JPH10261599A - 半導体ウェハのへき開装置及びへき開方法 - Google Patents
半導体ウェハのへき開装置及びへき開方法Info
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- JPH10261599A JPH10261599A JP6456897A JP6456897A JPH10261599A JP H10261599 A JPH10261599 A JP H10261599A JP 6456897 A JP6456897 A JP 6456897A JP 6456897 A JP6456897 A JP 6456897A JP H10261599 A JPH10261599 A JP H10261599A
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Abstract
を効率良く製造できる半導体ウェハのへき開装置及びへ
き開方法に関する。 【解決手段】 半導体ウェハ1をへき開線1bに沿って
へき開し、単体チップを形成するための半導体ウェハ1
のへき開装置において、半導体ウエハ1を単体チップに
へき開する領域を撮像手段(4)で撮像し、そのへき開
1b領域を、へき開線を横断する方向(X方向)に順次
走査線を走査し、ウェハ1面での位置にともなう明度の
変化から、へき開線1bを求める。従って、たとえウェ
ハ面に部分的に汚れ等が存在したとしても、より確かな
へき開線1bが検出され、それに沿ってカッター3がへ
き開するので、半導体チップ製造の歩留まりは向上する
とともに、形状の良否選別が簡易化される。
Description
等の発光素子を製造するのに好適な、バー状の半導体ウ
ェハをへき開し半導体チップを得るためのへき開装置及
びへき開方法の改良に関する。
1mm程度の幅のバー状の半導体ウェハを小さな単体の
半導体チップに分離(へき(劈)開)することにより形
成される。従って、形成された半導体チップの大きさ
は、最大でも外形が1mm四方以下の微小形状をなすも
のである。
り形成されたレーザダイオード等のチップ状の発光素子
は、その外形形状に基づきハウジング内に装着された
後、例えばDVD装置等の中に組み込み搭載される。装
置に組み込まれたレーザダイオードの光軸が、設計どお
りの機能を満足するには、ハウジングへの組み込み精度
は、±30μm以内であることが要求されている。従っ
て、この要求を満足するためには、チップ状の発光素子
は少なくとも±10μm以内という高い外形寸法精度を
満たすことが必要とされている。
開に際しては、予め金メッキされ面の上にエッチングに
より40〜100μmからなる幅のへき開線が形成さ
れ、そのへき開線に沿って分離するよう、他方の面側か
らカッターが降下して切断される。
いて、約300μmの幅間隔で順次へき開してチップ状
の発光素子が形成されるが、もしも半導体ウエハに微小
な割れや欠け等の欠陥があった場合には、へき開工程を
経てもそのまま割れや欠けなどを有し、不良品となるこ
とが多い。
線幅は、上述のように40〜100μmであるのに対
し、発光素子としての機能するために要求される外形寸
法精度は誤差が±10μm以内という高精度が要求さ
れ、またへき開は、半導体ウエハの結晶方位そのものに
依存することもあり、へき開線とカッターとの間に高精
度の位置決めが必要とされる。
発光素子が、もしも形状規格を満足しない場合には、良
品と区別し除外することが必要となる。従来の半導体ウ
ェハのへき開装置及びへき開方法では、チップ状の発光
素子が正常にへき開され、形状規格を満足するか否か
は、個々の半導体チップを作業員が顕微鏡を用いた目視
検査によるものであった。
の半導体ウェハの製造では、へき開線幅が40〜100
μmであるのに対し、カッターによるへき開は±10μ
m以内の高精度であることが要求された。しかも、へき
開線が描かれた半導体ウェハ面上では、わずかな汚れや
ごみの付着でも、へき開線を見誤らせるのに十分であ
り、従来の製造装置及び製造方法では、しばしば位置決
め不良等等に起因した不適切なへき開作業により、寸法
や形状不良のチップが製造された。
作を改善し、不良品の製造を軽減し、歩留まりを向上さ
せることを目的とするものである。
発光素子は、もしも形状規格を満足しない場合には、良
品と区分する必要であるが、従来の半導体ウェハのへき
開装置及びへき開方法では、作業員の顕微鏡による目視
検査によるものであったから、微小チップの形状良否の
検査や判定は容易でなく、作業員にとっては大きな負担
となった。とりわけ、顕微鏡による検査は、作業員の目
の疲労を著しく促進させるので改善が要望されていた。
で撮像し、その画像処理により半導体チップの形状を検
査することも考えられるが、画像処理を行うには、微小
な半導体チップの位置決めを必要とする。よく知られて
いるように、画像処理による位置決めは、対象物がプリ
ント基板等の大きさであればともかく、μm単位の大き
さのチップで、しかも位置や向きを特定できない対象物
では、装置は複雑化しかつ位置決めや画像処理に相当の
時間を要するので実現は困難であった。
た複雑な構成を採用することなく、へき開が正常に行わ
れたか否かを高精度で検査し得る半導体ウェハのへき開
装置及びへき開方法を提供するものである。
題を解決するためになされたもので、第1の発明は、半
導体ウェハに形成された複数の半導体チップをへき開線
に沿ってへき開し、半導体チップに分割するための半導
体ウェハのへき開装置において、前記半導体ウエハを半
導体チップにへき開する領域を撮像する撮像手段と、こ
の撮像手段によって撮像された前記へき開領域内を、前
記へき開線を横断する方向に順次走査線を走査し、明度
の変化する位置の情報を検出して所定のへき開線を求め
るへき開線検出手段と、このへき開線検出手段によって
検出されたへき開線に沿ってへき開するへき開手段とを
具備することを特徴とする。
体ウェハのへき開装置は、へき開線検出手段を有し、へ
き開線を横断する方向に順次走査し、明度の変化する位
置の情報を検出してへき開線を求めるので、へき開線上
にたとえ部分的な汚れ等があったとしても、それを避け
てより確かなへき開線を認識することができる。従っ
て、仮に40〜100μmという幅広のへき開線でも、
より正確なへき開位置を設定することができ、不良品の
発生を軽減することができる。
複数の半導体チップをへき開線に沿ってへき開し、半導
体チップに分割するための半導体ウェハのへき開方法に
おいて、前記半導体ウエハを半導体チップにへき開する
へき開領域を撮像し、撮像された前記へき開領域内にお
いて、前記へき開線を横断する方向に走査線を走査し、
明度の変化する位置の情報から所定のへき開線を特定
し、特定されたへき開線に沿って前記半導体ウェハをへ
き開することを特徴とする。
線を横断する方向に走査し、明度の変化する位置情報か
らへき開線を検出し、検出されたへき開線に沿って前記
半導体ウェハをへき開するので、より正確なへき開位置
を設定することができ、不良品の発生を軽減することが
できる。
された複数の半導体チップをへき開線に沿ってへき開
し、半導体チップに分割するための半導体ウェハのへき
開方法において、前記半導体ウエハを半導体チップにへ
き開する領域を撮像し、撮像された前記へき開領域内
を、前記へき開線を横断する方向に走査線を走査し、明
度の変化する位置の情報から所定のへき開線を特定し、
特定されたへき開線に沿って前記半導体ウェハをへき開
し、へき開面の直線性と、そのへき開面の一端と次の特
定されたへき開線との間の距離に基づく所定の計算値と
が、それぞれ予め設定された基準値と比較して、前記半
導体チップの良否を判定することを特徴とする。
直線性と、そのへき開面の一端と次の特定されたへき開
線との間の距離に基づく所定の計算値とがそれぞれ予め
設定された基準値と比較して、へき開により形成された
前記単体チップの良否をへき開装置上で判定できること
から、簡単にかつ短時間に良不良の選別が可能となる。
のへき開装置及びへき開方法の一実施の形態を図1乃至
図4を参照して説明する。図1は本発明による半導体ウ
ェハのへき開装置の一実施の形態を示す構成図である。
s等からなるバー状の半導体ウェハ1は、搬送機器2の
搬送ガイドに沿い、チップ幅(約300μm)間隔で順
次定量送りされ、カッター3位置に搬送される。半導体
ウェハ1がカッター3により、チップ状にへき開される
が、へき開操作に際して、CCDカメラ4で視野内にへ
き開領域を含んで撮像され、その画像情報はインターフ
ェースボード5を介してパソコン6に供給される。
らなる撮像素子で構成したので、1画素あたり約2μm
の分解能が得られ、前述したように誤差が±10μm以
内の外形寸法精度での画像処理が可能である。またパソ
コン6には、CCDカメラ4からの256階調からなる
8ビットの入力画像情報を処理できる容量のフレームメ
モリを内蔵させた。
メラ4側から見た平面図であるが、CCDカメラ4側の
面には金メッキあるいは半田メッキからなるメッキ層1
aが形成され、その面にエッチングによるへき開線1b
が形成されている。この実施の形態では、半導体ウェハ
1の幅が300〜800μmで長さが50mm、形成さ
れる1個の半導体チップ(発光素子)の幅が約300μ
m、そして結晶方向に沿いエッチングにより形成された
各へき開線1bの線幅Wを40〜100μmとした。
ウェハ1に対して、CCDカメラ4が上方に、またカッ
ター3の位置が下方となるように描いたが、実際の装置
では、図3に要部の正面図を示したように、半導体ウェ
ハ1に対しCCDカメラ4は下側に、またカッター3を
上側に配置して構成した。従って、半導体ウェハ1はメ
ッキ層1a側を下方にして順次搬送され、搬送機器2に
連なるガラス基板2aの上に固定して載置される。図2
(a)に示したように、CCDカメラ4の撮像領域4a
は約1mm四方の大きさであるが、へき開線1bを検出
する範囲、すなわちパソコン6での演算処理範囲は図示
点線で示すように撮像領域4aの中の一部の画像処理領
域4aaとし、処理時間の短縮化を図った。
調の明度情報であり、その画像情報からなる撮像領域4
aの映像をパソコン6で処理し、へき開線1bを検出す
る。そこで、このへき開装置は、CCDカメラ4からの
映像情報を導入し、パソコン6がへき開線1b位置を演
算検出し、パソコン6はそのへき開線1b位置をカッタ
ー3の位置にほぼ一致するようインターフェースボード
5を介して搬送機器2を制御する。なお、パソコン6
は、インターフェースボード5を介して、モニタ映像機
器7にも接続されていて、CCDカメラ4による半導体
ウェハ2の画像は、パソコン6上はもとより、モニタ映
像機器7でも作業員により確認することができる。
に、CCDカメラ4によって半導体ウェハ1を撮像する
ための光9は、レンズ機構8の赤色フィルタ8aを経て
ハーフミラ8bに導かれ、ハーフミラ8bで反射した光
が、同軸状に構成された2つの円筒状の鏡筒8cによっ
て形成された外側の筒状空間を介して半導体ウェハ1面
を照射するよう構成配置した。従って、半導体ウェハ1
面の特へき開線1bを含む画像処理領域4aaは、図3
に示すように、レンズ機構8のレンズ8d、8e及びハ
ーフミラ8bを介して、CCDカメラ4で撮像される。
40〜100μmの狭さであるから、このへき開1bに
ごみの付着等があると、真のへき開線1bの識別が容易
でなくなり、適正な半導体チップの製造を困難とした。
40〜100μmという狭い線幅Wのへき開線1bをい
かにして検出するかであるが、CCDカメラ4で撮像さ
れる半導体ウェハ1面は、赤色フィルタ8aの存在によ
り、メッキ層1aは白色に、エッチングによるへき開線
1b部は黒色あるいは青色に写し出されるから、両領域
が画面上で明瞭な明度の差をなし、相互の識別が可能で
ある。
ラ4及びパソコン6によるへき開検出手段により、その
明暗の差異を利用して画像処理領域4aaを処理し、ご
み等の付着部分を回避して、真のへき開線1b位置を検
出し、そのへき開線1bがカッター3の位置と一致する
よう搬送機器2を制御するものである。
た画像処理領域4aaを、図2(a)に示すように、矢
印X線方向に走査線を走査して得られるへき開1b領域
の明度情報、すなわち濃淡レベルを示した図である。
(b)に示すように、メッキ層1aは比較的明るい階調
の色と、へき開線1bの黒色の暗い階調の色との差異か
ら、へき開線1bの線幅Wを明瞭に識別することができ
る。もっとも、この明るさの差異のレベルは、半導体ウ
ェハ1の種類によっても相違する性質がある。
0μmの幅で長さが300〜800μmの黒色のへき開
1b領域全てを、ごみや汚れで覆われているという特殊
な場合を除き、このへき開線1b領域内に、少なくとも
真のエッジを有するへき開線1bが存在するという事実
に着目し、そのエッジの位置を検出して、予め固定され
たカッター3に位置合わせしようとするものである。
ップ分(約300μm)の長さづつ順次定量送りされる
から、その定量送りに同期して都度、CCDつカメラ4
は、少なくとも一個のへき開線1bの領域の画像情報を
パソコン6に供給する。
に半導体ウエハ1をへき開するための位置決め方法と、
へき開して得られたチップ(発光素子)の寸法及び形状
検査による良不良の判別手段について以下説明する。
域4aa内での真のへき開線1bを検出するために、図
2(a)に示すように、画像処理領域4aaを横断する
方向(矢印X方向)に、かつ半導体ウェハ1の幅方向に
順次走査し、下記(1)項から(8)項に示した手順で
演算を行う。なお、矢印Xによる走査線の長さと走査線
の本数は、半導体ウェハ1の幅の長さと、へき開線1b
幅の長さ等に応じて設定した。
X)方向の長さに、CCDカメラ4における画素の内、
数十画素単位で区分し、ブロック化を行う。
のデジタル明度データを加算する。 (3)各走査線毎に、各ブロックについて加算された明
度データの総和を得る。 (4)各走査線における総和
明度データを相互に比較し、総和明度データの最も小さ
い走査線を検出し、その総和明度データの最も小さい走
査線における最も明度データの低い、即ち暗いブロック
を、その半導体ウェハ1のへき開線1bラインの候補と
する。
を、そのへき開線1bについて任意の回数行う。1回限
りの場合は、(4)項で得たへき開線1bラインの候補
を、その画像処理領域4aaのへき開線1b検出エリア
とする。もしも、仮に複数回行い、へき開線1bライン
の異なる位置の候補(ブロック)が複数得られた場合
は、平均のブロック位置をその画像処理領域4aaでの
へき開線1b検出エリアと決定する。
エリアと決定した走査線に関し、明度データについて、
走査方向に微分処理を行い、隣接する2つの変曲点、す
なわちメッキ層1aとの境界となる左右のエッジを検出
し、その線幅Wを算出する。 (7)上記(6)項で算出されたへき開線1bの幅が、
予めエッチング上設定された幅(40〜100μmの中
の値)に近い場合は、それが「真のへき開線1b」と見
なし、エッジ候補とする。この走査線上で得られた左右
のエッジ候補を平均してへき開線中心位置Pを求め、パ
ソコン6は半導体ウェハ1のへき開線中心位置Pがカッ
ター3の位置に一致するよう、カッター3までの送り量
(距離差)を算出し、搬送機器2を駆動制御する。 (8)搬送機器2による駆動制御後の、へき開線1bの
確認を行った後、カッター3を降下させ切断する。
な幅の真のへき開線1bが検出され、カッター3による
そのへき開線1b上でのへき開が実行される。
1mm四方のごく小さい形状であるが、それ以上にへき
開線幅Wは40〜100μmという極めて狭い領域に形
成されているから、ウェハ表面にごみの付着等があった
場合は、従来の装置や方法では、真のへき開線から外れ
て切断される可能性があった。しかし、この実施の形態
によれば、仮にへき開線1b上に汚れやごみ等が付着
し、真のへき開線中心位置Pが分かりにくい場合でも、
半導体ウェハ1の幅方向に走査し、明度データを手掛か
りに演算処理し、汚れ等のない走査線を見出だすことに
よって、より確かなへき開線中心位置Pを得ることがで
きる。
発光素子が、上述のように、厳しい外形寸法精度を満足
するか否かが重要である。仮に一つのへき開線1bが真
のへき開線であったとしても、カッター3でのへき開が
結晶方向に依存するだけに、形成されたチップの形状
が、全て結果として規定値を満足するとは限らない。
ハ1の既にへき開された面、及びつぎのチップ化のため
のへき開線1bの双方をパソコン6の画像処理領域4a
aとし、半導体ウェハ1の既にへき開された部分の直線
性の良否を判定し、また次のへき開線1bでの3値化処
理及びエッジ検出処理により得られる形状検査により、
半導体チップの良否判定を行うものである。
割された1個の半導体チップ1Aと残った半導体ウェハ
1との位置関係を示した図である。また図4(b)は、
図4(a)に示した半導体ウェハ1について、へき開線
1b部分の画像処理領域4aa内の濃淡分布を示した図
である。
1bの中には、半導体チップ1Aに残った部分1baと
半導体ウェハ1側に残された部分1bbとに分かれ、こ
の双方の幅方向(X方向)の長さの比、いわゆる分離比
は図4(b)に示すように、この実施の形態での場合は
1:1、すなわち幅の長さがW/2であるが、この分離
比は半導体ウエハ1の種類により異なる性質がある。
1に残された部分のへき開線1bbの切断面での直線性
を検出し適正な範囲(±10μm以内)にあるか否かを
判定するとともに、その切断面の端部から次の予定へき
開線1bまでの距離lに基づいて計算された例えば面積
を測定することによって、既にへき開によって生成され
た半導体チップ1Aの良否を判定する方法を採用した。
るものであっても、残された部分の面積が、規定値に対
する許容値から外れている場合は、既にへき開された半
導体チップ1Aはもとより、半導体ウェハ1の次のへき
開によって形成される半導体チップも外形形状は不良と
なる。
aa内の半導体ウェハ1に残された部分の一つの走査線
における明度の濃淡分布において、濃い(暗い)階調か
ら淡い(明るい)階調へ、順次背景レベルN1 、半導体
ウェハ1のへき開線レベルN2 及びメッキ層レベルN3
と3つの段階に識別される。そこで、この画像処理領域
4aa内における濃淡分布の特徴から、この実施の形態
では、へき開を経て既にチップ化された発光素子(1
A)、及び次にチップ化される半導体ウェハ1につい
て、次の(イ)(ロ)の2つの条件を共に満足した場
合、はじめて適性なチップと判定した。
ウェハ1の切断面を、CCDカメラ4の撮像画面から、
パソコン6により直線性を演算検出し、切断面の直線性
の誤差が±10μm以内の場合にのみ、既に切断されて
得られた半導体チップ1Aは良品、またこれからへき開
される半導体ウェハ1についても、一方の切断面は良品
と判定する。従って、これ以外は、連続する2つの半導
体チップの形状は、基準を満足せず不良品と判定でき
る。
足しても、例えばごみの存在等によりノイズが生じ、装
置によるへき開線の検出に誤りがあった場合には、正し
いへき開線の位置から外れてへき開されるから、結果的
に規定の外形仕様を満足しない場合が発生する。そこ
で、既にへき開された面と、いま上記(1)項から
(7)項までの工程により既に「正しいへき開線」と見
なされたへき開線1bとによって囲まれた例えば面積
が、良品としての予め設定された面積の許容値内にある
場合には、いまへき開されようとしている部分のチップ
は良品であると判断するものである。
き開線1bとは、厳密にはへき開線1bの左右のエッジ
までの長さの中央、すなわち図4(a)(b)にそれぞ
れ示すへき開線中心位置Pである。
き開装置によれば、CCDカメラ4及びパソコン6によ
るへき開線検出手段により、自動的に上記(イ)(ロ)
両方の条件を満足してはじめて良品として判別される。
ハのへき開装置及びへき開方法によれば、従来のように
作業員による目視検査によることなく、またチップ化さ
れた後の形状検査という複雑な作業構成を採用すること
もなく、簡単な構成でより短時間にかつしかもより的確
に発光素子等の半導体素子を製造することができるの
で、半導体チップの製造の簡易化及び歩留まり向上が可
能となる。
法によれば、簡単な画像処理により、高精度なへき開線
検出および形状検査が可能となるもので、従来1個ずつ
作業員が目視検査していたような負担をなくし、かつ安
定した品質の半導体製品の提供が可能になる。
施の形態を示す構成図である。
体ウェハとの関係を示す平面図、図2(b)は図1に示
す装置で画像処理領域の信号波形図である。
された半導体ウェハがCCDカメラによって撮像される
様子を示す拡大正面図である。
体チップ及び残された半導体ウェハとの関係を示す平面
図、図4(b)は図4(a)における画像処理領域の信
号波形図である。
開線 2 搬送機器 2a ガラス基板 3 カッター 4 CCDカメラ 4a 撮像領域 4aa 画像処理領域 5 インターフェースボード 6 パソコン 7 モニタ映像機器 8 光学機器
Claims (4)
- 【請求項1】 半導体ウェハに形成された複数の半導体
チップをへき開線に沿ってへき開し、半導体チップに分
割するための半導体ウェハのへき開装置において、 前記半導体ウエハを半導体チップにへき開する領域を撮
像する撮像手段と、 この撮像手段によって撮像された前記へき開領域内を、
前記へき開線を横断する方向に順次走査線を走査し、明
度の変化する位置の情報を検出して所定のへき開線を求
めるへき開線検出手段と、 このへき開線検出手段によって検出されたへき開線に沿
ってへき開するへき開手段とを具備することを特徴とす
る半導体ウェハのへき開装置。 - 【請求項2】 前記へき開線検出手段は、前記半導体ウ
ェハのへき開面の直線性、及び前記へき開面と次のへき
開線とによって区分される半導体ウェハの面積を検出
し、それぞれ予め設定された基準値と比較することによ
って、へき開による半導体チップの良否を判定すること
を特徴とする請求項1記載の半導体ウェハのへき開装
置。 - 【請求項3】 半導体ウェハに形成された複数の半導体
チップをへき開線に沿ってへき開し、半導体チップに分
割するための半導体ウェハのへき開方法において、 前記半導体ウエハを半導体チップにへき開するへき開領
域を撮像し、 撮像された前記へき開領域内において、前記へき開線を
横断する方向に走査線を走査し、明度の変化する位置の
情報から所定のへき開線を特定し、 特定されたへき開線に沿って前記半導体ウェハをへき開
することを特徴とする半導体ウェハのへき開方法。 - 【請求項4】 半導体ウェハに形成された複数の半導体
チップをへき開線に沿ってへき開し、半導体チップに分
割するための半導体ウェハのへき開方法において、 前記半導体ウエハを半導体チップにへき開する領域を撮
像し、 撮像された前記へき開領域内を、前記へき開線を横断す
る方向に走査線を走査し、明度の変化する位置の情報か
ら所定のへき開線を特定し、 特定されたへき開線に沿って前記半導体ウェハをへき開
し、 へき開面の直線性と、そのへき開面の一端と次の特定さ
れたへき開線との間の距離に基づく所定の計算値とが、
それぞれ予め設定された基準値と比較して、前記半導体
チップの良否を判定することを特徴とする半導体ウェハ
のへき開方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6456897A JP4028023B2 (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 半導体ウェハのへき開装置及び半導体チップの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP6456897A JP4028023B2 (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 半導体ウェハのへき開装置及び半導体チップの製造方法 |
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JPH10261599A true JPH10261599A (ja) | 1998-09-29 |
JP4028023B2 JP4028023B2 (ja) | 2007-12-26 |
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ID=13261974
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JP6456897A Expired - Fee Related JP4028023B2 (ja) | 1997-03-18 | 1997-03-18 | 半導体ウェハのへき開装置及び半導体チップの製造方法 |
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1997
- 1997-03-18 JP JP6456897A patent/JP4028023B2/ja not_active Expired - Fee Related
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