JPH1027109A - 資源割当て方法 - Google Patents

資源割当て方法

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JPH1027109A
JPH1027109A JP8180917A JP18091796A JPH1027109A JP H1027109 A JPH1027109 A JP H1027109A JP 8180917 A JP8180917 A JP 8180917A JP 18091796 A JP18091796 A JP 18091796A JP H1027109 A JPH1027109 A JP H1027109A
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Hiroyuki Yamashita
博之 山下
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 資源割当て処理を分散的に制御することによ
りシステム全体のスループットを向上させるとともに、
システム全体の処理の停止を防止してシステム全体の信
頼性を向上させ得る資源割当て方法を提供する。 【解決手段】 各資源提供主体31 ,・・・,3n は空
き資源リスト6を逐次ネットワーク2に巡回させ、資源
使用主体41 ,・・・,4n はネットワーク2を介して
空き資源リスト6を取得し、該空き資源リスト内に資源
獲得要求に対応する資源がある場合、空き資源リスト6
を更新してネットワーク2に巡回させ、該資源獲得要求
の資源を該当する資源提供主体から獲得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の資源提供主
体と複数の資源使用主体とがネットワークに接続され、
資源使用主体の資源獲得要求に対し、資源提供主体の資
源空き状況に応じて資源の割当てを行う資源割当て方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の資源割当て方法を実施する従来
のシステムにおいては、図6および図7に示すように、
ネットワーク2に接続された複数の資源提供主体81
・・・,8n および複数の資源使用主体91 ,・・・,
n に対して1つの共通な資源割当て制御主体a1 がネ
ットワーク2を介して接続され、この1つの資源割当て
制御主体a1 において資源の空き状況の管理および資源
割当て処理を集中的に実施している。
【0003】更に具体的には、図6に示すシステム12
においては、各資源提供主体81 ,・・・,8n は、資
源71 ,・・・,7n および通信手段531 ,・・・,
53n を有し、該通信手段を介してそれぞれネットワー
ク2に接続され、また資源使用主体91 ,・・・,9n
も通信手段541 ,・・・,54n を介してそれぞれネ
ットワーク2に接続されている。資源割当て制御主体a
1 は、通信手段5aを介してネットワーク2に接続され
るとともに、空き資源管理リストb1 を有し、該リスト
によりシステム12内の資源を管理している。
【0004】このように構成される従来のシステムの動
作を図7に示すフローチャートにより説明する。図7に
示すように、各資源提供主体8i (i=1,・・・,
n)は、各自の空き資源状況に変化があるか否かを常に
監視し(ステップS71)、変化があると、各自の空き
資源情報をネットワーク2を介して資源割当て制御手段
1 に送出する(ステップS72)。
【0005】資源割当て制御手段a1 は、各資源提供主
体8i からの空き資源情報を受信し、該内容に基づき空
き資源管理リストb1 を更新する(ステップS73)。
【0006】また、各資源使用主体9i は、各自内に資
源獲得要求があるか否かをチェックし(ステップS7
6)、資源獲得要求がある場合には、この資源獲得要求
をネットワーク2を介して資源割当て制御主体a1 に送
出する(ステップS77)。
【0007】資源割当て制御手段a1 は、資源使用主体
i からの資源獲得要求を受信すると、空き資源管理リ
ストb1 に基づき要求資源を割当て可能であるか否かを
チェックし、割当て可能である場合には、要求元の資源
使用主体に資源割当て応答を返却する(ステップS7
4,S75)。なお、資源の割当てが不可能である場合
には、確保可能となるまで当該要求を待ち合わせるか、
または割当て不可を示す応答を要求元の資源使用主体に
返却する。
【0008】資源使用主体9i は、資源割当て制御主体
1 からの資源割当て結果の応答を受信すると、資源が
割当てられていれば、対応する資源提供主体に対して資
源使用要求を送出し、資源の使用要求を行う(ステップ
S78)。資源の割当てが可能である場合には、しばら
く待って再度資源獲得要求を行うなどの所定の処理を行
う。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の分散処理におい
ては、上述のように、システム内の資源空き状況の管理
と資源割当て処理を1つの資源割当て制御主体で集中的
に実行していたため、資源割当て制御主体の性能が十分
ない場合には、システム内に空き資源が存在するにも関
わらず、資源割当て制御主体が多数の資源使用主体から
頻発する資源獲得要求をさばくのに時間を要するため、
資源提供主体の保持する資源が空き状態である時間が増
大し、結果として、システム全体のスループットを低下
させていた。また、資源割当て制御主体が故障すると、
システム全体の処理が不可能となり、資源割当て制御主
体がシステム全体の信頼性のボトルネックとなってい
た。
【0010】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、資源割当て処理を分散的に制
御することによりシステム全体のスループットを向上さ
せるとともに、システム全体の処理の停止を防止してシ
ステム全体の信頼性を向上させ得る資源割当て方法を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の本発明は、複数の資源提供主体と複
数の資源使用主体とがネットワークに接続され、資源使
用主体の資源獲得要求に対し、資源提供主体の資源空き
状況に応じて資源の割当てを行う資源割当て方法であっ
て、各資源提供主体は資源の空き状況を示す空き資源リ
ストを逐次ネットワークに巡回させ、資源獲得要求を有
する資源使用主体はネットワークを介して前記空き資源
リストを取得し、該空き資源リスト内に前記資源獲得要
求に対応する資源がある場合、空き資源リストを前記資
源獲得要求の資源に基づいて更新してネットワークに巡
回させるとともに、該資源獲得要求の資源を該当する資
源提供主体から獲得することを要旨とする。
【0012】請求項1記載の本発明にあっては、各資源
提供主体は空き資源リストを逐次ネットワークに巡回さ
せ、資源使用主体はネットワークを介して空き資源リス
トを取得し、該空き資源リスト内に資源獲得要求に対応
する資源がある場合、空き資源リストを更新してネット
ワークに巡回させ、該資源獲得要求の資源を該当する資
源提供主体から獲得する。
【0013】更に、請求項2記載の本発明は、複数の資
源提供主体と複数の資源使用主体とがネットワークに接
続され、資源使用主体の資源獲得要求に対し、資源提供
主体の資源空き状況に応じて資源の割当てを行う資源割
当て方法であって、各資源提供主体の資源提供主体識別
子、空き資源内容、および空き資源量を含む空き資源リ
ストを各資源提供主体および資源使用主体間でネットワ
ーク内に巡回させ、各資源提供主体はネットワークを巡
回してくる前記空き資源リストを取得し、各資源提供主
体のそれぞれの管理する資源の空き状況に応じてそれぞ
れの前記空き資源リストを更新してネットワークに巡回
させ、各資源使用主体はネットワークを巡回してくる前
記空き資源リストを取得し、資源獲得要求を有し、該要
求の資源に対応する資源が前記空き資源リスト中にある
場合、空き資源リストを前記資源獲得要求の資源に基づ
いて更新し、空き資源リストをネットワークに巡回させ
るとともに、空き資源リスト中の資源提供主体識別子に
対応する資源提供主体に資源使用要求を送ることを要旨
とする。
【0014】請求項2記載の本発明にあっては、空き資
源リストを各資源提供主体および資源使用主体間でネッ
トワーク内に巡回させ、各資源提供主体はネットワーク
を巡回してくる空き資源リストを取得し、各自の資源の
空き状況に応じて空き資源リストを更新してネットワー
クに巡回させ、各資源使用主体は空き資源リストを取得
し、資源獲得要求を有し、該要求の資源に対応する資源
が空き資源リスト中にある場合、空き資源リストを資源
獲得要求の資源に基づいて更新し、空き資源リストをネ
ットワークに巡回させ、資源提供主体に資源使用要求を
送る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態について説明する。
【0016】図1は、本発明の一実施形態に係る資源割
当て方法を実施するシステム1の構成を示すブロック図
である。同図に示すシステム1は、複数の資源提供主体
1,・・・,3n および複数の資源使用主体41 ,・
・・,4n がネットワーク2に接続され、各資源提供主
体3i (i=1,・・・,n)はそれぞれ資源71 ,・
・・,7n および通信手段531 ,・・・,53n を有
し、また各資源使用主体4i は通信手段541 ,・・
・,54n を有し、各資源提供主体3i および各資源使
用主体4i はそれぞれの通信手段を介してネットワーク
2に接続されている。
【0017】ネットワーク2には、各資源提供主体3i
の資源の空き状態を示す図2に示すような空き資源リス
ト6が資源提供主体31 ,・・・,3n 、資源使用主体
1,・・・,4n 、資源提供主体31 ,・・・の順に
巡回している。この空き資源リスト6は、各資源提供主
体31 ,・・・,3n のそれぞれの資源の空き状態を示
しているものであり、各資源提供主体に対応して資源提
供主体の識別子が設定される資源提供主体識別子域
1 、空き資源内容が設定される空き資源内容域62
空き資源量が設定される空き資源量域63 から構成され
ている。
【0018】この空き資源リスト6は、ネットワーク2
を巡回する場合に各資源提供主体において順次受信さ
れ、その時資源提供主体が所有している資源の空き状況
でリストの内容が更新され、それからネットワーク2に
再度巡回させられるようになっている。また、各資源使
用主体は、ネットワーク2を巡回する空き資源リスト6
を取得し、該空き資源リスト6を見て、獲得したい資源
がある場合には、その資源を獲得すべく該空き資源リス
ト6を更新し、それから該当する資源提供主体からその
資源を獲得するようになっている。
【0019】次に、図3に示すフローチャートを参照し
て、図1に示すシステムの作用を説明する。
【0020】図3において、各資源提供主体3i は、ま
ず空き資源リスト6の受信を常時チェックしている(ス
テップS31)。そして、空き資源リスト6を受信する
と、各資源提供主体3i はこの受信した空き資源リスト
の内容に対して自分の空き資源状況に変化があるか否か
をチェックする(ステップS32)。具体的には、資源
提供主体3i は、空き資源リスト6の中の自分の資源提
供主体識別子域61 に対応する空き資源内容域62 と空
き資源量域63 の値で示される空き資源状況を現在情報
資源提供主体3i が保有する資源の空き状況と比較し
て、現在の資源の空き状況に変化があるか否かをチェッ
クする。
【0021】資源提供主体は自分が保有する空き資源の
内容に変化がない場合には、ステップS34に進むが、
変化がある場合には、現在の空き資源の内容で空き資源
リスト6を更新し(ステップS33)、ステップS34
に進む。ステップS34では、資源提供主体は更新した
空き資源リスト6を巡回するために隣接後続の主体に転
送すべく該空き資源リストをネットワーク2に送信す
る。
【0022】一方、各資源使用主体4i は、ネットワー
ク2上を巡回する空き資源リスト6の受信を常時チェッ
クしている(ステップS35)。そして、空き資源リス
トを受信した場合には、資源獲得要求があるか否かをチ
ェックし(ステップS36)、資源獲得要求がある場合
には、該資源獲得要求に対応する資源が前記受信した空
き資源リスト6内にあるか否かをチェックする(ステッ
プS37)。具体的には、受信した空き資源リスト3の
中の、前記要求資源が空き資源内容域62 の値に対応す
る空き資源量域63 の値を調べ、前記要求資源を確保可
能であるか否かをチェックする。
【0023】前記資源獲得要求に対応する資源が空き資
源リスト内にある場合には、空き資源リスト6の中の前
記空き資源量域63 の値を自要求資源獲得のために確保
したことを反映するように更新する(ステップS3
8)。そして、この更新した空き資源リスト6を巡回の
ために隣接後続主体に転送すべくネットワークに送信す
る(ステップS39)。
【0024】それから、資源使用主体4i は、上述した
ように更新した空き資源リスト6の中の空き資源量域6
3 に対応する資源提供主体識別子域61 の値に対応する
資源提供主体、すなわち上述したように資源使用主体が
確保した資源を保有する資源提供主体に対して資源使用
要求を送出するとともに、以降は獲得資源を用いた処理
を行う(ステップS40)。
【0025】また、ステップS36またはS37におい
て、資源獲得要求がない場合または要求資源を確保する
ことができない場合には、ステップS38に進み、受信
した空き資源リスト6をそのまま巡回のために隣接後続
主体に転送すべくネットワーク2に送出し、ステップS
36に戻り、同じ処理を繰り返す。
【0026】図4は、本発明の他の実施形態に係る資源
割当て方法をクライアント/サーバシステム11におけ
る処理サーバ割当てに適用した場合を示すブロック図で
ある。
【0027】図4に示すクライアント/サーバシステム
11においては、PU(処理ユニット)資源P1 ,・・
・,Pn を保持し、また通信手段531 ,・・・,53
n を有するサーバS1 ,・・・,Sn と、通信手段54
1 ,・・・,54n を有するクライアントC1 ,・・
・,Cn とがネットワーク2に接続されている。本実施
形態では、サーバが資源提供主体、クライアントが資源
使用主体であり、クライアントの要求する処理を、確保
したサーバのPU(処理ユニット)上で実行する。
【0028】図5は、図4のクライアント/サーバシス
テム11における各サーバ、クライアントの状態、およ
びネットワーク2中を巡回する空き資源リスト6の内容
の推移の一例を示している。
【0029】次に、図5を参照して、図4に示すクライ
アント/サーバシステム11における各サーバおよびク
ライアントの動作を説明する。
【0030】まず、時刻t0 〜t1 においては、サーバ
1 のPU資源P1 は使用中であり、サーバSn のPU
資源Pn は空きのため、ネットワーク2中では、資源提
供主体識別子域61 、空き資源内容域62 、空き資源量
域63 に、それぞれ(”S1”,”PU”,”0”)、
(”Sn ”,”PU”,”1”)を設定した空き資源リ
スト6が巡回している。クライアントC1 ,C2 とも
に、処理実行要求、すなわちPU資源獲得要求がないた
め、この空き資源リストは、更新されずに巡回し続けて
いる。
【0031】時刻t1 〜t2 では、サーバS1 ,Sn
状態は変わらない。従って、巡回している空き資源リス
ト6も不変であるが、クライアントC1 ,C2 におい
て、ともに、処理実行要求、すなわちPU資源獲得要求
が発生した。
【0032】時刻t2 〜t3 では、クライアントC
1 は、ネットワーク2を巡回してきた空き資源リスト6
を受信し、その内容が、要求資源を確保可能であること
を示している(空き資源内容域62 =”PU”、空き資
源量域63 =”1”)ため、それを確保するとともに、
受信した空き資源リスト6中の空き資源量域63 を”
0”に更新し、ネットワーク2に送出する。その後、先
に更新した空き資源リスト6中の資源提供主体識別子域
1 の値”Sn ”に対応するサーバSn に対し、処理要
求を送出する。一方、クライアントCn は、クライアン
トC1 が更新した空き資源リスト6を受信するが、要求
資源を確保不可能なため、それをそのままネットワーク
2に送出し、処理要求は行わない。
【0033】また、時刻t3 〜t4 では、クライアント
1 は、サーバSn を確保して処理実行依頼中状態とな
り、サーバSn は、クライアントC1 から依頼された処
理を自保有のPU資源Pn を使用して実行している。ネ
ットワーク2中には、当該システム内にPU資源が全く
ないことを表す空き資源リスト6(空き資源内容域62
の値が”PU”であるところの、空き資源量域63 の値
が、全て”0”)が巡回しているため、クライアントC
n は、要求資源を確保できない。
【0034】時刻t4 〜t5 では、サーバS1 の処理が
完了し、PU資源P1 が空き状態となる。その後、サー
バS1 がネットワーク2を巡回中の空き資源リスト6を
受信すると、その資源提供主体識別子域61 の値が”S
1 ”、空き資源内容域62 の値が”PU”であるところ
の、空き資源量域63 を”1”に更新し、再びネットワ
ーク2に送出する。
【0035】時刻t5 〜t6 では、クライアントC
n は、ネットワーク2を巡回してきた空き資源リスト6
を受信し、その内容が要求資源を確保可能であることを
示している(空き資源内容域62 =”PU”、空き資源
量域63 =”1”)ため、それを確保するとともに、受
信した空き資源リスト6中の空き資源量域63 を”0”
に更新し、ネットワーク2に送出する。その後、先に更
新した空き資源リスト6中の資源提供主体識別子域61
の値”S1 ”に対応するサーバS1 に対し、処理要求を
送出する。
【0036】時刻t6 〜t7 では、クライアントC
n は、サーバS1 を確保して処理実行依頼中状態とな
り、サーバS1 は、クライアントCn から依頼された処
理を自保有のPU資源P1 を使用して実行している。ネ
ットワーク2中には、当該システム内にPU資源が全く
ないことを表す空き資源リスト6(空き資源内容域62
の値が”PU”であるところの、空き資源量域63 の値
が、全て”0”)が巡回しはじめる。そのうちに、サー
バSn の処理が完了し、PU資源Pn が空き状態とな
る。その後、サーバSn がネットワーク2を巡回中の空
き資源リスト6を受信すると、その資源提供主体識別子
1 の値が”Sn ”、空き資源内容域62 の値が”P
U”であるところの、空き資源量域63 を”1”に更新
し、再びネットワーク2に送出する。
【0037】時刻t7 〜t8 では、サーバS1 のPU資
源P1 は使用中であり、サーバSnのPU資源Pn は空
きのため、ネットワーク2中では、資源提供主体識別子
域61 、空き資源内容域62 、空き資源量域63 に、そ
れぞれ(”S1 ”,”PU”,”0”)、(”
n ”,”PU”,”1”)を設定した空き資源リスト
6が巡回している。クライアントC1 、Cn ともに、処
理実行要求、すなわちPU資源獲得要求がないため、こ
の空き資源リストは、更新されずに巡回し続けている。
なお、クライアントCn は、サーバS1 を確保して処理
実行依頼中状態であり、サーバS1 は、クライアントC
n から依頼された処理を自保有のPU資源P1 を使用し
て実行している。
【0038】本発明の資源割当て方法においては、空き
資源リストに設定する資源提供主体識別子として、資源
の種別を表す識別子を使用し、獲得要求資源を確保した
資源使用主体が資源提供主体に資源使用要求を送る際
に、宛先指定として、その資源種別を表す識別子に対応
する機能アドレッシング(参考文献:前川他著「分散オ
ペレーティングシステム、4.5節」、共立出版、19
91年)を用いることにより、空き資源リスト中の資源
提供主体識別子域と空き資源内容域とを縮退することも
可能である。
【0039】また、本発明の資源割当て方法において、
空き資源リストをネットワーク中で巡回させる方法とし
ては、隣接主体同士を物理的に接続する方法や、バスや
スイッチ構成の通信路に接続された主体間の通信によ
り、論理的なループを形成する方法等、種々の方法が可
能である。更に、前者の方法ではネットワークの多重
化、後者の方法では論理ループの再構成により、ネット
ワークの信頼性を向上させることができる。
【0040】更に、本発明の資源割当て方法のバリエー
ションとして、ネットワーク中を巡回させる空き資源リ
ストを、資源提供主体ごとに複数個使用する方法、資源
種別ごとに複数個使用する方法等が可能である。また、
資源使用主体において、その要求資源内容が受信した空
き資源リスト中の空き資源内容と一致している場合の動
作として、その要求資源量が前記空き資源リスト中の空
き資源量に満たなければ、そのまま空き資源リストをネ
ットワークに送出する方法、まずは一部だけでも獲得し
ておき、次にネットワークから空き資源リストを受信し
た際に、残りの不足分の獲得を試みるということを繰り
返すという方法等が可能である。また、空き資源量が0
の場合には、空き資源リストをネットワーク中で巡回さ
せない方法も可能である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各資源提供主体は空き資源リストを逐次ネットワークに
巡回させ、資源使用主体はネットワークを介して空き資
源リストを取得し、該空き資源リスト内に資源獲得要求
に対応する資源がある場合、空き資源リストを更新して
ネットワークに巡回させ、該資源獲得要求の資源を該当
する資源提供主体から獲得するので、資源割当て処理が
各資源使用主体で分散して実行されるため、資源割当て
処理を1つの主体で集中的に行う従来の資源割当て方法
に比較して、資源割当て処理を実行する主体の性能上お
よび信頼性上のボトルネックを解消することができ、シ
ステム全体のスループットを向上することができる。ま
た、特定の資源提供主体または資源使用主体が故障した
場合にも、その影響は当該主体のみに限定され、システ
ム全体の処理が停止するということがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る資源割当て方法を実
施するシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1の実施形態に使用されている空き資源リス
トの構成を示す図である。
【図3】図1に示す実施形態の作用を示すフローチャー
トである。
【図4】本発明の他の実施形態に係る資源割当て方法を
適用したクライアント/サーバシステムの構成を示すブ
ロック図である。
【図5】図4に示す実施形態における各主体の状態の推
移を示す図である。
【図6】従来の資源割当て方法を実施するシステムの構
成を示すブロック図である。
【図7】図6に示す従来のシステムの作用を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1,11 資源割当て方法を適用したシステム 2 ネットワーク 6 空き資源リスト 31 ,・・・,3n 資源提供主体 41 ,・・・,4n 資源使用主体 71 ,・・・,7n 資源 531 ,・・・,53n ,541 ,・・・,54n
信手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の資源提供主体と複数の資源使用主
    体とがネットワークに接続され、資源使用主体の資源獲
    得要求に対し、資源提供主体の資源空き状況に応じて資
    源の割当てを行う資源割当て方法であって、 各資源提供主体は資源の空き状況を示す空き資源リスト
    を逐次ネットワークに巡回させ、 資源獲得要求を有する資源使用主体はネットワークを介
    して前記空き資源リストを取得し、該空き資源リスト内
    に前記資源獲得要求に対応する資源がある場合、空き資
    源リストを前記資源獲得要求の資源に基づいて更新して
    ネットワークに巡回させるとともに、該資源獲得要求の
    資源を該当する資源提供主体から獲得することを特徴と
    する資源割当て方法。
  2. 【請求項2】 複数の資源提供主体と複数の資源使用主
    体とがネットワークに接続され、資源使用主体の資源獲
    得要求に対し、資源提供主体の資源空き状況に応じて資
    源の割当てを行う資源割当て方法であって、 各資源提供主体の資源提供主体識別子、空き資源内容、
    および空き資源量を含む空き資源リストを各資源提供主
    体および資源使用主体間でネットワーク内に巡回させ、 各資源提供主体はネットワークを巡回してくる前記空き
    資源リストを取得し、各資源提供主体のそれぞれの管理
    する資源の空き状況に応じてそれぞれの前記空き資源リ
    ストを更新してネットワークに巡回させ、 各資源使用主体はネットワークを巡回してくる前記空き
    資源リストを取得し、資源獲得要求を有し、該要求の資
    源に対応する資源が前記空き資源リスト中にある場合、
    空き資源リストを前記資源獲得要求の資源に基づいて更
    新し、空き資源リストをネットワークに巡回させるとと
    もに、空き資源リスト中の資源提供主体識別子に対応す
    る資源提供主体に資源使用要求を送ることを特徴とする
    資源割当て方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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