JPH10254789A - 駆動制御装置および駆動制御方法 - Google Patents

駆動制御装置および駆動制御方法

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JPH10254789A
JPH10254789A JP9056777A JP5677797A JPH10254789A JP H10254789 A JPH10254789 A JP H10254789A JP 9056777 A JP9056777 A JP 9056777A JP 5677797 A JP5677797 A JP 5677797A JP H10254789 A JPH10254789 A JP H10254789A
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JP
Japan
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data
cpu
drive
port
signal
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JP9056777A
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English (en)
Inventor
Takashi Naba
孝 那波
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でCPUの暴走による駆動デバイ
スの異常駆動を確実に防止することである。 【解決手段】 I/Oポート9へのデータ書き込み時
に、読み書き信号生成回路14が書込みデータを生成
し、該生成される前記書込みデータとあらかじめ設定さ
れる比較データとをキーコードレジスタ11,キーコー
ド10,比較回路12により照合し、該照合結果に基づ
いてAND回路15,17,NOT回路16がI/Oポ
ート9へのデータ書き込みまたはCPU1への信号出力
を制御する構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPUがI/Oポ
ートに書き込むデータに基づいて複数の駆動デバイスの
駆動状態を制御する駆動制御装置および駆動制御方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、CPUによりメカニカルな働きが
制御される各種の制御装置は、CPUの暴走により、そ
の装置自体を壊したり、ユーザやオペレータに危険がな
いような対策が行われてきた。
【0003】対策の例として例えば、複写機等に使用さ
れるヒータでは、該ヒータが異常な温度を温度センサが
検出した場合、供給電源を切断したり、モータなどでは
リミットスイッチにより異常な動きを検出して電源を切
断するなどしている。
【0004】また、CPUの暴走を直接検知する方法と
してウオッチドグ・タイマがあるが、この方法は設定し
た時間CPUがウオッチドグ・タイマにアクセスしなけ
れば、ウオッチドグ・タイマがCPUにリセットをかけ
るいう働きをするものである。
【0005】この方法は、設定時間を十分小さく設定す
れば暴走による、異常な動作を極力押さえられ、前記の
ような対策と併用すれば、より安全な駆動制御装置を簡
単に実現することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウオッ
チドグ・タイマによる方法は定期的にウオッチドグ・タ
イマにアクセスしければならないため、複雑な制御を行
うソフトウエアには不向きである。
【0007】また、近年、装置を制御するソフトウエア
は、複雑な制御を実現するために、色々な制御を同時に
行うリアルタイムモニタを用いたマルチタスク制御を用
いるようになってきている。このことは、システムの設
計が悪いと、幾つかのタスクが暴走しても、1つのタス
クがウオッチドグ・タイマをアクセスしてしまい、暴走
を検出できないことがある。
【0008】このため、ウオッチドグ・タイマを用いる
には、そのための工夫が必要であり、やはりあまり大き
なシステムには、向かないと言う問題点があった。
【0009】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、本発明の目的は、CPUが駆動デバイ
スを駆動するためにI/Oポートをアクセスする際に、
書き込むデータと設定されているデータとを照合してI
/OポートへのアクセスとCPUへの信号出力を制御す
ることにより、複数の駆動デバイスに対する制御が複雑
となる場合でも、簡単な構成でCPUの暴走による駆動
デバイスの異常駆動を確実に防止できるとともに、異常
状態を解析して各種プログラムのデバッグを効率よく行
える駆動制御装置および駆動制御方法を提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、CPUがI/Oポートに書き込むデータに基づいて
所定の駆動デバイスの駆動状態を制御する駆動制御装置
であって、前記I/Oポートへのデータ書き込み時に、
書込みデータを生成する生成手段と、前記生成手段によ
り生成される前記書込みデータとあらかじめ設定される
比較データとを照合する照合手段と、前記照合手段の照
合結果に基づいて前記I/Oポートへのデータ書き込み
または前記CPUへの信号出力を制御する制御手段とを
有するものである。
【0011】本発明に係る第2の発明は、前記制御手段
は、前記照合手段が前記書込みデータとあらかじめ設定
される比較データとが一致しないと照合した場合に、前
記CPUに割り込み信号またはリセット信号を出力する
ものである。
【0012】本発明に係る第3の発明は、前記照合手段
の照合結果を状態信号として保持する保持手段を有し、
前記CPUが前記保持手段に表示される前記状態信号を
随時参照可能とするものである。
【0013】本発明に係る第4の発明は、CPUがI/
Oポートに書き込むデータに基づいて複数の駆動デバイ
スの駆動状態を制御する駆動制御装置であって、前記I
/Oポートへのデータ書き込み時に、書込みデータを生
成する生成手段と、前記生成手段により生成される前記
書込みデータとあらかじめ設定される比較データとを照
合する照合手段と、前記照合手段の照合結果に基づいて
前記I/Oポートへのデータ書き込みまたは前記CPU
への信号出力を制御する制御手段と、前記制御手段が出
力する前記CPUへの信号出力に基づいて各駆動デバイ
スに対する電源供給を切断する指示を行う指示手段と、
前記指示手段からの切断指示に基づいて前記各駆動デバ
イスに対する電源供給を切断するスイッチ手段とを有す
るものである。
【0014】本発明に係る第5の発明は、前記制御手段
は、前記照合手段が前記書込みデータとあらかじめ設定
される比較データとが一致しないと照合した場合に、前
記CPUに割り込み信号またはリセット信号を出力する
ものである。
【0015】本発明に係る第6の発明は、前記指示手段
は、前記CPUに割り込み信号またはリセット信号に基
づいていずれかの駆動デバイスを駆動させる指示を直接
出力するものである。
【0016】本発明に係る第7の発明は、前記照合手段
の照合結果を状態信号として保持する保持手段を有し、
前記CPUが前記保持手段に表示される前記状態信号を
随時参照して記憶されるファームウエアに通知するもの
である。
【0017】本発明に係る第8の発明は、CPUがI/
Oポートに書き込むデータに基づいて所定の駆動デバイ
スの駆動状態を制御する駆動制御方法であって、前記I
/Oポートへのデータ書き込み時に、書込みデータを生
成する生成工程と、該生成される前記書込みデータとあ
らかじめ設定される比較データとを照合する照合工程
と、該照合結果に基づいて前記I/Oポートへのデータ
書き込みまたは前記CPUへの信号出力を行う出力工程
とを有するものである。
【0018】本発明に係る第9の発明は、CPUがI/
Oポートに書き込むデータに基づいて複数の駆動デバイ
スの駆動状態を制御する駆動制御方法であって、前記I
/Oポートへのデータ書き込み時に、書込みデータを生
成する生成工程と、該生成される前記書込みデータとあ
らかじめ設定される比較データとを照合する照合工程
と、該照合結果に基づいて前記I/Oポートへのデータ
書き込みまたは前記CPUへの信号出力を出力する出力
工程と、前記CPUへの信号出力に基づいて各駆動デバ
イスに対する電源供給を切断する指示を行う指示工程
と、該切断指示に基づいて前記各駆動デバイスに対する
電源供給を切断する切断工程とを有するものである。
【0019】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1は、本発明の第1実施形態を示す
駆動制御装置の構成を説明するブロック図であり、例え
ば複写機等の装置に使用されるクラッチ,ソレノイド,
モータを制御する装置として機能する場合に対応する。
【0020】図において、1は装置を制御するCPU
で、ROM2に記憶された制御プログラムに基づいてC
PUバスBUSに接続されるデバイスを総括的に制御す
る。
【0021】3はクラッチ等の駆動デバイスで、クラッ
チ駆動回路6により駆動される。4はソレノイド等の駆
動デバイスで、ソレノイド駆動回路7により駆動され
る。5はモータ等の駆動デバイスで、モータ駆動回路8
により駆動される。
【0022】9はI/Oポートで、CPU1からの信号
によりクラッチ,ソレノイド,モータ等の駆動デバイス
3〜5をON−OFFさせる。10はあらかじめ設定さ
れたキーコード、11はキーコードレジスタで、CPU
1により値を書き込まれてその値が保持される。
【0023】12は比較器で、キーコード10とキーコ
ードレジスタ11との内容を比較する。13は状態レジ
スタで、制御回路の状態を保持する。14は読み書き信
号生成回路で、CPU1の信号から、I/Oポート9お
よび各レジスタに値を読み書きする信号を生成する。
【0024】15はAND回路で、比較器12の出力と
読み書き信号生成回路14の出力の論理積をとり、その
結果信号をI/Oポート9に出力する。16はNOT回
路で、比較器12の論理を反転させ、AND回路17に
出力する。AND回路17は、NOT回路16の出力と
読み書き信号生成回路14の出力の論理積をとり、その
結果信号をCPU1に出力する。
【0025】上記のように構成された駆動制御装置にお
いて、正常時CPU1はROM2中のプログラムを実行
することにより、駆動デバイス3〜4を含む装置全体を
制御しているが、このプログラムはハードウエアの基本
の制御を主とするファームウエアと、全体的な装置の制
御をするアプリケーション・ソフトウエアに分けられて
いる。
【0026】アプリケーション・ソフトウエアが、クラ
ッチとしての駆動デバイス3,ソレノイドとしての駆動
デバイス4,モータとしての駆動デバイス5を、動かそ
うとするときはファームウエアに司令を出すことによ
り、例えば複写機の記録媒体の給送状態を制御してい
る。
【0027】このように構成された通常ファームウエア
が、駆動デバイス3〜5を駆動させるために、I/Oポ
ート9に所定の値を書き込む時は、その前にキーコード
レジスタ11にキーコード10と同じ値を書き込む、こ
れらの値は比較器12で比較され、比較結果信号として
正しければ真「1」を出力する、その信号と書き込み信
号発生回路14からの信号との論理積(アンド回路15
による)をI/Oポート9の書き込み信号に用いている
ため、次にI/Oポート9に値を書き込むことにより、
駆動デバイス3〜5を駆動させることができる。
【0028】また、I/Oポート9の書き込み信号14
aによりキーコードレジスタ11の値をキーコード10
と異なる値にリセットすることにより、上記の手続きを
I/Oポート9のアクセスに対し毎回行うことができ
る。
【0029】次に、暴走やアプリケーションのバグによ
り、間違ってI/Oポート9に値が書かれようとする
と、この時は上記のようにキーコードレジスタ11にキ
ーコードを書くことはないため、比較器12の出力は偽
「0」となり、I/Oポート9に値が書かれることはな
く、これらの駆動デバイス3〜5が間違って駆動するこ
とはない。
【0030】また、この時には、AND回路17には真
「1」が出力される、この出力をCPU1の割り込みや
リセットに入力することにより、ファームウエアに制御
を戻すことができる。
【0031】さらに、この出力により状態レジスタ13
に異常アクセスを示すコードを記録することにより、フ
ァームウエアに異常を知らせることができ、このことを
メモリ(図示しないRAM等)内に記憶しておけば、プ
ログラムに有益な情報となり、デバッグしやすいより安
全なシステムを作ることができる。
【0032】以下、本実施形態の特徴的構成について説
明する。
【0033】上記のように構成された駆動制御装置にお
いて、すなわち、図1に示したCPU1がI/Oポート
9に書き込むデータに基づいて所定の駆動回路6〜8の
駆動状態を制御する駆動制御装置であって、I/Oポー
ト9へのデータ書き込み時に、書込みデータを生成する
生成手段(読み書き信号生成回路14)と、前記生成手
段により生成される前記書込みデータとあらかじめ設定
される比較データとを照合する照合手段(キーコードレ
ジスタ11,キーコード10,比較回路12)と、前記
照合手段の照合結果に基づいて前記I/Oポートへのデ
ータ書き込みまたは前記CPUへの信号出力を制御する
制御手段(AND回路15,17,NOT回路16)と
を有するので、I/Oポートへのアクセスが発生して
も、書込みデータが比較データと一致しない場合は、暴
走によるアクセスであると確実に判断して、当該I/O
ポートへのアクセスを確実に制限しつつ、暴走に伴うC
PUに対する暴走回復指示を同時に行うことができる。
【0034】また、前記制御手段(AND回路15,1
7,NOT回路16)は、前記照合手段が前記書込みデ
ータとあらかじめ設定される比較データとが一致しない
と照合した場合に、前記CPUに割り込み信号またはリ
セット信号を出力するので、暴走によるアクセスである
と確実に判断した場合に、暴走に伴うCPUに対するリ
セットまたは割り込みの指示を同時に行うことができ
る。
【0035】さらに、前記照合手段(キーコードレジス
タ11,キーコード10,比較回路12)の照合結果を
状態信号として保持する保持手段(状態レジスタ13)
を有し、前記CPU1が状態レジスタ13)に表示され
る前記状態信号を随時参照可能とするので、暴走発生状
態を認知してプログラムのデバッグ処理を効率よく行う
ことができる。
【0036】図2は、本発明に係る駆動制御装置による
第1の駆動デバイス制御手順の一例を示すフローチャー
トである。なお、(1)〜(6)は各ステップを示す。
【0037】先ず、I/Oポート9に対するデータ書き
込みが発生すると(1)、設定されているキーコードと
レジスタ11に設定されているデータとを照合し
(2)、各データが一致しているかどうかを判定し
(3)、YESならばI/Oポート9にデータを書き込
み(4)、所望の駆動デバイスを駆動して(5)、処理
をリターンする。
【0038】一方、ステップ(3)で、NOと判定され
た場合には、リセット信号または割り込み信号をCPU
1に出力して(6)、処理をリターンする。
【0039】以下、本実施形態の特徴的構成について図
1,図2等を参照して説明する。
【0040】CPUがI/Oポートに書き込むデータに
基づいて所定の駆動デバイスの駆動状態を制御する駆動
制御方法において、前記I/Oポートへのデータ書き込
み時に、書込みデータを生成する生成工程(図2のステ
ップ(1))と、該生成される前記書込みデータとあら
かじめ設定される比較データとを照合する照合工程(図
2のステップ(2),(3))と、該照合結果に基づい
て前記I/Oポートへのデータ書き込みまたは前記CP
Uへの信号出力を行う出力工程((図2のステップ
(6))とを有するので、I/Oポートへのアクセスが
発生しても、書込みデータが比較データと一致しない場
合は、暴走によるアクセスであると確実に判断して、当
該I/Oポートへのアクセスを確実に制限しつつ、暴走
に伴うCPUに対する暴走回復指示を同時に行うことが
できる。
【0041】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
手順を踏まずI/Oポート9にアクセスしたときに、割
り込み,リセットなどにより正常動作に戻したが、割り
込みやリセットをかけるとともにクラッチ,ソレノイ
ド,モータの駆動デバイス3〜5に対する駆動電源の供
給を切断するように構成してもよい。以下、その実施形
態について説明する。
【0042】図3は、本発明の第2実施形態を示す駆動
制御装置の構成を説明するブロック図であり、図1と同
一のものには同一の符号を付してあり、電源を切断する
際、動作してもユーザやオペレータから、その動きが見
えないクラッチやソレノイドの駆動をONにし、電源に
接続されたコンデンサの放電を早める回路を備えてい
る。
【0043】図において、18はフリップフロップ回路
で、駆動電源を異常アクセスの信号をラッチし、I/O
ポート9からの信号が来るまで状態を記憶する。19は
スイッチング回路で、フリップフロップ回路18の信号
により駆動電源を切断する。20はコンデンサで、駆動
電源のノイズをとる。21は論理和回路で、駆動電源を
OFFしたとき、クラッチ駆動回路6をONする。
【0044】この構成により、I/Oポート9に対する
手順を踏まない異常アクセスが起こった場合、CPU1
に割り込みやリセットをかけるとともに、駆動電源を切
断し、かつこのとき論理和回路21により、クラッチと
しての駆動デバイス3がONされ、コンデンサ20に貯
まった電荷をすばやく放電することができる。
【0045】このことにより、暴走し不安定になってい
る駆動系の電源をすばやく落とすことができる。
【0046】次に割り込みやリセットにより、制御が正
常にファームウエアに移ると、ファームウエアは状態レ
ジスタにより、異常アクセスにより駆動電源がOFFさ
れていることを知り、I/Oポート9に値を書き込むこ
とによりフリップフロップ18を反転させ、駆動電源を
ONし正常動作に戻すことができる。
【0047】以上のことにより、ソフトウエアにバグが
ある、あるいはソフトウエアが正しくロードされていな
い、さらにまたハードウエアに故障があるというときな
どでは、正常動作に戻しても、再び異常なI/Oポート
9のアクセスをする可能性があるため、このようなアク
セスそのものを停止させることができ、より安全性の高
いシステムを提供することができる。
【0048】以下、本実施形態の特徴的構成について説
明する。
【0049】上記のように構成された駆動制御装置にお
いて、すなわち、図3に示したCPU1がI/Oポート
9に書き込むデータに基づいて複数の駆動デバイスの駆
動状態を制御する駆動制御装置であって、前記I/Oポ
ート9へのデータ書き込み時に、書込みデータを生成す
る生成手段(読み書き信号生成回路14)と、前記生成
手段により生成される前記書込みデータとあらかじめ設
定される比較データとを照合する照合手段(キーコード
レジスタ11,キーコード10,比較回路12)と、前
記照合手段の照合結果に基づいて前記I/Oポートへの
データ書き込みまたは前記CPUへの信号出力を制御す
る制御手段(AND回路15,17,NOT回路16)
と、前記制御手段が出力する前記CPUへの信号出力に
基づいて各駆動デバイスに対する電源供給を切断する指
示を行う指示手段(フリップフロップ18)と、前記指
示手段からの切断指示に基づいて前記各駆動デバイスに
対する電源供給を切断するスイッチ手段(スイッチング
回路19)とを有するので、I/Oポートへのアクセス
が発生しても、書込みデータが比較データと一致しない
場合は、暴走によるアクセスであると確実に判断して、
当該I/Oポートへのアクセスを確実に制限して、暴走
に伴うCPUに対する暴走回復指示を同時に行うことが
できるとともに、電源切断により暴走に伴う駆動デバイ
スの異常駆動を確実に制限することができる。
【0050】また、フリップフロップ18は、前記CP
U1に割り込み信号またはリセット信号に基づいていず
れかの駆動デバイスを駆動させる指示を直接出力するの
で、電源切断時の電荷放電効果を高めることができる。
【0051】さらに、前記照合手段(キーコードレジス
タ11,キーコード10,比較回路12)の照合結果を
状態信号として保持する保持手段(状態レジスタ13)
を有し、前記CPU1が前記保持手段状態レジスタ13
に表示される前記状態信号を随時参照して記憶されるフ
ァームウエアに通知するので暴走発生状態を認知してフ
ァームウエアのデバッグ処理を効率よく行うことができ
る。
【0052】また、前記制御手段(AND回路15,1
7,NOT回路16)は、前記照合手段(キーコードレ
ジスタ11,キーコード10,比較回路12)が前記書
込みデータとあらかじめ設定される比較データとが一致
しないと照合した場合に、前記CPUに割り込み信号ま
たはリセット信号を出力するので、暴走によるアクセス
であると確実に判断した場合に、暴走に伴うCPU1に
対するリセットまたは割り込みの指示を同時に行うこと
ができる。
【0053】図4は、本発明に係る駆動制御装置による
第2の駆動デバイス制御手順の一例を示すフローチャー
トである。なお、(1)〜(6)は各ステップを示す。
【0054】先ず、I/Oポート9に対するデータ書き
込みが発生すると(1)、設定されているキーコードと
レジスタ11に設定されているデータとを照合し
(2)、各データが一致しているかどうかを判定し
(3)、YESならばI/Oポート9にデータを書き込
み(4)、所望の駆動デバイスを駆動して(5)、処理
をリターンする。
【0055】一方、ステップ(3)で、NOと判定され
た場合には、リセット信号または割り込み信号をCPU
1に出力するとともに、スイッチング回路19に対して
電源切断指示を行い(6)、処理をリターンする。
【0056】以下、本実施形態の特徴的構成について図
3,図4等を参照して説明する。
【0057】CPUがI/Oポートに書き込むデータに
基づいて複数の駆動デバイスの駆動状態を制御する駆動
制御方法であって、前記I/Oポートへのデータ書き込
み時に、書込みデータを生成する生成工程(図4のステ
ップ(1))と、該生成される前記書込みデータとあら
かじめ設定される比較データとを照合する照合工程(図
4のステップ(2),(3))と、該照合結果に基づい
て前記I/Oポートへのデータ書き込みまたは前記CP
Uへの信号出力を出力する出力工程(図4のステップ
(6))と、前記CPUへの信号出力に基づいて各駆動
デバイスに対する電源供給を切断する指示を行う指示工
程(図4のステップ(6))と、該切断指示に基づいて
前記各駆動デバイスに対する電源供給を切断する切断工
程とを有するので、I/Oポートへのアクセスが発生し
ても、書込みデータが比較データと一致しない場合は、
暴走によるアクセスであると確実に判断して、当該I/
Oポートへのアクセスを確実に制限して、暴走に伴うC
PUに対する暴走回復指示を同時に行うことができると
ともに、電源切断により暴走に伴う駆動デバイスの異常
駆動を確実に制限することができる。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の発明によれば、CPUがI/Oポートに書き込むデー
タに基づいて所定の駆動デバイスの駆動状態を制御する
駆動制御装置であって、I/Oポートへのデータ書き込
み時に、書込みデータを生成する生成手段と、前記生成
手段により生成される前記書込みデータとあらかじめ設
定される比較データとを照合する照合手段と、前記照合
手段の照合結果に基づいて前記I/Oポートへのデータ
書き込みまたは前記CPUへの信号出力を制御する制御
手段とを有するので、I/Oポートへのアクセスが発生
しても、書込みデータが比較データと一致しない場合
は、暴走によるアクセスであると確実に判断して、当該
I/Oポートへのアクセスを確実に制限しつつ、暴走に
伴うCPUに対する暴走回復指示を同時に行うことがで
きる。
【0059】第2,第5の発明によれば、前記制御手段
は、前記照合手段が前記書込みデータとあらかじめ設定
される比較データとが一致しないと照合した場合に、前
記CPUに割り込み信号またはリセット信号を出力する
ので、暴走によるアクセスであると確実に判断した場合
に、暴走に伴うCPUに対するリセットまたは割り込み
の指示を同時に行うことができる。
【0060】第3の発明によれば、前記照合手段の照合
結果を状態信号として保持する保持手段を有し、前記C
PUが前記保持手段に表示される前記状態信号を随時参
照可能とするので、暴走発生状態を認知してプログラム
のデバッグ処理を効率よく行うことができる。
【0061】第4の発明はによれば、CPUがI/Oポ
ートに書き込むデータに基づいて複数の駆動デバイスの
駆動状態を制御する駆動制御装置であって、前記I/O
ポートへのデータ書き込み時に、書込みデータを生成す
る生成手段と、前記生成手段により生成される前記書込
みデータとあらかじめ設定される比較データとを照合す
る照合手段と、前記照合手段の照合結果に基づいて前記
I/Oポートへのデータ書き込みまたは前記CPUへの
信号出力を制御する制御手段と、前記制御手段が出力す
る前記CPUへの信号出力に基づいて各駆動デバイスに
対する電源供給を切断する指示を行う指示手段と、前記
指示手段からの切断指示に基づいて前記各駆動デバイス
に対する電源供給を切断するスイッチ手段とを有するの
で、I/Oポートへのアクセスが発生しても、書込みデ
ータが比較データと一致しない場合は、暴走によるアク
セスであると確実に判断して、当該I/Oポートへのア
クセスを確実に制限して、暴走に伴うCPUに対する暴
走回復指示を同時に行うことができるとともに、電源切
断により暴走に伴う駆動デバイスの異常駆動を確実に制
限することができる。
【0062】第6の発明によれば、前記指示手段は、前
記CPUに割り込み信号またはリセット信号に基づいて
いずれかの駆動デバイスを駆動させる指示を直接出力す
るので、電源切断時の電荷放電効果を高めることができ
る。
【0063】第7の発明によれば、前記照合手段の照合
結果を状態信号として保持する保持手段を有し、前記C
PUが前記保持手段に表示される前記状態信号を随時参
照して記憶されるファームウエアに通知するので暴走発
生状態を認知してファームウエアのデバッグ処理を効率
よく行うことができる。
【0064】第8の発明によれば、CPUがI/Oポー
トに書き込むデータに基づいて所定の駆動デバイスの駆
動状態を制御する駆動制御方法であって、前記I/Oポ
ートへのデータ書き込み時に、書込みデータを生成する
生成工程と、該生成される前記書込みデータとあらかじ
め設定される比較データとを照合する照合工程と、該照
合結果に基づいて前記I/Oポートへのデータ書き込み
または前記CPUへの信号出力を行う出力工程とを有す
るので、I/Oポートへのアクセスが発生しても、書込
みデータが比較データと一致しない場合は、暴走による
アクセスであると確実に判断して、当該I/Oポートへ
のアクセスを確実に制限しつつ、暴走に伴うCPUに対
する暴走回復指示を同時に行うことができる。
【0065】第9の発明によれば、CPUがI/Oポー
トに書き込むデータに基づいて複数の駆動デバイスの駆
動状態を制御する駆動制御方法であって、前記I/Oポ
ートへのデータ書き込み時に、書込みデータを生成する
生成工程と、該生成される前記書込みデータとあらかじ
め設定される比較データとを照合する照合工程と、該照
合結果に基づいて前記I/Oポートへのデータ書き込み
または前記CPUへの信号出力を出力する出力工程と、
前記CPUへの信号出力に基づいて各駆動デバイスに対
する電源供給を切断する指示を行う指示工程と、該切断
指示に基づいて前記各駆動デバイスに対する電源供給を
切断する切断工程とを有するので、I/Oポートへのア
クセスが発生しても、書込みデータが比較データと一致
しない場合は、暴走によるアクセスであると確実に判断
して、当該I/Oポートへのアクセスを確実に制限し
て、暴走に伴うCPUに対する暴走回復指示を同時に行
うことができるとともに、電源切断により暴走に伴う駆
動デバイスの異常駆動を確実に制限することができる。
【0066】従って、複数の駆動デバイスに対する制御
が複雑となる場合でも、簡単な構成でCPUの暴走によ
る駆動デバイスの異常駆動を確実に防止できるととも
に、異常状態を解析して各種プログラムのデバッグを効
率よく行える等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す駆動制御装置の構
成を説明するブロック図である。
【図2】本発明に係る駆動制御装置による第1の駆動デ
バイス制御手順の一例を示すフローチャートである。
【図3】本発明の第2実施形態を示す駆動制御装置の構
成を説明するブロック図である。
【図4】本発明に係る駆動制御装置による第2の駆動デ
バイス制御手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 駆動デバイス 4 駆動デバイス 5 駆動デバイス 9 I/Oポート 11 キーコードレジスタ 12 比較器 13 状態レジスタ 14 読み書き信号生成回路 15 AND回路 16 NOT回路 17 AND回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CPUがI/Oポートに書き込むデータ
    に基づいて所定の駆動デバイスの駆動状態を制御する駆
    動制御装置であって、 前記I/Oポートへのデータ書き込み時に、書込みデー
    タを生成する生成手段と、 前記生成手段により生成される前記書込みデータとあら
    かじめ設定される比較データとを照合する照合手段と、 前記照合手段の照合結果に基づいて前記I/Oポートへ
    のデータ書き込みまたは前記CPUへの信号出力を制御
    する制御手段と、を有することを特徴とする駆動制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記照合手段が前記書
    込みデータとあらかじめ設定される比較データとが一致
    しないと照合した場合に、前記CPUに割り込み信号ま
    たはリセット信号を出力することを特徴とする請求項1
    記載の駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記照合手段の照合結果を状態信号とし
    て保持する保持手段を有し、前記CPUが前記保持手段
    に表示される前記状態信号を随時参照可能とすることを
    特徴とする請求項1記載の駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 CPUがI/Oポートに書き込むデータ
    に基づいて複数の駆動デバイスの駆動状態を制御する駆
    動制御装置であって、 前記I/Oポートへのデータ書き込み時に、書込みデー
    タを生成する生成手段と、 前記生成手段により生成される前記書込みデータとあら
    かじめ設定される比較データとを照合する照合手段と、 前記照合手段の照合結果に基づいて前記I/Oポートへ
    のデータ書き込みまたは前記CPUへの信号出力を制御
    する制御手段と、 前記制御手段が出力する前記CPUへの信号出力に基づ
    いて各駆動デバイスに対する電源供給を切断する指示を
    行う指示手段と、 前記指示手段からの切断指示に基づいて前記各駆動デバ
    イスに対する電源供給を切断するスイッチ手段と、 を有することを特徴とする駆動制御装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記照合手段が前記書
    込みデータとあらかじめ設定される比較データとが一致
    しないと照合した場合に、前記CPUに割り込み信号ま
    たはリセット信号を出力することを特徴とする請求項4
    記載の駆動制御装置。
  6. 【請求項6】 前記指示手段は、前記CPUに割り込み
    信号またはリセット信号に基づいていずれかの駆動デバ
    イスを駆動させる指示を直接出力することを特徴とする
    請求項4記載の駆動制御装置。
  7. 【請求項7】 前記照合手段の照合結果を状態信号とし
    て保持する保持手段を有し、前記CPUが前記保持手段
    に表示される前記状態信号を随時参照して記憶されるフ
    ァームウエアに通知することを特徴とする請求項4記載
    の駆動制御装置。
  8. 【請求項8】 CPUがI/Oポートに書き込むデータ
    に基づいて所定の駆動デバイスの駆動状態を制御する駆
    動制御方法であって、 前記I/Oポートへのデータ書き込み時に、書込みデー
    タを生成する生成工程と、 該生成される前記書込みデータとあらかじめ設定される
    比較データとを照合する照合工程と、 該照合結果に基づいて前記I/Oポートへのデータ書き
    込みまたは前記CPUへの信号出力を行う出力工程と、
    を有することを特徴とする駆動制御方法。
  9. 【請求項9】 CPUがI/Oポートに書き込むデータ
    に基づいて複数の駆動デバイスの駆動状態を制御する駆
    動制御方法であって、 前記I/Oポートへのデータ書き込み時に、書込みデー
    タを生成する生成工程と、 該生成される前記書込みデータとあらかじめ設定される
    比較データとを照合する照合工程と、 該照合結果に基づいて前記I/Oポートへのデータ書き
    込みまたは前記CPUへの信号出力を出力する出力工程
    と、 前記CPUへの信号出力に基づいて各駆動デバイスに対
    する電源供給を切断する指示を行う指示工程と、 該切断指示に基づいて前記各駆動デバイスに対する電源
    供給を切断する切断工程と、を有することを特徴とする
    駆動制御方法。
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