JPH10276134A - 光ファイバおよびその他の弾性部材を位置付けするための装置および方法 - Google Patents

光ファイバおよびその他の弾性部材を位置付けするための装置および方法

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JPH10276134A
JPH10276134A JP9252365A JP25236597A JPH10276134A JP H10276134 A JPH10276134 A JP H10276134A JP 9252365 A JP9252365 A JP 9252365A JP 25236597 A JP25236597 A JP 25236597A JP H10276134 A JPH10276134 A JP H10276134A
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electrodes
charge
signal
free end
light beam
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JP9252365A
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Robert R Hayes
ロバート・アール・ヘイズ
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Raytheon Co
Original Assignee
Hughes Aircraft Co
HE Holdings Inc
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/11Arrangements specific to free-space transmission, i.e. transmission through air or vacuum
    • H04B10/118Arrangements specific to free-space transmission, i.e. transmission through air or vacuum specially adapted for satellite communication

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、光ファイバ等の弾性部材の端部を
正確な位置に位置させることのできる小型で、慣性が小
さく、低い駆動電力で動作する装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】 光ファイバ122 等の弾性部材の端部121
に結合され、電圧源140より電荷を受取るように構成さ
れたキャパシタンス部材136 と、発生装置30より電圧を
受けてそれに応答してキャパシタンス部材136 を横切る
電界を発生してその電荷に作用する電界の力と弾性部材
の内部復原力の間の平衡が得られる位置に端部121 を偏
向させる1組の電極142 とを具備していることを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的に弾性部材
の位置付けシステムに関し、特に、それらの衛星通信シ
ステムにおける使用に関する。
【0002】
【従来の技術】例示的な衛星通信システム20が図1に示
されている。システムは、地球30の周囲の軌道にある3
個の衛星22,24,26を含んでいる。衛星22は、低高度の地
球軌道(LEO)32にあり、衛星24,26 は静止地球軌道
(GEO)34にある。LEO32の典型的な半径は数百キ
ロメートルであり、LEO32における衛星22の典型的な
軌道周期は90分である。GEO34の半径は35,78
6キロメートル以下であり、衛星24および26の軌道周期
は地球の回転周期に整合される。
【0003】衛星22,24,26はそれらを地球通信ステーシ
ョンに結合するアップ・ダウン通信リンク42,44,46をそ
れぞれ有している。衛星26の典型的な使命は、データ
(例えば農業データ、地質学データ、あるいは軍事デー
タ等)の収集である。収集されたデータは、衛星22がそ
のLEO軌道によってその各地上ステーションの視界内
に運ばれる毎にその各地上ステーションに通信されるこ
とができる。その代りに、収集されたデータは、通信ク
ロスリンク54,56 を通じて衛星24,26 に中継され、これ
らの衛星からそのそれぞれの地上ステーションに送られ
る。クロスリンクがないと、衛星22はそのそれぞれの地
上ステーションが視界に入るまでその全てのデータを記
憶しなければならない。
【0004】レーザ放射波長は、マイクロ波放射波長の
数千分の1の小さいものである。従って、レーザ放射
は、マイクロ波放射との比較において、例えばアンテナ
が小型で重量が低く、ビーム幅が狭く、利得が高く、そ
して受信電力対送信電力の比率が大きい等の幾つかの通
信上の利点を有している。これらの利点によって、レー
ザ放射は図1の通信クロスリンク54および56において使
用するのに特に適している。レーザ放射はまた通信アッ
プ・ダウンリンク(例えば図1のリンク42,44,46等)に
おいても使用されるが、その利点は地球の雲によってレ
ーザの減衰が高くなるためにこれらのリンクにおいては
減少される。
【0005】レーザ放射の光学的性質のために、レーザ
通信システムにおけるアンテナは、一般的にニュートニ
アン、グレゴリアン、カセグレンおよびシュミット−カ
セグレン等の様々な通常の設計に構成された望遠鏡とし
て具体化される。例えば、図2において、図1の通信ク
ロスリンク54,56 を通じてレーザ信号を結合するために
典型的に使用される望遠鏡光学リンク60が示されてい
る。光学リンク60は、1対のカセグレン望遠鏡62および
64を有しており、それらのそれぞれは放物凹面1次ミラ
ー66と、それに関する双曲凸面2次ミラー68とを有して
いる。レーザエネルギ70は、望遠鏡62と64との間を通
り、典型的にそれらからビーム操縦装置72における光学
操縦素子に結合される。
【0006】光学リンクを設定するための典型的なシー
ケンスにおいて、望遠鏡62は、位置推算表および飛行姿
勢データ(天体の観察された位置に関するデータ)を使
用して大まかに方向付けられる。この大まかな方向付け
によって、リンクのそれぞれの端末における望遠鏡によ
る送信信号の初期の捕捉が容易になる。
【0007】一度、捕捉が達成されると、粗あるいは微
追跡ループは、例えばジンバルジッタ、運動量ホイー
ル、スラスタ、ソーラアレイ駆動装置およびペイロード
機構等の様々な宇宙船ソースから発生された擾乱を計算
することによって光学リンクを維持するようにビーム操
縦装置72を通して閉じられる。粗追跡ループは、低周波
で高振幅の擾乱を取り除くために典型的に低いループ帯
域幅(例えば5乃至10Hz)で望遠鏡のジンバルを制
御し、微追跡ループ108 は、高周波で低振幅の擾乱を取
り除くために典型的に高いループ帯域幅(例えば100
乃至1000Hz)でビーム操縦装置における操縦素子
を制御する。
【0008】種々の参照文献(例えば、Lambert, Steph
en G. 氏等による文献“Laser Communications in Spac
e ”Artech House, Norwood, MA., 1995, pp 219-222参
照)において記載されているように、ビーム操縦装置
は、例えば検流計駆動装置および圧電駆動装置等の電気
的に応答する駆動装置によって機械的に位置された例え
ばミラーおよびプリズム等の指向性の光学素子からの光
を典型的に反射する。非反射性のビーム操縦装置は、高
電圧の印加によって結晶において設定された音響フィー
ルドによって光ビームを偏向させる音響−光学装置を含
んでいる。
【0009】ビーム操縦装置は通常衛星クロスリンクに
おいて使用されるが、それらは幾つかの特徴(例えば、
複雑であり、寸法および重量が大きく、慣性が大きく、
コストが高く、高い駆動電力が要求される等)を有して
おり、それらによって、寸法、重量および電力の使用が
制限されるシステムにおいてその有効性が減じられてし
まう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、弾性部材の
位置を位置付けおよび感知するための装置および方法に
関する。種々の実施形態において、本発明の技術は光フ
ァイバの自由端部の位置付けに適用される。特に、受信
された光ビームの焦点面の映像をファイバの自由端部に
よって追跡することができ、それによって、自由端部に
よって受けられてファイバの固定端部に結合された光の
大きさが増強される。光信号の受信に加えて、本発明の
技術はまた光信号の送信にも関連し、それは、ファイバ
の固定された端部に注入された光信号はファイバの自由
端部によって決定された方向に送信されるからである。
【0011】これらの実施形態において、本発明の装置
は、特に衛星通信システムにおける通常のビーム操縦装
置を置換する際に魅力的なものである。ビーム操縦装置
とは対照的に、本発明の装置は慣性が小さく、低い駆動
電力で動作することができ、小型で軽量、そして廉価で
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】これらの目的は、弾性部
材の自由端部に電荷を与え、その自由端部を横切る少な
くとも1つの電界の方向を定め、それによって電荷に対
する電界の力と弾性部材の内部復原力とが平衡になる位
置に自由端部を移動させることによって達成される。電
荷は、自由端部の周囲にキャパシタンス部材を導き、帯
電電圧をキャパシタンス部材に結合することによって得
られる。電界は、少なくとも1つの電圧を自由端部を取
囲んでいる一組の電極に結合することによって設定され
る。
【0013】キャパシタンス部材の位置(従って自由端
部の位置)は、時間的に変化する電荷をキャパシタンス
部材に与え、周囲の各電極からその電極を通って流れる
時間的に変化する電流の大きさを感知することによって
感知され、この電流の大きさは電極とキャパシタンス部
材との間の距離の関数である。
【0014】これらの概念を組み入れた位置付けおよび
位置感知装置は、光検知器および同期検知器と組合わさ
れ、弾性光ファイバの自由端部が光ビームを追跡するこ
とのできる位置付けシステムを形成する。
【0015】本発明の新しい特徴は、特許請求の範囲の
請求項に記載されている。本発明は、添付図面に関連し
て以下の説明から最も良く理解されるであろう。
【0016】
【発明の実施の形態】図3において、弾性光ファイバ12
2 の自由端部121 によって焦点を結ばれた光ビーム123
の焦点面映像を追跡させ、それによって、ファイバの自
由端部によって受けられて結合され、ファイバ設置部材
126 を越えて延在するファイバの固定端部125 に導かれ
る光ビーム部分124 の大きさを増加させる光ファイバ位
置付けシステム120 が示されている。衛星通信システム
に対する位置付けシステム120の例示的なアプリケーシ
ョンにおいて、焦点を結ばれた光ビーム123 は望遠鏡62
(図2参照)によって外部光ビームから発生される。
【0017】位置付けシステム120 は、位置付け装置12
8 、直角位相発生装置130 、光検出器132 および同期検
出器134 を含んでいる。ファイバの固定端部125 は光検
出器132 に光学的に結合され、ファイバの自由端部121
は位置付け装置128 の電極システム内に位置されてい
る。明瞭にするために、位置付けシステム120 とその動
作の詳細な説明は、以下の位置付け装置の説明の後に行
われる。
【0018】位置付け装置128 は、光ファイバ122 を覆
う導電スリーブ136 の形態のキャパシタンス部材を有し
ており、従って、電荷を受取って蓄積するように構成さ
れている。導電スリーブ136 は、例えば銀等の金属層に
よって形成されることが好ましく、それは例えば電気め
っき等の適切な処理によって光ファイバ122 上に付着さ
れる。図3において、スリーブ136 は2重に示されてい
る。1つは光ファイバ122 に関する側面図であり、そこ
において、下部の光ファイバを露出させるためにスリー
ブ136 が一部取除かれている。2つは位置付け装置128
中において示されている。位置付け装置128 において、
その端部が光ファイバ122 の自由端部121 に隣接して面
A−Aに沿って現れる様子が図示されている。
【0019】位置付け装置128 はまた、スリーブ136 お
よび電極の組あるいはシステム142に結合された電圧源1
40 を含んでいる。電圧源140 は、スリーブ136 の側面
図に関して示されているように固定端部125 に結合され
ていることが好ましい。位置付け装置128 はまた図4の
拡大図においても示されており、そこにおいて、スリー
ブ136 および自由端部121 は図を明瞭にするために間隔
を隔てて示されている。この図に示されているように、
電極システム142 は4個の電極144A乃至144Dを含み、そ
れらはそれぞれが自由端部121 に関して実質的に四分円
弧に対するように配置される。特に、電極144Aおよび14
4Bは自由端部121 から水平に間隔を隔てられて電極対14
5 を形成し、電極144Cおよび144Dは自由端部121 から垂
直に間隔を隔てられて電極対146 を形成する。従って、
電極対145 および146 は、互いに直角の関係に配置され
る。
【0020】位置付け装置128 の動作を説明するため
に、電圧源140 はスリーブ136 上に正の電荷を配置する
ように極性を定められ、電極144Aは制御電圧によって電
極144Bに関して正にバイアスされるように示されてい
る。これに応答して、電極144Aおよび144Bはスリーブ13
6 を横切る電界50およびその電荷を生成する。この電界
によって正の電荷に対して力が誘起され、それによって
スリーブ136 (従って自由端部121 )は電極144Bに向か
って位置136Aに水平に変位される。位置136Aは、スリー
ブ136 における電荷に対する電界150 の偏向力が弾性光
ファイバ(図3の122 参照)の復原力と等しくなってい
る位置である。
【0021】類似した方法において、垂直に間隔を隔て
られた電極144Cおよび144Dを横切る電気バイアスによっ
て電界が生成され、その電界は電界の偏向力が弾性光フ
ァイバの復原力と等しい位置に垂直に自由端部121 を変
位させる。一般的に、位置付け装置128 は、電荷を自由
端部上に与え、電荷に対する電界の偏向力が弾性部材の
復原力と等しくなる位置にその自由端部を偏向させるよ
うにその自由端部を横切る少なくとも1つの電界を与え
ることによって弾性部材(例えば光ファイバ122 )の自
由端部を位置付けするように動作する。
【0022】次に、位置付けシステム120 およびその他
の主要素子、すなわち、直角位相発生装置130 、光検出
器132 および同期検出器134 について説明する。直角位
相発生装置130 は、互いにほぼ90°だけ位相オフセッ
トされた2つのディザ信号を供給するように構成されて
いる。図3の実施形態において、直角位相発生装置130
は発生装置152 およびそれと直列した90°の位相シフ
タ154 とを含んでいる。別の直角位相発生装置の実施形
態(例えば、位相ロック回路によって直角位相の関係に
ロックされた第1およ第2の発生装置等)によって置換
されることもできる。
【0023】光検出器132 の出力は同期検出器124 に結
合されている。光検出器は、例えば入射光子束を出力電
気信号に変換する光導電体あるいはフォトダイオード等
の任意の光検出器であってもよい。
【0024】同期検出器134 は、1対の位相検出器158
および160 (例示的な位相検出器はミキサおよび例えば
CMOSスイッチ等のスイッチを含んでいる)を通して
1対の低域通過フィルタ162 および164 にそれぞれ結合
された入力増幅器156 を含んでいる。
【0025】発生装置152 の出力と低域通過フィルタ16
2 の出力は、合計され、加算器/差動増幅器166 を通っ
て垂直に間隔を隔てられた電極対146 に結合される。発
生装置152 の出力はまた、位相検出器158 の基準ポート
にも結合される。同様に、位相シフタ154 と低域通過フ
ァルタ164 の出力は合計され、加算器/差動増幅器168
を通って水平に間隔を隔てられた電極対145 に結合され
る。位相シフタ154 の出力はまた、位相検出器160 の基
準ポートにも結合される。
【0026】光ファイバ位置付けシステム120 の動作に
おいて、発生装置152 および位相シフタ154 の出力は、
垂直に間隔を隔てられた電極対146 と水平に間隔を隔て
られた電極対145 のそれぞれにディザ信号を与える。そ
れらの信号が直角位相関係を有しているため、自由端部
121 は入射レーザビーム123 を通じて円形パターンで駆
動されるからである。結果的に自由端部121 によって受
信され、固定端部125に導かれる放射部分124 は、レー
ザビーム123 を通して水平面および垂直面の例示的な1
つにおいて自由端部121 の運動を監視することによって
説明されることができる。
【0027】さらに、図5において、水平面に沿ったレ
ーザビーム123 の強度プロフィール170 が示されてお
り、そこにおいて、ビームのエネルギはガウス分布を有
していると仮定される。位相シフタ154 からの駆動信号
が正弦波である場合、自由端部121 は水平面において正
弦曲線的に偏向される。この偏向は偏向曲線172Aによっ
て示されており、そこにおいて自由端部121 は最初にレ
ーザビームの強度ピーク176 の右側に位置されると仮定
される。このように仮定すると、光検出器132 から検出
された信号は、偏向曲線172Aと強度プロフィール170 と
の交点によって説明される応答特性投影174Aとなる。
【0028】対照的に、偏向曲線172Bは、自由端部124
が最初にレーザビームの強度のピーク176 の左側に位置
されると仮定されたときには自由端部121 の同じような
偏向を示している。このように仮定すると、光検出器13
2 から検出された信号は、偏向曲線172Bと強度プロフィ
ール170 との交点によって説明される応答特性投影174B
となる。
【0029】検出された信号174Aおよび174Bは180°
異なった位相であり、それらが位相検出器160 によって
同期的に検出され、低域通過フィルタ164 を通してフィ
ルタ処理されたとき、それらは逆の極性の位置補正信号
を生成する。低域通過フィルタ164 から水平に間隔を隔
てられた電極対145 にフィードバック信号を与えること
によって、自由端部121 は強度プロフィール170 のピー
ク176 まで偏向される。類似した方法で、低域通過フィ
ルタ162 からの位置補正フィードバック信号は、自由端
部121 をレーザビーム123 の強度プロフィール170 のピ
ークに推進する。
【0030】従って、位置付けシステム120 は円形パタ
ーンを通して自由端部121 を一定に導き、同期検出器13
4 を通して位置補正フィードバックを使用して、自由端
部121 をレーザ強度ピーク176 に移動させる。位置付け
装置128 の助けを借りて、位置付けシステム20は、固定
端部125 に導かれる光ビーム部分124 を検出し、その光
ビーム部分を最大にするために電極システム142 に与え
られた電界の大きさを調整することによって光ビーム12
3 を追跡する。
【0031】自由端部121 を円形パターンで偏向する直
角位相信号を発生する発生装置130が説明されてきた
が、その検出の感度を増強するために自由端部121 のパ
ターンを変更するように別の信号の関係も使用されるこ
とができる。
【0032】位置付けシステム120 は、光ファイバの自
由端部の位置付けに関して説明されてきた。しかしなが
ら、本発明は、キャパシタンス部材を支持するために適
合される任意の弾性部材の位置付けにも適用できる。図
6において、自由端部184 および固定端部186 を有し、
設置部材187 を通って延在する弾性部材180 が示されて
いる。この弾性部材は、自由端部184 と設置部材187 と
の間に長さ182 を有している。自由端部184 は弾性部材
を支持し、電界が与えられていないときの静止位置(実
線で示されている)と、下方向の電界が与えられたとき
の偏向位置(破線で示されている)とを有している。そ
のような弾性部材の振動のモードは、次式によって表さ
れる周波数を有するように決定され、
【数1】 ここにおいて、lは長さ182 であり、ko は弾性部材18
0 のばね係数であり、ρは単位長さ当りの質量であり、
εn は表1に示されるような固有値である。
【0033】表1 n εn 0 1.87 1 4.69 2 7.85 3 10.99
【0034】式(1)は、周波数が全ての振動モードに
対する部材の長さ182 の2乗として減少することを示し
ている。図7のAおよびBは、部材がその基本のモード
および次の高いモードでそれぞれ振動したときにその長
さ182 の関数として示された弾性部材180 の偏向による
変位のグラフ190 および192 である。周波数が弾性部材
の長さに依存していることの例として、例示的な光ファ
イバの場合の測定された周波数の依存度が長さの関数と
して表2に示されている。
【0035】表2 長さ(mm) 周波数(Hz) 43 50 30 109 20 245 15 424 10 793
【0036】図3の位置付けシステム120 は、それが関
連している任意の弾性部材の共振周波数より下で動作さ
れることが好ましい。一般的に、高い共振周波数は外部
振動の影響を減少するためにシステムの能力を増強する
が、システムの偏向に関する感度を減少させてしまう。
【0037】図4に関して上述されたように、電極144A
と144Bとの間の電界150 は、正に帯電されたキャパシタ
ンス部材136 を電極144Bの方向に偏向する。自由端部12
1 の偏向は自由端部のキャパシタンス部材上の電荷に比
例し、電界150 に比例し、弾性部材の実効ばね係数に反
比例する。実効ばね係数は、弾性部材の長さの3乗とし
て減少する。円筒形キャパシタンス部材が得る電荷は通
常の方法で計算されることができる。
【0038】図4の弾性部材および電極システムは、同
軸キャパシタにおける浮漂電位ワイヤのものに類似して
いる。帯電されたとき、そのようなワイヤは半径方向外
側の力を受ける。ワイヤ上の力はそれが中心にあるとき
にはゼロであり、その力は中心からの距離と共に線形に
増加する。それ故に、そのようなワイヤは不安定で平衡
でない位置にあり、復原力がない場合には外部コンダク
タにスナップ結合する。図4に示されているような電極
システム142 内の弾性部材の場合、弾性部材の実効ばね
係数は不安定力を抑制し、電極システム142 の中心で部
材を保持する。
【0039】しかしながら、(図3の帯電電圧源140 か
らの)帯電電圧が臨界電圧を超過して増加した場合、不
安定力は弾性部材の復原力を超過し、部材は再び電極シ
ステムにスナップ結合される。電圧が臨界電圧以下に維
持されているとき、(偏向電圧がゼロであると仮定し
て)弾性部材は電極システムの中心に残るが、実効ばね
係数は減少される。帯電電圧が臨界電圧を超過して増加
した場合、この実効ばね係数はゼロを通過し、部材は電
極システムにスナップ結合される符号を変更する。
【0040】図3の位置付けシステム120 の場合、動作
は臨界電圧の約1/2の帯電電圧(図3の140 参照)で
動作することによって増強される。この動作点におい
て、ファイバの偏向感度は十分であり、共振周波数は約
13%だけ減少される。表3において、例示的な光ファ
イバの場合の偏向感度および共振周波数がその長さの関
数として表されている。
【0041】 表3 長さ(mm) 感度(μm/V) fresonance (Hz) 15 0.45 355 20 0.79 200 25 1.25 128 30 1.79 89
【0042】図4および図5に示されているように、電
極システム142 は分割された円筒形の構造を有してい
る。種々の電極構造によって位置付けシステムの偏向電
圧が首尾よく与えられることがわかった。例示的な電極
システムの実施形態200,202,204,206 はそれぞれ図8の
A、B、C、Dに示されている。
【0043】電極システム200 は、例えば銅等の金属か
ら形成され、それぞれが弾性部材の自由端部212 の周囲
で実質的に四分円弧に対するように配置された4個の円
筒形電極210 を有している。電極システム202 は電極シ
ステム200 に類似しているが、円筒形の電極210 の代り
に長方形の電極214 を有している。長方形の電極は、そ
れぞれが自由端部212 の周囲で実質的に四分円弧に対す
る面を有するように配置される。
【0044】電極システム204 は、それぞれが自由端部
212 の周囲で実質的に四分円弧に対するように配置され
た4個の電極216 を有している。電極216 の内部表面
は、自由端部212 を受ける円形の穴218 を実質的に定め
るような形状につくられる。電極システム206 は電極シ
ステム204 に類似しているが、内部表面が自由端部212
を受ける正方形の穴218 を実質的に定めるような形状に
作られている電極220 を有している。
【0045】図9において、低コストで製造するのに特
に適した図8のAの電極システム200 の適応構造230 が
示されている。それは通路234 を形成するような形状の
支持部材232 を有している。図8のAの各円筒形電極21
0 は、絶縁材料の被覆236 (例えば絶縁性塗料)で被覆
され、各電極210 がその隣の電極と隣接して接触した状
態で通路234 に受けられている。電極210 の位置を保持
するために、支持部材232 は、(例えば、E.I.du.Pont
de Nemours & Companyからテフロン(商標)の名で製造
されている)フッ素樹脂等の弾性材料で作られることが
好ましい。
【0046】図10において、図8のAの電極システム
200 の低コストの製造を強化することのできる支持部材
240 が示されている。支持部材240 は、円筒形電極210
の1つをそれぞれが受けることのできる通路242 を形成
するように作られ、また、自由端部212 を受けることの
できる中央に位置された通路244 を形成するように作ら
れる。通路244 は、自由端部212 の使用中の偏向を許容
するような寸法に作られている。
【0047】図11において、弾性光ファイバ122 の自
由端部121 が光ビーム123 を追跡するようにし、それに
よって、光ファイバの固定端部125 に導かれる光ビーム
部分124 の大きさを増加させる別の光ファイバ位置付け
システム260 が示されている(図3の位置付けシステム
120 に類似しているが、光ビーム123 は図2の望遠鏡62
において発生されることができる)。位置付けシステム
260 は、光検出器システム262 と、位置付けおよび位置
感知装置264 と、同期検出器266 と、差動システム268
とを含んでいる。
【0048】ファイバの自由端部121 は、位置付けおよ
び位置感知装置264 の電極システム142 内に位置してい
る。明瞭にするために、システム260 およびその動作
は、図12の拡大図において別個に示された装置264 の
以下の詳細な説明の後に詳細に説明される。
【0049】位置付けおよび位置感知装置264 は図4の
位置付け装置128 に類似し、そこにおいて同一の素子は
同一の参照番号で示されている。しかしながら、位置付
け装置128 の電圧源140 は、時間的に変化する電圧をス
リーブ136 に与える信号発生装置272 によって置換され
る。従って、容量性スリーブ136 は時間的に変化する電
荷を有し、電極システム142 の電極は、瞬時の符号がス
リーブ136 上の電荷の瞬時の符号とは逆である時間的に
変化する電荷を有している。
【0050】結果的に、時間的に変化する電流はスリー
ブ136 、電極システム142 および信号発生装置272 を流
れる。任意の所定の電極(例えば電極144D)を流れる電
流の大きさは、スリーブ136 とその電極との間のキャパ
シタンスの関数である。それ故に、任意の所定の電極を
通る電流の大きさは、スリーブ136 とその電極との間の
距離の関数である。例えば、スリーブ136 が電極144Dに
近付いた場合、それらの間のキャパシタンスは増加する
ため、電極144Dを流れる時間的に変化する電流もまた増
加し、これらの2つの素子の間の瞬時的な距離の測定を
行う。
【0051】電極システム142 の電極を通る電流は、そ
れぞれが各電極と直列に配置された抵抗器278 の形態の
電流センサ276 によって感知される。各電極とそのそれ
ぞれの抵抗器278 との間の感知ポート280 によって時間
的に変化する電圧が供給され、それはスリーブ136 (そ
れ故にファイバの自由端部121 )とその感知ポートの各
電極との間の距離を表している。
【0052】位置付けおよび位置感知装置264 は弾性部
材の自由端部(例えば図11の自由端部121 等)の位置
を感知するが、それはまたその自由端部を図4の位置付
け装置128 に類似した方法で位置付けするように機能す
る。従って、位置電圧ポート284 は各抵抗278 の反対側
に設けられている。各位置電圧ポート284 は、それぞれ
の隔離キャパシタ286 によって接地電位から隔離される
(明瞭にするために、抵抗276 、隔離キャパシタ286 、
ポート280 および284 は例示的な電極144Dにおいてのみ
示されている)。
【0053】位置付けおよび位置感知装置264 の動作に
おいて、自由端部121 の位置は、位置電圧ポート284 上
に適切な位置付け信号を与えることによって制御され、
自由端部121 の瞬時的な位置は、感知ポート280 におい
てアクセスされる時間的に変化する電圧によって感知さ
れる。一般的に、装置264 は、自由端部および電極シス
テムを横切って時間的に変化する電荷を与え、電極を流
れる時間的に変化する電流の大きさを電極システムの各
電極から感知することによって弾性部材の自由端部(例
えば、図12の自由端部等)の位置を感知するように動
作する。
【0054】次に、位置付けシステム260 と、例えば光
検出器システム262 、同期検出器266 および差動システ
ム268 等のその他の主要素子について説明する。
【0055】光検出器システム262 は、光ビーム123 か
らの光ビームサンプル272 を結合する(例えば、プリズ
ム間の無効にされた全反射によって入射信号を分割する
ように構成された半反射性の金属、または誘電膜、ある
いは1対のプリズム等の)通常のビーム分割器270 を含
んでいる。光検出器システム262 はまた、光源の空間的
位置を表す信号を供給する空間的位置光検出器273 (例
えばフォトポット(photopot)等)を含んでいる。検出器
273 は、第1および第2の直交平面(例えば水平および
垂直平面)に沿った光ビーム123 の空間的位置を表す第
1および第2の光ビーム位置信号274 を発生することに
よって光ビームサンプル272 に応答する。
【0056】同期検出器266 は2つのチャンネル280 お
よび282 を有している。各チャンネルは、差動増幅器28
4 、位相検出器286 および低域通過フィルタ288 の直列
の結合体を含んでいる。各位相検出器286 の基準ポート
は、位置付けおよび位置感知装置264 の信号発生装置27
2 に結合されている。
【0057】差動システム268 はまた、差動出力を有す
る駆動装置296 と直列の差動増幅器294 をそれぞれが含
んでいる2つのチャンネル290 および292 も有してい
る。
【0058】電極対145,146 の感知ポート(図12の28
0 参照)は、光ビーム位置信号274,275 が得られる同じ
第1および第2の直交平面に沿った自由端部121 の位置
を表す時間的に変化する位置信号を供給する。これらの
時間的に変化する自由端部位置信号は、同期検出器のチ
ャンネル282 および280 にそれぞれ結合され、これらの
チャンネルの出力は、差動システムのチャンネル292 お
よび290 の差動増幅器にそれぞれ結合される。差動シス
テムのチャンネル292 および290 の駆動装置296 は、電
極対145,146 の位置ポートにそれぞれ結合されている。
【0059】位置付けシステム260 の動作において、光
検出器システム262 は第1および第2の光ビーム位置信
号274 および275 を差動システム268 に供給する。同期
検出器266 は、位置付けおよび位置感知装置264 からの
時間的に変化する自由端部位置信号を検出し、第1およ
び第2の自由端部位置信号304 および305 を差動システ
ム268 に供給する。これらの空間的位置信号の間の差
は、駆動装置296 の出力において位置補正信号を形成す
る。これらの位置補正信号は、位置付けおよび位置感知
装置264 の位置ポート284 にフィードバックされ、それ
によって自由端部121 を光ビーム123 の空間的位置に移
動させる。
【0060】例示的な光ファイバの場合、スリーブ136
と電極システム142 の電極との間のキャパシタンスは非
常に小さく、例えば1ピコファラッドより小さい。従っ
て、発生装置272 の時間的に変化する信号は、位置付け
および位置感知装置264 と同期検出器266 との間で結合
された時間的に変化する位置信号の大きさの測定を容易
に行うのに十分な例えば10MHz以下の周波数を有す
るように選択されることが好ましい。また、そのような
発生装置の周波数によって、光ファイバの機械的共振を
超える例えば1MHz以下のフィードバック帯域幅が容
易に得られる。
【0061】図11の位置付けシステム260 において、
位置付けおよび位置感知装置264 ならびに同期検出器26
6 は第1および第2の自由端部位置信号304,305 を発生
する。自由端部121 の空間的位置を示すこれらの信号
は、差動システム268 に結合され、光検出器システム26
2 によって発生された第1および第2の光ビーム位置信
号274,275 と比較される。これらの空間的位置信号に応
答して、差動システム268 は位置補正信号を位置付けお
よび位置感知装置264 の電極対145,146 に送信する。
【0062】図13において、位置付けシステム260 に
類似した別の位置付けシステム320が示されており、そ
れにおいて同一の素子は同一の参照番号で示されてい
る。しかしながら、第1および第2の自由端部位置信号
304 および305 は光信号発生装置322 および光検出器シ
ステム324 によって発生され、差動システム268 の位置
補正信号は図4および図5に関して上述された位置付け
装置128 に送られる。
【0063】光信号発生装置322 (例えばレーザあるい
は発光ダイオード等)は、光ファイバ122 の固定端部12
5 に結合され、自由端部の光ビーム326 として自由端部
121から放射される光信号を発生する。光検出器システ
ム324 は図11の光検出器システム262 に類似している
が、それは光ビーム123 からの光ビームサンプル272と
自由端部光ビーム326 からの自由端部光ビームサンプル
330 を結合する両方向ビーム分割器328 を有している。
【0064】光検出器システム324 はまた、自由端部光
ビームサンプル330 に応答する別の空間的位置光検出器
332 を含み、差動システム268 に自由端部位置信号304
および305 を供給する。自由端部121 からの光ビームは
発散するので、レンズ334 の形態の集束素子は、自由端
部光ビームサンプル330 の焦点を空間光検出器332 上に
結ぶように位置されている。
【0065】差動システムのチャンネル290,292 の駆動
装置296 の出力は、位置付け装置128 の電極対146,147
にそれぞれ結合されている。
【0066】位置付けシステム320 の動作において、光
検出器システム324 は第1および第2の光ビーム位置信
号274,275 を差動システム268 に供給し、また、第1お
よび第2の自由端部位置信号304,305 を差動システム26
8 に供給する。これらの空間的位置信号の間の差によっ
て、差動システム268 の駆動装置296 の出力において位
置補正信号が形成される。これらの位置補正信号は、位
置付け装置128 の電極対145 および146 にフィードバッ
クされ、それによって自由端部121 を光ビーム123 の空
間的位置に偏向する。
【0067】光検出器システム324 の空間的位置光検出
器273 および332 は、異なる光波長に応答し、それによ
って位置付けシステム320 における漏話による妨害を減
少するように構成されていてもよい。例示的なシステム
において、望遠鏡62からの光ビーム123 の波長は約1.
55ミクロン程度である。妨害を減少するために、光信
号発生装置322 からの自由端部光ビーム326 の波長は、
0.98ミクロン程度になるように選択されることがで
きる。この例示的な構成において、検出器273および332
は、本質的にこれらの異なる波長で応答するゲルマニ
ウムおよびシリコン半導体構造でそれぞれ製造されるこ
とができる。
【0068】本発明の位置付けおよび位置感知装置によ
って、フレキシブルな部材の位置付けおよびそれらの部
材の位置の感知が容易になる。図4の位置付け装置128
におけるスリーブのための例示的な導電材料としては銀
が示されているが、装置の動作は比抵抗の低い材料には
依存していないので、様々な導電材料を使用することが
できる。
【0069】これらの装置を組合わせた本発明の位置付
けシステムによって、光ファイバの自由端部での光ビー
ムの追跡が容易になり、また、それは例えば衛星望遠鏡
通信システム、機械的ファイバスイッチ、ビーム多重化
装置および光ファイバビームスキャナ等の様々な光学シ
ステムにおいて使用するのに特に適している。衛星通信
システムにおいて、それらは例えば乱気流および宇宙船
の振動等の様々な擾乱によって生じた整列エラーを補正
することができる。
【0070】光信号の受信においてそれらを使用するこ
とに加えて、本発明の技術はまた、光信号の送信にも使
用されることができる。例えば、光信号は光ファイバの
固定端部に注入され、本発明に従って制御されたファイ
バの自由端部によって定められた方向に送信されること
ができる。
【0071】本発明の位置付けシステムは、位置補正信
号を発生し、供給する。フィードバックの技術において
当業者によって使用されたとき、これらのシステムは通
常のフィードバック技術で行われることができる。例え
ば、フィードバック理論は、例えばファイバ端部等の物
体の実際の位置から所望された位置への移動の制御をア
ドレスする。この理論は、典型的に3つの信号、すなわ
ち、所望された位置に比例する第1の信号と、実際の位
置と所望された位置との間の差に比例する第2の信号
と、実際の位置の時間の導関数に比例する第3の信号と
を合計する。第2の信号は、ファイバの端部を所望され
た位置に再度位置付けする復原力を与え、第3の信号
は、ファイバの望ましくない運動を減衰させる。
【0072】解析によって、これらの信号を与えるシス
テムのファイバ端部の位置における部分エラーが次式に
よって表され、
【数2】 ここにおいて、ωr はファイバの共振周波数であり、ω
は望ましい位置の運動の周波数であり、Qe は“実効的
な”機械的Qであり、gはシステムのダイナミックゲイ
ンである。式(2)におけるエラーはファイバの共振周
波数で最小になることが観察される。電子的制動によっ
て、Qe を望まれるように小さくすることが許容され
る。これによって、位置の正確度をある程度犠牲にして
外部機械的振動の影響が減少される。しかしながら、g
を十分に大きくすることによって実効共振周波数を任意
の予測された振動より大きいものに変えることができ、
それによって必要な制動の量は減少されることができ
る。
【0073】本発明の幾つかの実施形態が図示および説
明されてきたが、多くの種々の別の実施形態が当業者に
よって行われることができる。そのような変更および修
正された実施形態は、特許請求の範囲の請求項において
定められた本発明の意図および技術的範囲から逸脱せず
に行われることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】地球衛星およびそれらの衛星の間の例示的な通
信リンクの斜視図。
【図2】図1の通信リンクにおいて通常使用される望遠
鏡光学リンクの概略図。
【図3】図2の光学リンクで使用するのに特に適した本
発明による光ファイバ位置付けシステムのブロック図。
【図4】図3の位置付けシステムにおける弾性部材位置
付け装置の拡大図。
【図5】図3の位置付けシステムにおける捜索信号と検
出された信号の関係を示すレーザビームの光強度のグラ
フ図。
【図6】図4の位置付け装置によって位置付けされてい
る自由端部を有する弾性部材の側面図。
【図7】変位を図6の弾性部材の2つの振動モードに対
する長さの関数として表したグラフ図。
【図8】図4の位置付け装置において使用される例示的
な電極システムの端面図。
【図9】図4の位置付け装置において使用される別の例
示的な電極システムの端面図。
【図10】図4の位置付け装置において使用される電極
支持部材の端面図。
【図11】別の光ファイバ位置付けシステムのブロック
図。
【図12】図11の位置付けシステムにおける弾性部材
の位置付けおよび位置感知装置の拡大図。
【図13】別の光ファイバ位置付けシステムのブロック
図。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性部材の端部に結合され、電荷を受取
    るように構成されたキャパシタンス部材と、 少なくとも1つの電圧を受け、それに応答して前記キャ
    パシタンス部材を横切る少なくとも1つの電界を発生
    し、それによって前記電荷に対する前記電界の偏向力と
    前記弾性部材の内部復原力の間の平衡が得られる位置に
    前記端部を偏向させるように構成された1組の電極とを
    具備していることを特徴とする弾性部材の端部を位置付
    けするための装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記電荷を前記キャパシタンス
    部材に供給するために前記キャパシタンス部材に結合さ
    れた電圧源を含んでいる請求項1記載の位置付け装置。
  3. 【請求項3】 弾性部材の端部に結合され、時間的に変
    化する電荷を受けるように構成されたキャパシタンス部
    材と、 前記端部が前記電極の間に位置するように配置された複
    数の電極を有する1組の電極と、 前記電極に結合され、前記時間的に変化する電荷に応答
    して前記電極を流れる時間的に変化する電流の大きさを
    感知するように設定され、前記各電極に関連した大きさ
    が電極と前記端部との間の距離の関数である電流センサ
    とを具備していることを特徴とする弾性部材の一端の位
    置を感知するための装置。
  4. 【請求項4】 弾性光ファイバの第1の端部によって光
    ビームを追跡させ、それによって前記光ファイバの第2
    の端部に導かれる光ビーム部分の大きさを増加させる位
    置付けシステムにおいて、 キャパシタンス部材と1組の電極とを備えている位置付
    け装置と、 時間的に変化するディザ信号を発生するように構成さ
    れ、前記電極に結合されて前記第1の端部をディザパタ
    ーンに沿って偏向するように設定されている信号発生装
    置と、 前記第2の端部に結合され、前記第1の端部から結合さ
    れた光ビームの大きさに応答して検出された信号を発生
    する光検出器と、 前記ディザ信号および前記検出された信号に応答し、前
    記電極の組に位置補正信号を発生および結合する同期検
    出器とを具備し、 前記位置付け装置において、 a)前記キャパシタンス部材は前記第1の端部に結合さ
    れて電荷を受取るように構成され、 b)前記1組の電極は前記第1の端部を横切る電界を発
    生し、それによって前記電荷に対する前記電界の偏向力
    と前記弾性部材の内部復原力の間に平衡が得られる位置
    に前記第1の端部を偏向することによって電圧信号に応
    答するように構成されていることを特徴とする位置付け
    システム。
  5. 【請求項5】 弾性光ファイバの第1の端部によって光
    ビームを追跡させ、それによって前記光ファイバの第2
    の端部に導かれる光ビーム部分の大きさを増加させる位
    置付けシステムにおいて、 前記光ビームに応答し、前記光ビームの位置を示す光ビ
    ーム位置信号を発生するように構成された光検出器シス
    テムと、 キャパシタンス部材と、1組の電極と、電流センサと、
    信号発生装置とを備えている位置付けおよび位置感知装
    置と、 前記信号発生装置および前記電流センサに応答し、前記
    第1の端部の位置を示す第1の端部位置信号を発生する
    ように構成された同期検出器と、 前記第1の端部位置信号と前記光ビーム位置信号との間
    の差を示す位置補正電圧信号を発生し、前記位置補正電
    圧信号を前記1組の電極に結合するように構成された差
    動システムとを具備し、 前記位置付けおよび位置感知装置において、 a)前記キャパシタンス部材は前記第1の端部に結合さ
    れて電荷を受取るように構成され、 b)前記1組の電極は前記第1の端部が前記電極の間に
    位置するように構成された複数の電極を有し、電圧信号
    に応答して前記第1の端部を横切る電界を発生し、それ
    によって前記電荷に対する前記電界の偏向力と前記弾性
    部材の内部復原力の間の平衡が得られる位置に前記第1
    の端部を偏向させるように構成され、 c)前記電流センサは前記1組の電極に結合され、前記
    キャパシタンス部材と前記1組の電極との間の距離を示
    す前記1組の電極からの電流に応答して位置信号を発生
    するように構成され、 d)前記信号発生装置は時間的に変化する電荷を前記キ
    ャパシタンス部材に供給するように構成されていること
    を特徴とする位置付けシステム。
  6. 【請求項6】 弾性光ファイバの第1の端部によって光
    ビームを追跡させ、それによって前記光ファイバの第2
    の端部に導かれる光ビーム部分の大きさを増加させる位
    置付けシステムにおいて、 キャパシタンス部材と、1組の電極とを備えている位置
    付け装置と、 基準信号を前記第2の端部に結合し、それによって前記
    基準信号が前記光ファイバによって前記第1の端部に導
    かれ、そこから放射されるように構成された光信号発生
    装置と、 前記基準信号および前記光ビームに応答し、前記基準信
    号および前記光ビームの位置をそれぞれ示す第1の端部
    位置信号および光ビーム位置信号を発生するように構成
    された光検出器システムと、 前記第1の端部位置信号と前記光ビーム位置信号との間
    の差を示す位置補正電圧信号を発生し、前記位置補正電
    圧信号を前記電極の組に結合するように構成された差動
    システムとを具備し、 前記位置付け装置において、 a)前記キャパシタンス部材は前記第1の端部に結合さ
    れて電荷を受取るように構成され、 b)前記1組の電極は前記第1の端部を横切る電界を発
    生し、それによって前記電荷に対する前記電界の偏向力
    と前記弾性部材の内部復原力の間の平衡が得られる位置
    に前記第1の端部を偏向させることによって電圧信号に
    応答するように構成されていることを特徴とする位置付
    けシステム。
  7. 【請求項7】 弾性部材の自由端部を位置付けする方法
    において、 電荷を前記自由端部上に与え、 前記自由端部を横切る少なくとも1つの電界を設定し、
    それによって前記電荷に対する前記電界の偏向力と前記
    弾性部材の内部復原力の間の平衡が得られる位置に前記
    第1の端部を偏向するステップを含んでいることを特徴
    とする自由端部位置付け方法。
  8. 【請求項8】 光ファイバの自由端部を位置付けする方
    法において、 電荷を前記自由端部上に与え、 前記自由端部を横切る少なくとも1つの電界を設定し、
    それによって前記電荷に対する前記電界の偏向力と前記
    弾性部材の内部復原力の間の平衡が得られる位置に前記
    第1の端部を偏向するステップを含んでいることを特徴
    とする自由端部位置付け方法。
  9. 【請求項9】 光ファイバの自由端部によって光ビーム
    を追跡する方法において、 前記光ビームを前記自由端部に入射するように配置し、 電荷を前記自由端部上に与え、 前記自由端部を横切る少なくとも1つの電界を設定し、 前記光ファイバの他方の端部に導かれる前記光ビームの
    一部分を検出し、 前記光ビームの一部分を最大にするために前記電界の大
    きさを調整するステップを含んでいる光ビーム追跡方
    法。
  10. 【請求項10】 弾性部材の自由端部の位置を感知する
    方法において、 前記自由端部が前記電極の間に位置するように1組の電
    極の各電極を配置し、 前記自由端部を横切って前記1組の電極に時間的に変化
    する電荷を与え、 前記各電極から、電極を流れる時間的に変化する電流の
    大きさを感知し、前記大きさは電極と前記自由端部との
    間の距離の関数であるステップを含んでいる自由端部の
    位置感知方法。
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