JPH10265804A - 金属製成形体およびその製造方法 - Google Patents
金属製成形体およびその製造方法Info
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- JPH10265804A JPH10265804A JP9071253A JP7125397A JPH10265804A JP H10265804 A JPH10265804 A JP H10265804A JP 9071253 A JP9071253 A JP 9071253A JP 7125397 A JP7125397 A JP 7125397A JP H10265804 A JPH10265804 A JP H10265804A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 金型を必要とせずコンピュータのデータ処理
も必要としない金属製成形体とその製造方法の提供。 【解決手段】 金属粒子と結着粒子とを混合したトナー
を用いて図面情報を転写した像をもつ金属粉成形体Aを
加熱焼結した金属粉焼結体Bからなる金属製成形体。金
属粒子と結着粒子とを混合したトナーを用いて電子写真
プロセスにより金属粉成形体Aを形成する第1の工程
と、ついで金属粉成形体Aを加熱焼結して金属粉焼結体
Bを得る第2の工程と、からなる金属製成形体の製造方
法。
も必要としない金属製成形体とその製造方法の提供。 【解決手段】 金属粒子と結着粒子とを混合したトナー
を用いて図面情報を転写した像をもつ金属粉成形体Aを
加熱焼結した金属粉焼結体Bからなる金属製成形体。金
属粒子と結着粒子とを混合したトナーを用いて電子写真
プロセスにより金属粉成形体Aを形成する第1の工程
と、ついで金属粉成形体Aを加熱焼結して金属粉焼結体
Bを得る第2の工程と、からなる金属製成形体の製造方
法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真プロセス
を利用して形成した金属製成形体およびその製造方法に
関する。
を利用して形成した金属製成形体およびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】金属粉末を所望の形状に固める方法とし
ては、金型を用いてキャビティ内に金属粉末を充填し
プレスして押し固める方法、特開平6−190643
号公報に開示されているように、荷電粒子線の照射によ
って基板状の任意の位置を帯電させた後、該荷電粒子と
反対極に帯電した粒子をその位置に付着させ、静電気力
によって粒子を任意形状に配列させて薄肉の金属粉末層
を形成する方法、などがある。
ては、金型を用いてキャビティ内に金属粉末を充填し
プレスして押し固める方法、特開平6−190643
号公報に開示されているように、荷電粒子線の照射によ
って基板状の任意の位置を帯電させた後、該荷電粒子と
反対極に帯電した粒子をその位置に付着させ、静電気力
によって粒子を任意形状に配列させて薄肉の金属粉末層
を形成する方法、などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の方法に
はつぎの問題がある。 金型とプレスを用いた金属粉末成形の問題点はつぎ
の通りである。 ・ 複雑で込み入った形状に対応することが困難であ
る。 ・ 金型、プレスとも非常に高価である。成形形状が複
雑である場合、とくに高価となる。 ・ 金型の製作は通常1〜2ヵ月と長期間を要する。こ
れは、設計変更に対し迅速に対応しなければならない場
合にネックとなる。 静電気力を利用して層を形成する場合の問題点はつ
ぎの通りである。 ・ コンピュータで処理された情報の取込みは一般には
容易であるが、コンピュータによる設計がかえって容易
でない場合、すなわち曲面、曲線をもつもの、たとえば
人間の感性で表現される芸術的な曲線に対しても、人間
の直接描いた図面を直接利用することが可能になるよう
にしたい。そしてこのような図面をコンピュータに入力
するための複雑なデータ処理が一切必要でないようにし
たい。 ・ 基板上に粒子を散布により供給するため、部分的に
組成が異なる金属粉末成形体を得ることは難しい。 ・ また、金属粉末成形体を任意の層厚にしたり任意の
三次元形状とすることはできない。 本発明の課題は、金型を用いないことにより複雑な成形
形状に対応可能な、かつコンピュータのデータ処理を必
要としないことにより高度な作業を必要としない、金属
製成形体およびその製造方法を提供することにある。
はつぎの問題がある。 金型とプレスを用いた金属粉末成形の問題点はつぎ
の通りである。 ・ 複雑で込み入った形状に対応することが困難であ
る。 ・ 金型、プレスとも非常に高価である。成形形状が複
雑である場合、とくに高価となる。 ・ 金型の製作は通常1〜2ヵ月と長期間を要する。こ
れは、設計変更に対し迅速に対応しなければならない場
合にネックとなる。 静電気力を利用して層を形成する場合の問題点はつ
ぎの通りである。 ・ コンピュータで処理された情報の取込みは一般には
容易であるが、コンピュータによる設計がかえって容易
でない場合、すなわち曲面、曲線をもつもの、たとえば
人間の感性で表現される芸術的な曲線に対しても、人間
の直接描いた図面を直接利用することが可能になるよう
にしたい。そしてこのような図面をコンピュータに入力
するための複雑なデータ処理が一切必要でないようにし
たい。 ・ 基板上に粒子を散布により供給するため、部分的に
組成が異なる金属粉末成形体を得ることは難しい。 ・ また、金属粉末成形体を任意の層厚にしたり任意の
三次元形状とすることはできない。 本発明の課題は、金型を用いないことにより複雑な成形
形状に対応可能な、かつコンピュータのデータ処理を必
要としないことにより高度な作業を必要としない、金属
製成形体およびその製造方法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成する本発
明はつぎの通りである。 (1) 金属粒子と結着粒子とを混合したトナーを用い
図面情報を電子写真プロセスで転写した像をもつ金属粉
成形体を加熱焼結した金属粉焼結体からなる金属製成形
体。 (2) 金属粒子と結着粒子とを混合したトナーを用
い、図面情報を電子写真プロセスにより転写して、前記
図面情報の像をもつ金属粉成形体を成形する第1の工程
と、前記金属粉成形体を加熱し、結着粒子を分解すると
ともに金属粒子同士を焼結させて、金属粉焼結体を形成
する第2の工程と、からなる金属製成形体の製造方法。 (3) 前記第1の工程において金属粉成形体を複数枚
成形し、該金属粉成形体を複数枚重ね合わせたものを前
記第2の工程で加熱焼結して金属粉焼結体を形成する
(2)記載の金属製成形体の製造方法。 (4) 前記第1の工程において金属粉成形体を成形
し、該金属粉成形体を前記第2の工程で加熱焼結して金
属粉焼結体を形成するとともに該金属粉焼結体を複数枚
重ねて加熱焼結し金属粉焼結体を形成する(2)記載の
金属製成形体の製造方法。 (5) 前記トナーとして金属粒子の組成および/また
は種類が異なる複数のトナーを用意して前記第1の工程
の電子写真プロセスを実行することにより、各部で構成
金属粉末の組成および/または種類が変化する金属粉末
成形体を得る(2)記載の金属製成形体の製造方法。 (6) 前記金属粉成形体または前記金属粉焼結体を金
属部材表面に密着させた状態で前記第2の工程の加熱焼
結を行い、金属粉焼結体で金属部材を表面加工する
(2)記載の金属製成形体の製造方法。
明はつぎの通りである。 (1) 金属粒子と結着粒子とを混合したトナーを用い
図面情報を電子写真プロセスで転写した像をもつ金属粉
成形体を加熱焼結した金属粉焼結体からなる金属製成形
体。 (2) 金属粒子と結着粒子とを混合したトナーを用
い、図面情報を電子写真プロセスにより転写して、前記
図面情報の像をもつ金属粉成形体を成形する第1の工程
と、前記金属粉成形体を加熱し、結着粒子を分解すると
ともに金属粒子同士を焼結させて、金属粉焼結体を形成
する第2の工程と、からなる金属製成形体の製造方法。 (3) 前記第1の工程において金属粉成形体を複数枚
成形し、該金属粉成形体を複数枚重ね合わせたものを前
記第2の工程で加熱焼結して金属粉焼結体を形成する
(2)記載の金属製成形体の製造方法。 (4) 前記第1の工程において金属粉成形体を成形
し、該金属粉成形体を前記第2の工程で加熱焼結して金
属粉焼結体を形成するとともに該金属粉焼結体を複数枚
重ねて加熱焼結し金属粉焼結体を形成する(2)記載の
金属製成形体の製造方法。 (5) 前記トナーとして金属粒子の組成および/また
は種類が異なる複数のトナーを用意して前記第1の工程
の電子写真プロセスを実行することにより、各部で構成
金属粉末の組成および/または種類が変化する金属粉末
成形体を得る(2)記載の金属製成形体の製造方法。 (6) 前記金属粉成形体または前記金属粉焼結体を金
属部材表面に密着させた状態で前記第2の工程の加熱焼
結を行い、金属粉焼結体で金属部材を表面加工する
(2)記載の金属製成形体の製造方法。
【0005】上記(1)の金属製成形体および上記
(2)の金属製成形体の製造方法では、電子写真プロセ
ス(複写プロセス)により極薄の金属製成形体が得られ
る。複写成形法であるから、金型を用いず、複雑で込み
入った平面形状も出せる。また、図面をコンピュータに
入力、データ処理する必要もなく、高度な作業を伴わな
い。上記(3、(4)の金属製成形体の製造方法では、
要求に応じて金属製成形体の厚みを変えることができ
る。上記(5)の金属製成形体の製造方法では、複数種
のトナーを用意することにより、各部で金属粉末の組
成、種類の異なる金属製成形体が得られる。上記(6)
の金属製成形体の製造方法では、金属粉末成形体が金属
部材上に密着形成されることにより、金属製成形体が金
属部材の表面加工、表面処理に利用され得る。
(2)の金属製成形体の製造方法では、電子写真プロセ
ス(複写プロセス)により極薄の金属製成形体が得られ
る。複写成形法であるから、金型を用いず、複雑で込み
入った平面形状も出せる。また、図面をコンピュータに
入力、データ処理する必要もなく、高度な作業を伴わな
い。上記(3、(4)の金属製成形体の製造方法では、
要求に応じて金属製成形体の厚みを変えることができ
る。上記(5)の金属製成形体の製造方法では、複数種
のトナーを用意することにより、各部で金属粉末の組
成、種類の異なる金属製成形体が得られる。上記(6)
の金属製成形体の製造方法では、金属粉末成形体が金属
部材上に密着形成されることにより、金属製成形体が金
属部材の表面加工、表面処理に利用され得る。
【0006】
【発明の実施の形態】図1、図2、図3、図4、図5
は、それぞれ、本発明の第1、第2、第3、第4、第5
実施例の金属製成形体および/またはその製造方法を示
している。本発明の全実施例に共通する部分には、本発
明の全実施例にわたって同じ符号を付してある。まず、
本発明の全実施例に共通な部分を、図1を参照して、説
明する。本発明の何れの実施例においても、金属製成形
体は、金属粒子eと結着粒子rとを混合したトナーEを
用い図面情報を電子写真プロセスで転写した像をもつ金
属粉成形体Aを加熱焼結した金属粉焼結体Bからなる。
また、本発明の何れの実施例においても、金属製成形体
の製造方法は、金属粒子eと結着粒子rとを混合したト
ナーEを用い、図面情報を電子写真プロセスにより転写
して、図面情報の像をもつ金属粉成形体Aを成形する第
1の工程と、金属粉成形体Aを加熱し、結着粒子rを分
解するとともに金属粒子e同士を焼結させて、金属粉焼
結体Bを形成する第2の工程と、からなる。
は、それぞれ、本発明の第1、第2、第3、第4、第5
実施例の金属製成形体および/またはその製造方法を示
している。本発明の全実施例に共通する部分には、本発
明の全実施例にわたって同じ符号を付してある。まず、
本発明の全実施例に共通な部分を、図1を参照して、説
明する。本発明の何れの実施例においても、金属製成形
体は、金属粒子eと結着粒子rとを混合したトナーEを
用い図面情報を電子写真プロセスで転写した像をもつ金
属粉成形体Aを加熱焼結した金属粉焼結体Bからなる。
また、本発明の何れの実施例においても、金属製成形体
の製造方法は、金属粒子eと結着粒子rとを混合したト
ナーEを用い、図面情報を電子写真プロセスにより転写
して、図面情報の像をもつ金属粉成形体Aを成形する第
1の工程と、金属粉成形体Aを加熱し、結着粒子rを分
解するとともに金属粒子e同士を焼結させて、金属粉焼
結体Bを形成する第2の工程と、からなる。
【0007】金属製成形体の材料は、定着性に十分な最
低限の結着樹脂(結着粒子)rを金属粒子(金属粉末)
eと混合した静電荷像現像用トナーからなる。金属粉末
eの含有量は、30vol%〜90vol%、望ましく
は、50vol%〜70vol%である。30vol%
〜90vol%とする理由は、30vol%より小では
金属粉末の成形に支障が出るからであり、90vol%
より大では結着樹脂が少なくなり過ぎて十分な結着性が
得られないからである。
低限の結着樹脂(結着粒子)rを金属粒子(金属粉末)
eと混合した静電荷像現像用トナーからなる。金属粉末
eの含有量は、30vol%〜90vol%、望ましく
は、50vol%〜70vol%である。30vol%
〜90vol%とする理由は、30vol%より小では
金属粉末の成形に支障が出るからであり、90vol%
より大では結着樹脂が少なくなり過ぎて十分な結着性が
得られないからである。
【0008】上記トナーを用い、電子写真プロセス(複
写)により紙上に粉体像を定着させる(図1の工程10
1)。電子写真プロセスは、従来の複写プロセスと同様
であり、たとえば、つぎの工程を有する。 (1)静電潜像(electrostatic latent image)の形成 均一帯電させた感光体(光半導体)上に像露光を行って
静電潜像を得る。 (2)現像 静電潜像に着色荷電粒子(トナー)を付着させて可視像
(粉体像)とする。 (3)転写・分離 転写紙上に粉体像を転写し、感光ドラムから紙を分離す
る。 (4)クリーニング 感光体上の残余のトナーを除去し、つぎの潜像形成にそ
なえる。 (5)定着 未定着の粉体像を加熱などの方法で紙上に定着させる。
写)により紙上に粉体像を定着させる(図1の工程10
1)。電子写真プロセスは、従来の複写プロセスと同様
であり、たとえば、つぎの工程を有する。 (1)静電潜像(electrostatic latent image)の形成 均一帯電させた感光体(光半導体)上に像露光を行って
静電潜像を得る。 (2)現像 静電潜像に着色荷電粒子(トナー)を付着させて可視像
(粉体像)とする。 (3)転写・分離 転写紙上に粉体像を転写し、感光ドラムから紙を分離す
る。 (4)クリーニング 感光体上の残余のトナーを除去し、つぎの潜像形成にそ
なえる。 (5)定着 未定着の粉体像を加熱などの方法で紙上に定着させる。
【0009】このようにして、金型、プレスなしで、図
面情報から容易に金属粉末を主成分とした薄い層(金属
粉薄肉成形体A)が紙P上に形成される。金属粉薄肉成
形体Aの1層の厚さは、感光体の帯電した電位に比例す
るため、所望の厚さの金属粉体層が容易に生成できる。
ついで、金属粉薄肉成形体Aを用いて、加熱焼結工程1
02において、通常の粉末冶金の脱ロー、焼結工程と同
じように、高温の保護雰囲気、または真空中で加熱する
ことにより、結着樹脂rを分解させ、金属粉末e同士を
焼結することにより、目的とする金属粉薄肉焼結体Bが
得られる。加熱焼結工程で紙Pは炭化し、金属粉薄肉焼
結体Bから容易に剥離、除去される。
面情報から容易に金属粉末を主成分とした薄い層(金属
粉薄肉成形体A)が紙P上に形成される。金属粉薄肉成
形体Aの1層の厚さは、感光体の帯電した電位に比例す
るため、所望の厚さの金属粉体層が容易に生成できる。
ついで、金属粉薄肉成形体Aを用いて、加熱焼結工程1
02において、通常の粉末冶金の脱ロー、焼結工程と同
じように、高温の保護雰囲気、または真空中で加熱する
ことにより、結着樹脂rを分解させ、金属粉末e同士を
焼結することにより、目的とする金属粉薄肉焼結体Bが
得られる。加熱焼結工程で紙Pは炭化し、金属粉薄肉焼
結体Bから容易に剥離、除去される。
【0010】つぎに、本発明の各実施例に特有な部分を
説明する。本発明の第1実施例では、図1に示すよう
に、金属製成形体は金属粉薄肉焼結体Bからなる。ま
た、金属製成形体の製造方法では、第1の工程101に
おいて金属粉薄肉成形体A(1層の粉体像からなる)を
紙P上に成形し、この金属粉薄肉成形体Aを第2の工程
102で加熱焼結して金属粉薄肉焼結体B(1層の粉体
像を加熱焼結した1層の焼結体からなる)を形成する。
説明する。本発明の第1実施例では、図1に示すよう
に、金属製成形体は金属粉薄肉焼結体Bからなる。ま
た、金属製成形体の製造方法では、第1の工程101に
おいて金属粉薄肉成形体A(1層の粉体像からなる)を
紙P上に成形し、この金属粉薄肉成形体Aを第2の工程
102で加熱焼結して金属粉薄肉焼結体B(1層の粉体
像を加熱焼結した1層の焼結体からなる)を形成する。
【0011】本発明の第2実施例では、図2に示すよう
に、金属製成形体は金属粉厚肉焼結体Cからなる。ま
た、金属製成形体の製造方法では、第1の工程101に
おいて製造した金属粉薄肉成形体A(1層の粉体像から
なる)を複数枚重ね合わせ、これを第2の工程102に
おいて加熱焼結して金属粉厚肉焼結体C(複数層の粉体
像を加熱焼結した焼結体からなる)を形成する。第1の
工程101で得た金属粉薄肉成形体Aは紙P上に形成さ
れているので、複数枚の金属粉薄肉成形体Aを重ね合わ
せるときには、図2に示すように金属粉薄肉成形体Aの
紙と反対側の面同士を合わせて重ね合わせ、金属粉薄肉
成形体A同士の金属の拡散、融合が紙に邪魔されずに円
滑に行われるようにすることが望ましい。かくして製造
された金属粉厚肉焼結体Cは、金属粉薄肉成形体Aの厚
さ×重ね合わせ枚数分の厚さを有し、第1実施例に比べ
て、厚みが大な金属製成形体となる。
に、金属製成形体は金属粉厚肉焼結体Cからなる。ま
た、金属製成形体の製造方法では、第1の工程101に
おいて製造した金属粉薄肉成形体A(1層の粉体像から
なる)を複数枚重ね合わせ、これを第2の工程102に
おいて加熱焼結して金属粉厚肉焼結体C(複数層の粉体
像を加熱焼結した焼結体からなる)を形成する。第1の
工程101で得た金属粉薄肉成形体Aは紙P上に形成さ
れているので、複数枚の金属粉薄肉成形体Aを重ね合わ
せるときには、図2に示すように金属粉薄肉成形体Aの
紙と反対側の面同士を合わせて重ね合わせ、金属粉薄肉
成形体A同士の金属の拡散、融合が紙に邪魔されずに円
滑に行われるようにすることが望ましい。かくして製造
された金属粉厚肉焼結体Cは、金属粉薄肉成形体Aの厚
さ×重ね合わせ枚数分の厚さを有し、第1実施例に比べ
て、厚みが大な金属製成形体となる。
【0012】本発明の第3実施例では、図3に示すよう
に、金属製成形体は金属粉厚肉焼結体Dからなる。ま
た、金属製成形体の製造方法では、第2の工程102に
おいて製造した金属粉薄肉焼結体B(1層の粉体像の焼
結体からなる)を複数枚重ね合わせ、これを第2の工程
102の一部である図3の工程102A(第1実施例の
工程102の後に設けられる工程)において加熱焼結し
て金属粉厚肉焼結体D(複数層の金属粉薄肉焼結体Bを
加熱焼結した焼結体からなる)を形成する。第1実施例
の第2の工程102で得た金属粉薄肉焼結体Bでは、紙
Pは既に炭化していて金属粉薄肉焼結体Bから除去され
ているので、複数枚の金属粉薄肉焼結体Bを重ね合わせ
るときには、図3に示すように、金属粉薄肉焼結体B同
士を直接合わせて重ね合わせることができ、工程102
Aで加熱焼結したときに、金属粉薄肉焼結体B同士の金
属の拡散、融合が円滑に行われる。かくして製造された
金属粉厚肉焼結体Dは、金属粉薄肉焼結体Bの厚さ×重
ね合わせ枚数分の厚さを有し、第1実施例に比べて、厚
みが大な金属製成形体となる。また、重ね合わせの枚数
と、各積層高さでの粉末像の平面形状を選定することに
より、任意の三次元形状の金属製成形体が得られ、その
金属製成形体は金型としても、あるいは金属製モデルと
しても使用でき、かつその金属製成形体の製造方法は金
型の製造方法としても、あるいは金属製モデルの製造方
法としても利用できる。
に、金属製成形体は金属粉厚肉焼結体Dからなる。ま
た、金属製成形体の製造方法では、第2の工程102に
おいて製造した金属粉薄肉焼結体B(1層の粉体像の焼
結体からなる)を複数枚重ね合わせ、これを第2の工程
102の一部である図3の工程102A(第1実施例の
工程102の後に設けられる工程)において加熱焼結し
て金属粉厚肉焼結体D(複数層の金属粉薄肉焼結体Bを
加熱焼結した焼結体からなる)を形成する。第1実施例
の第2の工程102で得た金属粉薄肉焼結体Bでは、紙
Pは既に炭化していて金属粉薄肉焼結体Bから除去され
ているので、複数枚の金属粉薄肉焼結体Bを重ね合わせ
るときには、図3に示すように、金属粉薄肉焼結体B同
士を直接合わせて重ね合わせることができ、工程102
Aで加熱焼結したときに、金属粉薄肉焼結体B同士の金
属の拡散、融合が円滑に行われる。かくして製造された
金属粉厚肉焼結体Dは、金属粉薄肉焼結体Bの厚さ×重
ね合わせ枚数分の厚さを有し、第1実施例に比べて、厚
みが大な金属製成形体となる。また、重ね合わせの枚数
と、各積層高さでの粉末像の平面形状を選定することに
より、任意の三次元形状の金属製成形体が得られ、その
金属製成形体は金型としても、あるいは金属製モデルと
しても使用でき、かつその金属製成形体の製造方法は金
型の製造方法としても、あるいは金属製モデルの製造方
法としても利用できる。
【0013】本発明の第4実施例では、図4に示すよう
に、金属粉薄肉成形体Hが複数種合金組成分布をもって
いる。この場合、トナーとして、複数種の組成の異なる
トナーE(金属粒子e+結着粒子r)、F(金属粒子f
+結着粒子r)、G(金属粒子g+結着粒子r)を用
い、どのトナーをどの程度の密度で密着させるかの信号
(色の異なるドット密度の信号など)を入れておけば、
カラー電子写真プロセスと同様のプロセスにより、1つ
の図面から任意の組成の異なる粉末の薄肉成形が可能と
なる。また、積層方向にも、各層のトナーを変化させる
ことにより、複数種合金組成分布をもたせることが可能
である。金属粉薄肉成形体Hを成形した後の加熱焼結工
程には、本発明の第1〜第3実施例の加熱焼結工程の何
れを適用してもよく、その加熱焼結工程を適用すること
により、金属粉薄肉または厚肉焼結体とされ、金属製成
形体が得られる。
に、金属粉薄肉成形体Hが複数種合金組成分布をもって
いる。この場合、トナーとして、複数種の組成の異なる
トナーE(金属粒子e+結着粒子r)、F(金属粒子f
+結着粒子r)、G(金属粒子g+結着粒子r)を用
い、どのトナーをどの程度の密度で密着させるかの信号
(色の異なるドット密度の信号など)を入れておけば、
カラー電子写真プロセスと同様のプロセスにより、1つ
の図面から任意の組成の異なる粉末の薄肉成形が可能と
なる。また、積層方向にも、各層のトナーを変化させる
ことにより、複数種合金組成分布をもたせることが可能
である。金属粉薄肉成形体Hを成形した後の加熱焼結工
程には、本発明の第1〜第3実施例の加熱焼結工程の何
れを適用してもよく、その加熱焼結工程を適用すること
により、金属粉薄肉または厚肉焼結体とされ、金属製成
形体が得られる。
【0014】本発明の第5実施例では、図5に示すよう
に、金属粉薄肉成形体A(またはH)または金属粉焼結
体B(またはC、D)が金属部材Mの表面に密着され、
この状態で加熱焼結が行われる。ただし、金属粉薄肉成
形体A(またはH)を金属部材Mに密着させるときには
紙Pと反対側の面を金属部材に密着させる。加熱焼結に
より、結着樹脂rは分解し、金属粒子は互いに焼結する
とともに金属部材Mに拡散して固着する。これによっ
て、金属部材Mの表面に薄肉または厚肉の金属層(金属
粉の焼結層)を形成でき、金属部材の表面加工(表面処
理)として利用できる。
に、金属粉薄肉成形体A(またはH)または金属粉焼結
体B(またはC、D)が金属部材Mの表面に密着され、
この状態で加熱焼結が行われる。ただし、金属粉薄肉成
形体A(またはH)を金属部材Mに密着させるときには
紙Pと反対側の面を金属部材に密着させる。加熱焼結に
より、結着樹脂rは分解し、金属粒子は互いに焼結する
とともに金属部材Mに拡散して固着する。これによっ
て、金属部材Mの表面に薄肉または厚肉の金属層(金属
粉の焼結層)を形成でき、金属部材の表面加工(表面処
理)として利用できる。
【0015】
【実施例】具体的実施例を説明する。 実施例1 1)トナーの組成をつぎのようにした。 スチレン−アクリル酸共重合体 46体積% 低分子量ポリプロピレン 4体積% 黄銅粉末(平均粒子径45μm)50体積% 2)この混合物をロールミル中で110〜140℃で約
30分間加熱溶融混練し、室温まで冷却した後ハンマー
ミル、ジェットミル粉砕機で粉砕し、10〜20μmの
粒径のトナーを得た。 3)このトナーを用いて、電子写真複写機で紙上に厚さ
約100μmのトナー層(これが金属粉薄肉成形体Aで
ある)を複写した。 4)この複写された紙を約500℃で30分間加熱脱脂
後、Arガス中で810℃、1時間の焼結を行い、室温
まで冷却したところ、厚さ70μmの黄銅金属膜焼結体
(これが金属粉薄肉焼結体Bである)が得られた。な
お、トナーが複写された紙は上記加熱焼結処理中に炭化
され黄銅金属膜とは容易に剥離可能であった。
30分間加熱溶融混練し、室温まで冷却した後ハンマー
ミル、ジェットミル粉砕機で粉砕し、10〜20μmの
粒径のトナーを得た。 3)このトナーを用いて、電子写真複写機で紙上に厚さ
約100μmのトナー層(これが金属粉薄肉成形体Aで
ある)を複写した。 4)この複写された紙を約500℃で30分間加熱脱脂
後、Arガス中で810℃、1時間の焼結を行い、室温
まで冷却したところ、厚さ70μmの黄銅金属膜焼結体
(これが金属粉薄肉焼結体Bである)が得られた。な
お、トナーが複写された紙は上記加熱焼結処理中に炭化
され黄銅金属膜とは容易に剥離可能であった。
【0016】実施例2 使用したトナーおよび複写、加熱工程は実施例1の1)
〜3)と同様にし、これを2枚作成し、その複写面を重
ねて、4)と同一の条件で加熱焼結した結果、重ね合わ
せた複写面が互いに焼結し、約140μmの黄銅金属膜
(これが金属粉厚肉焼結体Cである)が得られた。
〜3)と同様にし、これを2枚作成し、その複写面を重
ねて、4)と同一の条件で加熱焼結した結果、重ね合わ
せた複写面が互いに焼結し、約140μmの黄銅金属膜
(これが金属粉厚肉焼結体Cである)が得られた。
【0017】
【発明の効果】請求項1の金属製成形体および請求項2
の金属製成形体の製造方法によれば、複写成形によるた
め、金型を用いないで済み、かつ複雑で込み入った平面
形状にも対応できる。また、図面をコンピュータに入
力、データ処理する必要もなく、高度な作業を伴わな
い。また、薄肉の金属粉成形体および金属粉焼結体を容
易に得ることができる。さらに、CADで設計された情
報がある場合、これを本発明で図面化して用いることは
いうまでもなく、その作業は極めて容易である。コンピ
ュータによる設計がかえって容易でない場合、すなわち
曲面、曲線をもつ部材、たとえば人間の感性で表現され
る芸術的な曲線に対しても、人間の直接描いた図面を直
接利用することが可能であり、このような図面をコンピ
ュータに入力するための複雑なデータ処理が一切必要で
ない。請求項2〜4の金属製成形体の製造方法によれ
ば、要求に応じて薄肉から任意の厚肉まで金属製成形体
の厚みを変えることができる。薄肉の厚さも複写機の感
光体の電位を変えることにより変えることができる。請
求項5の金属製成形体の製造方法によれば、複数種のト
ナーを用意することにより、各部で金属粉末の組成、種
類の異なる金属製成形体が得られる。請求項6の金属製
成形体の製造方法では、金属製成形体を金属部材上に密
着形成することにより、金属製成形体が金属部材の表面
加工、表面処理として利用することができる。
の金属製成形体の製造方法によれば、複写成形によるた
め、金型を用いないで済み、かつ複雑で込み入った平面
形状にも対応できる。また、図面をコンピュータに入
力、データ処理する必要もなく、高度な作業を伴わな
い。また、薄肉の金属粉成形体および金属粉焼結体を容
易に得ることができる。さらに、CADで設計された情
報がある場合、これを本発明で図面化して用いることは
いうまでもなく、その作業は極めて容易である。コンピ
ュータによる設計がかえって容易でない場合、すなわち
曲面、曲線をもつ部材、たとえば人間の感性で表現され
る芸術的な曲線に対しても、人間の直接描いた図面を直
接利用することが可能であり、このような図面をコンピ
ュータに入力するための複雑なデータ処理が一切必要で
ない。請求項2〜4の金属製成形体の製造方法によれ
ば、要求に応じて薄肉から任意の厚肉まで金属製成形体
の厚みを変えることができる。薄肉の厚さも複写機の感
光体の電位を変えることにより変えることができる。請
求項5の金属製成形体の製造方法によれば、複数種のト
ナーを用意することにより、各部で金属粉末の組成、種
類の異なる金属製成形体が得られる。請求項6の金属製
成形体の製造方法では、金属製成形体を金属部材上に密
着形成することにより、金属製成形体が金属部材の表面
加工、表面処理として利用することができる。
【図1】本発明の第1実施例の金属製成形体の側面図と
金属製成形体の製造方法の工程図である。
金属製成形体の製造方法の工程図である。
【図2】本発明の第2実施例の金属製成形体の側面図と
金属製成形体の製造方法の工程図である。
金属製成形体の製造方法の工程図である。
【図3】本発明の第3実施例の金属製成形体の側面図と
金属製成形体の製造方法の工程図である。
金属製成形体の製造方法の工程図である。
【図4】本発明の第4実施例の金属製成形体の側面図と
金属製成形体の製造方法の工程図である。
金属製成形体の製造方法の工程図である。
【図5】本発明の第5実施例の金属製成形体の製造方法
で作製金属製成形体の側面図である。
で作製金属製成形体の側面図である。
A、H 金属粉薄肉成形体 B 金属粉薄肉焼結体 C、D 金属粉厚肉焼結体 M 金属部材 P 紙 101、101A 電子写真プロセス(複写プロセス) 102、102A 加熱焼結工程
Claims (6)
- 【請求項1】 金属粒子と結着粒子とを混合したトナー
を用い図面情報を電子写真プロセスで転写した像をもつ
金属粉成形体を加熱焼結した金属粉焼結体からなる金属
製成形体。 - 【請求項2】 金属粒子と結着粒子とを混合したトナー
を用い、図面情報を電子写真プロセスにより転写して、
前記図面情報の像をもつ金属粉成形体を成形する第1の
工程と、 前記金属粉成形体を加熱し、結着粒子を分解するととも
に金属粒子同士を焼結させて、金属粉焼結体を形成する
第2の工程と、からなる金属製成形体の製造方法。 - 【請求項3】 前記第1の工程において金属粉成形体を
複数枚成形し、該金属粉成形体を複数枚重ね合わせたも
のを前記第2の工程で加熱焼結して金属粉焼結体を形成
する請求項2記載の金属製成形体の製造方法。 - 【請求項4】 前記第1の工程において金属粉成形体を
成形し、該金属粉成形体を前記第2の工程で加熱焼結し
て金属粉焼結体を形成するとともに該金属粉焼結体を複
数枚重ねて加熱焼結し金属粉焼結体を形成する請求項2
記載の金属製成形体の製造方法。 - 【請求項5】 前記トナーとして金属粒子の組成および
/または種類が異なる複数のトナーを用意して前記第1
の工程の電子写真プロセスを実行することにより、各部
で構成金属粉末の組成および/または種類が変化する金
属粉末成形体を得る請求項2記載の金属製成形体の製造
方法。 - 【請求項6】 前記金属粉成形体または前記金属粉焼結
体を金属部材表面に密着させた状態で前記第2の工程の
加熱焼結を行い、金属粉焼結体で金属部材を表面加工す
る請求項2記載の金属製成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9071253A JPH10265804A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 金属製成形体およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9071253A JPH10265804A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 金属製成形体およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10265804A true JPH10265804A (ja) | 1998-10-06 |
Family
ID=13455369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9071253A Pending JPH10265804A (ja) | 1997-03-25 | 1997-03-25 | 金属製成形体およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10265804A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017102449A (ja) * | 2015-12-02 | 2017-06-08 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 直接金属電子写真積層造形方法 |
-
1997
- 1997-03-25 JP JP9071253A patent/JPH10265804A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017102449A (ja) * | 2015-12-02 | 2017-06-08 | ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ | 直接金属電子写真積層造形方法 |
US10150255B2 (en) | 2015-12-02 | 2018-12-11 | General Electric Company | Direct metal electrophotography additive manufacturing methods |
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