JPH10276653A - 噴霧装置 - Google Patents

噴霧装置

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JPH10276653A
JPH10276653A JP9100899A JP10089997A JPH10276653A JP H10276653 A JPH10276653 A JP H10276653A JP 9100899 A JP9100899 A JP 9100899A JP 10089997 A JP10089997 A JP 10089997A JP H10276653 A JPH10276653 A JP H10276653A
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pole
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嘉庸 飯束
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三雄 石田
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SANKYO RYOKKA KK
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/16Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means
    • B65D83/20Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means operated by manual action, e.g. button-type actuator or actuator caps
    • B65D83/201Lever-operated actuators
    • B65D83/202Lever-operated actuators combined with a hand grip
    • B65D83/203Lever-operated actuators combined with a hand grip comprising an extension rod located between the aerosol container and the hand grip

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 噴霧剤の噴射方向を簡単に制御する。 【解決手段】 噴霧剤が圧縮充填されたボンベ1と、潰
れずに屈折可能な材質で形成され、ボンベ1に接続され
てボンベ1から噴射された噴霧剤を圧送する移送チュー
ブ2と、伸縮構造を有して内部に移送チューブ2がスラ
イド可能に配設される中空のポール3と、ポール3の先
端部に取付けられて移送チューブ2に接続されるととも
に、移送チューブ2の押引で噴霧剤の噴霧方向が可変さ
れるノズル4とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、噴霧地点から離
れた位置で噴霧操作することができるようにした簡易タ
イプの噴霧装置に係る技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】 最近、家庭園芸に利用される殺虫剤等
の各種の薬剤等が、噴霧剤としてボンベに圧縮充填され
て提供されるようになってきている。このボンベは、噴
射ボタンを押すことにより噴霧剤を噴射することができ
て操作が容易であるものの、噴射された噴霧剤が手元で
拡散してしまうため噴霧剤の性質によっては危険であ
る。また、蜂等の危険な虫類を殺虫する際には、噴霧地
点から離れた遠隔位置での噴霧操作が要求される。
【0003】このため、ボンベを利用して噴霧地点から
離れた位置で噴霧操作することができるようにした簡易
タイプの噴霧装置の開発が切望されている。
【0004】従来、噴霧装置としては、例えば、噴霧剤
が圧縮充填されたボンベと、先端部にボンベの取付部と
ボンベの噴射ボタンを押操作する操作片とが設けられた
伸縮構造を有するポールと、ポールの先端部の操作片か
らポールの基端部まで配設された操作ワイアとを備えた
ものが知られている。
【0005】この従来の噴霧装置は、ポールの取付部に
ボンベを装着してポールを伸長させ、ボンベの噴射ボタ
ンを操作ワイアを介して操作片で押操作して噴霧剤を噴
射させるもので、ポールの伸長した長さ分噴霧地点から
離れた位置で噴霧操作することができるようになってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 前述の従来の噴霧装
置では、噴霧剤の噴霧方向が固定されているため、噴霧
剤の噴霧方向を変更するにはポールを起伏,回転等させ
なければならず、噴霧剤の噴射方向の制御が面倒である
という問題点がある。
【0007】本発明の目的は、このような問題点を考慮
してなされたもので、噴霧剤の噴射方向を簡単に制御す
ることのできる噴霧装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】 前述の課題を解決する
ため、本発明に係る噴霧装置は、次のような手段を採用
する。
【0009】上記目的は、殺虫剤などの噴霧剤が圧縮充
填されたボンベと、潰れずに屈折可能な材質で形成さ
れ、ボンベに接続されてボンベから噴射された噴霧剤を
圧送する移送チューブと、伸縮構造を有して内部に移送
チューブがスライド可能に配設される中空のポールと、
ポールの先端部に取付けられて移送チューブに接続され
るとともに、移送チューブの押引で噴霧剤の噴霧方向が
可変されるノズルとを備えたことにより達成される。
【0010】この手段では、手元のボンベから噴射され
た噴霧剤が、移送チューブを介してノズルから噴霧され
る。ノズルは、移送チューブの押引という簡単な操作で
噴霧方向が可変される。なお、押引された移送チューブ
は、屈折するが潰れないで噴霧剤の移送を確保する。
【0011】上記目的は、請求項1の噴霧装置におい
て、ノズルは弾性部材によってポールの先端部に支持せ
しめられ、移送チューブの引張りで弾性部材の弾性に抗
してノズルの噴霧方向が可変され、移送チューブの引張
り解除で弾性部材の弾性によりノズルの噴霧方向がポー
ルの軸線に沿った直進姿勢に復帰されることにより達成
される。
【0012】この手段では、移送チューブの引張り操作
のみでノズルの噴霧方向が可変される。移送チューブの
引張りの解除は、弾性部材の弾性による移送チューブの
押出となって、ノズルの噴霧方向が特定方向へ復帰され
る。
【0013】上記目的は、請求項2の噴霧装置におい
て、弾性部材はポールの先端部に固定された取付座とノ
ズルとの間にポールの軸線と平行に掛渡しされ、移送チ
ューブはノズルに固定されて弾性部材と少しの間隔を介
して弾性部材と平行に配設されて取付座を貫通している
ことにより達成される。
【0014】この手段では、移送チューブの引張りで弾
性部材を湾曲させてノズルを傾倒させることにより、ノ
ズルの噴霧方向が可変される。
【0015】上記目的は、請求項3の噴霧装置におい
て、ノズルの噴霧口は弾性部材の掛渡線の延長線上に位
置していることにより達成される。
【0016】この手段では、ノズルの噴霧口と弾性部材
とが剛体化される。
【0017】上記目的は、請求項3または4の噴霧装置
において、ノズルと取付座との対面する面にそれぞれ移
送チューブを中心として掘込まれたテーパ溝が設けられ
ていることにより達成される。
【0018】この手段では、引張られた移送チューブが
テーパ溝に案内されて湾曲する。
【0019】上記目的は、請求項1〜5のいずれかの噴
霧装置において、ポールの基端部に移送チューブの押引
位置を保持するロック機構が設けられていることにより
達成される。
【0020】この手段では、移送チューブの押引位置を
ロック機構で保持することにより、ノズルの噴霧方向が
固定される。
【0021】
【発明の実施の形態】 以下、本発明に係る噴霧装置の
実施の形態を図面に基いて説明する。
【0022】図1〜図6は、本発明に係る噴霧装置の実
施の形態(1)を示すものである。
【0023】この実施の形態では、図1に示すように、
ボンベ1,移送チューブ2,ポール3,ノズル4,取付
座5,弾性部材6,ノズルカバー7,カバー取付部8,
ロック機構9,滑止チューブ10の各部で構成されてい
る。
【0024】ボンベ1は、図1に示すように、殺虫剤等
の噴霧剤が圧縮充填されたもので、一般家庭向けとして
提供されているエアゾルや圧力式噴霧器(手押し蓄圧タ
イプ,電池によるモータタイプなど)の比較的小型で携
帯可能なものが採用される。
【0025】移送チューブ2は、ポリエチレン(EP)
やポリプロピレン(PP)等のように、耐薬品性を有し
て潰れずに屈折される材質のものによって構成される。
この移送チューブ2は、図2〜図4に詳細に示されるよ
うに、噴霧地点から噴霧操作位置までの距離に充分に対
応可能な長さが確保され、一端がノズル4に接続されて
ポール3の内部に遊挿され、他端がポール3の基端部か
ら引出されてボンベ1に接続される。
【0026】ポール3は、図2に詳細に示されているよ
うに、内部に移送チューブ2をスライド可能に配設する
ことのできる中空形からなるもので、先端側ポール3
a,後端側ポール3bの2重管からなる伸縮構造を有し
ている。この伸縮構造は、先端側ポール3aを先端部の
外径よりも後端部の外径を大きくしたテーパ管として、
後端側ポール3bから延出させた先端側ポール3aの後
端外面部を、後端側ポール3bの先端内面部に圧接させ
て伸長姿勢を保持することができるようになっている。
なお、後端側ポール3bの基端部(後端部)には、図4
に示すように、先端側ポール3aの抜脱を防止する栓3
cが取付けられている。このポール3については、軽量
で丈夫な例えば、既存の釣竿等を採用することも可能で
ある。
【0027】ノズル4は、図2に詳細に示されるよう
に、噴射口4aを有するキャップ4bが、取付ネジ4c
によって台座4dの上面に交換可能に螺合取付けされて
なる。取付ネジ4cの内部に設けられている通孔4eに
は、パッキング4fを介して移送チューブ2の先端部が
接続されている。台座4dの取付ネジ4cから少し離れ
た位置には、台座4dを貫通した移送チューブ2を固定
する固定ナット4gが上面側に螺合され、固定ナット4
gから下面側に向けて拡開したテーパ溝4hが設けられ
ている。また、台座4dの下面の取付ネジ4cの正反対
側には、弾性部材6を装着する取付穴4iが掘設されて
いる。取付穴4iには、弾性部材6を側方から抜止め固
定する固定ネジ4jが設けられている。このノズル4に
ついては、耐腐食性のあるステンレスが形成材料として
選択される。
【0028】取付座5は、図2に詳細に示されるよう
に、ノズル4の台座4dにほぼ対応した本体部5aの下
面側に、固定筒部5bが設けられてなる。本体部5aの
上面には、ノズル4のテーパ溝4hに対応したテーパ溝
5cが設け、このテーパ溝5cから固定筒部5bには、
移送チューブ2の外径よりも大きな径の配設孔5dが貫
通形成されている。本体部5aの上面の上面のテーパ溝
5cから少し離れた位置には、ノズル4の取付穴4iに
対応した弾性部材6を装着する取付穴5eが掘設されて
いる。取付穴5eには、弾性部材6を側方から抜止め固
定する固定ネジ5fが設けられている。固定筒部5bの
内側は、ポール3の先端側ポール3aの先端部に固定さ
れている。固定筒部5bの外側は、ポール3の後端側ポ
ール3bの先端部に嵌合着脱されるように構成されてい
る。なお、固定筒部5bの外側には、ポール3の後端側
ポール3bの先端部へ圧接するパッキング5gが取付け
られており、この取付座5については、耐腐食性のある
アルミニウムやステンレスなどが形成材料として選択さ
れる。
【0029】弾性部材6は、コイルスプリングからなる
もので、ノズル4の取付穴4iと取付座5の取付穴5e
との間に掛渡されている。弾性部材6の両端部は、図2
に詳細に示されているように、固定ネジ4j,5fによ
って、ノズル4の台座4dと取付座5の本体部5aとに
それぞれ抜止め固定されている。弾性部材6の軸中心と
ノズル4のキャップ4b(噴射口4a)の軸中心とは、
ポール3の軸中心(移送チューブ2の配設中心)を通る
直線Xから少し離れた平行な共通の直線Y上に位置して
いる。この弾性部材6については、耐腐食性のあるステ
ンレスなどが形成材料として選択される。
【0030】ノズルカバー7は、図2に詳細に示される
ように、合成樹脂材等で天板を有する筒形に形成されて
なるもので、ノズル4,取付座5を覆ってポール3の後
端側ポール3bの先端部付近に設けられているカバー取
付部8に嵌脱自在に嵌着せしめられ、ノズル4,取付座
5に土砂などが付着するのを防止し、更にノズル部を保
護する。又、ノズルカバー7に天板を設けずに開口する
ことにより、ノズルカバー7を天地の区別なくカバー取
付部8に嵌脱することができるようにしてもよい。
【0031】カバー取付部8は、図1,図2に詳細に示
されるように、ポール3の後端側ポール3bの先端部に
固定されたスぺーサ8aと、後端側ポール3bの先端部
から少し後端部よりに固定されたスぺーサ付ストッパ8
bとからなる。スぺーサ8aの外径は、ノズルカバー7
の内径とほぼ一致している。スぺーサ付ストッパ8bの
外径は、ノズルカバー7の内径とほぼ一致した部分と僅
かに大きな部分とからなる。
【0032】ロック機構9は、図4に詳細に示されるよ
うに、外筒9aの内部にバネ9bで一定方向へ弾圧され
る内筒9cを収容してなる。外筒9aには、移送チュー
ブ2が挿通される円形または円形に近い長孔形の挿通孔
9dが設けられており、又内筒9cには、移送チューブ
2が挿通される長孔形の挿通孔9eが設けられている。
両挿通孔9d,9eは、バネ9bの弾性に抗した内筒9
cの突起9fの押操作により、移送チューブ2の移動を
許容する孔合わせがなされ、又内筒9cの突起9fの押
操作の解除のバネ9bの弾性により移送チューブ2の移
動を阻止する孔位相がなされるようになっている。この
ロック機構9は、ポール3の後端側ポール3bの後端部
(基端部)から引出された移送チューブ2に装着され
る。
【0033】10は滑り止めチューブであって、この滑
り止めチューブ10は、加圧で変形する柔軟性と、加圧
で移送チューブ2に滑らずに圧接する摩擦性とを有する
ゴム系等の材質のものによって構成されている。又、こ
の滑止チューブ10は、移送チューブ2の所要部位の外
側に嵌装してあり、ロック機構9の通孔9d,9e部が
挿通されるようにしてある。
【0034】この実施の形態を使用しない状態では、ポ
ール3が短縮されてポール3の先端側にノズルカバー7
が装着される。
【0035】ノズルカバー7が装着された状態では、図
2に示すように、ノズル4全体がノズルカバー7によっ
て覆われているため、ゴミ等の付着によるノズル4(特
に、噴霧口噴射口4a)の汚損,目詰まりや損傷が防止
される。また、取付座5のテーパ溝5c,配設孔5dも
ノズルカバー7によって覆われているため、ポール3の
先端側ポール3aの先端部からのゴミ等の侵入が防止さ
れ、ポール3の伸縮に不具合を生じさせることもない。
【0036】また、ポール3が短縮された状態では、取
付座5のパッキング5gがポール3の後端側ポール3b
の先端部に圧接しているため、ポール3の先端側ポール
3aが不測に振出されて伸長することがない。
【0037】この実施の形態を使用するには、図5に示
すように、ノズルカバー7を外してポール3を伸長させ
る。このとき、ロック機構9の内筒9cの突起9fを押
操作して、外筒9aの挿通孔9dと内筒9cの挿通孔9
eとを孔合わせすると、ノズル4の台座4dに固定され
ている移送チューブ2が、ポール3の伸長により追随し
てポール3の内部に引込まれる。また、伸長したポール
3は、先端側ポール3aの後端部を後端側ポール3bの
先端部に圧接させることにより、伸長状態が保持され
る。
【0038】伸長したポール3から引出されている移送
チューブ2は、作業者Mの腰付近に装備されたボンベ1
に接続される。このとき、必要に応じて、移送チューブ
2とボンベ1とをニップル類を介して接続する。
【0039】その後、すずめ蜂の巣等の噴霧対象Tにノ
ズル4の噴霧口4aを向けることになる。このとき、ノ
ズル4の噴霧口4aがポール3の軸中心の直線Xと平行
する直線Yの延長方向を向いているが、噴霧対象Tの照
準に際してノズル4(特に、キャップ4b)が噴霧対象
T等に誤って衝突することがあっても、キャップ4b
(噴霧口4a)とノズル4全体を支持する弾性部材6と
が直線Y上に位置して剛体化されているため、ノズル4
の噴霧口4aの向きが簡単に変化することはない。
【0040】ノズル4の噴霧口4aを噴霧対象Tに照準
した後には、ボンベ1のボタン,レバー等を操作して噴
霧剤を噴射させ、噴霧剤を移送チューブ2の内部からノ
ズル4に移送して噴霧口4aから噴霧する。
【0041】また、噴霧対象Tが照準し難い位置にある
場合には、移送チューブ2を引張することにより、弾性
部材6の弾性に抗してノズル4の台座4dを傾倒させ
て、ノズル4の噴霧口4aの向きを変化させることがで
きる(図3,図6参照)。このノズル4の台座4dの傾
倒は、移送チューブ2,ノズル4の台座4d,弾性部材
6のてこの原理と弾性部材6の弾性変形とにより円滑に
なされる。従って、移送チューブ2を引張という簡単な
操作で噴霧対象Tを正確に照準することができる。この
とき、移送チューブ2は、その材質の特性から、ノズル
4の台座4dの傾倒に伴って屈折するものの潰れること
はない。従って、噴霧剤の移送に支障が生ずることはな
い。また、ノズル4のテーパ溝4hと取付座5のテーパ
溝5cとは、移送チューブ2の湾曲を容易にして折曲が
りを防止する。
【0042】なお、このノズル4の噴霧口4aの変化さ
れた向きは、ロック機構9をポール3の栓3cに当て内
筒9cの突起9fを押操作を解除して、外筒9aの挿通
孔9dと内筒9cの挿通孔9eとを孔位相させることに
より保持される。このノズル4の噴霧口4aの向きの変
化は、移送チューブ2の引張量によって無段階に調整さ
れる。また、ロック機構9から移送チューブ2に掛かる
弾性部材6の弾性の応力は、滑止チューブ10で吸収さ
れることになる。従って、ロック機構9によって移送チ
ューブ2が損傷して噴霧剤が漏出するようなことはな
い。
【0043】噴霧剤の噴霧作業の終了後には、ロック機
構9の内筒9cの突起9fを押操作して、外筒9aの挿
通孔9dと内筒9cの挿通孔9eとを孔合わせすること
により、弾性部材6の弾性の付勢で移送チューブ2をポ
ール3の内部に引込みノズル4の噴霧口4aの向きを元
の状態に自動的に復帰させることができる。
【0044】その後には、ポール3を短縮させてポール
3の先端側にノズルカバー7を装着することになる。
【0045】図7は、本発明に係る噴霧装置の実施の形
態(2)を示すものである。
【0046】この実施の形態では、前述の実施の形態
(1)のロック機構9を変更したものである。
【0047】この実施の形態のロック機構11は、前述
の実施の形態(1)のポール3の栓3cを改造して後端
側ポール3bの後端部(基端部)に抜止め回転可能に取
付けられた回転リング11aと、回転リング11aに螺
合し一部後端側ポール3bから突出し大部分が後端側ポ
ール3bの内部をスライドするスライダ11bと、スラ
イダ11bに設けられ後端側ポール3bの内周壁に当接
してスライダ11bのスライドを円滑にするガイド11
cと、後端側ポール3bの軸方向に延びて貫通形成され
たガイド溝11dと、ガイド11cに固定されてガイド
溝11dに嵌合しスライダ11b,ガイド11cを回り
止めする突起11eと、スライダ11bの後端側ポール
3bから突出した端部に内外を貫通して螺合された蝶ネ
ジ11fとを備えたものである。
【0048】この実施の形態では、スライダ11bの内
部に移送チューブ2を配設し、蝶ネジ11fで滑止チュ
ーブ10を介して移送チューブ2を固定しておいて、ノ
ズル4の噴霧口4aの向きを変化させることになる。
【0049】即ち、回転リング11aを回転させると、
スライダ11bがポール3の後端側ポール3bの軸方向
にスライドして移送チューブ2を押引することになる。
この移送チューブ2の押引は、前述の実施の形態(1)
での説明のように、ノズル4の噴霧口4aの向きの変化
を無段階に調整することになる。
【0050】なお、この実施の形態のロック機構11
は、ノズル4の噴霧口4aの向きの変化を回転リング1
1aの回転調整で行うため、前述の実施の形態(1)の
ロック機構9よりも微調整が可能である。
【0051】図8,図9は、本発明に係る噴霧装置の実
施の形態(3)を示すものである。
【0052】この実施の形態は、前述の実施の形態
(1)のノズル4のキャップ4bを直線X上に位置さ
せ、前述の実施の形態(1)のノズル4の取付ネジ4
c,固定ナット4gが共通一体化されている。
【0053】この実施の形態によると、ノズル4の噴霧
口4aの向きの変化に係る作用,効果を変更することな
く、ノズル4の構造が簡素化される。
【0054】以上、図示した実施の形態の外に、ノズル
4の噴霧口4aの向きの自動復帰が望めず、ノズル4の
噴霧口4aの向きの変化を移送チューブの押引の双方で
行わなければならないが、弾性部材6に代えて非弾性の
フレキシブル材でノズル4を支持することも可能であ
る。
【0055】
【発明の効果】 上述のように本発明の構成によれば、
次のような効果が得られる。 (a)本発明に係る噴霧装置は、移送チューブを押引す
るだけでノズルの向きを変化させることができるため、
噴霧剤の噴射方向を簡単に制御することができる。 (b)請求項2として、移送チューブの引張のみノズル
の向きを変化させることができ、移送チューブの引張の
解除でノズルの向きを元に復帰させることができるた
め、噴霧剤の噴射方向をより簡単に制御することができ
る効果がある。 (c)請求項3として、移送チューブ,ノズル,弾性部
材のてこの原理と弾性部材の弾性変形とにより、ノズル
の向きの変化が円滑になされる効果がある。 (d)請求項4として、ノズルの噴出口と弾性部材とが
近接して剛体を形成するため、ノズルの噴出口が噴霧対
象等に衝突しても簡単に向きが変化せず、取扱い性の向
上が図れる。 (e)請求項5として、ノズルの噴霧口の向きの変化に
伴う移送チューブの屈折がテーパ溝の内部でなされるた
め、移送チューブの湾曲屈折が容易になり折曲が防止さ
れる。 (f)請求項6として、ロック機構によりノズルの噴霧
口の向きが保持されるため、噴霧対象への噴霧剤の噴射
を正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る噴霧装置の実施の形態(1)を
示す全体の側面図である。
【図2】 図1の要部の拡大縦断面図である。
【図3】 図2の要部の動作を示す側面図である。
【図4】 図1の他の要部の拡大縦断面図である。
【図5】 図1の使用状態図である。
【図6】 図1の他の使用状態図である。
【図7】 本発明に係る噴霧装置の実施の形態(2)を
示す要部の断面図である。
【図8】 本発明に係る噴霧装置の実施の形態(3)を
示す要部の断面図である。
【図9】 図6の要部の動作を示す側面図である。
【符号の説明】
1 ボンベ 2 移送チューブ 3 ポール 4 ノズル 4a 噴射口 4h テーパ溝 5 取付座 5c テーパ溝 6 弾性部材 9 ロック機構 11 ロック機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 殺虫剤などの噴霧剤が圧縮充填されたボ
    ンベと、潰れずに屈折可能な材質で形成され、ボンベに
    接続されてボンベから噴射された噴霧剤を圧送する移送
    チューブと、伸縮構造を有して内部に移送チューブがス
    ライド可能に配設される中空のポールと、ポールの先端
    部に取付けられて移送チューブに接続されるとともに、
    移送チューブの押引で噴霧剤の噴霧方向が可変されるノ
    ズルとを備えたことを特徴とする噴霧装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の噴霧装置において、ノズルは
    弾性部材によってポールの先端部に支持せしめられ、移
    送チューブの引張りで弾性部材の弾性に抗してノズルの
    噴霧方向が可変され、移送チューブの引張り解除で弾性
    部材の弾性によりノズルの噴霧方向がポールの軸線に沿
    った直進姿勢に復帰されることを特徴とする噴霧装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の噴霧装置において、弾性部材
    はポールの先端部に固定された取付座とノズルとの間に
    ポールの軸線と平行に掛渡しされ、移送チューブはノズ
    ルに固定されて弾性部材と少しの間隔を介して弾性部材
    と平行に配設されて取付座を貫通していることを特徴と
    する噴霧装置。
  4. 【請求項4】 請求項3の噴霧装置において、ノズルの
    噴霧口は弾性部材の掛渡線の延長線上に位置しているこ
    とを特徴とする噴霧装置。
  5. 【請求項5】 請求項3または4の噴霧装置において、
    ノズルと取付座との対面する面にそれぞれ移送チューブ
    を中心として掘込まれたテーパ溝が設けられていること
    を特徴とする噴霧装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかの噴霧装置にお
    いて、ポールの基端部に移送チューブの押引位置を保持
    するロック機構が設けられていることを特徴とする噴霧
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6925751B2 (en) * 2003-10-22 2005-08-09 Kenneth E. Williams Automated pest control dust applicator device for remote applications
KR101322025B1 (ko) * 2011-10-06 2013-10-28 한경수 휴대용 벌집 제거장치
CN107362924A (zh) * 2017-06-26 2017-11-21 安徽盛美金属科技有限公司 一种新型背负式手动农药喷雾器

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