JPH10256939A - デュアルモード式移動無線端末と移動体衛星通信端末 - Google Patents

デュアルモード式移動無線端末と移動体衛星通信端末

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JPH10256939A
JPH10256939A JP9081988A JP8198897A JPH10256939A JP H10256939 A JPH10256939 A JP H10256939A JP 9081988 A JP9081988 A JP 9081988A JP 8198897 A JP8198897 A JP 8198897A JP H10256939 A JPH10256939 A JP H10256939A
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英登 大北
Kazuo Nagamachi
和夫 長町
Yoshio Sasaki
芳夫 佐々木
Kazuya Kiuchi
一也 木内
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体衛星通信端末として、又地上波移動体
端末としても適用可能なデュアルモード式の移動無線端
末の提供。 【解決手段】 前記移動体衛星通信端末と地上波携帯端
末との組み合わせに関するもので、少なくともキー操作
部と表示部とマイク及びスピーカを含む音声変換部を除
く移動体衛星通信端末機能とともに、別置の地上波移動
体端末の信号送受部との間で送話及び受話用信号の変換
波を送受する第1の変換波送受部とを具えた移動体衛星
通信端末と、前記前記移動体衛星通信端末の信号送受部
との間で送話及び受話用信号の変換波を送受する第2の
変換波送受部とを具えてなる地上波携帯端末とからな
り、地上波移動通信時には、地上波携帯端末にて地上波
通信を行ない、移動体衛星通信時には、前記第1及び第
2の変換波送受部を介して地上波携帯端末側のキー操作
とマイク及びスピーカを含む音声変換部を利用して移動
体衛星通信端末の送受話を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】軌道上の衛星をネットワーク
交換ノードとして利用する、いわゆる移動体衛星通信端
末として、又地上波の無線基地局を利用するセルラ式や
PHS式等の地上波移動体端末としても適用可能なデュ
アルモード式の移動無線端末と該デュアルモードに対応
可能な移動体衛星通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より移動体衛星通信の一例としては
米国モトローラ社のイリジウム計画などが知られてい
る。イリジウム計画の通信システムは、例えば特開平6
−181456号に示すように、その構成を図5に基づ
いて説明するに、衛星網100(constellation)は例
えば66基の衛星200が地球(図示せず)の周りの比
較的低い軌道上に配置されている。このような衛星網1
00では、地球の表面の任意の点から衛星の少なくとも
一つに、直接見通して無線通信(line-of-sight commun
ication)を行なうことができる。低軌道のため、衛星
網および衛星は、地球に対して常に移動している。例え
ば、衛星が地球から765Kmの上空の軌道に配置され
ている場合、上空の衛星は地表の一点に対して約25,
000Km/時の速度で移動している。このため、衛星
は、最大約9分の期間において地表の一点の視界に入
る。
【0003】又地球の表面上には夫々の地域若しくは国
毎に多数の加入者線交換局101(switching office:
SO)が配設されており、RFトランク通信リンク10
2(truncking communication link)を介して衛星同士
が隣接する衛星とデータ通信を行なっている。また、衛
星はトランク通信リンクを介して互いにデータ通信を行
なっている。
【0004】従って、衛星の衛星網100を介して交換
局101は地球上のいずれの地域でも任意点に送出され
る通信(呼)を制御することができる。交換局101は
多数のPSTN回線を介して一般電話交換網(PST
N)103に結合し、PSTN回線から移動体衛星通信
回線の加入者104に送出される呼を受信することがで
き、また、PSTN回線103に移動体衛星通信回線の
加入者104によって発信される呼を送出することがで
きる。また、移動体衛星通信回線は、数百万もの任意の
数の移動体衛星通信端末MUを含んでいる。 移動体衛
星通信端末MUは、移動体衛星通信回線網の下の地球の
範囲内の任意の場所での通信が可能である。
【0005】一方地上波移動体端末として、図6に示す
本発明が係わるPHS(personal handyphone system)
用移動体通信システムについて説明するに、位置情報の
記憶を行うPHS管理センタ140と、共通線信号網1
30およびデジタル交換機131を介して有線接続され
た中継局132と、この中継局132に有線接続された
複数の基地局120とよりなり、前記中継局132は基
地局120からの位置登録要求に基づく位置情報を作成
する。そしてかかる装置における位置登録は、まずPH
S端末110側において基地局120から報知される位
置情報を受信し、PHS端末110に記憶されている位
置登録情報と異なる場合にはPHS端末110から自分
のいる無線ゾーン(位置登録エリア134)の基地局1
20へ位置登録信号を送出する。この位置登録信号は中
継局132を経由してPHS管理センタ140に交換接
続に必要な形に変換した位置登録信号となって到着し、
このPHS管理センタ140に現在のPHS端末110
の位置情報が記憶される。PHS端末110が移動して
位置登録エリア134が変化する毎にこの操作は繰り返
される。
【0006】そして例えば、一般の加入電話からPHS
端末110の番号をダイヤルすると、発信側のデジタル
交換機131では、共通線信号網130を通してPHS
管理センタ140に、ダイヤルに対応するPHS端末1
10がどの位置登録エリア134にいるのか、交換に必
要な位置登録情報を問い合わせる。この位置情報に基づ
いて追跡接続を行い、該当する位置登録エリア134の
各基地局120から地上波無線による一斉呼び出し処理
を行う。
【0007】また、PHS端末110から一般の加入者
電話番号をダイヤルすると、個々のPHS端末110の
対応する認証情報番号が電話番号と共に、基地局120
を介して中継局132に送信され、この中継局132で
PHS端末110の認識が行われ、発信者が契約者か否
かを確認した後、一般加入者の電話まで接続される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って前記移動体衛星
通信端末は、移動体衛星通信回線網の下の地球上の任意
の場所での通信が可能であるが、一方ではネットワーク
交換ノードとして利用する衛星網が地球から765Km
の上空の軌道に配置されているため、衛星網まで電波が
到達するハイパワーが必要である。従って移動体衛星通
信端末においては、その送信回路のみならず電池電源も
大きくなってしまうことが避けられないのみならず、通
信コスト及び電池消耗も大きくなる。
【0009】一方、前記したPHSやセルラ等の地上波
移動体端末は、所定エリア内でしか通信出来ないという
制限はあるが、至近の基地局との交信により通信を行な
うために、移動体衛星通信端末とは逆に送信回路、電池
電源のいずれも小型で、通信コスト及び電池消耗も小さ
くてすむ。前記した移動体衛星通信端末機能と地上波移
動体端末機能の2つの端末機能を内蔵したデュアルモー
ド式の移動無線端末を提供できる。しかしながら、地上
波移動体端末機能のみを使用している状況(セルラやP
HSのサービス範囲のみ)であっても、常に大きく重い
デュアルモード端末を携帯する必要があり、昨今の小型
端末を携帯するのと違って、ユーザに大きな負担をかけ
ることになる。
【0010】また、移動体衛星通信のように世界展開す
る場合には、販売・使用する地域に応じて、各種の地上
波移動体端末方式とのデュアルモード端末を投入する必
要があり、これを避けるために、地上波機能部分(無線
部、通信方式の制御に係るプログラム、データのメモ
リ)をカートリッジ型にして脱着可能にした端末も検討
されているが、常に大きな端末を持ち歩くことになるの
は変わりがない。本発明はかかる技術的課題を解決し得
るデュアルモード端末を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
移動体衛星通信端末に関するもので、少なくともキー操
作部と表示部とマイク及びスピーカを含む音声変換部を
除く移動体衛星通信端末機能とともに、別置の地上波移
動体端末との間で送話及び受話用信号、好ましくはPC
Mデータの変換波を送受する信号送受部とを具えてなる
ことを特徴とする。請求項2記載の発明は、前記移動体
衛星通信端末と地上波携帯端末との組み合わせに関する
もので、少なくともキー操作部と表示部とマイク及びス
ピーカを含む音声変換部を除く移動体衛星通信端末機能
とともに、別置の後記する地上波移動体端末の信号送受
部との間で送話及び受話用信号の変換波を送受する第1
の変換波送受部とを具えた移動体衛星通信端末と、前記
キー操作部と表示部とマイク及びスピーカを含む音声変
換部とを具え目的とする地上波移動体端末機能ととも
に、前記移動体衛星通信端末の信号送受部との間で送話
及び受話用信号の変換波を送受する第2の変換波送受部
とを具えてなる地上波携帯端末とからなり、地上波移動
通信時には、地上波携帯端末にて地上波通信を行ない、
移動体衛星通信時には、前記第1及び第2の変換波送受
部を介して地上波携帯端末側のキー操作とマイク及びス
ピーカを含む音声変換部を利用して移動体衛星通信端末
の送受話を行なうことを特徴とする。
【0012】前記第1及び第2の変換波送受部は至近距
離での送受波を伝送する為に、赤外線変換器やRF変復
調器を用い、赤外線や微弱電波で伝送するように構成す
るのがよい。又、前記のように無線で送受波を行なう事
なく、有線で送受波を行なうように構成してもよい。
【0013】かかる発明によれば、地上波サービス領域
においては、小型の地上波携帯端末のみを携帯して地上
波サービスを受ける事が出来る。又地上波サービス領域
においても、赤外線や微弱電波が伝送可能な距離の範囲
に地上波携帯端末と移動体衛星端末とを近接配置してお
けば、イリジウム回線を介して移動体衛星端末に着呼さ
れた場合、その呼を前記第1及び第2の変換波送受部を
介して地上波携帯端末側の音声変換部に伝送し、スピー
カ若しくはバイブレータ等を鳴動させ、所定の送受話が
行なわれる。例えば小型の地上波携帯端末のみを携帯す
る等、地上波携帯端末の持運びにより前記両端末間の距
離が遠ざかり前記第1及び第2の変換波送受部間の伝送
可能領域から外れた際に、移動体衛星端末側の待ち受け
状態が切断されるように構成し、携帯端末取外しに連動
して移動体衛星端末側の待ち受け状態が切断されること
により、移動体衛星端末側の電池消耗を避けることが出
来る。
【0014】又地上波サービス領域以外に移動すること
を予想される時は、地上波携帯端末を移動体衛星端末に
近接させて電気的に結合させることにより、地上波携帯
端末側のキー操作部や表示部等を利用して、移動体衛星
通信端末側より呼を衛星に飛ばす事が出来、これにより
地上のどこでも使用することが可能となる。
【0015】又、キー操作部と音声変換部等を地上波携
帯端末側に設ける事により地上波携帯端末に発呼用電話
番号メモリを内蔵して衛星通信を行なう場合にも、地上
波携帯端末内に設定されている機能(呼び出し音など)
が共通に使用でき、且つ、内蔵メモリに登録している電
話帳も共通に使用できるため、別々に登録する手間が必
要ない。
【0016】又前記移動体衛星通信端末においては、キ
ー操作部と表示部とマイク及びスピーカを含む音声変換
部を有していない為に、それ自体の軽量化が達成され、
而も電気的結合により携帯端末側と一体化できるため
に、前記第1及び第2の変換波送受部間の伝送可能領域
であれば超軽量な携帯端末を取り出し容易な背広のポケ
ットに、一方重量負担のある衛星通信端末をかばんの中
に入れて使用する事も出来る。又、前記第2の変換波送
受部を有する携帯端末であれば、その形状や地上波種別
の異なる複数種の携帯端末であっても任意の携帯端末例
えばPHSとセルラとの選択若しくは海外に出張に行っ
た場合において、夫々の国の携帯端末との間で電気的結
合が可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施例を例示的に詳しく説明する。但し、この実施
例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その
相対的配置等は特に特定的な記載がないかぎりは、この
発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明
例にすぎない。図1は本発明の実施形態に係るデュアル
モード式移動無線端末の組み合わせを示し、Aは少なく
ともキー操作部と表示部とマイク及びスピーカを含む音
声変換部を除くイリジウム端末機能を具えてなる衛星通
信端末、Bは公知の地上波移動体端末機能を具えてなる
PHSやセルラ等の携帯端末である。尚、本実施例にお
いては携帯の利便を考え、衛星通信端末A側に携帯端末
Bが収納する構成を取っているが両者は必ずしも機械的
に一体化する必要はなく、別置きタイプに構成してもよ
い。衛星通信端末Aは略縦型長方体状をなし、前壁面の
ほぼ全域に亙って断面方形状に凹部空間1を形成し、該
凹部空間1にPHSやセルラ等の携帯端末Bを収納可能
に構成する。前記凹部空間1底面には、携帯端末Bの底
面に設けた赤外線ポート12aを具えた赤外線変換部1
2と対面する位置に、同様に赤外線ポート3aを具えた
赤外線変換部3を配置し、両者が電気結合可能に構成す
るとともに、前記凹部空間1の左右両内壁面側に、バネ
力に抗して拡幅方向に揺動可能な一対の係合凸部4が設
けられている。
【0018】又衛星通信端末Aの側壁には電源スイッチ
2が取り付けられており、該電源スイッチのONにより
衛星通信の待ち受け状態に移行する。尚、前記電源スイ
ッチ2は独立して設けずに、前記した一対の係合凸部4
内に設け、携帯端末Bの装着動作に連動して自動的に衛
星通信の待ち受け状態と切断状態の切り換えが出来るよ
うにしてもよい。更に衛星通信端末Aの上面には衛星通
信の待ち受け状態か切断状態かを、更には衛星通信の発
呼若しくは受呼中かを判別するLED21が取り付けら
れており、該LED21が赤の場合は衛星通信の切断状
態、緑の場合は待ち受け状態、緑点滅の場合は発呼若し
くは受呼中、赤の点滅の場合は電池切れを示す。
【0019】元に戻り係合凸部4は図2に示すように先
端楔状の略直角三角形状をなし、内部よりバネ15Aを
付勢することにより、携帯端末B側の係合凹部11に係
合凸部4先端が係合し、位置固定されるように構成され
ている。又前記係合凸部4の先端楔部までの高さは任意
に設定され、例えばPHSとセルラの複数種の形状
(幅)の異なる携帯端末Bが取り付け可能に構成されて
いる。即ち本実施形態に用いるPHSやセルラ等の携帯
端末Bは、底面に位置する赤外線変換部12と左右両側
面に設けられた前記係合凸部4の先端楔部が嵌合する係
合凹部11の位置が一致している事が前提で、これによ
り図2の想像線で示すように、形状(幅)の異なる携帯
端末B1、B2が取り付け可能となる。
【0020】尚、本実施形態においては前記凹部空間1
上壁より携帯端末Bのアンテナ13が突設可能な構成の
為に、前記上壁の一部を切り欠いている。又衛星通信端
末A部の横断面形状は、後壁面を片側に向け膨出させ、
その膨出部に大型の電池が収納可能な円筒空間5を形成
するとともに、該円筒枠5Aをアンテナとして機能させ
ている。
【0021】一方本実施形態に用いるPHSやセルラ等
の携帯端末Bは、底面に位置する赤外線ポート12aと
左右両側面に設ける係合凹部11を有する事は前記した
通りであるが、上縁左部にアンテナ13を立設させると
ともに、上端に着信ランプ19a、上部前面に受話部ス
ピーカ33が設けられ、その下にキー等の操作による送
信情報をはじめとして各種情報を表示する表示部14が
設けられている。又前面下部には、電源スイッチ、発呼
信号を送信する通話スイッチ、オンフックスイッチ等に
より構成される通話キー15、その下にテンキー16、
更にその下に音量調節・機能選択その他の各種機能を実
現するためのキーからなるファンクションキー17が配
設されている。そして前記係合凹部11内にイリジウム
回線を許容する許容スイッチ17Fが設けられている。
そして該係合凹部11を介して許容スイッチ17Fを押
圧し且つ電源スイッチ2をONする事によりファンクシ
ョンキー17側のLED17fが点灯しイリジウム回線
接続状態である事を知らせる。34はマイクである。
【0022】そして前記LED17fは許容スイッチ1
7FのONと衛星通信端末A側の電源スイッチ2がON
されている場合のみ点灯するように、電気的に制御され
ている。かかる実施形態によれば、電源スイッチ2をO
Nした状態で、目的とする携帯端末Bを衛星通信端末A
部側の凹部空間1に押込む事により、前記凹部空間1の
左右両内壁両面側に突設している一対の係合凸部4が、
バネ力に抗して拡幅化しつつ、前記係合凸部4の先端楔
部が携帯端末Bの側部に設けた係合凹部11と嵌合する
と同時に係合凹部11を介して許容スイッチ17Fを押
圧する。そして前記係合により、ファンクションキー1
7側のLED17fが点灯しイリジウム回線接続状態で
ある事を知らせるとともに、前記2つの端末の赤外線ポ
ート3a、12aが対峙し、電気的結合がなされる。
【0023】次に図3は前記夫々の実施形態に使用する
携帯端末Bと、イリジウム衛星通信端末Aの内部ブロッ
ク図である。図中マイク34、スピーカ33、キー操作
及び制御部(含む内蔵電話帳メモリ)35、表示部1
4、アナログ音声信号をPCMデータに変換、またはそ
の逆の変換を行なうコーデック37、キー制御及び表示
部制御等のユーザインターフェース処理を行なうMMI
38(マンマシンインターフェース)は携帯端末B側の
みに存在する。又前記コーデック37よりのPCMデー
タをイリジウム回線を通じて送信/受信するに必要な端
末機能回路は衛星(イリジウム)端末A側に、一方前記
コーデック37よりのPCMデータを基地局との間で送
信/受信するに必要な地上波端末機能回路は携帯端末B
側に夫々設けている。
【0024】即ち、本実施形態は、前記PCMデータの
圧縮、伸張を行なうボコーダ39,無線で通信を行なう
為の無線制御部で、制御する役割に応じて階層(Lay
er)に分けられるリンクレイヤー40,前記リンクレ
イヤー40やボコーダ39よりのデータにプリアンブ
ル、ユニークワード、エラー訂正、検出符号などを付加
し、イリジウム回線若しくは地上波回線のフレームフォ
ーマットに変換するチャネルコーデック41、前記イリ
ジウム回線若しくは地上波回線の無線チャンネルの設定
機能を有し、所定の無線周波数に変換する無線部42、
前記無線部42よりのアナログ信号をデジタルデータに
復調し、帯域制限フィルタ、AGCを介して希望波デー
タを抽出し、又チャネルコーデック41よりのデジタル
データを変調し、帯域制限フィルタを介して必要最小な
帯域に制限する変調/復調部43を夫々の端末に設けて
いる。尚、バッテリ44、45は乾電池、リチウムイオ
ン電池、ニッケル水素電池等が用いられ、夫々の端末に
収納されている。
【0025】そして本実施形態は、前記した衛星通信端
末Aに携帯端末Bを装着することにより、両端末A、B
の赤外線変換部3と赤外線変換部12が電気的に結合さ
れ、且つ前記電源スイッチをONすることにより、携帯
端末B側のLED17fと衛星端末のLED21が点灯
しイリジウム回線接続状態である事を知らせる。かかる
状態において発呼を行なう場合は、携帯端末B側の発呼
信号を送信する通話スイッチやその下にテンキー16を
利用して発呼操作を行なうと、携帯端末B側のMMI3
8を介して赤外線変換部12に送られ、該赤外線変換部
12で変換された赤外線を赤外線変換部3に伝送し、衛
星端末側の赤外線変換部3で元の信号に復調させて無線
部42を介して発呼を行なう事が出来る。そして前記発
呼後相手側の着呼を衛星端末側で受信して前記と逆の信
号の流れで携帯端末B側に相手側端末のオンフックが視
認された後、所定の通話が開始される。
【0026】携帯端末B側のマイクよりの音声信号は、
コーデック37でPCMデータに変換した後、赤外線変
換部12、3を介して衛星端末側のボコーダ39に送信
されチャネルコーデック41及び無線部42を介してイ
リジウム回線に送信する事が出来る。着呼操作及び受話
操作は前記赤外線変換部12、3を介して前記と同様な
操作で行なわれる。尚、前記電気的結合を前記実施例の
ように指向性の高い赤外線変換部12、3同士で行なう
場合は、該前記赤外線変換部12、3同士が直接対峙す
る位置に配置しなければならないが、前記電気的結合を
指向性の低く且つその伝送領域が1〜5m程度の狭域に
設定することにより、衛星端末と携帯端末Bを分離し、
例えば携帯端末Bを背広のポケットに入れ、衛星通信端
末Aをかばんの中にいれた場合においても電気的結合が
出来るのが好ましい。
【0027】図4はかかる趣旨に基づく実施形態で、前
記両端末A、B夫々に、微弱電波を送受信する平面アン
テナ25、26と前記したPCMデータ等を搬送波に変
調し且つ受信した搬送波をPCMデータ等に復調するR
F変復調部22、23とを前記夫々の端末ABの所定位
置に設けているとともに、RF変復調部22、23で変
調した微弱電波(以下搬送波という)を平面アンテナ2
5、26を介して指向性が低く且つその伝送領域が1〜
5m程度の狭域で送受信可能に構成する。かかる構成に
よれば夫々の端末A、Bで前記PCMデータ等を搬送波
に変調して平面アンテナ25、26を介して搬送波を伝
送し、受信した搬送波を他側端末B、A側のRF変復調
部で復調する事により前記した作用が達成される。
【0028】特に前記実施形態と異なり、衛星通信端末
Aに携帯端末Bを必ずしも装着しない場合でも、例えば
携帯端末Bを背広のポケットに入れ、衛星通信端末Aを
かばんの中にいれた場合においても、両端末A、Bの平
面アンテナ25、26を介して搬送波が受信可能であ
る。そして前記搬送波が受信可能な領域に有るときは端
末A、B夫々に設けた電気結合制御回路27、28がこ
れを検知することにより、携帯端末B側のLED17f
と衛星端末のLED21が点灯しイリジウム回線待ち受
け状態である事を知らせる。そして使用者は衛星通信端
末Aをかばんの中にいれた場合においても前記携帯端末
B側のLED17fが点灯している事を確認し、イリジ
ウム回線通信を行なう事が出来る。
【0029】一方携帯端末Bのみを単独で持ち歩いた場
合は、両端末A、Bの搬送波が受信可能な領域から外れ
るために、端末A、B夫々に設けた電気結合制御回路2
7、28がこれを検知することにより、携帯端末B側の
LED17fと衛星端末AのLED21が消灯するか若
しくは赤点灯しイリジウム回線接続状態にないことを知
らせるとともに、衛星端末A側の電気結合制御回路27
にて電源スイッチ29を切断し、非待ち受け状態に移行
する。そして使用者は前記携帯端末B側のLED17f
が点灯していないために、イリジウム回線通信を行なう
事が出来ない事が視認され、これにより地上波回線のみ
の利用となる。そして携帯端末B側を戻して前記搬送波
が受信可能な領域に入ったときは端末A、B夫々に設け
た電気結合制御回路27、28がこれを検知することに
より、衛星端末Aの電源スイッチ29をON復帰させる
とともに、携帯端末B側のLED17fと衛星端末Aの
LED21が点灯しイリジウム回線待ち受け状態である
事を知らせる。
【0030】
【発明の効果】以上記載のごとく本発明によれば、前記
した移動体衛星通信端末機能と地上波通信端末機能の2
つの端末機能を選択的に使用する事が出来、地上波携帯
端末のみを使用する場合、従来のデュアルモード端末の
ように大きく重い端末を携帯する必要がなく、ユーザに
大きな負担をかけることがない。又本発明は、複数種の
地上波携帯端末の使用が可能であるために、PHSやセ
ルラのように異なる地上波携帯端末、又イリジウムのよ
うに世界展開する場合には、販売・使用する地域に応じ
て、各国若しくは各地域の地上波携帯端末の端末と容易
に交換して使用する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態に係るデュアルモー
ド式移動無線端末を示し、(A)はイリジウム衛星通信
端末の赤外線変換部を陥没させた状態、(B)は携帯端
末をイリジウム衛星通信端末に装着させた状態を示す斜
視図である。
【図2】 (A)は図1(B)の一部切欠きを含む正面
図、(B)は内部機構を省略したA−A線断面図であ
る。
【図3】 前記夫々の実施形態に使用する携帯端末B
と、イリジウム衛星通信端末Aの内部ブロック図で、赤
外線変換部を介して信号収受するように構成しある。
【図4】 指向性の低い搬送波を生成若しくは復調する
RF変復調部を介して信号送受するように構成した前記
夫々の実施形態に使用する携帯端末Bと、イリジウム衛
星通信端末Aの内部ブロック図である。
【図5】 周回軌道上の衛星網をネットワーク交換ノー
ドとして利用するイリジウム移動体端末システムを示
す。
【図6】 公知のPHS用移動体通信システムについて
説明した説明図である。
【符号の説明】
A 衛星通信端末 B 携帯端末 1 凹部空間 2 電源スイッチ 3 赤外線変換部 4 係合凸部 12 赤外線変換部 17f 携帯端末B側のLED 17F 衛星通信許容キー 21 衛星端末AのLED 22、23 RF変復調部 25、26 平面アンテナ 27、28 電気結合制御回路 29 衛星端末Aの電源スイッチ 33 スピーカ 34 マイク 35 キー操作及び制御部 37 コーデック 38 MMI(マンマシンインターフェー
ス) 39 ボコーダ 40 リンクレイヤー 41 チャネルコーデック 42 無線部 43 変調/復調部 44、45 バッテリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 芳夫 神奈川県横浜市都筑区加賀原2丁目1番1 号 京セラ株式会社横浜事業所内 (72)発明者 木内 一也 神奈川県横浜市都筑区加賀原2丁目1番1 号 京セラ株式会社横浜事業所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともキー操作部と表示部とマイク
    及びスピーカを含む音声変換部を除く移動体衛星通信端
    末機能とともに、別置の地上波移動体端末との間で送話
    及び受話用信号、好ましくはPCMデータの変換波を送
    受する信号送受部とを具えてなることを特徴とする移動
    体衛星通信端末。
  2. 【請求項2】 少なくともキー操作部と表示部とマイク
    及びスピーカを含む音声変換部を除く移動体衛星通信端
    末機能とともに、別置の後記する地上波移動体端末の信
    号送受部との間で送話及び受話用信号の変換波を送受す
    る第1の変換波送受部とを具えた移動体衛星通信端末
    と、 前記キー操作部と表示部とマイク及びスピーカを含む音
    声変換部とを具え目的とする地上波移動体端末機能とと
    もに、前記移動体衛星通信端末の信号送受部との間で送
    話及び受話用信号の変換波を送受する第2の変換波送受
    部とを具えてなる地上波携帯端末とからなり、 地上波移動通信時には、地上波携帯端末にて地上波通信
    を行ない、 移動体衛星通信時には、前記第1及び第2の変換波送受
    部を介して地上波携帯端末側のキー操作とマイク及びス
    ピーカを含む音声変換部を利用して移動体衛星通信端末
    の送受話を行なうことを特徴とするデュアルモード式移
    動無線端末。
  3. 【請求項3】 例えば地上波携帯端末のみの携帯により
    前記両端末間の距離が遠ざかり前記第1及び第2の変換
    波送受部間の伝送可能領域から外れた際に、移動体衛星
    端末側の待ち受け状態が切断されるように構成した請求
    項2記載のデュアルモード式移動無線端末。
JP9081988A 1997-02-28 1997-03-14 デュアルモード式移動無線端末と移動体衛星通信端末 Pending JPH10256939A (ja)

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IL12657098A IL126570A0 (en) 1997-02-28 1998-02-25 Mobile satellite communication unit particularly dual mode mobile satellite communication unit
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007013513A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 National Institute Of Information & Communication Technology 移動体衛星通信システム
JP2008526161A (ja) * 2005-01-26 2008-07-17 アジア パシフィック サテライト インダストリーズ カンパニー リミテッド 地上携帯端末内に内装されて衛星通信ができる衛星通信装置及び方法

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