JPH10269244A - 車両番号検索装置 - Google Patents

車両番号検索装置

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JPH10269244A
JPH10269244A JP9087277A JP8727797A JPH10269244A JP H10269244 A JPH10269244 A JP H10269244A JP 9087277 A JP9087277 A JP 9087277A JP 8727797 A JP8727797 A JP 8727797A JP H10269244 A JPH10269244 A JP H10269244A
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JP
Japan
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search
vehicle
vehicle number
data
license number
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JP9087277A
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Tadayoshi Ito
忠芳 伊藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】不明な部分を含む車両番号に関する検索を高速
で行なえる車両番号検索装置を提供すること。 【解決手段】車両におけるナンバープレートの車両番号
を読み取る読み取り手段(2)と、この読み取り手段
(2)で読み取った車両番号における不明な文字を所定
の数字に置き換えて記憶する第1の記憶手段(3)と、
予め用意された対象となる車両の車両番号を記憶する第
2の記憶手段(3)と、前記第1の記憶手段(3)に記
憶された車両番号と前記第2の記憶手段(3)に記憶さ
れた車両番号とを照合し、一致する車両番号を検索する
検索手段(1)と、から構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両データシステ
ムに適用され、車両番号を検索する車両番号検索装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】所謂車両データシステムでは、走行中の
車両、及びそのナンバープレートを撮影し、その車両画
像とナンバープレートから読み取った車両番号とを記録
するとともに、読みとった車両番号から、予め登録して
ある捜索指定データを検索し、目的の車両を発見する。
【0003】上記捜索指定データの検索には、通常以下
のような手法が採られる。
【0004】(1) 順次検索法:データを先頭から一つず
つ検索していき、該当するデータに出会うまで検索を続
ける。
【0005】(2) 2分検索法:データを予め適切な順番
に並び替えておき、その順列中の中央のデータと該当す
るデータとを比較し、該当するデータが順列中の前半と
後半のどちらにあるかを判断することで、検索範囲を半
分づつに縮めていく。
【0006】(3) インデックス検索:データを、予め検
索のインデックスとなる、所定の検索キーで指定される
グループごとに分けておき、該当するグループ内のみを
検索することにより、検索回数を減少させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなデータ
の検索手法では、多量のデータを高速で検索する場合、
上記(2) または(3) の手法が用いられる。しかし、不明
な部分を含むデータについては予め並び替えておくこと
ができないため、その部分に関しては効率の悪い上記
(1) の順次検索法を併用しなければならない。
【0008】しかしながら通常では、捜索指定データの
中の車両番号、及び通過車両から文字認識により取得し
た車両番号は、ともに不明の部分を含んでおり、従来の
手法ではこの不明の部分に対して順次検索を行なうた
め、検索に多くの時間を要してしまうという問題があ
る。
【0009】本発明の目的は、不明な部分を含む車両番
号に関する検索を高速で行なえる車両番号検索装置を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の車両番号検索装置は以下の如
く構成されている。
【0011】本発明の車両番号検索装置は、車両におけ
るナンバープレートの車両番号を読み取る読み取り手段
と、この読み取り手段で読み取った車両番号における不
明な文字を所定の数字に置き換えて記憶する第1の記憶
手段と、予め用意された対象となる車両の車両番号を記
憶する第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶さ
れた車両番号と前記第2の記憶手段に記憶された車両番
号とを照合し、一致する車両番号を検索する検索手段
と、から構成されている。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
る車両番号検索装置の構成を示す図である。当該車両番
号検索装置は車両データシステムに用いられており、制
御部1にはカメラからなる車番認識部2、記憶部3、デ
ィスプレイからなる表示部4、キーボードからなる入力
部5が接続されている。制御部1は、捜索指定データ入
力編集部と車番検索部を備えている。
【0013】図2は、車両のナンバープレートを示す図
である。図2に示すように、車番(車両番号)は“陸運
支局名(漢字)”、“車種分類番号(小数字)”、“用
途分類文字(ひらがな)”、“一連番号(大数字)”に
より構成されている。
【0014】図3は、本発明の実施の形態に係る車両番
号検索装置による検索処理の概念を示す図である。当該
車両番号検索装置を動作させる検索プログラムは制御部
1に内蔵されており、図3に示すように、予め用意され
た車両に関する捜索指定データの中から、認識された通
過車両の車両番号と一致するデータを検索するプログラ
ムである。なお、前記捜索指定データは、「車番(車両
番号)」、「色」、「説明」からなる。
【0015】本実施の形態の車両番号検索装置では、予
め不明部分を含む車番について可能性のあるすべての車
番のパターンを発生させておくことにより、不明部分に
対しても効率的な検索を可能とする。ただし、すべての
不明部分を対象にして車番を発生させるとデータ量が膨
大になるため、不明となる確率の最も低い大数字につい
てのみ、可能性のあるすべての車番のパターンを発生さ
せる。検索の方法としては、大数字以外に不明部分が残
ることにより、2分検索は使用できないため、大数字を
検索キーとするインデックス検索を行なう。
【0016】以下、当該車両番号検索装置の処理の流れ
を説明する。
【0017】(1) メニュー選択処理 はじめに、検索用のデータを作成するか、車番検索を実
行するか、あるいは処理を終了するかのメニュー選択を
行ない、各処理へ分岐する。終了が指定されたときは、
本プログラムを終了する。
【0018】(2) 捜索指定データ入力編集処理 上記(1) でデータ作成を指定されたときは、以下の処理
を行なう。ここでは、まず捜索指定データをキーボード
から入力し、次に、捜索指定データをもとに検索用のデ
ータの作成を行なう。処理終了後は、上記(1) のメニュ
ー選択へ戻る。
【0019】検索用データ作成処理について以下に詳細
に説明する。まず、捜索指定データの車番の一つ一つに
対し、大数字に不明部分を含む車番について可能性のあ
るすべての大数字パターンの車番を発生させてから、不
明部分がない車番についてはそのままのデータを、記憶
部3の一時エリアに格納していく。このとき、不明部分
が3文字以上ある場合は、発生させる車番が多量になる
ため、検索対象外として無視する。なお、一時エリアに
は、車番と捜索指定データへのポインタを格納する。
【0020】次に、一時エリアのデータを大数字の昇順
に並び替える。この後、最後のデータの次に大数字とし
て「0000」をセットする。この並び替えられた一時
エリアのデータを一つ一つ取り出して、大数字ごとにグ
ループ分けを行ない、以下のデータを作成する。
【0021】図4は、大数字別先頭ポインタ、捜索車番
リスト、及び捜索指定データの関係を示す図である。捜
索車番リスト(A)では、捜索車番と捜索指定データへ
のポインタを構成要素に持つ。同一の大数字を持つデー
タは連続して並んでおり、その大数字について、最終デ
ータの次のデータには捜索車番に該当するデータ位置に
データ終了を示す「0」が入る。大数字別先頭ポインタ
(B)では、大数字ごとに捜索車番リスト(A)の該当
する大数字データの先頭データへのポインタを持つ。
【0022】(3) 車番検索処理 上記(1) で車番検索を指定されたときは、以下の処理を
行なう。
【0023】ここでは、まず、車番認識部2から通知さ
れる通過車両の車番を取り込んだ後、この車番に該当す
るデータが捜索指定データの中にあるか検索し、あれば
そのデータを登録する。最後に、登録データをチェック
し、データがあったときは、そのデータを表示部4のデ
ィスプレイ画面に表示する。この後、操作者からの終了
指定が入力されていなければ、本処理の先頭に戻り車番
検索を再度実施し、入力されていれば上記(1) のメニュ
ー選択に戻る。
【0024】検索処理について以下に詳細に説明する。
まず、通過車両の車番について、大数字に不明部分があ
れば、可能性のあるすべての大数字パターンの車番を発
生させ、これを検索の対象とする。不明部分がなけれ
ば、通過車両の車番そのままを対象とする。このとき、
不明部分が3文字以上ある場合は、発生させる車番が多
量になり、検索時間が長くなるため、検索を実行しな
い。
【0025】次に、通過車両の車番の大数字をキーとし
て、捜索車番リストの該当する大数字データの先頭デー
タへのポインタを取り出す。次に、ポインタが示す位置
にある捜索車番と通過車両の車番を比較し、一致してい
れば、ポインタが示す位置にある捜索指定データポイン
タを該当データとして登録する。これをポインタを更新
しながら、捜索車番リストの該当大数字データすべてに
対して実施する。
【0026】なお、ここでの車番の比較は、通過車両の
車番、捜索指定データの車番とも不明部分の文字につい
ては一致しているものとして扱い、一致している可能性
のある車番をすべて(最大10個まで)候補として抽出
する。
【0027】図5の(a)は、当該車両番号検索装置に
おけるメニュー選択処理を示すフローチャートである。
ステップS1で、操作者が表示部4のディスプレイ画面
を見ながら入力部5のキーボードにてメニューの選択を
行なう。ここで、データ作成のメニューが選択された場
合、制御部1における捜索指定データ入力編集部の処理
が行なわれ、車番検索のメニューが選択された場合、制
御部1における車番検索部の処理が行なわれる。また、
終了が指定されたときは、本プログラムを終了させる。
【0028】図5の(b)は、上記捜索指定データ入力
編集部における検索データ作成処理を示すフローチャー
トである。ステップS2で、操作者が入力部5から捜索
指定データを入力すると、前記捜索指定データ入力編集
部は記憶部3へ後述する捜索指定データを記憶する。そ
して、ステップS3で前記捜索指定データをもとに検索
用のデータを作成し、記憶部3へ上記大数字別先頭ポイ
ンタと上記捜索車番リストを記憶する。その後、上記ス
テップS1以降の処理を行なう。
【0029】図6及び図7は、上記ステップS3の処理
を詳細に示したフローチャートである。上記捜索指定デ
ータ入力編集部は、ステップS201で変数nに「1」
を代入し、ステップS202で変数iに「1」を代入す
る。そして、ステップS203で、記憶部3に記憶され
ている捜索指定データ群におけるi番目の捜索指定デー
タの捜索車番を取り出す。
【0030】次にステップS204で、取り出した捜索
車番の先頭文字が「0」以外である場合、ステップS2
05で、捜索車番の大数字における不明な文字の数をカ
ウントする。そしてステップS206で、大数字の不明
な文字の数が“0”である場合、ステップS207で、
捜索車番、捜索指定データポインタ(i)を記憶部3に
おける一時エリアのn番目にセットする。なお、前記一
時エリアには、「捜索車番」と「捜索指定データポイン
タ」が、iで示される順に記憶される。そして、ステッ
プS208で変数nに(n+1)を代入する。
【0031】また、上記ステップS206で、大数字の
不明な文字の数が“1”である場合、ステップS209
で、大数字の不明文字を「0」〜「9」に置き換えた1
0個の捜索車番とそれらに対応する捜索指定データポイ
ント(i)を、上記一時エリアの(n〜n+9)番目に
セットする。そして、ステップS210で変数nに(n
+10)を代入する。
【0032】また、上記ステップS206で、大数字の
不明な文字の数が“2”である場合、ステップS211
で、大数字の不明文字を「0」〜「9」に置き換えた1
00個の捜索車番とそれらに対応する捜索指定データポ
イント(i)を、上記一時エリアの(n〜n+99)番
目にセットする。そして、ステップS212で、変数n
に(n+100)を代入する。上記ステップS208,
S210,S212の後及び、上記ステップS206で
大数字の不明な文字の数が“3”または“4”である場
合、ステップS213で、iに(i+1)を代入する。
その後、ステップS203以降の処理を行なう。
【0033】上記ステップS204で、取り出した捜索
車番の先頭文字が「0」である場合、ステップS221
で、上記一時エリアに記憶されているデータを、車番の
大数字の昇順に並べ替える。そしてステップS222
で、上記一時エリアの最終データの次(n番目)の捜索
車番に、大数字として「0000」をセットする。次
に、ステップS223で変数jに「1」を代入し、ステ
ップS224で変数kに「1」を代入し、ステップS2
25で変数lに「1」を代入する。
【0034】続いてステップS226で、上記大数字別
先頭ポインタの1番目に「1」をセットし、ステップS
227で、上記一時エリアのj番目の大数字を取り出
す。そしてステップS228でj番目の大数字がlであ
るならば、ステップs229で、捜索車番リストのk番
目に上記一時エリアのj番目のデータ(捜索車番、捜索
指定データポイント)をセットする。このとき、捜索車
番に大数字はセットしない。次にステップS230で、
kに(k+1)を代入し、ステップS231でjに
(j+1)を代入し、上記ステップS227以降の処理
を行なう。
【0035】上記ステップS228でj番目の大数字が
lでないならば、ステップS232で捜索車番リストの
k番目の位置にある捜索車番の先頭文字に「0」をセッ
トする。次にステップS233で、kに(k+1)を代
入し、ステップS234でlに(l+1)を代入する。
そして、ステップS235で、l≦9999である場
合、ステップS236で大数字別先頭ポインタのl番目
にkをセットし、上記ステップS228以降の処理を行
なう。また、上記ステップS235で、l≦9999で
ない場合、処理を終了する。
【0036】図8は、上記車番検索部における車番検索
処理を示すフローチャートである。ステップS4で、車
番認識部2から通知される通過車両の車番のデータを取
り込み、記憶部3に記憶する。次にステップS5で、通
過車両の車番に該当するデータが捜索指定データにある
か検索し、ある場合該当する捜索指定データを記憶部3
に登録する。
【0037】そして、ステップS6で該当するデータが
ある場合、ステップS7で通過車両に該当する捜索指定
データを表示部4のディスプレイ画面に表示する。上記
ステップS6で該当するデータがない場合または上記ス
テップS7の後、ステップS8で操作者により入力部5
のキーボードから終了指定がある場合、上記ステップS
1以降の処理を行ない、終了指定がない場合、上記ステ
ップS4以降の処理を行なう。
【0038】図9及び図10は、上記ステップS5の処
理を詳細に示したフローチャートである。上記車番検索
部は、ステップS501でnに「0」を代入し、ステッ
プS502で通過車両の車番から大数字を取り出す。次
にステップS503で、大数字に不明な文字がある場
合、ステップS504で、その不明な大数字が2文字以
下である場合、ステップS505で、その不明な部分を
「0」〜「9」の数字に置き換えた各車番を全て通過車
番候補として記憶部3にセットする。また、上記ステッ
プS504で不明な大数字が2文字以下でない場合、処
理を終了する。
【0039】上記ステップS503で、大数字に不明な
文字がない場合、ステップS506で、通過車両の車番
を通過車番候補として記憶部3にセットする。上記ステ
ップS505,S506の後、ステップS507でiに
「1」をセットする。そしてステップS508で、記憶
部3にセットされた通過車番候補のうちi番目の車番を
取り出す。そしてステップS509で、i番目の通過車
番の先頭文字が「0」でない場合、ステップS510
で、i番目の通過車番の大数字番目に位置する大数字別
先頭ポインタのデータを検索ポインタとし、その後ステ
ップS601以降の処理を行なう。また、上記ステップ
S509で、i番目の通過車番の先頭文字が「0」であ
る場合、処理を終了する。
【0040】次にステップS601で、検索ポインタが
示す位置にある捜索車番リストの捜索車番を取り出す。
そしてステップS602で、捜索車番の先頭文字が
「0」である場合、ステップS511でiに(i+1)
を代入し、上記ステップS508以降の処理を行なう。
また上記ステップS602で、捜索車番の先頭文字が
「0」でない場合、ステップS603で、jに「1」を
代入する。
【0041】次にステップS604で、i番目通過車番
と捜索車番のそれぞれのj番目の文字を取り出す。そし
てステップS605で、取り出した二つの文字がともに
不明でない場合、ステップS606で前記二つの文字が
一致しており、かつステップS607でjが車番の最終
文字であるなら、ステップS608でnに(n+1)を
代入する。次にステップS609で、検索ポインタが示
す位置にある捜索車番リストの捜索指定データポインタ
を該当データのn番目として登録する。
【0042】続いてステップS610で、n≦10であ
るならば、ステップS611で検索ポインタに「1」を
加算する。その後、上記ステップS601以降の処理を
行なう。また、上記ステップS605で取り出した二つ
の文字の少なくとも一方が不明である場合と上記ステッ
プS607でjが車番の最終文字でない場合には、ステ
ップS612でjに(j+1)を代入し、ステップS6
04以降の処理を行なう。また、上記ステップS606
で前記二つの文字が位置していない場合には、上記ステ
ップS611以降の処理を行ない、上記ステップS61
0で、n≦10でない場合、処理を終了する。
【0043】図11は、上述した検索用データ作成処理
を説明するための図である。捜索指定データの大数字に
不明文字がないときは、81に示すように車番をそのま
ま一時エリアにセットする。また、大数字に不明文字が
1文字あるときは、82に示すように不明文字を「0〜
9」の数字に置き換えた計10個の車番を発生させ、セ
ットする。また、大数字に不明文字が2文字あるとき
は、83に示すように不明文字を「00〜99」の数字
に置き換えた計100個の車番を発生させ、セットす
る。
【0044】以上のように、捜索指定データから可能性
のあるすべての大パターンの車番を発生し、一時エリア
のデータを並び換え、大数字ごとにグループ分けし、捜
索車番検索用データとして登録する。例えば、車番認識
部2にて認識された通過車両の車番認識結果が「名古屋
7× ぬ 7×99」であれば、大数字「7×99」
(×=0〜9)に係る車番データを検索することで、太
枠84,85で示された車番「名古屋 77 ぬ 70
99」と「名古屋 71 ぬ 7199」が検索され
る。
【0045】図12は、大数字が不明になる確率と発生
させる車番の件数との関係を示した図である。不明とな
る確率を大数字1文字あたり1%、対象とする捜索指定
データの件数を10,000件とすると、図12に示す
ように不明データをなくすために追加で発生させる車番
の数は4,135件になり、1回の検索で行なう比較の
回数の期待値は、下式(1)に示すように、約1.4回
にすることができる。
【0046】 (全件数+追加発生車番数)÷検索キーの数 =(10000+4135)÷9999 …(1) これは、ほぼ1.4になる。
【0047】以上のように本実施の形態では、捜索指定
データ入力編集部にて捜索指定データの入力、及び捜索
指定データの効率的な検索をするためのデータ作成を行
なう。検索用のデータ作成では図11に示すように、ま
ず捜索指定データから車番のデータを取り出し、一時エ
リアにセットする。このとき、大数字に不明部分を含む
車番については、不明文字を「0」から「9」の数字に
置き換えて、可能性のあるすべての大数字パターンの車
番を発生させてからセットする。その後、一時エリアの
車番を大数字ごとにグループ分けし、捜索車番検索用デ
ータを作成する。
【0048】車番検索部では、捜索指定データ入力編集
部にて作成されたデータに対し、通過車両の車番の大数
字を検索キーとし、該当する大数字のグループの車番を
一つずつ比較しながら、一致する車番を検索する。
【0049】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されず、要旨を変更しない範囲で適時変形して実施でき
る。
【0050】(実施の形態のまとめ)実施の形態に示さ
れた構成および作用効果をまとめると次の通りである。
【0051】実施の形態に示された車両番号検索装置
は、車両におけるナンバープレートの車両番号を読み取
る読み取り手段(2)と、この読み取り手段(2)で読
み取った車両番号における不明な文字を所定の数字に置
き換えて記憶する第1の記憶手段(3)と、予め用意さ
れた対象となる車両の車両番号を記憶する第2の記憶手
段(3)と、前記第1の記憶手段(3)に記憶された車
両番号と前記第2の記憶手段(3)に記憶された車両番
号とを照合し、一致する車両番号を検索する検索手段
(1)と、から構成されている。
【0052】このように上記車両番号検索装置において
は、読み取った車両番号における不明な文字を所定の数
字に置き換えた車両番号と予め用意された対象となる車
両の車両番号とを照合し、一致する車両番号を検索する
ので、検索対象となるデータ及び捜索指定データともに
不明な部分を含む車両番号についても高速な検索が可能
になり、通過車両が検挙すべき車両であると判明した場
合に即座に検挙を行なうことが可能になり、また連続し
て車両が通過する場合にも迅速に検索処理を行なうこと
ができる。さらに、当該車両番号検索装置を用いた車両
データシステムに要求される処理時間を満たすことがで
きる。
【0053】
【発明の効果】本発明の車両番号検索装置によれば、読
み取った車両番号における不明な文字を所定の数字に置
き換えた車両番号と予め用意された対象となる車両の車
両番号とを照合し、一致する車両番号を検索するので、
不明な部分を含む車両番号についても高速な検索が可能
になり、通過車両が検挙すべき車両であると判明した場
合に即座に検挙を行なうことが可能になり、また連続し
て車両が通過する場合にも迅速に検索処理を行なうこと
ができる。さらに、当該車両番号検索装置を用いた車両
データシステムに要求される処理時間を満たすことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る車両番号検索装置の
構成を示す図。
【図2】本発明の実施の形態に係る車両のナンバープレ
ートを示す図。
【図3】本発明の実施の形態に係る車両番号検索装置に
よる検索処理の概念を示す図。
【図4】本発明の実施の形態に係る、大数字別先頭ポイ
ンタ、捜索車番リスト、及び捜索指定データの関係を示
す図。
【図5】本発明の実施の形態に係る図であり、(a)は
車両番号検索装置におけるメニュー選択処理を示すフロ
ーチャート、(b)は捜索指定データ入力編集部におけ
る検索データ作成処理を示すフローチャート。
【図6】本発明の実施の形態に係る図であり、捜索指定
データ入力編集部の処理を詳細に示したフローチャー
ト。
【図7】本発明の実施の形態に係る図であり、捜索指定
データ入力編集部の処理を詳細に示したフローチャー
ト。
【図8】本発明の実施の形態に係る図であり、車番検索
部における車番検索処理を示すフローチャート。
【図9】本発明の実施の形態に係る図であり、車番検索
部の処理を詳細に示したフローチャート。
【図10】本発明の実施の形態に係る図であり、車番検
索部の処理を詳細に示したフローチャート。
【図11】本発明の実施の形態に係る図であり、検索用
データ作成処理を説明するための図。
【図12】本発明の実施の形態に係る図であり、大数字
が不明になる確率と発生させる車番の件数との関係を示
した図。
【符号の説明】
1…制御部 2…車番認識部(カメラ) 3…記憶部 4…表示部(ディスプレイ) 5…入力部(キーボード)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両におけるナンバープレートの車両番号
    を読み取る読み取り手段と、 この読み取り手段で読み取った車両番号における不明な
    文字を所定の数字に置き換えて記憶する第1の記憶手段
    と、 予め用意された対象となる車両の車両番号を記憶する第
    2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された車両番号と前記第2の
    記憶手段に記憶された車両番号とを照合し、一致する車
    両番号を検索する検索手段と、 を具備したことを特徴とする車両番号検索装置。
JP9087277A 1997-03-24 1997-03-24 車両番号検索装置 Withdrawn JPH10269244A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9087277A JPH10269244A (ja) 1997-03-24 1997-03-24 車両番号検索装置

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