JPH10257648A - コ−ド固定装置 - Google Patents
コ−ド固定装置Info
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- JPH10257648A JPH10257648A JP9079151A JP7915197A JPH10257648A JP H10257648 A JPH10257648 A JP H10257648A JP 9079151 A JP9079151 A JP 9079151A JP 7915197 A JP7915197 A JP 7915197A JP H10257648 A JPH10257648 A JP H10257648A
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- cords
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 車両用のハ−ネス一体成形グロメットを形成
する時のコ−ド固定装置は、生産、管理に余分な工数が
かかっている。また、コ−ドを過剰に押すような設定が
なされ易くコ−ドを傷つけ歩留りが悪くなる原因となっ
ている。 【解決手段】 車両用ハ−ネス一体成形グロッメットの
アッセンブリ時にコ−ドを固定するためのコ−ド固定装
置であり、スプリング5により可動する可動部1を有す
るコ−ド挿入治具2とコ−ド押さえ治具3よりなり、可
動部1の突起状のコ−ド押え部6aが、コ−ド挿入溝4
に沿って上下にスライドするように嵌合し、コ−ド挿入
溝4にコ−ドをセットした時にコ−ド押え部6a、6b
によって挟み込まれる。スプリング5の弾力によってス
ライドする可動部1が設けられているため、コ−ドを傷
つけることもなく更には、コ−ド本数の変化やコ−ド径
の異なるコ−ド混入時でも対応可能である。
する時のコ−ド固定装置は、生産、管理に余分な工数が
かかっている。また、コ−ドを過剰に押すような設定が
なされ易くコ−ドを傷つけ歩留りが悪くなる原因となっ
ている。 【解決手段】 車両用ハ−ネス一体成形グロッメットの
アッセンブリ時にコ−ドを固定するためのコ−ド固定装
置であり、スプリング5により可動する可動部1を有す
るコ−ド挿入治具2とコ−ド押さえ治具3よりなり、可
動部1の突起状のコ−ド押え部6aが、コ−ド挿入溝4
に沿って上下にスライドするように嵌合し、コ−ド挿入
溝4にコ−ドをセットした時にコ−ド押え部6a、6b
によって挟み込まれる。スプリング5の弾力によってス
ライドする可動部1が設けられているため、コ−ドを傷
つけることもなく更には、コ−ド本数の変化やコ−ド径
の異なるコ−ド混入時でも対応可能である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用コ−ドのア
ッセンブリに関するものであり、詳細には、ハ−ネス一
体成形グロメットを成形する際にコ−ド本数に関係なく
規則正しく配列させ固定しておく為の装置に関するもの
である。
ッセンブリに関するものであり、詳細には、ハ−ネス一
体成形グロメットを成形する際にコ−ド本数に関係なく
規則正しく配列させ固定しておく為の装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の装置のうちコ−ドを束ね
てハ−ネスとする部分のみを示すものが、図6及び図7
である。図8の(a)及び図9の(a)に示すようなハ
−ネス一体成形グロメットは、図6、図7の治具を用い
てコ−ドを束ねハ−ネスとしておき図示しない金型を用
いて、樹脂又はゴム等でグロメット本体を成形する時
に、このコ−ドの束を同時成形してハ−ネス一体成形グ
ロメットが形成される。
てハ−ネスとする部分のみを示すものが、図6及び図7
である。図8の(a)及び図9の(a)に示すようなハ
−ネス一体成形グロメットは、図6、図7の治具を用い
てコ−ドを束ねハ−ネスとしておき図示しない金型を用
いて、樹脂又はゴム等でグロメット本体を成形する時
に、このコ−ドの束を同時成形してハ−ネス一体成形グ
ロメットが形成される。
【0003】図6は、コ−ドを一本ずつ分けて並べるタ
イプで、コ−ド挿入治具81とコ−ド押さえ治具82か
らなっており、該コ−ド挿入治具81は、コ−ドを個々
に挿入出来るように仕切片83によって仕切られ、配線
に都合の良い順序で又は本数が少なければ順不同でコ−
ドが一本づつ挿入される。前記コ−ド押さえ治具82
は、前記コ−ド挿入治具81に設けられたコ−ド仕切片
83に嵌合するような溝86とコ−ド押さえ部84を有
しコ−ド押さえ部84のコ−ド押さえ面は、コ−ドの形
状に合うような曲面状となっておりコ−ドをコ−ド挿入
治具81との間に挟み込みコ−ドを規則正しく配置した
状態でハ−ネス一体成形グロメットが成形される。図8
(b)は、コ−ド挿入治具81とコ−ド押え治具82を
閉じたときの部分断面拡大図である。
イプで、コ−ド挿入治具81とコ−ド押さえ治具82か
らなっており、該コ−ド挿入治具81は、コ−ドを個々
に挿入出来るように仕切片83によって仕切られ、配線
に都合の良い順序で又は本数が少なければ順不同でコ−
ドが一本づつ挿入される。前記コ−ド押さえ治具82
は、前記コ−ド挿入治具81に設けられたコ−ド仕切片
83に嵌合するような溝86とコ−ド押さえ部84を有
しコ−ド押さえ部84のコ−ド押さえ面は、コ−ドの形
状に合うような曲面状となっておりコ−ドをコ−ド挿入
治具81との間に挟み込みコ−ドを規則正しく配置した
状態でハ−ネス一体成形グロメットが成形される。図8
(b)は、コ−ド挿入治具81とコ−ド押え治具82を
閉じたときの部分断面拡大図である。
【0004】図6に於いては、コ−ド挿入治具81の仕
切片83は平面上に、コ−ド押え治具82もコ−ド押え
部84を一直線上に設けたが、これに限らず図8(c)
のようにコ−ドが仕切片を挟んで一本ずつ別けられれば
良いので、一方を凸面状に他方を凹面状に設けてもコ−
ドを押さえるのに支障をきいたさなければ良い。
切片83は平面上に、コ−ド押え治具82もコ−ド押え
部84を一直線上に設けたが、これに限らず図8(c)
のようにコ−ドが仕切片を挟んで一本ずつ別けられれば
良いので、一方を凸面状に他方を凹面状に設けてもコ−
ドを押さえるのに支障をきいたさなければ良い。
【0005】図7に示すものは、コ−ドを束ねるタイプ
である。図9の(b)は、コ−ド挿入時の断面形状を示
す図である。前記同様コ−ド挿入治具91とコ−ド押さ
え治具92からなっており、該コ−ド挿入治具91に
は、コ−ドを挿入する為の切り欠き93が設けられ該切
り欠き93にコ−ドを束ね挿入し、前記コ−ド挿入治具
91に設けられた該切り欠き93に沿ってスライド嵌合
するように突起したコ−ド押さえ部94によってコ−ド
が挟み込まれ固定された状態で、ハ−ネス一体成形グロ
メットが成形される。
である。図9の(b)は、コ−ド挿入時の断面形状を示
す図である。前記同様コ−ド挿入治具91とコ−ド押さ
え治具92からなっており、該コ−ド挿入治具91に
は、コ−ドを挿入する為の切り欠き93が設けられ該切
り欠き93にコ−ドを束ね挿入し、前記コ−ド挿入治具
91に設けられた該切り欠き93に沿ってスライド嵌合
するように突起したコ−ド押さえ部94によってコ−ド
が挟み込まれ固定された状態で、ハ−ネス一体成形グロ
メットが成形される。
【0006】ここでは、切り欠き93及びコ−ド押え部
94が共に凹面形状をなしているが、一方又は両方が平
面又は、一方を凸面、他方を凹面形状としてもよいので
ある。
94が共に凹面形状をなしているが、一方又は両方が平
面又は、一方を凸面、他方を凹面形状としてもよいので
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、コ−ド
本数に合った装置又は、電流に応じてコ−ドの太いもの
が混入する等頻繁に変わる工程内に於いて、コ−ド本数
又は、コ−ド全体の断面積に適合した装置を複数作成し
ておかなければならず、必要に応じて装置を頻繁に取り
替える必要があり、生産、管理に余分な工数がかっかて
いる。
本数に合った装置又は、電流に応じてコ−ドの太いもの
が混入する等頻繁に変わる工程内に於いて、コ−ド本数
又は、コ−ド全体の断面積に適合した装置を複数作成し
ておかなければならず、必要に応じて装置を頻繁に取り
替える必要があり、生産、管理に余分な工数がかっかて
いる。
【0008】また、コ−ドをしっかりと固定しなければ
ならない為、コ−ドを過剰に押すような操作がなされ易
く、コ−ド被膜に傷がつく等歩留りが悪くなることが多
かった。被膜を傷つけないようにするには、この装置に
加える圧力をコ−ド本数に合わせて調整しなければなら
ず装置の交換と共に時間をロスしていた。
ならない為、コ−ドを過剰に押すような操作がなされ易
く、コ−ド被膜に傷がつく等歩留りが悪くなることが多
かった。被膜を傷つけないようにするには、この装置に
加える圧力をコ−ド本数に合わせて調整しなければなら
ず装置の交換と共に時間をロスしていた。
【0009】
【発明を解決するための手段】本発明は、上記問題点に
鑑み車両用ハ−ネス一体成形グロッメットのアッセンブ
リ時コ−ドを規則正しく配列させた状態で固定する装置
に於いて、コ−ド挿入治具のコ−ドを押圧する部分にス
プリング等の弾性部材により可動する可動部を設けるこ
とによって、コ−ド本数又は太さの異なるコ−ドが混入
する等の条件が変っても、挟み込むコ−ド本数にかかわ
らず適切な押圧で挟み込まれる装置を提案する。
鑑み車両用ハ−ネス一体成形グロッメットのアッセンブ
リ時コ−ドを規則正しく配列させた状態で固定する装置
に於いて、コ−ド挿入治具のコ−ドを押圧する部分にス
プリング等の弾性部材により可動する可動部を設けるこ
とによって、コ−ド本数又は太さの異なるコ−ドが混入
する等の条件が変っても、挟み込むコ−ド本数にかかわ
らず適切な押圧で挟み込まれる装置を提案する。
【0010】また、径が一定のコ−ドのみを使用する場
合は、コ−ド挿入部の挿入幅をコ−ド径の整数倍nとし
たことで可動部の移動距離と可動部の突起長と押さえ部
の突起長を必要に応じて設定してやることでn行x列の
配列を実現できる。
合は、コ−ド挿入部の挿入幅をコ−ド径の整数倍nとし
たことで可動部の移動距離と可動部の突起長と押さえ部
の突起長を必要に応じて設定してやることでn行x列の
配列を実現できる。
【0011】更に、コ−ドが過剰に押されるような圧力
に設定しなくてもコ−ドが固定でき、コ−ド本数又は、
太さの異なるコ−ドが混入していても、それらに応じて
装置を替えなくても対応可能である
に設定しなくてもコ−ドが固定でき、コ−ド本数又は、
太さの異なるコ−ドが混入していても、それらに応じて
装置を替えなくても対応可能である
【0012】
【発明の実施の形態】図1に示すものは、本発明の第一
の実施例であり、可動部1を有するコ−ド挿入治具2と
コ−ド押さえ治具3よりなるコ−ド固定装置の構造を示
したものである。図2は、コ−ド挿入時の断面図であ
る。前記コ−ド固定装置は、ハ−ネス一体成形グロメッ
トの成形時にコ−ドを規則的に配列するための装置であ
りコ−ド本数が変化しても、又は径の異なるコ−ドが混
入しても対応可能となっている。
の実施例であり、可動部1を有するコ−ド挿入治具2と
コ−ド押さえ治具3よりなるコ−ド固定装置の構造を示
したものである。図2は、コ−ド挿入時の断面図であ
る。前記コ−ド固定装置は、ハ−ネス一体成形グロメッ
トの成形時にコ−ドを規則的に配列するための装置であ
りコ−ド本数が変化しても、又は径の異なるコ−ドが混
入しても対応可能となっている。
【0013】コ−ド挿入治具2は、固定部8に設けられ
たコ−ド挿入溝4を有し該コ−ド挿入溝4に上下にスラ
イド可能なように嵌合する突起部状のコ−ド押え部6a
を持つ略凸字状の可動部1を有する。可動部1の下部に
は、スプリング5が固定部8との間に設けられ該スプリ
ングの弾力によって可動部1のコ−ド押え部6aがコ−
ド挿入治具2のコ−ド挿入溝4に嵌合された状態で該コ
−ド挿入溝4に沿って上下方向に移動する。
たコ−ド挿入溝4を有し該コ−ド挿入溝4に上下にスラ
イド可能なように嵌合する突起部状のコ−ド押え部6a
を持つ略凸字状の可動部1を有する。可動部1の下部に
は、スプリング5が固定部8との間に設けられ該スプリ
ングの弾力によって可動部1のコ−ド押え部6aがコ−
ド挿入治具2のコ−ド挿入溝4に嵌合された状態で該コ
−ド挿入溝4に沿って上下方向に移動する。
【0014】コ−ド挿入溝4の溝幅Hは、最も使われる
コ−ドのコ−ド径dの整数倍となっている。更に前記コ
−ド挿入溝4は、複数のコ−ドを挿入しやすい様に又、
コ−ド押え部6bが挿入溝に嵌合し易い様にコ−ドが挿
入される方向に溝幅Hより広がる様な傾斜部7が設けら
れている。
コ−ドのコ−ド径dの整数倍となっている。更に前記コ
−ド挿入溝4は、複数のコ−ドを挿入しやすい様に又、
コ−ド押え部6bが挿入溝に嵌合し易い様にコ−ドが挿
入される方向に溝幅Hより広がる様な傾斜部7が設けら
れている。
【0015】前記コ−ド押さえ治具3は、前記コ−ド挿
入溝4と略同じ幅をもつ突起部からなるコ−ド押え部6
bをもち該コ−ド押え部6bは、コ−ド挿入溝4にコ−
ドを挿入後、前記コ−ド挿入溝4に沿って下るので該コ
−ド押え部6bと前記可動部1のコ−ド押え部6aによ
って、コ−ドが挟み込まれ規則的に配列される。
入溝4と略同じ幅をもつ突起部からなるコ−ド押え部6
bをもち該コ−ド押え部6bは、コ−ド挿入溝4にコ−
ドを挿入後、前記コ−ド挿入溝4に沿って下るので該コ
−ド押え部6bと前記可動部1のコ−ド押え部6aによ
って、コ−ドが挟み込まれ規則的に配列される。
【0016】前記コ−ド挿入溝4に、幅H方向に3本分
のコード幅としておくと12本の同一径のコ−ドを適宜
挿入した場合、4行3列、9本の時は3行3列の規則的
な配列に整列される。幅H方向に3本分のコ−ド幅とし
ておくと9本の時は3行、12本の時は、4行となる
が、コ−ド押え治具3を同じ圧力で押してもこの1行分
のコ−ド径は可動部1の下に設けたスプリング5が下が
ることにより吸収されるので、従来のような治具の取り
替えは必要ないし、コ−ドの被膜を傷つけることはな
い。
のコード幅としておくと12本の同一径のコ−ドを適宜
挿入した場合、4行3列、9本の時は3行3列の規則的
な配列に整列される。幅H方向に3本分のコ−ド幅とし
ておくと9本の時は3行、12本の時は、4行となる
が、コ−ド押え治具3を同じ圧力で押してもこの1行分
のコ−ド径は可動部1の下に設けたスプリング5が下が
ることにより吸収されるので、従来のような治具の取り
替えは必要ないし、コ−ドの被膜を傷つけることはな
い。
【0017】この場合、コ−ドの整列に重点をおいて説
明したが、例えば10本、11本等コ−ドの外径の倍数
以外になったとしても、同じようにスプリング5に押さ
れている可動部1を有しているので全体としてまとめる
ことが出来る。又、線径の異なったコ−ドが含まれてい
ても同様に固定が可能である。
明したが、例えば10本、11本等コ−ドの外径の倍数
以外になったとしても、同じようにスプリング5に押さ
れている可動部1を有しているので全体としてまとめる
ことが出来る。又、線径の異なったコ−ドが含まれてい
ても同様に固定が可能である。
【0018】従って、ハ−ネス一体成形グロメットを成
形する時に固定するコ−ドが12本でも9本でも夫々規
則的な配置で固定される。 また、コ−ド本数が変わっ
ても装置を変える必要がなく工数が減る。
形する時に固定するコ−ドが12本でも9本でも夫々規
則的な配置で固定される。 また、コ−ド本数が変わっ
ても装置を変える必要がなく工数が減る。
【0019】図3に示す斜視図は、本発明の第二実施例
でありで、押さえ治具13及びコ−ド挿入治具12共
に、可動部11a,11bを設けたものである。
でありで、押さえ治具13及びコ−ド挿入治具12共
に、可動部11a,11bを設けたものである。
【0020】実施例1同様に、コ−ド挿入治具12は、
固定部19に設けられたコ−ド挿入溝14を有し該コ−
ド挿入溝14に上下にスライド可能に嵌合する突起部状
のコ−ド押え部16aを持つ略凸字状の可動部11aを
有する。可動部11aの下部には、スプリング15aが
固定部19との間に設けられ該スプリングの弾力によっ
て可動部11aのコ−ド押え部16aがコ−ド挿入治具
12のコ−ド挿入溝14に嵌合した状態で該コ−ド挿入
溝14に沿って上下方向に移動する。
固定部19に設けられたコ−ド挿入溝14を有し該コ−
ド挿入溝14に上下にスライド可能に嵌合する突起部状
のコ−ド押え部16aを持つ略凸字状の可動部11aを
有する。可動部11aの下部には、スプリング15aが
固定部19との間に設けられ該スプリングの弾力によっ
て可動部11aのコ−ド押え部16aがコ−ド挿入治具
12のコ−ド挿入溝14に嵌合した状態で該コ−ド挿入
溝14に沿って上下方向に移動する。
【0021】コ−ド挿入溝14の溝幅Hは、最も使われ
るコ−ドのコ−ド径dの整数倍となっている。更に前記
コ−ド挿入溝14は、複数のコ−ドを挿入しやすい様に
コ−ドが挿入される方向に溝幅Hより広がる様な傾斜部
17が設けられている。
るコ−ドのコ−ド径dの整数倍となっている。更に前記
コ−ド挿入溝14は、複数のコ−ドを挿入しやすい様に
コ−ドが挿入される方向に溝幅Hより広がる様な傾斜部
17が設けられている。
【0022】前記コ−ド押さえ治具13は、固定部20
にスライド溝18を有し該スライド溝18に上下にスラ
イド可能なように嵌合する突起部状のコ−ド押え部16
bを持つ略T字状の可動部11bを有する。可動部11
bの上部には、固定部20との間にスプリング15bが
設けられ該スプリングの弾力によって可動部11bのコ
−ド押え部16bがコ−ド押え治具13の前記スライド
溝18に嵌合された状態で前記スライド溝18に沿って
上下方向に移動する。前記コ−ド押え部16bは、何も
していない状態で、コ−ド押え治具13の底面より突出
した状態になる。
にスライド溝18を有し該スライド溝18に上下にスラ
イド可能なように嵌合する突起部状のコ−ド押え部16
bを持つ略T字状の可動部11bを有する。可動部11
bの上部には、固定部20との間にスプリング15bが
設けられ該スプリングの弾力によって可動部11bのコ
−ド押え部16bがコ−ド押え治具13の前記スライド
溝18に嵌合された状態で前記スライド溝18に沿って
上下方向に移動する。前記コ−ド押え部16bは、何も
していない状態で、コ−ド押え治具13の底面より突出
した状態になる。
【0023】コ−ド挿入治具12のコ−ド挿入溝14に
12本のコ−ドを挿入した後にコ−ド押え治具13をコ
−ド挿入治具12に嵌合させると夫々に設けられた可動
部11a、11bがコ−ドを適宜押圧で挟み込み固定さ
れる。
12本のコ−ドを挿入した後にコ−ド押え治具13をコ
−ド挿入治具12に嵌合させると夫々に設けられた可動
部11a、11bがコ−ドを適宜押圧で挟み込み固定さ
れる。
【0024】実施例1同様で前記コ−ド挿入溝14に、
幅H方向に3本分のコード幅としておくと12本の同一
径のコ−ドを適宜挿入した場合、4行3列、9本の時は
3行3列の規則的な配列に整列される。
幅H方向に3本分のコード幅としておくと12本の同一
径のコ−ドを適宜挿入した場合、4行3列、9本の時は
3行3列の規則的な配列に整列される。
【0025】幅H方向に3本分のコ−ド幅としておくと
9本の時は3行、12本の時は、4行となるが、コ−ド
押え治具3を同じ圧力で押してもこの1行分のコ−ド径
は可動部11aの下に設けたスプリング15aが下がる
こと及び可動部11bの上に設けたスプリング15bが
上がることにより吸収されるので、従来のような治具の
取り替えは必要ないし、コ−ドの被膜を傷つけることは
ない。
9本の時は3行、12本の時は、4行となるが、コ−ド
押え治具3を同じ圧力で押してもこの1行分のコ−ド径
は可動部11aの下に設けたスプリング15aが下がる
こと及び可動部11bの上に設けたスプリング15bが
上がることにより吸収されるので、従来のような治具の
取り替えは必要ないし、コ−ドの被膜を傷つけることは
ない。
【0026】この場合、コ−ドの整列に重点をおいて説
明したが、例えば10本、11本等コ−ドの外径の倍数
以外になったとしても、同じようにスプリング15a、
15bに押されている可動部11a、11bを有してい
るので全体としてまとめることが出来る。又、線径の異
なったコ−ドが含まれていても同様に固定が可能であ
る。
明したが、例えば10本、11本等コ−ドの外径の倍数
以外になったとしても、同じようにスプリング15a、
15bに押されている可動部11a、11bを有してい
るので全体としてまとめることが出来る。又、線径の異
なったコ−ドが含まれていても同様に固定が可能であ
る。
【0027】従って、ハ−ネス一体成形グロメットを成
形する時に固定するコ−ドが12本でも9本でも夫々規
則的な行列配置で固定される。また、コ−ド本数が変わ
ったり、線径の異なったコ−ドが含まれても装置を変え
る必要がなく工数を減らすことができる。
形する時に固定するコ−ドが12本でも9本でも夫々規
則的な行列配置で固定される。また、コ−ド本数が変わ
ったり、線径の異なったコ−ドが含まれても装置を変え
る必要がなく工数を減らすことができる。
【0028】実施例1、2では、スプリングの取付位置
を可動部の下又は上に設けスプリングの数が、各場所に
夫々2個であったが本発明は、スプリング個数や取付場
所に関係なくコ−ド挿入治具又は、コ−ド押え治具のう
ち少なくとも一方に適宜弾力によって可動し、コ−ドを
挟み込むような可動部が設けられれば良い。実施例1、
2では、スプリングを使用しているが、板バネ等の他の
弾性部材を使用することも可能である。
を可動部の下又は上に設けスプリングの数が、各場所に
夫々2個であったが本発明は、スプリング個数や取付場
所に関係なくコ−ド挿入治具又は、コ−ド押え治具のう
ち少なくとも一方に適宜弾力によって可動し、コ−ドを
挟み込むような可動部が設けられれば良い。実施例1、
2では、スプリングを使用しているが、板バネ等の他の
弾性部材を使用することも可能である。
【0029】また、実施例1、2では、スプリングが各
場所で2個のため可動部形状が略凸字状及びT字状にな
っていたが、スプリングが各1個で可動部が略I字状で
も良いように、形状に関係なくコ−ド挿入溝又はスライ
ド溝に沿ってスプリングの弾力によりスライドするよう
になっていればよい。
場所で2個のため可動部形状が略凸字状及びT字状にな
っていたが、スプリングが各1個で可動部が略I字状で
も良いように、形状に関係なくコ−ド挿入溝又はスライ
ド溝に沿ってスプリングの弾力によりスライドするよう
になっていればよい。
【0030】更に、実施例1、2では、図5の(d)の
ようにコ−ドを挟み込むコ−ド押え面形状は、上下面共
にコ−ドに沿った方向に両隅が湾曲部21をもっている
が、図5の(a)のようにコ−ドに沿った方向に半円柱
状の湾曲面を持つ形状となっていてもよい。また、図5
の(b)、(c)のように上下面共にフラット又は上下
面の一方にのみフラット面を設けてもよい。これらは、
必要とするハ−ネスの断面形状によって設計者が適宜組
合わせによって選択すればよい。
ようにコ−ドを挟み込むコ−ド押え面形状は、上下面共
にコ−ドに沿った方向に両隅が湾曲部21をもっている
が、図5の(a)のようにコ−ドに沿った方向に半円柱
状の湾曲面を持つ形状となっていてもよい。また、図5
の(b)、(c)のように上下面共にフラット又は上下
面の一方にのみフラット面を設けてもよい。これらは、
必要とするハ−ネスの断面形状によって設計者が適宜組
合わせによって選択すればよい。
【0031】コ−ド挿入治具にスプリングを設けること
又は、コ−ド挿入治具とコ−ド押え治具の両方にスプリ
ングを設けても、これらのスプリングの弾性のみで本数
の変化又は、コ−ド径の異なるものの混入を吸収しきれ
ない場合にあっても、全ての治具を取り替えることなく
対応できる。
又は、コ−ド挿入治具とコ−ド押え治具の両方にスプリ
ングを設けても、これらのスプリングの弾性のみで本数
の変化又は、コ−ド径の異なるものの混入を吸収しきれ
ない場合にあっても、全ての治具を取り替えることなく
対応できる。
【0032】例えば、調整部10のみを着脱固定とし下
方に突出する部分の寸法を変えたものを複数作り適宜選
択してネジで固定することも考えられる。
方に突出する部分の寸法を変えたものを複数作り適宜選
択してネジで固定することも考えられる。
【0033】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は車両用
のハ−ネス一体成形グロメット成形時にコ−ドを固定す
る装置において、コ−ドを圧接する部分に可動部を設け
更にコ−ド挿入溝の幅をコ−ド径の整数倍としたことに
よって、コ−ド本数に関係なく規則的な配置を達成でき
る。また、コ−ドを圧接する部分の可動部が、スプリン
グ等による弾力によって可動することによって、コ−ド
本数に関係なく、コ−ドが適宜押圧で挟み込まれ固定さ
れるので、従来の装置のようにコ−ド被膜を傷つけるこ
とがない。更に、コ−ド径が異なるものが混入しても行
列配置にならないが可動部に設けられたスプリングの弾
力により適宜押圧でコ−ドが挟み込まれるので、しっか
りとコ−ドを固定できしかもコ−ドの被膜を傷つけるお
それがない。従って、頻繁にコ−ド本数が変わるもの又
はコ−ド径が異なるものが混入する工程内において装置
交換の必要がなく時間がロスされることがなくなった。
のハ−ネス一体成形グロメット成形時にコ−ドを固定す
る装置において、コ−ドを圧接する部分に可動部を設け
更にコ−ド挿入溝の幅をコ−ド径の整数倍としたことに
よって、コ−ド本数に関係なく規則的な配置を達成でき
る。また、コ−ドを圧接する部分の可動部が、スプリン
グ等による弾力によって可動することによって、コ−ド
本数に関係なく、コ−ドが適宜押圧で挟み込まれ固定さ
れるので、従来の装置のようにコ−ド被膜を傷つけるこ
とがない。更に、コ−ド径が異なるものが混入しても行
列配置にならないが可動部に設けられたスプリングの弾
力により適宜押圧でコ−ドが挟み込まれるので、しっか
りとコ−ドを固定できしかもコ−ドの被膜を傷つけるお
それがない。従って、頻繁にコ−ド本数が変わるもの又
はコ−ド径が異なるものが混入する工程内において装置
交換の必要がなく時間がロスされることがなくなった。
【図1】本発明に係わるコ−ド固定装置の第一の実施形
態を示す要部の斜視図である。
態を示す要部の斜視図である。
【図2】図1のコ−ド挿入時の断面図である。
【図3】本発明に係わるコ−ド固定装置の第二の実施形
態を示す要部の斜視図である。
態を示す要部の斜視図である。
【図4】図3のコ−ド挿入時の断面図である。
【図5】本発明のコ−ド固定装置のコ−ド押え部の形状
を示す図である。
を示す図である。
【図6】従来のコ−ドを分けて並べるタイプの装置を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図7】従来のコ−ドを束ねて並べるタイプの装置を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図8】(a)図6の装置を使用して成形したハ−ネス
一体成形グロメットを示す図である、(b)図6のコ−
ド挿入時の断面形状を示す図である、(c)図8(b)
の他の実施形態による断面形状を示す図である。
一体成形グロメットを示す図である、(b)図6のコ−
ド挿入時の断面形状を示す図である、(c)図8(b)
の他の実施形態による断面形状を示す図である。
【図9】(a)図7の装置を使用して成形したハ−ネス
一体成形グロメットを示す図である、(b)図7のコ−
ド挿入時の断面形状を示す図である。
一体成形グロメットを示す図である、(b)図7のコ−
ド挿入時の断面形状を示す図である。
1,11a,11b 可動部 2,12 コ−ド挿入治具 3,13 コ−ド押え治具 4,14 コ−ド挿入溝 5,15a,15b スプリング 6a,6b,16a,16b コ−ド押え部 7,17 傾斜部 8,9,19,20 固定部 10 調整部 18 スライド溝 21 湾曲部 H コ−ド挿入溝幅 d コ−ド径
Claims (4)
- 【請求項1】 グロメット本体を成形する時に、コ−ド
を固定してグロメット本体と一体成形するコ−ド固定装
置において、前記装置は、前記コ−ドを挟み固定するコ
−ド挿入治具とコ−ド押さえ治具とから成り、その少な
くとも一方にはコ−ドを挟む部分に弾性部材により可動
する構造を有していることを特徴とするコ−ド固定装
置。 - 【請求項2】 前記コ−ドを挟む部分では、弾性部材に
より可動する部分がコ−ドを挟む溝をスライドすること
を特徴とする請求項1記載のコ−ド固定装置。 - 【請求項3】 前記コ−ドを挟む部分では治具に固定さ
れたコ−ド押さえ部が、コ−ドを挟む溝をスライドする
ことを特徴とする請求項1又は2記載のコ−ド固定装
置。 - 【請求項4】前記溝は、コ−ド径の整数倍の幅を有する
ことを特徴とする請求項2又は3記載のコ−ド固定装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9079151A JPH10257648A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | コ−ド固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9079151A JPH10257648A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | コ−ド固定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10257648A true JPH10257648A (ja) | 1998-09-25 |
Family
ID=13681968
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9079151A Pending JPH10257648A (ja) | 1997-03-14 | 1997-03-14 | コ−ド固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10257648A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7039998B2 (en) * | 2002-12-17 | 2006-05-09 | Yazaki Corporation | Method of assembling grommet and jig for assembling grommet |
JP2007165354A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Fujitsu Ten Ltd | コード固定構造 |
-
1997
- 1997-03-14 JP JP9079151A patent/JPH10257648A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7039998B2 (en) * | 2002-12-17 | 2006-05-09 | Yazaki Corporation | Method of assembling grommet and jig for assembling grommet |
JP2007165354A (ja) * | 2005-12-09 | 2007-06-28 | Fujitsu Ten Ltd | コード固定構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040113 |
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A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050902 |
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