JPH10262076A - 電子メールの交換経過階層表示方法および送受信端末装置 - Google Patents

電子メールの交換経過階層表示方法および送受信端末装置

Info

Publication number
JPH10262076A
JPH10262076A JP9064087A JP6408797A JPH10262076A JP H10262076 A JPH10262076 A JP H10262076A JP 9064087 A JP9064087 A JP 9064087A JP 6408797 A JP6408797 A JP 6408797A JP H10262076 A JPH10262076 A JP H10262076A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mail
progress
file
discussion
hierarchical structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9064087A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3356383B2 (ja
Inventor
Yoshinori Fujita
義則 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Software Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Software Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Software Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Software Engineering Co Ltd
Priority to JP06408797A priority Critical patent/JP3356383B2/ja
Publication of JPH10262076A publication Critical patent/JPH10262076A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3356383B2 publication Critical patent/JP3356383B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数メンバがそれぞれ異なるメールシステム
を使用して電子メールを交換する際に、その交換の経過
を容易に把握でき、同一テーマに関する議論等を効率良
く進行させることができるようにすること。 【解決手段】 メール本文に対し交換経過に関する情報
を記述した添付ファイルを作成し、この添付ファイルを
メール本文に添付して予め定めた複数のメンバに同報送
信し、受信側では、他のメンバから受信した電子メール
の添付ファイルをマージした後、メール別の識別符号お
よび送信元の情報に基づいて交換経過を解析し、交換経
過の階層構造シンボル図を作成して表示装置に表示し、
さらに表示された階層構造シンボル図における送受信端
ノードの選択指定操作に対し、その送受信端ノードが送
信した添付ファイルの内容を階層構造シンボル図と共に
表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のメンバがそ
れぞれ異なるメールシステムを使用して電子メールを交
換する際の交換経過を階層表示する方法および送受信端
末装置に係り、例えば複数のメンバで同一のテーマに関
して議論を行う場合等においてその議論の経過を階層表
示するのに好適な交換経過階層表示方法および電子メー
ルの送受信端末装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来において、コンピュータを使用して
複数メンバで議論を進める場合、大きく2通りの方法が
あった。
【0003】一つはディスカッションデータベース、電
子掲示板またはパブリックフォルダなどと呼ぶ技術で、
複数のメンバでファイルを共用して議論を進める方法で
ある。もう一つは電子メールを複数メンバに同報して各
々の回答を回収する方法である。
【0004】ところで、同じ会社の中でも担当業務の違
い等の理由でそれぞれ異なる複数のメールシステムを導
入するケースが多くなっている。しかしながら、上記の
方法はいずれも同一のメールシステムであることを前提
としているため、異なるメールシステム相互間では議論
を進めることはできない。
【0005】そこで、異なるメールシステム相互間をゲ
ートウェイ機能で接続し、電子メールをテキストファイ
ル形式で交換し、各送受信端末装置において議論の内容
を時系列に蓄積しておき、この蓄積した議論の内容をス
クロール表示させることによって議論経過を把握させる
方法が考えられる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、議論の
内容をスクロール表示させることによって議論経過を把
握させる方法を採用した場合、メンバ数の増加に伴って
スクロール量が増加するので、スクロール操作が面倒で
あるばかりか、メンバ間での議論のやり取りの仕方を容
易に把握できず、効率良く議論を進行できないという問
題がある。
【0007】本発明の目的は、少なくとも1対のメンバ
がそれぞれ異なるメールシステムを使用して電子メール
を交換する際に、その交換の経過を容易に把握でき、同
一テーマに関する議論等を効率良く進行させることがで
きる電子メールの交換経過階層表示方法および送受信端
末装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電子メールの交換経過階層表示方法は、少
なくとも1対のメンバがそれぞれ異なるメールシステム
を使用して電子メールを交換する際の交換経過を階層表
示する方法であって、各メンバが送信するメール本文に
対して交換経過に関する情報を記述した添付ファイルを
作成し、この添付ファイルをメール本文に添付して送信
先のメンバに送信すると共に、他のメンバから受信した
メール本文の添付ファイルをマージした後、メール別の
識別符号および送信元の情報に基づいてメール交換経過
を解析し、交換経過の階層構造シンボル図を作成し、そ
の作成された階層構造シンボル図を表示手段に表示し、
さらに表示された階層構造シンボル図における送受信端
ノードの選択指定操作に対し、その送受信端ノードが送
信した添付ファイルの内容を階層構造シンボル図と共に
前記表示手段に表示することを特徴とする。
【0009】また、本発明の電子メールの送受信端末装
置は、メール本文に対し交換経過に関する情報を記述し
た添付ファイルを作成し、この添付ファイルをメール本
文に添付して送信先のメンバに送信する手段と、他のメ
ンバから受信した電子メールの添付ファイルをマージし
た後、メール別の識別符号および送信元の情報に基づい
てメール交換経過を解析し、交換経過の階層構造シンボ
ル図を作成する手段と、作成された階層構造シンボル図
を表示する表示手段と、表示された階層構造シンボル図
における送受信端ノードの選択指定操作に対し、その送
受信端ノードが送信した添付ファイルの内容を階層構造
シンボル図と共に前記表示手段に表示させる手段と、を
備えることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示する実施の形
態により詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の電子メールの送受信端末
装置の実施形態を示すブロック構成図であり、メール本
文等の文字を入力するキーボード1、メール作成や送
信,受信等の処理メニュー等の選択操作を行うポインテ
ィングデバイス(以下、マウスと略記)2、メール本文
やメールの交換経過の階層構造シンボル図を表示する表
示装置3、メモリ4に格納されたメールプログラム41
や議論経過階層表示プログラム42に従って電子メール
の作成および送受信処理を行うCPU5、議論経過に関
する情報などを格納する外部記憶装置6を備えている。
これらの各部分はシステムバス7によって接続され、そ
のシステムバス7には回線インタフェース8を介して公
衆回線網9が接続されている。
【0012】ここで、外部記憶装置6には、他のメンバ
から受信した議論経過ファイルの内容を格納する議論経
過ファイル61と、現在まで複数のメンバから受信した
議論経過ファイルの内容をマージした内容を格納する議
論経過マージドファイル62と、議論経過階層解析結果
の階層構造シンボル図を格納する議論経過階層解析結果
格納ファイル63とが設けられている。
【0013】図2は、このように構成された送受信端末
装置を設置した複数のメールシステムのシステム構成図
であり、ここでは3つのメールシステム11〜13がゲ
ートウェイ(GW)14〜19によって接続された構成
を示している。メールシステム11〜13のそれぞれ
は、図1に示すように構成された送受信端末装置10を
公衆回線網9によって接続したものであるが、各メール
システムにおける送受信端末装置10のメールプログラ
ム41はメールシステム毎に異なっている。すなわち、
メールシステム11内の送受信端末装置10のメールプ
ログラム41は、それぞれA社製,B社製,C社製のメ
ールプログラムであり、それぞれ独自のフォーマットで
電子メールを交換するようになっている。
【0014】ゲートウェイ(GW)14〜19は、他の
メールシステムとの間で電子メールを交換する際に、共
通のフォーマットに変換して交換するためのものであ
る。
【0015】ここで、各メールシステム11〜13のメ
ールプログラム41は、メール本文に対し添付ファイル
を添付して送信できる機能を共通に備えている。本発明
は、この共通の機能に着目し、添付ファイル内に議論経
過に関する情報を格納して目的とする送信先に送信し、
その各送信先で添付ファイルの内容を解析することによ
り、議論経過の階層構造を表示するものである。
【0016】この階層構造の表示機能は、メールプログ
ラム41から議論経過階層表示プログラム42を起動す
ることによって実現されるものである。
【0017】図3は、議論経過階層表示プログラム42
の機能構成の概略を示す機能構成図であり、メール本文
に対し議論経過(メール交換経過)に関する情報を記述
した議論経過ファイルを作成する議論経過書込み処理部
421と、他のメンバから電子メールの添付ファイルと
して受信した議論経過ファイル61の内容をマージし、
議論経過マージドファイル62に格納すると共に、マー
ジした議論経過ファイル62の内容をメール本文の添付
ファイルとしてして予め定めた複数のメンバに同報送信
するなどの全体制御を行う全体制御部422と、マージ
した議論経過ファイル62の中のメール別の識別符号お
よび送信元の情報に基づいて議論経過(メール交換経
過)を解析し、交換経過の階層構造シンボル図を作成す
る議論経過解析部423と、作成された階層構造シンボ
ル図を表示装置3に表示させると共に、表示された階層
構造シンボル図における送受信端ノードの選択指定操作
に対し、その送受信端ノードが送信した添付ファイルの
内容を階層構造シンボル図と共に表示させる議論経過階
層表示処理部424とから構成されている。
【0018】図4は、メールプログラム41によって表
示装置3の画面に表示されるツールアイコンとウィンド
ウの例を示す図であり、画面上部に、作成、受信、送
信、添付、議論経過ファイル作成の各ツールアイコン3
1〜35が表示されている。メール本文を作成する際に
は、マウス2のカーソル操作によって「作成」アイコン
31を選択する。また、他のメンバからの電子メールを
受信する際にはマウス2のカーソル操作によって「受
信」アイコン32を選択し、また他のメンバに電子メー
ルを送信する際には「送信」アイコン33を選択する。
さらに、メール本文に対し添付ファイルを添付する際に
は、「添付」アイコン34を選択した後、添付ファイル
名称を指定する。また、議論経過ファイルを作成する際
には、「議論経過ファイル作成」アイコン35を選択す
る。
【0019】「議論経過ファイル作成」アイコン35を
選択した場合には、図4に示すように、画面中央付近に
議論経過ファイルの内容を入力するためのウィンドウ3
6が表示され、このウィンドウ36内で議論経過ファイ
ルの内容をキーボード1から入力する。
【0020】図5は、メールプログラム41による電子
メールの送受信処理を示すフローチャートである。以
下、このフローチャートを参照してメールプログラム4
1による電子メールの送受信処理の概要を説明する。
【0021】メールプログラム41は、起動後において
ユーザによるツールアイコンの選択操作待ち状態となっ
ている。この選択操作待ち状態において、「作成」アイ
コン31が選択操作されたならば、メール本文を入力す
るためのウィンドウ36を表示画面内に開き、キーボー
ド1の文字キー操作に従ってメール本文を作成する(ス
テップ411,412)。
【0022】また、「議論経過ファイル作成」アイコン
35が選択操作されたならば、議論経過階層表示プログ
ラム42を起動し、議論経過を入力するためのウィンド
ウ36を表示画面内に開き、キーボード1の文字キー操
作に従って議論経過の内容を作成する(ステップ41
3,414)。なお、議論経過階層表示プログラム42
の処理については図6および図7を用いて後述する。
【0023】また、「送信」アイコン33が選択操作さ
れた場合(ステップ415)、メール本文に対して添付
する添付ファイルの指定が有るかどうかを判定し(ステ
ップ416)、「添付」アイコン34の選択操作に引き
続いて添付ファイル名称の指定が行われたならば、その
指定された添付ファイルを外部記憶装置6から読み込ん
だ後(ステップ417)、メール本文に対し添付ファイ
ルを添付して指定宛先に送信する(ステップ418)。
なお、送信宛先の指定の仕方については、公知の技術を
用いて実現できるため、ここでの説明は省略する。
【0024】しかし、「添付」アイコン34の選択操作
が行われなかった場合は、メール本文のみを指定宛先に
送信する(ステップ418)。
【0025】一方、「受信」アイコン32が選択操作さ
れた場合(ステップ419)、自分宛に受信されている
電子メールの一覧を表示画面に表示し、その表示画面で
目的の電子メールの1つがマウス2の選択操作によって
指定されるのを待ち、メール指定操作が行われたならば
(ステップ420)、その指定メールを同一メールシス
テム内のメールサーバから取り出し、表示装置画面に表
示する(ステップ421)。
【0026】この表示されたメール本文中に、添付ファ
イルが有ることを示すアイコンまたは記号が表示されて
いた場合(ステップ422)、その添付ファイルが議論
経過ファイルであるかどうかを判定する(ステップ42
3)。
【0027】添付ファイルが議論経過ファイルであるか
どうかは、議論経過ファイルに設定した固有のファイル
形式によって判定する。すなわち、メールシステムにお
いては、議論経過を格納したファイルと異なる通常の添
付ファイルが存在するが、本実施形態においては、この
通常の添付ファイルと議論経過ファイルとを区別するた
めに、議論経過ファイルは特有のファイル形式に設定し
ている。そこで、受信したメール本文に対し添付ファイ
ルが存在する場合、そのファイル形式によって当該添付
ファイルが議論経過ファイルであるのか、通常のファイ
ルであるのかを判定する。この判定の結果、添付ファイ
ルが議論経過ファイルであることが判明した場合、議論
経過階層表示プログラム42を起動する。
【0028】なお、ファイル形式と起動対象の議論経過
階層表示プログラム42とを予め定義しておいてメール
プログラム41を起動すれば、議論経過階層表示プログ
ラム42を意識する必要はない。
【0029】一方、通常の添付ファイルであった場合、
その添付ファイルを開く指示がユーザによってなされた
か否かを判定し、開指示がなされたならば、その添付フ
ァイルの内容をメール本文と共に表示画面に表示する。
この通常の添付ファイルの処理については既存のメール
プログラムで既に実施されているため、その手順の詳細
は図示を省略している。
【0030】メールプログラム41による電子メールの
送受信処理が終了し、ユーザが終了操作を行った場合は
(ステップ425)、メールプログラム41による一連
の処理を終了する。
【0031】次に、図6および図7に示す議論経過階層
表示プログラム42の処理手順について説明する。
【0032】この議論経過階層表示プログラム42は、
メールプログラム41の起動状態において「議論経過フ
ァイル作成」アイコン35が選択操作された場合と、受
信したメール本文に添付されていた添付ファイルが「議
論経過ファイル」であった場合にメールプログラム41
によって起動される。
【0033】まず、「議論経過ファイル作成」アイコン
35が選択操作されたことによって起動された場合、議
論経過ファイルの作成であることを確認した後(ステッ
プ431)、その議論経過ファイルの内容の入力は終了
したか否かを判定する(ステップ432)。ユーザによ
るキーボード1の操作によって議論経過ファイルの内容
の入力が終了したならば、「保存」指示がなされたか否
かを判定し(ステップ433)、その入力内容を議論経
過マージドファイル62に格納する(ステップ43
4)。これによって、他のメンバに送信する議論経過フ
ァイルの作成作業が終了する。議論経過ファイルの作成
作業が終了したならば、ステップ435以後の処理を行
うが、このステップ435以後の処理は他のメンバから
議論経過ファイルを受信した場合の処理に該当するの
で、ステップ446の処理を経て議論経過階層表示プロ
グラム42の処理は終了し、メールプログラム41の処
理に復帰する。
【0034】受信したメール本文に添付されていた添付
ファイルが「議論経過ファイル」であった場合、その議
論経過ファイルの開指示がなされたか否かを判定する
(ステップ435)。議論経過ファイルの開指示がなさ
れなかった場合は、ユーザは議論経過の階層構造シンボ
ル図を必要としていないものと見做し、ステップ446
の「階層表示終了」の判定を経て階層表示の終了、また
はステップ440に進む。
【0035】しかし、議論経過ファイルの開指示がなさ
れた場合は、受信した議論経過ファイルの名称と同一名
称の議論経過マージドファイルが有るかどうかをマージ
用ディレクトリによって判定し(ステップ436)、な
かった場合には、今回受信した議論経過ファイルを議論
経過マージドファイル62にそのまま書き込む(ステッ
プ437)。
【0036】これに対し、受信した議論経過ファイルの
名称と同一名称の議論経過マージドファイル62が既に
存在していた場合は、その議論経過マージドファイル6
2からファイル内容を取り出し(ステップ438)、そ
の中の議論経過セパレータで区切られた各メール別のI
D(すなわち議論経過ID)と送信元の情報に基づい
て、これら2つのファイルの内容をマージし、再び議論
経過マージドファイル62に書き込む(ステップ43
9)。これによって、現在までの送受信された議論経過
の内容がメール単位で集積された議論経過マージドファ
イル62が得られる。なお、議論経過セパレータと各メ
ール別のID(議論経過ID)については、後述する。
【0037】議論経過マージドファイル62が得られた
ならば、その内容の階層構造を解析し、議論経過の構想
構造を表す階層構造シンボル図を作成し、解析結果格納
ファイル63に格納する(ステップ440)。階層構造
シンボル図の階層構造は、議論経過IDを利用し、通常
のディレクトリ管理と同様にして作成することができ
る。
【0038】次に、解析結果格納ファイル63に格納さ
れた階層構造シンボル図を読出し、表示画面に表示する
(ステップ441)。図8にその表示例を示している。
階層構造シンボル図は、議論経過ファイルの内容を表示
するウィンドウ81とは別のウィンドウ82内に表示さ
れる。なお、図8においては、階層構造シンボル図の中
の「送信元X」を表すノードがマウス2によって選択さ
れた場合に、「送信元X」が送信した「回答」83の内
容をウィンドウ81内に表示している例を示している。
【0039】階層構造シンボル図を表示した状態で、そ
の中の1つの階層ノードがマウス2の操作によって選択
された場合(ステップ442)、その選択されたノード
IDに対応する議論経過内容を議論経過マージドファイ
ル62内から読出し、その内容を階層構造シンボル図と
共に図8のように表示する(ステップ443)。
【0040】従って、階層構造シンボル図中の階層ノー
ドを順次選択することによって、各メンバが送信した内
容を拾い読み形式で把握することができ、従来のスクロ
ール形式の表示方法に比べて議論経過を極めて容易な操
作で、かつ的確に把握し、議論の効率的な進行に寄与す
ることが可能になる。
【0041】議論経過の内容がウィンドウ81に表示さ
れている状態で、このウィンドウ81を見ているメンバ
によって追加入力操作がなされた場合には(ステップ4
44)、その追加内容を議論経過マージドファイル62
の最高尾に議論経過セパレータを付加し、その後に、メ
ール送信者名(または送信者ID)とメールIDを付加
し、追加入力内容を書き込む(ステップ445)。この
ステップ445の処理は、他のメンバから受信した議論
経過ファイルに対し、自分の意見や見解を書き込み、再
度他のメンバに同報送信するための処理である。
【0042】このようにして自分の意見や見解を追加し
た議論経過ファイルを他のメンバに送信する場合、議論
経過階層表示プログラム42の処理を一旦終了し、メー
ルプログラム41の「送信」アイコン33の選択操作の
後に、「添付」アイコン34を選択操作し、メール本文
の添付ファイルとして議論経過マージドファイル62を
指定して送信する。この場合、メール本文は宛先と題名
などの簡単な内容でよい。
【0043】図9は、特許提案の起案者である送信者X
が特許提案の明細書をメール本文91、「特許明細書原
案送付」を議論経過ファイルの内容92として特許部門
と共同提案者Aに送付し、特許部門と共同提案者Aから
の回答を得る場合の送信内容の例を示すものであり、図
8は、送信者Xが作成した特許提案を特許部門と共同提
案者Aに送付し、それぞれからの回答をもらい、その回
答に対してさらに特許部門に対する回答と修正した特許
提案(#1)を付加して再度特許部門と共同提案者Aに
送付し、それを特許部門のメンバが参照している表示例
を示すものである。
【0044】図9に示すように、送信者Xはメール本文
91に対し議論経過ファイルの内容92を添付して特許
部門と共同提案者Aに送付する。これに対し、特許部門
と共同提案者Aは、それぞれの意見あるいは質問点を記
述した議論経過ファイルの内容94,96をメール本文
93,95に添付して自分以外の他のメンバに同報送信
する。
【0045】送信者Xが特許部門からの質問に対する回
答を送付した段階では、全てのメンバの議論経過マージ
ドファイル62の内容は図10に示すようなものとなっ
ている。図10において、「***」で示す記号が議論
経過セパレータ101であり、「ID:001」〜「I
D:005」が各メンバが送信したメールを区別するた
めのメールID102である。このメールID102
は、各メールが議論経過に従って送受信されることか
ら、議論経過別のIDであることを意味する。
【0046】以上のように本実施形態においては、メー
ル本文に対し議論経過に関する情報を記述した添付ファ
イルを作成し、この添付ファイルをメール本文に添付し
て予め定めた複数のメンバに同報送信し、受信側では、
他のメンバから受信した電子メールの添付ファイルをマ
ージした後、メール別の識別符号および送信元の情報に
基づいて議論経過を解析し、議論経過の階層構造シンボ
ル図を作成して表示装置に表示し、さらに表示された階
層構造シンボル図における送受信端ノードの選択指定操
作に対し、その送受信端ノードが送信した添付ファイル
の内容を階層構造シンボル図と共に表示させるようにし
たため、階層構造シンボル図中の階層ノードを順次選択
することによって、各メンバが送信した内容を拾い読み
形式で把握することができ、従来のスクロール形式の表
示方法に比べて議論経過を極めて容易な操作で、かつ的
確に把握し、議論の効率的な進行に寄与することが可能
になる。
【0047】また、議論経過階層表示プログラム42を
既存のメールプログラム41で起動するように組み込む
だけであるため、メールプログラム41が異なるメール
システム相互間であっても、それぞれのメールシステム
の送受信端末装置10に議論経過階層表示プログラム4
2を組み込み、ゲートウェイを介して議論経過ファイル
を添付ファイルとして送受信することにより、各メール
システムでは同一の操作によって議論経過を参照するこ
とが可能になる。
【0048】なお、上記実施形態においては、同一テー
マに対する各メンバの意見等を同報送信する例を説明し
たが、本発明はこれに限定されるものではなく、メール
の交換経過を把握する場合にも適用できることは言うま
でもない。
【0049】また、メンバ数としては、3人以上の場合
を例に挙げて説明しているが、1対(2人)のメンバで
議論を進める場合にも適用できることは言うまでもな
い。メンバ数が1対の場合は同報送信の必要はない。
【0050】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、メール
本文に対し交換経過に関する情報を記述した添付ファイ
ルを作成し、この添付ファイルをメール本文に添付して
予め定めた複数のメンバに同報送信し、受信側では、他
のメンバから受信した電子メールの添付ファイルをマー
ジした後、メール別の識別符号および送信元の情報に基
づいて交換経過を解析し、交換経過の階層構造シンボル
図を作成して表示装置に表示し、さらに表示された階層
構造シンボル図における送受信端ノードの選択指定操作
に対し、その送受信端ノードが送信した添付ファイルの
内容を階層構造シンボル図と共に表示させるようにした
ため、階層構造シンボル図中の階層ノードを順次選択す
ることによって、各メンバが送信した内容を拾い読み形
式で把握することができ、従来のスクロール形式の表示
方法に比べてメールの交換経過を極めて容易な操作で、
かつ的確に把握し、議論等の効率的な進行に寄与するこ
とが可能になる。
【0051】また、議論経過階層表示プログラムを既存
のメールプログラムで起動するように組み込むだけであ
るため、メールプログラムが異なるメールシステム相互
間であっても、それぞれのメールシステムの送受信端末
装置に議論経過階層表示プログラムを組み込み、ゲート
ウェイを介して議論経過ファイルを添付ファイルとして
送受信することにより、各メールシステムでは同一の操
作によって議論経過を参照することが可能になる等の効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した電子メールの送受信端末装置
の実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1の送受信端末装置を用いた複数のメールシ
ステムの例を示すシステム構成図である。
【図3】図1の送受信端末装置に組み込む議論経過階層
表示プログラムの機能構成を示す機能ブロック図であ
る。
【図4】表示装置に表示される各種のツールアイコンの
例を示す図である。
【図5】メール送受信プログラムの送受信処理手順を示
すフローチャートである。
【図6】議論経過階層表示プログラムの処理手順を示す
フローチャートである。
【図7】図6の続きを示すフローチャートである。
【図8】議論経過階層シンボル図と議論内容の表示例を
示す図である。
【図9】議論経過ファイルを複数メンバで送受する例を
示す図である。
【図10】議論経過ファイルマージドファイルの内容の
例を示す図である。
【符号の説明】
1…キーボード、2…ポインティングデバイス、3…表
示装置、4…メモリ、6…外部記憶装置、10…電子メ
ールの送受信端末装置、11〜13…メールシステム、
41…メールプログラム、61…議論経過ファイル、6
2…議論経過マージドファイル、63…議論経過階層解
析結果格納ファイル、91,93,95…メール本文、
92,94,96…議論経過内容。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1対のメンバがそれぞれ異な
    るメールシステムを使用して電子メールを交換する際の
    交換経過を階層表示する方法であって、 各メンバが送信するメール本文に対して交換経過に関す
    る情報を記述した添付ファイルを作成し、この添付ファ
    イルをメール本文に添付して送信先のメンバに送信する
    と共に、他のメンバから受信したメール本文の添付ファ
    イルをマージした後、メール別の識別符号および送信元
    の情報に基づいてメール交換経過を解析し、交換経過の
    階層構造シンボル図を作成し、その作成された階層構造
    シンボル図を表示手段に表示し、さらに表示された階層
    構造シンボル図における送受信端ノードの選択指定操作
    に対し、その送受信端ノードが送信した添付ファイルの
    内容を階層構造シンボル図と共に前記表示手段に表示す
    ることを特徴とする電子メールの交換経過階層表示方
    法。
  2. 【請求項2】 前記交換経過に関する情報を記述した添
    付ファイルには、他の添付ファイルと区別可能な特定の
    ファイル形式を設定し、この特定のファイル形式の添付
    ファイルのみを対象としてマージし、メール交換経過の
    階層構造を解析することを特徴とする請求項1記載の電
    子メールの交換経過階層表示方法。
  3. 【請求項3】 メール交換メンバが3人以上である場合
    は、同報送信によってメール本文およびその添付ファイ
    ルを各メンバに送信することを特徴とする請求項1また
    は2記載の電子メールの交換経過階層表示方法。
  4. 【請求項4】 少なくとも1対のメンバがそれぞれ異な
    るメールシステムを使用して電子メールを交換する際に
    用いる電子メールの送受信端末装置であって、 メール
    本文に対し交換経過に関する情報を記述した添付ファイ
    ルを作成し、この添付ファイルをメール本文に添付して
    送信先のメンバに送信する手段と、 他のメンバから受信した電子メールの添付ファイルをマ
    ージした後、メール別の識別符号および送信元の情報に
    基づいてメール交換経過を解析し、交換経過の階層構造
    シンボル図を作成する手段と、 作成された階層構造シンボル図を表示する表示手段と、 表示された階層構造シンボル図における送受信端ノード
    の選択指定操作に対し、その送受信端ノードが送信した
    添付ファイルの内容を階層構造シンボル図と共に前記表
    示手段に表示させる手段と、 を備えることを特徴とする電子メールの送受信端末装
    置。
JP06408797A 1997-03-18 1997-03-18 電子メールの交換経過階層表示方法および送受信端末装置 Expired - Lifetime JP3356383B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06408797A JP3356383B2 (ja) 1997-03-18 1997-03-18 電子メールの交換経過階層表示方法および送受信端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06408797A JP3356383B2 (ja) 1997-03-18 1997-03-18 電子メールの交換経過階層表示方法および送受信端末装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10262076A true JPH10262076A (ja) 1998-09-29
JP3356383B2 JP3356383B2 (ja) 2002-12-16

Family

ID=13247957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06408797A Expired - Lifetime JP3356383B2 (ja) 1997-03-18 1997-03-18 電子メールの交換経過階層表示方法および送受信端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3356383B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7305402B2 (en) 2001-10-10 2007-12-04 International Business Machines Corporation Adaptive indexing technique for use with electronic objects

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7305402B2 (en) 2001-10-10 2007-12-04 International Business Machines Corporation Adaptive indexing technique for use with electronic objects

Also Published As

Publication number Publication date
JP3356383B2 (ja) 2002-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7509386B2 (en) Chat system displaying a link arrow directed from a hyperlink to content of an associated attachment file
US7089279B1 (en) Method and system for collaborating among interconnected client terminals
US6157934A (en) Method and apparatus for using distributed spreadsheets in a client/server architecture for workflow automation
US8250154B2 (en) Structured archiving and retrieval of linked messages in a synchronous collaborative environment
US20040085355A1 (en) Collaborative contract management system, apparatus and method
JP3437929B2 (ja) データ処理システム内でデータを編成するための方法、通信ネットワーク、電子文書を編成するための方法、及び電子メール・システム
EP1643426A2 (en) Method and computer-readable medium for navigating between attachments to electronic mail messages
KR100307973B1 (ko) 전자메일또는에이전트를이용하여클라이언트상에서gui를작성하는정보처리방법및정보처리장치,정보처리장치를제어하는프로그램을저장한기억매체
EP1190334A2 (en) Method and system for transferring information
JP2001222477A (ja) 電子メール記事管理システム
WO2003003239A1 (en) Web os and web desktop
JP2008140089A (ja) 情報管理装置、会議システム及びプログラム
US7266584B2 (en) Electronic mail distribution via a network of computer controlled display terminals with interactive display interfaces enabling senders/receivers to view sequences of only text from sequences of E-Mail having same headers
EP0703540A2 (en) Survey tool for email
US8341194B2 (en) Matrix-based user interface and system for creating the same
JP2007323561A (ja) 文書のコラボレーション履歴管理システム、メールシステム及び文書のコラボレーション履歴管理方法
US20020073112A1 (en) Related documents processing device, recording medium for processing related documents and method for processing related documents
US20060015878A1 (en) Command entry portal navigation
US6938219B2 (en) Method and system for displaying actions and historical content in an output view
JP3356383B2 (ja) 電子メールの交換経過階層表示方法および送受信端末装置
JPH06242886A (ja) 電子メールシステム
JP2000322340A (ja) 電子掲示板自動制御装置
US7225221B2 (en) Method and system for retrieving information, and computer product
JPH10320313A (ja) 情報処理装置および情報処理方法、並びに記録媒体
US20070094605A1 (en) System for transforming selected sections of a network, e.g. Web documents accessed from network sites, e.g. Web sites, into e-mail messages

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081004

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111004

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141004

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term