JPH1027555A - カラー陰極線管電子銃のプレフォーカス電極のダイナミック4極子電極部の構造 - Google Patents

カラー陰極線管電子銃のプレフォーカス電極のダイナミック4極子電極部の構造

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JPH1027555A
JPH1027555A JP9068759A JP6875997A JPH1027555A JP H1027555 A JPH1027555 A JP H1027555A JP 9068759 A JP9068759 A JP 9068759A JP 6875997 A JP6875997 A JP 6875997A JP H1027555 A JPH1027555 A JP H1027555A
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    • H01J2229/4834Electrical arrangements coupled to electrodes, e.g. potentials
    • H01J2229/4837Electrical arrangements coupled to electrodes, e.g. potentials characterised by the potentials applied
    • H01J2229/4841Dynamic potentials

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電子ビームの画面周辺部への偏向程度に対応
して主レンズに最適な物点径と最適な予備集束角を提供
する。 【解決手段】 複数個の陰極4、制御電極及び加速電極
で構成する三極部と、プレフォーカス電極7,8と、集
束電極9と、陽極とを順次配置し、集束電極を2分割
し、その一集束電極91には静電圧Vsfを印加し、別
の集束電極92には偏向電流に同期する動電圧Vdfを
印加して、分割集束電極間に第1ダイナミック4極子レ
ンズ部を形成するカラー陰極線管用電子銃において、プ
レフォーカス電極8をサブプレフォーカス電極81,8
2に分割して水平と垂直方向のサイズの異なる電子ビー
ム通過孔を形成し、サブプレフォーカス電極81に動電
圧Vdfを印加して、隣接するサブプレフォーカス電極
間に1つのダイナミック4極子レンズ部を形成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー陰極線管用
電子銃に係り、より詳細には画面周辺部において電子ビ
ームの水平方向のフォーカス劣化と、垂直方向のモアレ
(moire)現象を補正することのできるようにしたカラー
陰極線管電子銃のプレフォーカス(pre-focus)電極のダ
イナミック4極子電極部の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー陰極線管に適用されるイ
ンライン型電子銃の各電極は、陰極から発生した電子ビ
ームが各電極に印加された電位差により一定の強さに制
御されて画面に到達できるように、電子ビームが通過す
る経路に対して垂直に一定の間隙をおいて陰極から画面
方向に順次配置される。
【0003】図1は従来の一般的なカラー陰極線管を示
す横断面図であり、図1を参照すれば、陰極線管は、そ
の前面を形成するパネル1と、このパネル1の後面にフ
ァンネル2の前面部が融着される。このファンネル2は
後方向に収斂され、その収斂端部にはネック部3が形成
される。前記ネック部3に封入される電子銃には熱電子
ビームを発生する3つの陰極4が水平方向インライン型
にそれぞれ配列される。この陰極4から画面の方に、電
子ビームを制御する第1電極、つまり制御電極5と、電
子ビームを加速する第2電極、つまり加速電極6と、電
子ビームを予備集束する第3、4電極、つまりプレフォ
ーカス電極7、8と、電子ビームを集束し、これを補正
するダイナミック4極子電極部を有する第5電極、つま
り集束電極9と、この集束電極と相互作用して主レンズ
を形成し、電子ビームを最終加速する第6電極、つまり
陽極10とが順に配置される。この際、各電極はビード
グラス(図示せず)により一定の間隙が維持されつつ固
定される。
【0004】また、画面の方の前記陽極10の一端には
シルード・カップ11が設けられて電子ビーム12に対
する電子的干渉を防止する。このシルード・キャップ1
1に固定されたシルードばね3は、ファンネル2の内面
に塗布された黒鉛に接続され、ファンネル2の外面に設
けられたキャビティ・キャップ(図示せず)と電気的に
連結される。そして、前記陰極4は、その一端が陰極4
に連結され他端が前記ネック部3の外部に突出されたス
テムピン14を介して電源を印加される。
【0005】ここで、各電極に印加される電圧とその印
加方式を以下に説明する。
【0006】それぞれの陰極4は、製造時の制御電極5
及び加速電極6の微細な組立誤差によりそれぞれの陰極
4から放出される熱電子ビームの量が変化することを補
償するために、それぞれの陰極4には少しずつ異なる電
圧が供給される。また、制御電極5は接地され、加速電
極6と第4電極8には300〜1000Vの低電圧が印
加され、陽極10には27000Vの高電圧Ebが印加
される。第3電極7と2つの電極に順次分割形成された
集束電極9のうち、第4電極8に隣接する第1集束電極
91には7000Vの中電圧の静電圧Vsfが印加さ
れ、陽極10に隣接する第2集束電極92には通常的に
第1集束電極91より1000V程度高い偏向電流に同
期する動電圧Vdfが印加される。従って、従来のカラ
ー陰極線管電子銃のステムピン14を介して陰極4に電
流が印加されると、陰極4に内蔵されたヒータ15が発
熱し、陰極4の表面から電子ビームが放出され、加速電
極6の電位は電子ビームをパネル方向に加速させ、プレ
フォーカス電極7、8に予備集束され、集束電極9と陽
極10により最終的に集束及び加速される。
【0007】この後、ファンネル2とネック5の境界部
のネック5の外周面に設けられた偏向ヨーク16により
電子ビームはパネル1の各領域に偏向され、パネルの内
側に設けられた色選別機能を有するシャドウマスク17
の電子ビーム通過孔を通過し、パネル1の内側に塗布さ
れた蛍光面18に衝突して画素を形成する。このような
経路を有する電子ビーム12は、偏向されない場合、パ
ネル1の中央部において正確な収斂(convergence)をな
すことができるようにセッティングされる。しかし、電
子ビームが偏向される場合、通常的にパネルの中央部と
パネルの周辺部との電子ビームの経路の曲率差と電子銃
のインライン構造により、各陰極から放出された電子ビ
ーム12は、パネル1の中央、つまり画面の中央より画
面の周辺部へ偏向されるときに更に遠い経路を経由する
ため、電子ビームの収斂はずれることになる。このよう
な収斂のずれは、通常的に電子ビームを偏向させる機能
をする偏向ヨーク16が非均一磁界を形成することによ
り補正される。
【0008】非均一磁界とは、前記偏向ヨーク16をな
すコイル中、水平方向のコイルはサドル状巻線をして生
じるピンクッション磁界と、垂直方向のコイルはトロイ
ダル巻線をして生じるバレル型磁界とで構成される磁界
のことである。前記ピンクッション磁界は電子ビームを
水平方向に偏向及び弱集束させ、前記バレル型磁界は電
子ビームを垂直方向に偏向及び集束させる機能を行う。
しかし、ピンクッション磁界の水平方向の弱集束力とバ
レル型磁界の垂直方向の集束力は、互いに上昇作用して
画面周辺部において電子ビームを水平方向に過拡張し、
垂直方向には過集束して、図3aに示すように、高密度
の横長型コアと、その上下には低密度の像くもり現象の
ヘーズを誘発する。このような電子ビーム12の、水平
方向の過拡張と垂直方向のヘーズは、上記の第1、2集
束電極91、92に提供された従来の第1ダイナミック
4極子電極部により補正される。
【0009】これを図2a及び図2bに基づき以下に詳
細に説明する。
【0010】図2aは、従来の集束電極に第1ダイナミ
ック4極子レンズ部を備えたカラー陰極線管用のインラ
イン型ダイナミック電子銃の横断面図であり、図2bは
図2aのI−I線に沿う断面図である。
【0011】図2a及び図2bを参照すれば、第1ダイ
ナミック4極子電極部Aは、第2集束電極92の陰極4
の方の一端面に形成された3つの電子ビーム通過孔92
1と、この電子ビーム通過孔921の上下にそれぞれ形
成された水平隔壁922と、第1集束電極91の画面の
方に形成された3つの電子ビームが共通通過する1つの
電子ビーム通過孔911を有するリム912と、第1集
束電極91の内部に形成された3つの電子ビームがそれ
ぞれ通過する3つの電子ビーム通過孔931を有する内
部電極93とで構成される。
【0012】前記第2集束電極92の一端面に形成され
た電子ビーム通過孔921と、前記内部電極93に形成
された電子ビーム通過孔931の周囲にはバーリング部
923、933が形成され、このバーリング部923、
933は陰極4と画面に向けて互いに反対方向に突出さ
れる。前記水平隔壁922は、図2bに示すように、第
2集束電極92の電子ビーム通過孔921の上下部にそ
れぞれ曲線処理された曲線部922Aと、電子ビーム通
過孔921の外側部と、電子ビーム通過孔921間を結
ぶ部分とにそれぞれ直線処理された直線部922Bとで
構成される。
【0013】第1集束電極91には7000Vの静電圧
が印加され、第2集束電極92には偏向信号に同期する
第1集束電極91より1000Vの高い動電圧が印加さ
れる。従って、第1集束電極91の静電圧Vsfと第2
集束電極92の動電圧Vdfによる電位差により、第
1、2集束電極91、92間には第4極子ダイナミック
レンズが形成される。特に、高電圧が印加されて電子ビ
ームを弱集束する第2集束電極92の上下には水平隔壁
922が設けられているため、電子ビームの垂直方向の
弱集束力が更に強く作用して、画面周辺部での電子ビー
ムの垂直方向の集束力の弱化が行われて、ヘーズ現象を
解消することができる。よって、偏向ヨークの非均一磁
界の過集束を前もって補償するようになって、図3bに
示すような画面周辺部での解像度の向上が可能である。
【0014】しかし、偏向ヨークの動電圧に同期する第
1ダイナミック4極子電極部は、偏向ヨークの非均一磁
界により表れる前記電子ビームの劣化だけを顧慮し、プ
レフォーカス電極との関係は顧慮しなかった。このた
め、プレフォーカス電極は最適の物点径と予備集束角を
主レンズに提供することができなかった。従って、画面
周辺部における水平スポット拡大と垂直スポット縮小に
よる水平方向のフォーカス劣化が完全に解消されず、補
正にはその限界を表すようになった。
【0015】また、偏向時、低電流領域において垂直方
向のスポットのサイズが非常に小さくなるため、偏向電
流により垂直方向にモアレ現象が生じて解像度の劣化を
更に加重させる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
に、電子ビームが画面周辺部へ偏向される際、電子ビー
ムの偏向程度に対応して主レンズに最適な物点径と最適
な予備集束角を提供することのできるカラー陰極線管電
子銃のプレフォーカス電極のダイナミック4極子電極部
の構造を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的と効果を達成
するための本発明のカラー陰極線管電子銃のプレフォー
カス電極のダイナミック4極子電極部構造は、電子ビー
ムを放射する複数個の陰極と前記電子ビームの放射量の
調節のための制御電極及び加速電極で構成される三極部
と、前記電子ビームを予備集束させる少なくとも2つ以
上のプレフォーカス電極と、前記電子ビームを画面に集
束する主レンズを形成する集束電極と、陽極とが順次配
置され、前記集束電極を2分割し、分割された集束電極
中の一集束電極には静電圧Vsfを印加し、別の集束電
極には偏向電流に同期する動電圧Vdfを印加して、前
記分割された2つの集束電極間に第1ダイナミック4極
子レンズ部を形成するカラー陰極線管用電子銃におい
て、前記プレフォーカス電極のうち、画面に隣接するプ
レフォーカス電極を少なくとも2つ以上のサブプレフォ
ーカス電極に分割し、前記サブプレフォーカス電極のう
ち、少なくとも1つのサブプレフォーカス電極には水平
と垂直方向のサイズの異なる電子ビーム通過孔が形成さ
れ、前記サブプレフォーカス電極のうち、少なくとも1
つのサブプレフォーカス電極に動電圧Vdfを印加し
て、隣接する前記サブプレフォーカス電極間に少なくと
も1つのダイナミック4極子レンズ部を形成させること
を特徴とする。
【0018】カラー陰極線管電子銃のプレフォーカス電
極のダイナミック4極子電極部の構造は、電子ビームを
放射する複数個の陰極と前記電子ビームの放射量の調節
のための制御電極及び加速電極で構成される三極部と、
前記電子ビームを予備集束させる少なくとも2つ以上の
プレフォーカス電極と、前記電子ビームを画面に集束す
る主レンズを形成する集束電極と、陽極とが順次配置さ
れ、前記集束電極を2分割し、分割された集束電極中の
一集束電極には静電圧Vsfを印加し、別の集束電極に
は偏向電流に同期する動電圧Vdfを印加して、前記分
割された2つの集束電極間に第1ダイナミック4極子レ
ンズ部を形成するカラー陰極線管用電子銃において、前
記プレフォーカス電極のうち、画面に隣接するプレフォ
ーカス電極を少なくとも2つ以上のサブプレフォーカス
電極に分割し、前記サブプレフォーカス電極のうち、少
なくとも1つのサブプレフォーカス電極には水平と垂直
方向のサイズの異なる電子ビーム通過孔が形成され、前
記サブプレフォーカス電極のうち、少なくとも1つのサ
ブプレフォーカス電極に動電圧Vdfを印加して、隣接
する前記サブプレフォーカス電極間に少なくとも1つの
ダイナミック4極子レンズ部を形成させ、そのことによ
って上記目的が達成される。
【0019】画面に隣接する前記プレフォーカス電極
が、前記陰極の方の第1サブプレフォーカス電極と画面
の方の第2サブプレフォーカス電極とに分割されてもよ
い。
【0020】前記第1、2サブプレフォーカス電極は、
3つの電子ビーム通過孔をそれぞれ有する板状であって
もよい。
【0021】前記第1サブプレフォーカス電極は、前記
陰極の方の面に3つの電子ビーム通過孔が形成され、前
記電子ビーム通過孔の周囲には画面方向に突出したバー
リング部が形成され、画面の方の面には3つの電子ビー
ム通過孔が形成された筒状であり、前記第2サブプレフ
ォーカス電極は、3つの電子ビーム通過孔を有する板状
であってもよい。
【0022】前記第1サブプレフォーカス電極には動電
圧Vdfが印加され、前記第2サブプレフォーカス電極
には加速電極の電圧Ec2が印加されてもよい。
【0023】陰極の方のプレフォーカス電極と前記第2
サブプレフォーカス電極に動電圧Vdfが印加され、前
記第1サブプレフォーカス電極に静電圧Vsfが印加さ
れてもよい。
【0024】前記第1サブプレフォーカス電極の第2サ
ブプレフォーカス電極の方の一端面に形成された電子ビ
ーム通過孔は縦長型であり、前記第2サブプレフォーカ
ス電極の電子ビーム通過孔は横長型又は円形であっても
よい。
【0025】第1サブプレフォーカス電極の第2サブプ
レフォーカス電極の方の一端面に形成された電子ビーム
通過孔は横長型又は円形であり、第2サブプレフォーカ
ス電極の電子ビーム通過孔は縦長型であってもよい。
【0026】前記第1、2サブプレフォーカス電極間に
第3サブプレフォーカス電極をさらに備えてもよい。
【0027】前記第1、2サブプレフォーカス電極には
前記加速電極の電圧Ec2が印加され、前記第3サブプ
レフォーカス電極には前記動電圧Vdfが印加されても
よい。
【0028】前記第1、2サブプレフォーカス電極には
前記動電圧Vdfが印加され、前記第3サブプレフォー
カス電極には前記静電圧Vsfが印加されてもよい。
【0029】前記第1、2サブプレフォーカス電極の電
子ビーム通過孔は横長型又は円形であり、前記第3サブ
プレフォーカス電極の電子ビーム通過孔は縦長型であっ
てもよい。
【0030】前記第1、2サブプレフォーカス電極の電
子ビーム通過孔は縦長型であり、前記第3サブプレフォ
ーカス電極の電子ビーム通過孔は横長型又は円形であっ
てもよい。
【0031】前記縦長型の電子ビーム通過孔は縦長四角
形であり、前記横長型の電子ビーム通過孔は横長四角形
であってもよい。
【0032】前記縦長型の電子ビーム通過孔は円形であ
り、その周囲を囲む陥没部が縦長四角形であり、前記横
長型の電子ビーム通過孔は円形であり、その周囲を囲む
陥没部が横長四角形であってもよい。
【0033】前記第1、2サブプレフォーカス電極の陥
没部のそれぞれは、互いに対向するように配置してもよ
い。
【0034】前記縦長型の電子ビーム通過孔は縦長四角
形の垂直中心部に円形孔が形成された縦長型のキーホー
ルであり、前記横長型の電子ビーム通過孔は横長四角形
の水平中心部に円形孔が形成された横長型のキーホール
であってもよい。
【0035】
【発明の実施の形態】本発明の全ての実施例は、少なく
とも2つのプレフォーカス電極を有し、2分割された集
束電極間で第1ダイナミック4極子レンズを形成する電
子銃を基本形態として構成される。
【0036】図4は、本発明の第1実施例の2分割した
プレフォーカス電極の第2ダイナミック4極子電極部の
構造と、各電極に印加される電圧の種類を示すカラー陰
極線管用インライン型電子銃の横断面図であり、従来の
技術と同じ部分には同一符号を付与する。
【0037】図4を参照すれば、長方形の鎖線で囲まれ
たA部は従来の第1ダイナミック4極子電極部を示し、
長方形の鎖線で囲まれたB部は本発明の第2ダイナミッ
ク4極子電極部を示す。
【0038】前記第2ダイナミック4極子電極部は、2
つ以上で構成されたプレフォーカス電極7、8のうち、
画面の方の、つまり第1集束電極91に隣接するプレフ
ォーカス電極8を2分割した筒状の第1プレフォーカス
電極81と板状の第2プレフォーカス電極82とで構成
される。前記第1プレフォーカス電極81は、陰極4の
方の一端面に形成された3つの電子ビーム通過孔814
と、その電子ビーム通過孔814の周囲の画面方向に突
出したバーリング部813と、画面の方の他端面に形成
された3つの電子ビーム通過孔811とを有する。そし
て、前記第2プレフォーカス電極82には3つの電子ビ
ーム通過孔821が形成される。
【0039】ここで、第1プレフォーカス電極81には
第2集束電極92の偏向電流に同期する動電圧Vdfが
印加され、第2プレフォーカス電極82には加速電極6
の電圧Ec2が印加される。よって、2つの電極間の電
位差により、第1プレフォーカス電極81と第2プレフ
ォーカス電極82との間に第2ダイナミック4極子レン
ズが形成される。ここで、電子ビームの動作は、プレフ
ォーカス電極自体ばかりか、電子ビーム通過孔形状によ
る影響も受けるため、第1、2プレフォーカス電極8
1、82の電子ビーム通過孔811、812は、下記例
における形状の中でビームの行動に合わせて適切に選択
して使うことができる。
【0040】図10a、10b、10c、10d、10
e、10f、10gは、本発明の各実施例に適用される
電子ビーム通過孔の多様な形態を示す例示図である。
【0041】本発明の第1実施例において、基本的に、
第1プレフォーカス電極81の電子ビーム通過孔811
は縦長型で、第2プレフォーカス電極82の電子ビーム
通過孔821は横長型であり、具体的には下記のように
多様に形成できる。
【0042】第1案: 第1プレフォーカス電極81の
電子ビーム通過孔811の形状は、図10aに示すよう
に、水平の長さが垂直の長さより小さい縦長四角形に形
成され、第2プレフォーカス電極82の電子ビーム通過
孔821の形状は、図10bに示すように、水平の長さ
が垂直の長さより大きい横長四角形に形成される。
【0043】第2案: 第1プレフォーカス電極81の
電子ビーム通過孔811の形状は、図10cに示すよう
に、円形であり、その周囲を囲む陥没部の形状は縦長四
角形に形成され、第2プレフォーカス電極82の電子ビ
ーム通過孔821の形状は、図10dに示すように、円
形であり、その周囲を囲む陥没部の形状は横長四角形に
形成され、前記2つの陥没部は互いに対向するように位
置させて陥没部の非対称構造により電子ビームの補正の
融通性を高めうるようにする。
【0044】第3案: 第1プレフォーカス電極81の
電子ビーム通過孔811は、縦長四角型の垂直中心部に
円形孔が形成された、図10eのような縦長型のキーホ
ール形状であり、第2プレフォーカス電極82の電子ビ
ーム通過孔821は、横長四角形の水平中心部に円形孔
が形成された、図10fのような横長型のキーホールに
形成される。
【0045】ここで、第1、2、3案とも、第2プレフ
ォーカス電極82の電子ビーム通過孔821の形状を図
10gのような円形孔に変えてもよい。
【0046】図5、6、7は、本発明の第2、3、4実
施例のプレフォーカス電極のダイナミック4極子電極部
を示し、第1実施例と同じ部分に対しては同一符号を付
与する。
【0047】図5を参照すれば、第2実施例が第1実施
例と異なる点は、第1プレフォーカス電極81が、筒状
でなく、板状であることであり、そのほかの部分は全部
同一である。
【0048】本発明の第3、4実施例は、第1、2実施
例と構成は同一であるが、第1プレフォーカス電極81
には低電圧の第1集束電極91の静電圧Vsfが印加さ
れ、第2プレフォーカス電極82には高電圧の第2集束
電極92の動電圧Vdfが印加される。また、前記加速
電極6と前記第1プレフォーカス電極81との間に位置
する既存の分割しなかったプレフォーカス電極、つまり
第3電極7にも動電圧Vdfが印加される。このような
電源の印加方式は、第1、2実施例における第1、2プ
レフォーカス電極81、82に印加された電圧の印加方
式が正反対に変わったことであるため、第1、2実施例
の第2ダイナミック4極子レンズと同様な作用を得るた
めに、第1、2プレフォーカス電極81、82の対向す
る電子ビーム通過孔811、812の形状は、第1、2
実施例にそれぞれ提供した電子ビーム通過孔811、8
12とは正反対の形状を有する。
【0049】すなわち、基本的に第1プレフォーカス電
極81の第2プレフォーカス電極82の方の一端面に形
成された電子ビーム通過孔811は横長型であり、前記
第2プレフォーカス電極82の電子ビーム通過孔821
は縦長型であり、具体的には下記のように多様に形成す
ることができる。
【0050】第1案: 前記第1プレフォーカス電極8
1の電子ビーム通過孔811の形状は図10bのように
横長四角形であり、前記第2プレフォーカス電極82の
電子ビーム通過孔812の形状は図10aのように縦長
四角形に形成される。
【0051】第2案: 前記第1プレフォーカス電極8
1の電子ビーム通過孔811の形状は図10dのように
円形であり、その周囲を囲む陥没部は横長四角形であ
り、第2プレフォーカス82の電子ビーム通過孔821
の形状は図10cのように円形であり、その周囲を囲む
陥没部は縦長四角形に形成され、前記2つの陥没部は互
いに対向させて陥没部の非対称構造により電子ビームの
補正の融通性を高めうるようにする。
【0052】第3案: 第1プレフォーカス電極81の
電子ビーム通過孔811の形状は図10fに示すように
横長四角型の中心部に円形孔が形成された横長型のキー
ホール形状であり、第2プレフォーカス電極82の電子
ビーム通過孔821の形状は図10eに示すように縦長
四角形の垂直中心部に円形孔が形成された縦長型のキー
ホールに形成される。
【0053】ここで、第1、2、3案とも、第1プレフ
ォーカス電極81の電子ビーム通過孔811を図10g
のような円形孔に変えてもよい。
【0054】次に、本発明の第1〜4実施例のプレフォ
ーカス電極のダイナミック4極子電極部の作用及び効果
について説明する。
【0055】本発明の第1、2実施例は、基本的に第1
プレフォーカス電極81の電子ビーム通過孔811の形
状が縦長型で、第1プレフォーカス電極81には弱集束
に関与する高電圧が印加され、第2プレフォーカス電極
82の電子ビーム通過孔821の形状が横長型で、第2
プレフォーカス電極82には強集束に関与する低電圧が
印加される。このため、非対称第2ダイナミック4極子
レンズが前記第1、2プレフォーカス電極81、82間
に発生する。従って、この電子ビーム通過孔811、8
21を通過する電子ビームは、水平集束力が垂直集束力
に比べて小さく、これにより主レンズを通過した後にシ
ャドウマスクを介して蛍光面に形成される電子ビームの
スポットのサイズは、水平方向に縮小され、垂直方向に
は拡大される。
【0056】本発明の第3、4実施例のプレフォーカス
電極のダイナミック4極子電極部は、基本的に、第1プ
レフォーカス電極81の電子ビーム通過孔811の形状
が横長型であり、第1プレフォーカス電極81には強集
束に関与する低電圧が印加され、第2プレフォーカス電
極82の電子ビーム通過孔821の形状が縦長型であ
り、第2プレフォーカス電極82と、分割されない既存
のプレフォーカス電極、つまり第3電極7には弱集束に
関与する高電圧が印加される。このため、第1、2実施
例と同様な電子ビームの補正効果が得られる。しかも、
前記第3電極7に偏向電流に同期する動電圧Vdfが印
加されるため、加速電極6と第3電極7との間には第3
ダイナミック4極子レンズを形成する効果が得られる。
これは、第1、2実施例に比べて一層高い補正の効果が
得られる利点がある。
【0057】また、第1、第2実施例においては第2プ
レフォーカス電極82の電子ビーム通過孔821を円形
に形成してもよく、第3、4実施例においては第1プレ
フォーカス電極81の電子ビーム通過孔811を円形に
してもよいが、この場合、第1プレフォーカス電極81
と第2プレフォーカス電極82との電子ビーム通過孔の
非対称の程度が小さくなるため、第2ダイナミック4極
子レンズの作用も弱化される。よって、電子ビームに対
する補正程度を弱化しようとする場合には第1、2プレ
フォーカス電極81、82に円形の電子ビーム通過孔8
11、821を適用すればよい。
【0058】また、第1、3実施例においては、第1プ
レフォーカス電極81を筒状にして、第2ダイナミック
4極子電極部Bの第2ダイナミック4極子レンズの強度
を、板状電極に構成する場合より増大させ得るが、これ
は、第2ダイナミック4極子レンズが陰極4の方のプレ
フォーカス電極の第3電極7と第1プレフォーカス電極
81間に発生するプレフォーカスレンズによる影響を小
さく受けることができる構造であって、第2ダイナミッ
ク4極子レンズの変化要因を減少させうる利点がある。
【0059】そして、本発明の第2、4実施例において
は、第1プレフォーカス電極81を板状にしてよいが、
これは電極の制作性が容易であるという利点がある。
【0060】一方、本発明の第1、2実施例において
は、第2プレフォーカス電極82に約300〜1000
Vの加速電極の電圧Ec2を、第1プレフォーカス電極
81に約6000〜10000Vの動電圧Vdfを印加
することにより発生される第1、2プレフォーカス電極
81、82間の高い電圧差に起因して、極めて強い非対
称第2ダイナミック4極子レンズが発生して、最適の物
点位置の補正が難しいことがある。このような場合に
は、第3、4実施例と同様に、第1プレフォーカス電極
81には一定の静電圧Vsfを、第2プレフォーカス電
極82と第3電極7には静電圧Vsfより1000V程
度高い動電圧Vdfを印加して、第1、2プレフォーカ
ス電極間の最大の電位差を1000V程度にするため、
第1、2実施例に比べて弱い非対称レンズを形成して、
物対径を最適化することができる。
【0061】本発明のカラー陰極線管電子銃のプレフォ
ーカス電極のダイナミック4極子電極部構造の第5、6
実施例は、第1、2プレフォーカス電極81、82間に
第3プレフォーカス電極83を更に提供することにより
具現される。図8、図9は、本発明のカラー陰極線管電
子銃のダイナミック4極子電極部を有するプレフォーカ
ス電極のうち、画面に隣接するプレフォーカス電極が3
分割された構成と、その電源印加方式を示す。そして、
図10a〜図10gの電子ビーム通過孔は第5、6実施
例においても適用可能である。図8に示すカラー陰極線
管電子銃のプレフォーカス電極のダイナミック4極子電
極部の構造は本発明の第5実施例であり、第1、2プレ
フォーカス電極81、82に前記加速電極の電圧Ec2
が印加され、前記第3プレフォーカス電極83には前記
第2集束電極92の動電圧Vdfが印加される。
【0062】基本的に、ここに適用される前記第1、2
プレフォーカス電極81、82の電子ビーム通過孔は横
長型であり、前記第3プレフォーカス電極83の電子ビ
ーム通過孔は縦長型であるのが好ましく、具体的には下
記のように多様に形成することができる。
【0063】第1案: 前記第1、2プレフォーカス電
極81、82の電子ビーム通過孔811、821の形状
は図10bのように横長四角形であり、前記第3プレフ
ォーカス電極83の電子ビーム通過孔831の形状は図
10aのように縦長四角形であることが好ましい。
【0064】第2案: 前記第1、2プレフォーカス電
極81、82の電子ビーム通過孔811、821の形状
は図10dのように円形で、その周囲を囲む陥没部は横
長四角形であり、第3プレフォーカス電極83の電子ビ
ーム通過孔831の形状は図10cのように円形で、そ
の周囲を囲む陥没部は縦長四角形であり、前記第1、2
プレフォーカス電極の陥没部は互いに対向するように配
置するのが好ましい。
【0065】第3案: 第1、2プレフォーカス電極8
1、82の電子ビーム通過孔811、821の形状は図
10fのように横長四角型の水平中心部に円形孔が形成
された横長型のキーホール形状であり、第3プレフォー
カス電極83の電子ビーム通過孔831の形状は図10
eのように縦長四角形の垂直中心部に円形孔が形成され
た縦長型のキーホールであることが好ましい。
【0066】ここで、第1、2、3案とも、第1、2プ
レフォーカス電極81、82の電子ビーム通過孔81
1、821を図10gのような円形孔に変えて形成して
もよい。
【0067】図9に示すカラー陰極線管電子銃のプレフ
ォーカス電極のダイナミック4極子電極部の構造は本発
明の第6実施例であり、これは本発明の第5実施例と電
源印加方式だけ異なる。より詳細には、前記第5実施例
より弱い非対称第2ダイナミック4極子レンズの強度を
弱化させうるように、前記第1、2プレフォーカス電極
81、82には動電圧Vdfが印加され、前記第3プレ
フォーカス電極83には静電圧Vsfが印加される。こ
のような電源の印加方式は、第5実施例における第1、
2プレフォーカス電極81、82間に印加された電圧の
印加方式とは正反対であるため、第1、2プレフォーカ
ス電極81、82と第3プレフォーカス電極83の電子
ビーム通過孔811、821、831の形状は、第5実
施例にそれぞれ提供した電子ビーム通過孔811、81
2とは正反対の形状を有する。
【0068】すなわち、基本的に第1、2プレフォーカ
ス電極81、82の電子ビーム通過孔811、821は
縦長型であり、前記第3プレフォーカス電極83の電子
ビーム通過孔は横長型であることが好ましく、具体的に
は下記のように多様に形成することができる。
【0069】第1案: 前記第1、2プレフォーカス電
極81、82の電子ビーム通過孔811、821の形状
は図10aのように縦長四角形であり、前記第3プレフ
ォーカス電極83の電子ビーム通過孔831の形状は図
10bのように横長四角形であることが好ましい。
【0070】第2案: 前記第1、2プレフォーカス電
極81、82の電子ビーム通過孔811、821の形状
は図10cのように円形であり、その周囲を囲む陥没部
は縦長四角形であり、第3プレフォーカス電極83の電
子ビーム通過孔831の形状は図10dのように円形で
あり、その周囲を囲む陥没部は横長四角形であり、前記
第1、2プレフォーカス電極の陥没部は互いに対向する
ように配置するのが好ましい。
【0071】第3案: 第1、2プレフォーカス電極8
1、82の電子ビーム通過孔811、821の形状は図
10eのように縦長四角型の垂直中心部に円形孔が形成
された縦長型のキーホール形状であり、第3プレフォー
カス電極83の電子ビーム通過孔831の形状は図10
fのように横長四角形の水平中心部に円形孔が形成され
た横長型のキーホールであることが好ましい。
【0072】ここで、第1、2、3案とも、第3プレフ
ォーカス電極83の電子ビーム通過孔831を図10g
のような円形孔に変えて形成してもよい。
【0073】本発明の第5、6実施例における電子ビー
ムは、上記の第1〜4実施例と同様な作用原理を介して
補正される。但し、第6実施例の場合、前記第1、2プ
レフォーカス電極81、82に動電圧Vdfが印加さ
れ、第3プレフォーカス電極83に静電圧Vsfが印加
されるので、加速電極6と第1プレフォーカス電極81
との間、及び第2プレフォーカス電極82と第1集束電
極91との間に第3、4ダイナミック4極子レンズを形
成する効果が得られる。これは、第5実施例に比べて一
層高い電子ビームの補正効果が得られる利点がある。
【0074】図3cは、本発明の実施例のプレフォーカ
ス電極のダイナミック4極子電極部をインライン型電子
銃に適用した場合、画面での補正された電子ビームのス
ポットの形状を示すもので、図3bの集束電極に第1ダ
イナミック4極子レンズだけを適用した従来の電子銃に
比べて、スポット劣化現象が更に改善されたことが明ら
かに分かれる。
【0075】
【発明の効果】上述したように、本発明は、画面の方の
プレフォーカス電極を2分割又は3分割されたプレフォ
ーカス電極で構成し、第1ダイナミック4極子レンズに
同期する第2ダイナミック4極子レンズを形成すること
により、偏向時、主レンズに最適の予備集束角を提供す
るため、水平、垂直方向の電子ビームの物点が変化さ
れ、垂直スポットを拡大する。このため、水平方向のス
ポット拡大現象と、垂直方向のスポット縮小現象を補正
することができ、また低電流領域においてモアレ現象を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なカラー陰極線管を示す横断面図であ
る。
【図2a】集束電極に第1ダイナミック4極子電極部を
備えた図1のインライン型電子銃の横断面図である。
【図2b】AのI−I線に沿う第2集束電極の断面図で
ある。
【図3a】図2aの集束電極に第1ダイナミック4極子
レンズ部を提供しなかった場合、画面での歪曲された電
子ビームのスポットの形状を示す例示図である。
【図3b】図2aの集束電極に第1ダイナミック4極子
レンズ部を提供した場合、画面での補正された電子ビー
ムのスポットの形状を示す例示図である。
【図3c】本発明の実施例のプレフォーカス電極のダイ
ナミック4極子電極部の構成を適用したインライン型電
子銃による画面上の電子ビームのスポットの形状を示す
例示図である。
【図4】本発明の第1実施例のプレフォーカス電極のダ
イナミック4極子電極部の構造と、各電極に印加される
電圧の種類を示すカラー陰極線管用インライン型電子銃
の横断面図である。
【図5】本発明の第2実施例のプレフォーカス電極のダ
イナミック4極子電極部の構造と、各電極に印加される
電圧の種類を示すカラー陰極線管用インライン型電子銃
の横断面図である。
【図6】本発明の第3実施例のプレフォーカス電極のダ
イナミック4極子電極部の構造と、各電極に印加される
電圧の種類を示すカラー陰極線管用インライン型電子銃
の横断面図である。
【図7】本発明の第4実施例のプレフォーカス電極のダ
イナミック4極子電極部の構造と、各電極に印加される
電圧の種類を示すカラー陰極線管用インライン型電子銃
の横断面図である。
【図8】本発明の第5実施例で、3分割したプレフォー
カス電極のダイナミック4極子電極部の構造と、各電極
に印加される電圧の種類を示すカラー陰極線管用インラ
イン型電子銃の横断面図である。
【図9】本発明の第6実施例で、3分割したプレフォー
カス電極のダイナミック4極子電極部の構造と、各電極
に印加される電圧の種類を示すカラー陰極線管用インラ
イン型電子銃の横断面図である。
【図10a】本発明のプレフォーカス電極のダイナミッ
ク4極子電極部に適用される電子ビーム通過孔の形状を
示す例示図である。
【図10b】本発明のプレフォーカス電極のダイナミッ
ク4極子電極部に適用される電子ビーム通過孔の形状を
示す例示図である。
【図10c】本発明のプレフォーカス電極のダイナミッ
ク4極子電極部に適用される電子ビーム通過孔の形状を
示す例示図である。
【図10d】本発明のプレフォーカス電極のダイナミッ
ク4極子電極部に適用される電子ビーム通過孔の形状を
示す例示図である。
【図10e】本発明のプレフォーカス電極のダイナミッ
ク4極子電極部に適用される電子ビーム通過孔の形状を
示す例示図である。
【図10f】本発明のプレフォーカス電極のダイナミッ
ク4極子電極部に適用される電子ビーム通過孔の形状を
示す例示図である。
【図10g】本発明のプレフォーカス電極のダイナミッ
ク4極子電極部に適用される電子ビーム通過孔の形状を
示す例示図である。
【符号の説明】
第1、第2集束電極 91、92 第1、2、3プレフォーカスレンズ 81、82、8
3 電子ビーム通過孔 811、821、831 静電圧 Vsf 動電圧 Vdf

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子ビームを放射する複数個の陰極と前
    記電子ビームの放射量の調節のための制御電極及び加速
    電極で構成される三極部と、 前記電子ビームを予備集束させる少なくとも2つ以上の
    プレフォーカス電極と、 前記電子ビームを画面に集束する主レンズを形成する集
    束電極と、陽極とが順次配置され、 前記集束電極を2分割し、分割された集束電極中の一集
    束電極には静電圧Vsfを印加し、別の集束電極には偏
    向電流に同期する動電圧Vdfを印加して、前記分割さ
    れた2つの集束電極間に第1ダイナミック4極子レンズ
    部を形成するカラー陰極線管用電子銃において、 前記プレフォーカス電極のうち、画面に隣接するプレフ
    ォーカス電極を少なくとも2つ以上のサブプレフォーカ
    ス電極に分割し、 前記サブプレフォーカス電極のうち、少なくとも1つの
    サブプレフォーカス電極には水平と垂直方向のサイズの
    異なる電子ビーム通過孔が形成され、 前記サブプレフォーカス電極のうち、少なくとも1つの
    サブプレフォーカス電極に動電圧Vdfを印加して、隣
    接する前記サブプレフォーカス電極間に少なくとも1つ
    のダイナミック4極子レンズ部を形成させることを特徴
    とするカラー陰極線管電子銃のプレフォーカス電極のダ
    イナミック4極子電極部の構造。
  2. 【請求項2】 画面に隣接する前記プレフォーカス電極
    が、前記陰極の方の第1サブプレフォーカス電極と画面
    の方の第2サブプレフォーカス電極とに分割されること
    を特徴とする請求項1に記載のカラー陰極線管電子銃の
    プレフォーカス電極のダイナミック4極子電極部の構
    造。
  3. 【請求項3】 前記第1、2サブプレフォーカス電極
    は、3つの電子ビーム通過孔をそれぞれ有する板状であ
    ることを特徴とする請求項2に記載のカラー陰極線管電
    子銃のプレフォーカス電極のダイナミック4極子電極部
    の構造。
  4. 【請求項4】 前記第1サブプレフォーカス電極は、前
    記陰極の方の面に3つの電子ビーム通過孔が形成され、
    前記電子ビーム通過孔の周囲には画面方向に突出したバ
    ーリング部が形成され、画面の方の面には3つの電子ビ
    ーム通過孔が形成された筒状であり、 前記第2サブプレフォーカス電極は、3つの電子ビーム
    通過孔を有する板状であることを特徴とする請求項2に
    記載のカラー陰極線管電子銃のプレフォーカス電極のダ
    イナミック4極子電極部の構造。
  5. 【請求項5】 前記第1サブプレフォーカス電極には動
    電圧Vdfが印加され、 前記第2サブプレフォーカス電極には加速電極の電圧E
    c2が印加されることを特徴とする請求項2〜4のいず
    れかに記載のカラー陰極線管電子銃のプレフォーカス電
    極のダイナミック4極子電極部の構造。
  6. 【請求項6】 陰極の方のプレフォーカス電極と前記第
    2サブプレフォーカス電極に動電圧Vdfが印加され、 前記第1サブプレフォーカス電極に静電圧Vsfが印加
    されることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載
    のカラー陰極線管電子銃のプレフォーカス電極のダイナ
    ミック4極子電極部の構造。
  7. 【請求項7】 前記第1サブプレフォーカス電極の第2
    サブプレフォーカス電極の方の一端面に形成された電子
    ビーム通過孔は縦長型であり、 前記第2サブプレフォーカス電極の電子ビーム通過孔は
    横長型又は円形であることを特徴とする請求項5に記載
    のカラー陰極線管電子銃のプレフォーカス電極のダイナ
    ミック4極子電極部の構造。
  8. 【請求項8】 第1サブプレフォーカス電極の第2サブ
    プレフォーカス電極の方の一端面に形成された電子ビー
    ム通過孔は横長型又は円形であり、 第2サブプレフォーカス電極の電子ビーム通過孔は縦長
    型であることを特徴とする請求項6に記載のカラー陰極
    線管電子銃のプレフォーカス電極のダイナミック4極子
    電極部の構造。
  9. 【請求項9】 前記第1、2サブプレフォーカス電極間
    に第3サブプレフォーカス電極をさらに備えることを特
    徴とする請求項2に記載のカラー陰極線管電子銃のプレ
    フォーカス電極のダイナミック4極子電極部の構造。
  10. 【請求項10】 前記第1、2サブプレフォーカス電極
    には前記加速電極の電圧Ec2が印加され、 前記第3サブプレフォーカス電極には前記動電圧Vdf
    が印加されることを特徴とする請求項9に記載のカラー
    陰極線管電子銃のプレフォーカス電極のダイナミック4
    極子電極部の構造。
  11. 【請求項11】 前記第1、2サブプレフォーカス電極
    には前記動電圧Vdfが印加され、 前記第3サブプレフォーカス電極には前記静電圧Vsf
    が印加されることを特徴とする請求項9に記載のカラー
    陰極線管電子銃のプレフォーカス電極のダイナミック4
    極子電極部の構造。
  12. 【請求項12】 前記第1、2サブプレフォーカス電極
    の電子ビーム通過孔は横長型又は円形であり、 前記第3サブプレフォーカス電極の電子ビーム通過孔は
    縦長型であることを特徴とする請求項10に記載のカラ
    ー陰極線管電子銃のプレフォーカス電極のダイナミック
    4極子電極部の構造。
  13. 【請求項13】 前記第1、2サブプレフォーカス電極
    の電子ビーム通過孔は縦長型であり、 前記第3サブプレフォーカス電極の電子ビーム通過孔は
    横長型又は円形であることを特徴とする請求項11に記
    載のカラー陰極線管電子銃のプレフォーカス電極のダイ
    ナミック4極子電極部の構造。
  14. 【請求項14】 前記縦長型の電子ビーム通過孔は縦長
    四角形であり、 前記横長型の電子ビーム通過孔は横長四角形であること
    を特徴とする請求項7、8、12、13のいずれかに記
    載のカラー陰極線管電子銃のプレフォーカス電極のダイ
    ナミック4極子電極部の構造。
  15. 【請求項15】 前記縦長型の電子ビーム通過孔は円形
    であり、その周囲を囲む陥没部が縦長四角形であり、 前記横長型の電子ビーム通過孔は円形であり、その周囲
    を囲む陥没部が横長四角形であることを特徴とする請求
    項7、8、12、13のいずれかに記載のカラー陰極線
    管電子銃のプレフォーカス電極のダイナミック4極子電
    極部の構造。
  16. 【請求項16】 前記第1、2サブプレフォーカス電極
    の陥没部のそれぞれは、互いに対向するように配置する
    ことを特徴とする請求項15に記載のカラー陰極線管電
    子銃のプレフォーカス電極のダイナミック4極子電極部
    の構造。
  17. 【請求項17】 前記縦長型の電子ビーム通過孔は縦長
    四角形の垂直中心部に円形孔が形成された縦長型のキー
    ホールであり、 前記横長型の電子ビーム通過孔は横長四角形の水平中心
    部に円形孔が形成された横長型のキーホールであること
    を特徴とする請求項7、8、12、13のいずれかに記
    載のカラー陰極線管電子銃のプレフォーカス電極のダイ
    ナミック4極子電極部の構造。
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