JPH10268841A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH10268841A
JPH10268841A JP7379597A JP7379597A JPH10268841A JP H10268841 A JPH10268841 A JP H10268841A JP 7379597 A JP7379597 A JP 7379597A JP 7379597 A JP7379597 A JP 7379597A JP H10268841 A JPH10268841 A JP H10268841A
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JP
Japan
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luminance
dot
column
circuit
row
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Withdrawn
Application number
JP7379597A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Yasui
勝 安居
Osao Kamiya
長生 神谷
Katsutoshi Motosugi
功寿 本杉
Hiroshi Watsuda
啓史 和津田
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Philips Components Kobe KK
Original Assignee
Hosiden and Philips Display Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高品位なジャギ解消を比較的簡易な回路で実
現する。 【解決手段】 この発明ではN列×M行のドットマトリ
クスLCDに、以下のドット・輝度修正回路100を設
け、その出力を液晶ドライバに出力する。該回路100
では、各ドットの入力輝度データより、座標(i列,j
行)(i=1〜N;j=1〜M)のドット及びその周囲
の8ドットの各輝度データを取得し、座標(i,j)の
ドットをはさんで、縦、横、斜め右下り、斜め左下りの
4方向のドット対の内、少くとも3方向のドット対にそ
れぞれ輝度差があるか、または縦、横の2方向のドット
対にそれぞれ輝度差がある場合に、座標(i,j)のも
ともとの輝度Y(i,j)を、新しい輝度Z(i,j)
=kY(i−j)+(1−k)(Ymx+Ymn)/2に修
正し、それ以外の場合はY(i,j)をそのまま出力す
る。しかしkは定数で0<k<1,Ymx及びYmnは前記
8ドットの輝度の最大値及び最小値とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はN列×M行のドッ
トマトリクス液晶表示装置に関し、特にジャギ解消技術
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
CRT等のディスプレイや、ワイアドットのプリンタで
は1画素を表わすドットの輝度が正規分布状に構成され
ていたため、ドットの境界が明確でなく、その結果文字
やグラフィック映像の斜線部の滑らかさが保証されてい
た。ところが、近年ラップトップパソコン等に利用され
つつある液晶ディスプレイでは1ドットを表わす輝度の
立上がりがシャープで画素境界が明確であるため、水平
線や垂直線は従来の出力装置よりも高品質に出力される
ものの、斜線部を示すドットが階段状に見え、結果とし
て表示品位の低下となっていた。
【0003】また、モニターなどの用途でXGAの解像
度のパネルにSVGAやVGAの画面を拡大して表示す
るマルチスキャン方式がとられることがある。このよう
な拡大の場合、拡大比率が整数でないため、スムーズな
倍率変換ができず、平均分散化して拡大を行う。この場
合、あるドットは2倍に、あるドットはそのままの倍率
で拡大表示されるなど、ジャギが散乱する画面になり、
文字の表示などは著しく品位を落とす。
【0004】こういった問題に対して、特開平2−21
3891号公報のように、補間データを予めメモリに蓄
えておき、文字と共に表示することによって解決を図る
ものがある。しかし、この方法は補間データを蓄えるメ
モリが必要なため、メモリ容量は膨大となる。さらに特
開平8−16776号公報のように、直線をDSP(D
IGITALSIGNAL PROCESSOR)で検
出し、フィルタリングするという方法がある。これは前
述のような問題はないが、フレームメモリとDSPが必
要になり、回路規模が増大する。またパソコン上でデス
クトップのデザインとしてよく使われる市松表示では逆
に細かいドットがつぶれてしまうという欠点を持つ。
【0005】本発明はこれらの問題を解決し、高品位な
ジャギ解消を比較的簡易な回路で行うことを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)請求項1の発明は、N列×M行のドットマトリク
ス型の液晶表示装置において、各ドットの入力輝度デー
タより、座標(i列,j行)(i=1〜N;j=1〜
M)のドット及びその周囲に存在する座標(i−1,j
−1),(i,j−1),(i+1,j−1),(i−
1,j),(i+1,j),(j−1,j+1),
(i,j+1)及び(i+1,j+1)の8ドットの各
輝度データを取得し、座標(i,j)のドットをはさん
で、縦、横、斜め右下り、斜め左下りの4方向のドット
対の内、少なくとも3方向のドット対にそれぞれ輝度差
があるか、または縦、横の2方向のドット対にそれぞれ
輝度差がある場合(第1ケース)に、座標(i,j)の
ドットのもともとの輝度Y(i,j)を、新しい輝度 Z(i,j)=kY(i,j)+(1−k)(Ymx+Ymn)/2 …(1) ただし、k=定数(0<k<1)、 Ymx=前記8ドットの輝度の最大値 Ymn=前記8ドットの輝度の最小値 に修正し、それ以外の場合(第2ケース)は前記もとも
との輝度Y(i,j)を無修正で液晶ドライバに出力す
るドット・輝度修正回路を設けたものである。
【0007】(2)請求項2の発明は、前記(1)にお
いて、ドット・輝度修正回路は、各ドットに対応する入
力輝度データを1水平時間(1H)遅延させる第1遅延
回路と、その第1遅延回路の出力を更に1Hだけ遅延さ
せる第2遅延回路と、入力輝度データと第1、第2遅延
回路の出力より、座標(i列,j列)のドット及びその
周囲に存在する8ドットの各輝度データを取得する3×
3ドットデータ取得回路と、その3×3ドットデータ取
得回路の出力より、座標(i,j)のドットをはさん
で、縦、横、斜め右下り、斜め左下りの4方向のそれぞ
れのドット対の輝度データに差があるか否かを検出する
輝度差検出回路と、その輝度差検出回路の出力より、前
記第1ケースと第2ケースとを識別する輝度分布識別回
路と、入力輝度データと、第1、第2遅延回路の出力か
ら、前記8ドットの最大輝度Ymxと最小輝度Ymnを求め
る最大・最小輝度検出回路と、新しい輝度Z(i,j)
を前記(1)式により演算する新輝度演算回路と、輝度
分布識別回路の識別出力に基づいて、前記第1ケースの
とき新輝度Z(i,j)を、第2ケースのときもともと
の輝度Y(i,j)を切換え選択して液晶ドライバに出
力する輝度選択回路とを有する。 (3)請求項3の発明では、前記(1)において、ドッ
ト・輝度修正回路に、定数k(0<k<1)を任意に設
定可能なk設定部を設ける。 (4)請求項4の発明では、前記(1)において、ドッ
ト・輝度修正回路は、座標(i,j)のドットのもとも
との輝度Y(i,j)が比較的大きい基準値より大きい
か否かを比較するコンパレータを有し、もともとの輝度
Y(i,j)が前記基準値より大きい時には、もともと
の輝度Y(i,j)を無修正で出力する。
【0008】(5)請求項5の発明では、前記(1)に
おいて、ドット・輝度修正回路は、座標(i,j)のド
ットのもともとの輝度Y(i,j)が比較的大きい基準
値より大きいか否かを比較するコンパレータを有し、も
ともとの輝度(i,j)が前記基準値より大きい時に
は、新しい輝度として、(1)式の代りに、装置の取り
うる最大の輝度より小さく設定された一定値Ypdを
(1)式の右辺に加えた Z′(i,j)=kY(i,j)+(1−k)(Ymx+Ymn)/2 +Ypd …(2) (2)式を用いる。
【0009】(6)請求項6の発明は、前記(1)にお
いて、ドット・輝度修正回路に、N列×M行の座標平面
を含む(0列,0行)から(N+1列,M+1行)まで
の(N+2)列×(M+2)行の仮想的座標平面におけ
る、0列及びN+1列の仮想的ドットの輝度データを、
その近傍のドットの輝度データより演算する0列・N+
1列輝度演算回路と、0行及びM+1行の仮想的ドット
の輝度データを、その近傍のドットの輝度データより演
算する0行・M+1行輝度演算回路とを設けたものであ
る。
【0010】(7)請求項7の発明では、前記(6)に
おいて、0列・N+1列輝度演算回路は、座標(0列,
j行)及び座標(N+1列,j行)の各ドットの輝度
を、 Y(0,j)=2Y(1,j)−Y(2,j) …(3) Y(N+1,j)=2(N,j)−Y(N−1,j) …(4) 但し、0≦j≦M+1 または 1≦j≦M よりそれぞれ演算する。
【0011】(8)請求項8の発明では、前記(6)に
おいて、0行・M+1行輝度演算回路は、座標(i列、
0行)及び座標(i列,M+1行)の各ドットの輝度
を、 Y(i,0)=2Y(i,1)−Y(i,2) …(5) Y(i,M+1)=2Y(i,M)−Y(i,M−1) …(6) 但し、1≦i≦N または 0≦i≦N+1 よりそれぞれ演算する. (9)請求項9の発明では、前記(1)において、ドッ
ト・輝度修正回路が、表示領域の端のi=1及びN列或
いは、j=1及びM行のドットの輝度として、もともと
の輝度Y(i,j)を用いる。
【0012】(10)請求項10の発明では、前記
(1)において、ドット・輝度修正回路が、N列×M行
の座標平面を含む(0列,0行)から(N+1列,M+
1行)までの(N+2)列×(M+2)行の仮想的座標
平面における0列、N+1列、0行及びM+1行の仮想
的ドットの輝度データとして、装置がとり得る最大の輝
度値以下で、かつ1以上の任意の定数Yedを用いる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(1)ジャギ解消アルゴリズム 図2はN列×M行のドットマトリクスLCDの座標がi
列,j行(以下座標(i,j)と記す)のドット(画
素)を中央にして、3×3ドットの領域を拡大して示し
た図である。ここでは便宜上、2≦i≦N−1、2≦j
≦M−1とする。
【0014】また、座標(i,j)の画素の輝度をY
(i,j)で表わす。前項で述べた通り、CRTは1ド
ットが正規分布状に分散された輝度特性をもっているた
めジャギが見えにくい。従って、LCDでも座標(i,
j)のドットの輝度を正規分布的な係数を掛けて周囲の
画素に分散させ、また、周囲の画素の輝度に正規分布的
係数を掛けて、その総和を加算するという処理をすれ
ば、CRTと同等の表示となり、ジャギの解消となる。
【0015】しかしこの方法は特開平8−16776号
公報と同じで、回路が繁雑になること、市松表示でもぼ
かしがかかってしまうので、その代わりに比較的簡易な
回路で実現が可能な以下のアルゴリズムを用いる。座標
(i,j)のドットのもともとの輝度をY(i,j)、
その周囲の8ドットの内の最大の輝度をYmx,最小の輝
度をYmn、kを0<k<1なる定数とし、新たな輝度を
Z(i,j)とすると、 Z(i,j)=kY(i,j)+(1−k)(Ymx+Ymn)/2 …(1) なる演算により求められるZを座標(i,j)のドット
の新たな輝度として置き換える。但し、図3に示すよう
に、座標(i,j)のドットを挟んで縦、横、斜め右下
り、斜め左下りの4方向のドット対の内、少なくとも3
方向のドット対にそれぞれ輝度差があるか、または縦、
横の2方向のドット対にそれぞれ輝度差がある場合(第
1ケース)にのみ座標(i,j)のドットのもともとの
輝度Y(i,j)を(1)式の新しい輝度Z(i,j)
に修正し、それ以外の場合(第2ケース)はもともとの
輝度Y(i,j)を無修正で液晶ドライバに供給する
(請求項1)。このように輝度値を使い分ける理由を図
3に付記する。
【0016】このようなアルゴリズムを実現する図1の
ドット・輝度修正回路100を簡単に説明する。1,2
は1水平期間(1H)だけ入力するデータを遅らせる1
H遅延回路である。これはラインメモリでもよいが、デ
ータの時間的順序を入れ替える必要がないため、単純な
N段のシフトレジスタでもよい。3〜12はデータをク
ロック1個分、つまり1ドット分遅らせるD型フリップ
フロップ(D−F/F)である。
【0017】13は3つの入力を比較するコンパレータ
で、3つの入力の最大の値を端子Maxに、最小の値を
端子Minに出力する。14,15もまた13と同様に
3つの入力を比較するコンパレータである。14は最大
の値(=Ymx)を端子Maxに、15は最小の値(=Y
mn)を端子Minにそれぞれ出力する。この例では近似
的にY(i,j)を含めた3×3=9データの内の最
大、最小の値を求めている。
【0018】21〜24は不一致回路で、2つの入力を
比較し、等しいか否かチェックし、不一致のとき論理
“1”(Hレベル)を出力する。これはEX−ORゲー
トがビット数だけ並んだものである。図2の座標(i,
j)のドットを中心とした3×3ドットの内、(i,
j)のドットを挟んで対向する4方向の対において、輝
度差の存在する対の方向が、斜め右下り、斜め左下り、
横または縦のいずれであるかに従って、それぞれ不一致
回路21,22,23及び24の出力がHレベルとな
る。
【0019】25は判定回路で、不一致回路21〜24
の出力から輝度差の存在する対数と、その対の方向とか
ら図3に示したように輝度を(1)式の新しい輝度Z
(i,j)とするかもともとの輝度Y(i,j)とする
かを判定する回路で、例えばZ(i,j)のときHレベ
ル、Y(i,j)のときLレベルを出力する。この回路
は論理ゲートの組み合わせで構成できる。
【0020】26はk設定部で、(1)式で用いる係数
kを0〜1の間で任意に選定できるようになっている。
27は(1)式の演算を行う新輝度演算回路である。こ
れはkの値が1/8や1/4などのように2のn乗で表
わされる値にすれば、デジタルデータの配線のしかたに
よって値が得られるので、加算回路があればよく、掛け
算回路そのものは必要なくなる(2進数で表わされた値
を1/2にするには単純に各々のビットを一つ下位のビ
ットにずらせばよい)。したがって回路的な規模はそれ
ほど大きいものにならない。
【0021】このように、ブロックダイアグラムを見て
も回路の規模として巨大な部分はない。しかもこの装置
により得られるスムージング化された表示は従来の表示
に比べてジャギの少ない良好な表示が得られる。また、
(1)式のkの値は0.6程度が比較的良好であること
がシミュレーション及び実験により確認された。しか
し、これはある画面においての結果であり、例えば非常
に細かい文字が表示されるような場合はkの値は大きい
方が文字として読みやすい。従って表示内容、あるいは
使用者の好みに応じて、k(0<k<1)の値を任意に
設定できるようにすることが望ましい(請求項3)。 (2)i=1またはN(列)、j=1またはM(行)の
場合 (1)項では座標(i,j)のドットを中央とした9ド
ットの画素の輝度が全て有効であるものとした。しか
し、例えばi=1の場合、表示領域の左端になるので、
i=0列の輝度は仮想的なドットのデータであり、大抵
の場合“黒(Y=0)”である。そのため、表示領域の
端にあたる座標の新たなる輝度を(1)項のアルゴリズ
ムによって演算すると、本来の輝度よりも必ず小さな値
になる。これは例えば全画面をある輝度で一様に塗り潰
した場合、表示領域の境界が縁取ったように暗く見える
ことになる。このような見え方は表示品位を低下させ
る。
【0022】このような場合の対策として、以下に述べ
る0行・M+1行輝度演算回路31及び0列・N+1列
輝度演算回路32(図4)を付加して表示品位の低下を
防ぐ。以下、i=1列の場合を例にとって説明する。i
=1の時はi=0列の輝度を表わすデータは存在しない
が、画像情報は冗長度が高いので、i=0からi=2ま
での水平方向の変化が連続的であるとして、 Y(0,j)=2Y(1,j)−Y(2,j) …(3) 但し、0≦j≦M+1 または 1≦j≦M 但し(3)式の右辺が負ならば、Y(0,j)=0とす
る。また右辺が表示装置が取りうる最大の値より大きく
なるならば、その最大値を用いる。このようなY(0,
j)を用いて(1)項のアルゴリズムに従って演算すれ
ばよい。
【0023】このようにi=1の場合を例にとって説明
したが、考え方はi=Nでも、j=1またはMでも同様
である(請求項6,7,8)。このような回路機能を追
加した回路のブロックダイアグラムを図4に示す。図1
と同一機能のブロックは同一符号にした。追加されたの
はj=1、2の輝度値からj=0行の輝度を求める演算
回路33と、j=M−1行、M行の輝度値からj=M+
1行の輝度を求める演算回路34と、その各出力をM+
1行又は0行の疑似データY=0と切り替えるセレクタ
35a,35bと、i側について同様な機能をはたす演
算回路32(同一構成の32−1,32−2,33−3
より成る)である。INに入力された表示データには0
行演算器33により、座標(1,0)、(2,0)…
(N,0)のデータが追加される。この新たなj=0行
データはセレクタ35bにより選択され、0列・N+1
列演算回路32−3に入力する。
【0024】同様にM+1行演算器34により、座標
(1,M+1)、(2,M+1)…(N,M+1)のデ
ータが追加され、これらは0列・N+1列輝度演算回路
32−1に入力する。0列・N+1行輝度演算回路32
−3で、座標(1,0)、(2,0)から(0,0)の
データが、(N−1,0),(N,0)から(N+1,
0)のデータが追加される。
【0025】こうしてN×M個のデータから(N+2)
×(M+2)個のデータを得ることができる。図4の回
路ではまず始めに請求項8の演算を行なう。この時は1
≦i≦N列である。その演算結果によりj=0行、M+
1行のデータが追加されるので,請求項7の演算を行う
時には(3)、(4)式のjは0≦j≦M+1である。
【0026】もちろん、先に請求項7の演算を1≦j≦
Mについて行い、その結果をもって請求項8の演算を0
≦i≦N+1について行っても、本発明の装置の効果は
何等変わるものではない。演算回路32−p(p=1〜
3)の構成例を図5に示す。演算回路32,33,34
の演算そのものは単純な減算回路であるので、極端に回
路規模が増大するものではない。
【0027】その他の回路は図1と全く同一である。こ
れまではi=1列など表示領域の端の輝度を、その近傍
の輝度のデータから演算した結果を用いて、請求項1の
アルゴリズムに従って新たな輝度を求めていた。これに
より、回路には減算回路が追加され、回路規模は増大す
る。これらの回路を追加してもしなくても、2≦i≦N
−1、かつ2≦j≦M−1の座標の輝度には何等影響が
ない。
【0028】そこで回路をより簡易にするために、さら
に2つの方法を示す。第一の方法は、表示領域の端の座
標の輝度は一律にもともとの輝度Y(i,j)を選択す
るものである。(請求項9)。これは縦、横、斜め右下
がり、斜め左下がりのドット対に疑似データを含む場合
はその疑似データを含むドット対には輝度差がないもの
とみなしたものである。
【0029】このように考えると、表示領域の端の座標
を中心とする周囲8ドットのドット対で輝度差があるの
は縦、または横の1方向だけになるので、必然的にもと
もとの輝度が選択されることになる。この方法では図1
の輝度差検出回路18に、i=1、Nまたはj=1、M
を示す信号を入力し、その時不一致回路21〜24の出
力を強制的にLレベルにすればよい。
【0030】第二の方法は疑似データを全てある値(例
えば50%輝度となる値)で置き換えるものである(請
求項10)。この方法では図4、図5の0行演算器3
3、M+1行演算器34、0列演算器39、N+1列演
算器40がなくなり、セレクタ35a、35b、41の
入力端子がHまたはLに固定される。どちらの方法も、
請求項6の方法より表示品位としては下がるものである
が回路が小規模ですむ。しかし、表示品位が下がるのは
表示領域の端のドットのみで、それ以外の領域は請求項
6の方法と変わらないので、表示画面全体としての品位
を大きく損なうものではない。 (3)LCDの輝度特性に合わせたアルゴリズム これまで検討してきた装置を実験により効果を確認した
ところ、グラフィック画面については良好な結果を得た
が、黒地(あるいは背景色の輝度が低い場合)に白く細
い縦線が表示されると線が細く見えることがあった。こ
の表示はkの値を1/8から7/8まで可変してもあま
り大きな変化はなかった。これは輝度が変化すると視角
が変化するというLCDの特性によるものである。
【0031】(1),(2)項のアルゴリズムによる演
算は白地に黒く表示されたものを明るくする量(後述の
ΔZ1 )と、黒地に白く表示されたものを暗くする量
(後述の|ΔZ2 |)とは共に(1−k)(Ymx−Ym
n)/2で表わされ、同じ値となっていた。このことを
更に詳細に説明しよう。一般にパソコン上で文字を表示
させる場合、文字を構成するドットは全て同じ輝度であ
って、Y(i,j)=Ymxか、Y(i,j)=Ymnのい
ずれかである。 (イ)いま、白地に黒い表示を考えると、Y(i,j)
=Ymnであって、このときの輝度の修正量ΔZ1 を求め
る。
【0032】 ΔZ1 =Z(i,j)−Y(i,j)=kY(i,j)+(1−k) (Ymx+Ymn)/2−Y(i,j) =−(1−k)Y(i,j)+(1−k)(Ymx+Ymn)/2 =−(1−k)Ymn+(1−k)(Ymx+Ymn)/2 =(1−k)(Ymx−Ymn)/2>0 …(7) 即ち、新しい輝度Z(i,j)はもともとの輝度Y
(i,j)より(1−k)(Ymx−Ymn)/2だけ明る
くなる。 (ロ)黒地に白い表示を考えると、Y(i,j)=Ymx
であって、このときの輝度の修正量ΔZ2 は、 ΔZ2 =Z(i,j)−Y(i,j) =−(1−k)Y(i,j)+(1−k)(Ymx+Ymn)/2 =−(1−k)Ymx+(1−k)(Ymx+Ymn)/2 =−(1−k)(Ymx−Ymn)/2<0 …(8) 即ち、新しい輝度Z(i,j)はもともとの輝度Y
(i,j)より(イ)の場合と同じ値(1−k)(Ymx
−Ymn)/2だけ暗くなる。
【0033】以上の説明から分かるように、黒地に白く
書いた文字が細くなるのは、新しい輝度Z(i,j)が
もともとの輝度Y(i,j)より小さくなるためであ
る。黒地に白く書いた文字が細く見え、白地に黒く書い
た文字は細くならないということは、白を黒くする量|
ΔZ2 |と、黒を白くする量ΔZ1 とを変えた方がより
よい表示になることを示している。しかし、グラフィッ
ク表示や、黒地に白い文字でも文字が太い場合では良好
な表示となっているので、これまでのアルゴリズムを大
きく変える必要はない。そこで白地に黒く表示されたも
のを明るくする量ΔZ1 と、黒地に白く表示されたもの
を暗くする量|ΔZ2 |とに差をもたせることを考え
る。即ち、黒地に白く書かれた文字だけが細く見えるの
で、その場合だけ、細く見えないように、Y(i,
j)→Z(i,j)への修正を止めるか、またはY
(i,j)→Z(i,j)への修正量を小さくする。
【0034】ところで、文字の表示では、輝度は比較的
2値的であり、白く表示するときは100%の白に比較
的近いことから、前記またはの処理は、いずれも図
4のコンパレータ50でもともとの輝度Y(i,j)を
基準値Ythと比較し、基準値以上の場合にのみ行われ
る。そのためコンパレータ50の比較データは輝度分布
識別回路25に転送される。請求項4では、前記の考
えから輝度分布識別回路25はY(i,j)>Ythであ
る時、もともとの輝度Y(i,j)を無修正で出力する
ように、輝度選択回路28を制御する。このようにする
と、黒地に白で表示する前記(ロ)の場合(Y(i,
j)<Yth)の輝度修正量ΔZ2 はゼロとなり、白地に
黒で表示する前記(イ)の場合(Y(i,j)<Yth)
の修正量ΔZ 1 は、これまで通り(7)式で与えられ
る。
【0035】一方、請求項5では、前記の考えから、
新輝度演算回路27はY(i,j)>Ythである時は、
新しい輝度Z(i,j)として、前記(1)式の代り
に、装置の取り得る最大の輝度より小さく設定された一
定値Ypdを(1)式の右辺に加えた Z′(i,j)=kY(i,j)+(1−k)(Ymx+Ymn)/2+Ypd …(2) (2)式を用いるようにしている。このようにすると、
黒地に白で表示する前記(ロ)の場合(Y(i,j)>
Yth)の輝度修正量(白を黒くする量)ΔZ2 は ΔZ2 =Z′(i,j)−Y(i,j) =−{(1−k)(Ymx−Ymn)/2−Ypd} …(9) となり、|ΔZ2 |は(8)式の場合よりYpdだけ小さ
くなる。しかし、白地に黒で表示する前記(イ)の場合
(Y(i,j)<Yth)の修正量ΔZ1 は、これまで通
り(7)式で与えられる。
【0036】
【発明の効果】 この発明では、基本的には図1のように、フレーム
メモリやDSPを必要としない簡単な構成のドット・輝
度修正回路100によって、CRTに近いジャギ解消効
果が得られる。 この発明のドット・輝度修正回路100に、0行・
M+1行輝度演算回路31及び0列・N+1列輝度演算
回路32を設けた場合には、全画面をある一定の輝度で
一様に塗り潰した場合に、表示領域の境界が縁取ったよ
うに暗く見えることがなくなり、従来より表示品位を向
上できる。
【0037】 この発明のドット・輝度修正回路10
0に、0〜1の範囲で任意に設定できるk設定部を設け
た場合には、非常に細かい文字の表示の際、好みによっ
て、最も見易い表示を選択できるようになり、利便性を
向上できる。 座標(i,j)のドットのもともとの輝度Y(i,
j)が比較的大きい基準値Ythより大きいか否かを比較
するコンパレータ50を設け、大きいときに、Y(i−
j)→Z(i,j)への修正を止めるか、または修正量
を小さくした場合には、暗い背景に明るく細い文字が表
示されても、線が細く見えるような問題は生じない。
【0038】 この発明では、座標(i,j)のドッ
トの周りの4方向のドット対の各々に、輝度差のない市
松表示の場合には、もともとの輝度Y(i,j)を無修
正で用いるので、従来のようにスムージングされ、ぼか
されてしまうことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明で使用するドット・輝度修正回路の実
施例を示すブロック図。
【図2】座標(i列.j行)のドットとその周り3×3
ドットの表示画面上の位置と座標を示す図。
【図3】請求項1、2において、座標(i,j)のドッ
トをはさんで4方向のドット対の内の輝度差のある対数
によって、もともとの輝度Y(i,j)と、新しい(修
正された)輝度Z(i,j)とを使い分ける状態を説明
するための図。
【図4】この発明で使用するドット・輝度修正回路の他
の実施例を示すブロック図。
【図5】図4の0列・N+1列輝度演算回路32−p
(p=1,2,3)の一例を示すブロック図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本杉 功寿 兵庫県神戸市西区高塚台4−3−1 ホシ デン株式会社開発技術研究所内 (72)発明者 和津田 啓史 兵庫県神戸市西区高塚台4−3−1 ホシ デン株式会社開発技術研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N列×M行のドットマトリクス型の液晶
    表示装置において、 各ドットの入力輝度データより、座標(i列,j行)
    (i=1〜N;j=1〜M)のドット及びその周囲に存
    在する座標(i−1,j−1),(i,j−1),(i
    +1,j−1),(i−1,j),(i+1,j),
    (j−1,j+1),(i,j+1)及び(i+1,j
    +1)の8ドットの各輝度データを取得し、座標(i,
    j)のドットをはさんで、縦、横、斜め右下り、斜め左
    下りの4方向のドット対の内、少なくとも3方向のドッ
    ト対にそれぞれ輝度差があるか、または縦、横の2方向
    のドット対にそれぞれ輝度差がある場合(第1ケース)
    に、座標(i,j)のドットのもともとの輝度Y(i,
    j)を、新しい輝度 Z(i,j)=kY(i,j)+(1−k)(Ymx+Ymn)/2 …(1) ただし、k=定数(0<k<1)、 Ymx=前記8ドットの輝度の最大値 Ymn=前記8ドットの輝度の最小値 に修正し、それ以外の場合(第2ケース)は前記もとも
    との輝度Y(i,j)を無修正で液晶ドライバに出力す
    るドット・輝度修正回路を設けたことを特徴とする液晶
    表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記ドット・輝度修
    正回路は、 各ドットに対応する入力輝度データを1水平時間(1
    H)遅延させる第1遅延回路と、 その第1遅延回路の出力を更に1Hだけ遅延させる第2
    遅延回路と、 入力輝度データと前記第1、第2遅延回路の出力より、
    座標(i列,j列)のドット及びその周囲に存在する前
    記8ドットの各輝度データを取得する3×3ドットデー
    タ取得回路と、 その3×3ドットデータ取得回路の出力より、座標
    (i,j)のドットをはさんで、縦、横、斜め右下り、
    斜め左下りの4方向のそれぞれのドット対の輝度データ
    に差があるか否かを検出する輝度差検出回路と、 その輝度差検出回路の出力より、前記第1ケースと第2
    ケースとを識別する輝度分布識別回路と、 入力輝度データと、前記第1、第2遅延回路の出力か
    ら、前記8ドットの最大輝度Ymxと最小輝度Ymnを求め
    る最大・最小輝度検出回路と、 前記の新しい輝度Z(i,j)を前記(1)式により演
    算する新輝度演算回路と、 前記輝度分布識別回路の識別出力に基づいて、前記第1
    ケースのとき前記新輝度Z(i,j)を、前記第2ケー
    スのときもともとの輝度Y(i,j)を切換え選択して
    前記液晶ドライバに出力する輝度選択回路と、を具備す
    ることを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記ドット・輝度修
    正回路に、前記定数k(0<k<1)を任意に設定可能
    なk設定部を設けたことを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記ドット・輝度修
    正回路は、座標(i,j)のドットのもともとの輝度Y
    (i,j)が比較的大きい基準値より大きいか否かを比
    較するコンパレータを有し、もともとの輝度Y(i,
    j)が前記基準値より大きい時には、もともとの輝度Y
    (i,j)を無修正で出力することを特徴とする液晶表
    示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記ドット・輝度修
    正回路は、座標(i,j)のドットのもともとの輝度Y
    (i,j)が比較的大きい基準値より大きいか否かを比
    較するコンパレータを有し、もともとの輝度(i,j)
    が前記基準値より大きい時には、新しい輝度として、
    (1)式の代りに、装置の取りうる最大の輝度より小さ
    く設定された一定値Ypdを(1)式の右辺に加えた Z′(i,j)=kY(i,j)+(1−k)(Ymx+Ymn)/2 +Ypd …(2) (2)式を用いることを特徴とする液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記ドット・輝度修
    正回路に、前記N列×M行の座標平面を含む(0列,0
    行)から(N+1列,M+1行)までの(N+2)列×
    (M+2)行の仮想的座標平面における、0列及びN+
    1列の仮想的ドットの輝度データを、その近傍のドット
    の輝度データより演算する0列・N+1列輝度演算回路
    と、 0行及びM+1行の仮想的ドットの輝度データを、その
    近傍のドットの輝度データより演算する0行・M+1行
    輝度演算回路と、を設けたことを特徴とする液晶表示装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記0列・N+1列
    輝度演算回路は、座標(0列,j行)及び座標(N+1
    列,j行)の各仮想的ドットの輝度を、 Y(0,j)=2Y(1,j)−Y(2,j) …(3) Y(N+1,j)=2(N,j)−Y(N−1,j) …(4) 但し、0≦j≦M+1 または 1≦j≦M よりそれぞれ演算することを特徴とする液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、前記0行・M+1行
    輝度演算回路は、座標(i列、0行)及び座標(i列,
    M+1行)の各仮想的ドットの輝度を、 Y(i,0)=2Y(i,1)−Y(i,2) …(5) Y(i,M+1)=2Y(i,M)−Y(i,M−1) …(6) 但し、1≦i≦N または 0≦i≦N+1 よりそれぞれ演算することを特徴とする液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項1において、前記ドット・輝度修
    正回路が、表示領域の端のi=1及びN列或いはj=1
    及びM行のドットの輝度として前記もともとの輝度Y
    (i,j)を用いることを特徴とする液晶表示装置。
  10. 【請求項10】 請求項1において、前記ドット・輝度
    修正回路が、前記N列×M行の座標平面を含む(0列,
    0行)から(N+1列,M+1行)までの(N+2)列
    ×(M+2)行の仮想的座標平面における、0列、N+
    1列、0行及びM+1行の仮想的ドットの輝度データと
    して、装置がとり得る最大の輝度値以下で、かつ1以上
    の任意の定数Yedを用いることを特徴とする液晶表示
    装置。
JP7379597A 1997-03-26 1997-03-26 液晶表示装置 Withdrawn JPH10268841A (ja)

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