JPH10275516A - 照明器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 器具本体11に埋込引掛シーリング用凹部を設
けずに器具本体11を薄形化でき、その上で埋込引掛シー
リング３に対しても簡単に対応する。 【解決手段】 埋込引掛シーリング３を含む引掛シーリ
ングに装着されるアダプタ１を介して器具本体11を取り
付ける。器具本体11には、アダプタ１と係合する開口部
16、埋込引掛シーリング用取付体41を選択的に配設する
装着部17を設ける。埋込引掛シーリング３に装着する場
合には、埋込引掛シーリング用取付体41を器具本体11の
装着部17に配設する。埋込引掛シーリング用取付体41に
より、器具本体11を天井面２に対して支持するととも
に、器具本体11の上面と天井面２との隙間を塞ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、引掛シーリングに
装着される照明器具に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、天井面に設置された引掛シーリン
グにアダプタを電気的および機械的に接続し、このアダ
プタに器具本体を機械的に取り付けるとともに、アダプ
タから引き出されたコードのコネクタを器具本体側の点
灯装置に電気的に接続するようにした照明器具が知られ
ている。

【０００３】アダプタを用いることにより、突出高さの
低い埋込引掛シーリングや突出高さの高い角形引掛シー
リングの両方に対応して、器具本体を天井面の定位置に
設置できるようにしている。

【０００４】すなわち、器具本体にはアダプタが係合す
る開口部が形成され、この開口部に２つの係合部が上下
位置にそれぞれ形成されており、突出高さの低い埋込引
掛シーリングに接続されたアダプタとは上側の係合部を
係合させ、突出高さの高い角形引掛シーリングに接続さ
れたアダプタとは下側の係合部を係合させるようにして
いる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】ところで、角形引掛シ
ーリングは器具本体の開口部に挿入配置可能であるが、
埋込引掛シーリングは器具本体の開口部の内径より大径
であってその開口部に挿入配置できないため、器具本体
の上面に対して埋込引掛シーリングが挿入配置される埋
込引掛シーリング用凹部が形成され、この埋込引掛シー
リング用凹部の中央に開口部が形成されている。

【０００６】しかし、器具本体の上面に埋込引掛シーリ
ング用凹部を形成すると、その埋込引掛シーリング用凹
部の高さ分だけ器具本体の高さ方向の厚みが厚くなり、
薄形化の妨げとなる。さらに、開口部の周囲に点灯装置
が配置されるため、器具本体の上面に埋込引掛シーリン
グ用凹部を形成すると、その埋込引掛シーリング用凹部
の分だけ点灯装置を外側に配置しなければならず、器具
本体が横幅方向に大形化する。

【０００７】そこで、例えば、器具本体の薄形化および
横幅方向の小形化を優先して、器具本体の上面の埋込引
掛シーリング用凹部を設けないようにした場合、角形引
掛シーリングには対応するが、埋込引掛シーリングには
対応できなくなる。すなわち、この照明器具を埋込引掛
シーリングに装着すると、器具本体の上面が埋込引掛シ
ーリングの突出高さ分だけ天井面から離れ、器具本体が
天井面に当接せず、アダプタに引っ掛かっているだけの
状態となり、器具本体が斜めになるなどの不都合が生じ
たり、器具本体と天井面との隙間から害虫が器具内に侵
入し、特にセード内に侵入するとセードに黒く影が写る
ような問題が生じる。

【０００８】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、器具本体に埋込引掛シーリング用凹部を設けずに
器具本体の薄形化および横幅方向の小形化を図れ、その
上で埋込引掛シーリングに対しても簡単に対応できる照
明器具を提供することを目的とする。

【０００９】

【課題を解決するための手段】請求項１記載の照明器具
は、埋込引掛シーリングを含む引掛シーリングに装着さ
れるアダプタと；アダプタに係合される開口部を有する
器具本体と；器具本体の上面の開口部の周囲に形成さ
れ、埋込引掛シーリングより大径の埋込引掛シーリング
用取付体が選択的に配設される装着部と；を具備してい
るものである。

【００１０】埋込引掛シーリング以外の引掛シーリング
に装着する場合には、埋込引掛シーリング用取付体を使
用せず、引掛シーリングに装着したアダプタに器具本体
の開口部を係合する。また、埋込引掛シーリングに装着
する場合には、器具本体の装着部に埋込引掛シーリング
用取付体を装着し、埋込引掛シーリングに装着したアダ
プタに器具本体の開口部を係合する。これにより、埋込
引掛シーリング用取付体が器具本体の上面と天井面との
間に介在し、器具本体を天井面に対して支持するととも
に、器具本体の上面と天井面との隙間を塞いで防虫性を
確保する。したがって、器具本体の上面に埋込引掛シー
リング用凹部を設けずに器具本体の薄形化および横幅方
向の小形化を図り、その上で埋込引掛シーリングに対し
ても簡単に対応可能とする。

【００１１】請求項２記載の照明器具は、請求項１記載
の照明器具において、埋込引掛シーリング用取付体は、
器具本体に配設される環状の基部と、この基部から上方
へ突出される環状の弾性体とを有するものであり、基部
を介して器具本体への設置を確実にできるとともに、弾
性体を介して天井面との密着性を高めることができる。
なお、弾性体としては、ゴムやスポンジなどを含む。

【００１２】請求項３記載の照明器具は、請求項１また
は２記載の照明器具において、埋込引掛シーリング用取
付体は、下方へ突出する複数の係止爪を有し、器具本体
の装着部には、埋込引掛シーリング用取付体の各係止爪
が係止される複数の係止孔が設けられているものであ
り、埋込引掛シーリング用取付体を器具本体の装着部に
簡単に着脱可能とする。

【００１３】請求項４記載の照明器具は、請求項１ない
し３いずれか一記載の照明器具において、器具本体の開
口部には、埋込引掛シーリングより突出高さが高い引掛
シーリングに接続されたアダプタと係合する第１の係合
部、および埋込引掛シーリングに接続されたアダプタと
係合する第２の係合部が設けられているものであり、高
さの異なる引掛シーリングに対応可能とする。

【００１４】請求項５記載の照明器具は、請求項１ない
し４いずれか一記載の照明器具において、器具本体の下
面に反射体が設けられ、この反射体に開口部が形成され
ているものであり、アダプタ係合用と反射用との機能を
兼用する。

【００１５】請求項６記載の照明器具は、請求項１ない
し５いずれか一記載の照明器具において、開口部の周囲
に配設される点灯装置を具備しているものであり、器具
本体の上面に埋込引掛シーリング用凹部がある場合には
点灯装置を器具本体の外側寄りに配設しなければならな
いが、埋込引掛シーリング用凹部が無いことで点灯装置
を開口部側に寄せて配置することが可能とし、器具本体
の横幅方向の小形化を図る。

【００１６】請求項７記載の照明器具は、請求項１ない
し６いずれか一記載の照明器具において、器具本体の下
面側でかつ開口部の周囲に環形蛍光ランプを配置するラ
ンプ装着手段を具備しているものであり、薄形の照明器
具を提供する。

【００１７】請求項８記載の照明器具は、請求項１ない
し７いずれか一記載の照明器具において、環形蛍光ラン
プは、管径が約１５〜２０ｍｍであり、器具高さ方向の
薄形化を図る。

【００１８】請求項９記載の照明器具は、請求項１ない
し８いずれか一記載の照明器具において、器具本体の下
面を囲繞するセードを具備しているものであり、セード
を具備しても、防虫性が確実であるため、害虫の影がセ
ードに写らない。

【００１９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の照明器具の一実施
の形態を図１ないし図３を参照して説明する。

【００２０】図１は照明器具の一部を切り欠いた側面
図、図２は照明器具の底面図、図３は埋込引掛シーリン
グ用取付体の一部の断面図である。

【００２１】照明器具はアダプタ１を有し、このアダプ
タ１は、天井面２に設置された埋込引掛シーリング３や
角形引掛シーリングなどの各種の引掛シーリングに電気
的および機械的に着脱可能に接続される。アダプタ１の
円筒状のケース側面には一対の係合爪４が図示しないス
プリングの付勢によってそれぞれ突出され、ケース下面
には一対の係合爪４をケース内に後退させる取外用ボタ
ン５が配置されている。

【００２２】なお、埋込引掛シーリング３は角形引掛シ
ーリングやアダプタ１より大径の円盤状で突出高さが低
く、角形引掛シーリングは埋込引掛シーリング３より横
幅方向が小形の箱状で突出高さが高く形成されている。

【００２３】また、照明器具の器具本体11は、円盤状の
基板部12を有し、この基板部12の周縁から下方に縁部13
が折曲形成されている。基板部12の中央域には平坦部14
が形成されているとともに周縁部には下方に凹む凹部15
が形成されている。

【００２４】平坦部14の中央には埋込引掛シーリング３
より小径でかつアダプタ１および角形引掛シーリングが
挿入可能とする内径寸法の開口部16が形成され、平坦部
14の上面の開口部16の周囲には後述する埋込引掛シーリ
ング用取付体41が選択的に装着される装着部17が形成さ
れている。この装着部17には、円周上の対称位置に一対
の係止孔18が形成されている。

【００２５】凹部15には複数のダボ19が上方に突出形成
され、器具本体11を角形引掛シーリングに設置した際に
これらダボ19が天井面２に当接される。さらに、凹部15
にはスポンジ製やゴム製などの環状の弾性体20が器具本
体11の全周にわたって取り付けられ、器具本体11を角形
引掛シーリングに設置した際にこの弾性体20が天井面２
に圧接されて密着性および防虫性が図られる。

【００２６】また、器具本体11の下面には、下面が湾曲
凸面状に形成された反射体21が取り付けられている。こ
の反射体21の中央には器具本体11の開口部16が連通され
る筒部22が形成され、この筒部22には、埋込引掛シーリ
ング３より突出高さが高い角形引掛シーリングに接続さ
れたアダプタ１と係合する下側の第１の係合部23、およ
び埋込引掛シーリング３に接続されたアダプタ１の係合
爪４と係合する上側の第２の係合部24が設けられてい
る。

【００２７】反射体21には、反射体21の下面側に環形蛍
光ランプ25を装着するランプ装着手段26が取り付けられ
ている。ランプ装着手段26は、円周上の対称位置に配置
されたランプホルダ27とランプソケット28とを有してい
る。なお、環形蛍光ランプ25には、一般形の約２９ｍｍ
の管径に比べて細い約１６．５ｍｍ（約１５〜２０ｍ
ｍ）の管径のタイプが用いられる。

【００２８】反射体21の内側には、環形蛍光ランプ25を
点灯させる点灯装置29が収納されている。この点灯装置
29はインバータ回路を実装したプリント基板30を有し、
このプリント基板30は器具本体11にほぼ平行に対向して
開口部16の周囲に沿って配置されている。そして、点灯
装置29の出力側にランプソケット28が電気的に接続され
ている。

【００２９】反射体21の筒部22の一部には凹部31が形成
され、この凹部31にアダプタ１から導出された図示しな
いコードのコネクタが接続されるコネクタ32が配設され
いる。そして、このコネクタ32が点灯装置29の電源入力
側に電気的に接続されている。

【００３０】また、器具本体11の下面には、器具本体11
に取り付けられた環形蛍光ランプ25などを覆ってセード
33が取り付けられている。このセード33は、例えば、透
光性を有する乳白色の合成樹脂製で、器具本体11の周縁
に配設されたセード取付金具34によって着脱可能に取り
付けられる。

【００３１】また、器具本体11の装着部17には、埋込引
掛シーリング用取付体41が選択的に装着される。この埋
込引掛シーリング用取付体41は、環状の基部42を有し、
この基部42には、垂直部43およびこの垂直部43の内周面
からほぼ水平に突出する水平部44が形成され、水平部44
には埋込引掛シーリング３より大径の開口45が形成され
ている。垂直部43の下部で円周上の対称位置には係止孔
18に着脱可能に係止される一対の係止爪46が突出形成さ
れている。

【００３２】基部42の垂直部43の内周面と水平部44の上
面との間にはスポンジ製やゴム製の環状の弾性体47が基
部42の全周にわたって取り付けられ、埋込引掛シーリン
グ用取付体41を用いて器具本体11を埋込引掛シーリング
３に設置した際にこの弾性体47が天井面２に圧接されて
密着性および防虫性が図られる。

【００３３】次に、本実施の形態の作用を説明する。

【００３４】まず、器具本体11を角形引掛シーリングに
装着する場合には、埋込引掛シーリング用取付体41を使
用せず、角形引掛シーリングに装着したアダプタ１に器
具本体11の開口部16を係合する。角形引掛シーリングは
突出高さが高いため、この角形引掛シーリングに装着さ
れたアダプタ１の係合爪４に対して下側の第１の係合部
23を係合する。

【００３５】アダプタ１の係合爪４に第１の係合部23を
係合させると、器具本体11の上面が天井面２に当接し、
器具本体11が天井面２に対して支持される。さらに、弾
性体20が天井面２に圧接し、密着性および防虫性が図ら
れる。

【００３６】また、器具本体11を埋込引掛シーリング３
に装着する場合には、器具本体11の装着部17に埋込引掛
シーリング用取付体41を装着し、埋込引掛シーリング３
に装着したアダプタ１に器具本体11の開口部16を係合す
る。埋込引掛シーリング３は突出高さが低いため、この
埋込引掛シーリング３に装着されたアダプタ１の係合爪
４に上側の第２の係合部24を係合する。埋込引掛シーリ
ング３は埋込引掛シーリング用取付体41の内側に相対的
に進入する。

【００３７】アダプタ１の係合爪４に第２の係合部24を
係合させると、埋込引掛シーリング用取付体41の基部42
が天井面に当接し、器具本体11が天井面２に対して支持
される。さらに、弾性体47が天井面２に圧接し、密着性
および防虫性が図られる。

【００３８】以上のように、角形引掛シーリングに装着
する場合には、埋込引掛シーリング用取付体41を使用せ
ずにそのまま対応でき、埋込引掛シーリング３に装着す
る場合には、器具本体11の装着部17に埋込引掛シーリン
グ用取付体41を装着することにより、埋込引掛シーリン
グ用取付体41が器具本体11の上面と天井面２との間に介
在し、器具本体11を天井面２に対して支持できるととも
に、器具本体11の上面と天井面２との隙間を塞いで防虫
性を確保でき、したがって、器具本体11の上面に埋込引
掛シーリング用凹部を設けずに器具本体11の薄形化およ
び横幅方向の小形化を図れ、その上で埋込引掛シーリン
グ３に対しても簡単に対応できる。

【００３９】また、埋込引掛シーリング用取付体41が環
状の基部42およびこの基部42から上方へ突出する環状の
弾性体47を有するため、基部42を介して器具本体11への
設置を確実にできるとともに、弾性体47を介して天井面
２との密着性を高めることができる。

【００４０】また、埋込引掛シーリング用取付体41に下
方へ突出する複数の係止爪46を設け、器具本体11の装着
部17に埋込引掛シーリング用取付体41の各係止爪46が係
止される複数の係止孔18を設けたため、埋込引掛シーリ
ング用取付体41を器具本体11の装着部17に簡単に着脱で
きる。

【００４１】また、器具本体11の開口部16に、角形引掛
シーリングに接続されたアダプタ１と係合する第１の係
合部23、および埋込引掛シーリング３に接続されたアダ
プタ１と係合する第２の係合部24を設けたため、高さの
異なる引掛シーリングに対応できる。

【００４２】また、器具本体11の下面に反射体21を設
け、この反射体21に開口部16を形成しているため、アダ
プタ係合用と反射用との機能を兼用できる。

【００４３】また、開口部16の周囲に点灯装置29を配設
しており、器具本体11の上面に埋込引掛シーリング用凹
部がある場合には点灯装置29を器具本体11の外側寄りに
配設しなければならないが、埋込引掛シーリング用凹部
が無いことで点灯装置29を開口部16側に寄せて配置する
ことができ、器具本体11の横幅方向の小形化を図れる。

【００４４】また、器具本体11の下面側でかつ開口部16
の周囲に環形蛍光ランプ25を配置するため、薄形の照明
器具を提供できる。さらに、管径が約１６．５ｍｍ（約
１５〜２０ｍｍ）と細い環形蛍光ランプ25を用いること
で、器具高さ方向の薄形化を図れる。

【００４５】また、器具本体11の下面を囲繞するセード
33を具備していても、器具本体11を角形引掛シーリング
および埋込引掛シーリング３のいずれに装着した場合で
も防虫性が確実であるため、害虫の影が写るのを防止で
きる。

【００４６】

【発明の効果】請求項１記載の照明器具によれば、埋込
引掛シーリング以外の引掛シーリングに装着する場合に
は、そのまま対応でき、埋込引掛シーリングに装着する
場合には、器具本体の装着部に埋込引掛シーリング用取
付体を装着することにより、埋込引掛シーリング用取付
体が器具本体の上面と天井面との間に介在し、器具本体
を天井面に対して支持できるとともに、器具本体の上面
と天井面との隙間を塞いで防虫性を確保でき、したがっ
て、器具本体の上面に埋込引掛シーリング用凹部を設け
ずに器具本体の薄形化および横幅方向の小形化を図れ、
その上で埋込引掛シーリングに対しても簡単に対応でき
る。

【００４７】請求項２記載の照明器具によれば、請求項
１記載の照明器具の効果に加えて、埋込引掛シーリング
用取付体が環状の基部およびこの基部から上方へ突出す
る環状の弾性体を有するため、基部を介して器具本体へ
の設置を確実にできるとともに、弾性体を介して天井面
との密着性を高めることができる。

【００４８】請求項３記載の照明器具によれば、請求項
１または２記載の照明器具の効果に加えて、埋込引掛シ
ーリング用取付体に下方へ突出する複数の係止爪を設
け、器具本体の装着部に埋込引掛シーリング用取付体の
各係止爪が係止される複数の係止孔を設けたため、埋込
引掛シーリング用取付体を器具本体の装着部に簡単に着
脱できる。

【００４９】請求項４記載の照明器具によれば、請求項
１ないし３いずれか一記載の照明器具の効果に加えて、
器具本体の開口部に、埋込引掛シーリングより突出高さ
が高い引掛シーリングに接続されたアダプタと係合する
第１の係合部、および埋込引掛シーリングに接続された
アダプタと係合する第２の係合部を設けたため、高さの
異なる引掛シーリングに対応できる。

【００５０】請求項５記載の照明器具によれば、請求項
１ないし４いずれか一記載の照明器具の効果に加えて、
器具本体の下面に反射体を設け、この反射体に開口部を
形成しているため、アダプタ係合用と反射用との機能を
兼用できる。

【００５１】請求項６記載の照明器具によれば、請求項
１ないし５いずれか一記載の照明器具の効果に加えて、
開口部の周囲に点灯装置を配設しており、器具本体の上
面に埋込引掛シーリング用凹部がある場合には点灯装置
を器具本体の外側寄りに配設しなければならないが、埋
込引掛シーリング用凹部が無いことで点灯装置を開口部
側に寄せて配置することができ、器具本体の横幅方向の
小形化を図れる。

【００５２】請求項７記載の照明器具によれば、請求項
１ないし６いずれか一記載の照明器具の効果に加えて、
器具本体の下面側でかつ開口部の周囲に環形蛍光ランプ
を配置するため、薄形の照明器具を提供できる。

【００５３】請求項８記載の照明器具によれば、請求項
１ないし７いずれか一記載の照明器具の効果に加えて、
環形蛍光ランプの管径が約１５〜２０ｍｍであるため、
器具高さ方向の薄形化を図れる。

【００５４】請求項９記載の照明器具によれば、請求項
１ないし８いずれか一記載の照明器具の効果に加えて、
器具本体の下面を囲繞するセードを具備していても、防
虫性が確実であるため、害虫の影が写るのを防止でき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態を示す照明器具の一部を
切り欠いた側面図である。

【図２】同上照明器具の底面図である。

【図３】同上埋込引掛シーリング用取付体の一部の断面
図である。

【符号の説明】

１ アダプタ ３ 埋込引掛シーリング 11 器具本体 16 開口部 17 装着部 18 係止孔 21 反射体 23 第１の係合部 24 第２の係合部 25 環形蛍光ランプ 26 ランプ装着手段 29 点灯装置 33 セード 41 埋込引掛シーリング用取付体 42 基部 46 係止爪 47 弾性体

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 埋込引掛シーリングを含む引掛シーリン
   グに装着されるアダプタと；アダプタに係合される開口
   部を有する器具本体と；器具本体の上面の開口部の周囲
   に形成され、埋込引掛シーリングより大径の埋込引掛シ
   ーリング用取付体が選択的に配設される装着部と；を具
   備していることを特徴とする照明器具。
2. 【請求項２】 埋込引掛シーリング用取付体は、器具本
   体に配設される環状の基部と、この基部から上方へ突出
   される環状の弾性体とを有することを特徴とする請求項
   １記載の照明器具。
3. 【請求項３】 埋込引掛シーリング用取付体は、下方へ
   突出する複数の係止爪を有し、 器具本体の装着部には、埋込引掛シーリング用取付体の
   各係止爪が係止される複数の係止孔が設けられているこ
   とを特徴とする請求項１または２記載の照明器具。
4. 【請求項４】 器具本体の開口部には、埋込引掛シーリ
   ングより突出高さが高い引掛シーリングに接続されたア
   ダプタと係合する第１の係合部、および埋込引掛シーリ
   ングに接続されたアダプタと係合する第２の係合部が設
   けられていることを特徴とする請求項１ないし３いずれ
   か一記載の照明器具。
5. 【請求項５】 器具本体の下面に反射体が設けられ、こ
   の反射体に開口部が形成されていることを特徴とする請
   求項１ないし４いずれか一記載の照明器具。
6. 【請求項６】 開口部の周囲に配設される点灯装置を具
   備していることを特徴とする請求項１ないし５いずれか
   一記載の照明器具。
7. 【請求項７】 器具本体の下面側でかつ開口部の周囲に
   環形蛍光ランプを配置するランプ装着手段を具備してい
   ることを特徴とする請求項１ないし６いずれか一記載の
   照明器具。
8. 【請求項８】 環形蛍光ランプは、管径が約１５〜２０
   ｍｍであることを特徴とする請求項１ないし７いずれか
   一記載の照明器具。
9. 【請求項９】 器具本体の下面を囲繞するセードを具備
   していることを特徴とする請求項１ないし８いずれか一
   記載の照明器具。