JPH10275033A - 電子機器の温度管理方法及び温度管理システム - Google Patents

電子機器の温度管理方法及び温度管理システム

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JPH10275033A
JPH10275033A JP9080569A JP8056997A JPH10275033A JP H10275033 A JPH10275033 A JP H10275033A JP 9080569 A JP9080569 A JP 9080569A JP 8056997 A JP8056997 A JP 8056997A JP H10275033 A JPH10275033 A JP H10275033A
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JP
Japan
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temperature
power
power supply
cooling
state
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JP9080569A
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English (en)
Inventor
Junichiro Suda
淳一郎 須田
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、電子機器本体の機能が停止していて
も、温度管理機能を動作させて、外界の温度(周囲温
度)等により機器内温度が上昇し、発熱を伴う動作部分
に影響を与えるような場合に於いても適切な温度管理が
可能を可能にした、電子機器の温度管理方法及び温度管
理システムを提供することを課題とする。 【解決手段】AC電源を供給するAC電源線によりパー
ソナルコンピュータ本体)に電力が供給されていると
き、電源コントローラ(PSC)17はパーソナルコン
ピュータの電源状態とは無関係に動作し、IC31、周
辺機器(PE)32等に取付けられた温度センサ(T
S)33,34の各測定情報を読み取り、A/D変換し
た後、予め設定されている冷却対策温度と比較する。読
み取った温度測定情報が冷却対策温度に達していれば、
冷却が必要であると判断して、冷却ファン(FAN)2
0を回転駆動制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばAC電源を
用いて動作するパーソナルコンピュータ又はその他の情
報処理機器等に適用される電子機器の温度管理方法及び
温度管理システムに関する。
【0002】又、本発明は、電源オフ状態に於ける温度
管理機能に特徴をもつ電子機器の温度管理方法及び温度
管理システムに関する。又、本発明は、システム電源を
制御する電源コントローラを有してなる電子機器に於い
て、電源コントローラが電源オフ状態を含めて温度管理
を行なう電子機器の温度管理方法及び温度管理システム
に関する。
【0003】
【従来の技術】パーソナルコンピュータは、その高性能
化に伴い、IC等の発生する熱の問題が深刻化してい
る。この問題を解決するために、電源オン状態時に於い
て、CPU、ハードディスク等、発熱量が多いとされる
構成要素部分各々に温度センサを設け、その各温度セン
サが、予め設定された温度に達したことを検知した場合
に、ファンを回転させる等の放熱対策を行なう。この対
策により温度の下降がみられた場合には、ファンの回転
を停止する等の制御を行なう。
【0004】しかしながら、上記した温度管理手段は、
従来、パーソナルコンピュータの電源がオンになってい
る場合に於いてのみ制御が可能であり、電源がオフ状態
にある際は、上記したような温度管理手段が一切行なわ
れていないことから以下のような問題があった。
【0005】即ち、今後開発されるパーソナルコンピュ
ータに於いては、起動時に要する時間をできるだけ短縮
するために、電源オフ状態に於いても複数のICに電力
を供給しておく回路構成を採る。
【0006】この場合、各ICは電源オフ状態に於いて
も通電されているので当然、温度が上昇する。また、例
えばテレビジョンモニタ等、動作時に発熱する機器類の
上にパーソナルコンピュータが設置された場合、パーソ
ナルコンピュータ自体の発熱量は少なくても、コンピュ
ータ本体内(機器内)の温度は上昇する。
【0007】これに対して従来の技術では、電源オフ状
態等、電力の消費が少ない動作時に於いては温度の管理
が行なわれておらず、従って適切な冷却処置を施すこと
ができず、以後の動作に不都合が生じるという問題が発
生する。
【0008】例えば、コンピュータ本体の電源を投入
(オン)した時点で既に機器内温度が著しく上昇してい
る場合は、動作開始後短時間のうちに、CPUの動作ス
ピードを落とさなければならない、又は動作時に発熱す
るモジュール部分の使用を禁止して機能を制限しなけれ
ばならない等、種々の不都合を招くことになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
では、電源オフ状態等、電力の消費が少ない動作時に於
いて温度の管理が行なわれておらず、従って電源オフ状
態時に適切な冷却処置を施すことができないことから、
以後の電源オン時の動作に不都合が生じるという問題が
発生する。
【0010】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
電子機器本体の機能が停止していても、温度管理機能を
動作させて、外界の温度(周囲温度)等により機器内温
度が上昇し、発熱を伴う動作部分に影響を与えるような
場合に於いても適切な温度管理が可能になり、安定した
信頼性の高い動作が維持できる電子機器の温度管理方法
及び温度管理システムを提供することを目的とする。
【0011】又、本発明は、機器本体の機能が停止して
いても機器内の温度管理を行なう機能をもたせることに
より、外界の温度(周囲温度)によって機器内の各動作
部分が影響されることのない安定した動作が維持できる
電子機器の温度管理方法及び温度管理システムを提供す
ることを目的とする。
【0012】又、本発明は、機器本体の機能とは独立し
た動作を行なう電源コントローラを持つ電子機器に於い
て、電源コントローラを有効に活用して、外界の温度
(周囲温度)によって機器内の各動作部分が影響される
ことのない安定した動作が維持できる電子機器の温度管
理方法及び温度管理システムを提供することを目的とす
る。
【0013】又、本発明は、機器本体の電源のオン/オ
フ状態によって機器内温度管理の処理を分けることによ
って、電源の各状態に適した最適温度管理を行なうこと
が可能な電子機器の温度管理方法及び温度管理システム
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、機器本体の機
能が停止していても機器内温度管理を行なう機能を実現
することによって、外界の温度(周囲温度)等により機
器内の温度が上昇し動作部分に影響を与える不都合を回
避することのできる電子機器の温度管理方法及び温度管
理システムを提供する。
【0015】又、本発明は、機器本体の機能とは独立し
た動作を行なう電源コントローラを有効に活用して、外
界の温度(周囲温度)等により機器内の温度が上昇し動
作部分に影響を与える不都合を回避することのできる電
子機器の温度管理方法及び温度管理システムを提供す
る。
【0016】又、本発明は、機器本体の電源のオン状態
とオン状態とで機器内温度管理の処理を分けることによ
って、電源の各状態に適した温度管理を行なうことが可
能になり、温度の設定値も各状態に応じた設定が可能に
なる電子機器の温度管理方法及び温度管理システムを提
供する。
【0017】即ち、本発明は、電源のオン/オフ状態に
拘らず動作用電源が供給されるマイクロプロセッサを有
してなる電子機器の温度管理方法に於いて、上記マイク
ロプロセッサが、機器内又は機器内特定回路の温度を常
時監視し、当該監視温度が設定温度を超えたとき、上記
機器内又は機器内特定回路に予め定められた冷却対策を
施す処理を実行することを特徴とする。
【0018】また、本発明は、電源のオン/オフ状態に
拘らず動作用電源が供給されるマイクロプロセッサを有
してなる電子機器の温度管理方法に於いて、上記マイク
ロプロセッサが、機器内又は機器内特定回路の温度情報
を入力し、電源のオン状態時とオフ状態時とでそれぞれ
の状態に応じた独自の温度管理を行なうことを特徴とす
る。
【0019】また、本発明は、電源オフ状態下に於いて
動作可状態にある電源コントローラを有してなる電子機
器の温度管理方法に於いて、上記電源コントローラが、
電源オフ状態下に於いて、機器内の少なくとも一部の回
路が通電状態にあるとき、少なくとも当該回路の温度を
監視し温度管理を行なうことを特徴とする。
【0020】また、本発明は、電源スイッチのオフ状態
下に於いて動作可状態にある電源コントローラと、当該
電源コントローラにより制御される冷却機構とを有して
なる電子機器の温度管理方法に於いて、上記電源コント
ローラが、電源オフ状態時に機器内の一部の回路が通電
状態にあるとき、少なくとも当該回路の温度を監視し、
当該監視による温度が設定温度を超えたとき上記冷却機
構を動作させ、電源オフ状態下に於いても機器内の温度
管理を行なうことを特徴とする。
【0021】また、本発明は、外部供給電源を受けて動
作する電子機器の温度管理システムに於いて、機器内の
特定機能回路の温度を測定する温度センサと、機器の電
源オン/オフ状態に拘らず上記温度センサの情報をもと
に温度監視処理を実行する電源コントローラと、上記電
源コントローラの下に制御される、上記機器内に冷却対
策を施すための回路制御手段とを具備し、上記電源コン
トローラは、機器が電源オフ状態にあるとき、上記温度
センサの温度情報に従い上記機器内に冷却対策を施すこ
とを特徴とする。
【0022】また、本発明は、外部供給電源を受けて動
作する電子機器の温度管理システムに於いて、機器電源
がオフ状態にあっても動作可状態にある電源コントロー
ラと、機器内の特定機能回路の温度を測定する温度セン
サと、上記温度センサの温度情報を上記電源コントロー
ラに入力する手段と、上記電源コントローラにより駆動
制御される冷却装置と、上記特定機能回路の電源供給路
に介在され、上記電源コントローラにより開閉制御可能
なスイッチとを具備し、上記電源コントローラは、機器
電源のオフ状態時に於いて上記特定機能回路の温度を監
視し、当該温度情報をもとに、冷却装置及びスイッチを
個別に制御することを特徴とする。
【0023】また、本発明は、内部コントローラの制御
の下に冷却対策の処理を実行する手段とを有してなる電
子機器の温度管理システムに於いて、機器電源のオン/
オフ状態を判断する手段と、機器電源がオン状態にある
とき、冷却対策の処理を実行する手段と、機器電源がオ
ン状態にあるとき、機器内又は機器内特定回路が予め設
定された許容限界温度に達したか否かを判断し、上記許
容限界温度に達したことを判断したとき、機器内又は機
器内特定回路の電源を強制的に遮断する処理を実行する
手段と、機器電源のオフ状態時に於いて上記冷却対策の
処理を実行しているとき、上記機器内又は機器内特定回
路が予め設定された冷却対策解除温度以下になったか否
かを判断し、冷却対策解除温度以下になっているとき上
記冷却対策の処理の実行を解除する手段と、機器電源の
オフ状態時に於いて上記冷却対策の処理を実行していな
いとき、上記機器内又は機器内特定回路が予め設定され
た冷却対策温度に達したか否かを判断し、冷却対策温度
に達しているとき上記冷却対策の処理を実行する手段と
を具備してなることを特徴とする。
【0024】上記したように本発明に於いては、電源の
オン/オフ状態に拘らず温度管理を行なうことによっ
て、常に本来の機能を十分に発揮でき、安定した信頼性
の高い動作を維持することができる。
【0025】又、本発明に於いては、機器本体の機能が
停止していても機器内の温度管理を行なう機能をもたせ
ることで、外界の温度(周囲温度)によって機器内の各
動作部分が影響されることのない安定した動作が維持で
きる。
【0026】又、本発明に於いては、機器本体の機能と
は独立した動作を行なう電源コントローラを持つ電子機
器に於いて、電源コントローラを有効に活用して、外界
の温度(周囲温度)によって機器内の各動作部分が影響
されることのない安定した動作が維持できる。
【0027】又、本発明に於いては、機器本体の電源の
オン/オフ状態によって機器内温度管理の処理を分ける
ことによって、電源の各状態に適した最適温度管理を行
なうことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の一実
施例を説明する。尚、本発明に於いて、電源オフ状態を
以下にように定義する。即ち本発明に於いて、電源オフ
状態とは、電子機器(例えばパーソナルコンピュータ)
内の一部分に通電がなされていても、そのパーソナルコ
ンピュータの全機能を使用することができない状態であ
り、その機能を使用するためには、使用者が電源スイッ
チを押下する、あるいは外部よりパーソナルコンピュー
タの機能を使用可能にする信号を送信する等の操作を行
なう必要にある状態を指す。具体的には、CPU、バス
等のクロックが停止した状態や、各ICが省電力モード
に移行した状態である。
【0029】以下、図面を参照しながら本発明の実施形
態について説明する。図1は本発明を実現するために例
示したパーソナルコンピュータのシステム構成を示すブ
ロック図である。
【0030】図に於いて、1はシステム全体の制御を司
るCPU(中央演算処理装置)でありCPUバス(CPU-
Adr-BUS ,CPU-Data-BUS)を介して、キャッシュメモリ
2、システムコントローラ3等が接続される。システム
コントローラ3には主記憶装置7が接続されるととも
に、PCIバス(PCI-BUS )が接続される。
【0031】PCIバス(PCI-BUS )には、ゲートアレ
イ構造の表示コントローラ4、IDEインタフェース
9、PCカードインタフェース10、及びモデム6等が
接続されるとともに、バスブリッジ8を介してISAバ
ス(ISA-BUS )が接続される。
【0032】表示コントローラ4には表示用メモリ(V
RAM)5が接続され、バスブリッジ8にはフロッピー
ディスクドライブ16が接続され、IDEインタフェー
ス9にはハードディスク装置(HD)19が接続され
る。
【0033】ISAバス(ISA-BUS )には、サウンドコ
ントローラ11、BIOS ROM12、リアルタイマ
13、キーボードコントローラ14等が接続され、更に
電源コントローラ(PSC)17と通信を行なうゲート
アレイ(GA)15が接続される。
【0034】電源コントローラ(PSC)17は1チッ
プマイクロコンピュータを用いて構成され、システム全
体の電源制御及び電源管理を行なうもので、システム電
源オフ時に於いても電源回路(PS)18よりバックア
ップ用動作電源(VBK)を受けて常時動作状態にある。
【0035】電源回路(PS)18はAC/DCコンバ
ータ18Aを有し、外部より供給されるAC電源を受け
て、電源コントローラ(PSC)17の制御の下に、各
種システムコンポーネントへ供給される動作用電源(V
cc)を生成する。
【0036】更に電源回路(PS)18は、電源オフ時
に於いて、バックアップ用動作電源(VBK)を生成す
る。このバックアップ用動作電源(VBK)は、この実施
形態では電源コントローラ(PSC)17の他に、シス
テムコントローラ3、表示コントローラ4、リアルタイ
マ13等にそれぞれ供給される。
【0037】また、本発明の第1実施形態に於いては、
電源コントローラ(PSC)17が冷却ファン(FA
N)20をドライブ制御の対象とし、各種状態判断のも
とに冷却ファン(FAN)20を駆動制御する。尚、第
2実施形態に於いては、電源コントローラ(PSC)1
7がゲートアレイ(GA)15と通信を行ない、ゲート
アレイ15が電源コントローラ(PSC)17の制御の
下に冷却ファン(FAN)20を駆動制御する。
【0038】また、本発明の各実施形態に於いては、動
作時に発熱する構成要素として、CPU11と、ハード
ディスク装置(HD)19を例にとり、当該CPU1
1、及びハードディスク装置(HD)19のそれぞれに
温度センサ(TS)を設けている。
【0039】この各温度センサ(TS)の温度情報が電
源コントローラ(PSC)17に取り込まれ、その温度
情報が電源コントローラ(PSC)17の温度管理の処
理に供される。
【0040】図2は本発明の第1実施形態に於ける要部
の構成を示すブロック図であり、図1と同一部分に同一
符号を付して、その説明を省略する。図2に於いて、2
1は電源コントローラ(PSC)17と冷却ファン(F
AN)20との間に設けられたファン駆動信号線(ex-
1)であり、電源コントローラ(PSC)17が冷却フ
ァン(FAN)20を駆動制御するための信号線であ
る。
【0041】23は温度センサ(TS)を設けたIC3
1、及び周辺機器(PE)32(即ち図1の例では、C
PU11、及びハードディスク装置19)に電力を供給
する電源ラインであり、電源回路(PS)18のAC/
DCコンバータ18Aより動作用のDC電源が供給され
る。
【0042】24は電源コントローラ(PSC)17に
動作用の電力を供給する電源ラインであり、電源オフ状
態に於いては電源回路(PS)18のAC/DCコンバ
ータ18Aよりバックアップ用動作電源(VBK)が供給
される。
【0043】25は電源コントローラ(PSC)17よ
り出力される、IC31の電源供給路をオン/オフ制御
するための制御信号をスイッチ(SW)27に供給する
制御用信号線である。
【0044】26は電源コントローラ(PSC)17よ
り出力される、周辺機器(PE)32の電源供給路をオ
ン/オフ制御するための制御信号をスイッチ(SW)2
8に供給する制御用信号線である。
【0045】27は上記制御用信号線25上の制御信号
によりIC31の電源供給路23をオン/オフ制御する
スイッチであり、28は上記制御用信号線26上の制御
信号により周辺機器(PE)32の電源供給路をオン/
オフ制御するスイッチである。
【0046】29はIC31に設けられた温度センサ
(TS)の温度情報を電源コントローラ(PSC)17
に伝える測定信号ラインであり、30は周辺機器(P
E)32に設けられた温度センサ(TS)の温度情報を
電源コントローラ(PSC)17に伝える測定信号ライ
ンである。
【0047】31はパーソナルコンピュータのシステム
上のICであり、例えば図1に示すCPU11に相当す
る。32はパーソナルコンピュータのシステムに接続さ
れた周辺機器(PE)であり、例えば図1に示すハード
ディスク装置(HD)19に相当する。
【0048】33はIC31に取り付けられた温度セン
サ(TS)であり、34は周辺機器(PE)32に取り
付けられた温度センサ(TS)である。上記の図2の構
成に於いて、電源コントローラ(PSC)17は、機器
にAC電力が供給されていれば、パーソナルコンピュー
タの電源状態とは無関係に動作するワンチップマイクロ
コンピュータにより構成される。
【0049】また、この実施形態では、上記電源コント
ローラ(PSC)17に、上記温度センサ(TS)3
3,34より得られるアナログ量の測定温度情報をディ
ジタルデータに変換するためのA/Dコンバータが内蔵
され、このA/Dコンバータで変換された測定温度デー
タが上記ワンチップマイクロコンピュータにと乗り込ま
れる。
【0050】この際の上記A/Dコンバータを含めた、
IC31、及び周辺機器(PE)32と電源コントロー
ラ(PSC)17との間の温度データの送受信手段を説
明するためのブロック図を図6に示している。
【0051】図6に於いて、17Fは電源コントローラ
(PSC)17に内蔵されたアナログ/ディジタル変換
器であり、ここではA/Dコンバータと称している。こ
のA/Dコンバータ17Aは、IC31に取り付けられ
た温度センサ(TS)33、及び周辺機器(PE)32
に取り付けられた温度センサ(TS)34より得られる
アナログ量の各測定信号を所定ビット長のディジタルデ
ータに変換して、電源コントローラ(PSC)17のワ
ンチップマイクロコンピュータに受け渡す。
【0052】上記構成に於いて、AC電源を供給するA
C電源線によりパーソナルコンピュータ本体(機器本
体)に電力が供給されているとき、電源コントローラ
(PSC)17は電源ライン24より動作用電源を受け
て、パーソナルコンピュータの電源状態とは無関係に動
作し、IC31に取り付けられた温度センサ(TS)3
3の測定情報と、周辺機器(PE)32に取り付けられ
た温度センサ(TS)34の測定情報とをそれぞれ信号
線29,30を介して読み取る。
【0053】電源コントローラ(PSC)17は読み取
った各温度測定情報をそれぞれA/D変換(アナログ/
ディジタル変換)し、予め設定されている冷却対策温度
と比較する。
【0054】この際、読み取った温度測定情報が冷却対
策温度に達していれば、冷却が必要であると判断して、
冷却ファン(FAN)20を回転駆動制御する。又、読
み取った温度測定情報が冷却対策温度に達していなけれ
ば、冷却が不要であると判断して、冷却ファン(FA
N)20を停止する。
【0055】又、読み取った温度測定情報が異常に高温
を示していた場合は、制御用信号線25,26を介し
て、IC31の電源供給路、及び周辺機器(PE)32
の電源供給路をオフするための制御信号を電源制御スイ
ッチ27,28に供給する。これにより電源制御スイッ
チ27,28がIC31の電源供給路、及び周辺機器
(PE)32の電源供給路を遮断(オフ)して、動作中
に発熱するIC31、及び周辺機器(PE)32への動
作用電源の供給を強制的に遮断する。
【0056】図3は上記第1実施形態に於ける電源オフ
状態下での温度管理の処理手順を示すフローチャートで
あり、電源コントローラ(PSC)17の制御の下に実
行される。
【0057】ここで上記第1実施形態に於ける動作を図
3に示すフローチャートを参照して説明する。コンピュ
ータ本体(機器本体)にAC電源が供給されると、シス
テム電源がオフ状態時であっても電源コントローラ(P
SC)17に電源が供給され、電源コントローラ(PS
C)17の制御の下に図3に示す温度管理の処理が実行
される。
【0058】電源コントローラ(PSC)17は動作を
開始すると、先ず、冷却対策温度、冷却対策解除温度、
強制電源オフ温度等を設定し、更に温度センサ(TS)
33,34のチェック等の初期化処理を行なう(図3ス
テップS1 )。
【0059】上記温度設定に於いて、強制電源オフ温度
は、冷却対策温度よりも高温であることを満たしていな
ければならない。電源コントローラ(PSC)17は、
上記各温度センサ(TS)33,34の測定値を読み取
り、それぞれA/D変換を行なってディジタル値の測定
温度データを得る(図3ステップS2 )。
【0060】次に、システム電源がオン状態であるかオ
フ状態であるかを判断し(図3ステップS3 )、電源オ
ン状態の場合は、測定温度に関係なく冷却対策を施する
処理を実行する。即ちここでは冷却対策として冷却ファ
ン(FAN)20を回転駆動制御する(図3ステップS
4 )。
【0061】上記冷却対策を施した後、測定温度と予め
設定された強制電源オフ温度(ステップS1 参照)とを
比較して、測定温度が強制電源オフ温度に達しているか
否かを判断する(図3ステップS5 )。
【0062】この際、測定温度と比較される強制電源オ
フ温度は、冷却対策を施しても、なお温度が上昇した場
合、安全のためにパーソナルコンピュータシステムの電
源をオフする温度である。
【0063】上記測定温度と予め設定された強制電源オ
フ温度との比較に於いて、測定温度が設定された強制電
源オフ温度の値を超えた際は、強制的に電源をオフす
る。ここでは一例として、電源制御スイッチ27,28
をオフ制御して、動作中に発熱するIC31、及び周辺
機器(PE)32への動作用電源の供給を強制的に遮断
する(図3ステップS6 )。
【0064】また、測定温度と予め設定された強制電源
オフ温度との比較(図3ステップS5 )に於いて、測定
温度が設定された強制電源オフ温度以下であるときは、
上記温度センサ(TS)33,34の測定値を読み取る
処理(図3ステップS2 )に戻って上記した処理(図3
ステップS2 〜S5 )を繰り返し実行する。
【0065】また、システム電源がオン状態であるかオ
フ状態であるかの判断(図3ステップS3 )に於いて、
電源オフ状態であるときは、上記冷却対策の処理が実行
されているか否か(即ち、ここでは冷却ファン(FA
N)20が回転駆動されているか否か)を判断し(図3
ステップS7 )、冷却対策の処理が実行されているとき
は、更に測定温度が予め設定された冷却対策解除温度を
下回ったか否かを判断(図3ステップS8 )する。
【0066】ここで、測定温度が予め設定された冷却対
策解除温度を下回っているときは、冷却対策の実行を解
除する。即ち、ここでは冷却ファン(FAN)20を停
止する(図3ステップS9 )。
【0067】また、測定温度が予め設定された冷却対策
解除温度を下回ったか否かの判断(図3ステップS8 )
に於いて、測定温度が予め設定された冷却対策解除温度
以上であるときは、上記温度センサ(TS)33,34
の測定値を読み取る処理(図3ステップS2 )に戻って
上記した処理を繰り返し実行する。
【0068】また、システム電源がオフ状態(図3ステ
ップS3 )で、上記冷却対策の処理が実行されていない
とき(図3ステップS7 )は、測定温度が予め設定され
た冷却対策温度を上回ったか否かを判断し(図3ステッ
プS10)し、測定温度が予め設定された冷却対策温度を
上回っていれば、冷却対策を施する処理を実行する。即
ちここでは冷却対策として冷却ファン(FAN)20を
回転駆動制御する(図3ステップS11)。
【0069】また、測定温度が予め設定された冷却対策
温度を上回ったか否かの判断(図3ステップS10)に於
いて、測定温度が予め設定された冷却対策温度以下であ
るときは、上記温度センサ(TS)33,34の測定値
を読み取る処理(図3ステップS2 )に戻って上記した
処理を繰り返し実行する。
【0070】このようにして、パーソナルコンピュータ
本体の機能が停止していても、温度管理機能が動作して
いるので、外界の温度(周囲温度)等によりパーソナル
コンピュータの機器内温度が上昇し、発熱を伴う動作部
分に影響を与えるような場合に於いても適切な温度管理
が可能になる。
【0071】また、パーソナルコンピュータ本体の機能
とは独立した動作を行なう電源コントローラ(PSC)
17により、パーソナルコンピュータ本体の機能が停止
していても温度管理機能を実行できるので、外界の温度
等によりパーソナルコンピュータの温度が上昇し、発熱
を伴う動作部分に影響を与えるような場合に於いても、
適切な温度管理と電源の制御が効率よく実行できる。
【0072】また、発熱を伴う動作部分への電力供給を
強制遮断する機能をもつことで、電源オフ状態に於いて
も、危険温度に達した場合に、電力の供給を遮断して、
重大な事故を未然に防ぐことが可能になる。
【0073】更にパーソナルコンピュータ本体の電源の
オン/オフ状態によって温度管理の処理を分けることに
よって、電源の各状態に適した温度管理を行なうことが
可能になり、各種の温度設定値も各状態に応じた適切な
値の設定が可能になる。
【0074】図4は本発明の第2実施形態に於ける要部
の構成を示すブロック図であり、図1、図2と同一部分
に同一符号を付して、その説明を省略する。上記した第
1実施形態に於いては、電源コントローラ(PSC)1
7が冷却ファン(FAN)20を直接駆動制御していた
のに対し、この第2実施形態では、電源コントローラ
(PSC)17がゲートアレイ(GA)15と通信を行
ない、ゲートアレイ15が電源コントローラ(PSC)
17の制御の下に冷却ファン(FAN)20を駆動制御
する構成としている。
【0075】図4に於いて、41は電源コントローラ
(PSC)17より出力される冷却対策、冷却対策解除
等の各要求信号をゲートアレイ(GA)15に伝達する
ための要求信号ライン(ex-2)であり、42はゲートア
レイ(GA)15が電源コントローラ(PSC)17の
要求に応じて冷却ファン(FAN)20を回転、停止制
御するためのファン駆動信号線である。
【0076】図5は上記第2実施形態に於ける電源オフ
状態下での温度管理の処理手順を示すフローチャートで
あり、電源コントローラ(PSC)17の制御の下に実
行される。
【0077】ここで上記第2実施形態に於ける動作を図
5に示すフローチャートを参照して説明する。コンピュ
ータ本体(機器本体)にAC電源が供給されると、シス
テム電源がオフ状態時であっても電源コントローラ(P
SC)17に電源が供給され、電源コントローラ(PS
C)17の制御の下に図5に示すような温度管理の処理
が実行される。
【0078】電源コントローラ(PSC)17は動作を
開始すると、先ず、冷却対策温度、冷却対策解除温度、
強制電源オフ温度等を設定し、更に温度センサ(TS)
33,34のチェック等の初期化処理を行なう(図5ス
テップS21)。
【0079】上記温度設定に於いて、強制電源オフ温度
は、冷却対策温度よりも高温であることを満たしていな
ければならない。電源コントローラ(PSC)17は、
上記各温度センサ(TS)33,34の測定値を読み取
り、それぞれA/D変換を行なってディジタル値の測定
温度データを得る(図5ステップS22)。
【0080】次に、システム電源がオン状態であるかオ
フ状態であるかを判断し(図5ステップS23)、電源オ
ン状態の場合は、ゲートアレイ(GA)15に対して、
測定温度に関係なく冷却対策を施すために冷却対策を要
求する(図5ステップS24)。
【0081】この要求に応えてゲートアレイ(GA)1
5は、冷却対策を施する処理を実行する。即ちここでは
冷却対策として冷却ファン(FAN)20を回転駆動制
御する。
【0082】上記冷却対策を施した後、測定温度と予め
設定された強制電源オフ温度(ステップS21参照)とを
比較して、測定温度が強制電源オフ温度に達しているか
否かを判断する(図5ステップS25)。
【0083】この際、測定温度と比較される強制電源オ
フ温度は、冷却対策を施しても、なお温度が上昇した場
合、安全のためにパーソナルコンピュータシステムの電
源をオフする温度である。
【0084】上記測定温度と予め設定された強制電源オ
フ温度との比較に於いて、測定温度が設定された強制電
源オフ温度の値を超えた際は、強制的に電源をオフす
る。ここでは一例として、電源制御スイッチ27,28
をオフ制御して、動作中に発熱するIC31、及び周辺
機器(PE)32への動作用電源の供給を強制的に遮断
する(図5ステップS26)。
【0085】また、測定温度と予め設定された強制電源
オフ温度との比較(図5ステップS25)に於いて、測定
温度が設定された強制電源オフ温度以下であるときは、
上記温度センサ(TS)33,34の測定値を読み取る
処理(図5ステップS22)に戻って上記した処理(図5
ステップS22〜S25)を繰り返し実行する。
【0086】また、システム電源がオン状態であるかオ
フ状態であるかの判断(図5ステップS23)に於いて、
電源オフ状態であるときは、上記冷却対策の処理が実行
されているか否か(即ち、ここでは冷却ファン(FA
N)20が回転駆動されているか否か)を判断し(図5
ステップS27)、冷却対策の処理が実行されているとき
は、更に測定温度が予め設定された冷却対策解除温度を
下回ったか否かを判断(図5ステップS28)する。
【0087】ここで、測定温度が予め設定された冷却対
策解除温度を下回っているときは、ゲートアレイ(G
A)15に対して、冷却対策の実行を解除するために冷
却対策解除を要求する(図5ステップS29)。
【0088】この要求に応えてゲートアレイ(GA)1
5は冷却対策の実行を解除する。即ち、ここでは冷却フ
ァン(FAN)20を停止する。また、測定温度が予め
設定された冷却対策解除温度を下回ったか否かの判断
(図5ステップS28)に於いて、測定温度が予め設定さ
れた冷却対策解除温度以上であるときは、上記温度セン
サ(TS)33,34の測定値を読み取る処理(図5ス
テップS22)に戻って上記した処理を繰り返し実行す
る。
【0089】また、システム電源がオフ状態(図5ステ
ップS23)で、上記冷却対策の処理が実行されていない
とき(図5ステップS27)は、測定温度が予め設定され
た冷却対策温度を上回ったか否かを判断し(図5ステッ
プS30)し、測定温度が予め設定された冷却対策温度を
上回っているときは、ゲートアレイ(GA)15に対し
て冷却対策を要求する(図5ステップS31)。
【0090】この要求に応えてゲートアレイ(GA)1
5は、冷却対策を施する処理を実行する。即ちここでは
冷却対策として冷却ファン(FAN)20を回転駆動制
御する。
【0091】また、測定温度が予め設定された冷却対策
温度を上回ったか否かの判断(図5ステップS30)に於
いて、測定温度が予め設定された冷却対策温度以下であ
るときは、上記温度センサ(TS)33,34の測定値
を読み取る処理(図5ステップS22)に戻って上記した
処理を繰り返し実行する。
【0092】このようにして、パーソナルコンピュータ
本体の機能が停止していても、温度管理機能が動作して
いるので、外界の温度(周囲温度)等によりパーソナル
コンピュータの機器内温度が上昇し、発熱を伴う動作部
分に影響を与えるような場合に於いても適切な温度管理
が可能になる。
【0093】また、パーソナルコンピュータ本体の機能
とは独立した動作を行なう電源コントローラ(PSC)
17により、パーソナルコンピュータ本体の機能が停止
していても温度管理機能を実行できるので、外界の温度
等によりパーソナルコンピュータの温度が上昇し、発熱
を伴う動作部分に影響を与えるような場合に於いても、
適切な温度管理と電源の制御が効率よく実行できる。
【0094】また、発熱を伴う動作部分への電力供給を
強制遮断する機能をもつことで、電源オフ状態に於いて
も、危険温度に達した場合に、電力の供給を遮断して、
重大な事故を未然に防ぐことが可能になる。
【0095】更にパーソナルコンピュータ本体の電源の
オン/オフ状態によって温度管理の処理を分けることに
よって、電源の各状態に適した温度管理を行なうことが
可能になり、各種の温度設定値も各状態に応じた適切な
値の設定が可能になる。
【0096】尚、上記した実施形態に於いては、電源の
オン/オフ状態に拘らず動作用電源が供給されるマイク
ロプロセッサを有してなる電子機器として、AC駆動に
よるパーソナルコンピュータを例に挙げたが、これに限
るものではなく、例えば電源制御用マイクロプロセッサ
を搭載した特定制御端末、通信制御用マイクロプロセッ
サを搭載した通信端末等、各種の電子機器に適用可能で
ある。また、電源コントローラの構成、温度センサの取
り付け対象となる構成要素等についても上記実施形態に
限らず、種々の構成による応用が可能である。
【0097】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、電
子機器本体の機能が停止していても、温度管理機能が動
作しているので、外界の温度(周囲温度)等により機器
内温度が上昇し、発熱を伴う動作部分に影響を与えるよ
うな場合に於いても適切な温度管理が可能になり、これ
により安定した信頼性の高い動作が維持できる。
【0098】また、機器本体の機能とは独立した動作を
行なう電源コントローラにより、機器本体の機能が停止
していても温度管理機能を実行できるので、外界の温度
等により機器内温度が上昇し、発熱を伴う動作部分に影
響を与えるような場合に於いても、適切な温度管理と電
源の制御が効率よく実行できる。
【0099】また、発熱を伴う動作部分への電力供給を
強制遮断する機能をもつことで、電源オフ状態に於いて
も、危険温度に達した場合に、電力の供給を遮断して、
重大な事故を未然に防ぐことが可能になる。
【0100】更に機器本体の電源のオン/オフ状態によ
って温度管理の処理を分けることによって、電源の各状
態に適した温度管理を行なうことが可能になり、各種の
温度設定値も各状態に応じた適切な値の設定が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実現するために例示したパーソナルコ
ンピュータのシステム構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第1実施形態に於ける要部の構成を示
すブロック図。
【図3】上記第1実施形態に於ける電源オフ状態下での
温度管理の処理手順を示すフローチャート。
【図4】本発明の第2実施形態に於ける要部の構成を示
すブロック図。
【図5】上記第2実施形態に於ける電源オフ状態下での
温度管理の処理手順を示すフローチャート。
【図6】上記各実施形態に於ける、IC及び周辺機器と
電源コントローラとの間の温度データの送受信手段を説
明するためのブロック図。
【符号の説明】
1…CPU(中央演算処理装置)、 2…キャッシュメモリ、 3…システムコントローラ、 4…表示コントローラ、 5…表示用メモリ(VRAM)、 6…モデム、 7…主記憶装置、 8…バスブリッジ、 9…IDEインタフェース、 10…PCカードインタフェース、 11…サウンドコントローラ、 12…BIOS ROM、 13…リアルタイマ、 14…キーボードコントローラ、 15…ゲートアレイ(GA)、 16…フロッピーディスクドライブ、 17…電源コントローラ(PSC)、 17F…アナログ/ディジタル変換器(A/Dコンバー
タ)、 18…電源回路(PS)、 18A…AC/DCコンバータ、 19…ハードディスク装置(HD)、 20…冷却ファン(FAN)、 21…ファン駆動信号線(ex-1)、 23…電源ライン、 24…電源ライン、 25…制御用信号線、 26…制御用信号線、 27…電源制御スイッチ、 28…電源制御スイッチ、 29…測定信号ライン、 30…測定信号ライン、 31…IC、 32…周辺機器(PE)、 33…温度センサ(TS)、 34…温度センサ(TS)、 41…要求信号ライン(ex-2)、 42…ファン駆動信号線。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源のオン/オフ状態に拘らず動作用電
    源が供給されるマイクロプロセッサを有してなる電子機
    器に於いて、 前記マイクロプロセッサは、機器内又は機器内特定回路
    の温度を常時監視し、当該監視温度が設定温度を超えた
    とき、前記機器内又は機器内特定回路に予め定められた
    冷却対策を施す処理を実行することを特徴とする電子機
    器の温度管理方法。
  2. 【請求項2】 電源のオン/オフ状態に拘らず動作用電
    源が供給されるマイクロプロセッサを有してなる電子機
    器に於いて、 前記マイクロプロセッサは、機器内又は機器内特定回路
    の温度情報を入力し、電源のオン状態時とオフ状態時と
    でそれぞれの状態に応じた独自の温度管理を行なうこと
    を特徴とする電子機器の温度管理方法。
  3. 【請求項3】 電源オフ状態下に於いて動作可状態にあ
    る電源コントローラを有してなる電子機器であって、 前記電源コントローラは、電源オフ状態下に於いて、機
    器内の少なくとも一部の回路が通電状態にあるとき、少
    なくとも当該回路の温度を監視し温度管理を行なうこと
    を特徴とする電子機器の温度管理方法。
  4. 【請求項4】 電源スイッチのオフ状態下に於いて動作
    可状態にある電源コントローラと、当該電源コントロー
    ラにより制御される冷却機構とを有してなる電子機器に
    於いて、 前記電源コントローラは、電源オフ状態時に機器内の一
    部の回路が通電状態にあるとき、少なくとも当該回路の
    温度を監視し、当該監視による温度が設定温度を超えた
    とき前記冷却機構を動作させ、電源オフ状態下に於いて
    も機器内の温度管理を行なうことを特徴とする電子機器
    の温度管理方法。
  5. 【請求項5】 内部コントローラの制御の下に冷却対策
    の処理を実行する手段とを有してなる電子機器に於い
    て、 機器電源のオン/オフ状態を判断し、 機器電源がオン状態にあるとき、冷却対策の処理を実行
    し、 機器電源がオン状態にあるとき、機器内又は機器内特定
    回路が予め設定された許容限界温度に達したか否かを判
    断して、前記許容限界温度に達したことを判断したとき
    機器内又は機器内特定回路の電源を強制的に遮断する処
    理を実行し、 機器電源のオフ状態時に於いて前記冷却対策の処理を実
    行しているとき、前記機器内又は機器内特定回路が予め
    設定された冷却対策解除温度以下になったか否かを判断
    し、冷却対策解除温度以下になっているとき前記冷却対
    策の処理の実行し、 機器電源のオフ状態時に於いて前記冷却対策の処理を実
    行していないとき、前記機器内又は機器内特定回路が予
    め設定された冷却対策温度に達したか否かを判断し、冷
    却対策温度に達しているとき前記冷却対策の処理を実行
    することを特徴とする電子機器の温度管理方法。
  6. 【請求項6】 電源オフ状態下に於いて、冷却対策を施
    す処理の実行で温度低下がみられないとき、発熱源とな
    る回路への動作用電源の供給を低減又は遮断制御する請
    求項1又は2又は3又は4又は5記載の電子機器の温度
    管理方法。
  7. 【請求項7】 外部供給電源を受けて動作する電子機器
    であって、 機器内の特定機能回路の温度を測定する温度センサと、 機器の電源オン/オフ状態に拘らず前記温度センサの情
    報をもとに温度監視処理を実行する電源コントローラ
    と、 前記電源コントローラの下に制御される、前記機器内に
    冷却対策を施すための回路制御手段とを具備し、 前記電源コントローラは、機器が電源オフ状態にあると
    き、前記温度センサの温度情報に従い前記機器内に冷却
    対策を施すことを特徴とする電子機器の温度管理システ
    ム。
  8. 【請求項8】 外部供給電源を受けて動作する電子機器
    であって、 機器電源がオフ状態にあっても動作可状態にある電源コ
    ントローラと、 機器内の特定機能回路の温度を測定する温度センサと、 前記温度センサの温度情報を前記電源コントローラに入
    力する手段と、 前記電源コントローラにより駆動制御される冷却装置
    と、 前記特定機能回路の電源供給路に介在され、前記電源コ
    ントローラにより開閉制御可能なスイッチとを具備し、 前記電源コントローラは、機器電源のオフ状態時に於い
    て前記特定機能回路の温度を監視し、当該温度情報をも
    とに、冷却装置及びスイッチを個別に制御することを特
    徴とした電子機器の温度管理システム。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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