JPH10271572A - 自動検針システム - Google Patents

自動検針システム

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JPH10271572A
JPH10271572A JP7121997A JP7121997A JPH10271572A JP H10271572 A JPH10271572 A JP H10271572A JP 7121997 A JP7121997 A JP 7121997A JP 7121997 A JP7121997 A JP 7121997A JP H10271572 A JPH10271572 A JP H10271572A
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JP
Japan
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house
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Withdrawn
Application number
JP7121997A
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English (en)
Inventor
Hideo Takahashi
秀雄 高橋
Hiroo Watabe
広夫 渡部
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NISSHO SEISAKUSHO KK
Original Assignee
NISSHO SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Publication of JPH10271572A publication Critical patent/JPH10271572A/ja
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  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コスト、かつ高効率で各家屋にそれぞれ配
置された各種計器の自動検針を行うことができるととも
に在宅ケアサービス、家庭セキュリティサービス、ホー
ムオートメーション等も併せて実現できるようにした自
動検針システムを提供する。 【解決手段】 各家屋にそれぞれ配置された電力計( 2
0−1) の検針値情報を各家屋にそれぞれ引き込まれた
電力線( PL) を介する電力線通信を用いて収集すると
ともに、各家屋に配置された在宅ケアサービスサポート
システム( 20−2) 、家庭セキュリティサービスサポ
ートシステム( 20−3) 、ホームオートメーションシ
ステム( 20−4) で得られる各種情報を上記電力線(
PL) を介する電力線通信を用いて収集管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各家屋にそれぞ
れ引き込まれた電力線を用いた電力線通信を採用するこ
とにより各家屋にそれぞれ配置された電力計、水道メー
タ、ガスメータ等の各種計器の自動検針を行う自動検針
システムに関し、特に、上記電力線通信を利用すること
で各家屋の在宅ケアサービス、家庭セキュリティサービ
ス、ホームオートメーション等の情報の収集もできるよ
うに構成して、在宅ケアサービス、家庭セキュリティサ
ービス、ホームオートメーション等も併せて実現できる
ようにした自動検針システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各家屋にそれぞれ配置された電力
計、水道メータ、ガスメータ等の各種計器の検針は、検
針員が定期的に各家屋を巡回することにより行われてい
た。
【0003】しかし、この検針員の巡回による従来の検
針方法は、非常に手間がかかり、更に留守宅等の存在を
考えると、巡回しても常に検針ができるとは限らず、こ
れに要する労力およびコストは膨大になるという問題が
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、最近、電話線
通信方式を利用した自動検針システムが提案されてい
る。この電話線通信方式を利用した自動検針システム
は、各家屋に自動的に発呼または着呼の可能な網制御装
置を配設し、検針値を収集するセンタ装置からのこの網
制御装置に対する発呼またはこの網制御装置からのセン
タ装置への自動発呼により、電話回線網を介して各家屋
にそれぞれ配置された電力計、水道メータ、ガスメータ
等の各種計器の自動検針を行うものである。
【0005】しかし、上記電話線通信方式を利用した自
動検針システムは、各家屋毎に自動的に発呼または着呼
の可能な網制御装置を配設する必要があるので、その導
入費用が高額になり、経済的に見てその導入が非常に難
しいという問題があった。
【0006】そこで、この発明は、低コスト、かつ高効
率で各家屋にそれぞれ配置された各種計器の自動検針を
行うことができるとともに在宅ケアサービス、家庭セキ
ュリティサービス、ホームオートメーション等も併せて
実現できるようにした自動検針システムを提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、各家屋にそれぞれ配置された計
器の検針値情報を各家屋にそれぞれ引き込まれた電力線
を介する電力線通信を用いて収集するとともに、各家屋
に関する各種情報を上記電力線を介する電力線通信を用
いて収集管理することを特徴とする。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
において、上記計器の検針値は、上記各家屋に配置され
た電力計、ガスメータ、水道メータの内の少なくとも1
つの検針値であることを特徴とする。
【0009】また、請求項3の発明は、請求項1の発明
において、上記各種情報は、各家屋における在宅ケアサ
ービス、家庭セキュリティサービス、ホームオートメー
ションの少なくとも1つに関する情報であることを特徴
とする。
【0010】また、請求項4の発明は、請求項1の発明
において、上記検針値情報および各種情報は、上記電力
線を介する電力線通信を用いて該電力線に接続される情
報収集装置により収集され、上記情報収集装置で収集さ
れた検針値情報および各種情報は、該検針値情報および
各種情報をそれぞれ管理するサービスセンタに所定の通
信網を介して送信されることを特徴とする。
【0011】また、請求項5の発明は、請求項4の発明
において、上記通信網は、上記情報収集装置と複数のサ
ービスセンタとの接続を管理する接続センタを有し、上
記情報収集装置で収集された検針値情報および各種情報
は、上記接続センタを介して上記検針値情報および各種
情報のそれぞれ対応する複数のサービスセンタに選択的
に送信されることをことを特徴とする。
【0012】また、請求項6の発明は、請求項4の発明
において、上記電力線には、高周波信号を選択的に伝達
する接続手段を介して他の電力線が接続され、上記情報
収集装置は、上記接続手段を介して他の電力線を介する
電力線通信を用いて通信される検針値情報および各種情
報も併せて収集することを特徴とする。
【0013】また、請求項7の発明は、請求項1の発明
において、上記各家屋には、上記計器の検針値を検出す
る検針値検出手段と、上記各種情報を検出する情報検出
手段と、が設けられ、上記検針値検出手段および上記情
報検出手段は、上記電力線に増設ユニットを介して増設
自在に接続されることを特徴とする。また、請求項8の
発明は、請求項7の発明において、上記検針値検出手段
は、上記計器の検針値とともに該計器のメンテナンス情
報を検出することを特徴とする。
【0014】また、請求項9の発明は、請求項7の発明
において、上記情報検出手段は、上記家屋の所定箇所の
画像を撮像する撮像手段と、上記撮像手段の撮像箇所に
対応して設けられた押ボタンスイッチと、上記押ボタン
スイッチの操作タイミングで上記撮像手段を駆動して該
撮像画像を出力する出力手段と、を具備することを特徴
とする。
【0015】また、請求項10の発明は、請求項1の発
明において、上記各家屋に関する各種情報は、各家屋に
配設された在宅ケアサービスサポートシステムにより検
出され、上記在宅ケアサービスサポートシステムは、上
記在宅ケアサービスサポートシステムと上記在宅ケアサ
ービスサポートシステムに電力線および通信網を介して
接続された在宅ケアサービスサポートセンタとの間で上
記在宅ケアサービスサポートシステムにより検出された
各種情報を伝送することにより在宅ケアサービスを実現
することを特徴とする。
【0016】また、請求項11の発明は、請求項10の
発明において、上記在宅ケアサービスサポートシステム
は、上記家屋の所定箇所の画像を撮像する撮像手段、を
具備し、上記家屋における所定操作に対応して上記撮像
手段で撮像した画像を上記在宅ケアサービスサポートセ
ンタに送信することを特徴とする。
【0017】また、請求項12の発明は、請求項10の
発明において、上記在宅ケアサービスサポートシステム
は、上記家屋の所定箇所の画像を撮像する撮像手段、を
具備し、上記在宅ケアサービスサポートセンタからの要
求により上記撮像手段で撮像した画像を該在宅ケアサー
ビスサポートセンタに送信することを特徴とする。
【0018】また、請求項13の発明は、請求項1の発
明において、上記各家屋に関する各種情報は、各家屋に
配設された家庭セキュリティサービスサポートシステム
により検出され、上記家庭セキュリティサービスサポー
トシステムは、上記家庭セキュリティサービスサポート
システムと上記家庭セキュリティサービスサポートシス
テムに電力線および通信網を介して接続された家庭セキ
ュリティサービスセンタとの間で上記家庭セキュリティ
サービスサポートシステムにより検出された情報を伝送
することにより家庭セキュリティサービスを実現するこ
とを特徴とする。
【0019】また、請求項14の発明は、請求項13の
発明において、上記家庭セキュリティサービスサポート
システムは、上記家屋の所定箇所の画像を撮像する撮像
手段、を具備し、上記家屋における異常の発生に対応し
て上記撮像手段で撮像した画像を上記家庭セキュリティ
サービスセンタに送信することを特徴とする。
【0020】また、請求項15の発明は、請求項13の
発明において、上記家庭セキュリティサービスサポート
システムは、上記家屋の所定箇所の画像を撮像する撮像
手段、を具備し、上記家庭セキュリティサービスセンタ
からの要求により上記撮像手段で撮像した画像を上記家
庭セキュリティサービスセンタに送信することを特徴と
する。
【0021】また、請求項16の発明は、請求項1の発
明において、上記各家屋に関する各種情報は、各家屋に
配設されたホームオートメーションシステムにより検出
され、上記ホームオートメーションシステムは、上記ホ
ームオートメーションシステムと上記ホームオートメー
ションシステムに電力線および通信網を介して接続され
たホームオートメーションセンタとの間で上記ホームオ
ートメーションシステムにより検出された各種情報を伝
送することによりホームオートメーションを実現するこ
とを特徴とする。
【0022】また、請求項17の発明は、請求項16の
発明において、上記ホームオートメーションシステム
は、上記家屋の所定箇所におけるホームオートメーショ
ンを実現するための情報を検出する情報検出手段、を具
備し、上記情報検出手段により検出した生活情報を上記
ホームオートメーションセンタに送信することを特徴と
する。
【0023】また、請求項18の発明は、請求項16の
発明において、上記ホームオートメーションシステム
は、上記家屋の所定箇所におけるホームオートメーショ
ンを実現するための情報を検出する情報検出手段、を具
備し、上記ホームオートメーションセンタからの要求に
対応して上記情報検出手段により検出した生活情報を上
記ホームオートメーションセンタに送信することを特徴
とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて添付図面を参照して詳細に説明する。
【0025】図1は、この発明に係わる自動検針システ
ムの一実施の形態を概略ブロック図で示したものであ
る。
【0026】図1において、この自動検針システムは、
各家屋にそれぞれ引き込まれた電力線を利用する電力線
通信を用いて、各家屋に配置された電力計の検針値を電
力の供給を管理する電力サービスセンタで収集する自動
検針動作を行うように構成されている。
【0027】更に、この実施の形態の自動検針システム
においては、上記電力計の自動検針を実現する電力線通
信を利用して、上記電力計の自動検針に加えて、各家屋
の在宅ケアサービス、家庭セキュリティサービス、ホー
ムオートメーション等のサービスも併せて実現できるよ
うに構成されている。
【0028】さて、図1において、10は、電力線PL
に接続され、電力計20−1の自動検針を行う端末装置
を示している。
【0029】また、端末装置10には、通信線10aを
介して在宅ケアサービスサポートシステム20−2、家
庭セキュリティサービスサポートシステム20−3、ホ
ームオートメーションシステム20−4が接続される。
【0030】ここで、在宅ケアサービスサポートシステ
ム20−2は、後に詳述するように各家庭に配置され、
老人若しくは病人等の在宅介護に係わる在宅ケアサービ
スを可能にするものである。
【0031】また、家庭セキュリティサービスサポート
システム20−3は、後に詳述するように各家庭に配置
され、各家庭の火災、ガス漏れ、不法侵入等の検出管理
に係わる家庭セキュリティサービスを可能にするもので
ある。
【0032】また、ホームオートメーションシステム2
0−4は、後に詳述するように各家庭に配置され、空調
等を自動制御するホームオートメーションを可能にする
ものである。
【0033】端末装置10に接続される通信線10a
は、電源を含むRS485等からなる信号線10a−1
と多芯ケーブル配線からなる信号線10a−2から構成
されている。
【0034】また、端末装置10に接続される上記通信
線10aは、増設ユニット30が着脱自在に接続される
ように構成されており、この増設ユニット30を利用し
て他の監視機器または制御機器を追加接続できるように
構成されている。
【0035】端末装置10は、電力計20−1の検針値
を自動的に読み取る自動検針を行うとともに、在宅ケア
サービスサポートシステム20−2、家庭セキュリティ
サービスサポートシステム20−3、ホームオートメー
ションシステム20−4との間の情報の送受を制御す
る。
【0036】この端末装置10は、各家屋( 家庭) に対
応して配置され、各端末装置10で検出された電力計2
0−1の検針情報および在宅ケアサービスサポートシス
テム20−2、家庭セキュリティサービスサポートシス
テム20−3、ホームオートメーションシステム20−
4で検出された各種情報は、情報収集装置40により電
力線PLを利用する電力線通信を用いて収集される。
【0037】この情報収集装置40により収集された検
針情報および各種情報は、公衆網等を介して接続センタ
50に送信され、接続センタ50では受信した情報の種
別に対応して、情報伝達の必要のあるセンタ装置、すな
わち、電力サービスセンタ60−1、在宅ケアサービス
センタ60−2、家庭セキュリティサービスセンタ60
−3、ホームオートメーションセンタ63−4のいずれ
かを選択接続し、この選択接続したセンタ装置に情報収
集装置40から受信した情報を送信する。
【0038】すなわち、情報収集装置40から電力計2
0−1の自動検針値を示す検針情報を受信したときは、
電力サービスセンタ60−1に選択接続し、電力計20
−1の自動検針値を示す検針情報を電力サービスセンタ
60−1に送信することにより、電力計の自動検針に係
わる処理が行われる。
【0039】また、情報収集装置40から在宅ケアサー
ビスサポートシステム20−2における取得情報を受信
した場合は、在宅ケアサービスセンタ60−2に選択接
続し、在宅ケアサービスサポートシステム20−2で取
得した情報を在宅ケアサービスセンタ60−2に送信す
ることにより、在宅ケアサービスに係わる処理が行われ
る。
【0040】また、情報収集装置40から家庭セキュリ
ティサービスサポートシステム20−3における取得情
報を受信した場合は、家庭セキュリティサービスセンタ
60−3に選択接続し、家庭セキュリティサービスサポ
ートシステム20−3で取得した情報を家庭セキュリテ
ィサービスセンタ60−3に送信することにより、家庭
セキュリティサービスに係わる処理が行われる。
【0041】また、情報収集装置40からホームオート
メーションシステム20−4における取得情報を受信し
た場合は、ホームオートメーションセンタ63−4に選
択接続し、ホームオートメーションシステム20−4で
取得した情報をホームオートメーションセンタ63−4
に送信することにより、ホームオートメーションに係わ
る処理が行われる。
【0042】なお、電力線PLに接続される接続装置7
0は、異なる電力線間で高周波信号の伝達を可能にする
もので、この接続装置70を使用することにより、情報
収集装置40による情報収集範囲を他の電力線にまで拡
大することができる。
【0043】図2は、図1に示した自動検針システムの
具体的構成例を示したものである。この図2に示す構成
においては、同一のトランス(変圧器)を介して電力線
が引き込まれる複数の家屋を基本検針グループG1と
し、この基本検針グループG1に対して他のトランス
(変圧器)を介して電力線が引き込まれる複数の家屋か
らなる従属検針グループG2〜Gnを接続装置CT11
〜CT( n−1) nを介して任意に接続可能に構成する
ことにより拡張性のあり、かつ経済性に優れた自動検針
システムを構築している。
【0044】すなわち、図1において、グループG1は
上述した基本検針グループを構成しており、このグルー
プG1は、高圧側の電力線1を降圧分岐するトランスT
R1、このトランスTR1で降圧分岐した低圧電力線P
L間を高周波的に接続して電力線通信路を形成するネッ
トワークカプラNC1、ネットワークカプラNC1で高
周波的に接続された低圧側の電力線PLに接続され、こ
の基本検針グループG1に属する各家屋に配置された電
力計の検針値をそれぞれ検出する複数の検針端末TM1
1〜TM1i、この基本検針グループG1に属する各家
屋に配置されたセキュリティ端末ST11〜ST1i、
同じくこの低圧側の電力線PLに接続され、複数の検針
端末TM11〜TM1iで検出された検針値を電力線P
Lを介する電力線通信で収集するとともにこの収集した
検針値を電話回線80a、電話網80を介して接続セン
タ50に送信する収集端末IC1、同じくこの低圧側の
電力線PLに接続され、上述した従属検針グループと接
続するための接続装置CT11を具備して構成される。
【0045】ここで、この基本検針グループG1の検針
端末TM11〜TM1iは、この基本検針グループG1
に属する各家屋に配置された電力計に対応して配設され
るが、収集端末IC1は、この基本検針グループG1に
属する電力計が配置された家屋のいずれかに配設するよ
うに構成してもく、またはこれとは別の他の場所に配設
するように構成してもよい。
【0046】また、セキュリティ端末ST11〜ST1
iは、図1で説明した在宅ケアサービスサポートシステ
ム20−2、家庭セキュリティサービスサポートシステ
ム20−3、ホームオートメーションシステム20−4
等を含むものである。
【0047】また、グループG2〜Gnは、上述した従
属検針グループを構成するもので、それぞれ、高圧側の
電力線1を降圧分岐するトランスTR2〜TRn、この
トランストランスTR2〜TRnで降圧分岐した低圧電
力線間を高周波的に接続して電力線通信路を形成するネ
ットワークカプラNC2〜NCn、ネットワークカプラ
NC2〜NCnで高周波的に接続された低圧側の電力線
PLに接続され、各従属検針グループG2〜Gnに属す
る各家屋に配置された各電力計の検針値をそれぞれ検出
する複数の検針端末TM21〜TM2j、…、TMn1
〜TMnk、各従属検針グループG2〜Gnに属する各
家屋に配置されセキュリティ端末ST21〜ST2i、
…、STn1〜STnk、同じくこの低圧側の電力線P
Lに接続され、各従属検針グループG2〜Gnに属する
検針端末TM21〜TM2j、…、TMn1〜TMnk
で検出された検針値を各従属検針グループG2〜Gnの
電力線PLを介する電力線通信で収集するとともにこの
収集した検針値を接続装置CT12〜CT( n−1) n
を介して上位のグループの接続装置CT11〜CT( n
−1)(n−1) に送信する収集端末IC2〜ICn、同
じくこの低圧側の電力線PLに接続され、下位の従属検
針グループと接続するための接続装置CT11〜CT(
n−1)(n−1) を具備して構成される。
【0048】なお、最下位の従属検針グループであるグ
ループGnには、下位の従属検針グループと接続するた
めの接続装置は設けられていない。
【0049】ここで、従属検針グループG2〜Gnの検
針端末TM21〜TM2j、…、TMn1〜TMnk
は、この従属検針グループG2〜Gnに属する各家屋に
配置された電力計に対応して配設されるが、収集端末I
C2〜ICnは、この従属検針グループG2〜Gnに属
する電力計が配置された家屋のいずれかに配設するよう
に構成することができ、また、これとは別の他の場所に
配設するように構成してもよい。
【0050】上述した構成により、グループG2の電力
線PLは、接続装置CT12、CT11を介してグルー
プG1の電力線PLに接続され、同様に、グループG3
の電力線PLは、接続装置CT23、CT22を介して
グループG2の電力線PLに接続され、以下同様にし
て、グループG3からグループGnまでが順次接続され
る。
【0051】このようにして接続された基本検針グルー
プG1および従属検針グループG2からGnは同一系と
して自動検針が行われる。
【0052】すなわち、従属検針グループGnの収集端
末ICnで収集された検針値は、接続装置CT( n−
1) n、CT( n−1)(n−1) を介してその上位の従
属検針グループG(n−1)に送られ、従属検針グルー
プG(n−1)の収集端末IC(n−1)で収集された
検針値は、接続装置CT( n−2)(n−1) 、CT( n
−2)(n−2) を介してその上位の従属検針グループG
(n−2)に送られ、このようにして、従属検針グルー
プG2からGnの検針端末TM21〜TM2j、…、T
Mn1〜TMnkで検出した検針値および基本検針グル
ープG1の検針端末TM11〜TM1iで検出した検針
値は、基本検針グループG1の収集端末IC1に集めら
れる。
【0053】同様にして、従属検針グループG2からG
nのセキュリティ端末ST21〜ST2i、…、STn
1〜STnkで検出した各種情報および基本検針グルー
プG1のセキュリティ端末で検出した各種情報は、基本
検針グループG1の収集端末IC1に集められる。
【0054】そして、この基本検針グループG1の収集
端末IC1に集められた検針値および各種情報は、電話
回線80a、電話網80を介して接続センタ50に送信
される。
【0055】接続センタ50では、収集端末IC1から
受信した情報の種別に対応して、情報伝達の必要のある
センタ装置、すなわち、電力サービスセンタ60−1、
在宅ケアサービスセンタ60−2、家庭セキュリティサ
ービスセンタ60−3、ホームオートメーションセンタ
63−4のいずれかを選択接続し、この選択接続したセ
ンタ装置に収集端末IC1(情報収集装置40)から受
信した情報を送信する。
【0056】ここで、例えば、電力サービスセンタ60
−1では、収集端末IC1から受け取った検針値データ
に基づき使用料の自動引き落とし、料金徴収および領収
書の発行等の料金徴収処理を行う。
【0057】なお、この電力サービスセンタ60−1と
しては、 1)自動ダイヤル機能 2)通信制御機能 3)データ処理機能 を有するパーソナルコンピュータから構成することがで
きる。
【0058】なお、上記説明においては、収集端末IC
1から接続センタ50および電力サービスセンタ60−
1、在宅ケアサービスセンタ60−2、家庭セキュリテ
ィサービスセンタ60−3、ホームオートメーションセ
ンタ63−4への情報の伝送媒体として電話網80を使
用するように構成したが、この電話網80の代わりに専
用線または専用ネットワーク等を用いて各情報を送信す
るように構成してもよい。
【0059】また、上記構成において、従属検針グルー
プG2〜Gnの収集端末IC2〜ICnは、ポーリング
信号により当該グループに属する検針端末TM21〜T
M2j、…、TMn1〜TMnkで検針した検針値およ
びセキュリティ端末ST21〜ST2i、…、STn1
〜STnkで検出した各種情報をそれぞれ収集する。
【0060】この方式の場合、従属検針グループの収集
端末IC2〜ICnは、当該グループに属する検針端末
TM21〜TM2j、…、TMn1〜TMnkで検針し
た検針値およびセキュリティ端末ST21〜ST2i、
…、STn1〜STnkで検出した各種情報を収集し、
上位の従属検針グループまたは基本検針グループに送信
することができるように構成するればよいので、従属検
針グループを順次接続して検針区域を拡大することがで
きる。
【0061】また、この構成をとる場合、基本検針グル
ープの収集端末IC1および従属検針グループの収集端
末IC2〜ICnは、それぞれトークンパッシング方式
の親として機能させる必要があるので、各センタは各グ
ループの収集端末に対する起動指示を行うのみで、通信
を一旦切り離し、所定時間後に、基本検針グループの収
集端末IC1に蓄積された検針データを受け取ればよ
い。
【0062】また、隣接するグループ間の接続による信
号減衰が小さいときは、下位の従属検針グループに収集
端末を設けずに、当該グループに属する検針端末の検針
値の収集は上位の従属端末の収集端末IC2〜IC(n
−1)または基本端末の収集端末IC1によりポーリン
グ方式により行うように構成してもよい。
【0063】また、上記基本検針グループG1に接続さ
れる従属検針グループG2からGnの数は、この自動検
針システムの設置環境等により任意に設定することが可
能である。
【0064】また、図2に示した接続装置は、例えば、
下位の従属検針グループの収集端末の設置位置に最も近
い家屋に配設すればよい。
【0065】また、この接続装置の詳細構成の説明は省
略するが、例えば、有線方式または無線方式を用いたも
のを用いて構成することができる。
【0066】このような構成によると、電話網等を用い
てセンタ側と通信をするのは基本検針グループG1の収
集端末IC1のみでよくなるので、センタ側との通信に
要する費用を大幅に低減することができる。
【0067】例えば、都市部においては異トランス系の
隣接距離は極めて近いので、接続装置として有線方式を
採用することで、非常に小さな設備投資で、この自動検
針システムの検針対象地域を任意に拡大することができ
る。
【0068】また、地方部においては、異トランス系の
隣接距離がある程度離れていることが考えられるので、
接続装置としては、電波、赤外線等を用いた無線方式を
採用するのが経済的である。
【0069】なお、上記構成においては、検針対象が電
力計の場合について説明したが、水道メータ、ガスメー
タ等の他の各種計器の自動検針にも同様にして適用する
ことができる。以下の説明においては、各家屋にそれぞ
れ配置された電力計を含む各種メータ等の各種計器を単
にメータとして記述して説明する。
【0070】図3は、図2に示した自動検針システムの
グループG1の詳細を示したものである。
【0071】図3において、この自動検針システムのグ
ループG1は、高圧側の電力線(3相電力線)1を、降
圧して3系統の電力線(単相3線電力線)1−A、1−
B、1−Cに分岐するトランスTR1、3系統の電力線
1−A、1−B、1−Cの間の電力線通信を可能にする
ためにこの3系統の電力線1−A、1−B、1−Cを相
互に高周波的に接続するネットワークカプラNC1、こ
の3系統の電力線1−A、1−B、1−Cにそれぞれ接
続され、各家屋にそれぞれ配置されたメータの検針値を
検出する検針端末TM1A1〜TM1Ap、TM1B1
〜TM1Bq、TM1C1〜TM1Cr、この3系統の
電力線1−A、1−B、1−Cにそれぞれ接続され、各
家屋にそれぞれ配置されたセキュリティ端末ST1A1
〜ST1Ap、ST1B1〜ST1Bq、ST1C1〜
ST1Cr、A系の電力線1−Aに接続され、検針端末
TM1A1〜TM1Ap、TM1B1〜TM1Bq(B
系の電力線1−Bに接続)、TM1C1〜TM1Cr
(C系の電力線1−Cに接続)で検出した各メータの検
針値およびセキュリティ端末ST1A1〜ST1Ap、
ST1B1〜ST1Bq(B系の電力線1−Bに接
続)、ST1C1〜ST1Cr(C系の電力線1−Cに
接続)で検出した各種情報を電力線1−A、1−B、1
−Cを介して電力線通信を用いて収集し、この収集した
検針値および各種情報を電話回線80a、電話網80を
介して送信する収集端末IC1を具備して構成される。
【0072】なお、グループG2〜Gnの構成も、収集
端末IC2〜ICnの構成がグループG1の収集端末I
C1と比較して電話回線80aを利用した通信機能を有
していないだけで、図3に示したグループG1の構成と
同様である。
【0073】図4は、図3に示したトランスTR1の構
成、すなわち図2に示したトランスTR1〜TRnの構
成をトランスTRとして示したものである。図4におい
て、このトランスTRは、6600Vまたは3300V
の高圧側のR、S、Tの電力線1を降圧して3系統の電
力線(単相3線電力線)1−A、1−B、1−Cに分岐
するもので、Δ−Y結合、Δ−Δ結合、Y−Y結合、Y
−Δ結合のいずれかの方式を用いて構成される。
【0074】ここで、Sの二次側はオープンデルタで中
性線接地(6相スター結合)で構成することができ、Y
のときは中性線接地も可能である。
【0075】図5は、上記図4に示したトランスTRの
構成のうちで、Δ−オープンデルタ結合の単相3線方式
の詳細構成を示したものである。
【0076】図5において、このトランスTRは、デル
タ接続された一次側コイルTR−1およびこの一次側コ
イルTR−1の各相に磁気的に結合されたオープンデル
タ接続の二次側コイルTR−2から構成される。
【0077】そして、一次側コイルTR−1には、66
00Vまたは3300Vの高圧側のR、S、Tからなる
3相交流が加えられ、一次側のR−Sに対応する二次側
コイルTR−2からはR1、N1、R2からなるA系の
単相3線方式の電力線1−Aが出力される。ここで、こ
の単相3線方式の電力線1−AのN1は接地され、R
1、N1間およびR2、N1間でそれぞれ100V、R
1、R2間で200Vの電力が供給される。
【0078】また、一次側のS−Tに対応する二次側コ
イル12からはS1、N2、S2からなるB系の単相3
線方式の電力線1−Bが出力される。ここで、この単相
3線方式の電力線1−BのN2は接地され、S1、N2
間およびS2、N2間でそれぞれ100V、S1、S2
で200Vの電力が供給される。
【0079】また、一次側のT−Rに対応する二次側コ
イル12からはT1、N3、T2からなるC系の単相3
線方式の電力線1−Cが出力される。ここで、この単相
3線方式の電力線1−CのN3は接地され、T1、N3
間およびT2、N3間でそれぞれ100V、T1、T2
間で200Vの電力が供給される。
【0080】図6は、図3に示したネットワークカプラ
NC1の概略構成をネットワークカプラNCとして示し
たものである。
【0081】図6において、このネットワークカプラN
Cは、図3に示したトランスTR1が、図5に示したよ
うに、高圧側のR、S、Tの電力線1を降圧してR1、
N1、R2からなるA系の単相3線の電力線1−Aおよ
びS1、N2、S2からなるB系の単相3線の電力線1
−BおよびT1、N3、T2からなるC系の単相3線の
電力線1−Cに分岐する場合における構成を示してい
る。
【0082】ここで、図6に示す破線で示す矢印は、後
に図7および図8を用いて説明するようにコイルとコン
デンサからなり、各相関を高周波的に接続する回路11
−R1、11−R2、11−S1、11−S2、11−
T1、11−T2を示している。
【0083】すなわち、図6において、A系の単相3線
の電力線1−AのR1は回路11−R1を介して高周波
的に接地され、A系の単相3線の電力線1−AのR2は
回路11−R2を介して高周波的に接地され、同様に、
B系の単相3線の電力線1−BのS1は回路11−S1
を介して高周波的に接地され、B系の単相3線の電力線
1−BのS2は回路11−S2を介して高周波的に接地
され、また、C系の単相3線の電力線1−CのT1は回
路11−T1を介して高周波的に接地され、C系の単相
3線の電力線1−CのT2は回路11−T2を介して高
周波的に接地され、この結果、A系の単相3線の電力線
1−AのR1、R2およびB系の単相3線の電力線1−
BのS1、S2およびC系の単相3線の電力線1−Cの
T1、T2はそれぞれ相互に高周波的に磁気を介して接
続されることになり、A系の単相3線の電力線1−Aお
よびB系の単相3線の電力線1−BおよびC系の単相3
線の電力線1−C間における電力線通信を可能にしてい
る。
【0084】図7は、図6に示したネットワークカプラ
NCの具体的構成を示したものである。この図7に示す
ネットワークカプラNCは、トロイダルコア12、この
トロイダルコア12に巻回される6個のコイルL1〜L
6、このコイルL1〜L6にそれぞれ接続される6個の
コンデンサC1〜C6から構成される。
【0085】ここで、6個のコイルL1〜L6の一端は
それぞれ接地され、この6個のコイルL1〜L6の他端
はそれぞれコンデンサC1〜C6の一端に接続され、こ
のコンデンサC1〜C6の他端はそれぞれA系の単相3
線の電力線1−AのR1、R2およびB系の単相3線の
電力線1−BのS1、S2およびC系の単相3線の電力
線1−CのT1、T2にそれぞれ接続される。
【0086】図8は、図7に示したネットワークカプラ
NCを回路図で示したものである。図8において、コイ
ルL1とコンデンサC1との直列回路が図6に示した回
路11−R1に対応し、コイルL2とコンデンサC2と
の直列回路が図6に示した回路11−R2に対応する。
【0087】同様に、コイルL3とコンデンサC3との
直列回路が図6に示した回路11−S1に対応し、コイ
ルL4とコンデンサC4との直列回路が図6に示した回
路11−S2に対応し、コイルL5とコンデンサC5と
の直列回路が図6に示した回路11−T1に対応し、コ
イルL6とコンデンサC6との直列回路が図6に示した
回路11−T2に対応する。
【0088】また、図8において、トロイダルコア12
に巻回される6個のコイルL1〜L6にそれぞれ付した
黒丸は、コイルL1〜L6のそれぞれの極性を示す。
【0089】図9は、図3に示したA系の電力線1−
A、すなわち、図5に示したR1、N1、R2からなる
A系の単相3線の電力線1−Aに接続される検針端末T
M1A1〜TM1Apの具体的構成を検針端末TMとし
て示したものである。
【0090】図9において、この検針端末TMは、メー
タ20−1の動作を投光器、受光器を用いて光学的に無
トルクで検出する光学カプラ101、光学カプラ101
の検出出力を計数するカウンタ102、カウンタ102
の計数値を検針値としてR1、N1、R2からなるA系
の単相3線の電力線1−Aに電力線通信で送信する電力
線通信モデム103、光学カプラ101、カウンタ10
2、電力線通信モデム103に対して駆動電力を供給す
る電源部104を具備して構成される。
【0091】ここで、上記メータ20−1が電力計であ
る場合は、この電力計の回転板の回転を光学カプラ10
1を用いて検出し、光学カプラ101で検出した電力計
の回転板の回転数をカウンタ32で計数することにより
検針値を取得する。
【0092】また、上記メータ20−1が水道メータ、
ガスメータである場合は、この水道メータ、ガスメータ
の駆動ステップ数を同様に光学カプラ101を用いて検
出し、光学カプラ101で検出した水道メータ、ガスメ
ータの駆動ステップ数をカウンタ102で計数すること
により検針値を取得する。
【0093】ここで、上記カウンタ102としてはフラ
ッシュメモリを用いて構成したものを用いることができ
る。
【0094】なお、上記説明においては、メータ20−
1の動作を光学カプラ101を用いて検出し、この検出
出力をカウンタ102で計数することにより検針値を取
得する構成を示したが、このメータ20−1として検針
値を直接出力する検針値出力端子を設けたものを使用
し、この検針値出力端子からの出力信号に基づき検針値
を取得するように構成してもよい。
【0095】また、図9には、図3に示したA系の電力
線1−Aに接続される検針端末TM1A1〜TM1Ap
の具体的構成を示したが、B系の電力線1−Bに接続さ
れる検針端末TM1B1〜TM1BqおよびC系の電力
線1−Cに接続される検針端末TM1C1〜TM1Cr
も同様に構成することができる。
【0096】図10は、図3に示したA系の電力線1−
A、すなわち、図5に示したR1、N1、R2からなる
A系の単相3線の電力線1−Aに接続されるセキュリテ
ィ端末ST1A1〜ST1Apの具体的構成をセキュリ
ティ端末STとして示したものである。
【0097】図10において、このセキュリティ端末S
Tは、A系の電力線1−A、すなわち、図5に示したR
1、N1、R2からなるA系の単相3線の電力線1−A
に接続され、A系の電力線1−Aを介する電力線通信を
行う電力線通信モデム201、この電力線通信モデム2
01に接続された制御部202を具備している。
【0098】この制御部202には通信線202aが接
続されており、この通信線202aは、電源を含むRS
485等からなる信号線202a−1 と多芯ケーブル配
線からなる信号線202a−2から構成されている。
【0099】そして、信号線202a−1 には複数のデ
ィジタルカメラ204−1〜204−iが接続され、信
号線202a−2には、上記ディジタルカメラ204−
1〜204−iにそれぞれ対応して設けられた複数の押
ボタンスイッチ203−1〜203i、複数の生活感知
スイッチ205−1〜205−j、複数の異常監視装置
206−1〜206−kが接続されている。
【0100】ここで、押ボタンスイッチ203−1〜2
03iと対に設けられたディジタルカメラ204−1〜
204−iは、それぞれフラッシュ( 図示せず) が設け
られており、押ボタンスイッチ203−1〜203iの
操作に対応して起動され、該ディジタルカメラ204−
1〜204−iの配設箇所、例えば、トイレ、台所、風
呂場等に対応する画像を取り込むように構成されてい
る。
【0101】また、生活感知スイッチ205−1〜20
5−jは、この家屋の住人の動作により自動的に作動す
るもので、例えば、トイレ、台所、ベッド等の住人の生
活動作を検知して生活情報として取り込むものである。
【0102】なお、生活感知スイッチ205−1〜20
5−jの内の1つのスイッチはこの家屋の住人の不在時
にセットされるように構成されており、このスイッチが
リセットされているときはこの家屋にこの家屋の住人が
存在することを示している。
【0103】また、異常監視装置206−1〜206−
kは、この家屋の所定の箇所に配置された 1) 火災報知器 2) 煙感知器 3) ガス感知器 4) 侵入者検知器 等を含むものである。
【0104】図11は、図3に示した収集端末IC1の
具体的構成を示したものである。この収集端末IC1
は、複数の検針端末TM1A1〜TM1Ap、TM1B
1〜TM1Bq、TM1C1〜TM1Crにより検針さ
れた検針値およびセキュリティ端末ST1A1〜ST1
Ap、ST1B1〜ST1Bq、ST1C1〜ST1C
rで検出された各種情報を電力線PLを介して収集する
グループG2からGnに設けられた収集端末IC2〜I
Cnと同様の機能を有するとともに、接続装置CT11
〜CT( n−1) nを介して他のグループから受け渡さ
れた検針値および各種情報を蓄積して電話回線80a、
電話網80を介して送信する機能を有している。
【0105】すなわち、図11において、この収集端末
IC1は、図3に示したA系の電力線1−A、すなわ
ち、図5に示したR1、N1、R2からなるA系の単相
3線の電力線1−Aに接続され、A系の電力線1−Aに
接続された検針端末TM1A1〜TM1Apおよびセキ
ュリティ端末ST1A1〜ST1Ap、ネットワークカ
プラ20を介してB系の電力線1−Bに接続された検針
端末TM1B1〜TM1Bqおよびセキュリティ端末S
T1B1〜ST1Bq、C系の電力線1−Cに接続され
た検針端末TM1C1〜TM1Crおよびセキュリティ
端末ST1C1〜ST1Crと電力線通信を行うととも
に、接続装置を介して従属グループと電力線通信を行う
電力線通信モデム401、この収集端末IC1の全体動
作を統括制御する制御部402、電力線通信モデム40
1およびモデム404を用いた通信を制御する通信制御
部403、電話網80を介して通信を行うためのモデム
404、電話網80を介する発呼および着呼をノーリン
ギングで制御するノーリンギング網制御部405を具備
して構成される。なお、図11において、406は、電
話線80aに接続される電話機を示す。
【0106】ところで、この実施の形態の自動検針シス
テムの通信系においては、 1)電力線通信の搬送波を電力線間に乗せない方式をと
っており、これによりトランスを越えて上流に電力線通
信の搬送波が流れない(各相毎に中性点が設置され、搬
送波は磁気的に電力変圧器内でキャンセルされる) 2)電力線間に搬送波を流さないので、ブロッキングフ
ィルタが不要である 3)電力線間に搬送波を流さないので、線間負荷の変動
やスパイクノイズの影響、各種機器用ノイズフィルタの
影響を受けない 4)ネットワークカプラは、低圧配線電圧を常に打ち消
すように接続されているので、搬送波送受効率がよい 5)各種負荷が増設されてもこれにより通信能力が影響
されることはない 等の技術上のメリットを有している。
【0107】次に、この実施の形態の自動検針システム
における各機能の詳細について説明する。
【0108】(1)自動検針機能 自動検針機能においては、検針端末TM11〜TM1
i、TM21〜TM2j、…、TMn1〜TMnkを用
いて例えば月に1回の検針動作を行い、この検針結果を
電力線および通信網を介してセンタ側に送信して各検針
値を収集する自動検針処理を行なう。
【0109】この検針処理の対象は、各家屋に配設され
た、積算電力計、ガスメータ、水道メータ等である。こ
の検針値の自動収集は、センタ側からの発呼により収集
する方法または収集端末からのポーリングにより収集し
たデータを収集端末からの発呼によりセンタ側に送信す
る方法等をとることができる。
【0110】また、日に1回程度、検針端末TM11〜
TM1i、TM21〜TM2j、…、TMn1〜TMn
kを介してメータ類およびその関連機器の故障等に対応
するためのメンテナンス情報を収集するように構成され
ており、これにより検針値収集の精度の向上を図ってい
る。この場合のメンテナンス情報の収集も、センタ側か
らの発呼または収集端末側からの発呼により実現するこ
とができる。
【0111】センタ装置側では上記収集した検針値およ
びメンテナンス情報に基づきそれぞれの処理を実行す
る。
【0112】(2)セキュリティサービス機能 セキュリティサービス機能は、各家屋に配置されたセキ
ュリティ端末ST11〜ST1i、ST21〜ST2
i、…、STn1〜STnkにより実現される。
【0113】セキュリティ端末ST11〜ST1i、S
T21〜ST2i、…、STn1〜STnkには、上述
したように、押ボタンスイッチ203−1〜203iと
対に設けられたディジタルカメラ204−1〜204−
iが設けられている。このディジタルカメラ204−1
〜204−iは、例えば、トイレ、台所、風呂場等の画
像を撮像するように配置されている。
【0114】ここで、押ボタンスイッチ203−1〜2
03iが操作された場合は、この操作された押ボタンス
イッチ203−1〜203iと対になっているディジタ
ルカメラ204−1〜204−iが作動し、このディジ
タルカメラ204−1〜204−iで撮像された画像が
静止画像または動画としてセンタ側に送信される。
【0115】また、あるタイミングでのセンタ側からの
要求により、ディジタルカメラ204−1〜204−i
で撮像された静止画像または動画をセンタ側で収集する
ように構成してもよい。
【0116】また、各ディジタルカメラ204−1〜2
04−iに対応して各種異常を検出する異常センサを配
設し、この異常センサの異常検出時に自動的にディジタ
ルカメラ204−1〜204−iで撮像された静止画像
または動画をセンタ側に送信するように構成してもよ
い。
【0117】ここで、上記異常を検出する異常センサと
しては、例えば、 1)火災報知器 2)煙感知器 3)ガス感知器 4)侵入警報器 等を用いることができる。
【0118】また、トイレ、台所、風呂場、その他の個
所等に配置された生活情報を検知する生活感知スイッチ
205−1〜205−jの検知出力をセンタ側若しくは
収集端末からの発呼によりセンタ側で収集して、この収
集した生活情報に基づきセキュリティを判断するように
構成してもよい。
【0119】また、日に1回程度、セキュリティ端末S
T11〜ST1i、ST21〜ST2i、…、STn1
〜STnkを介してその関連機器の故障等に対応するた
めのメンテナンス情報を収集するように構成されてお
り、これによりセキュリティ機能の精度の向上を図って
いる。この場合のメンテナンス情報の収集も、センタ側
からの発呼または収集端末側からの発呼により実現する
ことができる。
【0120】なお、ディジタルカメラ204−1〜20
4−iは、フラッシュ付で構成されており、このディジ
タルカメラ204−1〜204−iの撮像画像をデータ
処理することでモーションディテクタとしての利用も可
能である。
【0121】(3)在宅ケアサービス機能 在宅ケアサービス機能は、例えば、上述した押ボタンス
イッチ203−1〜203iと対になっているディジタ
ルカメラ204−1〜204−iおよび生活感知スイッ
チ205−1〜205−jの出力を利用することにより
実現することができる。
【0122】なお、この在宅ケアサービス機能の実現に
は、上記構成に加えて、マイクロフォン、スピーカ、ブ
ザー、表示灯等も併用することができる。
【0123】(4)ホームオートメーション機能 ホームオートメーション機能は、各種生活機能、例え
ば、風呂、照明、空調等の自動制御および、各種スイッ
チ、分電盤のブレーカの電流、主電流等の確認等を行な
うもので、これらの要素に関する情報の収集により実現
される。
【0124】これらのホームオートメーションに関する
情報の検出は、セキュリティ端末ST11〜ST1i、
ST21〜ST2i、…、STn1〜STnkにより行
われる。
【0125】ところで、上記検針値および各種情報の収
集はトークンパッシングによる通信により行われる。
【0126】図12は、トークンパッシングによる通信
により収集端末が検針値端末およびセキュリティ端末か
ら検針値および各種情報に対応するデータを収集するた
めにポーリングする場合における時系列を示したもので
ある。
【0127】図12において、時間TEは、ロックアウ
トタイム、すなわち、トークンパッシングによる通信の
キャリアがなくなってから立ち上がるまでの時間を示
し、時間TUは、立ち上がりロス時間を示し、時間TD
は、データ伝送時間を示し、時間TWは、立ち下がりロ
ス時間を示す。
【0128】ここで、時間TEは、検針値端末で20m
s、セキュリティ端末で30ms程度にすることがで
き、時間TUおよびTWは、10ms程度であるので、
例えばこの場合の通信速度を5000dpsとすると、
このポーリングに要する時間は伝送するデータのビット
数を例えば100ビットとすると70ms程度にするこ
とができる。
【0129】図13は、この自動検針システムにおい
て、検針値端末およびセキュリティ端末がキャリアを検
出していない状態から収集端末にデータを伝送するまで
を時系列で示したものである。
【0130】図13において、上段は、検針値端末およ
びセキュリティ端末側の送信時間を示し、下断は収集端
末側の送信時間を示す。
【0131】図13において、時間TEは、ロックアウ
トタイム、すなわち、トークンパッシングによる通信の
キャリアがなくなってから立ち上がるまでの時間を示
し、時間TUは、立ち上がりロス時間を示し、時間TP
は、トークンパッシングの時間を示し、時間TDは、デ
ータ伝送時間を示し、時間TWは、立ち下がりロス時間
を示す。
【0132】ここで、検針値端末およびセキュリティ端
末側における時間TEは、検針値端末で20ms、セキ
ュリティ端末で30ms程度にすることができ、時間T
UおよびTWは、10ms程度である。
【0133】また、収集端末側における時間TEは、3
0ms程度にすることができ、時間TUおよびTWは、
50ms程度、時間TPは、500ms程度である。
【0134】図14は、検針端末にセキュリティ端末機
能を持たせて構成した場合の構成例を示したものであ
る。
【0135】図14において、この実施の形態の検針端
末TMは、各家屋に配設され、該各家屋に配設された積
算電力計、ガスメータ、水道メータ等の各種メータ21
1の自動検針を行うものである。
【0136】この検針端末TMには、直流電源210を
有するRS485等からなる信号線212aと多芯ケー
ブル配線からなる信号線212bが接続されている。そ
して、信号線212aには、複数のディジタルカメラ2
14−1〜214−iが接続され、信号線212bに
は、上記ディジタルカメラ214−1〜214−iにそ
れぞれ対応して設けられた複数の押ボタンスイッチ21
3−1〜213iが接続されている。
【0137】更に、信号線212bには、複数の生活感
知スイッチ215−1〜215−jが接続されている。
【0138】ここで、押ボタンスイッチ213−1〜2
13iと対に設けられたディジタルカメラ214−1〜
214−iは、それぞれフラッシュ( 図示せず) が設け
られており、押ボタンスイッチ213−1〜213iの
操作に対応して起動され、該ディジタルカメラ214−
1〜214−iの配設箇所、例えば、トイレ、台所、風
呂場等に対応する画像を取り込むように構成されてい
る。
【0139】また、生活感知スイッチ215−1〜21
5−jは、この家屋の住人の動作により自動的に作動す
るもので、例えば、トイレ、台所、ベッド等の住人の生
活動作を検知して生活情報として取り込むものである。
【0140】なお、生活感知スイッチ215−1〜21
5−jの内の1つのスイッチは、例えば、この家屋の住
人の不在時にセットされるように構成されており、この
スイッチがリセットされているときはこの家屋にこの家
屋の住人が存在することを示している。
【0141】また、図14の構成において、検針端末T
Mに接続される上記信号線212aおよび212bに
は、増設ユニット220が着脱自在に接続されるように
構成されており、この増設ユニット220を利用して押
ボタンスイッチ223−1とディジタルカメラ224−
1の対等からなる他の監視機器または制御機器を追加接
続できるように構成されている。
【0142】図15は、図2に示した検針端末にセキュ
リティ端末機能を持たせて構成した場合の他の構成例を
示したものである。
【0143】この図15に示す構成は、図14に示した
RS485等からなる信号線212aの代わりに、電源
線212a−1とツイストペア線212a−2とからな
る信号線を用いて構成したものである。なお、その他の
構成は図14に示したものと同様である。
【0144】図16は、図14に示した信号線212a
および信号線212bに対する複数のディジタルカメラ
214−1〜214−i、ディジタルカメラ214−1
〜214−iにそれぞれ対応して設けられる複数の押ボ
タンスイッチ213−1〜213i、複数の生活感知ス
イッチ215−1〜215−jの接続の仕方の一例を示
したものである。なお、図16において、図14に示し
た複数のディジタルカメラ214−1〜214−iは、
CM1〜CMiで示し、複数の押ボタンスイッチ213
−1〜213iは、PB1〜PBiで示し、複数の生活
感知スイッチ215−1〜215−jはSW1〜SWj
で示す。
【0145】図16において、複数のディジタルカメラ
CM1〜CMiは信号線212aに接続される。
【0146】また、上記ディジタルカメラCM1〜CM
iにそれぞれ対応して設けられる複数の押ボタンスイッ
チPB1〜PBiおよび複数の生活感知スイッチSW1
〜SWjはモジュラジャックMJ1〜MJnを介して信
号線212bに接続される。
【0147】ここで、モジュラジャックMJ1〜MJn
は、それぞれ2個のモジュラジャック( メス) MJ1
a,MJ1b、〜MJna,MJnbを有しており、ま
た、押ボタンスイッチPB1〜PBiにはそれぞれモジ
ュラジャック( オス) MJ1−1〜MJn−1が接続さ
れ、生活感知スイッチSW1〜SWjにはそれぞれモジ
ュラジャック( オス) MJ1−2〜MJn−2が接続さ
れている。
【0148】そして、押ボタンスイッチPB1〜PBi
と信号線212bとの接続は、モジュラジャックMJ1
−1〜MJn−1をモジュラジャックMJ1a〜MJn
aに差し込むことにより行われ、生活感知スイッチSW
1〜SWjと信号線212bとの接続は、モジュラジャ
ックMJ1−2〜MJn−2をモジュラジャックMJ1
b〜MJnbに差し込むことにより行われる。ここで、
押ボタンスイッチPB1〜PBiと信号線212bとを
接続するモジュラジャックMJ1−1〜MJn−1およ
びMJ1a〜MJnaは、2極のモジュラジャックから
構成され、生活感知スイッチSW1〜SWjと信号線2
12bとを接続するモジュラジャックMJ1−2〜MJ
n−2およびMJ1b〜MJnbは、4極のモジュラジ
ャックから構成される。
【0149】なお、図16の構成において、生活感知ス
イッチSW1〜SWjは、図10に示した異常監視装置
206−1〜206−kに代えることができる。
【0150】図17は、図16に示した押ボタンスイッ
チPB1〜PBi( PB) およびモジュラジャックMJ
1−1〜MJn−1( MJ−1) の具体的構成例を示し
たものである。
【0151】図17において、押ボタンスイッチPBと
モジュラジャックMJ−1との間は、ツイストペア線3
31で接続される。ここで、押ボタンスイッチPBは、
固定接点PB−1、PB−2と可動接点PB−3を有
し、モジュラジャックMJ−1は、2つの極MJ−1
a、MJ−1bを有する2極のモジュラジャックから構
成され、押ボタンスイッチPBの固定接点PB−1、P
B−2は上記ツイストペア線331を介してモジュラジ
ャックMJ−1の極MJ−1a、MJ−1bにそれぞれ
接続される。
【0152】図18は、図16の構成に示した生活感知
スイッチSW1〜SWjの代わりに図10に示した異常
監視装置206−1〜206−k( IM) を用いた場合
の構成を示したものである。
【0153】この場合において、異常監視装置IMを信
号線212bと接続するためのモジュラジャックは図1
7に示したモジュラジャックと同様の2つの極MJ−1
a、MJ−1bを有する2極のモジュラジャックMJ−
1が用いられ、この異常監視装置IMとモジュラジャッ
クMJ−1との間はツイストペア線232で接続され
る。
【0154】図19は、図16に示した生活感知スイッ
チSW1〜SWj( SW) およびモジュラジャックMJ
1−2〜MJn−2( MJ−2) の具体的構成例を示し
たものである。
【0155】図19において、生活感知スイッチSW
は、固定接点SWa、SWbと可動接点SWcを有し、
モジュラジャックMJ−2は4つの極MJ−2a、MJ
−2b、MJ−2c、MJ−2dを有する4極のモジュ
ラジャックから構成される。
【0156】そして、生活感知スイッチSWの固定接点
SWaおよび可動接点SWcは、ツイストペア線333
を介してモジュラジャックMJ−2の極MJ−2a、M
J−2bに接続され、生活感知スイッチSWの固定接点
SWbは、ツイストペア線334を介してモジュラジャ
ックMJ−2の極MJ−2cに接続される。なお、この
場合、モジュラジャックMJ−2の極MJ−2dは遊び
極となる。
【0157】図20は、図16に示したモジュラジャッ
クMJ1〜MJn( MJ) の変更例を示したものであ
る。
【0158】図20において、このモジュラジャックM
Jは、信号線212bに接続されるもので、それぞれn
個の2極のモジュラジャックMJ−11〜MJ−1nお
よび4極のモジュラジャックMJ−21〜MJ−2nを
有しており、スライド235の操作によりn個のモジュ
ラジャックMJ−11〜MJ−1nの内の1個のモジュ
ラジャックのみを使用可能にし、また、スライド236
の操作によりn個のモジュラジャックMJ−21〜MJ
−2nの内の1個のモジュラジャックのみを使用可能に
することができるように構成されている。
【0159】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
各家屋にそれぞれ配置された計器の検針値情報を各家屋
にそれぞれ引き込まれた電力線を介する電力線通信を用
いて収集するとともに、各家屋に関する各種情報を上記
電力線を介する電力線通信を用いて収集管理するように
構成したので、低コスト、かつ高効率で各家屋にそれぞ
れ配置された各種計器の自動検針を行うことができると
ともに、在宅ケアサービス、家庭セキュリティサービ
ス、ホームオートメーション等も併せて実現することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる自動検針システムの一実施の
形態を示す概略ブロック図。
【図2】図1に示した自動検針システムの具体的構成例
を示したブロック図。
【図3】図2に示した自動検針システムのグループG1
の詳細を示したブロック図。
【図4】図3に示したトランスの概略構成を示したブロ
ック図。
【図5】図4に示したトランスの構成のうちで、Δ−オ
ープンデルタ結合の単相3線方式の詳細構成を示した回
路図。
【図6】図3に示したネットワークカプラの概略構成を
示した回路図。
【図7】図6に示したネットワークカプラの具体的構造
を示した構造図。
【図8】図7に示したネットワークカプラの回路図。
【図9】図3に示したA系の電力線に接続される検針端
末の具体的構成を示したブロック図。
【図10】図3に示したA系の電力線に接続されるセキ
ュリティ端末の具体的構成を示したブロック図。
【図11】図3に示したA系の電力線に接続される収集
端末の具体的構成を示したブロック図。
【図12】この自動検針システムにおけるトークンパッ
シングによる通信により収集端末が検針値端末およびセ
キュリティ端末から検針値および各種情報に対応するデ
ータを収集するためにポーリングする場合における時系
列を示した図。
【図13】この自動検針システムにおいて、検針値端末
およびセキュリティ端末がキャリアを検出していない状
態から収集端末にデータを伝送するまでを時系列で示し
た図。
【図14】図2に示した検針端末にセキュリティ端末機
能を持たせて構成した場合の構成例を示すブロック図。
【図15】図2に示した検針端末にセキュリティ端末機
能を持たせて構成した場合の他の構成例を示した図。
【図16】図14に示したディジタルカメラ、押ボタン
スイッチ、生活感知スイッチの信号線に対する接続の仕
方の一例を示した図。
【図17】図16に示した押ボタンスイッチおよびモジ
ュラジャックの具体的構成例を示した図。
【図18】図16の構成に示した生活感知スイッチの代
わりに図10に示した異常監視装置を用いた場合の構成
を示した図。
【図19】図16に示した生活感知スイッチおよびモジ
ュラジャックの具体的構成例を示した図。
【図20】図16に示したモジュラジャックの変更例を
示した図。
【符号の説明】
10 端末装置 20−1 電力計 20−2 在宅ケアサービスサポートシステム 20−3 家庭セキュリティサービスサポートシステ
ム 20−4 ホームオートメーションシステム 30 増設ユニット 40 情報収集装置 50 接続センタ 60―1 電力サービスセンタ 60−2 在宅ケアサービスセンタ 60−3 家庭セキュリティサービスセンタ 60−4 ホームオートメーションサービスセンタ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各家屋にそれぞれ配置された計器の検針
    値情報を各家屋にそれぞれ引き込まれた電力線を介する
    電力線通信を用いて収集するとともに、各家屋に関する
    各種情報を上記電力線を介する電力線通信を用いて収集
    管理することを特徴とする自動検針システム。
  2. 【請求項2】 上記計器の検針値は、 上記各家屋に配置された電力計、ガスメータ、水道メー
    タの内の少なくとも1つの検針値であることを特徴とす
    る請求項1記載の自動検針システム。
  3. 【請求項3】 上記各種情報は、 各家屋における在宅ケアサービス、家庭セキュリティサ
    ービス、ホームオートメーションの少なくとも1つに関
    する情報であることを特徴とする請求項1記載の自動検
    針システム。
  4. 【請求項4】 上記検針値情報および各種情報は、 上記電力線を介する電力線通信を用いて該電力線に接続
    される情報収集装置により収集され、 上記情報収集装置で収集された検針値情報および各種情
    報は、 該検針値情報および各種情報をそれぞれ管理するサービ
    スセンタに所定の通信網を介して送信されることを特徴
    とする請求項1記載の自動検針システム。
  5. 【請求項5】 上記通信網は、 上記情報収集装置と複数のサービスセンタとの接続を管
    理する接続センタを有し、 上記情報収集装置で収集された検針値情報および各種情
    報は、 上記接続センタを介して上記検針値情報および各種情報
    のそれぞれ対応する複数のサービスセンタに選択的に送
    信されることをことを特徴とする請求項4記載の自動検
    針システム。
  6. 【請求項6】 上記電力線には、高周波信号を選択的に
    伝達する接続手段を介して他の電力線が接続され、 上記情報収集装置は、 上記接続手段を介して他の電力線を介する電力線通信を
    用いて通信される検針値情報および各種情報も併せて収
    集することを特徴とする請求項4記載の自動検針システ
    ム。
  7. 【請求項7】 上記各家屋には、 上記計器の検針値を検出する検針値検出手段と、 上記各種情報を検出する情報検出手段と、 が設けられ、 上記検針値検出手段および上記情報検出手段は、 上記電力線に増設ユニットを介して増設自在に接続され
    ることを特徴とする請求項1記載の自動検針システム。
  8. 【請求項8】 上記検針値検出手段は、 上記計器の検針値とともに該計器のメンテナンス情報を
    検出することを特徴とする請求項7に記載の自動検針シ
    ステム。
  9. 【請求項9】 上記情報検出手段は、 上記家屋の所定箇所の画像を撮像する撮像手段と、 上記撮像手段の撮像箇所に対応して設けられた押ボタン
    スイッチと、 上記押ボタンスイッチの操作タイミングで上記撮像手段
    を駆動して該撮像画像を出力する出力手段と、 を具備することを特徴とする請求項7に記載の自動検針
    システム。
  10. 【請求項10】 上記各家屋に関する各種情報は、 各家屋に配設された在宅ケアサービスサポートシステム
    により検出され、 上記在宅ケアサービスサポートシステムは、 上記在宅ケアサービスサポートシステムと上記在宅ケア
    サービスサポートシステムに電力線および通信網を介し
    て接続された在宅ケアサービスサポートセンタとの間で
    上記在宅ケアサービスサポートシステムにより検出され
    た各種情報を伝送することにより在宅ケアサービスを実
    現することを特徴とする請求項1に記載の自動検針シス
    テム。
  11. 【請求項11】 上記在宅ケアサービスサポートシステ
    ムは、 上記家屋の所定箇所の画像を撮像する撮像手段、 を具備し、 上記家屋における所定操作に対応して上記撮像手段で撮
    像した画像を上記在宅ケアサービスサポートセンタに送
    信することを特徴とする請求項10に記載の自動検針シ
    ステム。
  12. 【請求項12】 上記在宅ケアサービスサポートシステ
    ムは、 上記家屋の所定箇所の画像を撮像する撮像手段、 を具備し、 上記在宅ケアサービスサポートセンタからの要求により
    上記撮像手段で撮像した画像を該在宅ケアサービスサポ
    ートセンタに送信することを特徴とする請求項10に記
    載の自動検針システム。
  13. 【請求項13】 上記各家屋に関する各種情報は、 各家屋に配設された家庭セキュリティサービスサポート
    システムにより検出され、 上記家庭セキュリティサービスサポートシステムは、 上記家庭セキュリティサービスサポートシステムと上記
    家庭セキュリティサービスサポートシステムに電力線お
    よび通信網を介して接続された家庭セキュリティサービ
    スセンタとの間で上記家庭セキュリティサービスサポー
    トシステムにより検出された情報を伝送することにより
    家庭セキュリティサービスを実現することを特徴とする
    請求項1に記載の自動検針システム。
  14. 【請求項14】 上記家庭セキュリティサービスサポー
    トシステムは、 上記家屋の所定箇所の画像を撮像する撮像手段、 を具備し、 上記家屋における異常の発生に対応して上記撮像手段で
    撮像した画像を上記家庭セキュリティサービスセンタに
    送信することを特徴とする請求項13に記載の自動検針
    システム。
  15. 【請求項15】 上記家庭セキュリティサービスサポー
    トシステムは、 上記家屋の所定箇所の画像を撮像する撮像手段、 を具備し、 上記家庭セキュリティサービスセンタからの要求により
    上記撮像手段で撮像した画像を上記家庭セキュリティサ
    ービスセンタに送信することを特徴とする請求項13に
    記載の自動検針システム。
  16. 【請求項16】 上記各家屋に関する各種情報は、 各家屋に配設されたホームオートメーションシステムに
    より検出され、 上記ホームオートメーションシステムは、 上記ホームオートメーションシステムと上記ホームオー
    トメーションシステムに電力線および通信網を介して接
    続されたホームオートメーションセンタとの間で上記ホ
    ームオートメーションシステムにより検出された各種情
    報を伝送することによりホームオートメーションを実現
    することを特徴とする請求項1に記載の自動検針システ
    ム。
  17. 【請求項17】 上記ホームオートメーションシステム
    は、 上記家屋の所定箇所におけるホームオートメーションを
    実現するための情報を検出する情報検出手段、 を具備し、 上記情報検出手段により検出した生活情報を上記ホーム
    オートメーションセンタに送信することを特徴とする請
    求項16に記載の自動検針システム。
  18. 【請求項18】 上記ホームオートメーションシステム
    は、 上記家屋の所定箇所におけるホームオートメーションを
    実現するための情報を検出する情報検出手段、 を具備し、 上記ホームオートメーションセンタからの要求に対応し
    て上記情報検出手段により検出した生活情報を上記ホー
    ムオートメーションセンタに送信することを特徴とする
    請求項16に記載の自動検針システム。
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