JPH10266236A - 水封式地下タンク - Google Patents

水封式地下タンク

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JPH10266236A
JPH10266236A JP9066968A JP6696897A JPH10266236A JP H10266236 A JPH10266236 A JP H10266236A JP 9066968 A JP9066968 A JP 9066968A JP 6696897 A JP6696897 A JP 6696897A JP H10266236 A JPH10266236 A JP H10266236A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実な水封効果が得られる水封式地下タンク
を低コストかつ短工期で提供することを課題とする。 【解決手段】 水平ウォータカーテン11,鉛直ウォー
タカーテン17を備えた水封式の地下タンク10A,1
0B間に、グラウト材15がそれぞれ充填されたグラウ
ト孔14,14,…を列設した構成となっている。そし
て、各グラウト孔14は、水平ウォータカーテン11の
水封トンネル12から下方に向けて掘削した構成となっ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、液化石油
ガス等を異なった貯蔵圧で貯蔵するのに好適な水封式地
下タンクに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、液化石油ガス(LPG)等の
液化ガスを貯蔵する方法の一つとして、水封式地下タン
クを用いる技術がある。この技術は、基本的には、岩盤
等からなる地盤中の地下水面レベルよりも下方に、水平
方向に連続する横型の空洞を掘削形成し、この空洞を地
下タンクとして液化ガスを貯蔵し、周囲地盤中の地下水
圧によって液化ガスを地下タンク内に封じ込めておく構
成となっている。
【0003】水封式地下タンクに貯蔵圧の高いものを貯
蔵する場合、図4に示すように、地下水圧が高くなる岩
盤G中の深い位置に地下タンク1を設けるだけでなく、
水封効果をより高めるために、地下タンク1の上方に水
平ウォータカーテン2を設ける。水平ウォータカーテン
2は、地下タンク1の長手方向に沿って延在する水封ト
ンネル3と、所定間隔ごとに水封トンネル3から水平方
向に延出する複数の水平水封ボーリング4,4,…とか
ら構成されている。この水平ウォータカーテン2から岩
盤Gに水が浸み出すことによって亀裂が塞がれ、地下タ
ンク1の周囲の岩盤Gの透水性を小さくするとともに地
下水圧を高めることができ、水封効果を高めるようにな
っている。
【0004】ところで、上記のような地下タンク1を複
数隣接させて設け、しかも互いに隣り合う地下タンク1
A,1Bで、例えばプロパンとブタン等、貯蔵圧力の異
なる種類のものを貯蔵するときには、以下のような問題
が発生する。すなわち、これら地下タンク1A,1B間
の岩盤G1には、水平ウォータカーテン2による地下水
圧が作用しないために、この部分の地下水圧が地下タン
ク1A,1B周囲の地下水圧および地下タンク1A,1
Bの内圧よりも低くなる。すると、例えば地下タンク1
Aの内圧P1が地下タンク1Bの内圧P2よりも低い場
合、その圧力差によって地下タンク1Aの内圧P1が、
岩盤G1から地下タンク1B側に漏洩し、最終的には地
下タンク1Aに貯蔵された液化ガスが、地下タンク1B
内に混入してしまうこととなる。
【0005】このような問題を回避するため、貯蔵圧力
が異なるものを互いに隣り合う地下タンク1A,1Bで
貯蔵する方法の一つとして、従来より、地下タンク1
A,1B間の距離を大きく取る方法がある。
【0006】また図5に示すように、地下タンク1A,
1B間に鉛直ウォータカーテン4を設ける方法もある。
鉛直ウォータカーテン5は、水平方向に延在する水封ト
ンネル6と、所定間隔ごとに水封トンネル6から鉛直下
方に向けて延びるよう掘削された鉛直水封ボーリング7
とから構成されている。そして、鉛直ウォータカーテン
5から周囲の岩盤Gの亀裂に浸み出す水により、地下タ
ンク1A,1B間で水封効果を発揮し、地下タンク1A
に貯蔵された液化ガスと地下タンク1Bに貯蔵された液
化ガスとが混合するのを防止するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の水封式地下タンクには、以下のような問
題が存在する。まず、図4に示したように、地下タンク
1A,1Bの距離を大きく取ることによって、地下タン
ク1A,1B間で貯蔵物が混合するのを防止するには、
地質条件にもよるが、一般に地下タンク1Aと1Bとを
500m以上離さなければならない。しかも確実な効果
を得るには、地下タンク1A,1B間の岩盤Gに存在す
る亀裂状況を詳細に把握しなければならないが、その調
査には膨大な費用と期間が必要となり、しかも調査を詳
細に行っても岩盤Gの亀裂等を完全に把握するのは現実
的に困難である。しかも地下タンク1A,1Bの間隔を
大きくとれば、当然のことながら地下タンク1A,1B
を設けるために必要な土地の面積が大きくなり、コスト
・工期ともに大きくなるうえ、立地上の制約がある場合
には地下タンク1A,1Bの設置自体が困難となること
もある。
【0008】また、図5に示したように、鉛直ウォータ
カーテン5を設置する方法では、確実な水封効果をあげ
るため、鉛直ウォータカーテン5の位置や鉛直水封ボー
リング7のピッチを決めるのにやはり多くの調査と解析
と必要とする。しかも鉛直ウォータカーテン5を設置す
ると、水平ウォータカーテン2のみの場合に比較して、
地下タンク1A,1B内に流入する水量が増える。地下
タンク1A,1B内に流入した水は、ポンプ等で汲み上
げて排出する必要があるが、このための維持コストが地
下タンク1A,1Bを供用している限り永遠に必要とな
るという問題もある。さらに、この問題は水封効果を高
めるために鉛直水封ボーリング7のピッチを狭めれば狭
めるほど顕著なものとなってしまう。
【0009】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、確実な水封効果が得られる水封式地下タン
クを低コストかつ短工期で提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
それぞれ水平方向に連続する2つの水封式の地下タンク
が間隔を隔てて地盤中に構築され、複数のグラウト孔
が、前記2つの地下タンク間に、これらが連続する方向
に沿って定められたピッチで列設され、各グラウト孔に
はグラウト材が充填されてなることを特徴としている。
【0011】請求項2に係る発明は、請求項1記載の水
封式地下タンクにおいて、前記各グラウト孔が、水平方
向に延在するよう掘削された水封トンネルから下方に向
けて掘削されていることを特徴としている。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項1または2
記載の水封式地下タンクにおいて、前記2つの地下タン
ク間には、複数の鉛直ボーリングが列設されてなる鉛直
ウォータカーテンが構築され、前記各鉛直ボーリング
が、前記互いに隣接するグラウト孔の中間部近傍に位置
するよう形成されていることを特徴としている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る水封式地下タ
ンクの第一および第二の実施の形態について、図1ない
し図3を参照して説明する。
【0014】[第一の実施の形態]図1および図2に示
すように、岩盤G中には、例えば2つの地下タンク10
A,10Bがそれぞれ所定の深さに構築されている。こ
れらの地下タンク10A,10Bは、岩盤Gをくりぬい
たり、自然の亀裂を利用して形成したもので、水平方向
に所定長にわたって連続する横型のものとなっている。
そして、より深い位置に構築された地下タンク10Aに
は例えばプロパンが貯蔵され、他方の地下タンク10B
にはブタンが貯蔵されるようになっている。
【0015】地下タンク10A,10Bには、それぞ
れ、その上方に水平ウォータカーテン11が設けられて
いる。各水平ウォータカーテン11は、水封トンネル1
2と水平水封ボーリング13とから構成されている。水
封トンネル12は、地下タンク10Aまたは10Bの上
方であってかつ側方にずれた位置に、地下タンク10
A,10Bの全長にわたって水平に延在するよう設けら
れている。そして、水平水封ボーリング13,13,…
は、水封トンネル12の長さ方向所定間隔ごとに、水封
トンネル12から地下タンク10A,10B側に向けて
水平方向に延在するよう掘削形成されている。
【0016】そして、水封トンネル12には、その長さ
方向所定間隔ごとに、複数のグラウト孔14が、この水
封トンネル12から鉛直下方に延在するようボーリング
により形成されている。そして、グラウト孔14にはグ
ラウト材15が充填されている。グラウト材15は、グ
ラウト孔14からその周囲の岩盤Gの亀裂に流れ込んで
これを閉塞するようになっている。
【0017】また、地下タンク10A,10B間には、
鉛直ウォータカーテン17が設けられている。鉛直ウォ
ータカーテン17は、地下タンク10A,10B間にお
いて、これらに沿った水平方向に延在する水封トンネル
18と、この水封トンネル18の長さ方向所定間隔ごと
に水封トンネル18から鉛直下方に向けてボーリングさ
れた鉛直水封ボーリング19とから構成されている。
【0018】ここで、図2に示したように、各鉛直水封
ボーリング19は、平面視したときに、水封トンネル1
2の延在する方向に沿って互いに隣接するグラウト孔1
4,14の中間位置に対して、側方にずれた位置に設け
られている。これにより、グラウト孔14,14,…
と、鉛直水封ボーリング19,19,…とは、地下タン
ク10A,10Bが連続する方向に沿って、千鳥状に配
置された構成となっている。
【0019】このような構成の地下タンク10A,10
Bにおいては、それぞれ、水平ウォータカーテン11か
ら浸み出す水によって水封効果が得られるようになって
いる。そして、地下タンク10A,10B間において
は、所定間隔毎に形成されたグラウト孔14にグラウト
材15が充填されることによって周囲の岩盤Gの亀裂が
閉塞され、これによって列設された各グラウト孔14を
中心として略柱状の範囲で高い水封効果を発揮すること
ができる。しかも、鉛直ウォータカーテン17の鉛直水
封ボーリング19は、互いに隣接するグラウト孔14,
14の中間位置近傍に配置された構成となっているの
で、グラウト孔14,14間の岩盤Gの亀裂を塞いで、
この部分で水封効果を得ることができる。これらグラウ
ト孔14と鉛直ウォータカーテン17とによって、地下
タンク10Aと10Bとの間で高い水封効果を得て、貯
蔵物(例えばプロパンとブタン)が混合してしまうのを
防止できるようになっている。
【0020】上述した地下タンク10A,10Bでは、
水封式の地下タンク10A,10B間には、グラウト材
15がそれぞれ充填されたグラウト孔14,14,…が
列設された構成となっている。そして、これらグラウト
孔14により水封効果を得ることができ、地下タンク1
0A,10B間で貯蔵物が混合してしまうのを防止する
ことができる。さらに、地下タンク10A,10B間に
は、鉛直ウォータカーテン17が設けられて、鉛直ウォ
ータカーテン17の鉛直水封ボーリング19が互いに隣
接するグラウト孔14,14間に位置した構成となって
いる。これによって水封効果が一層高められる。このよ
うにして、従来よりも地下タンク10A,10Bの間隔
を小さくすることができるので、必要面積が小さくな
り、コスト、工期の短縮化を図るとともに、従来では設
置できなかったような狭い敷地にも地下タンク10A,
10Bを設置することが可能となる。さらに、鉛直ウォ
ータカーテン17と地下タンク10A,10Bとの間に
グラウト孔14,14,…が設けられることにより、鉛
直ウォータカーテン17から地下タンク10A,10B
に入り込む水量も少なくなり、排水コストの削減を図る
ことができる。
【0021】また、各グラウト孔14が、水平ウォータ
カーテン11の水封トンネル12から下方に向けて掘削
された構成となっている。これにより、グラウト孔14
の掘削に際しては、新たにトンネルを掘削する必要はな
く、水封トンネル12を利用できるために施工コストの
上昇を最小限に抑えることができる。
【0022】[第二の実施の形態]次に、本発明に係る
水封式地下タンクの第二の実施の形態について説明す
る。以下に説明する第二の実施の形態において、前記第
一の実施の形態と共通する構成については同符号を付
し、その説明を省略する。
【0023】図3に示すように、岩盤G中には、例えば
2つの地下タンク20A,20Bがそれぞれ所定の深さ
に構築されており、その上方には水平ウォータカーテン
21が設けられている。各水平ウォータカーテン21
は、水封トンネル22が、地下タンク20A,20Bの
中心軸線の上方位置に水平に延在するよう設けられ、水
平水封ボーリング23,23,…が、水封トンネル22
の長さ方向所定間隔ごとに、水封トンネル22からその
両側に向けて水平方向に延在するよう掘削形成された構
成となっている。
【0024】また、地下タンク20A,20B間には、
水平方向に延在する水封トンネル25と、水封トンネル
25の長さ方向所定間隔ごとに水封トンネル25から鉛
直下方に向けてボーリングされた鉛直水封ボーリング2
6とから構成される鉛直ウォータカーテン27が設けら
れている。
【0025】そして、水封トンネル25には、その長さ
方向所定間隔ごとに、グラウト孔28A,28Bが、こ
の水封トンネル25から両側の地下タンク20A,20
Bに向けて斜め下方に延在するようボーリングにより形
成されている。そして、各グラウト孔28A,28Bに
はグラウト材29が充填されている。グラウト材29
は、グラウト孔28A,28Bからその周囲の岩盤Gの
亀裂に流れ込み、これによって、グラウト孔28A,2
8Bの周囲の亀裂を閉塞するようになっている。
【0026】ここで、鉛直水封ボーリング26と、グラ
ウト孔28A,28Bは、水封トンネル25に沿った方
向において、交互に位置するよう形成されている。これ
により、鉛直水封ボーリング26は、互いに隣接するグ
ラウト孔28A,28Bの中間部に位置することとな
る。
【0027】上述したような構成の地下タンク20A,
20Bにおいても、これらの間にグラウト孔28A,2
8Bが設けられた構成となっており、これによって水封
効果を得ることができ、前記第一の実施の形態における
地下タンク20A,20Bと同様の効果を奏することが
できる。そして、これらグラウト孔28A,28Bも、
水封トンネル25から掘削することができるので、施工
コストを最小限に抑えることができる。
【0028】なお、上記第一または第二の実施の形態に
おいて、地下タンク10A,10B,20A,20Bで
貯蔵する物質の種類は何ら問うものではない。また、水
平ウォータカーテン11,21や、鉛直ウォータカーテ
ン17,27で水封効果を得るための水については、自
然の地下水を利用してもよいし、また人工的に水を供給
するようにしてもよい。さらに、地下タンク10A,1
0B,20A,20Bの形状や、他の部分の構成等につ
いては、本願発明の主旨を逸脱しない限り何ら限定する
ものではない。加えて、グラウト孔14,28A,28
Bのピッチや傾斜角度、充填するグラウト材15,29
の種類等についても、所要の水封効果が得られるのであ
れば、いかなるものとしてもよい。さらには、これらグ
ラウト孔14,28A,28Bのみで十分な水封効果が
得られるのであれば、水平ウォータカーテン11,21
や鉛直ウォータカーテン17,27等を廃して、自然の
地下水圧でのみ水封する構成としてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る水
封式地下タンクによれば、地盤中の2つの水封式の地下
タンク間に、これらを隔てるようにして複数のグラウト
孔を列設し、各グラウト孔にグラウト材を充填してなる
構成となっている。各グラウト孔に充填したグラウト材
は、周囲の地盤の亀裂を閉塞するので、これにより列設
された各グラウト孔とその周囲の柱状の範囲が水封効果
を有することとなり、2つの地下タンク間で貯蔵物が混
合するのを確実に防止することができる。しかも、2つ
の地下タンクの間隔を小さくすることができるので必要
面積が小さくなり、コスト、工期の短縮化を図るととも
に、従来では設置できなかったような狭い敷地にも設置
することが可能となる。さらに、上記構成により、地下
タンクの水封効果が高められるので、地下タンク内に入
り込む水量も少なくなり、排水コストの削減を図ること
ができ、加えて、地盤状況によっては水平ウォータカー
テンや鉛直ウォータカーテンをも廃することが可能とな
る。
【0030】請求項2に係る水封式地下タンクによれ
ば、各グラウト孔が、水平方向に延在するよう掘削され
た水封トンネルから下方に向けて掘削された構成となっ
ている。これにより、グラウト孔の掘削に際しては、新
たにトンネルを掘削する必要はなく、水封トンネルを利
用できるために施工コストの上昇を最小限に抑えること
ができる。
【0031】請求項3に係る水封式地下タンクによれ
ば、2つの地下タンク間には、複数の鉛直ボーリングが
列設されてなる鉛直ウォータカーテンが構築され、前記
各鉛直ボーリングが、互いに隣接するグラウト孔の中間
部近傍に位置するよう形成された構成となっている。こ
れにより、互いに隣接するグラウト孔間を鉛直ボーリン
グにより補完することができ、水封性を高めて前記効果
をより顕著なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る水封式地下タンクの第一の実施
の形態を示す立断面図である。
【図2】 図1の平断面図である。
【図3】 本発明に係る水封式地下タンクの第二の実施
の形態を示す立断面図である。
【図4】 従来の水封式地下タンクの一例を示す立断面
図である。
【図5】 従来の水封式地下タンクの他の一例を示す立
断面図である。
【符号の説明】
10A,10B,20A,20B 地下タンク 14,28A,28B グラウト孔 15,29 グラウト材 19,26 鉛直水封ボーリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ水平方向に連続する2つの水封
    式の地下タンクが間隔を隔てて地盤中に構築され、複数
    のグラウト孔が、前記2つの地下タンク間に、これらが
    連続する方向に沿って定められたピッチで列設され、各
    グラウト孔にはグラウト材が充填されてなることを特徴
    とする水封式地下タンク。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の水封式地下タンクにおい
    て、前記各グラウト孔が、水平方向に延在するよう掘削
    された水封トンネルから下方に向けて掘削されているこ
    とを特徴とする水封式地下タンク。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の水封式地下タン
    クにおいて、前記2つの地下タンク間には、複数の鉛直
    ボーリングが列設されてなる鉛直ウォータカーテンが構
    築され、前記各鉛直ボーリングが、前記互いに隣接する
    グラウト孔の中間部近傍に位置するよう形成されている
    ことを特徴とする水封式地下タンク。
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