値に従いオン、オ
    フの制御を受け、前記スイッチング素子のオン期間には
    前記データ線の電圧値が該交差部分の画素電極に書き込
    まれ、オフ期間には画素電極に書き込まれた電圧値が保
    持されることで、前記画素電極と前記対向電極の差電圧
    に従い、光の透過率が制御されるアクティブマトリック
    ス型液晶パネルと、当該アクティブマトリックス型液晶
    パネルを駆動させるための駆動回路とを備える液晶装置
    において、 前記アクティブマトリックス型液晶パネルのm本のゲー
    ト線の各々について、前記駆動回路により生成されたゲ
    ート信号の立ち下がりに同期して、蓄積された電荷の放
    出を行うディスチャージ回路を有することを特徴とする
    液晶装置。
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