JP4516241B2 - エンジン制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジン制御装置に係り、特に、電源、不揮発性メモリ、及び電圧検出部等をワンチップ化するとともに、演算装置を有するエンジン制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の自動車用のエンジン制御装置は、燃料噴射等の各種システムに用いられる制御装置を内蔵しており、これらの各システムの制御装置は、異常時に対するフェールセーフによって信頼性の向上を図ることが行われ、例えば、スロットルバルブをモータにより駆動する電子制御スロットル制御装置を内蔵したエンジン制御装置において、複数のマイコンにより相互機能監視を行うエンジン制御装置等の技術が各種提案されている(例えば、特開平11−294252号公報、特開平9−123894号公報、特開2000−293246号公報等参照)。
また、前記エンジン制御装置は、異常時のデータをメモリに記録しており、このデータ処理に関しては、例えば、特開平9−170932号公報、特開2000−339231号公報記載の技術等が各種提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記近年のエンジン制御装置は、監視等を行うロジック部、及びレギュレータ等を同一の半導体基板上に形成させてワンチップ化することが一般的に行われ、その小型化及び軽量化が図られている。そして、このワンチップ化された集積回路(IC)と演算装置との間で種々のデータの授受が行われ、上述の異常時のデータもまた、制御プログラムの実行中においてはメモリに記録される。
【0004】
しかし、前記従来の技術における異常時のデータを記録するメモリは、揮発性メモリであることから、電源が遮断された場合については考慮がなされていないものである。つまり、揮発性メモリは、前記データを電気的に保持していることから、バッテリーを外した際にはその内容もクリアされてしまい、例えマイコンの相互監視により異常を検出した場合であっても、電源の遮断によって前記異常時の結果は保持されないことになる。
【0005】
一方、前記異常時のデータを上記の揮発性メモリではなく、不揮発性のメモリに記録することも考えられるが、この不揮発性メモリは、一般的に演算装置と対になるものである。つまり、一の演算装置にはこの一の演算装置からの命令に従う不揮発性メモリが存在し、この不揮発性メモリは他の演算装置からアクセスすることができないものである。
【0006】
すなわち、本発明者は、前記異常時のデータを消去せず、しかも、上記の如くのワンチップ化による小型化及び軽量化を図るためには、演算装置毎の不揮発性メモリを用いずに、一つの不揮発性メモリに対して複数の演算装置等からのアクセスを可能とするための何等かの手段が必要であるという新たな知見を得たものであるが、前記の従来の技術は、この点については格別の配慮がなされていない。
【0007】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、不揮発性メモリに対して複数の演算装置からのアクセスを可能にし、異常時のデータの記録及びその保持を行うことができるエンジン制御装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成すべく、本発明に係るエンジン制御装置は、少なくともエンジンに供給される燃料噴射量を演算する演算装置と、バッテリーの電圧から前記演算装置に印加する電圧を生成するレギュレータと、該レギュレータの電圧のレベルを監視する電圧検出器と、前記演算装置の演算機能を監視するフェールセーフロジック部と、電気的に消去及び書き込みが可能な不揮発性メモリと、を有するエンジン制御装置であって、該エンジン制御装置は、前記演算装置及び前記フェールセーフロジック部の双方から前記不揮発性メモリにアクセスを可能とするメモリアクセス手段を有することを特徴としている。
【0009】
前記の如く構成された本発明のエンジン制御装置は、不揮発性メモリにアクセスできるメモリアクセス手段を有し、不揮発性メモリへの電気的な消去及び書き込みが、該メモリアクセス手段を介して演算装置とフェールセーフロジック部の双方から可能となるので、異常の結果等を常に保持することができるとともに、従来に比して前記不揮発性メモリにアクセスするデバイスよりも少ないメモリで行うことができ、エンジン制御装置の信頼性の向上を図り、かつ、その構成を安価にすることができる。
【0010】
また、本発明に係るエンジン制御装置の具体的態様は、前記メモリアクセス手段は、前記演算装置及び/又は前記フェールセーフロジック部からの信号に基づいて、前記不揮発性メモリに対する消去及び書き込みを許可すること、若しくは前記メモリアクセス手段は、前記電圧検出器が前記レギュレータの電圧の異常値を検出した場合には、前記不揮発性メモリに対する消去及び書き込みを禁止することを特徴としている。
【0011】
さらに、本発明に係るエンジン制御装置の他の具体的態様は、前記メモリアクセス手段は、前記フェールセーフロジック部が前記演算装置の演算機能の異常を検出した場合には、該演算装置の異常判定結果を前記不揮発性メモリに書き込むことを許可すること、若しくは前記演算装置が自己診断によって演算機能の異常を検出した場合には、該演算装置の異常判定結果を前記不揮発性メモリに書き込むことを許可すること、若しくは前記演算装置が前記フェールセーフロジック部のロジックの異常を検出した場合には、該フェールセーフロジックの異常判定結果を前記不揮発性メモリに書き込むことを許可すること、又は前記フェールセーフロジック部が自己診断によってロジックの異常を検出した場合には、該フェールセーフロジック部の異常判定結果を前記不揮発性メモリに書き込むことを許可することを特徴としている。
また、前記エンジン制御装置は、前記レギュレータと、前記電圧検出器と、前記フェールセーフロジック部と、前記不揮発性メモリと、前記メモリアクセス手段と、を一つの基板に有することを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施形態について説明する。
【0013】
図1は、本実施形態に係るエンジン制御装置の構成を示すものである。
該エンジン制御装置50は、自動車車輌に設定されたバッテリー1を電源とし、演算装置4に最適な電圧をバッテリー1の電圧から生成するレギュレータ2と、レギュレータ2の電圧の電圧レベルを監視する電圧検出器3と、少なくともエンジンに供給される燃料噴射量を演算する演算装置4と、該演算装置4の演算機能を監視するフェールセーフロジック部5と、電気的に消去及び書き込みが可能な不揮発性メモリ7とを有するとともに、この不揮発性メモリ7に対して演算装置4及びフェールセーフロジック部5の双方からのアクセスを可能とするメモリアクセスコントローラ(メモリアクセス手段)6を有している。
そして、レギュレータ2、電圧検出器3、フェールセーフロジック部5、メモリアクセスコントローラ6、並びに不揮発性メモリ7は、一つの基板60に設けられている。
【0014】
レギュレータ2は、バッテリー電圧1aが通常12Vであるため、エンジン制御装置50内のハードウェアに最適な電圧値(VCC)に変換し、各部に供給している。
電圧検出部3は、前記レギュレータ2で生成されたVCC電圧2aが、エンジン制御装置50内のハードウェアの動作電圧の範囲内であるか否かを検出する。そして、例えば、電圧検出部3は、VCC電圧2aの異常電圧を検出すると、後述するように、演算装置4、フェールセーフロジック部5、及びメモリアクセスコントローラ6にリセット信号3aを出力し、これら演算装置4、フェールセーフロジック部5、及びメモリアクセスコントローラ6の動作を停止させる。
【0015】
演算装置4は、上述の如く、少なくともエンジンに燃料を噴射する燃料噴射装置を制御するための演算を行うものであるが、次記のようにフェールセーフロジック部5のロジックの機能監視を行うとともに、演算装置4の演算機能の監視を行っており、演算装置4は、前記ロジック及び/又は自己演算機能の異常を検知した場合には、メモリアクセスコントローラ6にメモリ7への書き込み要求信号4aを出力している。
【0016】
なお、演算装置4によるフェールセーフロジック部5のロジックの機能監視は、フェールセーフロジック部5に対し、故意に間違った演算結果を返信し、フェールセーフロジック部5が、演算機能に異常があることを演算装置4に信号線5cで出力されるか否かを確認している。
【0017】
フェールセーフロジック部5は、主として演算装置4の機能を検査するためのものであり、フェールセーフロジック部5から演算装置4に対して通信線5bで出題を送信し、この出題に基づいた演算装置4からの回答が通信線5bでフェールセーフロジック部5に返信され、これをチェックすることにより、演算装置4の演算機能の監視を行っている。また、フェールセーフロジック部5は、そのロジックの監視をも行っており、前記演算機能及び/又は自己診断機能の異常を検知した場合には、メモリアクセスコントローラ6にメモリ7への書き込み要求信号5aを出力している。
つまり、演算装置4とフェールセーフロジック部5は、自己の機能監視を行うとともに、後述のように、相互に機能監視を行っている。
【0018】
メモリアクセスコントローラ6は、メモリアクセス手段の一態様であり、不揮発性メモリ7へのアクセス権をハンドリングする、すなわち、演算装置4とフェールセーフロジック部5とからの不揮発性メモリ7に対するアクセスが衝突しないように、メモリ7へのアクセス権を操作している。
そして、メモリアクセスコントローラ6は、後述のように、演算装置4及び/又はフェールセーフロジック部5からの信号に基づいて、不揮発性メモリ7に対する消去及び書き込みを禁止している。
【0019】
また、メモリアクセスコントローラ6は、フェールセーフロジック部5が演算装置4の演算機能の異常を検出した場合、又は演算装置4が自己診断によって演算機能の異常を検出したときには、この演算装置4の異常判定結果を不揮発性メモリ7に書き込み、また、演算装置4がフェールセーフロジック診断により、フェールセーフロジック部5のロジックの異常を検出した場合、又はフェールセーフロジック部5が自己診断によってフェールセーフロジック部5のロジックの異常を検出したときには、このフェールセーフロジック部5の異常判定結果を不揮発性メモリ7に書き込んでいる。
【0020】
電気的に消去、書き込み可能な不揮発性メモリ7は、電源遮断の有無にかかわらず前記診断結果等を格納しておくものであり、メモリアクセスコントローラ6を介して、演算装置4及びフェールセーフロジック部5の双方からアクセス可能にされている。メモリ7の消去、書き込みの最小単位はビット、及びブロックである。
【0021】
図2は、電圧検出部3の内部構成図である。
電圧検出部3では、バッテリー電圧1a、又はVCC電圧2aを電源として生成される基準電圧源11と、ディバイダー12と、コンパレータ13とからなり、前記基準電圧11と、VCC電圧2aをディバイダー12で分圧した信号12aとをコンパレータ13で比較し、VCC電圧2aの異常電圧を検出する。
【0022】
そして、異常な電圧値を検出した場合には、演算装置4、フェールセーフロジック部5、メモリアクセスコントローラ6に対してリセット信号3aを出力し、演算装置4、フェールセーフロジック部5、及びメモリアクセスコントローラ6の動作を停止させる。
すなわち、電圧検出部3がVCC電圧2aの異常電圧を検出することによって、演算装置4、フェールセーフロジック部5、及びメモリアクセスコントローラ6の誤動作が防止され、特に、メモリ7のデータばけの防止が図られることになる。
【0023】
図3は、メモリアクセスコントローラ6の内部ブロック図を示す。
メモリアクセスコントローラ6は、演算装置4及びフェールセーフロジック部5からのメモリ7へのアクセス要求が入力されるコントローラ51と、コントローラ51によるアクセス優先順位の高い処理に対して切換えられるセレクタ52とからなり、この切換えによって演算装置4又はフェールセーフロジック部5のいずれかによるメモリ7に対するアクセスが許可される。
【0024】
つまり、この場合には、いずれか一方のデバイスはアクセス権待ちになり、他方のデバイスによるメモリ7へのアクセスが終了した後にセレクタ52が切換えられ、前記一方のデバイスによるメモリ7へのアクセスが可能となる。
また、電圧検出部3において異常電圧が検出された場合には、メモリ7への異常値書込みを防止するために、リセット信号3aをコントローラ51に出力し、コントローラ51の動作が停止される。
【0025】
図4は、演算装置4とフェールセーフロジック部5の相互監視機能を示すフローチャートである。
演算装置4では、ステップ21にて、定時割り込みタスクにより監視機能ロジックを起動する。
【0026】
そして、ステップ22では、演算装置4とフェールセーフロジック部5とが通信線5bを介してデータ通信を行い、フェールセーフロジック部5からの出題データ22aを受信すると同時に、前回の演算結果を回答データ22bとしてフェールセーフロジック部5に送信する。
【0027】
ステップ23では、フェールセーフロジック部5のロジックの機能を監視するプログラムの実行可否を判断して、誤回答演算を実施するタイミングか否かを決定する。
つまり、誤回答演算を実施するタイミングである場合、すなわち、OKのときには、演算装置4内の制御シーケンスにおいて、通常制御の妨げにならない条件、例えば、エンジンを停止した後の電源オフシーケンス内で、機能監視プログラム(ステップ25〜ステップ28)を実行する判定を行う。
【0028】
すなわち、ステップ25では、フェールセーフロジック部5からの出題データ22aを基に、誤回答を演算し、ステップ26では、フェールセーフロジック部5からの通信データによらないFail信号5cを確認してステップ27に進む。そして、ステップ27では、誤回答をフェールセーフロジック部5に送信した回数をカウントしており、カウンタが指定回数以上、例えば、誤回答を2回送信したときに、フェールセーフロジック部5からFail信号5cが出力されていることを確認する。
ここで、Fail信号5cがフェールセーフロジック部5から出力されている場合、すなわち、OKのときには、フェールセーフロジック部5の正常判定をしてステップ29にて監視機能ロジックの1JOBシーケンスを終了する。
【0029】
しかし、Fail信号5cが出力されないときには、ステップ28に進み、フェールセーフロジック部5の異常判定をして、その異常結果をメモリ7に書き込み、ステップ29にて監視機能ロジックの1JOBシーケンスを終了する。
また、ステップ23において、誤回答演算を実施するタイミングではない場合、つまり、通常制御時にはステップ24に進み、フェールセーフロジック部5からの出題データ22aに基づき、回答を演算してステップ29にて監視機能ロジックの1JOBシーケンスを終了する。
【0030】
なお、前記回答22bをフェールセーフロジック部5に送信するタイミングは、前記ステップ22のタイミングである。
また、図示していないが、回答演算24を異なるRAMエリアで冗長演算することにより、演算装置4の自己診断を行っている。この冗長演算結果が異なる場合は、演算装置4の異常判定により、メモリアクセスコントローラ6を介してメモリ7に異常結果を書き込んでいる。
【0031】
次に、フェールセーフロジック部5では、ステップ31にて、演算装置4に出題22aを送信すると同時に、回答22bを受信する。
そして、ステップ32では、受信した回答22bが前回の出題22aに対して正常回答であるか否かを判定し、回答22bが正常であると判定された場合、すなわち、OKのときには、ステップ33に進んで回答22bの異常回数を数えているカウンタを0クリアしてステップ34に進む。
ステップ34では、次の通信で送信する出題22a、及びその出題に対する正解回答の演算を行い、次回のステップ31での通信に備え、ステップ40にて、フェールセーフロジック部5での1JOBシーケンスを終了する。
【0032】
一方、ステップ32にて、回答22bが正常ではないと判定された場合には、ステップ35に進み、異常が判定されたことからNGカウンタをインクリメントする。
そして、NGカウンタが定められた値以上、例えば、2回以上になった場合には、ステップ36にて演算装置4の異常判定を行う。なお、異常判定をしないときにはステップ34に進み、次の通信で送信する出題22a、及びその出題に対する正解回答の演算を行い、次回のステップ31での通信に備え、ステップ40にて、フェールセーフロジック部5での1JOBシーケンスを終了する。
【0033】
次に、ステップ36にて演算装置4の異常判定をした場合において、ステップ37では、演算装置4がフェールセーフロジック部5の機能監視プログラムの実行条件に入っているか否かを判断し、前記条件に入っている場合、すなわち、YESのときには、ステップ39に進んでFail信号5cを出力し、ステップ40にてフェールセーフロジック部5の1JOBシーケンスを終了する。
【0034】
逆に、ステップ37において、前記条件に入っていない場合には、演算装置4が異常であることを示しており、ステップ38にて演算装置 NG結果をメモリ7に書き込み、ステップ39でFail信号5cを出力し、ステップ40にてフェールセーフロジック部5の1JOBシーケンスを終了する。
【0035】
なお、図示していないが、回答演算34を異なるロジックで冗長演算することによりフェールセーフロジック部5の自己診断を行っている。この冗長演算結果が異なる場合は、フェールセーフロジック部5の異常判定により、メモリアクセスコントローラ6を介してメモリ7に異常結果を書き込んでいる。
以上のように、本発明の前記各実施形態は、上記の構成としたことによって次の機能を奏するものである。
【0036】
すなわち、前記実施形態のエンジン制御装置50は、レギュレータ2、電圧検出器3、フェールセーフロジック部5、メモリアクセスコントローラ6、並びに不揮発性メモリ7をIC化し、不揮発性メモリ7にアクセスできるメモリアクセスコントローラ6が、演算装置4とフェールセーフロジック部5の双方から不揮発性メモリ7に対するアクセスを可能しているので、電源の遮断等にもかかわらず、演算装置4又はフェールセーフロジック部5の異常の結果等を常に保持することができ、しかも、従来の如く演算装置に対となる構成に比して、少ない不揮発性メモリで達成することができるので、エンジン制御装置50の信頼性を向上させることができるとともに、その構成を安価にすることができる。
【0037】
以上、本発明の一実施形態について詳説したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の精神を逸脱しない範囲で、設計において種々の変更ができるものである。
【0038】
【発明の効果】
以上の説明から理解できるように、本発明のエンジン制御装置は、電源を遮断した場合、特に、バッテリーを外した際においても演算装置、及びフェールセーフロジック部の自己診断結果並びに相互監視結果を保持することができる。
また、不揮発性メモリに対し、演算装置とフェールセーフロジック部の双方からアクセスできるので、安価で信頼性の高いエンジン制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すエンジン制御装置の構成図。
【図2】図1のエンジン制御装置の電圧検出部の内部構成図。
【図3】図1のエンジン制御装置のメモリアクセスコントローラの内部ブロック図。
【図4】図1のエンジン制御装置の演算装置とフェールセーフロジック部の相互監視機能等を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 バッテリー
2 レギュレータ
3 電圧検出器
4 演算装置
5 フェールセーフロジック部
6 メモリアクセス手段(メモリアクセスコントローラ)
7 不揮発性メモリ
50 エンジン制御装置
60 基板

Claims (8)

  1. 少なくともエンジンに供給される燃料噴射量を演算する演算装置と、バッテリーの電圧から前記演算装置に印加する電圧を生成するレギュレータと、該レギュレータの電圧のレベルを監視する電圧検出器と、前記演算装置の演算機能を監視するフェールセーフロジック部と、電気的に消去及び書き込みが可能な不揮発性メモリと、を有するエンジン制御装置において、
    該エンジン制御装置は、前記演算装置及び前記フェールセーフロジック部の双方から前記不揮発性メモリにアクセスを可能とするメモリアクセス手段を有することを特徴とするエンジン制御装置。
  2. 前記メモリアクセス手段は、前記演算装置及び/又は前記フェールセーフロジック部からの信号に基づいて、前記不揮発性メモリに対する消去及び書き込みを許可することを特徴とする請求項1記載のエンジン制御装置。
  3. 前記メモリアクセス手段は、前記電圧検出器が前記レギュレータの電圧の異常値を検出した場合には、前記不揮発性メモリに対する消去及び書き込みを禁止することを特徴とする請求項2記載のエンジン制御装置。
  4. 前記メモリアクセス手段は、前記フェールセーフロジック部が前記演算装置の演算機能の異常を検出した場合には、該演算装置の異常判定結果を前記不揮発性メモリに書き込むことを許可することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のエンジン制御装置。
  5. 前記メモリアクセス手段は、前記演算装置が自己診断によって演算機能の異常を検出した場合には、該演算装置の異常判定結果を前記不揮発性メモリに書き込むことを許可することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のエンジン制御装置。
  6. 前記メモリアクセス手段は、前記演算装置が前記フェールセーフロジック部のロジックの異常を検出した場合には、該フェールセーフロジック部の異常判定結果を前記不揮発性メモリに書き込むことを許可することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のエンジン制御装置。
  7. 前記メモリアクセス手段は、前記フェールセーフロジック部が自己診断によってロジックの異常を検出した場合には、該フェールセーフロジック部の異常判定結果を前記不揮発性メモリに書き込むことを許可することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のエンジン制御装置。
  8. 前記エンジン制御装置は、前記レギュレータと、前記電圧検出器と、前記フェールセーフロジック部と、前記不揮発性メモリと、前記メモリアクセス手段と、を同一の基板に有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のエンジン制御装置。
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