JPH10254578A - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

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JPH10254578A
JPH10254578A JP9058653A JP5865397A JPH10254578A JP H10254578 A JPH10254578 A JP H10254578A JP 9058653 A JP9058653 A JP 9058653A JP 5865397 A JP5865397 A JP 5865397A JP H10254578 A JPH10254578 A JP H10254578A
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JP
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circuit
clock
gate
delay
delay circuit
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JP9058653A
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Toshihiko Mori
俊彦 森
Shoichiro Kawashima
将一郎 川嶋
Makoto Hamasou
真 濱湊
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】所定のクロックを遅延してなる、所定のクロッ
クに対して所定の位相差を有するクロックを必要とする
回路を備える半導体集積回路に関し、プロセス条件や温
度変化や電源電圧の値に関わらず、位相精度の高いクロ
ック伝達を行うことができるようにする。 【解決手段】固定遅延回路22のn−m段目のゲート回
路23−(m+1)から出力されるクロックC22Bを
クロック伝達回路3の初段のゲート回路4−mに供給す
ることにより、メインクロックMCを遅延してなるメイ
ンクロックMCと同相のクロックQCを供給すべき回路
2に対して、メインクロックMCを遅延してなるメイン
クロックMCと同相のクロックQCを供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定のクロックを
遅延してなる所定のクロックに対して所定の位相差を有
するクロックを必要とする回路を備える半導体集積回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、外部から供給されるメインクロ
ックを遅延してなるメインクロックと所定の位相差を有
するクロックを必要とする回路を備える従来の半導体集
積回路は、位相同期ループ回路を備え、この位相同期ル
ープ回路を構成する電圧制御発振器から出力されるクロ
ックを、ゲート回路を複数個縦列接続してなるクロック
伝達回路を介して、メインクロックを遅延してなるメイ
ンクロックと所定の位相差を有するクロックを必要とす
る回路に供給するように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の半導
体集積回路においては、プロセス条件や温度変化や電源
電圧の値によりクロック伝達回路の遅延時間が異なって
しまい、メインクロックを遅延してなるメインクロック
と所定の位相差を有するクロックを必要とする回路に対
して、位相精度の高いクロック伝達を行うことができな
い場合があるという問題点があった。
【0004】本発明は、かかる点に鑑み、所定のクロッ
クを遅延してなる所定のクロックに対して所定の位相差
を有するクロックを必要とする回路に対して、プロセス
条件や温度変化や電源電圧の値に関わらず、位相精度の
高いクロック伝達を行うことができるようにした半導体
集積回路を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明中、第1の発明
(請求項1記載の半導体集積回路)は、第1のクロック
を遅延してなる、第1のクロックと所定の位相差を有す
る第2のクロックを必要とする回路を備えると共に、第
2のクロックを必要とする回路へのクロック伝送路に遅
延時間をTAとするゲート回路をm段接続してなるクロ
ック伝達回路を有する半導体集積回路において、可変遅
延回路と、遅延時間をTAとするゲート回路をn段接続
し(但し、n、mは、n>mを満足する正の整数であ
る。)、初段のゲート回路の入力端を可変遅延回路の出
力端に接続してなる固定遅延回路とを有し、可変遅延回
路の出力端又は固定遅延回路のn−m段目のゲート回路
の出力端をクロック伝達回路の入力端に接続し、第1の
クロックを遅延させる遅延回路と、固定遅延回路の終段
のゲート回路の出力端に得られる第3のクロックが第2
のクロックに要求される位相となるように可変遅延回路
の遅延時間を制御する遅延時間制御回路とを有する遅延
同期ループ回路を備えているというものである。
【0006】本発明中、第1の発明によれば、固定遅延
回路のn−m−1段目のゲート回路から固定遅延回路の
終段のゲート回路までのゲート回路数は、クロック伝達
回路のゲート回路数と同数のm段とされ、しかも、固定
遅延回路の終段のゲート回路の出力端に得られる第3の
クロックは第2のクロックに要求される位相となるよう
に制御されるので、クロック伝達回路から出力される第
2のクロックは、プロセス条件や温度変化や電源電圧の
値に関わらず、要求される位相のクロックとなる。
【0007】本発明中、第2の発明(請求項2記載の半
導体集積回路)は、第1のクロックを遅延してなる、第
1のクロックと所定の位相差を有する第2のクロックを
必要とする回路を備えると共に、第2のクロックを必要
とする回路へのクロック伝送路に遅延時間をTAとする
ゲート回路をm段接続してなるクロック伝達回路を有す
る半導体集積回路において、可変遅延回路と、遅延時間
をTAとするゲート回路をn段接続し(但し、n、m
は、n>mを満足する正の整数である。)、初段のゲー
ト回路の入力端を可変遅延回路の出力端に接続してなる
固定遅延回路からなる複数のユニット遅延回路を縦列接
続し、初段のユニット遅延回路の入力端を第1のクロッ
クが印加されるノードに接続し、所定のユニット遅延回
路の可変遅延回路の出力端又は所定のユニット遅延回路
の固定遅延回路のn−m段目のゲート回路の出力端をク
ロック伝達回路の入力端に接続してなる遅延回路と、終
段のユニット遅延回路の固定遅延回路の終段のゲート回
路の出力端に得られる第3のクロックが第1のクロック
又は第1のクロックと所定の位相差を有する第4のクロ
ックに同期するように複数のユニット遅延回路の可変遅
延回路の遅延時間を制御する遅延時間制御回路とを有す
る遅延同期ループ回路を備えているというものである。
【0008】本発明中、第2の発明によれば、所定のユ
ニット遅延回路の固定遅延回路のn−m−1段目のゲー
ト回路から所定のユニット遅延回路の固定遅延回路の終
段のゲート回路までのゲート回路数は、クロック伝達回
路のゲート回路数と同数のm段とされ、しかも、終段の
ユニット遅延回路の固定遅延回路の終段のゲート回路の
出力端に得られる第3のクロックは、第1のクロック又
は第1のクロックと所定の位相差を有する第4のクロッ
クに同期するように制御されるので、クロック伝達回路
から出力される第2のクロックは、プロセス条件や温度
変化や電源電圧の値に関わらず、所定のユニット遅延回
路の固定遅延回路の終段のゲート回路から出力されるク
ロックと同相のクロックとなる。
【0009】本発明中、第3の発明(請求項3記載の半
導体集積回路)は、第1のクロックを遅延してなる、第
1のクロックと所定の位相差を有する第2のクロックを
必要とする回路を備えると共に、第2のクロックを必要
とする回路へのクロック伝送路に遅延時間をTAとする
ゲート回路をm段接続してなるクロック伝達回路を有す
る半導体集積回路において、遅延時間をTLとするゲー
ト回路をL段接続してなる第1の可変遅延回路と、遅延
時間をTAとするゲート回路をn段接続し、初段のゲー
ト回路の入力端を第1の可変遅延回路の出力端に接続し
てなる第1の固定遅延回路と、遅延時間をTLとするゲ
ート回路をL段接続し、初段のゲート回路の入力端を第
1の固定遅延回路の終段のゲート回路の出力端に接続し
てなる第2の可変遅延回路と、遅延時間をTAとするゲ
ート回路をn段接続し、初段のゲート回路を第2の可変
遅延回路の出力端に接続してなる第2の固定遅延回路と
を有し、第1のクロックを遅延させる遅延回路と、第2
の固定遅延回路の終段のゲート回路の出力端に得られる
第3のクロックが第2のクロックに要求される位相とな
るように第1、第2の可変遅延回路の遅延時間を制御す
る遅延時間制御回路とを有する遅延同期ループ回路と、
遅延時間をTAとするゲート回路をk段接続し、入力端
を第1の可変遅延回路の出力端又は第1の固定遅延回路
の2n+(TL/TA)L−m−k段目(但し、n、
m、L、kは、n<m<(TL/TA)L+n、1<2
n+(TL/TA)L−m−k<nを満足する正の整数
である。)のゲート回路の出力端に接続し、出力端をク
ロック伝達回路の入力端に接続してなる第3の固定遅延
回路とを備えているというものである。
【0010】本発明中、第3の発明によれば、第1の固
定遅延回路の初段のゲート回路から第3の固定遅延回路
の終段のゲート回路までのゲート回路数は、遅延時間を
TAとするゲート回路で換算すれば、第1の固定遅延回
路の初段のゲート回路から第2の固定遅延回路のn−m
段目のゲート回路までのゲート回路数と同数の2n+
(TL/TA)L−mとなり、しかも、第2の固定遅延
回路の終段のゲート回路の出力端に得られる第3のクロ
ックが第2のクロックに要求される位相となるように制
御されるので、クロック伝達回路から出力される第2の
クロックは、プロセス条件や温度変化や電源電圧の値に
関わらず、要求される位相のクロックとなる。
【0011】本発明中、第4の発明(請求項4記載の半
導体集積回路)は、第1のクロックを遅延してなる、第
1のクロックと所定の位相差を有する第2のクロックを
必要とする回路を備えると共に、第2のクロックを必要
とする回路へのクロック伝送路に遅延時間をTAとする
ゲート回路をm段接続してなるクロック伝達回路を有す
る半導体集積回路において、遅延時間をTLとするゲー
ト回路をL段接続してなる可変遅延回路と、遅延時間を
TAとするゲート回路をn段接続し、初段のゲート回路
の入力端を可変遅延回路の出力端に接続してなる固定遅
延回路からなる複数のユニット遅延回路を縦列接続し、
初段のユニット遅延回路の可変遅延回路の入力端を第1
のクロックが印加されるノードに接続してなる遅延回路
と、終段のユニット遅延回路の固定遅延回路の終段のゲ
ート回路の出力端に得られる第3のクロックが第1のク
ロック又は第1のクロックと所定の位相差を有する第4
のクロックに同期するように複数のユニット遅延回路の
可変遅延回路の遅延時間を制御する遅延時間制御回路と
を有する遅延同期ループ回路と、遅延時間をTAとする
ゲート回路をk段接続し、入力端を所定のユニット遅延
回路の可変遅延回路の出力端又は所定のユニット遅延回
路の固定遅延回路の2n+(TL/TA)L−m−k段
目(但し、n、m、L、kは、n<m<(TL/TA)
L+n、1<2n+(TL/TA)L−m−k<nを満
足する正の整数である。)のゲート回路の出力端に接続
し、出力端をクロック伝達回路の入力端に接続してなる
第3の固定遅延回路とを備えているというものである。
【0012】本発明中、第4の発明によれば、所定のユ
ニット遅延回路の固定遅延回路の初段のゲート回路から
第3の固定遅延回路の終段のゲート回路までのゲート回
路数は、遅延時間をTAとするゲート回路で換算すれ
ば、所定のユニット遅延回路の固定遅延回路の初段のゲ
ート回路から所定のユニット遅延回路の次段のユニット
遅延回路の固定遅延回路のn−m段目のゲート回路まで
のゲート回路数と同数の2n+(TL/TA)L−mと
なり、しかも、終段のユニット遅延回路の固定遅延回路
の終段のゲート回路の出力端に得られる第3のクロック
が第1のクロック又は第1のクロックと所定の位相差を
有する第4のクロックに同期するように制御されるの
で、クロック伝達回路から出力される第2のクロック
は、プロセス条件や温度変化や電源電圧の値に関わら
ず、所定のユニット遅延回路の次段のユニット遅延回路
の固定遅延回路の終段のゲート回路から出力されるクロ
ックと同相のクロックとなる。
【0013】本発明中、第5の発明(請求項5記載の半
導体集積回路)は、第1のクロックを遅延してなる、第
1のクロックと所定の位相差を有する第2のクロックを
必要とする回路を備えると共に、第2のクロックを必要
とする回路へのクロック伝送路に遅延時間をTAとする
ゲート回路をm段接続してなるクロック伝達回路を有す
る半導体集積回路において、遅延時間をTLとするゲー
ト回路をL段接続してなる第1の可変遅延回路と、遅延
時間をTAとするゲート回路をn段接続し、初段のゲー
ト回路の入力端を第1の可変遅延回路の出力端に接続
し、2n+(TL/TA)L−m−k段目(但し、n、
m、L、kは、n<m<(TL/TA)L+n、1<2
n+(TL/TA)L−m−k<nを満足する正の整数
である。)のゲート回路の出力端をクロック伝達回路の
入力端に接続してなる第1の固定遅延回路と、遅延時間
をTLとするゲート回路をL段接続し、入力端を第1の
固定遅延回路の終段のゲート回路の出力端に接続してな
る第2の可変遅延回路と、遅延時間をTAとするゲート
回路をn段接続し、初段のゲート回路を第2の可変遅延
回路の出力端に接続してなる第2の固定遅延回路とを有
し、第1のクロックを遅延させる遅延回路と、第2の固
定遅延回路の終段のゲート回路の出力端に得られる第3
のクロックが第2のクロックに要求される位相よりも第
3の固定遅延回路による遅延分だけ遅れた位相となるよ
うに第1、第2の可変遅延回路の遅延時間を制御する遅
延時間制御回路とを有する遅延同期ループ回路と、遅延
時間をTAとするゲート回路をk段接続し、遅延回路の
上流側に配置され、遅延回路とともに第1のクロックを
遅延させる第3の固定遅延回路とを備えているというも
のである。
【0014】本発明中、第5の発明によれば、第3の固
定遅延回路のゲート数と、第1の固定遅延回路の初段の
ゲート回路から2n+(TL/TA)L−m−k段目の
ゲート回路までのゲート回路数の合計は、遅延時間をT
Aとするゲート回路で換算すれば、第1の固定遅延回路
の初段のゲート回路から第2の固定遅延回路のn−m段
目のゲート回路までのゲート回路数と同数の2n+(T
L/TA)L−mとなり、しかも、第2の固定遅延回路
の終段のゲート回路の出力端に得られる第3のクロック
が第2のクロックに要求される位相よりも第3の固定遅
延回路による遅延分だけ遅れた位相となるように制御さ
れるので、クロック伝達回路から出力される第2のクロ
ックは、プロセス条件や温度変化や電源電圧の値に関わ
らず、要求される位相のクロックとなる。
【0015】本発明中、第6の発明(請求項6記載の半
導体集積回路)は、第1のクロックを遅延してなる、第
1のクロックと所定の位相差を有する第2のクロックを
必要とする回路を備えると共に、第2のクロックを必要
とする回路へのクロック伝送路に遅延時間をTAとする
ゲート回路をm段接続してなるクロック伝達回路を有す
る半導体集積回路において、遅延時間をTLとするゲー
ト回路をL段接続してなる可変遅延回路と、遅延時間を
TAとするゲート回路をn段接続し、初段のゲート回路
の入力端を可変遅延回路の出力端に接続してなる固定遅
延回路からなる複数のユニット遅延回路を縦列接続し、
所定のユニット遅延回路の2n+(TL/TA)L−m
−k段目(但し、n、m、L、kは、n<m<(TL/
TA)L+n、1<2n+(TL/TA)L−m−k<
nを満足する正の整数である。)のゲート回路の出力端
をクロック伝達回路の入力端に接続してなる遅延回路
と、終段のユニット遅延回路の固定遅延回路の終段のゲ
ート回路の出力端に得られる第3のクロックが初段のユ
ニット遅延回路に入力される第4のクロック又はこの第
4のクロックと所定の位相差を有する第5のクロックに
同期するように複数のユニット遅延回路の可変遅延回路
の遅延時間を制御する遅延時間制御回路とを有する遅延
同期ループ回路と、遅延時間をTAとするゲート回路を
k段接続し、入力端を第1のクロックが印加されるノー
ドに接続し、出力端を初段のユニット遅延回路の入力端
に接続してなる第3の固定遅延回路とを備えているとい
うものである。
【0016】本発明中、第6の発明によれば、第3の固
定遅延回路のゲート数と、所定のユニット遅延回路の固
定遅延回路の初段のゲート回路から2n+(TL/T
A)L−m−k段目のゲート回路までのゲート回路数の
合計は、遅延時間をTAとするゲート回路で換算すれ
ば、所定のユニット遅延回路の固定遅延回路の初段のゲ
ート回路から所定のユニット遅延回路の次段のユニット
遅延回路の固定遅延回路のn−m段目のゲート回路まで
のゲート回路数と同数の2n+(TL/TA)L−mと
なり、しかも、終段のユニット遅延回路の固定遅延回路
の終段のゲート回路の出力端に得られる第3のクロック
が初段のユニット遅延回路に入力される第4のクロック
又はこの第4のクロックと所定の位相差を有する第5の
クロックに同期するように制御されるので、クロック伝
達回路から出力される第2のクロックは、プロセス条件
や温度変化や電源電圧の値に関わらず、所定のユニット
遅延回路の次段のユニット遅延回路の固定遅延回路の終
段のゲート回路から出力されるクロックと同相のクロッ
クとなる。
【0017】本発明中、第7の発明(請求項7記載の半
導体集積回路)は、第1のクロックを遅延してなる、第
1のクロックと所定の位相差を有する第2のクロックを
必要とする回路を備えると共に、第2のクロックを必要
とする回路へのクロック伝送路に遅延時間をTAとする
ゲート回路をm段接続してなるクロック伝達回路を有す
る半導体集積回路において、遅延時間をTLとするゲー
ト回路をL段接続してなる第1の可変遅延回路と、遅延
時間をTAとするゲート回路をn段接続し、初段のゲー
ト回路の入力端を可変遅延回路の出力端に接続してなる
第1の固定遅延回路と、遅延時間をTLとするゲート回
路をL段接続し、入力端を第1の固定遅延回路の終段の
ゲート回路に接続してなる第2の可変遅延回路と、遅延
時間をTAとするゲート回路をn段接続し、初段のゲー
ト回路の入力端を可変遅延回路の出力端に接続してなる
第2の固定遅延回路とを有し、第1のクロックを遅延さ
せる遅延回路と、第2の固定遅延回路の終段のゲート回
路の出力端に得られる第3のクロックが第2のクロック
に要求される位相よりも第3の固定遅延回路による遅延
分だけ遅れた位相となるように第1、第2の可変遅延回
路の遅延時間を制御する遅延時間制御回路とを有する遅
延同期ループ回路と、遅延時間をTAとするゲート回路
をk1段接続し、遅延回路の上流側に配置され、遅延回
路とともに第1のクロックを遅延させる第3の固定遅延
回路と、遅延時間をTAとするゲート回路をk2段接続
し、入力端を第1の可変遅延回路の出力端又は第1の固
定遅延回路の2n+(TL/TA)L−m−k1−k2
段目(但し、n、m、L、k1、k2は、n<m、1<
2n+(TL/TA)L−m−k1−k2を満足する正
の整数である。)のゲート回路の出力端に接続し、出力
端をクロック伝達回路の入力端に接続してなる第4の固
定遅延回路とを備えているというものである。
【0018】本発明中、第7の発明によれば、第3の固
定遅延回路のゲート回路数と、第1の固定遅延回路の初
段のゲート回路から第4の固定遅延回路の終段のゲート
回路までのゲート回路数の合計は、遅延時間をTAとす
るゲート回路で換算すれば、第1の固定遅延回路の初段
のゲート回路から第2の固定遅延回路のn−m段目のゲ
ート回路までのゲート回路数と同数の2n+(TL/T
A)L−mとなり、しかも、第2の固定遅延回路の終段
のゲート回路の出力端に得られる第3のクロックが第2
のクロックに要求される位相よりも第3の固定遅延回路
による遅延分だけ遅れた位相となるように制御されるの
で、クロック伝達回路から出力される第2のクロック
は、プロセス条件や温度変化や電源電圧の値に関わら
ず、要求される位相のクロックとなる。
【0019】本発明中、第8の発明(請求項8記載の半
導体集積回路)は、第1のクロックを遅延してなる、第
1のクロックと所定の位相差を有する第2のクロックを
必要とする回路を備えると共に、第2のクロックを必要
とする回路へのクロック伝送路に遅延時間をTAとする
ゲート回路をm段接続してなるクロック伝達回路を有す
る半導体集積回路において、遅延時間をTLとするゲー
ト回路をL段接続してなる可変遅延回路と、遅延時間を
TAとするゲート回路をn段接続し、初段のゲート回路
の入力端を可変遅延回路の出力端に接続してなる固定遅
延回路からなる複数のユニット遅延回路を縦列接続し、
終段のユニット遅延回路の固定遅延回路の終段のゲート
回路の出力端に得られる第3のクロックが初段のユニッ
ト遅延回路に入力される第4のクロック又はこの第4の
クロックと所定の位相差を有する第5のクロックに同期
するように複数のユニット遅延回路の可変遅延回路の遅
延時間を制御する遅延時間制御回路とを有する遅延同期
ループ回路と、遅延時間をTAとするゲート回路をk1
段接続し、入力端を第1のクロックが印加されるノード
に接続し、出力端を初段のユニット遅延回路の入力端に
接続してなる第3の固定遅延回路と遅延時間をTAとす
るゲート回路をk2段接続し、入力端を所定のユニット
遅延回路の可変遅延回路の出力端又は所定のユニット遅
延回路の固定遅延回路の2n+L−m−k1−k2段目
(但し、n、m、L、k1、k2は、n<m、1<2n
+(TL/TA)L−m−k1−k2を満足する正の整
数である。)のゲート回路の出力端に接続し、出力端を
クロック伝達回路の入力端に接続してなる第4の固定遅
延回路とを備えているというものである。
【0020】本発明中、第8の発明によれば、第3の固
定遅延回路のゲート回路数と、所定のユニット遅延回路
の固定遅延回路の初段のゲート回路から第4の固定遅延
回路の終段のゲート回路までのゲート回路数の合計は、
遅延時間をTAとするゲート回路で換算すれば、所定の
ユニット遅延回路の固定遅延回路の初段のゲート回路か
ら所定のユニット遅延回路の固定遅延回路のn−m段目
のゲート回路までのゲート回路数と同数の2n+(TL
/TA)L−mとなり、しかも、終段のユニット遅延回
路の固定遅延回路の終段のゲート回路の出力端に得られ
る第3のクロックが初段のユニット遅延回路に入力され
る第4のクロック又はこの第4のクロックと所定の位相
差を有する第5のクロックに同期するように制御される
ので、クロック伝達回路から出力される第2のクロック
は、プロセス条件や温度変化や電源電圧の値に関わら
ず、所定のユニット遅延回路の次段のユニット遅延回路
の固定遅延回路の終段のゲート回路から出力されるクロ
ックと同相のクロックとなる。
【0021】本発明中、第9の発明(請求項9記載の半
導体集積回路)は、第1、第2、第3、第4、第5、第
6、第7又は第8の発明において、可変遅延回路は、ソ
ースを電源線に接続した第1のpチャネル絶縁ゲート型
電界効果トランジスタと、ソースを第1のpチャネル絶
縁ゲート型電界効果トランジスタのドレインに接続した
第2のpチャネル絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
と、ドレインを第2のpチャネル絶縁ゲート型電界効果
トランジスタのドレインに接続し、ゲートを第2のpチ
ャネル絶縁ゲート型電界効果トランジスタのゲートに接
続した第1のnチャネル絶縁ゲート型電界効果トランジ
スタと、ドレインを第1のnチャネル絶縁ゲート型電界
効果トランジスタのソースに接続し、ソースを接地線に
接続した第2のnチャネル絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタとを備え、第2のpチャネル絶縁ゲート型電界効
果トランジスタのゲートと第1のnチャネル絶縁ゲート
型電界効果トランジスタのゲートとの接続点をクロック
入力ノード、第2のpチャネル絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタのドレインと第1のnチャネル絶縁ゲート型
電界効果トランジスタのドレインとの接続点をクロック
出力ノードとされ、第1のpチャネル絶縁ゲート型電界
効果トランジスタのゲートに第1の遅延時間制御電圧が
印加され、第2のnチャネル絶縁ゲート型電界効果トラ
ンジスタのゲートに第2の遅延時間制御電圧が印加され
るゲート回路を縦列接続して構成されているというもの
である。
【0022】本発明中、第10の発明(請求項10記載
の半導体集積回路)は、第1、第2、第3、第4、第
5、第6、第7又は第8の発明において、可変遅延回路
は、ソースを電源線に接続した第1のpチャネル絶縁ゲ
ート型電界効果トランジスタと、ソースを第1のpチャ
ネル絶縁ゲート型電界効果トランジスタのドレインに接
続した第2のpチャネル絶縁ゲート型電界効果トランジ
スタと、ドレインを第2のpチャネル絶縁ゲート型電界
効果トランジスタのドレインに接続した第1のnチャネ
ル絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、ドレインを第
1のnチャネル絶縁ゲート型電界効果トランジスタのソ
ースに接続し、ゲートを第1のpチャネル絶縁ゲート型
電界効果トランジスタのゲートに接続し、ソースを接地
線に接続した第2のnチャネル絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタとを備え、第1のpチャネル絶縁ゲート型電
界効果トランジスタのゲートと第2のnチャネル絶縁ゲ
ート型電界効果トランジスタのゲートとの接続点をクロ
ック入力ノード、第2のpチャネル絶縁ゲート型電界効
果トランジスタのドレインと第1のnチャネル絶縁ゲー
ト型電界効果トランジスタのドレインとの接続点をクロ
ック出力ノードとされ、第2のpチャネル絶縁ゲート型
電界効果トランジスタのゲートに第1の遅延時間制御電
圧が印加され、第1のnチャネル絶縁ゲート型電界効果
トランジスタのゲートに第2の遅延時間制御電圧が印加
されるゲート回路を縦列接続して構成されているという
ものである。
【0023】本発明中、第11の発明(請求項11記載
の半導体集積回路)は、第9又は第10の発明におい
て、遅延制御回路は、スタータ回路と、一端を接地線に
接続し、他端に第1の遅延時間制御電圧を生成する第1
のキャパシタと、一端を電源線に接続し、他端に第2の
遅延時間制御電圧を生成する第2のキャパシタと、スタ
ータ回路に起動を制御され、遅延制御の基準となるクロ
ックと、遅延同期ループ回路を構成する遅延回路の出力
端から出力されるクロックとの位相差を比較して、第1
のキャパシタ及び前記第2のキャパシタの充放電を行う
位相比較器兼チャージポンプ回路とを備え、スタータ回
路にスタータ信号が入力されたときは、位相比較器兼チ
ャージポンプ回路は、所定のクロックサイクルが経過す
るまでは、第1のキャパシタ及び第2のキャパシタの充
電のみを行い、所定のクロックサイクルが経過した後
は、通常動作を行うように構成されているというもので
ある。
【0024】本発明中、第12の発明(請求項12記載
の半導体集積回路)は、第11の発明において、位相比
較器兼チャージポンプ回路は、直列接続されたプルアッ
プ素子をなす複数のpチャネル絶縁ゲート型電界効果ト
ランジスタと、直列接続されたプルダウン素子をなす複
数のnチャネル絶縁ゲート型電界効果トランジスタとを
備え、遅延同期ループ回路を構成する遅延回路に入力さ
れるクロックと、遅延同期ループ回路を構成する遅延回
路から出力されるクロックと、遅延同期ループ回路を構
成する遅延回路の所定のノードに出力されるクロックと
を処理した複数のクロックにより複数のpチャネル絶縁
ゲート型電界効果トランジスタ及び複数のnチャネル絶
縁ゲート型電界効果トランジスタのオン、オフを制御さ
れ、第1のキャパシタの充放電を行う第1の位相比較器
兼チャージポンプ回路と、直列接続されたプルアップ素
子をなす複数のpチャネル絶縁ゲート型電界効果トラン
ジスタと、直列接続されたプルダウン素子をなす複数の
nチャネル絶縁ゲート型電界効果トランジスタとを備
え、遅延同期ループ回路を構成する遅延回路に入力され
るクロックと、遅延同期ループ回路を構成する遅延回路
から出力されるクロックと、遅延同期ループ回路を構成
する遅延回路の所定のノードに出力されるクロックとを
処理した複数のクロックにより複数のpチャネル絶縁ゲ
ート型電界効果トランジスタ及び複数のnチャネル絶縁
ゲート型電界効果トランジスタのオン、オフを制御さ
れ、第2のキャパシタの充放電を行う第2の位相比較器
兼チャージポンプ回路とを備えているというものであ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図35を参照して、
本発明の第1実施形態〜第8実施形態について説明す
る。
【0026】第1実施形態・・図1〜図4 図1は本発明の第1実施形態の要部を示す回路図であ
る。図1中、1はメインクロックMCが入力されるメイ
ンクロック入力端子、2はメインクロックMCを1周期
遅延してなる、メインクロックMCと同相のクロックQ
Cを必要とする回路である。
【0027】また、3はクロックQCを必要とする回路
2に対してクロックQCを供給するクロック伝達回路で
あり、4−1、4−2、・・・、4−mは遅延時間をT
Aとするゲート回路(例えば、CMOSインバータ)で
ある。
【0028】また、6はメインクロックMCを遅延させ
る可変遅延回路であり、この可変遅延回路6は、例え
ば、図2又は図3に示すように構成される。
【0029】図2において、8は電源電圧VCCを供給
するVCC電源線、9−1、9−2、9−3、・・・9
−LはCMOSインバータであり、10−1、10−
2、10−3、・・・10−LはpMOSトランジス
タ、11−1、11−2、11−3、・・・11−Lは
nMOSトランジスタである。
【0030】また、12−1、12−2、12−3、・
・・12−Lはゲートに遅延時間制御電圧VCが印加さ
れる可変抵抗素子として機能するpMOSトランジス
タ、13−1、13−2、13−3、・・・13−Lは
ゲートに遅延時間制御電圧VCZが印加される可変抵抗
素子として機能するnMOSトランジスタである。
【0031】また、図3において、15はVCC電源
線、16−1、16−2、16−3、・・・16−Lは
CMOSインバータであり、17−1、17−2、17
−3、・・・17−LはpMOSトランジスタ、18−
1、18−2、18−3、・・・18−LはnMOSト
ランジスタである。
【0032】また、19はゲートに遅延時間制御電圧V
Cが印加される可変抵抗素子として機能するpMOSト
ランジスタ、20はゲートに遅延時間制御電圧VCZが
印加される可変抵抗素子として機能するnMOSトラン
ジスタである。
【0033】また、図1において、22は可変遅延回路
6の出力C6を遅延させる固定遅延回路であり、23−
1、23−2、・・・23−m、23−(m+1)、2
3−nは遅延時間をTAとするゲート回路である。
【0034】また、25はメインクロックMCの位相と
固定遅延回路22の終段のゲート回路23−1の出力C
22Aの位相とを比較し、可変遅延回路6に遅延時間制
御電圧VC、VCZを供給し、固定遅延回路22の終段
のゲート回路23−1から出力されるクロックC22A
の位相がメインクロックMCの位相に一致するように可
変遅延回路6を制御する位相比較器(PC)である。
【0035】この例では、可変遅延回路6と、固定遅延
回路22と、位相比較器25とで、遅延同期ループ回路
(DLL回路)が構成されている。
【0036】また、固定遅延回路22のn−m段目のゲ
ート回路23−(m+1)の出力端は、クロック伝達回
路3の初段のゲート回路4−mの入力端に接続され、固
定遅延回路22のn−m段目のゲート回路23−(m+
1)から出力されるクロックC22Bがクロック伝達回
路3の初段のゲート回路4−mに供給されるように構成
されている。
【0037】図4は本発明の第1実施形態の動作を示す
波形図であり、図4(A)はメインクロックMC、図4
(B)は固定遅延回路22の終段のゲート回路23−1
から出力されるクロックC22A、図4(C)は固定遅
延回路22のn−m段目のゲート回路23−(m+1)
から出力されるクロックC22B、図4(D)はクロッ
ク伝達回路3から出力されるクロック出力QCを示して
いる。
【0038】即ち、本発明の第1実施形態においては、
固定遅延回路22の終段のゲート回路23−1から出力
されるクロックC22Aは、メインクロックMCと同相
となるように制御される。
【0039】したがって、固定遅延回路22のn−m段
目のゲート回路23−(m+1)から出力されるクロッ
クC22Bは、固定遅延回路22の終段のゲート回路2
3−1から出力されるクロックC22Aよりもゲート回
路23−m〜23−1の合計遅延時間Tmだけ位相の進
んだクロックとなる。
【0040】ここに、クロック伝達回路3のゲート回路
4−m〜4−1の段数はm段であり、固定遅延回路22
のゲート回路23−m〜23−1の段数もm段であるか
ら、固定遅延回路22のn−m段目のゲート回路23−
(m+1)から出力されるクロックC22Bは、クロッ
ク伝達回路3により時間Tmの遅延を受け、クロック伝
達回路3から出力されるクロックQCはメインクロック
MCと同相のクロックとなる。
【0041】したがって、本発明の第1実施形態によれ
ば、メインクロックMCと同相のクロックQCを必要と
する回路2に対して、プロセス条件や温度変化や電源電
圧の値に関わらず、メインクロックMCを遅延してな
る、メインクロックMCと同相のクロックQCを供給す
ることができる。
【0042】第2実施形態・・図5、図6 図5は本発明の第2実施形態の要部を示す回路図であ
る。図5中、27はメインクロックMCが入力されるメ
インクロック入力端子、28はメインクロックMCを遅
延してなる、メインクロックMCに対して180°位相
の遅れたクロックQC1及びメインクロックMCを遅延
してなる、メインクロックMCに対して270°位相の
遅れたクロックQC2を必要とする回路である。
【0043】また、29はクロックQC1、QC2を必
要とする回路28にクロックQC1を供給するクロック
伝達回路であり、30−1、30−2、・・・30−m
1は遅延時間をTAとするゲート回路(例えば、CMO
Sインバータ)である。
【0044】また、31はクロックQC1、QC2を必
要とする回路28にクロックQC2を供給するクロック
伝達回路であり、32−1、32−2、・・・32−m
2は遅延時間をTAとするゲート回路(例えば、CMO
Sインバータ)である。
【0045】また、34はメインクロックMCを遅延さ
せる、例えば、図2又は図3に示すように構成される可
変遅延回路である。
【0046】また、35は可変遅延回路34から出力さ
れるクロックC34を遅延させる固定遅延回路であり、
36−1、36−2、・・・36−nは遅延時間をTA
とするゲート回路(例えば、CMOSインバータ)であ
る。
【0047】また、37は固定遅延回路35から出力さ
れるクロックC35を遅延させる、可変遅延回路34と
同一の回路構成とされた可変遅延回路である。
【0048】また、38は可変遅延回路37から出力さ
れるクロックC37を遅延させる、固定遅延回路35と
同一の回路構成とされた固定遅延回路であり、39−
1、39−2、・・・39−m1、39−(m1+
1)、・・・39−nは遅延時間をTAとするゲート回
路である。
【0049】また、40は固定遅延回路38の終段のゲ
ート回路39−1から出力されるクロックC38Aを遅
延させる、可変遅延回路34と同一の回路構成とされた
可変遅延回路である。
【0050】また、41は可変遅延回路40から出力さ
れるクロックC40を遅延させる、固定遅延回路35と
同一の回路構成とされた固定遅延回路であり、42−
1、42−2、・・・42−m2、42−(m2+
1)、・・・42−nは遅延時間をTAとするゲート回
路である。
【0051】また、43は固定遅延回路41の終段のゲ
ート回路42−1から出力されるクロックC41Aを遅
延させる、可変遅延回路34と同一の回路構成とされた
可変遅延回路である。
【0052】また、44は可変遅延回路43から出力さ
れるクロックC43を遅延させる、固定遅延回路35と
同一の回路構成とされた固定遅延回路であり、45−
1、45−2、・・・45−nは遅延時間をTAとする
ゲート回路である。
【0053】このように、本発明の第2実施形態におい
ては、可変遅延回路34及び固定遅延回路35からなる
ユニット遅延回路と、可変遅延回路37及び固定遅延回
路38からなるユニット遅延回路と、可変遅延回路40
及び固定遅延回路41からなるユニット遅延回路と、可
変遅延回路43及び固定遅延回路44からなるユニット
遅延回路とを縦列接続して、メインクロックMCを遅延
させる遅延回路が構成されている。
【0054】また、46はメインクロックMCの位相と
固定遅延回路44の終段のゲート回路45−1から出力
されるクロックC44の位相とを比較し、可変遅延回路
34、37、40、43に対して遅延時間制御電圧V
C、VCZを供給して、固定遅延回路44の終段のゲー
ト回路45−1から出力されるクロックC44の位相が
メインクロックMCの位相に一致するように可変遅延回
路34、37、40、43を制御する位相比較器(P
C)である。
【0055】この例では、可変遅延回路34と、固定遅
延回路35と、可変遅延回路37と、固定遅延回路38
と、可変遅延回路40と、固定遅延回路41と、可変遅
延回路43と、固定遅延回路44と、位相比較器46と
で、遅延同期ループ回路が構成されている。
【0056】また、固定遅延回路38のn−m1段目の
ゲート回路39−(m1+1)の出力端は、クロック伝
達回路29の初段のゲート回路30−m1の入力端に接
続され、固定遅延回路38のn−m1段目のゲート回路
39−(m1+1)から出力されるクロックC38Bが
クロック伝達回路29の初段のゲート回路30−m1に
供給されるように構成されている。
【0057】また、固定遅延回路41のn−m2段目の
ゲート回路42−(m2+1)の出力端は、クロック伝
達回路31の初段のゲート回路32−m2の入力端に接
続され、固定遅延回路41のn−m2段目のゲート回路
42−(m2+1)から出力されるクロックC41Bが
クロック伝達回路31の初段のゲート回路32−m2に
供給されるように構成されている。
【0058】図6は本発明の第2実施形態の動作を示す
波形図であり、図6(A)はメインクロックMC、図6
(B)は固定遅延回路35から出力されるクロックC3
5を示している。
【0059】また、図6(C)は固定遅延回路38の終
段のゲート回路39−1から出力されるクロックC38
A、図6(D)は固定遅延回路38のn−m1段目のゲ
ート回路39−(m1+1)から出力されるクロックC
38B、図6(E)はクロック伝達回路29から出力さ
れるクロック出力QC1を示している。
【0060】また、図6(F)は固定遅延回路41の終
段のゲート回路42−1から出力されるクロックC41
A、図6(G)は固定遅延回路41のn−m2段目のゲ
ート回路42−(m2+1)から出力されるクロックC
41B、図6(H)はクロック伝達回路31から出力さ
れるクロックQC2、図6(I)は固定遅延回路44か
ら出力されるクロックC44を示している。
【0061】本発明の第2実施形態においては、可変遅
延回路34、37、40、43はそれぞれ同一の回路構
成とされ、固定遅延回路35、38、41、44もそれ
ぞれ同一の回路構成とされている。
【0062】したがって、固定遅延回路35から出力さ
れるクロックC35、固定遅延回路38の終段のゲート
回路39−1から出力されるクロックC38A及び固定
遅延回路41の終段のゲート回路42−1から出力され
るクロックC41Aは、それぞれ、メインクロックMC
に対して90°、180°、270°位相の遅れたクロ
ックとなり、固定遅延回路44から出力されるクロック
C44は、メインクロックMCと同相のクロックとなる
ように制御される。
【0063】この結果、固定遅延回路38のn−m1段
目のゲート回路39−(m1+1)から出力されるクロ
ックC38Bは、固定遅延回路38の終段のゲート回路
39−1から出力されるクロックC38Aよりも、ゲー
ト回路39−m1〜39−1の合計遅延時間Tm1だけ
位相の進んだクロックとなる。
【0064】ここに、クロック伝達回路29のゲート回
路30−m1〜30−1の段数はm1段であり、固定遅
延回路38のゲート回路39−m1〜39−1の段数も
m1段であるから、クロック伝達回路29から出力され
るクロックQC1は、メインクロックMCを遅延してな
る、メインクロックMCに対して180°位相の遅れた
クロックとなる。
【0065】また、固定遅延回路41のn−m2段目の
ゲート回路42−(m2+1)から出力されるクロック
C41Bは、固定遅延回路41の終段のゲート回路42
−1から出力されるクロックC41Aよりも、ゲート回
路42−m2〜42−1の合計遅延時間Tm2だけ位相
の進んだクロックとなる。
【0066】ここに、クロック伝達回路31のゲート回
路32−m2〜32−1の段数はm2段であり、固定遅
延回路41のゲート回路42−m2〜42−1の段数も
m2段であるから、クロック伝達回路31から出力され
るクロックQC2は、メインクロックMCを遅延してな
る、メインクロックMCに対して270°位相の遅れた
クロックとなる。
【0067】したがって、本発明の第2実施形態によれ
ば、メインクロックMCを遅延してなる、メインクロッ
クMCに対して180°位相の遅れたクロックQC1及
びメインクロックMCを遅延してなる、メインクロック
MCに対して270°位相の遅れたクロックQC2を必
要とする回路28に対して、プロセス条件や温度変化や
電源電圧の値に関わらず、メインクロックMCを遅延し
てなる、メインクロックMCに対して180°位相の遅
れたクロックQC1及びメインクロックMCを遅延して
なる、メインクロックMCに対して270°位相の遅れ
たクロックQC2を供給することができる。
【0068】第3実施形態・・図7、図8 図7は本発明の第3実施形態の要部を示す回路図であ
る。図7中、48はメインクロックMCが入力されるメ
インクロック入力端子、49はメインクロックMCを遅
延してなる、メインクロックMCに対して180°位相
の遅れたクロックQC1及びメインクロックMCを遅延
してなる、メインクロックMCに対して270°位相の
遅れたクロックQC2を必要とする回路である。
【0069】また、50はクロックQC1、QC2を必
要とする回路49にクロックQC1を供給するクロック
伝達回路であり、51−1、51−2、・・・51−m
1は遅延時間をTAとするゲート回路である。
【0070】また、52はクロックQC1、QC2を必
要とする回路49にクロックQC2を供給するクロック
伝達回路であり、53−1、53−2、・・・53−m
2は遅延時間をTAとするゲート回路である。
【0071】また、55はメインクロックMCを遅延さ
せる、例えば、遅延時間をTLとするゲート回路をL段
接続してなる、例えば、図2又は図3に示すように構成
される可変遅延回路である。
【0072】また、56は可変遅延回路55から出力さ
れるクロックC55を遅延させる固定遅延回路であり、
57−1、57−2、・・・57−p1、57−(p1
+1)、・・・57−nは遅延時間をTAとするゲート
回路(例えば、CMOSインバータ)である。
【0073】また、58は固定遅延回路56の終段のゲ
ート回路57−1から出力されるクロックC56Aを遅
延させる、可変遅延回路55と同一の回路構成とされた
可変遅延回路である。
【0074】また、59は可変遅延回路58から出力さ
れるクロックC58を遅延させる、固定遅延回路56と
同一の回路構成とされた固定遅延回路であり、60−
1、60−2、・・・60−p2、60−(p2+
1)、・・・60−nは遅延時間をTAとするゲート回
路である。
【0075】また、61は固定遅延回路59の終段のゲ
ート回路60−1から出力されるクロックC59Aを遅
延させる、可変遅延回路55と同一の回路構成とされた
可変遅延回路である。
【0076】また、62は可変遅延回路61から出力さ
れるクロックC61を遅延させる、固定遅延回路56と
同一の回路構成とされた固定遅延回路であり、63−
1、63−2、・・・63−nは遅延時間をTAとする
ゲート回路である。
【0077】また、64は固定遅延回路62から出力さ
れるクロックC62を遅延させる、可変遅延回路55と
同一の回路構成とされた可変遅延回路である。
【0078】また、65は可変遅延回路64から出力さ
れるクロックC64を遅延させる、固定遅延回路56と
同一の回路構成とされた固定遅延回路であり、66−
1、66−2、・・・66−nは遅延時間をTAとする
ゲート回路である。
【0079】このように、本発明の第3実施形態におい
ては、可変遅延回路55及び固定遅延回路56からなる
ユニット遅延回路と、可変遅延回路58及び固定遅延回
路59からなるユニット遅延回路と、可変遅延回路61
及び固定遅延回路62からなるユニット遅延回路と、可
変遅延回路64及び固定遅延回路65からなるユニット
遅延回路とを縦列接続して、メインクロックMCを遅延
させる遅延回路が構成されている。
【0080】また、67はメインクロックMCの位相と
固定遅延回路65の出力C65の位相とを比較し、可変
遅延回路55、58、61、64に対して遅延時間制御
電圧VC、VCZを供給して、固定遅延回路65の出力
C65の位相がメインクロックMCの位相に一致するよ
うに可変遅延回路55、58、61、64を制御する位
相比較器(PC)である。
【0081】この例では、可変遅延回路55と、固定遅
延回路56と、可変遅延回路58と、固定遅延回路59
と、可変遅延回路61と、固定遅延回路62と、可変遅
延回路64と、固定遅延回路65と、位相比較器67と
で、遅延同期ループ回路が構成されている。
【0082】また、68は固定遅延回路であり、69−
1、69−2、・・・69−k1は遅延時間をTAとす
るゲート回路(例えば、CMOSインバータ)である。
但し、k1は、(TL/TA)L+n+p1−m1であ
る。
【0083】また、70は固定遅延回路であり、71−
1、72−2、・・・73−k2は遅延時間をTAとす
るゲート回路(例えば、CMOSインバータ)である。
但し、k2は、(TL/TA)L+n+p2−m2であ
る。
【0084】図8は本発明の第3実施形態の動作を示す
波形図であり、図8(A)はメインクロックMC、図8
(B)は固定遅延回路56の終段のゲート回路57−1
から出力されるクロックC56A、図8(C)は固定遅
延回路56のn−p1段目のゲート回路57−(p1+
1)から出力されるクロックC56B、図8(D)は固
定遅延回路68から出力されるクロックC68、図8
(E)はクロック伝達回路50から出力されるクロック
QC1を示している。
【0085】また、図8(F)は固定遅延回路59の終
段のゲート回路60−1から出力されるクロックC59
A、図8(G)は固定遅延回路59のn−p2段目のゲ
ート回路60−(p2+1)から出力されるクロックC
59B、図8(H)は固定遅延回路70から出力される
クロックC70、図8(I)はクロック伝達回路52か
ら出力されるクロックQC2、図8(J)は固定遅延回
路62から出力されるクロックC62、図8(K)は固
定遅延回路65から出力されるクロックC65を示して
いる。
【0086】本発明の第3実施形態においては、可変遅
延回路55、58、61、64はそれぞれ同一の回路構
成とされ、固定遅延回路56、59、62、65もそれ
ぞれ同一の回路構成とされている。
【0087】したがって、、固定遅延回路56の終段の
ゲート回路57−1から出力されるクロックC56A、
固定遅延回路59の終段のゲート回路60−1から出力
されるクロックC59A、固定遅延回路62から出力さ
れるクロックC62は、それぞれ、メインクロックMC
に対して90°、180°、270°位相の遅れたクロ
ックとなり、固定遅延回路65から出力されるクロック
C65は、メインクロックMCと同相のクロックとなる
ように制御される。
【0088】ここに、固定遅延回路68のゲート回路数
k1は、(TL/TA)L+n+p1−m1とされてい
るので、固定遅延回路68から出力されるクロックC6
8は、固定遅延回路59の終段のゲート回路60−1か
ら出力されるクロックC59Aよりもゲート回路60−
m1〜68−1の合計遅延時間Tm1だけ位相の進んだ
クロックとなり、クロック伝達回路50から出力される
クロックQC1はメインクロックMC対して180°だ
け位相の遅れたクロックとなる。
【0089】また、固定遅延回路70のゲート回路数k
2は、(TL/TA)L+n+p2−m2とされている
ので、固定遅延回路70から出力されるクロックC70
は、固定遅延回路62から出力されるクロックC62よ
りも、ゲート回路60−m2〜68−1の合計遅延時間
Tm2だけ位相の進んだクロックとなり、クロック伝達
回路52から出力されるクロックQC2はメインクロッ
クMCに対して270°位相の遅れたクロックとなる。
【0090】したがって、本発明の第3実施形態によれ
ば、メインクロックMCを遅延してなる、メインクロッ
クMCに対して180°位相の遅れたクロックQC1及
びメインクロックMCを遅延してなる、メインクロック
MCに対して270°位相の遅れたクロックQC2を必
要とする回路49に対して、プロセス条件や温度変化や
電源電圧の値に関わらず、メインクロックMCを遅延し
てなる、メインクロックMCに対して180°位相の遅
れたクロックQC1及びメインクロックMCを遅延して
なる、メインクロックMCに対して270°位相の遅れ
たクロックQC2を供給することができる。
【0091】第4実施形態・・図9、図10 図9は本発明の第4実施形態の要部を示す回路図であ
る。図9中、73はメインクロックMCが入力されるメ
インクロック入力端子、74はメインクロックMCを遅
延してなる、メインクロックMCに対して180°位相
の遅れたクロックQC1及びメインクロックMCを遅延
してなる、メインクロックMCに対して270°位相の
遅れたクロックQC2を必要とする回路である。
【0092】また、75はクロックQC1、QC2を必
要とする回路74にクロックQC1を供給するクロック
伝達回路であり、76−1、76−2、・・・76−m
1は遅延時間をTAとするゲート回路(例えば、CMO
Sインバータ)である。
【0093】また、77はクロックQC1、QC2を必
要とする回路74にクロックQC2を供給するクロック
伝達回路であり、78−1、78−2、・・・78−m
2は遅延時間をTAとするゲート回路(例えば、CMO
Sインバータ)である。
【0094】また、80はメインクロックMCを遅延さ
せる固定遅延回路であり、81−1、81−2、・・・
81−k1は遅延時間をTAとするゲート回路(例え
ば、CMOSインバータ)である。
【0095】また、82は固定遅延回路80から出力さ
れるクロックC80を遅延させる、遅延時間をTLとす
るゲート回路をL段接続してなる、例えば、図2又は図
3に示すように構成される可変遅延回路である。
【0096】また、83は可変遅延回路82から出力さ
れるクロックC82を遅延させる固定遅延回路であり、
84−1、84−2、・・・84−p1、84−(p1
+1)、・・・84−nは遅延時間をTAとするゲート
回路(例えば、CMOSインバータ)である。
【0097】また、85は固定遅延回路83から出力さ
れるクロックC83Aを遅延させる、可変遅延回路82
と同一の回路構成とされた可変遅延回路である。
【0098】また、86は可変遅延回路85から出力さ
れるクロックC85を遅延させる、固定遅延回路83と
同一の回路構成とされた固定遅延回路であり、87−
1、87−2、・・・87−p2、87−(p2+
1)、・・・87−nは遅延時間をTAとするゲート回
路である。
【0099】また、88は固定遅延回路86から出力さ
れるクロックC86Aを遅延させる、可変遅延回路82
と同一の回路構成とされた可変遅延回路である。
【0100】また、89は可変遅延回路88から出力さ
れるクロックC88を遅延させる、固定遅延回路83と
同一の回路構成とされた固定遅延回路であり、90−
1、90−2、・・・90−nは遅延時間をTAとする
ゲート回路である。
【0101】また、91は固定遅延回路89から出力さ
れるクロックC89を遅延させる、可変遅延回路82と
同一の回路構成とされた可変遅延回路である。
【0102】また、92は可変遅延回路91から出力さ
れるクロックC91を遅延させる、固定遅延回路83と
同一の回路構成とされた固定遅延回路であり、93−
1、93−2、・・・93−nは遅延時間をTAとする
ゲート回路である。
【0103】このように、本発明の第4実施形態におい
ては、固定遅延回路80と、可変遅延回路82及び固定
遅延回路83からなるユニット遅延回路と、可変遅延回
路85及び固定遅延回路86からなるユニット遅延回路
と、可変遅延回路88及び固定遅延回路89からなるユ
ニット遅延回路と、可変遅延回路91及び固定遅延回路
92からなるユニット遅延回路とで、メインクロックM
Cを遅延する遅延回路が構成されている。
【0104】また、94は固定遅延回路80から出力さ
れるクロックC80の位相と固定遅延回路92から出力
されるクロックC92の位相とを比較し、可変遅延回路
82、85、88、91に遅延時間制御電圧VC、VC
Zを供給して、固定遅延回路92から出力されるクロッ
クC92の位相が固定遅延回路80から出力されるクロ
ックC80の位相に一致するように可変遅延回路82、
85、88、91を制御する位相比較器(PC)であ
る。
【0105】この例では、可変遅延回路82と、固定遅
延回路83と、可変遅延回路85と、固定遅延回路86
と、可変遅延回路88と、固定遅延回路89と、可変遅
延回路91と、固定遅延回路92と、位相比較器94と
で、遅延同期ループ回路が構成されている。
【0106】また、95は固定遅延回路86のn−p2
段目のゲート回路87−(p2+1)から出力されるク
ロックC86Bを遅延する固定遅延回路であり、96−
1、96−2、・・・96−(k2−k1)は遅延時間
をTAとするゲート回路(例えば、CMOSインバー
タ)である。なお、k1は(TL/TA)L+n+p1
−m1であり、k2は(TL/TA)L+n+p2−m
2である。
【0107】ここに、固定遅延回路83のn−p1段目
のゲート回路84−(p1+1)の出力端は、クロック
伝達回路75の初段のゲート回路76−m1の入力端に
接続されている。
【0108】また、固定遅延回路86のn−p2段目の
ゲート回路87−(p2+1)の出力端は、固定遅延回
路95の初段のゲート回路96−(k2−k1)の入力
端に接続され、固定遅延回路95の終段のゲート回路9
6−1の出力端は、クロック伝達回路77の初段のゲー
ト回路78−m2の入力端に接続されている。
【0109】図10は本発明の第4実施形態の動作を示
す波形図であり、図10(A)はメインクロックMC、
図10(B)は固定遅延回路80から出力されるクロッ
クC80を示している。
【0110】また、図10(C)は固定遅延回路83の
終段のゲート回路84−1から出力されるクロックC8
3A、図10(D)は固定遅延回路83のn−p1段目
のゲート回路84−(p1+1)から出力されるクロッ
クC83B、図10(E)はクロック伝達回路75から
出力されるクロック出力QC1を示している。
【0111】また、図10(F)は固定遅延回路86の
終段のゲート回路87−1から出力されるクロックC8
6A、図10(G)は固定遅延回路86のn−p2段目
のゲート回路87−(p2+1)から出力されるクロッ
クC86B、図10(H)は固定遅延回路95から出力
されるクロックC95、図10(I)はクロック伝達回
路77から出力されるクロックQC2を示している。
【0112】また、図10(J)は固定遅延回路89か
ら出力されるクロックC89、図10(K)は固定遅延
回路92から出力されるクロックC92を示している。
【0113】本発明の第4実施形態においては、可変遅
延回路82、85、88、91はそれぞれ同一の回路構
成とされ、固定遅延回路83、86、89、92もそれ
ぞれ同一の回路構成とされている。
【0114】したがって、固定遅延回路83のゲート回
路84−1から出力されるクロックC83A、固定遅延
回路86のゲート回路87−1から出力されるクロック
C86A、固定遅延回路89から出力されるクロックC
89は、それぞれ、固定遅延回路80から出力されるク
ロックC80に対して90°、180°、270°位相
の遅れたクロックとなり、固定遅延回路92から出力さ
れるクロックC92は、固定遅延回路80から出力され
るクロックC80に対して同相のクロックとなるように
制御される。
【0115】ここに、固定遅延回路80のゲート回路数
k1は、(TL/TA)L+n+p1−m1とされてい
るので、固定遅延回路83のn−p1段目のゲート回路
84−(p1+1)から出力されるクロックC83B
は、固定遅延回路86の終段のゲート回路87−1から
出力されるクロックC86Aよりも、クロック伝達回路
75の遅延時間Tm1だけ位相の進んだクロックとな
り、クロック伝達回路75から出力されるクロックQC
1はメインクロックMC対して180°だけ位相の遅れ
たクロックとなる。
【0116】また、固定遅延回路95のゲート回路数k
2−k1は、(TL/TA)L+n+p2−m2−k1
とされているので、固定遅延回路95から出力されるク
ロックC95は、固定遅延回路80の遅延時間Tk1
と、クロック伝達回路77の遅延時間Tm2とを合計し
た遅延時間Tk1+Tm2だけ位相の進んだクロックと
なり、クロック伝達回路77から出力されるクロックQ
C2はメインクロックMCに対して270°位相の遅れ
たクロックとなる。
【0117】したがって、本発明の第4実施形態によれ
ば、メインクロックMCを遅延してなる、メインクロッ
クMCに対して180°位相の遅れたクロックQC1及
びメインクロックMCを遅延してなる、メインクロック
MCに対して270°位相の遅れたクロックQC2を必
要とする回路74に対して、プロセス条件や温度変化や
電源電圧の値に関わらず、メインクロックMCを遅延し
てなる、メインクロックMCに対して180°位相の遅
れたクロックQC1及びメインクロックMCを遅延して
なる、メインクロックMCに対して270°位相の遅れ
たクロックQC2を供給することができる。
【0118】第5実施形態・・図11、図12 図11は本発明の第5実施形態の要部を示す回路図であ
る。図11中、98はメインクロックMCが入力される
メインクロック入力端子、99はメインクロックMCを
遅延してなる、メインクロックMCに対して270°位
相の遅れたクロックMCAが入力されるクロック入力端
子。
【0119】また、100はメインクロックMCを遅延
してなる、メインクロックMCに対して180°位相の
遅れたクロックQC1及びメインクロックMCを遅延し
てなる、メインクロックMCに対して270°位相の遅
れたクロックQC2を必要とする回路である。
【0120】また、101はクロックQC1、QC2を
必要とする回路100にクロックQC1を供給するクロ
ック伝達回路であり、102−1、102−2、・・・
102−m1は遅延時間をTAとするゲート回路(例え
ば、CMOSインバータ)である。
【0121】また、103はクロックQC1、QC2を
必要とする回路100にクロックQC2を供給するクロ
ック伝達回路であり、104−1、104−2、・・・
104−m2は遅延時間をTAとするゲート回路(例え
ば、CMOSインバータ)である。
【0122】また、106はメインクロックMCを遅延
させる、遅延時間をTLとするゲート回路をL段接続し
てなる、例えば、図2又は図3に示すように構成される
可変遅延回路である。
【0123】また、107は可変遅延回路106から出
力されるクロックC106を遅延させる固定遅延回路で
あり、108−1、108−2、・・・108−nは遅
延時間をTAとするゲート回路(例えば、CMOSイン
バータ)である。
【0124】また、109は固定遅延回路107から出
力されるクロックC107を遅延させる、可変遅延回路
106と同一の回路構成とされた可変遅延回路である。
【0125】また、110は可変遅延回路109から出
力されるクロックC109を遅延させる、固定遅延回路
107と同一回路構成とされた固定遅延回路であり、1
11−1、111−2、・・・111−m1、111−
(m1+1)、・・・111−nは遅延時間をTAとす
るゲート回路である。
【0126】また、112は固定遅延回路110の終段
のゲート回路111−1から出力されるクロックC11
0Aを遅延させる、可変遅延回路106と同一の回路構
成とされた可変遅延回路である。
【0127】また、113は可変遅延回路112から出
力されるクロックC112を遅延させる、固定遅延回路
107と同一の回路構成とされた固定遅延回路であり、
114−1、114−2、・・・114−m2、114
−(m2+1)、・・・114−nは遅延時間をTAと
するゲート回路である。
【0128】このように、本発明の第5実施形態におい
ては、可変遅延回路106及び固定遅延回路107から
なるユニット遅延回路と、可変遅延回路109及び固定
遅延回路110からなるユニット遅延回路と、可変遅延
回路112及び固定遅延回路113からなるユニット遅
延回路とで、メインクロックMCを遅延する遅延回路が
構成されている。
【0129】また、115はクロックMCAの位相と固
定遅延回路113の終段のゲート回路114−1から出
力されるクロックC113Aの位相とを比較し、可変遅
延回路106、109、112に対して遅延時間制御電
圧VC、VCZを供給し、固定遅延回路113の終段の
ゲート回路114−1から出力されるクロックC113
Aの位相がクロックMCAの位相に一致するように可変
遅延回路106、109、112の遅延時間を制御する
位相比較器(PC)である。
【0130】この例では、可変遅延回路106と、固定
遅延回路107と、可変遅延回路109と、固定遅延回
路110と、可変遅延回路112と、固定遅延回路11
3と、位相比較器115とで、遅延同期ループ回路が構
成されている。
【0131】また、固定遅延回路110のn−m1段目
のゲート回路111−(m1+1)の出力端は、クロッ
ク伝達回路101の初段のゲート回路102−m1の入
力端に接続され、固定遅延回路110のn−m1段目の
ゲート回路111−(m1+1)から出力されるクロッ
クC110Bがクロック伝達回路101のゲート回路1
02−m1に供給されるように構成されている。
【0132】また、固定遅延回路113のn−m2段目
のゲート回路114−(m2+1)の出力端は、クロッ
ク伝達回路103の初段のゲート回路104−m2の入
力端に接続され、固定遅延回路113のn−m2段目の
ゲート回路114−(m2+1)から出力されるクロッ
クC113Bがクロック伝達回路103のゲート回路1
04−m2に供給されるように構成されている。
【0133】図12は本発明の第5実施形態の動作を示
す波形図であり、図12(A)はメインクロックMC、
図12(B)はクロックMCA、図12(C)は固定遅
延回路107から出力されるクロックC107を示して
いる。
【0134】また、図12(D)は固定遅延回路110
の終段のゲート回路111−1から出力されるクロック
C110A、図12(E)は固定遅延回路110のn−
m1段目のゲート回路111−(m1+1)から出力さ
れるクロックC110B、図12(F)はクロック伝達
回路101から出力されるクロックQC1を示してい
る。
【0135】また、図12(G)は固定遅延回路113
の終段のゲート回路114−1から出力されるクロック
C113A、図12(H)は固定遅延回路113のn−
m2段目のゲート回路114−(m2+1)から出力さ
れるクロックC113B、図12(I)はクロック伝達
回路103から出力されるクロックQC2を示してい
る。
【0136】本発明の第5実施形態においては、可変遅
延回路106、109、112はそれぞれ同一の回路構
成とされ、固定遅延回路107、110、112もそれ
ぞれ同一の回路構成とされている。
【0137】したがって、固定遅延回路107から出力
されるクロックC107、固定遅延回路110の終段の
ゲート回路111−1から出力されるクロックC110
A、固定遅延回路113の終段のゲート回路114−1
から出力されるクロックC113Aは、それぞれ、メイ
ンクロックMCに対して90°、180°、270°位
相の遅れたクロックとなるように制御される。
【0138】この結果、固定遅延回路110のn−m1
段目のゲート回路111−(m1+1)から出力される
クロックC110Bは、固定遅延回路110の終段のゲ
ート回路111−1から出力されるクロックC110A
よりもゲート回路111−m1〜111−1の合計遅延
時間Tm1だけ位相の進んだクロックとなる。
【0139】ここに、クロック伝達回路101のゲート
回路102−m1〜102−1の段数はm1段であり、
固定遅延回路110のゲート回路111−m1〜111
−1の段数もm1段であるから、クロック伝達回路10
1から出力されるクロックQC1はメインクロックMC
対して180°位相の遅れたクロックとなる。
【0140】また、固定遅延回路113のn−m2段目
のゲート回路114−(m2+1)から出力されるクロ
ックC113Bは、固定遅延回路113の終段のゲート
回路114−1から出力されるクロックC113Aより
もゲート回路114−m2〜114−1の合計遅延時間
Tm2だけ位相の進んだクロックとなる。
【0141】ここに、クロック伝達回路103のゲート
回路104−m2〜104−1の段数はm2段であり、
固定遅延回路113のゲート回路114−m2〜114
−1の段数もm2段であるから、クロック伝達回路10
3から出力されるクロックQC2はメインクロックMC
に対して270°位相の遅れたクロックとなる。
【0142】したがって、本発明の第5実施形態によれ
ば、メインクロックMCを遅延してなる、メインクロッ
クMCに対して180°位相の遅れたクロックQC1及
びメインクロックMCを遅延してなる、メインクロック
MCに対して270°位相の遅れたクロックQC2を必
要とする回路100に対して、プロセス条件や温度変化
や電源電圧の値に関わらず、メインクロックMCを遅延
してなる、メインクロックMCに対して180°位相の
遅れたクロックQC1及びメインクロックMCを遅延し
てなる、メインクロックMCに対して270°位相の遅
れたクロックQC2を供給することができる。
【0143】第6実施形態・・図13、図14 図13は本発明の第6実施形態の要部を示す回路図であ
る。図13中、117はメインクロックMCが入力され
るメインクロック入力端子、118はメインクロックM
Cを遅延してなる、メインクロックMCに対して270
°位相の遅れたクロックMCAが入力されるクロック入
力端子である。
【0144】また、119はメインクロックMCを遅延
してなる、メインクロックMCに対して180°位相の
遅れたクロックQC1及びメインクロックMCを遅延し
てなる、メインクロックMCに対して270°位相の遅
れたクロックQC2を必要とする回路である。
【0145】また、120はクロックQC1、QC2を
必要とする回路119にクロックQC1を供給するクロ
ック伝達回路であり、121−1、121−2、・・・
121−m1は遅延時間をTAとするゲート回路(例え
ば、CMOSインバータ)である。
【0146】また、122はクロックQC1、QC2を
必要とする回路119にクロックQC2を供給するクロ
ック伝達回路であり、123−1、123−2、・・・
123−m2は遅延時間をTAとするゲート回路(例え
ば、CMOSインバータ)である。
【0147】また、125はメインクロックMCを遅延
させる、遅延時間をTLとするゲート回路をL段接続し
てなる、例えば、図2又は図3に示すように構成される
可変遅延回路である。
【0148】また、126は可変遅延回路125から出
力されるクロックC125を遅延させる固定遅延回路で
あり、127−1、127−2、・・・127−p1、
127−(p1+1)、・・・127−nは遅延時間を
TAとするゲート回路(例えば、CMOSインバータ)
である。
【0149】また、128は固定遅延回路126の終段
のゲート回路127−1から出力されるクロックC12
6Aを遅延させる、可変遅延回路125と同一の回路構
成とされた可変遅延回路である。
【0150】また、129は可変遅延回路128から出
力されるクロックC128を遅延させる、固定遅延回路
126と同一の回路構成とされた固定遅延回路であり、
130−1、130−2、・・・130−p2、130
−(p2+1)、・・・130−nは遅延時間をTAと
するゲート回路である。
【0151】また、131は固定遅延回路129の終段
のゲート回路130−1から出力されるクロックC12
9Aを遅延させる、可変遅延回路125と同一の回路構
成とされた可変遅延回路である。
【0152】また、132は可変遅延回路131から出
力されるクロックC131を遅延させる、固定遅延回路
126と同一の回路構成とされた固定遅延回路であり、
133−1、133−2、・・・133−nは遅延時間
をTAとするゲート回路である。
【0153】このように、本発明の第6実施形態におい
ては、可変遅延回路125及び固定遅延回路126から
なるユニット遅延回路と、可変遅延回路128及び固定
遅延回路129からなるユニット遅延回路と、可変遅延
回路131及び固定遅延回路132からなるユニット遅
延回路とで、メインクロックMCを遅延する遅延回路が
構成されている。
【0154】また、134はクロックMCAの位相と固
定遅延回路132から出力されるクロックC132の位
相とを比較し、可変遅延回路125、128、131に
遅延時間制御電圧VC、VCZを供給して、固定遅延回
路132から出力されるクロックC132の位相がクロ
ックMCAの位相に一致するように可変遅延回路12
5、128、131を制御する位相比較器(PC)であ
る。
【0155】この例では、可変遅延回路125と、固定
遅延回路126と、可変遅延回路128と、固定遅延回
路129と、可変遅延回路131と、固定遅延回路13
2と、位相比較器134とで、遅延同期ループ回路が構
成されている。
【0156】また、135は固定遅延回路126のゲー
ト回路127−(p1+1)の出力C126Bを遅延さ
せる固定遅延回路であり、136−1、136−2、・
・・136−k1は遅延時間をTAとするゲート回路で
ある。但し、k1は、(TL/TA)L+n+p1−m
1である。
【0157】また、137は固定遅延回路129のゲー
ト回路130−(p2+1)の出力C129Bを遅延さ
せる固定遅延回路であり、138−1、138−2、・
・・138−k2は遅延時間をTAとするゲート回路で
ある。但し、k2は、(TL/TA)L+n+p2−m
2である。
【0158】また、固定遅延回路126のn−p1段目
のゲート回路127−(p1+1)の出力端は固定遅延
回路135の初段のゲート回路136−k1の入力端に
接続され、固定遅延回路135の終段のゲート回路13
6−1の出力端はクロック伝達回路120の初段のゲー
ト回路121−m1の入力端に接続されている。
【0159】また、固定遅延回路129のn−p2段目
のゲート回路130−(p2+1)の出力端は固定遅延
回路137の初段のゲート回路138−k2の入力端に
接続され、固定遅延回路137の終段のゲート回路13
8−1の出力端はクロック伝達回路122の初段のゲー
ト回路123−m2の入力端に接続されている。
【0160】図14は本発明の第6実施形態の動作を示
す波形図であり、図14(A)はメインクロックMC、
図14(B)はクロックMCAを示している。
【0161】また、図14(C)は固定遅延回路126
の終段のゲート回路127−1から出力されるクロック
C126A、図14(D)は固定遅延回路126のn−
p1段目のゲート回路127−(p1+1)から出力さ
れるクロックC126B、図14(E)は固定遅延回路
135から出力されるクロックC135、図14(F)
はクロック伝達回路120から出力されるクロックQC
1を示している。
【0162】また、図14(G)は固定遅延回路129
の終段のゲート回路130−1から出力されるクロック
C129A、図14(H)は固定遅延回路129のn−
p2段目のゲート回路130−(p2+1)から出力さ
れるクロックC129B、図14(I)は固定遅延回路
137から出力されるクロックC137、図14(J)
はクロック伝達回路122から出力されるクロックQC
2、図14(K)は固定遅延回路132から出力される
クロックC132を示している。
【0163】本発明の第6実施形態においては、可変遅
延回路125、128、131はそれぞれ同一の回路構
成とされ、固定遅延回路126、129、132もそれ
ぞれ同一の回路構成とされている。
【0164】したがって、固定遅延回路126の終段の
ゲート回路127−1から出力されるクロックC126
A、固定遅延回路129の終段のゲート回路130−1
から出力されるクロックC129A、固定遅延回路13
2から出力されるクロックC132は、それぞれ、メイ
ンクロックMCに対して90°、180°、270°だ
け遅れたクロックとなるように制御される。
【0165】ここに、固定遅延回路135のゲート回路
数k1は、(TL/TA)L+n+p1−m1とされて
いるので、固定遅延回路135から出力されるクロック
C135は、固定遅延回路129の終段のゲート回路1
30−1から出力されるクロックC129Aよりもクロ
ック伝達回路120のゲート回路121−m1〜121
−1の合計遅延時間Tm1だけ位相の進んだクロックと
なり、クロック伝達回路120から出力されるクロック
QC1はメインクロックMC対して180°位相の遅れ
たクロックとなる。
【0166】また、固定遅延回路137のゲート回路数
k2は、(TL/TA)L+n+p2−m2とされてい
るので、固定遅延回路137から出力されるクロックC
137は、固定遅延回路132から出力されるクロック
C132よりもクロック伝達回路122のゲート回路1
23−m2〜123−1の合計遅延時間Tm2だけ位相
の進んだクロックとなり、クロック伝達回路122から
出力されるクロックQC2はメインクロックMCに対し
て270°位相の遅れたクロックとなる。
【0167】したがって、本発明の第6実施形態によれ
ば、メインクロックMCを遅延してなる、メインクロッ
クMCに対して180°位相の遅れたクロックQC1及
びメインクロックMCを遅延してなる、メインクロック
MCに対して270°位相の遅れたクロックQC2を必
要とする回路119に対して、プロセス条件や温度変化
や電源電圧の値に関わらず、メインクロックMCを遅延
してなる、メインクロックMCに対して180°位相の
遅れたクロックQC1及びメインクロックMCを遅延し
てなる、メインクロックMCに対して270°位相の遅
れたクロックQC2を供給することができる。
【0168】第7実施形態・・図15、図16 図15は本発明の第7実施形態の要部を示す回路図であ
る。図15中、140はメインクロックMCが入力され
るメインクロック入力端子、141はメインクロックM
Cを遅延してなる、メインクロックMCに対して270
°位相の遅れたクロックMCAが入力されるクロック入
力端子である。
【0169】また、142はメインクロックMCを遅延
してなる、メインクロックMCに対して180°位相の
遅れたクロックQC1及びメインクロックMCを遅延し
てなる、メインクロックMCに対して270°位相の遅
れたクロックQC2を必要とする回路である。
【0170】また、143はクロックQC1、QC2を
必要とする回路142にクロックQC1を供給するクロ
ック伝達回路であり、144−1、144−2、・・・
144−m1は遅延時間をTAとするゲート回路(例え
ば、CMOSインバータ)である。
【0171】また、145はクロックQC1、QC2を
必要とする回路142にクロックQC2を供給するクロ
ック伝達回路であり、146−1、146−2、・・・
146−m2は遅延時間をTAとするゲート回路(例え
ば、CMOSインバータ)である。
【0172】また、148はメインクロックMCを遅延
させる固定遅延回路であり、149−1、149−2、
149−k1は遅延時間をTAとするゲート回路(例え
ば、CMOSインバータ)である。
【0173】また、150はクロックMCAを遅延させ
る固定遅延回路であり、151−1、151−2、15
1−k1は遅延時間をTAとするゲート回路(例えば、
CMOSインバータ)である。
【0174】また、152は固定遅延回路148から出
力されるクロックC148を遅延させる、遅延時間をT
Lとするゲート回路をL段接続してなる、例えば、図2
又は図3に示すように構成される可変遅延回路である。
【0175】また、153は可変遅延回路152から出
力されるクロックC152を遅延させる固定遅延回路で
あり、154−1、154−2、・・・154−p1、
154−(p1+1)、・・・154−nは遅延時間を
TAとするゲート回路(例えば、CMOSインバータ)
である。
【0176】また、155は固定遅延回路153の終段
のゲート回路154−1から出力されるクロックC15
3Aを遅延させる、可変遅延回路152と同一の回路構
成とされた可変遅延回路である。
【0177】また、156は可変遅延回路155から出
力されるクロックC155を遅延させる、固定遅延回路
153と同一の回路構成とされた固定遅延回路であり、
157−1、157−2、・・・157−p2、157
−(p2+1)、・・・157−nは遅延時間をTAと
するゲート回路である。
【0178】また、158は固定遅延回路156の終段
のゲート回路157−1から出力されるクロックC15
6Aを遅延させる、可変遅延回路152と同一の回路構
成とされた可変遅延回路である。
【0179】また、159は可変遅延回路158から出
力されるクロックC158を遅延させる、固定遅延回路
153と同一の回路構成とされた固定遅延回路であり、
160−1、160−2、・・・160−nは遅延時間
をTAとするゲート回路である。
【0180】このように、本発明の第7実施形態におい
ては、固定遅延回路148と、可変遅延回路152及び
固定遅延回路153からなるユニット遅延回路と、可変
遅延回路155及び固定遅延回路156からなるユニッ
ト遅延回路と、可変遅延回路158及び固定遅延回路1
59からなるユニット遅延回路とで、メインクロックM
Cを遅延する遅延回路が構成されている。
【0181】また、161は固定遅延回路150から出
力されるクロックC150の位相と固定遅延回路159
から出力されるクロックC159の位相とを比較し、可
変遅延回路152、155、158に遅延時間制御電圧
VC、VCZを供給して、固定遅延回路159から出力
されるクロックC159の位相が固定遅延回路150か
ら出力されるクロックC150の位相に一致するように
可変遅延回路152、155、158を制御する位相比
較器(PC)である。
【0182】この例では、可変遅延回路152と、固定
遅延回路153と、可変遅延回路155と、固定遅延回
路156と、可変遅延回路158と、固定遅延回路15
9と、位相比較器161とで、遅延同期ループ回路が構
成されている。
【0183】また、162は固定遅延回路156のn−
p2段目のゲート回路157−(p2+1)の出力C1
56Bを遅延させる固定遅延回路であり、163−1、
163−2、・・・163−(k2−k1)は遅延時間
をTAとするゲート回路(例えば、CMOSインバー
タ)である。但し、k1は(TL/TA)L+n+p1
−m1であり、k2は(TL/TA)L+n+p2−m
2である。
【0184】図16は本発明の第7実施形態の動作を示
す波形図であり、図16(A)はメインクロックMC、
図16(B)は固定遅延回路148から出力されるクロ
ックC148、図16(C)はクロックMCA、図16
(D)は固定遅延回路150から出力されるクロックC
150を示している。
【0185】また、図16(E)は固定遅延回路153
の終段のゲート回路154−1から出力されるクロック
C153A、図16(F)は固定遅延回路153のn−
p1段目のゲート回路154−(p1+1)から出力さ
れるクロックC153B、図16(G)はクロック伝達
回路143から出力されるQC1を示している。
【0186】また、図16(H)は固定遅延回路156
の終段のゲート回路157−1から出力されるクロック
C156A、図16(I)は固定遅延回路156のn−
p2段目のゲート回路152−(p2+1)から出力さ
れるクロックC156B、図16(J)は固定遅延回路
162から出力されるクロックC162、図16(K)
はクロック伝達回路145から出力されるクロックQC
2、図16(L)は固定遅延回路159から出力される
クロックC159を示している。
【0187】本発明の第7実施形態においては、可変遅
延回路152、155、158はそれぞれ同一の回路構
成とされ、固定遅延回路153、156、159もそれ
ぞれ同一の回路構成とされている。
【0188】したがって、固定遅延回路153の終段の
ゲート回路154−1から出力されるクロックC153
A、固定遅延回路156の終段のゲート回路157−1
から出力されるクロックC156A、固定遅延回路15
9から出力されるクロックC159は、それぞれ、固定
遅延回路148から出力されるクロックC148に対し
て90°、180°、270°位相の遅れたクロックと
なるように制御される。
【0189】ここに、固定遅延回路148のゲート回路
数k1は、(TL/TA)L+n+p1−m1とされて
いるので、固定遅延回路153のn−p1段目のゲート
回路154−(p1+1)から出力されるクロックC1
53Bは、固定遅延回路156の終段のゲート回路15
7−1から出力されるクロックC156Aよりも、固定
遅延回路148の遅延時間Tk1と、クロック伝達回路
143遅延時間Tm1とを合計した遅延時間Tk1+T
m1だけ位相の進んだクロックとなり、クロック伝達回
路143から出力されるクロックQC1はメインクロッ
クMC対して180°だけ位相の遅れたクロックとな
る。
【0190】また、固定遅延回路162のゲート回路数
k2−k1は、(TL/TA)L+n+p2−m2−k
1とされているので、固定遅延回路162から出力され
るクロックC162は、固定遅延回路159から出力さ
れるクロックC159よりも、固定遅延回路148の遅
延時間Tk1と、クロック伝達回路145の遅延時間T
m2とを合計した遅延時間Tk1+Tm2だけ位相の進
んだクロックとなり、クロック伝達回路145から出力
されるクロックQC2はメインクロックMCに対して2
70°位相の遅れたクロックとなる。
【0191】したがって、本発明の第7実施形態によれ
ば、メインクロックMCを遅延してなる、メインクロッ
クMCに対して180°位相の遅れたクロックQC1及
びメインクロックMCを遅延してなる、メインクロック
MCに対して270°位相の遅れたクロックQC2を必
要とする回路142に対して、プロセス条件や温度変化
や電源電圧の値に関わらず、メインクロックMCを遅延
してなる、メインクロックMCに対して180°位相の
遅れたクロックQC1及びメインクロックMCを遅延し
てなる、メインクロックMCに対して270°位相の遅
れたクロックQC2を供給することができる。
【0192】第8実施形態・・図17〜図35 図17は本発明の第8実施形態の要部を示す回路図であ
る。図17中、165はメインクロックMCが入力され
るメインクロック入力端子、166はメインクロックM
Cを遅延させる可変遅延回路、167は可変遅延回路1
66から出力されるクロックC166を遅延させる固定
遅延回路であり、これら可変遅延回路166及び固定遅
延回路167は、図18に示すように構成されている。
【0193】図18中、168〜173は遅延時間を可
変とする可変遅延インバータ、174、175は遅延時
間を固定とするインバータであり、可変遅延インバータ
168〜173は図19に示すように構成され、インバ
ータ174、175は図20に示すように構成されてい
る。
【0194】図19において、176はVCC電源線、
177、178はpMOSトランジスタ、179、18
0はnMOSトランジスタであり、図20において、1
81はVCC電源線、182はpMOSトランジスタ、
183はnMOSトランジスタである。
【0195】また、図17において、184は固定遅延
回路167から出力されるクロックC167を遅延させ
る可変遅延回路、185は可変遅延回路184から出力
されるC184を遅延させる固定遅延回路である。
【0196】また、186は固定遅延回路185から出
力されるクロックC185を遅延させる可変遅延回路、
187は可変遅延回路186から出力されるC186を
遅延させる固定遅延回路である。
【0197】図21は可変遅延回路184、186及び
固定遅延回路185、187の構成を示す回路図であ
り、図21中、188〜191は図19に示すように構
成される可変遅延インバータ、192〜199は図20
に示すように構成されるインバータである。
【0198】また、図17において、200は固定遅延
回路187から出力されるクロックC187を遅延させ
る可変遅延回路、201は可変遅延回路200から出力
されるC200を遅延させる固定遅延回路である。
【0199】また、202は固定遅延回路201から出
力されるクロックC201を遅延させる可変遅延回路、
203は可変遅延回路202から出力されるC202を
遅延させる固定遅延回路である。
【0200】図22は可変遅延回路200、202及び
固定遅延回路201、203の構成を示す回路図であ
り、図22中、204〜207は図19に示すように構
成される可変遅延インバータ、208〜215は図20
に示すように構成されるインバータである。
【0201】また、図17において、216は固定遅延
回路203から出力されるクロックC203を遅延させ
る可変遅延回路、217は可変遅延回路216から出力
されるC216を遅延させる固定遅延回路である。
【0202】また、218は固定遅延回路217から出
力されるクロックC217を遅延させる可変遅延回路、
219は可変遅延回路218から出力されるC218を
遅延させる固定遅延回路である。
【0203】図23は可変遅延回路216、218及び
固定遅延回路217、219の構成を示す回路図であ
り、図23中、220〜223は図19に示すように構
成される可変遅延インバータ、224〜231は図20
に示すように構成されるインバータである。
【0204】また、図17において、232は固定遅延
回路219から出力されるクロックC219を遅延させ
る可変遅延回路、233は可変遅延回路232から出力
されるC232を遅延させる固定遅延回路である。
【0205】また、234は固定遅延回路233から出
力されるクロックC233を遅延させる可変遅延回路、
235は可変遅延回路234から出力されるC234を
遅延させる固定遅延回路である。
【0206】図24は可変遅延回路232、234及び
固定遅延回路233、235の構成を示す回路図であ
り、図24中、236〜239は図19に示すように構
成される可変遅延インバータ、240〜247は図20
に示すように構成されるインバータである。
【0207】このように、本発明の第8実施形態におい
ては、可変遅延回路166及び固定遅延回路167から
なるユニット遅延回路と、可変遅延回路184及び固定
遅延回路185からなるユニット遅延回路と、可変遅延
回路186及び固定遅延回路187からなるユニット遅
延回路と、可変遅延回路200及び固定遅延回路201
からなるユニット遅延回路と、可変遅延回路202及び
固定遅延回路203からなるユニット遅延回路と、可変
遅延回路216及び固定遅延回路217からなるユニッ
ト遅延回路と、可変遅延回路218及び固定遅延回路2
19からなるユニット遅延回路と、可変遅延回路232
及び固定遅延回路233からなるユニット遅延回路と、
可変遅延回路234及び固定遅延回路235からなるユ
ニット遅延回路とで、メインクロックMCを遅延する遅
延回路が構成されている。
【0208】また、図17において、249は固定遅延
回路167から出力されるクロックC167を遅延して
後述する位相比較器兼チャージポンプ回路を駆動するク
ロックを生成する固定遅延回路である。
【0209】また、250は固定遅延回路187から出
力されるクロックC187を遅延して後述する位相比較
器兼チャージポンプ回路を駆動するクロックを生成する
固定遅延回路である。
【0210】また、251は固定遅延回路219から出
力されるクロックC219を遅延して後述する位相比較
器兼チャージポンプ回路を駆動するクロックを生成する
固定遅延回路である。
【0211】また、252は固定遅延回路235から出
力されるクロックC235を遅延して後述する位相比較
器兼チャージポンプ回路を駆動するクロックを生成する
固定遅延回路である。
【0212】図25は固定遅延回路249〜252の構
成を示す回路図であり、図25中、254〜273はイ
ンバータである。
【0213】また、図17において、275は後述する
位相比較器兼チャージポンプ回路の起動を制御するスタ
ータ回路であり、図26に示すように構成されており、
図26中、277はパワーダウン信号PDZを反転する
インバータ、278はインバータ277の出力を反転す
るインバータである。
【0214】また、279はメインクロックMCにより
オン、オフが制御されるスイッチ素子をなすpMOSト
ランジスタ、280はラッチ回路であり、281はイン
バータ、282はNOR回路である。
【0215】また、283はメインクロックMCにより
オン、オフが制御されるスイッチ素子をなすnMOSト
ランジスタ、284はラッチ回路であり、285はイン
バータ、286はNAND回路である。
【0216】また、287はメインクロックMCにより
オン、オフが制御されるスイッチ素子をなすpMOSト
ランジスタ、288はラッチ回路であり、289はイン
バータ、290はNOR回路である。
【0217】また、291はメインクロックMCにより
オン、オフが制御されるスイッチ素子をなすnMOSト
ランジスタ、292はラッチ回路であり、293はイン
バータ、294はNAND回路である。
【0218】また、295はラッチ回路292の出力を
反転するインバータ、296はインバータ295の出力
を反転するインバータである。
【0219】また、図17において、298は固定遅延
回路167から出力されるクロックC167と固定遅延
回路235から出力されるクロックC235との位相を
比較し、固定遅延回路235から出力されるクロックC
235が固定遅延回路167から出力されるクロックC
167に同期するように、可変遅延回路の制御電圧を与
えるポンピング動作を行う位相比較器兼チャージポンプ
回路である。
【0220】また、299は位相比較器兼チャージポン
プ回路298のポンピング動作を受けて遅延時間制御電
圧VCを生成する遅延時間制御電圧生成平滑回路、30
0は位相比較器兼チャージポンプ回路298のポンピン
グ動作を受けて遅延時間制御電圧VCZを生成する遅延
時間制御電圧生成平滑回路である。
【0221】図27は位相比較器兼チャージポンプ回路
298及び遅延時間制御電圧生成平滑回路299、30
0に構成を示す回路図である。
【0222】図27中、位相比較器兼チャージポンプ回
路298において、302はスタータ回路275のイン
バータ277の出力C277によりオン、オフが制御さ
れるpMOSトランジスタ、303は同じくインバータ
277の出力C277によりオン、オフが制御されるn
MOSトランジスタ、304はスタータ回路275のイ
ンバータ296の出力C296によりオン、オフが制御
されるnMOSトランジスタである。
【0223】また、305はスタータ回路275のイン
バータ295の出力C295によりオン、オフが制御さ
れるpMOSトランジスタ、306はスタータ回路27
5のインバータ278の出力C278によりオン、オフ
が制御されるpMOSトランジスタ、307は同じくイ
ンバータ278の出力C278によりオン、オフが制御
されるnMOSトランジスタである。
【0224】また、308は固定遅延回路251のイン
バータ268から出力されるクロックCP3によりオ
ン、オフが制御されるpMOSトランジスタ、309は
固定遅延回路250のインバータ262から出力される
クロック/CP1によりオン、オフが制御されるインバ
ータである。
【0225】また、310は固定遅延回路249のイン
バータ258から出力されるクロック/CI5と固定遅
延回路252のインバータ270から出力されるクロッ
クCO2とをNAND処理するNAND回路、311は
NAND回路310の出力によりオン、オフが制御され
るpMOSトランジスタである。
【0226】また、312は固定遅延回路252のイン
バータ272から出力されるクロックCO4と固定遅延
回路249のインバータ254から出力されるクロック
/CI1とをNOR処理するNOR回路、313はNO
R回路312の出力によりオン、オフが制御されるnM
OSトランジスタである。
【0227】また、314は固定遅延回路250のイン
バータ263から出力されるクロックCP1によりオ
ン、オフが制御されるnMOSトランジスタ、315は
固定遅延回路251のインバータ267から出力される
クロック/CP3によりオン、オフが制御されるnMO
Sトランジスタである。
【0228】また、316は固定遅延回路251のイン
バータ268から出力されるクロックCP3によりオ
ン、オフが制御されるpMOSトランジスタ、317は
固定遅延回路250のインバータ262から出力される
クロック/CP1によりオン、オフが制御されるインバ
ータである。
【0229】また、318は固定遅延回路252のイン
バータ273から出力されるクロック/CO5と固定遅
延回路249のインバータ255から出力されるクロッ
クCI2とをNAND処理するNAND回路、319は
NAND回路318の出力によりオン、オフが制御され
るpMOSトランジスタである。
【0230】また、320は固定遅延回路249のイン
バータ257から出力されるクロックCI4と固定遅延
回路252のインバータ269から出力されるクロック
/CO1とをNOR処理するNOR回路、321はNO
R回路320の出力によりオン、オフが制御されるnM
OSトランジスタである。
【0231】また、322は固定遅延回路250のイン
バータ263から出力されるクロックCP1によりオ
ン、オフが制御されるnMOSトランジスタ、323は
固定遅延回路251のインバータ267から出力される
クロック/CP3によりオン、オフが制御されるnMO
Sトランジスタである。
【0232】また、遅延時間制御電圧生成平滑回路29
9において、324はnMOSトランジスタからなるキ
ャパシタ、遅延時間制御電圧生成平滑回路300におい
て、325はpMOSトランジスタからなるキャパシタ
である。
【0233】即ち、本発明の第8実施形態においては、
pMOSトランジスタ302、308、309、311
と、nMOSトランジスタ303、304、313、3
14、315と、NAND回路310と、NOR回路3
12とで、固定遅延回路167から出力されるクロック
C167と、固定遅延回路235から出力されるクロッ
クC235との位相を比較し、キャパシタ324に対し
てポンピング動作を行う第1の位相比較器兼チャージポ
ンプ回路が構成されている。
【0234】また、pMOSトランジスタ305、31
6、317、319と、nMOSトランジスタ306、
307、321、322、323と、NAND回路31
8と、NOR回路320とで、固定遅延回路167から
出力されるクロックC167と、固定遅延回路235か
ら出力されるクロックC235との位相を比較し、キャ
パシタ325に対してポンピング動作を行う第2の位相
比較器兼チャージポンプ回路が構成されている。
【0235】なお、第1の位相比較器兼チャージポンプ
回路においては、NAND回路310及びNOR回路3
12が固定遅延回路167から出力されるクロックC1
67と固定遅延回路235から出力されるクロックC2
35との位相を比較する位相比較器の主たる機能を果た
し、pMOSトランジスタ302及びnMOSトランジ
スタ303はパワーダウン期間の電流をカットする機能
を果たし、nMOSトランジスタ304はスタータ機能
を果たし、pMOSトランジスタ308、309及びn
MOSトランジスタ314、315は位相ずれの激しい
場合の引き込み動作をつかさどっている。
【0236】また、第2の位相比較器兼チャージポンプ
回路においては、NAND回路318及びNOR回路3
20が固定遅延回路167から出力されるクロックC1
67と固定遅延回路235から出力されるクロックC2
35との位相を比較する位相比較器の主たる機能を果た
し、pMOSトランジスタ306及びnMOSトランジ
スタ307はパワーダウン期間の電流をカットする機能
を果たし、pMOSトランジスタ305はスタータ機能
を果たし、pMOSトランジスタ316、317及びn
MOSトランジスタ322、323は位相ずれの激しい
場合の引き込み動作をつかさどっている。
【0237】本発明の第8実施形態においては、スター
タ回路275においては、位相比較器兼チャージポンプ
回路298を起動させる前には、パワーダウン信号PD
Zは、Lレベルとされている。
【0238】この結果、スタータ回路275において
は、インバータ277の出力C277=Hレベル、イン
バータ278の出力C278=Lレベル、インバータ2
95の出力C295=Hレベル、インバータ296の出
力C296=Lレベルとなる。
【0239】この結果、位相比較器兼チャージポンプ回
路298においては、pMOSトランジスタ302=O
FF、nMOSトランジスタ303=ON、nMOSト
ランジスタ304=OFF、pMOSトランジスタ30
5=OFF、pMOSトランジスタ306=ON、nM
OSトランジスタ307=OFFとなる。
【0240】したがって、この場合には、nMOSキャ
パシタ324及びpMOSキャパシタ325は、ノン・
チャージ状態にあり、遅延時間制御電圧VC=0
[V]、遅延時間制御電圧VCZ=VCCとなってい
る。
【0241】この状態から、パワーダウン信号PDZ=
Hレベルとされると、スタータ回路275においては、
インバータ277の出力C277=Lレベル、インバー
タ278の出力C278=Hレベルとなる。
【0242】この結果、位相比較器兼チャージポンプ回
路298においては、pMOSトランジスタ302=O
N、nMOSトランジスタ303=OFF、pMOSト
ランジスタ306=OFF、nMOSトランジスタ30
7=ONとなり、nMOSキャパシタ324及びpMO
Sキャパシタ325は、充電のみが行われ、急速に充電
される。
【0243】その後、メインクロックMCの2周期分が
経過すると、インバータ295の出力C295=Lレベ
ル、インバータ296の出力C296=Hレベルとな
る。
【0244】この結果、位相比較器兼チャージポンプ回
路298においては、nMOSトランジスタ304=O
N、pMOSトランジスタ305=ONとなり、位相比
較器兼チャージポンプ298は、定常動作を行う状態と
される。
【0245】図28〜図35は位相比較器兼チャージポ
ンプ回路298の動作を示す波形図であり、図28、図
29は固定遅延回路235から出力されるクロックC2
35が固定遅延回路167から出力されるクロックC1
67に同期している場合を示している。
【0246】この場合、図28に示すように、固定遅延
回路249のインバータ258から出力されるクロック
/CI5と固定遅延回路252のインバータ270から
出力されるクロックCO2とがHレベルで重なる期間は
ゲート回路3段分の遅延時間となるので、NAND回路
310からはpMOSトランジスタ311をオン状態と
させるほどの電圧は出力されない。
【0247】また、図28に示すように、固定遅延回路
252のインバータ272から出力されるクロックCO
4と固定遅延回路249のインバータ254から出力さ
れるクロック/CI1とがLレベルで重なる期間はゲー
ト回路3段分の遅延時間となるので、NOR回路312
からはnMOSトランジスタ313をオン状態とさせる
ほどの電圧は出力されない。
【0248】また、図29に示すように、固定遅延回路
252のインバータ273から出力されるクロック/C
O5と固定遅延回路249のインバータ255から出力
されるクロックCI2とがHレベルで重なる期間はゲー
ト回路3段分の遅延時間となるので、NAND回路31
8からはpMOSトランジスタ319をオン状態とさせ
るほどの電圧は出力されない。
【0249】また、図29に示すように、固定遅延回路
249のインバータ257から出力されるクロックCI
4と固定遅延回路252のインバータ269から出力さ
れるクロック/CO1とがLレベルで重なる期間はゲー
ト回路3段分の遅延時間となるので、NOR回路320
からはnMOSトランジスタ321をオン状態とさせる
ほどの電圧は出力されない。
【0250】また、図30、図31は固定遅延回路23
5から出力されるクロックC235の位相が固定遅延回
路167から出力されるクロックC167の位相よりも
進んでいる場合を示している。
【0251】この場合、図30に示すように、固定遅延
回路249のインバータ258から出力されるクロック
/CI5と固定遅延回路252のインバータ270から
出力されるクロックCO2とがHレベルで重なる期間
は、ゲート回路3段分の遅延時間以上となるので、NA
ND回路310からはpMOSトランジスタ311をパ
ルス的にオン状態とさせる電圧がパルス状に出力され、
pMOSトランジスタ311がパルス的にオン状態とさ
れると共に、この場合、pMOSトランジスタ308、
309はオン状態とされているので、pMOSトランジ
スタ302、308、309、311によるプルアップ
動作が行われ、遅延時間制御電圧VCの電圧は上昇す
る。
【0252】なお、図30に示す期間T1においては、
nMOSトランジスタ313はオン状態となるが、nM
OSトランジスタ314、315はオフ状態を維持する
ので、nMOSトランジスタ313〜315、304に
よるプルダウン動作が行われることはない。
【0253】また、図31に示すように、固定遅延回路
249のインバータ257から出力されるクロックCI
4と固定遅延回路252のインバータ269から出力さ
れるクロック/CO1とがLレベルで重なる期間は、ゲ
ート回路3段分の遅延時間以上となるので、NOR回路
320からはnMOSトランジスタ321をパルス的に
オン状態とさせる電圧がパルス状に出力され、nMOS
トランジスタ321がパルス的にオン状態とされると共
に、この場合、nMOSトランジスタ322、323は
オン状態とされているので、nMOSトランジスタ32
1〜323、307によるプルダウン動作が行われ、遅
延時間制御電圧VCZの電圧が下降する。
【0254】なお、図31に示す期間T2においては、
pMOSトランジスタ319はオン状態となるが、pM
OSトランジスタ316、317はオフ状態を維持する
ので、pMOSトランジスタ305、316、317、
319によるプルアップ動作が行われることはない。
【0255】したがって、固定遅延回路235から出力
されるクロックC235の位相が固定遅延回路167か
ら出力されるクロックC167の位相よりも進んでいる
場合には、可変遅延回路184、186、200、20
2、216、218、232、234の遅延時間は長く
なるように制御され、固定遅延回路235から出力され
るクロックC235が固定遅延回路167から出力され
るクロックC167に同期するように遅延制御が行われ
る。
【0256】また、図32、図33は固定遅延回路23
5から出力されるクロックC235の位相が固定遅延回
路167から出力されるクロックC167の位相よりも
遅れている場合を示している。
【0257】この場合、図32に示すように、固定遅延
回路252のインバータ272から出力されるクロック
CO4と固定遅延回路249のインバータ254から出
力されるクロック/CI1とがLレベルで重なる期間
は、ゲート回路3段分の遅延時間以上となるので、NO
R回路312からnMOSトランジスタ313をパルス
的にオン状態とさせる電圧がパルス状に出力され、nM
OSトランジスタ313がパルス的にオン状態とされる
と共に、この場合、nMOSトランジスタ314、31
5はオン状態とされているので、nMOSトランジスタ
313〜315、304によるプルダウン動作が行わ
れ、遅延時間制御電圧VCの電圧は下降する。
【0258】なお、図32に示す期間T3においては、
pMOSトランジスタ311はオン状態となるが、pM
OSトランジスタ308、309はオフ状態を維持する
ので、pMOSトランジスタ302、308、309、
311によるプルアップ動作が行われることはない。
【0259】また、図33に示すように、固定遅延回路
252のインバータ273から出力されるクロック/C
O5と固定遅延回路249のインバータ255から出力
されるクロックCI2とがHレベルで重なる期間はゲー
ト回路3段分の遅延時間以上となるので、NAND回路
318からpMOSトランジスタ319をパルス的にオ
ン状態とさせる電圧がパルス状に出力され、pMOSト
ランジスタ319がパルス的にオン状態とされると共
に、この場合、pMOSトランジスタ316、317は
オン状態とされているので、pMOSトランジスタ30
5、316、317、319によるプルアップ動作が行
われ、遅延時間制御電圧VCZの電圧は上昇する。
【0260】なお、図33に示す期間T4においては、
nMOSトランジスタ321はオン状態となるが、nM
OSトランジスタ322、323はオフ状態を維持する
ので、nMOSトランジスタ321〜323、307に
よるプルダウン動作が行われることはない。
【0261】したがって、固定遅延回路235から出力
されるクロックC235の位相が固定遅延回路167か
ら出力されるクロックC167の位相よりも遅れている
場合には、可変遅延回路184、186、200、20
2、216、218、232、234の遅延時間は短く
なるように制御され、固定遅延回路235から出力され
るクロックC235が固定遅延回路167から出力され
るクロックC167に同期するように遅延制御が行われ
る。
【0262】また、図34、図35は固定遅延回路23
5から出力されるクロックC235の位相が固定遅延回
路167から出力されるクロックC167の位相よりも
180°遅れている場合を示している。
【0263】この場合、図34の期間T5においては、
nMOSトランジスタ313〜315が全てオン状態と
なるので、nMOSトランジスタ313〜315、30
4によるプルダウン動作が期間T5(長時間)にわたっ
て行われ、遅延時間制御電圧VCの電圧は急速に下降す
る。
【0264】また、図35の期間T6においては、pM
OSトランジスタ316、317、319が全てオン状
態となるので、pMOSトランジスタ305、316、
317、319によるプルアップ動作が期間T6(長時
間)にわたって行われ、遅延時間制御電圧VCZの電圧
は急速に上昇する。
【0265】なお、この場合には、pMOSトランジス
タ308、309、311が全てオン状態となることは
なく、nMOSトランジスタ321〜323が全てオン
状態となる状態は回避されている。
【0266】したがって、固定遅延回路235から出力
されるクロックC235の位相が固定遅延回路167か
ら出力されるクロックC167の位相よりも180°遅
れている場合には、可変遅延回路184、186、20
0、202、216、218、232、234の遅延時
間が急速に短くなるように制御され、固定遅延回路23
5から出力されるクロックC235の位相が固定遅延回
路167から出力されるクロックC167の位相に急速
に近づくように遅延制御が行われる。
【0267】本発明の第8実施形態においては、8個の
可変遅延回路184、186、200、202、21
6、218、232、234はそれぞれ同一の回路構成
とされ、8個の固定遅延回路185、187、201、
203、217、219、233、235もそれぞれ同
一の回路構成とされており、しかも、固定遅延回路23
5から出力されるクロックC235が固定遅延回路16
7から出力されるクロックC167に同期するように制
御される。
【0268】したがって、固定遅延回路185から出力
されるクロックC185は、固定遅延回路167から出
力されるクロックC167に対して45°位相の遅れた
クロックとなり、固定遅延回路187から出力されるク
ロックC187は、固定遅延回路167から出力される
クロックC167に対して90°位相の遅れたクロック
となる。
【0269】また、固定遅延回路201から出力される
クロックC201は、固定遅延回路167から出力され
るクロックC167に対して135°位相の遅れたクロ
ックとなり、固定遅延回路203から出力されるクロッ
クC203は、固定遅延回路167から出力されるクロ
ックC167に対して180°位相の遅れたクロックと
なる。
【0270】また、固定遅延回路217から出力される
クロックC217は、固定遅延回路167から出力され
るクロックC167に対して225°位相の遅れたクロ
ックとなり、固定遅延回路219から出力されるクロッ
クC219は、固定遅延回路167から出力されるクロ
ックC167に対して270°位相の遅れたクロックと
なる。
【0271】また、固定遅延回路233から出力される
クロックC233は、固定遅延回路167から出力され
るクロックC167に対して315°位相の遅れたクロ
ックとなり、固定遅延回路235から出力されるクロッ
クC235は、固定遅延回路167から出力されるクロ
ックC167に対して360°位相の遅れたクロックと
なる。
【0272】この結果、可変遅延回路184、186、
200、202、216、218、232、234から
出力されるクロック、又は、固定遅延回路185、18
7、201、203、217、219、233、235
を構成するゲート回路のうち、終段のゲート回路以外の
所定のゲート回路の出力端に得られるクロックをクロッ
クを必要とする内部回路に供給する場合には、データ伝
達回路が存在する場合においても、プロセス条件や温度
変化や電源電圧の値に関わらず、メインクロックMCに
対して、0°、45°、90°、135°、180°、
225°、270°、315°の位相差を有するクロッ
クを内部回路に供給することができる。
【0273】例えば、固定遅延回路185の初段のイン
バータ192から出力されるクロックを、ゲート回路を
3段接続してなるデータ伝達回路を介してクロックを必
要とする回路に供給する場合には、プロセス条件や温度
変化や電源電圧の値に関わらず、固定遅延回路167か
ら出力されるクロックC167に対して45°の位相差
を有するクロックを内部回路に供給することができる。
【0274】このように、本発明の第8実施形態によれ
ば、メインクロックを遅延してなるクロックを必要とす
る回路に対して、プロセス条件や温度変化や電源電圧の
値に関わらず、位相精度の高いクロックを供給すること
ができる。
【0275】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、所定の
クロックを遅延してなるクロックを供給すべき回路に対
して、プロセス条件や温度変化や電源電圧の値に関わら
ず、位相精度の高いクロックを供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の要部を示す回路図であ
る。
【図2】本発明の第1実施形態が備える可変遅延回路の
第1構成例を示す回路図である。
【図3】本発明の第1実施形態が備える可変遅延回路の
第2構成例を示す回路図である。
【図4】本発明の第1実施形態の動作を示す波形図であ
る。
【図5】本発明の第2実施形態の要部を示す回路図であ
る。
【図6】本発明の第2実施形態の動作を示す波形図であ
る。
【図7】本発明の第3実施形態の要部を示す回路図であ
る。
【図8】本発明の第3実施形態の動作を示す波形図であ
る。
【図9】本発明の第4実施形態の要部を示す回路図であ
る。
【図10】本発明の第4実施形態の動作を示す波形図で
ある。
【図11】本発明の第5実施形態の要部を示す回路図で
ある。
【図12】本発明の第5実施形態の動作を示す波形図で
ある。
【図13】本発明の第6実施形態の要部を示す回路図で
ある。
【図14】本発明の第6実施形態の動作を示す波形図で
ある。
【図15】本発明の第7実施形態の要部を示す回路図で
ある。
【図16】本発明の第7実施形態の動作を示す波形図で
ある。
【図17】本発明の第8実施形態の要部を示す回路図で
ある。
【図18】本発明の第8実施形態が備える可変遅延回路
及び固定遅延回路の構成を示す回路図である。
【図19】本発明の第8実施形態が備える可変遅延回路
を構成する可変遅延インバータの構成を示す回路図であ
る。
【図20】本発明の第8実施形態が備える固定遅延回路
を構成するインバータの構成を示す回路図である。
【図21】本発明の第8実施形態が備える可変遅延回路
及び固定遅延回路の構成を示す回路図である。
【図22】本発明の第8実施形態が備える可変遅延回路
及び固定遅延回路の構成を示す回路図である。
【図23】本発明の第8実施形態が備える可変遅延回路
及び固定遅延回路の構成する可変遅延インバータの構成
を示す回路図である。
【図24】本発明の第8実施形態が備える可変遅延回路
及び固定遅延回路の構成を示す回路図である。
【図25】本発明の第8実施形態が備える位相比較器兼
チャージポンプ回路を駆動するクロックを生成する固定
遅延回路の構成を示す回路図である。
【図26】本発明の第8実施形態が備えるスタータ回路
の構成を示す回路図である。
【図27】本発明の第8実施形態が備える位相比較器兼
チャージポンプ回路及び遅延時間制御電圧生成平滑回路
の構成を示す回路図である。
【図28】本発明の第8実施形態が備える位相比較器兼
チャージポンプ回路の動作を示す波形図である。
【図29】本発明の第8実施形態が備える位相比較器兼
チャージポンプ回路の動作を示す波形図である。
【図30】本発明の第8実施形態が備える位相比較器兼
チャージポンプ回路の動作を示す波形図である。
【図31】本発明の第8実施形態が備える位相比較器兼
チャージポンプ回路の動作を示す波形図である。
【図32】本発明の第8実施形態が備える位相比較器兼
チャージポンプ回路の動作を示す波形図である。
【図33】本発明の第8実施形態が備える位相比較器兼
チャージポンプ回路の動作を示す波形図である。
【図34】本発明の第8実施形態が備える位相比較器兼
チャージポンプ回路の動作を示す波形図である。
【図35】本発明の第8実施形態が備える位相比較器兼
チャージポンプ回路の動作を示す波形図である。
【符号の説明】
MC メインクロック

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1のクロックを遅延してなる、前記第1
    のクロックと所定の位相差を有する第2のクロックを必
    要とする回路を備えると共に、前記第2のクロックを必
    要とする回路へのクロック伝送路に遅延時間をTAとす
    るゲート回路をm段接続してなるクロック伝達回路を有
    する半導体集積回路において、 可変遅延回路と、遅延時間をTAとするゲート回路をn
    段接続し(但し、n、mは、n>mを満足する正の整数
    である。)、初段のゲート回路の入力端を前記可変遅延
    回路の出力端に接続してなる固定遅延回路とを有し、前
    記可変遅延回路の出力端又は前記固定遅延回路のn−m
    段目のゲート回路の出力端を前記クロック伝達回路の入
    力端に接続し、前記第1のクロックを遅延させる遅延回
    路と、 前記固定遅延回路の終段のゲート回路の出力端に得られ
    る第3のクロックが前記第2のクロックに要求される位
    相となるように前記可変遅延回路の遅延時間を制御する
    遅延時間制御回路とを有する遅延同期ループ回路を備え
    ていることを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】第1のクロックを遅延してなる、前記第1
    のクロックと所定の位相差を有する第2のクロックを必
    要とする回路を備えると共に、前記第2のクロックを必
    要とする回路へのクロック伝送路に遅延時間をTAとす
    るゲート回路をm段接続してなるクロック伝達回路を有
    する半導体集積回路において、 可変遅延回路と、遅延時間をTAとするゲート回路をn
    段接続し(但し、n、mは、n>mを満足する正の整数
    である。)、初段のゲート回路の入力端を前記可変遅延
    回路の出力端に接続してなる固定遅延回路からなる複数
    のユニット遅延回路を縦列接続し、初段のユニット遅延
    回路の入力端を前記第1のクロックが印加されるノード
    に接続し、所定のユニット遅延回路の可変遅延回路の出
    力端又は所定のユニット遅延回路の固定遅延回路のn−
    m段目のゲート回路の出力端を前記クロック伝達回路の
    入力端に接続してなる遅延回路と、 終段のユニット遅延回路の固定遅延回路の終段のゲート
    回路の出力端に得られる第3のクロックが前記第1のク
    ロック又は前記第1のクロックと所定の位相差を有する
    第4のクロックに同期するように前記複数のユニット遅
    延回路の可変遅延回路の遅延時間を制御する遅延時間制
    御回路とを有する遅延同期ループ回路を備えていること
    を特徴とする半導体集積回路。
  3. 【請求項3】第1のクロックを遅延してなる、前記第1
    のクロックと所定の位相差を有する第2のクロックを必
    要とする回路を備えると共に、前記第2のクロックを必
    要とする回路へのクロック伝送路に遅延時間をTAとす
    るゲート回路をm段接続してなるクロック伝達回路を有
    する半導体集積回路において、 遅延時間をTLとするゲート回路をL段接続してなる第
    1の可変遅延回路と、遅延時間をTAとするゲート回路
    をn段接続し、初段のゲート回路の入力端を前記第1の
    可変遅延回路の出力端に接続してなる第1の固定遅延回
    路と、遅延時間をTLとするゲート回路をL段接続し、
    初段のゲート回路の入力端を前記第1の固定遅延回路の
    終段のゲート回路の出力端に接続してなる第2の可変遅
    延回路と、遅延時間をTAとするゲート回路をn段接続
    し、初段のゲート回路を前記第2の可変遅延回路の出力
    端に接続してなる第2の固定遅延回路とを有し、前記第
    1のクロックを遅延させる遅延回路と、前記第2の固定
    遅延回路の終段のゲート回路の出力端に得られる第3の
    クロックが前記第2のクロックに要求される位相となる
    ように前記第1、第2の可変遅延回路の遅延時間を制御
    する遅延時間制御回路とを有する遅延同期ループ回路
    と、 遅延時間をTAとするゲート回路をk段接続し、入力端
    を前記第1の可変遅延回路の出力端又は前記第1の固定
    遅延回路の2n+(TL/TA)L−m−k段目(但
    し、n、m、L、kは、n<m<(TL/TA)L+
    n、1<2n+(TL/TA)L−m−k<nを満足す
    る正の整数である。)のゲート回路の出力端に接続し、
    出力端を前記クロック伝達回路の入力端に接続してなる
    第3の固定遅延回路とを備えていることを特徴とする半
    導体集積回路。
  4. 【請求項4】第1のクロックを遅延してなる、前記第1
    のクロックと所定の位相差を有する第2のクロックを必
    要とする回路を備えると共に、前記第2のクロックを必
    要とする回路へのクロック伝送路に遅延時間をTAとす
    るゲート回路をm段接続してなるクロック伝達回路を有
    する半導体集積回路において、 遅延時間をTLとするゲート回路をL段接続してなる可
    変遅延回路と、遅延時間をTAとするゲート回路をn段
    接続し、初段のゲート回路の入力端を前記可変遅延回路
    の出力端に接続してなる固定遅延回路からなる複数のユ
    ニット遅延回路を縦列接続し、初段のユニット遅延回路
    の可変遅延回路の入力端を前記第1のクロックが印加さ
    れるノードに接続してなる遅延回路と、終段のユニット
    遅延回路の固定遅延回路の終段のゲート回路の出力端に
    得られる第3のクロックが前記第1のクロック又は前記
    第1のクロックと所定の位相差を有する第4のクロック
    に同期するように前記複数のユニット遅延回路の可変遅
    延回路の遅延時間を制御する遅延時間制御回路とを有す
    る遅延同期ループ回路と、 遅延時間をTAとするゲート回路をk段接続し、入力端
    を所定のユニット遅延回路の可変遅延回路の出力端又は
    所定のユニット遅延回路の固定遅延回路の2n+(TL
    /TA)L−m−k段目(但し、n、m、L、kは、n
    <m<(TL/TA)L+n、1<2n+(TL/T
    A)L−m−k<nを満足する正の整数である。)のゲ
    ート回路の出力端に接続し、出力端を前記クロック伝達
    回路の入力端に接続してなる第3の固定遅延回路とを備
    えていることを特徴とする半導体集積回路。
  5. 【請求項5】第1のクロックを遅延してなる、前記第1
    のクロックと所定の位相差を有する第2のクロックを必
    要とする回路を備えると共に、前記第2のクロックを必
    要とする回路へのクロック伝送路に遅延時間をTAとす
    るゲート回路をm段接続してなるクロック伝達回路を有
    する半導体集積回路において、 遅延時間をTLとするゲート回路をL段接続してなる第
    1の可変遅延回路と、遅延時間をTAとするゲート回路
    をn段接続し、初段のゲート回路の入力端を前記第1の
    可変遅延回路の出力端に接続し、2n+(TL/TA)
    L−m−k段目(但し、n、m、L、kは、n<m<
    (TL/TA)L+n、1<2n+(TL/TA)L−
    m−k<nを満足する正の整数である。)のゲート回路
    の出力端を前記クロック伝達回路の入力端に接続してな
    る第1の固定遅延回路と、遅延時間をTLとするゲート
    回路をL段接続し、入力端を前記第1の固定遅延回路の
    終段のゲート回路の出力端に接続してなる第2の可変遅
    延回路と、遅延時間をTAとするゲート回路をn段接続
    し、初段のゲート回路を前記第2の可変遅延回路の出力
    端に接続してなる第2の固定遅延回路とを有し、前記第
    1のクロックを遅延させる遅延回路と、前記第2の固定
    遅延回路の終段のゲート回路の出力端に得られる第3の
    クロックが前記第2のクロックに要求される位相よりも
    第3の固定遅延回路による遅延分だけ遅れた位相となる
    ように前記第1、第2の可変遅延回路の遅延時間を制御
    する遅延時間制御回路とを有する遅延同期ループ回路
    と、 遅延時間をTAとするゲート回路をk段接続し、前記遅
    延回路の上流側に配置され、前記遅延回路とともに前記
    第1のクロックを遅延させる前記第3の固定遅延回路と
    を備えていることを特徴とする半導体集積回路。
  6. 【請求項6】第1のクロックを遅延してなる、前記第1
    のクロックと所定の位相差を有する第2のクロックを必
    要とする回路を備えると共に、前記第2のクロックを必
    要とする回路へのクロック伝送路に遅延時間をTAとす
    るゲート回路をm段接続してなるクロック伝達回路を有
    する半導体集積回路において、 遅延時間をTLとするゲート回路をL段接続してなる可
    変遅延回路と、遅延時間をTAとするゲート回路をn段
    接続し、初段のゲート回路の入力端を前記可変遅延回路
    の出力端に接続してなる固定遅延回路からなる複数のユ
    ニット遅延回路を縦列接続し、所定のユニット遅延回路
    の2n+(TL/TA)L−m−k段目(但し、n、
    m、L、kは、n<m<(TL/TA)L+n、1<2
    n+(TL/TL)L−m−k<nを満足する正の整数
    である。)のゲート回路の出力端を前記クロック伝達回
    路の入力端に接続してなる遅延回路と、終段のユニット
    遅延回路の固定遅延回路の終段のゲート回路の出力端に
    得られる第3のクロックが前記初段のユニット遅延回路
    に入力される第4のクロック又はこの第4のクロックと
    所定の位相差を有する第5のクロックに同期するように
    前記複数のユニット遅延回路の可変遅延回路の遅延時間
    を制御する遅延時間制御回路とを有する遅延同期ループ
    回路と、 遅延時間をTAとするゲート回路をk段接続し、入力端
    を前記第1のクロックが印加されるノードに接続し、出
    力端を前記初段のユニット遅延回路の入力端に接続して
    なる第3の固定遅延回路とを備えていることを特徴とす
    る半導体集積回路。
  7. 【請求項7】第1のクロックを遅延してなる、前記第1
    のクロックと所定の位相差を有する第2のクロックを必
    要とする回路を備えると共に、前記第2のクロックを必
    要とする回路へのクロック伝送路に遅延時間をTAとす
    るゲート回路をm段接続してなるクロック伝達回路を有
    する半導体集積回路において、 遅延時間をTLとするゲート回路をL段接続してなる第
    1の可変遅延回路と、遅延時間をTAとするゲート回路
    をn段接続し、初段のゲート回路の入力端を前記可変遅
    延回路の出力端に接続してなる第1の固定遅延回路と、
    遅延時間をTLとするゲート回路をL段接続し、入力端
    を前記第1の固定遅延回路の終段のゲート回路に接続し
    てなる第2の可変遅延回路と、遅延時間をTAとするゲ
    ート回路をn段接続し、初段のゲート回路の入力端を前
    記可変遅延回路の出力端に接続してなる第2の固定遅延
    回路とを有し、前記第1のクロックを遅延させる遅延回
    路と、前記第2の固定遅延回路の終段のゲート回路の出
    力端に得られる第3のクロックが前記第2のクロックに
    要求される位相よりも第3の固定遅延回路による遅延分
    だけ遅れた位相となるように前記第1、第2の可変遅延
    回路の遅延時間を制御する遅延時間制御回路とを有する
    遅延同期ループ回路と、 遅延時間をTAとするゲート回路をk1段接続し、前記
    遅延回路の上流側に配置され、前記遅延回路とともに前
    記第1のクロックを遅延させる前記第3の固定遅延回路
    と、 遅延時間をTAとするゲート回路をk2段接続し、入力
    端を第1の可変遅延回路の出力端又は前記第1の固定遅
    延回路の2n+(TL/TA)L−m−k1−k2段目
    (但し、n、m、L、k1、k2は、n<m、1<2n
    +(TL/TA)L−m−k1−k2を満足する正の整
    数である。)のゲート回路の出力端に接続し、出力端を
    前記クロック伝達回路の入力端に接続してなる第4の固
    定遅延回路とを備えていることを特徴とする半導体集積
    回路。
  8. 【請求項8】第1のクロックを遅延してなる、前記第1
    のクロックと所定の位相差を有する第2のクロックを必
    要とする回路を備えると共に、前記第2のクロックを必
    要とする回路へのクロック伝送路に遅延時間をTAとす
    るゲート回路をm段接続してなるクロック伝達回路を有
    する半導体集積回路において、 遅延時間をTLとするゲート回路をL段接続してなる可
    変遅延回路と、遅延時間をTAとするゲート回路をn段
    接続し、初段のゲート回路の入力端を前記可変遅延回路
    の出力端に接続してなる固定遅延回路からなる複数のユ
    ニット遅延回路を縦列接続し、終段のユニット遅延回路
    の固定遅延回路の終段のゲート回路の出力端に得られる
    第3のクロックが前記初段のユニット遅延回路に入力さ
    れる第4のクロック又はこの第4のクロックと所定の位
    相差を有する第5のクロックに同期するように前記複数
    のユニット遅延回路の可変遅延回路の遅延時間を制御す
    る遅延時間制御回路とを有する遅延同期ループ回路と、 遅延時間をTAとするゲート回路をk1段接続し、入力
    端を前記第1のクロックが印加されるノードに接続し、
    出力端を前記初段のユニット遅延回路の入力端に接続し
    てなる第3の固定遅延回路と、 遅延時間をTAとするゲート回路をk2段接続し、入力
    端を所定のユニット遅延回路の可変遅延回路の出力端又
    は所定のユニット遅延回路の固定遅延回路の2n+L−
    m−k1−k2段目(但し、n、m、L、k1、k2
    は、n<m、1<2n+(TL/TA)L−m−k1−
    k2を満足する正の整数である。)のゲート回路の出力
    端に接続し、出力端を前記クロック伝達回路の入力端に
    接続してなる第4の固定遅延回路とを備えていることを
    特徴とする半導体集積回路。
  9. 【請求項9】前記可変遅延回路は、ソースを電源線に接
    続した第1のpチャネル絶縁ゲート型電界効果トランジ
    スタと、ソースを前記第1のpチャネル絶縁ゲート型電
    界効果トランジスタのドレインに接続した第2のpチャ
    ネル絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、ドレインを
    前記第2のpチャネル絶縁ゲート型電界効果トランジス
    タのドレインに接続し、ゲートを前記第2のpチャネル
    絶縁ゲート型電界効果トランジスタのゲートに接続した
    第1のnチャネル絶縁ゲート型電界効果トランジスタ
    と、ドレインを前記第1のnチャネル絶縁ゲート型電界
    効果トランジスタのソースに接続し、ソースを接地線に
    接続した第2のnチャネル絶縁ゲート型電界効果トラン
    ジスタとを備え、 前記第2のpチャネル絶縁ゲート型電界効果トランジス
    タのゲートと前記第1のnチャネル絶縁ゲート型電界効
    果トランジスタのゲートとの接続点をクロック入力ノー
    ド、前記第2のpチャネル絶縁ゲート型電界効果トラン
    ジスタのドレインと前記第1のnチャネル絶縁ゲート型
    電界効果トランジスタのドレインとの接続点をクロック
    出力ノードとされ、前記第1のpチャネル絶縁ゲート型
    電界効果トランジスタのゲートに第1の遅延時間制御電
    圧が印加され、前記第2のnチャネル絶縁ゲート型電界
    効果トランジスタのゲートに第2の遅延時間制御電圧が
    印加されるゲート回路を縦列接続して構成されているこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は
    8記載の半導体集積回路。
  10. 【請求項10】前記可変遅延回路は、ソースを電源線に
    接続した第1のpチャネル絶縁ゲート型電界効果トラン
    ジスタと、ソースを前記第1のpチャネル絶縁ゲート型
    電界効果トランジスタのドレインに接続した第2のpチ
    ャネル絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、ドレイン
    を前記第2のpチャネル絶縁ゲート型電界効果トランジ
    スタのドレインに接続した第1のnチャネル絶縁ゲート
    型電界効果トランジスタと、ドレインを前記第1のnチ
    ャネル絶縁ゲート型電界効果トランジスタのソースに接
    続し、ゲートを前記第1のpチャネル絶縁ゲート型電界
    効果トランジスタのゲートに接続し、ソースを接地線に
    接続した第2のnチャネル絶縁ゲート型電界効果トラン
    ジスタとを備え、 前記第1のpチャネル絶縁ゲート型電界効果トランジス
    タのゲートと前記第2のnチャネル絶縁ゲート型電界効
    果トランジスタのゲートとの接続点をクロック入力ノー
    ド、前記第2のpチャネル絶縁ゲート型電界効果トラン
    ジスタのドレインと前記第1のnチャネル絶縁ゲート型
    電界効果トランジスタのドレインとの接続点をクロック
    出力ノードとされ、前記第2のpチャネル絶縁ゲート型
    電界効果トランジスタのゲートに第1の遅延時間制御電
    圧が印加され、前記第1のnチャネル絶縁ゲート型電界
    効果トランジスタのゲートに第2の遅延時間制御電圧が
    印加されるゲート回路を縦列接続して構成されているこ
    とを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は
    8記載の半導体集積回路。
  11. 【請求項11】前記遅延制御回路は、スタータ回路と、
    一端を前記接地線に接続し、他端に前記第1の遅延時間
    制御電圧を生成する第1のキャパシタと、一端を前記電
    源線に接続し、他端に前記第2の遅延時間制御電圧を生
    成する第2のキャパシタと、前記スタータ回路に起動を
    制御され、遅延制御の基準となるクロックと、前記遅延
    同期ループ回路を構成する遅延回路の出力端から出力さ
    れるクロックとの位相差を比較して、前記第1のキャパ
    シタ及び前記第2のキャパシタの充放電を行う位相比較
    器兼チャージポンプ回路とを備え、 前記スタータ回路にスタータ信号が入力されたときは、
    前記位相比較器兼チャージポンプ回路は、所定のクロッ
    クサイクルが経過するまでは、前記第1のキャパシタ及
    び前記第2のキャパシタの充電のみを行い、前記所定の
    クロックサイクルが経過した後は、通常動作を行うよう
    に構成されていることを特徴とする請求項9又は10記
    載の半導体集積回路。
  12. 【請求項12】前記位相比較器兼チャージポンプ回路
    は、直列接続されたプルアップ素子をなす複数のpチャ
    ネル絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、直列接続さ
    れたプルダウン素子をなす複数のnチャネル絶縁ゲート
    型電界効果トランジスタとを備え、前記遅延同期ループ
    回路を構成する遅延回路に入力されるクロックと、前記
    遅延同期ループ回路を構成する遅延回路から出力される
    クロックと、前記遅延同期ループ回路を構成する遅延回
    路の所定のノードに出力されるクロックとを処理した複
    数のクロックにより前記複数のpチャネル絶縁ゲート型
    電界効果トランジスタ及び前記複数のnチャネル絶縁ゲ
    ート型電界効果トランジスタのオン、オフを制御され、
    前記第1のキャパシタの充放電を行う第1の位相比較器
    兼チャージポンプ回路と、 直列接続されたプルアップ素子をなす複数のpチャネル
    絶縁ゲート型電界効果トランジスタと、直列接続された
    プルダウン素子をなす複数のnチャネル絶縁ゲート型電
    界効果トランジスタとを備え、前記遅延同期ループ回路
    を構成する遅延回路に入力されるクロックと、前記遅延
    同期ループ回路を構成する遅延回路から出力されるクロ
    ックと、前記遅延同期ループ回路を構成する遅延回路の
    所定のノードに出力されるクロックとを処理した複数の
    クロックにより前記複数のpチャネル絶縁ゲート型電界
    効果トランジスタ及び前記複数のnチャネル絶縁ゲート
    型電界効果トランジスタのオン、オフを制御され、前記
    第2のキャパシタの充放電を行う第2の位相比較器兼チ
    ャージポンプ回路とを備えていることを特徴とする請求
    項7記載の半導体集積回路。
JP9058653A 1997-02-07 1997-03-13 半導体集積回路 Withdrawn JPH10254578A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6836165B2 (en) 2000-04-05 2004-12-28 Elpida Memory, Inc. DLL circuit and method of generating timing signals
JP2008010137A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Hynix Semiconductor Inc オーバードライブパルス発生器及びこれを備えるメモリ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6836165B2 (en) 2000-04-05 2004-12-28 Elpida Memory, Inc. DLL circuit and method of generating timing signals
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