JPH10277169A - 血管の治療部位へ放射線源から放射線を放出する方法と装置 - Google Patents

血管の治療部位へ放射線源から放射線を放出する方法と装置

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JPH10277169A
JPH10277169A JP10081973A JP8197398A JPH10277169A JP H10277169 A JPH10277169 A JP H10277169A JP 10081973 A JP10081973 A JP 10081973A JP 8197398 A JP8197398 A JP 8197398A JP H10277169 A JPH10277169 A JP H10277169A
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JP
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radiation
catheter
emission
area
blood vessel
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JP10081973A
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Jay P Ciezki
ピー.シェズキイ ジェイ
Eugene J Jung Jr
ジェイ.ジャング ジュニア. ユージン
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Cleveland Clinic Foundation
Navius Corp
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Cleveland Clinic Foundation
Navius Corp
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    • A61N5/1001X-ray therapy; Gamma-ray therapy; Particle-irradiation therapy using radiation sources introduced into or applied onto the body; brachytherapy
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61N2005/1005Intraluminal radiation therapy with asymmetrical radiation pattern

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放出装置をセンタリングすることなしに、血
管の治療部位に正確に放射線量を放出でき、かつ事実上
一様な放射線量を血管層および他の血管区域に放出でき
る装置と方法とを得ること。 【解決手段】 放射線源30が放出区域24に配置さ
れ、放出区域24には、放射線源30から放射される放
射線の一部の強度を減衰させる減衰区画50が含まれて
おり、使用時、減衰区画50が、血管壁18の最も薄手
の箇所に向けられる放射線強度を部分的に抑制し、それ
により、血管14への過剰照射が防止されるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広くは、患者の血
管内の閉塞または狭窄を治療する装置と方法に関する。
より具体的には、本発明は、再狭窄を抑止するため、放
射線量を精密に放出する装置と方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】多くの合併症が、患者の血管の部分的ま
たは全体的な閉塞または狭窄によって発症することが知
られている。狭窄部位に応じて、往々にして患者は、心
搏動停止、発作、組織または器官の壊死を経験する。普
通、狭窄は、血管内部に動脈硬化性斑点が形成されるこ
とで起こる。この斑点は、通常、血管内に不規則に形成
される。不規則な斑点形成の結果、大抵の閉塞した血管
では、血管腔が外側の弾性的な層に対して中心に位置し
ていない。
【0003】狭窄治療のため、血管形成術、ステント挿
入(stenting)、アテローム切除(ather
ectomy)を含む幾つかの治療法が開発されてき
た。しかし、これらの治療法では、いずれも、治療完了
後、血管の再狭窄を抑止または防止が完全には成功しな
かった。
【0004】最近の研究では、放射線が、通常、新生内
膜(neointima)と呼ばれる血管壁内の線維性細胞の増殖
を抑止または防止することにより、血管内の再狭窄を抑
止または防止できることが示された。現在のところ、血
管内での放射線の精確な標的は知られていない。しか
し、外膜が主要な新生内膜増殖源と信じられる。したが
って、外膜を含む全血管を放射線で治療すべきであると
理論上想定される。
【0005】血管の治療部位で血管内放射線治療を実施
するためには、これまでは少なくとも1個の放出装置が
使用されてきた。この放出装置は、治療部位に隣接して
血管内に放射線源を位置決めするために、カテーテルを
利用する。放射線源は、血管腔内に位置決めされ、所要
線量を放出するまで、放射線を放射できる。この放出装
置では、放射線源に最も近い組織は、放射線源から最も
遠い組織よりも多量の線量を受け取ることになる。放射
後、放射線源は血管腔から除去される。
【0006】しかし、この型式の放出装置を使用して得
られる結果は、あまり満足のゆくものではない。とりわ
け、血管内の斑点の不規則な増殖および/または血管の
湾曲のため、血管層に対して放射線源を血管の中心に位
置決めできない。この結果、処方線量に応じて、血管の
或る部分には過少照射が、また他の血管部分には過剰照
射が生じる。例えば、血管層の或る部分は、他の血管層
部分より多量の線量を照射される。
【0007】放射線の過少照射の結果、新生内膜の抑止
ができず、幾つかの例では、平滑筋細胞の増殖や細胞外
床(matrix)の産生が刺激される。また、放射線の過剰
照射では、例えば壊死や脈瘤を誘発することがある。し
たがって、血管の治療部位の過剰照射および/または過
少照射を避けることが重要である。
【0008】この問題解決の1つの試みは、血管層に対
して、放出装置を正確に血管内で中心に位置させること
である。このことは、種々の機械的な器具、例えばセン
タリング・バルーンまたは拡張可能な機械式支柱を用い
て達成できる。しかし、これら機械式器具は、放出装置
の質量及び嵩を過大にする。このため、現在の放出装置
の適用が、比較的太い血管、例えば3.5mm以上の血
管に限定され、かつ血管内の血流が阻害される危険が増
大する。さらに、放出装置が正確にセンタリングされな
い危険もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述のことに照らし
て、本発明の目的は、放出装置をセンタリングすること
なしに、血管の治療部位に正確な放射線量を放出する装
置と方法とを得ることにある。本発明の別の目的は、事
実上一様な放射線量を血管層および他の血管区域に放出
する装置と方法とを得ることである。本発明のさらに別
の目的は、比較的安全かつ容易に使用できる装置と方法
とを得ることである。本発明のさらに別の目的は、比較
的簡単かつ安価に製造できる装置を得ることである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、これら目的が
達せられる放出装置を提供する。この放出装置は、血管
狭窄の治療のため、血管の治療部位に放射線源から放射
線量を照射するのに役立つものである。放出装置は、カ
テーテルと血管内へ挿入する放出区域とを含んでいる。
本発明では、放射線源の一部が放出区域に配置されてい
る場合、放出区域は、放射線源から放射される放射線の
一部の強度を減衰させる減衰区画を含んでいる。使用
時、減衰区画は、血管壁が最も薄い箇所に向けられる放
射線強度を、部分的に抑制する。それによって、血管へ
の過剰照射が防止される。
【0011】ここで用いる「放射線量プロフィル(pr
ofile)」という用語は、放出装置の放出区域から
放射されるエネルギーの横断面パターンを意味してい
る。放射線量プロフィルのより理解しやすい定義は、発
明の実施の形態で示すことにする。
【0012】ここで用いる「血管壁」という用語は、血
管の構成上の支持組織を意味する。動脈の場合、血管壁
には、内皮、基礎膜、血管内膜、永久弾力層、血管中
膜、血管外側弾力層(以下、血管層と記す)、血管外膜
が含まれよう。罹患した動脈の場合、血管壁は、動脈硬
化性斑点をも含むことがあり、この斑点が、血管内膜を
浸潤し、血管狭窄を発症させる。
【0013】以下で詳細に述べるが、減衰区画は、放射
性区域から放射される放射線の一部を減衰し、放出区域
は、事実上偏心的である放射線量プロフィルを放射す
る。偏心的な放射線量プロフィルによって、血管壁の最
も厚手の箇所には、より多くの放射線を向け得る一方、
血管壁の最も薄手の箇所には、より少ない放射線を向け
ることができる。これは、減衰区画が血管層に事実上最
も接近するまで、放出区域を回転させることで達せられ
る。減衰区画が、血管壁の最も薄手の箇所に向けられた
放射線の一部を減衰するので、放出装置を血管内で血管
層に対しセンタリングしなくとも、事実上一様な放射線
量が治療部位の血管層へ照射される。
【0014】減衰区画は、そこから放出される放射線の
強度を、少なくとも部分的に減少させる減衰材料を含ん
でいる。減衰材料は、通常、比較的高い原子番号を有す
る比較的高密度の材料である。減衰材料は、また外科使
用に適するように、生体適合性を有し、かつ安全である
のが好ましい。例えば、金やプラチナやタンタルが用い
られる。
【0015】重要な点は、放射線量プロフィルの形状
は、減衰区画の寸法、形状、厚さ並びに使用減衰材料に
応じて変更される点である。したがって、減衰区画は、
放射線量プロフィルが血管壁の特定の寸法および形状に
合致するように、設計できる。ここで用いる「減衰区画
の構成(configuration)」という用語は、減衰区画の
寸法、形状、厚さ、および用いられる材料を意味する。
また、ここで用いる「血管壁の構成」という用語は、治
療部位の血管壁の寸法および形状を意味し、血管腔に対
する血管層の位置を含んでいる。
【0016】放出装置は、また、カテーテルの遠位端と
近位端との間でのカテーテルの回転変形を事実上抑止す
るカテーテル支持体を含んでいる。このカテーテル支持
体により、放出区域は、カテーテル近位端を介して精密
に回転せしめられ、血管壁の最も薄手の箇所に隣接して
減衰区画を位置決めできる。
【0017】好ましくは、放出装置は、また放出区域に
隣接して少なくとも1個のマーカーを含んでいる。この
マーカーは、血管内での放出区域の位置を指示するのに
用いられる。例えば、マーカーは、放射線不透性であ
り、蛍光鏡で視認できる。これによって、医師は、治療
部位に放出区域を隣接位置決めすることができる。
【0018】本発明は、また血管の治療部位へ放射線源
から放射線を放出する方法に関するものである。この方
法には、治療部位に事実上隣接して放出区域が位置決め
されるまで、カテーテルを血管腔内へ送入する段階と、
放射線源の少なくとも一部を放出区域に最接近させて位
置決めする段階と、放出区域から事実上偏心的な放射線
量プロフィルを放射する段階とが含まれている。
【0019】さらに、本発明の方法には、減衰区画が血
管層に事実上最も近接する方向に向けられるまで、放出
区域を血管腔内側で回転させる段階を含めることができ
る。この段階には、通常、血管層を映像化して、放出区
域の窓区画が血管層から事実上最も遠くに位置したとき
を検出する作業が含まれる。
【0020】好ましくは、血管の治療部位を映像化し、
治療部位に最も近接した血管壁の構成を検出する。その
情報により、減衰区画の構成を選択できる。
【0021】重要な点は、本発明による放出装置では、
放出区域に近接して減衰区画が設けられ、これにより、
放出区域からは、事実上偏心的な放射線量プロフィルが
放出される点である。このため、放出装置は、血管層に
対しセンタリングされなくとも、血管層に対し事実上一
様の線量を照射できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下で、本発明の新規な特徴およ
び本発明自体を、その構成および操作ともども、添付図
面につき説明する。
【0023】先ず図1には、患者16の血管14の治療
部位12へ放射線適量を放出するための放出装置10が
示されている。放出装置10は、患者16の脈管系を通
して血管14の血管壁18(図3および図4参照)を治
療するのに役立つ。本発明は、特に、冠動脈内の新生内
膜の再増殖を抑止するために好適であるが、本発明の放
出装置10は、血管14bに近接するガン17等の患部
の治療に使用することも、あらかじめ考慮に入れてあ
る。
【0024】放出装置10は、都合のよいどこからでも
血管14内へ導入できる。図1に示したように、放出装
置10は、外側の、フレキシブルな管状のシールド20
を通して挿入でき、シールド20により、放射線強度が
部分的に抑制される。管状のシールド20は、放出装置
10の使用中に医療スタッフの放射線被曝の可能性を低
減する。
【0025】冠動脈治療時には、通常、案内カテーテル
(図示せず)が本発明の放出装置10と一緒に使用され
る。適当な案内カテーテルは、ミネソタ州ミネアポリス
のメドトロニック(Medtronic)社が販売している。
【0026】放出装置10の詳細な構造は、図2を参照
することで、より完全に理解できよう。図2から分かる
ように、放出装置10は、カテーテル22、放出区域2
4、カテーテル支持体26(図2には示されていな
い)、案内ワイヤ28、放射性区域32を有する放射線
源30を備えている。
【0027】後で詳述するように、放出区域24の独特
な設計により、医師は、放射性区域32が放出区域24
内に位置決めされると、放出区域24から放射される放
射線を制御することができる。基本的に、放出装置10
は、血管壁18の最も薄手の箇所の近くでは、放射線強
度が低減されるように設計されている。このことによ
り、医師は、放射線治療を、治療部位12の血管壁18
の構成に適合させることができる。さらに、それによっ
て、医師は、血管層34に事実上一様な放射線量を照射
し、血管14内の新生内膜の増殖を抑止することができ
る。
【0028】本発明の放出装置10は、他の脈管処置
法、例えば血管形成術および/またはステント挿入(st
enting)および/またはアテローム切除(atherectomy)
等に関連して利用することも、あらかじめ考慮に入れら
れている。さらにまた、本発明の放出装置10は、種々
の処置法の代わりに使用することもできる。
【0029】図3および図4に示した血管壁18は、狭
窄部33、血管層34、血管外膜35を含んでいる。血
管壁18の構成は、血管腔36の寸法および形状と、血
管層34に対する血管腔36の位置とで明らかになる。
図3および図4の血管14では、血管壁18が、不規則
かつ長円形をなしている。このため、血管腔36が、中
心から外れており、血管層34に対し偏心位置にある。
したがって、血管腔36内に位置決めされた放出装置1
0は、中心から外れ、血管層34に対し偏心的に位置し
ている。注意すべき点は、図3および図4に示された血
管腔36は、血管形成処置後、結果として生じた血管腔
36であるという点である。
【0030】新生内膜の増殖を抑止するため、血管14
に照射すべき放射線量については、かなりの論議があ
る。本発明の放出装置10は、約10グレイ(gra
y)〜約20グレイの放射線量を血管層34へ照射する
ように設計されている。しかし、本発明は、これらの線
量に限定されるものではなく、この線量は単に例として
示したものに過ぎない。例えば、別の研究によれば、1
0グレイ以下または20グレイ以上の線量が、患者16
にとって、より好適であり得ることがある。
【0031】ここで用いる放射線量プロフィルという用
語は、血管14に対し放出区域から放射されるエネルギ
ーの横断面パターンを意味している。放射線量プロフィ
ルの大体の形状は、図3および図4に示した複数の線量
曲線37A〜37Fで示されている。各線量曲線37A
〜37Fは、事実上一様な放射線量を受け取る血管14
の区域を示している。例えば線量曲線37Aは、約30
グレイの線量を受ける血管14の区域を示し、線量曲線
37Bは、約25グレイの線量を受ける血管14の区域
を示し、線量曲線37Cは、約20グレイの線量を受け
る血管14の区域を示し、線量曲線37Dは、約15グ
レイの線量を受ける血管14の区域を示し、線量曲線3
7Eは、約10グレイの線量を受ける血管14の区域を
示し、線量曲線37Fは、約5グレイの線量を受ける血
管14の区域を示すことができる。
【0032】図3は、先行技術による放出装置39の線
量曲線37A〜37Fを示したものである。この先行技
術による放出装置39の場合、放射線は、放射性区域3
2から半径方向に等しく放射される。したがって、図3
の線量曲線37A〜37Fは、事実上円形かつ同心的で
ある。
【0033】図3から分かる点は、血管層34が、事実
上一様な線量を受け取っていない点である。事実、血管
層34の或る部分は、約20グレイの線量を受け、血管
層34の他の部分は、5グレイ未満の線量しか受けてい
ない。したがって、利用された実際の線量に応じて、血
管層34の或る部分は過少照射となり、血管層34の他
の部分は過剰照射となり得る。
【0034】図4は、本発明の特徴を有する放出装置1
0の場合の、線量曲線37A〜37Fを示した図であ
る。放出区域24の独自の設計により、図4の線量曲線
37A〜37Fは非円形である。事実、図4の線量曲線
37A〜37Fは、事実上長円形または偏心的である。
その結果、図4の線量曲線37Dについて言えば、放出
区域24が血管層34に対してセンタリングされていな
いのに、全血管層34が、事実上一様の約15グレイの
線量を受け取っている。
【0035】カテーテル22は、血管14に挿入され、
放射性区域32を治療部位12に隣接するように位置決
めするために用いられる。カテーテル22は、カテーテ
ル遠位端40とカテーテル近位端42とを有する管状の
外側構成体38を含んでいる。カテーテル遠位端40
は、血管腔36内へ挿入されるが、血管腔36内への挿
入を容易にするために、できるだけ滑らかにすべきであ
る。カテーテル近位端42は、通常、患者16の体外に
残される。図2に見られるように、カテーテル近位端4
2はハンドル44を含み、このハンドルは、血管腔36
内でカテーテル22を操作し、回転させるために使用さ
れる。
【0036】外側構成体38は、種々の材料で、例え
ば、ペンシルバニア州フィラデルフィアのエルフ・エト
ウチェム・ノース・アメリカン(Elf Atochem North Am
erican)社が、ペバックス(Pebax)の商品名で販売して
いるブロック共重合体、またはポリエチレンで製造でき
る。好ましくは、外側構成体38は、親水性の被覆また
は滑らかな被覆を施され、血管腔36内でのカテーテル
22の運動が容易にされている。
【0037】図5、図6A〜図6C、および図7から分
かるように、カテーテル22は、また案内ワイヤ28を
受容する案内ワイヤ腔46を含んでいる。図示のよう
に、案内ワイヤ腔46は、内径約0.381mm〜0.
635mm(0.015インチ〜0.025インチ)の
案内ワイヤ・チューブ47によって画定されている。案
内ワイヤ腔46は、カテーテル近位端42からカテーテ
ル遠位端40まで延在している。
【0038】再び図5、図6A〜図6C、および図7か
ら分かるように、カテーテル22は、さらに放射線源3
0を受容する寸法および形状を有する放出腔48を含ん
でいる。したがって、放出腔48の寸法および形状は、
放射線源30の寸法および形状に依存する。図示の実施
例では、放出腔48が、内径約0.508mm〜0.7
62mm(0.02インチ〜0.03インチ)の放出チ
ューブ49によって画定されている。
【0039】放出腔48は、カテーテル近位端42から
カテーテル遠位端40まで延在している。放出腔48
は、カテーテル遠位端40近くでシールされ、放射線源
30からの放射線の血管14内への漏れが防止され、か
つ血管14内の血液(図示せず)と放射線源30との直
接接触が防止されている。あるいはまた、放出腔48を
カテーテル遠位端40近くで開いておいてもよい。
【0040】放出チューブ49と案内ワイヤ・チューブ
47とは、ブロック共重合体または高密度ポリエチレン
を含む種々の材料で製造できる。
【0041】カテーテル22は、またカテーテル22が
血管14内にある場合に、血管14内の血液(図示せ
ず)をカテーテル22を通過させて搬送するためのバイ
パス腔(図示せず)を含み得るように、あらかじめ考慮
されている。基本的には、バイパス腔によって、血管1
4内の血流の強度を妨げることなく、比較的細い血管1
4内で放出装置10の使用が可能になる。
【0042】放出区域24は、放射性区域32を受容
し、治療部位12に放射線を照射する。放出区域24
は、その独自の設計により、事実上偏心的かつ長円形の
放射線量プロフィルを放射できる。したがって、放出装
置10が血管層34に対し偏心的に位置していても、事
実上均等の放射線量が血管層34へ照射できる。
【0043】放出区域24の長さと位置決めとは、患者
16の必要に合致するように変更できる。図5に示した
実施例では、放出区域24は、約5〜100mmの長さ
を有し、カテーテル遠位端40近くに配置されている。
【0044】放出区域24は、減衰区画50と、放射性
区域32から放射される放射線の強度を方向づける窓区
画52とを含んでいる。基本的には、減衰区画50は、
放出区域24から放射される放射線パターンを変化させ
る。それによって、狭窄部18の不規則な形状や、血管
層34に対する放出区域24の偏心的な位置に対して、
補償が行われる。
【0045】減衰区画50は、減衰区画50に向けられ
た放射線の強度を、約1%〜100%減衰するように設
計できる。これに対し、窓区画52は、窓区画52に向
けられた放射線の強度を、0%〜99%減衰するように
設計することができる。
【0046】ここで詳説した実施例の場合、減衰区画5
0は、減衰区画50に向けられる比較的多量の放射線を
減衰するのに対し、窓区画52は、放出区域24から放
射される放射線に対し、比較的僅かな、つまり無視でき
る影響しか有していない。
【0047】この実施例では、減衰区画50は、減衰区
画50に向けられた放射線の強度のほぼ10%〜40%
を減衰するのに対し、窓区画52は、窓区画52に向け
られた放射線の強度のほぼ1%未満を減衰するのみであ
る。
【0048】重要な点は、窓区画52と減衰区画50と
の減衰量が異なる点であり、このことが、放射線量プロ
フィルを決定するさいに重要となる。恐らく、減衰区画
50は、窓区画52よりも約1%〜100%多い放射線
を減衰でき、それによって非円形の線量曲線37A〜3
7Fが得られる。通常、大部分の状況に対応し得るに
は、減衰区画50は、窓区画52より、約5%〜90
%、より好ましくは約10%〜40%多く放射線を減衰
するように設計される。
【0049】あるいはまた、特定部位、たとえば血管1
4b近くのガン17に対し集中的に放射線量を放射する
ためには、減衰区画50を、窓区画52よりも約90%
〜100%多い放射線を減衰するように設計することも
できる。
【0050】図示の実施例では、減衰区画50は、放出
チューブ49の一部と、第1構成要素55aと、第2構
成要素55bとを含んでいる。第1と第2の構成要素5
5a,55bは、通過する放射線強度を減衰する減衰材
料を含んでいる。これに対し、放出チューブ49は、放
射線に対し比較的僅かな影響しか有さない材料で製造さ
れている。
【0051】重要な点は、減衰区画50の構成、すなわ
ち寸法、形状、厚さ、および減衰区画50の減衰材料
が、治療部位12の血管壁18の構成に合わせて放射線
量プロフィルの形状を変化させるために、変更可能であ
ることである。例えば、減衰区画50の寸法および厚さ
を増せば、放射線量プロフィルの偏心度を増すことがで
きる。同じように、減衰区画50の寸法および厚さを減
少させれば、放射線量プロフィルを、より同心的に変更
できる。
【0052】減衰材料は、放射線を減衰できる相当数の
材料および/または合金で製造できる。放出装置10の
寸法に制限があるため、減衰材料は、通常、比較的高い
原子番号を有する比較的高密度の材料である。減衰区画
50の寸法を最小化するためには、好ましくは、減衰材
料は、(i)少なくとも約10g/cm3、より好まし
くは少なくとも約19g/cm3 の密度を有し、(i
i)少なくとも原子番号12、より好ましくは少なくと
も原子番号70以上を有している。さらに、減衰材料
は、減衰区画50が血管14と適合し得るように、生体
適合性を有しているのが好ましい。減衰材料としては、
金、プラチナ、タンタルを使用し得ることが、あらかじ
め考慮されている。あるいはまた、1つ以上の比較的高
密度の材料を用いた合金を使用してもよい。
【0053】図示の実施例では、第1および第2構成要
素55a,55bが、それぞれ1個の薄い箔であり、箔
の厚さは、約1ミクロンから200ミクロン、より好ま
しくは5ミクロンから50ミクロンである。第1および
第2の構成要素55a,55bのそれぞれは、類似の形
状で、半円形のバンドに形成されている。この実施例で
は、第1構成要素55aは、放出チューブ49の一部の
周囲に巻き付けられるか、または周囲を包むようにさ
れ、他方、第2構成要素55bは、第1構成要素の周囲
に巻き付けられるか、または周囲を包むようにされてい
る。第1構成要素55aは、放出チューブ49に、また
第2構成要素55bは、第1構成要素55aに、適当な
接着剤で接着させることができる。あるいはまた、チュ
ーブ状の保持導管(図示せず)が、第1および第2の構
成要素55a,55bの周囲を包み、放出チューブ49
に対してこれらを保持するようにしてもよい。
【0054】図4、図6A、図7および図8に示した実
施例では、第1構成要素55aが、放出チューブ49の
周囲に約200°にわたって延在する一方、第2構成要
素55bは、放出チューブ49の周囲に約120°にわ
たって延在する。第1構成要素55aは、約200°〜
270°にわたって延在し、第2構成要素55bが、約
100°〜150°にわたって延在するようにすること
が考えられる。さらに、第1および第2の構成要素55
a,55bの位置は交換も可能である。
【0055】あるいはまた、減衰区画50は、他の種々
の形式で実現可能である。例えば、減衰区画50は、厚
さが変化している1枚の薄手の箔でよく、この箔を放出
チューブ4の一部の周囲に完全に巻き付けるようにして
もよい。この実施例では、箔は窓区画52を形成する開
口(図示せず)を含んでいる。あるいはまた、減衰材料
は、放出チューブ49上に直接にスパッタリング加工
し、次いで電気メッキするか、またはイオンビーム法を
用いて、減衰材料を放出チューブ49上に形成すること
もできる。さらに、放出チューブ49に、バリウム等の
減衰材料を含浸させることも考えられる。
【0056】複数の放出装置10を病院に備え、各放出
装置10が、異なる構成を有する減衰区画50を備える
ようにすることが考えられる。そうすることで、医師
は、血管壁18の構成に最も適合する放射線量プロフィ
ルを有する放出装置10を選択できる。
【0057】図示の実施例の場合、窓区画52は、減衰
材料でカバーされていない放出チューブ49によって画
定されている。この実施例では、放出チューブ49は、
放出区域24から放出される放射線に対する影響が、減
衰区画50に比して僅かな、つまり無視できる材料で製
造されている。実際には、減衰区画50も放出チューブ
49の一部を含んでいるので、窓区画52は、基本的に
は、放出区域24から放射される放射線に対する相対的
な影響を有していない。
【0058】窓区画52は、減衰区画50ほどは放射線
の強度を減少させないため、窓区画52は、放射線を減
衰区画50より深く組織内へ照射する。これによって、
放出装置10は、血管壁18が最も厚い箇所へ、より多
くの放射線を優先的に放出することができる。
【0059】図4にもどって説明すれば、使用時、放出
区域24は、減衰区画50が血管層34に事実上最も近
接し、他方、窓区画52が血管層34から最も遠い位置
になるまで、回転される。これによって、減衰区画50
は、血管壁18が最も薄い箇所に近接し、他方、窓区画
52は、血管壁18が、最も厚い箇所に近接することに
なる。
【0060】カテーテル22は、カテーテル遠位端40
近くに配置された放射ブロッカー54(図5に破線で示
す)を含む。この放射ブロッカーにより、放出区域24
からの長手方向の放射線の放出が抑止される。放射ブロ
ッカー54は、例えば、プラチナまたは金等の比較的重
い材料製の円筒形のディスクでよく、カテーテル遠位端
40近くの放出コンジット内に配置されている。
【0061】好ましくは、放出装置10は1対のマーカ
ー56を含む。これらマーカーは、治療部位12に近接
するように放出区域24を位置決めするさい、補助手段
として役立つ。図面に見られるように、マーカー56
は、それぞれ放射線不透性材料製のバンド、放出区域2
4の両側で、カテーテル22の外側構成体38を取り巻
いている。マーカー56は、プラチナまたは金等の放射
線不透性材料から造られているので、マーカー56の位
置は、蛍光鏡またはX線を用いて視認可能である。
【0062】カテーテル支持体26は、カテーテル遠位
端40とカテーテル近位端42との間でのカテーテル2
2の回転変形または捩れを抑止する(図4)。使用時、
カテーテル支持体26は、カテーテル近位端42とカテ
ーテル遠位端40との間でトルクを円滑かつ予測可能に
伝達する。これによって、放出区域24は、ハンドル4
4を介して正確に回転させることができ、その結果、窓
区画52を、血管壁18が最も厚い箇所に隣接して位置
決めできる。
【0063】カテーテル支持体26は、種々の別の形式
で実現できる。例えば、図6A〜図6Cに見られるよう
に、カテーテル支持体26は、カテーテル外側構成体3
8内に間隔をおいて配置された1対の円筒形の軸58を
含むことができ、これらの軸が、案内ワイヤ腔46およ
び放出腔48とほぼ平行に延在している。円筒形の軸5
8は、カテーテル近位端42近くでは最も広い間隔にさ
れ、放出区域24へ向かって間隔が狭まっている。
【0064】あるいはまた、図7に見られるように、カ
テーテル支持体26は、案内ワイヤ腔46と放出腔48
とを取り巻くチューブ状部材60でよい。チューブ状部
材60は、カテーテル外側構成体38内に配置され、こ
の構成体と同心的である。同じように、チューブ状部材
60は、カテーテル近位端42近くで最も太く、放出区
域24へ向かって先細にされている。あるいはまた、当
業者であれば、カテーテル支持体26の別の設計も可能
であろう。
【0065】カテーテル支持体26は、カテーテル22
を細い湾曲した血管14内に挿入できるように、十分に
フレキシブルでなければならない。カテーテル支持体2
6は、ポリマーや金属の構成要素の複合材料を含む種々
の材料で製造できる。例えば、適当なカテーテル支持体
26は、エルフ・エトウチェム社がペバックス(Peba
x)の商標で販売しているブロック共重合体で製造でき
る。カテーテル支持体26は、また案内ワイヤ腔46お
よび放出腔48がつぶれるのを防止する。
【0066】案内ワイヤ28は、血管腔36内へ挿入す
るのに適しており、治療部位12へ放出区域24を血管
腔36を通して案内するのに使用される。直径約0.3
556mm(約0.014インチ)の案内ワイヤ28
が、通常、用いられる。
【0067】図2を参照すると、放射線源30は、放出
腔48内に適合するように寸法付けされ、放出ワイヤ6
2と、放出ワイヤ62に取り付けられた放射性区域32
とを含んでいる。放射線源30は、放出区域24内へ挿
入され、所要線量が放出されるまで放出区域24内に止
まる。したがって、放射線源30が放出区域24内に位
置する時間は、放射性区域32の放射率と患者16の決
められた線量要求とに依存している。
【0068】好ましくは、放射性区域32はベータ線を
放射する。なぜなら、ベータ線は組織浸透度が比較的浅
いからである。ベータ線の組織浸透度が浅いため、医療
スタッフは、放射線に被曝する度合いが少なく、かつま
たベータ線を放出区域24内で制御できる。また、患者
16に所定放射線量を迅速に照射できるように、放射性
区域32は、比較的高い放射能レベルを有しているのが
好ましい。例えば、レニウムを含む放射性区域32の場
合は、約2ミリキュリー(mCi)〜300ミリキュリ
ー(mCi)の放射能レベルと、約1.5mm〜2.5
mmの組織浸透レベルとを有することができよう。
【0069】通常、放射性区域32は、長さ約5mm〜
100mm、直径約0.1mm〜2.0mmである。加
えて、放射性区域32は、放射性廃棄物を最少化するた
め、再充填可能かつ再使用可能である。あるいはまた、
放射性区域32がガンマ線エミッタを含むようにするこ
ともでき、また非核源が、放射性区域32に放射能を供
給するようにすることもできよう。
【0070】通常、放出装置10は、第1イメージング
・システム64と接続して使用される。このイメージン
グ・システムにより、血管14の内部構成の正確かつ詳
細な地図または映像が得られる。適当な第1イメージン
グ・システム64は、ボストン・サイエンティフィック
(Boston Scientific)社が販売している血管内超音波
システム(“IVUS System")である。この血管内超音波シ
ステムは、超音波を利用して、血管14の地図または映
像を作成する。図2を参照すると、第1イメージング・
システム64は、第1イメージング・カテーテル66を
含み、このカテーテルが直接に血管腔36内へ挿入さ
れ、血管14の構成を映像化する。
【0071】さらに、放出装置10は、第2イメージン
グ・システム68と接続して使用できる。このイメージ
ング・システムは、放出区域24が血管腔36内で正し
く定位されたことを指示する。ボストン・サイエンティ
フィック社の血管内超音波システムは、第2イメージン
グ・システム68にも使用可能である。図2を参照する
と、第2イメージング・システム68は、第2イメージ
ング・カテーテル70を含む。このカテーテルは、放出
腔48内へ挿入され、放出区域24が正しく定位された
か否かを検出する。第2イメージング・システム68が
血管内超音波システムであれば、放出腔48には、食塩
水等の非圧縮性の流体(図示せず)を充填しておかねば
ならない。同じ血管内超音波システムを、第1および第
2のイメージング・システム64,68に使用すること
も考えられる。
【0072】好ましくは、非圧縮性の流体から放射線源
30を保護または絶縁するために、さや72を用いるこ
とができる。図2を参照すると、さや72はチューブ状
のカバーであり、放出腔48内へ挿入される。さや72
は、防壁となり、放射線源30が非圧縮性流体と接触せ
ぬように隔離する。さや72は薄手の高密度ポリエチレ
ンで製造できる。
【0073】図2に示したように、放出装置10には、
さや72を放出腔48内へ挿入し、放出腔48がつぶれ
ないように保証するためのダミー(dummy)ロッド
74をも含んでいる。ダミーロッド74は、放射線源3
0と事実上等しく設計されている。基本的には、ダミー
ロッド74は、さや72の取り付けに使用され、かつ放
射性区域32が、放出腔48内を放出区域24へ円滑に
移動するのを保証するために使用される。
【0074】放出装置10の操作の一例を図1および図
2を参照して説明する。先ず、案内カテーテルを冠状動
脈口内へ挿入する。次いで、案内ワイヤ28を、患者1
6の血管14内へ挿入し位置決めする。この作業は、血
管14を貫通する機械的な通路を形成するために行われ
る。次に、第1イメージング・システム64の第1イメ
ージング・カテーテル66を、血管腔36内へ挿入す
る。第1イメージング・システム64により、血管14
内部の構成の正確かつ詳細な地図または映像が得られ
る。第1イメージング・システム64から得られたこの
情報によって、治療部位12の位置、血管壁18の寸法
及び形状、血管層34に対する血管腔36の位置を検出
できる。
【0075】次に、第1イメージング・カテーテル66
を取り出し、例えば血管形成、ステント挿入、アテロー
ム切除等の初期血管処置を、血管14に対し任意に行う
ことができる。初期血管処置を血管14に対して施す場
合、第1イメージング・カテーテル66を再度血管腔3
6内へ挿入して、血管14の残余の内部構成の正確かつ
詳細な地図または映像を得ることができる。その後で、
第1イメージング・カテーテル66を再び血管腔36か
ら取り出される。
【0076】重要な点は、血管壁18および血管14の
構成が、第1イメージング・カテーテル66からの情報
によって検出できる点である。言い換えると、血管壁1
8の残りの寸法および形状と、血管層34に対する血管
腔36の位置とが検出できる。血管壁18の構成に基づ
いて、減衰区画50の構成、すなわち減衰区画50の形
状、寸法、厚さを選択し、目標放射線量プロフィルを放
射することができる。
【0077】次に、カテーテル22の案内ワイヤ腔46
を、放出区域24が治療部位12に隣接するまで、案内
ワイヤを介して移動させる。カテーテル22上の、放出
区域24に隣接するマーカー56により、医師は、蛍光
鏡を用いて放出区域24の位置を正確に検出できる。
【0078】放出区域24が治療部位12に隣接すると
共に、第2イメージング・カテーテル70と非圧縮性流
体とが、放出腔48内へ流入される。第2イメージング
・システム68により、窓区画52を介して血管壁18
の形状についての情報が得られる。この情報に基づい
て、カテーテル近位端42を回転させ、この回転は、放
出区域24が適切に定位されれたことを、言い換えると
窓区画52が血管壁18の最も厚い箇所に隣接せしめら
れたことを、第2イメージング・システム68が指示す
るまで続けられる。重要な点は、カテーテル支持体26
が、円滑かつ予測どおりにカテーテル近位端42とカテ
ーテル遠位端40との間でトルクを伝達することであ
る。これによって、窓区画52が、治療部位12の血管
壁18の最も厚い箇所に隣接するように、正確に定位さ
れ、かつ放出腔48がつぶれるのが防止される。
【0079】次に、カテーテル22を、定位された位置
に保持し、第2イメージング・カテーテル70を放出腔
48から取り出される。次いで、さや72が、ダミーロ
ッド74とともに放出腔48内へ挿入される。挿入後、
ダミーロッド74は取り出され、さや74は、放出腔4
8内の所定位置に残され、放射線源30を保護する。ダ
ミーロッド74は、放出腔48に対する再挿入または再
取り出しが相当回数可能であり、それによって、放出腔
48がつぶされないことが保証され、かつ放射性区域3
2を、遅れなしに放出区域24内へ挿入できることが保
証される。
【0080】最後に、放射性区域32と放出ワイヤ62
とを、放射性区域32が放出区域24内に位置決めされ
るまで、放出腔48内へ挿入する。放射性区域32は放
出区域24内に位置決めされて残され、所要線量が放出
されるまで放射線を放射することができる。続いて、放
射線源30が、カテーテル22から取り出され、安全容
器(図示せず)内に保存される。
【0081】重要な点は、減衰区画50を含む放出区域
24の独特な設計の結果、放出区域24は、偏心的な放
射線量プロフィルを放射可能であり、このため血管層3
4は一様な線量を受けることができる点である。
【0082】以上に図示かつ詳細に開示した特定の放出
装置10は、既述の目的を完全に達成し、かつ利点を有
するものであるが、この装置は、本発明の、現時点で好
ましい実施例を説明するものにすぎないものと了解され
たい。例えば、この放出装置10は、血管外膜35を含
む血管14の他の区域へ、事実上一様な放射線量を放射
することもできる。したがって、以上に示した構成また
は設計の詳細は、特許請求の範囲に定義されたこと以外
の制限を意図するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】患者と、患者の血管内へ位置決めした、本発明
の特徴を有する放出装置との平面図。
【図2】本発明の特徴を有する放出装置の分解側面図。
【図3】血管内に位置決めされた先行技術の放出装置の
横断面図。
【図4】血管内に位置決めされた、本発明の特徴を有す
る放出装置の横断面図。
【図5】本発明の特徴を有する放出装置の一部を部分的
に破断して示した拡大図。
【図6】Aは図2のA−A線に沿ってカテーテル支持体
の第1実施例を切断して示した横断面、Bは図2のB−
B線に沿ってカテーテル支持体の第1実施例を切断して
示した横断面図、Cは図2のC−C線に沿って切断して
示した横断面図。
【図7】図2のA−A線に沿ってカテーテル支持体の第
2実施例を切断して示した横断面図。
【図8】本発明の特徴を有する減衰区画の一部を示した
拡大斜視図。
【符号の説明】
10 放出装置 12 治療部位 14 血管 16 患者 17 ガン 18 血管壁 20 チューブ状シールド 22 カテーテル 24 放出区域 26 カテーテル支持体 28 案内ワイヤ 30 放射線源 32 放射性区域 33 狭窄部 34 血管層 35 血管外膜 36 血管腔 37A,37B,37C,37D,37E,37F 線
量曲線 38 カテーテルの外側構成体 40 カテーテル遠位端 42 カテーテル近位端 44 ハンドル 46 案内ワイヤ腔 47 案内ワイヤ・チューブ 48 放出腔 49 放出チューブ 50 減衰区画 52 窓区画 60 チューブ状部材 64 第1イメージング・システム 66 第1イメージング・カテーテル 68 第2イメージング・システム 70 第2イメージング・カテーテル 72 さや
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェイ ピー.シェズキイ アメリカ合衆国 オハイオ州シェーカー ハイツ,バン エイケン ブールバード 19333,ナンバー 208 (72)発明者 ユージン ジェイ.ジャング ジュニア. アメリカ合衆国 カリフォルニア州サンデ ィエゴ,アベニダ プラヤ ベラクルズ 10902

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 血管腔(36)および血管層(34)を
    有する血管(14)の治療部位(12)へ放射線源(3
    0)から放射線を放出する方法であって、 カテーテル(22)の放出区域(24)が、治療部位
    (12)に事実上隣接して位置決めされるまでカテーテ
    ル(22)を血管腔(36)内へ送入する段階と、 放出区域(24)から実質偏心的である放射線量プロフ
    ィルを放出する段階とを含む方法。
  2. 【請求項2】 放射線量プロフィルを放出する前記段階
    が、放出区域(24)から放出される放射線の一部を減
    衰させる段階を含む請求項1に記載された方法。
  3. 【請求項3】 放出区域(24)から放出される放射線
    の一部を減衰させる前記段階が、治療部位(12)の血
    管層(34)に実質一様な放射線量が放出されるよう
    に、放射線を減衰させる措置を含む請求項2に記載され
    た方法。
  4. 【請求項4】 放出区域(24)から放出される放射線
    の一部を減衰させる前記段階が、放射線強度を部分的に
    抑制する減衰区画(50)を介して減衰する措置を含む
    請求項2に記載された方法。
  5. 【請求項5】 前記減衰区画(50)を、血管層(3
    4)に事実上最も近接して定位させるまで放出区域(2
    4)を血管腔(36)の内側で回転させる段階を含む請
    求項4に記載された方法。
  6. 【請求項6】 放出区域(24)の位置を、治療部位
    (12)に近接するように、血管層(34)に対し決定
    する段階を含む請求項5に記載された方法。
  7. 【請求項7】 カテーテル(22)の回転変形をカテー
    テル支持体(26)によって抑止する段階を含む請求項
    1に記載された方法。
  8. 【請求項8】 放射線源(30)からの放射線により血
    管腔(36)および血管層(34)を有する血管(1
    4)の治療部位(12)を治療する方法であって、 血管(14)の治療部位(12)を映像化し、それによ
    り治療部位(12)に近接した血管層(34)に対する
    血管腔(36)の位置を検出する段階と、 血管腔(36)内の治療部位(12)に隣接させてカテ
    ーテルの放出区域(24)を位置決めする段階とを含
    み、該放出区域が、放出区域から放出される放射線を部
    分的に減衰させる減衰区画(50)を含んでおり、さら
    に、 前記減衰区画(50)を、治療部位(12)の血管層
    (34)に事実上最も隣接させて血管腔(36)内に位
    置決めする段階を含む方法。
  9. 【請求項9】 治療部位(12)に隣接させて放出区域
    (24)を位置決めする前記段階が、カテーテル(2
    2)に固定された少なくとも1個のマーカー(56)
    を、放出区域に隣接して配置する措置を含む請求項8に
    記載された方法。
  10. 【請求項10】 減衰区画(50)を、治療部位(1
    2)の血管層(34)に最も隣接させて血管腔(36)
    内に位置決めする前記段階が、減衰区画(50)を血管
    層に最も接近するまで放出区域(24)を血管腔(3
    6)内で回転させる段階を含む請求項8に記載された方
    法。
  11. 【請求項11】 減衰区画(50)を、治療部位(1
    2)の血管層(34)に最も隣接させて血管腔(36)
    内に位置決めする前記段階が、放出区域(24)の窓区
    画(52)を通して血管を映像化することにより、窓区
    画(52)が血管層(34)から事実上最も遠くなる時
    点を検出する段階を含む請求項8に記載された方法。
  12. 【請求項12】 血管(14)の治療部位(12)の血
    管壁(18)に放射線源(30)から放射線を放出する
    放出装置において、 血管(14)内への挿入に適したカテーテル遠位端(4
    2)を有するカテーテル(22)と、 放射線源(30)の一部を収容するためカテーテル(2
    2)に固着された放出区域(24)とを含み、放射線源
    (30)の一部が放出区域内に配置されている場合、放
    出区域(24)には、放射線源(30)からの放射線の
    一部の強度を減衰させる減衰区画(50)が含まれてい
    る放出装置。
  13. 【請求項13】 前記減衰区画(50)が、放射線源
    (30)から放出される放射線の十分な量を減衰させ、
    その結果、放出区域(24)が、事実上偏心的な放射線
    量プロフィルを放出する請求項12に記載された放出装
    置。
  14. 【請求項14】 前記減衰区画(50)の構成が、血管
    壁(18)の形状に応じて変更される請求項12に記載
    された放出装置。
  15. 【請求項15】 前記減衰区画(50)が、比較的高密
    度の減衰材料を含む請求項12に記載された放出装置。
  16. 【請求項16】 前記減衰材料が金を含む請求項15に
    記載された放出装置。
  17. 【請求項17】 前記カテーテル(22)の回転変形を
    事実上抑止するカテーテル支持体を含む請求項12に記
    載された放出装置。
  18. 【請求項18】 前記カテーテル(22)が、案内ワイ
    ヤ腔(46)および放出腔(48)を含み、前記カテー
    テル支持体(26)が、案内ワイヤ腔(46)と放出腔
    (48)とを取り巻く管状部材を含んでいる請求項17
    に記載された放出装置。
  19. 【請求項19】 前記カテーテル(22)が、案内ワイ
    ヤ腔(46)および放出腔(48)を含み、前記カテー
    テル支持体(26)が、案内ワイヤ腔(46)および放
    出腔(48)と事実上平行に延在している軸を含む請求
    項17に記載された放出装置。
  20. 【請求項20】 放出区域(24)に近接配置された少
    なくとも1個のマーカー(56)を含み、該マーカー
    が、血管内の放出区域の位置を指示するために使用され
    ている請求項12に記載された放出装置。
  21. 【請求項21】 放出区域(24)から長手方向に放出
    される放射線を部分的に抑止する少なくとも1個のブロ
    ッカー(54)を含む請求項12に記載された放出装
    置。
  22. 【請求項22】 血管腔(36)と血管層(34)とを
    有する血管の治療部位(12)で血管壁(18)に放射
    線量を放出するため、案内ワイヤ(28)とともに使用
    される放出装置であって、 放出ワイヤに取り付けられた放射性区域(32)を含む
    放射線源(30)と、 前記案内ワイヤ(28)を受容する案内ワイヤ腔(4
    6)および前記放射線源(30)を受容する放出腔(4
    8)を有するカテーテル(22)と、 前記放射性区域(32)の少なくとも一部を受容する放
    出腔(48)に接続された放出区域(24)であって、
    実質偏心的である放射線照射プロフィルを放出するよう
    に、放射性区域から放出される放射線の一部を減衰させ
    るための減衰区画(50)を含む放出区域(24)と、 カテーテルの遠位端(40)と近位端(42)との間で
    のカテーテル(22)の回転変形を抑止するカテーテル
    支持体(26)とを含む放出装置。
  23. 【請求項23】 前記減衰区画(50)の構成が、血管
    壁(18)の構成に応じて変更する請求項22に記載さ
    れた放出装置。
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